JPH09245476A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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Publication number
JPH09245476A
JPH09245476A JP8047282A JP4728296A JPH09245476A JP H09245476 A JPH09245476 A JP H09245476A JP 8047282 A JP8047282 A JP 8047282A JP 4728296 A JP4728296 A JP 4728296A JP H09245476 A JPH09245476 A JP H09245476A
Authority
JP
Japan
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output
data
boosted voltage
signal
circuit
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8047282A
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English (en)
Inventor
Seiji Sawada
誠二 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力用昇圧電源発生回路の消費電流を低減し
かつ安定に出力用昇圧電源を最適な電荷供給力で供給す
る。 【解決手段】 出力バッファ回路(128)に含まれる
Hレベルデータ出力用トランジスタを駆動するために利
用される昇圧電源VPPOを出力するVPPO発生回路
(132)は、VPPO制御回路130により、データ
読出動作時においてのみ活性状態とされる。必要なとき
のみVPPO発生回路を動作させることにより、この回
路における消費電力を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体記憶装置に
関し、特に、読出データの電圧振幅損失をなくすために
データ出力回路に対し昇圧電圧を供給する出力用昇圧電
源発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図19は、半導体記憶装置における従来
のデータ出力回路の構成を示す図である。図19におい
て、データ出力回路は、内部読出データRDを反転する
インバータ1と、内部読出データRDとデータ読出動作
指示信号としての出力イネーブル信号OEMとを受ける
NAND回路2と、インバータ1の出力信号と出力イネ
ーブル信号OEMを受けるNAND回路3と、昇圧ノー
ド4上の昇圧電圧VPPOを一方動作電源電圧として動
作し、NAND回路2の出力信号RDiの電圧振幅を拡
大するためのレベル変換器5と、NAND回路3の出力
信号を反転するインバータ6と、電源ノード7と出力ノ
ード8の間に結合され、レベル変換器5の出力信号RD
jがHレベルのときに導通して、出力ノード8を電源電
圧VCCレベルへ駆動するnチャネルMOSトランジス
タ9と、出力ノード8と接地ノードとの間に結合され、
インバータ6の出力信号に応答して導通して出力ノード
8を接地電位レベルへ放電するnチャネルMOSトラン
ジスタ10を含む。
【0003】昇圧ノード4へ与えられる昇圧電圧VPP
Oは、電源ノード7上の電源電圧VCCよりも高い電圧
レベルである。このレベル変換器5は、NAND回路2
の出力信号RDiを反転しかつこの反転信号のHレベル
を昇圧電圧VPPOレベルに変換する。インバータ1お
よび6ならびにNAND回路2および3は、すべて電源
電圧VCCを一方動作電源電圧として動作する。レベル
変換器5の詳細構成については後に説明する。次に動作
について簡単に説明する。
【0004】出力イネーブル信号OEMがLレベルにあ
るとき、NAND回路2および3の出力信号はともにH
レベルである。レベル変換器5は反転機能を備えてお
り、レベル変換器5の出力信号RDjはLレベルであ
り、またインバータ6の出力信号もLレベルである。し
たがって、この状態においては、MOSトランジスタ9
および10はともにオフ状態にあり、出力ノード8がハ
イインピーダンス状態とされる。
【0005】出力イネーブル信号OEMがHレベルとさ
れると、NAND回路2および3がともにインバータと
して作用し、このデータ出力回路がイネーブルされる。
内部読出データRDがHレベルのときには、NAND回
路2の出力信号RDiが接地電位レベルのLレベルとさ
れ、応じてレベル変換器5の出力信号RDjが、昇圧電
圧VPPOレベルのHレベルとされる。一方、インバー
タ1の出力信号はLレベルであり、NAND回路3の出
力信号はHレベルとなり、応じてインバータ6の出力信
号が接地電位レベルのLレベルとなる。この状態におい
ては、MOSトランジスタ9がオン状態、MOSトラン
ジスタ10がオフ状態となり、出力ノード8は、オン状
態のMOSトランジスタ9を介して電源電位VCCレベ
ルにまで充電され、Hレベルの読出データDQが出力さ
れる。
【0006】一方、内部読出データRDがLレベルのと
きには、インバータ1の出力信号がHレベルとなり、N
AND回路2の出力信号RDiがHレベル、NAND回
路3の出力信号がLレベルとなる。レベル変換器5の出
力信号RDjが接地電位レベルのLレベルとなり、一
方、インバータ6の出力信号は電源電位VCCレベルの
Hレベルとなる。この状態においては、MOSトランジ
スタ9がオフ状態、MOSトランジスタ10がオン状態
となり、出力ノード8は接地電位レベルへとこのMOS
トランジスタ10を介して放電される。
【0007】レベル変換器5を用いてMOSトランジス
タ9のゲートへ与えられる信号RDjのHレベルを昇圧
電圧VPPOレベルとすることにより、このMOSトラ
ンジスタ9におけるしきい値電圧の損失を伴うことな
く、出力ノード8へ電源電圧VCCレベルの電圧を伝達
することができる。放電用のMOSトランジスタ10の
ゲート電圧に対し昇圧が行なわれていないのは、放電用
のMOSトランジスタ10のソースは接地ノードに結合
されており、このMOSトランジスタ10のゲート電位
が電源電圧VCCレベルであっても、出力ノード8は接
地電位レベルへ放電することができるためである。
【0008】図20は、図19に示すレベル変換木5の
構成の一例を示す図である。図20において、レベル変
換器5は、内部読出データRDiを受けるインバータ5
aと、昇圧ノード4と内部ノードNAの間に結合されか
つそのゲートが内部ノードNBに接続されるpチャネル
MOSトランジスタ5bと、内部ノードNAと接地ノー
ドの間に結合され、かつそのゲートにインバータ5aの
出力信号を受けるnチャネルMOSトランジスタ5c
と、昇圧ノード4と内部ノードNBの間に接続され、か
つそのゲートが内部ノードNAに接続されるpチャネル
MOSトランジスタ5dと、内部ノードNBと接地ノー
ドの間に接続されかつそのゲートに内部読出データRD
iを受けるnチャネルMOSトランジスタ5eを含む。
次にこのレベル変換器5の動作について簡単に説明す
る。
【0009】インバータ5aは、電源電圧VCCを一方
動作電源電圧として動作する。内部読出データRDiが
Hレベルのとき、インバータ5aの出力信号はLレベル
となり、MOSトランジスタ5cがオフ状態、MOSト
ランジスタ5eがオン状態となる。内部ノードNBがM
OSトランジスタ5eにより放電され、その電位が低下
すると、応じてMOSトランジスタ5bがオン状態とな
り、ノードNAを充電する。これにより、MOSトラン
ジスタ5dがオフ状態とされ、内部ノードNBは、MO
Sトランジスタ5bを介して接地電位レベルへ放電され
る。
【0010】内部読出データRDiがLレベルのときに
は、インバータ5aの出力信号がHレベルとなり、MO
Sトランジスタ5cがオン状態、MOSトランジスタ5
eがオフ状態となる。この状態においては、内部ノード
NAの電位が、MOSトランジスタ5cの放電により低
下し、MOSトランジスタ5dがオン状態となり、内部
ノードNBの電位を上昇させる。内部ノードNBの電位
上昇に従ってMOSトランジスタ5bがオフ状態とされ
る。したがって、最終的に、内部ノードNAの電位が接
地電位レベルとなり、内部ノードNBの電位が昇圧電圧
VPPOレベルとなる。
【0011】すなわち、内部読出データRDiがHレベ
ルのときには、出力信号RDjは接地電位レベルのLレ
ベルとなり、一方、内部読出データRDiがLレベルの
ときは、出力信号RDjが昇圧電圧VPPOレベルのH
レベルとなる。このレベル変換器5の定常状態において
は、内部ノードNAおよびNBは、接地電位レベルまた
は昇圧電圧VPPOレベルであり、オフ状態とされるべ
きMOSトランジスタは安定状態においては完全にオフ
状態に保持される(ソースおよびゲートの電位が同じと
なるため)。したがって、このレベル変化器5は、CM
OS回路の特徴である低消費電力という特徴を備えてい
る。
【0012】図21は、昇圧電圧VPPOを発生する出
力用昇圧電源発生回路の構成の一例を示す図である。図
21において、出力用昇圧電源発生回路は、所定の周期
で発振を行なって発振信号OSCを出力する発振器12
と、発振器12からの発振信号OSCに応答してチャー
ジポンプ動作を行なうチャージポンプキャパシタ14
と、電源ノード7aと内部ノードNCの間に接続され、
内部ノードNCをプリチャージするダイオード接続され
たnチャネルMOSトランジスタ16と、内部ノードN
Cと出力ノード19の間に接続され、内部ノードNCか
ら出力ノード19へ電荷(正電荷)を供給するダイオー
ド接続されたnチャネルMOSトランジスタ18を含
む。MOSトランジスタ16は、そのゲートおよびドレ
インが電源ノード7aに接続され、MOSトランジスタ
18はそのゲートおよび一方導通ノードが内部ノードN
Cに接続される。電源ノード7aは、図19に示す電源
ノード7と異なる電源ノードであってもよい。また、こ
の電源ノード7aへ与えられる電源電圧VCCは、図1
9に示すデータ出力回路へ与えられる電源電圧VCCと
異なる電圧レベルであってもよい。次に動作について簡
単に説明する。
【0013】今、MOSトランジスタ16および18の
それぞれのしきい値電圧は、Vthであるとする。発振
器12は、常時発振動作を行なっており、所定の周期
で、予め定められたパルス幅を有する発振信号OSCを
