JP2011083971A - 自動二輪車用タイヤの製造方法、およびそれによって製造された自動二輪車用タイヤ - Google Patents

自動二輪車用タイヤの製造方法、およびそれによって製造された自動二輪車用タイヤ Download PDF

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Abstract

【課題】帯状プライの巻き崩れを抑制する。
【解決手段】バンド形成工程では、プロファイルドラム20の回転に伴ない、帯状プライ10の送出しローラ21をローラ走行線Lに沿ってドラム軸心方向に横移動させて、前記帯状プライ10をバンド成形面20S上に螺旋状に巻回させる。前記ローラ走行線Lは、バンド成形面20Sの輪郭線Jとの間隔Dが、ドラム赤道側から軸心方向外側に向かって順次増加することにより、ローラ走行線L上の点Pにおけるローラ走行線Lの法線Nが前記輪郭線Jとなす軸心方向内側の角度αを、ドラム赤道側から軸心方向外側に向かって順次減少させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、凸円弧状のプロファイルドラムの外周面上で、帯状プライを螺旋状に巻回してバンドプライを形成する際の帯状プライの巻回崩れを抑制しうる自動二輪車用タイヤの製造方法、およびそれによって製造された自動二輪車用タイヤに関する。
自動二輪車用タイヤでは、車体を大きくバンクさせて旋回する特性上、トレッド部を、曲率半径が小な凸円弧状のトレッドプロファイルで形成している。従って、この種のタイヤを形成する場合、従来、図7(A)に示すように、前記トレッドプロファイルに応じて外周面a1が湾曲するプロファイルドラムaを用い、バンドコードをゴム引きした長尺帯状の帯状プライbを、このプロファイルドラムaの外周面a1上で螺旋状に巻回することによりバンドプライcを形成している(例えば特許文献1参照。)。
具体的には、図7(B)に示すように、プロファイルドラムaの回転とともに、帯状プライbを送り出す送出しローラeを、ローラ走行線fに沿って横移動させることにより螺旋状に巻回している。このとき、ローラ走行線fは、プロファイルドラムaの外周面a1の輪郭線jとの間隔dが一定であり、従って、前記帯状プライbは、捻れが生じることなく前記外周面a1にほぼ直角に貼り付けられる。
特開2004−74647号公報
しかしながら、前記プロファイルドラムaの輪郭線jは、軸心方向外端側では、急角度で傾斜する。そのためこの外端側において帯状プライbが巻き崩れしやすくなり、バンドプライ自体の形成を困難としたり、あるいは形成できてもコード配列に乱れが生じてユニフォミティーを損ねるという問題が発生する。
なお、従来においては、プロファイルドラムaの回転速度を抑え、巻回作業を慎重に行うことで巻き崩れを抑制しているが、これには限界があり、又生産効率向上の妨げとなっている。
そこで本発明は、プロファイルドラムの輪郭線との間隔がドラム赤道側から軸心方向外側に向かって順次増加するローラ走行線に沿って、送出しローラを横移動させることを基本として、帯状プライの巻き崩れを抑制しうるとともに、プロファイルドラムの回転速度の上昇による生産効率の向上にも貢献しうる自動二輪車用タイヤの製造方法、およびそれによって製造された自動二輪車用タイヤを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願請求項1の発明は、トレッド部からサイドウォール部を通りビード部のビードコアに至るカーカスの半径方向外側かつトレッド部の内部にバンドプライを具える自動二輪車用タイヤの製造方法であって、
ドラム軸心を含む子午断面において、外周面が凸円弧状の輪郭線をなすバンド成形面を有するプロファイルドラムの前記バンド成形面上に、バンドコードをゴム引きした長尺帯状をなしかつ送出しローラによって送り出される帯状プライを螺旋状に巻回することにより前記バンドプライを形成するバンド形成工程を具え、
しかも前記バンド形成工程では、前記プロファイルドラムの回転に伴ない、前記送出しローラをローラ走行線に沿ってドラム軸心方向に横移動させて、前記帯状プライをバンド成形面上に螺旋状に巻回させる一方、
前記ローラ走行線は、バンド成形面の前記輪郭線との間隔が、ドラム赤道側から軸心方向外側に向かって順次増加することにより、前記ローラ走行線上の点Pにおけるローラ走行線の法線Nが前記輪郭線となす軸心方向内側の角度αを、ドラム赤道側から軸心方向外側に向かって順次減少させるとともに、
前記送出しローラは、そのローラ軸心を、該ローラ軸心の長さ中心点で前記ローラ走行線と外接させながら走行することを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記ローラ走行線は、バンド成形面の軸心方向外端における前記角度αが70〜85°の範囲としたことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車用タイヤの製造方法。
