JP2011119162A - コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジングに配線板状部材が差し込まれるコネクタ装置であって、部品点数を比較的少として製造コストの低減を図れるもとで、配線板状部材に対するハウジングからの不所望な抜脱を阻止するための係止及びその係止の解除を確実に行えるものを提供する。
【解決手段】板状部材差込み部(12)が設けられるとともに複数のコンタクトが配列配置されたハウジング(11)と、ハウジングに配された実装用補強金具(16)とを備え、実装用補強金具に設けられたロック部(20)が板状部材差込み部を通じてハウジングに差し込まれたフレキシブル平板状ケーブル(40)を係止したもとで、ハウジングに一体的に設けられたロック解除部(30)の一端部(33)にハウジング内に向かう方向の押圧力が加えられるとき、ロック解除部が移動して、その他端部がロック部にフレキシブル平板状ケーブルに対する係止を解除させる。
【選択図】図16

Description

本願の特許請求の範囲に記載された発明は、フレキシブル印刷配線基板(FPC)やフレキシブル平板状ケーブル(FFC)等の配線板状部材が装着されるもとで、その配線板状部材に設けられた接続端子部を他の配線基板に電気的に接続された状態とするため、装着された配線板状部材に設けられた接続端子部に接触接続されるコンタクト、及び、装着された配線板状部材を不所望な抜脱を阻止すべく係止するロック部を備えたコネクタ装置に関する。
各種の電子機器に実装される比較的小型なフレキシブル印刷配線基板やフレキシブル平板状ケーブル等の配線板状部材は、各種の電気部品が取り付けられる主配線基板への取付けが、当該主配線基板に電気的接続がなされて固定されるコネクタ装置が用いられて行われることが多いものとされる。このような配線板状部材の主配線基板への取付けにあたって用いられるコネクタ装置は、それに装着される配線板状部材に設けられた接続端子部に接触接続される導電性のコンタクトを有していて、そのコンタクトを介して、配線板状部材に設けられた接続端子部を主配線基板に設けられた配線部における端子に電気的に接続する。
従来提案されている、例えば、フレキシブル印刷配線基板とされる配線板状部材の主配線基板への取付けに用いられるコネクタ装置は、配線板状部材が差し込まれる差込み部が設けられたものとされて、主配線基板に配される、絶縁材料によって形成されたハウジングを有したものとされる。そして、例えば、ハウジングに配列配置されて設けられて主配線基板に設けられた配線端子に連結され、配線板状部材が差込み部を通じてハウジングに差し込まれるとき、その配線板状部材に設けられた複数の接続端子部に夫々対応するものとなる複数のコンタクトと、複数のコンタクトについての特性インピーダンス調整に貢献するものとして、さらには、外部からの電磁波ノイズに対するシールド効果を得るために、ハウジングを部分的もしくは全体的に覆うものとして配されて主配線基板に設けられた接地端子に連結される導電性シェルと、ハウジングに対して回動可能に設けられ、複数のコンタクトの夫々に係合して、回動せしめられるとき複数のコンタクトの夫々における作動部を変位させ、それにより、複数のコンタクトに、複数の信号接続端子部に夫々接触接続された状態、あるいは、複数の信号接続端子部との接触接続から解放された状態をとらせるアクチュエータとが備えられる。そして、複数のコンタクトが配線板状部材に設けられた複数の接続端子部に夫々接触接続された状態におかれることにより、配線板状部材が主配線基板との電気的接続状態におかれる。
さらに、従来提案されている配線板状部材の主配線基板への取付けに用いられるコネクタ装置の中には、上述のようなハウジングを有し、上述のような複数のコンタクトと導電性シェルとは備えられているが、ハウジングに対して回動可能に設けられるアクチュエータは備えられていず、配線板状部材が差込み部を通じてハウジングに差し込まれるとき、自動的に、ハウジング内に設けられた複数のコンタクトが差し込まれた配線板状部材に設けられた複数の接続端子部に夫々接触接続されるものもある。斯かるものにあっては、配線板状部材が差込み部を通じてハウジングに適正に差し込まれるだけで、配線板状部材が主配線基板との電気的接続状態におかれる。
このような従来提案されているコネクタ装置にあっては、ハウジングに対して回動可能に設けられるアクチュエータが備えられたもの及び斯かるアクチュエータが備えられないもののいずれの場合にも、例えば、フレキシブル印刷配線基板とされる配線板状部材が、主配線基板に配されたハウジングに差込み部を通じて差し込まれて、ハウジング内に配された複数のコンタクトが、ハウジングに差し込まれた配線板状部材における複数の信号接続端子部に夫々接触接続され、それにより、配線板状部材が主配線基板との電気的接続状態におかれるにあたり、配線板状部材がハウジングから不所望に離脱するような事態が回避されなくてはならない。当然のことながら、ハウジング内に配された複数のコンタクトがハウジングに差し込まれた配線板状部材における複数の接続端子部に夫々接触接続された状態が適正に維持されるためには、ハウジングに差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材が、その状態を安定に維持することができ、ハウジングから不所望に抜脱されてしまう事態をまねかないものとされることが必要とされるのである。
そのため、上述のような、ハウジングを有し、複数のコンタクトと導電性シェルとハウジングに対して回動可能とされるアクチュエータとが備えられたコネクタ装置に属するものであって、ハウジングに差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材に係合して、当該配線板状部材のハウジングからの不所望な抜脱を阻止する係止手段を備えたコネクタ装置が従来提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、上述のような、ハウジングを有し、複数のコンタクトと導電性シェルとは備えられているが、ハウジングに対して回動可能とされるアクチュエータは備えられていないコネクタ装置に属するものであって、ハウジングに差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材に係合して、当該配線板状部材のハウジングからの不所望な抜脱を阻止する係止手段を備えたコネクタ装置も従来提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特許文献1に示されるコネクタ装置にあっては、導電性シェル(シールドプレート11)の一部にシーソーのように変位することができる係止手段(ロック部11c)が形成されており、この係止手段には、導電性シェルの内側に向かって屈曲した係止端部(爪部11d)が設けられている。そして、係止手段は、ハウジング(ハウジング3)に対して回動可能とされたアクチュエータ(アクチュエータ9)の回動操作に応じて変位する。
このようなもとで、配線板状部材(FPC21)がハウジング内の受容空間(FPC受容空間34)に差し込まれた後に、アクチュエータの第1の方向への回動操作が行われると、ハウジング内に配された複数のコンタクト(第1のコンタクト5,第2のコンタクト6)が、アクチュエータに形成されたカム(カム部92,93)によって変位せしめられ、ハウジングに差し込まれた配線板状部材における複数の接続端子部に夫々接触接続されるとともに、係止手段が、アクチュエータに形成されたカム(カム部94)によって変位せしめられ、それに設けられた係止端部をハウジング内に差し込まれた配線板状部材に設けられた係合部(切欠21a)に係合させる。それにより、ハウジングに差し込まれた配線板状部材のハウジングからの不所望な抜脱が阻止される。
その後、係止手段に設けられた係止端部がハウジングに差し込まれた配線板状部材に設けられた係合部に係合したもとで、アクチュエータの第1の方向とは逆の第2の方向への回動操作が行われると、アクチュエータに形成されたカム(カム部94)が、係止手段に、それに設けられた係止端部の配線板状部材に設けられた係合部との係合を解除する状態をとることを許す。それにより、ハウジング内に差し込まれた配線板状部材が、ハウジングから抜脱され得る状態におかれる。
また、特許文献2に示されるコネクタ装置にあっては、ハウジング(ハウジング本体2)にそれに対して回動可能に設けられた導電性シェル(シェル4)が備えられている。そして、導電性シェルの一部に板ばね状の係止手段(足部46)が形成されており、この係止手段の先端部に導電性シェルの内側に向かう係止突起(係止突起44)が設けられている。
