JP2011129195A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】内部電源電圧の急激な変化に追従し、安定した内部電源電圧を供給することができる電源部を備えた半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置は、集積回路からなるコア回路と、内部電源からの電圧および外部電源からの電圧を受け、コア回路から転送されるデジタルデータを出力するドライバと、コア回路からのデータを一時的に保持し、前記ドライバに該デジタルデータを転送するフェッチ部とを含む周辺回路と、ドライバに電源線を介して内部電圧を供給する第1の電源部と、外部電源と電源線との間に直列に接続された電流駆動素子およびスイッチング素子をそれぞれ含む複数の電流駆動列を備え、複数の電流駆動列を駆動することによって第1の電源部とは別に電源線に電流を供給する第2の電源部と、デジタルデータの連続するビット間で論理が遷移するときに複数の電流駆動列の少なくとも1つを駆動させるように第2の電源部を制御する電源制御部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関する。
半導体メモリ等の半導体装置は、デジタルデータをチップの外部へ出力するOCD(Off Chip Driver)を備えている。例えば、OCDは、内部電源電圧VINTおよび外部電源電圧VDDQを受け、メモリセルから読み出したデータを増幅して外部へ出力する。
内部電源電圧VINTは、OCDに加えて、半導体装置の内部のコア回路(例えば、メモリセルアレイ)およびコア回路の周辺回路を駆動するために用いられる。内部電源電圧VINTは、例えばフィードバック電源回路によって供給される。フィードバック電源回路は、内部電源電圧VINTをモニタし、内部電源電圧VINTの変動に応じて、OCD等の内部回路への電流供給量を変化させる。半導体装置の内部回路の消費電流が増加し、それにより内部電源電圧VINTが設定値よりも低下すると、フィードバック電源回路は内部回路への電流供給量を増加させる。内部電源電圧VINTが設定値よりも上昇すると、フィードバック電源回路は内部回路への電流供給量を減少させる。このように、フィードバック電源回路は、内部電源電圧VINTを安定化させる。
しかしながら、フィードバック電源回路は、内部電源電圧VINTの変化に対する応答速度には限界がある。急激に消費電流が増加すると、内部電源電圧VINTが急激に低下する。このとき、フィードバック電源回路による電流供給が間に合わず、内部電源電圧VINTが設定値を下回ると、半導体装置の不良動作が起こる可能性がある。例えば、高速にデータを出力する場合、出力データの遷移頻度が多いと、OCDにおける消費電流が急激に増加する。このとき、フィードバック電源回路はOCDにおける消費電流を充分に補うことができない場合がある。
特開2000−295088号公報
データ出力動作に伴う内部電源電圧の急激な変化に追従し、安定した内部電源電圧を供給することができる電源部を備えた半導体装置を提供する。
本発明に係る実施形態に従った半導体装置は、集積回路からなるコア回路と、内部電源からの電圧および外部電源からの電圧を受け、前記コア回路から転送されるデジタルデータを出力するドライバと、前記コア回路からのデータを一時的に保持し、前記ドライバに該デジタルデータを転送するフェッチ部とを含む周辺回路と、前記ドライバに電源線を介して前記内部電圧を供給する第1の電源部と、前記外部電源と前記電源線との間に直列に接続された電流駆動素子およびスイッチング素子をそれぞれ含む複数の電流駆動列を備え、前記複数の電流駆動列を駆動することによって前記第1の電源部とは別に前記電源線に電流を供給する第2の電源部と、前記デジタルデータの連続するビット間で論理が遷移するときに前記複数の電流駆動列の少なくとも1つを駆動させるように前記第2の電源部を制御する電源制御部とを備えている。
本発明による半導体装置は、データ出力動作に伴う内部電源電圧の急激な変化に追従し、安定した内部電源電圧を供給することができる電源部を備える。
本発明に係る第1の実施形態に従った半導体装置の構成を示すブロック図。 プリフェッチ回路PFCおよびオフチップドライバOCDの構成を示す図。 キッカー電源回路KPSの構成を示す回路図。 第1の実施形態によるキッカー制御回路KCCの構成を示す回路図。 第1の実施形態による半導体装置のデータ出力動作を示すタイミング図。 キッカー制御回路KCCの動作を示すタイミング図。 本発明に係る第2の実施形態に従ったキッカー制御回路KCCの構成を示す回路図。 第2の実施形態による半導体装置の動作を示すタイミング図。 本発明に係る第3の実施形態に従ったキッカー制御回路KCCの構成を示す回路図。 第3の実施形態による半導体装置の動作を示すタイミング図。 本発明に係る第4の実施形態に従ったキッカー制御回路KCCの構成を示す回路図。 第4の実施形態による半導体装置の動作を示すタイミング図。 第4の実施形態による半導体装置の動作を示すタイミング図。 本発明に係る第5の実施形態に従ったキッカー制御回路KCCの構成を示す回路図。 ハイインピーダンス状態におけるオフチップドライバOCDの様子を示す図。 第5の実施形態による半導体装置の動作を示すタイミング図。 本発明に係る第6の実施形態に従ったキッカー制御回路KCCの構成を示す回路図。 第6の実施形態による半導体装置の動作を示すタイミング図。 本発明に係る第7の実施形態に従ったキッカー制御回路KCCおよびキッカー電源回路KPSの構成を示すブロック図。 キッカー制御回路の後段部分KCCb_01〜KCCb_67の構成を示す回路図。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る第1の実施形態に従った半導体装置の構成を示すブロック図である。本実施形態による半導体装置は、コア回路CCと、周辺回路PCと、第1の電源部としてのフィードバック電源回路FPSと、第2の電源部としてのキッカー電源回路KPSと、電源制御部としてのキッカー制御回路KCCとを備えている。コア回路CCは、内部電源電圧VINTの供給を受けて動作する集積回路装置である。コア回路CCは、特に限定はしないが、例えば、メモリセルおよびそれを駆動する回路を含む。尚、図1の実線は電源電圧の流れを示し、破線はデータの流れを示す。
周辺回路PCは、外部から命令を受けてコア回路CCを制御し、あるいは、外部から入力されたデータをコア回路CCへ格納するように構成されている。さらに、周辺回路PCは、コア回路CCからのデータを外部へ出力するように構成されている。周辺回路PCは、内部電源電圧VINTを受けて動作する。
図2は、プリフェッチ回路PFCおよびオフチップドライバOCDの構成を示す図である。周辺回路PCは、プリフェッチ回路PFCおよびオフチップドライバOCDを備えている。プリフェッチ回路PFCは、コア回路CCまたは周辺回路PCからのデータを入力部PFin0およびPFin1で受け取る。プリフェッチ回路PFCは、データを一時的に保持するプリフェッチ部PF0〜PF3を備えている。プリフェッチ部PF0〜PF3は、直列に接続された入力側のクロックトインバータINI、中間インバータINm および、出力側のクロックトインバータINOをそれぞれ含む。プリフェッチ部PF0、PF1およびPF2、PF3は、クロック信号PI0およびPI1に従って、それぞれクロックトインバータINIとクロックトインバータINOとの間のノードA0〜A3にデータを一旦取り込み保持することができる。プリフェッチ回路PFCは、プリフェッチ部PF0〜PF3の出力部のそれぞれに接続されたクロックトインバータINPをさらに備えている。クロック信号P0〜P3に従って、ノードA0〜A3のデータをクロックトインバータINOとクロックトインバータINPとの間のノードB0〜B3にもデータを一旦取り込み保持することができる。
クロックトインバータINPの共通の出力部PFoutは、オフチップドライバOCDに接続されている。これにより、プリフェッチ回路PFCは、オフチップドライバOCDにデータを転送する。プリフェッチ回路PFCから出力されるデータは、A0、A1、A2、A3、A0、A1、A2、A3・・・と連続するデジタルデータである。ここで、ノードAi(iは整数)のデータを単に“Ai”と示している。以下、同様に、ノードAiのデータを“Ai”と示す場合がある。
ノードA0〜A3は、キッカー制御回路KCCにも接続されている。これにより、プリフェッチ回路PFCは、キッカー制御回路KCCにもデータA0〜A3を出力する。
プリフェッチ回路PFCは、入力部PFin0およびPFin1に入力されたデータを倍速で出力する。即ち、プリフェッチ回路PFCは、DDR(Double Data Rate)でデータを転送する。
オフチップドライバOCDは、プリフェッチ回路PFCの出力部PFoutからのデータを入力し、内部電源電圧VINTを用いてこのデータを制御・転送する第1のドライバOCD_VINTと、データの信号電圧レベルを内部電源電圧VINT−VSSから外部電源電圧VDDQ−VSSQ(VDDQ>VINT、一般的にVSSQ=VSS)に増幅させるレベルシフタL/Sと、外部電源電圧VDDQ、VSSQを用いて最終的にデータを出力する第2のドライバOCD_VDDQとを含む。第2のドライバOCD_VDDQは、増幅されたデータを出力する。オフチップドライバOCDから出力されたデータは、I/Oパッド(図示せず)を介して外部を出力される。
図1を再度参照すると、内部電源電圧VINTは、フィードバック電源回路FPSおよびキッカー電源回路FPSによってコア回路CCおよび周辺回路PCへ供給される。主に、フィードバック電源回路FPSが、内部電源電圧VINTを供給する。フィードバック電源回路FPSは、内部電源電圧VINTをフィードバックして内部電源電圧VINTの変化に追従するように構成されている。
データの遷移頻度が多いと、第1のドライバOCD_VINTにおける消費電流が大きくなる。データの遷移とは、デジタルデータの連続する複数のビット間の論理が“0”から“1”へあるいは“1”から“0”へと遷移することである。従って、出力データが“0000・・・”あるいは“1111・・・”と同じデジタル値が連続する場合には、オフチップドライバOCDの消費電流は小さいが、出力データが“010101・・・”と遷移頻度が多い場合には、オフチップドライバOCDの消費電流は大きい。
さらに、DDRのように高速にデータを出力する場合、第1のドライバOCD_VINTにおける消費電流がさらに大きくなる。このような場合、フィードバック電源回路FPSは、内部電源電圧VINTの急激な変化に追従することができず、内部電源電圧VINTが低下することがある。
そこで、本実施形態では、内部電源電圧VINTの変化に対処するために、フィードバック電源回路FPSに加えてキッカー電源回路KPSが、出力データに基づいて、ノードNintを介してコア回路CCおよび周辺回路PCへ電流を供給する。
図3は、キッカー電源回路KPSの構成を示す回路図である。キッカー電源回路KPSは、トランジスタTr0に流れる電流IaをK倍にして供給するように構成されている。より詳細には、キッカー電源回路KPSは、電流駆動素子としてのトランジスタTr0〜Tr2と、スイッチング素子SW0〜SWnとを備えている。スイッチング素子SW0〜SWnは、それぞれトランジスタTr1〜Tr2に対応している。スイッチング素子SWi(0≦i≦n)とトランジスタTr2とは、外部電圧源VDDとオフチップドライバOCD(ノードNint)との間に直列に接続されており、電流駆動列CDSを構成している。複数の電流駆動列CDSが外部電圧源VDDとノードNintとの間に並列に接続されている。よって、トランジスタTr1〜Tr2は、それぞれスイッチング素子SW0〜SWnを介してノードNintに接続されている。トランジスタTr1〜Tr2の各他端は、外部電源VDDに接続されている。トランジスタTr1〜Tr2のゲートは、トランジスタTr0のゲートに共通に接続されている。
