JP2013235072A - レンズ鏡枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズ鏡枠を構成する部材同士を結合する構造を、部材の歪みが生じにくく、かつ耐衝撃性が高いものとする。
【解決手段】本発明は、レンズを保持し、光軸に平行に設けられた第1案内軸及び第2案内軸に沿って摺動可能に構成された移動枠を有してなるレンズ鏡枠において、前記移動枠が、前記第1案内軸の外周に所定の隙間を有して嵌合する摺動孔、前記第2案内軸を挟持し、当該移動枠の前記第1案内軸周りの回動を規制する挟持部、及び、前記挟持部近傍に設けられ、前記挟持部による第2案内軸の挟持方向と光軸とに直交する軸周りに当該移動枠が第2案内軸に対して相対的に所定の角度以上傾斜した場合に、第2案内軸に接触する面を有して構成された摩擦制動部を有して構成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、平行に設けられた2本の案内軸に沿って摺動する移動枠を有してなるレンズ鏡枠に関する。
撮像装置用のレンズを保持するレンズ鏡枠には、電動モータ等のアクチュエータが発生する駆動力によって、一部もしくは全てのレンズを保持する枠を光軸に沿って移動させる形態のものがある。
例えば、特開2011−242423号公報には、平行に設けられた2本の丸軸状の案内軸に沿って摺動する移動枠を有して構成されたレンズ鏡枠を開示している。そして、特開2011−242423号公報は、レンズ鏡枠に衝撃力が加えられた場合に移動枠が外側を囲う枠部材の内周面に接触するようにすることにより、移動枠が過度に傾くことを防止し、レンズ鏡枠に落下等による衝撃力が加えられた際の移動レンズ保持枠の変形や破損を防止する技術を開示している。
特開2011−242423号公報
特開2011−242423号公報に開示されているように、相対的に移動する複数の枠部材同士を、通常の使用時には接触せず、かつ衝撃力が加えられた場合には狙い通りに接触するように配設するためには、レンズ鏡枠を構成する複数の部材単体の寸法精度や、これらを組み立てる際の位置精度を高める必要がある。すなわち、レンズ鏡枠の耐衝撃性を向上させることによって、レンズ鏡枠を作成するコストが上昇してしまう。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、移動枠を有してなるレンズ鏡枠において、低コストで耐衝撃性を向上させることを目的とする。
本発明の一態様のレンズ鏡枠は、レンズを保持し、光軸に平行に設けられた第1案内軸及び第2案内軸に沿って摺動可能に構成された移動枠を有してなるレンズ鏡枠であって、前記移動枠は、前記第1案内軸の外周に所定の隙間を有して嵌合する摺動孔、前記第2案内軸を挟持し、当該移動枠の前記第1案内軸周りの回動を規制する挟持部、及び、前記挟持部近傍に設けられ、前記挟持部による第2案内軸の挟持方向と光軸とに直交する軸周りに当該移動枠が第2案内軸に対して相対的に所定の角度以上傾斜した場合に、第2案内軸に接触する面を有して構成された摩擦制動部を有して構成されている。
本発明によれば、移動枠を有してなるレンズ鏡枠において、低コストで耐衝撃性を向上させることができる。
レンズ鏡枠を備えたカメラの前面側を示す斜視図である。 レンズ鏡枠の背面側を示す斜視図である。 レンズ鏡枠の背面図である。 第1移動枠と、第1案内軸及び第2案内軸を、第2光軸O2に沿って物体側から見た図である。 図4のV-V断面図である。 図5のVI-VI断面図である。 図6のうちの挟持部及び摩擦制動部近傍を拡大した図である。 第2案内軸に対して、第1移動枠が所定の角度だけ傾斜した状態を示す図である。 第1移動枠が、衝撃力によって自由移動方向に移動する様子を説明する図である。 摩擦制動部の変形例を示す図である。
以下に、本発明の好ましい形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものであり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
