JP5347857B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ビーコン信号を送信する親無線端末と前記ビーコン信号を受信し親無線端末と時間同期を取る1つないし複数の子無線端末から構成される無線システムに利用できる無線通信装置であって、子無線端末が先に設置され、後から親無線端末が設置された場合であっても、子無線端末が親無線端末のビーコンを検出してシステムに参入できる無線通信装置に関するものである。
ビーコンを送信する親無線端末からなる通信システムは、無線LANや固定無線アクセス(FWA:Fixed Wireless Access)事業者が提供する無線ネットワークシステム等で用いられている。一般に通信システムはインフラに相当する親無線端末が設置された後に、子無線端末が設置される場合がほとんどである。そして子無線端末が前記通信システムに参入し、親無線端末とIDの付与や交換する方法として例えば特許文献1や特許文献2がある。
特許文献1によれば、子無線端末は複数の親無線端末から送信される前記ビーコン信号を受信し最適な通信品質状態にある親無線端末に対して無線通信システムへの参入要求を送信し親機との間でネゴシエーションを行い親機からIPアドレスの付与を受けて通信システムに参入する、というものである。
また特許文献2によれば、子無線端末は親無線端末からのビーコン信号を一定時間内に受信しなかったと判断したときに、無線通信部に供給されている電力を遮断することにより親無線端末の存在を確認できなくなったときには無線通信を中止して省電力化を図る、というものである。
また公衆の移動通信システムなどにおいては親無線端末からのビーコン信号を受信できなくなった場合にはどれかの親無線端末からのビーコン信号を検出するまで子無線端末は連続受信状態を保持し、前記検出したビーコン信号を送信した親無線端末の通信システムに参入するという方法が取られている場合がある。
特開2007−181231号公報 特開2009−135708号公報
しかしながら、特許文献1は親無線端末が先に設置されていることを前提にしており、先に子無線端末を設置し、その後親無線端末を設置した場合についての記述はなく、先に設置された子無線端末が後から設置された親無線端末の通信システムへ参入するのに課題があった。
またビーコン信号を検出するまで子無線端末は連続受信状態を保持し、前記検出したビーコン信号を送信した親無線端末の通信システムに参入するという方法では子無線端末は連続受信状態にあるため、子無線端末の消費電力が大きくなるという課題があった。
また特許文献2には親無線端末のビーコン信号を受信できなくなったときには無線通信
を中止することが記載されているが、前記親無線機のビーコン信号が復活した場合や別の親無線機が設置された場合にどのように親無線機の通信システムに参入するのかという記述はなく前記親無線端末の無線システムへの参入に課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、簡単な構成、方法により先に子無線端末が設置された後に親無線端末が設置された場合であっても前記親無線端末の通信システムに即座に参入することができ、かつ子無線端末が前記通信システムに参入するまでの間の消費電力を低減できる無線通信装置、無線通信方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
自局の存在を知らせるビーコン信号を生成するビーコン生成手段と、前記ビーコン生成手段を起動してビーコンを定期的に送信するタイミングを制御するスロット制御手段と、前記ビーコン信号の長さに比べ10倍以上長くかつ自局の存在を知らせる信号である起動信号を送信する起動信号送信手段とで構成された無線通信装置である。
そして、省電力化のために間欠受信状態にある子無線端末に親無線端末の存在を知らせることができ、子無線端末は前記親無線端末の通信システムに参入することができることとなる。
本発明の無線通信装置、無線通信方法、及びプログラムを用いることにより、子無線端末が先に設置され、後から親無線端末が設置された場合であっても子無線端末の消費電力を増大させることなく前記子無線端末は前記親無線端末が設置されるとすぐに前記親無線端末の通信システムに参入することができる。
本発明の第一の実施の形態における無線システムの構成図 本発明の第一の実施の形態におけるビーコン信号送受信のシーケンス図 本発明の第一の実施の形態におけるスロット構成を示す図 本発明の第一の実施の形態における端末発呼信或いはポーリング信号フォーマットを示す図 本発明の第一の実施の形態における起動信号送信にかかわる無線通信装置の構成図 本発明の第一の実施の形態における起動信号受信にかかわる無線通信装置の構成図 本発明の第一の実施の形態における起動信号送受信のシーケンス図 本発明の第一の実施の形態における起動信号フォーマットを示す図 本発明の第二の実施の形態における起動信号送信のシーケンス図 本発明の第二の実施の形態における無線通信装置動作を示すフロー図 本発明の第二の実施の形態における無線通信装置動作を示すフロー図
