JP6206717B2 - 通信システム、およびそれに用いられる熱線センサ端末 - Google Patents

通信システム、およびそれに用いられる熱線センサ端末 Download PDF

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Description

本発明は、通信フレームを用いて無線通信する通信システム、およびそれに用いられる熱線センサ端末に関するものである。
コーディネータである親機とエンドデバイスである子機とが互いに無線通信を行う通信システムが従来からある。このような通信システムでは、ビーコン信号を先頭に設けた通信フレームF100(図22参照)が用いられる。
通信フレームF100は、例えば31個のタイムスロットで構成された仮想的な通信時間割りであり、ネットワーク上の各通信端末は、任意の時間ではなく、所定のタイミングにのみ送受信可能となる。31個のタイムスロットは、通信フレームF100の先頭に設けられた1個のビーコンスロットTS101と、ビーコンスロットTS101に続いて設けられた30個のデータスロットTS102とで構成される。ビーコンスロットTS101は、親機から子機への下り方向にビーコン信号が送信されるタイムスロットであり、ビーコン信号は、親機−子機間の通信同期に用いられる。データスロットTS102は、子機から親機への上り方向に信号が送信されるタイムスロットであり、さらに必要に応じて、この上り方向の信号を受信した親機から下り方向の信号が同一のタイムスロット内で返信される。
親機は、ビーコンスロットTS101を用いてビーコン信号を送信する。子機は、ビーコン信号を受信した時点を基準にして同期を取ることによって、通信フレームF100のデータスロットTS102を用いて親機との間で通信を行う。
次に、親機 → 子機の順で起動するときの動作について説明する。先に起動した親機は、ビーコン信号を間欠的に送信している。そして、後に起動した子機は、まず一定期間に亘って受信動作を継続する連続受信を行う。この連続受信を行う期間は、通信フレームF100の1周期分の時間長さ(ビーコン信号の送信周期)より長く設定される。したがって、親機が既に起動している状態で子機を起動させた場合、子機は、親機が送信するビーコン信号を受信できる。
次に、子機 → 親機の順で起動するときの動作について説明する。子機が起動した時点で、親機はまだ起動しておらず、ビーコン信号を送信していない。子機は、ビーコン信号を受信できない場合、子機に内蔵された時計の計時に基づく間欠受信間隔で、間欠受信動作を行う。そして、親機は、起動後に起動信号を送信する。この起動信号の送信期間は、子機の間欠受信間隔より長い時間長さに設定されるので、間欠受信動作中の子機は、起動信号を受信することができる。起動信号を受信した子機は、受信動作をさらに継続して、親機が起動信号に続いて送信するビーコン信号を受信する(例えば、特許文献1参照)。したがって、親機が起動していない状態で子機を起動させた場合でも、子機は、ビーコン信号を受信して同期を取ることができ、通信フレームF100を用いた通信を行うことができる。
特開2011−101276号公報
上述の背景技術では、子機 → 親機の順で起動するとき、起動直後の子機は、ビーコン信号を受信できないため、子機に内蔵された時計の計時に基づく間欠受信間隔で、間欠受信動作を行う。そして、子機は、ビーコン信号を受信できれば、通信フレームF100を用いた通信を行う。通信フレームを用いない上述の間欠受信動作と通信フレームを用いた通信とでは、通信の形態が大幅に異なる。したがって、子機は、大幅に異なる2つの通信形態に対応しなければならず、通信処理に要する負荷が大きいものになっていた。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、親機および子機の起動順序に関わらず子機がビーコン信号を受信して同期を取ることができ、且つ子機の通信処理に要する負荷を低減できる通信システム、およびそれに用いられる熱線センサ端末を提供することにある。
本発明の通信システムは、複数の子機と、前記子機の各々との間で無線通信を行う親機とで構成され、前記親機と前記子機とは、前記親機が前記子機へビーコン信号を送信する第1のタイムスロット、前記子機が受信動作のみを行うための第2のタイムスロットを含む通信フレームを用いて通信する通信システムであって、前記子機は、前記通信フレームの1周期より長い第1の期間に亘って受信動作を行う第1の受信動作を起動後に開始し、前記第1の受信動作中に前記ビーコン信号を受信した場合、前記ビーコン信号を受信した時点を基準にして同期を取って前記親機との間で通信を行う同期通信を前記通信フレームを用いて実行し、前記第1の受信動作中に前記ビーコン信号を受信できない場合、同期を取らずに前記親機との間で通信する非同期通信を前記通信フレームを用いて実行して、前記通信フレームの1周期の整数倍である間欠受信周期で前記第2のタイムスロットを用いた第2の受信動作を行い、前記親機は、起動後に、前記間欠受信周期より長い第2の期間に起動信号を連続して送信した後、前記ビーコン信号を送信し、前記子機は、前記第2の受信動作中に前記起動信号を受信した場合、前記第1の受信動作を開始することを特徴とする。
この発明において、前記子機は、前記第2の受信動作毎に、前記第2のタイムスロットを用いた受信処理を開始してから所定期間に亘って受信信号強度を測定し、この測定した受信信号強度が閾値以下であれば、前記第2のタイムスロットを用いた受信処理を停止することが好ましい。
この発明において、前記子機は、前記同期通信を行っている場合、所定周期毎に受信する前記ビーコン信号によって同期を補正し、前記ビーコン信号を所定回数連続して受信できなければ、前記第1の受信動作を開始することが好ましい。
この発明において、前記子機は、前記非同期通信によって前記親機へ送信信号を送信した後、前記親機から前記送信信号に対する応答信号を受信すれば、前記第1の受信動作を開始することが好ましい。
この発明において、前記子機は、前記同期通信および前記非同期通信において、前記親機へ前記送信信号を送信した後、前記親機から前記送信信号に対する応答信号を受信しなければ、前記送信信号を再送し、前記非同期通信における前記再送の上限回数は、前記同期通信における前記再送の上限回数より少ないことが好ましい。
この発明において、前記子機は、受信した前記応答信号に前記第1の受信動作を開始することを指示する情報が含まれている場合に、前記第1の受信動作を開始することが好ましい。
この発明において、前記親機は、前記第2の期間に前記起動信号を連続して送信する場合、前記第2の期間に前記起動信号を送信する残回数に関する情報を前記起動信号のそれぞれに付加し、前記子機は、前記第2の受信動作によって前記起動信号を受信した場合、前記残回数に関する情報から前記ビーコン信号の送信タイミングを推定し、この推定した前記ビーコン信号の送信タイミングに基づいて、前記第1の受信動作を開始することが好ましい。
この発明において、複数の前記親機を備え、前記親機のそれぞれは、互いに通信可能に構成されて、前記起動信号を連続して送信する前記第2の期間が互いに重複しないように、前記第2の期間の開始タイミングを設定することが好ましい。
この発明において、前記親機は、前記第2の期間に前記起動信号を連続して送信した後に前記ビーコン信号を送信するタイミングを、他の親機の前記第2の期間外に設定することが好ましい。
本発明の熱線センサ端末は、本発明の通信システムの前記子機を構成する熱線センサ端末であって、人体から放射される熱線を検知する検知回路と、前記検知回路の検知結果に基づいて人体を検知したか否かを判断する制御回路と、前記親機との間で無線通信を行い、前記制御回路が人体を検知したと判断した場合に検知信号を送信する無線通信回路とを備えることを特徴とする。
