JP6889850B2 - エレベータの遠隔監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータの運転状況等を遠隔監視するエレベータの遠隔監視システムに関する。
従来から、エレベータの動作状況を監視する遠隔監視システムが提供されている。遠隔監視システムは、動作を制御するための制御マイコンを含むエレベータと、エレベータの制御マイコンに対し、端末装置を介して通信可能に接続され、エレベータの動作を遠隔で監視するための監視端末とを備える(特許文献1参照)。
かかる遠隔監視システムでは、エレベータ(制御マイコン)からの信号(いわゆる、イベントコード)を基に、センターの監視端末がセンターの監視員にエレベータの動作状況(運転停止等)を報知する。これに伴い、監視員は、技術員に現場への出向を要請し、現場に出向した技術員は、報知されたエレベータの動作状況に対応した保守作業を行う。
ところで、利用者がエレベータのかごに閉じ込められた場合、利用者は、外部の状況を把握することができないため、復旧の目処が判らず、不安になる。
特開2003−212347号公報
そこで、本発明は、エレベータのかご内に残された利用者の不安を改善することのできるエレベータ用の遠隔監視システムを提供する。
本発明の遠隔監視システムは、昇降路内を昇降するかご、予め設定された作業員の出向状況に関する複数の報知情報の少なくとも一つの報知情報を前記かご内に報知する報知部、及び、前記複数の報知情報の中から前記報知部に報知させる報知情報を、前記かご内の利用者に選択させる選択手段を有し、故障に係る信号及び利用者の要請に係る信号を出力可能なエレベータと、前記エレベータから前記故障に係る信号及び利用者の要請に係る信号が出力されたときに該信号を受ける端末と、を備え、前記報知部は、ディスプレイ及びスピーカーのうち少なくともスピーカーを含み、前記端末は、前記故障に係る信号及び利用者の要請に係る信号と、前記かご内が有人である旨の入力信号を受けることを条件にして、前記報知部に前記選択手段によって選択された報知情報を報知させ、前記スピーカーから報知される報知情報は、音声情報を含む、ことを特徴とする。
上記遠隔監視システムでは、かご内の利用者は、複数の報知情報の中から報知部に報知される報知情報を選択手段により選択できる。これにより、選択された報知情報が報知部に報知されるため、利用者は、自身の選択した報知情報(作業員の出向状況)を確認することができる。その結果、エレベータのかご内に残された利用者の不安を改善することができる。
前記遠隔監視システムでは、前記エレベータは、前記かご内の人の有無を把握するための人に関する情報を取得する取得部を有し、前記端末は、前記取得部から前記人に関する情報を取得してもよい。
かかる構成では、取得部により取得されたかご内の人に関する情報を、端末が取得部から取得することで、例えば、端末が、エレベータとは離れた位置に配置されていたとしても、かご内の人の有無を把握することができる。
前記遠隔監視システムは、前記端末と通信可能で且つ自身の位置情報を出力可能な作業員携帯端末を備え、前記端末が、前記作業員携帯端末の位置情報を取得し、該位置情報を直接又は間接に前記選択手段によって選択された報知情報に反映させてもよい。
かかる構成では、端末は、作業員携帯端末が出力した自身の位置情報を取得し、この位置情報を選択手段により選択された報知情報に反映させることができるため、これにより、利用者は、自身が選択した報知情報を確認する際に、作業員携帯端末の位置情報が反映された報知情報を確認することができる。
前記遠隔監視システムでは、前記エレベータは、それぞれに行き先階を設定されるとともに、異なる報知情報が関連付けられている複数の階床入力部を有し、前記端末は、前記故障に係る信号及び利用者の要請に係る信号を受けたことを条件として、前記複数の階床入力部を前記選択手段として機能させてもよい。
かかる構成では、端末が、故障及び利用者の要請の少なくとも一方に係る信号を受けることで、エレベータの階床入力部を選択手段として機能させるため、エレベータに別途選択手段を設ける必要が無い。
