JP5163177B2 - 原稿照明装置、および画像読取装置 - Google Patents

原稿照明装置、および画像読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5163177B2
JP5163177B2 JP2008041540A JP2008041540A JP5163177B2 JP 5163177 B2 JP5163177 B2 JP 5163177B2 JP 2008041540 A JP2008041540 A JP 2008041540A JP 2008041540 A JP2008041540 A JP 2008041540A JP 5163177 B2 JP5163177 B2 JP 5163177B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
document
light source
reflecting
reflection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008041540A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009198893A (ja
Inventor
信昭 小野
靖夫 桜井
喜一朗 仁科
昌弘 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2008041540A priority Critical patent/JP5163177B2/ja
Publication of JP2009198893A publication Critical patent/JP2009198893A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5163177B2 publication Critical patent/JP5163177B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

本発明は、原稿照明装置、および画像読取装置に関し、特に、デジタル複写機やイメージスキャナに使用される画像読取装置に関する。
近年、発光ダイオード(Light Emitting Diode:以下、LEDと称する)の開発が活発に行われており、LED素子の明るさは急激に高まっている。LEDは、一般的に長寿命、高効率、高耐G性、単色発光などの利点を有しており、多くの照明分野への応用が期待されている。
その用途の一つとして、デジタル複写機やイメージスキャナのような画像読取装置の原稿照明装置にLEDは用いられている。
画像読取装置に用いられるLEDの使用方法としては、様々な方式が提案されている。例えば、特許文献1,2,4では、原稿の主走査方向と平行にLEDを多数並べ、LEDの出射光を、主走査方向においては光学的な作用を与えないことで発散させ、副走査方向においては反射面の集光作用によって、原稿面上の読取対象領域における照度を高めている。
さらに、特許文献3では、原稿の主走査方向と平行にLEDを多数並べ、LEDの出射光を、主走査方向においては光学的な作用を与えないことで拡散させ、副走査方向においてはレンズの集光作用によって、原稿面上の読取対象領域における照度を高めている。
次に、原稿面上でどのような照度あるいは照度分布が求められているかを説明する。
図6は従来の画像読取装置の構成概略図である。図6に示すように、デジタル複写機やイメージスキャナに使用される画像読取装置は、原稿に記載されている情報を読取レンズ13を介してCCD14等の撮像素子に入力する装置である。
図7は、図6の原稿面15を上から眺めた上面図である。画像読取装置は、光学系を固定した状態では図7に示す細長い読取対象領域10の情報だけをCCD14に入力可能な状態である。そこで、図6の装置全体を動かす、あるいは照明光学系と折り返しミラー16を連動して動かすことで、図7の矢印の方向に読取対象領域10を移動させる。読取対象領域10を移動させながらCCD14に順次情報を入力することで、原稿全体を読み取ることが可能である。
この時、図7の読取対象領域10を高速で移動させるには(原稿1枚あたりの読取時間を短くするには)、単位時間あたりにCCD14に入力する光量を増やすことが求められるため、原稿面上での照度は高い方が望ましい。この観点から特許文献1〜4のように副走査方向に光を規制する方法は妥当である。
また、照度分布は一般的には一様な照度分布が望まれる。図8は、図7に示す長さ方向(主走査方向)において、原稿面15とCCD14の共役な関係を示す図であり、なおかつ実線と点線とで原稿面15の照度分布の一例を示している。