この発明において、前記無線通信回路が前記非同期通信によって前記検知信号を送信した後に、前記無線通信回路による前記検知信号の送信を禁止する期間が設けられることが好ましい。
この発明において、前記親機は、機器を制御するための情報を前記無線通信回路から受信すると、前記機器を制御するための情報を送信し、前記検知信号は、前記機器を第1の状態に制御するための情報であり、保持時間を計時するタイマをさらに備え、前記制御回路が人体を検知したと判断した場合、前記タイマは前記保持時間の計時を開始し、前記無線通信回路は、前記機器を前記第1の状態に制御するための情報を前記親機へ送信して、前記同期通信によって受信動作を行う周期、および前記非同期通信によって受信動作を行う周期を短くし、前記タイマによる前記保持時間の計時中に前記制御回路が人体を検知したと判断した場合、前記タイマは、前記保持時間の計時値をリセットした後に前記保持時間の計時を再び開始し、前記タイマが前記保持時間の計時を完了した場合、前記無線通信回路は前記機器を第2の状態に制御するための情報を前記親機へ送信し、前記タイマによる前記保持時間の計時中に、前記機器が前記第2の状態に制御された旨の信号を前記無線通信回路が前記親機から受信した場合、前記タイマは前記保持時間の計時を停止することが好ましい。
以上説明したように、本発明の通信システムでは、親機→子機の順で起動するとき、子機は、起動直後の第1の受信動作によって親機からビーコン信号を受信することができるため、通信フレームを用いた同期通信を行う。一方、子機→親機の順で起動するとき、子機は、起動直後の第1の受信動作では親機からのビーコン信号を受信できない。そこで、子機は、子機が生成するタイミングで通信フレームを用いた非同期通信を実行し、第2の受信動作を行うことで、起動後の親機から起動信号を受信する。そして、子機は、起動信号を受信した場合、第1の受信動作を開始して、親機から送信されるビーコン信号を受信した後に、同期通信に移行する。したがって、子機は、起動直後にビーコン信号を受信して同期が取れる場合、起動直後にビーコン信号を受信できずに同期が取れない場合の両方において、通信フレームを用いた通信形態にのみ対応すればよいので、通信処理に要する負荷を低減できる。
さらに、親機は、起動時に起動信号の連続送信を行うことによって、子機に対して親機の起動を通知し、起動信号の連続送信後にビーコン信号を送信する。そして、非同期通信の第2の受信動作中に起動信号を受信した子機は、第1の受信動作に移行して、親機からのビーコン信号を受信することができる。
すなわち、本発明の通信システムは、親機および子機の起動順序に関わらず子機がビーコン信号を受信して同期を取ることができ、且つ子機の通信処理に要する負荷を低減できるという効果がある。
また、本発明の通信システムの子機を構成する熱線センサ端末も、親機および子機の起動順序に関わらずビーコン信号を受信して同期を取ることができ、且つ通信処理に要する負荷を低減できるという効果がある。
実施形態1の通信システムの全体構成を示す構成図である。 同上の親機の構成を示すブロック図である。 同上のスイッチ端末の構成を示すブロック図である。 同上の熱線センサ端末の構成を示すブロック図である。 同上の照度センサ端末の構成を示すブロック図である。 同上の温湿度センサ端末の構成を示すブロック図である。 同上の操作器の構成を示すブロック図である。 同上の第1の通信フレームを示すフォーマット図である。 同上の親機−子機間で行われる通信を示すシーケンス図である。 同上の親機−子機間で行われる通信を示すシーケンス図である。 同上の親機−子機間で行われる通信を示すシーケンス図である。 同上のスーパーフレームを用いて親機−子機間で行われる通信を示すシーケンス図である。 同上の状態信号を示すフォーマット図である。 同上の子機→親機の順で起動するときの動作を示すシーケンス図である。 同上のビーコン信号喪失時の動作を示すシーケンス図である。 同上のビーコン信号喪失時の動作を示すシーケンス図である。 同上の状態信号の再送処理を示すシーケンス図である。 同上の状態信号の再送処理を示すシーケンス図である。 同上の子機→親機の順で起動するときの動作を示すシーケンス図である。 実施形態2の通信システムの全体構成を示す構成図である。 同上の親機の起動時の動作を示すシーケンス図である。 従来の通信フレームを示すフォーマット図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は、本実施形態の通信システムの構成を示し、親機1と、複数の子機2と、伝送ユニット3と、照明制御端末4と、照明器具5と、操作器6とで構成される。
親機1は、図2に示すように、制御回路11と、無線通信回路12と、有線通信回路13とを備える。無線通信回路12は、子機2との間で無線通信を行う。有線通信回路13は、伝送ユニット3との間で有線通信を行う。制御回路11は、無線通信回路12および有線通信回路13の各動作を制御する。親機1は、伝送ユニット3から通信線を介して動作電源が供給されており、伝送ユニット3は、例えば商用電源から動作電源を生成する。すなわち、親機1は、商用電源によって動作するものとみなすことができる。
子機2は、ワイヤレススイッチ、ワイヤレスセンサ等の機能を有しており、各種の状態信号(送信信号)を親機1へ送信する。子機2は、電池を内蔵して、この電池から動作電源が供給される。この子機2には、スイッチ端末21、熱線センサ端末22、照度センサ端末23、温湿度センサ端末24等が用いられる。なお、スイッチ端末21、熱線センサ端末22、照度センサ端末23、温湿度センサ端末24を区別しない場合、単に子機2と称す。また、複数の子機2をその機能に関わらず区別する場合、子機2a,2b,2c...の符号を付す。
スイッチ端末21は、図3に示すように、制御回路211と、ハンドル212と、無線通信回路213とを備える。ハンドル212は、ユーザがオン・オフ操作する操作手段を構成する。無線通信回路213は、親機1との間で無線通信を行う。制御回路211は、ハンドル212の操作に応じて、オン操作信号、オフ操作信号を無線通信回路213に送信させる。
熱線センサ端末22は、図4に示すように、制御回路221と、熱線検知回路222と、無線通信回路223と、タイマ224とを備える。熱線検知回路222は、熱線検知素子で構成されて、人体から放射される熱線(赤外線)を検知する。無線通信回路223は、親機1との間で無線通信を行う。タイマ224は、制御回路221が人体を検知したと判断した場合、保持時間の計時を開始する。そしてタイマ224は、保持時間の計時中に制御回路221が人体を検知したと再び判断した場合、保持時間の計時値をリセットした後に保持時間の計時を再び開始する。制御回路221は、熱線検知回路222の検知結果に基づいて、人体を検知したか否かを判断する。そして、制御回路221は、人体を検知したと判断した場合、人検知信号を無線通信回路223に送信させる。さらに、制御回路221は、タイマ224が保持時間の計時を完了(タイムアップ)した場合、タイムアップ信号を無線通信回路223に送信させる。
照度センサ端末23は、図5に示すように、制御回路231と、照度検知回路232と、無線通信回路233とを備える。照度検知回路232は、照度検知素子で構成されて、照明器具5の照明空間の照度を検知する。無線通信回路233は、親機1との間で無線通信を行う。制御回路231は、照度検知回路232による照度の検知結果を示す照度信号を無線通信回路233に送信させる。