本実施形態は、一般にデジタルカメラやビデオカメラ等の撮像機能を備えた電子機器に配設されるレンズ鏡枠に本発明を適用したものである。本実施形態では一例として、図1及び2に示すように、レンズ鏡枠1は、CCDやCMOSセンサ等の撮像素子2を有してなるカメラ101内に配設されている。
カメラ101は、本実施形態では一例として、箱形状の筐体102内に、レンズ鏡枠1、制御装置103、及び電源電池を収容する図示しない電池収容室を有して構成されている。制御装置103は、演算装置(CPU)、記憶装置(RAM)、補助記憶装置、入出力装置及び電力制御装置等を具備して構成されており、カメラ101の動作を、所定のプログラムに基づいて制御する構成を有している。レンズ鏡枠1、制御装置103及び電源電池は、電気的に接続される。
制御装置103は、撮像素子2の動作の制御、及び撮像素子2から出力される信号に基づく画像の生成、が可能に構成されている。また、制御装置103は、レンズ鏡枠1が備える電動モータ、電磁ソレノイド等のアクチュエータや、フォトインタラプタ、ホール素子等のセンサに電気的に接続されている。
レンズ鏡枠1が備えるアクチュエータの数や形態は特に限定されるものではないが、アクチュエータは、レンズ鏡枠1が保持するレンズや撮像素子2を移動させるためのものや、絞り、シャッター、NDフィルタ等を駆動するためのもの等、レンズ鏡枠1の仕様に応じて適宜に設けられる。センサは、これらのアクチュエータの動作を制御するために配設されるものである。
カメラ101の筐体102の前面には、内部に配設されたレンズ鏡枠1の光軸が通過する開口部102aや閃光発光装置104等が設けられている。本実施形態では、開口部102aは、透明なガラスが設けられている。なお、カメラ101は、レンズ鏡枠1の非撮影時に開口部102aを遮蔽するバリア装置を有する形態であってもよい。
筐体102の上面部にはレリーズスイッチ105、電源操作スイッチ106等の操作部材が配設されている。また、図示しないが筐体102の側面部又は底面部には電池収容室を開閉するための蓋が設けられている。
また、筐体102の背面部には、例えばレバースイッチ、ダイヤルスイッチ、ボタンスイッチ、タッチセンサ等の、カメラ101の動作指示を使用者が入力する入力するための操作部材が設けられている。また、筐体102の背面には、液晶表示装置又はEL表示装置等からなり画像を表示し出力する画像表示装置が設けられている。
レンズ鏡枠1の構成について以下に説明する。本実施形態では一例として、レンズ鏡枠1は、被写体像を結像するためのレンズ等の撮像光学系部材と撮像素子2を保持するように構成されている。なお、レンズ鏡枠1は、撮像素子2を保持しない形態であってもよい。また、レンズ鏡枠1は、カメラ101に対して着脱可能な形態であってもよい。
図2に示すように、レンズ鏡枠1が保持する撮像光学系部材は、一例としてプリズム3を含んでおり、プリズム3によって光軸を屈曲させる、いわゆる光路反射型、折り曲げ光学系、又は屈曲光学系等と称される形態を有している。本実施形態のレンズ鏡枠1ではカメラ101の被写体に面する側(前方)から入射する光を、プリズム3によって略90度屈曲させる構成を有する。
以下の説明では、撮像光学系部材において、被写体からプリズム3に入射し、プリズム3の反射面に至るまでの光軸を第1光軸O1と称し、プリズム3の反射面から撮像素子2に至る光軸を第2光軸O2と称するものとする。
また、本実施形態の撮像光学系部材は、第2光軸O2に沿って移動することにより、撮影倍率の変更及び合焦距離の変更を実現するための3つのレンズ群である、第1移動レンズ群4、第2移動レンズ群5及び第3レンズ群6を有して構成されている。なお、撮像光学系部材の形態は本実施形態に限られるものではなく、プリズムを有さない形態のものであってもよい。
レンズ鏡枠1は、固定枠10、固定レンズ保持枠20、第1移動枠30、第2移動枠50、第3移動枠55、絞り駆動機構部60、シャッター駆動機構部70及び撮像素子移動機構部80を含んで構成されている。
固定枠10は、レンズ鏡枠1を構成する他の部材を所定の位置に保持する基部となる部材である。固定枠10は、図示しない保持機構によって、カメラ101の筐体102に対して所定の位置に保持されるように構成されている。
