JP2008304860A - 照明光源ユニット、及び該照明光源ユニットを用いた画像読取装置並びに画像形成装置 - Google Patents

照明光源ユニット、及び該照明光源ユニットを用いた画像読取装置並びに画像形成装置 Download PDF

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芳文 須藤
Yasuo Sakurai
靖夫 桜井
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喜一朗 仁科
Masahiro Ito
昌弘 伊藤
Hibiki Tatsuno
響 辰野
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Abstract

【課題】原稿の浮いた部分を読み取る場合においても光源の集光を良好に抑制し、良好な読み取り画像が得られる照明ユニットを提供すること。
【解決手段】被照明部に向けて微小面積から光を照射する光源が複数配列された照明ユニットであって、前記光源と前記被照明部とを含む仮想平面において、前記被照明部に対する垂線方向である垂線領域の外に前記光源が配置されていることを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、原稿に光を照射する照明ユニット、及び該照明ユニットを用いた画像読取装置並びに画像形成装置に関し、特に結像素子を用いてCCD等の光電変換素子に縮小結像して原稿情報を読み取るデジタル画像読取装置、デジタル複写機等、及びそれらに用いる照明ユニットに関するものである。
従来用いられてきたキセノンランプ、ハロゲンランプ等の管灯は、一般的に消費電力が大きく、また、発熱が大きいことから装置全体の温度を上昇させてしまう。画像読取装置内の温度上昇は、光学系の共役関係を崩し、光電変換素子からピントがずれて結像しなくなり、良好な画像を得られなくなることが問題になってきている。
そこで、キセノンランプ等の管灯に替わる新しい照明光源として、消費電力と発熱の少ないLED光源を用いた照明ユニットが注目されるようになった。
LED光源を用いた照明ユニットとして、例えば、特許文献1では、LEDを一列に並べ、導光体を通して、原稿を照明する照明ユニットが示されている。また別の公知技術としては、特許文献2において、配列したLEDの前に長尺のレンズ系を配置して、LEDの配列と直交する方向への照明の集光度を高くする照明ユニットが示されている。さらに別の公知技術として、特許文献3では、LEDからの照明光を一度反射ミラーで反射させてから原稿を照射する照明ユニットが示されている。
管灯、及びLEDを用いた照明ユニットを用いた場合においても、上記に示した画像読取装置における照明では、原稿に反射した光のうち図1に示すように原稿からの反射光が多い方向、つまり正反射方向では読み取らないことが一般的である。なぜならば、正反射方向は、原稿からの反射光成分(正反射光成分)だけでなく、原稿台の裏面(図1におけるコンタクトガラス1の下面)からの反射光成分も多く含むからである。そのため、原稿からの反射光成分だけでなく、原稿台裏面の反射光の成分も光電変換素子に入射してしまうため、良好に画像を読み取ることが出来なくなる。
したがって、照明ユニットは、原稿面に対して斜めに配置して原稿を照明し、原稿からの反射光のうち、原稿面に対して垂直な方向の反射光成分を読み取るのが一般的である。このような構成により、原稿台裏面からの反射光の影響をなくすことができる。
しかし、斜めから照明した場合であっても図2に示すようなとき、例えば本など綴じ部分を読み取るようなある特定の角度の読み取りのときには、原稿台よりも遠くの位置にある折れ曲がった部分(綴じ部分)に照射された光の正反射光成分が、原稿台面の垂直方向に射出してしまう。そのため、正反射光成分が直接、光電変換素子に取り込まれ、その光量は通常原稿を読み取っているときの反射光の光量よりも大きすぎるために、白抜けした画像として読み取られてしまう。
さらに、LEDを用いた照明ユニットでは、LEDそのものの像を画像読取装置で読み取ってしまうことになり、図3に示したように、本などの原稿の綴じ部分付近の画像は白くドット抜けしたようになり、良好に原稿情報を読み取ることが出来なくなってしまうという問題がある。
この現象は、キセノンランプ等の管灯では拡散光源であるため発生しにくいが、指向性の強いLED等で発生しやすい現象である。また、密着型の等倍センサのように等倍結像素子自体の焦点深度が浅い場合では、指向性の強いLED等を用いても発生しにくい問題であるが、焦点深度の深い縮小系の光学系において見られる現象であり、さらに、光沢の強い原稿などの場合において顕著にみられる現象である。