温湿度センサ端末24は、図6に示すように、制御回路241と、温湿度検知回路242と、無線通信回路243とを備える。温湿度検知回路242は、温度検知素子および湿度検知素子で構成されて、照明器具5の照明空間内の温度および湿度を検知する。無線通信回路243は、親機1との間で無線通信を行う。制御回路241は、温湿度検知回路242による温度および湿度の検知結果を示す温湿度信号を無線通信回路243に送信させる。
そして、親機1では、無線通信回路12が、子機2から送信された各状態信号(オン操作信号、オフ操作信号、人検知信号、タイムアップ信号、照度信号、温湿度信号)を受信する。制御回路11は、有線通信回路13に指示して、受信した各状態信号を伝送ユニット3へ送信させる。
また、操作器6は、図7に示すように、制御回路61と、ハンドル62と、有線通信回路63とを備える。ハンドル62は、ユーザがオン・オフ操作する操作手段を構成する。有線通信回路63は、親機1および伝送ユニット3との間で有線通信を行う。制御回路61は、ハンドル62の操作に応じて、オン操作信号、オフ操作信号の各状態信号を有線通信回路63に送信させる。
伝送ユニット3は、親機1、照明制御端末4、操作器6との間で有線通信を行う。そして、伝送ユニット3は、親機1、操作器6から受信した状態信号に基づいて、照明制御端末4に照明器具5の制御を指示する。照明制御端末4は、伝送ユニット3からの指示に基づいて、照明器具5の点灯・消灯等を制御する。
また、照明制御端末4は、照明器具5の状態(点灯、消灯等)の監視結果(監視信号)を伝送ユニット3へ送信し、伝送ユニット3は、監視信号を親機1、操作器6へ送信する。伝送ユニット3、照明制御端末4は、照明器具5を設置した建屋の分電盤7内に設けられる。なお、照明制御端末4は、分電盤7外に設けられる構成であってもよい。
親機1では、有線通信回路13が、伝送ユニット3から送信された監視信号を受信する。制御回路11は、無線通信回路12に指示して、受信した監視信号をスイッチ端末21へ送信させる。スイッチ端末21では、無線通信回路213が監視信号を受信し、制御回路211は、監視信号に基づいて、図示しないLED等の表示内容(LED点灯、LED消灯、発光色等)を照明器具5の状態に応じて切り替える。
操作器6では、有線通信回路63が、伝送ユニット3から送信された監視信号を受信する。制御回路61は、監視信号に基づいて、図示しないLED等の表示内容(LED点灯、LED消灯、発光色等)を照明器具5の状態に応じて切り替える。
次に、親機1−子機2で構成される無線通信システムについて説明する。
親機1と子機2との間の通信は、通信フレームF1を用いて行われる。
通信フレームF1は、図8に示すように、32個のタイムスロットで構成された仮想的な通信時間割りであり、ネットワーク上の各通信端末は、任意の時間ではなく、所定のタイミングにのみ送受信可能となる。32個のタイムスロットは、1個のビーコンスロットTS1(第1のタイムスロット)と、30個の上りスロットTS2と、1個の下りスロットTS3(第2のタイムスロット)とで構成される。
ビーコンスロットTS1は、通信フレームF1の先頭に設けられており、親機1から子機2への下り方向にビーコン信号(BCN)が送信されるタイムスロットであり、ビーコン信号は、親機1−子機2間の通信同期に用いられる。
上りスロットTS2は、ビーコンスロットTS1に続いて設けられる。この上りスロットTS2は、子機2から親機1への上り方向に信号が送信されるタイムスロットであり、さらに必要に応じて、この上り方向の信号を受信した親機1から下り方向の信号が同一のタイムスロット内で返信される。なお、n番目の上りスロットTS2を、TS2(n)と表記する。
下りスロットTS3は、上りスロットTS2(5)と上りスロットTS2(6)との間に設けられており、親機1から子機2への下り方向に信号が送信されるタイムスロットである。すなわち、子機2が受信動作のみを行うためのタイスロットである。
そして、親機1は、ビーコンスロットTS1を用いてビーコン信号を送信する。子機2は、ビーコン信号を受信した時点を基準にして同期を取って親機1との間で通信を行う同期通信を、通信フレームF1を用いて実行する。親機1は、上りスロットTS2を用いて、子機2からの信号を受信する受信動作を行い、必要に応じて子機2へ信号を返信する。また、親機1は、下りスロットTS3を用いて子機2へ信号を送信する送信動作を行う。一方、子機2は、上りスロットTS2を用いて親機1へ信号を送信する送信動作を行い、下りスロットTS3を用いて親機1からの信号を受信する受信動作を行う。
なお、通信フレームF1の1周期の時間長さを、フレーム周期L1と称し、例えば1.4秒に設定される。このフレーム周期L1は、ビーコンスロットTS1の出現周期(ビーコン信号の送信周期)であるビーコン周期に等しい。
そして、親機1は、フレーム周期L1毎にビーコンスロットTS1を用いてビーコン信号Yaを送信する。一方、同期通信時の子機2は、フレーム周期L1の整数倍(1倍または2倍または3倍または...)毎にビーコンスロットTS1を用いてビーコン受信動作Raを行う。そして、子機2は、ビーコン受信動作Raによってビーコン信号Yaを受信し、同期の補正を行う。子機2がビーコンスロットTS1を用いたビーコン受信動作Raを行う周期を、ビーコン受信周期Ta(=フレーム周期L1の整数倍)と称す。
図9は、通信フレームF1を用いて親機1−子機2間で行われる同期通信を示しており、子機2にスイッチ端末21、熱線センサ端末22を用いる。
まず、親機1は、ビーコンスロットTS1を用いてビーコン信号Yaを送信する。スイッチ端末21、熱線センサ端末22は、ビーコンスロットTS1でビーコン受信動作Raを行うことによってビーコン信号Yaを受信し、同期の補正を行う。
そして、スイッチ端末21のハンドル212がオン操作されると(X1:イベント発生)、スイッチ端末21は、イベント発生の次の上りスロットTS2(2)を用いてオン操作信号Y101を親機1へ送信する。オン操作信号Y101を受信した親機1は、上りスロットTS2(2)でスイッチ端末21へ応答信号Y102(ACK信号)を返信する。スイッチ端末21は、上りスロットTS2(2)で応答信号Y102を受信する(R102)。
また、熱線センサ端末22が人体を検知すると(X2:イベント発生)、熱線センサ端末22は、イベント発生の次の上りスロットTS2(30)を用いて人検知信号Y103を親機1へ送信する。人検知信号Y103を受信した親機1は、上りスロットTS2(30)で熱線センサ端末22へ応答信号Y104を返信する。熱線センサ端末22は、上りスロットTS2(30)で応答信号Y104を受信する(R104)。
また、親機1は、スイッチ端末21、熱線センサ端末22へ送信する情報がある場合、下りスロットTS3を用いて情報信号Y105を送信する。スイッチ端末21、熱線センサ端末22は、下りスロットTS3で情報信号Y105を受信する(R105)。
図10は、通信フレームF1を用いて親機1−子機2間で行われる同期通信を示しており、子機2に照度センサ端末23、温湿度センサ端末24を用いる。
まず、親機1は、ビーコンスロットTS1を用いてビーコン信号Yaを送信する。照度センサ端末23、温湿度センサ端末24は、ビーコンスロットTS1でビーコン受信動作Raを行うことによってビーコン信号Yaを受信し、同期の補正を行う。
そして、照度センサ端末23、温湿度センサ端末24は、定期的に送信処理を行う。
照度センサ端末23は、上りスロットTS2(2)を用いて照度信号Y111を親機1へ送信する。照度信号Y111を受信した親機1は、上りスロットTS2(2)で照度センサ端末23へ応答信号Y112を返信する。照度センサ端末23は、上りスロットTS2(2)で応答信号Y112を受信する(R112)。
また、温湿度センサ端末24は、上りスロットTS2(4)を用いて温湿度信号Y113を親機1へ送信する。温湿度信号Y113を受信した親機1は、上りスロットTS2(4)で温湿度センサ端末24へ応答信号Y114を返信する。温湿度センサ端末24は、上りスロットTS2(4)で応答信号Y114を受信する(R114)。