このようなハウジングに対して回動可能とされた導電性シェルが、その全体がハウジングに近接することになる、ハウジングに対して伏した位置をとるもとで、配線板状部材(FPC)がハウジングに差込み部(挿入口21)を通じて差し込まれると、ハウジング内に配された複数のコンタクト(コンタクト3(上部コンタクト31,下部コンタクト32))が、ハウジングに差し込まれた配線板状部材における複数の信号接続端子部に夫々接触接続されるとともに、係止手段に設けられた係止突起が、ハウジングに差し込まれた配線板状部材に設けられた係合部(FPC係合孔)に係合する。それにより、ハウジングに差し込まれた配線板状部材のハウジングからの不所望な抜脱が阻止される。
その後、係止手段に設けられた係止突起がハウジングに差し込まれた配線板状部材に設けられた係合部に係合したもとで、ハウジングに対して回動可能とされた導電性シェルが、ハウジングに対して起き上がった位置をとるべく回動操作されると、導電性シェルに形成された係止手段も導電性シェルに伴って変位し、それに設けられた係止突起が配線板状部材に設けられた係合部との係合を解除する。それにより、ハウジングに差し込まれた配線板状部材が、ハウジングから抜脱され得る状態におかれる。
特開2008−52993号公報 (段落0016,0017,0033〜0043、図1,図5、6) 特開2008−192574号公報 (段落0026,0027,0031〜0034,図1〜6)
上述のような、フレキシブル印刷配線基板等の配線板状部材の主配線基板への取付けに用いられるコネクタ装置であって、ハウジング内に差し込まれた配線板状部材のハウジングからの不所望な離脱を阻止する係止手段を備えたものとして従来提案されているコネクタ装置にあっては、係止手段がハウジングに対して回動可能とされたアクチュエータの回動操作に応じて変位するものとされ、あるいは、ハウジングに対して回動可能とされた導電性シェルが備えられ、その導電性シェルの一部に係止手段が形成されている。
このような、係止手段がハウジングに対して回動可能とされたアクチュエータの回動操作に応じて変位するものとされた従来のコネクタ装置の場合には、ハウジングに対して回動可能とされたアクチュエータを備えることが必要とされ、そのことが、コネクタ装置の製造コストを嵩ませる要因となる。それに加えて、係止手段に配線板状部材に対する係止状態あるいは係止解除状態をとらせるにあたっては、アクチュエータをハウジングに対して回動させる操作が不可欠とされ、斯かる操作を行うための不所望なスペースをコネクタ装置の周囲に設けることが必要とされる。
また、ハウジングに対して回動可能とされた導電性シェルが備えられ、その導電性シェルの一部に係止手段が形成された従来のコネクタ装置の場合には、導電性シェルがハウジングに対して回動可能とされるので、コネクタ装置の主配線基板への固定のために導電性シェルを利用することができず、別途、コネクタ装置を主配線基板に固定するための部材(ホールドダウン部材)を備えることが必要とされ、そのことが、コネクタ装置の製造コストを嵩ませる要因となる。
さらに、フレキシブル印刷配線基板等の配線板状部材の主配線基板への取付けに用いられるコネクタ装置にあっては、それにより扱われる配線板状部材における信号接続端子及びそれに接触接続されたコネクタ装置におけるコンタクトを通じて伝送される信号の特性の如何によっては、ハウジングを部分的もしくは全体的に覆うものとして配されて主配線基板に設けられた接地端子に連結される導電性シェルによる、複数のコンタクトについての特性インピーダンス調整への貢献及び外部からの電磁波ノイズに対するシールド効果が、必ずしも必要とされないことになる。それゆえ、導電性シェルによる複数のコンタクトについての特性インピーダンス調整への貢献及び外部からの電磁波ノイズに対するシールド効果が必要とされないことになる信号を扱うコネクタ装置は、例えば、コスト低減が図られて、導電性シェルを備えないものとされることも考えられる。
ところが、このような導電性シェルを備えないコネクタ装置は、上述の従来提案されているコネクタ装置のように、ハウジング内に差し込まれた配線板状部材のハウジングからの不所望な離脱を阻止する役割を果たす、導電性シェルに形成された係止手段を備えることができないものとなってしまう。
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に記載された発明は、フレキシブル印刷配線基板やフレキシブル平板状ケーブル等とされる配線板状部材の他の配線基板への取付けに用いられる、板状部材差込み部が設けられたハウジングと、ハウジングに配列配置されて設けられる複数のコンタクトとを備えたコネクタ装置であって、ハウジングに対して回動可能とされるアクチュエータ等が不要とされ、また、導電性シェルをハウジングに対して回動可能とする必要がなく、さらには、導電性シェル自体を備えないものとすることもでき、それにより、部品点数を比較的少として製造コストの低減を図ることができるもとで、ハウジングに板状部材差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材に対するハウジングからの不所望な抜脱を阻止するための係止及びその係止の解除を、確実に行えることになるものを提供する。
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項9までのいずれかに記載された発明(以下、本発明という。)に係るコネクタ装置は、板状部材差込み部が設けられ、配線基板に対接もしくは近接する一端面部及びそれに対向する他端面部を有して、当該配線基板上に配されるハウジングと、ハウジングに配列配置されて、配線基板に設けられた配線端子に連結される状態をとり、配線板状部材が板状部材差込み部を通じてハウジングに差し込まれたとき、その配線板状部材における複数の接続端子部に接触接続される複数のコンタクトと、ハウジングの複数のコンタクトの配列方向における両端部の夫々に配されて、ハウジングの配線基板への実装に用いられる実装用補強金具とを備えて成り、実装用補強金具に、ハウジングに板状部材差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材を係止する係止状態をとるロック部が設けられるとともに、一端部がハウジングの他端面部側において露出するとともに他端部がロック部に係合するロック解除部が、ハウジングと一体的に形成されてハウジングに対して移動可能に設けられ、ロック部が係止状態をとるもとで、ロック解除部の一端部にハウジング内に向かう方向の押圧力が加えられるとき、ロック解除部がハウジングの一端面部側へと移動して、ロック解除部の他端部がロック部に係止状態を解除させることを特徴とするものとされる。
特に、本願の特許請求の範囲における請求項3に記載された本発明に係るコネクタ装置にあっては、ロック部が、ハウジング内において、ハウジングに板状部材差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材に設けられた係合部に係合してその配線板状部材を係止する状態をとる係止部と、その係止部を変位可能に支持する弾性アーム部とを備えていて、弾性アーム部にロック解除部の他端部が係合する状態をとり、係止部がハウジングに板状部材差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材に設けられた係合部に係合したもとで、ロック解除部の一端部にハウジング内に向かう方向の押圧力が加えられるとき、ロック解除部の他端部がロック部の弾性アーム部に弾性変形を生じさせて係止部を変位させ、その係止部が配線板状部材に設けられた係合部との係合を解除する。
さらに、本願の特許請求の範囲における請求項6に記載された本発明に係るコネクタ装置にあっては、ロック部が、ハウジング内において、ハウジングに板状部材差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材に設けられた係合部に係合してその配線板状部材を係止する状態をとる係止部と、その係止部を変位可能に支持する弾性アーム部とを備えたもとにおいて、係止部におけるハウジングに設けられた板状部材差込み部側の端部が、ハウジングにおける板状部材差込み部が設けられた部分に近接して配される。
上述のような本発明に係るコネクタ装置にあっては、配線板状部材が配線基板に配されるハウジングにそれに設けられた板状部材差込み部を通じて差し込まれると、ハウジングに配列配置された複数のコンタクトが、差し込まれた配線板状部材における複数の接続端子部に接触接続されるとともに、実装用補強金具に設けられたロック部が、ハウジング内において、差し込まれた配線板状部材を係止する係止状態をとる。そして、ロック部が配線板状部材に対する係止状態をとるもとで、ハウジングと一体的に形成され、ハウジングにおける配線基板に対接もしくは近接する一端面部に対向する他端面部側において露出する一端部とロック部に係合する他端部とを有したロック解除部が、その一端部に導電性シェル内に向かう方向の押圧力が加えられると、ハウジングにおける一端面部側へと移動して、その他端部がロック部に配線板状部材に対する係止状態を解除させる状態をとる。