繰返し出力する。発振信号OSCがLレベルのときに
は、内部ノードNCは、MOSトランジスタ16によ
り、VCC−Vthの電圧レベルにプリチャージされて
いる。この状態において、内部ノードNCの電位が出力
ノード19の昇圧電圧VPPOよりも低い場合には、M
OSトランジスタ18はオフ状態にある。
【0014】発振器12からの発振信号OSCがHレベ
ルに立上がると、キャパシタ14のチャージポンプ動作
により、ノードNCへ正電荷が注入され、ノードNCの
電位が上昇する。発振信号OSCが、接地電位GNDと
電源電位VCCの間で変化するとき、ノードNCの電位
は、2・VCC−Vthの電位レベルに上昇する。この
ノードNCの電位上昇に従って、MOSトランジスタ1
8が導通し、出力ノード19へ正電荷を供給する。ノー
ドNCの電位が、出力ノード19上の昇圧電圧VPPO
よりもVth高いレベルとなると、MOSトランジスタ
18がオフ状態となる。発振信号OSCが再びLレベル
に立下がり、ノードNCから正電荷が引抜かれても、M
OSトランジスタ16のプリチャージ機能により、ノー
ドNCの電位は、VCC−Vthレベルに復帰する。こ
の動作を繰返すことにより、出力ノード19からの昇圧
電圧VPPOは、最高2・VCC−2・Vthの電位レ
ベルにまで上昇する。
【0015】この図21に示すような、チャージポンプ
キャパシタ14を利用することにより、半導体記憶装置
内部で必要とされる電圧レベルの昇圧電圧を生成するこ
とができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図19に示すように、
データ出力回路は出力イネーブル信号OEMの活性状態
のときのみ動作して出力ノード8の充放電を行なう。す
なわち、データ出力回路において昇圧電圧VPPOが消
費されるのは、Hレベルのデータがデータ出力ノード8
に出力されるときのみである。
【0017】一方、図21に示すように、内部昇圧電源
発生回路(以下、VPPO発生回路称す)は、発振器1
2が常時動作しており、キャパシタ14がチャージポン
プ動作を行なっている。したがって、このVPPO発生
回路は、出力回路が動作せず昇圧電圧VPPOを消費し
ない場合においても動作しており、不必要に動作して、
電力を消費しているという問題がある。
【0018】またデータ書込動作時およびスタンバイ状
態時等においては、昇圧電圧VPPOは全く消費されな
いため、昇圧電圧VPPOの電圧レベルが所定の電圧レ
ベルよりも高くなり、この高い昇圧電圧VPPOの電圧
レベルのために、データ読出時の出力回路の動作特性が
異なり、安定にデータを出力することができなくなると
いう問題があった。たとえば昇圧電圧VPPOの電圧レ
ベルが高くなったとき、図20に示すレベル変換器5に
おいて、その出力信号RDjの電圧レベルをLレベルに
まで低下させるのに要する時間が長くなり、出力ドライ
ブ段のMOSトランジスタ9を完全にオフさせるのに時
間が長くかかる。応じて、データ出力回路において出力
段のMOSトランジスタ9および10がともにオン状態
となる時間が長くなり、電源ノード7から接地ノードへ
流れる貫通電流が多くなり、消費電流が増加し、また出
力ノード8の電位レベルがLレベルにまで低下するのに
時間が長くなるという問題が生じる。
【0019】図22は、マルチビットデータを出力する
半導体記憶装置の出力部の構成を概略的に示す図であ
る。図22において、データ出力ノードQ0〜Qnそれ
ぞれに対し、出力回路15−0〜15−nが設けられ
る。これらの出力ノードQ0〜Qnは、入出力データビ
ットの数に応じて、図示しない外部ピン端子にボンディ
ングワイヤを介して接続される。またこのとき、出力回
路15−0〜15−nも図示しない経路により、選択的
に常時非動作状態とされる。同じ半導体チップにおいて
データ入出力ビットの数を変更することは、たとえば×
8ビット/×4ビット構成などのような半導体記憶装置
において、ボンディングの有無および特定のボンディン
グパッドへの配線の有無またはマスク配線によるプログ
ラムなどにより実現される。
【0020】このような多ビット半導体記憶装置におい
て、出力回路15−0〜15−nに対し共通にVPPO
発生回路20が設けられる。出力回路15−0〜15−
nがすべて動作する場合には、当然このVPPO発生回
路20からの昇圧電圧VPPOに対する消費が大きくな
る。このとき、出力回路15−0〜15−nすべてが動
作するときの電流消費量に併せてVPPO発生回路20
の電荷供給力(チャージポンプ能力)を設定すれば、出
力回路15−0〜15−nの一部の出力回路のみが動作
する場合、すなわち語(ワード)構成においてデータビ
ット数が少なくされる場合、消費電流以上の電荷がVP
PO発生回路20から供給されるために、VPPO発生
回路20は、必要以上の電荷供給能力を有しており、し
たがって不必要に電流を消費しているという問題が生じ
る。一方このVPPO発生回路20の電荷供給力を、出
力回路15−0〜15−nすべてが動作する場合に要求
されるそれよりも小さくすれば、出力回路15−0〜1
5−nがすべて動作する場合、VPPO発生回路20
は、これれらの出力回路15−0〜15−nが使用する
電流を安定に供給することができず、この昇圧電圧VP
POの電圧レベルが低下し、出力回路15−0〜15−
nを安定に動作させることができなくなるという問題が
生じる。
【0021】それゆえ、この発明の目的は、出力用昇圧
電源電圧を低消費電流でかつ安定に供給することのでき
る半導体記憶装置を提供することである。
【0022】この発明の他の目的は、消費電流が制御さ
れた出力用昇圧電源発生回路を備える半導体記憶装置を
提供することである。
【0023】この発明のさらに他の目的は、語構成が切
換えられても安定に最適な消費電流で出力用昇圧電源電
圧を供給することのできる半導体記憶装置を提供するこ
とである。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体記
憶装置は、第1の電源ノードと出力ノードとの間に結合
され、内部読出データに応じて第1の電源ノード上の電
圧レベルの読出データをデータ出力ノードへ出力する出
力ドライブ素子と、第1の電源ノード上の電圧よりも絶
対値の大きな昇圧電圧を一方動作電源電圧として受け、
内部読出データに応答して出力ドライブ素子を駆動する
出力ドライブ段と、データ読出動作指示信号の活性化時
活性化され、チャージポンプ動作により昇圧電圧を発生
して出力ドライブ段へ印加する内部昇圧電圧発生手段を
備える。
【0025】請求項2に係る半導体記憶装置は、請求項
1の装置において、データ読出動作指示信号は、半導体
記憶装置がデータ読出モードに置かれている間活性状態
に維持される。
【0026】請求項3に係る半導体記憶装置は、請求項
1の装置が、さらに、データ読出動作モード指示信号に
応答してデータ読出動作指示信号を活性状態として出力
ドライブ段をイネーブルする制御手段をさらに備える。
【0027】請求項4に係る半導体記憶装置は、さらに
請求項1の装置が、内部読出データの論理の変化を検出
する変化検出手段と、この変化検出手段からの変化検出
とデータ読出動作指示信号の活性状態とに応答して昇圧
電圧発生手段の昇圧電圧発生動作を活性化する手段を備
える。内部昇圧電圧発生手段は、このデータ読出動作指
示信号の活性化時に内部読出データの変化に従って昇圧
電圧発生動作を行なう。
【0028】請求項5に係る半導体記憶装置は、複数の
データ出力ノードと、これら複数のデータ出力ノード各
々に対応して設けられたかつ選択的に有効とされ、デー
タ読出動作時、与えられた内部読出データに従って対応
のデータ出力ノードへ読出データを出力する複数の出力
回路を備える。これら複数の出力回路のうちの有効とさ
れた出力回路は、第1の電源ノード上の電圧と対応の出
力ノードとの間に結合され、対応の出力ノードへ第1の
電源ノード上の電圧を出力するための出力トランジスタ
と、第1の電源ノード上の電圧よりも絶対値の大きな昇
圧電圧を一方動作電源電圧として動作し、データ読出動
作時対応の内部読出データに応じて対応の出力ドライブ
トランジスタをドライブする出力ドライブ段とを含む。
【0029】この請求項5に係る半導体記憶装置は、さ
らに、昇圧電圧を発生して上記複数の出力回路へ伝達す
る内部昇圧電圧発生手段と、複数の出力回路のうち有効
とされる出力回路の数に応じて内部昇圧電圧発生手段の
電荷供給力を調整する手段を備える。
【0030】請求項6に係る半導体記憶装置は請求項5
の装置において、内部昇圧電圧発生手段は、クロック信
号に応答してチャージポンプ動作を行なって昇圧電圧を
発生するチャージポンプを含み、調整手段は、このチャ
ージポンプの電荷供給力を調整する手段を含む。
【0031】請求項7に係る半導体記憶装置は請求項5
の装置において、内部昇圧電圧発生手段が、クロック信
号を発生する手段と、このクロック信号に応答してチャ
ージポンプ動作を行なって内部昇圧を発生するチャージ
ポンプ手段とを含み、調整手段は、クロック信号の周波
数を調整する手段を含む。
【0032】請求項8に係る半導体記憶装置、請求項5
の装置において、内部昇圧電圧発生手段は、複数の出力
ノード各々に対して1以上設けられかつ互いに並列に設
けられる複数の昇圧電圧発生回路を含む。これら複数の
昇圧電圧発生回路の各々の昇圧電圧出力ノードは共通に
接続されて複数の出力回路に結合される。調整手段は、
これら複数の昇圧電圧発生回路の動作状態とされる数
を、有効とされる出力回路の数に応じて調整する手段を
含む。
【0033】請求項1に係る半導体装置においては、デ
ータ読出動作指示信号の活性化時においては、読出デー
タが装置外部へ出力されるため、出力回路が動作し、昇
圧電圧を消費する。この間内部昇圧電圧発生手段を動作
状態とすることにより、内部昇圧電源電圧が消費されて
その電圧レベルが低下する可能性のあるときのみ内部昇
圧電圧発生手段を操作させるため、必要とされるときの
み内部昇圧電圧発生手段が動作し、その消費電流が低減
されかつ安定に内部昇圧電圧を供給することができる。
【0034】請求項5に係る半導体記憶装置に従えば、
データワードの数に応じて、内部昇圧電圧発生手段の電
荷供給力を調整し、消費される電荷量に見合った電荷供
給力を有する内部昇圧電圧発生手段を実現することがで
き、内部昇圧電圧発生手段における不必要な消費電流を
低減することができ、必要とされる最適な電荷供給力を
持って安定に内部昇圧電源電圧を供給することができ
