JP2014089266A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズ保持枠のガタツキや倒れを抑えたレンズ鏡筒を提供すること。
【解決手段】少なくとも一組の隣接するレンズ保持枠の一方のレンズ保持枠12に備えられ、光軸Xと平行に配置され、他方のレンズ保持枠11の光軸X方向への移動をガイドする第1ガイド軸32および第2ガイド軸34と、レンズ保持枠12に形成され、第1ガイド軸32が挿通されこの第1ガイド軸32によるガイドを受ける第1ガイド受け孔33と、第2ガイド軸34が挿通されこの第2ガイド軸34によるガイドを受ける第2ガイド受け孔35と、レンズ保持枠11とレンズ保持枠12とを光軸X方向に沿って互いに離間させる方向に付勢するコイルバネ56と、レンズ保持枠11に対して、第1ガイド軸32の周方向に回転させる付勢力を作用させる捻じりバネ57とを有し、第1ガイド受け孔33は、光軸X方向に離れた2箇所で第1ガイド軸32によるガイドを受けることとする。
【選択図】図3

Description

本発明は、レンズ鏡筒に関する。
従来、レンズ鏡筒において、フォーカシングやズーミング等に当たりレンズを移動させる構成を有するものが知られている。レンズを移動させる構成としては、移動対象のレンズを保持するレンズ保持枠をカム溝が形成されるカム筒および直進案内溝が形成される直進筒の内側に収容し、これらのカム溝および直進案内溝に係合するカムフォロアをレンズ保持枠に設け、カム筒を回転させることで、レンズを光軸方向に移動させる構成が、たとえば、特許文献1に開示されている。
特開2012−145827号公報
しかしながら、カム溝とカムフォロアとの係合構造の場合、カムフォロアがカム溝に対して円滑に摺動しなくてはならないため、カムフォロアの直径はカム溝の溝幅に比べてある程度小さくする必要がある。つまり、カムフォロアの周面とカム溝のカム面との間に隙間を形成する必要がある。そのため、両者の差(隙間)に起因して、カムフォロアがカム溝に対してガタツキを生じたり、レンズ保持枠に倒れが生じたり、レンズ保持枠の倒れの程度が変化する等して、レンズ性能が不安定となる虞がある。特に、ズームレンズにおいて、感度の高いレンズに対して上述したガタツキの発生、倒れの発生、あるいは倒れの程度が変化するとレンズ性能に大きく影響してしまう。
そこで、本発明は、レンズ保持枠のガタツキや倒れを抑えたレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のレンズ鏡筒は、カムフォロアを有する複数のレンズ保持枠と、カムフォロアに係合するカム溝が形成されるカム筒と、カムフォロアに係合する直進案内溝が形成される直進ガイド筒とを有し、カム筒を回転することで、複数のレンズ保持枠を移動することができるレンズ鏡筒であって、複数のレンズ保持枠のうち、少なくとも一組の隣接するレンズ保持枠の一方のレンズ保持枠に備えられ、レンズ鏡筒の光軸と平行に配置され、他方のレンズ保持枠の光軸方向への移動をガイドする第1ガイド軸および第2ガイド軸と、他方のレンズ保持枠に形成され、第1ガイド軸が挿通されこの第1ガイド軸によるガイドを受ける第1ガイド受け孔と、第2ガイド軸が挿通されこの第2ガイド軸によるガイドを受ける第2ガイド受け孔と、一方のレンズ保持枠と他方のレンズ保持枠とを光軸方向に沿って互いに離間させる方向または近接させる方向に付勢する第1付勢手段と、他方のレンズ保持枠に対して、第1ガイド軸の周方向に回転させる付勢力を作用させることができる第2付勢手段とを有し、第1ガイド受け孔は、光軸方向に離れた2箇所で第1ガイド軸によるガイドを受けることとする。
また、本発明のレンズ鏡筒においては、第2ガイド受け孔は、第2ガイド軸の全周に亘って遊挿される大きさであることが好ましい。
また、本発明のレンズ鏡筒においては、第2付勢手段は、第2ガイド軸に反力を採って一方のレンズ保持枠を付勢することが好ましい。
また、本発明のレンズ鏡筒においては、他方のレンズ保持枠に備えられるカムフォロアは、直進案内溝に係合していないことが好ましい。
また、本発明のレンズ鏡筒においては、第1付勢手段は、第2ガイド軸に挿通されるコイルバネであることが好ましい。
また、本発明のレンズ鏡筒においては、第1ガイド軸と他方のレンズ保持枠のカムフォロアとは、光軸の周方向において同一方向に配置されていることが好ましい。
また、本発明のレンズ鏡筒においては、一方のレンズ保持枠には他方のレンズ保持枠が、光軸方向に一方のレンズ保持枠から離間する方向への移動を規制する係合部が設けられていることが好ましい。