トランジスタTr2の電流駆動能力は、トランジスタTr0のそれの2倍である。トランジスタTr2の電流駆動能力は、サイズを変更することによって調節すればよい。例えば、チャネル長を一定とした場合、トランジスタTr2の電流駆動能力は、チャネル幅を変更することによって設定され得る。
トランジスタTr0は、外部電源VDDと定電流源CCSと間に接続され、定電流源CCSを介して接地電位VSSに接続されている。トランジスタTr0のゲートはソースと共に定電流源CCSに接続されている。定電流源CCSは、設定された内部電源電圧VINTに比例した電流Iaを流し、トランジスタTr0のゲートの電圧も決まる。このため、Tr0と共通に接続されたゲートを持つTr1〜Tr2の電流駆動能力も単位ゲート幅当たりで理想的には等しくなり、Iaに比例する。
このような構成により、キッカー電源回路KPSは、スイッチング素子SW0〜SWnの制御によって供給電流Ib(Ib=K×Ia)を決定し、供給電流IbをノードNintへ供給する。例えば、Tr0とTr1の電流駆動能力比をLとするとスイッチング素子SW2のみがオンしている場合、キッカー電源回路KPSは、4L×Ia(K=4L)の電流Ibを供給電流IbとしてノードNintへ供給する。即ち、キッカー電源回路KPSは、元の電流Iaをミラーリングすることによって、電流Iaに比例した電流IbをノードNintへ供給する。
図4は、第1の実施形態によるキッカー制御回路KCCの構成を示す回路図である。キッカー制御回路KCCは、プリフェッチ回路PFCとキッカー電源回路KPSとの間に接続され、プリフェッチ回路PFCのノードA0〜A3に保持されたデータに基づいてキッカー電源回路KPS内のスイッチング素子SW0〜SWnの導通状態を制御する。これにより、キッカー制御回路KCCは、複数の電流駆動列CDSのそれぞれの駆動状態(起動/停止)を制御することができる。
キッカー制御回路KCCは、EXORゲートG0、G1と、入力側クロックトインバータINaと、インバータIN10、IN11と、出力側クロックトインバータINbと、NANDゲートG10〜G1nと、ROMとを備えている。ゲートG1は、図2に示すプリフェッチ回路PFCからノードA0およびA1に保持されたデータを受け取り、これらの排他的論理和をEXOR01として出力する。ゲートG1は、ノードA2およびA3に保持されたデータを受け取り、これらの排他的論理和をENXOR23として出力する。
クロックトインバータINa、インバータIN10(またはIN11)およびクロックトインバータINbは、直列に接続されており、ゲートG0、G1の各出力とインバータINcntとの間に接続されている。ゲートG0、G1に接続された各クロックトインバータINaは、データEXOR01およびEXOR23をそれぞれ別々のタイミングで、ノードC0およびC1に転送する。ノードC0およびC1は、データEXOR01およびEXOR23をそれぞれ保持する。ノードC0およびC1に接続された各クロックトインバータINbは、ノードC0およびC1に一旦取り込まれたデータをそれぞれ別々のタイミングで、インバータINcntに転送する。インバータINcntは、クロックトインバータINbから転送されたデータを反転して制御信号KCNTLとしてゲートG10〜1nへ出力する。すなわち、ノードC0およびC1に取り込まれた時点のデータEXOR01およびEXOR23と同じ論理のデータが制御信号KCNTLとして転送される。
第1の実施形態のキッカー制御回路KCCは、ノードA0およびA1のデータが異なる場合、および、ノードA2およびA3のデータが異なる場合に、制御信号KCNTLを論理ハイに活性化させる。例えば、ノードA0およびA1がそれぞれ“0”および“1” あるいは“0”および“1”を保持する場合、キッカー制御回路KCCは、ゲートG0の出力信号EXOR01を論理ハイに活性化させる。ノードA2およびA3がそれぞれ“0”および“1” あるいは“0”および“1”を保持する場合、キッカー制御回路KCCは、ゲートG1の出力信号EXOR23を論理ハイに活性化させる。
出力信号EXOR01は、キッカークロック信号KI0が活性化されるタイミングでノードC0に保持される。出力信号EXOR23は、キッカークロック信号KI1が活性化されるタイミングでノードC1に保持される。
キッカークロック信号KI0で取り込まれたデータEXOR01は、キッカークロック信号KO0が活性化されるタイミングで制御信号KCNTLとしてゲートG10〜G1nへ出力される。キッカークロック信号KI1で取り込まれたデータEXOR23は、キッカークロック信号KO1が活性化されるタイミングで制御信号KCNTLとしてゲートG10〜G1nへ出力される。
ゲートG10〜G1nは、制御信号KCNTLと、スイッチイネーブル信号SW0_EN〜SWn_ENとをそれぞれ受け取り、これらのNAND結果をスイッチ制御信号SW0_CNT〜SWn_CNTとして出力する。スイッチ制御信号SW0_CNT〜SWn_CNTは、図3に示すスイッチング素子SW0〜SWnのゲートにそれぞれ入力され、スイッチング素子SW0〜SWnをオン/オフ制御する。
制御信号KCNTLが論理ハイに活性化されている場合、ゲートG10〜G1nは、スイッチイネーブル信号SW0_EN〜SWn_ENに基づいてスイッチ制御信号SW0_CNT〜SWn_CNTの少なくとも1つを論理ロウに活性化させる。例えば、スイッチイネーブル信号SW2_ENのみが論理ハイに活性化されており、その他のスイッチイネーブル信号SW0_EN、SW1_EN、SW3_EN・・・SWn_ENが論理ロウに不活性化されているとする。この場合、ゲートG12のみが制御信号KCNTLが論理ハイとなる期間にスイッチ制御信号SW2_CNTを論理ロウに活性化し、その他のゲートG10、G11、G13・・・G1nは、論理ハイに不活性化されている。その結果、図3に示すスイッチング素子SW2のみが導通し、トランジスタTr4が電源VDDからノードNintへ電流を供給する。この場合、K=4Lであり、Ibは、4L×Iaになる。尚、キッカー制御回路KCCは、スイッチング素子SW0〜SWnのうち複数のスイッチング素子を導通させてもよい。
スイッチイネーブル信号SW0_EN〜SWn_ENのデータは、予めROM(Read Only Memory)に格納されている。スイッチイネーブル信号SWi_EN(i:0〜n)は、製品によって必要とされるキッカー電源回路KPSの電流駆動能力によって予め設定されたデジタル値である。例えば、スイッチイネーブル信号SW0_ENは、本実施形態による半導体装置の設計段階で設定されもよく、あるいは、半導体装置の製造後に測定された内部電源電圧VINTよって設定されてもよい。上記の例のように、スイッチング素子SW2のみを導通させる場合、スイッチイネーブル信号SW0_EN〜SWn_ENは、“00100・・・0”となる。また、上述したROMに格納されているデータを入力として、何らかの動作制御信号と論理をとりスイッチイネーブル信号SWiとしても良い。
図5は、本実施形態による半導体装置の出力動作を示すタイミング図である。取込みクロック信号PI0、PI1は、図2のクロックトインバータINIに入力される信号であり、交互に活性化される。よって、図2のプリフェッチ回路PF0、PF1と、プリフェッチ回路PF2、PF3が交互にデータを取り込む。例えば、t1〜t2において、PI0が活性化されているので、プリフェッチ回路PF0が入力部PFin0から論理ハイ(“1”)を受け取り、同時に、プリフェッチ回路PF1が入力部PFin1から論理ロウ(“0”)を受け取る。これらのデータは、プリフェッチ回路PF0およびPF1内のノードA0およびA1にそれぞれ保持される。この時点で出力クロック信号PO0〜PO3は、論理ロウに不活性状態であるので、図2に示すクロックトインバータINOは、データをノードA0〜A3に保持した状態にあり、それらを出力しない。
t3〜t4において、取込みクロック信号PI1が活性化されているので、プリフェッチ回路PF2が入力部PFin0から論理ハイ(“1”)を受け取り、プリフェッチ回路PF3が入力部PFin1から論理ロウ(“0”)を受け取る。この例では、プリフェッチ回路PF2、PF3は、それぞれPF0、PF1と同じデータを取り込んでいるが、プリフェッチ回路PF2、PF3は、PF0、PF1と異なるデータを取り込んでもよい。この場合、PFin0、PFin1のデータはt2で取り込みクロック信号PI0が不活性化された後からt4で取り込みクロック信号PI1が不活性化される前までに遷移する。これらのデータは、プリフェッチ回路PF2およびPF3内のノードA2およびA3にそれぞれ保持される。この時点で、ノードA0〜A3は、それぞれ“1010”を保持していることになる。ノードA0〜A3に保持されたデータ“1010”は、キッカー制御回路KCCにも転送される。
t2において取込みクロック信号PI0が不活性化された直後、t11、t12において出力クロック信号PO0、PO1が順次活性化される。これにより、ノードA0およびA1に格納されたデータが順次ノードB0およびB1に転送される。さらに、t4において取込みクロック信号PI1が不活性化された直後、t13、t14において出力クロック信号PO2、PO3が順次活性化される。これにより、ノードA2およびA3に格納されたデータが順次ノードB2およびB3に転送される。ノードB2およびB3は、ノードA2およびA3のデータを反転した状態で保持するので、ノードB0〜B3は、“0101”を保持する。
t21〜t24において、倍速出力クロックFIFOCLK0〜FIFOCLK3が順次活性化される。これにより、クロックトインバータINPがノードB0〜B3に格納されたデータ“0101”を順番に出力部PFoutから反転出力する。よって、出力部PFoutは、入力部PFin0、PFin1から並列で入力されたデータと同じ論理のデータ“1010”を出力する。倍速出力クロックFIFOCLK0〜FIFOCLK3は、取込みクロックPI0,PI1の2倍の動作周波数で立ち上がる。よって、プリフェッチ回路PFCは、取込みクロック信号PI0、PI1の2倍速(ダブルデータレート)で入力部PFin0、PFin1からのデータをオフチップドライバOCDへ転送する。
t5〜t8の動作は、t1〜t4の動作の繰り返しである。ただし、入力部PFin0、PFin1から入力されるデータは、“1100”である。これに従って、t5〜t8において、プリフェッチ部PF0〜PF3は、ノードA0〜A3のそれぞれに“1100”を保持する。t15〜t18において、プリフェッチ部PF0〜PF3は、ノードB0〜B3のそれぞれに“0011”を保持する。t25〜t28において、プリフェッチ部PF0〜PF3は、出力部PFoutからデータ“1100”を出力する。
以上の動作を繰り返し実行することによって、プリフェッチ回路PFCはデータを内部のデータ転送速度の2倍速でオフチップドライバOCDへ転送する。