る。
【0035】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、この発明の実施の形態1の半
導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。図
1において、半導体記憶装置は、行および列のマトリク
ス状に配列される複数のメモリセルを有するメモリセル
アレイ100と、アドレス信号ビットA〈m〉〜A
〈0〉をクロック信号CLKに同期して取込み内部アド
レス信号を発生するアドレスバッファ102と、活性化
時このアドレスバッファ102から与えられる内部行ア
ドレス信号をデコードして、メモリセルアレイ100の
アドレス指定された行を選択しかつ選択行上のメモリセ
ルデータの検知および増幅を行なう行選択系回路104
と、活性化時アドレスバッファ102からの内部列アド
レス信号をデコードしメモリセルアレイ100のアドレ
ス指定された列を選択する列選択系回路106を含む。
アドレスバッファ102へは、行アドレス信号および列
アドレス信号が時分割多重で与えられる。
【0036】行選択系回路104は、このアドレスバッ
ファ102から与えられる内部行アドレス信号をデコー
ドする行デコーダ、行デコーダの出力に従って対応の行
(ワード線)を選択状態へ駆動するワード線ドライバ、
およびこの選択ワード線に接続されるメモリセルのデー
タの検知および増幅を行なうセンスアンプを含む。
【0037】列選択系回路106は、アドレスバッファ
102からの内部列アドレス信号をデコードするコラム
デコーダおよびこのコラムデコーダの出力する列選択信
号に従ってメモリセルアレイ100の対応の列を選択
し、内部データ線(I/O線)へ接続するIOゲートを
含む。
【0038】半導体記憶装置は、さらに、クロック信号
CLKに同期して外部から与えられる制御信号ZCS、
ZRAS、ZCASおよびZWEを取込む入力バッファ
回路110と、クロック信号CLKに同期して、入力バ
ッファ回路110から与えられる制御信号の状態に従っ
て指定される内部動作を識別し、その識別された内部動
作を駆動するための制御信号を発生するコマンドデコー
ダ112と、コマンドデコーダ112からの内部動作制
御信号に従って行選択系回路104を活性状態へ駆動す
る行系制御回路114と、コマンドデコーダ112から
の内部動作指示信号に従って列選択系回路106を選択
状態へ駆動する列系制御回路116と、コマンドデコー
ダ112からのデータ書込動作指示信号Wに従って書込
動作を活性状態とする書込制御回路118と、コマンド
デコーダ112からの読出動作指示信号Rに従って、読
出動作を制御する信号READおよびOEMを出力する
読出制御回路120を含む。
【0039】この半導体記憶装置においては、クロック
信号CLKの立上がり時における制御信号ZCS、ZR
AS、ZCASおよびZWEの状態の組合せにより、行
なわれるべき動作が指定される。コマンドデコーダ11
2は、この入力バッファ回路110から与えられる制御
信号のクロック信号CLKの立上がり時における状態
(コマンド)に従って、内部動作活性化指示信号AC
T、プリチャージ動作指示信号PC、データ読出動作指
示信号Rおよびデータ書込動作指示信号Wを出力する。
行系制御回路114から出力される内部動作活性化信号
ACTIVEは、行選択系回路104および列選択系回
路106へ与えられる。活性化信号ACTIVEの活性
状態の間半導体記憶装置の内部回路は、作動状態とされ
る。
【0040】半導体記憶装置は、さらに、クロック信号
CLKに同期して、データ入出力端子121へ与えられ
るデータDQを取込む入力バッファ回路122と、書込
制御回路118からの書込動作活性化信号WRITEに
応答して活性化され、入力バッファ回路112から与え
られた書込データをメモリセルアレイ100の選択メモ
リセルへ書込む書込回路124と、読出制御回路120
からの読出動作活性化信号READに応答して活性化さ
れ、メモリセルアレイ100から与えられる選択メモリ
セルデータを増幅し保持する読出回路126と、読出制
御回路120からの出力許可信号OEMに応答して活性
化され、読出回路126から与えられる読出データを順
次データ入出力端子121へ出力する出力バッファ回路
128を含む。
【0041】この半導体記憶装置においては、入力バッ
ファ回路122および出力バッファ回路128により、
データの入出力は、クロック信号CLKに同期して行な
われる。
【0042】この半導体記憶装置は、さらに、出力バッ
ファ回路128へ内部昇圧電圧VPPOを供給するVP
PO発生回路132と、コマンドデコーダ112からの
読出動作モード指示信号に応答して、このVPPO発生
回路132を読出動作モードの期間中活性状態とする制
御信号REを発生するVPPO制御回路130を含む。
【0043】VPPO発生回路132を、出力バッファ
回路128を介してデータの出力が行なわれる読出動作
モード期間の間のみ活性状態とすることにより、このV
PPO発生回路132における消費電流の低減を図る。
【0044】図2は、図1に示す半導体記憶装置の動作
を示すタイミングチャート図である。以下、図2および
図1を参照してこの実施の形態1の半導体記憶装置の動
作について説明する。
【0045】クロックサイクル0において、クロック信
号CLKの立上がり時に、制御信号ZCSおよびZRA
SがともにLレベルに設定されかつ制御信号ZCASお
よびZWEがHレベルに設定される。この外部制御信号
の状態の組合せは、アクティブコマンドと呼ばれ、半導
体記憶装置の内部動作の開始が指定される。コマンドデ
コーダ112は、クロック信号CLKの立上がりに応答
して、このアクティブコマンドをデコードし、内部動作
活性化指示信号ACTを活性状態とする。行系制御回路
114は、この内部動作活性化指示信号ACTに応答し
て、内部動作活性化信号ACTIVEを活性状態のHレ
ベルとする。これにより、メモリセルアレイ100にお
いて、アドレスバッファ102を介して与えられるアド
レス信号に従ってメモリセルの行選択動作が行なわれ
る。
【0046】クロックサイクル2において、制御信号Z
CSおよびZCASがHレベルに設定され、かつ制御信
号ZRASおよびZWEがHレベルに設定される。この
状態は、リードコマンドと呼ばれ、半導体記憶装置のデ
ータ読出動作が指定される。このリードコマンドはまた
列選択動作の開始を指示する。コマンドデコード112
は、このリードコマンドに従って、読出動作モード指示
信号Rを活性状態とする。列系制御回路16は、この読
出動作モード指示信号Rの活性化に応答して、列選択系
回路106を活性状態とし、メモリセルアレイ100に
おいて、メモリセルの列選択が行なわれる。一方、読出
制御回路120は、この読出動作モード指示信号Rの活
性化に応答して、読出動作活性化信号READを活性状
態とする。通常、データの読出しは、バースト長と呼ば
れるクロックサイクル数を単位として行なわれる。バー
スト長とは、1回のアドレス指定により、連続して読出
すことのできるデータの数を示す。したがって、読出制
御回路120は、このクロックサイクル2からクロック
サイクル6にわたる4クロックサイクルの間読出動作制
御信号READを活性状態とする(バースト長が4の場
合)。
【0047】このリードコマンドに従って、またVPP
O制御回路130が、昇圧動作活性化信号REを活性状
態とし、VPPO発生回路132を動作状態とする。こ
れにより、VPPO発生回路132が動作し、昇圧電圧
VPPOを発生する。
【0048】リードコマンドが与えられてからレイテン
シーと呼ばれるクロックサイクルが経過した後にデータ
が読出される。今、レイテンシーを3とする。この状態
においては、読出制御回路120は、クロックサイクル
4において、出力許可信号OEMをHレベルの活性状態
とし、出力バッファ回路128をイネーブルする。これ
により、出力バッファ回路128は、読出回路126か
ら与えられるデータを順次データ入出力端子121へ出
力する。クロックサイクル5、6、7および8のクロッ
ク信号CLKの立上がり時に、読出データQ0、Q1、
Q2およびQ3が確定状態とされる。
【0049】読出動作制御信号READは、バースト長
の4クロックサイクルが経過したクロックサイクル6に
おいて非活性状態とされる。この状態においては、出力
バッファ回路128は、読出回路126から与えられる
データを順次出力する。
【0050】出力許可信号OEMは、4クロックサイク
ル経過後のクロックサイクル8において、非活性状態と
され、出力バッファ回路128が、出力ハイインピーダ
ンス状態とされる。
【0051】このクロックサイクル8において、制御信
号ZCS、ZRASおよびZWEがLレベルと決定され
かつ制御信号ZCASがHレベルに設定される。この信
号の状態は、プリチャージコマンドと呼ばれ、半導体記
憶装置の内部がプリチャージ状態に復帰する(メモリセ
ルアレイ100における選択行が非選択状態へ復帰す
る)。このプリチャージコマンドが与えられると、また
VPPO制御回路130は、その昇圧動作活性化信号R
EをLレベルの非活性状態とする。これにより、VPP
O発生回路132は、内部昇圧電圧VPPOの発生動作
を停止する。
【0052】このように、半導体記憶装置がデータ読出
動作モードに置かれている間VPPO発生回路132を
動作状態として、内部昇圧電圧VPPOを発生すること
により、出力バッファ回路128において、昇圧電圧V
PPOが消費される可能性のある期間に昇圧電圧VPP
Oを発生することができ、出力バッファ回路128の動
作時においても安定に昇圧電圧VPPOを供給すること
ができる。また、必要な期間のみ昇圧電圧VPPOを発
生しているため、この昇圧電圧VPPOを発生するため
に必要とされる消費電流を低減することができる。
【0053】図3は、図1に示すVPPO制御回路13
0およびVPPO発生回路132の構成を概略的に示す
図である。図3において、VPPO制御回路130は、
コマンドデコーダから与えられる読出動作モード指示信
号Rを受けるセット入力Sと、コマンドデコード100
からのプリチャージモード指示信号PCを受けるリセッ
ト入力RTと、昇圧動作活性化信号REを出力する出力
Qを有するセット/リセットフリップフロップ130a
を含む。このセット/リセットフリップフロップ130
aは、リードコマンドが与えられて、読出動作モードが
指定されると、昇圧動作活性化信号REを活性状態と
