JPH0694961A - レンズ駆動装置 - Google Patents

レンズ駆動装置

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Publication number
JPH0694961A
JPH0694961A JP26971492A JP26971492A JPH0694961A JP H0694961 A JPH0694961 A JP H0694961A JP 26971492 A JP26971492 A JP 26971492A JP 26971492 A JP26971492 A JP 26971492A JP H0694961 A JPH0694961 A JP H0694961A
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JP
Japan
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moving frame
lens
lens moving
screw
optical axis
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JP26971492A
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English (en)
Inventor
Hidefumi Nodagashira
野田頭  英文
Harunobu Ichise
晴信 市瀬
Kazuya Matsuda
和也 松田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズ移動枠を駆動するスクリューバーの正
転、逆転の繰り返しによるレンズ移動枠の揺れを防ぎ、
安定した撮影ができるようにすること。 【構成】 一対のガイドバー3,4に移動自在に指示さ
れたレンズ移動枠2と、このレンズ移動枠を駆動するた
めのスクリューバー5と、前記レンズ移動枠2と光軸方
向には一体的に移動可能で光軸に対して垂直方向には所
定のガタを有するように該レンズ移動枠に支持された従
動部材6とを具備し、前記従動部材6は光軸方向のみに
自在に移動できるように前記ガイドバーの一方に係合す
る係合部6cと、前記スクリューバー5のスクリューネ
ジ部5aが噛合する貫通ネジ部6aとを有しているこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズを保持したレンズ
移動枠を、光軸に平行に配設されたガイドバーに支持さ
せて移動させるレンズ駆動装置に関するものである。
【0002】また、本発明はレンズ移動枠のスリーブに
貫通させたスクリューネジに、スリーブ内の凹部に設け
た鋼球を付勢部材で押圧係合させ、スクリューネジの回
転駆動力を鋼球を介してレンズ移動枠に伝えるレンズ駆
動装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】図9は従来のレンズ駆動装置を示す一部
の斜視図であり、図9において、101は光学レンズ、
102は光学レンズ101を保持した光学レンズ移動枠
であり穴102bを形成したボス部102a、スクリュ
ーネジ部102cを形成したボス部102d、ボス部1
02bとほぼ軸対称位置に設けられたU字溝部102e
を有する。
【0004】103は第1のガイドバーであり、前記の
穴102aに嵌装され、不図示のレンズ鏡胴内に光軸と
平行に植設されている。104は第2のガイドバーであ
り、前記のU字溝103eに嵌装され、不図示のレンズ
鏡胴内に光軸と平行に植設されている。105はスクリ
ューバーでり、外周に形成されたスクリューネジ105
aを前記スクリューネジ部102cにねじ込んでいる。
このスクリューバー105は不図示の駆動機構で駆動さ
れ、軸中心に正逆両方向に回転できるように不図示のレ
ンズ鏡胴内に光軸と平行に植設されている。
【0005】以上の構成において、スクリューバー10
5が駆動されて回転すると、レンズ移動枠102のスク
リューネジ穴102cに力が伝わり、レンズ移動枠10
2は穴102aと第1のガイドバー103の関係で光軸
方向に移動自在に支持され、U字溝102eと第2のガ
イドバー104により回転が規制されているので、光軸
