JP5749598B2 - 冷却庫 - Google Patents

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本発明は、扉の閉め忘れを報知する冷却庫に関するものである。
冷蔵室、冷凍室等の収納室を含む冷却庫(いわゆる、冷蔵庫)は、収納室に収納する物品を出し入れするためのドアを備えている。前記ドアを確実に閉じることで、収納室内部に外部の温かい空気が流入するのを抑制し、前記収納室内部の温度上昇を抑制している。しかしながら、収納物品の引っ掛かり等で前記ドアが確実に閉じていない場合があり、その場合、前記ドアと前記収納室との隙間から、内部の冷たい空気が抜け、外部の温かい空気が流入し、前記収納室内部の温度が上昇する。
従来、前記冷却庫では、ドアの閉め忘れ又は開放が長時間続くのを抑制するため、前記ドアが一定時間開状態で継続されると、警告音を発し、前記ドアが確実に閉まっていないことを使用者(あるいは、近くにいる人)に報知していた。
また、通常の冷蔵庫では、一般的に人間の聴覚を刺激しやすいとされている周波数(例えば、4kHz等の高周波)の音を、警告音として使うものが多い。高周波の音は、聴覚を刺激しやすく、外部の雑音にかき消されにくいので、使用者が前記冷蔵庫から遠くにいる場合でも、警告音を認識しやすい。また、同様の高周波は他の電気機器の警告音としても利用されており、混同しやすいが、高周波は指向性が高い特性を有しており、使用者が音源の場所を特定しやすく、その音が冷蔵庫の警告音であることを認識しやすい。
また、特許第3775931号公報に記載の冷蔵庫では、ドアの閉め忘れを警告音で報知するとともに、警告音による報知が一定時間継続したのち、前記ドアが開いた(解放された)状態が続くと、冷蔵庫内の庫内灯の点滅も開始するものが開示されている。使用者が、警告音で、ドアの閉め忘れに気づかない場合であっても、前記警報音に加えて、庫内灯が点滅するので、使用者は聴覚と視覚とで警報を知ることができる。より積極的にドアの閉め忘れを報知することができる。
特許第3775931号公報
人間の聴覚特性は加齢等で変化することが知られており、特に高周波に対する感度は加齢により大きく減衰することが知られている。また、騒音性難聴のように特定の周波数(一般的に聴覚を刺激するとされている4kHz近辺の周波数)が聞き取りにくくなる障害もあり、使用者が高齢や特定の周波数が聞き取りにくい聴覚障害を持っている場合、前記冷蔵庫の警報音を認識しにくい。このような場合、冷却庫が警報音を鳴らしても、前記ドア閉め忘れの警報を認識してもらえないこともある。
そのため、高齢者や上述のような聴覚障害者等を含む使用者に警報音を認識してもらうため、予め周波数を下げた警報音を利用する方法が考えられる。これにより、高齢者や上述のような特定周波数が聞き取りにくい聴覚障害のある使用者には、高周波の警報音よりも認識されやすいが、一般的に、周波数が低下すると外部の雑音にかき消されやすく、指向性も低いので、警報音が到達する領域が狭くなったり、警報音の発生源の場所の特定が困難になったりする。
また、特許第3775931号公報の冷蔵庫のように、聴覚(警告音)に加えて、視覚(庫内灯の点滅)でドアの閉め忘れの報知は有効であるが、庫内灯の点滅は、前記冷蔵庫が設置されている場所の雰囲気が明るい場合、使用者に認識されにくい。また、使用者が直接冷蔵庫を視認できる場所にいない場合、庫内灯の点灯を視認されにくい。
そこで本発明は、使用者にかかわらず、ドアの閉め忘れ或いは開放を効率よく報知することができる警報音を発する冷却庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、前面に扉を備えた、複数個の収納室と、前記扉が開状態であることを検出する扉開検知手段と、外部に警告音を発する警報手段と、前記扉開検知手段及び前記警報手段と制御する制御手段とを備え、前記警報手段は、第1周波数の音を出力するとともに、前記第1周波数とは異なる少なくとも1つの周波数の音を出力するものであり、前記制御手段が、前記扉開検知手段からの情報に基づいて前記扉が一定時間以上開状態であると認識した場合、前記第1周波数の音で警報を発するように前記警報手段を作動させ、前記警報手段が第1周波数の音で警報を始めてから所定の時間経過したのち前記第1周波数と異なる周波数の音で警報を発するように前記警報手段を作動させることを特徴とする冷却庫を提供する。
