JP5262706B2 - 半導体集積回路,データ転送システムおよびデータ転送方法 - Google Patents

半導体集積回路,データ転送システムおよびデータ転送方法 Download PDF

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Description

この出願は、半導体集積回路,データ転送システムおよびデータ転送方法に関する。
近年、例えば、システムLSI(SOC:System on Chip)とDRAM間のデータ転送速度の向上を目的としたDDR(Double-Data-Rate)インターフェース(I/F)は大きな技術進歩を遂げている。
そして、現在では、1Gbps(CLK周波数:500MHz〜)を超えるデータ転送速度に対応したDDR−SDRAM(Double-Data-Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)も存在している。
このようなDDR (I/F)等の高速メモリインターフェースを使用したメモリシステム(データ転送システム)は、SOCとDRAM間のデータ転送(書き込み/読み出し動作)を高速化することが可能となっている。
しかしながら、従来のメモリシステムにおいて、例えば、読み出し待機時間(読み出し開始までの時間)は、さらなる高速化の余地が残されている。
図1は従来のメモリシステム(におけるデータストローブ信号)の一例を模式的に示すブロック図である。
図1に示されるように、従来のメモリシステムは、半導体集積回路(SOC)1,伝送路2およびメモリ(DDR−SDRAM)3を備える。半導体集積回路1は、出力バッファ(最終段バッファ)11,入力バッファ12およびODT(On Die Termination)回路13を有し、また、メモリ3は、出力バッファ31および入力バッファ32を有する。
ODT回路13は、伝送路2の差動の信号線21,22にそれぞれ設けられたプルアップ抵抗131a,132aおよびプルダウン抵抗131b,132bを有する。
そして、伝送路2を介してメモリ3からデータを読み出す場合、電源線PSL(電源電圧:VDE)と接地線GNDとの間に直列に接続される抵抗131a,131b;132a,132bを終端抵抗として使用する。
すなわち、抵抗131a,131b;132a,132bは、半導体集積回路1がメモリ3からの読み出しデータを受け取る場合に信号線21,22と接続されてマッチングを取るようになっている。
なお、半導体集積回路1は、例えば、伝送路2および入力バッファ12を介して供給されるメモリ3からの読み出しデータを処理すると共に、データを処理して出力バッファ11および伝送路2を介してメモリ3へ書き込む様々な回路(図示じない)を有する。
また、メモリ3は、入力バッファ32および出力バッファ31を介して入出力されるデータを格納するメモリセルアレイおよびセンスアンプ、並びに、アドレス信号をデコードするロウおよびコラムアドレスデコーダ等の様々な回路(図示じない)を有する。
ここで、本明細書において、伝送路2は、差動の信号線21,22として説明するが、シングルエンドの信号線であってもよい。また、メモリ3は、DDR−SDRAM以外のメモリであってもよく、さらに、メモリ以外のデータを転送するための様々な回路であってもよい。
ところで、従来、バス形式のローカルエリアネットワーク(LAN)回線に接続された装置内に設けられる終端抵抗器の自動設定を行う終端抵抗設定装置が知られている。
この終端抵抗設定装置は、動作開始時などにLAN回線への送信エラーが発生した際に終端抵抗器をLAN回線およびデータ入出力端に接続し、送信成功時またはデータ送信前に伝送データを受信した場合に終端抵抗器を非接続とする制御を行っている。
特開平09−326811号公報
図2は図1のメモリシステムにおける読み出し開始時の動作を説明するための図である。
図2に示されるように、伝送路2を介してメモリ3からデータを読み出す場合、まず、半導体集積回路1におけるODT回路13を制御する信号SOC.ODTONをタイミングP1で低レベル『L』から高レベル『H』に立ち上げる。
これにより、伝送路2の差動の信号線21,22に対して、プルアップ/プルダウン抵抗131a,131bおよび132a,132bが接続状態となる。その結果、期間P2’において、信号線21および22のレベル(DRAM.DQS)が『H/L(不定状態)』からVDE/2(所定電位)に収束する。
すなわち、読み出し開始時において、信号線21,22は、それまでのレベルに関わらず、一旦、電源線(第1電源線)PSLの電圧VDEと接地線(第2電源線)GNDの電圧0Vとの中間の電圧VDE/2にプリチャージされる。
そして、タイミングP3’で信号線21,22の電位が両方ともVDE/2になる。さらに、P3’〜P4’のプリアンブル期間(Pos信号が低レベル『L』)を経て、その次の半導体集積回路1のクロックSOC.CLKに応じたデータ読み出し期間P4’以降で実際の読み出し動作が行われる。
すなわち、一方の信号線21(Pos)が高レベル『H』(電圧VDE)に変化し、他方の信号線22(Neg)が低レベル『L』(0V)に変化する。
なお、伝送路2がシングルエンドの信号線の場合には、収束期間P2’において、そのシングルエンドの信号線のレベルを『H/L(不定状態)』からVDE/2(所定電位)に収束させる。その後、P3’〜P4’のプリアンブル期間(低レベル『L』)を経て、高レベル『H』に変化する。
