JP5277760B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、冷蔵庫における、使い勝手性の向上に関するものである。
スーパーなどで買ってきた生魚や生肉を冷凍する際には、出来るだけ最大氷結晶生成帯を早く通過させて凍結すると食品の細胞破壊が抑制され品質が保たれる。逆に凍結時間が長いと食品の細胞が破壊され、解凍したときにドリップが流出しやすく食感や味も落ちてしまう。近年の冷蔵庫は、他室と独立した急速冷凍可能な切替室が考えられており、切替室に赤外線センサを設けることで食品温度を検知し、冷却時間をマイコンで制御することが考えられている(特許文献1参照)。
図4は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫を示すものである。
図4に示すように、切替室4には、開閉断熱扉8と接合した収納容器19が設けられている。この収納容器19背壁部の上部には冷気吹出口18が設けられている。この冷気吹出口18からエバによって冷却された冷気がファン14を介し、切替室4内に供給される。その冷気吹出口18とファン14との冷気の通りにファン14上部に位置し、開閉するダンパ17が設置されている。このダンパ17は、開閉断熱扉に設けられた操作パネルの操作、もしくは切替室4内上壁部に配置するセンサユニット21及び収納容器19の後壁部の下部に配置されたサーミスタセンサ27aの検知温度によって、切替室4を任意の温度にするために、ファン14の回転数の制御とともに、ダンパ17が開閉して、切替室4内に供給される風量を調節する。なおセンサユニット21に直接冷風が当たらないようにセンサユニット21の庫内奥側に断熱仕切板10から下方に突起した突起部10aが備えられている。またこの切替室4は上述した操作パネルの設定によって、具体的には冷凍室、パーシャル室、チルド室、野菜室、ソフト冷凍室、冷蔵室、ワイン室として使用できる庫内温度を設定することができる。さらに調理品20を収容された状態で、切替室4内を強制冷却する冷却調理ができる。
特開2002−228353号公報
しかしながら従来の冷蔵庫では、冷蔵庫の使用者は強制冷却が行われていることに気付かず、冷却中に頻繁にドアを開閉して庫内温度を上げてしまう恐れがあった。また、急凍モードなどの動作が完了したかどうかを判断するときは、使用者が扉を開けて、対象食品を見るか触れるかで判断することが多く、使用者の手間がかかることで使い勝手が悪いと思われる場合があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、貯蔵室の急凍中に使用者に扉に設置された認知手段によって庫内検知温度を視覚的に表示することで確実に使用者にその旨を知らせることができ、より使い勝手性を高めた冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、断熱区画された貯蔵室を備えた本体と、前記貯蔵室に食品の温度を検知する検知手段と、前記食品が任意の温度以上と検知したとき前記貯蔵室内を自動で急凍させる自動急凍機能と、扉に備えられた認知手段とを有し、前記自動急凍機能が作動しているとき、前記認知手段によって検知温度を視覚的に表示させる冷蔵庫において、前記認知手段は光源と、前記光源によって表示される複数のポインタとを有し、前記自動急凍機能が作動しているとき、前記光源を照射させるとともに、前記検知手段による食品の検知温度に対応して前記ポインタの数を増減させること
で検知温度を視覚的に表示し使用者に知らせるもので、前記ポインタは前記検知手段による食品の検知温度が高いほど数が多く、温度低下に伴い数を減らすとともに、前記ポインタの光源は食品の検知温度が冷蔵温度以上の場合、赤系統を照射し、食品の検知温度が冷凍温度以下の場合、青系統を照射することで使用者に知らせる機能を備えている。
これによって、貯蔵室の急凍機能が作動しているとき、扉の認知手段によって、誰でも一目で庫内温度の確認ができ、使い勝手の良好な冷蔵庫を提供することができる。