第1の発明は、自局の存在を知らせるビーコン信号を生成するビーコン生成手段と、前記ビーコン生成手段を起動してビーコンを定期的に送信するタイミングを制御するスロット制御手段と、前記ビーコン信号の長さに比べ10倍以上時間的に長くかつ自局の存在を知らせる信号である起動信号を送信する起動信号送信手段とで構成された無線通信装置である。
そして、子無線端末が先に設置され省電力化のために間欠受信状態にあり、後から親無
線端末が設置された場合であっても子無線端末に親無線端末の存在を知らせることができよって子無線端末は前記親無線端末の通信システムに参入することができることとなる。
第2の発明は、自局の存在を知らせるビーコン信号を生成するビーコン生成手段と、前記ビーコン生成手段を起動してビーコンを定期的に送信するタイミングを制御するスロット制御手段と、前記ビーコン信号の長さに比べ10倍以上時間的に長くかつ自局の存在を知らせる信号である起動信号を送信する起動信号送信手段とで構成された無線通信装置より送信された前記ビーコン信号或いは前記起動信号を受信する無線通信装置であって、
前記ビーコン信号を受信できないときは前記起動信号の時間長より短い周期の間欠受信動作に移行して間欠的に前記起動信号の検出動作を行い、前記起動信号を受信した場合は前記間欠受信動作を中断して受信を継続し前記ビーコン信号の捕捉動作を行う構成とした無線通信装置である。
そして、子無線端末は消費電力を増大させることなく前記親無線端末が設置されるとすぐに前記親無線端末の通信システムに参入することができる。
第3の発明は、起動信号送信手段は、電源投入時に起動し前記起動信号を送信することを特徴とした無線通信装置である。
そして、親無線端末が設置され動作を開始するとすぐに起動信号を送信することができ、子無線端末を遅延なくシステムに参入させることができる。
第4の発明は、起動信号送信手段は、定期的に起動し前記起動信号を送信することを特徴とした無線通信装置である。
そして、子無線端末が起動信号の受信を見逃しても次のタイミングで送信される起動信号を受信することができ、子無線端末をシステムに参入させることができる。
第5の発明は、起動信号送信手段は、外部からの指示に基づき起動し前記起動信号を送信することを特徴とした無線通信装置である。
そして、親無線端末につながるセンターサーバからの指示で起動信号を送信させることができ、子無線端末をシステムに参入させることができる。
第6の発明は、間欠受信動作周期の整数倍の時間の間に起動信号を受信できない場合は前記間欠周期以上の時間受信動作を継続しビーコン信号の捕捉動作を行う構成とした無線通信装置である。
そして、長時間起動信号を受信できない場合は一時的に連続受信状態でビーコン信号の補足を行うことができ、前記起動信号の受信を見逃しても子無線端末はシステムに参入することができる。
第7の発明は、起動信号は、プリアンブル信号と起動信号であることを示す識別信号を含むブロックを単位ブロックとし前記単位ブロックを複数回繰り返す構成とした無線通信装置である。
そして、起動信号の補足において、雑音や起動信号以外の信号であるか起動信号であるかの識別を短時間で行うことができ、子無線端末の省電力化に寄与することができる。
第8の発明は、請求項1〜6のいずれか1の発明に記載の無線通信装置の少なくとも一
部をコンピュータに実現させるためのプログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、等のハードリソースを協働させて本発明の少なくとも一部を簡単なハードウェアで実現できる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
第9の発明は、ビーコン信号の長さに比べ10倍以上時間的に長くかつ自局の存在を知らせる信号である起動信号を送信する起動信号送信ステップと、前記起動信号送信ステップを実行後自局の存在を知らせるビーコン信号を生成するビーコン生成手段を起動してビーコンを定期的に送信するビーコン送信ステップとからなる無線通信方法である。
そして、子無線端末が先に設置され省電力化のために間欠受信状態にあり、後から親無線端末が設置された場合であっても子無線端末に親無線端末の存在を知らせることができよって子無線端末は前記親無線端末の通信システムに参入することができることとなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
まず最初に親無線端末がすでに設置され子無線端末が親無線端末の通信システムに参入あるいは参入済みの動作について説明する。
図1は本発明の無線通信装置を用いたシステムの一例である。同図において、101は親無線端末、102〜104は親無線端末101に属する子無線端末、201は親無線端末101に属する中継無線端末、202〜204は中継無線端末201に属する子無線端末、301は中継無線端末201に属する中継無線端末、302〜304は中継無線端末301に属する子無線端末、401は中継無線端末301に属する中継無線端末である。