方向に移動することができる。
【0006】図10はフロントフォーカスタイプのズー
ムレンズ移動を表わした図であり、図10(a)はワイ
ド端状態、図10(b)はテレ端状態である。図10に
おいて、L1はフォーカスレンズ、L2はバリエーター
レンズ、L3はコンベンセーターレンズ、L4はアフォ
ーカルレンズ、L5はリレーレンズである。
【0007】上記のバリエーターレンズL2、コンペン
セーターレンズL3は負のパワーのレンズを用いてお
り、テレ端近傍で両レンズL2,L3は最も近づくこと
となる。この時のバリエーターレンズL2の位置敏感度
はテレ端でMAXとなっている。したがって、ワイド端
側では影響の出ずらいレンズ移動枠15の嵌合部15c
とカム環12のカム部12aとの嵌合ガタもテレ端近傍
では大きな影響となってくる。
【0008】従来はテレ端近傍のみでバリエーターレン
ズを保持したレンズ移動枠に力が加わるコイルバネを設
け、ガイドバーに適しカム環のカム溝と嵌合コロとの間
のガタ取りを行ない、敏感度の高いテレ端近傍でのズー
ミング中のボケを防止していた。
【0009】図11はスクリューネジの回転駆動力を鋼
球を介してレンズ移動枠に伝える従来のレンズ駆動装置
を示すレンズ鏡筒の縦断面図、図12はその要部の拡大
図、図13はその横断面図である。図11〜図13にお
いて、31は固定の前玉レンズ32,33を保持してい
る固定鏡筒、34は変倍系レンズ35,36を保持する
レンズ移動枠、38はスクリューバーであり、前記レン
ズ移動枠34のスリーブ34aに嵌装され、固定鏡筒3
1と中間筒37とで光軸に平行に保持されている。39
はガイドバーであり、前記レンズ移動枠34のU字溝3
4bに嵌合し、固定鏡筒31と中間筒37とで光軸に平
行に保持されている。この構成により、レンズ移動枠3
4は光軸と直交方向への回転規制がなされ、変倍レンズ
35,36は精度良く光軸方向に移動可能となってい
る。
【0010】前記スクリューネジ棒38の一端部にはギ
ヤ部材45が固定されており、このギヤ部材45には変
倍レンズ駆動用モーター40の出力ギヤ41が噛み合っ
ている。レンズ移動枠34のスリーブ34a内には図1
2、図13に示すように、スクリューバー38と直交す
る方向にガイド穴42が設けられており、その中に鋼球
43とバネ部材44が組み込まれており、バネ部材44
により鋼球43が常にスクリューバー38のスクリュー
ネジ溝部38aに係合付勢されている。
【0011】上記の構成において、変倍レンズ駆動用モ
ーター40が駆動されて、その出力ギヤ41及びギヤ部
材45を介してスクリュー38が回転駆動されると、ス
クリューネジピッチに見合った分だけレンズ移動枠34
が鋼球43を介して光軸方向に移動することになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示す従来例では、第1のガイドバー103、第2のガイ
ドバー104、スクリューバー105の位置関係のバラ
ツキ及び温度変化による位置ズレ量を見込んで構成しな
ければならないので、第1のガイドバー103と穴10
2bを基準にして、第2のガイドバー104とU字溝1
02e及びスクリューバー105とスクリューネジ部1
02cとの位置関係には一定のガタ量を設けなければな
らない。
【0013】このような構成でスクリューバー105を
回転させると、第1のガイドバー103と穴102bを
中心に第2のガイドバー104とU字溝102eのガタ
量分だけレンズ移動枠102が回転し、レンズ移動枠1
02に保持される光学レンズ101も回転することにな
る。
【0014】特に、ビデオレンズなどの変倍用レンズを
保持したレンズ移動枠の場合、録画中のズーミング動作
でスクリューバー105の正転、逆転が繰り返される
と、レンズ移動枠102及び光学レンズ101は第1の
ガイドバー103、穴102bを中心に揺動させられ、
録画の絵も揺れ動き、いわゆる像ユレ現象が生じるとい
う問題点がある。また、最近の撮像素子の小型化が進む
中で機械的な精度及び温度変化によるガタ量の減少は大
きな進歩がないという現状であり、撮像素子の面積に対
する録画の揺れが大きくなるという傾向がある。
【0015】これらを解決するために、実開昭60−1
20413号公報や実開平1−173714号公報に記