尚、活性化とは素子または回路をオンまたは駆動させることを意味し、不活性化とは素子または回路をオフまたは停止させることを意味する。従って、HIGH(高電位レベル)の信号が活性化信号である場合もあり、LOW(低電位レベル)の信号が活性化信号である場合もある。例えば、NMOSトランジスタは、ゲートをHIGHにすることによって活性化する。一方、PMOSトランジスタは、ゲートをLOWにすることによって活性化する。
オフチップドライバOCDは、プリフェッチ回路PFCからの出力データを受け取り、内部電源電圧VINT等を用いてこの出力データを制御し、信号電圧レベルを増幅する。さらに、オフチップドライバOCDは、増幅されたデータをチップの外部へ出力する。
図6は、キッカー制御回路KCCの動作を示すタイミング図である。取込みクロックPI0、PI1、入力部PFin0、PFin1のデータ、ノードA0〜A3のデータの各動作は、図5に示すそれらと同様である。
キッカー制御回路KCCは、ノードA0〜A3に保持されたデータを受け取る。キッカー制御回路KCCは、ノードA0およびA1のデータの排他的論理和(EXOR01)を入力側キッカークロックKI0の活性化時(t11)にノードC0に転送し、ノードA2およびA3のデータの排他的論理和(EXOR23)を入力側キッカークロックKI1の活性化時(t13)にノードC1に転送する。ノードA0およびA1のデータが互いに異なる場合に、出力信号EXOR01は、論理ハイに活性化される信号である。また、ノードA2およびA3のデータが互いに異なる場合に、出力信号EXOR23は、論理ハイに活性化される信号である。入力側キッカークロックKI0、KI1は、それぞれ取込みクロックPI0、PI1の不活性化直後に活性化される信号である。
t13の時点で、ノードC0およびC1のデータは、論理ハイに活性化されている。
入力側キッカークロックKI0の不活性化後、出力側キッカークロック信号KO0が活性化され(t22)、ノードC0のデータがキッカー制御信号KCNTLとしてゲートG10〜G1nに出力される。このとき、ノードC0は論理ハイであるので、キッカー制御信号KCNTLは論理ハイに活性化される。従って、ゲートG10〜G1nは、スイッチイネーブル信号SW0_EN〜SWn_ENに応じたスイッチ制御信号SW0_CNT〜SWn_CNTを出力する。例えば、スイッチイネーブル信号SW2_ENのみが論理ハイ(活性)に設定され、その他のイネーブル信号SWi_EN(i≠2)が論理ロウ(不活性)に設定されている場合には、キッカー制御回路KCCは、t22において、スイッチ制御信号SW2_CNTのみを論理ロウに活性化させる。SW2_CNT以外のスイッチ制御信号は、論理ハイを維持する。これにより、図3に示すキッカー電源回路KPSは、電流4L×IaをノードNintへ供給する。
入力側キッカークロックKI1の不活性化後、出力側キッカークロックKO1が立ち上がったとき(t24)、ノードC1は論理ハイであるので、キッカー制御信号KCNTLは論理ハイを維持する。従って、スイッチ制御信号SW2_CNTが論理ロウに維持され、図3に示すキッカー電源回路KPSは、電流4L×IaをノードNintへ供給し続ける。このように、キッカー制御回路KCCは出力信号PFoutの論理値の遷移を検出し、キッカー電源回路KPSがそのデータの遷移に応じて電流を供給している。
さらに、t15において、入力側キッカークロックKI0が立ち上がり、出力信号EXOR01(論理ロウ)がノードC0に取込まれる。t17において、入力側キッカークロックKI1が立ち上がり、出力信号EXOR23(論理ロウ)がノードC1に取込まれる。
t15の後、出力側キッカークロックKO0が立ち上がったとき(t26)、ノードC0は論理ロウであるので、キッカー制御信号KCNTLは論理ロウに遷移する。従って、スイッチ制御信号SW2_CNTが論理ハイに不活性化され、キッカー電源回路KPSは停止状態となる。つまり、t26では、出力信号PFoutのデータの遷移がないため、キッカー電源回路KPSは電流を供給しない。
t17の後、出力側キッカークロックKO1が立ち上がったとき(t28)、ノードC1は論理ロウであるので、キッカー制御信号KCNTLは論理ロウのままである。従って、スイッチ制御信号SW2_CNTが論理ハイを維持し、キッカー電源回路KPSは停止状態のままである。つまり、t28でも、出力信号PFoutのデータの遷移がないため、キッカー電源回路KPSは電流を供給しない。
尚、入力側キッカークロックKI0およびKI1の立ち上がりは、それぞれ図5の出力クロックPO0およびPO2の立ち上がりと同じタイミングとしているが、EXOR01およびEXOR23の取り込みに問題がなければ前後しても良い。また、出力側キッカークロックKO0およびKO1の立ち上がりは、それぞれ図5の倍速出力クロックFIFOCLK0およびFIFOCLK1の立下りと同じタイミングとしているが、内部電源電圧VINTの変動に問題がなければ前後しても良い。
このように本実施形態では、キッカー制御回路KCCがオフチップドライバOCDに転送されるデータの遷移に基づいてキッカー電源回路KPSを駆動する。キッカー電源回路KPSは、キッカー制御回路KCCの制御を受けて、ノードNintへ電流Ibを供給する。プリフェッチ回路PFCの出力部PFoutからのデータが遷移する際の消費電流が大きくフィードバック電源回路FPSからの電流供給では不十分である場合に、キッカー電源回路KPSが、オフチップドライバOCDによる消費電流分を補うために電流Ibを供給することによって、フィードバック電源回路FPSをサポートする。これにより、ノードNintにおける電圧がVintから大きく変動することを防止することができる。その結果、本実施形態によるフィードバック電源回路FPSおよびキッカー電源回路KPSは、内部電源電圧Vintの急激な変化に追従し、安定した内部電源電圧Vintを供給することができる。
キッカー制御回路KCCがノードA0、A1、A2、A3、A0、A1、A2、A3・・・の順番に各データを受け取る場合、キッカー制御回路KCCは、A0のデータからA1のデータへの遷移を検出しているものの、その次のA1のデータからA2のデータへの遷移を検出していない。同様に、キッカー制御回路KCCは、A2のデータからA3のデータへの遷移を検出しているものの、A3のデータからA0のデータへの遷移を検出していない。即ち、キッカー制御回路KCCは、ノードA0、A1、A2、A3・・・の連続するビット間の遷移を間欠的(1つ置き)に検出している。これにより、キッカー制御回路KCCの回路規模を小さくすることができる。
第1の実施形態では、図2に示すように、1つのプリフェッチ回路PFCに含まれているプリフェッチ部の数は4つ(PF0〜PF3)であった。しかし、1つのプリフェッチ回路PFCに含まれるプリフェッチ部の数は、2つでも、6つ以上の偶数でもよい。この場合、図4に示すキッカー制御回路KCCの排他的論理和ゲートGi(iは整数)およびクロックトインバータKCLKiの個数は、ノードAj(jは偶数)に応じて増加させればよい。
第1の実施形態によるキッカー制御回路KCCは、出力部PFoutのデータの遷移を検出するために、プリフェッチ回路PFC内のデータを用いている。しかし、キッカー制御回路KCCは、プリフェッチ回路PFCよりも上流の回路において出力データをラッチしてもよい。即ち、キッカー制御回路KCCは、プリフェッチ回路PFCに入力される以前のデータを取り込んで、そのデータの遷移を検出してもよい。これにより、キッカー制御回路KCCおよびキッカー電源回路KPSは電流をオフチップドライバOCDによる消費電流分を供給するために充分な時間をとることができる。
図4に示すキッカー制御回路KCCの構成はあくまでも一例であり、それと同様の動作を行う他の論理回路を第1の実施形態に用いても差し支えない。
(第2の実施形態)
図7は、本発明に係る第2の実施形態に従ったキッカー制御回路KCCの構成を示す回路図である。第2の実施形態では、キッカー制御回路KCCは、コア回路CCから連続して出力されるデジタルデータの遷移を全て検出する。第1の実施例では、同じタイミングでプリフェッチ回路に取り込まれる2つの連続するデータの遷移を検知してキッカー電源回路を駆動した。本実施例では、異なるタイミングでプリフェッチ回路PFCに取り込まれるデータを含む3つの連続するデータにおいて、データの遷移が1回の場合と2回の場合とでキッカー電源回路KPSの出力電流を変更する。第2の実施形態において、キッカー制御回路KCC以外の構成は、第1の実施形態のキッカー制御回路KCC以外の構成と同様でよい。
第2の実施形態によるキッカー制御回路KCCは、排他的論理和ゲートG20〜G23、G30、G31と、ANDゲートG32、G33と、ゲート回路G40〜G4nと、クロックトインバータINe、INfと、インバータIN20〜IN23、IN30,IN31とを備えている。ゲート回路G40〜G4nは、2つのNANDゲートとそれらの出力を受けるNORゲートを含む。
ゲートG20〜G23は、それぞれノードA0およびA1、ノードA1およびA2、ノードA3およびA0、ノードA2およびA3のデータを受け取る。ゲートG20〜G23は、それぞれの入力データの排他的論理和を出力する。ここで、A0からA1へのデータ遷移はEXOR01で示され、A1からA2へのデータ遷移はEXOR12で示され、A2からA3へのデータ遷移はEXOR23で示され、並びに、A3からA0へのデータ遷移はEXOR23で示される。
ゲートG30およびG32は、それぞれ出力信号EXOR01およびEXOR30の両方を受け取る。ゲートG30は、出力信号EXOR01またはEXOR30のいずれか一方が論理ハイに活性化されていることを検出する。ゲートG32は、出力信号EXOR01およびEXOR01の両方が論理ハイに活性化されていることを検出する。
ノードA0とA1との間、あるいは、ノードA3とA0との間のいずれか一方でデータ遷移がある場合、ゲートG30が論理ハイを出力する。即ち、A3、A0、A1のデータのように3つ連続するデジタルデータにおいて1回データが遷移する場合(例えば、100、110、001あるいは011)にゲートG30が論理ハイを出力する。この場合、ゲートG32は論理ロウを出力する。ゲートG30の出力は、クロックトインバータINe、インバータIN20およびクロックトインバータINfを介してキッカー制御信号KCNTL_AとしてゲートG40〜G4nへ入力される。ゲートG40〜G4nは、キッカー制御信号KCNTL_Aを受けて、スイッチイネーブル信号SE0_EN_A〜SEn_EN_Aに基づいてスイッチ制御信号SW0_CNT〜SWn_CNTを出力する。例えば、スイッチ制御信号SW2_CNTのみを論理ロウに活性化させる場合、スイッチイネーブル信号SE0_EN_A〜SEn_EN_Aのデジタルデータは、それぞれ001000・・・とすればよい。スイッチイネーブル信号SE0_EN_A〜SEn_EN_Aのデジタルデータは、図4を参照して説明したように、ROMに格納すればよい。この場合、キッカー電源回路KPSは、4L×Iaの電流をノードNintへ供給する。
ノードA0とA1との間およびノードA3とA0との間の両方でデータ遷移がある場合、ゲートG32が論理ハイを出力する。即ち、A3、A0、A1のデータのように3つ連続するデジタルデータにおいて2回データが遷移する場合(例えば、101あるいは010)にゲートG32が論理ハイを出力する。この場合、ゲートG30は論理ロウを出力する。ゲートG32の出力は、クロックトインバータINe、インバータIN22およびクロックトインバータINfを介してキッカー制御信号KCNTL_BとしてゲートG40〜G4nへ入力される。ゲートG40〜G4nは、キッカー制御信号KCNTL_Bを受けて、スイッチイネーブル信号SE0_EN_B〜SEn_EN_Bに基づいてスイッチ制御信号SW0_CNT〜SWn_CNTを出力する。例えば、スイッチ制御信号SW3_CNTのみを論理ロウに活性化させる場合、スイッチイネーブル信号SE0_EN_B〜SEn_EN_Bのデジタルデータは、それぞれ0001000・・・とすればよい。スイッチイネーブル信号SE0_EN_B〜SEn_EN_Bのデジタルデータは、ROMに格納すればよい。この場合、キッカー電源回路KPSは、8L×Iaの電流をノードNintへ供給する。