斯かるもとで、ロック部は、例えば、本願の特許請求の範囲における請求項3に記載された本発明に係るコネクタ装置の場合のように、ハウジングに差し込まれた配線板状部材に設けられた係合部に係合してその配線板状部材を係止する状態をとる係止部と、係止部を変位可能に支持する弾性アーム部とを備えて構成され、その弾性アーム部にロック解除部の他端部が係合するものとされる。ロック部を構成する係止部は、例えば、本願の特許請求の範囲における請求項6に記載された本発明に係るコネクタ装置の場合のように、それにおけるハウジングに設けられた板状部材差込み部側の端部が、ハウジングにおける板状部材差込み部が設けられた部分に近接して配される。そして、配線板状部材がハウジングに板状部材差込み部を通じて差し込まれるとき、自動的に、ロック部の係止部が、差し込まれた配線板状部材に設けられた係合部に係合してその配線板状部材を係止する状態をとり、配線板状部材のハウジングからの不所望な抜脱を阻止する。
その後、ロック部の係止部が配線板状部材に設けられた係合部に係合したもとで、ロック解除部の一端部にハウジング内に向かう方向の押圧力が加えられると、ロック解除部の他端部が、例えば、本願の特許請求の範囲における請求項3に記載された本発明に係るコネクタ装置の場合のように、ロック部の弾性アーム部に弾性変形を生じさせて係止部を変位させ、その係止部が配線板状部材に設けられた係合部との係合を解除する。それにより、ロック解除部の一端部にハウジング内に向かう方向の押圧力が加えられることによって、ハウジング内においてロック部が配線板状部材に対する係止を解除する状態がとられ、配線板状部材がハウジングから抜脱され得る状態におかれる。
本発明に係るコネクタ装置においては、上述のように、ハウジングにそれに設けられた板状部材差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材に対しての、ハウジングの複数のコンタクトの配列方向における端部に配された実装用補強金具に設けられたロック部による係止、及び、ハウジングに一体的に設けられたロック解除部によるロック部による係止の解除をなすにあたり、例えば、ハウジングに対して回動可能とされるアクチュエータを設けることが不要とされ、それに加えて、導電性シェルをハウジングに対して回動可能とする必要がなく、さらには、導電性シェル自体を備えないものとすることができる。その結果、本発明に係るコネクタ装置によれば、部品点数を比較的少として製造コストの低減を効果的に図ることができる。
また、配線板状部材をハウジングにそれに設けられた板状部材差込み部を通じて差し込むだけで、配線板状部材に対しての実装用補強金具に設けられたロック部による係止を確実に行うことができ、それとともに、配線板状部材に対してのロック部による係止の解除を、ハウジングにおける配線基板に対接もしくは近接する一端面部に対向する他端面部側において露出するロック解除部の一端部に、ハウジング内に向かう方向の押圧力を加えるだけで行うことができるので、配線板状部材に対してのロック部による係止を極めて簡単な操作によって解除することができるとともに、斯かる操作にロック解除部の周囲に不所望なスペースを設けることが必要とされない。
特に、本願の特許請求の範囲における請求項3に記載された本発明に係るコネクタ装置にあっては、ロック部の弾性アーム部により変位可能に支持された係止部が、ハウジングに板状部材差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材に設けられた係合部に係合したもとで、ロック解除部の一端部にハウジング内に向かう方向の押圧力が加えられるとき、ロック解除部の他端部がロック部の弾性アーム部に弾性変形を生じさせて係止部を変位させ、その係止部が配線板状部材に設けられた係合部との係合を解除するので、配線板状部材に対してのロック部による係止及びロック部による係止の解除を、より確実に行うことができる。
また、本願の特許請求の範囲における請求項6に記載された本発明に係るコネクタ装置にあっては、ロック部の弾性アーム部により変位可能に支持された係止部が、ハウジングに板状部材差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材に設けられた係合部に係合してその配線板状部材を係止する状態をとるもとで、外部から配線板状部材にハウジングから抜脱される方向の力が加えられ、配線板状部材に設けられた係合部が、それに係合している係止部に、ハウジングに設けられた板状部材差込み部に向う方向の力を作用させるとき、係止部におけるハウジングに設けられた板状部材差込み部側の端部が、それが近接するものとされたハウジングにおける板状部材差込み部が設けられた部分に当接する。それにより、配線板状部材に設けられた係合部がそれに係合している係止部に作用させるハウジングに設けられた板状部材差込み部に向う方向の力が、係止部を介して、ハウジングにおける板状部材差込み部が設けられた部分によって受け止められる。従って、斯かる力がロック部の弾性アーム部には伝達されないことになり、その結果、弾性アーム部が不所望に変形してしまう事態を回避できる。
本発明に係るコネクタ装置の一例を示す正面側から見た斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例を示す背面側から見た斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例を示す正面図である。 図3におけるIV−IV線断面を示す断面図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例に備えられる実装用補強金具の一例を示す斜視図である。 図3におけるVI−VI線断面を示す断面図である。 図3における VII−VII 線断面を示す断面図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例におけるそれに備えられたロック部及びロック解除部の相互配置関係を示す一部断面を含んだ正面側から見た部分斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例におけるそれに備えられたロック部及びロック解除部の相互配置関係を示す一部断面を含んだ背面側から見た部分斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例におけるそれに備えられたロック部及びロック解除部の相互配置関係を示す一部断面を含んだ背面側から見た部分斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例に差し込まれるフレキシブル平板状ケーブルを示す表側から見た斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例に差し込まれるフレキシブル平板状ケーブルを示す裏側から見た斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例にフレキシブル平板状ケーブルが差し込まれた状態を示す斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例に対してフレキシブル平板状ケーブルが差込み途中にある状態を示す一部断面を含んだ部分斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例に対するフレキシブル平板状ケーブルの差込みが完了し、当該一例に備えられたロック部の係止部によってフレキシブル平板状ケーブルが係止された状態を示す一部断面を含んだ部分斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例に備えられたロック部の係止部がフレキシブル平板状ケーブルに対する係止を解除した状態を示す一部断面を含んだ部分斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例に備えられたハウジングを単体で示す正面側から見た斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例に備えられたハウジングを単体で示す背面側から見た斜視図である。 図17における XIX−XIX 線断面を示す一部断面を含んだ部分斜視図である。 図18におけるXX−XX線断面を示す一部断面を含んだ部分斜視図である。
本発明を実施するための形態は、以下に述べられる本発明についての実施例をもって説明される。
図1(正面側から見た斜視図),図2(背面側から見た斜視図)及び図3(正面図)は、本発明に係るコネクタ装置の一例を示す。
