JP2011099579A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】開閉可能な扉を有する冷蔵室10と、冷蔵室10に投入された食品を冷却する冷却機構20とを備えた冷蔵庫。冷蔵室10内の負荷量を検出する負荷量検知手段(1,2)と、収納物の位置を検知する位置検知手段(3a、3b)とを備える。
【選択図】図1
Description
このような冷蔵庫においては、庫内に収納物が多い状態で扉を開けて新たに収納物を投入すると、予め収納されていた収納物が妨げとなって冷却風が新たな収納物に届きにくくなり、新たな収納物がなかなか冷却されず品質が低下するおそれがあった。そして、冷風吹出口と庫内温度センサとが近接して設置されている場合には、庫内温度センサ付近の空気は冷えやすいことから、庫内が十分に冷却されていると判断されやすくなる。このため、新たな収納物が十分に冷えていないにもかかわらず、十分に冷却されていると判断されて冷風の吹き出しが抑制され、貯蔵室内の平均温度が高くなるおそれがあった。また、冷風吹出口と庫内温度センサとが遠く離れて設置されている場合には、庫内温度センサ付近の空気は冷えにくいことから、庫内が十分に冷却されていないと判断されやすくなる。このため、庫内は全般的に冷却されているにもかかわらず、冷風が連続して吹き出され、冷風吹出口付近の収納物が凍結する場合があった。
また、「1個または複数個有する冷蔵庫外内光センサ37aによって冷蔵庫内光センサの該当する周囲の庫内収納物を検知する。検知方法は庫内収納物などにより冷蔵庫内光センサa付近に庫内収納物などによって光を遮断して影が生じているか否かを冷蔵庫内光センサaによって判断することによって行われる」ことが考案されている(例えば、特許文献2参照)。
(冷蔵庫100の構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫100の構成を示す図であり、図1(A)は上から見た場合の図、図1(B)は横から見た場合の図である。図1において、冷蔵庫100は、区画されて独立した複数の貯蔵室を備える。貯蔵室としては、最上部に設けられ扉11を備えた冷蔵室10と、冷蔵室10の下方に配置され引き出し扉31を備えた切替室30と、切替室30の下方に配置され引き出し扉33を備えた野菜室32と、野菜室32の下方に配置され引き出し扉35を備えた冷凍室34とを備える。扉11には、冷蔵庫100の各貯蔵室の冷却温度の設定を行う操作パネル、各貯蔵室の冷却状態などの各種情報を表示する表示パネル、各貯蔵室の冷却情報などの各種情報を音声出力する音声出力装置などを備えた正面パネル12を備える。
冷蔵庫100の背面側には、各貯蔵室を冷却するための冷却機構として、コンプレッサー21と、熱交換器22と、冷気送風ファン23と、背面冷風路24と、冷風吹出口25と、制御装置16とを備える。
制御装置16は、制御回路やその動作プログラムを格納した記憶装置などを備え、冷蔵庫100の動作を制御する。コンプレッサー21及び熱交換器22により作り出された冷気は、冷気送風ファン23によって送風され、背面冷風路24を通って、吹出口25から各貯蔵室へと吹き出される。制御装置16は、コンプレッサー21の出力や冷気送風ファン23の送風量を制御することにより、各貯蔵室が設定された温度に維持されるよう制御する。なお、制御装置16、コンプレッサー21、熱交換器22、冷気送風ファン23、背面冷風路24及び吹出口25を、冷却機構20と総称する。
冷蔵室10は、扉11の開閉状態を検知する扉開閉検知スイッチ13と、扉11の内側に設けられたドアポケット14と、冷蔵室10内を複数に仕切る棚15a、15b(棚15と総称する場合がある)とを備える。そして、冷蔵室10は、図1に示されるように食品などの収納物18が収納可能となっている。
さらに、冷蔵室10は、1又は複数の光源1と、1又は複数の光センサ2と、冷蔵室10内の雰囲気温度を検出する温度センサ3a、3bと、冷蔵室10内の空気を攪拌する庫内攪拌ファン4とを備える。
光源1は、蛍光灯、LED、エレクトロルミネッセンスなどの任意の光発生方式により光を発する。発する光の波長域としては、紫外、可視、赤外など、いずれの波長域であってもよい。本実施の形態1及び後述する実施の形態においては、1又は複数の光源1の集合体全体が、本発明の光源部に相当する。
