JP2010016458A - 照明ユニット、並びに該照明ユニットを用いた画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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昌弘 伊藤
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靖夫 桜井
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Abstract

【課題】切り貼り原稿や、原稿の端部で発生する異常画像の発生を抑制できる小型で高効率な照明ユニットと、それを用いた画像読取装置及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】発光強度に角度特性を有する発光源1が所定の間隔で配置された光源部と、前記光源部からの射出光を原稿面に反射して照明する反射部と、原稿11で反射した反射光が伝搬するための開口部7と、を備え、前記反射部は、前記光源部に対して近い側に配置された第1の反射面3と、前記光源部に対して遠い側に配置された第2の反射面4と、を有し、前記第2の反射面4は、前記第1の反射面3よりも、可視光領域において屈性率に対する消衰係数の比が大きいことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明ユニット、並びに該照明ユニットを用いた画像読取装置及び画像形成装置に関するものであり、より詳しくは、原稿を照明する証明ユニット、該照明ユニットを備え、原稿の画像情報をライン状に素子を配列した撮像素子上に結像させ、該撮像素子により画像情報を読み取るようにした画像読取装置、及び該画像読取装置を備えたデジタル複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
従来用いられる一般的なキセノンランプ、ハロゲンランプ等の管灯は、消費電力が大きく、また、発熱が大きいことから、装置全体の温度を上昇させてしまう。画像読取装置内の温度上昇は、光学系の共役関係を崩し、光電変換素子(撮像素子)からピントがずれて結像しなくなり、良好な画像を得られなくなるため問題になってきている。
また、小型の画像読取装置では、これらの代わりに冷陰極蛍光ランプ(CCFL)が用いられることが多いが、CCFLは照明光量が安定するまでの時間が掛かることにより、原稿読み取りに時間を要する。また、CCFLはHgを含有していることからリサイクルの際の環境面における課題がある。
そこで、これら管灯に替わる新しい照明光源として、電力消費及び発熱が少なく、長寿命で、リサイクルの際の環境面において優れているLED光源を用いた照明ユニットが注目されるようになってきている。
LEDを用いた照明ユニットとしては、例えば特許文献1〜6に、LEDを配列した照明ユニットが提示されている。
特許文献1、特許文献2及び特許文献3では、LEDの配列方向への光の広がりを抑制し効率良く原稿面を照明する方法が提示されている。特許文献1、特許文献2では、原稿に対してある特定の方向から直接原稿を照明する方式において、LEDの配列構成に応じた照明ムラを低減する方法が提示されている。しかしながら、例えば元原稿に切り取った別の原稿を糊付けて貼り付けた切り貼り原稿の様に、照明ユニットの走査方向(原稿の走査方向)と直交する方向に段差を有する原稿を読む場合、その段差の部分で光が蹴られて影ができ、読み取った原稿情報に黒い縦線が発生してしまい、異常画像になることが問題となる。また、原稿の端部において、原稿とその原稿を押さえる圧板部材との界面でも上記した切り貼り原稿の場合と同様の現象が発生するため問題となる。
これらの問題の発生を低減する方法としては、特許文献3のように別方向からも照明する方法が有効であるが、この方法では、照明ユニットを2個設ける必要があるためコスト高となる。
また、LEDの個数を少なくして効率良く照明する場合には、LEDから原稿面までをある一定の距離を離間させて配置する必要があることから、照明ユニットは原稿面の法線方向に対する大きさが必要になり、画像読取装置全体の高さ方向において大型化してしまう。
一方、特許文献4、特許文献5及び特許文献6では、原稿の照射位置に対して光源と反対側にミラーを配置して、ミラーの反射光によって光源の反対側からも照明する方式が提示されているが、いずれも後述するような諸問題を抱えるため改善が望まれている。
特許文献4では、直接原稿側にLEDが向いているため、ミラーが反射する光量は少ない。従って、上記した切り貼り原稿の場合、元原稿の側(別原稿を貼り付けた側とは反対側)から照射した場合と、別原稿を貼り付けた側から照射した場合とでは、影の発生が異なるため問題となる。