図1,図2及び図3において、本発明に係るコネクタ装置の一例を成すコネクタ装置10は、合成樹脂等の絶縁材料によって形成されたハウジング11を備えている。ハウジング11には、図1及び図3に示されるように、その正面側部分に板状部材差込み部12が設けられており、板状部材差込み部12からハウジング11の内部へと板状部材収容空間が伸びている。ハウジング11の内部に形成される板状部材収容空間には、配線板状部材を成す、例えば、後述されるフレキシブル平板状ケーブルが、板状部材差込み部12を通じて差し込まれる。
ハウジング11は、例えば、図示されていない主配線基板に対接もしくは近接する状態をとる端面部13及び端面部13に対向する端面部14を有していて、端面部13を主配線基板に対接もしくは近接させて主配線基板に配される。図1〜図3においては、端面部13が下方端面部とされており、また、端面部14が上方端面部とされている。
ハウジング11には、各々が弾性導電材料で形成された複数のコンタクト15が、ハウジング11の長手方向(左右方向)に沿って配列配置されて設けられている。複数のコンタクト15は、例えば、板状部材差込み部12を通じてハウジング11に差し込まれたフレキシブル平板状ケーブルにおける複数の接続端子部に接触接続されるものとして設けられており、具体的には、例えば、フレキシブル平板状ケーブルの複数の信号接続端子部,接地接続端子部、あるいは、電源接続端子部に接触接続される信号用,接地用、あるいは、電源用コンタクトとして用いられる。
図3における IV-IV線断面をあらわす図4に示されるように、複数のコンタクト15の夫々には、図2に示されるようにハウジング11の背面側部分からハウジング11外に導出されて、ハウジング11が配された主配線基板における配線端子に接続される状態をとる接続端子部15aが設けられている。また、複数のコンタクト15の夫々におけるハウジング11内に配される部分には、板状部材差込み部12を通じてハウジング11に差し込まれたフレキシブル平板状ケーブルにおける接続端子部に弾性押圧力を作用させて接触する押圧接触部15bが設けられている。これらの複数のコンタクト15の夫々の主要部分は、例えば、図2に示されるハウジン11の背面側部分から、ハウジング11の内部へと押圧挿入される。
また、ハウジング11の複数のコンタクト15の配列方向(長手方向(左右方向))における両端部には、ハウジング11の主配線基板への実装に用いられる実装用補強金具16及び17が夫々配されている。実装用補強金具16は、金属板材が打抜折曲加工されて形成され、ハウジング11の複数のコンタクト15の配列方向における一端部(正面側から見て左側の端部であって、以下、左端部という。)を部分的に覆うものとされており、主配線基板に取り付けられる状態をとる基板取付部18を有している。同様に、実装用補強金具17も、金属板材が打抜折曲加工されて形成され、ハウジング11の複数のコンタクト15の配列方向における他端部(正面側から見て右側の端部であって、以下、右端部という。)を部分的に覆うものとされており、主配線基板に取り付けられる状態をとる基板取付部19を有している。
ハウジング11が図示されていない主配線基板に実装されるにあたっては、ハウジング11がその端面部13を主配線基板に対接もしくは近接させて主配線基板に配されたもとで、実装用補強金具16が有する基板取付部18及び実装用補強金具17が有する基板取付部19が、主配線基板に、例えば、半田付けにより取り付けられて固定される。また、その際、複数のコンタクト15の夫々の接続端子部15aが、ハウジング11が実装される主配線基板における配線端子に、例えば、半田付けによって接続される。その結果、コネクタ装置10の全体が主配線基板に電気的接続がなされて取り付けられたものとされる。
主配線基板に実装されたハウジング11に、それに設けられた板状部材差込み部12を通じて、配線板状部材を成す、例えば、フレキシブル平板状ケーブルが差し込まれると、ハウジング11内において、複数のコンタクト15の夫々における押圧接触部15bが、フレキシブル平板状ケーブルにおける複数の接続端子部のうちの対応するものに弾性押圧力を作用させて接触する。それにより、複数のコンタクト15がフレキシブル平板状ケーブルにおける複数の接続端子部に夫々接触接続され、ハウジング11に差し込まれたフレキシブル平板状ケーブルにおける複数の接続端子部が、複数のコンタクト15を介して、ハウジング11が実装された主配線基板における配線端子に連結される。
図5に示されるように、ハウジング11の左端部に配される実装用補強金具16には、ハウジング11に設けられた板状部材差込部12に隣接して位置する部分に、ハウジング11に板状部材差込み部12を通じて差し込まれた配線板状部材を成す、例えば、フレキシブル平板状ケーブルを係止する状態をとるロック部20が形成されている。ロック部20は、ハウジング11の端面部13側に配される第1の平板状部21から、一旦ハウジング11の正面側部分に向かって伸びた後、ハウジング11の端面部14側に折り返して、ハウジング11の背面側部分に向かって伸びる枠状体を成す弾性アーム部22と、弾性アーム部22によって変位可能に支持された係止部23とを備えて構成されている。
また、実装用補強金具16には、ハウジング11の端面部14側に配されて、第1の平板状部21に対向する第2の平板状部24が設けられており、第2の平板状部24には、切欠き部25が形成されている。上述の、第1の平板状部21,ロック部20を構成する弾性アーム部22及び係止部23、及び、第2の平板状部24は、一体的に形成されている。
ロック部20の係止部23は、弾性アーム部22から第2の平板状部24に向かって立ち上がった突起を成しており、その端面部を、配線板状部材を成す、例えば、フレキシブル平板状ケーブルの板状部材差込み部12を通じたハウジング11への差込み方向に沿って上昇傾斜する傾斜面23aを形成するものとしている。そして、係止部23は、その傾斜面23aを形成する部分を、板状部材差込み部12を通じてハウジング11に差し込まれる配線板状部材を成す、例えば、フレキシブル平板状ケーブルに設けられた係合部に係合させる。
図3におけるVI−VI線断面をあらわす図6に示されるように、ロック部20の係止部23は、ハウジング11内において、その傾斜面23aを形成する部分における最上方部が、ハウジング11の端面部14側の部分に近接するとともに、それにおけるハウジング11に設けられた板状部材差込み部12側の端部23bが、ハウジング11における板状部材差込み部12が設けられた部分に近接することになる位置をとるものとされる。
また、実装用補強金具16には、ハウジング11の正面側部分に設けられたスリットに差し込まれる差込み係合突起部26及び27が形成されている。
ハウジング11の右端部に配される実装用補強金具17も、実装用補強金具16と同様に構成されて、実装用補強金具16との左右対称対を成すものとされている。従って、実装用補強金具17にも、実装用補強金具16における、弾性アーム部22及び係止部23とにより構成されるロック部20,相互対向する第1の平板状部21及び第2の平板状部24,切欠き部25及び係合突起部26及び27に夫々相当する、弾性アーム部及び係止部とにより構成されるロック部,相互対向する第1及び第2の平板状部,切欠き部及び係合突起部が形成されている。
一方、ハウジング11においては、ハウジング11の左端部に配される実装用補強金具16に設けられたロック部20に対応する部位に、ロック解除部30が移動可能に設けられており、また、ハウジング11の右端部に配される実装用補強金具17に設けられたロック部に対応する部位に、ロック解除部31が移動可能に設けられている。このロック解除部30及び31の夫々は、板状部材差込み部12を通じてハウジング11に差し込まれる配線板状部材を成す、例えば、フレキシブル平板状ケーブルに対する、実装用補強金具16に設けられたロック部20による係止もしくは実装用補強金具17に設けられたロック部による係止を、解除すべく操作されるものとされている。
ハウジング11に設けられたロック解除部30は、図3における VII−VII 線断面をあらわす図7に示されるように、ハウジング11における背面側部分に連結部32によって連結されていて、ハウジング11と一体的に形成されている。連結部32は、弾性を有するものとされて、図7における上下方向、即ち、ハウジング11の端面部13から端面部14に向かう方向及びそれに対する逆方向の揺動が可能とされており、それにより、ロック解除部30の全体が、それに対する操作に応じて図7における上下方向に移動し得る状態におかれている。