図2に示されるように、従来の読み出し開始時の処理において、信号線21,22のレベルを不定状態からVDE/2に収束する収束期間P2’が時間的に大きな割合を占めている。
収束期間P2’は、伝送路2の信号線21,22における電荷の充放電により時間が決定するため、現時点では絶対的に存在する待機時間であり、この間のクロック(SOC.CLK)は使用することができない。
この収束期間P2’の処理に起因した待機時間は、例えば、さらなるDDRの技術進歩に伴ったクロック周波数の向上等において、読み出し時間の高速化を妨げる大きな問題となる。
この出願は、上述した課題に鑑み、データ転送システムにおけるデータ転送の高速化を目的とする。
実施形態によれば、第1回路との間で伝送路を介してデータ転送を行う半導体集積回路であって、第1終端抵抗回路と、バッファ回路と、終端抵抗制御部と、を有する半導体集積回路が提供される。前記第1終端抵抗回路は、第1電位が印加された第1電源線と前記伝送路との間の第1電源線抵抗値を、第1抵抗値または前記第1抵抗値よりも小さい第2抵抗値に切り替えると共に、前記第1電位とは異なる第2電位が印加された第2電源線と前記伝送路との間の第2電源線抵抗値を、第3抵抗値または前記第3抵抗値よりも小さい第4抵抗値に切り替える。
前記バッファ回路は、前記第1電源線と前記伝送路との間に接続される第1トランジスタ、および、前記第2電源線と前記伝送路との間に接続される第2トランジスタを含み、前記半導体集積回路から前記第1回路へ出力データを出力する。
前記終端抵抗制御部は、前記データを受け取る前の収束期間において、前記第1終端抵抗回路を制御して、前記第1および第2電源線抵抗値を前記第2および第4抵抗値に切り替えると共に、前記バッファ回路を制御して、前記第1および第2トランジスタをオン状態とし、前記収束期間の後に、前記第1終端抵抗回路を制御して、前記第1および第2電源線抵抗値を前記第1および第3抵抗値に切り替えると共に、前記バッファ回路を制御して、前記第1および第2トランジスタをオフする。
各実施形態によれば、データ転送システムにおけるデータ転送の高速化を提供することができる。
まず、各実施例を詳述する前に、図3および図4を参照して第1〜第3実施例の概略を説明する。
図3は各実施例(におけるデータストローブ信号)を模式的に示すブロック図であり、参照符号(I)は第1実施例の制御を示し、(II)は第2実施例の制御を示し、そして、(III)は第3実施例の制御を示している。
なお、第1〜第3実施例は、例えば、前述した図2におけるメモリ3からデータを読み出す場合における伝送路2の信号線21,22の電位を『H/L(不定状態)』からVDE/2に収束させる収束期間の処理に関連するものである。
また、本明細書では、半導体集積回路1が伝送路2を介してメモリ3からのデータを読み出す場合を説明するが、各実施例の適用は、メモリからのデータ読み出し開始時の動作に限定されるものではない。すなわち、各実施例は、第1回路から第2回路へ伝送路を介してデータを転送する、図2で示すタイミング機構を有する様々なデータ転送システムに適用することが可能である。
図3に示されるように、メモリシステムは、半導体集積回路(SOC)1,伝送路2およびメモリ(DDR−SDRAM)3を備える。
半導体集積回路1は、出力バッファ(最終段バッファ)11,入力バッファ12,ODT(On Die Termination)回路13,ODT操作ロジック14およびタイミング信号制御回路(PHY)15を有する。
伝送路2は、差動の信号線21および22を有し、また、メモリ3は、出力バッファ31,入力バッファ32およびODT回路33を有する。
ODT回路13は、信号線21および22と電源線PSLとの間に接続されるプルアップ抵抗131aおよび132a、並びに、信号線21および22と接地線GNDとの間に設けられるプルダウン抵抗132a,132bを有する。
なお、ODT回路33は、信号線21および22と電源線PSLとの間に接続されるプルアップ抵抗331aおよび332a、並びに、信号線21および22と接地線GNDとの間に設けられるプルダウン抵抗332a,332bを有する。
ここで、ODT回路13の抵抗131a,131b;132a,132bは、半導体集積回路1がメモリ3からの読み出しデータを受け取る場合に信号線21,22と接続されてマッチングを取る機能を有する。
同様に、ODT回路33の抵抗331a,331b;332a,332bは、メモリ3が半導体集積回路1からの書き込みデータを受け取る場合に信号線21,22と接続されてマッチングを取る機能を有する。
まず、第1実施例は、図3の符号(I)に示されるように、後述する収束期間において、半導体集積回路1におけるODT回路13を制御して、プルアップ/プルダウン抵抗131a,131bおよび132a,132bの抵抗値を変化させる。
すなわち、信号線21および22と電源線PSL/接地線GND間の抵抗131a/131bおよび132a/132bの抵抗値を小さくして、信号線21,22が『H/L(不定状態)』からVDE/2に収束する時間(収束期間)を短縮する。
次に、第2実施例は、図3の符号(II)に示されるように、収束期間において、半導体集積回路1の出力バッファ(最終段バッファ)11のプルアップ/プルダウン出力トランジスタ(pおよびnMOSトランジスタ)を両方ともオン状態にする。