図の実線はある時点(定常状態)での原稿面15上の照度分布であり、点線はある瞬間に外部からの振動の影響などによって変動したときの原稿面15上の照度分布である。図の実線あるいは点線で示すように、原稿面15上の照度分布にムラがあると、原稿面15上で照度が高い位置は、撮像面上の対応する位置においても照度が高く、逆に原稿面上で照度が低い位置は、撮像面上の対応する位置においても照度が低い。図7の矢印の方向に読取対象領域10を移動させて原稿全体を読み取る期間中、常に原稿と照明の関係が同じであればこのようなムラのある照度分布は画像処理によって補正可能である。しかし、この期間中に原稿と照明の関係が、実線の状態から瞬間的に点線の状態に移ることがあると、読み取った画像に濃度ムラが発生し、画像の品質が低下する。
したがって、一般には図9に示すように、読取対象領域10全体が一様な照度分布であることが望ましい。一様な照度分布であれば、例えば外部から振動を受けて原稿と照明の位置関係がずれても、撮像面上の照度分布に変化が無い。
このことは特に、図7に示す幅方向(副走査方向)について求められる。例えば、特許文献5の第1図、第3図、第5図にあるように、光源からの光を副走査方向に集光させると、図10の実線に示すように原稿面15上で急峻な照度分布になってしまう。このような分布は、外部からの振動などで原稿と照明の関係が実線の状態から瞬間的に点線の状態に移行した場合、CCDへの入力光量が図10に矢印で示すように、大きく異なってしまう。
したがって、図11に示すように副走査方向においても、ある程度の幅(たとえば3mm程度)を有する一様な照度分布が望まれる。このためには、特許文献5に記載の楕円鏡は最も好ましくなく、曲面であれば放物線状の形状が望ましいし、平面によってこれを近似しても何ら問題はない。
そもそも、本発明で対象としているLED光源や有機EL光源といった複数の点光源あるいは複数の小型面光源は、特許文献5のような光源管灯とは異なり、原稿面と光源を近づけると主走査方向に照度むらが出やすい。したがって、光源と原稿面はある程度の距離を取る必要がある。
ここでさらに考慮しなくてはいけないのは、読み取る画像に照明が行き届かず、影ができてしまうことである。例えば、本等を開いてコンタクトガラス12(原稿台)の上に載せると、本等の構造上必然的に頁間部分が浮いてしまうため、この浮いた頁間部分はコンタクトガラスに対して角度を持ってしまう。この角度を持って浮いた部分は、一方向からの照明では全体を照明することができず、影ができてしまうため、原稿読取時に黒い影が読み取られてしまう問題があった。
従来、冷陰極管を使った光源では、特許文献6のように、対向反射板を置くことで、原稿照明装置の移動方向に垂直で読取対象領域を含む平面に対して2方向からの照明を実現していた。
しかし、特許文献1〜4いずれの場合についてもこの問題について考慮されていない。また、特許文献6の構成の場合、画像読取装置をさらに省エネルギーにするためにLED数を減らすと、特許文献6の図1の光源6から原稿面までの距離を取らないと、主走査方向の照度分布一様性が悪く、原稿面から第1ミラー方向における照明光学系全体が大型化しがちであった。
そこで、図12、図13、及び図14に示す画像読取装置では、この点を考慮した構成となっている。
光源と原稿面の距離を取りつつ原稿照明装置を小型化するためには、以下の(I)〜(II)に記載の特徴を備えることが望ましい。ここで、図12、図13、及び図14は、それぞれLEDを用いた画像読取装置の構成概略図を示す。
(I)図12、図13、及び図14に示すように、LED9(光源)の光出射方向にのみ集束部材17,18を設置する。(LED光源や有機EL光源は光源管灯のように360度あらゆる方向に光を出射せず、光源の正面方向にのみ光を出射するので、LED9の背部には反射面が不要)。背部に反射面が不要なので特許文献5の第1図に比べて幅方向が小型になる。
(II)図14のように、LED9の光出射方向をコンタクトガラス12と平行にし、原稿照明装置の移動方向に距離を取ることで主走査方向の照度むらを取り除き、高さ方向を薄型化する。
しかし、各反射板の支持構造によっては副走査方向の照度分布一様性が崩れるという問題がある。
例えば、図12において、反射板19・反射板20の支持構造を簡易にすると、ある瞬間に外部からの振動の影響などによって読取対象領域10と反射板19・反射板20との位置関係が変動しやすくなり、副走査方向の照度分布が図13のようになる問題が起こる(図13は、図12に比べて反射板19・反射板20がそれぞれ読取対象領域に近づいた例である)。
この問題を改善するために、反射板19・反射板20の支持構造を強固なものにしようとすると、原稿照明装置の大型化、あるいは重量が重くなるなどのデメリットが想定される。
特開2006−67551号公報 特開2006−42016号公報 特開2005−311662号公報 特開2005−241681号公報 特開平2−22679号公報 特開2004−361425号公報
