JP2011107336A - レンズ鏡筒および撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係わるレンズ鏡筒(20)は、互いに平行に配置された複数の軸(41,42,43)と、光学系(21)を保持するとともに、前記複数の軸のうちの第1の軸(41)が挿通されて該第1の軸に沿って移動可能に係合する第1係合部(60A)と、前記第1の軸と該第1の軸とは異なる第2の軸(42)とを結ぶ方向に平行な一対の第1当接面(73A)を有し、該第1当接面によって前記第2の軸に係合する第2係合部(70A)と、前記第1当接面に交差する方向に沿った一対の第2当接面(83A)を有し、該第2当接面によって前記第1の軸とは異なる軸に係合する第3係合部(80A)とを有する保持部材(31)と、を備える。
【選択図】図3
Description
請求項1に記載の発明は、互いに平行に配置された複数の軸(41,42,43)と、光学系(21)を保持するとともに、前記複数の軸のうちの第1の軸(41)が挿通されて該第1の軸に沿って移動可能に係合する第1係合部(60A)と、前記第1の軸と該第1の軸とは異なる第2の軸(42)とを結ぶ方向に平行な一対の第1当接面(73A)を有し、該第1当接面によって前記第2の軸に係合する第2係合部(70A)と、前記第1当接面に交差する方向に沿った一対の第2当接面(83A)を有し、該第2当接面によって前記第1の軸とは異なる軸に係合する第3係合部(80A)とを有する保持部材(31)と、を備えたことを特徴とするレンズ鏡筒(20)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒(20)であって、前記第3係合部(80A)は、前記光学系の光軸(OA)方向において、前記第1係合部(60A)と異なる位置に設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のレンズ鏡筒(20)であって、前記光学系とは異なる第2光学系(22)を保持するとともに、前記複数の軸のうちの第2の軸(42)が挿通されて該第2の軸に沿って移動可能に係合する第4係合部(60B)と、前記第2の軸と該第2の軸とは異なる軸(43)とを結ぶ方向に平行な一対の第3当接面(73B)を有し、該第3当接面によって前記異なる軸に係合する第5係合部(70B)と、前記第3当接面に交差する方向に沿った一対の第4当接面(83B)を有し、該第4当接面によって前記第2の軸とは異なる軸(41)に係合する第6係合部(80B)とを有する第2保持部材(33)を、さらに備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のレンズ鏡筒(20)であって、前記第3係合部(80A)は、前記複数の軸のうちの前記第1および第2の軸とは異なる第3の軸(43)に係合することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のレンズ鏡筒であって、前記光学系とは異なる第3光学系(23)を保持するとともに、前記第3の軸(43)が挿通されて該第3の軸に沿って移動可能に係合する第7係合部(60C)と、前記第3の軸と該第3の軸とは異なる軸(41)とを結ぶ方向に平行な一対の第5当接面(73C)を有し、該第5当接面によって前記異なる軸に係合する第8係合部(70C)と、前記第5当接面に交差する方向に沿った一対の第6当接面(83C)を有し、該第6当接面によって前記第3の軸とは異なる軸(42)に係合する第9係合部(80C)とを有する第3保持部材(35)を、さらに備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒(20)であって、前記複数の軸(41,42,43)は、前記保持部材(31,33,35)の外周に等間隔に配置されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒(20)と、前記光学系を駆動してする駆動手段(12)と、前記光学系による像を撮像する撮像素子(11)と、を備えたことを特徴とする撮像装置(1)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
以下、図面等を参照しながら、本発明に係わるレンズ鏡筒および撮像装置の実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態のカメラ1を概念的に示す平面図である。なお、各図には、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸OAを水平として横長の画像を撮影する場合のカメラの位置(以下、正位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をXプラス方向とする。また、正位置において上側に向かう方向をYプラス方向とする。さらに、正位置において被写体に向かう方向をZプラス方向とする。このZ方向の被写体に向かうZプラス方向を前面側、撮像素子11に向かうZマイナス方向を背面側とも呼称する。
第1保持枠31は、図3および図4に示すように、第1レンズ群21を保持する短筒状のレンズ枠32の外周に、ガイド軸(第1ガイド軸41、第2ガイド軸42、第3ガイド軸43)と係合する係合部(移動ガイド部60A、回転止め係合部70A、倒れ止め係合部80A)を備える。
