JPH07326192A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置Info
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- JPH07326192A JPH07326192A JP6119074A JP11907494A JPH07326192A JP H07326192 A JPH07326192 A JP H07326192A JP 6119074 A JP6119074 A JP 6119074A JP 11907494 A JP11907494 A JP 11907494A JP H07326192 A JPH07326192 A JP H07326192A
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- G11C11/34—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
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- G11C7/10—Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
- G11C7/1048—Data bus control circuits, e.g. precharging, presetting, equalising
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- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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- Databases & Information Systems (AREA)
- Dram (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明はイコライズ時間を短縮できる半導体
記憶装置を提供しようとするものである。 【構成】カラムデ−タ線対と、このカラムデ−タ線対を
ビット線対、増幅線対とに容量分割するφtゲ−ト(18)
とを具備する。そして、増幅線対に、この増幅線対をイ
コライズするための増幅線対イコライザ(26)を設けたこ
とを特徴としている。この構成であると、増幅線対のイ
コライズを、ビット線対イコライズと独立して行え、増
幅線対を素早くイコライズできるようになり、カラムデ
−タ線対のイコライズ時間が短縮される。
記憶装置を提供しようとするものである。 【構成】カラムデ−タ線対と、このカラムデ−タ線対を
ビット線対、増幅線対とに容量分割するφtゲ−ト(18)
とを具備する。そして、増幅線対に、この増幅線対をイ
コライズするための増幅線対イコライザ(26)を設けたこ
とを特徴としている。この構成であると、増幅線対のイ
コライズを、ビット線対イコライズと独立して行え、増
幅線対を素早くイコライズできるようになり、カラムデ
−タ線対のイコライズ時間が短縮される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置に係
わり、特に列デ−タ線電位の初期化(イコライジング)
を、高速に行える半導体記憶装置に関する。
わり、特に列デ−タ線電位の初期化(イコライジング)
を、高速に行える半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、DRAMを例に挙げて従来の技
術、およびその問題点について説明する。図11は、従
来のDRAMの構成図である。
術、およびその問題点について説明する。図11は、従
来のDRAMの構成図である。
【0003】図11には、メモリセルアレイと入/出力
線(DQ線)対とを互いに接続するカラムデ−タ線対が
示され、特にそのカラムデ−タ線対に付加される回路が
示されている。
線(DQ線)対とを互いに接続するカラムデ−タ線対が
示され、特にそのカラムデ−タ線対に付加される回路が
示されている。
【0004】図11に示すように、メモリセルアレイ1
0からDQ線対12までカラムデ−タ線対が設けられて
いる。従来のDRAMにおけるカラムデ−タ線対には、
アレイ10側から順次、ビット線対イコライザ14、リ
ストア回路16、高抵抗部(φtゲ−ト)18、センス
回路20、およびカラムゲ−ト(DQゲ−ト)22がそ
れぞれ付加されている。
0からDQ線対12までカラムデ−タ線対が設けられて
いる。従来のDRAMにおけるカラムデ−タ線対には、
アレイ10側から順次、ビット線対イコライザ14、リ
ストア回路16、高抵抗部(φtゲ−ト)18、センス
回路20、およびカラムゲ−ト(DQゲ−ト)22がそ
れぞれ付加されている。
【0005】尚、この明細書においては、その理解を助
けるために、カラムデ−タ線対のうち、φtゲ−ト18
を境にして、アレイ10側をビット線対BL、BBL
(先頭のBは反転信号を示す)と定義し、また、φtゲ
−ト18からDQゲ−ト22までを、セルデ−タ増幅線
対BLC、BBLC(先頭のBは反転信号を示す)と定
義し、互いに区別して説明する。
けるために、カラムデ−タ線対のうち、φtゲ−ト18
を境にして、アレイ10側をビット線対BL、BBL
(先頭のBは反転信号を示す)と定義し、また、φtゲ
−ト18からDQゲ−ト22までを、セルデ−タ増幅線
対BLC、BBLC(先頭のBは反転信号を示す)と定
義し、互いに区別して説明する。
【0006】次に、図11に示すDRAMの動作につい
て説明する。従来より、DRAMの動作サイクルは、ア
クティブ期間とプリチャ−ジ期間とに、大別される。
て説明する。従来より、DRAMの動作サイクルは、ア
クティブ期間とプリチャ−ジ期間とに、大別される。
【0007】プリチャ−ジ期間においては、全てのワ−
ド線WLの電位はGNDレベルとされる。また、ビット
線BL、その反転信号ビット線BBL、リストア回路1
6を活性化させるための信号SAP、センス回路20を
活性化させるための信号BSANの各電位はそれぞれ、
VBLレベルとされる。電位VBLの典型的な値は、外
部電源電圧VCCの2分の1(Half-VCC)である。
ド線WLの電位はGNDレベルとされる。また、ビット
線BL、その反転信号ビット線BBL、リストア回路1
6を活性化させるための信号SAP、センス回路20を
活性化させるための信号BSANの各電位はそれぞれ、
VBLレベルとされる。電位VBLの典型的な値は、外
部電源電圧VCCの2分の1(Half-VCC)である。
【0008】このように、プリチャ−ジ期間中、ビット
線BLおよびBBLの電位はそれぞれVBLレベルとさ
れ、ビット線対間には電位差はなく、初期化(イコライ
ズ)されている。このため、リストア回路16、センス
回路20はともに非動作状態である。
線BLおよびBBLの電位はそれぞれVBLレベルとさ
れ、ビット線対間には電位差はなく、初期化(イコライ
ズ)されている。このため、リストア回路16、センス
回路20はともに非動作状態である。
【0009】DRAMの動作が、上記プリチャ−ジ期間
からアクティブ期間に移行すると、外部より入力された
アドレス信号を取り込み、そのアドレスに応じて、ワ−
ド線WL0〜WLnのうち、いずれか一本の電位が高レ
ベルとなる。ワ−ド線の電位が高レベルとなると、メモ
リセル24のうち、そのワ−ド線に接続された転送ゲ−
トを持つものが導通状態となり、セルの記憶ノ−ドに蓄
えられていたデ−タがビット線BLに読み出される。読
み出されたデ−タは、φtゲ−ト18を介して増幅線B
LCに伝わり、そして、センス回路20に到達する。
からアクティブ期間に移行すると、外部より入力された
アドレス信号を取り込み、そのアドレスに応じて、ワ−
ド線WL0〜WLnのうち、いずれか一本の電位が高レ
ベルとなる。ワ−ド線の電位が高レベルとなると、メモ
リセル24のうち、そのワ−ド線に接続された転送ゲ−
トを持つものが導通状態となり、セルの記憶ノ−ドに蓄
えられていたデ−タがビット線BLに読み出される。読
み出されたデ−タは、φtゲ−ト18を介して増幅線B
LCに伝わり、そして、センス回路20に到達する。
【0010】この後、信号BSANの電位がVBLレベ
ルからGNDレベルまで遷移する。これにより、センス
回路20を構成するNチャネル型MOSトランジスタN
1,N2それぞれのソ−スに電源電位が供給され、セン
ス回路20が活性化する。センス回路20が活性化する
ことで、読み出されたデ−タが伝えられている増幅線対
BLC、BBLCで差動増幅が始まる。この説明では、
増幅線BLCの電位が、反転信号増幅線BBLCの電位
よりも高いと仮定する。この場合、電位が低い反転信号
増幅線BBLCから正の電荷がトランジスタN2の電流
通路を介して、GNDレベルに引き抜かれる。
ルからGNDレベルまで遷移する。これにより、センス
回路20を構成するNチャネル型MOSトランジスタN
1,N2それぞれのソ−スに電源電位が供給され、セン
ス回路20が活性化する。センス回路20が活性化する
ことで、読み出されたデ−タが伝えられている増幅線対
BLC、BBLCで差動増幅が始まる。この説明では、
増幅線BLCの電位が、反転信号増幅線BBLCの電位
よりも高いと仮定する。この場合、電位が低い反転信号
増幅線BBLCから正の電荷がトランジスタN2の電流
通路を介して、GNDレベルに引き抜かれる。
【0011】ここで、φtゲ−トの作用について説明す
る。φtゲ−トが挿入されている位置は、センス回路2
0とメモリセルアレイ10との間である。φtゲ−ト1
8は、その導通抵抗によって、ビット線対BL,BBL
と、増幅線対BLC,BBLCとを、容量的に分割する
機能を持っている。
る。φtゲ−トが挿入されている位置は、センス回路2
0とメモリセルアレイ10との間である。φtゲ−ト1
8は、その導通抵抗によって、ビット線対BL,BBL
と、増幅線対BLC,BBLCとを、容量的に分割する
機能を持っている。
【0012】ビット線対BL,BBLの配線容量と、増
幅線対BLC,BBLCの配線容量とを互いに比較して
みると、増幅線対BLC,BBLCの方が格段に小さ
い。このため、差動増幅が開始されると、増幅線対BL
C,BBLCの電荷の引き抜きの方が、ビット線対B
L,BBLのそれよりも先に始まるようになる。従っ
て、増幅線対BLC,BBLCの方が、ビット線対B
L,BBLよりも先に電位差がつく。
幅線対BLC,BBLCの配線容量とを互いに比較して
みると、増幅線対BLC,BBLCの方が格段に小さ
い。このため、差動増幅が開始されると、増幅線対BL
C,BBLCの電荷の引き抜きの方が、ビット線対B
L,BBLのそれよりも先に始まるようになる。従っ
て、増幅線対BLC,BBLCの方が、ビット線対B
L,BBLよりも先に電位差がつく。
【0013】このように、φtゲ−ト18を、リストア
回路16とセンス回路29との間に設けることで、その
導通抵抗によって、セルデ−タの初期センス時に、特有
の現象が生ずる。この特有な現象によって生ずる電位差
によって、リストア回路16とセンス回路20とで構成
されるセンスアンプの電流駆動能力は上り、大きな電荷
量、即ち大きい配線容量を有したビット線対BL、BB
Lをも駆動することができる。
回路16とセンス回路29との間に設けることで、その
導通抵抗によって、セルデ−タの初期センス時に、特有
の現象が生ずる。この特有な現象によって生ずる電位差
によって、リストア回路16とセンス回路20とで構成
されるセンスアンプの電流駆動能力は上り、大きな電荷
量、即ち大きい配線容量を有したビット線対BL、BB
Lをも駆動することができる。
【0014】また、ほぼ同時に、信号SAPの電位がV
BLレベルからVCCレベルに遷移する。これにより、
リストア回路16を構成するPチャネル型MOSトラン
ジスタP1,P2それぞれのソ−スに電源電位が供給さ
れ、リストア回路16が活性化する。リストア回路16
が活性化することで、ビット線対BL、BBLで差動増
幅が始まる。リストア回路16は、電位がGNDレベル
ではないビット線BLに、トランジスタP1の電流通路