このロック解除部30は、図8にも示されるように、図7及び図8の夫々における上下方向、即ち、ハウジング11の端面部13から端面部14に向かう方向及びそれに対する逆方向において相互対向する一端部33及び他端部34を有している。そして、ロック解除部30の一端部33は、ハウジング11内から実装用補強金具16の平板状部24に形成された切欠き部25を通じて、ハウジング11の端面部14側に露出し、平板状部を形成するように広がって、複数のコンタクト15の配列方向に張り出す一対の末端張出部33aを形成している。また、ロック解除部30の他端部34は、ハウジング11内において、実装用補強金具16に設けられたロック部20のアーム部22に当接して係合している。さらに、ロック解除部30における一端部33と他端部34との間となる中間部分には、複数のコンタクト15の配列方向に張り出す一対の中間張出部35が形成されている。これよりして、ロック解除部30は、ハウジング11と一体的に形成されて移動可能に設けられ、一端部33が、ハウジング11における端面部14側において露出しているとともに、他端部34が、実装用補強金具16に設けられたロック部20に係合するものとされていることになる。
このような、連結部32を介してハウジング11の背面部側部分により支持されたロック解除部30にあっては、その一端部33にハウジング11内に向かう方向の押圧力が加えられるとき、ロック解除部30の全体が、一端部33側から他端部34側に向かう方向、即ち、ハウジング11の端面部13側に向かう方向に移動せしめられる押圧移動を生じ、他端部34が係合するロック部20の弾性アーム部22に弾性変形を生じさせ、また、その一端部33にハウジング11内に向かう方向の押圧力が加えられなくなると、他端部34が係合するロック部20の弾性アーム部22の復元弾性変形によって、ロック解除部30の全体が、他端部34側から一端部33側に向かう方向、即ち、ハウジング11の端面部14側に向かう方向に移動せしめられる復元移動を生じる。その際、ロック解除部30の押圧移動の範囲が、ロック解除部30の一端部33が形成する一対の末端張出部33aが、後述される、ハウジング11におけるロック解除部30の近傍となる部分に設けられた、各々が当接面を形成する一対の第1の移動阻止部36に当接することにより規制される。
ハウジング11に設けられたロック解除部31も、ロック解除部30と同様に構成されて、ロック解除部30との左右対称対を成すものとされており、ロック解除部31は、ロック解除部30をハウジング11の背面側部分に連結する連結部32に相当する連結部37(図17及び図18)によって、ハウジング11の背面側部分に連結されている。従って、ロック解除部31は、ロック解除部30が備える一端部33及び他端部34,一対の末端張出部33a及び一対の中間張出部35に夫々相当する一対の端部,一対の末端張出部及び一対の中間張出部を備えている。
そして、ロック解除部31が備える、ロック解除部30の一端部33に相当する一端部が、ハウジング11内から実装用補強金具17に形成された切欠き部を通じて、ハウジング11の端面部14側に露出し、また、ロック解除部31が備える、ロック解除部30の他端部34に相当する他端部が、ハウジング11内において、実装用補強金具17に設けられたロック部の弾性アーム部に当接して係合している。斯かるもとで、ロック解除部31が備える、ロック解除部30の一端部33に相当する一端部に、ハウジング11内に向かう方向の押圧力が加えられるとき、ロック解除部31が、ロック解除部30の一端部33にハウジング11内に向かう方向の押圧力が加えられるときにおけるロック解除部30の押圧移動と同様な押圧移動を行う。
なお、ハウジング11におけるロック解除部31の近傍となる部分には、ロック解除部30の押圧移動の範囲を規制する一対の第1の移動阻止部36に相当する一対の第1の移動阻止部が、ロック解除部31の押圧移動の範囲を規制するものとして設けられている。
上述のように、コネクタ装置10にあっては、そのハウジング11の複数のコンタクト15の配列方向における両端部(左端部及び右端部)に、実装用補強金具16に設けられたロック部20及びそれに対応するロック解除部30と、実装用補強金具17に設けられたロック部(ロック部20に相当する)及びそれに対応するロック解除部31とが、夫々配されているのである。
図9及び図10は、コネクタ装置10におけるハウジング11の左端部における、実装用補強金具16に設けられたロック部20とハウジング11に設けられたロック解除部30との相互配置関係を示す。ロック解除部30は、その一端部33にハウジング11内に向かう方向の押圧力が加えられるとき、その全体がハウジング11の端面部13側に向かう方向に移動せしめられる押圧移動を生じるが、図9は、ロック解除部30が押圧移動を生じていない状態を示しており、図10は、ロック解除部30が押圧移動を生じた状態を示している。
図9においては、ロック解除部30の他端部34が実装用補強金具16に設けられたロック部20の弾性アーム部22に当接係合しているが、ロック解除部30の一端部33にハウジング11内に向かう方向の押圧力が加えられていず、ロック部20の弾性アーム部22は弾性変形を生じていない。それに対して、図10においては、ロック解除部30の他端部34が実装用補強金具16に設けられたロック部20の弾性アーム部22に当接係合したもとで、ロック解除部30の一端部33にハウジング11内に向かう方向の押圧力が加えられており、それにより、ロック解除部30の他端部34がロック部20の弾性アーム部22を実装用補強金具16における第1の平板状部21側へと押圧して、弾性アーム部22に弾性変形を生じさせている。このとき、ロック部20の弾性アーム部22は、それが支持する係止部23を、図9に示される位置から実装用補強金具16における第1の平板状部21に近付いた位置へと変位させている。
コネクタ装置10におけるハウジング11の右端部における、実装用補強金具17に設けられたロック部とハウジング11に設けられたロック解除部31との相互配置関係についても、上述の実装用補強金具16に設けられたロック部20とハウジング11に設けられたロック解除部30との相互位置関係と同様である。
図11及び図12は、コネクタ装置10におけるハウジング11に板状部材差込み部12を通じて差し込まれる、配線板状部材を成すフレキシブル平板状ケーブルの一例であるフレキシブル平板状ケーブル40を示す。
図11及び図12に示されるフレキシブル平板状ケーブル40は、補強板41を備えており、図11は、補強板41の表側から見たフレキシブル平板状ケーブル40をあらわし、図12は、補強板41の裏側から見たフレキシブル平板状ケーブル40をあらわしている。補強板41の表側の面は絶縁被膜42によって覆われており、補強板41の一端部における表側の面を覆う絶縁被膜42上には、各々が導電材料により細い短冊状に形成された複数の接続端子部43が配列配置されて設けられている。複数の接続端子部43が配列配置されて設けられた補強板41の一端部は、フレキシブル平板状ケーブル40の一端部を形成している。
このような補強板41を備えたフレキシブル平板状ケーブル40には、その一端部に配列配置されて設けられた複数の接続端子部43を挟んで相互対向する一対の側縁部に、各々が切欠きを形成する係合部44及び係合部45が夫々形成されている。そして、一対の側縁部の一方における係合部44より先端側の部分が先端平板部46とされるとともに、一対の側縁部の他方における係合部45より先端側の部分が先端平板部47とされている。
一対の係合部44及び係合部45は、各々が切欠きを形成するものとされているが、これらの切欠きに代えて、フレキシブル平板状ケーブル40の一対の側縁部に夫々配される一対の係合孔を形成するものとされてもよい。そして、フレキシブル平板状ケーブル40においては、補強板41の表側が、その面を覆う絶縁被膜42上に配列配置されて設けられた複数の接続端子部43、及び、一対の係合部44及び係合部45または一対の係合孔が形成された部分を残して、それら以外の部分がカバーフィルム48によって覆われている。
図13は、図11及び図12に示されるフレキシブル平板状ケーブル40が、コネクタ装置10におけるハウジング11に板状部材差込み部12を通じて差し込まれた状態を示す。図13におけるフレキシブル平板状ケーブル40にあっては、補強板41の表側が示されている。
図13に示されるように、フレキシブル平板状ケーブル40がコネクタ装置10におけるハウジング11に板状部材差込み部12を通じて差し込まれるときには、先ず、図14に示されるように、コネクタ装置10におけるハウジング11の左端部において、実装用補強金具16に設けられたロック部20の係止部23における傾斜面23aを形成する部分が、ハウジング11に板状部材差込み部12を通じて差し込まれたフレキシブル平板状ケーブル40における係合部44より先端側の先端平板部46に、補強板41の裏側から当接する。その際、ロック部20の係止部23は、フレキシブル平板状ケーブル40における先端平板部46によって、実装用補強金具16における第1の平板状部21に向かって、即ち、ハウジング11の端面部13側に向かって押圧され、ロック部20における弾性アーム部22の弾性変形を伴って実装用補強金具16における第1の平板状部21に近付く位置に変位せしめられる。