又請求項3の発明では、前記バンド形成工程は、1本の帯状プライを用い、前記バンド成形面の軸心方向一端から他端まで連続的に巻回したことを特徴としている。
又請求項4は、自動二輪車用タイヤの発明であって、請求項1〜3の何れかの製造方法によって製造されたことを特徴としている。
本発明では、バンド形成工程において、送出しローラが通るローラ走行線を以下のように規定している。即ち、ローラ走行線は、バンド成形面の輪郭線との間隔が、ドラム赤道側から軸心方向外側に向かって順次増加し、これによりローラ走行線上の点Pにおけるローラ走行線の法線Nが前記輪郭線となす軸心方向内側の角度αを、ドラム赤道側から軸心方向外側に向かって順次減少させている。
これにより、帯状プライを螺旋巻きする際、帯状プライは、軸心方向外側の側縁、即ち半径方向内側に向く側縁のテンション力が相対的に高まり、この側縁側のエッジがバンド成形面と強く接触する。そのため帯状プライが滑りにくくなり、巻き崩れを抑制することができる。又この巻き崩れの抑制により、プロファイルドラムの回転速度を上昇させることが可能となり、生産効率の向上に貢献しうる。
本発明の製造方法によって製造された自動二輪車用タイヤの一実施例を示す断面図である。 帯状プライの一例を示す斜視図である。 バンド形成工程を概念的に示す断面図である。 ローラ走行線をバンド成形面の輪郭線とともに概念的に示す図面である。 ローラ走行線に沿った送り出しローラの動きを概念的に示す図面である。 (A)、(B)は、圧接ローラを例示する平面図、および略側面図である。 (A)、(B)は従来のバンド形成工程を説明する断面図である。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。
図1は、本発明の製造方法によって製造された自動二輪車用タイヤ1の一例を示す断面図であって、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6の半径方向外側かつ前記トレッド部2の内部に配されるバンド層7とを具える。
なお前記トレッド部2は、前記トレッド面2Sがタイヤ赤道Cからトレッド端Teまで凸円弧状に湾曲してのび、かつトレッド端Te、Te間の巾がタイヤ最大巾をなす自動二輪車用のタイヤ特有のトレッドプロファイル2Pを具える。本例では、トレッドプロファイル2Pのキャンバー値h1/L1が0.3〜0.7の場合が示されており、これによってより高い旋回性能が確保される。なお前記キャンバー値h1/L1は、トレッド面2S上のタイヤ赤道点Tcからトレッド端Teまでの間の、タイヤ軸方向の巾L1と半径方向高さh1との比を意味する。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば75゜〜90゜の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。このカーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間を跨るプライ本体部6aの両端に、前記ビードコア5の廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを一連に具える。そして該プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、ビードコア5からタイヤ半径方向外側に向かって先細状にのびるビード補強用のビードエーペックスゴム8が配される。
又前記バンド層7は、バンドコード9をタイヤ周方向に対して5度以下の角度で螺旋状に巻回した少なくとも1枚、本例では1枚のバンドプライ7Aから形成され、トレッド部2のほぼ全巾をタガ効果を有して補強する。又このバンド層7の半径方向外側にはトレッドゴム2Gが積層され、前記トレッド部2を形成している。
次に、この自動二輪車用タイヤの製造方法では、図3に示すように、プロファイルドラム20を用い、このプロファイルドラム20の外周面に設けるバンド成形面20S上に、帯状プライ10を螺旋状に巻回することにより未加硫のバンドプライ7Aを形成するバンド形成工程Sを具える。
前記帯状プライ10は、図2に示すように、バンドコード9をゴム引きした、即ち、1本のバンドコード9或いは複数本(例えば2〜6本)のバンドコード9の配列体をトッピングゴムGにて被覆した長尺な帯状体であって、同図には、例えば3本のバンドコード9をゴム引きしたものが例示されている。
前記プロファイルドラム20としては、従来と同様、周方向に分割された複数個のデッキセグメントを周知の縮径手段を介して縮径可能に保持した周知構造のものが使用される。このプロファイルドラム20は、ドラム軸心を含む子午断面において、外周面が凸円弧状の輪郭線Jをなすバンド成形面20Sを具える。なお前記輪郭線Jは、前記トレッドプロファイルに応じて設定され、本例では、従来と同様、前記トレッドプロファイル2P(図1に示す)からトレッドゴム2Gの厚さtを減じた曲線形状に近似させて形成される。