固定レンズ保持枠20は、撮像光学系部材の最も物体側に配設される固定レンズ群を保持する枠状の部材である。固定レンズ群には、プリズム3が含まれている。固定レンズ枠20は、固定枠10に対して所定の位置に固定されている。
第1移動枠30は、詳しくは後述するが、第1移動レンズ群4を保持し、第2光軸O2に沿って移動可能に構成された枠部材である。また、第1移動枠30には、絞り駆動機構部60及びシャッター駆動機構部70が結合されており、絞り駆動機構部60及びシャッター駆動機構部70は、第1移動枠30とともに第2光軸O2に沿って移動する。
絞り駆動機構部60は、複数の絞り羽根を駆動することによって、第2光軸O2に沿う光束が通過する光路の口径を段階的又は連続的に変化させることが可能に構成された機構を備える機構部である。絞り駆動機構部60は、固定枠10内に配設された可撓性を有するフレキシブルプリント回路基板69を介して制御装置103に電気的に接続される。
また、シャッター駆動機構部70は、第2光軸O2に沿う光束が通過する光路を開閉し、撮像素子2の露光時間を制御可能に構成された機構を備える機構部である。シャッター駆動機構部70は、フレキシブルプリント回路基板69を介して制御装置103に電気的に接続される。本実施形態では、一例として、シャッター駆動機構部70は、光路上にNDフィルタを進退させ、撮像素子2に入射する光量を変化させることが可能に構成された機構も備えている。絞り駆動機構部60及びシャッター駆動機構部70は、それぞれ第1移動枠30の物体側及び像側に結合されている。
第2移動枠50は、第2移動レンズ群5を保持し、第2光軸O2に沿って移動可能に構成された枠部材である。また、第3移動枠55は、第3レンズ群6を保持し、第2光軸O2に沿って移動可能に構成された枠部材である。
撮像素子移動機構部80は、撮像素子2を第2光軸O2に直交する平面に沿って移動可能に保持する機構部である。撮像素子移動機構部80は、例えば制御装置103に設けられた加速度センサやジャイロスコープ等によって検出されたレンズ鏡枠1の移動に応じて撮像素子2を移動させることによって露光中の像のブレを防止する、ブレ補正機能を実現するためのものである。
撮像素子移動機構部80の構成は、一般にイメージセンサシフト方式のブレ補正機構と称される周知のものと同様であり、詳細な説明は省略するものとする。なお、レンズ鏡枠1は、撮像素子移動機構部80を備えない形態であってもよい。また、レンズ鏡枠1は、レンズを移動させることによって露光中の像のブレを防止する、いわゆるレンズシフト方式のブレ補正機構を備える形態であってもよい。
以下に、第1移動枠30の詳細な構成について説明する。
レンズ保持枠である第1移動枠30は、固定枠10に固定された直線状の円柱形状を有する第1案内軸11及び第2案内軸12に沿って摺動可能に構成されている。図3に示すように、第1案内軸11及び第2案内軸12は、第2光軸O2に略平行に固定されている。言い換えれば、丸軸状の一対の第1案内軸11及び第2案内軸12は、略平行に配設されている。
図4は、第1移動枠30と、第1案内軸11及び第2案内軸12を、第2光軸O2に沿って物体側から見た図である。図5は、図4のV-V断面図である。図6は、図4のVI-VI断面図である。
第1案内軸11及び第2案内軸12は、第2光軸O2を略中央に挟むように配設されている。本実施形態では一例として、第1光軸O1に沿う方向から見た場合(図3の視点から見た場合)に、第1案内軸11及び第2案内軸12は、第2光軸O2を略中央に挟むように配設されている。すなわち、第1案内軸11及び第2案内軸12は、第2光軸O2から、第1光軸O1及び第2光軸O2に略直交するY軸に沿う両方向に、ほぼ同じ距離だけ離間して配設されている。
絞り駆動機構部60及びシャッター駆動機構部70は、ネジ38によって、第1移動枠30の物体側及び像側に締結されている。また、第1移動レンズ4は、第1移動枠30内に接着剤等によって固定されている。