また、図示は省略されているが、コネクタ装置10におけるハウジング11の右端部においても、実装用補強金具17に設けられたロック部の係止部における傾斜面を形成する部分が、ハウジング11に板状部材差込み部12を通じて差し込まれたフレキシブル平板状ケーブル40における係合部45より先端側の先端平板部47に、補強板41の裏側から当接する。その際、ロック部の係止部は、フレキシブル平板状ケーブル40における先端平板部47によって、実装用補強金具17における第1の平板状部に向かって、即ち、ハウジング11の端面部13側に向かって押圧され、ロック部における弾性アーム部の弾性変形を伴って実装用補強金具17における第1の平板状部に近付く位置に変位せしめられる。
続いて、フレキシブル平板状ケーブル40がさらにハウジング11の内部へと差し込まれると、図15に示されるように、コネクタ装置10におけるハウジング11の左端部において、ロック部20の係止部23における傾斜面23aを形成する部分が、フレキシブル平板状ケーブル40における先端平板部46から外れ、ロック部20における弾性アーム部22の弾性復元により実装用補強金具16における第1の平板状部21から遠ざかる位置(元の位置)へと変位せしめられて、フレキシブル平板状ケーブル40における係合部44に係合し、フレキシブル平板状ケーブル40を係止する。
また、図示は省略されているが、コネクタ装置10におけるハウジング11の右端部においても、実装用補強金具17に設けられたロック部の係止部における傾斜面を形成する部分が、フレキシブル平板状ケーブル40における先端平板部47から外れ、実装用補強金具17に設けられたロック部における弾性アーム部の弾性復元により実装用補強金具17における第1の平板状部から遠ざかる位置(元の位置)へと変位せしめられて、フレキシブル平板状ケーブル40における係合部45に係合し、フレキシブル平板状ケーブル40を係止する。
このとき、フレキシブル平板状ケーブル40は、ハウジング11への板状部材差込み部12を通じての差込みを完了して、ハウジング11に対する正規の差込み位置をとっており、実装用補強金具16に設けられたロック部20及び実装用補強金具17に設けられたロック部により係止されて、ハウジング11からの不所望な抜脱が阻止される状態におかれる。即ち、フレキシブル平板状ケーブル40は、ハウジング11に板状部材差込み部12を通じて適正に差し込まれるだけで、実装用補強金具16に設けられたロック部20及び実装用補強金具17に設けられたロック部により、ハウジング11からの不所望な抜脱が阻止される状態におかれることになる。
斯かる際、実装用補強金具16に設けられたロック部20の係止部23における傾斜面23aを形成する部分が、フレキシブル平板状ケーブル40における先端平板部46から外れることにより、弾性復元するロック部20の弾性アーム部22は、ハウジング11の一部分に弾性当接して、クリック音を発生する。同様に、実装用補強金具17に設けられたロック部の係止部における傾斜面を形成する部分が、フレキシブル平板状ケーブル40における先端平板部47から外れることにより、弾性復元するロック部の弾性アーム部も、ハウジング11の一部分に弾性当接して、クリック音を発生する。このような実装用補強金具16に設けられたロック部20の弾性アーム部22及び実装用補強金具17に設けられたロック部の弾性アーム部がハウジング11の一部分に弾性当接して発生するクリック音により、フレキシブル平板状ケーブル40が、ハウジング11への板状部材差込み部12を通じての差込みを完了して正規の差込み位置をとり、実装用補強金具16に設けられたロック部20及び実装用補強金具17に設けられたロック部により係止された状態におかれたことを確認することができる。
このようにして、フレキシブル平板状ケーブル40がハウジング11への板状部材差込み部12を通じての差込を完了して正規の差込み位置をとるもとにおいては、ハウジング11内において、配列配置された複数のコンタクト15の夫々における接続端子部15aが、フレキシブル平板状ケーブル40における複数の接続端子部43のうちの対応するものに、フレキシブル平板状ケーブル40の表側から弾性当接する。それにより、ハウジング11に配列配置されて設けられた複数のコンタクト15が、ハウジング11に差し込まれたフレキシブル平板状ケーブル40における複数の接続端子部43に夫々接触接続されることになり、ハウジング11に差し込まれたフレキシブル平板状ケーブル40における複数の接続端子部43が、複数のコンタクト15を介して、ハウジング11が実装された主配線基板に設けられた配線端子に連結される。
斯かるもとで、コネクタ装置10の外部からフレキシブル平板状ケーブル40にハウジング11から抜脱される方向の力が加えられ、フレキシブル平板状ケーブル40に設けられた係合部44及び45が、それらに夫々係合している実装用補強金具16に設けられたロック部20の係止部23及び実装用補強金具17に設けられたロック部の係止部に、ハウジング11に設けられた板状部材差込み部12に向う方向の力を作用させるときにおいては、実装用補強金具16に設けられたロック部20の係止部23における板状部材差込み部12側の端部23b、及び、実装用補強金具17に設けられたロック部の係止部23における板状部材差込み部12側の端部の夫々が、それが近接するものとされたハウジング11における板状部材差込み部12が設けられた部分に当接する。それにより、フレキシブル平板状ケーブル40に設けられた係合部44及び45が、それらに夫々係合している実装用補強金具16に設けられたロック部20の係止部23及び実装用補強金具17に設けられたロック部の係止部に作用させる、板状部材差込み部12に向う方向の力が、実装用補強金具16に設けられたロック部20の係止部23及び実装用補強金具17に設けられたロック部の係止部を介して、ハウジング11における板状部材差込み部12が設けられた部分によって受け止められて、実装用補強金具16に設けられたロック部20の弾性アーム部22及び実装用補強金具17に設けられたロック部の弾性アーム部には伝達されないことになる。その結果、実装用補強金具16に設けられたロック部20の弾性アーム部22及び実装用補強金具17に設けられたロック部の弾性アーム部が不所望に変形してしまう事態が回避される。
その後、図16に示されるように、コネクタ装置10におけるハウジング11の左端部において、ロック解除部30の一端部33に、それに対する操作によって、ハウジング11内に向かう方向の押圧力が加えられ、ロック解除部30の全体が、それとハウジング11における背面側部分とを連結する連結部32の揺動を伴い、傾斜する状態をもってハウジング11の端面部13側へと移動せしめられ、また、コネクタ装置10におけるハウジング11の右端部において、ロック解除部31の全体が、ロック解除部30と同様に、傾斜する状態をもってハウジング11の端面部13側へと移動せしめられると、ロック解除部30が、その他端部34によって、実装用補強金具16に設けられたロック部20の弾性アーム部22を実装用補強金具16における第1の平板状部21に向かって押圧し、弾性変形を生じさせて実装用補強金具16における第1の平板状部21に近付くように移動させ、また、ロック解除部31が、ロック解除部30と同様に作動して、実装用補強金具17に設けられたロック部の弾性アーム部を実装用補強金具17における第1の平板状部に近付くように移動させる。
実装用補強金具16における第1の平板状部21に近付くように移動せしめられる弾性アーム部22は、それが支持するロック部20の係止部23を、実装用補強金具16における第1の平板状部21に近付く位置に変位させ、また、実装用補強金具17における第1の平板状部に近付くように移動せしめられる実装用補強金具17に設けられたロック部の弾性アーム部は、それが支持するロック部の係止部を、実装用補強金具17における第1の平板状部に近付く位置に変位させる。その結果、実装用補強金具16に設けられたロック部20の係止部23が、その傾斜面23aを形成する部分のフレキシブル平板状ケーブル40における係合部44との係合を解除し、また、実装用補強金具17に設けられたロック部の係止部が、その傾斜面を形成する部分のフレキシブル平板状ケーブル40における係合部45との係合を解除して、フレキシブル平板状ケーブル40をそれに対する実装用補強金具16に設けられたロック部20及び実装用補強金具17に設けられたロック部による係止から解放する。それにより、ハウジング11に差し込まれたフレキシブル平板状ケーブル40が、ハウジング11から適正に抜脱され得る状態におかれる。
フレキシブル平板状ケーブル40における一対の係合部44及び係合部45が、一対の切欠き部に代えて、一対の係合孔を形成するものとされる場合にも、上述と同様にして、フレキシブル平板状ケーブル40に対する実装用補強金具16に設けられたロック部20及び実装用補強金具17に設けられたロック部による係止、及び、ロック解除部30及び31を用いての、実装用補強金具16に設けられたロック部20及び実装用補強金具17に設けられたロック部による係止の解除が行われる。