また、親機1は、照度センサ端末23、温湿度センサ端末24へ送信する情報がある場合、下りスロットTS3を用いて情報信号Y115を送信する。照度センサ端末23、温湿度センサ端末24は、下りスロットTS3で情報信号Y115を受信する(R115)
また、子機2は、下りスロットTS3で親機1から情報信号を受信した場合、予め決められた上りスロットTS2を用いて応答信号を返信してもよい。例えば、子機2が応答信号を返信する上りスロットTS2が、上りスロットTS2(6)に設定されているとする。この場合、図11に示すように、親機1は、下りスロットTS3を用いて情報信号Y121を子機2へ送信する。子機2は、下りスロットTS3で情報信号Y121を受信する(R121)。情報信号Y121を受信した子機2は、上りスロットTS2(6)で親機1へ応答信号Y122を返信する。
また、図12に示すように、複数の通信フレームF1で構成されるスーパーフレームSF1を用いてもよい。この場合、子機2毎に、スーパーフレームSF1の何番目の通信フレームF1の下りスロットTS3で受信処理を行うかを予め決められている。なお、図12では、スーパーフレームSF1は、3つの通信フレームF1で構成される。
まず、親機1は、ビーコンスロットTS1を用いてビーコン信号Yaを送信する。同期通信時の子機2a,2b,2cは、ビーコン受信周期Ta=フレーム周期L1×3とし、1番目の通信フレームF1のビーコンスロットTS1でビーコン受信動作Raを行うことによってビーコン信号Yaを受信し、同期の補正を行う。
そして、親機1は、1番目の通信フレームF1の下りスロットTS3を用いて情報信号Y131を子機2aへ送信する。子機2aは、1番目の通信フレームF1の下りスロットTS3で情報信号を受信する(R131)。次に親機1は、2番目の通信フレームF1の下りスロットTS3を用いて情報信号Y132を子機2bへ送信する。子機2bは、2番目の通信フレームF1の下りスロットTS3で情報信号Y132を受信する(R132)。次に親機1は、3番目の通信フレームF1の下りスロットTS3を用いて情報信号Y133を子機2cへ送信する。子機2cは、3番目の通信フレームF1の下りスロットTS3で情報信号を受信する(R133)。
図13は、子機2が親機1へ送信する状態信号(オン操作信号、オフ操作信号、人検知信号、タイムアップ信号、照度信号、温湿度信号等)のフォーマットを示す。状態信号は、プリアンブルM1、ユニークワードM2、送信元アドレスM3、送信先アドレスM4、データ長M5、データM6、誤り検出符号M7で構成されている。プリアンブルM1は、例えば0と1を交互に続けて並べたビット同期用のビットパターンである。ユニークワードM2は、プリアンブルM1とは異なるビット列からなるバイト同期用のビットパターンであり、データM6などには含まれにくいビットパターンが使用される。送信元アドレスM3は、信号を送信する子機2の固有アドレスであり、送信先アドレスM4は、信号の宛先となる親機1の固有アドレスである。データ長M5は、データM6のバイト数であり、データM6は、ハンドルのオン・オフ状態、人の検知結果、照度の測定結果、温度・湿度の測定結果等の情報である。誤り検出符号M7は、送信元アドレスM3〜データM6までのビット列から所定のアルゴリズムで生成した誤り検出符号であり、例えば、CRC(Cyclic Redundancy Check)などを用いる。
親機1 → 子機2の順で起動するときの動作について説明する。なお、親機1の起動とは、親機1が商用電源によって動作を開始することであり、親機1に設けた起動スイッチがオンされたとき、商用電力を導通・遮断するブレーカがオンされたとき等に、親機1は起動する。
まず、先に起動した親機1は、ビーコンスロットTS1を用いて、フレーム周期L1毎にビーコン信号Yaを送信している。そして、後に起動した子機2は、まず期間T1(第1の期間)に亘って受信動作を継続する連続受信動作R1(第1の受信動作)を行う。この連続受信動作を行う期間T1は、フレーム周期L1より長く設定される。したがって、親機1が既に起動している状態で子機2を起動させた場合、子機2は、親機1が送信するビーコン信号Yaを期間T1内に受信できる。以降、子機2は、ビーコン信号Yaを受信した時点を基準にして同期を取ることによって、通信フレームF1を用いて親機1との間で同期通信を行う。
次に、子機2(2a,2b) → 親機1の順で起動するときの動作について、図14を用いて説明する。なお、子機2の起動とは、親機1が電池電力によって動作を開始することであり、子機2に設けた起動スイッチがオンされたとき、子機2に電池がセットされたとき等に、子機2は起動する。
子機2aが起動した時点X11、子機2bが起動した時点X12で、親機1はまだ起動しておらず、ビーコン信号Yaを送信していない。先に起動した子機2a,2bは、期間T1に亘って受信動作を継続する連続受信動作R1(第1の受信動作)を行う。しかし、親機1はまだ起動しておらず、子機2a,2bは、期間T1内にビーコン信号Yaを受信できない。そこで子機2a,2bは、期間T1の後に、同期を取らずに親機1との間で通信する非同期通信を、通信フレームF1を用いて実行する。同期通信時の子機2は、ビーコン信号を受信した時点を基準にして同期を取る。しかし、非同期通信時の子機2は、子機2の内部で生成したタイミング(例えば、子機2の内部に設けた時計機能等によって生成したタイミング)を基準として、通信フレームF1を用いる。
非同期通信時の子機2も、上りスロットTS2を用いて親機1へ信号を送信する送信動作を行う。
また、非同期通信時の子機2は、フレーム周期L1の整数倍(1倍または2倍または3倍または...)毎に下りスロットTS3を用いて間欠受信動作R2(第2の受信動作)を行う。非同期通信時の子機2が通信フレームF1の下りスロットTS3を用いた間欠受信動作R2を行う周期を、間欠受信周期T2と称す。
そして、子機2a,2bが非同期通信を開始した後に、親機1が起動する(X13)。起動した親機1は、起動信号Ybを期間Tb(第2の期間)に亘って連続送信した後に、ビーコン信号Yaを送信する。期間Tbは、間欠受信周期T2より長い時間に設定されており、間欠受信動作R2を行っている子機2a,2bは、起動信号Ybを受信できる。
起動信号Ybを受信した子機2a,2bは、期間T1の連続受信動作R1を開始する。そして、連続受信動作R1中の子機2a,2bは、親機1が起動信号Ybの連続送信後に送信するビーコン信号Yaを受信できる。以降、子機2a,2bは、ビーコン信号Yaを受信した時点を基準にして同期を取ることによって、親機1との間で通信フレームF1を用いた同期通信を行う。
上述のように、親機1 → 子機2の順で起動するとき、子機2は、起動直後の連続受信動作R1によって親機1からビーコン信号Yaを受信することができるため、同期通信を行う。
一方、子機2 → 親機1の順で起動するとき、子機2は、起動直後の連続受信動作R1によって親機1からビーコン信号Yaを受信できない。そこで、子機2は、子機2が生成するタイミングで通信フレームF1を用いた非同期通信を実行し、間欠受信動作R2を行うことで、起動後の親機1から起動信号Ybを受信する。そして、子機2は、起動信号Ybを受信した後、連続受信動作R1を開始して、親機1から送信されるビーコン信号Yaを受信した後に、同期通信に移行する。
したがって、子機2は、起動直後にビーコン信号Yaを受信して同期が取れる場合、起動直後にビーコン信号Yaを受信できずに同期が取れない場合の両方において、通信フレームF1を用いた通信形態にのみ対応すればよい。すなわち、子機2は、通信フレームF1を用いた通信形態にのみ対応すればよいので、通信処理に要する負荷を低減できる。