光センサ2は、光源1から発せられる光を検知する装置であり、フォトダイオード、光電子増倍管など、任意の方式のものを用いることができる。本実施の形態1及び後述する実施の形態においては、1又は複数の光センサ2の集合体全体が、本発明の光センサ部に相当する。
温度センサ3a、3bは、サーミスタなどにより構成され、冷蔵室10内の雰囲気温度を検出するものである。温度センサ3aは、冷蔵室10内の前面(扉側)、例えば扉11の内側や扉11付近の内壁に設けられ、冷蔵室10内の前面近傍の雰囲気温度を検出する。温度センサ3bは、冷蔵室10内の背面に設けられ、冷蔵室10内の背面近傍の雰囲気温度を検出する。
図3は、本実施の形態1に係る冷蔵庫100の機能ブロック図である。図1及び図2と同一の構成要素には同一の符号を付している。制御装置16は、扉開閉検知スイッチ13から扉11の開閉状態を取得するとともに、温度センサ3a、3bから冷蔵室10内の空気温度を取得し、冷蔵室10内が設定された温度に維持されるよう、予め記憶されたプログラムにしたがって冷却機構20を制御する。なお、冷却機構20を制御するとは、コンプレッサー21の出力、冷気送風ファン23の送風量、冷風吹出口25の開閉度合いなど冷却機構20の構成要素の運転状態を制御することをいう。
また、制御装置16は、光源1を点灯制御して光センサ2が受光する受光強度に基づいて収納物18の収納状態を検出するとともに、温度センサ3a、3bから温度分布を取得し、この結果に基づいて冷却機構20の制御を行う。
次に、収納物検知処理の詳細を説明する。
図4は、収納物検知処理を示すフローチャート、図5は、収納物検知処理を説明する冷蔵室10内を横から見た模式図であり、光源1、光センサ2、棚15、収納物18、温度センサ3、及び光源1から光センサ2に至る光路を主に示している。図5(A)は収納物量が少ない場合、図5(B)は収納物量が多い場合を示している。なお、図5では、光源1を、光源1b〜光源1dの符号により区別して表記し、光センサ2を、光センサ2a〜光センサ2cの符号により区別して表記している。
図5の例では、光源1b〜光源1dは、扉11あるいは扉11付近の内壁に設けられている。光センサ2aは天井と棚15aの間に、光センサ2bは棚15aと棚15bの間に、光センサ2cは棚15bと底面との間に位置するように設けられている。温度センサ3aは扉11の内側に、温度センサ3bは冷蔵室10内の背面に設けられている。冷蔵室10へ冷気の流入する吹出口25は、棚15aと天井との間、棚15aと棚15bとの間、棚15bと底面との間であって、光センサ2a〜光センサ2cの上方近くに位置するように設けられている。
なお、図5において、光源1から光センサ2へと延びる実線矢印は光路を表しており、便宜的に、実線矢印1本を光強度1として説明する。破線矢印は、収納物や棚に反射して僅かに光センサ2で検知される光の光路を表しており、これを便宜上、光強度0.5として説明する。また、この例では棚15aは透過部材から構成されているものとする。
次に、本実施の形態1に係る収納物検知処理の例を、図4及び図5を参照して説明する。図4において、制御装置16は、収納物検知処理を開始すると、すべての光源1b〜光源1dを点灯させる(S131)。そして、制御装置16は、光センサ2が受光強度に基づいて出力する出力値を取得して、冷蔵室10内の収納物を検知する(S132)。
図5(A)に示されるように、棚15bに収納物18aが載置された状態を想定する。光源1b〜光源1dのすべてを点灯させると、実線矢印で示すように光センサ2a〜光センサ2cに直接至る光路と、破線矢印S1、S2で示すように収納物18や棚15に反射して光センサ2に至る光路が生じる。各光センサの受光強度は、光センサ2a:2.5、2b:2、2c:2となり、総計は6.5である。
また、図5(B)に示されるように、棚15a、棚15b及び底面に収納物18a〜収納物18cが載置されて収納物量が多い状態を想定する。光源1b〜光源1dのすべてを点灯させると、各光センサの受光強度は、光センサ2a:0.5、2b:0、2c:0となり、総計は0.5である。
冷蔵室10内に新規に収納物が投入されると、新規投入品の周辺は温度が上昇する。温度センサ3a、3bにより検出される温度により、新規投入品の位置を検出することができる。その詳細を図6に基づいて説明する。
制御装置16は、位置検知処理を開始すると、温度センサ3a、3bの出力値から、それぞれ、庫内前面温度Ta及び庫内背面温度Tbを検出する(S151)。検出結果より、庫内前面温度Taと庫内背面温度Tbとを比較し(S152)、庫内前面温度Taの方が高い場合には、収納物が投入された位置は前面であると出力し(S153)、そうでない場合には、収納物が投入された位置は前面であると出力する(S154)。
