JP2011097827A - 電力供給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】外部から供給された電力を有効に利用し、使用中の電化製品に対する安定した電力供給を可能とする電力供給システムを提供することを目的とする。
【解決手段】電力線X1,X2に接続される各コンセントA〜Fにおいて、コンセントA〜Fの出力端子42の接続先が、電力線切換部34により、電力線X1が接続された入力端子32aと、電力線X2が接続された入力端子32bと、の間で切換可能に構成されている。そして、電流検出部18にて検出された電流量が限界値を超えると、制御部20は、限界値を超えた電力線に接続されたコンセント30のうち、切換情報にて切り換えを許可されたコンセント30にスイッチの切換指令を送信する。一方、制御部38は受信した切換指令に基づいて、電力線切換部34のスイッチを切り換えることにより、出力端子42の接続先を、入力端子32aと入力端子32bとの間で切り換える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力会社から電力の供給を受ける建造物内において、供給された電力を有効に利用するための電力供給システムに関する。
従来より、一般住宅等には、電力会社との契約電流のみを流通させるための契約ブレーカ、電化製品や屋内配線の漏電を検知して自動的に電流を遮断する主幹ブレーカ等を備えた分電盤が設置されており、この分電盤を介して、住宅内の各コンセント等に電力が供給されている。そして、このような分電盤においては、上記各ブレーカを介して入力された電力が複数の給電経路に分岐されるが、電力の超過使用や、電化製品のショート等により主幹ブレーカが動作して住宅全体が停電になることを防止するために、所定以上の電流が流通した際に電流を遮断するための分岐ブレーカを介して分岐されている。
このため、例えば、消費電力の大きい機器が使用されて所定以上の電流が経路上を流れると、分岐ブレーカが作動して電流が遮断されるが、通常、各給電経路は複数のコンセントに接続されているために、同じ給電経路に接続された全てのコンセントへの電力供給が遮断され、このコンセントに接続された全ての電化製品が突然使用できなくなるという問題があった。
そこで、ブレーカを流通する電流量を監視し、電流量が所定量を超えたときに使用者に警告をしたり、給電を停止しても差し支えのない電化製品への給電を選択的に遮断するように構成された給電遮断システムが提案されている(例えば特許文献1等参照)。
特許第2732211号公報
しかしながら、上記提案のシステムでは、使用者が警告に気づかず、電化製品の使用を中止しなかった場合には、例えば、住宅全体での電流の使用量が契約電流に達していないとしても、使用中の電化製品への給電が遮断されてしまうという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、外部から供給された電力を有効に利用し、使用中の電化製品に対する安定した電力供給を可能とする電力供給システムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、外部から供給された電力を、規定以上の電流の流通を遮断するブレーカを介して複数の給電経路に分配し、各給電経路により電子機器に電力を供給する電力供給システムであって、
前記複数の給電経路のうち、少なくとも1つの経路を流れる電流量を検出する第1電流検出手段と、
前記給電経路毎に複数設けられ、前記電子機器を接続するための電源端子と、
前記第1電流検出手段により電流量が検出される給電経路に設けられた電源端子のうちの少なくとも1つの接続先を、既に接続された元の給電経路とは異なる他の給電経路に切り換えるための接続切換手段と、
前記第1電流検出手段により検出された電流量が予め設定された限界値を超えると、該限界値を超えた電流量が検出された給電経路に設けられた電源端子のうちの少なくとも1つの接続先を、前記接続切換手段により元の給電経路から他の給電経路に切り換える切換
制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
このように、本発明の電力供給システムにおいては、電子機器を接続するための電源端子が給電経路毎に複数設けられており、第1電流検出手段が、複数の給電経路のうち、少なくとも1つの経路を流れる電流量を検出する。
そして、第1電流検出手段により電流量が検出される給電経路に設けられた電源端子のうちの少なくとも1つの接続先は、接続切換手段により、既に接続された元の給電経路とは異なる他の給電経路に切り換え可能に構成されており、第1電流検出手段により検出された電流量が予め設定された限界値(ブレーカにより電流の流通が遮断される遮断電流量と等しいか、または、遮断電流量以下の値)を超えると、切換制御手段が、限界値を超えた電流量が検出された給電経路に設けられた電源端子のうちの少なくとも1つの接続先を、接続切換手段により元の給電経路から他の給電経路に切り換える。
よって、本発明の電力供給システムによれば、給電経路の電流量が予め設定された限界値を超えたときに、給電経路に設けられた電源端子のうちの少なくとも1つの電源端子の接続先が元の給電経路から他の給電経路に切り換えられるので、元の給電経路を流通する電流量が遮断電流量を超えて、電力が遮断されることを防止できる。このため、この給電経路に設けられた夫々の電子機器は、元の給電経路または他の給電経路を介して電力供給を受けることができるので、外部から供給された電力を有効に利用し、使用中の電子機器に対する安定した電力供給が可能となる。
次に、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電力供給システムにおいて、切換制御手段は、第1電流検出手段により検出された電流量が予め設定された限界値を超えた場合に、判定手段により、電源端子の接続先を他の給電経路に切り換えた場合の切換先の給電経路の電流量が予め設定された所定値(ブレーカにより電流の流通が遮断される遮断電流量と等しいか、または、遮断電流量以下の値)を超えるか否かを判定し、判定手段により切換先の給電経路の電流量が所定値を超えないと判定すると、接続切換手段により、電源端子の接続先を切り換えることを特徴とする。
従って、請求項2に記載の電力供給システムによれば、電源端子が接続された給電経路とは異なる他の給電経路を流れる電流量が所定値を超えない場合にのみ、電源端子の接続先が切り換えられるので、他の給電経路の電流量が遮断電流量を超えてブレーカにより電力が遮断されてしまい、他の給電経路に接続された全ての電源端子が使用できなくなることを防止できる。
次に、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電力供給システムにおいて、第1電流検出手段が、電源端子の切換先の給電経路の電流量も検出するように構成されており、判定手段が、第1電流検出手段により検出された切換先の給電経路の電流量が、予め設定された判定値より小さいか否かを判断することにより、電源端子の接続先を他の給電経路に切り換えた場合の切換先の給電経路の電流量が、所定値を超えるか否かを判定することを特徴とする。
ここで、判定手段は、例えば、切換先の給電経路に接続された電源端子に電子機器が接続されているか否か等により切換先の給電経路の電流量が、所定値を超えるか否かを判定する判定することも可能であるが、請求項3に記載の発明によれば、電源端子の接続先が切り換えられても、切換先の給電経路の電流量がブレーカの遮断電流量を超えないと予想される値を判定値として設定しておくことにより、第1電流検出手段を用いて、切換先の給電経路の電流量が所定値を超えるか否かを判定できる。