ここで、本実施形態では、第1移動レンズ4、絞り駆動機構部60及びシャッター駆動機構部70が固定された状態における第1移動枠30の重心Gは、第2光軸O2近傍に位置している。すなわち、第1案内軸11及び第2案内軸12に沿って摺動可能に配設された第1移動枠30の重心Gは、第1案内軸11及び第2案内軸12から略等距離の線分上に位置している。言い換えるならば、第1案内軸11及び第2案内軸12は、第1移動枠30の重心Gを通る第2光軸O2と平行な軸に関して、ほぼ軸対称となる位置に配設されている。
このように、移動枠である第1移動枠30の重心Gが、第1移動枠30を案内する2本の第1案内軸11及び第2案内軸12の略中央に位置していることによって、第1移動枠30は、素早く滑らかに第1案内軸11及び第2案内軸12に沿って摺動する。したがって、第1案内軸11及び第2案内軸12の偏摩耗の発生を防止することができる。
図4及び図5に示すように、第1移動枠30には、第1案内軸11の外周に所定の隙間を有して嵌合する軸受部である丸孔形状の摺動孔31が形成されている。摺動孔31と第1案内軸11との嵌合は、いわゆるすきま嵌めの状態である。丸孔形状の摺動孔31と丸軸形状の第1案内軸11とが所定の隙間を有して嵌合することによって、第1案内軸11に対する第1移動枠30の径方向の移動、及び第1案内軸11に直交する軸周りの倒れ方向の移動が規制される。言い換えれば、摺動孔31と第1案内軸11との嵌合によって、第1移動枠30は、第1案内軸11に対して、第1案内軸11の軸方向の移動、及び第1案内軸11周りの回動が可能な状態となっている。
本実施形態では、摺動孔31は、スリーブ状に第1移動枠30から第2光軸O2に沿って突出する筒形状部に設けられた孔である。このように摺動孔31と第1案内軸11との嵌合長L1を長くとることによって、第1案内軸11に対する第1移動枠30の倒れ方向の遊びを少なくすることができる。
また、第1移動枠30には、第2案内軸12の外周に所定の隙間を有して嵌合する軸受部である挟持部32が形成されている。挟持部32と回転規制軸12との嵌合は、いわゆるすきま嵌めの状態である。
挟持部32は、挟持部32と第2案内軸12との嵌合によって、第1移動枠30の第1案内軸11に対する第1案内軸11周りの回動のみを規制するように構成されている。図4及び図6に示すように、挟持部32は、第2案内軸12を、一対の面又は一対の線により所定の隙間を有して挟み込む構成を有する。挟持部32は、第2案内軸12を挟持する挟持方向が、摺動孔31の周方向に沿うように配設されている。
本実施形態では一例として、挟持部32は、内周面に平行な2つの平面を有する貫通孔、いわゆる長孔と称される形状を有している。そして、挟持部32を構成する一対の平面は、第2案内軸12を、摺動孔31の周方向に挟み込むように配設されている。すなわち、挟持部32を構成する2平面は、摺動孔31の径方向に沿うように設けられている。
図7は、図6のうちの挟持部32及び摩擦制動部35近傍を拡大した図である。本実施形態では一例として、挟持部32は、第2光軸O2に平行なX軸と、第1光軸O1及び第2光軸O2に略直交するY軸と、に平行な2平面からなり、該2平面は、第1光軸O1に平行なZ軸に平行な方向に距離D1だけ離間している。すなわち、本実施形態の挟持部32による、第2案内軸12の挟持方向は、Z軸に略平行な方向である。
また、図5に示すように、挟持部32と第2案内軸12との嵌合長L2は、摺動孔31と第1案内軸11との嵌合長L1よりも短く、挟持部32と第2案内軸12との嵌合は、第2案内軸12に対する第1移動枠30の倒れを比較的大きく許容するように構成されている。
以上に説明したように、本実施形態のレンズ鏡枠1は、主に摺動孔31と第1案内軸11との嵌合によって、第1移動枠30を第2光軸O2と略平行に移動可能に案内し、挟持部32と第2案内軸12との嵌合によって、第1移動枠30の第1案内軸11に対する第1案内軸11周りの回動のみを規制するように構成されている。このような構成により、本実施形態では、2本の案内軸である第1案内軸11と第2案内軸12との間の距離や平行度に誤差がある場合であっても、第1移動枠30を滑らかに摺動させることが可能となる。
なお、挟持部32の形状は、本実施形態の長孔形状に限られるものではなく、第2案内軸12を所定の隙間を有して挟み込む平行な一対の平面又は一対の稜線を有する形状であればよい。例えば、挟持部32は、第2光軸O2に沿う方向から見てU字状となる溝形状であってもよい。