図7は、冷蔵室10のメイン処理を示すフローチャートである。
制御装置16は、扉開閉検知スイッチ13により扉11が開放されていることを検知すると(S101)、扉11が閉鎖されるまでの間は(S102のno)、庫内視認用照明モードで動作する(S110)。庫内視認用照明モードでは、冷蔵室10内の光源1を点灯させて、冷蔵室10内の視認性を高める。扉11が閉鎖されると(S102のyes)、冷蔵室10内の収納物の量を検知する収納物検知処理を行う(S103)。この収納物検知処理(S103)は、上述の図4のフローチャートの処理によってなされる。ステップS103で検出された収納物が少ない(基準の収納量未満)と判定された場合(S104のno)には、冷気導入量を少なくする省エネ運転を行う(S111)。このようにすることで、エネルギー消費量を削減することができる。
本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫は、負荷量検知手段が光源1及び光センサ2によって構成されている点は上記の実施の形態1と同じであるが、位置検手段が重量センサ5によって構成されている点が上記の実施の形態1と相違する。以下、相違点を中心に説明する。
また、冷蔵室10は、1又は複数の光源1と、1又は複数の光センサ2と、冷蔵室10内の雰囲気温度を検出する温度センサ3と、冷蔵室10内の空気を攪拌する庫内攪拌ファン4とを備える。
本実施の形態2に係る収納物重量検知処理の例を、図10及び図11を参照して説明する。
図10は、本実施の形態2に係る収納物重量検知処理を説明する冷蔵庫内の模式図であり、図10(A)は上から見た場合の図、図10(B)は横から見た場合の図である。
ここで説明の便宜上、棚15a上に、重量センサ5aを原点とし、棚奥行き方向をX方向、それと直交する方向をY方向とした座標を設定する(矢印で図示)。破線のように、棚15aの座標(X,Y)は、(0、0)〜(6、8)で示す。図10に示されるように、棚15aに収納物18aが載置された状態を想定する。収納物18aの重量を1とする。
図11において、収納物重量検知処理を開始すると、制御装置16は、重量センサ5が出力する重量値を取得して(S231)、冷蔵室10内の収納物の重量Wを検出する(S232)。次に、ステップS232で検出された重量Wと、各重量センサ5a〜5dの出力値から、収納物の位置を検出する(S233)。重量センサ5a〜5dは、収納物 18aとの距離に対応した重量値を検出し、各重量センサの重量値は、重量センサ5a:0.4、5b:0.4、5c:0.1、5d:0.1となり、総計は1である。このように、各重量センサ5a〜5dの重量値から、収納物の重量を検出することができる。また、重量センサ5a+5c:0.5、5b+5d:0.5、5a+5b:0.8、5c+5d:0.2、となり、図10において、X方向に1:1、Y方向に1:4である座標(3、2)の位置に収納物が載置されたことを検出することができる。このように、検出された収納物の重量と各重量センサの出力値から収納物の位置検出をすることができる。図11において、位置検知が終了するまでの間はステップS231とステップS234の処理を繰り返す。
図12は、本実施の形態2に係る冷蔵庫100の機能ブロック図であり、図13は、冷蔵室10のメイン処理を示すフローチャートである。
まず、制御装置16は、初期状態の収納状態と収納物の初期重量W0を検知する(S201、S202)。そして、制御装置16は、扉開閉検知スイッチ13により扉11が開放されていることを検知すると(S203)、扉11が閉鎖されるまでの間は(S204のno)、庫内視認用照明モードで動作する(S211)。扉11が閉鎖されると(S204のyes)、冷蔵室10内の収納物の量を検知する収納物検知処理を行う(S205)。この収納物検知処理(S205)は、上述の図4のフローチャートの処理によってなされる。