図17及び図18は、コネクタ装置10が備えるハウジング11を単体で示しており、図17においては、ハウジング11がその正面側から見たものとして示されており、また、図18においては、ハウジング11がその背面側から見たものとして示されている。
図17及び図18において、ハウジング11には、前述のように、その正面側部分に板状部材差込み部12が設けられており、また、その背面側部分に、複数のコンタクト15が夫々配されることになる複数の溝50が形成されている。さらに、ハウジング11の左端部には、ハウジング11の背面側部分から伸びる連結部32によって支持されたロック解除部30が設けられており、また、ハウジング11の右端部には、ハウジング11の背面側部分から伸びる連結部37によって支持されたロック解除部31が設けられている。
ハウジング11の左端部を図17における XIX-XIX線断面を含むものとして示す図19、及び、ハウジング11の左端部を図18における XX-XX線断面を含むものとして示す図20に示されるように、ハウジング11の左端部におけるロック解除部30の近傍となる部分に、前述の各々が当接面を形成する一対の第1の移動阻止部36が、ロック解除部30の一端部33が形成する一対の末端張出部33aに夫々対向するものとして設けられており、さらに、それに加えて、ロック解除部30の一端部33と一対の中間張出部35の夫々との間となる位置に配される一対の突起部51が設けられている。そして、一対の突起部51の夫々における、ロック解除部30の中間張出部35に対向する当接面が、第2の移動阻止部52を形成しており、また、一対の突起部51の夫々における、ロック解除部30の一端部33と中間張出部35との間の部分に対向する当接面が、第3の移動阻止部53を形成している。
従って、ハウジング11の左端部におけるロック解除部30の近傍となる部分には、各々が当接面を形成し、ロック解除部30の一端部33が形成する末端張出部33aに対向する、一対の第1の移動阻止部36と、各々が当接面を形成し、ロック解除部30の中間張出部35に対向する、一対の第2の移動阻止部52と、各々が当接面を形成し、ロック解除部30の一端部33と中間張出部35との間の部分に対向する、一対の第3の移動阻止部53と、が設けられていることになる。
図示は省略されているが、ハウジング11の右端部におけるロック解除部31の近傍となる部分にも、上述のハウジング11の左端部におけるロック解除部30の近傍となる部分と同様に、各々が当接面を形成し、ロック解除部31の一端部が形成する末端張出部に対向する、一対の第1の移動阻止部と、各々が当接面を形成し、ロック解除部31の中間張出部に対向する、一対の第2の移動阻止部と、各々が当接面を形成し、ロック解除部31の一端部と中間張出部との間の部分に対向する、一対の第3の移動阻止部と、が設けられている。
それにより、ロック解除部30の一端部33にハウジング11内に向かう方向の過大押圧力が加えられて、ロック解除部30がハウジング11の端面部13側へと移動するときには、ロック解除部30の一端部33が形成する一対の末端張出部33aのうちの一方もしくは両方が、ハウジング11の左端部におけるロック解除部30の近傍となる部分に設けられた一対の第1の移動阻止部36のうちの一方もしくは両方に当接し、それにより、第1の移動阻止部36が、ロック解除部30の一端部33が形成する末端張出部33aを係止して、ロック解除部30の移動を阻止することになる。その結果、一端部33にハウジング11内に向かう方向の過大押圧力が加えられたロック解除部30が破損を生じてしまう事態に陥ることが、確実に防止される。
同様に、ロック解除部31の一端部にハウジング11内に向かう方向の過大押圧力が加えられて、ロック解除部31がハウジング11の端面部13側へと移動するときには、ロック解除部31の一端部が形成する一対の末端張出部のうちの一方もしくは両方が、ハウジング11の右端部におけるロック解除部31の近傍となる部分に設けられた一対の第1の移動阻止部のうちの一方もしくは両方に当接し、それにより、当該第1の移動阻止部が、ロック解除部31の一端部が形成する末端張出部を係止して、ロック解除部31の移動を阻止することになる。その結果、一端部にハウジング11内に向かう方向の過大押圧力が加えられたロック解除部31が破損を生じてしまう事態に陥ることが、確実に防止される。
また、ロック解除部30の一端部33にハウジング11外に向かう方向の過大引出力が加えられて、ロック解除部30がハウジング11の端面部14側へと移動するときには、ロック解除部30の一対の中間張出部35のうちの一方もしくは両方が、ハウジング11の左端部におけるロック解除部30の近傍となる部分に設けられた一対の第2の移動阻止部52のうちの一方もしくは両方に当接し、それにより、第2の移動阻止部52が、ロック解除部30の中間張出部35を係止して、ロック解除部30の移動を阻止することになる。その結果、一端部33にハウジング11外に向かう方向の過大引出力が加えられたロック解除部30が、破損を生じてしまう事態に陥ることが、確実に防止される。
同様に、ロック解除部31の一端部にハウジング11外に向かう方向の過大引出力が加えられて、ロック解除部31がハウジング11の端面部14側へと移動するときには、ロック解除部31の一対の中間張出部のうちの一方もしくは両方が、ハウジング11の右端部におけるロック解除部31の近傍となる部分に設けられた一対の第2の移動阻止部のうちの一方もしくは両方に当接し、それにより、当該第2の移動阻止部が、ロック解除部31の中間張出部を係止して、ロック解除部31の移動を阻止することになる。その結果、一端部にハウジング11外に向かう方向の過大引出力が加えられたロック解除部31が、破損を生じてしまう事態に陥ることが、確実に防止される。
さらに、ロック解除部30の一端部33に複数のコンタクト15の配列方向の過大押圧力が加えられて、ロック解除部30が複数のコンタクト15の配列方向へと移動するときには、ロック解除部30の一端部33と一対の中間張出部35のうちの一方との間の部分が、ハウジング11の左端部におけるロック解除部30の近傍となる部分に設けられた一対の第3の移動阻止部53のうちの一方に当接し、それにより、第3の移動阻止部53が、ロック解除部30の一端部33と一対の中間張出部35のうちの一方との間の部分を係止して、ロック解除部30の移動を阻止することになる。その結果、一端部33に複数のコンタクト15の配列方向の過大押圧力が加えられたロック解除部30が、破損を生じてしまう事態に陥ることが、確実に防止される。
また、ロック解除部31の一端部に複数のコンタクト15の配列方向の過大押圧力が加えられて、ロック解除部31が複数のコンタクト15の配列方向へと移動するときには、ロック解除部31の一端部と一対の中間張出部のうちの一方との間の部分が、ハウジング11の右端部におけるロック解除部31の近傍となる部分に設けられた一対の第3の移動阻止部のうちの一方に当接し、それにより、当該第3の移動阻止部が、ロック解除部31の一端部と一対の中間張出部のうちの一方との間の部分を係止して、ロック解除部31の移動を阻止することになる。その結果、一端部に複数のコンタクト15の配列方向の過大押圧力が加えられたロック解除部31が、破損を生じてしまう事態に陥ることが、確実に防止される。
上述のようなコネクタ装置10が用いられてそれにおけるハウジング11に配線板状部材を成すフレキシブル平板状ケーブル40が差し込まれるもとにあっては、フレキシブル平板状ケーブル40をコネクタ装置10におけるハウジング11に板状部材差込み部12を通じて差し込むだけで、ハウジング11に差し込まれたフレキシブル平板状ケーブル40における複数の接続端子部43が、複数のコンタクト15を介して、ハウジング11が実装された主配線基板に設けられた配線端子に連結されるとともに、ハウジング11に差し込まれたフレキシブル平板状ケーブル40が実装用補強金具16に設けられたロック部20及び実装用補強金具17に設けられたロック部によって適正に係止される状態を得ることができる。
また、斯かるもとにあっては、ハウジング11にそれに設けられた板状部材差込み部12を通じて差し込まれたフレキシブル平板状ケーブル40に対しての、実装用補強金具16に設けられたロック部20及び実装用補強金具17に設けられたロック部による係止、及び、ハウジング11に一体的に設けられたロック解除部30及びロック解除部31を用いての、実装用補強金具16に設けられたロック部20及び実装用補強金具17に設けられたロック部による係止の解除をなすにあたり、例えば、ハウジング11に対して回動可能とされるアクチュエータを設けることが不要とされ、それに加えて、ハウジング11に対して固定される、もしくは、回動可能とされる導電性シェルを設けることも不要とされる。その結果、コネクタ装置10を用いる場合には、その部品点数を比較的少として製造コストの低減を効果的に図ることができる。
