JP6169854B2 - 通信システムおよび通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、低消費電力動作が要求される無線装置、例えば、バッテリによって駆動される無線装置を含む通信システムおよび通信方法に関する。
近年、無線通信を用いて各家庭におけるガス等の使用量を検針する無線検針システム、無線通信を用いて室内温度を検出するホームネットワークシステム、あるいは、リコモンによる遠隔操作によって車両を制御する車両用システム等の無線ネットワークシステムが広く利用されている。このような無線ネットワークシステムは、基本的には、操作を指示する通信装置である「親機」(「無線送信機」とも呼ばれる)と、その指示に基づいた処理を実行する通信装置である「子機」(「無線受信機」とも呼ばれる)とから構成される。例えば、車両用システムの場合、親機は、リコモンに相当し、子機は、車載機に相当する。
無線検針システムにおいて子機に相当するガスメータ、あるいは、車両用システムにおいて子機に相当する車載機は、それらの設置制約上、商用電源を利用することが困難であり、通常、これらの子機の動作電源としては電池(バッテリ)が用いられる。親機の場合は、電池交換が比較的容易であるが、子機の場合、通常、頻繁に電池交換を行うことは困難である。すなわち、子機の場合、保守の利便性や信頼性確保のために、長期間(例えば、10年間)に亘って電池交換せずに確実に動作させる必要がある。そこで、子機に搭載される電池の消耗を低減するためには、子機の動作における省電力化の実現が重要である。
無線通信における代表的な省電力化技術として、例えば、間欠受信方式が知られている。間欠受信方式において、子機は、所定の周期で受信ONモードとなる。受信ONモードは上記周期の内の所定期間を占め、上記周期の残りの期間は、受信OFFモードとなる。
受信ONモードの間、子機において消費される電力の多くを占める受信部は駆動している。一方、受信OFFモードの間、少なくとも、受信部は停止している。
受信ONモードとなった場合、子機は、親機からの送信電文の有無を検出(キャリアセンス)する。送信電文が存在しない場合、子機は次の受信ONモードのタイミングになるまで受信OFFモードとなる。
送信電文が存在した場合、子機は、その送信電文が自局宛の電文であるか否かを判定(ID判定)する。送信電文が自局宛の電文でない場合、子機は次の受信ONモードのタイミングになるまで受信OFFモードとなる。
送信電文が自局宛の電文である場合、子機は、当該送信電文のデータ本体部分の受信を実行する。データ本体部分の受信が完了したら、子機は次の受信ONモードのタイミングになるまで受信OFFモードとなる。
以上のような間欠動作を実行することにより、常時受信部を駆動している状態に較べて、子機で消費される電力を低減させることができる。
そして、以上説明したような間欠受信方式において消費電力をさらに削減するための様々な技術が提案されている。
特許文献1には、子機において、受信OFFモード時にCPU(Central Processing Unit)を低速クロックで動作させることによって、受信OFFモードにおける消費電力を低減させる技術が記載されている。さらに、特許文献1には、受信ONモード時にCPUを高速クロックで動作させることによって、受信ONモードの時間を短縮する技術についての記載がある。
特許文献2には、親機と子機の両方に同一の基準時刻を採用することでキャリアセンスの時間を短くする技術についての記載がある。
特許文献3には、子機側の間欠受信の周期を自動的に変化させる技術が記載されている。
特開平09−289458号公報(ページNo.3および図1) 特開2001−167376号公報(ページNo.4−6および図1) 特開平09−331288号公報(ページNo.3−4および図5)
特許文献1の場合、受信ONモードにおいてCPUを高速クロックで動作させるので、確かに、受信ONモードの時間自体は短縮される。しかしながら、逆に、高速クロック動作に伴う消費電力増大により省電力効果が相殺され、消費電力が十分に低減されない可能性がある。また、特許文献1の場合、モードに応じて動作クロックを切り替える構成が必要であり、装置が複雑化する。
特許文献2の場合、基準時刻を得るための構成(標準時刻電波を受信するための専用アンテナ、標準時刻電波を復調する受信部、標準時刻電波を定期的に受信するための制御部、電子的に時刻の較正が可能な内部時計)を、新たに、しかも、親機と子機の両方に設けなければならない。従って、装置が複雑化する。