し、プリチャージコマンドが与えられると、この昇圧活
性化信号REを非活性状態とする。これにより、半導体
記憶装置が読出動作モードに置かれている間昇圧動作活
性化信号REは活性状態とされる。
【0054】VPPO発生回路132は、昇圧動作活性
化信号REに応答して活性化されて発振動作を行なう発
振器132aと、発振器132aからの発振信号に従っ
てチャージポンプ動作を行なって昇圧電圧VPPOを発
生するチャージポンプ132bを含む。このチャージポ
ンプ132bは、発振器132aからの発振信号の変化
に応答してチャージポンプ動作を行なう。したがって、
昇圧動作活性化信号REが非活性状態とされ、発振器1
32aが発振動作を停止している場合には、発振信号は
変化しないため、チャージポンプ132bのチャージポ
ンプ動作は停止される。これにより、昇圧動作活性化信
号REの活性状態の間のみ昇圧電圧VPPOを発生する
ことができる。
【0055】図4は、図3に示すVPPO発生回路13
2の具体的構成を示す図である。図4において、発振器
132aは、2段の縦続接続されたインバータ132a
aおよび132abと、インバータ132abの出力信
号と昇圧動作活性化信号REを受けるNAND回路13
2acを含む。NAND回路132acから発振信号O
SCが出力される。このNAND回路132acの出力
する発振信号OSCは、またインバータ132aaの入
力へ与えられる。
【0056】チャージポンプ132bは、先の図21に
示す従来のチャージポンプと同様の構成を備えており、
発振信号OSCに従ってチャージポンプ動作を行なうキ
ャパシタ132baと、キャパシタ132baの一方電
極ノードをプリチャージするためのダイオード接続され
たnチャネルMOSトランジスタ132bbと、キャパ
シタ132baの一方電極ノードから出力ノードへ正電
荷を供給するダイオード接続されたnチャネルMOSト
ランジスタ132bcを含む。発振器132aにおい
て、昇圧動作活性化信号REがLレベルの非活性状態の
とき、NAND回路132acの出力する発振信号OS
Cは、Hレベルに固定される。この状態においては、チ
ャージポンプ132bにおいて、キャパシタ132ba
の一方電極ノードの電位は変化せず固定されており(V
CC−Vthレベル)、チャージポンプ動作は行なわれ
ない。
【0057】昇圧動作活性化信号REがHレベルの活性
状態とされると、NAND回路132acがインバータ
として作用し、この発振器132は、3段の縦続接続さ
れたインバータからなるリングオシレータとして作用
し、発振信号OSCが発振動作を行なう。この発振信号
OSCの発振周期は、インバータ132aaおよび13
2abおよびNAND回路132acの有する遅延時間
により決定される。この発振信号OSCの発振により、
チャージポンプ132bがチャージポンプ動作を行な
い、その出力ノードに正電荷を供給し、昇圧電圧VPP
Oを発生する。したがってこの状態において、昇圧電圧
VPPOが消費されても、チャージポンプ132bから
この昇圧電圧VPPOを安定に供給することができる。
【0058】なお、チャージポンプ132bがチャージ
ポンプ動作を行なわない非動作状態においては、MOS
トランジスタ132bcはオフ状態とされる(キャパシ
タ132baの一方電極ノード電位は、2・VCC−2
・Vth以下の電圧レベルである)。
【0059】この図4に示す構成において、発振器13
2aのインバータの数は、偶数段であれば適当な数に設
定されればよい。発振信号OSCの発振周波数も、この
VPPO発生回路132に要求される電荷供給力を満足
するように設定すればよい。
【0060】また、発振器132aの発振動作の制御の
ために、NAND回路132acが用いられているが、
これは、NOR回路が用いられてもよい。ただし、この
場合においては、昇圧動作活性化信号REは、Lレベル
のときに活性状態とされる。
【0061】なお、図3に示す構成において、VPPO
制御回路130は、プリチャージ動作指示信号PCに従
ってリセットされている。しかしながら、データ読出し
に続いてデータ書込みが行なわれる動作のような場合、
コマンドデコーダから書込動作指示信号Wが発生される
ため、このコマンドデコーダから与えられる書込動作指
示信号Wに従ってVPPO制御回路130はリセットさ
れてもよい。このデータ書込動作時にVPPO制御回路
130をリセットするためには、リセット入力RTへ
は、プリチャージ動作指示信号PCと書込動作指示信号
Wの論理和(OR)を取った信号が与えられればよい。
【0062】以上のように、この発明の実施の形態1に
従えば、半導体記憶装置がデータ読出動作モードの置か
れている間のみVPPO発生回路を動作させているた
め、VPPO発生回路における不必要な消費電流を抑制
することができる。
【0063】[実施の形態2]図5(A)は、この発明
の実施の形態2に従う半導体記憶装置の要部の構成を示
す図であり、図5(B)は、この発明の実施の形態2に
従う半導体記憶装置の動作を示す波形図である。
【0064】図5(A)においては、VPPO制御回路
130は、図1に示す読出制御回路120から与えられ
る読出動作活性化信号READおよび出力許可信号OE
Mを受けるOR回路130bを備える。このOR回路1
30bから、昇圧動作活性化信号REが出力されて、V
PPO発生回路132に含まれる発振回路132aへ与
えられる。次に、この図5(A)に示すVPPO制御回
路130の動作をその動作波形図である図5(B)を参
照して説明する。
【0065】リードコマンドが与えられていない場合、
読出動作活性化信号READはLレベルの非活性状態で
あり、また出力許可信号OEMもLレベルの非活性状態
である。この状態においては、昇圧動作活性化信号RE
はLレベルの非活性状態にあり、VPPO発生回路13
2に含まれる発振器132aの発振動作は停止状態にあ
る(図5(B)において、非活性化時発振信号OSCが
Lレベルに設定される構成が利用されてもよい)。リー
ドコマンドが与えられると、読出動作活性化信号REA
DがHレベルの活性状態とされ、続いて所定の時間(通
常CASレイテンシー−1)経過後に、出力許可信号O
EMがHレベルの活性状態とされる。この読出動作活性
化信号READの活性化に応答して、VPPO制御回路
130からの昇圧動作活性化信号REがHレベルの活性
状態とされ、VPPO発生回路132に含まれる発振器
132aが発振動作を開始する。読出動作活性化信号R
EADが非活性状態とされても、依然出力許可信号OE
MはHレベルの活性状態にある。したがって出力バッフ
ァ回路を介してデータの出力が行なわれている間、昇圧
動作活性化信号REはHレベルの活性状態にあり、VP
PO発生回路132は、昇圧電圧VPPOを発生する
(正電荷を供給する)。出力許可信号OEMがLレベル
となると、このVPPO制御回路130(OR回路13
0b)からの昇圧動作活性化信号REがLレベルの非活
性状態とされ、VPPO発生回路132の発振器132
aの発振動作が停止される。
【0066】読出動作活性化信号READおよび出力許
可信号OEMは、その活性化期間は、1つのリードコマ
ンドに対し、バースト長に相当するクロックサイクル期
間と予め定められている。したがって、この図5(A)
に示す構成を利用することにより、1つのリードコマン
ドが与えられて必要とされるバースト長データが読出さ
れた後には、出力回路(出力バッファ回路)からデータ
の新たな出力は行なわれないため、昇圧電圧VPPOの
消費は行なわれない。したがってこの読出動作活性化信
号READおよび出力許可信号OEMの一方が活性状態
にある期間のみVPPO発生回路を動作させることによ
り、データの読出しが行なわれる期間のみ昇圧電圧発生
動作を行なうことができ、より消費電流を低減すること
ができる。
【0067】[実施の形態3]図6(A)は、この発明
の実施の形態3に従う半導体記憶装置の要部の構成を示
し、図6(B)は、この図6(A)に示す構成の動作を
示す波形図である。
【0068】図6(A)において、昇圧活性化信号とし
て出力許可信号OEMが用いられる。すなわち出力許可
信号OEMがVPPO発生回路130に含まれる発振器
132aの発振動作制御信号として与えられる。他の構
成は先の実施の形態1および2と同じである。この図6
(A)に示す構成の場合、図6(B)の動作波形図に示
すように、出力許可信号OEMがHレベルの活性状態の
間のみ、発振器132aが発振動作を行なう。一方、出
力許可信号OEMがHレベルの期間のみ、出力バッファ
回路がデータ出力動作を実行する(図1および図2参
照)。したがって、この出力許可信号OEMを昇圧動作
活性化信号として利用することにより、実際にデータの
出力が行なわれ、昇圧電圧VPPOが消費される期間の
み昇圧電圧発生動作をVPPO発生回路に行なわせるこ
とができる。したがって、必要最小限の期間のみVPP
O発生回路を動作させるため、このVPPO発生回路の
消費電流を低減することができる。また、VPPO発生
回路132は、昇圧電圧VPPOが消費される期間動作
するため、出力バッファ回路動作時における昇圧電圧V
PPOの低下を抑制して、安定に昇圧電圧VPPOを供
給することができる。
【0069】以上のように、この発明の実施の形態3に
従えば、出力バッファ回路が動作してデータの出力を行
なう期間のみVPPO発生回路を動作させているため、
VPPO発生回路の消費電流をより低減することができ
る。
【0070】[実施の形態4]図7は、この発明の実施
の形態4に従う半導体記憶装置のデータ読出部の構成を
概略的に示す図である。
【0071】図7において、読出回路126は、メモリ
セルアレイからの選択されたメモリセルデータを並列に
受けて格納するリードレジスタRR0〜RRnと、この
リードレジスタRR0〜RRnの格納レジスタをラップ
アドレス信号RYに従って順次選択するセレクタSEL
を含む。この読出回路126の動作期間(セレクタの動
作期間)は、読出動作活性化信号READにより決定さ
れる。この読出回路126は、またさらに図示しないプ
リアンプを含む。選択されたメモリセルのデータがプリ
アンプにより増幅されてリードレジスタRR0〜RRn
へ伝達される。ラップアドレス信号RYは、図示しない
ラップアドレス発生回路からデータ読出動作時に発生さ
れ、読出動作活性化信号READの活性化時順次、リー
ドコマンドとともに与えられた列アドレス信号を先頭ア
ドレスとしてリードレジスタRR0〜RRnを指定する
ように変化される。
