JP2011082969A - 照明装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

照明装置、画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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和宏 赤津
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信昭 小野
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淳 高浦
Kazuya Miyagaki
一也 宮垣
Yasuo Sakurai
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Abstract

【課題】白色LED光源とロッドレンズとを用い、照明領域内の色ムラが許容範囲内に抑制されると共に、小型で低コスト、且つ、高照度である照明装置、画像読取装置及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】原稿の原稿面における照明領域を照明する照明装置と、前記照明領域からの反射光を読み取る画像読取部と、を具備し、前記照明領域は、照明領域幅Aと所定の照明領域長さとからなり、前記照明装置は、前記照明領域長さ方向に直線状に配列された複数の白色LED光源と、前記複数の白色LED光源から出射された光を前記照明領域幅方向に集光させる集光体と、を備え、前記集光体は、軸方向が前記照明領域長さ方向と一致するように配置された直径Dのロッドレンズであり、D≧2.5Aを満たすことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、照明装置、画像読取装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、スキャナなどの画像読取装置では、コンタクトガラス上に配置され読取対象物となる原稿の原稿面に向けて光を出射する光源を有し、原稿面で反射された後に読取光軸に沿って進行する読取光を、レンズを介してCCD等の画像読取部に結像し、原稿画像を読み取っている。
このような画像読取装置の光源としては、蛍光灯やキセノンランプ等の線状光源や、LED等の点状光源が使用されている。LED等の点状光源を使用することにより、画像読取装置の小型化、消費電力の低減等を図れる。
光源としてLED等の点状光源を使用する場合には、複数の光源を主走査方向(読取ライン方向)に直線状に配列する構成をとるため、各点状光源から出射された光を原稿面などの読取面に直接照射すると、主走査方向において照度ムラが生じ、読み取った画像データに応じて画像形成した場合に照度ムラが原因となる画像濃度ムラが発生する。
そこで、点状光源を用いた画像読取装置において照度ムラの発生を抑制する様々な発明が提案されている。例えば、特許文献1に記載の発明では、集光体出射面に光拡散部を設ける、或いは、集光体の直後(出射面に対して出射方向後方の直後)に光拡散部材を設けて、光源が主走査方向に点状に配列されることによる主走査方向の照度ムラを抑えている。
しかしながら特許文献1には、光を集光させるものは単にレンズとしか記載されていない。また、特許文献1に記載の発明の目的は主走査方向の照度ムラを抑えることであり、副走査方向(読取ライン垂直方向)の色ムラについては記載がなく、対策もされていない。従って、特許文献1に記載の発明におけるレンズとして、単純な形状で集光作用の高いロッドレンズを採用し得たとしても、ロッドレンズを用いる場合には副走査方向に色ムラが生じるので問題となる。
特許文献1に記載の発明についてより詳しくは、光源が点光源であることが原因となる光源配列方向の照度分布を均一とするために光拡散部を設けている。図28は光源中央と照明領域中央との直線距離Lが18mmのとき、光源間隔Pを6mm、12mm、18mmと変えて、光源配列方向(主走査方向)位置と照度の関係を示した図である。また、図29は図28から求めた光源間隔Pの値と照度ムラ(最大照度と最小照度の差)の関係を示したものである。P=18mmのとき、照度ムラは2300(lx)と大きいので特許文献1に記載の光拡散部を備えることは、照度ムラを小さくできることから有効である。P=12mmのときも同様に照度ムラは1200(lx)と大きいので特許文献1に記載の光拡散部を備えることは、照度ムラを小さくできることから有効である。しかし、Lの1/3であるP=6mmのときは光源間隔が小さく、線光源に近くなり、主走査方向の光の重なりが大きくなるから照度ムラは200(lx)以下と小さくなるので、主走査方向照度ムラの問題はなくなる。
以上のことから、概略P≦L/3の条件では、特許文献1に記載の光拡散部がなくても主走査方向の照度ムラがなくなるので光拡散部は不要となる。
このP≦L/3の条件で主走査方向の照度ムラの無い構成で、光拡散部が無い場合、ロッドレンズを用いてロッドレンズの焦点位置に白色LED内の青色に発光するLEDチップを配置すると、チップからの青い光が概略平行光で出射する。しかしながら、蛍光体からの黄色の光は発散光で出射するので、使用範囲において、青色と黄色の照度差が生じ、色ムラが生じるという問題があった。かかる問題についての詳細は後述する。また、P≦L/3の条件で主走査方向の照度ムラの無い構成で、特許文献1に記載の通り光拡散部を設けても、どの程度の拡散作用が適当なのか示されていないので、場合によっては色ムラが生じるため問題であった。
また、正確な画像読み取りを実現するため、原稿に照射された後に照明装置に戻ってきた光が再度原稿を照明して、正確な読み取りができなくなることを防止するように工夫しているものがある。例えば、特許文献2に記載の発明では、LED等の光源からの光を所望の方向に導く機能を具備する導光体と、導光体と原稿との間に設けられ導光体に対して出射および入射する光を拡散させる円筒レンズアレイと、を有している。この円筒レンズアレイには、導光体の長手方向(主走査方向)と垂直な方向に尾根線を有する凸部が上記長手方向に複数、並設されている。これにより、原稿に照射された後に照明装置に戻ってきた光が再度原稿を照明して、正確な読み取りができなくなることを防止している。
ここで特許文献2に記載の発明は、導光体を用いる照明において、原稿に照射された後に照明装置に戻ってきた光が再度原稿を照明して、正確な読み取りができなくなることを防止することを目的とし、導光体を用い、円筒レンズアレイによっても光が混合されるので色ムラが生じない。しかしながら、端部にのみ光源を用いる特許文献2に記載の発明では、光源を多数用いることができないので高照度の照明が難しいという問題がある。
ところで、白色LED光源は、青色発光のLEDチップと、黄色に発光する蛍光体とからなっていて、LEDチップからの青色と、蛍光体からの黄色との混合色で白色を得るものであることから、青色光源と黄色光源の発光位置が異なっている。このため、白色LED光源を用いると、円筒状のロッドレンズを用いて副走査方向に広がる光を集める構成の照明装置とする場合、青色光源と黄色光源とで発光位置が異なることにより、光線色によって集光具合が異なるため、照明領域に色ムラが生じることがあり問題であった。