を介して、正の電荷を供給し、その電位をVCCレベル
まで引き上げる。
BLレベルからVCCレベルに遷移する。これにより、
リストア回路16を構成するPチャネル型MOSトラン
ジスタP1,P2それぞれのソ−スに電源電位が供給さ
れ、リストア回路16が活性化する。リストア回路16
が活性化することで、ビット線対BL、BBLで差動増
幅が始まる。リストア回路16は、電位がGNDレベル
ではないビット線BLに、トランジスタP1の電流通路
を介して、正の電荷を供給し、その電位をVCCレベル
まで引き上げる。
【0015】ビット線対BL,BBLが差動増幅された
時点で、メモリセル24から読み出されたデ−タが、電
位VCC、またはGNDレベルまで増幅されたことにな
り、同時にメモリセル24にとっても、ワ−ド線WLが
高レベルのままなので、リフレッシュされたデ−タが再
書き込みされることになる。
時点で、メモリセル24から読み出されたデ−タが、電
位VCC、またはGNDレベルまで増幅されたことにな
り、同時にメモリセル24にとっても、ワ−ド線WLが
高レベルのままなので、リフレッシュされたデ−タが再
書き込みされることになる。
【0016】この後、外部より取り込まれた列アドレス
信号によって、指定されたカラム選択線CSLの電位が
GNDレベルからVCCレベルまで遷移する。そして、
指定されたカラムに属する増幅線対BLC,BBLCが
DQゲ−ト22を介してDQ線対12に接続される。そ
して、増幅されたセルデ−タがDQ線対12に伝えら
れ、DQ線対12から図示せぬDQバッファに送られ、
ここで再度増幅された後、さらにI/Oバッファに送ら
れ、ここで最終的に増幅されてから記憶装置外部へと出
力される。なお、セルデ−タがDQバッファへ送られた
後、カラム選択線はGNDレベルに戻り、増幅線対BL
C,BBLCを、DQ線対12から電気的に遮断する。
信号によって、指定されたカラム選択線CSLの電位が
GNDレベルからVCCレベルまで遷移する。そして、
指定されたカラムに属する増幅線対BLC,BBLCが
DQゲ−ト22を介してDQ線対12に接続される。そ
して、増幅されたセルデ−タがDQ線対12に伝えら
れ、DQ線対12から図示せぬDQバッファに送られ、
ここで再度増幅された後、さらにI/Oバッファに送ら
れ、ここで最終的に増幅されてから記憶装置外部へと出
力される。なお、セルデ−タがDQバッファへ送られた
後、カラム選択線はGNDレベルに戻り、増幅線対BL
C,BBLCを、DQ線対12から電気的に遮断する。
【0017】以上のようにφtゲ−ト18が設けられた
DRAMにおいては、その特有な初期センス動作によ
り、たとえ配線容量の大きいビット線であっても高速に
駆動され、プリチャ−ジ期間からアクティブ期間への移
行時間が短縮される。このために、デ−タアクセスを高
速化できる、という利点を有している。
DRAMにおいては、その特有な初期センス動作によ
り、たとえ配線容量の大きいビット線であっても高速に
駆動され、プリチャ−ジ期間からアクティブ期間への移
行時間が短縮される。このために、デ−タアクセスを高
速化できる、という利点を有している。
【0018】ところで、近年のDRAMは、デ−タアク
セスの高速化はもちろんのこと、サイクルタイムの短縮
に伴って、アクティブ期間からプリチャ−ジ期間への移
行時間、即ちイコライズ時間も、ますます短いものが要
求されるようになってきている。
セスの高速化はもちろんのこと、サイクルタイムの短縮
に伴って、アクティブ期間からプリチャ−ジ期間への移
行時間、即ちイコライズ時間も、ますます短いものが要
求されるようになってきている。
【0019】しかし、その一方では、外部電源電圧VC
Cが5Vから3.3Vに低電圧化されるなど、DRAM
のイコライズ時間の短縮という技術にとっては、厳しい
方向に向かいつつある。例えば外部電源電圧VCCが
3.3VのDRAMであると、ビット線対イコライザ1
4を構成するトランジスタのソ−ス〜ドレイン間電圧も
3.3Vとされる。このため、これらトランジスタの駆
動能力が低下してしまう。トランジスタの駆動能力が低
下すると、ビット線対のイコライズに要する時間が延び
る。この結果、イコライズ時間が長くなってしまい、サ
イクルタイムの短縮化が妨げられている。これが、技術
的な現状である。
Cが5Vから3.3Vに低電圧化されるなど、DRAM
のイコライズ時間の短縮という技術にとっては、厳しい
方向に向かいつつある。例えば外部電源電圧VCCが
3.3VのDRAMであると、ビット線対イコライザ1
4を構成するトランジスタのソ−ス〜ドレイン間電圧も
3.3Vとされる。このため、これらトランジスタの駆
動能力が低下してしまう。トランジスタの駆動能力が低
下すると、ビット線対のイコライズに要する時間が延び
る。この結果、イコライズ時間が長くなってしまい、サ
イクルタイムの短縮化が妨げられている。これが、技術
的な現状である。
【0020】また、ビット線対間のイコライズを完全に
行わないと、DRAMの動作に悪い影響を与える。例え
ばメモリセル24からビット線に読み出されるデ−タ、
即ちビット線対BL、BBL間の電位差は、メモリセル
24のキャパシタ容量と、ビット線自体が持つ配線容量
との比によって決定される。通常、100mV前後の微
小量の信号である。例えばビット線対間のイコライズが
不十分でビット線対間に電位差が残っていた場合、この
ような微少量の信号では、ビット線の電位を、セルデ−
タ通りの電位とすることができない可能性がある。この
場合には、デ−タの“ハイ”、“ロウ”が逆転されて、
デ−タが読み出されてしまう。また、こればかりでな
く、この読み出された、間違ったデ−タがメモリセルに
再書き込みされてしまうことにもなり、正しいセルデ−
タが破壊される可能性が出てくる。
行わないと、DRAMの動作に悪い影響を与える。例え
ばメモリセル24からビット線に読み出されるデ−タ、
即ちビット線対BL、BBL間の電位差は、メモリセル
24のキャパシタ容量と、ビット線自体が持つ配線容量
との比によって決定される。通常、100mV前後の微
小量の信号である。例えばビット線対間のイコライズが
不十分でビット線対間に電位差が残っていた場合、この
ような微少量の信号では、ビット線の電位を、セルデ−
タ通りの電位とすることができない可能性がある。この
場合には、デ−タの“ハイ”、“ロウ”が逆転されて、
デ−タが読み出されてしまう。また、こればかりでな
く、この読み出された、間違ったデ−タがメモリセルに
再書き込みされてしまうことにもなり、正しいセルデ−
タが破壊される可能性が出てくる。
【0021】また、ビット線対間の電位差を差動増幅す
る時には、その特有の現象によって、有効な効果が得ら
れていたφtゲ−トも、アクティブ期間からプリチャ−
ジ期間に移行させる時、増幅線のイコライズを遅らせて
しまうことも、近時、判明してきた。
る時には、その特有の現象によって、有効な効果が得ら
れていたφtゲ−トも、アクティブ期間からプリチャ−
ジ期間に移行させる時、増幅線のイコライズを遅らせて
しまうことも、近時、判明してきた。
【0022】以下、φtゲ−トによる増幅線イコライズ
の遅延現象について説明する。図12は、DRAMにお
ける、アクティブ期間からプリチャ−ジ期間に移る時の
タイミングチャ−トである。
の遅延現象について説明する。図12は、DRAMにお
ける、アクティブ期間からプリチャ−ジ期間に移る時の
タイミングチャ−トである。
【0023】図12に示すように、DRAMがアクティ
ブ期間からプリチャ−ジ期間に入ると、それまで、VC
Cレベルであったワ−ド線WLの電位が、GNDレベル
となる。続いて、ビット線対イコライザ14を活性化さ
せるための信号EQLの電位が、GNDレベルからVC
Cレベルとなる。これと同時に、信号SAPの電位がV
CCレベルからVBLレベルへ、並びに信号BSANが
GNDレベルからVBLレベルへとそれぞれ、遷移す
る。信号SAP、および信号BSANがともにVBLレ
ベルとなると、リストア回路16,センス回路20がそ
れぞれ非活性状態になる。また、信号EQLがVCCと
なると、イコライザ14が活性化し、ビット線対間B
L、BBLCを短絡させる。これにより、ビット線BL
および反転信号ビット線BBLの電位はそれぞれ、VB
Lレベルに収束していく。
ブ期間からプリチャ−ジ期間に入ると、それまで、VC
Cレベルであったワ−ド線WLの電位が、GNDレベル
となる。続いて、ビット線対イコライザ14を活性化さ
せるための信号EQLの電位が、GNDレベルからVC
Cレベルとなる。これと同時に、信号SAPの電位がV
CCレベルからVBLレベルへ、並びに信号BSANが
GNDレベルからVBLレベルへとそれぞれ、遷移す
る。信号SAP、および信号BSANがともにVBLレ
ベルとなると、リストア回路16,センス回路20がそ
れぞれ非活性状態になる。また、信号EQLがVCCと
なると、イコライザ14が活性化し、ビット線対間B
L、BBLCを短絡させる。これにより、ビット線BL
および反転信号ビット線BBLの電位はそれぞれ、VB
Lレベルに収束していく。
【0024】一方、増幅線BLCおよび反転信号増幅線
BBLCの電位はそれぞれ、φtゲ−ト18を介して、
ビット線BL、反転信号ビット線BBLの電位が供給さ
れてからイコライズが開始され、やがて、VBLレベル
に収束していく。
BBLCの電位はそれぞれ、φtゲ−ト18を介して、
ビット線BL、反転信号ビット線BBLの電位が供給さ
れてからイコライズが開始され、やがて、VBLレベル
に収束していく。
【0025】以上が、典型的なビット線対のイコライズ
動作の流れである。ここで、Nチャネル型MOSトラン
ジスタには、一般に“しきい値落ち”と呼ばれる現象が
あることを考慮する必要がある。
動作の流れである。ここで、Nチャネル型MOSトラン
ジスタには、一般に“しきい値落ち”と呼ばれる現象が
あることを考慮する必要がある。
【0026】この“しきい値落ち”のために、図12に
示すように、増幅線BLCの電位は、アクティブ期間中
からVCCレベルにはなっていない。増幅線BLCの電
位は、アクティブ期間中から電位VCCからφtゲ−ト
のしきい値電圧(トランジスタN3のしきい値電圧)V
th低下した値である。即ち、増幅線BLCの電位は
“VCC−Vth”である。増幅線BLCのイコライズ
も、そのしきい値落ちした電位から始まる。
示すように、増幅線BLCの電位は、アクティブ期間中
からVCCレベルにはなっていない。増幅線BLCの電
位は、アクティブ期間中から電位VCCからφtゲ−ト
のしきい値電圧(トランジスタN3のしきい値電圧)V
th低下した値である。即ち、増幅線BLCの電位は
“VCC−Vth”である。増幅線BLCのイコライズ
も、そのしきい値落ちした電位から始まる。
【0027】ところで、φtゲ−ト18は、ビット線が
持つ配線容量をその導通抵抗によって分断し、デ−タセ
ンスを高速に行う目的のために設けられているものであ
る。このため、φtゲ−ト18を構成する、Nチャネル
型MOSトランジスタN3、N4はそれぞれ、ある程
度、高い導通抵抗を有するように設計されている。さら
に、トランジスタN3、N4は、双方向スイッチ(パス
トランジスタ)として用いられているため、ソ−ス電位
とバックゲ−ト電位とが異なってしまっている。即ち、
バックゲ−トバイアス効果がかかりやすい状態である。
これとともに、パタ−ン的に、メモリセルアレイに隣接
する部分、即ちトランジスタが密集されて配置される部
分に設けられることになるため、そのゲ−ト幅も大きく
できず、小さいものとなっている。このゲ−ト幅の小さ
さも、バックゲ−トバイアス効果を助長する。即ち、ト
ランジスタN3、N4はそれぞれ、構造的にしきい値電
圧が高くなっている。
持つ配線容量をその導通抵抗によって分断し、デ−タセ
ンスを高速に行う目的のために設けられているものであ
る。このため、φtゲ−ト18を構成する、Nチャネル
型MOSトランジスタN3、N4はそれぞれ、ある程
度、高い導通抵抗を有するように設計されている。さら
に、トランジスタN3、N4は、双方向スイッチ(パス
トランジスタ)として用いられているため、ソ−ス電位
とバックゲ−ト電位とが異なってしまっている。即ち、
バックゲ−トバイアス効果がかかりやすい状態である。