特許文献3の場合、子機側の間欠受信の周期を変更することが記載されている。しかしながら、例えば、子機側の間欠受信の周期が親機側の送信期間より長くなってしまうと、送信電文が受信できない場合がある。すなわち、特許文献3の技術の場合、消費電力の低減を試みようとすると子機側の受信性能が低下する虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、受信性能の低下および装置の複雑化を回避しつつ、消費電力を低減させることが可能な通信システムおよび通信方法を提供することを目的とする。
本発明の通信システムは、1つの送信電文について、送信期間中に前記受信装置に対して前記送信電文を送信する第1処理と、前記送信期間に続く受信期間中に前記受信装置から前記送信電文に対する応答である受信電文を受信する第2処理とが実行される第1通信方式と、1つの送信電文について、前記第1処理と前記第2処理とを1組とした第3処理が所定複数回繰り返し実行される第2通信方式と、を選択的に実行可能な第1通信部と、第1期間を示す情報と第2期間を示す情報とを含む期間情報を記憶する第1記憶部と、前記期間情報に基づいて、前記第1通信部の通信方式を、前記第1通信方式と前記第2通信方式のうちから選択する第1制御部と、を備える送信装置と、設定された周期にて間欠受信を実行する第2通信部と、前記期間情報を記憶する第2記憶部と、前記期間情報に基づいて、前記第2通信部における間欠受信周期を、前記送信期間よりも短い周期である第1周期と前記送信期間よりも長い周期である第2周期のいずれかから選択する第2制御部と、を備える受信装置と、を含み、前記第1制御部は、前記第1期間において前記第1通信方式を選択し、前記第2期間において前記第2通信方式を選択し、前記第2制御部は、前記第1期間において前記第1周期を選択し、前記第2期間において前記第2周期を選択する。
本発明の通信方法は、送信装置と、前記送信装置と通信する受信装置とを備える通信システムにおける通信方法であって、前記送信装置は、1つの送信電文について、送信期間中に前記受信装置に対して前記送信電文を送信する第1処理と、前記送信期間に続く受信期間中に前記受信装置から前記送信電文に対する応答である受信電文を受信する第2処理とが実行される第1通信方式と、1つの送信電文について、前記第1処理と前記第2処理とを1組とした第3処理が所定複数回繰り返し実行される第2通信方式と、を選択的に実行可能であり、第1期間を示す情報と第2期間を示す情報とを含む期間情報を記憶し、前記期間情報に基づいて、前記第1通信部の通信方式を、前記第1通信方式と前記第2通信方式のうちから選択し、前記受信装置は、設定された周期にて間欠受信を実行可能であり、前記期間情報を記憶し、前記期間情報に基づいて、前記第2通信部における間欠受信周期を、前記送信期間よりも短い周期である第1周期と前記送信期間よりも長い周期である第2周期のいずれかから選択し、前記送信装置において、前記第1期間において前記第1通信方式が選択され、前記第2期間において前記第2通信方式が選択され、前記受信装置において、前記第1期間において前記第1周期が選択され、前記第2期間において前記第2周期が選択される。
本発明によれば、受信性能の低下および装置の複雑化を回避しつつ、消費電力を低減させることが可能となる。
本発明の実施形態に係る通信システムの構成例を示すブロック図である。 第1通信方式のタイミングチャートである。 第2通信方式のタイミングチャートである。 制御情報データベースのデータ構成例を説明するための図である。 本実施形態の送信装置の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本実施形態の受信装置の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る通信システム10の構成例を示すブロック図である。通信システム10は、送信装置12と、送信装置12と通信する受信装置14とを備える。
送信装置12は、第1通信部20と、第1記憶部22と、第1制御部24と、を備える。
第1通信部20は、第1通信方式と第2通信方式とを選択的に実行可能である。
