JP2009168306A - 貯蔵装置、貯蔵装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

貯蔵装置、貯蔵装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】食品の位置を検知し無線通信の送信出力を可変する。
【解決手段】温度情報を取得する情報収集手段32は、位置検出手段31で冷蔵室2内の温度センサ手段36との無線通信に障害となる食品の位置を検知し検知情報に応じて送信出力可変手段により送信出力を変化させ、食品が多くて磁界エネルギーが、無線タグ手段37の第2のアンテナ手段36に届きにくいと検知した時は送信出力可変手段34で出力する磁界の出力レベルを高くし無線通信手段33、第1のアンテナ手段35を介して送出し、無線タグ手段37に設けた温度センサ手段38により温度情報を取得させることで、食品の位置によって通信障害を受け温度検知ができない状況を減少させ、通信品質を向上させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、金属筐体で覆われた装置内部でセンサが無線通信する貯蔵装置、貯蔵装置の制御方法またはプログラムに関するものである。
無線タグに温度センサ機能を備え、無線タグに対してリーダライタ装置から電磁波で電力を供給し無線通信によって温度情報を取得する無線タグシステムが実用化されてきている。無線タグは電池を含めて電源が接続されないので取り付け場所を選ばない。
このような無線タグを応用したシステムの一形態として、冷蔵庫の冷蔵室(貯蔵室)の温度センサを、温度センサ付き無線タグとし、リーダライタ装置(情報読取装置)から磁界を発生させ電磁誘導により、無線タグに電流を流し温度センサを駆動し温度検出を行うものがある。また利用する周波数帯によっては磁界による電磁誘導式ではなく、電磁波を輻射し無線タグのアンテナに共振電流を流し温度センサを駆動する(電磁波式)。
このように電源がない温度センサに対して無線で温度情報を取得することにより、温度センサの配線がなくなり設置性がよく、任意の冷蔵室(貯蔵室)の温度を取得できるようにしているものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−214644号公報
しかしながら、前記従来の構成では、無線タグの温度センサは冷蔵庫の使用状態、すなわち食品の位置や量などの状態に関係なくリーダライタ装置は磁界あるいは電磁波を送出し温度センサを起動しようとする。しかし冷蔵室(貯蔵室)の中の食品の位置や量によっては、リーダライタ装置と温度センサの間の空間に食品が入れられており、温度センサに備えたアンテナに誘導される電力(電磁誘導式の場合)、または共振電流(電磁波式)が温度センサを動作させるに十分な電力を供給できない場合が発生するという問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、本発明は冷蔵庫内に無線タグと無線通信するリーダライタ装置を備えた場合において、冷蔵庫内に保存される食品の位置や量が変化しても無線タグと品質よく無線通信を行うと共に、省エネルギーな無線通信を行うことを目的とする。
食品等を保存する貯蔵室と、貯蔵室内の状態を検知し前記検知情報を無線通信するセンサ手段と、前記センサ手段の検知情報を無線通信によって取得する情報収集手段と、貯蔵室内に保存される食品等の位置、量を検知する位置検出手段と、情報収集手段から送信する無線通信の出力レベルを可変する送信出力可変手段とを備えた貯蔵装置であって、
位置検出手段によって食品の位置、量を検知し、前記位置検出情報に応じて送信出力可変手段の無線通信の出力レベルを可変させる貯蔵装置としている。
これにより、ユーザが貯蔵装置に食品を出し入れし食品の位置、量が変化した場合、食品の位置検出手段によって情報収集手段とセンサ手段との間で無線通信する場合に障害になる食品を検知し、前記食品が障害になる場合は、情報収集手段から送出する出力レベルを増加させ、また食品がなく無線通信に障害がない場合は送出する出力レベルを減少させ