本発明によると、レンズ保持枠のガタツキや倒れを抑えたレンズ鏡筒を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るレンズ鏡筒の光軸を含む面における概略の構成を示す断面図である。 固定筒、第1カム筒、第2カム筒および第2レンズ保持枠の外観の構成を示す斜視図である。 第4レンズ保持枠および第5レンズ保持枠の構成示す分解斜視図である。 第4レンズ保持枠を第5レンズ保持枠に保持させた状態の斜視図である。 第4レンズ保持枠を第5レンズ保持枠に保持させた状態を前方からみた図である。 第4レンズ保持枠の前ガイド受部と後ガイド受部を含む部分を拡大した図である。
(レンズ鏡筒1の構成の概略)
図1を参照しながら本発明の実施の形態に係るレンズ鏡筒1の構成の概略について説明する。図1は、レンズ鏡筒1の光軸Xを含む面における構成を示す断面図である。なお、以下の説明においては、被写体方向を前方/前側(図中矢印X1方向)、その反対方向を後方/後側(図中X2方向)とし、また、光軸Xから離間する方向を外周方向/外側、光軸Xから離れた位置から光軸Xに向かう方向を内周方向/内側として説明する。
図1に示すように、レンズ鏡筒1は、レンズ群として、第1レンズ群2と、第2レンズ群3と、第3レンズ群4と、第4レンズ群5と、第5レンズ群6と、第6レンズ群7との6個のレンズ群を有する。第1レンズ群2は第1レンズ保持枠8に、第2レンズ群3は第2レンズ保持枠9に、第3レンズ群4は第3レンズ保持枠10に、第4レンズ群5は第4レンズ保持枠11に、第5レンズ群6は第5レンズ保持枠12に、第6レンズ群7は第6レンズ保持枠13にそれぞれ保持されている。
第2レンズ保持枠9には光軸Xの周りに120度間隔で第2カムフォロア14が3つ設けられている(図2参照)。また、第3レンズ保持枠10にも光軸Xの周りに120度間隔で第3カムフォロア15が3つ設けられている。そして、第5レンズ保持枠12についても光軸Xの周りに120度間隔で第5カムフォロア16が3つ設けられている。一方、第4レンズ保持枠11については1つの第4カムフォロア17が設けられている。
レンズ鏡筒1は、固定枠18と、固定筒19と、第1カム筒20と、第2カム筒21とを有する。固定筒19の後端部は、固定枠18に対して固定されている。固定枠18は、ビデオカメラ、テレビカメラあるいはスチルカメラ等を構成する筐体に対して取り付け可能となっている。図2は、固定筒19、第1カム筒20、第2カム筒21および第2レンズ保持枠9の外観の構成を示す斜視図である。図2に示されるように、第1カム筒20は固定筒19の内周側に配置され、第2カム筒21は第1カム筒20の内周側に配置され、第2レンズ保持枠9は第2カム筒21の内周側に配置されている。
固定筒19には、光軸Xと平行に前後方向に伸びる第1直進案内溝22および第2直進案内溝23が形成されている。第1直進案内溝22は、光軸Xの周りに120度間隔で3箇所に配置されている。第2直進案内溝23も同様に光軸Xの周りに120度間隔で3箇所に配置されている。本実施の形態では、第1直進案内溝22と第2直進案内溝23とは互いに前後方向に重なる位置に配置されている。
第1カム筒20には、前方から順に、第1カム溝24と、第2カム溝25と、第3カム溝26と、第4カム溝27とが形成されている。各カム溝は、それぞれ光軸Xの周りに120度間隔で3箇所に形成されている。また、第1カム筒には、光軸Xと平行に前後方向に伸びる第3直進案内溝28が形成されている。第3直進案内溝28は、光軸Xの周りに120度間隔で3箇所に配置されている。
第2カム筒21には、第5カム溝29が、光軸Xの周りに120度間隔で3箇所に形成されている。また、第2カム筒21には、光軸Xの周りに120度間隔で第6カムフォロア30が3つ設けられている。
第1レンズ保持枠8は、固定筒19の先端部に外周方向に突出するフランジ部8Aに対して取り付けられねじ31により固定されている。
第2レンズ保持枠9の第2カムフォロア14は、第5カム溝29および第3直進案内溝28に係合可能に、第5カム溝29内および第3直進案内溝28内に挿入される。第2カム筒21の第6カムフォロア30は、第1カム溝24および第1直進案内溝22に係合可能に、第1カム溝24内および第1直進案内溝22に挿入される。第3レンズ保持枠10の第3カムフォロア15は、第2カム溝25および第2直進案内溝23に係合可能に、第2カム溝25内および第2直進案内溝23内に挿入される。第4レンズ保持枠11の第4カムフォロア17は、第3カム溝26に係合可能に、第3カム溝26内に挿入される。