かかる問題についてより詳細に説明する。図30は白色LED40の内部構造を示した図であり、白色LED40は、青色発光のLEDチップ51と、黄色に発光する蛍光体52とからなっている。白色LED40はLEDチップ51からの青色と、蛍光体52からの黄色の混合色で白色を得るものであり、図30に示すように、青色発光のLEDチップ51と黄色に発光する蛍光体52の発光位置が異なっている。
この白色LED光源を用い、円筒状のロッドレンズを用い副走査方向に広がる光を集めて照明装置を実現する場合、青色光源と黄色光源の発光位置が異なることにより、照明領域での集光具合が異なる。それが原因で、照明領域に色ムラが生じることがあり問題であった。
そこで、青色発光のLEDチップと、黄色に発光する蛍光体からなっている白色LEDの構造に起因する色むらを改善する照明装置として、LEDチップからの青色と、蛍光体からの黄色の光を混合させるものがある。例えば、特許文献3及び特許文献4に記載の発明では、白色LEDに、透明部材で形成され、形状が略柱形状であり、少なくとも白色LEDの発光面の直径と同等以上の長さであるロッドレンズが取り付けられてなり、このロッドレンズを透過した光を集光レンズにより配光して照明することで、色ムラをなくした照明光を得ている。
ここで特許文献3及び特許文献4に記載の発明は、白色LEDからの光をロッドレンズの一方の平面へ導き、ロッドレンズ内で複数回の内面反射を行わせて、光を混合して、ロッドレンズのもう一方の平面からの光を照明光源として用いている。しかしながらこの場合、色ムラが生じないが、複数の光源を主走査方向(読取ライン方向)に直線状に多数配列する照明装置では、ロッドレンズを多数備える必要があるから部品点数が多くなる上、ロッドレンズの実装手段も必要となるので、コスト高になるという問題が生じる。また、ロッドレンズの実装スペースも必要となるので、小型化に不利という問題も生じる。
特許文献5に記載の発明は、青色発光のLEDチップからの光をレンズ等でロッドレンズに導きロッドレンズからの光の出射位置に蛍光体を備えている。そのため、この蛍光体には概略均一な青色光線が照射されるから、色ムラが生じないと考えられる。
しかしながらこの場合も、複数の光源を主走査方向(読取ライン方向)に直線状に多数配列する照明装置では、ロッドレンズやレンズを多数備える必要があるから部品点数が多くなる上、ロッドレンズやレンズの実装手段も必要となるので、コスト高になるという問題が生じる。また、ロッドレンズやレンズの実装スペースも必要となるので、小型化に不利という問題も生じる。
そこで本発明の目的は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、白色LED光源とロッドレンズとを用い、照明領域内の色ムラが許容範囲内に抑制されると共に、小型で低コスト、且つ、高照度である照明装置、画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る照明装置、画像読取装置及び画像形成装置は、具体的には下記(1)〜(19)に記載の技術的特徴を有する。
(1):原稿の原稿面における照明領域を照明する照明装置と、前記照明領域からの反射光を読み取る画像読取部と、を具備し、前記照明領域は、照明領域幅Aと所定の照明領域長さとからなり、前記照明装置は、前記照明領域長さ方向に直線状に配列された複数の白色LED光源と、前記複数の白色LED光源から出射された光を前記照明領域幅方向に集光させる集光体と、を備え、前記集光体は、軸方向が前記照明領域長さ方向と一致するように配置された直径Dのロッドレンズであり、D≧2.5Aを満たすことを特徴とする画像読取装置である。
(2):前記白色LED光源が内部に有するチップの位置は、前記ロッドレンズの焦点位置近傍であることを特徴とする上記(1)に記載の画像読取装置である。
(3):前記照明領域の前記照明領域幅方向における中心は、前記ロッドレンズから出射される光線の前記照明領域幅方向における中心線上にあることを特徴とする上記(1)に記載の画像読取装置である。
(4):前記ロッドレンズは、プラスチック樹脂からなることを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれか1項に記載の画像読取装置である。
(5):前記ロッドレンズは、光線入射中心位置と光線出射中心位置とを含む面に直交する面と当該ロッドレンズ表面との交線に、成型時のつなぎ目が設けられていることを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれか1項に記載の画像読取装置である。
(6):前記ロッドレンズは、光線入射中心位置と光線出射中心位置とを含む面と平行な平面部が2面対向して設けられてなり、
当該ロッドレンズの軸方向断面形状は、円形の少なくとも一対の端部が欠けた形状であることを特徴とする上記(1)乃至(5)のいずれか1項に記載の画像読取装置である。
(7):前記ロッドレンズは、光線入射中心位置と光線出射中心位置とを含む面に対して垂直方向に凸部が2つ対向して設けられてなり、当該ロッドレンズの軸方向断面形状は、円形の少なくとも一対の端部が延伸した形状であることを特徴とする上記(1)乃至(5)のいずれか1項に記載の画像読取装置である。
(8):前記複数の白色LED光源と、前記照明領域との間に、光拡散手段を有することを特徴とする上記(1)乃至(7)のいずれか1項に記載の画像読取装置である。
(9):前記白色LED光源は、青色光線を発するLEDチップと、該青色光線を吸収して蛍光を発する蛍光体とを有し、前記光拡散手段の拡散拡がり角は、前記LEDチップからの光の照度と前記蛍光体からの光の照度との差の比率である照度比率が所定の範囲内にある拡散拡がり角であることを特徴とする上記(8)に記載の画像読取装置である。
(10):前記所定の範囲は、+10%〜−10%であることを特徴とする上記(9)に記載の画像読取装置である。
(11):前記光拡散手段は、光拡散板を有することを特徴とする上記(8)乃至(10)のいずれか1項に記載の画像読取装置である。
(12):前記光拡散手段は、前記ロッドレンズの光入射面と光出射面の少なくとも一方に設けられた拡散作用面であることを特徴とする上記(8)乃至(10)のいずれか1項に記載の画像読取装置である。
(13):前記拡散作用面は、表面粗し処理により形成されてなることを特徴とする上記(12)に記載の画像読取装置である。
(14):前記拡散作用面は、シボ処理により形成されてなることを特徴とする上記(12)に記載の画像読取装置である。
(15):前記ロッドレンズは、内部に散乱部材を含有し、前記光拡散手段を兼ねてなることを特徴とする上記(8)乃至(10)のいずれか1項に記載の画像読取装置である。
(16):前記複数の白色LED光源は、配列間隔Pで配列されてなり、前記複数の白色LED光源から前記照明領域までの距離をLとしたとき、P≦L/3を満たすことを特徴とする上記(1)乃至(15)のいずれか1項に記載の画像読取装置である。
(17):上記(1)乃至(16)のいずれか1項に記載の画像読取装置と、前記画像読取装置で読み取った画像データに応じて記録媒体上に画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
(18):照明領域幅Aと所定の照明領域長さとからなる照明領域を照明するための照明装置であって、前記照明領域長さ方向に直線状に配列された複数の白色LED光源と、前記複数の白色LED光源から出射された光を前記照明領域幅方向に集光させる集光体と、を備え、前記集光体は、軸方向が前記照明領域長さ方向と一致するように配置された直径Dのロッドレンズであり、D≧2.5Aを満たすことを特徴とする照明装置である。