次に、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の電力供給システムにおいて、第1電流検出手段が、電源端子の切換先の給電経路の電流量を検出すると共に、第2電流検出手段が、接続切換手段により接続先を切換可能にされた電源端子を流れる電流量を検出するように構成されており、判定手段が、第1電流検出手段により検出された切換先の給電経路の電流量及び第2電流検出手段により検出された電流量に基づいて、電源端子の接続先を他の給電経路に切り換えた場合の切換先の給電経路の電流量が、所定値を超えるか否かを判定することを特徴とする。
従って、請求項4に記載の電力供給システムによれば、第1電流検出手段及び第2電流検出手段により検出された電流量に基づいて、電源端子を実際に切り換えた場合の切換先の給電経路の電流量が所定値を超えるか否かを判定するので、より正確に判定することができる。
次に、請求項5に記載の発明は、請求項2〜請求項4の何れかに記載の電力供給システムにおいて、接続切換手段により接続先を切換可能にされた電源端子への通電が、遮断手段により遮断可能に構成されており、切換制御手段は、判定手段により切換先の給電経路の電流量が所定値を超えると判定した場合に、限界値を超えた電流量が検出された元の給電経路に設けられた電源端子のうちの少なくとも1つへの通電を遮断手段により遮断することを特徴とする。
従って、請求項5に記載の電力供給システムによれば、給電経路の電流量が予め設定された限界値を超え、しかも、電源端子の接続先を他の給電経路に切り換えられないときに、この電源端子への通電が遮断されるので、この給電経路に接続された全ての電源端子が使用できなくなることを防止でき、通電が遮断される電源端子を最小限にすることができる。
次に、請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5の何れかに記載の電力供給システムにおいて、切換制御手段により、電源端子の接続先が他の給電経路に切り換えられた状態において、復帰手段が、電源端子の接続先を元の給電経路に切り換えた場合の元の給電経路の電流量が限界値を超えるか否かを判断し、限界値を超えない場合に、接続切換手段により電源端子の接続先を元の給電経路に切り換えることを特徴とする。
従って、請求項6に記載の電力供給システムによれば、接続切換手段により電源端子の接続先を元の給電経路に切り換えた場合に、元の給電経路を流れる電流量が限界値を超えないときに接続先が切り換えられるので、ブレーカにより遮断されるおそれが無い場合に、電源端子の接続先を自動的に元の給電経路に復帰させることができる。
次に、請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6の何れかに記載の電力供給システムにおいて、接続切換手段が電源端子と共に設けられていると共に、切換制御手段が給電経路上に設けられ、切換制御手段が、電力線を介して通信することにより接続切換手段により電源端子の接続先を切り換えることを特徴とする。
従って、請求項7に記載の電力供給システムによれば、例えば、分電盤や、電源端子に接続されたパソコン等、給電経路上に設けられた各種電子機器によりシステムを構築することができ、分電盤やパソコン等において、給電経路と電源端子との接続状態を管理することができる。
次に、請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7に記載の電力供給システムにおいて、接続切換手段は、複数の電源端子の接続先を切換可能に構成されており、切換制御手
段は、第1電流検出手段により検出された電流量が限界値を超えた場合に、選択手段により、接続切換手段にて接続先を切り換える電源端子を、予め設定された切換情報に基づいて選択し、選択した電源端子の接続先を切り換える。また、入力手段が、外部からの入力により切換情報を入力する。
従って、請求項8に記載の電力供給システムによれば、切換情報として、各電源端子毎に切り換えを許可するか否かを設定しておけば、例えば、冷蔵庫やパソコン等の電力が遮断されると不都合が生じる電子機器が接続された特定の電源端子の接続先の切り換えを禁止し、充電器、ヘアドライヤ等の一時的に電力が遮断されても差し支えの無い電子機器が接続された特定の電源端子の接続先の切り換えを許可することが可能である。また、切換情報として、例えば、電源端子を流れる電流量の値を規定しておけば、この値以上の電流が流れている電源端子の接続先を切り換えることを禁止することもできる。
さらに、切換情報を入力するための入力手段が設けられているので、電源端子に接続する電子機器を取り換えた場合に、接続した電子機器に応じて適宜切換情報を書き換えることができ、接続先の切り換えを禁止する電子機器を変更することが可能である。
第1実施形態の電力供給システム全体の概略構成を表す構成図である。 コンセント30の内部構成を示すブロック図である。 電力線の使用状況の表示例を示す説明図である。 分電盤10にて実行される電力監視処理を示すフローチャートである。 コンセント30にて実行されるスイッチ切換処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の電力供給システム全体の概略構成を表す構成図である。 電源制御装置60の内部構成を示すブロック図である。 コンセント90の内部構成を示すブロック図である。 電力線の使用状況の表示例を示す説明図である。 電源制御装置60にて実行される電力監視処理を示すフローチャートである。 コンセント90にて実行される電流検出処理を示すフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明が適用された第1実施形態の電力供給システム全体構成を示す概略構成図である。
本実施形態の電力供給システムは、引き込み線5を介して入力される電力会社からの供給電力を建造物内の各所に配置された電子機器50に対して電力線を介して供給するためものであり、玄関等に設置された分電盤10と、この分電盤10と電力線にて接続されると共に建造物内の各所に配置され、電力線を介して分電盤10との間で通信可能な複数のコンセント30と、から構成されている。
ここで、分電盤10に接続された電力線、各電力線に接続されるコンセント30は、建造物内に多数設けられるが、以下、多数の電力線のうちの2本電力線L1,L2と、この電力線L1,L2が接続された、6つのコンセント30(コンセントA〜F)により、本電力供給システムを説明する。
分電盤10は、電力会社との契約電流のみを流通させるための契約ブレーカ12と、電化製品や屋内配線の漏電を検知して自動的に電流を遮断する主幹ブレーカ14と、建造物内の各所まで敷設され、端部にコンセント30が接続された複数の電力線に電流を分岐する分岐ブレーカ16と、を備えている。ここで、分岐ブレーカ16は、契約ブレーカ12及び主幹ブレーカ14を介して外部から入力された電流を複数に分岐して各電力線に分配し、各電力線を規定以上の電流(本実施形態では20アンペア)が流れた場合に、その電力線への電流の流通を遮断するように構成されている。
