JP5709225B2 - 照明光学系とこれを用いたプロジェクタ - Google Patents

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本発明は、複数の色の画像光を形成するための複数の色の照明光を発生する照明光学系と、該照明光学系による各画像光を投射するプロジェクタに関する。
液晶プロジェクタやDMD(Digital Micromirror Device)プロジェクタのようなスクリーンに画像を投射するプロジェクタの光源としてLED(Light Emitting Diode)を用いる技術が注目されている(特許文献1参照)。
LEDの長寿命性および高信頼性に起因して、LEDを光源とするプロジェクタには長寿命で高信頼という利点がある。
しかしながら、その一方でLEDの光はプロジェクタ用としては輝度が低いので、LEDを光源としたプロジェクタの場合、十分な輝度の映像を得ることは容易ではない。光源からの光を表示パネルがどれだけ投射光として利用できるかはエテンデューにより制限される。つまり、光源の発光面積と放射角との積の値を、表示パネルの入射面の面積と照明光学系のFナンバーで決まる取り込み角との積の値以下にしなければ、光源からの光を効率良く投射光として利用できない。
LEDによる光源では発光面積を大きくすれば光量を上げることはできるが、発光面積が大きくなれば光源のエテンデューが大きくなってしまう。エテンデューの制限からプロジェクタの光源としては発光面積を大きくせず光量を上げることが望まれるが、LEDによる光源で発光面積を大きくせずに光量を上げるのは困難である。
特開2003−186110号公報
LEDのみによる光源ではエテンデューが大きくなってしまう。本発明は、エテンデューが小さく、より長寿命かつ高輝度の照明光学系を実現するものである。
本発明による照明光学系は、励起光を発生するレーザ光源と、前記励起光により蛍光を発生する蛍光体と、一端に入射された前記励起光を他端より前記蛍光体へ向けて出射し、前記蛍光体にて発生した蛍光を前記一端より出射するライトトンネルと、前記レーザ光源と前記ライトトンネルとの光路中に設けられ、前記励起光を反射し、前記蛍光を通過させる光学素子と、を備える。
また、本発明によるプロジェクタは、上記の照明光学系を備える。
本発明によれば、エネルギー密度の高いレーザを励起光とした蛍光を用いているので、エテンデューが小さく、より長寿命かつ高輝度の照明光学系を実現できる。
本発明による照明光学系の一実施形態の構成を示すブロック図である。 光学素子102の断面図である。 光学素子102の正面図である。 蛍光ホイール104をレーザ光源101が発生したレーザ光の入射面側から見たときの平面図である。 青蛍光領域201、緑蛍光領域202および赤蛍光領域203の構成を示す断面図である。 本発明による照明光学系の他の実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明による照明光学系の他の実施形態の構成を示すブロック図である。 蛍光体403の構造を示す断面図である。 本発明による照明光学系の他の実施形態の構成を示すブロック図である。 図1に示した実施形態の照明光学系を用いたプロジェクタの回路構成を示すブロック図である。 図4に示した実施形態の照明光学系を用いたプロジェクタの回路構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、同じ機能を有する構成には同じ符号を付け、その説明を省略する場合がある。
図1は本発明による照明光学系の一実施形態の構成を示すブロック図である。
本実施形態の照明光学系は、図1に示したように、レーザ光源101、光学素子102、ライトトンネル103、蛍光ホイール104、および、反射プリズム105から構成されている。
レーザ光源101は波長λ1の励起光として用いられるレーザ光を発生する。レーザ光源101が発生したレーザ光は、光学素子102で反射しライトトンネル103を通って蛍光ホイール104に入射する。