なお、第4カムフォロア17は、1つだけ設けられているため、3箇所に形成される第3カム溝26のうち1つの第3カム溝26内のみに挿入される。また、第4レンズ保持枠11には、次に説明する第1ガイド軸32が挿通される第1ガイド受け孔33および第2ガイド軸34が挿通される第2ガイド受け孔35が設けられている(図3参照)。第5レンズ保持枠12の第5カムフォロア16は、第4カム溝27および第2直進案内溝23に係合可能に、第4カム溝27内および第2直進案内溝23内に挿入される。そして、第5レンズ保持枠12には、前方に伸びる第1ガイド軸32および第2ガイド軸34が設けられ、第1ガイド軸32は、第4レンズ保持枠11に設けられる第1ガイド受け孔33に通され、また第2ガイド軸34は、同じく第4レンズ保持枠11に設けられる第2ガイド受け孔35に通されている。
第6レンズ保持枠13は、図示外のガイド軸を介して固定ホルダーに支持されている。そして、図示外のモーターにより、ガイド軸のガイドを受けて光軸X方向に前後に移動することができる。第6レンズ群7の後方には、CCD等により構成することができる撮像素子36が配置される。
(レンズ鏡筒1の動作の概略)
上記の構成を有するレンズ鏡筒1の動作の概略を説明する。本実施の形態におけるレンズ鏡筒1においては、第1レンズ群2は固定であり、第2レンズ群3から第5レンズ群6の移動により変倍動作が実現され、第6レンズ群7の移動により焦点調節動作が実現される。
第1カム筒20の後部の周囲にはギア部37が設けられている。また、固定筒19の後部には、第1カム筒20のギア部37に対応して周方向に長いスリット溝38が形成されている。そして、第1カム筒20のギア部37にスリット溝38を通して図示を省略する歯車が噛合っている。この歯車は、図示を省略する駆動モーターにより回転され、この回転を受けて第1カム筒20が回転させられる。第1カム筒20を回転させることで、第2レンズ保持枠9、第3レンズ保持枠10、第4レンズ保持枠11および第5レンズ保持枠12が前後方向に移動され変倍動作が実現される。また、撮像素子36の撮像面における結像の合焦状態に応じてAF用モーターを駆動し、第6レンズ保持枠13を前後に移動させることで、合焦動作が実現される。
第4カム溝27および第2直進案内溝23に係合する第5カムフォロア16を有する第5レンズ保持枠12は、第1カム筒20が回転させられると、第2直進案内溝23により光軸X周りへの回転を規制(直進案内)されながら第4カム溝27に従って前後に移動する。第2カム溝25および第2直進案内溝23に係合する第3カムフォロア15を有する第3レンズ保持枠10は、第1カム筒20が回転させられると、第2直進案内溝23により光軸X周りへの回転を規制(直進案内)されながら第2カム溝25に従って前後に移動する。第1カム溝24および第1直進案内溝22に係合する第6カムフォロア30を有する第2カム筒21は、第1カム筒20が回転させられると、第1直進案内溝22により光軸X周りへの回転を規制(直進案内)されながら第1カム溝24に従って前後に移動する。なお、固定筒19は、第5レンズ保持枠12、第3レンズ保持枠10および第2カム筒21を直進案内する直進ガイド筒として機能している。
第3カム溝26に第4カムフォロア17が係合し、第1ガイド受け孔33に第1ガイド軸32が挿通され、また、第2ガイド受け孔35に第2ガイド軸34が挿通される第4レンズ保持枠11は、第1カム筒20が回転させられると、第1ガイド軸32および第2ガイド軸34により光軸X周りへの回転を規制(直進案内)されながら第3カム溝26に従って前後に移動する。
第2カム筒21の第5カム溝29および第1カム筒20の第3直進案内溝28に係合する第2カムフォロア14を有する第2レンズ保持枠9は、第1カム筒20が回転させられると、第1カム筒20の回転と共に光軸X周りに回転すると共に、第5カム溝29に従って前後に移動する。第2レンズ保持枠9の前後への移動は、第2カム筒21の前後への移動と第5カム溝29による前後への移動の合成の移動となる。
(第4レンズ保持枠11の第5レンズ保持枠12への保持構造)
ここで、第4レンズ保持枠11の第5レンズ保持枠12への保持構造について、図3〜図5を参照して説明する。図3は、第4レンズ保持枠11および第5レンズ保持枠12の構成を示す分解斜視図である。図4は、第4レンズ保持枠11を第5レンズ保持枠12に保持させた状態の斜視図である。図5は、第4レンズ保持枠11を第5レンズ保持枠12に保持させた状態を前方からみた図である。
(第5レンズ保持枠12の構成)
第5レンズ保持枠12は、光軸Xに平行に中心軸が配置される円筒部39と、この円筒部39の内周側に配置され、光軸Xに直交する面を有するフランジ部40とを有する。フランジ部40には第5レンズ群6を保持するレンズ保持部41が設けられている。