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、光源管灯に比べて大幅に省エネルギーな光源を用い、照明ユニットの小型化を達成することでさらなる省エネルギー化を達成した原稿照明装置、画像読取装置、および画像形成装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明に係る原稿照明装置、画像読取装置、および画像形成装置は、具体的には下記(1)〜(6)に記載の技術的特徴を有する。
(1):原稿を載置する原稿台と、前記原稿に光を照射するための複数の光源と、該複数の光源から出射された光を前記原稿の読取対象領域に導く照明光学系と、を備える原稿照明装置であって、前記複数の光源は、発光ダイオードであり、前記照明光学系は、前記光源から出射された光の発散を規制して反射部材に光を導く導光部材と、前記読取対象領域に複数の方向から光を反射する反射部材と、を有し、該反射部材は、配設角度がいずれも異なる複数の反射部反射面を有し、該複数の反射部反射面は、前記読取対象領域からの反射光が通過するための開口部を形成するように配設され、前記導光部材は、配設角度がいずれも異なる複数の導光部反射面を有し、該複数の導光部反射面のうち、前記光源よりも原稿台側で前記光源から最も遠い面は、前記原稿台と略平行で、且つ、前記開口部よりも光源側に配設され、前記複数の反射部反射面のうち、前記光源に対して前記開口部より遠い側に配設された面の原稿台側端部は、前記複数の導光部反射面のうち、前記光源よりも原稿台側で前記光源から最も遠い面よりも原稿台側であることを特徴とする原稿照明装置である。
(2):上記(1)に記載の原稿照明装置において、前記導光部反射面のうち、前記光源から最も遠い面は、前記複数の反射部反射面のうち、前記開口部よりも光源側に配設された面の光源側端部と、前記読取対象領域とを結んだ線よりも光源側に配設されていることを特徴とする原稿照明装置である。
(3):上記(1)または(2)に記載の原稿照明装置において、前記複数の導光部反射面は、一組の向かい合う導光部反射面を含み、該一組の向かい合う導光部反射面は、前記光源から光が入射する側の反射面間距離に対して、前記光源から入射した光が出射する側の反射面間距離の方が大きいことを特徴とする原稿照明装置である。
(4):上記(1)乃至(3)のいずれか1項に記載の原稿照明装置において、前記導光部材の複数面のうち、前記光源から最も遠い面は、前記複数の反射部反射面のうち、前記開口部よりも光源側に配設された面と対向する位置に配設されていることを特徴とする原稿照明装置である。
(5):上記(1)乃至(4)のいずれか1項に記載の原稿照明装置を用いたことを特徴とする画像読取装置である。
(6):上記(5)に記載の画像読取装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、配設角度が異なる複数面からなる導光部材により、小型で高効率な原稿照明装置、画像読取装置、および画像形成装置を提供することが可能となる。
本発明の原稿照明装置、画像読取装置、および画像形成装置の基本的な構成に関して以下に説明する。
〔第1の実施の形態;原稿照明装置〕
本発明の原稿照明装置は、原稿を載置する原稿台(コンタクトガラス)12と、前記原稿に光を照射するための複数の光源(LED)9と、該複数の光源9から出射された光を前記原稿の読取対象領域10に導く照明光学系と、を備える原稿照明装置であって、前記複数の光源は、発光ダイオード9であり、前記照明光学系は、前記光源9から出射された光の発散を規制して反射部材に光を導く導光部材と、前記読取対象領域10に複数の方向から光を反射する反射部材と、を有し、該反射部材は、配設角度がいずれも異なる複数の反射部反射面を有し、該複数の反射部反射面は、前記読取対象領域10からの反射光が通過するための開口部8を形成するように配設され、前記導光部材は、配設角度がいずれも異なる複数の導光部反射面を有し、該複数の導光部反射面のうち、前記光源から最も遠い面3は、前記光源よりも原稿台側で、且つ、前記開口部よりも光源側に配設され、前記複数の反射部反射面のうち、前記光源に対して前記開口部より遠い側に配設された面5の原稿台側端部は、前記複数の導光部反射面のうち、前記光源から最も遠い面3よりも原稿台側であることを特徴とする。
本発明の原稿照明装置は、公知の画像読取装置または画像形成装置に搭載することが可能であり、読取対象領域10の幅方向に駆動されて原稿全体を照明することで原稿全体の画像を読み取ることが可能となる。
(光源)
本発明において光源9は、発光ダイオード(LED)であれば特に制限はなく、公知のものを用いることができるが、本実施の形態では白色LED光源を用いている。また、LED9は原稿の長さ方向に列設されていることが好ましい。長さ方向に列設されることで、読取対象領域10の長さ方向に光を照射することができる。
(導光部材、反射部材)
