JP2005339853A - 光源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 照明面で色むらが発生しにくい光源装置を提供する。
【解決手段】 青色LED2から放出された光は、蛍光物質3中を透過する際に、その一部が波長の長い光に変換され、全体が白色光として視認されるようなものとなる。白色LED1から放出される光は、ガラス等の透明物質からなる円柱状のロッドレンズ4の一端面Dに入り、ロッドレンズ4内で多重反射を繰り返した後、ロッドレンズ4の他端Eから放出される。この場合、ロッドレンズ4の他端Eが2次光源を構成する。この2次光源においておいては、多重反射の影響により、白色LED1のどの部分で発生する光も均一化されている。この2次光原からの光は、コリメータレンズ5によりコリメートされて照明面を照明する。このとき、2次光源で白色LED1のどの部分で発生する光も均一化されているので、照明面に発生する色むらが低減される。
【選択図】 図1
【解決手段】 青色LED2から放出された光は、蛍光物質3中を透過する際に、その一部が波長の長い光に変換され、全体が白色光として視認されるようなものとなる。白色LED1から放出される光は、ガラス等の透明物質からなる円柱状のロッドレンズ4の一端面Dに入り、ロッドレンズ4内で多重反射を繰り返した後、ロッドレンズ4の他端Eから放出される。この場合、ロッドレンズ4の他端Eが2次光源を構成する。この2次光源においておいては、多重反射の影響により、白色LED1のどの部分で発生する光も均一化されている。この2次光原からの光は、コリメータレンズ5によりコリメートされて照明面を照明する。このとき、2次光源で白色LED1のどの部分で発生する光も均一化されているので、照明面に発生する色むらが低減される。
【選択図】 図1
Description
本発明は青色LEDから放出される光を白色光に変えて放出する光源装置に関するものである。
近年、LEDの進歩に伴い、一般的な照明の分野でもLEDが白熱電球にとって変って使用されるようになってきた。この理由の一つは青色のLEDが発明されたことにより白色LEDを作ることができるようになったからである。
白色LEDにはいくつかの種類があるが、青色LED、赤色LED、緑色LEDを一組にして白色LEDを構成するものと、青色LEDと、その光を受けて青より長波長側の光を発光する蛍光物質とを組み合わせた白色LEDが代表的なものである。特に、後者は、LEDとして青色LEDのみを使用すればよいので、コスト的に優れており、特に近年、安価な照明用に多く用いられるようになってきている。
図4に、このような白色LEDを使用した光源の例を示す。白色LED21には、その中心に青色LED22が設けられており、その周りに蛍光物質23が設けられている。青色LED22から放出された光は、蛍光物質23中を透過する際に、その一部が波長の長い光に変換され、白色LED21から放出される光は、青色LED22からの光と、蛍光物質23が発する蛍光が混合されたものとなり、白色光として視認されるようなものとなる。白色LED21から放出された光は、コリメータレンズ24によりコリメートされて照明面25を照明する。
このような白色LED21においては、通常の白熱電球と異なり、波長によって発光部が異なる。図4において、青色光は青色LED22の面から放出されるが、その他の蛍光は、例えば点Aのような蛍光物質中のあらゆる位置から放出される。このような白色光を、コリメータレンズ24を介して照明面25に照射した場合、発光位置の違いに起因して照明面25に色むらが現れるという問題点がある。
すなわち、図4において、青色発光ダイオード22から放出された光は、照明面25のBの領域を照明するが、点Aから放出された蛍光は、照明面25のCの位置を照明する。よって、一般に図4に示すような照明光学系においては、照明領域の中央部では青みがかった照明光となり、照明領域の周縁部では黄色がかった照明光となる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、青色LEDと、その光を受けて青より長波長側の光を発光する蛍光物質とを組み合わせた白色LEDとコリメータレンズを使用した光源装置であって、照明面で色むらが発生しにくい光源装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための第1の手段は、青色LEDと当該青色LEDから放出される光を受けて蛍光を発する蛍光物質とで構成された白色LEDと、一端から前記白色LEDからの放出光を入射し、入射した光を内部で多重反射させて他端から放出する柱状又は筒状の多重反射体とを有することを特徴とする光源装置(請求項1)である。
本手段においては、多重反射体により、一端から入射した白色LEDからの光を内部で多重反射させることにより均一化して、他端から放出するようにする。この場合多重反射体の他端が2次光源となるが、多重反射の効果により、白色LEDのどの場所で発生した光も均一化されるので、照明面での色むらの少ない照明光とすることができる。
前記課題を解決するための第2の手段は、前記第1の手段であって、前記多重反射体が、ロッドレンズであることを特徴とするもの(請求項2)である。
ロッドレンズは、透明な柱状の物質からなるもの(通常は円柱の物が多いがこれに限定されない)であり、その周面での光の全反射を利用して、一端から入射した光を多重反射させて他端から放出するものである。このようなロッドレンズは既製品として容易に入手できるというメリットを有する。
前記課題を解決するための第3の手段は、前記第2の手段であって、前記ロッドレンズの端面を除く外周面に、前記ロッドレンズの内部の光を反射する反射体が設けられていることを特徴とするもの(請求項4)である。
通常のロッドレンズでは、臨界角より小さい入射角で入射した光は、全反射せずに外部に漏れるので、光量をロスする可能性がある。本手段においては、外部に漏れる光がなくなるので、光量のロスを低減することができる。
前記課題を解決するための第4の手段は、前記第1の手段であって、前記多重反射体が、筒状体の内面に光反射体を設けたものであることを特徴とするもの(請求項4)である。
本手段も、前記第3の手段と同様の作用効果を奏する。
前記課題を解決するための第5の手段は、前記第1の手段から第4の手段のいずれかであって、前記多重反射体から放出される光をコリメートするコリメートレンズを有することを特徴とするもの(請求項5)である。
本手段によれば、多重反射手段から放出される光をコリメートして使用することができ、かつ、照明面での色むらの発生を低減することができる。
本発明によれば、青色LEDと、その光を受けて青より長波長側の光を発光する蛍光物質とを組み合わせた白色LEDとコリメータレンズを使用した光源装置であって、照明面で色むらが発生しにくい光源装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の例を、図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態の1例である光源装置を示す図である。白色LED1には、その中心に青色LED2が設けられており、その周りに蛍光物質3が設けられている。青色LED2から放出された光は、蛍光物質3中を透過する際に、その一部が波長の長い光に変換され、白色LED1から放出される光は、青色LED2からの光と、蛍光物質3が発する蛍光が混合されたものとなり、白色光として視認されるようなものとなる。
白色LED1から放出される光は、ガラス等の透明物質からなる円柱状のロッドレンズ4の一端面Dに入り、ロッドレンズ4内で多重反射を繰り返した後、ロッドレンズ4の他端Eから放出される。この場合、ロッドレンズ4の他端Eが2次光源を構成する。この2次光源においておいては、多重反射の影響により、白色LED1のどの部分で発生する光も均一化されている。この2次光源からの光は、コリメータレンズ5によりコリメートされて照明面を照明する。このとき、2次光源で白色LED1のどの部分で発生する光も均一化されているので、照明面に発生する色むらが低減される。
ロッドレンズ4で2次光源のむらが改善される理由を図2を用いて説明する。図2において、Pは青色LEDの発光点、Qは蛍光物質のある部分での発光点であるとする。2次光源となるロッドレンズ4の出側端面での点Rに到達する光線を考えてみると、点Pから放出される光は、直接点Pから点Rに到達する光の他に、ロッドレンズ4の内面で1回反射、2回反射、…、m回反射して点Rに到達する光がある。図においては、代表として3回反射して点Rに到達する光a、2回反射して点Rに到達する光bを示している。
同様、点Qから放出される光は、直接点Qから点Rに到達する光の他に、ロッドレンズ4の内面で1回反射、2回反射、…、n回反射して点Rに到達する光がある。図においては、代表として4回反射して点Rに到達する光c、3回反射して点Rに到達する光dを示している。
このように、点Rに入射する光は、点P、点Qから色々な方向に放出された光が重ね合わさったものとなるので、光源から放出される光の放出角度に伴うばらつきが緩和される。
2次光源となるロッドレンズ4の出側端面Eでの点R以外の点についても同様のことが言えるので、ロッドレンズ4の出側端面Eに形成される2次光源は照度むらや色むらの少ない光源となる。なお、前記mとnの値はロッドレンズ4の長さと口径、及び各光源P、Qから放出される光の開口角で決定される。
光源から放出される光の、放出角度による照度分布むらが改善される理由を、さらに図3を用いて説明する。図3において、X、Yをロッドレンズの界面とし、X1〜X5、Y1〜Y5を、それぞれX、Yの鏡像とする。又、x、yをそれぞれX、Yの出側端面の点とし、x1〜x5、y1〜y5をそれぞれX1〜X5、Y1〜Y5の出側端面の点とする。
このとき、光源Pから放出される光のうち、線分PxとPyの間にあるものは無反射でロッドレンズの出側に達し、線分Pxと線分Py1、線分Pyと線分Px1の間にあるものは1回反射してロッドレンズの出側に達する。同様、線分Py1と線分Px1、線分Px3と線分Py4の間にあるものは2回反射してロッドレンズの出側に達し、線分Px1と線分Py2、線分Py4と線分Px4の間にあるものは3回反射してロッドレンズの出側に達し、線分Py2と線分Px2、線分Px4と線分Py5の間にあるものは4回反射してロッドレンズの出側に達し、線分Px2と線分Py3、線分Py5と線分Px5の間にあるものは5回反射してロッドレンズの出側に達する。よって、実際の光の出口であるxとyの間には、これらの光が重ね合わさったものが集光される。
図3の上部には、y3からx6までの区間における光の強度分布を示す。このうち、奇数回反射されてロッドレンズの出側端面に到達する光は、図に破線で示すように左右が逆転して、ロッドレンズの出側端面に到達する。よって、これらの強度分布を持つ光を重ね合わせれば、均一な照度を有する2次光源が形成できる。なお、ロッドレンズにおいては、光の開口数NAが保存されるので、配光特性が変わらない2次光源を形成することができる。
図1に示す例では、コリメータレンズ5を使用しているが、もちろんコリメータレンズ5を使用せず、単にロッドレンズ4の出側を2次光源として使用する光源装置としてもよい。又、ロッドレンズ4の両端面を除く外周側に反射膜を形成したり反射物質をメッキ等により成膜し、ロッドレンズ4の外周面から漏洩する光を少なくするようにしてもよい。さらに、ロッドレンズ4の代わりに、内面に反射膜や反射物質が成膜された筒状体を用いるようにしてもよい。
1…白色LED、2…青色LED、3…蛍光物質、4…ロッドレンズ、5…コリメータレンズ
Claims (5)
- 青色LEDと当該青色LEDから放出される光を受けて蛍光を発する蛍光物質とで構成された白色LEDと、一端から前記白色LEDからの放出光を入射し、入射した光を内部で多重反射させて他端から放出する柱状又は筒状の多重反射体とを有することを特徴とする光源装置。
- 前記多重反射体が、ロッドレンズであることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記ロッドレンズの端面を除く外周面に、前記ロッドレンズの内部の光を反射する反射体が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
- 前記多重反射体が、筒状体の内面に光反射体を設けたものであることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記多重反射体から放出される光をコリメートするコリメートレンズを有することを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の光源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004154067A JP2005339853A (ja) | 2004-05-25 | 2004-05-25 | 光源装置 |
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Publications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011082969A (ja) * | 2009-09-10 | 2011-04-21 | Ricoh Co Ltd | 照明装置、画像読取装置及び画像形成装置 |
KR101033624B1 (ko) | 2009-02-13 | 2011-05-11 | 광전자 주식회사 | 카메라 오토 포커스용 엘이디 모듈 및 그 제조 방법 |
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2004
- 2004-05-25 JP JP2004154067A patent/JP2005339853A/ja active Pending
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