そして、第1移動枠30の挟持部32の物体側及び像側の少なくとも一方には、摩擦制動部35が配設されている。摩擦制動部35は、挟持部32による第2案内軸12の挟持方向と第2光軸O2とに直交する軸周りに、第1移動枠30が第2案内軸12に対して相対的に所定の角度以上傾斜した場合に、第2案内軸12に接触する面を有して構成されている。
本実施形態では、上述したように、挟持部35は、Z軸に略平行な方向に第2案内軸12を挟持する2平面を有して構成されている。そして、摩擦制動部35は、挟持部35による第2案内軸12の挟持方向であるZ軸と、第2光軸O2に平行なX軸とに直交するY軸周りに、第1移動枠30が第2案内軸12に対して相対的に所定の角度以上傾斜した場合に、摩擦制動部35は第2案内軸12に接触する。
言い換えれば、摩擦制動部35は、挟持部32を構成する2平面に対して、第2案内軸12が平行でなくなる方向に所定の角度以上傾斜した場合に、第2案内軸12に接触する面を有して構成されている。
より具体的に、本実施形態では、図7に示すように、摩擦制動部35は、挟持部32の物体側及び像側の少なくとも一方において、挟持部32の端部から第2光軸O2に沿って所定の長さL3だけ延出し、第2案内軸12に対向する面を有して構成された部位である。摩擦制動部35は、第1移動枠30の他の部位と一体に形成されている。
また、摩擦制動部35は、挟持部35の挟持方向が第2案内軸12と略直交する状態、すなわち第2案内軸12に対する第1移動枠30の前記相対的な傾斜角が、ほぼゼロである状態において、第2案内軸12から所定の距離D2だけ離間している。第2案内軸12に対する第1移動枠30の前記相対的な傾斜角が、ほぼゼロである状態とは、第1移動枠30に過大な外力が加えられていない状態であり、レンズ鏡枠1(カメラ101)が通常に使用されている状態のことである。したがって、本実施形態では、レンズ鏡枠1が通常に使用されている状態である場合には、摩擦制動部35は、第2案内軸12に接触することはない。
そして、摩擦制動部35は、図8に示すように、第1移動枠30が、第2案内軸12に対してY軸周りに相対的に所定の角度δ以上傾斜した場合に、第2案内軸12と接触する。詳しくは後述するが、第1移動枠30が、第2案内軸12に対してY軸周りに所定の角度δ以上傾斜する状態は、例えばカメラ101が落下した場合等の、衝撃が与えられることによって生じ得る。
以上のように、第1案内軸11及び第2案内軸12によって案内されて第2光軸O2に沿って移動可能に配設された第1移動枠30は、電動モータ41を含む駆動部40によって駆動される。
駆動部40は、第1案内軸11の近傍において、第1案内軸11に略平行に配設され、軸周りに回動可能なスクリュー42、スクリュー42を回動させる電動モータ41、スクリュー42に螺合するナット43及び第1移動枠30をナット43に向かって付勢するコイルバネ44を含んで構成されている。一方、第1移動枠30には、摺動孔31の近傍に、ナット43が係合するナット係合部33及びコイルバネ44が係止されるバネ係止部34が設けられている。
ナット43は、スクリュー42の軸周りの回動が規制されており、スクリュー42の回動に伴って軸方向に移動するように構成されている。ナット43は、第1移動枠30のナット係合部33に当接し、第1移動枠30をスクリュー42の軸に沿った一方向に押すことが可能に構成されている。本実施形態では一例として、ナット43は、図2及び図3における上下方向に移動可能であって、下方から第1移動枠30のナット係合部33に当接し、上方に向かって第1移動枠30を押すことが可能に構成されている。
コイルバネ44は、いわゆる引っ張りコイルバネであり、一端が第1移動枠30のバネ係止部34に係止されており、他端が固定枠10に係止されている。コイルバネ44は、常に第1移動枠30をナット43に向かって付勢するように配設されている。本実施形態では一例として、コイルバネ44は、第1移動枠30の位置に関わらず、図3における下方向に向かって常に第1移動枠30を付勢する力を発生するように配設されている。