載された考案が成されているが、前者はU字溝の一部に
弾性を持たせ、ガイドバーをはさみ摺動させ、ガタを吸
収する。後者はU字溝近傍に永久磁石を設け、磁性材で
形成したガイドバーとの間の磁気的吸引作用でガタを吸
収するものである。
【0016】ところが、これらの考案はいずれかもガイ
ドバーとU字溝とのガタを、弾性力や磁気力を利用して
吸収したものであり、ガイドバーとU字溝との光軸方向
の摺動に対しては抵抗となる。特に基準となる第1のガ
イドバーのほぼ軸対称位置にある第2のガイドバーとU
字溝との抵抗は、レンズ移動枠の光軸方向に対する倒れ
方向の力となり、レンズ移動枠及び光学レンズの光軸い
対する倒れや移動が滑らかに行なわれないといった問題
点があった。
【0017】また、カム溝と嵌合コロとのガタ取りに、
コイルバネをガイドバーに通して用いる為、バネの密着
高さ分だけバリエーターレンズを保持したレンズ移動枠
のスリーブ長を短くしなければならず、又レンズ移動枠
の長いストロークでバネを作用させようとすることはよ
り一層きびしくなり、コイルバネがレンズ移動枠に当接
するとき、スリーブガタによる像ユレを生ずる問題点が
あった。
【0018】スクリューバーの回転駆動力を鋼球を介し
てレンズ移動枠に伝える図11〜図13の従来例では、
バネ部材44のバネ圧が弱過ぎると、レンズ移動枠34
の光軸方向にわずかな衝撃を与えるだけで鋼球43がス
クリューネジ溝部38aから外れ、レンズ移動枠34が
光軸方向にずれて画像ボケを起こし易かった。そこで、
バネ圧を強くし過ぎると、スクリューねじ溝部38aと
鋼球43との間の摩擦力が大きくなり、スクリューバー
38の回転により、レンズ移動枠34に回転モーメント
が働き、回転規制部のU溝部34bとガイドバー39と
のガタ分だけ、レンズ移動枠34が振られ、いわゆる像
ユレが発生し易くなる。このため、バネ圧の設定が非常
に困難であった。
【0019】本発明は上記のような問題点を解消したレ
ンズ駆動装置を得ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を有
することを特徴とするレンズ駆動装置である。 (1)一対のガイドバーに移動自在に支持されたレンズ
移動枠と、このレンズ移動枠を駆動するためのスクリュ
ーバーと、前記レンズ移動枠と光軸方向には一体的に移
動可能で光軸に対して垂直方向には所定のガタを有する
ように該レンズ移動枠に支持された従動部材とを具備
し、前記従動部材は光軸方向のみに自在に移動できるよ
うに前記ガイドバーの一方に係合する係合部と、前記ス
クリューバーのスクリューネジ部が噛合する貫通ネジ部
とを有していることにより、第2のガイドバーとU字溝
との間にガタ量が設定されていても、スクリューバーの
正転、逆転の繰り返しによる移動レンズ枠の揺れを生じ
させない。 (2)バリエーターレンズを保持したレンズ移動枠と、
コンペンセーターレンズを保持したレンズ移動枠と、前
記レンズ移動枠を光軸方向に移動可能に支持するガイド
バーと、前記レンズ移動枠を光軸方向に移動させるカム
駆動手段と、前記レンズ移動枠の対向面に取付けた互い
に吸引力を発生する磁性部材とを備えたことにより、バ
リエーターレンズを保持したレンズ移動枠のテレ端近傍
でのガタを少なくすることができ、ズーミング中のボケ
を防ぐことができる。又レンズ移動枠に対する作用力は
連続的に変化するので、コイルバネによる作用力のかか
り始めに生じていた像ユレを防ぐことができる。 (3)光軸に平行に設けたガイドバーおよびスクリュー
バーと、このガイドバーとスクリューバーとに移動可能
に支持されたレンズ移動枠と、前記スクリューバーのス
クリューネジ溝部に噛合するガイド部材と、このガイド
部材を前記スクリューバーの軸線と直交する方向に付勢
する付勢部材とを有し、前記スクリューバーの回転によ
り、前記レンズ移動枠を光軸方向に平行移動させるよう
にしたレンズ駆動装置において、前記スクリューバーの
スクリューネジ溝部内に位置し該スクリューバーに当接
しないように前記レンズ移動枠に凸起部を設けたことに
より、レンズ移動枠にかなりの衝撃がかかっても、上記
凸起部がスクリューねじ溝部38aに引っ掛かり、レン
ズ移動枠が光軸方向にズレることが無くなる。
【0021】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の実施例を図面について説明す