親無線端末101、中継無線端末201、301、401はビーコン信号を定期的に送信し、親無線端末101、中継無線端末201、301、401のそれぞれに属する各子無線端末は前記ビーコン信号を受信することにより各無線端末は親無線端末101、中継無線端末201、301、401の時計に同期を取ることができる。そして各子無線端末は属する親無線端末101、中継無線端末201、301、401が送信するタイミングで間欠受信を行い、属する親無線端末101、中継無線端末201、301、401が受信するタイミングで端末発呼通信を行うことができる。
以下、図1及び図2を参照しながら本発明の無線通信装置の動作について説明する。図2(A)は親無線端末101が定期的に送信するビーコン信号の様子を示す図である。親無線端末101は図2(A)に示すように時間T1秒ごとにビーコン信号1とビーコン信号2を交互に送信する。
ビーコン信号1は2×T1秒毎のタイミングで即座に送信される。一方、ビーコン信号2はビーコン信号1の送信タイミングからT1秒後のタイミングを基点にランダムな時間T3秒(ただし、T3秒<T2秒<T1秒とする)待って送信される。例えばT1は4秒、T2は100m秒、T3は10m秒×n、nは0〜9の間の整数でランダムに選ばれる。またビーコン信号1及び2の送信時間は10ms以下に設定されている。
子無線端末102〜104及び中継無線端末201は図2(A)に示すビーコン信号を受信する。最初子無線端末102〜104及び中継無線端末201はどのタイミングでビーコン信号が送信されるか分からないためT1秒以上の時間にわたり受信動作を継続する。T1秒以上の時間、受信動作を継続すれば必ずビーコン信号1或いはビーコン信号2を
受信することができる。また、T1秒以上の時間、受信動作を継続すれば親無線端末101からのビーコン信号を受信する以外に、中継無線端末201、301、401からのビーコン信号を受信する場合も考えられる。複数のビーコン信号を受信した場合は、ビーコン信号レベルが所定レベル以上であって、中継段数の最も少ない無線端末のビーコン信号に時計を合わせる。例えば、中継無線端末401⇒中継無線端末301⇒中継無線端末201⇒親無線端末101の順番で中継段数が少なくなっていく。親無線端末101は中継段数0でありもっとも中継段数が少ない。
ビーコン信号2を受信した場合にはランダムな時間T3秒の遅延がある。ビーコン信号2を受信して親無線端末101のビーコン信号1の送信タイミングに同期を取る子無線端末102〜104にとってランダムな時間T3がいくつなのか分からないとT1ごとのビーコン信号1或いはビーコン信号2の送信タイミングの基点が分からない。そこでビーコン信号2を送信する親無線端末101はビーコン信号2の信号フォーマットの中にランダムな遅延時間T3がいくつであるかという情報を挿入してビーコン信号2を送信する。そしてビーコン信号2を受信する子無線端末102〜104はビーコン信号2の信号フォーマット中に含まれるランダムな遅延時間T3の情報を用いてT3秒を補正してT1秒のタイミングの基点を算出することができる。上記動作により子無線端末102〜104は親無線端末101のビーコン送信タイミングT1秒に同期することができる。そしてビーコン信号1が送信されるタイミングで間欠受信動作を行い、ビーコン信号1を受信する。
図2(B)に親無線端末101が送信するビーコン信号と子無線端末102〜104が前記ビーコン信号を受信するタイミングの動作を示す。図2(B)(1)に示すように親無線端末101はビーコン信号1とビーコン信号2を交互に送信する。子無線端末102〜104及び中継無線端末201は図2(B)(2)に示すようにビーコン信号1のタイミングの整数倍の周期で間欠受信している。そしてビーコン信号1を検出した場合は次の間欠受信タイミングでビーコン信号1の検出動作を行う。もしビーコン信号1が検出できなかった時は、次のビーコン信号2のタイミングで起き上がりビーコン信号2を受信し、同期を取り直す。
ここで、図1に示すシステムが親無線端末101の近傍に複数あった場合を考える。各システムは同期しておらず、各システムから送信されるビーコン信号は非同期状態にある。ビーコン信号送信間隔T1は4秒、ビーコン送信時間は10m秒とするとビーコン送信のデューティ比は1/400であり、各システムから送信されるビーコン信号同士が非同期であってもぶつかる確率は低い。しかしながら各システムのビーコン送信間隔T1には若干の時計誤差があるため時間経過とともに徐々に各システムから送信されるビーコン信号のタイミングがずれていき、いつかビーコン信号送信のタイミングが一致してしまうことが考えられる。
一度タイミングが一致すると時計誤差でタイミングがずれていくまで長時間にわたりビーコン信号1が衝突状態になる。しかしながらビーコン信号2はランダムな遅延時間T3で送信されるため例え各システムのビーコン送信タイミングが一致してしまった場合でもビーコン信号2が衝突する確率は低くなる。そしてビーコン信号2が連続して衝突する確率はもっと低くなる。すなわち、たとえ各システムのビーコン送信タイミングが一致してしまい、ビーコン信号1が衝突して検出できない状態が続いた場合でも、ビーコン信号2は衝突しないため各親無線端末101に属する子無線端末102〜104及び中継無線端末201は親無線端末101のビーコン信号2を検出して親無線端末101の時計に同期させることができる。