(19):原稿の原稿面における照明領域を照明する照明装置と、前記照明領域からの反射光を読み取る画像読取部と、を具備し、前記照明領域は、照明領域幅Aと所定の照明領域長さとからなり、前記照明装置は、前記照明領域長さ方向に直線状に配列された複数の白色LED光源と、前記複数の白色LED光源から出射された光を前記照明領域幅方向に集光させる集光体と、前記複数の白色LED光源と前記照明領域との間に設けられてなる光拡散手段と、を備え、前記白色LED光源は、青色光線を発するLEDチップと、該青色光線を吸収して蛍光を発する蛍光体とを有し、前記光拡散手段の拡散拡がり角は、前記LEDチップからの光の照度と前記蛍光体からの光の照度との差の比率である照度比率が所定の範囲内にある拡散拡がり角であり、前記複数の白色LED光源は、配列間隔Pで配列されてなり、前記複数の白色LED光源から前記照明領域までの距離をLとしたとき、P≦L/3を満たし、前記集光体は、軸方向が前記照明領域長さ方向と一致するように配置された直径Dのロッドレンズであり、D<2.5Aを満たすことを特徴とする画像読取装置である。
上記(19)に記載の構成によれば、照明領域幅Aの範囲で、白色LED光源内の青色発光のLEDチップからの光線による照明光と、黄色に発光する蛍光体からの光線による照明光との照度比率を概略同じにできるので、色ムラが無くかつ明るい照明を実現できる効果がある。
また、前記光拡散部の拡散度を、照明領域における白色LED光源の蛍光体からの光による照度と、チップからの光線による照度の差を照明領域中央部の照度で割った値である照度比率を±10%の範囲とすることが好ましく、かつ、最小とすると、色ムラを許容範囲内にできかつ明るい照明を実現できる効果がある。
さらに、照明光線を拡散させる手段として、光源と照明領域の間に拡散板を備えることが好ましく、拡散板の実装位置や拡散度の変更が容易なので装置によって必要かつ十分な光の拡散を実施することができる。この他、照明光線を拡散させる手段として、ロッドレンズの光入射面、光出射面のいずれか一方または両方が拡散作用面を備えロッドレンズ自体に拡散作用を持たせることも好ましく、光の拡散度及び拡散位置が選択できるので、装置によって最適な場所で光を拡散することができる。また、拡散作用面を表面粗し処理を施した面とすると、サンドブラストなどにより表面粗し処理が可能なので、安価に拡散作用を実現できる。さらにこれらの他、拡散作用面をシボ処理により形成した面とすることも好ましく、ロッドレンズを成形する時の金型へのシボ処理により表面粗し処理が可能になるので、安価に拡散作用を持ったロッドレンズを実現できる。またさらにこれらの他、ロッドレンズ自体に拡散作用を持たせるべく、ロッドレンズ内部に散乱部材を含ませることも好ましく、ロッドレンズを成形する時の樹脂中に散乱部材である微粒子を入れて実現できるので、安価に実現でき、また、体積散乱するので、表面での散乱より大きな拡散作用を実施できる。
本発明によれば、白色LED光源とロッドレンズとを用い、照明領域内の色ムラが許容範囲内に抑制されると共に、小型で低コスト、且つ、高照度である照明装置、画像読取装置及び画像形成装置を提供することができる。
本発明に係る画像形成装置の第1の実施の形態であるフルカラーの複写機の内部構造を示す概略正面図である。 本発明に係る照明装置の第1の実施の形態における内部構造を示す概略正面図である。 本発明に係る照明装置に用いられる直径Dのロッドレンズにおける軸方向の構成を示す概略図である。 単一の白色LEDを用いた際の白色LED内部のチップからの光線の主走査方向照度分布を示すグラフである。 単一の白色LEDを用いた際の黄色に発光する蛍光体からの光線の主走査方向照度分布を示すグラフである。 単一の白色LEDを用いた際の白色LED内部のチップからの光線の副走査方向照度分布を示すグラフである。 単一の白色LEDを用いた際の黄色に発光する蛍光体からの光線の副走査方向照度分布を示すグラフである。 ロッドレンズ径φ8mmを用いて主走査方向に白色LEDを6mm間隔で並べた際の副走査方向照度分布を示すグラフである。 ロッドレンズ径φ8mmを用いて主走査方向に白色LEDを6mm間隔で並べた際のチップからの照度と蛍光体からの照度との差の比率(照度比率)を示すグラフである。 ロッドレンズ径φ10mmを用いて主走査方向に白色LEDを6mm間隔で並べた際の副走査方向照度分布を示すグラフである。 ロッドレンズ径φ10mmを用いて主走査方向に白色LEDを6mm間隔で並べた際のチップからの照度と蛍光体からの照度との差の比率(照度比率)を示すグラフである。 ロッドレンズ41における光線入射中心位置44と光線出射中心位置45とパーティングライン46との関係を示す概略断面図である。 ロッドレンズ41における光線入射中心位置44と光線出射中心位置45と平面部47との関係を示す概略断面図である。 ロッドレンズ41における光線入射中心位置44と光線出射中心位置45と凸部48との関係を示す概略断面図である。 本発明に係る照明装置の第2の実施の形態における内部構造を示す概略正面図である。 本発明に係る照明装置の第3の実施の形態における内部構造を示す概略正面図である。 本発明に係る照明装置の第4の実施の形態における内部構造を示す概略正面図である。 図17に示した照明装置18の構成でφ8のロッドレンズに単一の白色LEDを備えて点灯させたときのコンタクトガラス12上の照明領域の青色に発光する白色LED内部のチップからの光線の主走査方向照度分布を示すグラフである。 図17に示した照明装置18の構成でφ8のロッドレンズに単一の白色LEDを備えて点灯させたときのコンタクトガラス12上の照明領域の青色に発光する白色LEDの黄色に発光する蛍光体からの光線の主走査方向照度分布を示すグラフである。 青色に発光する白色LED内部のチップからの光線の副走査方向の照度分布を示すグラフである。 黄色に発光する蛍光体からの光線の副走査方向の照度分布を示すグラフである。 主走査方向複数の白色LEDを6mm間隔で並べ、光線が重なったときの副走査方向照度分布を示すグラフである。 チップからの照度と蛍光体からの照度との差の比率(照度比率)を示すグラフである。 第4の実施の形態のφ8mmのロッドレンズにおいて、拡散板50の拡散拡がり角を変化させた場合の、使用範囲4mmの照度比率の最大値を示すグラフである。 本発明に係る照明装置の第5の実施の形態における内部構造を示す概略正面図である。 本発明に係る照明装置の第6の実施の形態における内部構造を示す概略正面図である。 本発明に係る照明装置の第7の実施の形態における内部構造を示す概略正面図である。 光源中央と照明領域中央との直線距離Lが18mmのとき、光源間隔Pを6mm、12mm、18mmと変えて、光源配列方向(主走査方向)位置と照度の関係を示すグラフである。 図28から求めた光源間隔Pの値と照度ムラ(最大照度と最小照度の差)との関係を示すグラフである。 白色LED40の内部構造を示す図である。
本発明に係る画像読取装置は、原稿の原稿面における照明領域を照明する照明装置18と、前記照明領域からの反射光を読み取る画像読取部と、を具備し、前記照明領域は、照明領域幅Aと所定の照明領域長さとからなり、前記照明装置は、前記照明領域長さ方向に直線状に配列された複数の白色LED光源40と、前記複数の白色LED光源40から出射された光を前記照明領域幅方向に集光させる集光体41と、を備え、前記集光体41は、軸方向が前記照明領域長さ方向と一致するように配置された直径Dのロッドレンズ41であり、D≧2.5Aを満たすことを特徴とする画像読取装置を特徴とする。