特許文献5では、直接照明用のLEDと反射照明用のLEDをそれぞれ別々に設けているためコスト高となる。また、砲弾型のLEDをそのまま配置しているため、LEDは発光の角度特性は、面発光型のLEDよりも狭角であるため、LEDの配列ピッチに応じた照明ムラが発生し易い。さらに、直接原稿面にLEDを照射する光路長と、反射面を介して原稿面を照射する場合の光路長が異なる為、それぞれの側からの光量は、光路長の長さによって異なってしまう。
特許文献6は、LEDに向かって凹面を向けた反射面を2面配して、原稿面を照明する照明ユニットである。しかしながら、かかる照明ユニットの構成であっても特許文献5と同様に、広ピッチでLEDを配置すると、LEDの配列間隔に応じた原稿読取面上で配列方向の照明むらが発生してしまうため、LEDを狭ピッチで配置する必要がある。または、LEDから反射面までの距離を長く取る構成とすれば、照明ムラを低減することは可能であるが、かかる構成にすると反射面が大きくなり、照明ユニット自体も大きくしなくてはならなくなる。
特開2005−241681号公報 特開2006−042016号公報 特開2006−067551号公報 特開2004−157213号公報 特開2005−027082号公報 特開2002−142082号公報
本発明は、上記に提示した従来技術における問題を鑑みて、切り貼り原稿や、原稿の端部で発生する異常画像の発生を抑制できる小型で高効率な照明ユニットと、それを用いた画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る照明ユニット、並びに該照明ユニットを用いた画像読取装置及び画像形成装置は、具体的には下記(1)〜(7)に記載の技術的特徴を有する。
(1):発光強度に角度特性を有する発光源が所定の間隔で配置された光源部と、前記光源部からの射出光を原稿面に反射して照明する反射部と、原稿で反射した反射光が伝搬するための開口部と、を備え、前記反射部は、前記光源部に対して近い側に配置された第1の反射面と、前記光源部に対して遠い側に配置された第2の反射面と、を有し、前記第2の反射面は、前記第1の反射面よりも、可視光領域において屈性率に対する消衰係数の比が大きいことを特徴とする照明ユニット。
上記(1)に記載の構成によれば、光源部から遠い側の反射面の反射率が、近い側の反射面の反射率よりも高くなり、光源部から遠い側の反射面からの照明光量を増やし、近い側の反射面からの照明光量に近付けることができる。即ち、上記(1)に記載の構成によれば、開口部の両側の反射面からの照明光を合わせることが可能となる。
(2):前記発光源は、発光面の法線方向の発光強度が最も強いLEDを用いてなることを特徴とする上記(1)に記載の照明ユニット。
上記(2)に記載の構成によれば、発光素子からの射出光の最も発光強度の強い範囲を反射面に照射することが可能となる。また、光源部と反射面の間に反射面を用いた導光部材等を用いたとしても、発光強度の強い範囲は、導光部材での反射は無く、反射による劣化を低減できる。即ち、上記(2)に記載の構成によれば、最も発光強度の強い範囲の減衰を減らし、光の利用効率を上げることで光の利用効率が高く、省電力に効果がある。また、LEDの個数等に関係なく、照明むらのない小型な照明ユニットが達成できる。
(3):前記可視光領域は、波長430nm〜700nmの範囲であることを特徴とする上記(1)に記載の照明ユニット。
画像読取装置では、緑(G)、青(B)の色信号として各色信号に対応した光電変換素子によりカラー原稿を読取り、各色はそれぞれ、620nm、540nm、450nm付近に感度のピークを有するのが一般的である。一方、白色LEDは、青の光で蛍光体を励起し、450nm、560nm付近にピークを持っているのが一般的である。このため、上記(3)に記載の構成によれば、上記のように波長範囲を設定することにより、反射面の材質を有効に選択することができる。
(4):前記発光源は、配列方向に対して中心から端部に向かって間隔が密になるように配列してなることを特徴とする上記(1)に記載の照明ユニット。
上記(4)に記載の構成によれば、画像読取装置に用いる画像読取レンズの画角に応じて生じる、周辺光量の劣化を照明ユニットで補正することが可能となる。即ち、上記(4)に記載の構成によれば、画像読取レンズの画角のコサイン4乗則を適切に補正することができ、良好に照明することができる。
(5):前記第1の反射面及び/または前記第2の反射面は、前記発光部に対して凹面を向けた凹面鏡であることを特徴とする上記(1)に記載の照明ユニット。