図2(C)はビーコン信号の信号フォーマットとビーコン受信方法を説明する図である。図2(C)の(1)はビーコン信号の信号フォーマット、図2(C)の(2)はビーコ
ン受信方法である。図2(C)の(1)のビーコン信号フォーマットは図2(A)に示すT1秒毎に送信されるビーコン信号1及び2の信号フォーマットである。図2(C)の(2)に示す受信方法は図2(B)の(1)のタイミングでビーコン信号1或いはビーコン信号2を受信する時の受信方法である。
ビーコン信号の信号フォーマットは”1010・・・・・”の繰り返しからなる冗長ビットと、ビーコン信号1或いはビーコン信号2から構成されている。なおビーコン信号1或いはビーコン信号2の信号フォーマットは図に記載していないが、”1010・・・・・”の繰り返しからなるビット同期信号と、データの先頭を見つけるためのフレーム同期信号と、時計同期を取るための制御信号とから成り立っている。冗長ビット長はT4秒である。
子無線端末102〜104及び中継無線端末201が親無線端末101のビーコン信号1を検出して時計同期を取ったとしても次のビーコン信号1を受信するまでの間に親無線端末101に内蔵されている時計と子無線端末102〜104及び中継無線端末201がそれぞれ内蔵している時計との間で若干時計誤差が生じる。
一般に無線端末に内蔵される時計の基準発振源として水晶振動子を用いて発生させた水晶発振信号が用いられる。前記水晶振動子で発振させた発振周波数誤差は温度変化等を考慮すると最大±100ppmである。さらにビーコン信号を送信する無線端末の発振周波数誤差が最大±100ppmであり、前記ビーコン信号を受信する無線端末の発振周波数誤差も最大±100ppmであるとすると、ビーコン信号送信側とビーコン信号受信側の相対発振周波数誤差は最大±200ppmである。
例えばT1=4秒、ビーコン信号1は2×T1=8秒ごとに送信され、子無線端末102〜104及び中継無線端末201は8×T1=32秒ごとに前記ビーコン信号1を受信したとすると32秒間における親無線端末101と子無線端末102〜104及び中継無線端末201との間の最大時計誤差は32秒×±200ppm=±6.4m秒である。そこで±6.4m秒の最大時計誤差が発生したとしてもビーコン信号1を確実に受信できるように子無線端末102〜104及び中継無線端末201はビーコン信号1の送信タイミングより6.4m秒早めに送受信手段12の電源をONしタイムアウト時間T6を設定する。そしてT5秒間隔でT6秒間、間欠受信動作を繰り返す。
最大時計誤差をXとした場合、Xは子無線端末102〜104及び中継無線端末201がビーコン信号1を受信する受信周期によって変わってくる。前記受信周期は2×T1×N(Nは任意の整数)であり、最大時計誤差±XはX=2×T1×N×200ppmで計算される。従ってビーコン信号1を受信する前記受信周期を考慮し、子無線端末102〜104及び中継無線端末201はビーコン信号1の送信タイミングより前記計算式で計算される最大時計誤差Xだけ早めに送受信手段12の電源をONするように設定し、タイムアウト時間をT6に設定する。そしてT5秒間隔でT6秒間、間欠受信動作を繰り返す。T5<T4に設定されている。
T6は最大時計誤差±Xを考慮して2×X<T6に設定される。子無線端末102〜104及び中継無線端末201はT6秒の間に必ず長さT4の冗長ビットを検出しビーコン信号1を受信できる。そして子無線端末102〜104及び中継無線端末201はT4の冗長ビットを検出するとタイムアウト時間T6をキャンセルし受信を継続する。ビーコン信号1は10m秒程度であり、消費電流を考慮し最大時計誤差±Xは一般にビーコン信号1の長さ10m秒より小さく設定される。よってT6のタイムアウト時間もビーコン信号1の長さ10m秒のせいぜい2倍までである。
次に、ビーコン信号1が受信できなくてビーコン信号2を受信する場合について考える。ビーコン信号2の冗長ビットもT4の長さである。そして子無線端末102〜104及び中継無線端末201は、ビーコン信号1受信の場合と同様に、最大時計誤差±Xを吸収するため子無線端末102〜104及び中継無線端末201はビーコン信号1の送信タイミングより最大時計誤差Xだけ早めに送受信手段12の電源をONしタイムアウト時間T7を設定する。そしてT5秒間隔でT7秒間、間欠受信動作を繰り返す。T5<T4に設定されている。T7は最大時計誤差±X+ランダム遅延時間の最大値T2を考慮して(2×X+T2)<T7に設定される。子無線端末102〜104及び中継無線端末201はT7秒の間に必ず長さT4の冗長ビットを検出しビーコン信号2を受信できる。本例ではT2は最大90m秒であり、Xは10m秒程度であるのでT7は110m秒より少し大きな値に設定される。