言い換えれば、ナット43は、電動モータ41が発生する駆動力によって第2光軸O2に沿って移動可能であり、かつ第1移動枠30を第2光軸O2に沿って物体側に向かって押すことが可能に構成されている。そして、第1移動枠30は、コイルバネ44によって、第2光軸O2に沿って像側に付勢されている。このコイルバネ44の付勢力によって、ナット43とスクリュー42との間のバックラッシが除去され、かつ第1移動枠30がナット43の移動に追従する。
なお、コイルバネ44の付勢力は、少なくとも重力中におけるレンズ鏡枠1の姿勢の変化にかかわらず、第1移動枠30とナット43との当接が保たれる強さを有する。
以上のような駆動部40によって駆動される第1移動枠30は、コイルバネ44の付勢力とは反対方向に向かって該付勢力よりも強い力が加えられた場合には、ナット43から離間する方向に自由に移動可能である。
本実施形態では、第1移動枠30に、物体側に向かう方向(図3における上方向)に向かってコイルバネ44の付勢力よりも強い力が加えられた場合に、第1移動枠30は物体側に向かって自由移動可能である。このような、第1移動枠30とナット43とを離間させるような強い力は、例えばカメラ101が落下した場合等の、レンズ鏡枠1に衝撃が与えられた場合に生じる。以下では、第1移動枠30がコイルバネ44の付勢力とは反対方向に向かって該付勢力よりも強い力が加えられた場合に移動する方向を、自由移動方向Fと称するものとする。本実施形態では、自由移動方向Fとは、物体側に向かう方向(図3における上方向)である。
上述のように本実施形態では、カメラ101が落下し、レンズ鏡枠1のプリズム3が設けられた固定レンズ保持枠20が下方となる姿勢においてカメラ101着地した場合には、第1移動枠30にコイルバネ44の付勢力とは反対方向に向かって該付勢力よりも強い力が加えられる。そしてこの場合、第1移動枠30は、ナット43から離間して、自由移動方向F(物体側)に向かって移動する。
このとき、図9に模式的に示すように、第1移動枠30は、自由移動方向Fに移動するとともに、第2案内軸12に対してY軸周りに揺動する。これは、実際にカメラ101に加えられる衝撃力が、第2案内軸12に対して完全に平行に加えられることはほぼ無く、ほとんどの場合において当該衝撃力が第2案内軸12に対して斜めに入力されることと、第1移動枠30の重心Gが2本の第1案内軸11及び第2案内軸12の略中央に位置していること、に起因する。
そして、第1移動枠30の第2案内軸12に対するY軸周りの揺動の最大の角度が、所定の角度δ以上となった場合には、第1移動枠30の摩擦制動部35が、第2案内軸12に接触する。したがって、本実施形態のレンズ鏡枠1では、第1移動枠30は、落下の衝撃力によって自由移動方向Fに移動しながら、第1移動枠30の揺動によって摩擦制動部35が第2案内軸12に繰り返し接触する。このため、落下の衝撃力による第1移動枠30の自由移動方向Fへの移動の勢いは、摩擦制動部35と第2案内軸12との接触時の摩擦によって減衰される。
このように、衝撃力によって第1移動枠30が自由移動方向Fへ移動する勢いを減衰することによって、第1移動枠30が自由移動方向Fの移動端に衝突して変形したり破損したりしてしまうことを防止することが可能となる。特に、本実施形態では、第1移動枠30に絞り駆動機構部60及びシャッター駆動機構部70が結合されていることから、第1移動枠30の慣性力が大きく、第1移動枠30が衝突時に比較的破損しやすい傾向にある。しかし、本発明によれば、摩擦制動部35を備えることによって第1移動枠30が自由移動方向Fの移動端に衝突する際の衝撃を弱めることが可能であり、第1移動枠30の変形や破損を防止することができる。
そして、本実施形態では、摩擦制動部35は、第1移動枠30の他の部位と一体に形成されている。すなわち、摩擦制動部35と第2案内軸12との隙間の精度は、第1移動枠30単体の寸法精度によって決められる。すなわち、本実施形態では、第1移動枠30の耐衝撃性に、第1移動枠30以外の部材の寸法精度や組み立て精度が影響を及ぼすことがないのであり、容易かつ安価に第1移動枠30の耐衝撃性を向上させることができる。
以上に説明したように、本実施形態のレンズ鏡枠1は、第1移動レンズ群4を保持する第1移動枠30を有してなり、低コストで第1移動枠30の耐衝撃性を向上させることが可能である。