同様に、ノードA1とA2との間、あるいは、ノードA2とA3との間のいずれか一方でデータ遷移がある場合、ゲートG31が論理ハイを出力し、ゲートG33が論理ロウを出力する。即ち、A1、A2、A3のデータのように3つ連続するデジタルデータにおいて1回データが遷移する場合(例えば、100、110、001あるいは011)にゲートG31が論理ハイを出力する。これにより、ゲートG40〜G4nは、キッカー制御信号KCNTL_Aを受けて、スイッチイネーブル信号SE0_EN_A〜SEn_EN_Aに基づいてスイッチ制御信号SW0_CNT〜SWn_CNTを出力する。
ノードA1とA2との間およびノードA2とA3との間の両方でデータ遷移がある場合、ゲートG33が論理ハイを出力し、ゲートG31が論理ロウを出力する。即ち、A1、A2、A3のデータのように3つ連続するデジタルデータにおいて2回データが遷移する場合(例えば、101あるいは010)にゲートG33が論理ハイを出力する。これにより、ゲートG40〜G4nは、キッカー制御信号KCNTL_Bを受けて、スイッチイネーブル信号SE0_EN_B〜SEn_EN_Bに基づいてスイッチ制御信号SW0_CNT〜SWn_CNTを出力する。
ここで、3つ連続するデジタルデータにおいてデータの遷移が2回である場合に、キッカー電源回路KPSの供給電流Ib2(Ib2=8L×Ia)は、それが1回である場合のキッカー電源回路KPSの供給電流Ib1(Ib1=4L×Ia)と比べて2倍の電流を供給する。これにより、出力データの遷移が多い場合であっても、キッカー電源回路KPSは、オフチップドライバOCDにおける消費電流分を補うのに充分な電流を供給することができる。
電流Ib2は、電流Ib1の2倍に限定しない。オフチップドライバOCDの消費電流に応じて、電流Ib2は、電流Ib1よりも大きい任意の電流に設定され得る。
尚、図7に示すキッカー制御回路KCCの構成はあくまでも一例であり、それと同様の動作を行う他の論理回路を第2の実施形態に用いても差し支えない。
図8は、第2の実施形態による半導体装置の動作を示すタイミング図である。取込みクロックPI0、PI1、入力部PFin0、PFin1のデータ、および、ノードA0〜A3のデータの各動作は、図5に示すそれらの動作と同様である。図8では、入力部PFin0、PFin1のデータの動作を省略する。
信号EXOR01〜EXOR30は、ノードA0〜A3のデータの論理に基づいて決定される。
t1〜t2において、入力側キッカークロックKI0の活性化によって、ゲートG30およびG32の出力が図7に示すノードD0およびD2にそれぞれ保持される。ノードA0、A1およびA3、A0のデータは、それぞれ“10”および“01”である。従って、EXOR01、EXOR30は論理ハイであり、ノードD0、D2は、それぞれ論理ロウおよび論理ハイを保持する。
t2の後、キッカークロックKO0が活性化され(t22)、ノードD0、D2に保持されていたデータが制御信号KCNTL_AおよびKCNTL_Bとして出力される。従って、制御信号KCNTL_Aが論理ロウに不活性化され、制御信号KCNTL_Bは論理ハイに活性化される。その結果、キッカー制御回路KCCは、t22〜t24においてスイッチ制御信号SW3_CNTのみを論理ロウに活性化する。これに応じて、キッカー電源回路KPSは、8L×Iaの電流をノードNintへ供給する。このように、ノードA3、A0、A1の3つの連続する論理データが、“010”のように2回遷移している場合、キッカー電源回路KPSは、比較的大きな電流をノードNintへ供給する。
t3〜t4において、入力側キッカークロックKI1の活性化によって、ゲートG31およびG33の出力が図7に示すノードD1およびD3にそれぞれ保持される。t4の後、キッカークロックKO1が活性化され(t24)、ノードD1、D3に保持されたデータが制御信号KCNTL_AおよびKCNTL_Bとして出力される。t3〜t4において、ノードA1、A2およびA2、A3のデータは、それぞれ“01”および“10”である。即ち、ノードA1、A2、A3の3つの連続する論理データが、“101”であり、2回遷移している。よって、t24〜t26においても、t22〜t24のときと同様に、キッカー電源回路KPSは、8L×Iaの電流をノードNintへ供給する。
t5〜t6において、ノードA0、A1およびA3、A0のデータは、それぞれ“11”および“01”である。従って、EXOR01が論理ロウであり、EXOR30は論理ハイである。ノードD0、D2は、それぞれ論理ハイおよび論理ロウを保持する。
t6の後、キッカークロックKO0が活性化され(t26)、ノードD0、D2に保持されていたデータが制御信号KCNTL_AおよびKCNTL_Bとして出力される。従って、制御信号KCNTL_Aが論理ハイに活性化され、制御信号KCNTL_Bは論理ロウに不活性化される。その結果、キッカー制御回路KCCは、t26〜t28においてスイッチ制御信号SW2_CNTのみを論理ロウに活性化する。これに応じて、キッカー電源回路KPSは、4L×Iaの電流をノードNintへ供給する。このように、ノードA3、A0、A1の3つの連続する論理データが、“011”のように1回だけ遷移している場合、キッカー電源回路KPSは、比較的小さい電流をノードNintへ供給する。
t7〜t8において、入力側キッカークロックKI1の活性化によって、ゲートG31およびG33の出力がノードD1およびD3にそれぞれ保持される。t8の後、キッカークロックKO1が活性化され(t28)、ノードD1、D3に保持されたデータが制御信号KCNTL_AおよびKCNTL_Bとして出力される。t7〜t8において、ノードA1、A2およびA2、A3のデータは、それぞれ“10”および“00”である。即ち、ノードA1、A2、A3の3つの連続する論理データが、“100”であり、1回だけ遷移している。よって、t28〜t30においても、t26〜t28のときと同様に、キッカー電源回路KPSは、4L×Iaの電流をノードNintへ供給する。
図示はしないが、ノードA0、A1、A2、A3、A0、A1、A2、A3・・・のデータ(出力信号PFout)のうち任意の3つの連続データに遷移が無い場合、キッカー制御回路KCCは、制御信号KCTNL_AおよびKCTNL_Bはともに論理ロウに不活性化され、スイッチ制御信号SW2_CNTおよびSW3_CNTをともに不活性化させ、キッカー電源回路KPSを停止させる。
第2の実施形態によれば、キッカー制御回路KCCは、連続するデジタルデータPFoutの全ての遷移を検出し、その遷移回数に応じてキッカー電源回路KPSから出力される電流を変更することができる。例えば、出力データPFoutが“00110011・・・01010101・・・”の場合、データの遷移回数は、当初、3連続データごとに1回であり、その後、3連続データごとに2回になる。従って、キッカー電源回路KPSは、当初、4L×Iaの電流を供給するが、その後、8L×Iaの電流を供給する。
これにより第2の実施形態によるフィードバック電源回路FPSおよびキッカー電源回路KPSは、さらに安定した内部電源電圧Vintを維持することができる。
(第3の実施形態)
図9は、本発明に係る第3の実施形態に従ったキッカー制御回路KCCの構成を示す回路図である。第3の実施形態では、キッカー制御回路KCCは、コア回路CCから連続して出力されるデジタルデータの遷移方向を検出し、この遷移方向に応じてキッカー電源回路KPSが供給する電流を変更するように構成されている。デジタルデータの遷移方向には、“1”から“0”へ遷移する第1の遷移方向と、“0”から“1”へ遷移する第2の遷移方向とがある。第3の実施形態において、キッカー制御回路KCC以外の構成は、第1の実施形態のキッカー制御回路KCC以外の構成と同様でよい。
第3の実施形態によるキッカー制御回路KCCは、ANDゲートG50〜G53と、クロックトインバータINg、INhと、インバータIN40〜IN43、IN50、IN51と、ゲート回路G40〜G4nとを備えている。
ゲートG50は、ノードA0のデータの反転信号およびノードA1のデータを受け取り、これらのデータの論理和を出力する。ゲートG51は、ノードA2のデータの反転信号およびノードA3のデータを受け取り、これらのデータの論理和を出力する。ゲートG52は、ノードA0のデータおよびノードA1のデータの反転信号を受け取り、これらのデータの論理和を出力する。ゲートG53は、ノードA2のデータおよびノードA3のデータの反転信号を受け取り、これらのデータの論理和を出力する。
A0からA1へのデータ遷移が第1の遷移方向(“0”から“1”)である場合、信号DEC01_01が論理ハイに活性化される。信号DEC01_01は、ノードE0に格納される。A2からA3へのデータ遷移が第1の遷移方向である場合、信号DEC01_23が論理ハイに活性化される。信号DEC01_23は、ノードE1に格納される。A0からA1へのデータ遷移が第2の遷移方向(“1”から“0”)である場合、信号DEC10_01が論理ハイに活性化される。信号DEC10_01は、ノードE2に格納される。A2からA3へのデータ遷移が第2の遷移方向である場合、信号DEC10_23が論理ハイに活性化される。信号DEC10_23は、ノードE3に格納される。
ノードE0、E1のデータは、異なるタイミングで制御信号KCNTL_Cとしてゲート回路G40〜G4nに転送される。ノードE2、E3のデータは、異なるタイミングで制御信号KCNTL_Dとしてゲート回路G40〜G4nに転送される。即ち、制御信号KCNTL_Cは、第1の遷移方向を示す制御信号であり、制御信号KCNTL_Dは、第2の遷移方向を示す制御信号である。
ゲートG40〜G4nは、キッカー制御信号KCNTL_Cを受けて、スイッチイネーブル信号SE0_EN_C〜SEn_EN_Cに基づいてスイッチ制御信号SW0_CNT〜SWn_CNTを出力する。ゲートG40〜G4nは、キッカー制御信号KCNTL_Dを受けて、スイッチイネーブル信号SE0_EN_D〜SEn_EN_Dに基づいてスイッチ制御信号SW0_CNT〜SWn_CNTを出力する。
ここで、出力データPFoutが第2の遷移方向(“1”から“0”)へ遷移するときのオフチップドライバOCDの消費電流は、第1の遷移方向(“0”から“1”)へ遷移するときのそれよりも大きいものと仮定している。従って、制御信号KCNTL_Dが活性化されたときにキッカー電源回路KPSが供給する電流Ib_10は、制御信号KCNTL_Cが活性化されたときにキッカー電源回路KPSが供給する電流Ib_01よりも大きいことが好ましい。第3の実施形態では、電流Ib_10が電流Ib_01よりも大きくなるように、スイッチイネーブル信号SE0_EN_C〜SEn_EN_C、および、SW0_EN_D〜SWn_EN_Dを設定する。
例えば、スイッチイネーブル信号SW0_EN_C〜SWn_EN_CのうちSW2_EN_Cのみを論理ハイに設定する。この場合、データが第1の遷移方向に遷移したときに、スイッチ制御信号SW2_CNTのみが論理ロウに活性化される。その結果、キッカー電源回路KPSは、電流Ib_01として4L×IaをノードNintへ供給する。