なお図2(C)に示すビーコン送信タイミングとビーコン受信タイミングは、ビーコン信号送信側である親無線端末101とビーコン受信側である子無線端末102〜104及び中継無線端末201との間の相対時計誤差が零の場合であり、前記相対誤差が零でない場合はビーコン送信タイミングがビーコン受信タイミングに対して最大時計誤差±Xの間で前後にずれる。
以上述べたようにT6はビーコン信号1を受信する場合のタイムアウト時間、T7はビーコン信号2を受信する場合のタイムアウト時間である。
以上説明したように子無線端末102〜104及び中継無線端末201は時計誤差±Xより少し長めのT6秒の間、T5秒毎に間欠受信をすればビーコン信号1同士の衝突がない限りビーコン信号1を確実に検出できるため、ビーコン信号1受信のために起きている時間を短くでき電力の消費を抑えることができる。
そして、ある期間ビーコン信号1が衝突して検出できなかったときのみ最大時計誤差±X+ランダム遅延時間の最大値T2より少し長めのT7秒の間、T5秒毎に間欠受信することになるが、ビーコン信号2を受信に行く回数はビーコン信号1を受信に行く回数に比べ非常に小さい。さらにビーコン信号2を受信する場合もT5秒毎の間欠受信を行うため全体の電力消費に与えるビーコン信号2の受信の影響は微々たるものである。
以上説明したように、親無線端末101の近傍に複数の非同期なシステムが存在し、たまたまビーコン送信タイミングが一致してしまった場合であっても、ビーコン信号2の存在により親無線端末101に属する子無線端末102〜104及び中継無線端末201は親無線端末101と時計同期を取ることができる。そして通常は一定の周期T2で送信されるビーコン信号1により時計同期を取るように構成されているため電力消費を抑えることができる。すなわち妨害に強いことと電力消費を抑えることの両立を図ることができる。
次に中継無線端末201は親無線端末101に時計同期を取るとともに、親無線端末101と同様の方法でビーコン信号を送信する。図3は親無線端末101と中継無線端末201、301、401のビーコン送信の関係を示す図である。
各無線端末は上位用スロットと下位用スロットの2種類のスロットを有している。親無線端末101は上位がないので下位用スロットのみである。上位用スロットは上位の無線端末との通信のためのスロット、下位用スロットは下位の無線端末との通信のためのスロットである。親無線端末101の下位用スロットで通信を行う無線端末は子無線端末102〜104及び中継無線端末201である。親無線端末101の下位用スロットの位置に子無線端末102〜104及び中継無線端末201の上位用スロットが同期している。以
下同様に図3(A)に示す関係になっている。
上位用(或いは下位用)スロットの構成を図3(B)に示す。スロット長は例えば2秒である。そしてスロットはさらにビーコンスロット、子機発呼スロット、ポーリングスロットの3つのスロットから構成されている。例えばビーコンスロットは100m秒、子機発呼スロットは900m秒、ポーリングスロットは1000m秒である。ビーコン信号1及びビーコン信号2は下位用スロットの中のビーコンスロットから送信され、上位用スロットの中のビーコンスロットで受信される。ビーコン信号1は前記ビーコンスロットの先頭で送信され、ビーコン信号2はビーコンスロット100m秒の中でランダムなタイミングで送信される。
ビーコン信号1及びビーコン信号2が送信されるタイミングを図3(A)に示す。例えば、親無線端末101がビーコン信号1を送信し、中継無線端末201が送信されたビーコン信号1を受信すると時計同期を親無線端末101に合わせスロットのタイミングを補正する。そして中継無線端末201は次の下位用スロットでビーコン信号1を送信する。ビーコン信号1とビーコン信号2は下位用スロットを用いて交互に送信される。以下同様の動作で下位の中継無線端末は上位の中継無線端末からのビーコン信号を受信し時計同期を取ってスロットのタイミングを補正し、下位に対してビーコン信号を送信する。
子無線端末に発呼が生じデータを上位の無線端末に送りたい場合は、子機発呼スロットの先頭で子機発呼信号の送信を開始する。上位の親無線端末101或いは中継無線端末201、301、401は下位の無線端末からの子機発呼信号を受信できるように下位用スロットの中の子機発呼スロットの先頭の子機発呼信号が送信されるタイミングで間欠受信を行い、子機発呼信号がないと判断した場合には即座に受信を中止する。中継無線端末201、301、401で下位の無線端末より子機発呼信号を受信した場合には上位の親無線端末101或いは上位の中継無線端末に対して次の上位用スロットの中の子機発呼スロットの先頭で前記受信した子機発呼信号を上位に送信する。このようにして例えば子無線端末401で発生した子機発呼信号は中継無線端末301に送られ、さらに中継無線端末301は前記子機発呼信号を中継無線端末201を介して親無線端末101に送ることができることとなる。