ることができるようになり、貯蔵室内の食品の量に応じて送出電力を最適に制御させることができるようになるので、無線通信の品質が向上する。
また食品が少ない場合などは、送出する電力を減少させるので、無駄に電力を使用しない省エネ性の高い貯蔵装置を実現する。
加えて、位置検出手段によって食品の位置、量を検知し、前記位置検出情報に応じて、情報収集手段に備えた2つ以上の第1のアンテナ手段を切り替えて、食品位置を考慮し空間的に最適なアンテナ手段を選択して無線通信を行いセンサ手段の検知情報を取得できるようになりさらに無線通信の品質を向上できるようになる。
本発明の貯蔵装置、貯蔵装置の制御方法およびプログラムを用いることにより、貯蔵室内の食品の位置に応じて無線通信の出力レベルを可変させ、貯蔵室内の無線通信の品質を向上させるという効果がある。
第1の発明は、食品等を保存する貯蔵室と、前記貯蔵室内の状態を検知し前記検知情報を無線通信するセンサ手段と、前記センサ手段の検知情報を無線通信によって取得する情報収集手段と、前記貯蔵室内に保存される食品等の位置を検知する位置検出手段と、前記情報収集手段から送信する無線通信の出力レベルを可変する送信出力可変手段とを備え、
前記位置検出手段によって検知される位置検出情報に応じて前記送信出力可変手段の無線通信の出力レベルを可変させる貯蔵装置を構成したものである。
そしてユーザが貯蔵装置に食品を出し入れし食品の位置が変化した場合、食品の位置検出手段によって情報収集手段とセンサ手段との間で無線通信する場合に障害になる食品を検知し、前記食品が障害になる場合は、情報収集手段から送出する出力レベルを増加させ、また食品がなく無線通信に障害がない場合は送出する出力レベルを減少させることができるようになり、貯蔵室内の食品の量に応じて送出電力を最適に制御させることができるようになるので、無線通信の品質が向上する。また食品が少ない場合などは、送出する電力を減少させるので、無駄に電力を使用しない省エネ性の高い貯蔵装置を実現する。
第2の発明は、食品等を保存する貯蔵室と、前記貯蔵室内の状態を検知し前記検知情報を無線通信するセンサ手段と、前記センサ手段の検知情報を無線通信によって取得する情報収集手段と、前記貯蔵室内に保存される食品等の位置を検知する位置検出手段と、前記情報収集手段から無線信号を送信する複数のアンテナ手段とを備え、前記位置検出手段によって検知される食品の位置に応じて前記複数のアンテナ手段の中から少なくとも1つを選択して無線通信を行う貯蔵装置を構成したものである。
そして位置検出手段によって食品の位置を検知し、前記位置検出情報に応じて、情報収集手段に備えた2つ以上の第1のアンテナ手段を切り替えて、食品位置を考慮し空間的に最適なアンテナ手段を選択して無線通信を行いセンサ手段の検知情報を取得できるようになりさらに無線通信の品質を向上できるようになる。
第3の発明は前記位置検出手段の位置検出情報に応じてアンテナ手段を選択し、前記送信出力可変手段で無線通信の出力レベルを可変する請求項2に記載の貯蔵装置を構成したものである。
そして位置検出手段によって食品の位置を検知し、前記位置検出情報に応じて、情報収集手段に備えた複数のアンテナ手段を切り替える共に送信電力を可変させるので、食品位
置を考慮し最適なアンテナ、及び最適な送信電力で無線通信することができるので、無線通信の品質を向上しながら、また省エネ性を高めることができる。
第4の発明は、複数の前記アンテナ手段を前記貯蔵室の異なる内壁面に配置した請求項1、2または3に記載の貯蔵装置を構成したものである。
そして情報収集手段の複数のアンテナ手段を異なる前記貯蔵室の内壁面に配置することで、センサ手段のアンテナの向きに影響しにくくなり、センサ手段の設置の自由度が向上する。