本発明の冷蔵庫は、貯蔵室の急凍機能が作動しているとき、扉の認知手段によって庫内温度が視覚的に表示されるので、使用者による扉の開閉頻度や開放時間が制御されやすくなる。これにより、冷蔵庫を効率良く冷却することができ、省エネになる。また、扉の開放回数や開放時間が減少するため庫内の昇温が抑制され、庫内の食品の品質劣化を抑制し、急凍時は凍結時間の短縮が可能となり、高品質な冷凍貯蔵を実現することができる。
請求項1に記載の発明は、断熱区画された貯蔵室を備えた本体と、前記貯蔵室に食品の温度を検知する検知手段と、前記食品が任意の温度以上と検知したとき前記貯蔵室内を自動で急凍させる自動急凍機能と、扉に備えられた認知手段とを有し、前記自動急凍機能が作動しているとき、前記認知手段によって検知温度を視覚的に表示させる冷蔵庫において、前記認知手段は光源と、前記光源によって表示される複数のポインタとを有し、前記自動急凍機能が作動しているとき、前記光源を照射させるとともに、前記検知手段による食品の検知温度に対応して前記ポインタの数を増減させることで検知温度を視覚的に表示し使用者に知らせるもので、前記ポインタは前記検知手段による食品の検知温度が高いほど数が多く、温度低下に伴い数を減らすとともに、前記ポインタの光源は食品の検知温度が冷蔵温度以上の場合、赤系統を照射し、食品の検知温度が冷凍温度以下の場合、青系統を照射するものである。これにより、貯蔵室内部の温度を目視により認識することができ、一連の急凍作動を容易に確認することができ、使用者の安心感につながる。また、使用者による扉の開閉頻度や扉の開放時間が制御されやすくなり、冷蔵庫を効率良く冷却することができ、省エネルギーでの急凍冷却を実現することが可能になる。さらに、扉の開放回数や開放時間が減少するため庫内の昇温が抑制され、庫内の食品の品質劣化を抑制し、急凍時は凍結時間の短縮が可能となり、高品質な冷凍貯蔵を実現することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記自動で急凍させる機能が作動し、光源が照射しているとき、手動で停止する手段を備えることで自動での急凍を停止させることを特徴とするものである。これにより、凍結保存させるために収納した食品を、すぐに取り出して使用するような場合、急凍を手動で停止させることで貯蔵室を開けて食品を取り出しても、無駄な冷気が貯蔵室の外に流出しにくいため、効率良く貯蔵室を冷凍させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、光源は自動急凍を行う貯蔵室の前面扉に備えたものである。これによって、急凍が作動している貯蔵室が一目で認識でき、急凍機能が作動している貯蔵室を間違えて開閉することがなくなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の要部側面断面図である。
図1において、断熱箱体1で構成された冷蔵庫本体2の貯蔵室の一部である冷凍室3は、上方の上部断熱仕切体4と下方の下部断熱仕切体5によって温度帯の異なる冷蔵室6と野菜室7とから区画されている。また、冷凍室3の前面開口部には開口部の左右端をつなぐ仕切体8が設けられている。
冷凍室3の背面に設けられた冷気生成室9には、冷気を生成する蒸発器10と、冷気を冷蔵室6、冷凍室3、野菜室7にそれぞれ供給、循環させる送風機11が配置され、蒸発器10の下部空間には除霜時に通電される除霜用ヒータ12が配置されている。また、冷凍室3の背面には冷気分配室19が設けられており、冷気分配室19に連続して冷気吐出口21及び冷気吐出口22が設けられている。
冷凍室3の前面開口部には、扉23と扉24が設けられており、冷凍室3からの冷気の流出が無いように冷凍室3を閉塞している。扉23と扉24はいずれも引き出し式の扉であり、食品を出し入れする場合は冷蔵庫手前側、すなわち図1で示すところの左側方向に引き出して使用される。また、扉23及び扉24の後方にはそれぞれ枠体25、26が設けられている。この枠体25、26上にはそれぞれ上段容器27と下段容器28が載置されている。