親無線端末101からのポーリング信号を子無線端末301に送りたい場合について説明する。親無線端末101は下位用スロットの中のポーリングスロットの先頭でポーリング信号の送信を開始する。子無線端末102〜104及び中継無線端末201は親無線端末101からのポーリング信号を受信できるように上位用スロットの中のポーリングスロットの先頭のポーリング信号が送信されるタイミングで間欠受信を行い、ポーリング信号がないと判断した場合には即座に受信を中止する。ポーリング信号を受信した中継無線端末201は下位用スロットの中のポーリングスロットの先頭でポーリング信号の送信を開始する。以下同様の動作で中継無線端末301を介して子無線端末301にポーリング信号が送られる。
図4(A)は子機発呼信号或いはポーリング信号フォーマット図である。図4(B)は図4(A)の信号フォーマットの中の繰り返しヘッダーの構成要素を示す図である。
子機発呼信号或いはポーリング信号は繰り返しヘッダーに続いてビット同期信号、フレーム同期信号、データという構成である。前記データの中には制御信号や送信元や送信先を示す識別符号(以下IDと呼ぶ)なども含まれる。
図4(B)に示すように繰り返しヘッダーはビット同期信号、フレーム同期信号、簡易IDを構成要素とし、前記構成要素を複数回繰り返し伝送する構成である。簡易IDはI
Dを簡略化し短縮したものである。例えばIDは48ビット、簡易IDはIDの下1バイトを取った8ビットである。
子無線端末102〜104、202〜204、302〜304にとってビーコン信号1の受信はビーコン信号1が送信される複数回に1回ごとの受信である。ビーコン信号1の受信は時計同期のためであるのでそれほど頻繁に受信を行う必要はない。
例えばビーコン信号1送信周期8秒として100回ビーコン信号1が送信されるごとにビーコン信号1の受信を行った場合、800秒毎の受信となる。それに対してポーリング信号の受信はリアルタイム性を考慮した場合間欠受信周期をできるだけ短くしたい。すなわち上位用スロット毎のタイミングである4秒周期で間欠受信動作を行う。
子無線端末102〜104、202〜204、302〜304は電池で駆動される場合が考えられ電力消費を抑えることが重要である。そこで、4秒周期の間欠受信においてキャリア検出動作を行いキャリアがないときには即座に受信を中断したい。しかしながら親無線端末101や上位の中継無線端末との間で時計誤差があるとキャリア検出動作を行ったタイミングがポーリング信号の送信タイミングとずれている場合があり、その場合キャリア検出できないこととなり、通信が失敗する。それを回避するのが繰り返しヘッダーの役目である。
繰り返しヘッダーの長さはビーコン受信により時計同期を行う周期800秒の間の最大時計誤差Xより長く設定される。そして時計誤差がない状態においては繰り返しヘッダーの真ん中でキャリア検出するように受信タイミングが設定されている。このように設定することにより最大時計誤差±Xが発生しても繰り返しヘッダーのどこかでキャリア検出を行い、簡易IDにより概略的に受信すべき信号かどうかを判断できる。
中継無線端末201、301、401及び親無線端末101は一般にAC電源であり、消費電力を気にする必要はないが、子無線端末102〜104、202〜204、302〜304と同様に繰り返しヘッダーのところでキャリア検出するように構成している。
次に本発明のポイントである先に子無線端末が設置されていて、後から親或いは中継無線端末が設置された場合について図7を参照しながら説明する。具体例として図1において子無線端末302が設置されているが中継無線端末301が未設置の場合について考える。図7(A)は子無線端末302の動作を説明するシーケンス図、図7(B)は中継無線端末301の動作を説明するシーケンス図である。
子無線端末302は親無線端末101及び中継無線端末201が送信するビーコン信号を受信することができない場所に設置されている。子無線端末302はビーコン信号を受信できないため親無線端末101や中継無線端末201の時計とは独立に子無線端末302に内蔵された時計により、間欠受信周期T10で間欠受信動作を行っている。
図7(A)において(1)が間欠受信周期T10で行う間欠受信を示している。間欠受信周期T10は消費電力を低減するために少なくともビーコン信号の信号長に比べ10倍以上長い時間に設定されている。例えばビーコン信号長が10m秒程度であるのに対し、間欠受信周期T10は100m秒に設定されている。またT10はビーコン送信間隔T1と同じにしても良いし、T1の整数倍であっても良い。
上記状態において中継無線端末301が設置された場合について説明する。中継無線端末301が設置され中継無線端末301の電源がONし動作を開始すると中継無線端末301は最初に起動信号を送信する。図7(B)において、(5)は中継無線端末301の