特開2006−025303号公報 特開2005−278132号公報 特開2005−241681号公報
そこで、本発明は上記の問題を鑑みて為されたものであり、原稿の浮いた部分を読み取る場合においても光源の集光を良好に抑制し、特に縮小光学系に用いた場合においても良好な読み取り画像が得られる照明ユニットを提供することを目的とする。
本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、少なくとも被照明部に向けて微小面積から光を照射する光源が複数配列された照明ユニットであって、前記光源と前記被照明部とを含む仮想平面において、前記被照明部に対する垂線方向である垂線領域の外に前記光源が配置されていることを特徴とすることで上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、上記課題を解決するために本発明に係る照明ユニット、及び該照明ユニットを用いた画像読取装置並びに画像形成装置は、具体的には下記(1)〜(10)に記載の技術的特徴を有する。
(1):被照明部に向けて微小面積から光を照射する光源が複数配列された照明ユニットであって、前記光源と前記被照明部とを含む仮想平面において、前記被照明部に対する垂線方向である垂線領域の外に前記光源が配置されていることを特徴とする照明ユニットである。
上記構成により、本の綴じ部などの折れ曲がった面に当たった時の正反射光成分が光電変換素子へ入射される状態において、正反射光による白ドット抜けの発生を防ぐことができる。
(2):前記仮想平面は、前記垂線領域によって分けられた2つの領域を有し、前記光源は、前記2つの領域の何れにも配置されていることを特徴とする上記(1)に記載の照明ユニットである。
被照明部に対して両側から照明することで、照明光量を均一にすることができる。
(3):前記光源は、前記2つの領域の夫々に同数配置されていることを特徴とする上記(2)に記載の照明ユニットである。
被照明部に対して両側から同じ数の光源により照明をすることで、照明光量を均一にすることができる。
(4):前記照明ユニットにおいて、ミラーまたは導光体が配置されていることを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれか1に記載の照明ユニットである。
上記構成により光源の光を被照明部に集光できるため、高効率な照明をすることができる。
(5):前記垂線領域は、前記ミラーまたは導光体を備え、当該垂線領域に配置されたミラーまたは導光体の有する反射面は、鏡面であることを特徴とする上記(4)に記載の照明ユニットである。
上記構成により、白ドット抜けの発生を防止することができる。
前記光源は、LEDであることを特徴とする上記(1)乃至(5)のいずれか1に記載の照明ユニットである。
上記構成により、キセノンランプ等の管灯に比べ、高光利用効率、低消費電力を実現することは可能である。
(7):任意のLEDを励起源として、蛍光色を発する白色LEDを用いたことを特徴とする上記(6)に記載の照明ユニットである。
白色LEDを用いることにより、フルカラーの画像情報を得るために必要となる色情報も読み取ることが可能となる。さらに、色情報を読み取る際には色にじみも発生し、白ドット抜けによる劣化が目立つが、本発明の照明ユニットにおいてはどの波長の光においても白ドット抜けの発生を防止することができる。
(8):複数色のLEDをそれぞれ配列し、白色照明を構成したことを特徴とする上記(6)に記載の照明ユニットである。
複数色のLEDを用いることにより、光電変換素子の赤(R)、緑(G)、青(B)の各フィルタに対応した色の光源を用いることで、光利用効率を上げて、フルカラーの画像情報を読み取ることも可能である。一般的にLEDは、波長帯域が狭いため、光源ユニットとしては3色に限らず、別の色を増やして、原稿情報の色情報の再現性を高めることも可能である。さらに、色情報を読み取る際には色にじみも発生し、白ドット抜けによる劣化が目立つが、本発明の照明ユニットにおいてはどの波長の光においても白ドット抜けの発生を防止することができる。
(9):原稿を配置する原稿台と、原稿に光を照射する照明ユニットと、原稿の画像を読み取る光電変換素子と、該光電変換素子に原稿からの反射光を結像する結像素子とを備えた画像読取装置において、上記(1)乃至(8)のいずれか1に記載の照明ユニットを用いたことを特徴とする画像読取装置である。