第5の発明は、前記センサ手段は第2のアンテナ手段を備え、前記第2のアンテナ手段を複数備える請求項1、2、3または4に記載の貯蔵装置を構成したものである。
そしてセンサ手段の第2のアンテナ手段を複数備えることで、センサ手段側においてもアンテナ手段を切り替えることが可能になり、さらに食品の位置に影響されにくい通信が可能となる。
第6の発明は、複数の前記第2のアンテナ手段を前記貯蔵室の異なる内壁面に配置した請求項5に記載の貯蔵装置を構成したものである。
そしてセンサ手段の複数のアンテナ手段を前記貯蔵室の異なる内壁面に配置することで、情報収集手段のアンテナの向きに影響しにくくなり、情報収集手段の設置の自由度が向上する。
第7の発明は、食品等を貯蔵室に保存するステップと、前記貯蔵室内に保存される食品等の位置を検知するステップと、食品の位置を検知し前記位置検出情報に応じて情報収集装置からの無線通信の出力レベルを可変させるステップと、センサ装置は前記情報収集装置からの制御によって貯蔵室内の状態を検知し、前記検知情報を前記情報収集装置に応答するステップを備えた貯蔵装置の制御方法である。
そしてユーザが貯蔵装置に食品を出し入れし食品の位置が変化した場合、食品の位置検出手段によって情報収集手段とセンサ手段との間で無線通信する場合に障害になる食品を検知し、前記食品が障害になる場合は、情報収集手段から送出する出力レベルを増加させ、また食品がなく無線通信に障害がない場合は送出する出力レベルを減少させることができるようになり、貯蔵室内の食品の量に応じて送出電力を最適に制御させることができるようになるので、無線通信の品質が向上する。また食品が少ない場合などは、送出する電力を減少させるので、無駄に電力を使用しない省エネ性の高い貯蔵装置を実現する。
第8の発明は、食品等を貯蔵室に保存するステップと、前記貯蔵室内に保存される食品等の位置を検知するステップと、食品の位置を検知し前記位置検出情報に応じて、前記情報収集装置に備えた複数のアンテナを切り替えるステップと、前記センサ装置は前記情報収集装置から制御によって貯蔵室内の状態を検知し、前記検知情報を前記情報収集装置に応答するステップを備えた貯蔵装置の制御方法である。
そして位置検出手段によって食品の位置を検出し、前記位置検出情報に応じて、情報収集手段に備えた複数のアンテナ手段を切り替えて、食品位置を考慮し空間的に最適なアンテナ手段を選択して無線通信を行ってセンサ手段の検知情報を取得できるようになりさらに無線通信の品質を向上できるようになる。
第9の発明は、請求項1〜6のいずれか1項記載の貯蔵装置の少なくとも一部をコンピ
ュータに実現させるためのプログラムである。
そして、プログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、等のハードリソースを協働させて本発明の少なくとも一部を簡単なハードウェアで実現できる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫(貯蔵装置)の斜視図を示すものである。図2は冷蔵室2の詳細構成を示す正面図である。図1、図2において冷蔵庫1は冷蔵室2、冷蔵室扉3、温度センサ付き無線タグ4、リーダライタ装置5、リーダライタ装置5に接続した第1のアンテナA6、第1のアンテナB7、位置検出センサ9、10、温度センサ付き無線タグの第2のアンテナA11、第2のアンテナB12で構成される。また本実施の形態では、冷蔵室2内には金属缶で構成された食品8が保存されている。
本実施の形態では、リーダライタ装置5より第1のアンテナA6、第1のアンテナB7を介して磁界を発生させ、温度センサ付き無線タグ4の第2のアンテナA11、第2のアンテナB12に電磁誘導により誘導電流を流し、温度センサ付き無線タグ4を駆動し、温度検知を行い検知した温度情報をリーダライタ装置5に対して無線通信して温度情報を取得するシステムを構成している。