上記(5)に記載の構成によれば、反射面で発散する光を原稿の読み取り位置に適切に集光することにより、照明光を原稿面の読取領域に良好に集めることができ、光の利用効率をさらに高めることが可能となり、省電力に効果がある。
(6):画像読取部と、上記(1)乃至(5)のいずれか1項に記載の照明ユニットと、を備え、当該画像読取装置と、読み取られる原稿とが相対的に移動することで走査して画像情報を読み取ることを特徴とする画像読取装置。
上記(6)に記載の構成によれば、切り貼り原稿や、原稿端部で発生する影が写ることによる画像品質の劣化を抑え、良好に画像を読取ることが可能となり、更に小型で、低消費電力な画像読取装置を達成できる。
(7):上記(6)に記載の画像読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
上記(7)に記載の構成によれば、切り貼り原稿や、原稿端部でも異常画像の発生が少なく原稿を複写することが可能となり、更に小型で、低消費電力な画像形成装置を達成できる。
本発明によれば、切り貼り原稿や、原稿の端部で発生する異常画像の発生を抑制できる小型で高効率な照明ユニットと、それを用いた画像読取装置及び画像形成装置を提供することができる。
<照明ユニット>
本発明に係る照明ユニットは、発光強度に角度特性を有する発光源1が所定の間隔で配置された光源部と、前記光源部からの射出光を原稿面に反射して照明する反射部と、原稿11で反射した反射光が伝搬するための開口部7と、を備え、前記反射部は、前記光源部に対して近い側に配置された第1の反射面と、前記光源部に対して遠い側に配置された第2の反射面と、を有し、前記第2の反射面は、前記第1の反射面よりも、可視光領域において屈性率に対する消衰係数の比が大きいことを特徴とする。
以下、本発明に係る照明ユニット、画像読取装置及び画像形成装置の詳細な構成について図面を参照して具体的に説明する。
〔第1の実施の形態;照明ユニット〕
本発明に係る照明ユニットの第1の実施の形態における構成を示す概略図を図1に示し、図2は図1における発光源と反射面との構成を示す拡大図である。尚、図1では説明のため原稿11と透明部材からなるコンタクトガラス10を図示しているが、これらは本発明に係る照明ユニットを構成するものではない。
(光源部)
光源部は、面発光型のLEDを発光強度に角度特性を有する発光源1として回路基板2上に一列に並べた構成である。ここで、発光源1であるLED1は、複数が所定の間隔で配列されてなり、LED1の配列の間隔は一定間隔であっても良く、図3のような画像読取レンズの画角のコサイン四乗則によって生じる周辺光量の劣化を補正するように、LED1の配列を中心よりも周辺部が密になるように配列しても良い。
また、本発明における発光源1は、発光面の法線方向の発光強度が最も強いLEDを用いてなることが好ましい。発光面の法線方向の発光強度が最も強いLEDを用いることで、LEDの法線方向に距離を離して配置される2つの反射面に対し、LEDからの射出光を良好に照射することができるため好ましい。
(反射部、開口部)
光源部から射出された光は、光源部の前面に配置された反射部を構成する2枚の反射面3、4によってそれぞれ原稿面を照明するように反射する。原稿面からの反射光は、反射面3、4の間の開口部7(原稿からの反射光が通過する開口もしくは空間であって、特定の部材を指すものではない)を通り、不図示の光電変換素子に導かれる。
ここで、光源部に対して、近い側に配置された反射面が第1の反射面3であり、光源部に対して、遠い側に配置された反射面が第2の反射面4である。
反射面3、4の材質は、可視光領域において屈折率と消衰係数が異なる材質である。
表1〜4に反射面に使用する材料の具体例として、アルミニウム、銀、ロジウム、マグネシウムの屈折率nと消衰係数kとその比k/nを可視光範囲内で示す。
Figure 2010016458
Figure 2010016458
Figure 2010016458
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材質の表面での反射率は図4に示すように、異なる物質どうしが接する界面では、入射する光の一部が反射するフレネル反射の法則で導くことができる。
表1〜4の屈折率と消衰係数を用い、入射する側の物質を空気として反射面での反射率を角度毎に算出すると、図5、図6、図7及び図8に示すようになる。
ここで、430nm付近のk/nが最も大きいのがマグネシウムであり、その結果反射率も最も高くなっている。逆に、k/nが最も小さいのがロジウムであり、反射率が最も低い。
本発明に係る照明ユニットでは、第2の反射面は、第1の反射面よりも、可視光領域において屈性率に対する消衰係数の比が大きいことが好ましい。