また、分電盤10には、各電力線を流れる電流量を検出するための電流検出部18と、CPU、RAM、ROM等を備えるマイクロコンピュータからなる制御部20と、書き換え可能な不揮発性メモリ(例えば、EEPROM)からなる記憶部22と、各種指令や設定値を入力するための操作ボタンからなる操作部24と、液晶ディスプレイ(LCD)等からなる表示部26と、電力線モデム28と、が設けられている。
電流検出部18は、分岐ブレーカ16とコンセント30を繋ぐ電力線を流れる電流量を、各電力線毎に検出し、検出信号を制御部20に入力する。
記憶部22には、コンセント30と、そのコンセント30に接続されている電力線との対応関係を表す電力線情報、電子機器50に電力を供給する電力線の切り換えを許可するか否かを示す切換情報、分電盤10に接続された電力線のうち、実際に電子機器50に電力を供給している使用中の電力線情報等がコンセント30毎に記憶されており、また、制御部20が後述する各種処理を実行する際に必要な各種情報が記憶されている。
制御部20は、電力線モデム28に制御信号を入力することにより、電力線モデム28を介して制御信号をコンセント30に送信し、コンセント30を制御する。
例えば、電流検出部18にて検出された電流量を表す検出信号を読み取り、読み取った検出信号に基づいて、電子機器50に電力を供給する電力線を切り換えたり、電子機器50への電力供給を遮断するための制御信号を電力線モデム28に入力する。
また、例えば、電子機器50への電力供給を遮断しているコンセント30に対して電力供給を復帰させる指令が、操作部24を介して外部から入力されると、入力された指令に基づいて、電力供給を復帰させる指令と、電力供給を復帰させるコンセント30の識別情報と、を含む制御信号を電力線モデム28に入力する。
一方、操作部24を介して切換情報や判定値等の書き換え指令が外部から入力されると、入力された指令に基づいて、記憶部22に記憶された値を書き換え(本発明の入力手段に相当する)、また、操作部24を介して表示部26への電力線使用状況の表示指令が外部から入力されると、記憶部22やRAM等に記憶された情報に基づいて、例えば、図3に示すような、電力線使用状況を表示部26に表示させる。ここで、図3は、液晶ディスプレイからなる表示部26に表示される電力線使用状況の一例であり、電流量は、電流検出部18にて検出された電流量を示している。
電力線モデム28は、分岐ブレーカ16とコンセント30との間に設けられており、分岐ブレーカ16から電力線を介して入力された電力と、制御部20から出力された制御信号を重ね合わせてコンセント30側の電力線に出力させる。
図2は、第1実施形態のコンセント30の内部構成を示すブロック図である。
コンセント30は、図2に示すように、分電盤10に接続された2本の電力線L1,L2を接続するための2つの入力端子32と、電子機器50の接続先の電力線を切り換えるための電力線切換部34と、入力端子32と電力線切換部34との間に設けられた電力線モデム36と、CPU、RAM、ROM等を備えるマイクロコンピュータからなる制御部38と、警告音を発生するための報知部40と、電子機器50と接続される出力端子42と、を備えている。
電力線モデム36は、分電盤10から出力され、入力端子32を介して入力された入力信号を、電力(AC100V)と、電力線切換部34の切り換えを指令する制御信号と、に分離する。
電力線切換部34は、電力線L1が接続された入力端子32aと出力端子42との間の接続状態を切り換えるための第1スイッチS1と、電力線L2が接続された入力端子32bと出力端子42との間の接続状態を切り換えるための第2スイッチS2と、から構成されており、制御部38からの指令を受けて、各スイッチがオン/オフされる。そして、少なくとも一方のスイッチがオフとなるように制御され、一方のスイッチがオンの場合には、電力線L1または電力線L2からの何れかの電流が流通されて出力端子42に電力が供給され、また、両方のスイッチがオフの場合には、電力が遮断される。
制御部38は、電力線モデム36にて分離された制御信号を読み取り、制御信号に基づ
いて電力線切換部34を切り換えたり、報知部40を介して警告音を発生させる処理を実行する。
なお、コンセント30は、電力線モデム36にて分離された電力の一部を使用して動作するように構成されている。
また、電子機器50は、図1に示すように、パソコン50a、ヘアドライヤ50b、照明50c、エアコン50d等の種々の電化製品である。ここで、本実施形態においては、図3に示すように、パソコン50a、照明50c、エアコン50dに電力を供給する電力線の切り換えを禁止する、つまり、パソコン50a、照明50c、エアコン50dの接続されたコンセントA、コンセントC、コンセントDの電力線切換部34の切り換えを禁止するように切換情報が設定されている。
以下に、分電盤10の制御部20が実行する電力監視処理の手順を、図4を用いて説明する。図4は、電力監視処理を表すフローチャートである。
この電力監視処理は、電流検出部18から検出信号が入力されることにより開始され、まず、S210にて、検出信号を読み取り、検出された電流量が予め記憶部22に記憶された限界値(例えば、18アンペア)より大きいか否かを判断し、検出された電流量が限界値以下であると判断した場合(S210:NO)には、S300に移行する。
一方、検出された電流量が限界値より大きいと判断した場合には(S210:YES)、S220に移行して、コンセント30の出力端子42の接続先が、限界値を超える電流量が検出された電力線であるコンセント30を抽出し、S230では、抽出したコンセント30の中から、切換情報に基づいて、電力線切換部34の切り換えによる出力端子42の接続先の切り換えが許可されたコンセント30があるか否かを判断し、切り換えが許可されたコンセント30がある場合には(S230:YES)、S235に移行して、切り換えが許可されたコンセント30のうちの1つを、電力線切換部34の切り換えを行うコンセント30として、予め設定された規則(例えば、アルファベット順)に基づいて選択し、続くS240では、記憶部22に記憶された電力線情報に基づいて、このコンセント30に接続された、他の1本の電力線を特定する。
そして、続くS250にて、特定した他の電力線にて検出された電流量が、予め記憶部22に記憶された判定値(例えば、10アンペア)より小さいか否かを判断し、電流量が判定値よりも小さい場合には(S250:YES)、S260に移行して、選択したコンセント30の出力端子42の接続先の電力線を他の電力線に切り換えるために、電力線切換部34のスイッチを切り換えるための切換指令と、選択したコンセント30の識別情報と、からなる制御信号を電力線モデム28に出力する。
次に、S270では、記憶部22に記憶された使用中の電力線情報のうち、電力線切換部34を切り換えたコンセント30の情報を更新してS300に移行し、S300では、更新した電力線情報、及び、電流検出部18にて検出された電流量に基づいて、表示部26に表示された電力線使用状況を更新し、当該処理を終了する。
一方、S230にて、切り換えが許可されたコンセント30がないと判断した場合には(S230:NO)、S275に移行して、S220で抽出したコンセント30のうちの1つを、電力線切換部34の切り換えを行うコンセント30として、予め設定された規則(例えば、アルファベット順)に基づいて選択し、続くS280では、選択したコンセント30の出力端子42への電力の供給を遮断するために、電力線切換部34の両方のスイッチをオフに切り換えるための遮断指令と、選択したコンセント30の識別情報と、からなる制御信号を電力線モデム28に出力する。そして、S290にて、記憶部22に記憶された使用中の電力線情報のうち、電力の供給を遮断したコンセント30の使用電力線の