第1通信方式では、1つの送信電文について、送信期間中に受信装置14に対して送信電文を送信する第1処理と、送信期間に続く受信期間中に受信装置14から送信電文に対する応答である受信電文を受信する第2処理と、が実行される。第2通信方式では、1つの送信電文について、第1処理と第2処理とを1組とした第3処理が所定複数回繰り返し実行される。
第1記憶部22は、制御情報データベース50(図4参照)を記憶する。制御情報データベース50は、通信実績情報51と、判定結果情報52(期間情報)と、を含む。第1制御部24は、判定結果情報52に基づいて、第1通信部20の通信方式を、第1通信方式と第2通信方式のうちから選択する。
受信装置14は、第2通信部30と、第2記憶部32と、第2制御部34と、を備える。
第2通信部30は、設定された周期にて間欠受信を実行する。第2記憶部32は、第1記憶部22と同様の制御情報データベース50を記憶する。第2制御部34は、判定結果情報52に基づいて、第2通信部30における間欠受信周期を、送信装置12の送信期間(図2における送信期間TA)よりも短い周期である第1周期(図2における周期TC)と、送信期間TAよりも長い周期である第2周期(図における周期TD)のいずれかから選択する。


制御情報データベース50は、第1期間54を示す情報と、第2期間56を示す情報とを含む。以下、第1期間54は送信装置12と受信装置14との間で通信実績がある期間であり、第2期間56は送信装置12と受信装置14との間で通信実績がない期間である場合を例に挙げる。第1制御部24は、第1期間54において第1通信方式を選択し、第2期間56において第2通信方式を選択する。第2制御部34は、第1期間54において第1周期を選択し、第2期間56において第2周期を選択する。
図2は、第1通信方式のタイミングチャートである。
第1通信方式において、送信装置12は、送信期間TAの間に送信電文を受信装置14へ送信する。また、送信装置12は、送信期間TAに続く受信期間TBの間に受信電文を受信する。
第1通信方式において、受信装置14は、送信期間TAの間に少なくとも1回は送信電文を受信できる周期、換言すれば、送信期間TAよりも短い周期TCで受信ONモードとなる。図2のP1〜P4は、第1通信方式において、受信装置14が受信ONモードとなるタイミング例である。
送信装置12の送信期間TAは、必ずしも受信装置14の間欠受信の周期TCの整数倍になるとは限らない。また、送信装置12と受信装置14は、少なくとも間欠受信処理に関して同期制御しているわけではない。すなわち、本実施形態の場合、送信期間TAに対する受信ONモードのタイミングは、基本的には、全くのランダムといってよい。従って、送信期間TAと周期TCとのタイミングを一義的に規定することはできない。そして、図2において、タイミング例P1〜P4の位相は、異なって記載されている。この記載の意図は、どのような場合であっても、受信装置14の受信ONモードが送信期間TAの間に少なくとも1回存在することを説明するものであって、タイミング例P1〜P4の数自体や位相のずれ量が常にこうなる(あるいはこうなるべき)ことを示すものではない。
なお、タイミング例P1〜P4において、Highレベルで示された部分は、受信ONモード期間を示し、Lowレベルで示された部分は、受信OFFモード期間を示す。また、タイミング例P1〜P4では、説明を明りょうなものとするために、受信ONモード期間を全て同じ長さとしているが、実際には、その長さは、送信電文長、あるいは、キャリアセンスやID判定の結果によって異なる。また、図2において、黒塗りされた受信ONモード期間は、そのタイミングが送信期間TA内であるため、送信電文を受信可能な状態であることを示す。一方、黒塗りされていない受信ONモード期間は、そのタイミングが送信期間TA外であるため、送信電文を受信することが不可能な状態であることを示す。
第1通信方式の場合、上述したように、受信装置14は、送信期間TAよりも短い周期TCで受信ONモードとなる。従って、送信期間TAの間に最低1回は受信ONモードとなる期間が存在するので、送信電文が未受信となることはない。従って、第1通信方式において、受信装置14の受信性能が低下することはない。しかしながら、上述したように、第1通信方式の場合、周期TCを送信期間TAよりも短く設定する必要があり、間欠受信の頻度がどうしても高くなってしまう。よって、第1通信方式の場合、消費電力削減効果が高いとは言い難い。