本実施の形態のリーダライタ装置5と温度センサ付き無線タグ4は13.56MHz帯の周波数を利用した無線タグシステムを構成する。温度センサ付き無線タグ4はパッシブタグと呼ばれ、リーダライタ装置5から供給されるエネルギーで動作するもので電源が不要の為、冷蔵庫1内で自由に取り付けが可能である。
リーダライタ装置5と温度センサ付き無線タグ4の間の無線通信機能について図3を参照しながら説明する。図3は冷蔵室2内の温度センサ付き無線タグシステムを示すブロック図である。
リーダライタ装置5は温度センサ付き無線タグ4の検知する温度情報を収集する情報収集手段32、温度センサ付き無線タグ4と無線通信を行う無線通信手段33、温度センサ付き無線タグ4と通信路の状況に応じて、送出する磁界の出力(電力)を可変する送信出力可変手段34、第1のアンテナ手段35から構成される。
位置検出手段31は情報収集手段32が温度情報を取得しようとする時、温度センサ付き無線タグ4とリーダライタ装置5との間の無線通信に障害になる食品8の有無、量を検知し、障害になる食品8の有無を情報収集手段32へ通知する。位置検出手段31は超音波センサや赤外線センサなどのセンサで構成し、超音波や赤外線を冷蔵室2内の一定範囲に照射し、通信路の障害となる食品8の有無、量を検知するものである。
温度センサ付き無線タグ4は、第2のアンテナ手段36、無線ICで構成された無線タグ手段37、温度検知を行う温度センサ手段38から構成される。第2のアンテナ手段36は、アンテナ手段35から発生する磁界を受けて、電磁誘導により誘導電流を生じるようにコイル状、ループ状のアンテナで構成している。
次に温度センサ付き無線タグ4で温度検知を行う動作・作用について図4を用いて説明
する。図4は位置検出手段31で障害を検知した時、送信出力を上げる動作のフローチャートである。
ユーザは、リーダライタ装置5と温度センサ付き無線タグ4の通信路間に、通信に障害を与える金属製の缶詰(食品8)などを冷蔵室1に入れる(S101)。
障害を与えるとは、磁界エネルギーが温度センサ付き無線タグ4の第2のアンテナ手段36に届きにくくなる状況である。主として水や金属などが通信する空間やその周辺にある場合影響を受ける。
情報収集手段32は、一定時間ごとに冷蔵室内の温度を取得し、冷蔵室内の温度を一定に保つように制御している。温度取得のタイミングになると温度情報を取得するように動作する。(S102)。
温度取得のタイミングになると、位置検出手段31は超音波や赤外線を用いて、温度センサ付き無線タグ4との通信に障害になる食品の置かれている位置、量を検知する(S103)。
具体的に言えば、温度センサ付き無線タグ4とリーダライタ装置5の空間に、水分が多い食品や金属製容器に入った食品、鍋などが置かれた場合である。
そして障害を与える食品の量が予め設定された閾値以上の検知レベルの場合、通信路に障害を与える食品が多数あると判定する。逆に閾値以下の場合は、障害になる食品は少ないと判定する(S104)。
無線通信に障害になる食品が多数あると判定した場合、情報収集手段32は、送信出力可変手段34に対し予め設定されたデフォルトの送信出力レベルより送信出力を大きくするように制御する。例えば、送信出力レベルを5段階とした場合、デフォルトレベルをレベル3とし、レベル4ないしはレベル5に変更するものである。それぞれのレベルには予め決められた送信出力(送信電力)が設定され、レベルが大きくなるほど送信出力が大きくなるように設定している。そして無線通信手段33より変調した無線信号を磁界に乗せて、第1のアンテナ手段35を介して送出する(S105)。
逆に障害になる食品8が全くなく、通信路の状況がよい場合、送信出力可変手段34によりデフォルトレベルより送信出力レベルを小さくし、レベル2又はレベル1に変更する。
また食品の量が、中間的な量であった場合はデフォルトレベルで送信するものである。このように食品の検知量に応じて送信出力レベルを変化させる。