すなわち、メモリ3からデータを読み出す場合、通常、半導体集積回路1の最終段バッファ11はオフしているが、本第2実施例では、最終段バッファ11のプルアップ/プルダウン出力トランジスタをオン状態とし、そのオン抵抗を利用して収束期間を短縮する。
さらに、第3実施例は、図3の符号(III)に示されるように、収束期間において、半導体集積回路1におけるODT回路13だけでなく、メモリ3におけるODT回33も制御する。
ここで、メモリ3のODT回33におけるプルアップ/プルダウン抵抗331a,331bおよび332a,332bは、通常、半導体集積回路1からメモリ3へ書き込みデータを転送するときに終端抵抗として使用するものである。
すなわち、半導体集積回路1のODT回路13における抵抗131a,131bおよび132a,132bだけでなく、メモリ3のODT回33における抵抗331a,331bおよび332a,332bも信号線21および22に接続する。
これにより、信号線21および22と電源線PSL/接地線GND間の抵抗値が小さくなって収束期間が短縮されることになる。
図4は各実施例による読み出し開始時の動作を従来と比較して説明するための図である。
図4に示されるように、本第1〜第3実施例によれば、信号線21,22と電源線PSL/接地線GND間の等価的な抵抗値が小さくなり、信号線21,22の電位DRAM.DQSが『H/L(不定状態)』からVDE/2へ短時間で収束する。
すなわち、図1および図2を参照して説明した従来のメモリシステムにおける収束期間P2’は、本第1〜第3実施例により収束期間P2へと短縮され、従来のタイミングP3’はP3へと前倒しされることになる。
その結果、クロックSOC.CLKの1クロック分の時間を削減して、データ読み出し(P4)を従来(P4’)よりも早いタイミングから開始することができる。
なお、図4では、1クロック分の時間が削減されているが、本第1〜第3実施例により短縮される読み出し動作開始までの時間は、様々に変化し得るのはいうまでもない。また、伝送路は、差動の信号線ではなく、シングルエンドの信号線であってもよいのは前述した通りである。
以下、半導体集積回路,データ転送システムおよびデータ転送方法の実施例を、添付図面を参照して詳述する。
図5は第1実施例のメモリシステムを模式的に示すブロック図である。
図5に示されるように、本第1実施例のメモリシステムは、半導体集積回路(SOC)1,伝送路2およびメモリ(DDR−SDRAM)3を備える。
半導体集積回路1は、出力バッファ11,入力バッファ12,ODT回路13,ODT操作ロジック14およびタイミング信号制御回路(PHY)15を有する。
伝送路2は、差動の信号線21および22を有し、また、メモリ3は、出力バッファ31,入力バッファ32およびODT回路33を有する。
ODT回路33は、信号線21および22と電源線PSLとの間に接続されたプルアップ抵抗331aおよび332a、並びに、信号線21および22と接地線GNDとの間に設けられたプルダウン抵抗332a,332bを有する。
ODT回路13は、信号線21および22と電源線PSLとの間に接続されたプルアップ抵抗131aおよび132a、並びに、信号線21および22と接地線GNDとの間に設けられたプルダウン抵抗132a,132bを有する。
図5の下図に示されるように、信号線21に接続される抵抗131(プルアップ抵抗131aおよびプルダウン抵抗131b)は、タイミング信号制御回路15からの制御信号により制御される抵抗1311a,1311b;1312a,1312bを有する。
ここで、抵抗1311a,1311bは、タイミング信号制御回路15からの制御信号ODTCNTL1により信号線21との接続が制御され、抵抗1312a,1312bは、クロックカウンタ回路140からの制御信号ODTCNTL2により信号線21との接続が制御される。
図6は第1実施例の半導体集積回路の要部を示すブロック図である。
図6に示されるように、クロックカウンタ回路140は、3つのRSフリップフロップ141〜143を有する。信号線21に接続される抵抗131は、タイミング信号制御回路15からの制御信号ODTCNTL1で接続制御される第1終端抵抗部1311、および、クロックカウンタ回路140からの制御信号ODTCNTL2で接続制御される第2終端抵抗部1312を有する。
第1終端抵抗部1311は、制御信号ODTCNTL1で制御されるnMOSトランジスタ1311c,1311d、および、3組の抵抗1311a,1311b;1311a’,1311b’;1311a”,1311b”を有する。
nMOSトランジスタ1311cのドレインおよび1311dのソースは、それぞれ電源線PSLおよび接地線GNDに接続され、それらのゲートには、制御信号ODTCNTL1が供給されている。
3組の抵抗1311a,1311b〜1311a”,1311b”は、nMOSトランジスタ1311cのソースおよび1311dのドレイン間に接続され、各組の抵抗の共通接続ノードが信号線21に接続されている。
第2終端抵抗部1312は、制御信号ODTCNTL2で制御されるpMOSトランジスタ1312c,1312d、および、3組の抵抗1312a,1312b;1312a’,1312b’;1312a”,1312b”を有する。