また、本発明に係る画像読取装置は、原稿の原稿面における照明領域を照明する照明装置と、前記照明領域からの反射光を読み取る画像読取部と、を具備し、前記照明領域は、照明領域幅Aと所定の照明領域長さとからなり、前記照明装置は、前記照明領域長さ方向に直線状に配列された複数の白色LED光源と、前記複数の白色LED光源から出射された光を前記照明領域幅方向に集光させる集光体と、前記複数の白色LED光源と前記照明領域との間に設けられてなる光拡散手段と、を備え、前記白色LED光源は、青色光線を発するLEDチップと、該青色光線を吸収して蛍光を発する蛍光体とを有し、前記光拡散手段の拡散拡がり角は、前記LEDチップからの光の照度と前記蛍光体からの光の照度との差の比率である照度比率が所定の範囲内にある拡散拡がり角であり、前記複数の白色LED光源は、配列間隔Pで配列されてなり、前記複数の白色LED光源から前記照明領域までの距離をLとしたとき、P≦L/3を満たし、前記集光体は、軸方向が前記照明領域長さ方向と一致するように配置された直径Dのロッドレンズであり、D<2.5Aを満たすことを特徴とする。
次に、本発明に係る画像読取装置、及び画像読取装置の一部を構成する照明装置、並びに前記画像読取装置を備えた画像形成装置についてさらに詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は以下の説明において本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態を図1、図2を用いて説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の第1の実施の形態であるフルカラーの複写機1の内部構造を示す概略正面図である。
複写機1の装置本体2内の中央部にはカラー画像を形成するための画像形成部3が設けられている。この画像形成部3は、等間隔に離間させて水平向きに並列に配設された4つのドラム状の感光体4、感光体4の外周面を一様に帯電する帯電ローラ5、帯電ローラ5により帯電された各感光体4の外周面を画像データに応じて露光することにより静電潜像を形成する露光装置6、静電潜像にトナーを供給することにより静電潜像をトナー像として顕像化する現像装置7、感光体4上のトナー像が順次転写される中間転写ベルト8、中間転写ベルト8上へのトナー像の転写後に感光体4上に残留したトナーを除去するクリーニング装置9、中間転写ベルト8上に転写されたトナー像を記録媒体Sに転写させる転写ローラ10等により構成されている。
なお、4つの感光体4上にはそれぞれ異なる色のトナー像(Y;イエロー、M;マゼンタ、C;シアン、K;ブラック)が形成され、これらの各色のトナー像が中間転写ベルト8上に転写されることにより、中間転写ベルト8上ではカラーのトナー像が形成され、このカラーのトナー像が記録媒体Sに転写される。
装置本体2の上部には、後述する照明装置による照明対象物である原稿を自動送りするADF11と、後述する照明装置による照明対象物である原稿が載置されるコンタクトガラス12と、ADF11で自動送りされた原稿又はコンタクトガラス12上に載置された原稿を読み取る画像読取装置13とが配置されている。
画像読取装置13は、コンタクトガラス12と平行に2:1の速度で走行可能な第1・第2走行体14,15、レンズ16、画像読取部であるCCD17等により構成されている。第1走行体14には、コンタクトガラス12上に載置された原稿、又は、ADF11で搬送される原稿の原稿面を照明するための照明装置18と、原稿面で反射されて読取光軸に沿って進行する読取光を反射させる第1ミラー19とが搭載されている。第2走行体15には、第1ミラー19で反射された光をさらに反射させる第2ミラー20と第3ミラー21とが搭載されている。第1〜第3ミラー19,20,21で順次反射された読取光の進行方向前方には、レンズ16とCCD17とが配置されている。
装置本体2の下部には、記録媒体Sを収納する複数段、例えば4段の用紙カセット24が設けられている。これらの用紙カセット24内に収納された記録媒体Sはピックアップローラ25とフィードローラ26とにより一枚ずつ分離給紙され、分離給紙された記録媒体Sは装置本体2内に設けられた用紙搬送路27に沿って搬送される。この用紙搬送路27上には、レジストローラ28、転写ローラ10、定着装置29、排紙ローラ30等が配置されている。
このような構成において、画像読取装置13での読み取り結果に応じて露光装置6の半導体レーザから各色(イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックK)の画像データに応じたレーザ光が出射され、そのレーザ光が帯電ローラ5により一様に帯電された各感光体4の外周面を露光することにより静電潜像が形成される。この静電潜像に対して各現像装置7から各色のトナーが供給されることにより、各色のトナー像が形成される。各感光体4上のトナー像は、感光体4と同期して移動する中間転写ベルト8上に順次転写され、中間転写ベルト8上にはカラートナー像が形成される。
一方、画像形成部3での画像形成動作開始にあわせ、用紙カセット24内からは、記録媒体Sの分離給紙が開始され、分離給紙されて用紙搬送路27上を搬送された記録媒体Sは間欠的に回転駆動するレジストローラ28により、中間転写ベルト8と転写ローラ10との間の転写位置へ送り込まれる。
次にレジストローラ28が回転駆動され、記録媒体Sが中間転写ベルト8と転写ローラ10との間に送り込まれることにより、中間転写ベルト8上のカラートナー像が記録媒体S上に転写される。記録媒体S上に転写されたカラートナー像は、記録媒体Sが定着装置29を通過する過程で記録媒体Sに定着され、カラートナー像が定着された記録媒体Sは排紙ローラ30によって排紙トレイ31上に排紙される。
図2は、本発明に係る照明装置の第1の実施の形態における内部構造を示す概略正面図であり、第1走行体14に搭載されている照明装置18、第1ミラー19及びコンタクトガラス12を示す正面図である。コンタクトガラス12上には原稿が載置され、原稿のコンタクトガラス12側の原稿面に照明装置18からの照明光が照射される。原稿面の(後述する)照明領域を照射し反射された反射光は、第1ミラー19を介して上述の画像読取部で読み取られる。
また、図3は、本発明に係る照明装置に用いられる直径Dのロッドレンズにおける軸方向の構成を示す概略図である。
照明装置18は、複数の白色LED光源40、集光体としての直径Dのロッドレンズ41、遮光部材42等により構成されている。
複数の白色LED光源40は、照明領域長さ方向に直線状に配列されてなる。白色LED光源40から出射された光は、軸方向が照明領域長さ方向と一致するように配置されたロッドレンズ41により、照明領域幅方向に集光される。即ち、ロッドレンズ41の軸に対して垂直な方向から入射することで、ロッドレンズの側面の曲率により集光作用が生じる。
尚、白色LED光源40内部のチップ位置をロッドレンズ41の焦点位置近傍としていることから、チップからの直接光線はロッドレンズ41から出射されるとき、概略平行光線となる。このため、ロッドレンズ41と白色LED光源40との間で位置ずれがあっても光線の拡がり具合の変化を小さくできる。