【0072】出力バッファ回路128は、データ出力ラ
ッチ信号DOTに従ってセレクタSELにより選択され
たデータをラッチするラッチ回路128aと、出力許可
信号OEMに応答してイネーブルされ、このデータラッ
チ回路128aのラッチデータをデータ入出力端子12
1へ出力する出力回路128bを含む。データラッチ回
路128aは、セレクタSELの出力データを受ける3
状態インバータバッファ128aaと、3状態インバー
タバッファ128aaの出力信号をラッチするラッチ回
路128abを含む。このラッチ回路128abは、3
状態インバータバッファ128aaの出力を反転し、再
びインバータ128aaの出力部へフィードバックする
2段の縦続接続されたインバータで構成される。3状態
インバータバッファ128aaは、データラッチ指示信
号DOTがHレベルのときにインバータとして作用し、
データラッチ指示信号DOTがLレベルのときには、出
力ハイインピーダンス状態とされる。出力回路128b
は、先の図19に示す出力回路と同様の構成を備える。
この出力回路128bへ、昇圧電圧VPPOが与えられ
る。
【0073】リードコマンドが与えられると読出動作活
性化信号READが所定期間(バースト長に相当するク
ロックサイクル期間)活性状態とされる。これにより、
メモリセルアレイにおいてメモリセルが選択され、この
選択されたメモリセルデータが増幅されて読出回路12
6に含まれるリードレジスタRR0〜RRnへ格納され
る。次いでセレクタSELがそのリードレジスタRR0
〜RRnの格納データを順次選択する。データ出力ラッ
チ信号DOTは、その発生の構成は後に説明するが、出
力許可信号OEMの活性状態のときに、クロック信号C
LKに同期して発生される。このセレクタSELから読
出されたデータRDaは、1ロックサイクル遅れてデー
タ入出力端子121へ伝達される。次にこの図7に示す
データ読出部の動作を図8に示すタイミングチャート図
を参照して説明する。
【0074】クロックサイクル0において、リードコマ
ンドが与えられ、読出動作活性化信号READが活性状
態のHレベルとされる。メモリセルアレイにおいてメモ
リセルが選択され、これの選択されたメモリセルのデー
タが読出されてリードレジスタRR0〜RRnに格納さ
れる。次いでセレクタSELがラップアドレス信号RY
に従ってリードレジスタRR0〜RRnを所定の順序で
順次選択する。クロックサイクル1において、セレクタ
SELから最初のデータが出力される。このラップアド
レス信号RYは、クロック信号CLKに同期して変化す
るため、クロックサイクル1からクロックサイクル4に
おいて順次セレクタSELから異なるデータ0−3が読
出される。
【0075】クロックサイクル2において出力許可信号
OEMがHレベルの活性状態とされる。CASレイテン
シーが3に設定されており、この出力許可信号OEM
は、この読出動作活性化信号READよりも(レイテン
シー−1)サイクル遅れて活性状態とされる。データ出
力ラッチ信号DOTがこの出力許可信号OEMの活性化
に従って活性状態とされる。データラッチ回路128a
は、3状態インバータ128aaがこのデータ出力ラッ
チ信号EOTのHレベルに応答してセレクタSELから
与えられたデータRDaを取込み、ラッチする。したが
って、クロックサイクル2からこのラッチ回路128a
のデータが順次変化する。出力回路128bは、出力許
可信号OEMの活性化によりイネーブルされ、このラッ
チ回路128aから与えられたデータをデータ入出力端
子121へ伝達する。したがって、出力回路128bか
らの出力データQは、ラッチデータRDbよりも少し遅
れて確定状態とされ、各クロックサイクル3、4、5、
および6のクロック信号CLKの立上がり時に確定状態
とされる。これにより、CASレイテンシー3において
バースト長4のデータの読出しが行なわれる。
【0076】図9(A)は、この発明の実施の形態4に
従う半導体記憶装置の要部の構成を示す図である。
【0077】図9(A)において、VPPO制御回路1
30は、出力許可信号OEMと内部読出データRDaを
受けるAND回路130cを含む。
【0078】VPPO発生回路132は、このVPPO
制御回路130からの出力信号OSCaをクロック信号
として受けてチャージポンプ動作を行なうチャージポン
プキャパシタ132baと、チャージポンプキャパシタ
132baの一方電極ノードのプリチャージ用のダイオ
ード接続されたnチャネルMOSトランジスタ132b
bと、チャージポンプキャパシタ132baからの電荷
を出力ノードへ供給するダイオード接続されたnチャネ
ルMOSトランジスタ132bcを含む。このVPPO
発生回路132は、上述の実施の形態1ないし3におい
て示すチャージポンプ132bと同じ構成を備える。す
なわち、VPPO制御回路130に含まれるAND回路
130cからの出力信号を発振信号OSCaとして用い
て、VPPO発生回路132がチャージポンプ動作を行
なって昇圧電圧VPPOを出力する。次に、この図9
(A)に示す構成の動作について図9(B)に示す動作
波形図を参照して説明する。
【0079】出力許可信号OEMがLレベルのときに
は、AND回路130cからの出力信号OSCaはLレ
ベルに固定されており、VPPO発生回路132の昇圧
電圧発生動作が停止される。出力許可信号OEMがHレ
ベルに立上がると、AND回路130cがイネーブルさ
れる。内部読出データRDaがHレベルであれば、AN
D回路130cの出力する信号OSCaがHレベルに立
上がり、チャージポンプ動作がVPPO発生回路132
において行なわれる。以降、この出力許可信号OEMが
Hレベルの活性状態にある間、内部読出データRDaの
論理レベルの変化に応じて、AND回路130cの出力
信号OSCaが変化する。この出力信号OSCaの変化
に応じてVPPO発生回路132がチャージポンプ動作
を行なう。
【0080】昇圧電圧VPPOが出力回路において消費
されるのは、出力データの論理レベルが変化する場合で
ある。すなわち、図20に示すように、レベル変換器5
の出力信号が変化する場合に、昇圧電圧VPPOが消費
される。したがって、この出力データが変化する場合に
おいてのみ昇圧電圧の発生動作を活性状態とする。これ
により、必要とされる期間のみVPPO発生回路を動作
させることができ、VPPO発生回路の消費電流を低減
することができる。出力許可信号OEMを利用すること
により、実際に出力回路128bが動作し、昇圧電圧V
PPOを消費する可能性のある期間を特定することがで
き、その期間において、実際に昇圧電圧VPPOを消費
するサイクルを、内部読出データRDaにより検出す
る。これにより、確実に内部読出データの論理の変化時
においてのみVPPO発生回路を活性状態とすることが
できる。
【0081】[変更例1]図10(A)は、この発明の
実施の形態4に従う半導体記憶装置の第1の変更例の構
成を示す図である。図10(A)においては、出力許可
信号OEMと内部読出データRDbを受けるAND回路
130dから、VPPO発生回路のチャージポンプのキ
ャパシタへ発振信号OSCaが与えられる。内部読出デ
ータRDbは、図7に示すように、ラッチ回路128a
から出力回路128bへ与えられるデータである。した
がってこの図10(A)に示す構成を利用すれば、出力
回路128bが実際に動作する期間において出力回路1
28bへ実際に与えられるデータの論理に従ってVPP
O発生回路の活性/非活性を制御することができる。し
たがってより正確に、出力回路において昇圧電圧VPP
Oを消費される時点(クロックサイクル)を検出するこ
とができ、より安定かつ低消費電流で昇圧電圧VPPO
を供給することができる。
【0082】[変更例2]図10(B)は、この発明の
実施の形態4の第2の変更例の構成を示す図である。図
10(B)に示す構成においては、内部読出データRD
bを受けるバッファ回路130eから発振信号OSCa
が出力される。この発振信号OSCaは、先の図9
(a)に示す構成と同様、VPPO発生回路132のチ
ャージポンプキャパシタ132bへ与えられる。入力回
路128bへ与えられる内部読出データRDbの論理が
変化するのは、出力回路128bが出力許可信号OEM
に従って活性状態とされている期間の間のみである。し
たがって、出力許可信号OEMを用いずに、内部読出デ
ータRDbの論理の変化のみを検出することにより、昇
圧電圧VPPOが消費されるクロックサイクルを識別す
ることができる。この場合、発振信号OSCaの活性化
のために出力許可信号OEMが不要とされ、VPPO発
生回路の動作を制御する回路の構成が簡略化される。な
お、この図10(B)に示す構成において、ラッチ回路
128aのラッチ能力が十分な大きさであれば、特にバ
ッファ回路130eは設けずに、内部読出データRDb
を直接発振信号OSCaとして利用してもよい。
【0083】以上のように、この発明の実施の形態4に
従えば、半導体記憶装置において、出力回路が動作する
期間において読出データの論理の変化を検出し、該デー
タの論理変化時においてのみVPPO発生回路を活性状
態としているため、VPPO発生回路が動作する期間は
必要最小限の期間に限定され、VPPO発生回路の消費
電流をより低減することができる。また、読出データの
論理変化時においては、昇圧電圧VPPOが消費される
ため、この間VPPO発生回路が活性状態とされて動作
しているため、安定に昇圧電圧VPPOを供給すること
ができる。
【0084】[実施の形態5]図11は、この発明の実
施の形態5に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的
に示す図である。図11において、半導体記憶装置は、
データ出力ノード8−0〜8−nそれぞれに対応して設
けられる出力回路15−0〜15−nを含む。これらの
データ出力ノード8−0〜8−nは、用いられる半導体
記憶装置の語構成(入出力データビット数)に応じて選
択的にデータ入出力ピン端子DQ0〜DQnと電気的に
接続される。図11においては、このデータ出力ノード
8−0〜8−nとデータ入出力ピン端子DQ0〜DQn
の間のボンディングワイヤによる接続を、破線で示す。
半導体記憶装置の語構成に応じて、出力回路15−0〜
15−nが選択的に非活性状態とされる。この非活性状
態は、たとえば特定のパッドを所定電位に設定し、所定
数の出力回路へ与えられる出力許可信号OEMを常時非
活性状態とする構成が利用されてもよい。また、マスク