従って、例えば、屈性率に対する消衰係数の比(k/n)が小さい材料、ロジウムを光源部に近い側の反射面に配置し、屈性率に対する消衰係数の比(k/n)が大きい材料、マグネシウムを遠い側の反射面に配置する構成が好ましい。かかる構成によれば、近い側よりも遠い側の反射面の方の反射率を大きく取ることができ、遠い側からの照明光を明るくできるため、両側の照明光の光量を良好に合わせることが可能となる。
ここで、上記の可視光領域とは、図9にLEDの光強度の波長特性を示すように、本発明では、430nm〜700nmの範囲のことを示す。この範囲内でk/nの大小関係を満足できれば、如何なる材料であっても反射面に用いることが可能である。第1の反射面と第2の反射面との組み合わせは、第1の反射面をアルミニウム、第2の反射面を銀とすることが、特に好ましい組み合わせの例として挙げられる。
また、図1及び図2に示した構成をすることにより、LED1の個数や間隔によらず小型化が達成できる。例えば画像読取装置に本実施の形態の照明ユニットを適用した場合、LED1の個数を減らして配列方向の照明むらを低減する為に、光源部と反射面との間隔を広くした場合であっても、図1中の原稿面から下方向へは大型化する必要はない。即ち、画像読取装置の高さ方向は大型化の必要はなく、容易に画像読取装置の小型化が達成できる。
〔第2の実施の形態;照明ユニット〕
本発明に係る照明ユニットの第2の実施の形態における構成を示す概略図を図10に示す。本実施の形態では、光源部側に凹面を向けた反射面を第2の反射面4に適用して配置した構成である。詳細については図示を省略するが、LED1を配列する方向、つまり図10の図示面に対して直交する方向には、曲率を持たない反射面である。尚、第2の反射面4以外の構成については上記第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
このような構成にすることにより、LED1に対して遠い側の第2の反射面に対して広がっていく照明光を、原稿面の読取位置に集めることができるため、第2の反射面からの照明光量を増やすことができ、光の利用効率を上げることができ、省電力の効果がある。
また、本実施の形態では第2の反射面にのみ曲面を用いたが第1の反射面にも同様に用いることができ、光の利用効率をさらに高めることが可能である。
〔第3の実施の形態;照明ユニット〕
本発明に係る照明ユニットの第3の実施の形態における構成を示す概略断面図を図11に示し、本発明に係る照明ユニットの第3の実施の形態における構成を示す概略斜視図を図12に示す。尚、上記第1の実施の形態と同一の部材については同一の符号を付し、また、同一の部材については説明を省略する。
本実施の形態では、更に光の利用効率を挙げる為に、LED1から広がって射出する光を反射面6で集めて照明光に利用することができる構成である。また、それぞれの反射面3,4,6を保持部材5a、5b、5cで保持していて、さらに保持部材5bと5cとの間に開口部7を設けている。このような構成をとることにより更に光の利用効率を高めることができ、省電力の効果が得られる。尚、保持部材5bと5cとは、図7に示すように、LED1を配列する方向の両端部(図11の図示面垂直方向両端部)においては一体で構成され、もしくは接合されて構成され、原稿面の幅方向(LED1の配列方向)長さに対応した分のみ開口部7が設けられている。
また、保持部材5a,5b,5cは一体で成形した成形部材で構成することができる。開口部7は、一体で成形された成形部材である保持部材5a,5b,5cにおける開口であっても良く、高い光透過率を有する透明部材であっても良い。
反射面3、4、6はシール型の反射部材や、蒸着、塗装等の方法で形成することができる。
さらに反射面3及び反射面6は同一の部材であっても良く、別部材でそれぞれ形成しても良い。ここでは原稿面を照明する第1の反射面3及び第2の反射面4についてのみ、上記第1の実施の形態で説明したk/nの関係を満足するように配置することにより、上記第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
また、ここでは反射面6は平面の反射面であるが、LED1からの射出光をより集めるために放物面等の曲面で形成することも可能である。また第2の実施の形態で示したように、第1の反射面3及び/または第2の反射面4を曲面で形成することも可能である。
<画像読取装置>
〔第4の実施の形態;画像読取装置〕
図13は本発明に係る画像読取装置における実施の形態(第4の実施の形態)である読取ユニットの構成を示す断面概略図である。