前記の送出した磁界は第2のアンテナ手段36に対し電磁誘導により電流が流れ、そのエネルギーで無線タグ手段37および温度センサ手段38が起動する。起動した無線タグ手段37は変調信号を復調し、情報収集手段32からの温度情報収集信号であることを判定すると、温度センサ手段38で検知した温度情報を、磁界に乗せて応答する。応答された磁界により、アンテナ35に誘導電流が流れ無線通信手段33で温度情報を取り出す。取り出された温度情報は情報収集手段32で取得され、取得した温度情報に応じて冷蔵室2内の冷却制御を行う(S106)。
このようにユーザが貯蔵装置に食品を出し入れし食品の位置、量が変化した場合、食品の位置検出手段31によって情報収集手段32と温度センサ手段38との間で無線通信す
る場合に障害になる食品などを検知し、前記食品が障害になる場合は、情報収集手段31から送出する出力レベルを増加させ、また食品がなく無線通信に障害がない場合は送出する出力レベルを減少させることで、冷蔵室2内の食品の量に応じて送信電力を最適に制御するので、無線通信の品質を向上する。また食品が少ない場合などは、送出する電力を減少させるので、無駄に電力を使用しない省エネな冷蔵庫を実現する。
(実施の形態2)
本実施の形態2の温度センサ付き無線タグ4で温度検知を行う動作・作用について図2、図5、図6を用いて説明する。
図5は位置検出情報に応じて、複数のアンテナを切り替えて無線通信を行う温度センサ付き無線タグシステムを示すブロック図である。図6は位置検出手段で障害を検知した時、アンテナを切り替えて無線通信を行う動作のフローチャートである。
本実施の形態において前記実施の形態と異なる点は、複数の位置検出情報に応じて複数のアンテナ手段を切り替える点である。なお同一構成要素に関しては同一番号を付して説明を省略する。図5において前記実施形態と異なる構成要素は、アンテナ切替手段39、第1のアンテナ手段A40、第1のアンテナ手段B41、位置検出手段A42、位置検出手段B43である。
位置検出手段A42は第1のアンテナ手段A40と、また位置検出手段B43は第1のアンテナ手段B41とそれぞれ同一面に配置し、それぞれの面の位置検出センサはそれぞれの面の第1のアンテナ手段の為に設けている。第1のアンテナ手段A40、B41は異なる面に配することで、食品の位置、量の変化に合わせて、異なる方向から無線通信させ通信品質の向上を図るためである。また複数配する第1のアンテナ手段を垂直に配することは、平行する面にリーダライタ装置5と温度センサ付き無線タグ4の互いのアンテナを配置しないと磁界結合しにくいという性質上の問題を補完し、温度センサ付き無線タグ38側の配置の自由度を向上させている。
次に位置検出手段の検知情報に応じてアンテナを切り替えて通信を行う動作・作用について説明する。
図2のように、冷蔵室2内は位置検出センサが2つ存在する場合、温度情報を取得するとき複数の位置検出センサ9、10のそれぞれで食品の位置、量を検出させる。また温度センサ付き無線タグ4も第2のアンテナA11、第2のアンテナB12のように複数のアンテナを備え、異なる第1のアンテナ6、7からの磁界を受信できるようにしている。第2のアンテナA11、B12は、第1のアンテナA6、B7とそれぞれ平行するように配置し、磁界結合しやすいように設置している。
温度情報の取得を行うタイミングで、情報収集手段32が温度情報を収集する時、情報収集手段32より複数ある位置検出手段A42(位置検出センサ9)、位置検出手段B43(位置検出センサ10)に位置検出を行うように制御する。そして食品の位置、量をそれぞれの位置検出手段で位置検出を行い、例えば量の少ない方より1〜5までの5段階の検出レベルがあるとすると、位置検出手段A42は検出レベル4、位置検出手段B43は検出レベル1と検知する(図6 S103)。
前記検知情報は情報収集手段32に集められ、検出レベルの小さい方の第1のアンテナ手段B41を選択する。そしてアンテナ切替手段39を制御し第1のアンテナ手段B41に切り替え、温度情報を読み出す為無線通信手段33より変調した無線信号を磁界に乗せて、選択した第1のアンテナ手段B41より送出する(S207)。