本発明の照明ユニットを用いることにより、従来のキセノンランプ等の管灯に比べ、光の利用効率が高いため、低消費電力、低発熱を実現でき、さらに、本などの厚い原稿の綴じ部まで良好な画像読み取りを可能とする画像読取装置が可能となる。
(10):上記(9)に記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
本発明の照明ユニットを画像形成装置に用いることにより、画像形成装置の低消費電力化に繋がると共に、本などの厚い原稿を複写した場合においても、綴じ部まで良好な画像出力が可能となる画像形成装置を実現できる。
本発明によれば、原稿の浮いた部分を読み取る場合においても光源の集光を良好に抑制し、良好な読み取り画像が得られる照明ユニット、及び該照明ユニットを用いた画像読取装置並びに画像形成装置を提供することができる。
本発明の照明ユニット、及び該照明ユニットを用いた画像読取装置並びに画像形成装置の基本的な構成に関して以下に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種種の限定が付されているが、本発明の範囲は以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限りこれらの態様に限られるものではない。
(照明ユニット)
本発明に係る照明ユニットの構成を説明する前に、まず従来の照明ユニットについて図面を用いて説明する。
図4は従来の照明ユニットにおけるスキャナ光学系の構成を示す概略図であって、図2に示すように正反射光成分が光電変換素子に入射する。原稿面と光電変換素子(受光素子)は共役関係にあり、この場合においてLEDは光電変換素子の前に共役関係となる場所(LED像面)がある。このことから白ドット抜けが発生することになる。
〔第1の実施の形態〕
上述のとおり従来の照明ユニットでは白ドット抜けが発生するため、本発明に係る証明ユニットにおいては、光源と被照明部とを含む仮想平面において、前記被照明部に対する垂線方向である垂線領域の外に前記光源が配置されていることを特徴とする。
ここで、図5は本発明に係る照明ユニットにおける第1の実施の形態の構成を示す概略図である。
本実施の形態における照明ユニットは、被照明部に向けて微小面積から光を照射する光源であるLED3Aが複数配列され、該LED3Aから照射される光はミラー7により反射されて被照明部を照射する構成となっている。
なお、第1の実施の形態、及び後述の第2〜3の実施の形態において照明ユニットは、LED3Aとミラー7とを備える構成であるが、照明機能の説明のため必要に応じて原稿2、該原稿2が配置される原稿台であるコンタクトガラス1、第1ミラー3C、結像素子5や光電変換素子6等を図示して説明する。
図6は本発明に係る照明ユニットにおける第1の実施の形態の仮想平面及び垂線領域を示す概略図である。尚、この仮想平面は図5において点線で示される箇所のことを言う。
仮想平面とは、光源であるLED3Aと被照明部である原稿2(及びコンタクトガラス1)とを含む平面のことを言い、例えば図6で示されているような、原稿2及びその延長線を上辺とし、原稿2に対して図中の下方向において、複数配列されたLED3Aが含まれるような長方形の形状の平面を言う。
垂線領域とは、前記仮想平面における原稿2及びコンタクトガラス1に対する垂線方向を言う。例えば図6において黒色で示されているような、被照明部に対する垂線で表される領域を言う。
LED3Aから原稿面までの距離が共役長と比べて十分短い場合、図7(a)に示すように光源が垂線領域内のときには、LED3Aが垂線範囲内に配置されると白ドット抜けが発生するが、図7(b)で示すように光源が垂線領域外のときには、LED3Aは受光素子外に結像するため、白ドット抜けを防止することができる。LED3Aと原稿面までの距離があったとしても、光源を垂線領域から離すことで、白ドット抜けの発生を防止できる。
図8は本発明に係る照明ユニットにおける第1の実施の形態の構成を示す概略図である。
本実施の形態では、各LED3A光源が垂線領域外にあり、被照明部に向いている。そのため被照明部を効率的に照明しつつ、白ドット抜けを防止することができる。
白ドット抜けを防止しつつ、照明光量を均一にするためには、垂線領域で分けられた2つの領域に光源をそれぞれ配置することが望ましい。
また、図9は本発明に係る照明ユニットにおける第1の実施の形態の変形例の構成を示す概略図である。
変形例では、複数配置されたLED3Aからの照射の方向を全て平行とせず、任意の方向とすることを特徴としている。この構成によれば、画像読取レンズによる周辺光量の低下を補正することが可能となる。