そして前記バンド形成工程Sでは、図4に示すように、前記プロファイルドラム20の回転に伴ない、送出しローラ21を、ローラ走行線Lに沿ってドラム軸心方向に横移動させることにより、前記帯状プライ10を、バンド成形面20S上で螺旋状に巻回している。前記送出しローラ21は、前記帯状プライ10をプロファイルドラム20に送り出すローラであって、図5に示すように、帯状プライ10を受ける円筒状の胴部21aの両端に、帯状プライ10の軸心方向の位置ズレを防止するフランジ部21bを具える。
又前記ローラ走行線Lは、バンド成形面20Sの前記輪郭線Jとの間隔Dが、ドラム赤道Cd側から軸心方向外側に向かって順次増加する凸円弧状の曲線として形成される。そして前記ローラ走行線上の任意の点をPとしたとき、この点Pにおけるローラ走行線Lの法線Nが前記輪郭線Jとなす軸心方向内側の角度αを、ドラム赤道Cd側から軸心方向外側に向かって順次減少させている。前記角度αは、厳密には、前記法線Nが輪郭線Jと交わる交点における輪郭線Jの接線Kに対して、前記法線Nがなす軸心方向内側の角度を意味する。なお従来のローラ走行線は、前記図7(B)の如く、輪郭線jとの間隔dが一定、即ち前記角度αが90°と一定に設定されている。本実施形態においては、前記ドラム赤道Cdにおける間隔Dcは、従来の間隔dと同様、10〜50mmの範囲に設定されている。
そして前記送り出しローラ21は、そのローラ軸心21iと前記ローラ走行線Lとが、このローラ軸心21iの長さ中心点icで接するように、ローラ走行線Lに沿って横移動を行う。このような横移動は、例えばドラム軸心と平行なX軸方向に沿う横移動手段と、前記X軸方向と直角なY軸方向に沿い前記プロファイルドラム20に向かって前後移動させる縦移動手段と、前記X軸方向とY軸方向とに直角かつ前記中心点icを通るZ軸方向の軸心廻りで前記送り出しローラ21を傾動させる傾動手段とを具える適宜の装置を用いることにより行うことができる。
ここで、前記ローラ走行線Lに沿って送り出しローラ21を横移動させると、帯状プライ10の軸心方向外側の側縁Eoのバンド成形面20Sからの距離が、軸心方向内側の側縁Eiのバンド成形面20Sからの距離よりも大となる。即ち、外側の側縁Eoのテンション力が相対的に高まるため、この側縁Eo側のエッジをバンド成形面20Sに強く接触させることができ、そのため帯状プライ10が滑りにくくなって、巻き崩れを抑制することができる。又巻き崩れの抑制により、その効果の分だけ、巻き崩れを悪化させることなくプロファイルドラム20の回転速度を上昇させることが可能となり、生産効率の向上に貢献することができる。
このとき、前記バンド成形面20Sの軸心方向外端Qeにおける前記角度α(角度αeという場合がある。)は、70〜85°の範囲であるのが好ましく、85°を越えると、前記巻き崩れの抑制効果が充分に発揮されなくなる。逆に前記角度αeが70°未満となると、巻回の際に帯状プライ10に捻れが過度に生じて、清浄な巻き付けが難しくなり、コードの配列精度に悪影響を及ぼす傾向が生じる。従って、前記角度αeの上限は、83°以下が好ましく、又下限は77°以上が好ましい。なおバンド成形面20Sのドラム赤道点Qcにおける前記角度α(角度αcという場合がある。)は、実質的に90°である。又ドラム赤道点Qcから前記外端Qeまでの間を内外の区分点Q1、Q2によって3つの領域yi、ym、yeに等巾に仮想区分したとき、ドラム赤道側の前記領域yiでは、特に巻き崩れの恐れがないため、清浄な巻き付けを重視することが好ましく、従って、前記内の区分点Q1における角度α(角度α1という場合がある。)は、85°以上、さらには87°以上、さらには89°以上とするのが好ましい。
又前記角度αは、角度αcから角度αeまで滑らかに変化させることができるが、しかし、例えばドラム赤道側の前記領域yiにおける角度αを90°(=αc)で一定、外端側の領域yoにおける角度αを80°(=αe)で一定、その中間の領域ymにおける角度αを角度αcとαeとの中間の角度(例えば85°)で一定とするなど前記角度αを段階的に変化させることもできる。
又前記バンド形成工程Sでは、1本の帯状プライ10を用い、前記バンド成形面の軸心方向一端Qe1から他端Qe2まで連続的に巻回させることが好ましい。これは2本の帯状プライ10を用いる場合、各帯状プライ10の巻始め端のプロファイルドラム20への固定作業、および巻終り端の切断作業が増えるため、一人の作業者で行う場合、本発明のように巻き崩れを防止して巻回速度を上昇させる場合に較べて工程時間に大差がなく、むしろ固定作業などの作業工数が減じる分だけ生産性には有利となる。又2本の帯状プライ10を用いる場合、例えば一方の帯状プライ10の巻始め端と、他方の一方の帯状プライ10の巻終わり端とを精度良く整合させることが難しく、両者間に隙間や重なり部等が発生しやすくなるとともに、巻き付け条件が両者間で相違するため、バンドプライ7Aの品質の低下原因となりうる。しかし帯状プライ10を1本とすることで、この問題を解消しうる。又帯状プライ10を1本とすることで、送り出しローラ21を含む巻き付け装置の構造、およびその制御を簡略化しうるというメリットも奏しうる。