配線のプログラムにより、所定数の出力回路が常時非活
性状態とされる構成が利用されてもよい(たとえば、出
力許可信号OEMを配線プログラムにより、常時Lレベ
ルに固定される)。
【0085】またさらに、通常のモード指定信号のよう
に、外部からの制御信号の状態の組合せにより、この非
活性状態とされる出力回路が選択されてこれらの回路が
常時非選択状態とされる構成が利用されてもよい。この
とき、たとえば特定のデータレジスタにデータを格納
し、非活性状態とされる出力回路がこのデータレジスタ
からの信号に従って常時非活性状態とされるように構成
されてもよい。いずれの構成が利用されてもよい。
【0086】半導体記憶装置は、さらに、これらの出力
回路15−0〜15−nへ共通に昇圧電圧VPPOを供
給するVPPO発生回路132と、動作状態とされる出
力回路、すなわちデータワードビット数に応じてVPP
O発生回路132の電荷供給力を調整する能力調整手段
150を含む。動作可能とされる出力回路の数が多くな
るに応じてVPPO発生回路132の電荷供給力が大き
くされる。これにより、最適な消費電流で安定に動作状
態とされた出力回路へ昇圧電圧VPPOを供給すること
ができる。
【0087】なお、以下の実施の形態の説明において、
特定的にはその構成は示さないが先の実施の形態1ない
し4に示す構成と以下に示すVPPO発生回路の能力調
整の構成とが適当に組合せて利用されてもよい。
【0088】上述のように、動作可能状態とされる出力
回路の数、すなわち語構成のデータワードビット数に応
じてVPPO発生回路132の電荷供給力を調整するこ
とにより、最適な消費電流で安定に昇圧電圧VPPOを
供給することができ、不要な電流消費を防止することが
できる。
【0089】[実施の形態6]図12は、図11に示す
能力調整手段およびVPPO発生回路132の構成の一
例を示す図である。図12において、VPPO発生回路
132は、所定の周期で発振動作を行なう発振器132
aと、発振器132aからの発振信号OSCに従って常
時チャージポンプ動作を行なうチャージポンプ132b
1と、発振器132aからの発振信号OSCを能力調整
手段150に含まれるスイッチング手段150aを介し
て受けてチャージポンプ動作を行なうチャージポンプ1
32b2を含む。チャージポンプ132b1および13
2b2は、先の図21に示すチャージポンプと同様の構
成を備える。チャージポンプの電荷供給力は、そのチャ
ージポンプキャパシタの容量に比例する(電荷供給量Q
=C・V:Cがキャパシタの容量値であり、Vが発振信
号の振幅)。
【0090】データワードビット数が多い場合には、ス
イッチング手段150aは導通状態とされる。この状態
においては、チャージポンプ132b1および132b
2が常に動作し、昇圧電圧VPPOを生成する。データ
ワードビット数が少なくされる場合には、スイッチング
手段(SW)150aは非導通状態とされる。この状態
においては、チャージポンプ132b1のみがチャージ
ポンプ動作を行なって昇圧電圧VPPOを出力する。チ
ャージポンプ132b2がチャージポンプ動作を行なわ
ないため、このチャージポンプ132b2における消費
電流を低減することができ、不要な消費電流を抑制する
ことができる。このチャージポンプ132b1および1
32b2の出力する昇圧電圧VPPOは、出力回路15
−0〜15−n(図11参照)に共通に与えられる。動
作する出力回路の数に応じて動作状態とされるチャージ
ポンプの数を調整することにより、最適な電荷供給力を
有するVPPO発生回路を実現することができる。
【0091】図13(A)は、スイッチング手段150
aを備える能力調整手段150の具体的構成を示す図で
ある。図13(A)において、スイッチング手段150
aは、nチャネルMOSトランジスタとpチャネルMO
Sトランジスタの並列体で構成されるCMOSトランス
ミッションゲートの構成を備える。能力調整手段150
は、電源ノードVccとパッド151の間に接続される
高抵抗の抵抗素子(プルアップ素子)152と、抵抗素
子152とパッド151の接続ノードSCW上の信号S
CW(ノードとその上の信号を同じ符号で示す)を反転
するインバータ153を含む。インバータ153の出力
信号がスイッチング手段150に含まれるpチャネルM
OSトランジスタの制御電極へ与えられる。信号SCW
がスイッチング手段150aのnチャネルMOSトラン
ジスタの制御電極へ与えられる。
【0092】このパッド151は、接地電圧VSSを受
ける外部ピン端子153に破線で示すボンディングワイ
ヤにより選択的に接続される。語構成のデータビット数
が多い(たとえば×8ビット)場合には、このパッド1
51と接地ピン端子153とは分離される。この状態に
おいては、信号SCWは、プルアップ抵抗素子153に
より電源電圧VCCレベルのHレベルとされる。したが
ってスイッチング手段150aは導通状態とされ、発振
器132aからの発振信号OSCを対応のチャージポン
プ132b2へ伝達する。語構成のデータワードビット
数が少ない場合(たとえば×4ビットの場合)、パッド
151が、接地ピン端子153に電気的に接続される。
この状態において、抵抗素子152はその抵抗値が十分
大きいため、ノードSCWの電位が接地電位VSSレベ
ルとなる。したがって、スイッチング手段150aは非
導通状態とされる。この状態においては、チャージポン
プ152b2(図12参照)へは発振信号OSCは伝達
されない。チャージポンプ132b1のみがチャージポ
ンプ動作を行なう。
【0093】なおこのスイッチング手段150aの非導
通状態時においては、対応のチャージポンプ132b2
の入力ノード(チャージポンプキャパシタの発振信号入
力電極)が電気的にフローティング状態とされる。この
ようなフローティング状態を防止し、ノイズなどの影響
によりチャージポンプ132b2が誤動作するのを防止
するために、たとえば高抵抗の抵抗素子または信号SC
Wに応答してスイッチング手段150aと相補的に導通
するスイッチング手段を用いてチャージポンプ132b
2に入力部を固定電位に設定する構成が用いられてもよ
い。
【0094】この図13(A)に示すようなパッド電位
をプログラムするプロセスは、出力回路5−0〜5−n
の動作/非動作をプログラムするプロセスと同じプロセ
スとすることができる。したがって、何ら処理工程を増
加させることなく容易にスイッチング手段の導通/非導
通を制御し、VPPO発生回路132の電荷供給能力を
調整することができる。
【0095】図13(B)は、図12に示すスイッチン
グ手段150aの他の構成を示す図である。図13
(B)において、信号SCWと発振信号OSCを受ける
AND回路150bが設けられる。このAND回路15
0bの出力信号がチャージポンプ132b2へ与えられ
る。信号SCWを発生する構成としては、図13(A)
に示す構成と同じ構成が用いられる。信号SCWがHレ
ベルのときには、チャージポンプ132b2へは発振信
号OSCが伝達される。信号SCWがLレベルのときに
は、チャージポンプ132b2へは、AND回路150
bによりLレベルに固定された信号が伝達される。これ
により、チャージポンプ132b2のチャージポンプ動
作の活性/非活性を制御することができる。この図13
(B)に示す構成を利用すれば、チャージポンプ132
b2が非活性状態に設定される場合においても、そのチ
ャージポンプ132b2の入力ノードが電気的にフロー
ティング状態とされるのを防止することができ、電気的
なフローティング状態を防止するための構成を用いる必
要がなく、回路構成が簡略化される。
【0096】図13(C)は、図12に示す能力調整手
段150のさらに他の構成を示す図である。図13
(C)に示す構成においては、能力調整手段150は、
発振器132aからの発振信号OSCを受けるノードN
xと、チャージポンプ132b2の入力ノードに結合さ
れるノードNyの間が、配線によりプログラムされる。
またノードNyと電源ノードVccの間も配線により選
択的に接続される。
【0097】語構成において入出力データビット数が多
くされる場合には、配線により内部ノードNxおよびN
yが接続される。ノードNyと電源ノードVccとは分
離される。この状態においては、単に発振信号OSCが
直接チャージポンプ132b2へ伝達される。
【0098】一方、データワードビット数が少なくさ
れ、動作する出力回路の数が少なくされる場合において
は、内部ノードNxおよびNyの間には配線は形成され
ず、ノードNyと電源ノードVccの間に配線が形成さ
れる。この状態においては、チャージポンプ132b2
へは、電源電圧Vccが常時供給され、チャージポンプ
132b2のチャージポンプ動作が禁止される。この図
13(C)に示す構成の場合、マスク配線により、VP
PO発生回路132の電荷供給能力は調整することがで
きる。したがって出力回路の動作/非動作状況をマスク
配線によりプログラムする構成の場合、同一の工程でこ
の能力調整手段150の接続経路をプログラムすること
ができる。ここで「プログラム」とは、信号伝搬経路に
対し選択的に信号配線を形成することを示す。
【0099】なお、図13(A)に示す構成において、
ノードSCWと電源ノードVccの間をマスク配線によ
りプログラムする構成が利用されてもよい。接地ピン端
子が近傍にない場合においても、能力調整手段を配置す
ることができ、応じてVPPO発生回路132の配置位
置も任意の位置に設定することができる(スイッチング
手段150aがVPPO発生回路132に含まれる場
合、その制御信号配線長を短くすることにより、この制
御信号SCWを伝搬する信号線のレイアウトを考慮する
必要性が低減されるため)。
【0100】なお、この実施の形態6においては、2つ
のチャージポンプ132b1および132b2を用いて
その電荷供給能力を2段階に切換えている。しかしなが
ら、これは、出力回路の数が、たとえば×4ビット/×
8ビットまたは×8ビット/×16ビットのように2段
階で切換えられる構成に対応することを想定しているた
めである。しかしながら、さらに多段階にVPPO発生
回路132の電荷供給能力が切換えられる構成が用いら
れてもよい。
【0101】また図12に示す構成においては、チャー
ジポンプ132b1および132b2の昇圧電圧出力ノ
ードは共通に接続されて出力回路5−0〜5−nに共通
に昇圧電圧VPPOを供給している。たとえば半導体記
憶装置のデータワードビット数が×4ビット/×8ビッ
トで切換えられる構成の場合、チャージポンプ132b