垂線領域で分けられた2つの領域の片側にLED3Aを配置した場合、LED3Aを配置した側と配置していない側で照明光量の差が出やすく、照明光量を均一にすることが困難になる。さらに、図10のように本などの綴じ部分があったときに、2つの領域から照明することにより綴じ部分も照明することができる。また、垂線領域で分けられた2つの領域の前記光源の数が同じにすることで、照明光量を均一にしやすい。
ここで、垂線領域内には鏡面であるミラーが配置されることが望ましく、垂線領域内に散乱部材を配置すると白ドット抜け発生の原因になる。
また、光源にLED3Aを用いたことでキセノンランプ等の管灯に比べ、高効率、低消費電力が実現できる。
〔第2の実施の形態〕
図12は本発明に係る照明ユニットにおける第2の実施の形態の構成を示す概略図、図13は本発明に係る照明ユニットにおける第2の実施の形態の変形例の構成を示す概略図である。
本実施の形態では、第1の実施の形態におけるLED3A及びミラー7の配置を変更して被照明部に光を照射するが、ミラー7を有することにより被照明部に集光できるため、高効率な照明をすることができる。
しかし、図11に示すようにミラー7を配置すると白ドット抜けが発生するため、図12及び図13に示すように反射によりできる光源の虚像が垂線領域外にすることが必要である。
また、ミラー7の代わりに導光体を備えても良い。ここで導光体とは、全反射を利用して、一端から入った光を他端に導く光学素子のことである。
〔第3の実施の形態〕
第3の実施の形態は、LED以外の構成は、第1の実施の形態と同様の構成である。
本実施の形態では、白色LEDを用いることにより、フルカラーの画像情報を得るために必要となる色情報も読み取ることが可能となる。またさらに、色情報を読み取る際には色にじみが発生し白ドット抜けによる劣化が目立つが、本発明の照明ユニットを用いることにより、どの波長の光においても白ドット抜けを低減することができる。
また、白色LEDの代わりに複数色の光源を用いることにより、光電変換素子の赤(R)、緑(G)、青(B)の各フィルタに対応した色の光源を用いることで、光利用効率を上げて、フルカラーの画像情報を読み取ることも可能である。一般的にLED3Aは、波長帯域が狭いため、光源ユニットとしては3色に限らず、別の色を増やして、原稿情報の色情報の再現性を高めることも可能である。さらに、色情報を読み取る際には色にじみも発生し、白ドット抜けによる劣化が目立つが、本発明の照明ユニットを用いることによりどの波長の光においても白ドット抜けを低減することができる。
(画像読取装置)
図14は本発明に係る画像読取装置における一実施の形態の構成を示す概略図である。
図1において、読取られるべき画像を有する原稿2は「原稿台」としてのコンタクトガラス1上に平面的に定置され、コンタクトガラス1の下部に照明手段である本発明の照明ユニットを配置することが可能で、本実施の形態の画像読取装置では上記照明ユニットの第1の実施の形態に記載の照明ユニットを配置するものとする。照明ユニットは図面に直交する方向に複数配列されたLED3A、およびリフレクタ3Bで構成され、「図面に直交する方向に長いスリット状部分」を照明させる。
原稿2の照明された部分からの反射光(画像による反射光)は、第1走行体3に設けられた第1ミラー3Cにより反射された後、第2走行体4に設けられた第2ミラー4A、第3ミラー4Bにより順次反射され、画像読取レンズ5を透過し、光電変換素子としてのラインセンサ6の撮像面上に原稿画像の縮小像として結像する。第1〜第3ミラー3C、4A、4Bは「反射光学系」を構成する。
第1走行体3、第2走行体4は、図示されない駆動手段により、それぞれ矢印方向(図の右方)へ走行させられる。第1走行体3の走行速度は「V」、第2走行体4の走行速度は「V/2」である。この走行により、第1走行体3、第2走行体4は、それぞれ「破線で示す位置」まで変位する。
照明ユニット3A、3Cは、第1走行体3と一体的に移動し、コンタクトガラス1上の原稿2の全体を「照明走査」する。
第1、第2走行体の移動速度比は「V:V/2」であるので「照明走査される原稿部分から画像読取レンズに至る光路長」は不変に保たれる。
「撮像部」であるラインセンサ6は、「色分解手段として赤(R)、緑(G)、青(B)のフィルタを持った光電変換素子(6A、6B、6C)を、1チップに3列に配列させた3ラインCCD(3ラインのラインセンサ)」であり、原稿2の照明走査に伴い、原稿画像を画像信号化する。このようにして原稿2の読取りが実行され、原稿2のカラー画像は、赤、緑、青の3原色に色分解して読取られる。