上段容器27の底面には蓄冷材29が載置されている。この蓄冷材29は、一般的に冷凍される食品の凍結温度より低めで最大氷結晶生成帯の温度よりも低く、かつ、冷凍室3の温度よりも高い温度である−15℃に融解温度を設定されている。また、蓄冷材29の充填量としては、蓄冷材29上に食品が投入、配置された場合でも完全に融解することのない量に設定されている。
また、冷凍室3の背面下部には冷気を吸い込み、蒸発器10まで導くための冷気吸入口30が設けられている。
また、蓄冷材29上には食品31が使用者の手によって載置、保存される。
図2は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の扉13前面に設置された液晶パネル40と操作ボタン41〜44と光源45とポインタ46である。冷蔵ボタン41は、冷蔵室の温度、強中弱を操作するものであり、急凍ボタン42は、冷凍室3の急凍作動を操作するものであり、製氷ボタン43は、製氷室の速氷作動を操作するものであり、冷凍ボタン44は、冷凍室3の温度、強中弱を操作するものであり、それぞれの操作が決定された場合、液晶パネル40に表示される。光源45とポインタ46は、自動急凍が作動しているときに点灯することで認知手段として機能する。また、庫内検知温度に対応してポインタ46の数は増減する。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、電源投入後、図示しない冷凍サイクルの運転が開始され、蒸発器10に冷媒が流通して冷気が生成される。生成された冷気は送風機11によって冷気分配室19に送られ、冷気吐出口21と冷気吐出口22から分配されて冷凍室3内に吐出される。
冷凍室内3に吐出された冷気により冷凍室3が所定の温度まで冷却され、同時に蓄冷材29も冷却される。この時、冷凍室3は食品をある一定の期間冷凍保存できる温度、例えば−20℃に温調されているが、蓄熱材29は−15℃に融解温度を設定されたものを用いるため、冷凍室3が十分に冷却され一定時間経過した後では蓄冷材29は完全に凍結している状態となる。
冷却室3内を冷却した冷気は冷気吸入口30から冷気生成室9に入り、蒸発器10によって再び冷却されることとなる。
使用者が食品31を収納しようとする場合には、扉23を冷蔵庫手前方向、図1における左側方向に引き出す動作を行う。この時、枠体25は扉23に固定されているため、扉23の引き出し動作に伴って、枠体25と枠体25に載置されている上段容器27と、上段容器27の底面に載置されている蓄冷材29が同時に引き出される。使用者は食品31を蓄冷材29上に置き扉23を閉める動作を行う。扉23の開放と、冷凍室3の庫内温度より高温の食品31の投入により冷凍室3が昇温すると庫内温度検知手段(図示せず)により庫内昇温を検知し、制御手段(図示せず)により冷凍サイクルの運転を調整し、冷凍室3を再び所定温度まで冷却する動作を行う。
冷気吐出口21は上段容器27の上方に配置されており、冷気吐出口21からは上段容器27の上面開口部に向けて冷気が吐出される。蓄冷材29の上に収納された食品31は、冷気吐出口21から吐出される冷気によって冷却されると同時に、蓄冷材29自身からも直接的に熱を奪われることになる。この場合、蓄冷材29が無く上段容器27のみの場合に比べてより速く食品31を凍結させることができる。
また、食品31が既に上段容器27内に収納、凍結保存されており、高温の食品を追加で上段容器27内に投入する場合を考えると、蓄冷材29の直接冷却作用により蓄冷材29が無い場合に比して、既に凍結保存されている食品31に対する熱的影響を抑え、昇温を抑制することが可能となる。
冷気吐出口22は上段容器27の下方であり、かつ、上段容器27と下段容器28の間に位置し、主に下段容器28内に収納された食品を冷却する動作を行う。同時に、上段容器27の下部へも冷気が流通し、上段容器27の底面に載置された蓄冷材29を冷却する動作も行う。