る。図1は請求項1の発明の実施例を示すもので、図1
において、1はレンズ光学レンズ、2は光学レンズ1を
保持したレンズ移動枠であり、穴2bを形成したボス部
2a、穴2bの比較的近傍に設けられた第1のU字溝2
c、穴2bと略対称位置に設けられた第2のU字溝部2
dを有する。3は第1のガイドバーであり、前記の穴2
bに嵌装され、不図示のレンズ鏡胴内に光軸と平行に植
設されている。4は第2のガイドバーであり前記の第2
のU字溝2dに嵌装され、不図示のレンズ鏡胴内に光軸
と平行に植設されている。5はスクリューバーであり、
外周に形成されたスクリューねじ部5aを有し、不図示
の駆動機構で駆動され、軸中心に正、逆両方向に回転で
きるように不図示のレンズ鏡胴内に光軸と平行に植設さ
れている。
【0022】6は従動部材であり、前記スクリューバー
5のスクリューねじ部5aがかみ合う貫通ねじ穴6aと
端部にU字溝6cを有する第1のつば部6b及び第2の
つば部6dを有している。ねじ部6aにはスクリューバ
ー5のスクリューネジ部5aがねじ込まれ、U字溝6c
は第1のガイドバー3をはさみ込んでいる。そして、従
動部材6は第1のつば部6bと第2のつば部6dによっ
て前記レンズ移動枠2を挟持するように第1のU字溝2
cにはまり込んだ状態で、レンズ移動枠2と光軸方向に
は一体的に移動できるよう支持されている。
【0023】以上の構成において、スクリューバー5が
回転駆動されると、従動部材6のスクリューネジ部5a
に力が伝わり、従動部材6はU字溝6cと第1のガイド
バー3の関係で回転方向が規制されているので、光軸方
向に移動し、第1のつば部6bと第2のつば部6dによ
ってはさまれたレンズ移動枠2を光軸方向に移動させ
る。
【0024】この時、スクリューバー5が正転逆転を繰
り返し、従動部材6に加える回転力によって、U字溝6
cと第1のガイドバー3との間及びスクリューバー5の
スクリューネジ部5aとねじ部6aとの間に設定された
ガタ量の関係で従動部材6が揺れ動いても、レンズ移動
枠2には第1のつば部6bと第2のつば部6dが接する
部分のわずかな摩擦力だけであり、スクリューバー5の
スクリューネジ部5aによる回転力に比べてはるかに小
さいので、レンズ移動枠2は第1のU字溝2cと従動部
材6との間、及び第2のU字溝2dと第2のガイドバー
4との間にガタ量が設定されていても揺れ動くことがな
く、安定して光軸方向に進退できる。 実施例2.図2は実施例2を示す斜視図、図3は図2の
光軸方向から見た正面図であり、前記図1と同一部分に
は同一符号を付して重複説明を省略する。
【0025】7は従動部材であり、スクリューバー5の
スクリューネジ部5aがかみ合う貫通ねじ部7a、つば
部7b,7d、第1のU字溝7c、第2のU字溝7eを
有している。上記貫通ねじ部7aはスクリューバー5の
スクリューネジ部5aがねじ込まれ、レンズ移動枠2の
第1のU字溝2cにはまり込み、つば部7bとつば部7
dによってレンズ移動枠2を挟持し光軸方向には該レン
ズ移動枠と一体的に移動できるよう支持されている。
【0026】8は固定鏡胴(図3参照)であり、レンズ
移動枠2の外側に配設され、その内面には突起8aが光
軸方向に伸びて形成されている。この突起8aは前記従
動部材7のつば部7b及び7dの端に形成されたU字溝
7c及びU字溝7eに係合している。
【0027】以上の構成において、スクリューバー5が
回転駆動されると、従動部材7のスクリューネジ部7a
に力が伝わり、従動部材7はU字溝7c及びU字溝7e
と固定鏡胴8の突起8aの係合関係で回転方向が規制さ
れているので、光軸方向に移動し、第1のつば部7bと
第2のつば部7dによっては挟持されたレンズ移動枠2
を光軸方向に移動させる。
【0028】この時、スクリューバー5が正転、逆転を
繰り返しても、前記実施例1で説明したのと同様、レン
ズ移動枠2に伝わる回転力は従動部材7の第1のつば部
7bと第2のつば部7dが接する部分のわずかな摩擦力
だけであって、レンズ移動枠2は揺れ動くことがなく、
安定して光軸方向に進退移動できる。
【0029】また、実施例1に比べて、レンズ移動枠2
のボス部2a及び穴部2bが光軸方向に長く設定できる
ので、レンズ移動枠2の動きがより安定化する効果があ
る。