そして実施の形態1と同様に第2のアンテナ手段36に誘導電流を流し、前記エネルギーで温度センサ手段38、無線タグ手段37を起動する。起動された温度センサ手段38は温度を検出し、温度情報は無線タグ手段36より磁界に情報を乗せて応答する。応答された温度情報は、無線通信手段33で受信され情報収集手段32で取得される。そして取得温度情報に応じて、冷蔵室2内の冷却制御を行う(図6 S106)。
なお実施の形態1、2では、周波数帯13.56MHzの電磁結合式通信の無線タグで温度検知を行う冷蔵庫を説明したが、前記周波数帯、方式に限定されるものではなく、他の周波数帯135kHz、400MHz帯、UHF帯、2.4GHz帯などのいずれの周波数帯でもよく、また通信方式も電磁誘導式でなく電磁波方式であっても同様な冷蔵庫を構成できると共に同様の効果がある。
また温度センサ付き無線タグ4は本実施の形態ではパッシブタグ(自身に電源がないタグ)で説明したが、電池を搭載し電源を備えたアクティブタグ型の温度センサにすることも可能であり同様の効果がある。
またリーダライタ装置5、温度センサ付き無線タグ4のアンテナを、それぞれ2つのアンテナを垂直に配した場合を説明したが、それに限定されるものではなく、アンテナの数量、配する面などは、冷蔵庫の構成に応じて3つ以上でも同一面、または平行する面に配置しても構わない。
また冷蔵室内の温度検知に関して説明したが冷凍室、野菜室、製氷機等その他の庫内でもよい。
またセンサ手段は温度センサで説明したが、センサ手段は温度センサ手段に限定されない。湿度センサ、圧力センサ、重量センサなどであってもよい。
このように本実施の形態の構成によれば、位置検出手段A42、位置検出手段B43によって食品の位置、量を検知し、前記位置検出情報に応じて情報収集手段32に備えた2つの第1のアンテナ手段40、41を切り替えて、食品位置を考慮し通信妨害を受けにくいアンテナを選択して無線通信を行えるので、温度検知ができない状況を減少させることができ、無線通信の品質を向上できるようになる。
また本実施の形態では位置検出情報によって送信出力の可変、またはアンテナの切り替えを行い、温度センサ付き無線タグとの通信品質を向上させているが、組み合わせて構成してもよく、リーダライタ装置のアンテナを切り替えて送信出力を可変して磁界を出力させることもでき、さらに通信品質が向上する。
またリーダライタ装置5に、2つ以上第1のアンテナ手段40、41を設け、異なる面に前記アンテナ手段を配置することで、温度センサ付き無線タグ4のアンテナの位置や向きの自由度が向上し、さらに通信品質を向上させる。
また温度センサ付き無線タグ4の第2のアンテナ手段を2つ以上設けることによって、対向するリーダライタ装置5のアンテナ手段の設置自由度が向上し、また複数のアンテナ手段で通信できるようになるので、無線通信品質が向上する。
また温度センサ付き無線タグ4の第2のアンテナ手段を異なる面上に配することで、空間的に、リーダライタ装置5側のアンテナ手段の設置自由度が向上し、またシステム的にも多方向からの通信経路ができるようになるので、より通信品質が向上するようになる。
また本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
本発明にかかる貯蔵装置、貯蔵装置の制御方法及びプログラムは、温度センサ、湿度センサ、圧力センサなどの各種センサ手段を備えてかつ食品や管理するものによって無線通信経路の状況が変化し障害を受ける家庭用、業務用の貯蔵装置に利用できる。
本発明の実施の形態1における貯蔵装置の斜視図 本発明の実施の形態1における貯蔵室の正面図 本発明の実施の形態1における貯蔵装置の温度センサ付き無線タグシステムを示すブロック図 本発明の実施の形態1における貯蔵装置の温度センサ付き無線タグシステムの動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における貯蔵装置の温度センサ付き無線タグシステムを示すブロック図 本発明の実施の形態2における貯蔵装置の温度センサ付き無線タグシステムの動作を示すフローチャート