読取ユニットの実施の形態は、ハウジング21に反射ミラー25a,25b,25cと、結像レンズ22と、CCD等によるラインセンサ24と、不図示の電気回路と、ラインセンサ24と電気回路の位置調整と固定をする保持機構23、さらに本発明に係る照明ユニットとで構成される。本実施の形態では、上記第3の実施の形態の照明ユニットを適用した。本実施の形態の読取ユニットは、コンタクトガラス10の近傍を図の左右方向に走査しながらコンタクトガラス10上に配置された原稿11を照明ユニットで照明し、原稿からの反射光を反射ミラー25a,25b,25cで反射して結像レンズ22で縮小結像してラインセンサ24で光電変換しながら原稿情報を読み取る。本発明に係る照明ユニットを本実施の形態の読取ユニットに用いることで、切り貼り原稿や、原稿端部での影による異常画像を低減することができる。また、光源部からの光の射出方向は、原稿面ではなく、反射面に向かっているため、LED1と反射面の間隔を広く取った場合でも高さ方向には大型化せずに小型で、低消費電力で照明むらの無い照明が可能となる。
また、図3に示すようにLED1の配列ピッチをLED1の配列の中心付近より、端部付近を密にすることにより、画像読取レンズ24の画角に応じて発生する原稿端部の光量低下を照明ユニットで補うことが可能となり、原稿読取領域全域で良好な読み取りが可能となる。
さらに、本実施の形態では、読取ユニット(照明ユニット)が原稿に対して移動することで原稿の画像情報を走査して読み取ることを例に挙げたが、もちろん読取ユニット(照明ユニット)は固定して、原稿自体を原稿読取位置に対して移動させる構成としても同様の効果を奏することは言うまでもない。即ち、当該画像読取装置と、読み取られる原稿とが相対的に移動することで走査して画像情報を読み取る構成であれば、如何なる構成であっても良い。
〔第5の実施の形態;画像形成装置〕
<画像形成装置>
図14は本発明に係る画像形成装置における実施の形態(第5の実施の形態)の構成を示す断面概略図である。
この画像形成装置は、装置上部に位置する画像読取装置200と、その下位に位置する「画像形成部」とを有する。画像読取装置200の部分は、図13に示した本発明に係る画像読取装置(第4の実施の形態)をそのまま適用した。
画像読取装置200の3ラインのラインセンサ24から出力される画像信号は画像処理部1200に送られ、画像処理部1200において処理されて「書込み用の信号(イエロー・マゼンタ・シアン・黒の各色を書込むための信号)」に変換される。
画像形成部は、「潜像担持体」として円筒状に形成された光導電性の感光体1100を有し、その周囲に、帯電手段としての帯電ローラ1110、リボルバ式の現像装置1130、転写ベルト1140、クリーニング装置1150が配設されている。帯電手段としては帯電ローラ1110に代えて「コロナチャージャ」を用いることもできる。
信号処理部1200から書込み用の信号を受けて光走査により感光体1100に書込みを行う光走査装置1170は、帯電ローラ1110と現像装置1130との間において感光体1100の光走査を行うようになっている。
符号1160は定着装置、符号1180はカセット、符号1190はレジストローラ対、符号1220は給紙コロ、符号1210はトレイ、符号Sは「記録媒体」としての転写紙を示している。
画像形成を行うときは、光導電性の感光体1100が時計回りに等速回転され、その表面が帯電ローラ1110により均一帯電され、光走査装置1170のレーザビームの光書込による露光を受けて静電潜像が形成される。形成された静電潜像は所謂「ネガ潜像」であって画像部が露光されている。
「画像の書込み」は、感光体1100の回転に従い、イエロー画像、マゼンタ画像、シアン画像、黒画像の順に行われ、形成された静電潜像はリボルバ式の現像装置1130の各現像ユニットY(イエロートナーによる現像を行う)、M(マゼンタトナーによる現像を行う)、C(シアントナーによる現像を行う)、K(黒トナーによる現像を行う)により順次反転現像されてポジ画像として可視化され、得られた各色トナー画像は、転写ベルト1140上に、転写電圧印加ローラ114Aにより順次転写され、上記各色トナー画像が転写ベルト1140上で重ね合わせられてカラー画像となる。また、本発明に係る画像形成装置には、上記したリボルバ式の現像装置1130に限らず、タンデム式の現像装置等の公知の現像装置を適用しても良い。
転写紙Sを収納したカセット1180は、画像形成装置本体に脱着可能であり、図のごとく装着された状態において、収納された転写紙Sの最上位の1枚が給紙コロ1220により給紙され、給紙された転写紙Sはその先端部をレジストローラ対1190に捕えられる。
レジストローラ対1190は、転写ベルト1140上の「トナーによるカラー画像」が転写位置へ移動するのにタイミングを合わせて転写紙Sを転写部へ送り込む。送り込まれた転写紙Sは、転写部においてカラー画像と重ね合わせられ、転写ローラ114Bの作用によりカラー画像を静電転写される。転写ローラ114Bは、転写時に転写紙Sをカラー画像に押圧させる。