本発明の集束部材および反射部材は、それぞれ複数の反射面を有し、反射面は例えばプラスチック、ガラスなどの成型品の表面に反射面を形成してなる。本発明において、表面に反射面を形成する成型品の材料としては上記のものに限定されず、その他の公知の材料を適用可能である。
また、本発明において、集束部材及び/または反射部材は、光源から出射された光が、原稿の長さ方向に拡散するのを規制する為に、原稿台に垂直で原稿の長さ方向に垂直な側面反射面を具備することが好ましく、読取対象領域の長さ方向における両端部に具備することがさらに好ましい。
(反射面)
本発明において反射面とは、反射率が高く、光源から出射された光を読取対象領域に導く機能を有する領域である。
反射面は、アルミ蒸着や塗装などで形成すると加工工程が少なく効率の高い生産が可能になる。また、上記成型品の集束部構成部材や反射部構成部材に反射テープを貼ることで反射面としても良く、簡易な方法で反射面の形成が可能となる。反射テープは、薄い接着テープの片面に蒸着などで高反射率特性を与えたものが好ましい。
また、本発明において反射面とは、構造上区分される1の平面または曲面で構成される面であって、他の反射面と分離可能な構成のもの(別体として構成されているもの)を言う。
(開口部)
本発明の原稿照明装置は、照明光学系に開口部8を有する。開口部8とは、読取対象領域10からの反射光が通過する経路であって、反射部材を構成する反射部反射面4,5がこの開口部8を形成するように配設される。
開口部8は、反射部材に開いた読取対象領域と同程度の面積を有する開口であるが、光透過率が高く原稿照明装置等に適用される公知の透明の材料を用いて形成された部材であっても良い。
(原稿台(コンタクトガラス))
また、本発明の原稿照明装置には、原稿をその面上に載置するためのコンタクトガラス12を備える。コンタクトガラス12は板状の形状であり、ガラス、あるいは透明樹脂等で形成することが好ましい。
次に、本発明の原稿照明装置の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種種の限定が付されているが、本発明の範囲は以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限りこれらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明に係る原稿照明装置の第1の実施の形態における構成を示す側面概略図である。
また図2は、本発明に係る原稿照明装置の第1の実施の形態における構成を示す上面概略図である。図2においては、原稿照明装置を上面から眺めた場合の構成が明りょうとなるように、コンタクトガラス12および導光部反射面1,3の図示を省略した。
本発明に係る原稿照明装置は、図7に示すような長さと幅を有する原稿の一部である読取対象領域を照射する。
尚、本実施の形態では白色LEDを用いたが、これに換えて2色以上のLEDからの出射光を混色して照射する構成としても当然問題は無い。
また、本実施の形態における原稿照明装置は、実際には側面の両端部にも反射面を具備するが、図1においては理解し易さの為にこれを非表示とした。
LED9は原稿の長さ方向に配列され、基板11上に固定される。LED9が固定された基板11は、照明装置において他の照明光学系との配置関係に変動が生じないように固定設置される。また、基板11には従来の原稿照明装置で用いられてきた材料を用いることができるが、耐久性、耐食性、耐酸化性などを有する材料が好ましい。
LED9から出射された光は、導光部反射面1,2,3により原稿照明装置の高さ方向(図1における垂直方向)への発散が規制され、また側面反射面により原稿の長さ方向への発散が規制され、反射部反射面4,5からなる反射部材へと光を集光して導く。
反射部材に導かれた光は、反射部反射面4と、反射部反射面5とによって反射され、読取対象領域10に到達する。このとき、反射部反射面4によって反射された光と、反射部反射面5によって反射された光とでは、互いに光の進行方向が異なり、読取対象領域10を含みコンタクトガラス12に対して垂直な面に対して、互いが反対方向となるように反射光が進行する構成となっている。かかる構成により、本や雑誌のようにページ間が浮いてしまい、コンタクトガラス12に接しない部分がある読取対象物であっても、複数の角度から照射することによって画像の読み取りが可能となる。
導光部反射面1,2は、LED9光が入射する側の反射面間距離に対して、光が出射する側の反射面間距離が大きくなるように設定されている。導光部反射面1,2は平面だが、LED光源を焦点においた放物線を近似した平面であることが望ましい。導光部反射面1,2の開き角をこのように設定することで、LED光源からの出射光は略平行光となって反射部材へ導光される。
導光部反射面3は、LED9よりもコンタクトガラス12に近接した位置に配置されている。この構成によって、導光部反射面3のLED9より遠い側の端部と、反射部反射面5のコンタクトガラス側端部との間を通過し、コンタクトガラス側へ抜けるLED9からの直接光を減らすことができ、原稿台の不必要な部分を照射する光を減らすことができる。