これとともに、パタ−ン的に、メモリセルアレイに隣接
する部分、即ちトランジスタが密集されて配置される部
分に設けられることになるため、そのゲ−ト幅も大きく
できず、小さいものとなっている。このゲ−ト幅の小さ
さも、バックゲ−トバイアス効果を助長する。即ち、ト
ランジスタN3、N4はそれぞれ、構造的にしきい値電
圧が高くなっている。
【0028】DRAMの動作は、典型的に、信号EQL
の電位がVCCレベルになることで、イコライズの期間
に入るが、特に増幅線BLCでは、その電位が降下しだ
すまで、時間を要する。つまり、信号EQLの電位がV
CCレベルになった時点、即ち、ビット線BLの電位
が、まだVCCレベルである時には、トランジスタN3
は、そのゲ−ト電位がVCCレベルであったとしても、
遮断している。このトランジスタN3が導通するための
条件は、ビット線BLの電位が降下して増幅線BLCの
電位よりも低くなり、かつビット線BLの電位とゲ−ト
電位との電位差がしきい値電圧Vthを越えることであ
る。
の電位がVCCレベルになることで、イコライズの期間
に入るが、特に増幅線BLCでは、その電位が降下しだ
すまで、時間を要する。つまり、信号EQLの電位がV
CCレベルになった時点、即ち、ビット線BLの電位
が、まだVCCレベルである時には、トランジスタN3
は、そのゲ−ト電位がVCCレベルであったとしても、
遮断している。このトランジスタN3が導通するための
条件は、ビット線BLの電位が降下して増幅線BLCの
電位よりも低くなり、かつビット線BLの電位とゲ−ト
電位との電位差がしきい値電圧Vthを越えることであ
る。
【0029】しかし、上記のようにしきい値電圧Vth
が高いために、ビット線BLの電位が、プリチャ−ジ電
位VBLにかなり接近してからでないと、トランジスタ
N3は、上記の条件を満たせず、導通しない。このよう
なトランジスタN3の導通の遅れが、増幅線対のイコラ
イズを遅らせる第1の原因である。
が高いために、ビット線BLの電位が、プリチャ−ジ電
位VBLにかなり接近してからでないと、トランジスタ
N3は、上記の条件を満たせず、導通しない。このよう
なトランジスタN3の導通の遅れが、増幅線対のイコラ
イズを遅らせる第1の原因である。
【0030】さらに、第2の原因もある。増幅線BLC
は、トランジスタN3が導通するまで、電気的にフロ−
ティングの状態となっている。増幅線BLCが電気的に
フロ−ティングであることは、図12に示すように、増
幅線BLCの電位が一時的に上昇する、という現象を発
生させる。これは、図13に示すように、センス回路2
0を構成するトランジスタN2が、そのゲ−トとソ−ス
との間に、オ−バ−ラップ容量Colを潜在的に持って
いることが原因である。イコライズの期間となると、ト
ランジスタN2のソ−ス電位がGNDレベルからVBL
レベルへと遷移するが、この時、トランジスタN2のソ
−スと、トランジスタN2のゲ−トに接続された増幅線
BLCとが、上記容量Colにより容量結合を起こす。
電気的にフロ−ティングの状態である増幅線BLCの電
位は、この容量結合により、持ち上げられてしまう。
は、トランジスタN3が導通するまで、電気的にフロ−
ティングの状態となっている。増幅線BLCが電気的に
フロ−ティングであることは、図12に示すように、増
幅線BLCの電位が一時的に上昇する、という現象を発
生させる。これは、図13に示すように、センス回路2
0を構成するトランジスタN2が、そのゲ−トとソ−ス
との間に、オ−バ−ラップ容量Colを潜在的に持って
いることが原因である。イコライズの期間となると、ト
ランジスタN2のソ−ス電位がGNDレベルからVBL
レベルへと遷移するが、この時、トランジスタN2のソ
−スと、トランジスタN2のゲ−トに接続された増幅線
BLCとが、上記容量Colにより容量結合を起こす。
電気的にフロ−ティングの状態である増幅線BLCの電
位は、この容量結合により、持ち上げられてしまう。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、ビット
線対を差動増幅させる時には、その特有の現象によっ
て、有効な効果が得られていたφtゲ−トも、ビット線
対をイコライズさせる時、即ちアクティブ期間からプリ
チャ−ジ期間に戻す時、増幅線対のイコライズを遅らせ
てしまう。
線対を差動増幅させる時には、その特有の現象によっ
て、有効な効果が得られていたφtゲ−トも、ビット線
対をイコライズさせる時、即ちアクティブ期間からプリ
チャ−ジ期間に戻す時、増幅線対のイコライズを遅らせ
てしまう。
【0032】即ち、φtゲ−トのしきい値電圧が構造的
に高くなっているため、ビット線BLの電位によってφ
tゲ−トを導通させるためには、かなりの時間を要す
る。さらに、φtゲ−トが遮断している間、増幅線BL
Cは、電気的にフロ−ティングの状態であるため、信号
BSANの電位をGNDレベルからVBLレベルに遷移
させた時、センス回路中のトランジスタにより容量結合
を起こし、増幅線BLCの電位が上昇する。
に高くなっているため、ビット線BLの電位によってφ
tゲ−トを導通させるためには、かなりの時間を要す
る。さらに、φtゲ−トが遮断している間、増幅線BL
Cは、電気的にフロ−ティングの状態であるため、信号
BSANの電位をGNDレベルからVBLレベルに遷移
させた時、センス回路中のトランジスタにより容量結合
を起こし、増幅線BLCの電位が上昇する。
【0033】これら2つの現象を原因として、従来のD
RAMでは、増幅線対BLC、BBLCのイコライズが
遅れ、イコライズ時間の短縮が困難となっていた。この
発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、その目的
は、イコライズ時間を短縮できる半導体記憶装置を提供
することにある。
RAMでは、増幅線対BLC、BBLCのイコライズが
遅れ、イコライズ時間の短縮が困難となっていた。この
発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、その目的
は、イコライズ時間を短縮できる半導体記憶装置を提供
することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明では、第1のビット線と、この第1のビッ
ト線と対をなす第2のビット線と、第1のビット線に電
流通路の一端が接続された第1の高抵抗素子と、第2の
ビット線に電流通路の一端が接続された第2の高抵抗素
子と、第1の高抵抗素子の電流通路の他端に一端が接続
された第1のセルデ−タ増幅線と、第2の高抵抗素子の
電流通路の他端に一端が接続され、前記第1のセルデ−
タ増幅線と対をなす第2のセルデ−タ増幅線とを具備す
る。そして、第1のセルデ−タ増幅線および第2のセル
デ−タ増幅線それぞれの電位を、初期化するためのセル
デ−タ増幅線初期化手段を、さらに設けたことを特徴と
している。
に、この発明では、第1のビット線と、この第1のビッ
ト線と対をなす第2のビット線と、第1のビット線に電
流通路の一端が接続された第1の高抵抗素子と、第2の
ビット線に電流通路の一端が接続された第2の高抵抗素
子と、第1の高抵抗素子の電流通路の他端に一端が接続
された第1のセルデ−タ増幅線と、第2の高抵抗素子の
電流通路の他端に一端が接続され、前記第1のセルデ−
タ増幅線と対をなす第2のセルデ−タ増幅線とを具備す
る。そして、第1のセルデ−タ増幅線および第2のセル
デ−タ増幅線それぞれの電位を、初期化するためのセル
デ−タ増幅線初期化手段を、さらに設けたことを特徴と
している。
【0035】また、他の態様では、カラムデ−タ線対
と、このカラムデ−タ線対を、メモリセル側とカラムゲ
−ト側とでそれぞれ容量分割するための分割手段とを具
備し、前記容量分割されたカラムデ−タ線対のカラムゲ
−ト側のイコライズ完了に要する時間を、前記カラムデ
−タ線対のメモリセル側のイコライズ完了に要する時間
より、短くなるように構成したことを特徴としている。
と、このカラムデ−タ線対を、メモリセル側とカラムゲ
−ト側とでそれぞれ容量分割するための分割手段とを具
備し、前記容量分割されたカラムデ−タ線対のカラムゲ
−ト側のイコライズ完了に要する時間を、前記カラムデ
−タ線対のメモリセル側のイコライズ完了に要する時間
より、短くなるように構成したことを特徴としている。
【0036】
【作用】上記構成の半導体記憶装置では、第1のセルデ
−タ増幅線および第2のセルデ−タ増幅線それぞれの電
位を初期化するためのセルデ−タ増幅線初期化手段を、
さらに設けたことで、ビット線対の初期化と関係なく、
増幅線対の初期化を単独で行えるようになる。このた
め、容量結合による増幅線の電位上昇などの不具合が解
消され、増幅線の電位を、高速にプリチャ−ジ電位に収
束させることができる。従って、イコライズ時間を短縮
できる。
−タ増幅線および第2のセルデ−タ増幅線それぞれの電
位を初期化するためのセルデ−タ増幅線初期化手段を、
さらに設けたことで、ビット線対の初期化と関係なく、
増幅線対の初期化を単独で行えるようになる。このた
め、容量結合による増幅線の電位上昇などの不具合が解
消され、増幅線の電位を、高速にプリチャ−ジ電位に収
束させることができる。従って、イコライズ時間を短縮
できる。
【0037】また、他の態様の半導体記憶装置では、増
幅線対のイコライズ完了に要する時間を、ビット線対の
イコライズ完了に要する時間よりも短くしたことで、ビ
ット線対の電位のプリチャ−ジ電位へ収束していく速度
が、例えば増幅線対の電位がプリチャ−ジ電位となった
時点から急速に高まるようになる。これは、ビット線の
電位が、増幅線のプリチャ−ジ電位に引かれるためであ
る。このような観点から、他の態様の半導体記憶装置で
あっても、イコライズ時間を短縮できる。
幅線対のイコライズ完了に要する時間を、ビット線対の
イコライズ完了に要する時間よりも短くしたことで、ビ
ット線対の電位のプリチャ−ジ電位へ収束していく速度
が、例えば増幅線対の電位がプリチャ−ジ電位となった
時点から急速に高まるようになる。これは、ビット線の
電位が、増幅線のプリチャ−ジ電位に引かれるためであ
る。このような観点から、他の態様の半導体記憶装置で
あっても、イコライズ時間を短縮できる。
【0038】
【実施例】以下、この発明を実施例により説明する。
尚、この説明において、全図にわたり、共通の部分につ
いては、共通の参照符号を付し、重複する説明は避ける
ことにする。
尚、この説明において、全図にわたり、共通の部分につ
いては、共通の参照符号を付し、重複する説明は避ける
ことにする。
【0039】図1は、この発明の第1の実施例に係るD
RAMの構成図である。図1に示すように、第1の実施
例に係るDRAMは、メモリセルアレイ10と入/出力
線(以下、DQ線と称す)対12とを互いに接続するカ
ラムデ−タ線を有している。カラムデ−タ線対には、ア
レイ側から順次、ビット線対間に現れる電位差をイコラ
イズするためのビット線対イコライザ14、ビット線対
間に現れる電位差を差動増幅するためのリストア回路1
6、カラムデ−タ線対を、ビット線対とセルデ−タ増幅
線対とに容量的に分割する機能を含む高抵抗部(以下、
φtゲ−トと称す)18、セルデ−タ増幅線対間に現れ
る電位差を差動増幅するためのセンス回路20、セルデ
−タ増幅線対間に現れる電位差をイコライズする機能を
含む回路部26(以下、増幅線対イコライザと称す)、
記憶装置外部から入力されるアドレス信号に基いて選択
されたカラムをDQ線対12に電気的に接続するための
カラムゲ−ト(DQゲ−トとも呼ばれる)22がそれぞ
れ付加されている。
RAMの構成図である。図1に示すように、第1の実施
例に係るDRAMは、メモリセルアレイ10と入/出力
線(以下、DQ線と称す)対12とを互いに接続するカ
ラムデ−タ線を有している。カラムデ−タ線対には、ア
レイ側から順次、ビット線対間に現れる電位差をイコラ
イズするためのビット線対イコライザ14、ビット線対
間に現れる電位差を差動増幅するためのリストア回路1
6、カラムデ−タ線対を、ビット線対とセルデ−タ増幅
線対とに容量的に分割する機能を含む高抵抗部(以下、
φtゲ−トと称す)18、セルデ−タ増幅線対間に現れ