pMOSトランジスタ1312cソースおよび1312dのドレインは、それぞれ電源線PSLおよび接地線GNDに接続され、それらのゲートには、制御信号ODTCNTL2が供給されている。
3組の抵抗1312a,1312b〜1312a”,1312b”は、pMOSトランジスタ1312cのドレインおよび1311dのソース間に接続され、各組の抵抗の共通接続ノードが信号線21に接続されている。
図7は図6の半導体集積回路における読み出し開始時の動作を説明するための図である。
図7に示されるように、タイミングP1で信号SOC.ODTON(ODTON)が低レベル『L』から高レベル『H』に立ち上がると、クロックカウンタ回路140からの制御信号ODTCNTL1が立ち上がり、制御信号ODTCNTL2で立ち下がる。
これにより、第1終端抵抗部1311のnMOSトランジスタ1311c,1311dがオンして第1終端抵抗部1311の抵抗1311a,1311b;1311a’,1311b’;1311a”,1311b”が信号線21と接続される。
同様に、第2終端抵抗部1312のpMOSトランジスタ1312c,1312dがオンして第2終端抵抗部1312の抵抗1312a,1312b;1312a’,1312b’;1312a”,1312b”が信号線21と接続される。
すなわち、信号線21には第1終端抵抗部1311および第2終端抵抗部1312の両方の抵抗が接続され、信号線21のODT回路131による抵抗値は小さくなる。
具体的に、例えば、信号SOC.ODTONが立ち上がってから制御信号ODTCNTL2をクロック信号SOC.CLKの2サイクル分(0→5ns)だけ低レベル『L』とすることで、信号線21の抵抗値は、第1終端抵抗部1311および第2終端抵抗部1312により50Ωとなる。
これにより、信号線21のレベルは、『H/L(不定状態)』からVDE/2へ短時間で収束する。すなわち、図7では、クロックSOC.CLKの1クロック分の時間を削減して、データ読み出し(P4)を従来よりも早いタイミングから開始することができる。
その後、クロックカウンタ回路140がクロック信号SOC.CLK(CLK)を所定数(例えば、2クロックサイクル)カウントして制御信号ODTCNTL2が立ち上がると、第2終端抵抗部1312のpMOSトランジスタ1312c,1312dがオフする。
その結果、信号線21には第1終端抵抗部1311の抵抗だけが接続され、信号線21のODT回路131による抵抗値は、伝送路2の特性に対応した値となる。
具体的に、例えば、クロック信号SOC.CLKの2サイクル目以降(5ns→)、制御信号ODTCNTL2が高レベル『H』になると、信号線21の抵抗値は、高レベル『H』の制御信号ODTCNTL1による第1終端抵抗部1311だけによる150Ωとなる。
これにより、メモリ3からの読み出しデータを実際に転送するデータ読み出し期間P4において、信号線21は適切な値で終端された状態となり、マッチングが取られた高速データ転送が行われる。
なお、以上の説明では、伝送路2を差動の信号線で構成した場合における一方の信号線21に関して説明したが、他方の信号線22に関しても同様である。また、伝送路2をシングルエンドの信号線で構成した場合は、上述した信号線21のみの場合に対応する。また、これは、以下に説明する第2実施例および第3実施例においても同様である。
このように、本第1実施例によれば、メモリからのデータ読み出し動作を開始するまでの収束期間P2を短縮することでデータ転送を高速化することが可能になる。
図8は第2実施例のメモリシステムを模式的に示すブロック図である。
図8に示されるように、本第2実施例は、半導体集積回路1に対して、クロックカウンタ回路140および出力トランジスタオン制御回路160を設け、出力バッファ11(信号線21の最終段バッファ110)を制御する。
すなわち、クロックカウンタ回路140からの制御信号TRONにより、半導体集積回路1の信号線21の最終段バッファ110におけるプルアップ/プルダウン出力トランジスタを両方ともオン状態とし、そのオン抵抗を利用して収束期間P2を短縮する。
なお、最終段バッファ110における両方の出力トランジスタをオンすると、貫通電流が流れることになるが、これは、単に、信号線21の収束期間を短縮するために行うものであり、そのオン時間の制御等により、消費電力の増加はほとんど問題にならない。
図9は第2実施例の半導体集積回路の要部を示すブロック図である。
図9に示されるように、クロックカウンタ回路140は、3つのRSフリップフロップ141〜143を有する。
出力トランジスタオン制御回路150は、ANDゲート151,ORゲート152およびインバータ153を有する。また、最終段バッファ110は、複数のpMOSトランジスタ111a,112a,…,11naおよび複数のnMOSトランジスタ111b,112b,…,11nbを有する。
ANDゲート151の一方の入力には、クロックカウンタ回路140からの制御信号TRONが供給され、他方の入力には、プリバッファの出力信号が供給されている。また、ORゲート152の一方の入力には、インバータ153を介して制御信号TRONが供給され、他方の入力には、プリバッファの出力信号が供給されている。
ここで、最終段バッファ110は、半導体集積回路1からメモリ3へ転送する書き込みデータのレベル(振幅)を制御するためのもので、通常、メモリ3からのデータ読み出し時には使用しない。