情報を遮断中に更新し、S300に移行する。
また、S250にて、電流量が判定値以上であると判断した場合には(S250:NO)、S280に移行する。
以下、電力線の使用状況が、図3(a)に示すような場合であるときに、電力線L1に限界値を超える値(例えば、19アンペア)が流れた場合において、制御部20にて実行される処理について説明する。処理が開始されると、まず、S210にて、電力線L1の電流量が、限界値を超えると判断され、S220では、使用電力線が電力線L1であるコンセントA,B,Cが抽出される。そして、続くS230では、コンセントA,B,Cの中から、電力線切換部34の切り換えが許可されたコンセントがあるか否かが判断され、S235では、コンセントBが選択される。
次に、S240にて、コンセントBに接続された他の電力線として電力線L2が読み取られ、例えば、電力線L2の電流量が5アンペアであれば、S250では電力線L2の電流量は判定値より小さいと判断される。そして、S260では、選択したコンセントBの電力線切換部34の第1スイッチS1をオフに切り換えると共に第2スイッチS2をオンに切り換える切換指令と、コンセントBの識別情報と、からなる制御信号が出力される。
次に、S270では、記憶部22に記憶されたコンセントBの使用中の電力線情報が電力線L1から電力線L2に更新され、S300にて、図3(b)に示すように、電力線情報がL1からL2に更新され、電流量が電流検出部18にて検出された電流量により更新される。なお、図3(a)は、S300による更新前の電力線使用状況であり、図3(b)は、更新後の電力線使用状況である。ここで、図3(b)に示す電流量は、処理の最初に読み取った電流量であるため、電力線切換部34の切り換え前の電流量が表示されている。
次に、コンセント30の制御部38が実行するスイッチ切換処理の手順を、図5を用いて説明する。図5は、スイッチ切換処理を表すフローチャートである。
スイッチ切換処理は、電力線モデム36にて分離された制御信号が入力されることにより開始され、まずS310にて、制御信号に含まれる識別情報を読み取り、続くS320では、読み取った識別情報が、予めROM等に設定された識別情報と一致するか否かを判断し、識別情報が一致しない場合には(S320:NO)、他のコンセント30への指令であると判断して、当該処理を終了する。
一方、識別情報が一致したと判断した場合には(S320:YES)、S330に移行して、制御信号に含まれる指令が遮断指令か否かを判断し、指令が遮断指令である場合には(S330:YES)、S340に移行して、電力線切換部34の第1スイッチS1及び第2スイッチS2の両方をオフに切り換えて出力端子42への電力の供給を遮断し、続くS350では、報知部40を介して警告音を発生させて、当該処理を終了する。
一方、S330にて、指令が遮断指令ではないと判断した場合には(S330:NO)、S360に移行して、指令が切換指令であるか否かを判断し、指令が切換指令である場合には(S360:YES)、S370に移行して、電力線切換部34の第1スイッチS1及び第2スイッチS2のうち、オン状態にあるスイッチをオフに切り換えると共に、オフ状態にあるスイッチをオンに切り換えて、当該処理を終了する。
また、S360にて、指令が切換指令ではないと判断した場合には(S360:NO)、指令は遮断復帰指令であるとして、S380に移行して、制御信号から復帰させる電力線の情報を読み取り、続くS390では、S380にて読み取った情報に基づいて、電力線切換部34の第1スイッチS1、または、第2スイッチS2の何れかをオンに切り換え
て、当該処理を終了する。
以上、説明したように本実施形態の電力供給システムにおいては、電子機器50を接続するためのコンセント30(つまり、コンセントA〜F)が、電力線L1,L2に設けられており、電流検出部18が、各電力線L1,L2を流れる電流量を検出する。また、電力線L1,L2に接続される各コンセントA〜Fにおいて、コンセントA〜Fの出力端子42の接続先は、電力線切換部34により、電力線L1が接続された入力端子32aと、電力線L2が接続された入力端子32bと、の間で切換可能に構成されている。
そして、電流検出部18にて検出された電流量が予め設定された限界値を超えると、制御部20は、限界値を超えた電流量が検出された電力線に接続されたコンセント30のうち、記憶部22に記憶された切換情報に基づいて電力線切換部34により接続先の電力線の切り換えを許可されたコンセント30を選択し、選択したコンセント30にスイッチの切換指令を送信する。一方、制御部38は受信した切換指令に基づいて、電力線切換部34の第1スイッチS1及び第2スイッチS2の夫々をオンまたはオフすることにより、出力端子42の接続先を、入力端子32aと入力端子32bとの間で切り換える。
よって、本実施形態の電力供給システムによれば、例えば、電力線L1の電流量が予め設定された限界値を超えたときに、電力線切換部34の切り換えを許可されたコンセント30の出力端子42の接続先が、電力線L1が接続された入力端子32aから、電力線L2が接続された入力端子32bに切り換えられる。このため、電力線L1を流通する電流量が分岐ブレーカ16による遮断電流量を超えて、電力が遮断されることを防止できると共に、コンセント30に接続された各電子機器50は電力線L1または電力線L2から電力供給を受けることができるので、外部から供給された電力を有効に利用し、使用中の電子機器50に対する安定した電力供給が可能となる。
そして、切換情報に基づいて選択されたコンセント30の接続先の電力線が切り換えられるので、例えば、一時的に電力が遮断されても差し支えの無いヘアドライヤ50b等の電子機器50が接続されたコンセントBの出力端子42の接続先の切り換えを許可し、電力が遮断されると不都合が生じるパソコン50a等の電子機器50が接続されたコンセントAの出力端子42の接続先の切り換えを禁止するように切換情報を設定しておくことで、電力が遮断されると不都合が生じる電子機器50の電力供給が遮断されることを防止できる。また、この切換情報は、操作部24を介して書き換え可能に構成されているので、使用者は、コンセントに接続した電子機器50の種類に応じて、容易に切換情報を書き換えることができる。
また、本実施形態の電力供給システムにおいては、電力線L1または電力線L2の何れかで電流量が限界値を超えた場合に、他方の電力線を流れる電流量が判定値より小さいか否かを判断し、判定値よりも小さい場合に、コンセント30の出力端子42の接続先が切り換えられるので、他方の電力線の電流量が遮断電流量を超えて分岐ブレーカ16により電力が遮断されてしまい、他方の電力線に接続された全てのコンセント30が使用できなくなることを防止できる。
さらに、電力線L1または電力線L2の何れかで電流量が限界値を超え、しかも、接続先の電力線の切り換えを許可されたコンセント30を他方の電力線に接続できないときに、このコンセント30への通電が遮断されるので、この電力線に接続された全てのコンセント30が使用できなくなることを防止でき、通電が遮断されるコンセントを最小限にすることができる。
また、本実施形態の電力供給システムにおいては、電力線切換部34がコンセント30