スイッチイネーブル信号SW0_EN_D〜SEn_EN_DのうちSW0_EN_DおよびSW2_EN_Dを論理ハイに設定する。この場合、データが第2の遷移方向に遷移したときに、スイッチ制御信号SW0_CNTおよびSW2_CNTが論理ロウに活性化される。その結果、キッカー電源回路KPSは、電流Ib_10として5L×Iaを供給する。
この例では、電流Ib_10は、電流Ib_01よりも25%大きい。しかし、これに限定されず、オフチップドライバOCDの消費電流に応じて、電流I_10は、電流I_01よりも大きい任意の電流に設定され得る。
尚、図9に示すキッカー制御回路KCCの構成はあくまでも一例であり、それと同様の動作を行う他の論理回路を第3の実施形態に用いても差し支えない。また、第3の実施形態では、データが“1”から“0”へ遷移するときに、“0”から“1”へ遷移するときよりもオフチップドライバOCHの消費電流が大きいものと仮定した。しかし、このデータの遷移方向と消費電流との関係は逆であってもよい。この場合、電流Ib_01は、電流Ib_10よりも大きい電流に設定される。
図10は、第3の実施形態による半導体装置の動作を示すタイミング図である。取込みクロックPI0、PI1、入力部PFin0、PFin1のデータ、および、ノードA0〜A3のデータの各動作は、図6に示すそれらの動作と同様である。図10では、入力部PFin0、PFin1のデータの動作の図示を省略する。
信号DEC01_01〜DEC10_23は、ノードA0〜A3のデータの論理に基づいて決定される。
t1〜t2において、ノードA0、A1のデータはそれぞれ“1”、“0” (第2の遷移方向)であるので、ゲートG52の出力信号DEC10_01が論理ハイに活性化される。出力信号DEC01_01は不活性状態である。
t2の直後、t11において、キッカークロックKI0が活性化されることによって、信号DEC01_01およびDEC10_01がそれぞれノードE0、E2に転送される。これにより、ノードE0、E2のデータは、それぞれ論理ロウおよび論理ハイになる。
t3〜t4において、ノードA2、A3のデータはそれぞれ“1”、“0” (第2の遷移方向)であるので、ゲートG53の出力信号DEC10_23が論理ハイに活性化される。出力信号DEC01_23は不活性状態である。
t4の直後、t13において、キッカークロックKI1が活性化されることによって、出力信号DEC01_23およびDEC10_23がそれぞれノードE1、E3に転送される。これにより、ノードE1、E3のデータは、論理ロウおよび論理ハイになる。
t11の後、t22において、キッカークロックKO0が活性化される。これにより、ノードE0、E2のデータがキッカー制御信号KCNTL_C、KCNTL_Dとして伝達される。従って、キッカー制御信号KCNTL_Dのみが論理ハイに活性化される。キッカー制御信号KCNTL_Cは不活性状態である。
キッカー制御信号KCNTL_Dの活性化に応じて、ゲート回路G40〜G4nは、スイッチイネーブル信号SW0_EN_D〜SWn_EN_Dに基づいたスイッチ制御信号SW0_CNT〜SWn_CNTを出力する。第3の実施形態では、ゲート回路G40〜G4nは、スイッチ制御信号SW0_CNTおよびSW2_CNTを論理ロウに活性化し、キッカー電源回路KPSのスイッチSW0およびSW2を導通させる。その結果、キッカー電源回路KPSは、5L×Iaの電流をノードNintへ供給する。
第3の実施形態は、第1の実施形態と同様にノードA1からA2へのデータ遷移は考慮していない。従って、t23〜t24において、キッカー制御回路KCCおよびキッカー電源回路KPSは、t22〜t23におけるそれらの動作を継続する。
t13の後、t24において、キッカークロックKO1が活性化される。これにより、ノードE1、E3のデータがキッカー制御信号KCNTL_C、KCNTL_Dとして転送される。ここで、ノードA2、A3のデータは第2の遷移方向に遷移しているので、t24〜t26におけるキッカー制御回路KCCおよびキッカー電源回路KPSの動作は、t22〜t24におけるそれらの動作と同様である。
取込みクロックPI0が活性化されるt5〜t6において、ノードA0、A1のデータはそれぞれ“1”、“1”であるので、出力信号DEC01_01、DEC10_01(ノードE0、E2)は、ともに不活性状態である。
t15の後、t26において、キッカークロックKO0が活性化される。これによって、ノードE0、E2のデータがキッカー制御信号KCNTL_C、KCNTL_Dに伝達される。従って、キッカー制御信号KCNTL_C、KCNTL_Dはともに不活性状態である。この場合、キッカー電源回路KPSは電流を供給しない。第3の実施形態は、第1の実施形態と同様にノードA3からA0へのデータ遷移は考慮していない。従って、t27〜t28において、キッカー制御回路KCCおよびキッカー電源回路KPSは、t26〜t27におけるそれらの動作を継続する。
取込みクロックPI1が活性化されるt7〜t8において、ノードA2、A3のデータはそれぞれ“0”、“1”(第1の遷移方向)であるので、ゲートG51の出力信号DEC01_23(ノードE1)が論理ハイに活性化される。出力信号DEC10_23(ノードE3)は不活性状態である。
t17の後、t28において、キッカークロックKO1が活性化されることによって、ノードE1、E3のデータがキッカー制御信号KCNTL_C、KCNTL_Dに伝達される。従って、キッカー制御信号KCNTL_Cのみが論理ハイに活性化される。キッカー制御信号KCNTL_Dは不活性状態である。
キッカー制御信号KCNTL_Cの活性化に応じて、ゲート回路G40〜G4nは、スイッチイネーブル信号SW0_EN_C〜SWn_EN_Cに基づいたスイッチ制御信号SW0_CNT〜SWn_CNTを出力する。第3の実施形態では、ゲート回路G40〜G4nは、スイッチ制御信号SW2_CNTのみを論理ロウに活性化し、キッカー電源回路KPSのスイッチSW2のみを導通させる。その結果、キッカー電源回路KPSは、4L×Iaの電流をノードNintへ供給する。
第3の実施形態は、第1の実施形態と同様にノードA1からA2へのデータ遷移は考慮していない。従って、t29〜t30において、キッカー制御回路KCCおよびキッカー電源回路KPSは、t28〜t29におけるそれらの動作を継続する。
このように第3の実施形態は、データPFoutの遷移方向に応じてキッカー電源回路KPSのスイッチSW0〜SWnの導通状態を切り替える。これにより、キッカー制御回路KCCは、キッカー電源回路KPSから供給される電流量を変更することができる。第3の実施形態は、さらに、第1の実施形態の効果も得ることができる。
(第4の実施形態)
図11は、本発明に係る第4の実施形態に従ったキッカー制御回路KCCの構成を示す回路図である。第4の実施形態は、3つの連続するデータにおいてデータの遷移が1回の場合と2回の場合とでキッカー電源回路KPSの出力電流を変更する点で第2の実施形態と同様である。さらに、3つの連続するデータにおいてデータの遷移が1回の場合に、キッカー制御回路KCCは、データの遷移方向を検出し、この遷移方向に応じてキッカー電源回路KPSが供給する電流を変更する点で第3の実施形態と同様である。即ち、第4の実施形態は、第2および第3の実施形態の組合せである。第4の実施形態において、キッカー制御回路KCC以外の構成は、第1の実施形態のキッカー制御回路KCC以外の構成と同様でよい。
第4の実施形態によるキッカー制御回路KCCは、EXORゲートG60〜G63、G70、およびG71と、ANDゲートG80〜G85と、クロックトインバータINi、INjと、インバータIN60〜IN65、IN70〜IN72と、ゲート回路G90〜G9nとを備えている。
ゲートG60は、ノードA0およびA1のデータを受け取り、これらの排他的論理和を信号EXOR01として出力する。ゲートG61は、ノードA1およびA2のデータを受け取り、これらの排他的論理和を信号EXOR12として出力する。ゲートG62は、ノードA3およびA0のデータを受け取り、これらの排他的論理和を信号EXOR30として出力する。ゲートG63は、ノードA2およびA3のデータを受け取り、これらの排他的論理和を信号EXOR23として出力する。ゲートG70は、信号EXOR01およびEXOR30を受け取り、これらの排他的論理和を信号EXOR30_01として出力する。ゲートG71は、信号EXOR12およびEXOR23を受け取り、これらの排他的論理和を信号EXOR12_23として出力する。
さらに、ゲートG80は、信号EXOR30_01およびノードA3の反転データを受け取り、これらの論理和を出力する。ゲートG80の出力データは、入力キッカークロックKI0が活性化されるタイミングでノードF0に格納される。ゲートG81は、信号EXOR12_23およびノードA1の反転データを受け取り、これらの論理和を出力する。ゲートG81の出力データは、入力キッカークロックKI1が活性化されるタイミングでノードF1に格納される。ゲートG82は、信号EXOR30_01およびノードA3のデータを受け取り、これらの論理和を出力する。ゲートG82の出力データは、入力キッカークロックKI0が活性化されるタイミングでノードF2に格納される。ゲートG83は、信号EXOR12_23およびノードA1のデータを受け取り、これらの論理和を出力する。ゲートG83の出力データは、入力キッカークロックKI1が活性化されるタイミングでノードF3に格納される。ゲートG84は、信号EXOR01および信号EXOR30を受け取り、これらの論理和を出力する。ゲートG84の出力データは、入力キッカークロックKI0が活性化されるタイミングでノードF4に格納される。ゲートG85は、信号EXOR12および信号EXOR23を受け取り、これらの論理和を出力する。ゲートG85の出力データは、入力キッカークロックKI1が活性化されるタイミングでノードF5に格納される。
ノードF0、F2およびF4のデータは、出力キッカークロックKO0が活性化されるタイミングで、それぞれキッカー制御信号KCNTL_H、KCNTL_IおよびKCNTL_Jに出力される。ノードF1、F3およびF5のデータは、出力キッカークロックKO1が活性化されるタイミングで、それぞれキッカー制御信号KCNTL_H、KCNTL_IおよびKCNTL_Jに出力される。これにより、キッカー制御回路KCCは、予め設定されたイネーブル信号SW0_EN_H〜SWn_EN_H、SW0_EN_I〜SWn_EN_IまたはSW0_EN_J〜SWn_EN_Jに基づいた信号を出力する。
以下、より詳細に説明する。ノードA0〜A3のうち3つの連続データが全て論理ハイまたは論理ロウのとき、即ち、3つの連続データにおいてデータの遷移が無い場合、ノードF0〜F5は全て論理ロウである。従って、キッカー制御信号KCNTL_H、KCNTL_IおよびKCNTL_Jは、全て不活性状態であるので、キッカー制御回路KCCはキッカー電源回路KPSを駆動しない。
ノードA0〜A3のうち3つの連続データにおいてデータが1回遷移する場合、例えば、A3とA0との間、A0とA1との間のいずれか一方においてデータが遷移している場合、信号EXOR30_01が論理ハイに活性化される。このようにA3、A0、A1の連続データにおいてデータの遷移が1回だけの場合、ノードA1およびA3のデータは互いに異なるはずである。