図14において、棚15a〜棚15cに、収納物18a〜18eが載置された場合を想定する。棚15aには収納物18a〜18cが載置されている。収納物18aは、今、新たに庫内に投入されたものとする。収納物18b、18cにより、光源1からの光は妨げられ、光センサ2a受光強度は小さくなっているため、それらよりも扉側に載置された収納物18aを光センサ2aによって、検知することは困難である。しかし、重量センサ5a〜5dを設けることにより、収納物18aの投入を容易に検出することができる。棚15b、棚15cには、それぞれ、収納物18d、18eが載置されている。ここで、収納物18dと18eは、形状は異なるが、重量は同じであると想定する。棚15bに載置された収納物18dは、高さが低いため、吹出口25から流入する冷気を妨げることはなく、十分に冷却することができる。棚15cに載置された収納物18eは、高さが高いため、吹出口25から流入する冷気を妨げ、それより前方へ冷気が供給されない恐れがある。収納物18dと18eは、重量が同じであるため、重量センサ5e〜5hのみでは、この2つを区別することができない。しかし、光センサ2b、2cを設けることにより、収納物の大きさを検知し、区別することができる。このように、光センサ2と重量センサ5を組み合わせることにより、庫内の収納物状態をより精度よく検知することができる。
本発明の実施の形態3に係る冷蔵庫は、負荷量検知手段が光源1及び光センサ2によって構成されている点は上記の実施の形態1と同じであるが、位置検手段が超音波センサ6によって構成されている点が上記の実施の形態1と相違する。以下、相違点を中心に説明する。
図16は、本実施の形態3に係る冷蔵庫100の機能ブロック図であり、図17は、冷蔵室10のメイン処理を示すフローチャートである。
制御装置16は、扉開閉検知スイッチ13により扉11が開放されていることを検知すると(S301)、扉11が閉鎖されるまでの間は(S302のno)、庫内視認用照明モードで動作する(S307)。扉11が閉鎖されると(S302のyes)、冷蔵室10内の収納物の量を検知する収納物検知処理を行う(S303)。この収納物検知処理(S303)は、上述の図4のフローチャートの処理によってなされる。そして、ステップS303で検出した収納物の量が少ない(基準の収納量未満)と判定された場合(S304のno)、冷気導入量を少なくする省エネ運転を行う(S308)。収納物が多い(基準の収納量以上)と判定された場合(S304のyes)には、超音波センサ6により、新たに投入された収納物の位置検知を行い(S305)、その位置に応じた冷却制御を行う(S306)。収納物の位置検知(S305)は、超音波センサ6から超音波を発生させ、その反射波を受信することにより、対象物との距離を測ることにより行われる。冷却制御(S306)は、ステップS305の位置検知により、その位置に向けて集中的に冷気を送ることができ、速やかに冷却することができる。例えば、庫内攪拌ファン4にその向きを可変にする駆動部を設け、庫内攪拌ファン4の向きを収納物に向けて冷気を集中させる、その位置に近い吹出口からの冷気流入量を増やす、などの処理を行う。
本発明の実施の形態4に係る冷蔵庫は、位置検知手段が温度センサ3a、3bによって構成されている点は上記の実施の形態1と同じであるが、負荷量検知手段が音波センサ7によって構成されている点が上記の実施の形態1と相違する。以下、相違点を中心に説明する。
図19は、本実施の形態4に係る冷蔵庫100の機能ブロック図であり、図20は、冷蔵室10のメイン処理を示すフローチャートである。
制御装置16は、扉開閉検知スイッチ13により扉11が開放されていることを検知すると(S401)、扉11が閉鎖されるまでの間は(S402のno)、庫内視認用照明モードで動作する(S407)。扉11が閉鎖されると(S402のyes)、音波センサ7は音波を発生させて庫内の収納物の量を検知する収納物検知処理を行う(S403)。この収納物検知処理においては、音波センサ7から音波を発生させ、発生させた音響信号による音圧の変化から空間にある収納物の体積を測定する。音圧の変化と収納物の体積との相関は例えば予め実験等により求めて、それを制御装置16に記憶しておいて、音圧の変化から収納物の体積を求める。そして、ステップS403で検出された収納物の量が少ない(基準の収納量未満)と判定された場合(S404のno)、冷気導入量を少なくする省エネ運転を行う(S408)。収納物の量が多い(基準の収納量以上)と判定された場合(S404のyes)は、温度センサ3a、3bにより、収納物の位置検知を行い(S405)、収納物の位置に応じた冷却制御を行う(S406)。収納物の位置検知(S405)は、図6のフローチャートによる処理によってなされる。冷却制御(S406)は、ステップS405の位置検知により、その位置に向けて集中的に冷気を送ることができ、速やかに冷却することができる。例えば、庫内攪拌ファン4にその向きを可変にする駆動部を設け、庫内攪拌ファン4の向きを収納物に向けて冷気を集中させる、その位置に近い吹出口からの冷気流入量を増やす、などの処理を行う。