光学素子102は、レーザ光源101とライトトンネル103の光路中に設けられている。
光学素子102は、ライトトンネル103を介して蛍光ホイールに向けてレーザ光を反射し、蛍光ホイール104で発生した蛍光は透過させる素子である。本実施形態では、光学素子102は、レーザ光を反射する反射部を有し、蛍光を反射部以外から通過するものである。
図2Aは光学素子102の断面図であり、図2Bは光学素子102の正面図である。
図2Aおよび図2Bに示したように、光学素子102は、蛍光を通過させる透過領域である透過部701と、レーザ光を反射させる反射領域である反射部703とを有する。
反射部703は、例えば、平板ガラスなどの透明な基板702上にアルミやクロムなどが蒸着されることで形成される。透過部701は、例えば、基板702に非蒸着部を設けることで形成される。要するに、反射部703は、レーザ光(励起光)を反射するように形成されていればよい。
基板702の形状としては、図2Aおよび図2Bで示したような円形に限らず、矩形やその他の形状でもよい。また、反射部703の形状も、円形に限らない。
また、図1で示したように、光学素子102はレーザの進行方向に対して傾斜して配置されていることが好ましい。
一般に、半導体レーザから射出する光の断面形状は円形ではなく楕円となることが多い。従って、例えば、反射部703が円形の場合、図1のレーザ光源101から反射部703を見ると、その形状は楕円形となるので、レーザ光の断面の長軸方向と、反射部703の長軸方向とを一致させておけば、レーザ光は反射部703で効率よく反射できる。
蛍光ホイール104は、レーザ光源101が発生したレーザ光により、それぞれ異なる波長の光を発生する複数の蛍光発生領域を備えている。
図3Aは、蛍光ホイール104をレーザ光源101が発生したレーザ光の入射面側から見たとき、つまり、図1において蛍光ホイール104を左側から見たときの平面図である。
蛍光ホイール104は、円形であり、その中心角により規定される3つの領域、青蛍光領域201、緑蛍光領域202および赤蛍光領域203を備えている。青蛍光領域201、緑蛍光領域202および赤蛍光領域203は、レーザ光源101が発生したレーザ光が入射されたときに、そのレーザ光の波長λ1よりも長い波長λ2、λ3、λ4(λ2<λ3<λ4)の青色蛍光、緑色蛍光および赤色蛍光をそれぞれ発生する。
図3Bは、青蛍光領域201、緑蛍光領域202および赤蛍光領域203の構成を示す断面図である。
図3Bに示す青蛍光領域201では、基板204上に、波長λ2〜λ4の光を反射する反射層205と、青蛍光体層206とが積層されている。青蛍光体層206は波長λ1の励起用のレーザ光が入射されると波長λ2の青色蛍光を発生する。
図3Bに示す緑蛍光領域202では、反射層205の上に緑蛍光体層207が積層されている。緑蛍光体層207は波長λ1の励起用のレーザ光が入射されると波長λ3の緑色蛍光を発生する。
図3Bに示す赤蛍光領域203では、反射層205の上に赤蛍光体層208が積層されている。赤蛍光体層208は波長λ1の励起用のレーザ光が入射されると波長λ4の赤色蛍光を発生する。
上記構成を備える蛍光ホイール104は、中心を軸として回転し、ライトトンネル103より照射されるレーザ光の位置が各蛍光領域上を移動するものであり、レーザ光源101が発生したレーザ光の入射位置は外周部近傍とされている。このため、レーザ光源101が発生したレーザ光が入射されている状態では、青色蛍光、緑色蛍光、赤色蛍光が順次発生し、反射層205で反射されてライトトンネル103に再入射する。
上記構成を備える蛍光ホイール104は、中心を軸として回転し、ライトトンネル103より照射されるレーザ光の位置が各蛍光領域上を移動するものであり、レーザ光源101が発生したレーザ光の入射位置は外周部近傍とされている。このため、レーザ光源101が発生したレーザ光が入射されている状態では、青色蛍光、緑色蛍光、赤色蛍光が順次発生し、反射層205で反射されてライトトンネル103に再入射する。