また、導光部反射面3は、反射部反射面4の光源側端部と、読取対象領域10とを結んだ線よりも、LED9側に配置されている。この構成によって、反射部反射面4から読取対象領域10に向けて反射される光を遮ることがなく、LED9からの光の発散を規制して反射部材へ導光することができる。
さらに、導光部反射面3は、コンタクトガラス12と略平行に配置されている。この構成によって、照明ユニットの高さ方向のサイズを大きくしなくて済み、導光部反射面3のLED9より遠い側の端部と、反射部反射面5のコンタクトガラス側端部との間を通過し、コンタクトガラス側へ抜けるLED9からの直接光を減らすことができ、原稿台の不必要な部分を照射する光を減らすことができる。
反射部反射面4,5は、開口部8を形成するように、開口部8よりもLED9側に反射部反射面4が、開口部8に対してLED9と反対側に反射部反射面5が、それぞれ配置されている。また、本実施の形態では曲面からなる反射面を有し、集光して反射することで読取対象領域10を照射する。
この開口部8は、読取対象領域10に対して、コンタクトガラス12の垂直方向下に形成されている。また、導光部反射面3は、開口部8よりもLED9側に配置されている。
反射部反射面4は、導光部反射面3と対向する位置に配置されている。この構成によって、LED9からの光で、導光部反射面2で反射した光を反射部反射面4に捉えることができ、反射部反射面4で反射した光が読取対象領域を照射できる。
反射部反射面5の原稿台側端部は、導光部反射面3よりもコンタクトガラス12に近接した位置に配置されている。この構成によって、反射部反射面5がLED9からの直接光をより多く捉えることができるので、反射部反射面4を経由して読取対象領域を照射する光の量に近づけることができる。(反射部反射面4を経由して読取対象領域を照射する光の方が、光路が短い分、光量が大きくなる。反射部反射面5を経由して読取対象領域を照射する光の方が、光路が長い分、光量が小さくなるが、上記構成によって、両方の差を小さくできる。)
〔第2の実施の形態(画像読取装置)〕
第2の実施の形態は、第1の実施の形態の照明装置を用いた画像読取装置である。
図3は本発明に係る画像読取装置の第2の実施の形態の構成を示す側面概略図である。
本実施の形態の構成は、第1の実施の形態に記載の照明装置と、4枚の折り返しミラー16、読取レンズ13を備える結像光学系と、CCD14であるセンサと、からなり、これらの部品それぞれの位置関係は変動しないように圧入・ネジ止め・接着などの方法によって固定されており、画像読取装置全体が移動して原稿を読み取る構成となっている。
上述した第1の実施の形態で示したように、照明装置の反射部材には開口部8が形成されている。原稿面15からの光は、この開口部8を通過し、4枚の折り返しミラー16を経由した後、読取レンズ13によってCCD14に結像される。
このように、原稿面15からの光を結像に必要な範囲を遮光しないような開口部8が形成されていることで、結像に何ら悪影響を及ぼすことはない。
(結像光学系)
結像光学系は、照明装置の開口部8を通過した光をセンサ14に結像させるために、複数の折り返しミラー16と、読取レンズ13とを有する。
折り返しミラー16及び読取レンズ13には公知のものを用いることができる。折り返しミラー16には、例えば鏡や鏡面を有する部材を、読取レンズ13にはガラスで形成されたレンズを用いることができる。
(センサ)
本発明においてセンサ14は、結像光学系の結像部に設けられ、CCDなどの原稿の画像を読み取る機能を有するものが用いられる。
〔第3の実施の形態(画像読取装置)〕
第2の実施の形態は、第1の実施の形態の照明装置を用いた画像読取装置の他の実施の形態である。
図4は本発明に係る画像読取装置の第3の実施の形態の構成を示す側面概略図である。
本実施の形態の構成は、第1の実施の形態に記載の照明装置と、3枚の折り返しミラー16a,16b,16c、読取レンズ13を備える結像光学系と、CCD14であるセンサと、からなり、照明装置と折り返しミラー16aを速度Vで移動し、これに対応して折り返しミラー16b,16cを速度V/2で移動させることで原稿を読み取る構成となっている。
この構成によれば、原稿からCCD14までの光路長が照明装置等の移動により変動することがないため、原稿の読み取りが可能となる。
〔第4の実施の形態(画像形成装置)〕
図5は本発明に係る画像読取装置を備える画像形成装置の模式図である。
同図において符号100は画像形成装置、200は画像読取装置をそれぞれ示す。その他の符号は説明中で直接引用する。