電源がONしたタイミングを示し、(6)が起動信号の送信を示している。起動信号(6)の信号長はT11であり、T11>T10に設定されている。そのため、子無線端末302は間欠受信動作のタイミングで必ず前記起動信号(6)を受信することができる。(2)は子無線端末302が起動信号(6)を受信したことを示している。子無線端末302は起動信号(6)を受信し終わっても受信を継続して起動信号(6)に続いて中継無線端末301より送信されるビーコン信号(7)の補足を行う。そしてビーコン信号(7)を補足すると子無線端末302は参入要求信号(3)を中継無線端末301に送信する。中継無線端末301は子無線端末302からの参入要求信号(3)を受信(8)すると子無線端末302に対して参入許可やIDの割り当て等の応答信号(9)を送信する。子無線端末302は応答信号(9)を受信(4)することにより中継無線端末301につながる形で図1のシステムに参入することができる。
なお、参入要求信号(3)の送信は図3における子機発呼スロットで行う。そして応答信号(9)の送信は子機発呼スロットの中で行っても良いし、ポーリングスロットで行っても良い。
図8(A)は起動信号(6)の信号フォーマットを示している。起動信号(6)は単位ブロックの繰り返しから構成されている。単位ブロックは図8(B)に示すように「101010・・・」のように「0」と「1」の繰り返しからなるビット同期信号と呼ばれるプリアンブル信号とデータの頭を示すフレーム同期信号と識別信号から構成されている。識別信号は起動信号であることを示す信号である。
なお識別信号として中継無線端末あるいは親無線端末であることを示す機器種別情報などのように受信した子無線端末が起動信号であると認識できる情報を含んだ信号であればよい。
またフレーム同期信号の符号パターンを工夫し起動信号独自の符号パターンとして受信側で前記符号パターンを検出すれば起動信号であると認識できるようにすることもできる。フレーム同期信号の符号パターンで起動信号であると認識できるようにした場合にはフレーム同期信号に続く識別信号は省略可能である。
中継無線端末301の電源がONするタイミングで起動信号を送信する例で説明したが、他のタイミングで起動信号を送信することもできる。図9は中継無線端末301が動作開始後、定期的に起動信号を送信する場合のシーケンス図である。同図において(7)がT1ごとに送信されるビーコン信号、(6)が起動信号である。起動信号(6)はT12ごとに送信される。T12はT1の整数倍に設定されている。そして例えばT12は1日という長い時間である。
また起動信号(6)が送信されるタイミングは、親無線端末101或いは親無線端末101が接続されているセンターサーバ(図1には図示していない)からの指示を中継無線端末301が受けたときに送信するようにしてもよい。
また子無線端末302は、図7(A)に示すように起動信号(6)を受信できるまで間欠受信周期T10で間欠受信動作(1)を行っている。図7(A)の例では子無線端末302は起動信号(6)を受信しているが、間欠受信周期T10の整数倍の時間待っても起動信号(6)を受信できないときにはビーコン信号送信間隔T1よりも長い時間受信動作を行い、ビーコン信号の捕捉を試みる。すなわち起動信号(6)を受信できなければ、間欠受信周期T10の整数倍の時間周期T11(図示せず)でビーコン信号送信間隔T1よりも長い時間受信動作を行い、ビーコン信号の捕捉を試みる動作を行う。
図5、図6は以上説明した本発明の無線通信装置の動作を実現するためのブロック構成図の一例である。起動信号を送信する親無線端末101或いは中継無線端末201、301、401は図5に示すブロック構成を搭載している。また起動信号を受信する子無線端末102〜104、202〜204、302〜304、及び中継無線端末201、301、401は図3に示すブロック構成を搭載している。
図5に示す無線通信装置の各手段とその動作について説明する。1はアンテナ、2は送受信手段、3はビーコン生成手段、4はスロット制御手段、5は起動信号送信手段、6は制御手段である。制御手段7は無線通信装置全体の時間管理や各手段の制御を行う。スロット制御手段は図2に示すビーコン信号1やビーコン信号2の送信タイミングなどの送信スロット制御を行う。ビーコン生成手段3はスロット制御手段4の制御の元にビーコン信号1やビーコン信号2を生成し、送受信手段2を介して送信する。起動信号送信手段5は制御手段6からの指示で図8に示す起動信号を送受信手段2を介して送信する。制御手段6の指示で起動信号送信手段5から送信される起動信号は図7及び図9に示す(6)である。
次に図6に示す無線通信装置の各手段とその動作について説明する。11はアンテナ、12は送受信手段、13はビーコン受信手段、14はビーコン受信手段、15は間欠受信制御手段、16は起動信号受信手段、17は制御手段である。制御手段17は無線通信装置全体の時間管理や各手段の制御を行う。起動信号を受信できるまでは間欠受信手段15の動作により図7或いは図9に示すT10秒ごとの間欠受信動作(1)を行う。起動信号受信手段は、間欠受信手段15の動作で間欠受信動作(1)を行ったときに起動信号(6)があるかどうかの検出を行い、起動信号(6)を受信する動作を行う。そして起動信号(6)を受信した場合は制御手段17を介して間欠受信手段15の動作を停止しビーコン受信制御手段14及びビーコン受信手段13を動作させてビーコン信号の補足動作を行う。
図10は図5に示す本発明の無線通信装置動作を示すフローチャートの一例である。以下図10に従いその動作を再度説明する。