本実施形態では、4波長(λ1〜λ4)の光が用いられるが、その波長の大小関係は、λ1<λ2<λ3<λ4となる。光学素子102は、波長λ2、λ3およびλ4の光の大部分を反射し、波長λ1の光は開口部106を通過する。ライトトンネル103は入出射面となる両端面の大きさが異なるテーパ形状のもので、ライトトンネル103はテーパ形状を備えることにより、各蛍光体で発生した拡散された蛍光の角度分布を変えて均一化することができる。ここでライトトンネルには、中空の内側面がミラーで構成されたものと、中実の透明多角柱で構成され全反射を利用するものとが含まれる。後者はロッドレンズとも呼ばれる。
本実施形態において、光学素子102の反射部703で反射し、ライトトンネル103の一端に入射され、ライトトンネル103を通って他端から蛍光ホイール104に向かって出射される。蛍光ホイール104で順次発生する青色蛍光、緑色蛍光、赤色蛍光はライトトンネル103に再入射し、ライトトンネル103の一端から出射され、光学素子102の透過部701でその大部分が通過する。その後、反射プリズム105で反射されて照明光として出射される。
ここで、各蛍光の大部分が透過部701で通過する理由は、レーザ光は光の拡がりが非常に小さなビーム状の光であり、光学素子102の反射部703もそのビームの断面積に応じた小さな面積であるので、波長λ2、λ3およびλ4の光は、その大部分が反射部703で遮蔽されることがないからである。
上記のように、本実施形態の照明光学系では、均一化された赤色蛍光、緑色蛍光、青色蛍光が順番に現れ、照明光として用いられる。
図4は本発明による照明光学系の他の実施形態の構成を示すブロック図である。
図1に示した実施形態では、3つの蛍光領域を備える蛍光ホイールを用いることで、一つの励起光源から3色の蛍光を発生させるものであったのに対し、本実施形態は、各色の蛍光体のそれぞれに個別の励起光源を設けたものである。
本実施形態の照明光学系は、レーザ光源301、305、309、光学素子302、306、310、ライトトンネル303、307、311、青蛍光体304、緑蛍光体308、赤蛍光体312、クロスダイクロイックプリズム313から構成されている。
レーザ光源301、305、309は波長λ1の励起光として用いられるレーザ光を発生する。青蛍光体304、緑蛍光体308、赤蛍光体312は、レーザ光源301が発生したレーザ光が入射されたときに、波長λ1よりも長い波長λ2、λ3、λ4(λ2<λ3<λ4)の青色蛍光、緑色蛍光、赤色蛍光をそれぞれ発生する。
青蛍光体304、緑蛍光体308、赤蛍光体312の構造は、図3Bに示した青蛍光領域201、緑蛍光領域202、赤蛍光領域203の構造と同様であり、基板上に形成された反射層の上に、青蛍光体、緑蛍光体、赤蛍光体が形成されている。
光学素子302は波長λ1の光を反射させ、波長λ2の光の大部分を通過する。光学素子306は波長λ1の光を反射させ、波長λ3の光の大部分を通過する。光学素子310は波長λ1の光を反射させ、波長λ3の光の大部分を通過する。
ライトトンネル303、307、311は、図1に示したライトトンネル103と同様に、両端面の大きさが異なるテーパ形状のもので、各蛍光体で発生した拡散された蛍光の角度分布を変えて均一化することができる。ここでライトトンネルには、中空の内側面がミラーで構成されたものと、中実の透明多角柱で構成され全反射を利用するものとが含まれる。
レーザ光源301が発生したレーザ光は、光学素子302で反射、ライトトンネル303を通って青蛍光体304に入射する。青蛍光体304で発生した青蛍光は、ライトトンネル303を通り、その大部分の光が光学素子302を通過してクロスダイクロイックプリズム313に入射する。
レーザ光源305が発生したレーザ光は、光学素子306で反射し、ライトトンネル307を通って緑蛍光体308に入射する。緑蛍光体308で発生した緑蛍光は、ライトトンネル307を通り、その大部分の光が光学素子306を通過して、クロスダイクロイックプリズム313に入射する。
レーザ光源309が発生したレーザ光は、光学素子310で反射し、ライトトンネル311を通って赤蛍光体312に入射する。赤蛍光体312で発生した赤蛍光は、ライトトンネル311を通り、その大部分の光が光学素子310を通過してクロスダイクロイックプリズム313に入射する。