図3は、第2通信方式のタイミングチャートである。
第2通信方式において、送信装置12は、1つの送信電文について、第1処理(送信期間TAでの処理)と第2処理(受信期間TBでの処理)とを1組とした第3処理を、所定複数回繰り返し実行する。図3では、第3処理を3回実行する場合を例に挙げる。
第2通信方式において、受信装置14は、間欠受信の周期を、送信期間TAよりも長い周期TDに設定する。図3のQ1〜Q8は、第2通信方式において、受信装置14が受信ONモードとなるタイミング例である。図3におけるタイミング例Q1〜Q8の記載意図、および図3における基本的な記載表現に関しては、図2と同様であるため、ここでの説明は省略する。
第2通信方式における間欠受信の周期TDは、第1通信方式における間欠受信の周期TCよりも長い。換言すれば、第2通信方式における間欠受信の頻度は、第1通信方式における頻度よりも低い。よって、第2通信方式によれば、受信装置14で消費される電力を低減させることができる。例えば、図3から理解できるように、第3処理の繰り返し回数を3回に設定した場合、周期TDを周期TCの2倍にすることが可能となる。すなわち、単純に計算すれば、受信装置14において間欠受信処理で消費される電力を1/2にすることが可能となる。
しかも、第2通信方式の場合、送信装置12は、1つの送信電文について、第1処理(送信期間TAでの処理)と第2処理(受信期間TBでの処理)とを1組とした第3処理を、所定複数回(例えば、3回)繰り返し実行する。従って、受信装置14は、1回目の送信期間TAにおいて送信電文を受信できなくとも、2回目以降の送信期間TAにおいて送信電文を受信することが可能である。従って、第2通信方式において、受信の取りこぼしが発生することはない。なお、第2通信方式の場合、受信の取りこぼしはないが、その処理の特性上、多少の応答遅れが発生する可能性がある。しかしながら、第2通信方式が実行される第2期間は、過去に通信実績が無い期間であり、少なくとも頻繁に通信が行われる蓋然性は極めて低い。従って、ユーザが不利益を被る可能性は極めて低い。しかも、そもそも、その応答遅れもユーザが不満を覚えるような遅延ではない。以上のことから、第2通信方式による受信性能の低下はほぼ無視できるレベルである。
なお、第2通信方式における間欠受信の周期の上限を、複数の第3処理が実行されている間(例えば、3回)に少なくとも1回は送信電文を受信することが可能な周期とすることにより、受信の取りこぼしを確実に回避することが可能となる。
なお、第2通信方式において、1回目の送信期間TA内で受信装置14が受信ONモードとなり送信電文が受信され、且つこの送信電文の応答としての受信電文が1回目の受信期間TB内で送信装置12によって受信された場合、2回目以降の第3処理を実行しないようにすることもできる。これによって、送信装置12において無駄に消費される電力を削減することができる。
図4は、制御情報データベース50のデータ構成例を説明するための図である。
制御情報データベース50は、通信実績情報51と、判定結果情報52とを含む。通信実績情報51は、例えば、一定期間過去(例えば、9月1日および9月2日の2日間)の通信実績に関する情報である。例えば、図4において、通信実績情報51は、8つの通信実績1〜8を有する。判定結果情報52は、第1期間54を示す情報と第2期間56を示す情報を含む。この場合、第1期間54は送信装置12と受信装置14との間で通信実績がある期間であり、第2期間56は送信装置12と受信装置14との間で通信実績がない期間である。本実施形態では、判定結果情報52(すなわち、第1期間54か第2期間56かの判定結果についての情報)は、通信実績情報51に基づいて決定されるものとする。例えば、第1期間54は、通信実績のある時間帯とその前後の通信実績の無い一定期間とで構成することができる。具体的には、図4において、通信実績1は、8:00〜9:00の範囲内にあり、通信実績5は、7:00〜8:00の範囲内にある。この場合、第1期間54の時間幅は、6:00〜10:00となっている。すなわち、第1期間54の時間幅は、本来の時間幅(7:00〜9:00)よりも前後に1時間ずつ拡張されている。このように、第1期間54をより広めに設定することにより、第2通信方式による応答遅れが発生する可能性をより低くすることが可能となる。