る電位差を差動増幅するためのセンス回路20、セルデ
−タ増幅線対間に現れる電位差をイコライズする機能を
含む回路部26(以下、増幅線対イコライザと称す)、
記憶装置外部から入力されるアドレス信号に基いて選択
されたカラムをDQ線対12に電気的に接続するための
カラムゲ−ト(DQゲ−トとも呼ばれる)22がそれぞ
れ付加されている。
【0040】次に、各回路部の回路構成について説明す
る。図1に示すように、メモリセルアレイ10内には、
複数のメモリセル24が設けられている。一つのメモリ
セル24は、行選択線(以下、ワ−ド線と称す)の電位
に基いてオン、オフする1つのMOSトランジスタTG
(以下、セル転送ゲ−トと称す)と、デ−タを蓄えるた
めの一つのキャパシタCとから構成されている。
る。図1に示すように、メモリセルアレイ10内には、
複数のメモリセル24が設けられている。一つのメモリ
セル24は、行選択線(以下、ワ−ド線と称す)の電位
に基いてオン、オフする1つのMOSトランジスタTG
(以下、セル転送ゲ−トと称す)と、デ−タを蓄えるた
めの一つのキャパシタCとから構成されている。
【0041】セル転送ゲ−トTGの一つは、ゲ−ト端
子、ドレイン端子、ソ−ス端子をそれぞれ有する。ゲ−
ト端子は、ワ−ド線WL(WL0〜WLn)の一つに接
続され、ドレイン端子は、ビット線BL(BL,BB
L)の一つに接続されている。また、ソ−ス端子は、キ
ャパシタCの一方の端子(以下、記憶ノ−ドと称す)に
接続されている。キャパシタCの他方の端子は、プレ−
ト電位VPLが供給される固定電位端子に接続されてい
る。
子、ドレイン端子、ソ−ス端子をそれぞれ有する。ゲ−
ト端子は、ワ−ド線WL(WL0〜WLn)の一つに接
続され、ドレイン端子は、ビット線BL(BL,BB
L)の一つに接続されている。また、ソ−ス端子は、キ
ャパシタCの一方の端子(以下、記憶ノ−ドと称す)に
接続されている。キャパシタCの他方の端子は、プレ−
ト電位VPLが供給される固定電位端子に接続されてい
る。
【0042】また、一つのビット線BLは、同一のメモ
リセルアレイ内に設けられている他のビット線の一つ、
即ちビット線BBLと互いに対をなす。ビット線BBL
には、ビット線BLに流れる信号が反転した信号が流れ
る。
リセルアレイ内に設けられている他のビット線の一つ、
即ちビット線BBLと互いに対をなす。ビット線BBL
には、ビット線BLに流れる信号が反転した信号が流れ
る。
【0043】ビット線対イコライザ14は、3つのNチ
ャネル型トランジスタN5、N6およびN7を含む。ト
ランジスタN5は、その電流通路の一端がビット線BL
に接続され、他端が他方のビット線BBLに接続され、
2本のビット線BL、BBLをそれぞれ、ソ−スまたは
ドレインとしている。
ャネル型トランジスタN5、N6およびN7を含む。ト
ランジスタN5は、その電流通路の一端がビット線BL
に接続され、他端が他方のビット線BBLに接続され、
2本のビット線BL、BBLをそれぞれ、ソ−スまたは
ドレインとしている。
【0044】また、トランジスタN6は、そのドレイン
端子がビット線BLに接続され、そのソ−ス端子がプリ
チャ−ジ電位VBLが供給される配線に接続されてい
る。同様に、トランジスタN7は、そのドレイン端子が
他方のビット線BBLに接続され、そのソ−ス端子がプ
リチャ−ジ電位VBLが供給される配線に接続されてい
る。これら3つのトランジスタN5、N6およびN7の
ゲ−ト端子は互いに共通に結合され、この共通ノ−ドに
は、DRAMのプリチャ−ジ期間にハイレベルとなるプ
リチャ−ジ信号EQLが供給される。
端子がビット線BLに接続され、そのソ−ス端子がプリ
チャ−ジ電位VBLが供給される配線に接続されてい
る。同様に、トランジスタN7は、そのドレイン端子が
他方のビット線BBLに接続され、そのソ−ス端子がプ
リチャ−ジ電位VBLが供給される配線に接続されてい
る。これら3つのトランジスタN5、N6およびN7の
ゲ−ト端子は互いに共通に結合され、この共通ノ−ドに
は、DRAMのプリチャ−ジ期間にハイレベルとなるプ
リチャ−ジ信号EQLが供給される。
【0045】リストア回路16は、2つのPチャンネル
トランジスタP1、P2を含む。トランジスタP1は、
そのドレイン端子がビット線BLに接続され、そのゲ−
ト端子が他方のビット線BBLに接続され、そのソ−ス
端子が信号SAPが供給され配線に接続している。ここ
で、信号SAPは、リストア回路16を活性化させるた
め信号である。同様にトランジスタP2は、そのドレイ
ン端子が他方のビット線BBLに接続され、ゲ−ト端子
が一方のビット線BLに接続され、そのソ−ス端子が信
号SAPが供給される配線に接続されている。
トランジスタP1、P2を含む。トランジスタP1は、
そのドレイン端子がビット線BLに接続され、そのゲ−
ト端子が他方のビット線BBLに接続され、そのソ−ス
端子が信号SAPが供給され配線に接続している。ここ
で、信号SAPは、リストア回路16を活性化させるた
め信号である。同様にトランジスタP2は、そのドレイ
ン端子が他方のビット線BBLに接続され、ゲ−ト端子
が一方のビット線BLに接続され、そのソ−ス端子が信
号SAPが供給される配線に接続されている。
【0046】φtゲ−ト18は、2つのNチャネル型ト
ランジスタN3、N4を含む。トランジスタN3は、そ
の電流通路の一端がビット線BLに接続され、その他端
がセルデ−タ増幅線BLCに接続されている。同様に、
トランジスタN4は、その電流通路の一端が他方のビッ
ト線BBLに接続され、その他端が他方のセルデ−タ増
幅線BBLCに接続されている。これら2つのトランジ
スタN3、N4のゲ−ト端子はそれぞれ、電位VCCが
供給される配線に接続されている。
ランジスタN3、N4を含む。トランジスタN3は、そ
の電流通路の一端がビット線BLに接続され、その他端
がセルデ−タ増幅線BLCに接続されている。同様に、
トランジスタN4は、その電流通路の一端が他方のビッ
ト線BBLに接続され、その他端が他方のセルデ−タ増
幅線BBLCに接続されている。これら2つのトランジ
スタN3、N4のゲ−ト端子はそれぞれ、電位VCCが
供給される配線に接続されている。
【0047】センス回路20は、2つのNチャネル型ト
ランジスタN1、N2を含む。トランジスタN1は、そ
のドレイン端子が増幅線BLCに接続され、そのゲ−ト
端子が他方の増幅線BBLCに接続され、そのソ−ス端
子が信号BSANが供給される配線に接続されている。
ここで、信号BSANは、センス回路20を活性化させ
るため信号である。同様にトランジスタP2は、そのド
レイン端子が他方の増幅線BBLCに接続され、ゲ−ト
端子が増幅線BLCに接続され、そのソ−ス端子が信号
BSANが供給される配線に接続されている。
ランジスタN1、N2を含む。トランジスタN1は、そ
のドレイン端子が増幅線BLCに接続され、そのゲ−ト
端子が他方の増幅線BBLCに接続され、そのソ−ス端
子が信号BSANが供給される配線に接続されている。
ここで、信号BSANは、センス回路20を活性化させ
るため信号である。同様にトランジスタP2は、そのド
レイン端子が他方の増幅線BBLCに接続され、ゲ−ト
端子が増幅線BLCに接続され、そのソ−ス端子が信号
BSANが供給される配線に接続されている。
【0048】増幅線対イコライザ26は、1つのNチャ
ネル型トランジスタN8を含む。トランジスタN8は、
その電流通路の一端が増幅線BLCに接続され、他端が
他方の増幅線BBLCに接続され、2本の増幅線BL
C、BBLCをそれぞれ、ソ−スまたはドレインとして
いる。トランジスタN8のゲ−ト端子には、DRAMの
プリチャ−ジ期間にハイレベルとなるプリチャ−ジ信号
EQLが供給される。
ネル型トランジスタN8を含む。トランジスタN8は、
その電流通路の一端が増幅線BLCに接続され、他端が
他方の増幅線BBLCに接続され、2本の増幅線BL
C、BBLCをそれぞれ、ソ−スまたはドレインとして
いる。トランジスタN8のゲ−ト端子には、DRAMの
プリチャ−ジ期間にハイレベルとなるプリチャ−ジ信号
EQLが供給される。
【0049】カラムゲ−ト22は、2つのNチャネル型
トランジスタN9、N10を含む。トランジスタN9
は、その電流通路の一端が増幅線BLCに接続され、そ
の他端がDQ線に接続されている。同様に、トランジス
タN10は、その電流通路の一端が他方の増幅線BBL
Cに接続され、その他端が他方のBDQ線に接続されて
いる。これら2つのトランジスタN9、N10のゲ−ト
端子はそれぞれ、カラム選択信号CSLが供給される配
線(列選択線)に接続されている。ここで、信号CSL
は、記憶装置の外部から入力される複数のアドレス信号
から、その装置内部で複数のカラムアドレス信号を生成
し、これら複数のカラムアドレス信号をデコ−ドするこ
とで得ている。カラムゲ−ト22は、ここに供給される
カラム選択信号CSLが、GNDレベルからVCCレベ
ルとなることで、増幅線対BLC、BBLCをDQ線対
12に電気的に接続する。
トランジスタN9、N10を含む。トランジスタN9
は、その電流通路の一端が増幅線BLCに接続され、そ
の他端がDQ線に接続されている。同様に、トランジス
タN10は、その電流通路の一端が他方の増幅線BBL
Cに接続され、その他端が他方のBDQ線に接続されて
いる。これら2つのトランジスタN9、N10のゲ−ト
端子はそれぞれ、カラム選択信号CSLが供給される配
線(列選択線)に接続されている。ここで、信号CSL
は、記憶装置の外部から入力される複数のアドレス信号
から、その装置内部で複数のカラムアドレス信号を生成
し、これら複数のカラムアドレス信号をデコ−ドするこ
とで得ている。カラムゲ−ト22は、ここに供給される
カラム選択信号CSLが、GNDレベルからVCCレベ
ルとなることで、増幅線対BLC、BBLCをDQ線対
12に電気的に接続する。
【0050】この時、列選択線の電位がVCCレベルに
なるタイミングは、その動作上、極めて重要である。な
ぜなら、このタイミングを早め過ぎると、ビット線電位
が十分増幅される前にDQ線と接続されることになり、
接続時のノイズなどによってデ−タが反転する可能性が
高い。しかし、このタイミングを早めることは、デ−タ
の読み出し時間を短縮することになるので、可能なかぎ
り、早めたい。このため、カラムゲ−ト22は、初期セ
ンスが早く行われる増幅線対BLC、BBLCに設ける
ことが好ましい。
なるタイミングは、その動作上、極めて重要である。な
ぜなら、このタイミングを早め過ぎると、ビット線電位
が十分増幅される前にDQ線と接続されることになり、
接続時のノイズなどによってデ−タが反転する可能性が
高い。しかし、このタイミングを早めることは、デ−タ
の読み出し時間を短縮することになるので、可能なかぎ
り、早めたい。このため、カラムゲ−ト22は、初期セ
ンスが早く行われる増幅線対BLC、BBLCに設ける
ことが好ましい。
【0051】次に、図1に示すDRAMの動作について
説明する。図2は、図1に示すDRAMの動作サイクル
を説明するための図である。図2に示すように、図1に
示すDRAMも、典型的なDRAMと同様、その動作サ
イクルは、カラムデ−タ線CDLとBCDLとの間に電
位差を発生させているアクティブ期間と、カラムデ−タ
線CDLの電位とBCDLの電位とが互いにプリチャ−
ジ電位VBLにされているプリチャ−ジ期間とに大別さ
れる。
説明する。図2は、図1に示すDRAMの動作サイクル
を説明するための図である。図2に示すように、図1に
示すDRAMも、典型的なDRAMと同様、その動作サ
イクルは、カラムデ−タ線CDLとBCDLとの間に電
位差を発生させているアクティブ期間と、カラムデ−タ
線CDLの電位とBCDLの電位とが互いにプリチャ−
ジ電位VBLにされているプリチャ−ジ期間とに大別さ
れる。
【0052】まず、プリチャ−ジ期間からアクティブ期
間に移行する際の動作について説明する。図1に示すD
RAMでは、リストア回路16とセンス回路20との間
に、φtゲ−ト18が設けられている。また、アクティ
ブ期間中においては、信号EQLがGNDレベルであ
り、増幅線対イコライザ26はオフしている。このため
に、図11に示したDRAMと同様な動作を行う。従っ