画像読取装置200は、原稿202がコンタクトガラス12の上に配置され、コンタクトガラス12の下部に配置された第1走行体203に搭載された、図示しない照明部により原稿202が照明される。この照明部には上述した照明装置の第1の実施の形態(コンタクトガラスを除く)を用いる。原稿202からの反射光は、第1走行体203の第1ミラー203aにより反射され、その後、第2走行体204の第1ミラー204aと第2ミラー204bで反射され、縮小結像レンズ205へ導かれ、ラインセンサー206上に結像される。また、カラー画像読取装置の場合は、ラインセンサー206をRGB各色ごとに設けることで同様の構成のまま本発明を適用することができる。
原稿の長手方向を読み取る場合は、第1走行体203がVの速度で図の右方向へ移動し、それと同時に第2走行体204が第1走行体203の半分の速度1/2Vで右方向へ移動することで、原稿202からラインセンサー206までの光路長が一定に保たれ、原稿全体を一定の倍率で読み取ることができる。
通常、画像読取装置に用いられる原稿照明装置としてのLEDの使用方法としては、LED素子を多数個並べ、アレイ状にして用いる。
画像形成装置100は、ドラム状の潜像担持体111を有し、その周囲に帯電手段としての帯電ローラ112、現像装置113、転写ローラ114、クリーニング装置115が配備されている。帯電手段としては「コロナチャージャ」を用いることもできる。更に、画像読み取り部等、外部からの原稿情報を受けてレーザビームLBにより光走査を行う光走査装置117が設けられ、帯電ローラ112と現像装置113との間で「光書込による露光」を行うようになっている。
画像形成を行うときは、光導電性の感光体である潜像担持体111が時計回りに等速回転され、その表面が帯電ローラ112により均一帯電され、光走査装置117のレーザビームLBの光書込による露光を受けて静電潜像が形成される。形成された静電潜像には画像部が露光された所謂ネガ潜像と、非画像部が露光された所謂ポジ潜像とがある。上記何れの静電潜像も現像装置113において静電潜像現像用トナーを用いて可視化される。このとき、現像装置113をYMCK4色に対して各々、計4個設けることでカラー画像形成が可能な画像形成装置となる。
転写紙Pを収納したカセット118は、画像形成装置100本体に脱着可能であり、図のごとく装着された状態において、収納された転写紙Pの最上位の1枚が給紙コロ120により給紙され、給紙された転写紙Pは、その先端部をレジストローラ対119に捕らえられる。レジストローラ対119は、潜像担持体111上のトナー画像が転写位置へ移動するのにタイミングを合わせて、転写紙Pを転写部へ送り込む。送りこまれた転写紙Pは、転写部においてトナー画像と重ね合わせられ転写ローラ114の作用によりトナー画像を静電転写される。トナー画像を転写された転写紙Pは定着装置116へ送られ、定着装置116においてトナー画像を定着され、搬送路121を通り、排紙ローラ対122によりトレイ123上に排出される。トナー画像が転写された後の潜像担持体111の表面は、クリーニング装置115によりクリーニングされ、残留トナーや紙粉等が除去される。
上記第1〜第4の実施の形態の原稿照明装置、画像読取装置および画像形成装置によれば、小型で高効率な照明が可能となる。
本発明に係る原稿照明装置の第1の実施の形態の構成を示す側面概略図である。 本発明に係る原稿照明装置の第1の実施の形態の構成を示す上面概略図である。 本発明に係る画像読取装置の第2の実施の形態の構成を示す側面概略図である。 本発明に係る画像読取装置の第3の実施の形態の構成を示す側面概略図である。 本発明に係る画像読取装置を備える画像形成装置の模式図である。(第4の実施の形態) 従来の画像読取装置の構成概略図である。 図6の原稿面15を上から眺めた上面図である。 図7に示す長さ方向において、原稿面とCCDの共役な関係を示し、なおかつ実線と点線とで原稿面の照度分布の一例を示す図である。 図7に示す長さ方向において、原稿面とCCDの共役な関係を示し、なおかつ実線と点線とで原稿面の照度分布のその他の例を示す図である。 図7に示す長さ方向において、原稿面とCCDの共役な関係を示し、なおかつ実線と点線とで原稿面の照度分布のさらに他の例を示す図である。 図7に示す長さ方向において、原稿面とCCDの共役な関係を示し、なおかつ実線と点線とで原稿面の照度分布のまたさらに他の例を示す図である。 従来のLEDを用いた画像読取装置の構成概略図の一例である。 図12の画像読取装置における反射板の位置関係が変動した場合の構成を示す概略図である。 画像読取装置における光強度が最も強い光の経路を説明する説明図である。
符号の説明
1 反射面(導光部)
2 反射面(導光部)
3 反射面(導光部;光源から最も遠い面)
4 反射面(反射部;開口部よりも光源側に配設された面)
5 反射面(反射部;光源に対して開口部より遠い側に配設された面)
6 反射面(側面)
7 反射面(側面)
8 開口部
9 LED
10 読取対象領域
11 基板
12 コンタクトガラス
13 読取レンズ
14 CCD
15 原稿面
16 折り返しミラー
16−a 折り返しミラー
16−b 折り返しミラー