なお、通信実績情報51および判定結果情報52の時間単位、一定時間過去の期間、および通信実績情報51に基づく第1期間54および第2期間56の決定方法(たとえば、第1期間54の拡張方法)の決定はあくまで任意であり、図4はその一例を示すに過ぎない。
また、通信実績情報51は、例えば、受信装置14における受信実績情報であってもよい。その場合、たとえば、図4における通信履歴1−8は、受信履歴1−8となる。もちろん、通信実績情報51は、送信装置12における送信実績情報であってもよい。
また、制御情報データベース50は、送信装置12と受信装置14との間での処理の同期をとるために、通常、送信装置12と受信装置14との間で共通のものが使用される。ここで言う“同期”とは、送信装置12の送信周期と受信装置14の間欠受信周期とを同期させるという意味ではなく、両装置間における、第1期間54および第2期間56の変化を同期させるという意味である。制御情報データベース50の装置間での共有化については、例えば、一方が作成して他方へ結果を通知する方法でもよく、あるいは、基礎情報となる通信実績情報51のみを共有化して、判定結果情報52自体の作成に関しては、各装置が共通の作成ルールで個別に作成する方法でもよい。
また、制御情報データベース50は、1回作成したものを継続使用してもよく、あるいは、所定の時間間隔で常に更新されてもよい。
図5は、本実施形態の送信装置12の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、図5およびそれ以降の図6の説明の前提として、制御情報データベース50が予め作成され、その通信実績情報が、送信装置12と受信装置14との間で共有化(各記憶部に同一の制御情報データベース50が記憶)されているものとする。
送信装置12を構成する第1制御部24は、第1記憶部22に記憶された制御情報データベース50を参照し、現在の時刻が第1期間54(通信実績がある期間)内であるか否かを判定する(ステップS1)。現在の時刻が第1期間54内である場合(ステップS1においてYes判定)、第1制御部24は、第1通信部20の通信方式を第1通信方式(図2参照)とする(ステップS2)。一方、現在の時刻が第1期間54内でない場合(ステップS1においてNo判定)、第1制御部24は、第1通信部20の通信方式を第2通信方式(図3参照)とする(ステップS3)。以降、ステップS1〜S3のループ処理が繰り返される。なお、期間に変化がない場合、ループ処理の度に方式を第1通信部20に設定する必要はなく、期間の変化を検出した処理時のみに方式を設定してもよい。
図6は、本実施形態の受信装置14の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
受信装置14を構成する第2制御部34は、第2記憶部32に記憶された制御情報データベース50を参照し、現在の時刻が第1期間54(通信実績がある期間)内であるか否かを判定する(ステップS11)。現在の時刻が第1期間54内である場合(ステップS11においてYes判定)、第2制御部34は、第2通信部30の間欠受信周期を、第1周期(図2参照、たとえば、周期TC)とする(ステップS12)。一方、現在の時刻が第1期間54内でない場合(ステップS11においてNo判定)、第2制御部34は、第2通信部30の間欠受信周期を、第2周期(図3参照、たとえば、周期TD)とする(ステップS13)。以降、ステップS11〜S13のループ処理が繰り返される。なお、期間に変化がない場合、ループ処理の度に間欠受信周期を第2通信部30に設定する必要はなく、期間の変化を検出した処理時のみに設定してもよい。
以上説明した本実施形態によれば、通信実績がない期間(第2期間56)における間欠受信の周期TDを、通信実績がある期間(第1期間54)における間欠受信の周期TCよりも長くすることが可能となる。例えば、第3処理の繰り返し回数を3回に設定した場合、周期TDを周期TCの2倍とすることが可能となる。すなわち、この場合、単純に計算すれば、第2期間56において、受信装置14において間欠受信処理に関して消費される電力を1/2とすることが可能となる。
しかも、第2通信方式の場合、送信装置12は、1つの送信電文について、第1処理(送信期間TAでの処理)と第2処理(受信期間TBでの処理)とを1組とした第3処理を、所定複数回(例えば、3回)繰り返し実行する。従って、受信装置14は、1回目の送信期間TAにおいて送信電文を受信できなくとも、2回目以降の送信期間TAにおいて送信電文を受信することが可能である。従って、第2通信方式において、受信の取りこぼしが発生することはない。