それに加えて、フレキシブル平板状ケーブル40に対しての実装用補強金具16に設けられたロック部20及び実装用補強金具17に設けられたロック部による係止の解除を、ハウジング11における端面部14側において露出するロック解除部30の一端部33及びロック解除部31の一端部に、ハウジング11内に向かう方向の押圧力を加えるだけで行うことができるので、フレキシブル平板状ケーブル40に対しての実装用補強金具16に設けられたロック部20及び実装用補強金具17に設けられたロック部による係止を極めて簡単な操作によって解除することができるとともに、斯かる操作に各ロック解除部30の周囲に不所望なスペースを設けることが必要とされない。
このようなコネクタ装置10についてより詳細に見ると、実装用補強金具16に設けられたロック部20における弾性アーム部22により変位可能に支持された係止部23が、ハウジング11に板状部材差込み部12を通じて差し込まれたフレキシブル平板状ケーブル40に設けられた係合部44に係合したもとで、ロック解除部30における一端部33がハウジング11内に向かう方向に押圧されるとき、ロック解除部30の他端部34が、対応するロック部20の弾性アーム部22に弾性変形を生じさせて係止部23を変位させ、その係止部23がフレキシブル平板状ケーブル40に設けられた係合部44との係合を解除し、また、実装用補強金具17に設けられたロック部における弾性アーム部により変位可能に支持された係止部が、ハウジング11に板状部材差込み部12を通じて差し込まれたフレキシブル平板状ケーブル40に設けられた係合部45に係合したもとで、ロック解除部31における一端部がハウジング11内に向かう方向に押圧されるとき、ロック解除部31の他端部が、対応するロック部の弾性アーム部に弾性変形を生じさせて係止部を変位させ、その係止部がフレキシブル平板状ケーブル40に設けられた係合部45との係合を解除する。それにより、フレキシブル平板状ケーブル40に対しての実装用補強金具16に設けられたロック部20及び実装用補強金具17に設けられたロック部による係止の解除が、確実に行われる。
以上のような本発明に係るコネクタ装置は、例えば、フレキシブル平板状ケーブル等とされる配線板状部材の主配線基板への取付けに用いられる、板状部材差込み部が設けられたハウジングと、ハウジングに配列配置されて設けられる複数のコンタクトと、ハウジングの複数のコンタクトの配列方向における両端部の夫々に配される実装用補強金具とを備えたコネクタ装置であって、部品点数を比較的少として製造コストの低減を図ることができ、さらに、ハウジングに板状部材差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材に対するハウジングからの不所望な抜脱を阻止するための係止及びその係止の解除を確実に行えるものとして、様々な電子機器等に広く適用され得るものである。
10・・・コネクタ装置, 11・・・ハウジング, 12・・・板状部材差込み部, 13,14・・・(ハウジングの)端面部, 15・・・コンタクト, 16,17・・・実装用補強金具, 18,19・・・基板取付部, 20・・・ロック部, 21・・・第1の平板状部, 22・・・弾性アーム部, 23・・・係止部, 23a・・・(係止部23の)傾斜面, 23b・・・(係止部23の)端部, 24・・・第2の平板状部, 25・・・切欠き部, 30,31・・・ロック解除部, 32,37・・・連結部, 33・・・( ロック解除部30の) 一端部, 33a・・・末端張出部, 34・・・( ロック解除部30の) 他端部, 35・・・中間張出部, 36・・・第1の移動阻止部, 40・・・フレキシブル平板状ケーブル, 41・・・補強板, 42・・・絶縁被膜, 43・・・接続端子部, 44,45・・・係合部, 46,47・・・先端平板部, 48・・・カバーフィルム, 50・・・溝部, 52・・・第2の移動阻止部, 53・・・第3の移動阻止部

Claims (9)

  1. 板状部材差込み部が設けられ、配線基板に対接もしくは近接する一端面部及び該一端面部に対向する他端面部を有して、上記配線基板上に配されるハウジングと、
    該ハウジングに配列配置されて、上記配線基板に設けられた配線端子に連結される状態をとり、配線板状部材が上記板状部材差込み部を通じて上記ハウジングに差し込まれたとき、該配線板状部材における複数の接続端子部に接触接続される複数のコンタクトと、
    上記ハウジングの上記複数のコンタクトの配列方向における両端部の夫々に配されて、上記ハウジングの上記配線基板への実装に用いられる実装用補強金具と、
    を備えて成り、
    上記実装用補強金具に、上記ハウジングに上記板状部材差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材を係止する係止状態をとるロック部が設けられるとともに、一端部が上記ハウジングの他端面部側において露出するとともに他端部が上記ロック部に係合するロック解除部が、上記ハウジングと一体的に形成されて該ハウジングに対して移動可能に設けられ、
    上記ロック部が上記係止状態をとるもとで、上記ロック解除部の一端部に上記ハウジング内に向かう方向の押圧力が加えられるとき、上記ロック解除部が上記ハウジングの一端面部側へと移動して、該ロック解除部の他端部が上記ロック部に上記係止状態を解除させることを特徴とするコネクタ装置。
  2. 上記ロック部が、上記ハウジング内において、該ハウジングに上記板状部材差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材に設けられた係合部に係合して該配線板状部材を係止する係止部と、該係止部を変位可能に支持する弾性アーム部とを備え、上記弾性アーム部に上記ロック解除部の他端部が係合することを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  3. 上記ロック部の係止部が上記ハウジングに上記板状部材差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材に設けられた係合部に係合したもとで、上記ロック解除部の一端部に上記ハウジング内に向かう方向の押圧力が加えられるとき、上記ロック解除部の他端部が上記ロック部の弾性アーム部に弾性変形を生じさせて上記係止部を変位させ、該係止部が上記配線板状部材に設けられた係合部との係合を解除することを特徴とする請求項2記載のコネクタ装置。
  4. 上記ロック部の係止部が上記ハウジングに上記板状部材差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材に設けられた係合部に係合するとき、上記ロック部の弾性アーム部が上記ハウジングの一部分に弾性当接することを特徴とする請求項2記載のコネクタ装置。
  5. 上記ロック部の係止部が、上記ハウジングへの上記板状部材差込み部を通じた配線板状部材の差込み方向に沿って上昇傾斜する傾斜面を形成しており、該傾斜面を形成する部分を上記配線板状部材に設けられた係合部に係合させることを特徴とする請求項2記載のコネクタ装置。
  6. 上記ロック部の係止部における上記ハウジングに設けられた板状部材差込み部側の端部が、上記ハウジングにおける上記板状部材差込み部が設けられた部分に近接して配されることを特徴とする請求項2記載のコネクタ装置。
  7. 上記ハウジングに、上記ロック解除部の一端部に上記ハウジング内に向かう方向の過大押圧力が加えられて上記ロック解除部が上記ハウジングの一端面部側へと移動するとき該ロック解除部の部分を係止して、上記ロック解除部の移動を阻止する第1の移動阻止部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  8. 上記ハウジングに、上記ロック解除部の一端部に上記ハウジング外に向かう方向の過大引出力が加えられて上記ロック解除部が上記ハウジングの他端面部側へと移動するとき該ロック解除部の部分を係止して、上記ロック解除部の移動を阻止する第2の移動阻止部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  9. 上記ハウジングに、上記ロック解除部の一端部に上記複数のコンタクトの配列方向の過大押圧力が加えられて上記ロック解除部が上記複数のコンタクトの配列方向へと移動するとき該ロック解除部の部分を係止して、上記ロック解除部の移動を阻止する第3の移動阻止部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
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