また一方では、電源投入直後のように蓄冷材29が十分に冷え切らず未凍結状態の場合や、高温の食品を連続して収納した時に、蓄冷材29の一部が融解した場合や、あるいは融解するまでには至らないが、扉23の引き出し時に居室内空気に暴露された蓄冷材29が、冷凍室3の設定温度よりも高い温度に昇温した場合などには、冷気吐出口21からの冷気が蓄冷材29を上面から冷却し、冷気吐出口22からの冷気が蓄冷材29を下面から冷却する。尚、蓄冷材29が居室内空気に暴露された場合の昇温は、従来例が示す金属のプレートを備えた冷蔵庫に比べて蓄冷材29の熱容量が大きいため、昇温の度合いは従来の冷蔵庫よりも低く抑えることができることを付記しておく。
庫内温度検知手段が庫内昇温を検知し、制御手段により冷凍サイクルの運転を調整し、冷凍室3を冷却する動作を開始すると、冷蔵室扉13に設置された液晶パネル40の光源45とポインタ46が点灯する。ポインタ46は、庫内温度に対応して点灯する数を増減する。例えばラップに包んだ熱いご飯を冷凍室3へ投入し、庫内温度検知手段が庫内温度を60℃以上であると検知した場合、ポインタ46は全て点灯する。その後自動で急凍が作動し、ご飯が冷却され庫内温度が10℃下がるに従い点灯しているポインタ46は上から1つずつ消灯し、0℃で残り3個となり、急凍が完了すると消灯する。これによって使用者に冷凍室3が冷却されていることと、庫内温度を視覚的に知らせることができ、使用者による扉の開閉頻度や扉の開放時間が制御されやすくなる。また、急凍が行われていることを確認できるため、使用者の安心感につながる。なお、光源45とポインタ46は急凍が作動している間のみ点灯するものとする。これにより、他の機能と区別がつきやすく、光源45とポインタ46の点灯を目視するだけで急凍が行われていることが認識できる。
なお、ポインタ46を点灯させる数は、庫内温度が下がるに従って増加してもよいものとし、点灯する数を増減させるタイミングや、点灯の数もこれに限ったものではない。また、ポインタ46の具体的な温度を明確にするため、液晶パネル40に温度表示させてもよい。
また、認知手段である光源45、ポインタ46は複数の光源を組み合わせて色調を切り替える、もしくは点灯と消灯とを切り替えて点滅させてもよい。これによって、従来の急凍よりも強力な急凍が行われているというイメージを使用者に与えることができる。また、複数の光源を組み合わせて用いることにより発光する光の色調のバリエーションが多くなるので、貯蔵室内の温度変化に応じた光の色調の切替えを、より多様に行うことができる。また、色調から容易に庫内温度を連想することができ、貯蔵室内の温度状況の変化を一目で認識することが可能となる。各温度における光源から放射する光の色調については、特に指定するものではないが、比較的高温である冷蔵温度については温かみを感じさせる赤系統やマイルドな印象を与える緑系統を、比較的低温である冷凍温度については冷たい印象を与える青系統が好ましいと考える。また中間温度帯であるパーシャルや氷温については、赤と青の中間色であり、清潔感を感じさせる紫系統などが好ましいと考える。また、色調のイメージによっては、使用者が貯蔵室内部に対して清潔感や効果的に冷却されているような好ましい印象を感じることができ、冷蔵庫に対する満足度を高めることができる。また、光源の種類については電球や発光ダイオード、蛍光ランプ、紫外ランプ等が挙げられるが、特に指定するものではなく、如何なる光源でも適用可能である。中でも発光ダイオードについてはランプ自信による発熱が殆どなく、ランニングコストや耐久性の面においても優れており、汎用性が高い。
庫内温度検知手段が冷凍室3の庫内温度を任意の温度以下に到達したことを検知すると、急凍動作は終了し、液晶パネル40の光源45とポインタ46は点灯を終了する。これによって、使用者に急凍が終了したことを目視で認識させることができる。また、急凍完了時に、光源45やポインタ46の色調を通常時と切り替える、または点滅させてもよい。これにより、使用者が対象物の急凍完了を目視により即座に判断することができ、対象物を取り出すタイミングを逃さずに扉を開けるので、扉の開閉頻度や扉の開放時間が制御されやすくなり、扉開閉による庫内温度上昇を抑えることができる。また、目視で急凍完了を判断することができるので、腰をかがめて庫内を覗き込み、対象物に触れる動作を必要としないので、使い勝手性が向上する。さらに、手で食品に触れることがないので、取り出した後、常温に放置する場合でも、雑菌の繁殖を抑制することができる。