本発明の遠隔監視システムによれば、エレベータのかご内に残された利用者の不安を改善することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る遠隔監視システムのブロック図である。 図2は、同実施形態に係る遠隔監視システムの処理を示すフローチャート図である。 図3は、同実施形態に係る遠隔監視システムの処理を示すフローチャート図である。 図4は、本発明の変形例に係る遠隔監視システムのブロック図である。
以下、本発明に係るエレベータの遠隔監視システムについて説明する。遠隔監視システムは、エレベータの動作状況を遠隔で監視するシステムである。この遠隔監視システムでは、例えば、利用者が、エレベータのかごに閉じ込められた場合、作業員のエレベータへの出向を要請することができる。また、この遠隔監視システムでは、作業員の出向を要請した利用者は、作業員のエレベータへの到着を待つ間、作業員の出向状況(作業者の出向の進捗についての情報)等を示す報知情報を確認できる。報知情報としては、画像情報、音声情報等があり、利用者は所望の報知情報を選択して確認することができる。
遠隔監視システムは、図1に示すように、昇降路内を昇降するかご等を有するエレベータ2と、エレベータ2に接続された端末4とを備える。本実施形態の遠隔監視システム1は、さらに、エレベータ2と端末4との間に設けられた遠隔監視ユニット3と、エレベータ2に通信可能な作業員携帯端末(以下、単に作業員端末という)7とを備える。例えば、端末4は、遠隔監視ユニット3に接続された監視端末5と、監視端末5に接続されたサーバー6とを備える。
エレベータ2は、昇降路内を昇降するかご21を含む動作部20と、イベントコードやエレベータ2の故障信号を出力する制御マイコン22と、かご21内の利用者と通話可能なインターホン等の双方向通話器23と、かご21内を撮影するカメラ等の撮影機24と、を備える。エレベータ2は、通信系統R1を介して端末4に接続されている。通信系統R1は、例えば、エレベータ2から順に遠隔監視ユニット3と電話回線とを介して端末4に通信可能であり、且つ、端末4から逆に電話回線と遠隔監視ユニット3とを介してエレベータ2に通信可能な通信系統である。
かご21は、端末4から出力された情報をかご内に報知する報知部210、及び、利用者が操作することでかご21の行き先を指定する行き先釦(階床入力部)211等を有する。報知部210は、報知情報として画像情報や文字情報が出力される場合にはディスプレイであり、報知情報として音声情報が出力される場合にはスピーカーである。本実施形態の遠隔監視システム1では、報知情報として画像情報、文字情報、及び音声情報等が出力されるため、報知部210はスピーカー及びディスプレイの両方である。また、報知部210のスピーカーは、報知情報を出力するスピーカーとしての機能に加えて、報知情報以外の音声案内等を出力するスピーカーとしての機能も有する。
行き先釦211は、複数の釦を有する。行き先釦211の釦のそれぞれには、異なる行き先階が設定されるとともに、異なる報知情報が関連付けられている。本実施形態の遠隔監視システム1では、行き先釦211が、端末4からの信号の入力により、選択手段に切り替え可能である。また、行き先釦211は、選択手段に切り替えられると、選択された報知情報に関する信号を端末4に出力することができる。具体的に、行き先釦211は、制御マイコン22を経由して、選択された報知情報に関する信号を端末4に出力する。
制御マイコン22から出力されるイベントコードは、エレベータ2自身の動作状況に対応づけられたコードである。具体的に、イベントコードは、かごの位置情報、かごドアの開閉情報、モーターの駆動情報等を示す。
制御マイコン22から出力される故障信号は、エレベータ2の故障を示す信号である。ここでいうエレベータ2の故障とは、かご21内における利用者の閉じ込め、かごドアや乗り場ドアの故障、かご照明の寿命等である。
本実施形態の遠隔監視システム1では、エレベータ2は、かご21内の人の有無を把握するための人に関する情報を取得する取得部を備える。例えば、取得部は、撮影機24等であり、かご21内の人の有無を把握するための人に関する情報は、撮影機24により撮影されたかご21内の画像情報である。
遠隔監視ユニット3は、行き先釦(選択手段)211の操作情報(選択された報知情報に関する信号)、制御マイコン22から出力されるイベントコード及び故障信号、双方向通話器23から出力される音声情報、及び撮影機24から出力される画像情報を、電話回線を介して、端末4に出力する。