(冷蔵庫100の構成)
図21は、本発明の実施の形態5に係る冷蔵室10の構成を示す図であり、図21(A)は上から見た場合の図、図21(B)は横から見た場合の図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付して、一部の説明を省略する。
例えば、正面パネル12に、お知らせボタン(図示せず)を設け、このお知らせボタンが押された場合に、冷蔵室10内の収納状態の検知が行われ、その収納状態に対する対処方方法を報知する。収納量が多い場合には、液晶調光シート42を通電して扉11を透明にし、棚15のうち収納物18の収納量が多い棚、ここでは棚15aを光源44により発光させて、ユーザーに収納物18の配置を改善するよう報知する。このように、扉11を透明にし、収納物18の配置(つめ方)を改善すべき棚を、扉11を開閉することなく知ることができるため、扉11の開閉時間を短縮することができ、エネルギー消費量を削減することができる。
図23は、冷蔵室10の収納物18の収納状態、ここでは実施の形態1の収納物検知と同様の処理方法で収納物18の収納量を検知し、その対処方法の報知処理を示すフローチャートである。正面パネル12のお知らせボタン(図示せず)を押されたことを検知(S501)したら、収納物検知処理を行う(S502)。収納物18が少ないと判定された場合(S503のno)、正面パネル12で収納量報知を行う(S513)。収納物18が多いと判定された場合(S503のyes)は、液晶調光シート42をON(S504)にし、棚15のうち、収納物18の収納量が多い棚を発光させる(S505)。棚を発光させてから所定時間内(S506のno)に、ユーザーが扉11を開いて(S507のyes)閉じた場合(S508のyes)、ユーザーが何らかの対処をしたと判定し、再び、収納物検知を行う(S509)。ユーザーの対処により冷蔵庫10内の収納物18が整理され、収納物18の収納量が少ないと判定された場合(S510のno)は、棚の発光をOFF(S515)、液晶調光シート42をOFF(S516)にし、正面パネル12で冷蔵庫10内の収納状態が改善したことを報知する(S517)。また、棚を発光させてから所定時間内に扉11が開かれなかった場合(S506のyes)と、ステップS160で収納物18が多いと判定された場合(S510のno)は、棚の発光をOFF(S511)、液晶調光シート42をOFF(S512)にし収納量報知を行い(S513)終了する。
Claims (6)
- 開閉可能な扉を有する貯蔵室と、前記貯蔵室に投入された食品を冷却する冷却手段とを備えた冷蔵庫において、
前記貯蔵室内の負荷量を検知する負荷量検知手段と、
収納物の位置を検知する位置検知手段と
を備えたことを特徴とする冷蔵庫。 - 前記負荷量検知手段が検知した負荷量及び前記位置検知手段が検知した収納物の位置に基づいて前記冷却手段を制御する制御部
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。 - 前記位置検知手段は、前記負荷量検知手段が検出した負荷量が基準の収納量以上の場合に、収納物の位置を検知する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の冷蔵庫。 - 前記負荷量検知手段は、前記貯蔵室内に光を照射する光源部及び前記光源部により照射される光を検知可能な光センサ部を備え、前記光センサ部の出力に基づいて前記貯蔵室内の負荷量を検出し、
前記位置検知手段は、前記貯蔵室内の温度を検知可能な温度センサ部を備え、前記温度センサ部の出力に基づいて収納物の位置を検知する
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の冷蔵庫。 - 前記庫内室内の収納状態を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の冷蔵庫。
- 前記庫内室内の空気を攪拌する庫内攪拌機構を備え、
前記制御部は、前記庫内室内の収納状態に基づいて前記庫内攪拌機構を動作させることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の冷蔵庫。
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