フランジ部40には、前方、すなわち、第4レンズ保持枠11が配置される側に向かって、光軸Xと平行に、第1ガイド軸32および第2ガイド軸34が取り付けられている。第1ガイド軸32と第2ガイド軸34とは光軸Xを挟んで配置されている。すなわち、第1ガイド軸32と第2ガイド軸34とは、光軸Xを中心に180度の間隔で配置されている。第1ガイド軸32および第2ガイド軸34は、たとえば、ステンレス鋼等の金属にて形成される。第1ガイド軸32および第2ガイド軸34の周面には、摺動摩擦を低減させるためのメッキ処理やテフロン(登録商標)のコーティング等が施されることが好ましい。
第1ガイド軸32は、フランジ部40の後面に設けられるスリーブ42に圧入されることで、フランジ部40に対して固定状態で取り付けられる(図1参照)。第2ガイド軸34も同様に、フランジ部40の後面に設けられるスリーブ43に圧入されることで、フランジ部40に対して固定状態で取り付けられる(図1参照)。円筒部39とフランジ部40とスリーブ42,43とは成形加工にて一体構造に形成されている。
円筒部39の外側の面には、第5カムフォロア16が取り付けられている。第5カムフォロア16は、駒部44と、駒部44を円筒部39に対して回転可能に支持する支持部45と、駒部44および支持部45を円筒部39に取り付けるビス46とにより構成されている。第5カムフォロア16は、光軸Xの周りに120度間隔で3箇所に設けられている。駒部44が支持部45の中心軸の周りに回転することで、第4カム溝27および第2直進案内溝23に対して第5カムフォロア16はスムーズに移動することができる。
(第4レンズ保持枠11の構成)
第4レンズ保持枠11は、光軸Xに平行に中心軸が配置される円筒部47と、この円筒部47の外方に向かって設けられる3つの腕部48A,48B,48Cと、腕部48Bと腕部48Cとの間に設けられ、光軸Xに直交する面を有するフランジ部49とを有する。円筒部47の内周部は、第4レンズ群5を保持するレンズ保持部50として形成されている。
腕部48Aの先端には、第4カムフォロア17が取り付けられている。第4カムフォロア17は、駒部51と、駒部51を腕部48Aの先端に対して回転可能に支持する支持部52と、駒部51および支持部52を腕部48Aに取り付けるビス53とにより構成されている。駒部51が支持部52の中心軸の周りに回転することで、第3カム溝26に対して第4カムフォロア17はスムーズに移動することができる。
第4カムフォロア17は、腕部48Aにのみ設けられ、他の腕部48B,48Cには設けられていない。したがって、第4レンズ保持枠11は、第1カム筒20に形成された3つの第3カム溝26のうち1つのカム溝に対してのみ第4カムフォロア17が係合される。つまり、第4レンズ保持枠11は、1つの第3カム溝26とこれに係合する1つの第4カムフォロア17との作用により前後方向への移動が制御される。
(第1ガイド軸32および第1ガイド受け孔33)
腕部48Aには、第1ガイド受け孔33が設けられている。第1ガイド受け孔33には、第1ガイド軸32が挿通される。第1ガイド受け孔33は、図6に示すように、前後方向に配置される前ガイド受部54と後ガイド受部55とを有し、第1ガイド軸32は、前ガイド受部54と後ガイド受部55との2箇所に当接する。前ガイド受部54と後ガイド受部55との間は、空隙となっていて、第1ガイド軸32に対して第4レンズ保持枠11が接触しない構成となっている。前ガイド受部54および後ガイド受部55は、第1ガイド軸32の全周に亘って当接する孔部である。つまり、前ガイド受部54および後ガイド受部55に、第1ガイド軸32がガタ無く挿通される。
(第2ガイド軸34および第2ガイド受け孔35)
フランジ部49には、第2ガイド軸34が挿通する第2ガイド受け孔35が形成されている。第2ガイド受け孔35は、第2ガイド軸34が遊挿される大きさに形成されている。すなわち、第2ガイド受け孔35の開口の大きさは、ここに挿通される第2ガイド軸34の全周に対して隙間を有する大きさに形成されている。
第4レンズ保持枠11は、第1ガイド受け孔33に挿通される第1ガイド軸32と、第2ガイド受け孔35に挿通される第2ガイド軸34とにより第5レンズ保持枠12に対して保持されている。つまり、第4レンズ保持枠11は、第5レンズ保持枠12に対して、第1ガイド軸32および第2ガイド軸34のガイドを受けて前後方向に移動可能に保持されている。