また、プリバッファ(図示しない)は、最終段バッファ110におけるpMOSトランジスタ111a〜11naまたはnMOSトランジスタ111b〜11nbをオンして、その転送する書き込みデータを制御するためのものである。
図10は図9の半導体集積回路における読み出し開始時の動作を説明するための図である。
図10に示されるように、タイミングP1で信号SOC.ODTON(ODTON)が低レベル『L』から高レベル『H』に立ち上がると、クロックカウンタ回路140からの制御信号TRONが高レベル『H』から低レベル『L』に立ち下がる。この制御信号TRONが低レベル『L』になっている間、ANDゲート151の出力は低レベル『L』となり、ORゲート152の出力は高レベル『H』になる。
これにより、最終段バッファ110における全てのpMOSトランジスタpMOSトランジスタ111a〜11naおよびnMOSトランジスタ111b〜11nbはオンとなる。
その結果、上述した第1実施例と同様に、信号線21のレベルは、『H/L(不定状態)』からVDE/2へ短時間で収束する。
すなわち、図10では、クロックSOC.CLKの1クロック分の時間を削減して、データ読み出し(P4)を従来よりも早いタイミングから開始することができる。
なお、最終段バッファ110における全てのトランジスタのオン制御は、前述した第1実施例の第2終端抵抗部1312と同様に、クロックカウンタ回路140がクロック信号SOC.CLK(CLK)を所定数(例えば、2クロックサイクル)カウントすると停止する。
また、ODT回路13は前述した第1終端抵抗部1311と同様に制御され、メモリ3からの読み出しデータを実際に転送するデータ読み出し期間P4において、信号線21はODT回路13により終端され、マッチングが取られた高速データ転送が行われる。
図11は第3実施例のメモリシステムを模式的に示すブロック図である。
図11に示されるように、本第3実施例は、半導体集積回路1に対して、クロックカウンタ回路140およびメモリODTオフ制御回路170を設け、半導体集積回路1のODT回路13だけでなく、メモリ3のODT回路33も利用するようになっている。
すなわち、収束期間P2において、半導体集積回路1のODT回路13と共に、メモリ3のODT回路33を信号線21に接続し、読み出しデータを実際に転送するデータ読み出し期間P4が開始する前にメモリ3のODT回路33を遮断する。
図12は第3実施例のメモリシステムの要部を示すブロック図である。
図12に示されるように、クロックカウンタ回路140は、3つのRSフリップフロップ141〜143を有する。
メモリODTオフ制御回路170は、インバータ171およびANDゲート172を有する。また、メモリ3は、ODT回路33およびタイミング信号制御回路(PHY)35を有する。
ANDゲート172の一方の入力には、インバータ171を介してクロックカウンタ回路140の出力信号DODTOFFが供給され、また、他方の入力には、信号DRAMODTONが供給されている。また、ANDゲート172の出力信号は、DRAM3のタイミング信号制御回路35に供給され、そして、タイミング信号制御回路35からの制御信号DRAM.ODTOFFがODT回路33に供給されている。なお、半導体集積回路1のODT回路11には、制御信号SOC.ODTONが供給されている。
図13は図12のメモリシステムにおける読み出し開始時の動作を説明するための図である。
図13に示されるように、タイミングP1で信号SOC.ODTONが低レベル『L』から高レベル『H』に立ち上がると、半導体集積回路1におけるODT回路11が信号線21(伝送路2)に接続される。
このとき、信号SOC.DRAMODTON(DRAMODTON)は、低レベル『L』となっており、メモリ3のタイミング信号制御回路35からの制御信号DRAM.ODTOFFは高レベル『H』となってメモリ3のODT回路33も信号線21(伝送路2)に接続される。
ここで、信号SOC.DRAMODTONを立ち下げるタイミングは、信号SOC.ODTONが立ち上がるタイミングと同期させる必要はなく、例えば、半導体集積回路1からの書き込みデータをメモリ3へ転送するときのODT回路33の接続状態をそのまま継続させてもよい。
これにより、半導体集積回路1のODT回路13およびメモリ3のODT回路33の両方が信号線21に接続されることになり、信号線21のレベルは、『H/L(不定状態)』からVDE/2へ短時間で収束する。
そして、クロックカウンタ回路140がクロック信号SOC.CLK(CLK)を所定数(例えば、2クロックサイクル)カウントすると、その出力信号SOC.DODTOFF(DODTOFF)が高レベル『H』から低レベル『L』に立ち下がる。
これにより、メモリ3のタイミング信号制御回路35からの制御信号DRAM.ODTOFFは高レベル『H』から低レベル『L』に立ち下がり、メモリ3のODT回路33は信号線21から遮断される。
そして、メモリ3からの読み出しデータを実際に転送するデータ読み出し期間P4では、ODT回路13だけが信号線21に接続されることになり、マッチングが取られた高速データ転送が行われる。
上述した実施例1〜3の説明において、クロックカウンタ回路140は、3つのフリップフロップ141〜143を有しているが、クロックカウンタ回路140はこの構成に限定されるものではない。