また、急凍機能が自動で作動し、光源45が照射しているときに、他の操作ボタン41、43、44を押すことで、各貯蔵室の設定を行うことができる。例えば、光源45が照射しているとき、製氷ボタン43を押すと、液晶パネル40に速氷表示(図示しない)が出る。逆に、速氷表示されているとき、冷凍室3に食品を投入しても、急凍機能は自動で作動し、液晶パネル40の光源45とポインタ46は照射される。
また、急凍機能が自動で作動し光源45が照射しているが、すぐに取り出して使用するような場合、急凍ボタン42を押すことで、自動での急凍を停止させることができる。これにより、貯蔵室を開けて食品を取り出しても、冷気が貯蔵室の外に流出しにくいため、効率良く貯蔵室を冷凍させることができる。なお、急凍停止操作は急凍ボタン42を押す以外に、急凍停止ボタン(図示しない)を設置したものを押してもよいものとし、これに限ったものではない。
また尚、本実施の形態の冷蔵庫は上段容器27の底部に蓄冷材29を載置した構成にて説明したが、上段容器27の一部に穴を設け、冷気吐出口22からの冷気が直接蓄冷材29に接触するように構成するとより蓄冷材29を素早く冷却することができる。この時、上段容器27に設ける穴は、上段容器27の底面の一部にあっても良いし、上段容器27の後側面で冷気吐出口22の近傍にあっても良い。
尚、冷気吐出口22の上下方向位置は上段容器27の底面に冷気が流れる位置であれば良く、必ずしも上段容器27の下方に位置する必要はない。同様の理由で冷気吐出口22と下段容器28の上下方向位置は上段容器27の底面に冷気が流れる位置であれば良く、必ずしも下段容器28の上方に位置する必要はない。
また、使用者が食品を収納しようとして扉24を開放する場合には、扉23の場合と同様に扉24を冷蔵庫手前方向、図1における左側方向に引き出す動作を行う。この時、枠体26は扉24に固定されているため、扉24の引き出し動作に伴って、枠体26と枠体26に載置されている下段容器28が同時に引き出される。使用者は食品を下段容器28に収納したあと扉24を閉める動作を行う。扉24の開放と、冷凍室3の庫内温度より高温の食品投入により冷凍室3が昇温すると庫内温度検知手段(図示せず)により庫内昇温を検知し、制御手段(図示せず)により冷凍サイクルの運転を調整し、冷凍室3を再び所定温度まで冷却する動作を行う。
冷蔵庫の運転中、蒸発器10に付着した霜を定期的に取り除く霜取りのタイミングである場合には、除霜用ヒータ12の発熱による冷凍室3内の収納食品への熱影響を最小限に抑えるために、送風機11の運転を霜取り期間中は停止し、冷凍室3内への高温空気の流入を防止する制御を行う。
この霜取りタイミングと、前述した扉24の開放が重なった場合には、霜取り制御により通常運転よりも冷凍室3が昇温していることに加え、扉開放による居室内空気の流入によりさらに下段容器28内が昇温することが考えられる。このような場合でも、下段容器28の上方に蓄冷材29が位置しているので、蓄冷材29の比較的大きな熱容量により、積極的な冷気の循環が無くても下段収納容器28内の昇温を押さえることができる。この作用、効果は霜取りタイミング中に扉23を開放した場合でも同様である。
また、光源45は自動で急凍を行う貯蔵室3の前面扉23に備えてもよい。これによって、急凍が作動している貯蔵室が一目で認識でき、急凍機能が作動している貯蔵室を間違えることがなくなる。
以上のように、本実施の形態においては、断熱区画された貯蔵室を備えた本体と、前記貯蔵室に食品の温度を検知する検知手段と、前記食品が任意の温度以上と検知したとき前記貯蔵室内を自動で急凍させる機能と、扉に備えられた光源とを有し、前記自動で急凍させる機能が作動しているとき、光源45を照射させることで使用者に知らせ、貯蔵室3内部の急凍作動を目視により認識することができ、使用者による扉の開閉頻度や扉の開放時間が制御されやすくなる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における冷蔵庫の要部側面断面図である。