1が、×4ビット/×8ビットいずれにおいても用いら
れる出力回路に対し昇圧電圧VPPOを供給し、チャー
ジポンプ132b2が、×8ビット構成に時においての
み利用される出力回路へ昇圧電圧を供給するように構成
されてもよい。
【0102】以上のように、この発明の実施の形態6に
従えば、動作状態とされる出力回路の数に応じてVPP
O発生回路の電荷供給力を調整しているため、最適な電
荷供給力を備えるVPPO発生回路の実現することがで
き、不要な電流の消費および昇圧電圧VPPOのレベル
の上昇/下降などの変動を抑制することができる。
【0103】[実施の形態7]図14は、この発明の実
施の形態7に従う半導体記憶装置の要部の構成を示す図
である。図14においては、図11に示すVPPO発生
回路132および能力調整手段150の具体的構成が示
される。図14において、VPPO発生回路132は、
2つの並列に設けられる発振器132a1および132
a2と、チャージポンプ132bを含む。発振器132
a1の発振周期は、発振器132a2のそれよりも大き
くされる。この発振器132a1および132a2の発
振信号の一方が能力調整手段150に含まれるセレクタ
150cを介して発振信号OSCとして選択されてチャ
ージポンプ132bへ供給される。
【0104】チャージポンプ132bの電荷供給力は、
与えられる発振信号OSCの発振周波数に比例する(単
位時間当たりの電荷供給動作が行なわれる数は発振周波
数に比例するため)。したがって、発振周期が大きな発
振器132a1の発振周波数は、発振周期の小さな発振
器132a2の発振周波数よりも小さく、発振器132
a1がセレクタ150cにより選択された場合には、こ
のVPPO発生回路の電荷供給力は小さくされ、一方発
振器132a2がセレクタ150cにより選択された場
合には、VPPO発生回路の電荷供給力は大きくされ
る。
【0105】セレクタ150cは、先の図13(A)に
示す制御信号SCWにより、その選択経路が設定され
る。したがって、動作状態とされる出力回路の数に応じ
て発振信号OSCの発振周波数を変更することにより、
最適な電荷供給力を有するVPPO発生回路を実現する
ことができる。すなわち、動作する出力回路の数が大き
くされる場合には、発振器132a2の出力する発振信
号が選択され、動作状態とされる出力回路の数が少なく
される場合には、発振器132a1からの発振信号が選
択される。
【0106】図15は、図14に示す発振器132a1
および132a2ならびにセレクタ150cの具体的構
成を示す図である。図15において、発振器132a1
は、4段の縦続接続されるインバータI1〜I4と、イ
ンバータI4の出力信号とインバータIVから与えられ
る切換制御信号SCWの反転信号ZSCWを受けるNA
ND回路G1を含む。NAND回路G1の出力信号はイ
ンバータI1の入力へフィードバックされる。NAND
回路G1からこの発振器132a1の発振信号が出力さ
れる。
【0107】発振器132a2は、2段の縦続接続され
るインバータI5およびI6と、切換制御信号SCWと
インバータI6の出力信号とを受けるNAND回路G2
を含む。NAND回路G2からこの発振器132a2の
発振信号が出力される。NAND回路G2の出力信号は
またインバータI5の入力へフィードバックされる。
【0108】セレクタ150cは、切換制御信号SCW
およびZSCWがそれぞれLレベルおよびHレベルのと
きに導通状態となり、発振器132a1からの発振信号
を通過させるCMOSトランスミッションゲート150
caと、切換制御信号SCWおよびZSCWがそれぞれ
HレベルおよびLレベルのときに導通状態とされ、発振
器132a2からの発振信号を通過させるCMOSトラ
ンスミッションゲート150cbを含む。CMOSトラ
ンスミッションゲート150caおよび150cbの出
力部は共通に接続されてチャージポンプ132bの発振
信号OSCを受けるノード(チャージポンプキャパシタ
の電極)に結合される。
【0109】切換制御信号SCWがLレベルのときに
は、切換制御信号ZSCWがHレベルとなり、NAND
回路G1がインバータとして作用し、一方NAND回路
G2の出力信号はHレベルに固定される。この状態にお
いては、発振器132a1は、5段のインバータで構成
されるリングオシレータとして動作する。一方、切換制
御信号SCWがHレベルのときには、切換制御信号ZS
CWがLレベルとなり、NAND回路G2がインバータ
として作用し、一方NAND回路G1の出力信号はHレ
ベルに固定される。この状態においては、発振器132
a2が、3段のインバータで構成されるリングオシレー
タとして動作する。一般に、リングオシレータで構成さ
れる発振器の発振周期は、そこに含まれるインバータの
数に比例する(インバータの数が増えれば、信号の遅延
時間が長くなり、信号が変化する間隔が長くなるためで
ある)。したがって、たとえば×4/×8構成における
×8ビット構成のように、出力回路がすべて動作状態と
される場合には、切換制御信号SCWがHレベルにあ
り、発振器132a2が動作状態とされる。一方、×4
ビットのように、出力回路の一部が動作状態とされる場
合には、切換制御信号SCWがLレベルに設定されて、
発振器132a1が動作状態とされる。動作状態とされ
る出力回路の数に応じて発振器の発振周波数を容易に調
整することができる。
【0110】図16は、この発明の実施の形態の変更例
の構成を示す図である。この図16に示す構成において
は、発振器132aは、5段の縦続接続されたインバー
タI7〜I11を含む。能力調整手段150は、切換制
御信号ZSCWに応答してインバータI11の出力信号
をインバータI7の入力へ伝達するトランスファーゲー
ト150ccと、切換制御信号SCWに応答して、イン
バータI11の出力信号をインバータI9の入力へ伝達
するトランスファーゲート150cdを含む。インバー
タI11から発振信号OSCが出力される。
【0111】切換制御信号SCWがHレベルにあり、ト
ランスファーゲート150cdが導通状態のときには、
発振器132aは、3段のインバータで構成されるリン
グオシレータとして動作する。一方、切換制御信号ZS
CWがHレベルになり、トランスファーゲート150c
cが導通状態のときには、発振器132aは、5段のイ
ンバータで構成されるリングオシレータとして動作す
る。したがってこの図16に示す構成においても、切換
制御信号SCWおよびZSCWは、動作状態とされる出
力回路の数に応じてHレベルまたはLレベルに設定され
るため、応じて発振器132aの発振周波数(発進周
期)を調整することができ、図14に示す構成と同様の
効果を実現することができる。この図16に示す構成の
場合、発振器132aは、1つのリングオシレータで構
成されるだけであり、回路占有面積が低減される。な
お、この実施の形態7においても、切換えられる発振周
波数の数は2より多くてもよい。
【0112】以上のように、この発明の実施の形態7に
従えば、VPPO発生回路に含まれる発振器の発振周波
数(発振周期)を動作状態とされる出力回路の数に応じ
て調整しているため、最適な電荷供給力を有する安定に
昇圧電圧VPPOを供給するVPPO発生回路を実現す
ることができる。
【0113】[実施の形態8]図17は、この発明に実
施の形態8に従うVPPO発生回路の構成を示す図であ
る。図17においては、データ出力ノード0〜nそれぞ
れに対し1または複数個の昇圧電圧発生回路が設けられ
る。図17においては、データ出力ノード(データ出力
端子DQ)0〜nそれぞれに対し1つの昇圧電圧発生回
路が配置される構成が一例として示される。昇圧電圧発
生回路は、発振器232aと、発振器232aの発振信
号によりチャージポンプ動作を行なうチャージポンプ2
32bを含む。すなわち、それぞれ並列に発振器232
a−0〜232a−nがデータ出力ノード(データ出力
端子DQ0〜DQn)に対応して並列に配置され、これ
らの発振器232a−0〜232a−nそれぞれに対応
してチャージポンプ232b−0〜232b−nが設け
られる。発振器232a−0〜232a−nは、その半
導体装置が実現する語構成に応じてグループ化される。
たとえば×4ビット/×8ビット構成の場合、2つのグ
ループに選択される。図17においては、発振器232
a−0〜232a−2が1つのグループにグループ化さ
れて、切換制御信号ZSCWを受けるように示される。
残りの発振器…232a−nは、常時発振動作を行な
う。チャージポンプ232b−0〜232b−nの出力
ノードは、共通に昇圧電圧伝達線160に結合される。
この昇圧電圧伝達線160は、図示しない出力回路(こ
の出力回路もデータ出力ノードそれぞれに対して1対1
対応で設けられている)に結合される。チャージポンプ
232b−0〜232b−n各々の出力ノードには、安
定化のためのキャパシタC0〜Cnが設けられる。この
安定化容量C0〜Cnにより、昇圧電圧VPPOの安定
化を図る。
【0114】この構成において、×4ビット/×8ビッ
ト構成を実現する半導体記憶装置において、×8ビット
構成の場合には、発振器232a−0〜232a−n
(n=7)がすべて作動状態とされる。一方、×4ビッ
ト構成の場合、4つの発振器232a−0〜232a−
3(これは図示せず)は切換制御信号ZSCWにより非
動作状態とされる。この場合には、残りの4つの発振器
のみが動作する。したがって、語構成に応じて、動作す
る出力回路の数が変化しても、動作する出力回路の数と
動作状態とされる昇圧電圧発生回路の数は1対1対応で
ある。したがって、半導体記憶装置として、昇圧電圧V
PPOの消費量が異なる場合においても、安定に昇圧電
圧VPPOを供給することができる。特に、各データ出
力ノードに対し、1または複数個の昇圧電圧発生回路
(発振器およびチャージポンプ)を設けることにより、
語構成(データワードビット数)変換時において容易に
そのVPPO発生回路の電荷供給力を調整することがで
きる。
【0115】この構成において、チャージポンプ232
b−0〜232b−nの出力ノードを共通に昇圧電圧伝
達線160に結合することにより、以下の効果が得られ
る。すなわち、安定化容量C0〜Cnは、対応のチャー
ジポンプが動作するか否かにかかわらず常時昇圧電圧伝
達線160に結合される。したがって、この昇圧電圧伝
達線160の負荷容量は、語構成にかかわらず、常時一
定であり、したがって動作する昇圧電圧発生回路(チャ
ージポンプ)の数が少なくされる場合においても、安定