に設けられていると共に、電力線切換部34のスイッチの切換指令を出力する制御部20が、分電盤10に設けられており、電力線を介して切換指令を出力することにより、電力線切換部34のスイッチを切り換えているので、分電盤10にて、全てのコンセント30と、電力線との接続状態を管理することができる。
なお、本実施形態において、分岐ブレーカ16が、本発明のブレーカに相当し、電力線L1,L2が本発明の給電経路に相当し、電流検出部18が本発明の第1電流検出手段に相当し、コンセント30の出力端子42が本発明の電源端子に相当し、電力線切換部34が本発明の接続切換手段及び遮断手段に相当し、S210〜S260、S280の処理が切換制御手段に相当し、S250の処理が本発明の判定手段に相当し、S220〜S240の処理が本発明の選択手段に相当する。
[第2実施形態]
次に、他の実施形態の電力供給システムについて説明する。第1実施形態の電力供給システムにおいては、分電盤10にて各電力線を流れる電流を検出するようにしたが、第2実施形態の電力供給システムにおいては、コンセントの接続先の電力線をより効率よく切り換えるために、各コンセントに電流検出部を設け、各コンセントを流れる電流量を検出するように構成している。また、第1実施形態においては、各コンセントに接続された2本の電力線を区別なく使用するようにしたが、第2実施形態においては、各コンセントに接続された2本の電力線のうちの1本を通常使用する主電力線とし、他方を、主電力線の電流量が超過しそうな場合にのみ使用する副電力線としており、主電力線による電力の供給を優先するように構成している。以下、第1実施形態と同様の箇所は同様の符号を付して説明を省略し、異なる箇所についてのみ説明する。
第2実施形態の電力送信システムは、引き込み線5を介して入力される電力会社からの供給電力を建造物内の各所に配置された電子機器50に対して電力線を介して供給するためものであり、契約ブレーカ12、主幹ブレーカ14、分岐ブレーカ16からなる一般的な分電盤55と、この分電盤55と電力線にて接続されると共に建造物内の各所に配置された複数のコンセント90と、分電盤55とコンセント90との間に設けられ、電力線を介してコンセント90との間で通信を行う電源制御装置60と、から構成されている。
ここで、分電盤55と電源制御装置60とを繋ぐ電力線、コンセント90、電源制御装置60と各コンセント90を繋ぐ電力線は、建造物内に多数設けられるが、以下、分電盤55と電源制御装置60とを繋ぐ電力線のうちの2本の電力線X1,X2、電源制御装置60と各コンセント90を繋ぐ電力線のうち、電力線X1,X2からの電力をコンセント90に供給する6本の電力線Y1〜Y6、この電力線Y1〜Y6に接続される6つのコンセント90(コンセントA〜F)により、本電力供給システムを説明する。
図7は、第2実施形態の電源制御装置60の内部構成を示すブロック図である。
電源制御装置60は、図7に示すように、分電盤55に接続された複数の電力線を接続するための複数の入力端子62と、コンセント90の接続先の電力線を切り換えるための電力線切換部64と、コンセント90と接続される出力端子80と、電力線切換部64と出力端子80との間に設けられた電力線モデム70と、CPU、RAM、ROM等を備えるマイクロコンピュータからなる制御部72と、書き換え可能な不揮発性メモリ(例えば、EEPROM)からなる記憶部74と、各種指令や設定値を入力するための操作ボタンからなる操作部76と、液晶ディスプレイ(LCD)等からなる表示部78と、を備えている。
電力線切換部64は、分電盤55に接続される2本の電力線X1,X2と、コンセント90に接続される6本の電力線Y1〜Y6との接続を切り換える第1切換スイッチ66及び第2切換スイッチ68と、から構成されており、制御部72からの指令を受けて、各ス
イッチにより、コンセント90側の6本の電力線Y1〜Y6の接続先が、夫々分電盤55側の電力線X1、または、電力線X2に切り換えられる。
ここで、第1切換スイッチ66は初期状態として電力線X1側に接続されるように構成されており、第2切換スイッチ68は初期状態として電力線X2側に接続されるように構成されている。このため、初期状態において、出力端子80に接続された電力線Y1〜Y3の接続先は電力線X1、電力線Y4〜Y6の接続先は電力線X2となり、これらの電力線Y1〜Y6に接続されたコンセント90は、通常時の電力供給ライン(以下、主電力線ともいう)を電力線X1または電力線X2とする2つのグループに分類されている。なお、本実施形態の電力線切換部64では、分電盤55側の2本の電力線と、コンセント90側の6本の電力線の接続を切り換えるようにしたが、本数の組合せは、2本と6本に限るものではない。
電力線モデム70は、電力線切換部64から電力線を介して入力された電力と、制御部72から出力された制御信号とを重ね合わせ、制御部72の指令に基づいて、コンセント90側の電力線Y1〜Y6の何れかの電力線に、出力端子80を介して出力させる。また、コンセント90から出力され、出力端子80を介して入力された入力信号を、電力(AC100V)と、各電力線Y1〜Y6を流れる電流量を示す検出信号と、に分離する。
記憶部74には、コンセント90が初期状態において接続される主電力線、電力線切換部64により切り換えられた際に接続される副電力線の情報、分電盤55に接続された電力線X1,X2のうち、そのコンセント90に電力を供給している電力線を示す使用中の電力線の情報、電力線切換部64による接続先の電力線の切り換えを許可するか否かを示す切換情報、また、制御部72が後述する各種処理を実行する際に必要な各種情報が記憶されている。
制御部72は、電力線モデム70にて分離された電流量を表す検出信号が入力されると、読み取った電流量を、各コンセント90毎に一端記憶部74に保存し、検出信号が入力される度に電流量を更新する。また、記憶部74に保存した電流量に基づいて、分岐ブレーカ16に接続された電力線X1,X2を流れる電流量を算出し、算出結果に基づいて電力線切換部64を構成する各スイッチを切り換える。また、電力線モデム70を介してコンセント90に制御信号を送信し、コンセント90を制御することにより電子機器50への電力供給を遮断する。
また、電子機器50への電力供給が遮断されているコンセント90への電力供給を復帰させる指令が、操作部76を介して外部から入力されると、入力された指令に基づいて、指定されたコンセントの識別情報と、後述する遮断スイッチ94を切り換えるための指令と、からなる制御信号を電力線モデム70に出力する。
一方、操作部76を介して切換情報や判定値等の書き換え指令が外部から入力されると、入力された指令に基づいて、記憶部74に記憶された値を書き換え、また、操作部76を介して表示部78への電力線使用状況の表示指令が外部から入力されると、記憶部74やRAM等に記憶された情報に基づいて、例えば、図9に示すような、電力線使用状況を表示部78に表示させる。ここで、図9は、液晶ディスプレイからなる表示部78に表示される電力線使用状況の一例であり、電流量は、コンセント90にて検出されたコンセント90に接続された電力線Y1〜Y6の電流量を示している。また、切換フラグは、制御部72にて実行される後述する電力監視処理において、各コンセント90が接続された第1切換スイッチ66または第2切換スイッチ68が切り換えられた際にセットされ、初期状態でリセットされるフラグであり、セット時にはONが表示され、リセット時にはOFFが表示される。
図8は、第2実施形態のコンセント90の内部構成を示すブロック図である。