さらに、親機1は、起動時に起動信号Ybの連続送信を行うことによって、子機2に対して親機1の起動を通知し、起動信号Ybの連続送信後にビーコン信号Yaを送信する。そして、非同期通信の間欠受信動作R2中に起動信号Ybを受信した子機2は、連続受信動作R1に移行して、親機1からのビーコン信号Yaを受信することができる。
すなわち、本通信システムは、親機1および子機2の起動順序に関わらず子機2がビーコン信号Yaを受信して同期を取ることができ、且つ子機2の通信処理に要する負荷を低減できる。さらに、子機2は、起動直後にビーコン信号Yaを受信できず親機1との同期が取れない場合に間欠受信動作R2を行うので、同期が取れていない子機2の消費電力を低減できる。
上述の通信システムは、複数の子機2と、子機2の各々との間で無線通信を行う親機1とで構成される。親機1と子機2とは、親機1が子機2へビーコン信号Yaを送信するビーコンスロットTS1(第1のタイムスロット)、子機2が受信動作のみを行うための下りスロットTS3(第2のタイムスロット)を含む通信フレームF1を用いて通信する。
そして、子機2は、通信フレームF1の1周期より長い期間T1(第1の期間)に亘って受信動作を行う連続受信動作R1(第1の受信動作)を起動後に開始する。子機2は、連続受信動作R1中にビーコン信号Yaを受信した場合、ビーコン信号Yaを受信した時点を基準にして同期を取って親機1との間で通信を行う同期通信を通信フレームF1を用いて実行する。子機2は、連続受信動作R1中にビーコン信号Yaを受信できない場合、同期を取らずに親機1との間で通信する非同期通信を通信フレームF1を用いて実行する。非同期通信時の子機2は、通信フレームF1の1周期の整数倍である間欠受信周期T2で下りスロットTS3を用いた間欠受信動作R2(第2の受信動作)を行う。
親機1は、起動後に、間欠受信周期T2より長い期間Tb(第2の期間)に起動信号Ybを連続して送信した後、ビーコン信号Yaを送信する。子機2は、間欠受信動作R2中に起動信号Ybを受信した場合、連続受信動作R1を開始する。
また、子機2の制御部は、以下の動作を行うことが好ましい。子機2は、間欠受信動作R2毎に、下りスロットTS3を用いた受信処理を開始してから所定期間に亘って受信信号強度を測定する。なお、この所定期間は、下りスロットTS3の前半を超えない範囲に設定されることが好ましい。そして、子機2は、測定した受信信号強度が閾値以下であれば、親機1から起動信号Ybが送信されておらず、親機1は起動していないと判断して、下りスロットTS3の途中であっても、この下りスロットTS3を用いた間欠受信動作R2を停止する。また子機2は、測定した受信信号強度が閾値を上回っていれば、この下りスロットTS3を用いた間欠受信動作R2を継続する。したがって、子機2は、受信信号強度に関わらず下りスロットTS3の全期間に亘って受信動作を行う場合に比べて、消費電力を低減することができる。
次に、子機2が、ビーコン信号Yaを受信して同期を取り、通信フレームF1を用いた同期通信を親機1との間で行っているときに、親機1からのビーコン信号Yaが喪失した場合について、図15を用いて説明する。
まず、親機1−子機2間で通信フレームF1を用いた同期通信が行われているとき、親機1は、フレーム周期L1毎にビーコン信号Yaを送信する。子機2は、通信フレームF1のビーコンスロットTS1を用いて、ビーコン受信周期Taでビーコン受信動作Raを行う。子機2は、ビーコン受信動作Raで受信したビーコン信号Yaによって同期を補正する。
しかし、同期通信時の子機2は、通信フレームF1を用いたビーコン受信動作Raを間欠的に行っているときに、ビーコン信号Yaを所定回数(図15では、3回)連続して受信できなければ、期間T1の連続受信動作R1を開始する。そして、子機2は、この連続受信動作R1によって親機1からビーコン信号Yaを受信すれば、以降、通信フレームF1を用いた同期通信を行う。したがって、親機1−子機2間で同期通信が行われているときに、商用電源の瞬停、ノイズ等によってビーコン信号Yaが一時的に喪失した場合に、親機1−子機2間の同期を速やかに回復することができる。
また、商用電源の停電時、親機1に設けた起動スイッチがオフされたとき、親機1に電力供給するブレーカがオフされたとき等に、親機1は動作停止状態となる。この場合、子機2は、連続受信動作R1によっても親機1からビーコン信号Yaを受信できないので、非同期通信に移行する。子機2は、非同期通信の間欠受信動作R2によって、再起動した親機1から起動信号Ybを受信すれば、図14と同様に連続受信動作R1を開始し、親機1が起動信号Ybの連続送信後に送信するビーコン信号Yaを受信して再同期を図る。
したがって、ビーコン信号Yaの喪失時においても、子機2は、連続受信動作R1の後に、非同期通信の間欠受信動作R2に移行する。したがって、親機1−子機2間で同期通信が行われているときに親機1が動作停止状態になった場合、子機2は非同期通信の間欠受信動作R2に移行して、子機2の消費電力を低減させることができる。
また、親機1および子機2は、ビーコン信号Yaが喪失した場合、図16に示す動作を行ってもよい。
まず、親機1−子機2間で同期通信が行われているとき、親機1は、フレーム周期L1毎にビーコン信号Yaを送信する。子機2は、通信フレームF1のビーコンスロットTS1を用いて、ビーコン受信周期Taでビーコン受信動作Raを行う。子機2は、ビーコン受信動作Raで受信したビーコン信号Yaによって同期を補正する。なお、図16において、フレーム周期L1=ビーコン受信周期Taとしている。
そして、同期通信時の子機2は、間欠的なビーコン受信動作Raを行っているときに、ビーコン信号Yaを所定回数(図16では、3回)連続して受信できなければ、期間T1の連続受信動作R1を開始する。そして、子機2は、連続受信動作R1によっても親機1からビーコン信号Yaを受信できなければ、非同期通信の間欠受信動作R2に移行する。なお、図16では、ノイズN1によってビーコン信号Yaが一時的に喪失した状態を表している。
子機2は、間欠受信動作R2を行っているときにイベントが発生した場合(X21)、このイベント内容を親機1へ通知する状態信号Y1を、通信フレームF1の上りスロットTS2を用いて送信する。そして、子機2は、状態信号Y1を受信した親機1から返信された応答信号Y2を、状態信号Y1の送信時に用いた上りスロットTS2(またはいずれかのタイムスロット)で受信すれば、期間T1の連続受信動作R1を開始する。そして、子機2は、この連続受信動作R1によって親機1からビーコン信号Yaを受信すれば、以降、同期通信に移行する。
したがって、一時的なノイズ、妨害電波などによって、子機2が親機1からのビーコン信号Yaを受信できなくなり、同期状態が失われた場合でも、低消費電力で同期を取り直すことができる。
ここで、親機1は、返送する応答信号Y2に連続受信動作R1を開始することを指示する情報(連続受信指示)を含めてもよい。この場合、子機2は、受信した応答信号Y2に連続受信指示が含まれている場合にのみ、連続受信動作R1を開始する。
さらに、図17に示すように、子機2は、同期通信時において、イベントが発生すれば(X31)、上りスロットTS2を用いて親機1へ状態信号Y11を送信する。そして、親機1は、状態信号Y11に対する応答信号Y12を返信する。しかし、ノイズN2の発生によって、子機2は、応答信号Y12を受信できない。そこで、子機2は、状態信号Y11を再送する。この同期通信における状態信号の再送処理は、最大3回行われる(状態信号の送信処理は、計4回)。なお、子機2による再送処理は、子機2が応答信号Y12を受信した時点で停止される。