て、初期センス時、増幅線対BLC、BBLCの方に、
ビット線対BL、BBLよりも先に電位差が発生する。
このような初期センス動作によって、リストア回路16
とセンス回路20とで構成されるセンスアンプの電流駆
動能力が上り、プリチャ−ジ期間からアクティブ期間へ
の移行時間Ts(図2参照)を短縮できる。この短縮効
果は、主として、デ−タアクセスの高速化に貢献する。
尚、図2では、アクティブ期間とプリチャ−ジ期間とを
概略的に区別するために、カラムデ−タ線CDLおよび
BCDLの電位を例にとり、図示している。
間に移行する際の動作について説明する。図1に示すD
RAMでは、リストア回路16とセンス回路20との間
に、φtゲ−ト18が設けられている。また、アクティ
ブ期間中においては、信号EQLがGNDレベルであ
り、増幅線対イコライザ26はオフしている。このため
に、図11に示したDRAMと同様な動作を行う。従っ
て、初期センス時、増幅線対BLC、BBLCの方に、
ビット線対BL、BBLよりも先に電位差が発生する。
このような初期センス動作によって、リストア回路16
とセンス回路20とで構成されるセンスアンプの電流駆
動能力が上り、プリチャ−ジ期間からアクティブ期間へ
の移行時間Ts(図2参照)を短縮できる。この短縮効
果は、主として、デ−タアクセスの高速化に貢献する。
尚、図2では、アクティブ期間とプリチャ−ジ期間とを
概略的に区別するために、カラムデ−タ線CDLおよび
BCDLの電位を例にとり、図示している。
【0053】次に、アクティブ期間からプリチャ−ジ期
間に移行する際の動作について説明する。図3は、図1
に示すDRAMがアクティブ期間からプリチャ−ジ期間
に移行する時の動作波形図である。
間に移行する際の動作について説明する。図3は、図1
に示すDRAMがアクティブ期間からプリチャ−ジ期間
に移行する時の動作波形図である。
【0054】図3に示すように、DRAMがアクティブ
期間からプリチャ−ジ期間に移行すると、それまで、V
CCレベルであったワ−ド線WLの電位が、GNDレベ
ルとなる。続いて、ビット線対イコライザ14、増幅線
対イコライザ26を活性化させるための信号EQLの電
位が、GNDレベルからVCCレベルとなる。これと同
時に、信号SAPの電位がVCCレベルからVBLレベ
ルへ、並びに信号BSANがGNDレベルからVBLレ
ベルへとそれぞれ、遷移する。信号SAP、および信号
BSANがともにVBLレベルとなると、リストア回路
16,センス回路20がそれぞれ非活性状態になる。ま
た、信号EQLがVCCとなると、イコライザ14、2
6が活性化し、ビット線対間BL、BBLCを短絡させ
る。これにより、ビット線BL、BBL双方の電位はV
BLレベルに収束する。同時に、増幅線BLC、BBL
C双方の電位はそれぞれ、高電位側増幅線の電位上昇も
発生することなく、増幅線対間電位差の半分、即ち(V
CC−Vth)/2の電位に収束していく。
期間からプリチャ−ジ期間に移行すると、それまで、V
CCレベルであったワ−ド線WLの電位が、GNDレベ
ルとなる。続いて、ビット線対イコライザ14、増幅線
対イコライザ26を活性化させるための信号EQLの電
位が、GNDレベルからVCCレベルとなる。これと同
時に、信号SAPの電位がVCCレベルからVBLレベ
ルへ、並びに信号BSANがGNDレベルからVBLレ
ベルへとそれぞれ、遷移する。信号SAP、および信号
BSANがともにVBLレベルとなると、リストア回路
16,センス回路20がそれぞれ非活性状態になる。ま
た、信号EQLがVCCとなると、イコライザ14、2
6が活性化し、ビット線対間BL、BBLCを短絡させ
る。これにより、ビット線BL、BBL双方の電位はV
BLレベルに収束する。同時に、増幅線BLC、BBL
C双方の電位はそれぞれ、高電位側増幅線の電位上昇も
発生することなく、増幅線対間電位差の半分、即ち(V
CC−Vth)/2の電位に収束していく。
【0055】以上が、この実施例に係るDRAMのイコ
ライズ動作の概略的な流れである。ここで、この実施例
に係るDRAMでは、図4に示すように、ビット線対B
L、BBLと増幅線対BLC、BBLCとが、φtゲ−
ト18によって、容量的に分割されている。図4には、
ビット線BLの配線容量が容量CBL、ビット線BBLの
配線容量が容量CBBL 、増幅線BLCの配線容量が容量
CBLC 、並びに増幅線BBLCの配線容量が容量CBBLC
がそれぞれ示されている。容量CBLC 、容量CBBLCはと
もに、容量CBL、容量CBBL よりも小さい。このため、
イコライザ14、26が同時に動作を開始したとする
と、配線容量の小さい増幅線対BLC、BBLCの方が
ビット線対BL、BBLよりも、図3に示すように、先
にイコライズが完了するようになる。増幅線BLC、B
BLC双方の電位は、イコライズが完了した時点では、
(VCC−Vth)/2の電位である。しかし、増幅線
BLC、BBLC双方の電位は、上記電位に到達した
後、ビット線BL、BBLの電位VBLに引かれるよう
になり、上昇しだす。このため、ビット線BL、BBL
の電位がVBLレベルになる時点では、増幅線BLC、
BBLC双方の電位もVBLレベルまで上昇するように
なる。このようにして、ビット線対BL、BBLCと、
増幅線対BLC、BBLCはともに同電位となり、カラ
ムデ−タ線対の電位が互いにプリチャ−ジ電位VBLと
なる。
ライズ動作の概略的な流れである。ここで、この実施例
に係るDRAMでは、図4に示すように、ビット線対B
L、BBLと増幅線対BLC、BBLCとが、φtゲ−
ト18によって、容量的に分割されている。図4には、
ビット線BLの配線容量が容量CBL、ビット線BBLの
配線容量が容量CBBL 、増幅線BLCの配線容量が容量
CBLC 、並びに増幅線BBLCの配線容量が容量CBBLC
がそれぞれ示されている。容量CBLC 、容量CBBLCはと
もに、容量CBL、容量CBBL よりも小さい。このため、
イコライザ14、26が同時に動作を開始したとする
と、配線容量の小さい増幅線対BLC、BBLCの方が
ビット線対BL、BBLよりも、図3に示すように、先
にイコライズが完了するようになる。増幅線BLC、B
BLC双方の電位は、イコライズが完了した時点では、
(VCC−Vth)/2の電位である。しかし、増幅線
BLC、BBLC双方の電位は、上記電位に到達した
後、ビット線BL、BBLの電位VBLに引かれるよう
になり、上昇しだす。このため、ビット線BL、BBL
の電位がVBLレベルになる時点では、増幅線BLC、
BBLC双方の電位もVBLレベルまで上昇するように
なる。このようにして、ビット線対BL、BBLCと、
増幅線対BLC、BBLCはともに同電位となり、カラ
ムデ−タ線対の電位が互いにプリチャ−ジ電位VBLと
なる。
【0056】図5は、図11に示したDRAMの動作と
図1に示したDRAMの動作とを、互いに比較して示し
た図で、(a)図は図11に示したDRAMの場合、
(b)図は図1に示したDRAMの場合である。
図1に示したDRAMの動作とを、互いに比較して示し
た図で、(a)図は図11に示したDRAMの場合、
(b)図は図1に示したDRAMの場合である。
【0057】図5に示すように、図1に示したDRAM
では、特にアクティブ期間からプリチャ−ジ期間への移
行時間(イコライズ時間)Teが短縮される。よって、
高速な動作が可能である。
では、特にアクティブ期間からプリチャ−ジ期間への移
行時間(イコライズ時間)Teが短縮される。よって、
高速な動作が可能である。
【0058】しかも、上記イコライズの高速化は、増幅
線対BCL、BBCLを独自にイコライズするために、
φtゲ−ト18を構成するトランジスタN3、N4のし
きい値電圧に左右されない。即ち、トランジスタN3、
N4のしきい値電圧が高くても、イコライズの開始から
完了までの時間は変化しない。このため、イコライザ2
6を付加したことで新しく加わる素子パタ−ン分の増加
を、トランジスタN3、N4のゲ−ト幅を絞り込み、φ
tゲ−ト18の素子パタ−ンを小さくすることで、最小
限とすることも可能である。
線対BCL、BBCLを独自にイコライズするために、
φtゲ−ト18を構成するトランジスタN3、N4のし
きい値電圧に左右されない。即ち、トランジスタN3、
N4のしきい値電圧が高くても、イコライズの開始から
完了までの時間は変化しない。このため、イコライザ2
6を付加したことで新しく加わる素子パタ−ン分の増加
を、トランジスタN3、N4のゲ−ト幅を絞り込み、φ
tゲ−ト18の素子パタ−ンを小さくすることで、最小
限とすることも可能である。
【0059】さらには、増幅線対BLC、BBLCの配
線容量が小さいので、トランジスタN8に、さほどの電
流駆動能力が要求されない。このために、トランジスタ
N8のゲ−ト幅を絞り込むことも可能で、イコライザ2
6の素子パタ−ンを小さくすることもできる。例えばイ
コライザ26が含むトランジスタN8のゲ−ト幅は、イ
コライザ14が含むトランジスタN5のゲ−ト幅より、
小さくする。
線容量が小さいので、トランジスタN8に、さほどの電
流駆動能力が要求されない。このために、トランジスタ
N8のゲ−ト幅を絞り込むことも可能で、イコライザ2
6の素子パタ−ンを小さくすることもできる。例えばイ
コライザ26が含むトランジスタN8のゲ−ト幅は、イ
コライザ14が含むトランジスタN5のゲ−ト幅より、
小さくする。
【0060】このようにトランジスタN8のゲ−ト幅を
無用に大きくせず、増幅線対BLC、BBLCの配線容
量に見合った電流駆動能力が得られるゲ−ト幅とするこ
とでも、新しく加わる素子パタ−ン分の増加を、最小限
に抑えることができる。
無用に大きくせず、増幅線対BLC、BBLCの配線容
量に見合った電流駆動能力が得られるゲ−ト幅とするこ
とでも、新しく加わる素子パタ−ン分の増加を、最小限
に抑えることができる。
【0061】次に、この発明の第2の実施例に係るDR
AMについて説明する。図6は、この発明の第2の実施
例に係るDRAMの構成図である。図6に示すように、
第2の実施例に係るDRAMは、増幅線対イコライザ2
6´を、ビット線対イコライザ14と同様に、プリチャ
−ジ信号EQLにより導通された後、増幅線対に対し、
プリチャ−ジ電位VBLを供給できるように構成したも
のである。
AMについて説明する。図6は、この発明の第2の実施
例に係るDRAMの構成図である。図6に示すように、
第2の実施例に係るDRAMは、増幅線対イコライザ2
6´を、ビット線対イコライザ14と同様に、プリチャ
−ジ信号EQLにより導通された後、増幅線対に対し、
プリチャ−ジ電位VBLを供給できるように構成したも
のである。
【0062】増幅線対イコライザ26´は、3つのNチ
ャネル型トランジスタN8、N11およびN12を含
む。トランジスタN8は、図1に示されたトランジスタ
N8と同様な接続状態を持つ。トランジスタN10は、
そのドレイン端子が増幅線BLCに接続され、そのソ−
ス端子がプリチャ−ジ電位VBLが供給される配線に接
続されている。同様に、トランジスタN12は、そのド
レイン端子が他方の増幅線BBLCに接続され、そのソ
−ス端子がプリチャ−ジ電位VBLが供給される配線に
接続されている。
ャネル型トランジスタN8、N11およびN12を含
む。トランジスタN8は、図1に示されたトランジスタ
N8と同様な接続状態を持つ。トランジスタN10は、
そのドレイン端子が増幅線BLCに接続され、そのソ−
ス端子がプリチャ−ジ電位VBLが供給される配線に接
続されている。同様に、トランジスタN12は、そのド
レイン端子が他方の増幅線BBLCに接続され、そのソ
−ス端子がプリチャ−ジ電位VBLが供給される配線に
接続されている。
【0063】これら3つのトランジスタN8、N11お
よびN12のゲ−ト端子は互いに共通に結合され、この
共通ノ−ドには、DRAMのプリチャ−ジ期間にハイレ
ベルとなるプリチャ−ジ信号EQLが供給されるように
している。
よびN12のゲ−ト端子は互いに共通に結合され、この
共通ノ−ドには、DRAMのプリチャ−ジ期間にハイレ
ベルとなるプリチャ−ジ信号EQLが供給されるように
している。
【0064】図7は、図6に示すDRAMがアクティブ
期間からプリチャ−ジ期間に移行する時の動作波形図で