クロスダイクロイックプリズム313は、波長λ3の光は通過させ、波長λ2およびλ4の光は反射させる。このため、各蛍光体により発生した各蛍光は同じ方向に出射される。
上記のように構成される本実施形態では、蛍光を発生するユニットが各色に対して設けられているので、複数の蛍光を同時に発生させることができる。また、レーザ光源301、305、309を順番に駆動することにより、図1に示した照明光学系と同様に、各蛍光を順次出力させることもできる。
図5Aは本発明による照明光学系の他の実施形態の構成を示すブロック図である。
本実施形態は、図3に示した実施形態において、各色に対して設けられるユニットのうち、レーザ光源による励起光が開口つき反射ミラーにより通過してライトトンネルに入射するユニットの変形例であり、光出力を高めるものである。
本実施形態の照明光学系は、図5Aに示したように、レーザ光源401、402、蛍光体403、ライトトンネル404、および、光学素子405から構成されている。レーザ光源401、402は、同じ波長のレーザ光を励起光として発生する。なお、レーザ光源401は、蛍光体403の反ライトトンネル404側から励起光を蛍光体403に向けて照射する第2のレーザ光源である。
図5Bは蛍光体403の構造を示す断面図である。図示されるように、蛍光体403では、基板409上に、反射層407と蛍光体層408が積層されている。蛍光体層408はレーザ光源401、402のレーザ光により該レーザ光よりも波長の長い蛍光を発生する。反射層407はレーザ光源401、402が発生するレーザ光は通過させ、蛍光体層408が発生する蛍光は反射する。なお、反射層407は、誘電体多層膜などで形成され、レーザ光を通過し、蛍光を反射させる特性の薄膜で形成されている。
光学素子405は、レーザ光源401が発生するレーザ光を反射し、蛍光体層408が発生する蛍光の大部分の光を通過させる。
レーザ光源401が発生したレーザ光は、反射層407を通過して蛍光体層408に入射する。レーザ光源402が発生したレーザ光は、光学素子405を反射して蛍光体層408に入射する。蛍光体層408では、入射したレーザ光源401、402からのレーザ光により蛍光が発生する。蛍光体層408で発生した蛍光は、ライトトンネル404および光学素子405の透過部を通って外部へ出力され、照明光として利用される。
本実施形態の蛍光体403を、図1に示した蛍光ホイールとして各色を準じ出力する照明光学系を構成してもよい。また、本実施形態のユニットをそれぞれ異なる蛍光を発生する3つのユニットとして図3に示した照明光学系を構成してもよい。
図6は本発明による照明光学系の他の実施形態の構成を示すブロック図である。
本実施形態は、図1で説明した照明光学系の変形例であって、複数のレーザ光源を使用し、より光出力を高めるものである。
本実施形態の照明光学系は、図6に示したように、複数のレーザ光源101と、ライトトンネル103、蛍光ホイール104、反射プリズム105、および、光学素子801から構成される。
レーザ光源101と、ライトトンネル103、蛍光ホイール104、反射プリズム105の構成および動作は図1に示したものと同様であるため、図1と同じ符号を付して説明は省略する。
光学素子801は、斜面が互いに微小な間隙である空気間隔を介して対向するように配置された2つの三角プリズム802および803が一体化されて形成される。また、三角プリズム802は、各レーザ光が斜面で全反射するように配置される。
複数のレーザ光源101のそれぞれが発生した各レーザ光は、光学素子801の三角プリズム802の斜面で全反射され、ライトトンネル103の入射面に導かれる。その後、レーザ光は、蛍光ホイール104に入射し、そこで発生した蛍光光はライトトンネル103を通って出射され、光学素子801を構成する2つの三角プリズム802および803を通過して、反射プリズム105で反射し、照明光として出射される。