【0030】図4は請求項2の発明における実施例を示
すレンズ鏡筒の縦断面図、図5はその要部斜視図であ
る。
【0031】前記図10と同一部分に同一符号を付して
重複説明を省略した図4、図5において、11は固定鏡
筒、12はバリエーターレンズL1を保持するレンズ移
動枠15とコンペンセータレンズL2を保持するレンズ
移動枠17を、ズーミング時、ピントを一定に保つよう
に駆動するカム部12aを設けたカム環である。
【0032】レンズ移動枠15の嵌合部15cはカム部
12aに嵌合し、レンズ移動枠17の嵌合部17cはカ
ム環12の後端面12bに嵌合し、コイルバネ20の付
勢力で嵌合状態が保持している。
【0033】18は第1のガイドバーであり、レンズ移
動枠15のスリーブ15aを貫通し固定鏡筒11に光軸
と平行に植設されている。19は第2のガイドバーであ
り、レンズ移動枠17のスリーブ17aを貫通し固定鏡
筒11に光軸と平行に植設されている。21は第3のガ
イドバーであり、レンズ移動枠15、17のU字溝15
b,17bに嵌合し固定鏡筒11と光軸と平行に植設さ
れている。15dは第2のガイドバー19が嵌合するよ
うにレンズ移動枠15に設けたU字溝、17dは第1の
ガイドバー18が嵌合するようにレンズ移動枠17に設
けたU字溝、14,16はレンズ移動枠15,17の対
向面に取付けた互いに吸引力を発生する磁性部材であ
る。
【0034】上記の構成において、カム環12を回転さ
せると、カム部12aと嵌合する嵌合部15cを介して
レンズ移動枠15が第1、第3のガイドバー18,20
に沿って光軸方向に移動する。
【0035】そして、レンズ移動枠15がワイド端から
テレ端へ駆動された時、テレ端近傍で磁性部材14,1
6の間に引き合う力が働き、レンズ移動枠15の嵌合部
15cとカム部12aとの嵌合ガタを取り除くことがで
きる。この場合、レンズ移動枠15,17が最接近した
時にも、両磁性部材14,16は当接することがないよ
うに配置されている。
【0036】図6は請求項3の発明の実施例を示すレン
ズ鏡筒の縦断面図、図7はその要部の拡大図、図8はそ
の横断面図であり、前記図11〜図13の従来例と同一
部分については、同一符号を付して重複説明を省略す
る。
【0037】レンズ移動枠34のスリーブ34aの一部
に、スクリューバー38には当接しないよう、スクリュ
ーネジ溝部38a内に位置する凸起部34cを設けたも
のである。
【0038】上記の構成において、変倍レンズ駆動用モ
ーター10が駆動されて、その出力ギヤ41及びギヤ部
材45を介してスクリューバー38が回転駆動される
と、レンズ移動枠34のスリーブ34a内に設けられ、
スクリューネジ溝部38aに噛合した鋼球43を介して
レンズ移動枠34が光軸方向に移動する。この時、レン
ズ移動枠34のスリーブ部34aに設けられた凸起部3
4cは、スクリューバー38に当接していないため、レ
ンズ移動枠34の駆動力としては従来と何ら変わりがな
い。
【0039】ここで、レンズ光軸方向にある程度の衝撃
を与えた時、レンズ移動枠34が光軸方向に動こうとす
る力が働くが、凸起部20cがスクリューネジに引っ掛
かり、レンズ移動枠34が動くことはない。よって、従
来、耐衝撃性を高めるため、付勢バネ44のバネ圧を高
く設定していたのが、バネ圧を低くすることが可能とな
り、その結果、スクリューバー38の回転によるレンズ
移動枠34に作用する回転モーメントを最小に抑えるこ
とができ、レンズ移動枠34のU溝部34bとガイドバ
ー39のガタによる像ユレを生じにくくすることができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、スクリューバーの駆動力を独立した直進移動で
きる係合部を備えた従動部材を介してレンズ移動枠に伝
えるよう構成したので、スクリューバーの正転、逆転の
繰り返しによるレンズ移動枠の揺れを防ぎ、安定した撮
影ができるという効果がある。
【0041】請求項2の発明によれば、バリエーターレ
ンズを保持したレンズ移動枠とコンペンセーターレンズ
を保持したレンズ移動枠にテレ端近傍で吸引力が作用す
るように磁性部材を対向的に取付けたので、従来のコイ
ルバネを用いる場合に比べて、スペースを必要とせず、
その分、スリーブ長を長くしてズーミング中のボケを防
ぐことができる。又レンズ移動枠間の作用力は作用し初