ある。図7に示すように、増幅線BLC、BBLC双方
の電位は、イコライザ26´から電位VBLの供給を受
けるため、増幅線対のイコライズが完了した時点で、V
BLレベルとなる。
期間からプリチャ−ジ期間に移行する時の動作波形図で
ある。図7に示すように、増幅線BLC、BBLC双方
の電位は、イコライザ26´から電位VBLの供給を受
けるため、増幅線対のイコライズが完了した時点で、V
BLレベルとなる。
【0065】この第2の実施例に係るDRAMでは、第
1の実施例に係るDRAMと同様に、イコライズ時間T
eを短縮できる効果が得られる他、次のような効果を得
ることができる。
1の実施例に係るDRAMと同様に、イコライズ時間T
eを短縮できる効果が得られる他、次のような効果を得
ることができる。
【0066】第1の実施例に係るDRAMでは、増幅線
対BLC、BBLCの電位をプリチャ−ジ電位VBLと
するために、φtゲ−ト18を介してビット線対イコラ
イザ14から電位VBLの供給を受けている。この点、
第2の実施例に係るDRAMでは、増幅線対イコライザ
26´自体が、増幅線対BLC、BBLCに電位VBL
を供給できるために、ビット線対イコライザ14から電
位VBLが供給されなくても、増幅線対BLC、BBL
Cの電位をプリチャ−ジ電位VBLにできる。このた
め、φtゲ−ト18を、プリチャ−ジ期間中に制御する
ことが可能となる。例えばφtゲ−ト18のゲ−ト端子
に、常時、電位VCCを供給するのではなく、プリチャ
−ジ期間中に、GNDレベルの電位を供給することで、
φtゲ−ト18をオフさせることが可能となる。このた
め、回路設計の自由度が増す。
対BLC、BBLCの電位をプリチャ−ジ電位VBLと
するために、φtゲ−ト18を介してビット線対イコラ
イザ14から電位VBLの供給を受けている。この点、
第2の実施例に係るDRAMでは、増幅線対イコライザ
26´自体が、増幅線対BLC、BBLCに電位VBL
を供給できるために、ビット線対イコライザ14から電
位VBLが供給されなくても、増幅線対BLC、BBL
Cの電位をプリチャ−ジ電位VBLにできる。このた
め、φtゲ−ト18を、プリチャ−ジ期間中に制御する
ことが可能となる。例えばφtゲ−ト18のゲ−ト端子
に、常時、電位VCCを供給するのではなく、プリチャ
−ジ期間中に、GNDレベルの電位を供給することで、
φtゲ−ト18をオフさせることが可能となる。このた
め、回路設計の自由度が増す。
【0067】現在、DRAMは、システム的に、多種多
様なものに細分化されるが、回路設計の自由度が増すこ
とは、多種多様に細分化されたDRAMにおいて、この
発明を応用できるDRAMの範囲が広がることにつなが
る。
様なものに細分化されるが、回路設計の自由度が増すこ
とは、多種多様に細分化されたDRAMにおいて、この
発明を応用できるDRAMの範囲が広がることにつなが
る。
【0068】尚、イコライザ26´が含むトランジスタ
N11、N12についても、トランジスタN8と同様
に、さほどの電流駆動能力が要求されない。このため
に、トランジスタN11、N12のゲ−ト幅を、増幅線
対の配線容量に見合った電流駆動能力が得られる程度に
設定することで、素子パタ−ン分の増加を、最小限に抑
えることができる。例えばイコライザ26´が含むトラ
ンジスタN11、N12のゲ−ト幅はそれぞれ、イコラ
イザ14が含むトランジスタN6、N7のゲ−ト幅よ
り、小さくて良い。
N11、N12についても、トランジスタN8と同様
に、さほどの電流駆動能力が要求されない。このため
に、トランジスタN11、N12のゲ−ト幅を、増幅線
対の配線容量に見合った電流駆動能力が得られる程度に
設定することで、素子パタ−ン分の増加を、最小限に抑
えることができる。例えばイコライザ26´が含むトラ
ンジスタN11、N12のゲ−ト幅はそれぞれ、イコラ
イザ14が含むトランジスタN6、N7のゲ−ト幅よ
り、小さくて良い。
【0069】次に、この発明の第3の実施例に係るDR
AMについて説明する。図8は、この発明の第3の実施
例に係るDRAMの構成図である。第3の実施例に係る
DRAMは、図8に示すように、第2の実施例に係るD
RAMにより説明した増幅線対イコライザ26´を用い
ることで、この発明を、所謂シェア−ドセンスアンプ方
式DRAMに応用した時の具体例である。
AMについて説明する。図8は、この発明の第3の実施
例に係るDRAMの構成図である。第3の実施例に係る
DRAMは、図8に示すように、第2の実施例に係るD
RAMにより説明した増幅線対イコライザ26´を用い
ることで、この発明を、所謂シェア−ドセンスアンプ方
式DRAMに応用した時の具体例である。
【0070】シェア−ドセンスアンプ方式DRAMは、
概略的に複数のメモリセルアレイで、1つのセンスアン
プを共通に使用し、回路数の削減を達成しようとするも
のである。
概略的に複数のメモリセルアレイで、1つのセンスアン
プを共通に使用し、回路数の削減を達成しようとするも
のである。
【0071】シェア−ドセンスアンプ方式DRAMで
は、1つのセンスアンプを共通使用するために、第1の
メモリセルアレイと共通センスアンプとの間、並びに他
の第2のメモリセルアレイと共通のセンスアンプとの間
それぞれに、接続スイッチが設けられる。これらの接続
スイッチは、デ−タの読み出し、書き込み時には、同時
にオンすることがないように制御され、例えば交互に第
1、第2のメモリセルアレイのいずれか一方のみを、共
通のセンスアンプに電気的に接続させる。
は、1つのセンスアンプを共通使用するために、第1の
メモリセルアレイと共通センスアンプとの間、並びに他
の第2のメモリセルアレイと共通のセンスアンプとの間
それぞれに、接続スイッチが設けられる。これらの接続
スイッチは、デ−タの読み出し、書き込み時には、同時
にオンすることがないように制御され、例えば交互に第
1、第2のメモリセルアレイのいずれか一方のみを、共
通のセンスアンプに電気的に接続させる。
【0072】この発明の実施例に係るDRAMではφt
ゲ−ト18を有している。このφtゲ−ト18を利用し
て、メモリセルアレイをセンスアンプから電気的に切り
離す時、そのゲ−トにGNDレベルの電位を供給するな
どして、オン/オフ制御できるようにする。即ち、φt
ゲ−ト18へ、メモリセルアレイ選択信号を供給するこ
とで、シェア−ドセンスアンプ方式DRAMに必要な接
続スイッチが得られる。
ゲ−ト18を有している。このφtゲ−ト18を利用し
て、メモリセルアレイをセンスアンプから電気的に切り
離す時、そのゲ−トにGNDレベルの電位を供給するな
どして、オン/オフ制御できるようにする。即ち、φt
ゲ−ト18へ、メモリセルアレイ選択信号を供給するこ
とで、シェア−ドセンスアンプ方式DRAMに必要な接
続スイッチが得られる。
【0073】図8に示すように、この実施例では、第1
のメモリセルアレイ10Aに付属する周辺回路、および
第2のメモリセルアレイ10Bに付属する周辺回路のう
ち、センス回路20、増幅線対イコライザ26´、およ
びカラムゲ−ト22を、共通に用い、共通回路28とし
ている。
のメモリセルアレイ10Aに付属する周辺回路、および
第2のメモリセルアレイ10Bに付属する周辺回路のう
ち、センス回路20、増幅線対イコライザ26´、およ
びカラムゲ−ト22を、共通に用い、共通回路28とし
ている。
【0074】さらに共通回路28内には、アレイ10A
およびアレイ10Bで共通に使用される増幅線対BL
C、BBLCが含まれている。共通増幅線対BLC、B
BLCの一端は、第1のφtゲ−ト18Aを介して第1
のビット線対BLA、BBLAに接続される、また、そ
の他端は、第2のφtゲ−ト18Bを介して第1のビッ
ト線対BLB、BBLBに接続される。第1のφtゲ−
ト18Aにはアレイ選択信号φtAが供給され、また、
第2のφtゲ−ト18Bにはアレイ選択信号φtBが供
給される。φtゲ−ト18A、18Bはそれぞれ、少な
くともデ−タの読み出し、書き込み時には、同時にオン
しないように信号φtA、φtBによって制御される。
DQ線対12は、カラムゲ−ト22を介して、共通増幅
線対BLC、BBLCに接続されている。
およびアレイ10Bで共通に使用される増幅線対BL
C、BBLCが含まれている。共通増幅線対BLC、B
BLCの一端は、第1のφtゲ−ト18Aを介して第1
のビット線対BLA、BBLAに接続される、また、そ
の他端は、第2のφtゲ−ト18Bを介して第1のビッ
ト線対BLB、BBLBに接続される。第1のφtゲ−
ト18Aにはアレイ選択信号φtAが供給され、また、
第2のφtゲ−ト18Bにはアレイ選択信号φtBが供
給される。φtゲ−ト18A、18Bはそれぞれ、少な
くともデ−タの読み出し、書き込み時には、同時にオン
しないように信号φtA、φtBによって制御される。
DQ線対12は、カラムゲ−ト22を介して、共通増幅
線対BLC、BBLCに接続されている。
【0075】尚、ビット線対イコライザ14A、14
B、リストア回路16A、16B、センス回路20それ
ぞれの回路構成については、図1に示したDRAMと同
様の構成である。
B、リストア回路16A、16B、センス回路20それ
ぞれの回路構成については、図1に示したDRAMと同
様の構成である。
【0076】このように、この発明は、シェア−ドセン
スアンプ方式DRAMにも応用が可能である。また、こ
の実施例に係るDRAMでは、アレイ10Aおよびアレ
イ10Bで共通とされた増幅線対BLC、BBLCを、
独自にイコライズし、かつ独自にプリチャ−ジ電位とす
ることができるイコライザ26´を有するため、次のよ
うな、効果を得ることができる。
スアンプ方式DRAMにも応用が可能である。また、こ
の実施例に係るDRAMでは、アレイ10Aおよびアレ
イ10Bで共通とされた増幅線対BLC、BBLCを、
独自にイコライズし、かつ独自にプリチャ−ジ電位とす
ることができるイコライザ26´を有するため、次のよ
うな、効果を得ることができる。
【0077】例えば第3の実施例に係るDRAMから、
イコライザ26´を除去したDRAMを仮定する。この
場合、共通増幅線対BLC、BBLCをイコライズする
ためには、φtゲ−ト18Aおよびφtゲ−ト18Bの
いずれか一方を導通させ、ビット線対イコライザ14A
あるいは14Bのいずれかを用いて、共通増幅線BLC
とBBLCとを短絡させなければならない。このため、
プリチャ−ジ期間中、φtゲ−ト18Aおよび18Bの
いずれかを導通させておく必要がある。このような制御
方式であると、アクティブ期間に移行させる際、φtゲ
−ト18Aと18Bとの間で、オン/オフの切り替えを
行う必要性がでてくる。例えばプリチャ−ジ期間中φt
ゲ−ト18Aを導通させておき、これに続くアクティブ
期間では、アレイ10Bを選択したためにφtゲ−ト1
8Aをオフさせ、φtゲ−ト18Bを導通させる場合な
どである。このようなφtゲ−ト18Aと18Bとの間
でのオン/オフの切り替えは、プリチャ−ジ期間からア
クティブ期間への移行という限られた時間内で行う必要
があるので、時間的な余裕がなく、制御が難しい。
イコライザ26´を除去したDRAMを仮定する。この
場合、共通増幅線対BLC、BBLCをイコライズする
ためには、φtゲ−ト18Aおよびφtゲ−ト18Bの
いずれか一方を導通させ、ビット線対イコライザ14A
あるいは14Bのいずれかを用いて、共通増幅線BLC
とBBLCとを短絡させなければならない。このため、
プリチャ−ジ期間中、φtゲ−ト18Aおよび18Bの
いずれかを導通させておく必要がある。このような制御
方式であると、アクティブ期間に移行させる際、φtゲ
−ト18Aと18Bとの間で、オン/オフの切り替えを
行う必要性がでてくる。例えばプリチャ−ジ期間中φt
ゲ−ト18Aを導通させておき、これに続くアクティブ
期間では、アレイ10Bを選択したためにφtゲ−ト1
8Aをオフさせ、φtゲ−ト18Bを導通させる場合な
どである。このようなφtゲ−ト18Aと18Bとの間
でのオン/オフの切り替えは、プリチャ−ジ期間からア
クティブ期間への移行という限られた時間内で行う必要
があるので、時間的な余裕がなく、制御が難しい。
【0078】この点、第3の実施例に係るDRAMで