コンセント90は、図8に示すように、電源制御装置60に接続された電力線Y1〜Y6を接続するため入力端子92と、電子機器50への電源供給を遮断するための遮断スイッチ94と、入力端子92と遮断スイッチ94との間に設けられた電力線モデム96と、入力端子92と電力線モデム96との間を流れる電流を検出する電流検出部98と、CPU、RAM、ROM等を備えるマイクロコンピュータからなる制御部100と、電子機器50と接続される出力端子102と、を備えている。以下、コンセント90の入力端子92に電力線Y1が接続されたものとして、各部について説明する。
電力線モデム96は、分電盤55から出力され、入力端子92を介して入力された入力信号を、電力(AC100V)と、遮断スイッチ94の切り換えを指令する制御信号と、に分離する。また、制御部100により入力された電流量を示す検出信号と、入力端子32を介して入力された電力とを重ね合わせて、電源制御装置60側の電力線Y1に出力させる。
遮断スイッチ94は、電力線Y1が接続された入力端子92と出力端子102との間の接続状態を切り換えるためのスイッチであり、制御部100からの指令を受けて、入力端子92と出力端子102を接続するオン状態と、入力端子92と出力端子102との接続を遮断するオフ状態との間で切り換えられる。
電流検出部98は、電力線Y1を流れる電流量を検出し、検出信号を制御部100に入力する。
制御部100は、電流検出部98にて検出された電流量と、コンセント90の識別情報と、からコンセント90の電流量を表す検出信号を電力線モデム96に入力し、この検出信号を、電力線モデム96を介して電源制御装置60に送信する。また、電力線モデム96にて分離された制御信号を読み取り、制御信号に基づいて遮断スイッチ94を切り換える。なお、コンセント90は、電力線モデム96にて分離された電力の一部を使用して動作するように構成されている。
以下に、電源制御装置60が実行する電力監視処理の手順を、図10を用いて説明する。図10は、電力監視処理を表すフローチャートである。
この電力監視処理は、電力線モデム70にて分離された検出信号が入力されることにより開始され、まず、S410にて、入力された検出信号を読み取り、検出信号に含まれるコンセント90の識別情報及びそのコンセント90にて検出された電流量と、に基づいて、電流量をコンセント90毎に記憶部74に保存する。そして、全てのコンセント90の電流量を保存すると、S415に移行して、S410にて保存した電流量と、記憶部74に記憶された各コンセント90の使用中の電力線情報と、に基づいて、分電盤55側の電力線X1,X2の電流量を算出する。そして、続くS420では、算出した電流量が予め設定された限界値(本実施形態では18アンペア)より大きいか否かを判断し、電流量が限界値より大きい場合には(S420:YES)、S430に移行して、電流量が限界値を超えた電力線が、この電力線を副電力線とするコンセント90に電力を供給しているか否かを判断する。つまり、電力線の使用状況が例えば図9(a)に示すような場合に、電力線X1の電流量が限界値を超えた場合には、電力線X1を副電力線とするコンセントD,E,Fの中に、電力線X1から電力を供給されているものがあるか否かを、記憶部74に記憶された使用中の電力線情報に基づいて判断する。
そして、S430にて、限界値を超えた電力線を副電力線とするグループのコンセント90の中に、この副電力線から電力を供給されているコンセントがないと判断すると(S430:NO)、S440に移行して、限界値を超えた電力線を主電力線とするグループ
の中に、電力線切換部64による接続先の電力線の切り換えが許可されているコンセント90があるか否かを、切換情報に基づいて判断する。ここで、切り換えが許可されたコンセント90がある場合には(S440:YES)、S445に移行して、切り換えが許可されたコンセント90のうちの1つを、電力線切換部64のスイッチ(第1切換スイッチ66または第2切換スイッチ68)の切り換えを行うコンセント90として、予め設定された規則(例えば、電流量の大きい順)に基づいて選択し、S450に移行する。
そして、S450では、選択したコンセント90の電流量と、このコンセント90の副電力線の電流量と、を積算し、積算した電流量が予め設定された判定値(本実施形態では18アンペア)より大きいか否かを判断し、積算電流量が判定値以下である場合には(S450:NO)、選択したコンセント90の接続先を副電力線に切り換え可能であると判断してS460に移行し、S460では、このコンセント90に対するスイッチの切換指令を、電力線切換部64に出力することにより、このコンセント90の接続先を副電力線に切り換えて、S470に移行する。
次に、S470では、記憶部74に記憶された使用中の電力線情報を更新すると共に、切換フラグをセットし、続くS480にて、更新した電力線情報、切換フラグのセット状態、及び、S410にて読み取った電流量に基づいて、表示部78に表示された電力線使用状況を更新し、S560に移行する。
一方、S420にて、算出した電流量が限界値以下であると判断した場合には(S420:NO)、S490に移行して、記憶部74に保存された電流量に基づいて、表示部78に表示された電力線使用状況を更新し、S560に移行する。
また、S430にて、限界値を超えた電力線を副電力線とするコンセント90の中に、副電力線から電力を供給されているコンセント90があると判断した場合には(S430:YES)、S500に移行して、副電力線から電力供給を受けているコンセント90に対するスイッチの切換指令を、電力線切換部64に出力することにより、このコンセント90の接続先を主電力線に切り換えて、S510に移行する。そして、S510では、記憶部74に記憶された使用中の電力線情報を更新すると共に、切換フラグをリセットし、続くS520にて、更新した電力線情報、切換フラグのセット状態、及び、電流量に基づいて、表示部78に表示された電力線使用状況を更新し、S560に移行する。
一方、S440にて、限界値を超えた電力線を主電力線とするグループの中に切り換えを許可されたコンセント90がないと判断した場合には(S440:NO)、S525に移行して、限界値を超えた電力線を主電力線とするグループのコンセント90のうちの1つを、電力線切換部64の切り換えを行うコンセント90として、予め設定された規則(例えば、電流量の大きい順)に基づいて選択し、続くS530では、選択したコンセント90の遮断スイッチ94をオフ状態に切り換える遮断指令からなる制御信号を電力線モデム28に出力する。次に、S540では、記憶部74に記憶された使用中の電力線情報を遮断中に更新し、続くS550にて、更新した電力線情報、及び、電流量に基づいて、表示部78に表示された電力線使用状況を更新し、S560に移行する。
また、S450にて、積算した電流量が判定値より大きいと判断した場合には(S450:YES)、選択したコンセント90の接続先を副電力線に切り換え不可能であると判断して、S530に移行する。
そして、S560では、S410にて算出した全ての電流量に対して、電流量が限界値より小さいか否かの判断が終了したか否かを判断し、全て電力線の電流量に対して終了していない場合には(S560:NO)、S420に移行して、S420からの処理を全て
の電力線に対して実行する。一方、全ての電力線の電流量に対して終了したと判断した場合には(S560:YES)、S570に移行して、切換フラグがセットされているコンセント90があるか否かを判断する。ここで、切換フラグがセットされているコンセント90がある場合には(S570:YES)、S580に移行して、切換フラグがセットされたコンセントの主電力線と同じ主電力線とするグループの電流量を積算し、続くS590にて算出した電流量が予め設定された限界値よりも小さいか否かを判断する。