なお本例では、図6(A)、(B)に概念的に示すように、プロファイルドラム20には、このプロファイルドラム20と実質的に接しながら前記輪郭線Jに沿って横移動し、前記送出しローラ21からの帯状プライ10をプロファイルドラム20に圧接する圧接ローラ22が付設される。この場合には、帯状プライ10が送出しローラ21と圧接ローラ22との間で拘束されるため、側縁Eo側のテンション力をより確実に高めることができ、巻き崩れ抑制効果により有利となる。
なお本発明の自動二輪車用タイヤの製造方法では、前記バンド形成工程S以外は、従来と同様の工程が採用でき、従って本明細書ではその説明は省略する。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明に係わるバンド形成工程を用い、自動二輪車用タイヤ(195/65R420)用のバンドプライを表1の仕様に基づき試作するとともに、そのときの帯状プライの巻き崩れの状況をプロファイルドラムの回転速度とともに比較した。
バンド形成工程では、同一のプロファイルドラムを用い、ローラ走行線の形状のみ相違させている。帯状プライとしては、3本のバンドコードをゴム引きした巾4.0mm、厚さ1.0mmのものを使用した。
又従来例において、ローラ走行線の角度αは90°で一定である。又実施例1〜5においては、ローラ走行線の角度αを3段階で変化させている。具体的には、バンド成形面をドラム赤道側の領域yi、中間の領域ym、外端側の領域yoに3等分割し、各領域yi、ym、ye間で角度αを変化させている。なお前記実施例1〜5では、内の区分点Q1は領域yiに含まれ、外の区分点Q2は領域yoに含まれる。又実施例6では、ローラ走行線の角度αを滑らかに変化させている。
又、プロファイルドラムの回転速度(rpm)は、従来例を100とした指数で示し、指数が大なほど回転速度Vは大である。
又帯状プライの巻き崩れの状況は、バンドプライを100枚形成したときの巻き崩れの発生回数で表示した。
Figure 2011083971
1 自動二輪車用タイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
7A バンドプライ
9 バンドコード
10 帯状プライ
20 プロファイルドラム
20S バンド成形面
21 送出しローラ
21i ローラ軸心
21ic ローラ軸心の長さ中心点
D 間隔
J 輪郭線
L ローラ走行線
S バンド形成工程

Claims (4)

  1. トレッド部からサイドウォール部を通りビード部のビードコアに至るカーカスの半径方向外側かつトレッド部の内部にバンドプライを具える自動二輪車用タイヤの製造方法であって、
    ドラム軸心を含む子午断面において、外周面が凸円弧状の輪郭線をなすバンド成形面を有するプロファイルドラムの前記バンド成形面上に、バンドコードをゴム引きした長尺帯状をなしかつ送出しローラによって送り出される帯状プライを螺旋状に巻回することにより前記バンドプライを形成するバンド形成工程を具え、
    しかも前記バンド形成工程では、前記プロファイルドラムの回転に伴ない、前記送出しローラをローラ走行線に沿ってドラム軸心方向に横移動させて、前記帯状プライをバンド成形面上に螺旋状に巻回させる一方、
    前記ローラ走行線は、バンド成形面の前記輪郭線との間隔が、ドラム赤道側から軸心方向外側に向かって順次増加することにより、前記ローラ走行線上の点Pにおけるローラ走行線の法線Nが前記輪郭線となす軸心方向内側の角度αを、ドラム赤道側から軸心方向外側に向かって順次減少させるとともに、
    前記送出しローラは、そのローラ軸心を、該ローラ軸心の長さ中心点で前記ローラ走行線と外接させながら走行することを特徴とする自動二輪車用タイヤの製造方法。
  2. 前記ローラ走行線は、バンド成形面の軸心方向外端における前記角度αが70〜85°の範囲としたことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車用タイヤの製造方法。
  3. 前記バンド形成工程は、1本の帯状プライを用い、前記バンド成形面の軸心方向一端から他端まで連続的に巻回したことを特徴とする請求項1または2記載の自動二輪車用タイヤの製造方法
  4. 請求項1〜3の何れかの製造方法によって製造されたことを特徴とする自動二輪車用タイヤ。
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