もし、ノードA3のデータが論理ロウ“0”の場合、ノードA1のデータは論理ハイ“1”である。この場合、A3、A0、A1の連続データにおいて“0”から“1”への遷移がある。よって、ノードF0に論理ハイのデータが格納される。この場合、キッカークロックKO0の活性化のタイミングで、キッカー制御信号KCNT_Hが活性化される。それに従いキッカー制御回路KCCは、イネーブル信号SW0_EN_H〜SWn_EN_Hに従った信号を出力する。例えば、イネーブル信号SW0_EN_H〜SWn_EN_Hのうちイネーブル信号SW2_EN_Hのみが論理ハイに設定されている場合、キッカー電源回路KPSのスイッチSW2のみが駆動される。よって、キッカー電源回路KPSは、4L×Iaの電流をノードNintへ供給する。
もし、ノードA3のデータが “1”の場合、ノードA1のデータは “0”である。この場合、A3、A0、A1の連続データにおいて“1”から“0”への遷移がある(第2の遷移方向)。よって、ノードF2に論理ハイのデータが格納される。この場合、キッカークロックKO0の活性化のタイミングで、キッカー制御信号KCNT_Iが活性化される。それに従いキッカー制御回路KCCは、イネーブル信号SW0_EN_I〜SWn_EN_Iに従った信号を出力する。例えば、イネーブル信号SW0_EI_I〜SWn_EN_Iのうちイネーブル信号SW0_EN_IおよびSW2_EN_Iのみが論理ハイに設定されている場合、キッカー電源回路KPSのスイッチSW0およびSW2が駆動される。よって、キッカー電源回路KPSは、5L×Iaの電流をノードNintへ供給する。
同様に、例えば、A1とA2との間、A2とA3との間のいずれか一方においてデータが遷移している場合、信号EXOR12_23が論理ハイに活性化される。A1、A2、A3の連続データにおいてデータの遷移が1回だけの場合、ノードA1およびA3のデータは互いに異なるはずである。
もし、ノードA1のデータが論理ロウ“0”の場合、ノードA3のデータは論理ハイ“1”である。この場合、A1、A2、A3の連続データにおいて“0”から“1”への遷移がある(第1の遷移方向)。よって、ノードF1に論理ハイのデータが格納される。この場合、キッカークロックKO1の活性化のタイミングで、キッカー制御信号KCNT_Hが活性化される。それに従いキッカー制御回路KCCは、イネーブル信号SW0_EN_H〜SWn_EN_Hに従った信号を出力する。よって、キッカー電源回路KPSは、4L×Iaの電流をノードNintへ供給する。
もし、ノードA1のデータが “1”の場合、ノードA3のデータは “0”である。この場合、A1、A2、A3の連続データにおいて“1”から“0”への遷移がある(第2の遷移方向)。よって、ノードF3に論理ハイのデータが格納される。この場合、キッカークロックKO1の活性化のタイミングで、キッカー制御信号KCNT_Iが活性化される。それに従いキッカー制御回路KCCは、イネーブル信号SW0_EN_I〜SWn_EN_Iに従った信号を出力する。よって、キッカー電源回路KPSは、5L×Iaの電流をノードNintへ供給する。
ノードA0〜A3のうち3つの連続データにおいてデータが2回遷移する場合、信号EXOR01およびEXOR30の両方が論理ハイになるか、あるいは、信号EXOR12およびEXOR23の両方が論理ハイになる。よって、ノードF4またはF5に論理ハイのデータが格納される。この場合、キッカークロックKO10またはKO1の活性化のタイミングで、キッカー制御信号KCNT_Jが活性化される。それに従いキッカー制御回路KCCは、イネーブル信号SW0_EN_J〜SWn_EN_Jに従った信号を出力する。例えば、イネーブル信号SW0_EI_J〜SWn_EN_Jのうちイネーブル信号SW0_EN_JおよびSW3_EN_Jが論理ハイに設定されている場合、キッカー電源回路KPSのスイッチSW0およびSW3が駆動される。よって、キッカー電源回路KPSは、9L×Iaの電流をノードNintへ供給する。
このように、第4の実施形態によるキッカー制御回路KCCは、出力信号PFoutの遷移頻度および遷移方向を考慮してキッカー電源回路KPSの出力電流を調節することができる。
図12および図13は、第4の実施形態による半導体装置の動作を示すタイミング図である。取込みクロックPI0、PI1、入力部PFin0、PFin1のデータ、および、ノードA0〜A3のデータの各動作は、図6に示すそれらの動作と同様である。
図12のt1〜t4において、ノードA0〜A3のデータが“1010”である。連続する3つのデータ(A3、A0、A1)は2回の遷移を含む。また、連続する3つのデータ(A1、A2、A3)も2回の遷移を含む。従って、入力側キッカークロックKI0の活性化時(t11)に、ノードF4が論理ハイを保持し、入力側キッカークロックKI1の活性化時(t13)に、ノードF5が論理ハイを保持する。
t13の後、図13のt22において、出力側キッカークロックKO0が活性化され、ノードF0、F2およびF4のデータが、それぞれキッカー制御信号KCONTL_H、KCONTL_IおよびKCONTL_Jとして出力される。t22〜t23において、ノードF4のみが論理ハイに活性化されているため、キッカー制御信号KCONTL_Jが論理ハイに活性化される。その結果、t22〜t23において、キッカー制御回路KCCは、イネーブル信号SW0_EN_J〜SWn_EN_Jに従った信号を出力する。例えば、上述のようにイネーブル信号SW0_EN_JおよびSW3_EN_Jが論理ハイに設定されている場合、キッカー電源回路KPSは、9L×Iaの電流をノードNintへ供給する。
t23において、出力側キッカークロックKO0が立ち下がるが、キッカー制御信号KCONTL_Jは論理ハイに維持されている。従って、t23〜t24において、キッカー制御回路KCCは、イネーブル信号SW0_EN_J〜SWn_EN_Jに従った出力を維持する。
その後、t24において、出力側キッカークロックKO1が活性化され、ノードF1、F3およびF5のデータが、それぞれキッカー制御信号KCONTL_H、KCONTL_IおよびKCONTL_Jとして出力される。t24〜t25において、ノードF5のみが論理ハイに活性化されているため、キッカー制御信号KCONTL_Jが論理ハイに維持される。その結果、t24〜t25においても、キッカー制御回路KCCは、イネーブル信号SW0_EN_J〜SWn_EN_Jに従った信号を出力する。
t25において、出力側キッカークロックKO1が立ち下がるが、キッカー制御信号KCONTL_Jは論理ハイに維持されている。従って、t25〜t26において、キッカー制御回路KCCは、イネーブル信号SW0_EN_J〜SWn_EN_Jに従った出力を維持する。
図12を再度参照する。t5〜t6において、ノードA0〜A3のデータが“1110”である。連続する3つのデータ(A3、A0、A1)は1回の遷移を含む。この場合のデータの遷移方向は、“0”から“1”である。また、連続する3つのデータ(A1、A2、A3)も1回の遷移を含む。この場合のデータの遷移方向は、“1”から“0”である。従って、入力側キッカークロックKI0の活性化時(t15)に、ノードF0が論理ハイを保持し、入力側キッカークロックKI1の活性化時(t17)に、ノードF3が論理ハイを保持する。
t17の後、図13のt26において、出力側キッカークロックKO0が活性化され、ノードF0、F2およびF4のデータが、それぞれキッカー制御信号KCONTL_H、KCONTL_IおよびKCONTL_Jとして出力される。t26〜t27において、ノードF0のみが論理ハイに活性化されているため、キッカー制御信号KCONTL_Hが論理ハイに活性化される。その結果、t26〜t27において、キッカー制御回路KCCは、イネーブル信号SW0_EN_H〜SWn_EN_Hに従った信号を出力する。例えば、上述のようにイネーブル信号SW2_EN_Hのみが論理ハイに設定されている場合、キッカー電源回路KPSは、4L×Iaの電流をノードNintへ供給する。
t27において、出力側キッカークロックKO0が立ち下がるが、キッカー制御信号KCONTL_Hは論理ハイに維持されている。従って、t27〜t28において、キッカー制御回路KCCは、イネーブル信号SW0_EN_H〜SWn_EN_Hに従った出力を維持する。
その後、t28において、出力側キッカークロックKO1が活性化され、ノードF1、F3およびF5のデータが、それぞれキッカー制御信号KCONTL_H、KCONTL_IおよびKCONTL_Jとして出力される。t28〜t29において、ノードF3のみが論理ハイに活性化されているため、キッカー制御信号KCONTL_Iが論理ハイに活性化される。その結果、t28〜t29において、キッカー制御回路KCCは、イネーブル信号SW0_EN_I〜SWn_EN_Iに従った信号を出力する。例えば、上述のようにイネーブル信号SW0_EN_IおよびSW2_EN_Iが論理ハイに設定されている場合、キッカー電源回路KPSは、5L×Iaの電流をノードNintへ供給する。
t29において、出力側キッカークロックKO1が立ち下がるが、キッカー制御信号KCONTL_Iは論理ハイに維持されている。従って、t28〜t29において、キッカー制御回路KCCは、イネーブル信号SW0_EN_I〜SWn_EN_Iに従った出力を維持する。
このように、第4の実施形態は、出力信号PFoutの遷移頻度および遷移方向に基づいてキッカー電源回路KPSから供給される電流量を変更することができる。第4の実施形態は、さらに、第1の実施形態の効果も得ることができる。
(第5の実施形態)
図14は、本発明に係る第5の実施形態に従ったキッカー制御回路KCCの構成を示す回路図である。図15は、出力ハイインピーダンス状態におけるオフチップドライバOCDの様子を示す図である。第5の実施形態によるキッカー制御回路KCCは、出力ハイインピーダンス状態の終了直後に、ノードA0に最初に保持されたデータに基づいてキッカー電源回路KPSの出力電流を変更する。即ち、出力動作開始後、最初のノードA0のデータが“0”である場合と、それが“1”である場合とで、キッカー制御回路KCCは供給する電流量を変更する。
以下、オフチップドライバOCDの出力ハイインピーダンス状態について説明する。
通常、I/Oパッドからデータを出力しない場合には、オフチップドライバOCDの出力、すなわちI/Oパッドはハイインピーダンス状態になっており、ハイ側電源VDDQおよびロウ側電源VSSQの両方から切断している。よって、オフチップドライバOCDは論理ハイも論理ロウも出力していない状態(不定状態)である。
図15に示すように一般的にオフチップドライバOCDは、ハイ側電源VDDQとロウ側電源VSSQとの間に接続されたインバータINocdを備えている。インバータINocdは、ハイ側電源VDDQとロウ側電源VSSQのいずれかを、信号PFoutの論理に基づいて出力する。オフチップドライバOCDが“1”を出力するときには、インバータINocdのPMOSがオンし、NMOSがオフになる。これにより、オフチップドライバOCDは、論理ハイ(電源VDDQ)を出力する。オフチップドライバOCDが“0”を出力するときには、インバータINocdのNMOSがオンし、PMOSがオフになる。これにより、オフチップドライバOCDは、論理ロウ(VSSQ)を出力する。