さらに、上記処理を実行するために追加される回路は、送信装置12および受信装置14において各周期(あるいは期間)を切り替える、比較的簡単な回路のみであり、大規模な回路追加は不要である。少なくとも、特許文献1や特許文献2のような規模の回路追加は不要である。
以上纏めると、本実施形態によれば、受信性能の低下および装置の複雑化を回避しつつ、消費電力を低減させることが可能となる。
なお、以上の説明では、制御情報データベース50が通信実績情報51と判定結果情報52とを備える場合を例に挙げたが、通信実績情報51は必須ではない。すなわち、以上説明した処理は、少なくとも、第1期間54および第2期間56が決定してさえいれば実行可能であり、第1期間54および第2期間56が如何にして決定されたかは重要ではない。
また、以上の説明では、第1期間54は、送信装置12と受信装置14との間で「通信実績がある期間」であり、第2期間56は、送信装置12と受信装置14との間で「通信実績がない期間」である場合を例に挙げた。しかしながら、第1期間54および第2期間56は、必ずしも「通信実績の有無を示す期間」だけに限定されるものではなく、他の指標における異なる期間を示すものであってもよい。例えば、第1期間54および第2期間56は、災害発生中を示す期間か否か、あるいは盗難中を示す期間か否か、を区別するものであってもよい。
なお、本実施形態は、低消費電力動作が要求される無線装置、例えば、バッテリによって駆動される無線装置を含む通信システム(例えば、無線検針システム、ホームネットワークシステム、あるいは車両用システム等)に広く適用可能である。
10 通信システム
12 送信装置
14 受信装置
20 第1通信部
22 第1記憶部
24 第1制御部
30 第2通信部
32 第2記憶部
34 第2制御部
50 制御情報データベース
51 通信実績情報
52 判定結果情報
54 第1期間
56 第2期間
TA 送信期間
TB 受信期間
TC 周期
TD 周期

Claims (9)

  1. 送信装置と、
    前記送信装置と通信する受信装置とを備え、
    前記送信装置は、
    1つの送信電文について、送信期間中に前記受信装置に対して前記送信電文を送信する第1処理と、前記送信期間に続く受信期間中に前記受信装置から前記送信電文に対する応答である受信電文を受信する第2処理とが実行される第1通信方式と、1つの送信電文について、前記第1処理と前記第2処理とを1組とした第3処理が所定複数回繰り返し実行される第2通信方式と、を選択的に実行可能な第1通信部と、
    第1期間を示す情報と第2期間を示す情報とを含む期間情報を記憶する第1記憶部と、 前記期間情報に基づいて、前記第1通信部の通信方式を、前記第1通信方式と前記第2通信方式のうちから選択する第1制御部と、
    を備え、
    前記受信装置は、
    設定された周期にて間欠受信を実行する第2通信部と、
    前記期間情報を記憶する第2記憶部と、
    前記期間情報に基づいて、前記第2通信部における間欠受信周期を、前記送信期間よりも短い周期である第1周期と前記送信期間よりも長い周期である第2周期のいずれかから選択する第2制御部と、
    を備え、
    前記第1制御部は、前記第1期間において前記第1通信方式を選択し、前記第2期間において前記第2通信方式を選択し、
    前記第2制御部は、前記第1期間において前記第1周期を選択し、前記第2期間において前記第2周期を選択することを特徴とする通信システム。
  2. 前記第1期間は、前記送信装置と前記受信装置との間で通信実績がある期間であり、前記第2期間は、前記送信装置と前記受信装置との間で通信実績がない期間であることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 前記第1期間は、通信実績のある期間と前記期間の前後の通信実績の無い一定期間とで構成されることを特徴とする請求項2記載の通信システム。
  4. 前記通信実績は、前記受信装置における受信実績であることを特徴とする請求項2または3記載の通信システム。