そして、S590にて、算出した電流量が限界値よりも小さいと判断した場合には(S590:YES)、S600に移行して、切換フラグがセットされているコンセント90に対するスイッチの切換指令を、電力線切換部64に出力することにより、このコンセント90の接続先を主電力線に切り換える。また、続くS610では、記憶部74に記憶された使用中の電力線情報を更新すると共に、切換フラグをリセットし、続くS620にて、更新した電力線情報、切換フラグのセット状態、及び、電流量に基づいて、表示部78に表示された電力線使用状況を更新し、当該処理を終了する。
一方、S570にて、切換フラグがセットされているコンセント90がないと判断した場合(S570:NO)、S590にて、算出した電流量が限界値以上であると判断した場合には(S590:NO)、当該処理を終了する。
以下、電力線の使用状況が、図9(a)に示すような場合であるときに、コンセントCにて5アンペアの電流量が検出された場合において、制御部72にて実行される処理について説明する。処理が開始されると、まず、S410にて、電力線Y1〜Y6を流れる電流量が記憶部74に夫々保存され、S415にて、電力線X1及び電力線X2を流れる電流量が算出される。そして、S420にて、電力線X1の電流量が限界値を超えたと判断され、S430にて、電力線X1が、電力線X1を副電力線とするグループ2のコンセントD,E,Fに電力を供給していないと判断される。次に、S440では、電力線X1を主電力線とするグループ1のコンセントA,B,Cの中から、切り換えを許可されたコンセントがあるか否かが判断され、S445にて、コンセントBが選択される。
そして、S450にて、副電力線である電力線X2の電流量10アンペアと、切換情報が許可のコンセントBにて検出された電流量7アンペアと、が積算され、積算された値が判定値18アンペアよりも小さいために副電力線への切換が可能と判断される。次に、S460では、コンセントBに接続された第1切換スイッチ66bの接続先を電力線X1から電力線X2に切り換える切換指令が出力され、S470では、記憶部74に記憶された使用中の電力線情報が電力線X1から電力線X2に更新されると共に、コンセントBの切換フラグがセットされる。また、S480では、図9(b)に示すように、コンセントBの電力線情報はX1からX2に更新され、切換フラグはOFFからONに更新され、電流量は、0Aから5Aに更新されると共に、コンセントBの欄に、副電力線に切り換えられていることを示すハッチがかけられる。なお、図9(a)は、S480による更新前の電力線使用状況であり、図9(b)は、更新後の電力線使用状況である。ここで、図9(b)に示す電流量は、処理の最初に読み取った電流量であるため、電力線切換部64の切り換え前の電流量が表示されている。
次に、コンセント90の制御部100が実行する電流検出処理の手順を、図11を用いて説明する。図11は、電流検出処理を表すフローチャートである。
電流検出処理は、電源が投入されている間繰り返し実行される処理であり、まずS710にて、電流検出部98にて検出された電流量を読み取り、続くS720では、読み取った電流量と、コンセント90の識別情報と、からコンセント90、つまり、電力線Y1を流れる電流量を表す検出信号を電力線モデム96に入力し、この検出信号を、電力線モデム96を介して電源制御装置60側の電力線Y1に出力させる。
そして、S730では、電力線モデム96を介して制御信号を受信したか否かを判断し、制御信号を受信した場合には(S730:YES)、S740に移行して、制御信号が遮断指令か否かを判断し、遮断指令である場合には(S740:YES)、S750に移行して、遮断スイッチ94をオフ状態に切り換え、S770に移行する。一方、S740で、制御信号が遮断指令でないと判断した場合には(S740:NO)、遮断復帰指令であると判断し、S760に移行して、遮断スイッチ94をオン状態に切り換え、S770に移行する。また、S730にて制御信号を受信していないと判断した場合には(S730:NO)、S770に移行する。
次に、S770では、S710にて電流量を検出してから予め設定された所定時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経過していない場合には(S770:NO)、所定時間が経過するまで、S770の処理を繰り返し実行し、一方、所定時間が経過したと判断した場合には(S770:YES)、S710に移行して、S710からの処理を実行する。このため、コンセント90からは所定時間毎に、電源制御装置60に対して、電流量を表す検出信号が送信される。
以上説明したように、第2実施形態の電力供給システムにおいては、各コンセント90が、通常接続されている主電力線と、主電力線に流れる電流量が限界値を超えた場合に接続される副電力線の種類によりグループ分けされている。そして、例えば、主電力線の電流量が予め設定された限界値を超えたときに、電力線切換部64の切り換えを許可されたコンセント90の接続先が、主電力線から、副電力線に切り換えられる。このため、主電力線を流通する電流量が分岐ブレーカ16による遮断電流量を超えて、電力が遮断されることを防止できると共に、コンセント90に接続された各電子機器50は主電力線または副電力線から電力供給を受けることができるので、外部から供給された電力を有効に利用し、使用中の電子機器50に対する安定した電力供給が可能となる。
また、特に、第2実施形態の電力供給システムにおいては、コンセント90の電流検出部98により、コンセント90を流れる電流量が検出され、各コンセント90にて検出された電流量を積算することで、電力線X1,X2を流れる電流量を検出するように構成されている。そして、主電力線を流れる電流量が予め設定された限界値を超えた場合に、副電力線を流れる電流量と、接続先の切り換えを許可されたコンセント90を流れる電流量とを積算することにより、このコンセント90の接続先を切り換えた場合に副電力線に流れる電流量が判定値を超えるか否かを判断しているので、副電力線の電流量が分岐ブレーカ16の遮断電流量を超えて電力が遮断されてしまい、副電力線に接続された全てのコンセント90が使用できなくなることをより確実に防止できる。
そして、主電力線(例えば、電力線X1)を流れる電流量が予め設定された限界値を超えた場合には、まず、電力線X1を副電力線とするコンセント90(例えば、コンセントD〜F)のうち、電力線X1から電力の供給を受けているコンセント90の接続先を、そのコンセント90の主電力線である電力線X2に切り換えるようにしているので、主電力線による電力供給、つまり、同じグループのコンセント90への電力供給を優先させることができる。
また、第2実施形態の電力供給システムにおいては、コンセント90の接続先が副電力線に切り換えられた状態において、コンセント90の接続先を主電力線に切り換えた場合の主電力線の電流量が限界値を超えるか否かを判断し、限界値を超えない場合に、コンセント90を主電力線に切り換えるので、つまり、切り換え後に主電力線が分岐ブレーカ16により遮断されるおそれが無い場合に、コンセント90の接続先を自動的に主電力線に復帰させることができる。