本発明における白色LED光源40は、内部に青色光線を出射するチップ(青色LED)と、該青色光線を吸収して黄色に発光する蛍光体と、を有する構成である。出射された青色光線の一部は、蛍光体により吸収され、該蛍光体が黄色に発光する。黄色に発光する蛍光体からの光線と、蛍光体に吸収される一部以外の青色光線との混色により、白色LED光源40は白色を呈する。
尚、本実施の形態では、青色LEDにはピーク波長450nm、チップの大きさが0.2×0.2mm、チップ厚さが0.01mmのものを用いたが、本発明はこれに特に限定されるものではない。また、黄色に発光する蛍光体としては、YAG系の材料で、ピーク波長560nm、大きさφ2.4mm厚さ1mmのものを用いたが、本発明はこれに特に限定されるものではない。
また、白色LED光源40の副走査方向(照明領域幅方向)位置は、ロッドレンズ41から出射される光線の中心線上にコンタクトガラス12上の照明領域幅Aの中心があるように配置されている。
さらに、複数の白色LED光源40は、長尺状の基板43上に直線状に配置され、複数の白色LED光源40が画像読取時における主走査方向に沿って配列される向きに基板43が位置付けられている。
ここで、画像読取装置における主走査方向とは照明領域長さ方向と一致し、副走査方向とは照明領域幅方向と一致する。
尚、照明領域とは、照明領域幅Aと所定の照明領域長さとからなるものであって、照明対象物に応じて適宜決めることができる。例えば、複写機等の画像形成装置やスキャナ等の画像読取装置における照明装置の場合、照明領域幅Aは、4mm以上であることが好ましい。
図2に示したレイアウトで、φ8mm(=D)のロッドレンズに単一の白色LEDを備えて点灯させたときの、コンタクトガラス上の照明領域の主走査方向照度分布を図4、図5に示す。図4は白色LED内部のチップからの光線の主走査方向照度分布、図5は黄色に発光する蛍光体からの光線の主走査方向照度分布を示す。図4の内部のチップからの光線の照度分布は山が2つでき、白色LED内部のチップからの光線と黄色に発光する蛍光体からの光線の照度差が大きくなる領域が生じる。しかし、概略±10mm以上の広範囲に光が届いていることから、白色LEDの配列を10mm程度以下に小さくできれば複数の白色LED光源からの光が混ざるため、白色LED内部のチップからの光線と黄色に発光する蛍光体からの光線は主走査方向については概略均一になる。
尚、図4及び図5における副走査方向位置とは、副走査方向における照明領域幅Aの中心位置を0として、中心からの副走査方向距離(mm)を意味する。
一方、副走査方向の照度分布を図6、図7に示す。図6は白色LED内部のチップからの光線の副走査方向照度分布、図7は黄色に発光する蛍光体からの光線の副走査方向照度分布を示す。図7の黄色に発光する蛍光体からの光線の照度分布はなだらかで均一であり問題ないが、図6の白色LED内部のチップからの青色光線の照度分布は主走査方向位置0の端部で大きな照度となっているので、副走査方向に色ムラが生じるから問題となる。
尚、図6及び図7における主走査方向位置とは、主走査方向における白色LED内部のチップの中心位置を0として、中心からの主走査方向距離(mm)を意味する。
主走査方向に白色LEDを6mm間隔で並べ、光線が重なったときの副走査方向照度分布を図8に示す。図8にはチップからの照度と蛍光体からの照度との差も示した。さらに、図9にはチップからの照度と蛍光体からの照度との差の比率(照度比率)を示した。尚、ここでは、チップからの光と蛍光体からの光との差を、中央部のチップからの光と蛍光体からの光との和で割って求めた値を照度比率とした。
色ムラが生じない照度比率としては0が望ましいが、±0.1程度の照度比率であれば、実用上問題ない。図9に示すロッドレンズ径φ8mm(=D)の例の場合、照度比率が0.1以下の領域(副走査方向における距離)は概略3.2mm程度である。
次に、ロッドレンズ径がφ10mm(=D)の条件で同様に計算を行った結果を図10、図11に示す。
図10は白色LEDが複数で光線が重なったときの副走査方向照度分布とチップからの光線と蛍光体からの光線との差を示したグラフであり、図11はチップからの照度と蛍光体からの照度との差の比率(照度比率)を示したグラフである。この結果からロッドレンズ径φ10の場合、照度比率が0.1以下の領域は概略4mm程度である。
以上のことから、ロッドレンズ径が大きいほど、色ムラを許容範囲内にできる範囲が広くなることがわかる。
本実施の形態の場合、良好な画像読取を行うために照明領域幅Aは4mmを要する。従って、D≧2.5Aを満たすにはD≧10とする必要がある。
D≧2.5Aを満たさないD=8の場合は、照度比率0.1以内となる範囲は3.2mmであり、読取装置で読み取りに必要な領域幅として、装置の製造、組み立て誤差などがあっても読取可能な領域である4mmを下回っている。このため、読取画像の不良発生の問題や、環境変動等により読取画像の不良が生じる可能性が上がってしまうという問題が生じる。
D≧2.5Aを満たしているD=10の場合は、照度比率0.1以内となる範囲は4mmであり、読取装置で読み取りに必要な領域幅として、装置の製造、組み立て誤差などがあっても読取可能な領域である4mmと同じである。このため、読取画像の不良を抑制し、環境変動等により読取画像の不良が生じる可能性を小さくできるという効果がある。
ロッドレンズ径をD、照明領域幅をAとした時、D≧2.5Aであれば、照明領域幅全域を色ムラ許容範囲の±0.1以内とすることができる。
換言すると、照明領域とは、色ムラ許容範囲が±0.1以内の範囲であることが好ましい。さらに、照明領域とは、中央のチップからの青色光線と蛍光体からの黄色光線との和の照度が70000(lx)以上であることが好ましい。
また、本実施の形態の場合、A≧4であると、読取装置として充分な広領域の照明が可能となるため好ましい。
尚、ロッドレンズは、ガラス材であっても良いが、プラスチック樹脂とすれば、大量生産により安価に製造可能であるため、プラスチック樹脂とすることが好ましい。
また、ロッドレンズの成形時には型のつなぎ合わせ部にパーティングラインが生じる。本実施の形態では、図12のようにロッドレンズ41の光線入射中心位置44と光線出射中心位置45の間にパーティングライン46を設けている。換言すると、光線入射中心位44と光線出射中心位置45とを含む面に直交する面と当該ロッドレンズ表面との交線に、成型時のつなぎ目が設けられている。
さらに、光の入射位置(光線入射中心位置44)と光の出射位置(光線出射中心位置45)に直交する位置に、図13に示すような平面部47を設けると成形時型から抜きやすいので好ましい。換言すると、光線入射中心位置44と光線出射中心位置45とを含む面と平行な平面部47が2面対向して設けられてなり、当該ロッドレンズの軸方向断面形状は図13に示すように、円形の一対の端部が欠けた形状である。
または、光の入射位置(光線入射中心位置44)と光の出射位置(光線出射中心位置45)に直交する位置に、図14に示すような凸部48を設けると成形時型から抜きやすいので好ましい。換言すると、光線入射中心位置44と光線出射中心位置45とを含む面に対して垂直方向に凸部48が2つ設けられてなり、当該ロッドレンズの軸方向断面形状は、円形の一対の端部が延伸した形状である。この場合、凸部48にイジェクトピンを当てて形状が変化しても良い個所を設けられるのでさらに好ましい。
〔第2の実施の形態〕
本発明に係る照明装置の第2の実施の形態について図15を用いて説明する。図15は本発明に係る照明装置の第2の実施の形態における内部構造を示す概略正面図であり、第1走行体に搭載されている照明装置18、第1ミラー19及びコンタクトガラス12を示す正面図である。画像形成装置、画像読取装置の構成は第1の実施の形態と同じであるので省略する。