また、図18に示すように、親機1−子機2間で同期通信(ビーコン受信動作Ra)が行われているときに、親機1が動作停止状態となったとする(X32)。この場合、子機2は、間欠的なビーコン受信動作Raを行っているときに、ビーコン信号Yaを所定回数(図18では、3回)連続して受信できなければ、期間T1の連続受信動作R1を開始する。そして、子機2は、連続受信動作R1によっても親機1からビーコン信号Yaを受信できなければ、非同期通信に移行する。
そして、子機2は、非同期通信中に、イベントが発生すれば(X33)、上りスロットTS2を用いて親機1へ状態信号Y13を送信する。しかし、親機1は動作停止中であり、子機2は、応答信号を受信できない。そこで、子機2は、状態信号Y13を再送する。この非同期通信における状態信号の再送処理は、最大1回行われる(状態信号の送信処理は、計2回)。なお、子機2による再送処理は、子機2が応答信号を受信した時点で停止される。
子機2が非同期通信を行っているときは、親機1が動作停止中であるか、ノイズ、妨害電波等が存在する可能性が高く、子機2が状態信号を再送したとしても親機1からの応答信号の返信は期待できない。そこで、上述のように、非同期通信における再送の上限回数(1回)は、同期通信における再送の上限回数(3回)より少なく設定する。したがって、子機2による状態信号の無駄な再送を減らして、子機2の消費電力を低減させることができる。
図19は、子機2(2a,2b) → 親機1の順で起動するときの別の動作を示す。
子機2aが起動した時点X41、子機2bが起動した時点X42で、親機1はまだ起動しておらず、ビーコン信号Yaを送信していない。先に起動した子機2a,2bは、期間T1に亘って受信動作を継続する連続受信動作R1を行う。しかし、親機1はまだ起動しておらず、子機2a,2bは、期間T1内にビーコン信号Yaを受信できない。そこで子機2は、期間T1の後に非同期通信を実行し、間欠受信動作R2を行う。
そして、子機2a,2bが非同期通信を開始した後に、親機1が起動する(X43)。起動した親機1は、起動信号Ybを期間Tbに亘って連続送信した後に、ビーコン信号Yaを送信する。非同期通信時の子機2a,2bは、間欠受信動作R2によって起動信号Ybを受信できる。
ここで、起動信号Ybのそれぞれは、期間Tbに起動信号Ybが送信される残回数に関する情報を親機1の制御回路11によって付加されている。この残回数に関する情報とは、期間Tbに送信される残りの起動信号Ybの数の情報、あるいは期間Tbに送信される起動信号の総数がわかっている場合は、何番目の起動信号Ybであるかを示す情報である。
そして、起動信号Ybを受信した子機2a,2bは、起動信号Yb送信の残回数に関する情報からビーコン信号Yaの送信タイミングを推定できる。すなわち、子機2a,2bは、起動信号Ybの信号幅の情報を予め記憶しており、起動信号Ybの信号幅に起動信号Yb送信の残回数を乗じることによって、起動信号Ybに続くビーコン信号Yの送信タイミングを推定できる。そして、子機2a,2bは、推定したビーコン信号Yaの送信タイミングに基づいて、連続受信動作R1を開始する。具体的に、子機2a,2bは、推定したビーコン信号Yaの送信タイミングに合わせて、連続受信動作R1を開始する。または、子機2a,2bは、推定したビーコン信号Yaの送信タイミングより少し早いタイミングで、連続受信動作R1を開始する。
そして、連続受信動作R1を開始した子機2a,2bは、ビーコン信号Yaを受信すると、連続受信動作R1を停止する。以降、子機2a,2bは、ビーコン信号Yaを受信した時点を基準にして同期を取ることによって、親機1との間で同期通信を行う。
したがって、子機2は、起動信号Ybを受信してからビーコン信号Yaを受信するまでの期間に、繰り返し送信されている起動信号Ybを無駄に受信しなくなるので、子機2の消費電力を低減させることができる。
(実施形態2)
図20は、本実施形態の通信システムの構成を示し、複数の親機1を備える点が実施形態1と異なる。なお、他の構成は実施形態1と同様であり、同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。なお、以下の説明において、複数の親機1を区別する場合、親機101102103,...の符号を付す。
図20に示す3台の親機101、親機102、親機103の各無線通信回路12は、互いに同じ周波数を使用して子機2との間で無線通信を行う。さらに、親機101、親機102、親機103は、通信線を介して接続されており、親機101、親機102、親機103の各有線通信回路13は、互いに有線通信を行う。
まず、親機101102103が起動する(X51,X52,X53)。そして、親機101102103のそれぞれは、起動信号Ybを連続送信する前に互いに通信して、自機が起動信号Ybを送信するタイミングを決定する。
まず、親機101102103は、起動信号Ybを送信する順序を決定する。例えば、親機101102103は、自機のアドレスまたは機器番号の数字が大きい順(または小さい順)に、起動信号Ybを送信する順序を早くする。あるいは、親機101102103は、乱数を発生する乱数発生部を有して、発生させた乱数の大小に応じて起動信号Ybを送信する順序を決定してもよい。
そして、親機101102103は、親機101が起動信号Ybを送信する期間Tb1、親機102が起動信号Ybを送信する期間Tb2、親機103が起動信号Ybを送信する期間Tb3が互いに重複しないように、期間Tb1,Tb2,Tb3の各開始タイミングを決定する。
したがって、複数の親機1のそれぞれが子機2との間で同じ周波数を使用して無線通信を行う場合に、同時に起動したとしても、複数の親機1のそれぞれが送信する起動信号Ybが互いに衝突することを回避できる。
さらに、親機101は、期間Tb1に起動信号Ybを連続して送信した後に、ビーコン信号Yaを送信する。親機102は、期間Tb2に起動信号Ybを連続して送信した後に、ビーコン信号Yaを送信する。親機103は、期間Tb3に起動信号Ybを連続して送信した後に、ビーコン信号Yaを送信する。そして、親機101102103のそれぞれは、ビーコン信号Yaを送信するタイミングを、他の全ての親機1の期間Tbが終了した後に設定する。この場合、親機101102103の各期間Tb1,Tb2,Tb3が終了した後に、親機101102103のそれぞれは、ビーコン信号Yaを送信する。
したがって、複数の親機1のそれぞれが子機2との間で同じ周波数を使用して無線通信を行う場合に、同時に起動したとしても、ビーコン信号Yaと起動信号Ybとが衝突することを回避できる。
また、親機101102103のそれぞれが送信するビーコン信号Yaの送信タイミングも、互いに重複しないように設定されている。したがって、複数の親機1のそれぞれが子機2との間で同じ周波数を使用して無線通信を行う場合に、同時に起動したとしても、ビーコン信号Yaが衝突することを回避できる。
(実施形態3)
本実施形態では、図1に示す通信システムで行われる照明制御について説明する。なお、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して、説明は省略する。
熱線センサ端末22(図4参照)は、通信システムを構成する子機2の一つである。熱線センサ端末22は、人体から放射される熱線を検知する熱線検知回路222(検知回路)と、熱線検知回路222の検知結果に基づいて人体を検知したか否かを判断する制御回路221とを備える。さらに熱線センサ端末22は、親機1との間で無線通信を行い、制御回路221が人体を検知したと判断した場合に人検知信号(検知信号)を送信する無線通信回路223を備える。
この熱線センサ端末22では、熱線検知回路222が、人体から放射される熱線(赤外線)を検知し、制御回路221が、熱線検知回路222の検知結果に基づいて、人体を検知したか否かを判断する。そして、制御回路221は、人体を検知したと判断した場合、人検知信号(照明器具5を点灯状態に制御するための情報)を無線通信回路223に送信させる。すなわち、熱線センサ端末22は、人体検知時に人検知信号を無線送信する。