一方、ハイインピーダンス信号DHiZは、出力信号PFoutを無効にし、ハイ側電源VDDQおよびロウ側電源VSSQの両方をオフチップドライバOCDの出力から切断させる信号である。従って、図15に示すように、出力ハイインピーダンス信号DHiZが論理ハイに活性化されているときに、インバータINocdのNMOSおよびPMOSがともにオフになっている。このように、出力ハイインピーダンス状態では、オフチップドライバOCDは、“0”も“1”も出力せず、回路内の各ノードは“0”、“1”出力時の中間状態にある。このため、出力ハイインピーダンス状態からデータ出力動作を開始した直後にオフチップドライバOCD内の各ノードの状態遷移に伴う消費電流は、通常のデータ出力動作におけるデータの遷移時(“1”から“0”、あるいは、“0”から“1”)においてオフチップドライバOCDで消費される電流よりも小さい。また、第3の実施形態と同様に、オフチップドライバOCDの消費電流がデータの遷移方向によって異なる場合、データ出力動作を開始した直後の信号PFoutの論理によって、キッカー電源回路KPSが供給する電流量を変更する必要がある。
そこで、第5の実施形態によるキッカー制御回路KCCは、ハイインピーダンス状態の終了直後に、ノードA0に最初に保持されたデータに基づいてキッカー電源回路KPSの出力電流を変更する。
このキッカー制御回路KCCは、ノードA0に最初に保持されるデータのみに基づいて動作し、その後、停止する。ハイインピーダンス状態から抜けた後の動作は、第1から第4の実施形態のいずれかの動作と同様でよい。即ち、第5の実施形態によるキッカー制御回路KCCは、データ出力動作を開始した直後のキッカー電源回路KPSの動作を、その後の動作とは独立して制御する。
尚、入力側キッカークロックKI0が最初に立ち上がるときには、ハイインピーダンス信号DHiZはまだ論理ハイに活性化されている。つまり、プリフェッチ回路PFCが動作を開始し、最初の出力データを取込んでいる時点では、オフチップドライバOCDは、まだハイインピーダンス状態にある。この段階で、キッカー制御回路KCCは、ノードA0のデータに応じてキッカー電源回路KPSの供給電流を決定する。従って、オフチップドライバOCDがハイインピーダンス状態から出力動作にエントリする時点において、キッカー電源回路KPSは遅滞無く電流を供給することができる。
図14のキッカー制御回路KCCは、ANDゲートG100、G101と、クロックトインバータINk、INmと、インバータIN80、IN81、IN90、IN91と、ゲート回路G110〜G114とを備えている。ハイインピーダンス信号DHiZは、オフチップドライバOCDがハイインピーダンス状態にあるときに、論理ハイに活性化されている。
ゲートG100は、ノードA0の反転データおよび信号DHiZを受け取り、これらのデータの論理和を出力する。ゲートG101は、ノードA0および信号DHIZの反転信号を受け取り、これらのデータの論理和を出力する。ゲートG100がノードA0の最初のデータを受け取る時点では、信号DHiZは、まだ、論理ハイに活性化されている。従って、ノードA0の最初のデータが“0”である場合、信号DEC0_0が論理ハイに活性化される。信号DEC0_0は、入力側キッカークロックKI0の活性化時にノードH0に保持される。一方、ノードA0の最初のデータが“1”に遷移する場合、信号DEC1_0が論理ハイに活性化される。信号DEC1_0は、入力側キッカークロックKI0の活性化時にノードH1に保持される。
ノードH0、H1のデータは、出力側キッカークロックKO0の活性化時にキッカー制御信号KCNTL_LおよびKCNTL_Mとして出力される。ノードH0が論理ハイである場合、キッカー制御回路KCCは、スイッチイネーブル信号SE0_EN_L〜SEn_EN_Lに基づいてスイッチ制御信号SW0_CNT〜SWn_CNTを出力する。ノードH1が論理ハイである場合、キッカー制御回路KCCは、スイッチイネーブル信号SE0_EN_M〜SEn_EN_Mに基づいてスイッチ制御信号SW0_CNT〜SWn_CNTを出力する。
例えば、データ出力動作の開始後、ノードA0の最初のデータが “0”である場合、スイッチイネーブル信号SW0_EN_L〜SWn_EN_LのうちSW0_EN_LおよびSW1_EN_Lを論理ハイに設定する。この場合、キッカー電源回路KPSは、3L×IaをノードNintへ供給する。一方、ノードA0の最初のデータが “1”である場合、スイッチイネーブル信号SW0_EN_M〜SWn_EN_MのうちSW1_EN_Mのみを論理ハイに設定する。この場合、キッカー電源回路KPSは、2L×IaをノードNintへ供給する。
尚、スイッチイネーブル信号SW0_EN_L〜SWn_EN_LおよびSW0_EN_M〜SWn_EN_Mのデータは、ROMに予め格納しておけばよい。また、ROMに格納されているデータを入力として、何らかの動作制御信号と論理をとりスイッチイネーブル信号としても良い。
この例では、第3の実施形態に適合するように、キッカー電源回路KPSは、データが“1”から“0”へ遷移する場合に、データが“0”から“1”へ遷移する場合よりも大きな電流をノードNintへ供給すると仮定している。また、第3の実施形態では、キッカー電源回路KPSは、データが“1”から“0”へ遷移する場合に、5L×Iaを出力し、データが“0”から“1”へ遷移する場合に、4L×Iaを出力している。
一方、第5の実施形態では、キッカー電源回路KPSは、ハイインピーダンス状態から“0”へ遷移する場合に、3L×Iaを出力し、ハイインピーダンス状態から“1”へ遷移する場合に、2L×Iaを出力している。このように、ハイインピーダンス状態からデータ出力状態にエントリした後に最初にデータを出力するときにキッカー電源回路KPSが出力する電流は、通常のデータ出力動作においてデータが遷移するときにキッカー電源回路KPSが出力する電流よりも小さく設定されている。
これにより、キッカー制御回路KCCおよびキッカー電源回路KPSは、オフチップドライバOCDによる消費電流分を過不足無く電流を供給することができる。
図16は、第5の実施形態による半導体装置の動作を示すタイミング図である。取込みクロックPI0、PI1、入力部PFin0、PFin1のデータ、および、ノードA0〜A3のデータの各動作は、図6に示すそれらの動作と同様である。
信号DEC0_0〜DEC1_0は、ノードA0〜A3のデータの論理に基づいて決定される。尚、図16に示す例では、ハイインピーダンス状態からデータ出力動作へエントリして最初にノードA0に保持されるデータは、“1”である。
出力ハイインピーダンス信号DHiZは、出力側キッカークロックKO0の活性化される(t22)まで(信号PFoutの出力直前まで)、活性状態を維持している。出力ハイインピーダンス状態のもとで、入力側キッカークロックKI0が活性化される(t11)。これにより、信号DEC0_0およびDEC1_0がそれぞれノードH0、H1に伝達される。これにより、ノードH0、H1のデータは、それぞれ論理ロウおよび論理ハイになる。
t22において、ハイインピーダンス状態が終了し、出力側キッカークロックKO0が活性化される。これにより、ノードH0、H1のデータは、キッカー制御クロックKCNTL_L、KCNTL_Mとしてゲート回路G110〜G11nへ出力される。図16の例では、キッカー制御クロックKCNTL_Mが活性化されるので、キッカー制御回路KCCは、イネーブル信号SW0_EN_M〜SWn_EN_Mに基づいたスイッチ制御信号SW0_CNT〜SWn_CNTを出力する。第5の実施形態では、イネーブル信号SW0_EN_M〜SWn_EN_Mのうち信号SW1_EN_Mのみが論理ハイに設定されている。よって、キッカー電源回路KPSは、t22において、2L×Iaの電流をノードNintへ供給する。
尚、図16では、図示しないが、ノードA0の最初のデータが“0”である場合には、信号DEC0_0、ノードH0のデータおよびキッカー制御クロックKCNTL_Lが論理ハイに活性化され、スイッチSW0およびSW1がオンする。従って、キッカー電源回路KPSは、t22において、3L×Iaの電流をノードNintへ供給する。
このように、第5の実施形態によるキッカー制御回路KCCおよびキッカー電源回路KPSは、ハイインピーダンス状態からデータ出力状態へエントリする際に、最初の出力データに応じた電流をノードNintへ供給することができる。これにより、データ出力動作の開始時に、オフチップドライバOCDの消費電流が大きい場合であっても、キッカー電源回路KPSは適切な電流を供給し、内部電源電圧VINTの変動を抑制することができる。
第5の実施形態は、第1から第4の実施形態のいずれにも適用することができる。この場合、第1から第4の実施形態のいずれかに従ったキッカー制御回路KCCに第5の実施形態によるキッカー制御回路KCCを組み合わせればよい。これにより、第5の実施形態は、第1から第4の実施形態のいずれかの効果をも得ることができる。
(第6の実施形態)
図17は、本発明に係る第6の実施形態に従ったキッカー制御回路KCCの構成を示す回路図である。第6の実施形態は、インバータINcntとゲートゲートG10〜G1nとの間に設けられたパルス発生回路PGをさらに備えている。第6の実施形態のキッカー制御回路KCCのその他の構成は、図4に示す第1の実施形態のキッカー制御回路KCCの構成と同様でよい。
これまで、プリフェッチ回路PFCの動作周波数一定の下でキッカー電源回路KPSは“電流”を供給するという前提で述べてきたが、一般にメモリは複数の動作周波数をサポートし、動作周波数に応じて各クロックの幅は変化する。しかしながら、出力データの遷移1回当たりにオフチップドライバOCDで消費される電荷量は変化しないので、キッカー電源回路KPSは動作周波数によらず一定の電荷を供給することが好ましい。キッカー電源回路KPSが供給する電荷が、オフチップドライバOCDで消費される電荷よりも多ければ、内部電源電圧VINTは上昇し、少なければ、内部電源電圧VINTは低下するからである。
しかし、第1の実施形態では、図6に示すように、キッカー制御信号KCNTLの活性化時間は、出力側キッカークロックKO0、KO1で制御されている。出力側キッカークロックKO0、KO1を含むプリフェッチ回路PFCの動作周波数は、取込みクロックPI0、PI1によって決定される。出力信号PFoutの周波数が変化すると、それに伴い出力側キッカークロックKO0、KO1の周波数および出力信号PFoutの周波数も変化する。このため、キッカー電源回路KPSから供給される電荷量は、出力側キッカークロックKO0、KO1の動作周波数、すなわち活性化時間に依存して変化する。
そこで、第6の実施形態では、パルス発生回路PGを設けることによって、キッカー電源回路KPSは、出力側キッカークロックKO0、KO1の動作周波数に依存することなく、出力信号PFoutの遷移回数に応じた電荷をノードNintに供給する。図17の構成において、パルス発生回路PGは、インバータINcntの出力が活性化されたときに(キッカー制御信号KCNTLを活性化すべきときに)、動作周波数によらず一定幅のパルス信号を生成し、そのパルス信号をキッカー制御信号KCNTLとしてゲートG10〜G1nに送信する。即ち、第6の実施形態では、キッカー制御信号KCNTLは、一定幅のパルス信号となる。キッカー制御回路KCCは、キッカー制御信号KCNTLが活性化されている期間だけキッカー電源回路KPSを駆動させ、電流を供給する。従って、動作周波数によらず、キッカー電源回路KPSは一定の電荷量を供給することができる。
図18は、第6の実施形態による半導体装置の出力動作を示すタイミング図である。t22において、ノードC0のデータはパルス発生回路PGへ転送され、キッカー制御信号KCNTLが活性化される。その後、パルス発生回路PGは一定時間出力し続け、t220まで活性状態を持続する。また、t24において、ノードC1のデータはパルス発生回路PGへ転送され、キッカー制御信号KCNTL。パルス信号の幅は、1回のデータ遷移によってオフチップドライバOCDで消費される電荷量に応じて決定される。