本実施の形態の場合、白色LED光源40と長尺状の基板43が2式備わっており、一方は第1の実施の形態と同様ロッドレンズ41を透過して直接照明領域に向かうように配置されている。もう一方は概略コンタクトガラス12と平行な方向に光を照射し、ミラー49で反射して、照明領域に向かう。
2式の白色LED光源40の光源は、共にロッドレンズ41の焦点位置近傍に実装する。この場合も照明領域幅をAとすると、ロッドレンズ41の直径Dを2.5A以上とすることで色ムラが許容範囲内の照明を実現できる。本実施の形態の場合、2方向から光を照射するので、切り貼り原稿などのような原稿面が段差を有する場合でも影が生じにくいという利点がある。また、1式の白色LEDでは必要とする照度を実現できない場合、2倍の白色LEDを実装できるので、高照度を必要とする場合に有効となる。
本実施の形態では、ロッドレンズを図14に示したものを適用した。このロッドレンズ形状では白色LEDを2式実装する場合などに有効である。
図15に示す様に、2式のLEDの実装にはレンズ面を広く使うので、レンズの有効領域が広い方が好ましい。図14に示すロッドレンズは図13に示すものよりレンズ有効面が広い点で有効である。
〔第3の実施の形態〕
本発明に係る照明装置の第3の実施の形態について図16を用いて説明する。図16は本発明に係る照明装置の第3の実施の形態における内部構造を示す概略正面図であり、第1走行体に搭載されている照明装置18、第1ミラー19及びコンタクトガラス12を示す正面図である。画像形成装置、画像読取装置の構成は第1の実施の形態と同じであるので省略する。
本実施の形態の場合、白色LED光源40(a,b)と長尺状の基板43(a,b)とロッドレンズ41(a,b)と遮光部材42(a,b)とが2式備わっている。一方は第1の実施の形態と同じ方向からロッドレンズ41aを透過して直接照明領域に向かう。もう一方は第1の実施の形態の反対側からロッドレンズ41bを透過して直接照明領域を照明する。2式の白色LED光源40(a,b)の光源はともにロッドレンズ41(a,b)の焦点位置近傍に実装する。この場合も照明領域幅をAとすると、ロッドレンズ41(a,b)の直径Dを2.5A以上とすることで色ムラが許容範囲内の照明を実現できる。本実施の形態の場合、2方向から光を照射するので、切り貼り原稿などのような原稿面が段差を有する場合でも影が生じにくいという利点がある。また、1式の白色LEDでは必要とする照度を実現できない場合、2倍の白色LEDを実装できるので、高照度を必要とする場合に有効となる。
本実施の形態では、ロッドレンズを図13に示したものを適用した。このロッドレンズは図14に示したものより小さくできるので、価格が安くできると共に、小型化に有利である。
〔第4の実施の形態〕
図17は、本発明に係る照明装置の第4の実施の形態における内部構造を示す概略正面図であり、第1走行体14に搭載されている照明装置18、第1ミラー19及びコンタクトガラス12を示す正面図である。コンタクトガラス12上には原稿が載置され、原稿のコンタクトガラス12側の原稿面に照明装置18からの照明光が照射される。原稿面の照明領域を照射し反射された反射光は、第1ミラー19を介して上述の画像読取部で読み取られる。
照明装置18は、複数の白色LED光源40、集光体としての直径Dのロッドレンズ41、遮光部材42、光拡散部としての拡散板50等により構成されている。
複数の白色LED光源40は、照明領域長さ方向に直線状に配列されてなる。白色LED光源40から出射された光は、軸方向が照明領域長さ方向と一致するように配置されたロッドレンズ41により、照明領域幅方向に集光される。即ち、ロッドレンズ41の軸に対して垂直な方向から入射することで、ロッドレンズの側面の曲率により集光作用が生じる。
尚、白色LED光源40内部のチップ位置をロッドレンズ41の焦点位置近傍としていることから、チップからの直接光線はロッドレンズ41から出射されるとき、概略平行光線となる。このため、ロッドレンズ41と白色LED光源40との間で位置ずれがあっても光線の拡がり具合の変化を小さくできる。
また、白色LED光源40の副走査方向(照明領域幅方向)位置は、ロッドレンズ41から出射される光線の中心線上にコンタクトガラス12上の照明領域幅Aの中心があるように配置されている。
さらに、複数の白色LED光源40は、長尺状の基板43上に直線状に配置され、複数の白色LED光源40が画像読取時における主走査方向に沿って配列される向きに基板43が位置付けられている。尚、複数の白色LED光源40は、間隔Pが6mmとなるように配置され、光源中央と照明領域中央との距離Lを18mmとしているので、P≦L/3となり、前述のごとく主走査方向の照度むらは生じない構成となっている。
ここで、画像読取装置における主走査方向とは照明領域長さ方向と一致し、副走査方向とは照明領域幅方向と一致する。
尚、照明領域とは、照明領域幅Aと所定の照明領域長さとからなるものであって、照明対象物に応じて適宜決めることができる。例えば、複写機等の画像形成装置やスキャナ等の画像読取装置における照明装置の場合、照明領域幅Aは、4mm以上であることが好ましい。ここで、本実施の形態では、副走査方向の照明領域幅Aを4mm、ロッドレンズ径Dをφ8mmとしているので、D=8<2.5×4=2.5Aという関係を有する。
次に第4の実施の形態における拡散板50の実装理由について詳細に説明する。
まず、色むらについて、第4の実施の形態の場合を例に挙げて説明する。図17に示した照明装置18の構成でφ8のロッドレンズに単一の白色LEDを備えて点灯させたときのコンタクトガラス12上の照明領域の主走査方向照度分布を図18、図19に示す。図18は青色に発光する白色LED内部のチップからの光線の主走査方向の照度分布、図19は黄色に発光する蛍光体からの光線の主走査方向の照度分布を示す。主走査方向中央が最も照度が大きく、中央から離れるにしたがって照度が下がっていくという傾向であり、中央の約6mmの範囲での照度差は小さいため好ましい。そのため本実施の形態の場合、白色LEDの配列Pを主走査方向に6mm程度以下、すなわちP≦L/3の範囲に小さくすれば複数の白色LED光源からの青色と黄色の光が混ざるから、主走査方向については色むらが生じないため好ましい。
一方、副走査方向の照度分布を図20、図21に示す。図20は青色に発光する白色LED内部のチップからの光線の副走査方向の照度分布、図21は黄色に発光する蛍光体からの光線の副走査方向の照度分布を示す。副走査方向中央部は照度が大きく、中央から離れるにしたがって照度が下がっていくという傾向である。図20、図21では拡散板50を実装しているので、青色と黄色の光の照明範囲は概略同じ傾向をしているが、拡散板が無い場合は差が大きくなる。
図20、図21のデータをもとに、より実際の照明に近い構成とするため、主走査方向複数の白色LEDを6mm間隔で並べ、光線が重なったときの副走査方向照度分布を図22に示す。図21にはチップからの照度と蛍光体からの照度の差も示した。さらに、図23にはチップからの照度と蛍光体からの照度の差の比率(照度比率)を示した。チップからの光と蛍光体からの光の差を中央部のチップからの光と蛍光体からの光の和で割って求め照度比率とした。色ムラが生じない照度比率としては0が望ましいが、±10%程度の照度比率であれば、実用上問題ない。