作業員端末7は、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)やノートパソコン等の持ち運び可能な端末である。具体的に、作業員端末7は、エレベータ2の保守作業等を行う作業員により所持される。本実施形態の遠隔監視システム1では、作業員端末7は、エレベータ2に出向する作業員により所持されている。
作業員端末7は、通信系統R2を介して端末4に接続可能である。通信系統R2は、例えば、作業員端末7からインターネットを介して端末4に通信可能であり、且つ、端末4からインターネットを介して作業員端末7に通信可能な通信系統である。
作業員端末7は、自身の位置情報を取得可能であると共に、この位置情報を端末4に通信系統R2の一部(作業員端末7からインターネットを介して端末4に通信可能な部分)を介して出力可能であり、且つ、この位置情報を端末4に通信系統R2を介して出力可能である。作業員端末7は、例えば、GPS(Global Positioning System)により、自身の位置情報を取得可能である。本実施形態の作業員端末7は、例えば、作業員により音声等を用いてハンズフリーに操作される。
端末4は、上述のように、監視端末5とサーバー6とを有する。
監視端末5は、制御マイコン22から出力されたイベントコードや撮影機24から出力された画像情報を表示する出力部50と、双方向通話器23を介してかご21内の利用者と通話可能な通話部51とを有する。本実施形態の監視端末5は、例えば、複数の地域に設置された多数のエレベータの監視を行うと共に、対象となるエレベータと離れた建物である監視センター等に設置されている。本実施形態の監視センターには、監視員(オペレータ)が常駐しており、監視員は監視端末5を操作することができる。
監視端末5は、制御マイコン22から遠隔監視ユニット3を介して、エレベータ2自身の動作状況に対応づけられたコードであるイベントコードを受ける。出力部50は、制御マイコン22から受けたイベントコードも出力できる。本実施形態の遠隔監視システム1では、出力部50は、例えば、ディスプレイであり、イベントコード等を表示する。監視員は、イベントコードの表示を確認することで、エレベータ2の動作状況を監視することができる。
通話部51は、監視員とかご21内の利用者とで音声通話を行う際に用いられる。例えば、利用者が、かご21内に閉じ込められたため作業員のエレベータ2への出向を要請する際に、通話部51は、この出向を要請する音声情報を出力する。
本実施形態の遠隔監視ユニット1では、監視端末5は、利用者の要請の信号(作業員の出向要請を含む双方向通話器23を介した通話に関する信号の入力)やエレベータ2の発報(制御マイコン22からの故障信号)の入力を常時監視している。監視端末5は、利用者の要請及び発報の少なくとも一方の入力を受けると、撮影機24から画像情報を取得する。
本実施形態の遠隔監視システム1では、監視端末5が、画像情報を解析することで、人の有無を判断できる画像認識システムを有し、この画像認識システムが、取得した画像情報を用いてかご21内の人の有無の判断を行う。監視端末5は、画像認識システムによりかご21内が有人であると判断した場合、その旨の信号をサーバー6に出力する。尚、監視端末5によるかご21内の人の有無の判断は、画像認識システムの代わりに、監視員が画像情報を目視して行ってもよい。
本実施形態の遠隔監視ユニット1では、監視端末5は、作業員の出向要請が完了すると、この完了の旨の信号をサーバー6に出力する。具体的に、監視員は、監視端末5の通話部51と双方向通話器23とを介してかご21内の利用者から出向要請を受けると、監視端末5を操作する。この操作により、監視端末5は、作業員の出向要請が完了した旨の信号をサーバー6に出力する。
また、本実施形態の遠隔監視ユニット1では、監視端末5は、作業員が故障信号を出力したエレベータ(以下、発報エレベータという)に到着すると、作業員が到着した旨の信号をサーバー6に出力する。具体的に、監視端末5が、作業員端末7からこの作業員端末7の位置情報の入力を受けると、出力部50がこの位置情報を出力する。監視員は、出力部50に出力された作業員端末7の位置情報に基づき、作業員が発報エレベータに到着していることを確認し、監視端末5を操作する。この操作により、監視端末5は、作業員が到着した旨の信号をサーバー6に出力する。
サーバー6は、CPU(Central Processing Unit)等を備える。サーバー6では、CPUが所定のプログラムを実行することで、機能的に処理部60が形成される。サーバー6には、予め設定された作業者の出向情報に関する複数の報知情報61が記憶されている。図1では、サーバー6内に、一つの報知情報61が存在しているが、実際には、複数の報知情報61が存在している。
報知情報61は、画像情報、文字情報、音声情報、作業員との通話等に必要な情報等がある。具体的に、報知情報61は、例えば、作業員の現在位置についての音声アナウンス、かご21内の利用者と作業員とのインターホン通話、作業員の現在位置が記入された地図の表示(作業員端末7の位置情報を直接的に反映した表示)、作業員の乗った車に搭載されている車載カメラの撮像画像に作業員の現在位置の文字表示を追加したもの、作業員の発報エレベータ到着までの予測時間の文字表示又は音声表示(作業員端末7の位置情報を間接的に反映した表示)、作業員の発報エレベータ到着までの距離の文字表示又は音声表示(作業員端末7の位置情報を間接的に反映した表示)、作業員の発報エレベータへの到着までの進捗を示したアニメーション表示に必要な情報である。
本実施形態の遠隔監視システム1において、報知情報61は、行き先釦211の操作により選択される。例えば、行き先釦211のうち1階の釦が操作された際に、報知情報61として作業員の現在位置の音声アナウンスが報知部210に出力され、報知部210はこの音声アナウンスを出力する。
処理部60は、かご21内の利用者により選択された報知情報61を、かご21内の報知部210にて報知させる機能を有する。以下、処理部60の機能について詳細に説明する。
処理部60は、かご21内が有人である旨の信号の入力を常時監視している。処理部60は、かご21内が有人である旨の信号の入力を受けると、作業員の出向要請が完了した旨の信号の入力を所定時間監視する。処理部60は、作業員の出向要請が完了した旨の信号の入力を受けると、行き先釦211を選択手段に切り替えるようエレベータ2に信号を出力する。さらに、処理部60は、エレベータ2に音声アナウンス情報を出力し、かご21内において報知部210のスピーカーから音声アナウンスの出力を開始させる。この音声アナウンスは、例えば、「各行き先釦211を操作するとどのような報知情報が報知されるかを説明すると共に、いずれかの行き先釦211を操作するよう促す」ものである。
尚、処理部60は、かご21内が有人である旨の信号の入力を受けないまま所定時間が経過した場合や、かご21内が有人である旨の信号の入力を受けたものの、作業員の出向要請が完了した旨の信号の入力を受けないまま所定時間が経過した場合、処理を終了する。
処理部60は、行き先釦(選択手段)211の操作を受けると、作業員端末7からこの作業員端末7の位置情報を取得する。処理部60は、取得した作業員端末7の位置情報に基づき、発報エレベータと作業員との距離、及び、作業員が発報エレベータに到着するまでの時間等を算出する。
処理部60は、行き先釦(選択手段)211により選択された報知情報61を抽出し、この抽出結果に、先ほどの算出結果(発報エレベータと作業員との距離、及び、作業員が発報エレベータに到着するまでの時間等のうち、選択された報知態様を報知するために必要なもの)を反映させて、これを報知部210に出力し、報知部210から報知させる。具体的に、行き先釦(選択手段)211により報知情報61として「出向者の現在位置についての音声アナウンス」が選択された場合、処理部60は、報知情報61に含まれる定型の音声アナウンスに、作業員端末7の位置情報を反映させて報知部210に出力し、報知部210のスピーカーから報知させる。処理部60は、作業員が発報エレベータに到着した旨の信号の入力を受けると、作業員が発報エレベータに到着した旨のメッセージを、報知部210のディスプレイで表示し、処理を終了する。
尚、作業員が発報エレベータに到着した旨の信号の入力を受けない場合、再び、利用者による行き先釦(選択手段)211の操作を待ち、この操作を受けると、再び作業員端末7の位置情報を取得し、利用者により選択された報知情報61の報知を行う。
以下、図2、図3のフローチャート図を用いて、遠隔監視システム1における処理の流れを説明する。
監視端末5は、双方向通話器23からの音声情報の入力(通話)を常時監視し、双方向通話器23からの通話がある場合(S01においてYes)、撮影機24からかご21内の画像情報を取得し(S03)、この画像情報に基づいてかご21内が有人であると判断することにより、かご21内が有人である旨の信号を処理部60に出力する(S04)。
また、監視端末5は、制御マイコン22からの故障信号の出力(エレベータ2の発報)を監視し、双方向通話器23からの通話が無い場合(S01においてNo)でも、エレベータ2の発報があると(S02においてYes)、撮影機24からかご21内の画像情報を取得する(S03)。そして、監視端末5は、この画像情報に基づいてかご21内が有人であると判断した場合、かご21内が有人である旨の信号を処理部60に出力する(S04)。
尚、監視端末5は、双方向通話器23からの通話が無く(S01においてNo)、且つ、エレベータ2の発報が無い場合(S02においてNo)には、S01においてYes又はS02においてYesとなるまで、S01に戻って、双方向通話器23からの通話やエレベータ2の発報を監視し続ける(即ち、S01に戻る)。
処理部60は、かご21内が有人である旨の信号の入力を受けておらず(S04においてNo)、所定時間も経過していない場合(S05においてNo)、所定時間が経過するまでS04及びS05を繰り返して、かご21内が有人である旨の信号の入力を待つ。処理部60は、かご21内が有人である旨の信号の入力を受けないまま(S04においてNo)、所定時間が経過した場合(S05においてYes)、処理を終了する。
処理部60は、かご21内が有人である旨の信号の入力を受けると(S04においてYes)、監視端末5から作業員の出向要請の完了の旨の信号の入力を待つ(S06)。処理部60は、作業員の出向要請の完了の旨の信号の入力を受けておらず(S06においてNo)、所定時間も経過していない場合(S07においてNo)、所定時間が経過するまでS06及びS07を繰り返して、作業員の出向要請の完了の旨の信号の入力を待つ。処理部60は、作業員の出向要請の完了の旨の信号の入力を受けないまま(S06においてNo)、所定時間が経過した場合(S07においてYes)、処理を終了する。
処理部60は、作業員の出向要請の完了の旨の信号の入力を受けると(S06においてYes)、行き先釦211を選択手段に切り替えるようエレベータ2に信号を出力する(S08)。さらに、処理部60は、エレベータ2に音声アナウンス情報を出力し、かご21内において報知部210のスピーカーから音声アナウンスの出力を開始させる(S09)。この音声アナウンスは、上述のように、「各行き先釦211を操作するとどのような報知情報が報知されるかを説明すると共に、いずれかの行き先釦211を操作するよう促す」ものである。この音声アナウンスの開始後、処理部60は、行き先釦(選択手段)211の操作を待つ(S10)。即ち、処理部60は、行き先釦(選択手段)211の操作を受けない場合(S10においてNo)、処理部60はこの操作を受けるまで待機状態となる。
処理部60は、行き先釦(選択手段)211の操作を受けると(S10においてYes)、作業員端末7からこの作業員端末7の位置情報を取得する(S11)。処理部60は、取得した作業員端末7の位置情報に基づき、発報エレベータと作業員との距離、及び、作業員が発報エレベータに到着するまでの時間等を算出する(S12)。
処理部60は、行き先釦(選択手段)211により選択された報知情報61を抽出し(S13)、この抽出結果(選択された報知情報61)に、先ほどの算出結果(発報エレベータと作業員との距離、及び、作業員が発報エレベータに到着するまでの時間等のうち、選択された報知態様を報知するために必要なもの)を反映させて(S14)、これを報知部210に出力し、報知部210から報知させる(S15)。その後、処理部60は、作業員が到着した旨の信号の入力を受けると(S16においてYes)、作業員が到着した旨のメッセージを報知部210のディスプレイで表示し(S17)、処理を終了する。
尚、作業員が到着した旨の信号の入力を受けない場合(S16においてNo)、再び、行き先釦(選択手段)211の操作を待ち(S10)、この操作を受けると、再び作業員端末7の位置情報を取得し、所望の報知態様での報知を行い、作業員が到着したかを確認するという一連の処理を繰り返す(S11〜S16)。
以上のように、遠隔監視システム1では、かご21内の利用者は、複数の報知情報61から所望の報知情報61を行き先釦(選択手段)211の操作により選択でき、選択された報知情報61が報知部210に出力される。その結果、報知部210は、選択された報知情報61にて、作業員の出向に関する情報を報知する。そのため、利用者が自身の選択した報知情報61(作業員の出向状況)を確認することができる。その結果、エレベータ2のかご21内に残された利用者の不安を改善することができる。
しかも、遠隔監視システム1では、かご21内が有人である場合に作業員の出向に関する情報の報知を行うため、無人のかご21内に無駄な報知を行うことを防ぐことができる。
また、遠隔監視システム1では、撮影機(取得部)24により取得された画像情報(かご21内の人に関する情報)を、監視端末5(端末4)が撮影機(取得部)から取得する。そのため、エレベータ2から離れた監視センターに配置された監視端末5(端末4)、即ち、エレベータ2とは離れた位置で、かご21内の人の有無を把握することができる。
遠隔監視システム1では、監視端末5(端末4)は、作業員端末7が出力した自身の位置情報を取得し、この位置情報を行き先釦(選択手段)211により選択された報知情報61に反映させることができる。これにより、利用者は、自身が選択した報知情報61を確認する際に、作業員端末7の位置情報(作業員の滞在場所)が反映された報知情報61を確認することができる。
また、遠隔監視システム1では、監視端末5(端末4)が、エレベータ2の発報(エレベータ2の故障に係る信号の出力)、及び、双方向通話器23からの通話(利用者の要請に係る信号)を受けることで、エレベータ2の行き先釦(階床入力部)211を選択手段として機能させる。そのため、エレベータ2に、別途、選択手段を設ける必要が無い。
尚、本発明の遠隔監視システムは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
例えば、通信系統R1は、電話回線を含んでいたが、電話回線の代わりに、インターネットを含んでいてもよい。即ち、図4に示すように、遠隔監視ユニット3と端末4とは、インターネットを介して接続されていてもよい。この場合、通信系統R1,R2は、一部分(インターネットを介して端末4に通信可能な部分)で共通している。尚、エレベータ2は、遠隔監視ユニット3のような中継器を介さずに、インターネットに接続されていてもよい。
また、通信系統R2は、インターネットの代わりに、電話回線を含んでいてもよい。即ち、作業員端末7と端末4とは、電話回線を介して接続されていてもよい。
監視端末5は、エレベータ2の発報(エレベータ2の故障に係る信号の出力)、及び、双方向通話器23からの通話(利用者の要請に係る信号)を受けると、撮影機24から画像情報を取得したが、常時又は一定期間毎に撮影機24から画像情報を取得してもよい。
また、エレベータ2の行き先釦(階床入力部)211を選択手段として機能させる条件は、エレベータ2の発報(エレベータ2の故障に係る信号の出力)、及び、双方向通話器23からの通話(利用者の要請に係る信号)の少なくとも一方を受けることであったが、これらの両方を受けることであってもよい。
上記実施形態の遠隔監視システム1では、端末4は、監視端末5とサーバー6とを有していたが、監視端末及びサーバーが分かれていない単一の端末であってもよい。また、作業員端末が処理部や報知情報を有していれば、作業員端末を上記実施形態の遠隔監視システムにおける端末としてもよい。
上記実施形態の遠隔監視システム1では、監視端末5が、撮影機24から取得した画像情報に基づき、かご21内の人の有無を判断していたが、双方向通話器23を介してかご内の利用者に呼び掛けることで、かご21内の人の有無を判断してもよい。この場合、人の有無を把握するための人に関する情報は音声情報であり、これを取得する取得部は双方向通話器23である。
作業員の発報エレベータへの到着の信号は、作業員が作業員端末7の位置情報に基づいて作業員の発報エレベータへの到着を確認した時点で、監視端末5からサーバー6に出力されていたが、作業員本人が、発報エレベータに到着した時点で、この旨の信号をサーバー6に出力するよう作業員端末7を操作してもよい。また、作業員本人が、発報エレベータに到着した時点で、作業員端末7及び監視端末5の通話部51を介して通話を行い、監視員に到着の旨を伝えてもよい。このように、作業員端末7の位置情報に基づいて、作業員の発報エレベータへの到着を判断しない場合、作業員端末7は、自身の位置情報を取得可能でなくてもよい。
上記実施形態の遠隔監視システム1では、報知情報61を選択する選択手段は、行き先釦211であったが、双方向通話器23の通話ボタンやタッチパネル等であってもよい。
また、上記実施形態の遠隔監視システム1では、図2、図3のフローチャートを用いて説明したように、S09の音声アナウンス(「各行き先釦211を操作するとどのような報知情報が報知されるかを説明すると共に、いずれかの行き先釦211を操作するよう促す」旨の音声アナウンス)は一度のみ出力されたが、選択手段の操作を待つ前に(S10を実行する前に)、毎回このアナウンスを出力してもよい。
尚、「各行き先釦211を操作すると、どのような報知情報が報知されるかを説明し、いずれかの行き先釦211を操作するよう促す」旨の案内は、音声アナウンスを用いて行う他に、ディスプレイへの文字表示により行ってもよい。
報知情報61は、上述した画像情報の出力、音声情報の出力、文字情報の出力、及び、作業員との通話以外に、行き先釦211の点灯等もある。具体的に、作業員の出向要請の完了から、作業員が発報エレベータに近づくほど、行き先釦211の消灯から、低速点滅、高速点滅、点灯と点灯状態を変化させることで、作業員の出向の進捗状態を報知できる。この場合、行き先釦211は、報知部及び選択手段の両方の機能を有することになる。
1…遠隔監視システム、2…エレベータ、20…動作部、21…かご、210…報知部、211…行き先釦(階床入力部)、22…制御マイコン、23…双方向通話器(取得部)、24…撮影機(取得部)、3…遠隔監視ユニット、4…端末、5…監視端末、6…サーバー、60…処理部、61…報知情報、7…作業員端末

Claims (4)

  1. 昇降路内を昇降するかご、予め設定された作業員の出向状況に関する複数の報知情報の少なくとも一つの報知情報を前記かご内に報知する報知部、及び、前記複数の報知情報の中から前記報知部に報知させる報知情報を、前記かご内の利用者に選択させる選択手段を有し、故障に係る信号及び利用者の要請に係る信号を出力可能なエレベータと、
    前記エレベータから前記故障に係る信号及び利用者の要請に係る信号が出力されたときに該信号を受ける端末と、を備え、
    前記報知部は、ディスプレイ及びスピーカーのうち少なくともスピーカーを含み、
    前記端末は、前記故障に係る信号又は利用者の要請に係る信号と、前記かご内が有人である旨の入力信号を受けることを条件にして、前記報知部に、前記選択手段を操作するとどのような報知情報が選択されて報知されるかを説明すると共に前記選択手段を操作するよう促す音声アナウンスを前記スピーカーから出力させ、且つ、前記選択手段によって選択された報知情報を報知させ、
    前記スピーカーから報知される報知情報は、音声情報を含む、
    ことを特徴とする遠隔監視システム。
  2. 前記エレベータは、前記かご内の人の有無を把握するための人に関する情報を取得する取得部を有し、
    前記端末は、前記取得部から前記人に関する情報を取得する、請求項1に記載の遠隔監視システム。
  3. 前記端末と通信可能で且つ自身の位置情報を出力可能な作業員携帯端末を備え、
    前記端末は、前記作業員携帯端末の位置情報を取得し、該位置情報を直接又は間接に前記選択手段によって選択された報知情報に反映させる、請求項1又は2に記載の遠隔監視システム。
  4. 前記エレベータは、それぞれに行き先階を設定されるとともに、異なる報知情報が関連付けられている複数の階床入力部を有し、
    前記端末は、前記故障に係る信号又は利用者の要請に係る信号を受けたことを条件として、前記複数の階床入力部を前記選択手段として機能させる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の遠隔監視システム。
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