符号の説明
1 冷蔵庫(貯蔵装置)
2 冷蔵室(貯蔵室)
4 温度センサ付き無線タグ(センサ手段)
6 第1のアンテナA(第1のアンテナ手段)
7 第1のアンテナB(第1のアンテナ手段)
8 食品
9、10 位置検出センサ(位置検出手段)
11 第2のアンテナA(第2のアンテナ手段)
12 第2のアンテナB(第2のアンテナ手段)
31 位置検出手段
32 情報収集手段
34 送信出力可変手段
35 第1のアンテナ手段
36 第2のアンテナ手段
40 第1のアンテナ手段A(第1のアンテナ手段)
41 弟1のアンテナ手段B(第1のアンテナ手段)
42 位置検出手段A(位置検出手段)
43 位置検出手段B(位置検出手段)

Claims (9)

  1. 食品等を保存する貯蔵室と、前記貯蔵室内の状態を検知し前記検知情報を無線通信するセンサ手段と、前記センサ手段の検知情報を無線通信によって取得する情報収集手段と、前記貯蔵室内に保存される食品等の位置を検知する位置検出手段と、前記情報収集手段から送信する無線通信の出力レベルを可変する送信出力可変手段とを備え、
    前記位置検出手段によって検知される位置検出情報に応じて前記送信出力可変手段の無線通信の出力レベルを可変させる貯蔵装置。
  2. 食品等を保存する貯蔵室と、前記貯蔵室内の状態を検知し前記検知情報を無線通信するセンサ手段と、前記センサ手段の検知情報を無線通信によって取得する情報収集手段と、前記貯蔵室内に保存される食品等の位置を検知する位置検出手段と、前記情報収集手段から無線信号を送信する複数のアンテナ手段とを備え、
    前記位置検出手段によって検知される食品の位置に応じて前記複数のアンテナ手段の中から少なくとも1つを選択して無線通信を行う貯蔵装置。
  3. 位置検出手段の位置検出情報に応じてアンテナ手段を選択し、送信出力可変手段で無線通信の出力レベルを可変する請求項2に記載の貯蔵装置。
  4. 複数のアンテナ手段を貯蔵室の異なる内壁面に配置した請求項1、2または3に記載の貯蔵装置。
  5. センサ手段は第2のアンテナ手段を備え、前記第2のアンテナ手段を複数備える請求項1、2、3または4に記載の貯蔵装置。
  6. 複数の第2のアンテナ手段を前記貯蔵室の異なる内壁面に配置した請求項5に記載の貯蔵装置。
  7. 食品等を貯蔵室に保存するステップと、前記貯蔵室内に保存される食品等の位置を検知するステップと、食品の位置を検知し前記位置検出情報に応じて情報収集装置からの無線通信の出力レベルを可変させるステップと、センサ装置は前記情報収集装置からの制御によって貯蔵室内の状態を検知し、前記検知情報を前記情報収集装置に応答するステップを備えた貯蔵装置の制御方法。
  8. 食品等を貯蔵室に保存するステップと、前記貯蔵室内に保存される食品等の位置を検知するステップと、食品の位置を検知し前記位置検出情報に応じて、前記情報収集装置に備えた複数のアンテナを切り替えるステップと、前記センサ装置は前記情報収集装置から制御によって貯蔵室内の状態を検知し、前記検知情報を前記情報収集装置に応答するステップを備えた貯蔵装置の制御方法。
  9. 請求項1〜6のいずれか1項記載の貯蔵装置の少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011099579A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫
JP2015007531A (ja) * 2014-09-11 2015-01-15 三菱電機株式会社 冷蔵庫
WO2023160330A1 (zh) * 2022-02-22 2023-08-31 青岛海尔电冰箱有限公司 冰箱的控制方法和冰箱

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