めでゆるやかでつぎ目がなく連続的に変化するので、コ
イルバネの使用時に生じていた像ユレを確実に防ぐこと
ができる。
【0042】請求項3の発明によれば、スクリューネジ
溝部内位置しスクリューバーに当接しないように、レン
ズ移動枠に凸起部を設けたので、レンズ移動枠の耐衝撃
性が飛躍的に向上し、かつ、鋼球の付勢圧を低くするこ
とができ、像揺れを生じにくくできるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は請求項1の発明の実施例を示すレンズ駆
動装置の要部の斜視図。
【図2】図2は他の実施例を示すレンズ駆動装置の要部
の斜視図。
【図3】図3は図2の光軸方向から見た正面図。
【図4】図4は請求項2の発明の実施例を示すレンズ鏡
筒の縦断面図。
【図5】図5は図4の要部斜視図。
【図6】図6は請求項3の発明の実施例を示すレンズ鏡
筒の縦断面図。
【図7】図7は図6の要部の拡大図。
【図8】図8は図6の横断面図。
【図9】図9は従来のレンズ駆動装置の一部の斜視図。
【図10】図10はフロントフォーカスタイプのズーム
レンズ移動を表わした図。
【図11】図11は従来のレンズ駆動装置を示すレンズ
鏡筒の縦断面図。
【図12】図12は図11の要部の拡大図。
【図13】図13は図11の横断面図。
【符号の説明】
2 レンズ移動枠 3 ガイドバー 4 ガイドバー 5 スクリューバー 5a スクリューネジ部 6 従動部材 6a 貫通ネジ部 6c 係合部 10 カム環(カム駆動手段) 12 バリエータレンズ 13 コンペンセータレンズ 15 レンズ移動枠 14,16 磁性部材 17 レンズ移動枠 18〜20 ガイドバー 34 レンズ移動枠 34a 凸起部 38 スクリューバー 39 ガイドバー 43 鋼球(ガイド部材) 44 バネ部材(付勢部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のガイドバーに移動自在に支持され
    たレンズ移動枠と、このレンズ移動枠を駆動するための
    スクリューバーと、前記レンズ移動枠と光軸方向には一
    体的に移動可能で光軸に対して垂直方向には所定のガタ
    を有するように該レンズ移動枠に支持された従動部材と
    を具備し、前記従動部材は光軸方向のみに自在に移動で
    きるように前記ガイドバーの一方に係合する係合部と、
    前記スクリューバーのスクリューネジ部が噛合する貫通
    ネジ部とを有していることを特徴とするレンズ駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 バリエーターレンズを保持したレンズ移
    動枠と、コンペンセーターレンズを保持したレンズ移動
    枠と、前記レンズ移動枠を光軸方向に移動可能に支持す
    るガイドバーと、前記レンズ移動枠を光軸方向に移動さ
    せるカム駆動手段と、前記レンズ移動枠の対向面に取付
    けた互いに吸引力を発生する磁性部材とを備えたことを
    特徴とするレンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】 光軸に平行に設けたガイドバーおよびス
    クリューバーと、このガイドバーとスクリューバーとに
    移動可能に支持されたレンズ移動枠と、前記スクリュー
    バーのスクリューネジ溝部に噛合するガイド部材と、こ
    のガイド部材を前記スクリューバーの軸線と直交する方
    向に付勢する付勢部材とを有し、前記スクリューバーの
    回転により、前記レンズ移動枠を光軸方向に平行移動さ
    せるようにしたレンズ駆動装置において、前記スクリュ
    ーバーのスクリューネジ溝部内に位置し該スクリューバ
    ーに当接しないように前記レンズ移動枠に凸起部を設け
    たことを特徴とするレンズ駆動装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006047806A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Sharp Corp レンズ移動機構
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