化用のキャパシタの容量値は語構成のデータワードビッ
ト数の多い場合のそれと同じであり、したがって常時安
定に語構成が変化されても、昇圧電圧VPPOを供給す
ることができる。
【0116】以上のように、この発明の実施の形態8に
従えば、動作状態とされる出力回路の数に応じて、動作
状態とされる昇圧電圧の数を調整しているため、容易に
昇圧電圧VPPOに対する最適な電荷供給力を備えるV
PPO発生回路を実現することができる。
【0117】[他の適用例]なお上述の実施の形態1な
いし8において、発振器およびチャージポンプの構成が
図示されている。しかしながら、この発振器およびチャ
ージポンプの構成としては、それぞれ発振動作を行ない
またキャパシタによるチャージポンプ動作を利用する構
成であれば、任意の構成を利用することができる。
【0118】また上記実施の形態1においては、同期型
半導体記憶装置が示されている。しかしながら、図18
(A)に示すように、標準DRAM(ダイナミック・ラ
ンダム・アクセス・メモリ)において、列アドレス信号
の取込タイミングを与えるコラムアドレスストローブ信
号ZCASおよび出力イネーブル信号ZOEを受けるN
OR回路を用いてVPPO発生回路の活性期間を調整す
る制御信号REを生成することにより、上記実施の形態
と同様の効果を得ることができる。通常のDRAMにお
いて、データが出力されるのは、コラムアドレスストロ
ーブ信号ZCASおよび出力イネーブル信号ZOEがと
もにLレベルの活性状態のときであるためである。
【0119】また、図18(B)に示すように、コラム
アドレスストローブ信号ZCASおよび出力イネーブル
信号ZOEおよび内部読出データRDを受けるゲート2
51を用いて、その出力信号をチャージポンプへ発振信
号OSCaとして与える構成が用いられてもよい。この
ゲート回路251は、コラムアドレスストローブ信号Z
CASおよび出力イネーブル信号ZOEが活性状態のL
レベルとされたときにイネーブルされて、内部読出デー
タRDをバッファ処理して発振信号OSCaを出力す
る。したがって、データ出力動作時においては、内部読
出データの論理の変化時においてのみ発振信号OSCa
のレベルを変化させてチャージポンプ動作を行なわせる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装
置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図2】 図1に示す半導体記憶装置の動作を示すタイ
ミングチャート図である。
【図3】 図1に示すVPPO制御回路およびVPPO
発生回路の概略構成を示す図である。
【図4】 図3に示すVPPO発生回路のチャージ構成
の一例を示す図である。
【図5】 (A)は、図1に示すVPPO制御回路の他
の実施の形態を示し、(B)は、このVPPO制御回路
の動作を示す波形図である。
【図6】 (A)は、この発明の実施の形態3に従う半
導体記憶装置の要部の構成を示し、(B)は、(A)に
示す構成の動作を示す波形図である。
【図7】 この発明の実施の形態4が適用される半導体
記憶装置のデータ読出部の構成を示す図である。
【図8】 図7に示すデータ読出部の動作を示すタイミ
ングチャート図である。
【図9】 (A)はこの発明の実施の形態4に従う半導
体記憶装置の要部の構成を示し、(B)は(A)に示す
構成の動作を示す波形図である。
【図10】 (A)および(B)は、この発明の実施の
形態4に従う半導体記憶装置の変更例の構成を示す図で
ある。
【図11】 この発明の実施の形態5に従う半導体記憶
装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態6に従う半導体記憶
装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図13】 図12に示す能力調整手段の具体的に構成
を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態7に従う半導体記憶
装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図15】 図14に示す発振器およびセレクタの具体
的構成を示す図である。
【図16】 図14に示す構成の変更例を示す図であ
る。
【図17】 この発明の実施の形態8に従う半導体記憶
装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図18】 この発明の他の半導体記憶装置の適用例を
示す図である。
【図19】 従来の半導体記憶装置のデータ出力回路の
構成を示す図である。
【図20】 図19に示すレベル変換器の構成を示す図
である。
【図21】 従来の昇圧電圧VPPOを発生する回路の
構成を示す図である。
【図22】 従来の半導体記憶装置の内部昇圧電源発生
回路と出力回路との接続関係を示す図である。
【符号の説明】
15−0〜15−n 出力回路、126 読出回路、1
28 出力バッファ回路、130 VPPO制御回路、
132 VPPO発生回路、132a 発振器、132
b チャージポンプ、130b OR回路、130c
AND回路、132ba チャージポンプキャパシタ、
130d AND回路、130e バッファ回路、15
0 能力調整手段、8−0〜8−n 出力ノード、15
0c セレクタ、132a1,132a2 発振器、2
32a−0〜232−n 発振器、232b−0〜23
2b−n チャージポンプ、C0〜Cn 安定化キャパ
シタ、160 昇圧電圧伝達線。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電源ノードと出力ノードとの間に
    結合され、内部読出データに応じて前記第1の電源ノー
    ド上の電圧レベルの読出データを前記データ出力ノード
    へ出力するための出力ドライブ素子と、 前記第1の電源ノード上の電圧よりも絶対値の大きな昇
    圧電圧を一方動作電源電圧として受けて動作し、前記内
    部読出データに応答して前記出力ドライブ素子を駆動す
    る出力ドライブ段と、 データ読出動作指示信号の活性化時活性化され、チャー
    ジポンプ動作により前記昇圧電圧を発生して前記出力ド
    ライブ段へ印加する内部昇圧電圧発生手段を備える、半
    導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記データ読出動作指示信号は、前記半
    導体記憶装置がデータ読出モードに置かれる間活性状態
    とされる、請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 データ読出動作モード指示信号の活性化
    に応答して、前記データ読出動作指示信号を活性状態と
    して、前記出力ドライブ段をイネーブルする制御手段を
    さらに備える、請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記内部読出データの論理の変化を検出
    する変化検出手段と、 前記変化検出手段からの変化検出と前記データ読出動作
    指示信号の活性状態とに応答して前記昇圧電圧発生手段
    の昇圧電圧発生動作を活性化する手段とを備え、前記昇
    圧電圧発生手段は、前記データ読出動作指示信号の活性
    化時前記内部読出データの論理の変化時においてのみ昇
    圧動作を行なう、請求項1ないし3のいずれかに記載の
    半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 複数のデータ出力ノードと、 前記複数のデータ出力ノード各々に対応して設けられか
    つ選択的に有効とされ、データ読出動作時に与えられた
    内部読出データに従って対応のデータ出力ノードへ読出
    データを出力する複数の出力回路とを備え、前記複数の
    出力回路のうちの有効とされた出力回路は、第1の電源
    ノード上の電圧と対応の出力ノードとの間に結合され、
    対応の出力ノードへ前記第1の電源ノード上の電圧を出
    力するための出力トランジスタと、前記第1の電源ノー
    ド上の電圧よりも絶対値の大きな昇圧電圧を一方動作電
    源電圧として動作し、内部読出データに応じて前記出力
    トランジスタをドライブする出力ドライブ段とを含み、 前記昇圧電圧を発生して前記複数の出力回路へ共通に伝
    達する内部昇圧電圧発生手段と、 前記複数の出力回路のうち有効とされる出力回路の数に
    応じて前記内部昇圧電圧発生手段の電荷供給力を調整す
    る調整手段とを備える、半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記内部昇圧電圧発生手段は、クロック
    信号に応答してチャージポンプ動作を行なって前記昇圧
    電圧を発生するチャージポンプを含み、 前記調整手段は、前記チャージポンプの電荷供給力を前
    記有効とされる出力回路の数に応じて調整する手段を含
    む、請求項5記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記内部昇圧電圧発生手段は、 クロック信号を発生する手段と、 前記クロック信号に応答してチャージポンプ動作を行な
    って前記内部昇圧電圧を発生するチャージポンプ手段と
    を含み、 前記調整手段は、前記クロック信号の周波数を、前記有
    効とされる出力回路の数に応じて調整する手段を含む、
    請求項5記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記内部昇圧電圧発生手段は、前記複数
    の出力ノード各々に対して1以上設けられかつ互いに並
    列に設けられる複数の昇圧電圧発生回路を含み、前記複
    数の昇圧電圧発生回路の各々の昇圧電圧出力ノードが共
    通に接続されて前記複数の出力回路に結合され、 前記調整手段は、前記有効とされる出力回路の数に応じ
    て前記複数の昇圧電圧発生回路のうちの動作可能とされ
    る昇圧電圧発生回路の数を調整する、請求項5記載の半
    導体記憶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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