上述したように、第5カムフォロア16が第4カム溝27および第2直進案内溝23に係合された第5レンズ保持枠12は、第1カム筒20が回転されると、第2直進案内溝23により光軸X周りへの回転を規制されながら第4カム溝27に従って前後に移動する。また、第3カム溝26に第4カムフォロア17が係合し、第1ガイド受け孔33に第1ガイド軸32が挿通され、また、第2ガイド受け孔35に第2ガイド軸34が挿通される第4レンズ保持枠11は、第1カム筒20が回転させられると、第1ガイド軸32および第2ガイド軸34により光軸X周りへの回転を規制(直進案内)されながら第3カム溝26に従って前後に移動する。
第4レンズ保持枠11は、前後の2箇所に配置される前ガイド受部54と後ガイド受部55とにより第5レンズ保持枠12に対して支持されている。つまり、前ガイド受部54および後ガイド受部55が第1ガイド軸32に当接することにより、第4レンズ保持枠11の前後方向への倒れ(第4レンズ群5の光軸が光軸Xに対して交差する方向への傾き)が規制される。
ところで、一般にレンズ保持枠は、3方の(撮影光軸の周りに120度間隔で)カムフォロアをカム溝に係合させることで、前後方向への倒れ(傾き)が規制されている。そのため、カムフォロアとカム溝との係合状態が3方で同一とならない場合、たとえば、1方のカムフォロアとカム溝とが係合しない状態で、残りの2方のカムフォロアとカム溝とが係合している状態では、レンズ保持枠に倒れが生じる虞がある。また、3つのカム溝の形成位置に誤差がある場合は、カムフォロアのカム溝との係合位置が移動することで、レンズ保持枠の倒れの程度が変化する虞がある。
これに対し、第4レンズ保持枠11は、1本の第1ガイド軸32により前後方向への倒れが規制されている。このため、第4カムフォロア17と第3カム溝26との係合の状態、たとえば、第4カムフォロア17と第3カム溝26のカム面との間に隙間が生じているか否かに拘わらず、第4レンズ保持枠11の前後方向への倒れを抑えることができる。
第4レンズ保持枠11が、1本の第1ガイド軸32により前後方向への倒れが規制されていることに加えて、カムフォロアとカム溝の係合については、1つの第4カムフォロア17と1つの第3カム溝26のみとなっている。つまり、第4レンズ保持枠11の前後方向への移動は、1つの第3カム溝26と1つの第4カムフォロア17とにより制御される。これに対し、仮に3つの第3カム溝26により第4レンズ保持枠11の移動を制御することとすると、3つの第3カム溝26の形成位置の誤差が有る場合にレンズ性能を低下させる虞がある。しかしながら本実施の形態のように、1つの第3カム溝26と1つの第4カムフォロア17とのみにより第4レンズ保持枠11の移動を制御する場合には上述の虞がない。
(コイルバネ56)
第4レンズ保持枠11と第5レンズ保持枠12との間には、第1付勢手段としてのコイルバネ56が備えられている。コイルバネ56は、内周部に第2ガイド軸34が通され、第5レンズ保持枠12に対して支持されている。また、コイルバネ56は、第4レンズ保持枠11と第5レンズ保持枠12との間隔を広げる方向に付勢するように配置されている。つまり、第4レンズ保持枠11は、第5レンズ保持枠12に反力をとるコイルバネ56により前方に付勢されている。
このように、第4レンズ保持枠11を前方に付勢することで、第1ガイド軸32と第1ガイド受け孔33(前ガイド受部54および後ガイド受部55)との当接状態および第4カムフォロア17と第3カム溝26との係合状態を安定したものとすることができる。
(捻じりバネ57)
第4レンズ保持枠11には捻じりバネ57が備えられている。捻じりバネ57は、第4レンズ保持枠11のフランジ部49の前面に前方に向けて突設される支持軸58に支持されている。捻じりバネ57の両端部は、第2ガイド受け孔35を通りフランジ部49から前方に突出する第2ガイド軸34と、フランジ部49の前面に突設されるバネ受け部59とに押力を作用させるように接触している。つまり、捻じりバネ57は、第4レンズ保持枠11に対して、第4レンズ保持枠11を第1ガイド軸32の周方向へ回転させる力が作用するように備えられる。これにより、第2ガイド受け孔35の内周面のうち、第1ガイド軸32の周方向に位置する当接面60が第2ガイド軸34に対して付勢された状態で当接させられる。当接面60は、第1ガイド軸32の周方向に直交する面であり平面を呈している。当接面60が、第2ガイド軸34に対して付勢された状態で当接させられることで、第4レンズ保持枠11の第1ガイド軸32の周方向への回転が規制される。なお、上述のように第4レンズ保持枠11の第1ガイド軸32の周方向への回転が第2ガイド軸34により規制された状態で、第4レンズ群5の光軸が光軸Xと一致するように、第2ガイド受け孔35の形成位置・大きさ、第2ガイド軸34の太さ等は設定される。