軸受突起62Aは、外周が半円のかまぼこ状に形成され、光軸OA方向に所定の厚さを有する。2つの軸受突起62Aは、光軸OA方向に所定の間隔で形成されている。軸受突起62Aは、軸受孔63Aを備える。軸受孔63Aは、第1ガイド軸41が摺動移動可能に嵌合する孔であり、光軸OAと平行する方向に貫通形成されている。
軸受突起62Aの軸受孔63Aには、第1ガイド軸41が挿通している。これによって、第1保持枠31は、光軸OA方向に移動可能な状態で第1ガイド軸41に支持されている。
板状部71Aは、所定の板厚に形成され、レンズ枠32の前面側の端縁に沿って設けられている。板状部71Aは、図4に示すように、正面視では外周側を頂点とする略三角形状に形成されている。
(1)レンズ鏡筒20の第1保持枠31において、第3ガイド軸43と係合する倒れ止め係合部80Aは、第3ガイド軸43の軸中心を通り直線L2と直交する直線L3と平行な対向する一対の倒れ止め当接面83Aを備える。これにより、光軸OA方向に慣性力が作用したときに、倒れ止め当接面83Aが第3ガイド軸43に当接するため、第1保持枠31に作用する慣性力を第3ガイド軸43により支えることができる。したがって、レンズ鏡筒20の外径を大型化することなしに、慣性力を支えることができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図9は、第2実施形態のレンズ鏡筒におけるレンズ保持枠90の移動案内保持構造を概念的に示す図である。図10は、図9のA−A断面図である。図11は、図9のB−B断面図である。
レンズ枠91は、光軸OA方向に所定の長さを有する円筒状の筐体である。レンズ枠91は、内部に不図示のレンズを保持する。
板状部94Aは、所定の板厚を有する部材であって、レンズ枠91の背面側の端部に沿って設けられている。板状部94Aは、正面視では外周側を頂点とする略三角形状に形成されている。
(1)第1実施形態のレンズ鏡筒20は、3組のレンズ保持枠(第1保持枠31、第2保持枠33および第3保持枠35)を備える。しかし、本発明におけるレンズ保持枠の数はこれに限らず、適宜に設定可能である。すなわち、3組以上であってもそれ以下であっても良い。
Claims (7)
- 互いに平行に配置された複数の軸と、
光学系を保持するとともに、前記複数の軸のうちの第1の軸が挿通されて該第1の軸に沿って移動可能に係合する第1係合部と、前記第1の軸と該第1の軸とは異なる第2の軸とを結ぶ方向に平行な一対の第1当接面を有し、該第1当接面によって前記第2の軸に係合する第2係合部と、前記第1当接面に交差する方向に沿った一対の第2当接面を有し、該第2当接面によって前記第1の軸とは異なる軸に係合する第3係合部とを有する保持部材と、を備えたことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1に記載のレンズ鏡筒であって、
前記第3係合部は、前記光学系の光軸方向において、前記第1係合部と異なる位置に設けられていることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1または2に記載のレンズ鏡筒であって、
前記光学系とは異なる第2光学系を保持するとともに、前記複数の軸のうちの第2の軸が挿通されて該第2の軸に沿って移動可能に係合する第4係合部と、前記第2の軸と該第2の軸とは異なる軸とを結ぶ方向に平行な一対の第3当接面を有し、該第3当接面によって前記異なる軸に係合する第5係合部と、前記第3当接面に交差する方向に沿った一対の第4当接面を有し、該第4当接面によって前記第2の軸とは異なる軸に係合する第6係合部とを有する第2保持部材を、さらに備えることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項2に記載のレンズ鏡筒であって、
前記第3係合部は、前記複数の軸のうちの前記第1および第2の軸とは異なる第3の軸に係合することを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項4に記載のレンズ鏡筒であって、
前記光学系とは異なる第3光学系を保持するとともに、前記第3の軸が挿通されて該第3の軸に沿って移動可能に係合する第7係合部と、前記第3の軸と該第3の軸とは異なる軸とを結ぶ方向に平行な一対の第5当接面を有し、該第5当接面によって前記異なる軸に係合する第8係合部と、前記第5当接面に交差する方向に沿った一対の第6当接面を有し、該第6当接面によって前記第3の軸とは異なる軸に係合する第9係合部とを有する第3保持部材を、さらに備えたことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒であって、
前記複数の軸は、前記保持部材の外周に等間隔に配置されていることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒と、
前記光学系を駆動する駆動手段と、
前記光学系による像を撮像する撮像素子と、を備えたことを特徴とする撮像装置。
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