また、この画像読取装置は、画像をフルカラーで読取る装置であって、画像読取レンズ5の結像光路中に設けられた「色分解手段(前記3ラインCCDに設けられた赤、緑、青のフィルタ)」を有する。
なお、画像読取装置の他の形態として「コンタクトガラス上の原稿をスリット状に照明する照明手段と、ラインセンサと、原稿の被照明部からラインセンサに至る結像光路を形成する複数のミラーと、上記結像光路上に配置される画像読取レンズと」を相互に一体化した読取ユニットを、駆動手段により原稿に相対的に走行させることにより原稿を読取走査するようにした形態のものとすることもできる。
「色分解」は、上記とは別に、画像読取レンズとラインセンサ(CCD)との間に色分解プリズムやフィルタを選択的に挿入し、R(赤)、G(緑)、B(青)に色分解する方法や「R、G、Bの光源を順次点灯させ原稿を照明する方法」を用いることができる。
(画像形成装置)
図15は本発明に係る画像形成装置における一実施の形態の構成を示す概略図である。
この画像形成装置は、図面における装置上部に位置する画像読取装置200と、その下部に位置する「画像形成部」とを有する。画像読取装置200の部分は、図14に即して説明した構成と同様であり、各部には図14と同じ符号を付してある。また、上述の画像読取装置と同様に本実施の形態の画像形成装置では、上記照明ユニットの第1の実施の形態に記載の照明ユニットを配置するものとする。
画像読取装置200の3ラインのラインセンサ(撮像手段)6から出力される画像信号は画像処理部1200に送られ、画像処理部1200において処理されて「書込み用の信号(イエロー・マゼンタ・シアン・黒の各色を書込むための信号)」に変換される。
画像形成部は、「潜像担持体」として円筒状に形成された光導電性の感光体1100を有し、その周囲に、帯電手段としての帯電ローラ1110、リボルバ式の現像装置1130、転写ベルト1140、クリーニング装置1150が配設されている。帯電手段としては帯電ローラ1110に代えて「コロナチャージャ」を用いることもできる。
画像処理部1200から書込み用の信号を受けて光走査により感光体1100に書込みを行う光走査装置1170は、帯電ローラ1110と現像装置1130との間において感光体1100の光走査を行うようになっている。
符号1160は定着装置、符号1180はカセット、符号1190はレジストローラ対、符号1220は給紙コロ、符号1210はトレイ、符号Sは「記録媒体」としての転写紙を示している。
画像形成を行うときは、光導電性の感光体1100が時計回りに等速回転され、その表面が帯電ローラ1110により均一帯電され、光走査装置1170のレーザビームの光書込による露光を受けて静電潜像が形成される。形成された静電潜像は所謂「ネガ潜像」であって画像部が露光されている。
「画像の書込み」は、感光体1100の回転に従い、イエロー画像、マゼンタ画像、シアン画像、黒画像の順に行われ、形成された静電潜像はリボルバ式の現像装置1130の各現像ユニットY(イエロートナーによる現像を行う)、M(マゼンタトナーによる現像を行う)、C(シアントナーによる現像を行う)、K(黒トナーによる現像を行う)により順次反転現像されてポジ画像として可視化され、得られた各色トナー画像は、転写ベルト1140上に、転写電圧印加ローラ114Aにより順次転写され、上記各色トナー画像が転写ベルト1140上で重ね合わせられてカラー画像となる。
転写紙Sを収納したカセット1180は、画像形成装置本体に脱着可能であり、図のごとく装着された状態において、収納された転写紙Sの最上位の1枚が給紙コロ1220により給紙され、給紙された転写紙Sはその先端部をレジストローラ対1190に捕えられる。
レジストローラ対1190は、転写ベルト1140上の「トナーによるカラー画像」が転写位置へ移動するのにタイミングを合わせて転写紙Sを転写部へ送り込む。送り込まれた転写紙Sは、転写部においてカラー画像と重ね合わせられ、転写ローラ114Bの作用によりカラー画像を静電転写される。転写ローラ114Bは、転写時に転写紙Sをカラー画像に押圧させる。
カラー画像を転写された転写紙Sは定着装置1160へ送られ、定着装置1160においてカラー画像を定着され、図示されないガイド手段による搬送路を通り、図示されない排紙ローラ対によりトレイ1210上に排出される。
また、各色トナー画像が転写されるたびに、感光体1100の表面はクリーニング装置1150によりクリーニングされ、残留トナーや紙粉等が除去される。