図14はクロックカウンタ回路の一例を模式的に示すブロック図であり、また、図15は図14のクロックカウンタ回路の一構成例を示す回路図である。
図14に示されるように、本実施例のクロックカウンタ回路140は、例えば、半導体集積回路1の外部入力として信号COUNTを受け取り、その出力信号(例えば、第2終端抵抗部1312を信号線21に接続しておく時間等)制御するようになっている。
すなわち、図15に示されるように、クロックカウンタ回路140は、複数のフリップフロップ141,142,143,…、および、セレクタ400を有する。
そして、外部からの信号COUNTにより、セレクタ400に入力されるフリップフロップ142,143,144,…の出力のいずれかを選択して、例えば、クロックカウンタ回路140の出力信号(例えば、ODTCNTL2)を制御する。
すなわち、第1実施例に適用した場合には、外部からの信号COUNTのコードを制御することにより、第2終端抵抗部1312が信号線21に接続している時間を所望の時間に調整することが可能になる。もちろん、このクロックカウンタ回路140は、第2実施例および第3実施例に対しても適用することができるのはいうまでもない。
図16はクロックカウンタ回路の他の例を模式的に示すブロック図、図17は図16のクロックカウンタ回路の一構成例を示すブロック図、そして、図18は図17のカウンタオプティマイザにおけるカウンタテーブルの一例を説明するための図である。ここで、図16および図17に示すクロックカウンタ回路140は、例えば、上述した図15に示すクロックカウンタ回路に相当する。
図16に示されるように、本実施例では、上述したクロックカウンタ回路140に入力する信号COUNTを、半導体集積回路1の内部に設けたカウンタオプティマイザ180で生成するようになっている。
すなわち、図17に示されるように、カウンタオプティマイザ180は、メモリ181を有し、そのメモリ181に格納されたカウンタテーブルに従って信号COUNTのコードを生成する。
図18に示されるように、メモリ181に格納されたカウンタテーブルとしては、例えば、クロック周波数に対するODT回路13で選択可能な抵抗値および伝送線路長等のパラメータの関係を示している。
具体的に、カウンタテーブルは、クロック周波数fが400MHzのときの、ODT抵抗値(50Ω,75Ω,100Ω,150Ω)、および、伝送線路長(20mm,40mm,…,100mm)に対する信号COUNTのコード(1,3,4,…)を規定する。
ここで、伝送線路長は、その長さが長くなるほど収束期間P2が増加し、また、読み出し用のODT抵抗値は、その値(終端抵抗値)が大きいほど収束期間P2が増加することになる。そして、これら伝送線路長やODT抵抗値の情報をカウンタオプティマイザ180に入力することにより、クロックカウンタ回路140を調整することができる。
なお、読み出し用のODT抵抗値は、例えば、ターゲットインピーダンスを半導体集積回路1の端子RCOMPからコード入力し、また、伝送線路長は、例えば、端子LENGTHからコード入力する。
さらに、例えば、信号線21のレベルを『H/L(不定状態)』からVDE/2へ収束させるときに使用する終端抵抗の数やオン状態にするトランジスタの数等もカウンタオプティマイザ180の付加機能として設定することができる。
なお、図17の実施例では、第2終端抵抗部1312は、3つの第2終端抵抗細部13121〜13123で有し、収束期間P2で使用する第2終端抵抗細部の数、および、信号線21と接続する時間を調整できるようになっている。
そして、カウンタオプティマイザ180により、例えば、第1実施例の第2終端抵抗部1312の制御時間を調整する。
なお、以上の説明では、メモリ3から読み出したデータを半導体集積回路(SOC)1に転送する場合を説明したが、各実施例の適用はこれに限定されるものではない。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに、以下の付記を開示する。
(付記1)
第1回路から伝送路を介して転送されるデータを受け取る半導体集積回路であって、
前記伝送路に接続される第1終端抵抗回路と、
前記データの転送が開始される前の収束期間において、前記伝送路のレベルを所定電位に近づける収束制御手段と、を有し、
前記収束制御手段は、前記収束期間において、前記伝送路の前記第1終端抵抗回路による抵抗値を小さくなるように制御することを特徴とする半導体集積回路。
(付記2)
付記1に記載の半導体集積回路において、
前記第1終端抵抗回路は、前記伝送路の特性に対応した第1終端抵抗部と、
第2終端抵抗部と、
前記収束期間において、前記収束制御手段からの第1制御信号に応じて前記第2終端抵抗部を前記第1終端抵抗部に並列接続するスイッチ回路と、を有することを特徴とする半導体集積回路。
(付記3)
付記2に記載の半導体集積回路において、
前記第1終端抵抗部は、第1電源線と前記伝送路との間に接続される第1終端抵抗、および、第2電源線と前記伝送路との間に接続される第2終端抵抗を有し、
前記第2終端抵抗部は、前記第1電源線と前記伝送路との間に接続される第3終端抵抗、および、前記第2電源線と前記伝送路との間に接続される第4終端抵抗を有し、
前記スイッチ回路は、前記収束期間において、前記収束制御手段からの前記第1制御信号に応じて前記第1終端抵抗および前記第3終端抵抗を並列接続すると共に、前記第2終端抵抗および前記第4終端抵抗を並列接続することを特徴とする半導体集積回路。