まず、無線通信装置の電源がONされると(ステップ110)、起動信号送信手段5は図7に示す起動信号(6)を送受信手段2に対して送信し(ステップ111)、その後にビーコン信号(7)を送信する(ステップ112)。
ビーコン信号(7)の送信を終えると、送受信手段2は受信状態に移行し、参入要求信号(3)があるかどうかの受信動作(8)を行う(ステップ113)。ステップ113において、送受信手段2が参入要求信号(3)を受信した場合は、送受信手段2は応答信号(9)を送信する(ステップ114)。
ステップ113において、参入要求信号(3)を受信できなかった場合は、ビーコン定期送信モードに移行する(ステップ115)。ビーコン定期送信モードとは、図2に示すビーコン信号を周期T1で定期的に送信するモードである。
図11は図6に示す本発明の無線通信装置動作を示すフローチャートの一例である。以下図11に従いその動作を再度説明する。
まず、無線通信装置の電源がONされると(ステップ120)、送受信手段12は図2に示す定期的に送信されるビーコン信号を受信するためにT1秒以上の時間、受信動作を継続しビーコン信号の補足を行う(ステップ121)。ステップ121でビーコン捕捉動作を行っている期間にビーコン信号があるかどうかの検出を行う(ステップ122)。そ
して、ステップ122において、ビーコン受信手段13がビーコン信号を検出した場合は、送受信手段12を介して参入要求信号(3)を送信し(ステップ123)、受信状態に移行し、応答信号(9)のための受信動作(4)を行い(ステップ124)、その後ビーコン定期受信モードに移行する(ステップ125)。
ビーコン定期受信モードとは、図2に示すビーコン信号に同期して定期的にビーコン信号を受信するモードである。
また、ステップ122において、ビーコン受信手段13がビーコン信号を検出しない場合は、送受信手段12は図7(A)に示すように周期T10で間欠受信動作を行う。そして間欠受信動作においてステップ122の判定を行う(ステップ126)。
本発明の無線通信装置、無線通信方法はガス自動検針システムなどに用いることができる。子無線端末102〜104、202〜204、302〜304にはガスメータが接続され、親無線端末101からのポーリング通信により子無線端末102〜104、202〜204、302〜304に接続されたガスメータのガス検針データを親無線端末101に収集することができる。そして収集されたガス検針データを親無線端末101に接続された公衆回線を用いてセンター装置に送ることができる。また中継無線端末201、301、401も子無線端末としての機能を有しガスメータが接続されてもよい。
ガスメータは10年ごとに定期的に取替えを行う。ガスメータの取替えにあわせて子無線端末を設置していき、ガスメータへの子無線端末がある程度進んだ段階において親無線端末などのインフラを整備していく手順が考えられている。このような設置手順において本発明の無線通信装置、無線通信方法、及びプログラムは大変有用である。
以上のように本発明にかかる無線通信装置、無線通信方法、及びプログラムは、子無線端末が先に設置され、後から親無線端末が設置された場合であっても子無線端末の消費電力を増大させることなく前記子無線端末は前記親無線端末が設置されるとすぐに前記親無線端末の通信システムに参入することができる無線通信システムを構築できる。
1 アンテナ
2 送受信手段
3 ビーコン生成手段
4 スロット制御手段
5 起動信号送信手段
6 子機発呼通信手段
7 制御手段
11 アンテナ
12 送受信手段
13 ビーコン受信手段
14 ビーコン受信制御手段
15 間欠受信手段
16 起動信号受信手段
17 制御手段
101 親無線端末
102〜104、202〜204、302〜304 子無線端末

Claims (2)

  1. 自局の存在を知らせるビーコン信号を生成するビーコン生成手段と、
    前記ビーコン生成手段を起動してビーコンを定期的に送信するタイミングを制御するスロット制御手段と、
    前記ビーコン信号の長さに比べ10倍以上長くかつ自局の存在を知らせる信号である起動信号を送信する起動信号送信手段とで構成された無線通信装置より送信された前記ビーコン信号或いは前記起動信号を受信する無線通信装置であって、
    前記ビーコン信号を受信できないときは前記起動信号の時間長より短い周期の間欠受信動作に移行して間欠的に前記起動信号の検出動作を行い、
    前記起動信号を受信した場合は前記間欠受信動作を中断して受信を継続し前記ビーコン信号の捕捉動作を行う構成とし、
    間欠受信動作周期の整数倍の時間の間に起動信号を受信できない場合は前記間欠受信動作周期以上の時間受信動作を継続しビーコン信号の捕捉動作を行う構成とした無線通信装置。
  2. 起動信号は、プリアンブル信号と起動信号であることを示す識別信号を含むブロックを単位ブロックとし前記単位ブロックを複数回繰り返す構成とした請求項1記載の無線通信装置。
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