図23に示すように第4の実施の形態の場合、使用範囲4mmにおいて照度比率が10%以下となっている。なお、拡散板50が無い場合の照度比率を計算した結果が図9のグラフである。この図9と比較すると、図23に示す第4の実施の形態の場合、使用範囲の4mmの領域内に照度比率が10%以上となる領域が生じないため、色ムラがより抑制され好適な態様であることがわかる。
第4の実施の形態では、拡散板の拡散度の度合いである拡散拡がり角が、10度である拡散板50を実装している。拡散拡がり角10度とは、拡散板により、直進する光が半値全角で10度の拡がりになる特性をもつものであり、数字が大きいほうが光を拡散する効果が大きい。
図24は第4の実施の形態のφ8mmのロッドレンズにおいて、拡散板50の拡散拡がり角を変化させた場合の、使用範囲4mmの照度比率の最大値を示したグラフである。拡散拡がり角0度、5度では照度比率10%以上になってしまい、色ムラが許容範囲外になってしまう。図24によれば、拡散拡がり角9度以上であれば、色ムラが許容範囲内にできることがわかる。ただし、拡がり角が大きいと照明範囲に照射される光量が減ってしまう(効率が悪くなる)ので、拡がり角は9度が望ましい。
また、拡散板50は従来において周知慣用のものを利用できるが、透過率が高いほうが好ましい。例えば、株式会社オプチカルソリューションズのレンズ拡散板、株式会社きもとの光拡散フィルム等があります。
尚、以上において用いた副走査方向位置とは、副走査方向における照明領域幅Aの中心位置を0として、中心からの副走査方向距離(mm)を意味する。
また、第1の実施の形態と重複するその他の形態、例えば上記において述べられていない範囲のロッドレンズの諸元及び配置構成などは、第1の実施の形態と同一であるため詳細を説明することは省略する。
〔第5の実施の形態〕
本発明の第5の実施の形態について図25を用いて説明する。図25は本発明の第5の実施の形態の第1走行体14に搭載されている照明装置18と第1ミラー19とを示す正面図である。画像形成装置、画像読取装置の構成は第1の実施の形態と同じであるので省略する。この第5の実施の形態の場合、使用範囲4mmでロッドレンズ41の直径を6mmとしているので、D=6<2.5×4=2.5Aという関係を有する。また、光源間隔Pを6mmとし、照明領域中央と光源中央との距離Lを18mmとし、P≦L/3としているので、主走査方向照度ムラは生じない構成である。
図24は、本実施の形態のφ6mmのロッドレンズにおいて、拡散板50の拡散拡がり角を変化させた場合の、使用範囲4mmの照度比率の最大値を示したものである。拡散拡がり角0度、5度、10度では照度比率10%以上になってしまい、色ムラが許容範囲外になってしまう。図24によれば、拡散拡がり角18度以上であれば、色ムラが許容範囲内にできることがわかる。第5の実施の形態では拡散拡がり角18度の拡散板50を実装しているので、色ムラが許容範囲内になっており、かつ照明効率が最大となる。
〔第6の実施の形態〕
本発明の第6の実施の形態について図26を用いて説明する。図26は本発明の第6の実施の形態の第1走行体14に搭載されている照明装置18と第1ミラー19とを示す正面図である。画像形成装置、画像読取装置の構成は第1の実施の形態と同じであるので省略する。この第6の実施の形態の場合、使用範囲4mmでロッドレンズ41の直径を8mmとしているので、D=8<2.5×4=2.5Aという関係を有する。また、光源間隔Pを6mmとし、照明領域中央と光源中央との距離Lを18mmとし、P≦L/3としているので、主走査方向照度ムラは生じない構成である。
この第6の実施の形態の場合、白色LED40と長尺状の基板43が2式備わっている。この2式のうち一方は第4の実施の形態、第5の実施の形態と同様にロッドレンズ41を通って照明領域に向かう。もう一方は概略コンタクトガラス12と平行な方向に光を照射しミラー49で反射して、照明領域に向かう。2式の白色LED40の光源はともにロッドレンズ41の焦点位置近傍に実装する。この場合、ロッドレンズ41の表面に光を拡散させる作用を付加している。図24から拡散拡がり角を9度としているので、色ムラが許容範囲内の照明で、かつ、照明効率が最大の照明装置を実現できる。
第6の実施の形態の場合、2方向から光を照射するので、切り貼り原稿などの場合でも影が生じにくいという利点がある。また、1式の白色LEDでは必要とする照度を実現できない場合、2倍の白色LEDを実装できるので、高照度を必要とする場合有効となる。
直接照明するものとミラー49を反射して照明するものでは、照明領域までの光路長が異なるので、照明領域での拡散作用の影響が異なる。ロッドレンズ41の表面の拡散作用について、ミラー49を用いる方の光の拡散作用を小さくすれば、色ムラが許容範囲でかつ照明効率の良い照明装置を実現できる。
なお、拡散作用を実現するには、ロッドレンズ本体または金型へのサンドブラストによる表面粗し処理によって実現できる。その他、ロッドレンズ金型へのエッチング処理(シボ処理)によってもロッドレンズの拡散作用を実現できる。
〔第7の実施の形態〕
本発明の第7の実施の形態について図27を用いて説明する。図27は本発明の第7の実施の形態の第1走行体14に搭載されている照明装置18と第1ミラー19とを示す正面図である。画像形成装置、画像読取装置の構成は第1の実施の形態と同じであるので省略する。
第7の実施の形態の場合、白色LED40と長尺状の基板43とロッドレンズ41と遮光部材42が2式備わっている。一方は第4の実施の形態、第5の実施の形態と同じ方向からロッドレンズ41を通って照明領域に向かう。もう一方は第4の実施の形態、第5の実施の形態の反対側から、照明領域を照明する。2式の白色LED40の光源はともにロッドレンズ41の焦点位置近傍に実装する。この第7の実施の形態の場合、使用範囲4mmでロッドレンズ41の直径を8mmとしているので、D=8<2.5×4=2.5Aという関係を有する。また、光源間隔Pを6mmとし、照明領域中央と光源中央との距離Lを18mmとし、P≦L/3としているので、主走査方向照度ムラは生じない構成である。
第7の実施の形態の場合、ロッドレンズ41の体積内(内部)に拡散部材を含ませているので拡散板や表面処理して拡散作用を設ける必要がなく、安価に製造可能である。また、体積的に光を散乱するので散乱効果が高く、拡散拡がり角を大きくしたい、ロッドレンズ径の小さな構成の場合に有効である。第7の実施の形態では図24から拡散拡がり角を9度としているので、色ムラが許容範囲内の照明で、かつ、照明効率が最大の照明装置を実現できる。
第7の実施の形態の場合、2方向から光を照射するので、切り貼り原稿などの場合でも影が生じにくいという利点がある。また、1式の白色LEDでは必要とする照度を実現できない場合、2倍の白色LEDを実装できるので、高照度を実現させる場合有効となる。
最後に、上記第4〜7の実施の形態で具現化された本発明の一態様において、ロッドレンズ径をD、照明範囲をAとしたときD<2.5Aとすることについて説明する。
図24にはA=4mm、D=10mmとし、10=2.5*4となる場合の照度比率と拡散拡がり角の関係を示す。D=2.5Aとなる条件では、ロッドレンズ径が十分大きいので光拡散部を設けなくても照度比率は許容範囲の10%以内にできる。また、D≧2.5Aの場合さらに照度比率は下がる傾向であるので、本発明の一態様においては対象外となる。