また、本実施形態では、前述のように、衝撃力が加えられた際に、第1移動枠30は、第2案内軸12に対してY軸周りに揺動しながら、自由移動方向Fに移動する。よって、第2案内軸12に摩擦制動部35が接触する箇所は、偏在することがなく、ランダムに分布する。このため、レンズ鏡枠1に繰り返し衝撃力が加えられた場合であっても、摩擦制動部35との接触による第2案内軸12の偏摩耗や打痕の発生を防止することができる。
なお、摩擦制動部35と第2案内軸12との接触による、第1移動枠30の移動を減衰する効果の強弱は、例えば摩擦制動部35の表面粗さを変更することによって可能である。この場合、摩擦制動部35の表面を粗くすることによって、第1移動枠30の移動を減衰する効果が強くなる。
また、例えば、摩擦制動部35と第2案内軸12とが接触する所定の角度δを大きくすれば、摩擦制動部35と第2案内軸12とが接触する回数が減るため、摩擦制動部35と第2案内軸12との接触による、第1移動枠30の移動を減衰する効果を弱くすることができる。
なお、上述した実施形態では、摩擦制動部35は第1移動枠30と一体に形成されているが、摩擦制動部35の形態は本実施形態に限られるものではない。例えば、図10に示すように、摩擦制動部35の第2案内軸12と接触する面に、第1移動枠30とは異なる材料であるゴム等を貼り付け、摩擦制動部35と第2案内軸12との摩擦係数を大きくすることによって、第1移動枠30の移動を減衰する効果を強くすることが可能である。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うレンズ鏡枠もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明に係るレンズ鏡枠は、上述の実施形態で説明したカメラに配設される形態に限らず、レンズ交換可能なカメラシステムにおける交換レンズや、録音機器、携帯通信端末、ゲーム機、デジタルメディアプレーヤー、時計、ナビゲーション装置等の電子機器に備えられる撮像装置に配設されるものであってもよいことは言うまでもない。
前述のように、本発明は平行に設けられた2本の案内軸に沿って摺動する移動枠を有してなるレンズ鏡枠に対して好適である。
1 レンズ鏡枠、
2 撮像素子、
3 プリズム、
4 第1移動レンズ群、
5 第2移動レンズ群、
6 第3移動レンズ群、
10 固定枠、
11 第1案内軸、
12 第2案内軸、
20 固定レンズ保持枠、
30 第1移動枠、
31 摺動孔、
32 挟持部、
33 ナット係合部、
34 バネ係止部、
35 摩擦制動部、
38 ネジ、
40 駆動部、
41 電動モータ、
42 スクリュー、
43 ナット、
44 コイルバネ、
50 第2移動枠、
55 第3移動枠、
60 絞り駆動機構部、
70 シャッター駆動機構部、
80 撮像素子移動機構部、
101 カメラ、
102 筐体、
102a 開口部、
103 制御装置、
104 閃光発光装置、
105 レリーズスイッチ、
106 電源操作スイッチ。

Claims (2)

  1. レンズを保持し、光軸に平行に設けられた第1案内軸及び第2案内軸に沿って摺動可能に構成された移動枠を有してなるレンズ鏡枠であって、
    前記移動枠は、
    前記第1案内軸の外周に所定の隙間を有して嵌合する摺動孔、
    前記第2案内軸を挟持し、当該移動枠の前記第1案内軸周りの回動を規制する挟持部、及び、
    前記挟持部近傍に設けられ、前記挟持部による第2案内軸の挟持方向と光軸とに直交する軸周りに当該移動枠が第2案内軸に対して相対的に所定の角度以上傾斜した場合に、第2案内軸に接触する面を有して構成された摩擦制動部
    を有して構成されていることを特徴とするレンズ鏡枠。
  2. 前記摩擦制動部は、前記挟持部の端部から光軸に沿って所定の長さだけ延出し、前記第2案内軸に所定の隙間だけ離間して対向する面を有して構成されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡枠。
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