(付記4)
付記1〜3のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、さらに、
前記伝送路に接続され、プルアップおよびプルダウン出力トランジスタを有する最終段バッファ回路を有し、
前記最終段バッファ回路は、前記収束期間において、前記収束制御手段からの第2制御信号に応じて前記プルアップおよびプルダウン出力トランジスタをオン状態にすることを特徴とする半導体集積回路。
(付記5)
付記1〜4のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、
前記第1回路は、前記伝送路に接続される第2終端抵抗回路を有し、
前記第2終端抵抗回路は、前記収束期間において、前記収束制御手段からの第3制御信号に応じて前記第2終端抵抗回路を前記第1終端抵抗回路に並列接続することを特徴とする半導体集積回路。
(付記6)
付記2〜5のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、さらに、
クロック信号および各種命令を受け取って前記半導体集積回路および前記第1回路の動作を制御するタイミング信号制御回路を有し、
前記収束制御手段は、前記タイミング信号制御回路から出力される前記第1終端抵抗回路を前記伝送路に接続制御する第4制御信号、および、前記クロック信号を受け取る第1クロックカウンタ回路を有し、
該第1クロックカウンタ回路は、前記第4制御信号により前記クロック信号を所定数カウントして前記第1,第2または第3制御信号を生成するための信号出力することを特徴とする半導体集積回路。
(付記7)
付記6に記載の半導体集積回路において、
前記第2終端抵抗回路は、第1電源線と前記伝送路との間に接続される第5終端抵抗、および、第2電源線と前記伝送路との間に接続される第6終端抵抗を有することを特徴とする半導体集積回路。
(付記8)
付記6または7に記載の半導体集積回路において、さらに、
クロック信号および各種命令を受け取って前記半導体集積回路および前記第1回路の動作を制御するタイミング信号制御回路を有し、
前記収束制御手段は、前記タイミング信号制御回路からの前記第2終端抵抗回路を前記伝送路から遮断して該伝送路の終端を終了する第5制御信号、および、前記クロック信号を受け取る第2クロックカウンタ回路を有し、
該第2クロックカウンタ回路は、前記第5制御信号により前記クロック信号を所定数カウントした時間だけ前記第3制御信号を出力することを特徴とする半導体集積回路。
(付記9)
付記1〜8のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、
前記伝送路は、差動の信号線を有することを特徴とする半導体集積回路。
(付記10)
付記1〜8のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、
前記伝送路は、シングルエンドの信号線を有することを特徴とする半導体集積回路。
(付記11)
付記1〜10のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、
前記第1回路は、DDR−SDRAMであり、
前記半導体集積回路は、SOCであり、
前記収束期間は、前記DDR−SDRAMからの読み出しデータを前記SOCへ転送を開始する前の期間であることを特徴とする半導体集積回路。
(付記12)
付記1〜11のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、
前記収束期間に前記伝送路のレベルを近づける前記所定電位は、第1電源線の電位と第2電源線の電位との中間電位であることを特徴とする半導体集積回路。
(付記13)
付記1〜12のいずれか1項に記載の半導体集積回路と、
前記第1回路と、
前記半導体集積回路および前記第1回路に接続され、該第1回路からのデータを該半導体集積回路へ伝える前記伝送路と、を有することを特徴とするデータ転送システム。
(付記14)
第1回路から第2回路へ伝送路を介してデータを転送するデータ転送方法であって、
前記データの転送を開始する前の収束期間において、前記伝送路の特性に対応した終端抵抗を該伝送路に接続すると共に、該伝送路の前記第終端抵抗による抵抗値を小さくなるように制御することを特徴とするデータ転送方法。
(付記15)
付記14に記載のデータ転送方法において、
前記第1回路は、DDR−SDRAMであり、
前記第2回路は、SOCであり、
前記収束期間は、前記DDR−SDRAMからの読み出しデータを前記SOCへ転送を開始する前の期間であることを特徴とするデータ転送方法。