尚、上記第4〜7の実施の形態のみに光拡散手段を備えるものとしたが、上記第1〜3の実施の形態においても同様に光拡散手段を備えるものとしてもよく、拡散手段を備えることでより照明領域内の色ムラが抑制されるため好ましい。
S 記録媒体
Y イエロー
M マゼンタ
C シアン
K ブラック
A 照明領域幅
D ロッドレンズ直径
1 複写機
2 装置本体
3 画像形成部
4 感光体
5 帯電ローラ
6 露光装置
7 現像装置
8 中間転写ベルト
9 クリーニング装置
10 転写ローラ
11 ADF
12 コンタクトガラス
13 画像読取装置
14 第1走行体
15 第2走行体
16 レンズ
17 CCD
18 照明装置
19 第1ミラー
20 第2ミラー
21 第3ミラー
24 用紙カセット
25 ピックアップローラ
26 フィードローラ
27 用紙搬送路
28 レジストローラ
29 定着装置
30 排紙ローラ
31 排紙トレイ
40 白色LED
41 ロッドレンズ
42 遮光部材
43 長尺状の基板
44 光入射位置
45 光出射位置
46 パーティングライン
47 平面部
48 凸部
49 ミラー
特開2005−156600号公報 特開2009−77005号公報 特開2007−103160号公報 特開2005−339853号公報 特開2008−235439号公報

Claims (19)

  1. 原稿の原稿面における照明領域を照明する照明装置と、
    前記照明領域からの反射光を読み取る画像読取部と、を具備し、
    前記照明領域は、照明領域幅Aと所定の照明領域長さとからなり、
    前記照明装置は、前記照明領域長さ方向に直線状に配列された複数の白色LED光源と、前記複数の白色LED光源から出射された光を前記照明領域幅方向に集光させる集光体と、を備え、
    前記集光体は、軸方向が前記照明領域長さ方向と一致するように配置された直径Dのロッドレンズであり、D≧2.5Aを満たすことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記白色LED光源が内部に有するチップの位置は、前記ロッドレンズの焦点位置近傍であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記照明領域の前記照明領域幅方向における中心は、前記ロッドレンズから出射される光線の前記照明領域幅方向における中心線上にあることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記ロッドレンズは、プラスチック樹脂からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記ロッドレンズは、光線入射中心位置と光線出射中心位置とを含む面に直交する面と当該ロッドレンズ表面との交線に、成型時のつなぎ目が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記ロッドレンズは、光線入射中心位置と光線出射中心位置とを含む面と平行な平面部が2面対向して設けられてなり、
    当該ロッドレンズの軸方向断面形状は、円形の少なくとも一対の端部が欠けた形状であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記ロッドレンズは、光線入射中心位置と光線出射中心位置とを含む面に対して垂直方向に凸部が2つ対向して設けられてなり、
    当該ロッドレンズの軸方向断面形状は、円形の少なくとも一対の端部が延伸した形状であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  8. 前記複数の白色LED光源と、前記照明領域との間に、光拡散手段を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  9. 前記白色LED光源は、青色光線を発するLEDチップと、該青色光線を吸収して蛍光を発する蛍光体とを有し、
    前記光拡散手段の拡散拡がり角は、前記LEDチップからの光の照度と前記蛍光体からの光の照度との差の比率である照度比率が所定の範囲内にある拡散拡がり角であることを特徴とする請求項8に記載の画像読取装置。
  10. 前記所定の範囲は、+10%〜−10%であることを特徴とする請求項9に記載の画像読取装置。
  11. 前記光拡散手段は、光拡散板を有することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  12. 前記光拡散手段は、前記ロッドレンズの光入射面と光出射面の少なくとも一方に設けられた拡散作用面であることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  13. 前記拡散作用面は、表面粗し処理により形成されてなることを特徴とする請求項12に記載の画像読取装置。
  14. 前記拡散作用面は、シボ処理により形成されてなることを特徴とする請求項12に記載の画像読取装置。
  15. 前記ロッドレンズは、内部に散乱部材を含有し、前記光拡散手段を兼ねてなることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  16. 前記複数の白色LED光源は、配列間隔Pで配列されてなり、
    前記複数の白色LED光源から前記照明領域までの距離をLとしたとき、P≦L/3を満たすことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載の画像読取装置と、前記画像読取装置で読み取った画像データに応じて記録媒体上に画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  18. 照明領域幅Aと所定の照明領域長さとからなる照明領域を照明するための照明装置であって、
    前記照明領域長さ方向に直線状に配列された複数の白色LED光源と、
    前記複数の白色LED光源から出射された光を前記照明領域幅方向に集光させる集光体と、を備え、
    前記集光体は、軸方向が前記照明領域長さ方向と一致するように配置された直径Dのロッドレンズであり、D≧2.5Aを満たすことを特徴とする照明装置。
  19. 原稿の原稿面における照明領域を照明する照明装置と、
    前記照明領域からの反射光を読み取る画像読取部と、を具備し、
    前記照明領域は、照明領域幅Aと所定の照明領域長さとからなり、
    前記照明装置は、前記照明領域長さ方向に直線状に配列された複数の白色LED光源と、前記複数の白色LED光源から出射された光を前記照明領域幅方向に集光させる集光体と、前記複数の白色LED光源と前記照明領域との間に設けられてなる光拡散手段と、を備え、
    前記白色LED光源は、青色光線を発するLEDチップと、該青色光線を吸収して蛍光を発する蛍光体とを有し、
    前記光拡散手段の拡散拡がり角は、前記LEDチップからの光の照度と前記蛍光体からの光の照度との差の比率である照度比率が所定の範囲内にある拡散拡がり角であり、
    前記複数の白色LED光源は、配列間隔Pで配列されてなり、前記複数の白色LED光源から前記照明領域までの距離をLとしたとき、P≦L/3を満たし、
    前記集光体は、軸方向が前記照明領域長さ方向と一致するように配置された直径Dのロッドレンズであり、D<2.5Aを満たすことを特徴とする画像読取装置。
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