16−c 折り返しミラー
17 集束部材
18 集束部材
19 反射板
20 反射板
100 画像形成装置
111 潜像担持体
112 帯電ローラ
113 現像装置
114 転写ローラ
115 クリーニング装置
116 定着装置
117 光走査装置
118 カセット
119 レジストローラ対
120 給紙コロ
121 搬送路
122 排紙ローラ対
123 トレイ
200 画像読取装置
202 原稿
203 第1走行体
204 第2走行体
204a 第1ミラー
204b 第2ミラー
205 縮小結像レンズ
206 ラインセンサー

Claims (6)

  1. 原稿を載置する原稿台と、前記原稿に光を照射するための複数の光源と、該複数の光源から出射された光を前記原稿の読取対象領域に導く照明光学系と、を備える原稿照明装置であって、
    前記複数の光源は、発光ダイオードであり、
    前記照明光学系は、前記光源から出射された光の発散を規制して反射部材に光を導く導光部材と、前記読取対象領域に複数の方向から光を反射する反射部材と、を有し、
    該反射部材は、配設角度がいずれも異なる複数の反射部反射面を有し、
    該複数の反射部反射面は、前記読取対象領域からの反射光が通過するための開口部を形成するように配設され、
    前記導光部材は、配設角度がいずれも異なる複数の導光部反射面を有し、
    該複数の導光部反射面のうち、前記光源よりも原稿台側で前記光源から最も遠い面は、前記原稿台と略平行で、且つ、前記開口部よりも光源側に配設され、
    前記複数の反射部反射面のうち、前記光源に対して前記開口部より遠い側に配設された面の原稿台側端部は、前記複数の導光部反射面のうち、前記光源よりも原稿台側で前記光源から最も遠い面よりも原稿台側であることを特徴とする原稿照明装置。
  2. 請求項1に記載の原稿照明装置において、
    前記導光部反射面のうち、前記光源から最も遠い面は、前記複数の反射部反射面のうち、前記開口部よりも光源側に配設された面の光源側端部と、前記読取対象領域とを結んだ線よりも光源側に配設されていることを特徴とする原稿照明装置。
  3. 請求項1または2に記載の原稿照明装置において、
    前記複数の導光部反射面は、一組の向かい合う導光部反射面を含み、
    該一組の向かい合う導光部反射面は、前記光源から光が入射する側の反射面間距離に対して、前記光源から入射した光が出射する側の反射面間距離の方が大きいことを特徴とする原稿照明装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の原稿照明装置において、
    前記導光部材の複数面のうち、前記光源から最も遠い面は、前記複数の反射部反射面のうち、前記開口部よりも光源側に配設された面と対向する位置に配設されていることを特徴とする原稿照明装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の原稿照明装置を用いたことを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項5に記載の画像読取装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
JP2008041540A 2008-02-22 2008-02-22 原稿照明装置、および画像読取装置 Expired - Fee Related JP5163177B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008041540A JP5163177B2 (ja) 2008-02-22 2008-02-22 原稿照明装置、および画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008041540A JP5163177B2 (ja) 2008-02-22 2008-02-22 原稿照明装置、および画像読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009198893A JP2009198893A (ja) 2009-09-03
JP5163177B2 true JP5163177B2 (ja) 2013-03-13

Family

ID=41142422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008041540A Expired - Fee Related JP5163177B2 (ja) 2008-02-22 2008-02-22 原稿照明装置、および画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5163177B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014103700A (ja) * 2014-03-10 2014-06-05 Ricoh Co Ltd 走査光学ユニット、画像読取装置および画像形成装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58163950U (ja) * 1982-04-28 1983-11-01 ウシオ電機株式会社 原稿照明装置