そして、親機1は、熱線センサ端末22から人検知信号を受信した場合、この人検知信号を伝送ユニット3へ送信し、さらに熱線センサ端末22へ応答信号を返信する。伝送ユニット3は、親機1から人検知信号を受信すると、照明制御端末4に対して、送信元の熱線センサ端末22による制御対象の照明器具5の点灯制御を指示する。照明制御端末4は、伝送ユニット3からの指示に基づいて、制御対象の照明器具5を点灯させる。
また、照明制御端末4は、制御対象の照明器具5が点灯状態に切り替わると、この制御対象の照明器具5が点灯状態であることを表す監視信号を伝送ユニット3へ送信し、伝送ユニット3は、この監視信号を親機1、操作器6へ送信する。親機1では、伝送ユニット3から送信された監視信号を受信し、この監視信号をスイッチ端末21へ送信する。
スイッチ端末21(図3参照)では、無線通信回路213が監視信号を受信する。そして、スイッチ端末21の制御回路211は、監視信号に基づいて、図示しないLED等の表示内容(LED点灯、LED消灯、発光色等)を、制御対象の照明器具5が点灯していることを示す表示内容に切り替える。
さらに、操作器6(図7参照)では、有線通信回路63が、伝送ユニット3から送信された監視信号を受信する。制御回路61は、監視信号に基づいて、図示しないLED等の表示内容(LED点灯、LED消灯、発光色等)を、制御対象の照明器具5が点灯していることを示す表示内容に切り替える。
ここで、親機1が動作停止状態である場合、熱線センサ端末22は、人検知信号に対する応答信号の返信を親機1から受信することができない。また、ノイズ、妨害電波などが発生した場合、熱線センサ端末22は、人検知信号に対する応答信号の返信を親機1から受信することができない可能性がある。熱線センサ端末22は、送信した人検知信号に対して応答信号の返信がない場合、人検知信号の再送を行う。また、熱線センサ端末22は、送信した人検知信号に対して応答信号の返信がない場合でも、新たな検知結果に基づいて人検知信号を送信する。しかしながら、親機1から応答信号が返信されない可能性が高い状況で、熱線センサ端末22が人検知信号を送信することは、熱線センサ端末22が無駄な電力を消費することになる。
そして、熱線センサ端末22が、親機1からビーコン信号Yaを受信できず、無線通信回路223が非同期通信によって人検知信号を送信した場合、親機1の動作停止状態、ノイズ、妨害電波が発生している可能性がある。
そこで、熱線センサ端末22では、親機1からビーコン信号Yaを受信できず、無線通信回路223が非同期通信によって人検知信号を送信した後に、制御回路221は、人検知信号の送信を禁止する期間(送信禁止期間)を設ける。例えば、制御回路221は、熱線検知回路222の動作を停止させる、あるいは無線通信回路223の送信処理を停止させることによって、人検知信号の送信を禁止する。また、送信禁止期間は、非同期通信による人検知信号の通信処理が完了してから開始され、送信禁止期間の時間長さは、予め決められている。したがって、親機1から応答信号の返信がない可能性が高い状況下では、熱線センサ端末22の消費電力を低減させることができる。
また、熱線センサ端末22のタイマ224は、制御回路221が人体を検知したと判断した場合、保持時間の計時を開始する。そしてタイマ224は、保持時間の計時中に人体を検知したと制御回路221が再び判断した場合、保持時間の計時値をリセットした後に保持時間の計時を再び開始する。制御回路221は、タイマ224が保持時間の計時を完了(タイムアップ)した場合、タイムアップ信号(照明器具5を消灯状態に制御するための情報)を無線通信回路223に送信させる。
そして、親機1は、熱線センサ端末22からタイムアップ信号を受信した場合、このタイムアップ信号を伝送ユニット3へ送信し、さらに熱線センサ端末22へ応答信号を返信する。伝送ユニット3は、親機1からタイムアップ信号を受信すると、照明制御端末4に対して、送信元の熱線センサ端末22による制御対象の照明器具5の消灯制御を指示する。照明制御端末4は、伝送ユニット3からの指示に基づいて、制御対象の照明器具5を消灯させる。
すなわち、熱線センサ端末22のタイマ224が保持時間を計時している間、この熱線センサ端末22による制御対象の照明器具5は点灯する。そして、熱線センサ端末22のタイマ224が保持時間の計時を完了すると、この熱線センサ端末22による制御対象の照明器具5は消灯する。
また、照明制御端末4は、制御対象の照明器具5が消灯状態に切り替わると、制御対象の照明器具5が消灯状態であることを表す監視信号を伝送ユニット3へ送信し、伝送ユニット3は、この監視信号を親機1、操作器6へ送信する。親機1では、伝送ユニット3から送信された監視信号を受信し、この監視信号をスイッチ端末21へ送信する。
スイッチ端末21、操作器6は、受信した監視信号に基づいて、図示しないLED等の表示内容(LED点灯、LED消灯、発光色等)を、制御対象の照明器具5が消灯していることを示す表示内容に切り替える。
また、タイマ224が保持時間を計時している場合、制御回路221は、無線通信回路223が受信動作を行う周期を短くさせることが好ましい。例えば、無線通信回路223は、同期通信および非同期通信を行っている場合、通信フレームF1内の上りスロットTS2においても受信処理を行うことで、受信動作を行う周期を短くする。したがって、親機1から返信される応答信号を受信する確率を向上させることができる。
また、照明器具5の制御は、スイッチ端末21、操作器6によっても可能である。スイッチ端末21のハンドル212がオン操作されると、制御回路211は、オン操作信号を無線通信回路213に送信させる。
そして、親機1は、スイッチ端末21からオン操作信号を受信した場合、このオン操作信号を伝送ユニット3へ送信し、さらにスイッチ端末21へ応答信号を返信する。伝送ユニット3は、親機1からオン操作信号を受信すると、照明制御端末4に対して、送信元のスイッチ端末21による制御対象の照明器具5の点灯制御を指示する。照明制御端末4は、伝送ユニット3からの指示に基づいて、制御対象の照明器具5を点灯させる。
また、照明制御端末4は、制御対象の照明器具5が点灯状態に切り替わると、制御対象の照明器具5が点灯状態であることを表す監視信号を伝送ユニット3へ送信し、伝送ユニット3は、この監視信号を親機1、操作器6へ送信する。親機1では、伝送ユニット3から送信された監視信号を受信し、この監視信号をスイッチ端末21へ送信する。
スイッチ端末21、操作器6は、受信した監視信号に基づいて、図示しないLED等の表示内容(LED点灯、LED消灯、発光色等)を、制御対象の照明器具5が点灯していることを示す表示内容に切り替える。
また、スイッチ端末21のハンドル212がオフ操作されると、制御回路211は、オフ操作信号を無線通信回路213に送信させる。
そして、親機1は、スイッチ端末21からオフ操作信号を受信した場合、このオフ操作信号を伝送ユニット3へ送信し、さらにスイッチ端末21へ応答信号を返信する。伝送ユニット3は、親機1からオフ操作信号を受信すると、照明制御端末4に対して、送信元のスイッチ端末21による制御対象の照明器具5の消灯制御を指示する。照明制御端末4は、伝送ユニット3からの指示に基づいて、制御対象の照明器具5を消灯させる。
また、照明制御端末4は、制御対象の照明器具5が消灯状態に切り替わると、制御対象の照明器具5が消灯状態であることを表す監視信号を伝送ユニット3へ送信し、伝送ユニット3は、この監視信号を親機1、操作器6へ送信する。親機1では、伝送ユニット3から送信された監視信号を受信し、この監視信号をスイッチ端末21へ送信する。