は、φtゲ−ト18A、18Bがともにオフさせた状態
で、共通増幅線対BLC、BBLCをイコライズするこ
とができる。このため、上記のような切り替え制御は必
要とせず、選択すべきアレイ側のφtゲ−ト18を導通
させるだけで済む。従って、上記の制御方式よりは、φ
tゲ−トの制御が簡単となり、時間的な余裕も生ずる。
は、φtゲ−ト18A、18Bがともにオフさせた状態
で、共通増幅線対BLC、BBLCをイコライズするこ
とができる。このため、上記のような切り替え制御は必
要とせず、選択すべきアレイ側のφtゲ−ト18を導通
させるだけで済む。従って、上記の制御方式よりは、φ
tゲ−トの制御が簡単となり、時間的な余裕も生ずる。
【0079】また、φtゲ−ト18A、18Bをプリチ
ャ−ジ期間中にともにオフさせることで、共通増幅線対
BLC、BBLCを、第1のビット線対BLA、BBL
A、並びに第2のビット線対BLB、BBLBから電気
的に切り離すことができる。このため、アレイ選択前
に、デ−タが、第1のビット線対BLA、BBLA、あ
るいは第2のビット線対BLB、BBLBまで出てきて
しまったとしても、共通増幅線対BLC、BBLCに伝
わることはない。このため、回路動作マ−ジンも向上す
る。
ャ−ジ期間中にともにオフさせることで、共通増幅線対
BLC、BBLCを、第1のビット線対BLA、BBL
A、並びに第2のビット線対BLB、BBLBから電気
的に切り離すことができる。このため、アレイ選択前
に、デ−タが、第1のビット線対BLA、BBLA、あ
るいは第2のビット線対BLB、BBLBまで出てきて
しまったとしても、共通増幅線対BLC、BBLCに伝
わることはない。このため、回路動作マ−ジンも向上す
る。
【0080】また、この点を利用し、デ−タの読み出し
を高速化するために、アレイ選択前に、あらかじめデ−
タを、第1のビット線対BLA、BBLAおよび第2の
ビット線対BLB、BBLBまでそれぞれ読み出してお
く、などの回路設計も可能である。
を高速化するために、アレイ選択前に、あらかじめデ−
タを、第1のビット線対BLA、BBLAおよび第2の
ビット線対BLB、BBLBまでそれぞれ読み出してお
く、などの回路設計も可能である。
【0081】次に、この発明の第4の実施例に係るDR
AMについて説明する。図9は、この発明の第4の実施
例に係るDRAMの構成図である。図9に示すように、
増幅線対イコライザ26´を、センス回路20とφtゲ
−ト18との間に設けるようにしても良い。また、図9
に示すDRAMにおいて、増幅線対イコライザ26´
を、図1に示したような増幅線対BLC、BBLC間を
短絡させるだけのイコライザ26に変えても良い。
AMについて説明する。図9は、この発明の第4の実施
例に係るDRAMの構成図である。図9に示すように、
増幅線対イコライザ26´を、センス回路20とφtゲ
−ト18との間に設けるようにしても良い。また、図9
に示すDRAMにおいて、増幅線対イコライザ26´
を、図1に示したような増幅線対BLC、BBLC間を
短絡させるだけのイコライザ26に変えても良い。
【0082】上記第1〜第4の実施例に係るDRAMで
あると、増幅線対BLC、BBLCをイコライズするた
めのイコライザを設けることで、アクティブ期間からプ
リチャ−ジ期間に移行する時間(イコライズ時間)Te
を短縮することができる。よって、動作の高速化が可能
である。また、今後、さらに進展すると考えられるサイ
クルタイムの短縮、という技術にも貢献できる。
あると、増幅線対BLC、BBLCをイコライズするた
めのイコライザを設けることで、アクティブ期間からプ
リチャ−ジ期間に移行する時間(イコライズ時間)Te
を短縮することができる。よって、動作の高速化が可能
である。また、今後、さらに進展すると考えられるサイ
クルタイムの短縮、という技術にも貢献できる。
【0083】また、第1の実施例に係るDRAMである
と、トランジスタを1つ付加するだけで良いので、素子
数の増加を最小限とできる。さらに素子パタ−ン分の増
加についても、トランジスタN3、N4のゲ−ト幅や、
トランジスタN8のゲ−ト幅を絞り込み、φtゲ−ト1
8、並びにイコライザ26の素子パタ−ンをそれぞれ小
さくすることで、最小限にできる。
と、トランジスタを1つ付加するだけで良いので、素子
数の増加を最小限とできる。さらに素子パタ−ン分の増
加についても、トランジスタN3、N4のゲ−ト幅や、
トランジスタN8のゲ−ト幅を絞り込み、φtゲ−ト1
8、並びにイコライザ26の素子パタ−ンをそれぞれ小
さくすることで、最小限にできる。
【0084】また、第2、第3の実施例に係るDRAM
であると、増幅線対イコライザが、プリチャ−ジ電位V
BLを供給できるために、増幅線対BLC、BBLCの
最終的なイコライズレベルを、ビット線対イコライザに
頼る必要が無くなる。この結果、プリチャ−ジ期間中に
φtゲ−トをオフさせておくなどの技術が可能となり、
回路設計の自由度が増す。特にプリチャ−ジ期間中にφ
tゲ−トをオフさせ、ビット線対BL、BBLと増幅線
対BLC、BBLCとを、電気的に切り離しておくこと
で回路動作マ−ジンの拡大など、有用な効果を得ること
ができる。
であると、増幅線対イコライザが、プリチャ−ジ電位V
BLを供給できるために、増幅線対BLC、BBLCの
最終的なイコライズレベルを、ビット線対イコライザに
頼る必要が無くなる。この結果、プリチャ−ジ期間中に
φtゲ−トをオフさせておくなどの技術が可能となり、
回路設計の自由度が増す。特にプリチャ−ジ期間中にφ
tゲ−トをオフさせ、ビット線対BL、BBLと増幅線
対BLC、BBLCとを、電気的に切り離しておくこと
で回路動作マ−ジンの拡大など、有用な効果を得ること
ができる。
【0085】さらに、第1〜第4の実施例に係るDRA
Mであると、増幅線対イコライザ26を設けたことで、
ビット線対BL、BBLよりも、先に増幅線対BLC、
BBLCがイコライズレベルに到達するという特徴的な
動作を行う。この特徴的な動作によって、次のような効
果も得られるようになってきた。
Mであると、増幅線対イコライザ26を設けたことで、
ビット線対BL、BBLよりも、先に増幅線対BLC、
BBLCがイコライズレベルに到達するという特徴的な
動作を行う。この特徴的な動作によって、次のような効
果も得られるようになってきた。
【0086】図10は、この発明に係るDRAMにおけ
るアクティブ期間からプリチャ−ジ期間へ移行する時の
カラムデ−タ線対の電位変化を示す図である。図10に
示すように、この発明に係るDRAMでは、ビット線対
BL、BBLよりも、先に増幅線対BLC、BBLCが
プリチャ−ジ電位VBLに到達する。これによって、ビ
ット線対BL、BBLのプリチャ−ジ電位VBLへの収
束していく速度が高まる。
るアクティブ期間からプリチャ−ジ期間へ移行する時の
カラムデ−タ線対の電位変化を示す図である。図10に
示すように、この発明に係るDRAMでは、ビット線対
BL、BBLよりも、先に増幅線対BLC、BBLCが
プリチャ−ジ電位VBLに到達する。これによって、ビ
ット線対BL、BBLのプリチャ−ジ電位VBLへの収
束していく速度が高まる。
【0087】図10に示す時刻t1は、イコライズが開
始される時刻であり、ビット線対BL、BBLおよび増
幅線対BLC、BBLCの電位はそれぞれ、同時に電位
VBLに向けて収束しだす。この後、時刻t2におい
て、増幅線対BLC、BBLCが電位VBLに到達す
る。この時刻t2あたりから、ビット線対BL、BBL
の電位VBLへの収束速度が顕著に高まる。この原因と
しては、ビット線対BL、BBLの電位が、増幅線対B
LC、BBLCの電位と容量結合し、電位VBLに引か
れていくこと、並びにφtゲ−トを導通させたままの時
には、これを介して、ビット線対BL、BBLに電位V
BLが供給されること、が考えられる。
始される時刻であり、ビット線対BL、BBLおよび増
幅線対BLC、BBLCの電位はそれぞれ、同時に電位
VBLに向けて収束しだす。この後、時刻t2におい
て、増幅線対BLC、BBLCが電位VBLに到達す
る。この時刻t2あたりから、ビット線対BL、BBL
の電位VBLへの収束速度が顕著に高まる。この原因と
しては、ビット線対BL、BBLの電位が、増幅線対B
LC、BBLCの電位と容量結合し、電位VBLに引か
れていくこと、並びにφtゲ−トを導通させたままの時
には、これを介して、ビット線対BL、BBLに電位V
BLが供給されること、が考えられる。
【0088】尚、図10には、破線Iが示されている
が、このI線は、上記の作用を考慮しなかった場合に推
測されるビット線対BL、BBLの電位変化を示すもの
である。このI線と実際の電位変化を示す線とを比較す
ると明確なように、実際の電位変化の方が、電位VBL
に到達するまでΔtだけ早まる。
が、このI線は、上記の作用を考慮しなかった場合に推
測されるビット線対BL、BBLの電位変化を示すもの
である。このI線と実際の電位変化を示す線とを比較す
ると明確なように、実際の電位変化の方が、電位VBL
に到達するまでΔtだけ早まる。
【0089】従って、ビット線対BL、BBLよりも先
に、増幅線対BLC、BBLCの電位を電位VBLとす
ることでも、イコライズ時間を短縮することができる。
また、この発明は、次のような変形も可能である。
に、増幅線対BLC、BBLCの電位を電位VBLとす
ることでも、イコライズ時間を短縮することができる。
また、この発明は、次のような変形も可能である。
【0090】φtゲ−ト18を、トランジスタに変え、
他の高抵抗素子、例えばシリコン基板中に形成された不
純物拡散層抵抗や、シリコン基板上に形成されたポリシ
リコン膜などによる抵抗部材としても良い。このように
しても、カラムデ−タ線対を、メモリセル側のビット線
対、並びにカラムゲ−ト側のセルデ−タ増幅線対それぞ
れに容量分割することができる。
他の高抵抗素子、例えばシリコン基板中に形成された不
純物拡散層抵抗や、シリコン基板上に形成されたポリシ
リコン膜などによる抵抗部材としても良い。このように
しても、カラムデ−タ線対を、メモリセル側のビット線
対、並びにカラムゲ−ト側のセルデ−タ増幅線対それぞ
れに容量分割することができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、イコライズ時間を短縮できる半導体記憶装置を提供
できる。
ば、イコライズ時間を短縮できる半導体記憶装置を提供
できる。
【図1】図1はこの発明の第1の実施例に係るDRAM
の構成図。
の構成図。
【図2】図2はこの発明の第1の実施例に係るDRAM
の動作サイクルを説明するための図。
の動作サイクルを説明するための図。
【図3】図3はこの発明の第1の実施例に係るDRAM
の動作波形図。
の動作波形図。
【図4】図4はこの発明の第1の実施例に係るDRAM
の配線容量を説明するための図。
の配線容量を説明するための図。
【図5】図5はこの発明の第1の実施例に係るDRAM
の動作タイミングと従来のDRAMの動作タイミングと
を比較するための図で、(a)図は従来のDRAMの動
作タイミングを示す図、(b)図は第1の実施例に係る
DRAMの動作タイミングを示す図。
の動作タイミングと従来のDRAMの動作タイミングと
を比較するための図で、(a)図は従来のDRAMの動
作タイミングを示す図、(b)図は第1の実施例に係る
DRAMの動作タイミングを示す図。
【図6】図6はこの発明の第2の実施例に係るDRAM
の構成図。
の構成図。
【図7】図7はこの発明の第2の実施例に係るDRAM
の動作波形図。
の動作波形図。
【図8】図8はこの発明の第3の実施例に係るDRAM
の構成図。
の構成図。
【図9】図9はこの発明の第4の実施例に係るDRAM
の主要部分の構成図。
の主要部分の構成図。
【図10】図10はこの発明に係るDRAMにおけるカラ
ムデ−タ線対の電位変化を示す図。
ムデ−タ線対の電位変化を示す図。
【図11】図11は従来のDRAMの構成図。
【図12】図12は従来のDRAMの動作波形図。
【図13】図13は図11に示すトランジスタN2の断面
図。
図。
10,10A,10B…メモリセルアレイ、12…入/
出力線(DQ線)対、14…ビット線対イコライザ、1
6…リストア回路、18,18A,18B…φtゲ−