図18では、キッカー制御信号KCNTLおよびスイッチ制御信号SWi_CNTがパルス状に制御されている。図18に示すその他の信号動作は、図6に示す信号動作と同様である。
このように、第6の実施形態は、プリフェッチ回路PFCの動作周波数に依存することなく、出力信号PFoutのデータ遷移回数に応じた電荷をノードNintに供給することができる。
第6の実施形態は、第1の実施形態だけでなく、第2〜第5の実施形態に適用することができる。この場合、パルス発生回路PGは、キッカー制御信号に対応して設けられる。従って、パルス発生回路PGは、キッカー制御信号KCNTL_A〜KCNTL_Mのそれぞれに対応して設ければよい。
これにより、第6の実施形態は、第1〜第5の実施形態のいずれかの効果をも得ることができる。
(第7の実施形態)
第1〜第6の実施形態において、キッカー電源回路KPSは複数のI/Oパッドに対して1つ設けられてもよい。
例えば、図19は、本発明に係る第7の実施形態に従ったキッカー制御回路KCCおよびキッカー電源回路KPSの構成を示すブロック図である。第7の実施形態では、8つのI/Oパッドに対して4つのキッカー電源回路KPSが設けられている。つまり、2つのI/Oパッドごとに1つのキッカー電源回路KPSが設けられている。キッカー電源回路KPS_01〜KPS_67は、それぞれ図3に示す構成と同様でよい。
キッカー制御回路の後段部分KCCb_01〜KCCb_67は、図4に示すキッカー制御回路KCCの後段部分KCCbを変更した構成を有し、図20に示されている。キッカー制御回路KCCb_01〜KCCb_67の前段部分は、図4に示すキッカー制御回路KCCの前段部分KCCfと同じ構成でよい。よって、キッカー制御回路KCCb_01〜KCCb_67の前段部分KCCfは、それぞれI/Oパッドごとに(例えば、8つ)設けられており、一方、キッカー制御回路KCCb_01〜KCCb_67の後段部分KCCb_01〜KCCb_67は、2つのI/Oパッド(2つの前段部分KCCf)に対して1つ設けられている。前段部分KCCfは、図4に示すKCCfと同様であるので、その図示を省略している。
例えば、キッカー制御回路の後段部分KCCb_01は、2つのI/OパッドIO0、IO1に対応する前段部分からキッカー制御信号KCNTL_0、KCNTL_1を受け取る。後段部分KCCb_01は、キッカー制御信号KCNTL_0、KCNTL_1を論理演算し、キッカー電源回路KPS_01を制御する。2つのI/OパッドIO0、IO1の両方においてデータの遷移が生じている場合、後段部分KCCb_01は、大きな電流ImaxをノードNintに供給するようにキッカー電源回路KPS_01を制御する。2つのI/OパッドIO0、IO1の一方においてデータの遷移が生じている場合、後段部分KCCb_01は、Imaxの2分の1の電流をノードNintに供給するようにキッカー電源回路KPS_01を制御する。2つのI/OパッドIO0、IO1の両方においてデータの遷移が生じていない場合、後段部分KCCb_01は、電流をノードNintに供給しないようにキッカー電源回路KPS_01を制御する。
キッカー制御回路の後段部分KCCb_23〜KCCb_67も、それぞれに対応する2つのI/Oパッド(IO2,IO3)、(IO4,IO5)および(IO6,IO7)のデータの遷移に基づいて、後段部分KCCb_01と同様に動作する。
図20は、キッカー制御回路の後段部分KCCb_01〜KCCb_67の構成を示す回路図である。キッカー制御回路の後段部分KCCb_xy(xy=01、23、45または67)は、I/OパッドIOx、IOyに対応する前段部分KCCf_xyからキッカー制御信号KCNTL_xおよびKCNTL_yを受け取る。
キッカー制御回路の後段部分KCCb_xyは、EXORゲートG201、ANDゲートG202、ゲート回路G210〜G21nを備えている。EXORゲートG201は、キッカー制御信号KCNTL_0およびKCNTL_1の排他的論理和をキッカー制御信号KCNTL_S_xyとして出力する。EXORゲートG201は、I/OパッドIOx、IOyのいずれか一方から出力されるデータが遷移する場合に、キッカー制御信号KCNTL_S_xyを論理ハイに活性化させる。
ANDゲートG202は、キッカー制御信号KCNTL_0およびKCNTL_1の論理和をキッカー制御信号KCNTL_T_xyとして出力する。EXORゲートG201は、I/OパッドIOx、IOyの両方から出力されるデータが遷移する場合に、キッカー制御信号KCNTL_T_xyを論理ハイに活性化させる。
キッカー制御信号KCNTL_S_xyが活性化されると、ゲート回路G210〜G21nは、イネーブル信号SWi_EN_Sをスイッチ制御信号SWi_CNT_xyとして出力する。例えば、イネーブル信号SWi_EN_SのうちSW2_EN_Sのみが論理ハイに設定されているものとする。この場合、スイッチ制御信号SW2_CNT_xyのみが活性化され、第1の実施形態と同様に、キッカー電源回路KPSは、4×Iaの電流をノードNintへ供給する。
一方、キッカー制御信号KCNTL_T_xyが活性化されると、ゲート回路G210〜G21nは、イネーブル信号SWi_EN_Tをスイッチ制御信号SWi_CNT_xyとして出力する。例えば、イネーブル信号SWi_EN_TのうちSW3_EN_Tのみが論理ハイに設定されているものとする。この場合、スイッチ制御信号SW3_CNT_xyのみが活性化され、キッカー電源回路KPSは、8×Iaの電流をノードNintへ供給する。
さらに、I/OパッドIOx、IOyの両方から出力されるデータが遷移しない場合、キッカー制御信号KCNTL_S_xyおよびKCNTL_T_xyは活性化されないので、キッカー電源回路KPSは電流を供給しない。
このように、第7の実施形態によるキッカー制御回路(KCC_fおよびKCC_b_xy)は、複数のI/Oパッドのそれぞれから出力されるデータの遷移に応じてノードNintへ供給する電流量を調節することができる。例えば、キッカー制御回路の後段部分KCC_b_xyは、データ遷移が生じているI/Oパッド数に比例した電流量をノードNintへ供給するようにキッカー電源回路KPSを制御することができる。
第7の実施形態は、第1の実施形態以外の第2から第6の実施形態に適用することができる。1つのI/Oパッドに対して複数のキッカー制御信号KCNTL_A〜KCNTL_Mが生成される場合(第2〜第5の実施形態の場合)、各キッカー制御信号(KCNTL_A〜KCNTL_M)に対してゲートG201およびG202が設けられる。各キッカー制御信号(KCNTL_A〜KCNTL_M)に対応するゲートG201およびG202は、それぞれ複数のI/Oパッドに対応するキッカー制御信号KCNTL_x、KCNTL_yを受ける。従って、1つのキッカー制御回路の後段部分は、第2から第5の実施形態におけるキッカー制御信号(KCNTL_A〜KCNTL_M)の数に、対応するI/Oパッドの数を乗算した個数Zの信号を受け取る。例えば、第2の実施形態では、1つのキッカー制御回路の後段部分は、各I/Oパッドに対応したキッカー制御信号(KCNTL_A、KCNTL_B)を受け取る。このように、第2の実施形態に第7の実施形態を適用すると、1つのキッカー制御回路の後段部分は、合計4つのキッカー制御信号を受け取る。
また、ゲート回路G210〜G21nは、1つのNORゲートを含む点で、第7の実施形態と変わらない。しかし、ゲート回路G210〜G21nは、各NORゲートに個数ZのANDゲートを対応させる。例えば、第2の実施形態に第7の実施形態を適用すると、ゲート回路G210〜G21nの各NORゲートは、4つのANDゲートの出力を入力し、それらのNOR演算結果を出力する。即ち、第2の実施形態と第7の実施形態との組合せでは、キッカー電源回路KPSは、4段階の異なる電流をノードNintへ供給することができる。
同様に、第4の実施形態と第7の実施形態との組合せでは、キッカー電源回路KPSは、6段階の異なる電流をノードNintへ供給することができる。
このように、各I/Oパッドに対応するキッカー制御信号の数をαとし、各キッカー制御回路の後段部分に対応するI/Oパッドの数をβとすると、第7の実施形態では、キッカー電源回路KPSは、Z(Z=α×β)段階の異なる電流をノードNintへ供給することができる。
さらに、この場合、第7の実施形態は、第1〜第6の実施形態のいずれかの効果をも得ることができる。
OCD…オフチップドライバ
FPS…フィードバック電源回路
KPS…キッカー電源回路
KCC…キッカー制御回路
PFC…プリフェッチ回路
CDS…電流駆動列
SW0〜SWn…スイッチング素子
Tr1〜Trn…電流駆動素子

Claims (5)

  1. 集積回路からなるコア回路と、
    内部電源からの電圧および外部電源からの電圧を受け、前記コア回路から転送されるデジタルデータを出力するドライバと、前記コア回路からのデータを一時的に保持し、前記ドライバに該デジタルデータを転送するフェッチ部とを含む周辺回路と、
    前記ドライバに電源線を介して前記内部電圧を供給する第1の電源部と、
    前記外部電源と前記電源線との間に直列に接続された電流駆動素子およびスイッチング素子をそれぞれ含む複数の電流駆動列を備え、前記複数の電流駆動列を駆動することによって前記第1の電源部とは別に前記電源線に電流を供給する第2の電源部と、
    前記デジタルデータの連続するビット間で論理が遷移するときに前記複数の電流駆動列の少なくとも1つを駆動させるように前記第2の電源部を制御する電源制御部とを備えた半導体装置。
  2. 前記電源制御部は、前記デジタルデータのうち前記フェッチ部に保持された前記デジタルデータの連続するビット間で、あるいは、前記フェッチ部に保持されるべき前記デジタルデータの連続するビット間で異なるときに、前記複数の電流駆動列の少なくとも1つを駆動させることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記電源制御部は、前記フェッチ部へ同じタイミングで取り込まれる前記デジタルデータの連続するビット間の遷移を検出し、該連続するビット間の論理が遷移しているときに前記複数の電流駆動列の少なくとも1つを駆動させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記デジタルデータの連続する3ビットにおいて論理が1回遷移しているときに、前記第2の電源部は第1の電流を前記電源線へ供給し、
    前記デジタルデータの連続する3ビットにおいて論理が2回遷移しているときに、前記第2の電源部は前記第1の電流よりも大きな第2の電流を前記電源線へ供給することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記デジタルデータのうち前記フェッチ部へ取り込まれるタイミングが異なるビットを含む連続する複数のビットにおいて、論理の遷移回数に応じて、前記第2の電源部は前記複数の電流駆動列の駆動数を変更させて前記電源線へ電流を供給することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
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