スイッチ端末21、操作器6は、受信した監視信号に基づいて、図示しないLED等の表示内容(LED点灯、LED消灯、発光色等)を、制御対象の照明器具5が消灯していることを示す表示内容に切り替える。
なお、操作器6のハンドル62がオン操作、オフ操作されたときも、スイッチ端末21のハンドル212がオン操作、オフ操作された時と同様に、照明器具5の点灯制御、消灯制御、スイッチ端末21、操作器6におけるLED等の表示内容の切り替えが行われる。
そして、親機1が無線送信した監視信号(照明器具5の状態を表す信号)は、例えばブロードキャスト送信されており、熱線センサ端末22も受信することができる。熱線センサ端末22では、タイマ224による保持時間の計時中に、照明器具5が消灯状態である旨の監視信号を無線通信回路223が親機1から受信した場合、タイマ224は保持時間の計時を停止して、計時値をリセットする。すなわち、熱線センサ端末22が人体を検知して、照明器具5が点灯した後、スイッチ端末21または操作器6のオフ操作によって照明器具5が消灯した場合に、熱線センサ端末22のタイマ224の計時を停止させることができる。したがって、タイマ224が不要な計時動作を継続することを防止でき、熱線センサ端末22の消費電力を低減することができる。
なお、本実施形態では、照明制御端末4による照明器具5の制御を例示しているが、照明器具以外の他の機器(例えば、空調機器、セキュリティ機器等)の制御に対して本実施形態の構成を適用することは可能である。
1 親機
2(21〜24) 子機
3 伝送ユニット
4 照明制御端末
5 照明器具
6 操作器

Claims (12)

  1. 複数の子機と、前記子機の各々との間で無線通信を行う親機とで構成され、
    前記親機と前記子機とは、前記親機が前記子機へビーコン信号を送信する第1のタイムスロット、前記子機が受信動作のみを行うための第2のタイムスロットを含む通信フレームを用いて通信する通信システムであって、
    前記子機は、前記通信フレームの1周期より長い第1の期間に亘って受信動作を行う第1の受信動作を起動後に開始し、前記第1の受信動作中に前記ビーコン信号を受信した場合、前記ビーコン信号を受信した時点を基準にして同期を取って前記親機との間で通信を行う同期通信を前記通信フレームを用いて実行し、前記第1の受信動作中に前記ビーコン信号を受信できない場合、同期を取らずに前記親機との間で通信する非同期通信を前記通信フレームを用いて実行して、前記通信フレームの1周期の整数倍である間欠受信周期で前記第2のタイムスロットを用いた第2の受信動作を行い、
    前記親機は、起動後に、前記間欠受信周期より長い第2の期間に起動信号を連続して送信した後、前記ビーコン信号を送信し、
    前記子機は、前記第2の受信動作中に前記起動信号を受信した場合、前記第1の受信動作を開始する
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記子機は、前記第2の受信動作毎に、前記第2のタイムスロットを用いた受信処理を開始してから所定期間に亘って受信信号強度を測定し、この測定した受信信号強度が閾値以下であれば、前記第2のタイムスロットを用いた受信処理を停止することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 前記子機は、前記同期通信を行っている場合、所定周期毎に受信する前記ビーコン信号によって同期を補正し、前記ビーコン信号を所定回数連続して受信できなければ、前記第1の受信動作を開始することを特徴とする請求項1または2記載の通信システム。
  4. 前記子機は、前記非同期通信によって前記親機へ送信信号を送信した後、前記親機から前記送信信号に対する応答信号を受信すれば、前記第1の受信動作を開始することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の通信システム。
  5. 前記子機は、前記同期通信および前記非同期通信において、前記親機へ前記送信信号を送信した後、前記親機から前記送信信号に対する応答信号を受信しなければ、前記送信信号を再送し、前記非同期通信における前記再送の上限回数は、前記同期通信における前記再送の上限回数より少ないことを特徴とする請求項4記載の通信システム。
  6. 前記子機は、受信した前記応答信号に前記第1の受信動作を開始することを指示する情報が含まれている場合に、前記第1の受信動作を開始することを特徴とする請求項4または5記載の通信システム。
  7. 前記親機は、前記第2の期間に前記起動信号を連続して送信する場合、前記第2の期間に前記起動信号を送信する残回数に関する情報を前記起動信号のそれぞれに付加し、
    前記子機は、前記第2の受信動作によって前記起動信号を受信した場合、前記残回数に関する情報から前記ビーコン信号の送信タイミングを推定し、この推定した前記ビーコン信号の送信タイミングに基づいて、前記第1の受信動作を開始する
    ことを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の通信システム。
  8. 複数の前記親機を備え、前記親機のそれぞれは、互いに通信可能に構成されて、前記起動信号を連続して送信する前記第2の期間が互いに重複しないように、前記第2の期間の開始タイミングを設定することを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載の通信システム。
  9. 前記親機は、前記第2の期間に前記起動信号を連続して送信した後に前記ビーコン信号を送信するタイミングを、他の親機の前記第2の期間外に設定することを特徴とする請求項8記載の通信システム。
  10. 請求項1乃至9いずれかの通信システムの前記子機を構成する熱線センサ端末であって、
    人体から放射される熱線を検知する検知回路と、
    前記検知回路の検知結果に基づいて人体を検知したか否かを判断する制御回路と、
    前記親機との間で無線通信を行い、前記制御回路が人体を検知したと判断した場合に検知信号を送信する無線通信回路とを備える
    ことを特徴とする熱線センサ端末。
  11. 前記無線通信回路が前記非同期通信によって前記検知信号を送信した後に、前記無線通信回路による前記検知信号の送信を禁止する期間が設けられることを特徴とする請求項10記載の熱線センサ端末。
  12. 前記親機は、機器を制御するための情報を前記無線通信回路から受信すると、前記機器を制御するための情報を送信し、
    前記検知信号は、前記機器を第1の状態に制御するための情報であり、
    保持時間を計時するタイマをさらに備え、
    前記制御回路が人体を検知したと判断した場合、前記タイマは前記保持時間の計時を開始し、前記無線通信回路は、前記機器を前記第1の状態に制御するための情報を前記親機へ送信して、前記同期通信によって受信動作を行う周期、および前記非同期通信によって受信動作を行う周期を短くし、
    前記タイマによる前記保持時間の計時中に前記制御回路が人体を検知したと判断した場合、前記タイマは、前記保持時間の計時値をリセットした後に前記保持時間の計時を再び開始し、前記タイマが前記保持時間の計時を完了した場合、前記無線通信回路は前記機器を第2の状態に制御するための情報を前記親機へ送信し、
    前記タイマによる前記保持時間の計時中に、前記機器が前記第2の状態に制御された旨の信号を前記無線通信回路が前記親機から受信した場合、前記タイマは前記保持時間の計時を停止する
    ことを特徴とする請求項10または11記載の熱線センサ端末。
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