  5. 前記第2期間における前記間欠受信の周期の上限は、前記複数の第3処理が実行されている間に少なくとも1回は前記送信電文を受信することが可能な周期であることを特徴とする請求項1−4のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 前記第1通信部は、前記第2通信方式にて通信している際、前記所定複数回に到達する前に前記受信電文を受信した場合、残りの前記第3処理を実行しないことを特徴とする請求項1−5のいずれか1項に記載の通信システム。
  7. 送信装置と、前記送信装置と通信する受信装置とを備える通信システムにおける通信方法であって、
    前記送信装置は、
    1つの送信電文について、送信期間中に前記受信装置に対して前記送信電文を送信する第1処理と、前記送信期間に続く受信期間中に前記受信装置から前記送信電文に対する応答である受信電文を受信する第2処理とが実行される第1通信方式と、1つの送信電文について、前記第1処理と前記第2処理とを1組とした第3処理が所定複数回繰り返し実行される第2通信方式と、を選択的に実行可能な第1通信部を備え
    第1期間を示す情報と第2期間を示す情報とを含む期間情報を記憶し、
    前記期間情報に基づいて、前記第1通信部の通信方式を、前記第1通信方式と前記第2通信方式のうちから選択し、
    前記受信装置は、
    設定された周期にて間欠受信を実行可能な第2通信部を備え
    前記期間情報を記憶し、
    前記期間情報に基づいて、前記第2通信部における間欠受信周期を、前記送信期間よりも短い周期である第1周期と前記送信期間よりも長い周期である第2周期のいずれかから選択し、
    前記送信装置において、前記第1期間において前記第1通信方式が選択され、前記第2期間において前記第2通信方式が選択され、
    前記受信装置において、前記第1期間において前記第1周期が選択され、前記第2期間において前記第2周期が選択されることを特徴とする通信方法。
  8. 送信装置と通信する受信装置であって、
    設定された周期にて間欠受信を実行する通信部と、
    第1期間を示す情報と第2期間を示す情報とを含む期間情報を記憶する記憶部と、
    前記期間情報に基づいて、前記通信部における間欠受信周期を設定する制御部と、
    を備え、
    前記通信部は、1つの送信電文について、送信期間中に前記受信装置に対して前記送信電文を送信する第1処理と、前記送信期間に続く受信期間中に前記受信装置から前記送信電文に対する応答である受信電文を受信する第2処理とが実行される第1通信方式と、1つの送信電文について、前記第1処理と前記第2処理とを1組とした第3処理が所定複数回繰り返し実行される第2通信方式と、を選択的に実行可能であり、前記第1期間において前記第1通信方式を選択し、前記第2期間において前記第2通信方式を選択する前記送信装置から送信される前記送信電文を、前記間欠受信周期にて間欠受信し、
    前記制御部は、前記第1期間において、前記通信部における前記間欠受信周期として、前記送信期間よりも短い周期である第1周期を選択し、前記第2期間において、前記通信部における前記間欠受信周期として、前記送信期間よりも長い周期である第2周期を選択することを特徴とする受信装置。
  9. 受信装置と通信する送信装置であって、
    1つの送信電文について、送信期間中に前記受信装置に対して前記送信電文を送信する第1処理と、前記送信期間に続く受信期間中に前記受信装置から前記送信電文に対する応答である受信電文を受信する第2処理とが実行される第1通信方式と、1つの送信電文について、前記第1処理と前記第2処理とを1組とした第3処理が所定複数回繰り返し実行される第2通信方式と、を選択的に実行可能な通信部と、
    第1期間を示す情報と第2期間を示す情報とを含む期間情報を記憶する記憶部と、
    前記期間情報に基づいて、前記通信部の通信方式を、前記第1通信方式と前記第2通信方式のうちから選択する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記第1期間において前記受信装置にて前記送信期間よりも短い周期である第1周期が選択される際に前記第1通信方式を選択し、前記第2期間において前記受信装置にて前記送信期間よりも長い周期である第2周期が選択される際に前記第2通信方式を選択することを特徴とする送信装置。
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