(本実施の形態の主な効果)
本実施の形態のレンズ鏡筒1は、第2レンズ保持枠9から第5レンズ保持枠12のうち、隣接する第4レンズ保持枠11と第5レンズ保持枠12とについて、一方のレンズ保持枠である第5レンズ保持枠12に第1ガイド軸32および第2ガイド軸34が備えられている。第1ガイド軸32および第2ガイド軸34は、それぞれ光軸Xに平行である。第1ガイド軸32および第2ガイド軸34は、光軸Xを中心に180度の間隔で配置されている。すなわち、光軸Xと第1ガイド軸32および第2ガイド軸34の軸とが同一平面上に配置される。第1ガイド軸32は第1ガイド受け孔33に通され、第2ガイド軸34は第2ガイド受け孔35に通される。このように、第4レンズ保持枠11は、光軸Xを挟んで配置される2本のガイド軸である第1ガイド軸32および第2ガイド軸34に支持されているため、光軸Xの周方向への回転が規制される。
第1ガイド軸32および第2ガイド軸34は、光軸Xを中心に180度の間隔で配置することが、第4レンズ保持枠11を第1ガイド軸32および第2ガイド軸34に安定してガイドさせる点で好ましい。しかしながら、第1ガイド軸32および第2ガイド軸34は、必ずしも180度の間隔で配置する必要はなく、光軸Xの周方向で離間して配置されていれば第4レンズ保持枠11の光軸Xの周方向への回動を規制することができる。
第4レンズ保持枠11と第5レンズ保持枠12のうち他方のレンズ保持枠としての第4レンズ保持枠11には第1ガイド受け孔33が設けられている。第1ガイド受け孔33には第1ガイド軸32が挿通され、第1ガイド受け孔33は第1ガイド軸32によるガイドを受ける。第1ガイド受け孔33は、光軸X方向に離れて配置される前ガイド受部54と後ガイド受部55の2箇所で第1ガイド軸32に当接する。つまり、第4レンズ保持枠11は、光軸X方向に沿って前後に配置される前ガイド受部54と後ガイド受部55とにより、前後2箇所で第1ガイド軸32に支持されるため、前後方向への倒れが抑えられる。このように、第1ガイド軸32と第1ガイド受け孔33とにより第4レンズ保持枠11の前後への倒れを規制する構成とした場合には、カム溝とカムフォロアによる倒れの規制に比べて、複数のカム溝同士の形成位置の誤差等の影響を受け難くなり、第4レンズ保持枠11の倒れを効果的に抑制できる。これにより、レンズ性能の低下を抑えることができる。
前ガイド受部54と後ガイド受部55の前後方向の間隔は、少なくとも第4レンズ群5の前後方向の厚さ以上離れていることが好ましい。しかしながら、該間隔が広くなるとレンズ鏡筒1の大型化(特に前後方向への大型化)を招きやすい。したがって、第4レンズ保持枠11の前後方向の厚さを超えない範囲で、できるだけ該間隔を広くすることにより、レンズ鏡筒1の大型化を抑えつつ、第4レンズ保持枠11の倒れの発生を抑え易くなる。
第4レンズ保持枠11は、第1付勢手段としてのコイルバネ56により、前方、すなわち、第5レンズ保持枠12から離間させる方向に付勢されている。このように第4レンズ保持枠11を前方に付勢することで、第1ガイド軸32と第1ガイド受け孔33との当接状態および第4カムフォロア17と第3カム溝26との係合状態を安定したものとすることができレンズ性能の低下を抑えることができる。なお、コイルバネ56は、第4レンズ保持枠11を第5レンズ保持枠12に向かって引く付勢力を作用させるように備えても良い。
また、コイルバネ56に換えて捻じりバネや板バネ等を使用することができる。しかしながら、コイルバネ56を用いることで、小さなスペースに第1付勢手段を配置することができる。
第2付勢手段としての捻じりバネ57は、第2ガイド受け孔35を通りフランジ部49から前方に突出する第2ガイド軸34と、フランジ部49の前面に突設されるバネ受け部59との間に配置され、第4レンズ保持枠11に対して第1ガイド軸32の周方向へ回転させられる付勢力を作用させている。これにより、第2ガイド受け孔35の内周面のうち、第1ガイド軸32の周方向に位置する当接面60が第2ガイド軸34に対して付勢された状態で当接する。これにより、第4レンズ保持枠11の第1ガイド軸32の周方向への回動が防止され、第4レンズ保持枠11が前後方向に移動する際のレンズ性能の低下を抑えることができる。
上述の実施の形態において、捻じりバネ57の一端は、第2ガイド受け孔35を貫通しフランジ部49から前方に突出する第2ガイド軸34に係合し、他端は、フランジ部49の前面に突設されるバネ受け部59に係合している。これに対し、捻じりバネ57の一端側の係合部を第5レンズ保持枠12側に設ける構成とすることもできる。しかしながら、捻じりバネ57の一端側の係合部を第2ガイド軸34に係合させる構成とすることで、該係合部を第5レンズ保持枠12側に設ける構成とする場合に比べて、構成が簡略化されると共にレンズ鏡筒1の大型化を抑えることができる。