なお、画像形成部の構成は、周知の単色画像形成用の構成に変えることができる。
上記第1〜3の実施の形態の照明ユニット、及び該照明ユニットを用いた画像読取装置並びに画像形成装置によれば、原稿の浮いた部分を読み取る場合においても光源の集光を良好に抑制し、良好な読み取り画像が得られる。
従来の照明ユニットの側面における構成を示す概略図である。 従来の構成の照明ユニットにおける本の綴じ部分の読み取りを説明する図である。 従来の構成の照明ユニットにおける本の読み取り画像を示す図である。 従来の照明ユニットにおける照射光の経路を示す概略図である。 本発明に係る照明ユニットにおける第1の実施の形態の側面の構成を示す概略図である。 本発明に係る照明ユニットにおける第1の実施の形態の仮想平面及び垂線領域を示す概略図である。 (a)光源が垂線領域内の場合のLED、原稿面、結像素子、及び光電変換素子の関係を示す概略図である。 (b)光源が垂線領域外の場合のLED、原稿面、結像素子、及び光電変換素子の関係を示す概略図である。 本発明に係る照明ユニットにおける第1の実施の形態における照射光の経路を示す概略図である。 本発明に係る照明ユニットにおける第1の実施の形態の変更例における照射光の経路を示す概略図である。 第1の実施の形態の構成(垂線領域で分けられた2つの領域の何れにもLED配置されていること)による照明効果を示す概略図である。 照明ユニットの参考例における照射光の経路を示す概略図である。 本発明に係る照明ユニットにおける第2の実施の形態における照射光の経路を示す概略図である。 本発明に係る照明ユニットにおける第2の実施の形態の変更例における照射光の経路を示す概略図である。 本発明に係る画像読取装置の構成を示す概略図である。 本発明に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。
符号の説明
1 コンタクトガラス
2 原稿
3 第1走行体
3A LED
3B リフレクタ
3C 第1ミラー
4 第2走行体
4A 第2ミラー
4B 第3ミラー
5 画像読取レンズ
6 ラインセンサ
6A、6B、6C 光電変換素子
200 画像読取装置
1100 感光体
1110 帯電ローラ
1130 現像装置
1140 転写ベルト
1150 クリーニング装置
1160 定着装置
1170 光走査装置
1180 カセット
1190 レジストローラ対
1200 画像処理部
1210 トレイ
1220 給紙コロ
S 転写紙(記録媒体)

Claims (10)

  1. 被照明部に向けて微小面積から光を照射する光源が複数配列された照明ユニットであって、
    前記光源と前記被照明部とを含む仮想平面において、前記被照明部に対する垂線方向である垂線領域の外に前記光源が配置されていることを特徴とする照明ユニット。
  2. 前記仮想平面は、前記垂線領域によって分けられた2つの領域を有し、
    前記光源は、前記2つの領域の何れにも配置されていることを特徴とする請求項1に記載の照明ユニット。
  3. 前記光源は、前記2つの領域の夫々に同数配置されていることを特徴とする請求項2に記載の照明ユニット。
  4. 前記照明ユニットにおいて、ミラーまたは導光体が配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の照明ユニット。
  5. 前記垂線領域は、前記ミラーまたは導光体を備え、
    当該垂線領域に配置されたミラーまたは導光体の有する反射面は、鏡面であることを特徴とする請求項4に記載の証明ユニット。
  6. 前記光源は、LEDであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の照明ユニット。
  7. 任意のLEDを励起源として、蛍光色を発する白色LEDを用いたことを特徴とする請求項6に記載の照明ユニット。
  8. 複数色のLEDをそれぞれ配列し、白色照明を構成したことを特徴とする請求項6に記載の照明ユニット。
  9. 原稿を配置する原稿台と、原稿に光を照射する照明ユニットと、原稿の画像を読み取る光電変換素子と、該光電変換素子に原稿からの反射光を結像する結像素子とを備えた画像読取装置において、請求項1乃至8のいずれか1に記載の照明ユニットを用いたことを特徴とする画像読取装置。
  10. 請求項9に記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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