カラー画像を転写された転写紙Sは定着装置1160へ送られ、定着装置1160においてカラー画像を定着され、図示されないガイド手段による搬送路を通り、図示されない排紙ローラ対によりトレイ1210上に排出される。各色トナー画像が転写されるたびに、感光体1100の表面はクリーニング装置1150によりクリーニングされ、残留トナーや紙粉等が除去される。
尚、画像形成部の構成は、周知の単色画像形成用の構成に変えることができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記した種々の限定に何ら制限されるものではなく、本発明の効果を損なわない範囲で公知の画像形成装置の構成を適用することができる。
以上説明した第1〜5の実施の形態における照明ユニット、画像読取装置、画像形成装置によれば、切り貼り原稿や、原稿の端部で発生する異常画像の発生を抑制でき、小型で高効率である。
本発明の活用例としては、原稿読取面上を走査する原稿を照明、もしくは原稿読取面上に配置された原稿近傍を走査しながら原稿面を照明する照明ユニットと、それを用いた画像読取装置、画像形成装置が挙げられる。より詳しくは、原稿の画像情報をライン状に素子を配列した撮像素子上に結像させ、該撮像素子により該画像情報を読み取るようにしたデジタル複写機、ファクシミリ等に使用される照明ユニットに利用可能である。
本発明に係る照明ユニットの第1の実施の形態における構成を示す概略図である。を図2に示す。 図1における発光源と反射面との構成を示す拡大図である 本発明に係る照明ユニットの第1の実施の形態に適用可能な発光源の配列構成を示す概略図である。 材質の表面での反射率について説明するための説明図である。 アルミニウム表面での入射角と反射率の関係を示すグラフである。 銀表面での入射角と反射率の関係を示すグラフである。 ロジウム表面での入射角と反射率の関係を示すグラフである。 マグネシウム表面での入射角と反射率の関係を示すグラフである。 LEDの光強度の波長特性を示すグラフである。 本発明に係る照明ユニットの第2の実施の形態における構成を示す概略図である。 本発明に係る照明ユニットの第3の実施の形態における構成を示す概略断面図である。 本発明に係る照明ユニットの第3の実施の形態における構成を示す概略斜視図である。 本発明に係る画像読取装置における実施の形態である読取ユニットの構成を示す断面概略図である。 本発明に係る画像形成装置における実施の形態の構成を示す断面概略図である。
符号の説明
1 LED(発光源)
2 回路基板
3 第1の反射面
4 第2の反射面
5a,5b,5c 保持部材
6 反射面
7 開口部
10 コンタクトガラス
11 原稿

Claims (7)

  1. 発光強度に角度特性を有する発光源が所定の間隔で配置された光源部と、
    前記光源部からの射出光を原稿面に反射して照明する反射部と、
    原稿で反射した反射光が伝搬するための開口部と、を備え、
    前記反射部は、前記光源部に対して近い側に配置された第1の反射面と、前記光源部に対して遠い側に配置された第2の反射面と、を有し、
    前記第2の反射面は、前記第1の反射面よりも、可視光領域において屈性率に対する消衰係数の比が大きいことを特徴とする照明ユニット。
  2. 前記発光源は、発光面の法線方向の発光強度が最も強いLEDを用いてなることを特徴とする請求項1に記載の照明ユニット。
  3. 前記可視光領域は、波長430nm〜700nmの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の照明ユニット。
  4. 前記発光源は、配列方向に対して中心から端部に向かって間隔が密になるように配列してなることを特徴とする請求項1に記載の照明ユニット。
  5. 前記第1の反射面及び/または前記第2の反射面は、前記発光部に対して凹面を向けた凹面鏡であることを特徴とする請求項1に記載の照明ユニット。
  6. 画像読取部と、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の照明ユニットと、を備え、
    当該画像読取装置と、読み取られる原稿とが相対的に移動することで走査して画像情報を読み取ることを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項6に記載の画像読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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