図3において、冷凍室3の前面開口部に設けられた扉24は引き出し式の扉であり、食品を出し入れする場合は冷蔵庫手前側、すなわち図3で示すところの左側方向に引き出して使用される。また、扉24の後方には枠体26が設けられており、下段容器28が載置されている。さらに、下段容器28の上には中段容器32が載置されている。この中段容器32は扉24の引き出し動作に伴い、下段容器28と連動して引き出される。またさらに、中段容器32は下段容器28上を冷蔵庫前後方向、図3で示すところの左右方向にある一定の範囲で摺動させることが可能になっている。
また、冷凍室3の背面には、冷気吐出口21、22に加えて冷気吐出口33が設けられている。冷気吐出口21は上段容器27の上方、冷気吐出口22は上段容器27の下方で、かつ、中段容器32の上方、冷気吐出口33は中段容器32の下方で、かつ、下段容器28の後側面上端よりも上方に位置するようにそれぞれ配置されている。
中段容器32の底面には蓄冷材29が載置されている。
その他の構成については、実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
冷気吐出口21は上段容器27の上方に配置されており、冷気吐出口21からは上段容器27の上面開口部に向けて冷気が吐出され、上段容器27内を冷却する。
冷気吐出口22は上段容器27の下方であり、かつ、上段容器27と中段容器32の間に位置し、中段容器32の上面開口部に向けて冷気が吐出される。
蓄冷材29の上に収納された食品31は、冷気吐出口22から吐出される冷気によって冷却されると同時に、蓄冷材自身からも直接的に熱を奪われることになる。この場合、蓄冷材29が無く中段容器32のみの場合に比べてより速く食品31を凍結させることができる。
また、食品31が既に中段容器32に収納、凍結保存されており、高温の食品を追加で中段容器32内に投入する場合を考えると、蓄冷材29の直接冷却作用により蓄冷材29が無い場合に比して、既に凍結保存されている食品31に対する熱的影響を抑え、昇温を抑制することが可能となる。
また一方では、電源投入直後のように蓄冷材29が十分に冷え切らず未凍結状態の場合や、高温の食品を連続して収納したときに蓄冷材29の一部が融解した場合や、あるいは融解するまでには至らないが、扉24の引き出し時に居室内空気に暴露された蓄冷材29が、冷凍室3の設定温度よりも高い温度に昇温した場合などには、冷気吐出口22からの冷気が蓄冷材29を上面から冷却し、冷気吐出口33からの冷気が蓄冷材29を下面から冷却する。尚、蓄冷材29が居室内空気に暴露された場合の昇温は、従来例が示す金属のプレートを備えた冷蔵庫に比べて蓄冷材29の熱容量が大きいため、昇温の度合いは従来の冷蔵庫よりも低く抑えることができることを付記しておく。
また、冷気吐出口33は中段容器32の下方であり、かつ、中段容器32と下段容器28の間に位置し、主に下段容器28内に収納された食品を冷却する動作を行う。同時に、中段容器32の下部へも冷気が流通し、中段容器32の底面に載置された蓄冷材29を冷却する動作も行う。
また尚、本実施の形態の冷蔵庫は中段容器32の底部に蓄冷材29を載置した構成にて説明したが、中段容器32の一部に穴を設け、冷気吐出口33からの冷気が直接蓄冷材29に接触するように構成するとより蓄冷材29を素早く冷却することができる。この時、中段容器32に設ける穴は、中段容器32の底面の一部にあっても良いし、中段容器32の後側面で冷気吐出口33の近傍にあっても良い。
尚、冷気吐出口33の上下方向位置は中段容器32の底面に冷気が流れる位置であれば良く、必ずしも上段容器27の下方に位置する必要はない。同様の理由で冷気吐出口33と下段容器28の上下方向位置は中段容器32の底面に冷気が流れる位置であれば良く、必ずしも中段容器32の上方に位置する必要はない。
使用者が食品を収納しようとして扉24を開放する場合には、扉24を冷蔵庫手前方向、図3における左側方向に引き出す動作を行う。この時、枠体26は扉24に固定されているため、扉24の引き出し動作に伴って、枠体26と、枠体26に載置されている下段容器28と、下段容器28に載置されている中段容器32が同時に引き出される。使用者は食品を下段容器28や中段容器32に収納したあと扉24を閉める動作を行う。扉24の開放と、冷凍室3の庫内温度より高温の食品投入により冷凍室3が昇温すると庫内温度検知手段(図示せず)により庫内昇温を検知し、制御手段(図示せず)により冷凍サイクルの運転を調整し、冷凍室3を再び所定温度まで冷却する動作を行う。
冷蔵庫の運転中、蒸発器10に付着した霜を定期的に取り除く霜取りのタイミングである場合には、除霜用ヒータ12の発熱による冷凍室3内の収納食品への熱影響を最小限に抑えるために、送風機11の運転を霜取り期間中は停止し、冷凍室3内への高温空気の流入を防止する制御を行う。
この霜取りタイミングと、前述した扉24の開放が重なった場合には、霜取り制御により通常運転よりも冷凍室3が昇温していることに加え、扉開放による居室内空気の流入によりさらに下段容器28内や中段容器32内が昇温することが考えられる。特に、扉24の開放時には、中段容器32の上面開口部の大部分を閉塞された状態にある下段容器28よりも、居室内空気に暴露されやすい中段容器32の方がより昇温することとなる。このような場合でも、中段容器32内に蓄冷材29が載置されているので、蓄冷材29の比較的大きな熱容量により、積極的な冷気の循環がなくても中段容器32内の昇温を押さえることができる。また、蓄冷材29は下段容器28の上方に位置することになるので、扉開放により下段容器28が昇温した場合、積極的な冷気の循環がなくても下段容器28内を冷却することができる。
また、光源45は自動で急凍を行う貯蔵室3の前面扉24に備えてもよい。これによって、急凍が作動している貯蔵室が一目で認識でき、急凍機能が作動している貯蔵室を間違えることがなくなる。その他の作用、動作に関しては実施の形態1の場合と同様であるので説明を省略する。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、光源を用いて貯蔵室の急凍作動を使用者に認識させることができ、冷蔵庫の使い勝手を向上させたものである。よって家庭用冷蔵庫のみならず、業務用冷蔵庫などの用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の要部側面断面図 本発明の実施の形態1、2における冷蔵庫の操作面図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の要部側面断面図 従来の冷蔵庫の要部側面断面図
符号の説明
2 冷蔵庫本体
3 冷凍室(貯蔵室)
6 冷蔵室(貯蔵室)
7 野菜室(貯蔵室)
13 扉
21 冷気吐出口
22 冷気吐出口
23 扉
24 扉
27 上段容器(容器)
28 下段容器(容器)
29 蓄冷材
32 中段容器(容器)
33 冷気吐出口
45 光源

Claims (3)

  1. 断熱区画された貯蔵室を備えた本体と、前記貯蔵室に食品の温度を検知する検知手段と、前記食品が任意の温度以上と検知したとき前記貯蔵室内を自動で急凍させる自動急凍機能と、扉に備えられた認知手段とを有し、前記自動急凍機能が作動しているとき、前記認知手段によって検知温度を視覚的に表示させる冷蔵庫において、前記認知手段は光源と、前記光源によって表示される複数のポインタとを有し、前記自動急凍機能が作動しているとき、前記光源を照射させるとともに、前記検知手段による食品の検知温度に対応して前記ポインタの数を増減させることで検知温度を視覚的に表示し使用者に知らせるもので、前記ポインタは前記検知手段による食品の検知温度が高いほど数が多く、温度低下に伴い数を減らすとともに、前記ポインタの光源は食品の検知温度が冷蔵温度以上の場合、赤系統を照射し、食品の検知温度が冷凍温度以下の場合、青系統を照射する冷蔵庫。
  2. 前記自動で急凍させる機能が作動し、光源が照射しているとき、手動で停止する手段を備えることで自動での急凍を停止させる請求項に記載の冷蔵庫。
  3. 前記光源は、前記自動で急凍を行う貯蔵室の前面扉に備えた請求項1または2に記載の冷蔵庫。
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