JPH09138468A (ja) * 1995-11-16 1997-05-27 Copyer Co Ltd 原稿照明装置
JP3979741B2 (ja) * 1999-02-02 2007-09-19 株式会社リコー 画像読取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009198893A (ja) 2009-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5049147B2 (ja) 画像読取装置、および画像形成装置
US7538911B2 (en) Lighting device image, reading apparatus, and image forming apparatus
JP5610160B2 (ja) 照明ユニット、画像読取装置、および画像形成装置
JP4494805B2 (ja) 照明装置、画像読取装置及び画像形成装置
US20100027254A1 (en) Illumination device
US8614413B2 (en) Image reading apparatus to illuminate light on an original document with an optical member having four planes positioned such that the light incident side is smaller in size than the light exit side
JP2007005860A (ja) 光照射ユニット、画像読取機構、画像読取装置及び画像形成装置
US7619787B2 (en) Method and apparatus for illuminating a document
JP2008172562A (ja) 照明装置、画像読取装置、画像形成装置
JP2008109251A (ja) 原稿照明装置、画像読み取り装置、カラー画像読み取り装置、および画像形成装置
JP5298939B2 (ja) 原稿照明ユニット、並びにそれを用いた画像読取装置及び画像形成装置
JP2008072398A (ja) 原稿照明装置、画像読み取り装置、カラー原稿読み取り装置及び画像形成装置
JP5163177B2 (ja) 原稿照明装置、および画像読取装置
US7852522B2 (en) Original-document illumination apparatus, image reading apparatus, color-original-document reading apparatus, and image forming apparatus
US8385781B2 (en) Image reading device and image forming apparatus including the same
JP5032864B2 (ja) 照明ユニット、画像読取装置及び画像形成装置
JP5879293B2 (ja) 照明装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置
JP5685903B2 (ja) 原稿照明装置、原稿読取装置、及び画像形成装置
JP2010016458A (ja) 照明ユニット、並びに該照明ユニットを用いた画像読取装置及び画像形成装置
JP6060580B2 (ja) 照明装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2013090266A (ja) 原稿照明ユニット、原稿読取装置及び画像形成装置
JP6256307B2 (ja) 照明装置
JP2008227961A (ja) 照明ユニットおよびそれを用いた画像読取装置,画像形成装置
JP2010136348A (ja) ライン状照明装置、及び、それを用いた画像読取装置
JP2010021910A (ja) 照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100902

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121203

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5163177

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees