JP2011133847A - 透光性基板の接着方法及びディスプレイの製造方法 - Google Patents

透光性基板の接着方法及びディスプレイの製造方法 Download PDF

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伸太郎 秋葉
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晴夫 友野
Kazuya Morohashi
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    • H01J9/24Manufacture or joining of vessels, leading-in conductors or bases
    • H01J9/241Manufacture or joining of vessels, leading-in conductors or bases the vessel being for a flat panel display

Abstract

【課題】表示面が大型化しても、当該表示面への透光性基板の接着時の気泡の発生を抑制し得る透光性基板の接着工程を備えるディスプレイの製造方法を提供する。
【解決手段】第一の透光性基板1上の、第二の透光性基板2上に形成される接着剤溜り4と対向する領域内に、複数の接着剤溜り3を形成して、互いに対向させて第一及び第二の透光性基板1,2間の間隔を狭め、両者間に接着剤を充填する。
【選択図】図3

Description

本発明は、透光性基板の接着方法及び表示面側への透光性基板の接着工程を有するディスプレイの製造方法に関する。
従来、ディスプレイの表示面を外部衝撃等から保護するために、表示面に、耐衝撃性に優れる強化ガラスを基体とする光学フィルタを直貼りする構成が知られている(特許文献1参照)。また、ELディスプレイのカラーフィルタ基板とEL素子基板の接着に利用でき、気泡を発生させることなく接着できる透光性基板の接着方法として次のような方法が知られている。即ち、少なくとも一方が透光性基板である2枚の基板を、基板面に接着剤(液状硬化性樹脂)を落滴し、両基板を密着させ、接着剤を両基板間に押し広げて接着する方法が知られている(特許文献2参照)。
特開2005−22365号公報 特開2000−10506号公報
前記特許文献1に示されているように、ディスプレイの表示面側は、その本体の表示面側の壁面を構成する透光性基板に、光学フィルタ等の他の透光性基板を貼り合わせて構成されている。一方、近年のディスプレイの大型化に伴い、ディスプレイの表示面側を構成する各透光性基板も大型化している。前記特許文献2の方法の場合、接着剤は小さな落滴として付与されるもので、押し広げることができる範囲に自ずから限度がある。従って、前記特許文献2の方法では、大型化した透光性基板を気泡を発生させずに接着することが困難である。
本発明は、大型の透光性基板であっても気泡の発生を抑制できる透光性基板の接着方法及びこの接着工程を備えるディスプレイの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、ディスプレイ本体と、該ディスプレイ本体の表示面外面に接着された透光性基板とを備えるディスプレイの製造方法であって、前記ディスプレイ本体の表示面外面に接着剤を付与し、前記ディスプレイ本体の表示面外面に接着剤溜りを形成する工程と、前記透光性基板の片面に接着剤を付与し、前記透光性基板上に接着剤溜りを形成する工程と、前記透光性基板上に形成した接着剤溜りが前記ディスプレイ本体の表示面外面上に形成した接着剤溜りと対向するように、前記透光性基板の接着剤溜りを形成した面を下方に向けて、前記ディスプレイ本体と前記透光性基板とを配置する工程と、前記ディスプレイ本体と前記透光性基板とを互いに近づけて、前記ディスプレイ本体の表示面外面と透光性基板とに付与した接着剤を、前記ディスプレイ本体の表示面外面と透光性基板との間に充填する工程とを有し、前記透光性基板上には、前記ディスプレイ本体の表示面外面上に形成した接着剤溜りと対向する領域内の当該透光性基板上に複数の接着剤溜りを形成することを特徴とするディスプレイの製造方法である。
また、上記ディスプレイの製造方法は、以下の発明に基づくものである。即ち、第一の透光性基板に接着剤を付与し、前記第一の透光性基板上に接着剤溜りを形成する工程と、第二の透光性基板に接着剤を付与し、前記第二の透光性基板上に接着剤溜りを形成する工程と、前記第一の透光性基板上に形成した接着剤溜りが、前記第二の透光性基板上に形成した接着剤溜りと対向するように、第一の透光性基板の接着剤溜りを形成した面を下方に向けて、前記第一の透光性基板と前記第二の透光性基板とを配置する工程と、前記第一の透光性基板と前記第二の透光性基板とを互いに近づけて、第一の透光性基板と第二の透光性基板とに付与した接着剤を、第一の透光性基板と第二の透光性基板との間に充填する工程とを有し、前記第一の透光性基板上には、前記第二の透光性基板上に形成した接着剤溜りと対向する領域内の当該第一の透光性基板上に複数の接着剤溜りを形成することを特徴とする透光性基板の接着方法である。
本発明のディスプレイの製造方法によれば、表示面が大きく、そこに貼り合わせる透光性基板のサイズが大きくなっても、気泡の発生を抑制し得る透光性基板の接着工程を備えたディスプレイの製造方法を提供することができる。また、本発明の透光性基板の接着方法によれば、大型の透光性基板同士を、気泡の発生を抑制しつつ貼り合わせることができる。
2枚の透光性基板のそれぞれに接着剤溜りを形成した状態を示す平面模式図である。 2枚の透光性基板の接着に用いられる装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態の工程を示す図である。 本発明の一実施形態の図3に続く工程を示す図である。 2枚の透光性基板の接着時における気泡の巻き込みについて説明するための図である。 2枚の透光性基板の接着時における気泡の巻き込みについて説明するための図である。 本発明の他の実施形態を示す図である。 ディスプレイ本体と透光性基板を説明するための模式的断面図である。
透光性基板同士を接着剤を用いて接着する場合、透光性基板のサイズが大きくなるに伴い、基板の全面に接着剤が行き渡るようにするためには、接着剤の付与量を増やしていく必要がある。しかしながら、単に一方の基板上に多量の接着剤を付与して貼り合わせただけでは、2枚の基板の間に気泡が残ってしまう場合がある。この気泡は基板の透光性の妨げとなり、ディスプレイの製造に用いた場合には画像品位の低下を招きかねない。係る問題は両基板のサイズが大きくなるほど発生頻度が高くなる。
本発明者等は、この問題の原因を解明するために、気泡が残る原因について詳細に調査した。図5、図6を用いて説明する。尚、図5及び図6の(a−1)乃至(f−1)は各接着工程の平面図であり、(a−2)乃至(f−2)はそれぞれ(a−1)乃至(f−1)のA−A’断面図である。図中、1は例えばガラス板等の第一の透光性基板(以下、第一基板と称する)、2はやはりガラス板等の第二の透光性基板(以下、第二基板と称する)、3,4はそれぞれ第一基板1、第二基板2に接着剤を付与して形成した接着剤溜りである。ここで「接着剤溜り」とは、接着剤が上向きの面に付着している場合、接着剤が、表面張力により、付着面より盛り上がった状態で滞留している状態をいう。また、接着剤が下向きの面に付着している場合、接着剤が、表面張力と自重により下向きに凸に湾曲した表面を持った状態で滞留している状態をいう。
第二基板2上の中央部に接着剤を付与し、接着剤溜り4を形成する。第二基板2上には、第一及び第二基板1,2を押し付け合うことで、両者間に展延して充填することができる量の接着剤による接着剤溜まり4を形成する。一方、第一基板1上には、第一基板1上の、第二基板2上に形成される接着剤溜り4と対向する領域に、少量の接着剤を付与し、接着剤溜り4よりもその面積が小さい接着剤溜り3を形成する。接着剤溜り3,4は、接着剤の注ぎ落とし又は滴下により、所定の接着剤量で容易に形成することができる。この状態で、第一基板1の、接着剤溜り3を形成した面を下方に向けて、接着剤溜り3と接着剤溜り4とが対向するように、第一基板1と第二基板2とを上下に対向させる〔図5の(a−1)、(a−2)〕。そして、第一基板1と第二基板2とを互いに近づけ、第一基板1と第二基板2とに付与した接着剤を、第一基板1と第二基板2との間に挟み込んで展延して両者間に充填する。
まず、第一基板1と第二基板2とを互いに近づけ、第一基板1上に形成された接着剤溜り3と第二基板2上に形成された接着剤溜り4とを接触させる〔図5の(b−1)、(b−2)〕。これにより、接着剤溜り3と4がつながり、接着剤溜り間結合部10が形成される。この接着剤溜り間結合部10が形成されると、第二基板2上の接着剤溜り4は、表面張力のために第一基板1側に引き寄せられる。そして、接着剤溜り間結合部10が広がると共に、接着剤溜り間結合部10の周囲の、第二基板2上の接着剤溜り4の上面に凹部15′が形成され〔図5の(c−1)、(c−2)〕、接着剤溜り4の表面に微小なうねりが発生した状態となる。
更に第一基板1と第二基板2との距離を狭めると、上記接着剤溜り4上面の微小なうねりの凸部(上記凹部15′の外側)が第一基板1の表面に接触し、接着剤接触付着部14が形成される〔図6の(d−1)、(d−2)〕。この時、最初に形成された接着剤溜り間結合部10と、新たに形成された接着剤接触付着部14との間には、上記凹部15′の存在に起因する空隙15が介在している。第一及び第二基板1,2間の距離が狭まるに従って、接着剤接触付着部14は徐々に広がり、隣接する接着剤接触付着部14同士が互いに接触して一体化して行く〔図6の(e−1)、(e−2)〕。接着剤溜り間結合部10と接着剤接触付着部14との間に形成された空隙15は徐々に周囲に押し出される。しかし、最終的に接着剤接触付着部14は、中央の接着剤溜り間結合部10との間に気泡17を残したままつながって一体化してしまう〔図6の(f−1)、(f−2)〕。この状態で第一及び第二基板1,2の間隔を更に狭めると、接着剤溜り間結合部10と接着剤接触付着部14が一体化した接着剤挟持領域16が広がるが、一旦内包された気泡17は押し出されずにそのまま残ってしまう。
ところで、上記微小なうねりが発生する位置は、接着剤溜り間結合部10から接着剤溜り4の端部までの距離が関係していると考えられる。第一及び第二基板1,2のサイズが大きくなると、両者間に接着剤を充填するために、接着剤溜り4の径が大きくなる。接着剤溜り4の径が大きくなって上記の距離が大きくなるに従い、微小なうねりが発生しやすくなり、第一及び第二基板1,2の間隔を狭めた時に、微小なうねりの凸部が第一基板1と接触してしまう。その結果、接着剤溜り間結合部10の外側に接着剤接触付着部14が形成され、これらの間に気泡が残ってしまう。
ここで、第一基板1側の接着剤溜り3の量を増やすことで、接着剤溜り3のエリアを広げ、接着剤溜り間結合部10の径を大きくすると、接着剤溜り間結合部10から第二基板2上の接着剤溜り4の端部までの距離を狭めることができる。しかしながら、この場合、第一基板1は接着剤溜り3を下方に向けて第二基板2に対向させるため、第一基板1への接着剤の付与量を増やすと、第一基板1を裏返す際に、第一基板1に付与された接着剤が流れたり、第二基板2上に落下したりする恐れがある。
本発明者等は、第一基板1上に形成する接着剤溜り3を複数とすることで、上記第一結合部10の径を大きくするのと同様の効果が得られることを見出して本発明をなしたものである。即ち、第一基板1上に形成する接着剤溜り3を複数とすることで、上記した微小なうねりの凸部が第一基板1と接触する前に、複数の接着剤溜り3と接着剤溜り4とを優先的に接触させて複数の接着剤溜り間結合部を形成することができる。これにより、第二基板2上の接着剤溜り4の端部までの距離が小さい位置に、接着剤溜り3と接着剤溜り4との接触で形成される接着剤溜り間結合部を形成することができる。よって、微小なうねりの凸部と第一基板1との接触による接着剤接触付着部14が発生せず、気泡の巻き込みが抑制される。
以下に図1乃至図4を用いて本発明に係る接着方法を実施形態を挙げて説明する。尚、図5、図6と同じ部材には同じ符号を付した。
図1の(a)、(b)は、本発明の一実施形態における第一基板1(第一の透光性基板)の接着剤溜り3の形成面の平面模式図と、第二基板2(第二の透光性基板)の接着剤溜り4の形成面の平面模式図である。第一基板1及び第二基板2は例えばガラスで構成され、接着剤溜り3,4は同じ接着剤を用いて形成される。付与される接着剤は、熱硬化型接着剤、常温硬化型接着剤、2液反応型接着剤、UV硬化型接着剤等を用いる事ができる。また、接着剤の粘度は25℃で0.1Pa・s〜10Pa・sの範囲から選択されることが好ましい。接着剤の付与にはディスペンサが用いられる。
図2は、本実施形態において、2枚の透光性基板の接着に用いられる装置の概略構成図である。また、図3、図4は本実施形態の一連の工程を示す図であり、図3及び図4の(a−1)乃至図(f−1)は平面図であり、図3及び図4の(a−2)乃至(f−2)はそれぞれ(a−1)乃至(f−1)のA−A’断面図である。
まず、第一基板1上には、第一基板1上の、第二基板2上に形成される接着剤溜り4と対向する領域内に、複数の接着剤溜り3が形成される。本実施形態では、図1の(a)、(b)及び図3の(a−1)、(a−2)に示すように、第一基板1には3箇所、第二基板2には1箇所、それぞれ接着剤を付与し、第一基板1上に3つの接着剤溜り3を、第二基板2上には1つの接着剤溜り4を形成する。この時、第二基板2上には、第一及び第二基板1,2を押し付け合うことで、両者間に展延して充填することができる量の接着剤により、面状に広がった接着剤溜まり4が形成される。第一基板1へ付与される接着剤の量は、第二基板2へ付与される接着剤の量よりも少量で、接着剤溜り3が形成される。前述したように、接着剤溜り3,4は、接着剤の注ぎ落とし又は滴下により、所定の接着材量で容易に形成することができる。第一基板1上に形成される複数の接着剤溜り3の全面積は、第二基板2上に形成される接着剤溜り4の面積よりも小さい。第一基板1上に形成される3つの接着剤溜り3は、第一基板1上の、第二基板2上に形成される接着剤溜り4と対向する領域内に形成されることとなる。
本実施形態において、接着剤溜り3は、第一基板1上に複数形成されるが、形成される数及び配置は特に限定されない。好ましくは、図1に示すように、第二基板2上に形成される接着剤溜り4の中央部を含む直線上に3個以上形成される。
次に、第一基板1上に形成された接着剤溜り3が、第二基板2上に形成された接着剤溜り4と対向するように、第一基板1の接着剤溜り3を形成した面を下方に向けて、第一基板1と第二基板2とを配置する。
図2は、昇降ジグ5を用いて、第一基板1を第二基板2の上方に対向させた状態を示す図である。6は昇降ステージで、Zステージ8に固定されている。また、昇降ステージ6には昇降ピン7が固定されており、Zステージ8を上下に移動することで、昇降ステージ6を通じて昇降ピン7を上下に動かすことができる。9は架台であり、第二基板2を設置すると同時に、Zステージ8が固定されている。昇降ジグ5は、昇降ステージ6、昇降ピン7、Zステージ8、架台9で構成される。
図2において、第二基板2上に形成された接着剤溜り4を上向きにして、第二基板2を架台9の上に設置する。また、第一基板1上に形成された接着剤溜り3を下向きにして、第一基板1を昇降ピン7の上に設置する〔図3の(a−1)、(a−2)〕。次に、第一基板1と第二基板2とを互いに近づける〔図3の(b−1)、(b−2)〕。Zステージ8を所定の速度で降下させ、第一基板1の位置を、接着剤溜り3と接着剤溜り4が接触するまで下げる。この時、接着剤溜り3の下端は球面の一部であり、接着剤溜り4の表面は略平面であるため、球面と平面の点接触となり、接触時に気泡を巻き込まない。また、接着剤溜り3と接着剤溜り4との接触により、接着剤溜り間結合部10が形成される。この時点で、接着剤溜り4は、表面張力のために第一基板1側に引き寄せられ、接着剤溜り間結合部10が広がり、その周囲の接着剤溜り4に凹部15′が発生する〔図3の(c−1)、(c−2)〕。
続いて、Zステージ8を所定の速度で降下させ、第一基板1と第二基板2との距離を次第に狭くする。すると、接着剤溜り間結合部10は更に広がると共に、第二基板2側の接着剤溜り4は第一基板1側の未結合の接着剤溜り3と接触し、新たな接着剤溜り間結合部11ができる。接着剤溜り間結合部10と11との間には空隙12が形成される〔図4の(d−1)、(d−2)〕。
Zステージ8を更に降下させ、第一基板1と第二基板2との間隔を狭めていくと、接着剤溜り間結合部10、11は更に広がるとともに、空隙12は小さくなり、接着剤溜り間結合部10、11は互いに接触する〔図4の(e−1)、(e−2)〕。そのままZステージ8を更に降下させ、更に第一基板1と第二基板2との間隔を狭めていくと、互いに接触した接着剤溜り間結合部10、11は一体化して空隙12を外側に押出しながら更に広がってゆく〔図4の(f−1)、(f−2)〕。
更に、Zステージ8を降下させ、接着剤溜り間結合部10、11が一体化した接着剤結合部13を広げる。昇降ピン7が十分に下がり、第一基板1からはなれる。接着剤の結合部13は第一基板1の自重で押圧されることにより、更に広がる。第一基板1と第二基板2間に残る空気は広がる接着剤結合部13によって外側に押し出されるため、気泡を発生することなく、第一基板1と第二基板2との間に接着剤が充填される。
尚、上記実施形態においては、第一基板1上に形成された3つの接着剤溜り3のうち、中央部の溜りが最初に第二基板2上に形成された接着剤溜り4に接触しているが、3つの接着剤溜り3のうちいずれが先に接着剤溜り4に接触しても同様の作用効果が得られる。
次に、図7に基づき他の実施形態を説明する。図7の(a)と(b)は、本発明の他の実施形態における第一基板1の接着剤溜り3の形成面の平面模式図と、第二基板2の接着剤溜り4の形成面の平面模式図である。図7において、(c−1)は第一基板1と第二基板2をその接着剤溜り3,4の形成面同志を向き合わせて配置した状態の平面図、(c−2)は(c−1)におけるA−A’断面図である。図7において、図5、図6と同様の部材には同じ符号を付した。図7に示す実施形態では、第二基板2に複数の接着剤溜り4を形成し、それぞれの接着剤溜り4に対向する第一基板1上の位置にそれぞれ複数の接着剤溜り3を形成している。つまり、図1乃至図4で説明した実施形態における接着剤溜り3と4を一組として複数組を形成する方法で、この点以外は前述の実施形態と同様である。接着剤溜り4は、第二基板2上に複数個形成されるが、形成される数及び配置は特に限定されない。第二基板2が長方形をなす場合、好ましくは、各角の内角のニ等分線と、両短辺の中央を結ぶ直線とが交わる2つの交点を結ぶ線上、及び、前記二等分線の前記角から前記交点までの線分上に形成されることが望ましい。各角の内角のニ等分線と、両短辺の中央を結ぶ直線とが交わる2つの交点上及びこの2つの交点を結ぶ線上に形成される接着剤溜り4は、主に第一基板1と第二基板2の中央部分間を満たす。前記2つの交点上の接着剤溜り4の接着剤の量、前記2つの交点を結ぶ線上に形成する接着剤溜り4の接着剤の量と数は、第一基板1と第二基板2の中央部分間を満たすに適した量と数に調整することが好ましい。アスペクト比が大きい場合ほど、滴下する個数を多くして調整することが望ましい。前記二等分線の前記角から前記交点までの線分上に形成される接着剤溜り4は、主に第一基板1と第二基板2の角部間を満たす。前記二等分線の前記角から前記交点までの線分上に形成される接着剤溜り4の数と接着剤の量は、第一基板1と第二基板2の角部間を満たすに適した数に調整することが好ましい。これによって接着剤が広がっていく形状を調整することができる。また、前記二等分線の前記角から前記交点までの範囲内に形成された接着剤溜り4から、該接着剤溜り4が形成された第二基板2の角部を形成する二辺までの距離はほぼ等しくなる。このため、広がり形状を調整した接着剤が均等に広がって行った際、第二基板2からの接着剤のはみ出し量を少なくすることができる。
以上述べた透光性基板の接着方法を、ディスプレイ本体の表示面外面への透光性基板の接着に適用すれば、表示面及び透光性基板のサイズが大きくなっても、気泡の発生を抑制することができる。従って、画像品位の優れたディスプレイを製造することが可能となる。上述の接着方法は、例えば電子線ディスプレイパネル、液晶ディスプレイパネル、ELディスプレイパネル、プラズマディスプレイパネル等のフラットパネルディスプレイの製造に適しているが、ブラウン管(CRT)ディスプレイの製造に用いることもできる。また、本発明におけるディスプレイ本体とは、フラットパネルディスプレイにおいては画面を構成するパネル部分、CRTディスプレイにおいてはCRT部分をいう。
ディスプレイ本体18は、図8の(a)に示すように、表示面側を構成する表示基板20、背面側を構成する背面基板21、表示及び背面基板20、21とともに気密容器を構成する枠22を備えている。そして、この気密容器内には画像表示手段が配置されている。画像表示手段は、電子線ディスプレイパネルを例に挙げるなら、表示基板20側に配置された蛍光体23、背面基板21側に配置された電子源24等である。また、図示はされていないが、液晶ディスプレイパネルでは液晶及びトランジスタや電極等であり、ELディスプレイパネルではEL素子等であり、プラズマディスプレイパネルでは蛍光体及びプラズマ生成ガス及び電極等である。
図8の(b)に示すように、ディスプレイ本体18の表示面側を構成する表示基板20は、透光性基板の一つで、透明なガラス20aとその表面に貼付された透光性の樹脂フィルム20bとからなる場合と、透明なガラス20a単体の場合とがある。透光性の樹脂フィルム20bは、例えば、帯電抑制、光反射抑制、カラーフィルター等の機能を備える樹脂フィルムである。透光性基板19は、図8の(c)、(d)に示すように、透明なガラス19a又は透明な樹脂基板19cとその表面に貼付された透光性の樹脂フィルム19bとからなる場合と、透明なガラス19a又は透明な樹脂基板19c単体の場合とがある。透光性の樹脂フィルム19bは、例えば、帯電抑制、光反射抑制、カラーフィルター等の機能を備える樹脂フィルムである。透光性の樹脂フィルム19bは、ディスプレイ本体18の表示基板20に透光性の樹脂フィルム20bが設けられている場合、通常、透光性の樹脂フィルム20bとは異なる機能のフィルムが用いられるが、同種の機能のフィルムとすることもできる。ディスプレイ本体18の耐衝撃性の向上という点からは、透光性基板19は、透明なガラス19a又は透明なガラス19aとその表面に貼付された透光性の樹脂フィルム19bとからなることが好ましい。
ディスプレイの製造工程における表示面外面への透光性基板19の接着は、ディスプレイ本体18の組み立て後に行われる。従って、本発明のディスプレイの製造方法での透光性基板19の接着は、図1乃至図4及び図7における第二基板2をディスプレイ本体18、第一基板1をその表示面外面に接着する透光性基板19と置き換える。そして更に、接着剤溜り4を形成する第二基板2の面を表示面外面とした場合と同じである。
(実施例1)
図1の(a)、(b)に示された第一及び第二基板1,2として、厚さ2.5mmでアスペクト比が1.25の青板ガラスを13インチ、30インチ、50インチの3種類用意し、アルコールで洗浄した。尚、第一基板1は第二基板2に比べて対角で10mmだけ大きいサイズとした。次いで、アクリル系UV硬化樹脂(アクリル酸エステル60質量%、合成樹脂30質量%、光開始剤10質量%、粘度は2Pa・s、比重は1.0)をシリンジに入れ、脱泡装置により脱泡した。脱泡には、遠心分離方式又は真空脱泡を利用した。その後、シリンジをディスペンサに装填し、第一及び第二基板1,2上に接着剤を付与した。
いずれの大きさの第一基板1についても、接着剤は1箇所につき0.05mlとし、滴下付与したが、これによって形成する接着剤溜り3の数は大きさによって異なるものとした。13インチの第一基板1には、中央と他に2箇所の3箇所に接着剤を付与し、図1の(a)に示される様に接着剤溜り3を3個形成した。また、30インチの第一基板1には、中央と他に8箇所の9箇所に接着剤を付与し、接着剤溜り3を9個形成した。50インチの第一基板1には、中央と他に12箇所の13箇所に接着剤を付与し、接着剤溜り3を13個形成した。上記いずれの第一基板1に対しても、中央を通る一直線上の位置に40mm間隔で接着剤を付与した。第二基板2上には、中央に基板サイズの1インチ当たり0.75mlの接着剤を付与し、それぞれのサイズの第二基板2上に図1の(b)に示される様に接着剤溜り4を形成した。これらの基板1,2を図2の装置に取り付けた。この時、第一基板1と第二基板2との間隔は5mmであった。
接着剤溜り3は液体であるので、直径8mmに広がり、重力によっておよそ1mm垂れ下がり、先端は球面状となった。しかし、本実施例で付与した量であれば、第一基板1を接着剤溜り3を形成した面を下側にして配置しても、接着剤溜り3が垂れ落ちることはなかった。また、接着剤溜り4は、13インチでは、直径160mm、厚さ0.5mmで濡れ広がり、中央部はほぼ平面状態となっていた〔図3の(a−1)、(a−2)〕。
次に、Zステージ8を秒速0.5mmで降下させ、第一基板1を、接着剤溜り3と接着剤溜り4が接触する位置まで下げた〔図3の(b−1)、(b−2)〕。この時、接着剤溜り3の下端は球面の一部であり、接着剤溜り4の表面は略平面であるため、球面と平面の点接触となり、接触時に気泡を巻き込まなかった。接着剤溜り3と4との接触の直後、接着剤溜り間結合部10が発生し、この時点で、接着剤溜り4は、表面張力のために第一基板1側に引き寄せられ、接着剤溜り間結合部10は広がり、その周囲に凹部15′が発生した〔図3の(c−1)、(c−2)〕。
続いて、Zステージ8を秒速0.01mmで降下させ、第一基板1と第二基板2との距離を次第に狭くする。すると、最初に形成された接着剤溜り間結合部10が更に広がると共に、未結合で残っていた接着剤溜り3が接着剤溜り4と接触し、新たな接着剤溜り間結合部11が形成された。その結果、隣接する接着剤溜り間結合部10と11の間に空隙12が形成された〔図4の(d−1)、(d−2)〕。
Zステージ8を秒速0.01mmで更に降下させ、第一及び第二基板1,2間の間隔を狭めていくと接着剤溜り間結合部10、11がそれぞれ広がって、互いが隣接する部分で接触した〔図4の(e−1)、(e−2)〕。そのままZステージ8を秒速0.01mmで更に降下させると、接着剤溜り間結合部10、11が一体化した接着剤挟持領域13が空隙12を外へ押し出すようにして広がった〔図4の(f−1)、(f−2)〕。更に、Zステージ8を秒速0.05mmで降下させると、昇降ピン7が十分に下がり、第一基板1から離れた。接着剤挟持領域13は第一基板1の自重で押圧されることにより、気泡を発生することなく第一及び第二基板1,2間全体に広がり、第一及び第二基板1,2間に接着剤が充填された。接着剤の厚さはおよそ0.12mmであった。
最後に、第二基板2から溢れた接着剤を拭き取り、紫外線を照射して接着剤を硬化させた。このようにして、第一基板1と第二基板2とを接着剤により接着することができた。
各基板サイズでそれぞれ10サンプル作製したが、その全てにおいて気泡が残る問題は発生しなかった。結果を表1に示す。尚、評価は全サンプル数当たりの気泡が残ったサンプル数を気泡残存率として示す。
(比較例1)
実施例1と同じ3種類の基板サイズを用い、図5の(a−1)、(a−2)に示すように、第一基板1上には、全ての基板サイズにおいて、中央の1箇所に0.05mlの接着剤を付与し、接着剤溜り3を1個形成した。これ以外は、全て実施例1と同様の方法でサンプルを作製した。
実施例1と同様に図2の装置に第一基板1、第二基板2を取り付け、双方の間隔を狭めて行くと〔図5の(b−1)、(b−2)〕、接着剤溜り3と接着剤溜り4とが接触し、接着剤溜り間結合部10が形成された〔図5の(c−1)、(c−2)〕。また、この時、接着剤溜り3と4とが接触することで、接着剤溜り4が表面張力のために第一基板1側に引き寄せられ、接着剤溜り間結合部10が広がると同時に、その周囲の接着剤溜り4に凹部15′が発生した。
更に第一及び第二基板1,2間の間隔を狭めていくと、接着剤溜り間結合物10が広がると共に、接着剤溜り4に発生した凹部15′の外側で接着剤溜り4が第一基板1と接触し、接着剤接触付着部14が形成された〔図6の(d−1)、(d−2)〕。更に第一及び第二基板1,2間の間隔が狭まるに連れて、接着剤接触付着部14は広がり、隣接する接着剤接触付着部14同士が接触して一体化し、更に広がった〔図6の(e−1)、(e−2)〕。最終的に、接着剤接触付着部14は、最初に形成された接着剤溜り間結合部10に接触して一体化した。しかし、この時、気泡15が残り〔図6の(f−1)、(f−2)〕、一体化した接着剤挟持領域16が第一及び第二基板1,2間全体に広がっても、気泡15はそのまま残ってしまった。
各基板サイズでそれぞれ10サンプル作製したが、基板サイズが13インチ以上では気泡が残る問題が発生した。気泡の発生頻度は基板サイズが大きくなるほど多くなり、30インチと50インチでは10サンプル全てに気泡が残る問題が発生した。結果を実施例1と同様に表1に示す。
Figure 2011133847
(比較例2)
基板サイズは5インチを使用し、第一基板1上には、中央の1箇所に1mlの接着剤を付与し、接着剤溜り3を1個形成した以外は、全て実施例1と同様な方法で10サンプルを作製した。その結果、比較例1と同様に、サンプルの中央部に気泡が残る問題が2サンプルで発生した。
(実施例2)
厚さ2.5mmでアスペクト比が1.25の50インチの青板ガラスの一方の面に、マトリクス状に複数の開口部を有する黒色の遮光部材と、各開口部内に位置する蛍光体と、遮光部材及び蛍光体の表面を覆うアノード電極とを形成してフェースプレートとした。更に、上記と同じサイズの青板ガラスの一方の面に、複数の行方向配線と複数の列方向配線と、これらの配線に接続された複数の電界放出型の電子放出素子と、複数のスペーサとを形成してリアプレートとした。リアプレートの上記一方の面の周囲にガラスからなる枠を取り付け、この枠上にフリットガラスを配置した。10-6Paの真空雰囲気の中で、リアプレートとフェースプレートとを、蛍光体と電子放出素子とが対向するように保持した状態で、上記フリットガラスを加熱溶融し、フェースプレートと枠とを接合して厚さ8.0mmのディスプレイ本体を作成した。
次に、ディスプレイ本体の表示面側に帯電抑制のための透光性の樹脂フィルムを貼付した。この透光性の樹脂フィルムは、表面に、ITO粒子が分散されたポリエステル樹脂(PET)の塗布層を有するPETフィルムであり、大きさは、ディスプレイ本体1の表示面を構成する表示基板とほぼ同等である。このPETフィルムはディスプレイ本体の表示面側にアクリル系接着剤で貼付した。本実施例においては、表示基板は、前記フェースプレートを構成する青板ガラスと帯電抑制のための透光性の樹脂フィルムとで構成されたものとなり、ディスプレイ本体1の表示面外面(接着面)はITO粒子が分散されたPETの塗布層である。
更に、ディスプレイ本体のフェースプレートよりも対角で10mmだけ大きい以外はフェースプレートと同様のサイズの青板ガラスを用意し、この青板ガラスの一方の面に光反射抑制のための透光性の樹脂フィルムを貼付した。この透光性の樹脂フィルムは、PETフィルム表面に、シリカ微粒子が分散されたアクリル樹脂層を有しており、大きさは、貼付される青板ガラスとほぼ同等である。このPETフィルムは青板ガラスの一方の面にアクリル系接着剤で貼付した。本実施例においては、透光性基板はガラスと光反射抑制の為の透光性の樹脂フィルムとで構成される。透光性基板の接着面は上記ガラス面である。
実施例1の50インチの第一基板と第二基板の接着と同様に、上記ディスプレイ本体を第二基板、透光性基板を第一基板とし、ディスプレイ本体の表示面であるPETの塗布層面に透光性基板のガラス面を接着した。
以上のようにして作成したディスプレイ本体に、表示用の駆動回路を取り付けてディスプレイを作成した。本実施例においても実施例1と同様に、気泡が残る問題は発生しなかった。
(実施例3)
第一基板1と第二基板2には、アスペクト比が1.75である以外は、実施例2と同様の構成である、50インチのディスプレイ本体と透光性基板を用いた。
第一基板1に形成する接着剤は1箇所につき0.05mlとし、滴下付与した。それにより形成される接着剤溜り3の数は、第二基板2に滴下する数によって異なるものとした。本実施例では、図7(a)に示すように、第二基板2上に接着剤溜り4が形成される位置に対向する第一基板1の領域のそれぞれへ、中央とその左右2箇所の3箇所ずつ、計39箇所に接着剤溜り3を形成した。それぞれの滴下する接着剤溜り3の位置は、対向する接着剤溜り4の中心を通る一直線上に40mm間隔で付与した。
第二基板2上に付与する接着剤は、図7(b)に示すように、第二基板2の各角の内角のニ等分線と、両短辺の中央を結ぶ直線とが交わる2つの交点上の2箇所、該2つの交点を結ぶ線上に等間隔に3箇所付与した。加えて、前記各二等分線の前記角から前記交点までの線分上にそれぞれ2箇所ずつ合計8箇所付与し、前記2箇所と3箇所を合わせて接着剤溜り4を合計13個形成した。
本実施例では、接着剤の総量を260mlとした。まず、第二基板2の各角の内角のニ等分線と、両短辺の中央を結ぶ直線とが交わる交点に全体の約42%を2箇所に分けて付与し、接着剤溜り4を形成した。この時、1箇所当たりの量は55mlであった。同様にして、上記2つの交点を結ぶ直線上に全体の約45%を、上記交点間を等間隔に4等分した3箇所に付与した。この時、1箇所当たりの塗布量は38mlであった。残りの約13%については、前記各二等分線の前記角から前記交点までの4本の線分に4分割し、更に上記線分上にそれぞれ等間隔に2箇所付与した。この時、1つの線分上に滴下した量は、交点に近い順より6ml、3mlであった。
第二基板2の短辺長さをA、長辺長さをBとすると、第二基板2と同じ大きさまで充填するための滴下量は、少なくともA×B×所望の接着剤厚さより多く必要とする。第二基板2の各角の内角のニ等分線と、両短辺の中央を結ぶ直線とが交わる2つの交点を結ぶ直線上(交点上も含む)に滴下した総量をSC、前記各二等分線の前記角から前記交点までの線分上に滴下した総量をSrとおく。この時、SCとSrの割合の例としては、下記の2種類により分類して表される。
簡略化するため、S1=(π/4)×A2、S2=A(B−A)とおく。
i)A=Bの場合
c:Sr= S1 :{A2−S1
=(π/4)×A2 :{A2−(π/4)×A2
= π :(4−π)
ii)A≠Bの場合
c:Sr= S1+S2 :{AB−(S1+S2)}
本実施例では、アスペクト比1.75の50インチである為、ii)を用いて計算すると、
c:Sr=0.87:0.13
が目安となるため、全滴下量260mlのうち、Sc=224ml、Sr=36mlとした。
実施例2のディスプレイ本体と透光性基板の接着と同様に接着を行った。接着剤の厚さはおよそ0.38mmであり、はみ出し量は1.5%の5mlであった。本実施例のように接着剤を付与した場合、貼り合わせ後のはみ出し量が少なくなる効果が期待できる。また、実施例1、実施例2と同様に、気泡が残る問題は発生しなかった。
1:第一の透光性基板(第一基板)、2:第二の透光性基板(第二基板)、3,4:接着剤溜り

Claims (2)

  1. ディスプレイ本体と、該ディスプレイ本体の表示面外面に接着された透光性基板とを備えるディスプレイの製造方法であって、
    前記ディスプレイ本体の表示面外面に接着剤を付与し、前記ディスプレイ本体の表示面外面に接着剤溜りを形成する工程と、
    前記透光性基板の一方の面に接着剤を付与し、前記透光性基板の上に接着剤溜りを形成する工程と、
    前記透光性基板の上に形成した接着剤溜りが前記ディスプレイ本体の表示面外面の上に形成した接着剤溜りと対向するように、前記透光性基板の接着剤溜りを形成した面を下方に向けて、前記ディスプレイ本体と前記透光性基板とを配置する工程と、
    前記ディスプレイ本体と前記透光性基板とを互いに近づけて、前記ディスプレイ本体の表示面外面と透光性基板とに付与した接着剤を、前記ディスプレイ本体の表示面外面と透光性基板との間に充填する工程とを有し、
    前記透光性基板の上には、前記ディスプレイ本体の表示面外面の上に形成した接着剤溜りと対向する領域内の当該透光性基板の上に複数の接着剤溜りを形成することを特徴とするディスプレイの製造方法。
  2. 第一の透光性基板に接着剤を付与し、前記第一の透光性基板の上に接着剤溜りを形成する工程と、
    第二の透光性基板に接着剤を付与し、前記第二の透光性基板の上に接着剤溜りを形成する工程と、
    前記第一の透光性基板の上に形成した接着剤溜りが、前記第二の透光性基板の上に形成した接着剤溜りと対向するように、第一の透光性基板の接着剤溜りを形成した面を下方に向けて、前記第一の透光性基板と前記第二の透光性基板とを配置する工程と、
    前記第一の透光性基板と前記第二の透光性基板とを互いに近づけて、第一の透光性基板と第二の透光性基板とに付与した接着剤を、第一の透光性基板と第二の透光性基板との間に充填する工程とを有し、
    前記第一の透光性基板の上には、前記第二の透光性基板の上に形成した接着剤溜りと対向する領域内の当該第一の透光性基板の上に複数の接着剤溜りを形成することを特徴とする透光性基板の接着方法。
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