ト、20…センス回路、22…カラムゲ−ト、24…メ
モリセル、26…増幅線対イコライザ。
出力線(DQ線)対、14…ビット線対イコライザ、1
6…リストア回路、18,18A,18B…φtゲ−
ト、20…センス回路、22…カラムゲ−ト、24…メ
モリセル、26…増幅線対イコライザ。
Claims (10)
- 【請求項1】 第1のメモリセルが接続された第1のビ
ット線と、 前記第1のメモリセルとは異なる第2のメモリセルが接
続され、前記第1のビット線と対をなす第2のビット線
と、 前記第1のビット線に電流通路の一端が接続された第1
の高抵抗素子と、 前記第2のビット線に電流通路の一端が接続された第2
の高抵抗素子と、 前記第1の高抵抗素子の電流通路の他端に一端が接続さ
れた第1のセルデ−タ増幅線と、 前記第2の高抵抗素子の電流通路の他端に一端が接続さ
れ、前記第1のセルデ−タ増幅線と対をなす第2のセル
デ−タ増幅線と、 前記第1のセルデ−タ増幅線の他端に電気的に結合され
た第1のセルデ−タ入出力線と、 前記第2のセルデ−タ増幅線の他端に電気的に結合さ
れ、前記第2のセルデ−タ入出力線と対をなす第2のセ
ルデ−タ入出力線とを具備し、 前記第1のセルデ−タ増幅線および前記第2のセルデ−
タ増幅線それぞれの電位を初期化するためのセルデ−タ
増幅線初期化手段をさらに具備することを特徴とする半
導体記憶装置。 - 【請求項2】 前記初期化手段に加え、さらに前記第1
のビット線および前記第2のビット線それぞれの電位状
態を初期化するためのビット線初期化手段を具備するこ
とを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項3】 前記第1、第2の高抵抗素子の抵抗体
は、絶縁ゲ−ト型FETのソ−ス〜ドレイン間抵抗、半
導体基板中に形成された拡散層抵抗、および半導体基板
上に形成された抵抗部材のいずれか一つから選ばれるこ
とを特徴とする請求項1あるいは請求項2いずれか一項
に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項4】 前記第1、第2の高抵抗素子は絶縁ゲ−
ト型FETであり、デ−タの読み出し動作および書き込
み動作中、前記絶縁ゲ−ト型FETの電流通路の一端〜
他端間が導通されることを特徴とする請求項1あるいは
請求項2いずれか一項に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項5】 前記セルデ−タ増幅線初期化手段は、セ
ルデ−タ増幅線対のプリチャ−ジ期間中、少なくとも1
度は、前記第1、第2のセルデ−タ増幅線どうしを短絡
させることを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか
一項に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項6】 前記セルデ−タ増幅線初期化手段は、少
なくとも一つの絶縁ゲ−ト型FETからなり、この少な
くとも一つの絶縁ゲ−ト型FETは、その電流通路の一
端が前記第1のセルデ−タ増幅線に接続され、その電流
通路の他端が前記第2のセルデ−タ増幅線に接続され、
プリチャ−ジ期間中、そのゲ−トに少なくとも1度は、
前記FETを導通させるための信号が供給されることを
特徴とする請求項5に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項7】 カラムデ−タ線対と、 このカラムデ−タ線対を、メモリセル側のビット線対、
並びにカラムゲ−ト側のセルデ−タ増幅線対それぞれに
容量分割するための分割手段とを具備し、 前記容量分割された増幅線対のイコライズ完了に要する
時間を、前記ビット線対のイコライズ完了に要する時間
より、短くなるように構成したことを特徴とする半導体
記憶装置。 - 【請求項8】 カラムデ−タ線対と、 このカラムデ−タ線対を、メモリセル側のビット線対、
並びにカラムゲ−ト側のセルデ−タ増幅線対それぞれに
容量分割するための分割手段と、 前記セルデ−タ増幅線対をイコライズするためのイコラ
イズ回路とを具備することを特徴とする半導体記憶装
置。 - 【請求項9】 第1のメモリセルアレイと、 第2のメモリセルアレイと、 一端を、前記第1のメモリセルアレイのメモリセルに接
続した第1のビット線対と、 一端を、前記第2のメモリセルアレイのメモリセルに接
続した第2のビット線対と、 前記第1のビット線対の他端に接続された第1の接続ス
イッチと、 前記第2のビット線対の他端に接続された第2の接続ス
イッチと、 前記第1の接続スイッチと前記第2の接続スイッチとを
互いに接続するセルデ−タ増幅線対と、 前記セルデ−タ増幅線対に、電流通路の一端を接続した
カラム選択スイッチと、 前記セルデ−タ増幅線対をイ
コライズするためのイコライズ回路とを具備することを
特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項10】 前記第1、第2の接続スイッチを、少
なくともセルデ−タ増幅線対のイコライズ時間中ともに
オフさせておくように構成したことを特徴とする請求項
9に記載の半導体記憶装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6119074A JPH07326192A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 半導体記憶装置 |
KR1019950014089A KR100207970B1 (ko) | 1994-05-31 | 1995-05-31 | 반도체 기억장치 |
TW084106074A TW276360B (ja) | 1994-05-31 | 1995-06-14 | |
US08/768,556 US5757707A (en) | 1994-05-31 | 1996-12-18 | Semiconductor memory device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6119074A JPH07326192A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 半導体記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07326192A true JPH07326192A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=14752242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6119074A Pending JPH07326192A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 半導体記憶装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5757707A (ja) |
JP (1) | JPH07326192A (ja) |
KR (1) | KR100207970B1 (ja) |
TW (1) | TW276360B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010157919A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 半導体集積回路,データ転送システムおよびデータ転送方法 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3085241B2 (ja) * | 1997-04-11 | 2000-09-04 | 日本電気株式会社 | 半導体記憶装置 |
JPH10308100A (ja) * | 1997-05-06 | 1998-11-17 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体記憶装置 |
JP4226686B2 (ja) * | 1998-05-07 | 2009-02-18 | 株式会社東芝 | 半導体メモリシステム及び半導体メモリのアクセス制御方法及び半導体メモリ |
US6275435B1 (en) | 1999-03-31 | 2001-08-14 | Vanguard International Semiconductor Corp. | Bi-directional sense amplifier stage for memory datapath |
US6115308A (en) * | 1999-06-17 | 2000-09-05 | International Business Machines Corporation | Sense amplifier and method of using the same with pipelined read, restore and write operations |
KR20030037263A (ko) * | 2000-07-07 | 2003-05-12 | 모사이드 테크놀로지스 인코포레이티드 | 한 쌍의 신호라인 사이에서 신호 등화를 가속화하는 방법및 장치 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0646513B2 (ja) * | 1989-07-12 | 1994-06-15 | 株式会社東芝 | 半導体記憶装置のデータ読出回路 |
DE69122293T2 (de) * | 1990-04-27 | 1997-04-24 | Nippon Electric Co | Halbleiterspeicheranordnung |
JPH04186593A (ja) * | 1990-11-21 | 1992-07-03 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体記憶装置 |
JP2672721B2 (ja) * | 1991-05-27 | 1997-11-05 | 株式会社東芝 | センスアンプ回路 |
JP2876830B2 (ja) * | 1991-06-27 | 1999-03-31 | 日本電気株式会社 | 半導体記憶装置 |
JPH0612604A (ja) * | 1992-06-29 | 1994-01-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁界発生装置 |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP6119074A patent/JPH07326192A/ja active Pending
-
1995
- 1995-05-31 KR KR1019950014089A patent/KR100207970B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1995-06-14 TW TW084106074A patent/TW276360B/zh active
-
1996
- 1996-12-18 US US08/768,556 patent/US5757707A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010157919A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 半導体集積回路,データ転送システムおよびデータ転送方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR950034793A (ko) | 1995-12-28 |
TW276360B (ja) | 1996-05-21 |
US5757707A (en) | 1998-05-26 |
KR100207970B1 (ko) | 1999-07-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040720 |