なお、本実施形態において、電力線X1,X2が本発明の給電経路に相当し、電流検出部98が本発明の第2電流検出手段に相当し、S415の処理が本発明の第1電流検出手段に相当し、コンセント90が本発明の電源端子に相当し、電力線切換部64が本発明の接続切換手段に相当し、遮断スイッチ94が本発明の遮断手段に相当し、S420〜S460、S500、S530の処理が切換制御手段に相当し、S450の処理が本発明の判定手段に相当し、S445、S525の処理が本発明の選択手段に相当し、S470、S570〜S620の処理が本発明の復帰手段に相当する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
上記各実施形態においては、電力線を用いた電力線通信により分電盤10または電源制御装置60にてコンセント30,90を制御したが、必ずしも電力線を用いなくてもよく、他の通信ラインを用いるようにしてもよい。
上記第1実施形態においては、全てのコンセント30に本発明の接続切換手段である電力線切換部34を設けるようにしたが、例えば、電力を切り換えても差し支えのない電子機器50を接続するコンセントのみを本実施形態コンセント30を適用し、他のコンセントは通常のコンセントとするようにしてもよい。そして、このような場合には、切換情報を設定せず、限界値より大きい電流量が検出された場合には、その電力線に接続された全てのコンセント30の電力線切換部34を切り換えるようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、本発明の切換制御手段を、分電盤10または電源制御装置60にて構成したが、例えば、コンセントを介して電力線に接続されたパソコンにより構成してもよい。
5…引き込み線、10…分電盤、12…契約ブレーカ、14…主幹ブレーカ、16…分岐ブレーカ、18…電流検出部、20…制御部、22…記憶部、24…操作部、26…表示部、28…電力線モデム、30…コンセント、30…本実施形態コンセント、32(32a,32b)…入力端子、34…電力線切換部、36…電力線モデム、38…制御部、40…報知部、42…出力端子、50…電子機器、55…分電盤、60…電源制御装置、62…入力端子、64…電力線切換部、66(66a〜66c)…第1切換スイッチ、68(68a〜68c)…第2切換スイッチ、70…電力線モデム、72…制御部、74…記
憶部、76…操作部、78…表示部、80…出力端子、90…コンセント、92…入力端子、94…遮断スイッチ、96…電力線モデム、98…電流検出部、100…制御部、102…出力端子

Claims (8)

  1. 外部から供給された電力を、規定以上の電流の流通を遮断するブレーカを介して複数の給電経路に分配し、各給電経路により電子機器に電力を供給する電力供給システムであって、
    前記複数の給電経路のうち、少なくとも1つの経路を流れる電流量を検出する第1電流検出手段と、
    前記給電経路毎に複数設けられ、前記電子機器を接続するための電源端子と、
    前記第1電流検出手段により電流量が検出される給電経路に設けられた電源端子のうちの少なくとも1つの接続先を、既に接続された元の給電経路とは異なる他の給電経路に切り換えるための接続切換手段と、
    前記第1電流検出手段により検出された電流量が予め設定された限界値を超えると、該限界値を超えた電流量が検出された給電経路に設けられた電源端子のうちの少なくとも1つの接続先を、前記接続切換手段により元の給電経路から他の給電経路に切り換える切換制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電力供給システム。
  2. 前記切換制御手段は、
    前記第1電流検出手段により検出された電流量が、予め設定された限界値を超えた場合に、前記電源端子の接続先を他の給電経路に切り換えた場合の切換先の給電経路の電流量が、予め設定された所定値を超えるか否かを判定する判定手段を備え、
    該判定手段により前記切換先の給電経路の電流量が前記所定値を超えないと判定すると、前記接続切換手段により、前記電源端子の接続先を切り換えることを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記第1電流検出手段は、前記電源端子の切換先の給電経路の電流量も検出するように構成されており、
    前記判定手段は、
    前記第1電流検出手段により検出された切換先の給電経路の電流量が、予め設定された判定値より小さいか否かを判断することにより、前記電源端子の接続先を他の給電経路に切り換えた場合の切換先の給電経路の電流量が、前記所定値を超えるか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の電力供給システム。
  4. 前記接続切換手段により接続先を切換可能にされた電源端子を流れる電流量を検出する第2電流検出手段を備え、
    前記第1電流検出手段は、前記電源端子の切換先の給電経路の電流量も検出するように構成されており、
    前記判定手段は、
    前記第1電流検出手段により検出された切換先の給電経路の電流量及び前記第2電流検出手段により検出された電流量に基づいて、前記電源端子の接続先を他の給電経路に切り換えた場合の切換先の給電経路の電流量が、前記所定値を超えるか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の電力供給システム。
  5. 前記接続切換手段により接続先を切換可能にされた電源端子への通電を遮断する遮断手段を備え、
    前記切換制御手段は、
    前記判定手段により前記切換先の給電経路の電流量が前記所定値を超えると判定した場合に、前記限界値を超えた電流量が検出された元の給電経路に設けられた電源端子のうちの少なくとも1つへの通電を前記遮断手段により遮断することを特徴とする請求項2〜請求項4の何れかに記載の電力供給システム。
  6. 前記切換制御手段により、前記電源端子の接続先が他の給電経路に切り換えられた状態において、該電源端子の接続先を元の給電経路に切り換えた場合の元の給電経路の電流量が前記限界値を超えるか否かを判断し、前記限界値を超えない場合に、前記接続切換手段により前記電源端子の接続先を元の給電経路に切り換える復帰手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の電力供給システム。
  7. 前記接続切換手段は前記電源端子と共に設けられており、
    前記切換制御手段は前記給電経路上に設けられ、電力線を介して通信することにより前記接続切換手段により前記電源端子の接続先を切り換えることを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載の電力供給システム。
  8. 前記接続切換手段は、複数の電源端子の接続先を切換可能に構成されており、
    前記切換制御手段は、前記接続切換手段により接続先を切り換える電源端子を、予め設定された切換情報に基づいて選択する選択手段を備え、前記第1電流検出手段により検出された電流量が前記限界値を超えた場合に、前記選択手段により選択した電源端子の接続先を切り換え、
    さらに、
    外部から前記切換情報を入力するための入力手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載の電力供給システム。
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