第2ガイド受け孔35は、第2ガイド軸34が遊挿される大きさに形成されている。すなわち、第2ガイド受け孔35の開口の大きさは、ここに挿通される第2ガイド軸34の全周に対して隙間を有する大きさに形成される。このため、仮に第2ガイド軸34が湾曲あるいは、光軸に対して平行を欠いている場合であっても、第4レンズ保持枠の前後方向への移動が阻害される虞を小さくすることができる。
また、上述したように第4レンズ保持枠11を捻じりバネ57により第1ガイド軸32の周方向に付勢することで、第2ガイド受け孔35は、第2ガイド軸34と第1ガイド軸32の周方向においてのみ当接する。このように、第2ガイド受け孔35を第2ガイド軸34の一部に当接させることで、第4レンズ保持枠11の光軸Xへの直進案内を主に第1ガイド軸32に依存させることができる。これにより、第4レンズ保持枠11の前後方向への移動の円滑性を向上させることができる。
たとえば、仮に、第2ガイド受け孔35の内周が全周に亘って第2ガイド軸34に当接させる構成とした場合には、第4レンズ保持枠11の直進案内は、第1ガイド軸32と第2ガイド軸34の2本で行われることになる。そのため、第1ガイド軸32と第2ガイド軸34の平行度が低いと第4レンズ保持枠11の移動が円滑に行われない虞がある。
これに対し、上述したように、第2ガイド受け孔35を第2ガイド軸34の一部にのみ当接させるようにすることで、第1ガイド軸32と第2ガイド軸34との平行度が第4レンズ保持枠11の移動の円滑さに与える影響を少なくすることができる。また、第2ガイド軸34と第2ガイド受け孔35とが当接する部分の面積を少なくすることで、第2ガイド軸34と第2ガイド受け孔35との間の摺動摩擦を小さくすることができる。なお、該当接部分を除いた、第2ガイド受け孔35と第2ガイド軸34と間に形成される隙間の間隔は僅かでよい。該間隔は、第1ガイド軸32と第2ガイド軸34との平行度のずれ量よりも大きければ足りる。仮に、第1ガイド軸32と第2ガイド軸34とが完全に平行であったとしても、該隙間を設けることで、上述したように、第2ガイド軸34と第2ガイド受け孔35との間の摺動摩擦を小さくすることができる。
レンズ鏡筒1においては、第4カムフォロア17は、直進案内溝に係合していない。つまり、第4レンズ保持枠11の直進案内は、第1ガイド軸32と第1ガイド受け孔33とにより行われる。第4カムフォロア17が直進案内溝(たとえば、第2直進案内溝23)に係合しないことで、直進案内溝との摺動摩擦を無くすることができ、第4レンズ保持枠11の前後方向の移動を円滑なものとすることができる。
レンズ鏡筒1においては、第4カムフォロア17は、第1ガイド軸32が挿通される第1ガイド受け孔33が設けられる腕部48Aに配置されている。つまり、第4カムフォロア17は、光軸Xの周方向において第1ガイド軸32と同一方向に配置されている。つまり、第4カムフォロア17を腕部48Bや腕部48Cに設ける場合に比べて、第1ガイド軸32に近い距離で第4レンズ保持枠11に対して前後方向への駆動力を作用させることができる。そのため、第4カムフォロア17を腕部48Bや腕部48Cに備える場合に比べて、腕部48Aに備えることで、第4レンズ保持枠11の前後方向への倒れの発生を抑えることができる。
なお、レンズ鏡筒1では、腕部48Bおよび腕部48Cを設けない構成とすることもできる。しかしながら、腕部48A,48B,48Cを光軸Xの周りに略同一の形状で互いに等間隔(120度間隔)に設けることで、第4レンズ保持枠11を成形加工にて製造する際に発生するヒケによる偏った変形を抑えることができる。このように偏った変形を抑えることで、第4レンズ保持枠11に保持される第4レンズ群5の倒れを抑えることがきで、レンズ性能の向上を図ることができる。
なお、第5レンズ保持枠12の円筒部39の前端には内側に突出する突起部61が形成されている。この突起部61は、第5レンズ保持枠12に保持された第4レンズ保持枠11のフランジ部49の前面に係合する係合部として機能する。突起部61は、コイルバネ56により前方に付勢される第4レンズ保持枠11が第1ガイド軸32および第2ガイド軸34から外れて第5レンズ保持枠12から脱落することを防止することができる。つまり、突起部61を設けることで、レンズ鏡筒1の組み立てを行う際に組み立ての作業の効率化を図ることができる。