この構成によると、一方の周波数の音と異なる周波数の音で警報を行うことで、一方の周波数の音が認知しにくい(聞き取りにくい)使用者でも、警報音を認識できる可能性が高くなる。これにより、使用者に関わらず、確実にドア閉め忘れ又は開放の警報を行うことができ、ドア閉め忘れによる物品の劣化や消費電力の増加を抑制することができる。
上記構成において、前記第1周波数と異なる周波数が、前記第1周波数よりも低いものであってもよい。この構成によると、高周波(第1周波数)の音を認知しにくい高齢者や第1周波数の音の認識が困難な聴覚障害者でも、音による警報を認識可能とすることができ、効率よくドア閉め忘れ又は開放の警報を行うことができる。
上記構成において、前記収納室の内部には、照明手段が備えられており、前記制御手段が、前記警報手段が警報を発するとき、その音にあわせて前記照明手段を点灯するようにしてもよい。
上記構成において、前記制御手段が、前記警報手段が前記第1周波数と異なる周波数の音で警報を始めてから所定の時間経過したのち、前記第1周波数の音で警報を発するように前記制御手段を作動させるようにしてもよい。
上記構成において、前記冷却庫は外部に面している部分に配置され、前記制御手段に制御される表示手段をさらに備えており、前記制御手段は、前記警報手段が作動と同時に前記表示手段で警報表示を行うようにしてもよい。
本発明によると、異なる周波数の音で警報を行うことで、多くの使用者にドアの閉め忘れ又は開放を認識させることができる。これにより、ドアが開状態によって、内部の物品が劣化したり、消費電力を低減したりできる。
本発明にかかる冷却庫の概略図である。 図1に示す冷却庫の断面図である。 本発明にかかる冷却庫の制御ブロック図である。 本発明にかかる冷却庫のドア閉め忘れ警報動作を示すフローチャートである。 本発明にかかる冷却庫のドア閉め忘れ警報動作の他の例を示すフローチャートである。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明にかかる冷却庫の概略図であり、図2は図1に示す冷却庫の断面図である。なお、図2に示す冷却庫Aでは、上段冷凍室22の図示が省略されている。
冷却庫Aは、発泡ウレタン等の断熱材を壁部に充填した断熱箱体である。図1に示すように、冷却庫Aは、物品を低温で収納する収納室として、冷蔵室10、製氷室11、上段冷凍室12、下段冷凍室13及び野菜室14を備えている。なお、これら以外の収納室を備えていてもよいし、これらの収納室を別の目的の収納室に切り替えて(例えば、上段冷凍室12を野菜室として利用して)もよい。
図1に示すように、冷却庫Aでは、最上段に冷蔵室10が配置されており、冷蔵室10は前面に冷蔵室ドア101を備えている。冷蔵室10の下には、製氷室11と、上段冷凍室12とが配置されている。製氷室11及び上段冷凍室12は前面に、それぞれ、製氷室ドア111及び上段冷凍室ドア121が備えられている。図1に示すように、製氷室11及び上段冷凍室12とは、左右に並んで配置されている。
製氷室11及び上段冷凍室12の下には、上段冷凍室12よりも大容量の下段冷凍室13が配置されている。下段冷凍室13は前面に下段冷凍室ドア131を備えている。さらに、下段冷凍室131の下に野菜室14が配置されている。野菜室は前面に野菜室ドア141を備えている。
図2に示すように冷却庫Aでは、冷蔵室10、製氷室11、上段冷凍室12、下段冷凍室13及び野菜室14は断熱体でおおわれている。冷却庫Aの背面及び下方には、各内部を冷却する圧縮式冷凍装置2(冷却手段)が備えられている。圧縮式冷凍装置2は、圧縮機21や蒸発器22、凝縮器、切替弁及び熱交換装置(いずれも不図示)を備え、内部に冷媒が封入された冷凍サイクルである。圧縮機21の詳細は省略するが、既知のインバータから電力が供給されており、回転数を調整することが可能な構成となっている。
また、図2に示しているように、冷却庫Aの背面にはダクト16が形成されている。蒸発器22において冷却された空気は、不図示のファンによって、ダクト16を介して、冷蔵室10、製氷室11、上段冷凍室12、下段冷凍室13及び野菜室14の各収納室に供給される。冷却された空気が各収納室に流入することで、各収納室は冷却される。そして、各収納室を冷却した空気はダクト16の冷蔵室10に流入するときと別のルートを介して蒸発器22に還流される。このようにして、各収納室の内部は冷却される。
冷却庫Aのダクト16には、蒸発器22で冷却された空気が冷蔵室10に流入するのを制限するためのダンパー17が備えられている。ダンパー17は低温の空気の流れを調整し、冷蔵室10の温度が低くなりすぎないようにするものである。
本発明にかかる冷却庫についてさらに詳しく説明する。図3は本発明にかかる冷却庫の制御ブロック図である。図3に示すように、冷却庫Aには、圧縮機21を制御する制御回路3が備えられている。制御回路30には、圧縮機21以外にも、扉開検知手段として各収納室に備えられたRドアスイッチ102、Iドアスイッチ112、F1ドアスイッチ122、F2ドアスイッチ132、Vドアスイッチ142、警報ブザー4(警報手段)、LED5、記憶部31、操作部32及び表示部33が接続されている。なお、これら以外に接続されるものがあってもよい。
以下に、上述した各部について説明したのち、制御回路3による冷却庫Aのドア閉め忘れ警報を発信する動作について説明する。冷却庫Aにおいて、上述した各収納室(冷蔵室10、製氷室11、上段冷凍室12、下段冷凍室13及び野菜室14)のドアが開かれると、外気が流入し(内部の冷気が流出し)収納室内部の温度が上昇してしまう。そこで、冷却庫Aには、ドアの開閉を検知するドアスイッチが備えられている。
Rドアスイッチ102は、冷蔵室ドア101が開かれるとONになるスイッチである。同様に、Iドアスイッチ112は製氷室ドア111、F1ドアスイッチ122は上段冷凍室ドア121、F2ドアスイッチ132は下段冷凍室ドア131及びVドアスイッチ142は野菜室ドア141のそれぞれのドアが開いたときにONになるスイッチである。そして、各スイッチはONになると、ONになった情報を制御回路30に送信する。
警報ブザー4は、外部にむかって、電子音を発信する機器であり、第1の周波数の音と第1の周波数と異なる第2の周波数の音とを発信できる構成を有している。ここで、第1周波数と第2周波数について説明する。冷却庫Aにおいて、第1周波数は、多数の使用者にとって、聴覚感度の高く、さらに指向性が高い、高周波(例えば、4kHz)を採用している。警報ブザー4が第1周波数の音を発信することで、聴覚感度が高いので、多数の使用者に警報がなされていることを効率よく知らせることができる。また、指向性の高さから警報音を知覚した使用者が、音の発信源の場所の特定を容易に行うことができる。
一方で、人間の聴覚は、高齢になるほど高周波の音を聞き取りにくくなる傾向にある。また、特定の周波数の音の認識が困難な聴覚障害(例えば、騒音性難聴)が知られており、第1周波数の警告音では、認識されにくい場合がある。そのため、警報ブザー4は、第1周波数よりも低い周波数(例えば、2kHz)の音を発信できる構成を有している。なお、冷却庫Aにおいて警報ブザー4は、異なる2つの周波数の音を発信できる構成としているが、さらに多くの異なる周波数の音を発信できるものであってもよい。
LED5は冷蔵室10の内部に配置されており、通常、冷蔵室10の内部の照明として用いられる。そして、冷蔵室ドア101が開かれているときに、点灯する。
冷却庫Aには、使用者が冷却庫Aの運転設定を行うための操作部32が備えられている。操作部32は、使用者が収納室それぞれの設定温度を変更したり、後述の運転モードの切り替えを行ったりするための入力装置である。操作部32は、使用者により操作されることで、制御回路30に使用者の所望する操作の内容の情報を送信する。詳しく説明すると、操作部32は不図示の操作スイッチを備え、操作スイッチのオンオフによって使用者の所望する操作の内容を検出し、その情報を制御回路30に送る構成となっている。また、操作スイッチ以外にも、使用者が入力しやすいものを広く採用することができる(例えば、操作部の一部が表示部33に表示され、使用者が手指又は専用の器具で触れることで入力するタッチパネル等を用いてもよい)。
表示部33は、冷却庫Aの運転状態(後述する運転モード)、各収納室内部の温度状態、操作部32の情報(使用者による入力の情報)等、各種情報を表示する。表示部33は、液晶パネル(不図示)、LED(不図示)等を用いてもよいし、これらを組み合わせて用いてもよい。冷却庫Aの情報を素早く確認することができるものを広く採用することができる。なお、操作部32の部分でも触れているが、タッチパネル式の液晶パネルを利用して、操作部32と表示部33とを一体的に形成するものであってもよい。
記憶部31は、読書き可能なRAM、読み出し専用のROM又は物理的に着脱可能なフラッシュメモリ等のメモリが用いられている。冷却庫Aの運転に必要なデータが予め記憶されていたり、制御回路30が取得した情報を一時的に格納したりするためのストレージデバイスである。なお、記憶部31は、制御回路30に含まれる構成であってもよい。
制御回路30は以上に示したような、複数の部分より情報を取得するとともに、冷却庫Aの各部の運転を支持する回路である。制御回路30には、マイコン等の演算処理装置を備えている。また、制御回路30には冷却庫Aの運転の基準となる時間を管理するタイマー回路301と、Rドアスイッチ102及びFドアスイッチ132の開閉回数をカウントするドア開閉カウンタ302とを備えている。また、これら以外にも、上述の各部からの情報を整理するための回路や、各部の運転を容易にする回路を備えていてもよい。さらに、記憶部31に制御用プログラムを格納しておき、そのプログラムを読み出して、各部の制御を行う構成の制御回路であってもよい。
次に、本発明にかかる冷却庫Aの動作について図面を参照して説明する。図4は本発明にかかる冷却庫のドア閉め忘れ警報動作を示すフローチャートである。本発明にかかる冷却庫Aにおいて、制御回路30は、収納室のドア(冷蔵室ドア101、製氷室ドア111、上段冷凍室ドア121、下段冷凍室ドア131及び野菜室ドア141)のいずれか一つのドアが開状態で一定時間経過すると、警報ブザー及び(又は)LEDで警報する制御を行う。 また、以下の説明で単に「ドアの開閉」と称する場合、上述のいずれかの収納室ドアの開閉を示すものとする。また、以下の説明において、複数のドアが同時に開かれている瞬間がある場合、ドア開の時間は、最初に開かれたドアが、開状態になったときからの時間とし、ドア閉は最後のドアが閉じられたときとする。
冷却庫Aは、ドアが開いていると収納室の内部を循環している冷却された空気が外部に漏れたり、外部の温かい空気が内部に流入したりし、収納室内部の温度が上昇する。ドアが一定時間t1以上開いていると、収納室の温度が内部の物品の保存に必要な温度以上になる場合がある。また、冷却庫Aのドアは、使用者が完全に閉めたつもりであっても、閉じるときの力が不十分であったり、内部の物品が引っかかったりして、ドアが不完全に閉じられている場合があり、使用者が気づかないうちに収納室の温度が上昇してしまうことがある。そのため、制御回路30は警告ブザー4を利用して、ドアの閉め忘れの警報を行う。
まず、制御回路30は各ドアに近接して配置されているドアスイッチ(102、112、122、132、142)からのドア開の情報が入力されたかどうか確認する(ステップS101)。制御回路30はドア開を確認すると、タイマー回路301よりドアスイッチからドア開の情報が入力された時間を取得し、ドア開開始時間として記憶する(ステップS102)。制御回路30はドア開を確認した後、制御回路30はドア開の継続時間が一定時間t1を超えたかを確認する(ステップS103)。
ドア開の継続時間が一定時間t1を超えていない場合(ステップS103でNoの場合)、制御回路30はドアが閉じられたかどうか確認する(ステップS104)。ドアスイッチからのドア閉の情報が受信された場合(ステップS104でYESの場合)、制御回路30はドアが確実に閉じられたと認識し、ドア開の確認(ステップS101に戻る)。ドア閉の情報が受信されない場合(ステップS104でNoの場合)、制御回路30はドアが閉じられていないと判断し、ドア開から一定時間t1経過したかの確認に戻る(ステップS103)。
ドア開から一定時間t1経過した場合(ステップS103でYesの場合)、制御回路30は使用者にドアが開いている警告を行う必要があると判断し、制御回路30は第1周波数で警報音を発信するように警報ブザー4を駆動する(ステップS105)。これにより、冷却庫Aは、ドアが開かれていることを、使用者に報知する。なお、警報音は、特定の周波数の音を連続して発信するものも考えられるが、ここでは、一定の周期で発信停止を切り替える、すなわち、断続的な音を発信するものである。
警報ブザー4より、第1周波数で警報音が発信されているとき、制御回路30はドアが閉じられたかどうか確認する(ステップS106)。ドアが閉じられた場合(ステップS106でYesの場合)、制御回路30は警報ブザー4の動作を停止し(ステップS107)、ドア開の確認(ステップS101)に戻る。
ドアが閉じられない場合(ステップS106でNoの場合)、制御回路30は第1周波数の音で警報を開始してから一定時間t2経過したかどうか確認する(ステップS108)。第1周波数の音で警報を開始してから一定時間t2経過していない場合(ステップS108でNoの場合)、制御回路30はドアが閉じられたかどうかの確認(ステップS106)に戻る。
第1周波数の音による警報が一定時間t2連続して行われる(ステップS108でと、制御回路30は使用者が第1周波数の音を認知困難であると判断し、第1周波数よりも低い第2周波数の音で警報を開始する(ステップS109)。その後、制御回路30は、ドアが閉じられたかどうかの確認に戻る(ステップS106)。なお、図示は省略しているが、第2周波数の音で警報を開始した後にドアが閉じられたかどうかの確認の後は、第1周波数の音で警報を開始してから一定時間t2経過したかどうかの確認(ステップS108)を省略する構成であっても良い。
このように、ドアが開状態で、一定時間t1経過した後に、多数の使用者において、聴覚感度が高い第1周波数で警報を行うことで、使用者に効率よくドアが開状態である警報を行うことができる。また、第1周波数の音による警報が開始されてからさらに一定時間t2経過した後に第1周波数よりも低い第2周波数で警報することで、第1周波数の音を認知困難な使用者(高齢者、第1周波数の音の認識が困難な聴覚障害者)に対しても、ドアが開状態である警報を効率よく行うことができる。このことから、多くの使用者に対して効率よくドアが開状態であることの警報をし、ドアが開状態であることで収納室の温度が上昇するのを抑制でき、消費電力の低減を行うことができる。
なお、第2周波数の音で警報を介してから一定時間経過後、再度第1周波数の音で警報するようにしてもよい。すなわち、第1周波数の音による警報と第2周波数の音による警報が交互に行われるようにしてもよい。また、第2周波数よりもさらに低い周波数の音を発信できるようにしておき、第2周波数の音で一定時間警報したのち、さらに低い周波数の音で警報するようにしてもよい。この場合も、第1周波数、第2周波数及びさらに低い周波数で順番に警報するようにしてもよい。
本発明にかかる冷却庫Aの動作の他の例について図面を参照して説明する。図5は本発明にかかる冷却庫のドア閉め忘れ警報動作の他の例を示すフローチャートである。なお、第1周波数の音で警報を行うまで(ステップS201〜ステップS205)は、図4に示すフローチャートにおける動作(ステップS101〜ステップS105)と同じであるので詳細は省略する。
冷却庫Aでは、表示部33にドアが開状態であることを表示するようにしている。さらに、冷蔵室10の内部に配置されている照明装置であるLED5を警報音に合わせて点滅させるようにしている。なお、LED5は冷蔵室10が開かれているときに点灯するものであるので、冷蔵室ドア101が閉状態で、それ以外のドアの少なくともひとつが開状態である場合には、LED5は点灯しない。
このことを考慮して、第1周波数の音で警報を開始した後(ステップS205の後)、制御回路30はLED5が点灯中かどうか確認する(ステップS206)。LED5が点灯中の場合(ステップS206でYesの場合)、冷蔵室ドア101が開いておりLED5からの光が外部に漏れるので、制御回路30はLED5を警報音に合わせて点滅させる(ステップS207)。これにより音による警報に加えて、光による警報も行われる。LED5を警報音に合わせて点滅を開始した後、ドアが閉じられたかどうか確認する。
LED5が点灯していないと、冷蔵室ドア101が閉じられているとLED5からの光が外部に漏れないので、音による警報のみをおこなう。すなわち、LED5が点灯していない場合(ステップ206でNoの場合)、ドアが閉じられたかどうか確認する(ステップS208)。ドアが閉じられた場合(ステップS208でYesの場合)、制御回路30は警報ブザー4の動作を停止し(ステップS209)、ドア開の確認(ステップS201)に戻る。
ドアが閉じられない場合(ステップS207でNoの場合)、制御回路30は第1周波数の音で警報を開始してから一定時間t2経過したかどうか確認する(ステップS210)。冷却庫Aにおいて、複数のドアが開かれている場合もあり、その場合において冷蔵室ドア101のみが閉じられると警報音による警報は継続し、LED5による警報は停止される。そのため、第1周波数の音で警報を開始してから一定時間t2経過していない場合(ステップS210でNoの場合)、LED5が点灯中かどうかの確認(ステップS206)に戻る。
第1周波数の音による警報が一定時間t2連続して行われる(ステップS210でYes)と、制御回路30は使用者が第1周波数の音を認知困難であると判断し、第1周波数よりも低い第2周波数の音で警報を開始する(ステップS211)。その後、制御回路30は、LED5が点灯中かどうかの確認に戻る(ステップS206)。なお、図示は省略しているが、第2周波数の音で警報を開始した後にドアが閉じられたかどうかの確認の後は、第1周波数の音で警報を開始してから一定時間t2経過したかどうかの確認(ステップS210)を省略する構成であっても良い。
なお、第2周波数の音で警報を介してから一定時間経過後、再度第1周波数の音で警報するようにしてもよい。すなわち、第1周波数の音による警報と第2周波数の音による警報が交互に行われるようにしてもよい。また、表示部33で警報表示を行う場合、第1周波数の音で警報しているときと、第2周波数の音で警報しているときとで異なる表示する(例えば、異なる色のLEDを発光する、表示装置が液晶表示装置である場合バックライトの色を変える)ようにしてもよい。
以上のように、ドアが開状態で、一定時間t1経過した後に、多数の使用者において、聴覚感度が高い第1周波数で警報を行うことで、使用者に効率よくドアが開状態である警報を行うことができる。また、第1周波数の音による警報が開始されてからさらに一定時間t2経過した後に第1周波数よりも低い第2周波数で警報することで、第1周波数の音を認知困難な使用者(高齢者、第1周波数の音の認識が困難な聴覚障害者)に対しても、ドアが開状態である警報を効率よく行うことができる。このことから、多くの使用者に対して効率よくドアが開状態であることの警報をし、ドアが開状態であることで収納室の温度が上昇するのを抑制でき、消費電力の低減を行うことができる。
また、上記実施形態において、第1周波数を高く、第2周波数を低く設定しているが、その逆、例えば、第1周波数を2kHz、第2周波数をそれよりも高い4kHzとしてもよい。さらに、2種類の周波数に限定されるものではなく、3種類以上の周波数の音を出力するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。また本発明の実施形態は、発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。
本発明にかかる、冷却庫は一般家庭に備えられる冷蔵庫として利用可能である。
A 冷却庫
10 冷蔵室
101 冷蔵室ドア
102 Rドアスイッチ
11 製氷室
111 製氷室ドア
112 Iドアスイッチ
12 上段冷凍室
121 上段冷凍室ドア
122 F1ドアスイッチ
13 下段冷凍室
131 下段冷凍室ドア
132 F2ドアスイッチ
14 野菜室
141 野菜室ドア
142 Vドアスイッチ
16 ダクト
17 ダンパー
2 冷却装置
21 圧縮機
22 蒸発器
30 制御回路
31 記憶部
32 操作部
33 表示部
4 警報ブザー
5 LED

Claims (5)

  1. 前面に扉を備えた、複数個の収納室と、
    前記扉が開状態であることを検出する扉開検知手段と、
    外部に警告音を発する警報手段と、
    前記扉開検知手段及び前記警報手段と制御する制御手段とを備え、
    前記警報手段は、第1周波数の音を出力するとともに、前記第1周波数の半分以下の周波数の第2周波数の音を出力するものであり、
    前記制御手段が、前記扉開検知手段からの情報に基づいて前記扉が一定時間以上開状態であると認識した場合、前記第1周波数の音で警報を発するように前記警報手段を作動させ、前記警報手段が第1周波数の音で警報を始めてから所定の時間経過したのち前記第2周波数の音で警報を発するように前記警報手段を作動させることを特徴とする冷却庫。
  2. 前記第1周波数を4kHzとする請求項1に記載の冷却庫。
  3. 前記収納室の少なくとも1つの内部には、照明手段が備えられており、
    前記制御手段が、前記照明手段を備えた前記収納室の扉が開状態であることに基づき前記警報手段が警報を発するとき、前記照明手段を点滅する請求項1又は請求項2に記載の冷却庫。
  4. 前記冷却庫は外部に面している部分に配置され、前記制御手段に制御される表示手段をさらに備えており、
    前記制御手段は、前記警報手段が作動と同時に前記表示手段で警報表示を行う請求項1から請求項3のいずれかに記載の冷却庫。
  5. 前記表示手段は、前記警報手段が前記第1周波数の音で警報を発するときと、前記警報手段が前記第2周波数の音で警報を発するときとで、異なる表示を行う請求項4に記載の冷却庫。
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