従来のメモリシステムの一例を模式的に示すブロック図である。 図1のメモリシステムにおける読み出し開始時の動作を説明するための図である。 各実施例を模式的に示すブロック図である。 各実施例による読み出し開始時の動作を従来と比較して説明するための図である。 第1実施例のメモリシステムを模式的に示すブロック図である。 第1実施例の半導体集積回路の要部を示すブロック図である。 図6の半導体集積回路における読み出し開始時の動作を説明するための図である。 第2実施例のメモリシステムを模式的に示すブロック図である。 第2実施例の半導体集積回路の要部を示すブロック図である。 図9の半導体集積回路における読み出し開始時の動作を説明するための図である。 第3実施例のメモリシステムを模式的に示すブロック図である。 第3実施例のメモリシステムの要部を示すブロック図である。 図12のメモリシステムにおける読み出し開始時の動作を説明するための図である。 クロックカウンタ回路の一例を模式的に示すブロック図である。 図14のクロックカウンタ回路の一構成例を示す回路図である。 クロックカウンタ回路の他の例を模式的に示すブロック図である。 図16のクロックカウンタ回路の一構成例を示すブロック図である。 図17のカウンタオプティマイザにおけるカウンタテーブルの一例を説明するための図である。
符号の説明
1 半導体集積回路(SOC)
2 伝送路
3 メモリ(DDR−SDRAM)
11 半導体集積回路の出力バッファ(最終段バッファ)
12 半導体集積回路の入力バッファ
13 半導体集積回路のODT回路
14 ODT操作ロジック
15 半導体集積回路のタイミング信号制御回路(PHY)
21,22 信号線
31 メモリの出力バッファ
32 メモリの入力バッファ
33 メモリのODT回路
35 メモリのタイミング信号制御回路(PHY)
140 クロックカウンタ回路
150 出力トランジスタオン制御回路
160 出力トランジスタオン制御回路
170 メモリODTオフ制御回路
180 カウンタオプティマイザ

Claims (6)

  1. 第1回路との間で伝送路を介してデータ転送を行う半導体集積回路であって、
    第1電位が印加された第1電源線と前記伝送路との間の第1電源線抵抗値を、第1抵抗値または前記第1抵抗値よりも小さい第2抵抗値に切り替えると共に、前記第1電位とは異なる第2電位が印加された第2電源線と前記伝送路との間の第2電源線抵抗値を、第3抵抗値または前記第3抵抗値よりも小さい第4抵抗値に切り替える第1終端抵抗回路と、
    前記第1電源線と前記伝送路との間に接続される第1トランジスタ、および、前記第2電源線と前記伝送路との間に接続される第2トランジスタを含み、前記半導体集積回路から前記第1回路へ出力データを出力するバッファ回路と、
    前記第1終端抵抗回路および前記バッファ回路を制御する終端抵抗制御部と、を有し、
    前記終端抵抗制御部は、
    前記データを受け取る前の収束期間において、前記第1終端抵抗回路を制御して、前記第1および第2電源線抵抗値を前記第2および第4抵抗値に切り替えると共に、前記バッファ回路を制御して、前記第1および第2トランジスタをオン状態とし、
    前記収束期間の後に、前記第1終端抵抗回路を制御して、前記第1および第2電源線抵抗値を前記第1および第3抵抗値に切り替えると共に、前記バッファ回路を制御して、前記第1および第2トランジスタをオフする、
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  2. さらに、
    クロック信号および命令に応じて、前記半導体集積回路および前記第1回路の動作を制御するタイミング信号制御回路、を有し、
    前記終端抵抗制御部は、
    前記タイミング信号制御回路からの第1制御信号に応じて、前記第1終端抵抗回路および前記バッファ回路を制御して前記収束期間を短縮する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記終端抵抗制御部は、
    前記第1制御信号および前記クロック信号を受け取る第1クロックカウンタ回路、を含み、前記第1クロックカウンタ回路が、前記第1制御信号に応じて前記クロック信号を所定数カウントしたときに、前記収束期間の処理を終了する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路。
  4. 前記第1回路は、前記第1電位が印加された第3電源線と前記伝送路との間の第1終端抵抗と、前記第2電位が印加された第3電源線と前記伝送路との間の第2終端抵抗とを含む第2終端抵抗回路、を有し、
    前記終端抵抗制御部は、
    前記収束期間において、前記第2終端抵抗回路を制御して、前記第1および第2終端抵抗を前記伝送路に接続し、
    前記収束期間の後に、前記第2終端抵抗回路を制御して、前記第1および第2終端抵抗を前記伝送路から遮断する、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の半導体集積回路。
  5. 前記終端抵抗制御部は、前記クロック信号および前記タイミング信号制御回路からの第2制御信号を受け取る第2クロックカウンタ回路、を含み、
    前記第2クロックカウンタ回路が、前記第2制御信号に応じて前記クロック信号を所定数カウントしたときに、前記第1および第2終端抵抗を前記伝送路から遮断する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の半導体集積回路。
  6. 前記終端抵抗制御部は、前記収束期間において、前記伝送路のレベルを前記第1および第2電位の中間電位に近づけるように制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の半導体集積回路。
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