以上に説明した第4レンズ保持枠11および第5レンズ保持枠12の構成は、他の隣接するレンズ同士についても採用することができ、少なくとも2つの隣接するレンズ保持枠について採用することで、レンズ保持枠を移動させる際のレンズの倒れやガタツキを抑えることができ、レンズ鏡筒1のレンズ性能の向上を図ることができる。特に、それぞれ移動制御される隣接するレンズ同士の間で、互いの位置や倒れの程度に高い精度を要求されるレンズ鏡筒について、上述した第4レンズ保持枠11および第5レンズ保持枠12の構成を採用することで、レンズ鏡筒のレンズ性能の向上を図ることができる。
X … 光軸
1 … レンズ鏡筒
8 … 第1レンズ保持枠
9 … 第2レンズ保持枠
10 … 第3レンズ保持枠
11 … 第4レンズ保持枠(他方のレンズ保持枠)
12 … 第5レンズ保持枠(一方のレンズ保持枠)
13 … 第6レンズ保持枠
14 … 第2カムフォロア
15 … 第3カムフォロア
16 … 第5カムフォロア
17 … 第4カムフォロア
19 … 固定筒(直進ガイド筒)
20 … 第1カム筒
21 … 第2カム筒
22 … 第1直進案内溝
23 … 第2直進案内溝
24 … 第1カム溝
25 … 第2カム溝
26 … 第3カム溝
27 … 第4カム溝
28 … 第3直進案内溝
29 … 第5カム溝
32 … 第1ガイド軸
33 … 第1ガイド受け孔
34 … 第2ガイド軸
35 … 第2ガイド受け孔
56 … コイルバネ(第1付勢手段)
57 … 捻じりバネ(第2付勢手段)
61 … 突起部(係合部)

Claims (7)

  1. カムフォロアを有する複数のレンズ保持枠と、
    前記カムフォロアに係合するカム溝が形成されるカム筒と、
    前記カムフォロアに係合する直進案内溝が形成される直進ガイド筒と、
    を有し、
    前記カム筒を回転することで、前記複数のレンズ保持枠を移動することができるレンズ鏡筒において、
    前記複数のレンズ保持枠のうち、少なくとも一組の隣接するレンズ保持枠の一方のレンズ保持枠に備えられ、前記レンズ鏡筒の光軸と平行に配置され、前記他方のレンズ保持枠の前記光軸方向への移動をガイドする第1ガイド軸および第2ガイド軸と、
    前記他方のレンズ保持枠に形成され、前記第1ガイド軸が挿通されこの第1ガイド軸によるガイドを受ける第1ガイド受け孔と、前記第2ガイド軸が挿通されこの第2ガイド軸によるガイドを受ける第2ガイド受け孔と、
    前記一方のレンズ保持枠と前記他方のレンズ保持枠とを前記光軸方向に沿って互いに離間させる方向または近接させる方向に付勢する第1付勢手段と、
    前記他方のレンズ保持枠に対して、前記第1ガイド軸の周方向に回転させる付勢力を作用させることができる第2付勢手段と、
    を有し、
    前記第1ガイド受け孔は、光軸方向に離れた2箇所で前記第1ガイド軸によるガイドを受ける、
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、
    前記第2ガイド受け孔は、前記第2ガイド軸の全周に亘って遊挿される大きさである、
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 請求項2に記載のレンズ鏡筒において、
    前記第2付勢手段は、前記第2ガイド軸に反力を採って前記一方のレンズ保持枠を付勢
    する、
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
    前記他方のレンズ保持枠に備えられる前記カムフォロアは、前記直進案内溝に係合していない、
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
    前記第1付勢手段は、前記第2ガイド軸に挿通されるコイルバネである、
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
    前記第1ガイド軸と前記他方のレンズ保持枠のカムフォロアとは、前記光軸の周方向において同一方向に配置されている、
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
    前記一方のレンズ保持枠には前記他方のレンズ保持枠が、前記光軸方向に前記一方のレンズ保持枠から離間する方向への移動を規制する係合部が設けられている、
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
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