ここで、三角プリズム802および803は、斜面同士が微小な空気間隔を介して対向しているので、ライトトンネル103から出射された、拡がり角度が抑制された蛍光が光学素子801を通過する際の光損失を低くすることが可能である。また、複数のレーザ光源101を用いることが可能になるので、レーザ光源の数に応じて大光量の蛍光を利用することができ、非常に明るいプロジェクタを実現することができる。
図7は、図1に示した実施形態の照明光学系を用いたプロジェクタの回路構成を示すブロック図である。
図7に示すプロジェクタは、ユーザインタフェース部501、制御部502、記憶部503、映像信号処理部504、同期信号処理部505、LD駆動部506、蛍光ホイール駆動部508、表示素子駆動部509、回転状態検出部510、表示素子511、図1に示したレーザ光源101および蛍光ホイール104から構成されている。
ユーザインタフェース部501は、ユーザからの指示入力を受け付けて制御部502に出力し、また、現在のプロジェクタの動作状態をインジケータや表示パネルなどの表示装置(不図示)に表示させる。
制御部502は、記憶部503に格納されているプログラムに応じてプロジェクタを構成する各部を制御する。
記憶部503は、制御部502の制御プログラムを格納し、また、映像用データを一時記憶する。
映像信号処理部504は外部より入力された映像信号を、プロジェクタ内で用いられる映像信号に変換する。本実施形態の映像信号は、上述したように各色の照明光が順次照明光学系より出力される構成であるため、各色に応じた映像信号が順次生成される。
同期信号処理部505は、外部より入力された映像信号に同期する同期信号を、プロジェクタ内で用いられる映像信号に変換する。具体的には、各色の映像信号の出力タイミングを示す同期信号を生成して出力する。
LD駆動部506は、同期信号処理部505が出力した同期信号に応じてレーザ光源101の点灯状態を制御する。
回転状態検出部510は蛍光ホイール104の回転状態を検出して蛍光ホイール駆動部508へ出力する。
蛍光ホイール駆動部508は、同期信号処理部505が出力した同期信号に示される映像信号の色と、回転状態検出部510が検出した蛍光ホイール104の回転状態が示す照明光学系が出力する色とが一致するように蛍光ホイール104の回転状態を制御する。
表示素子駆動部509は映像信号処理部が出力する映像信号に応じて、表示素子511を駆動する。ここで、表示素子511としては、複数のマイクロミラーがマトリックス状に配置され、各マイクロミラーの反射状態により画像を形成する反射型画像形成素子や、透過型液晶表示素子、反射型液晶表示素子などの、各色の画像を順次表示させる表示素子が用いられる。
上記のように構成されるプロジェクタでは、照明光学系から順次出力される各色の照明光により各色に対応した画像を表示する表示素子511が照明され、表示素子511の反射画像もしくは透過画像が投影光学系(不図示)を介して順次投射される。
図8は、図4に示した実施形態の照明光学系を用いたプロジェクタの回路構成を示すブロック図である。
図8に示すプロジェクタは、ユーザインタフェース部501、制御部502、記憶部503、映像信号処理部504、同期信号処理部505、LD駆動部506'、表示素子駆動部509'、表示素子511、図4に示したレーザ光源301、305、309から構成されている。
ユーザインタフェース部501、制御部502、記憶部503、映像信号処理部504、同期信号処理部505の構成および動作は図7に示したものと同様であるため、図7と同じ符号を付して説明は省略する。
LD駆動部506'は、同期信号処理部505が出力した同期信号に応じてレーザ光源301、305、309の点灯状態を制御する。
表示素子駆動部509'は映像信号処理部が出力する映像信号に応じて、表示素子511'を駆動する。ここで、表示素子としては、図7に示した表示素子511と同様に、各色の画像を順次表示させる表示素子複数のマイクロミラーがマトリックス状に配置され、各マイクロミラーの反射状態により画像を形成する反射型画像形成素子や、透過型液晶表示素子、反射型液晶表示素子が用いられるため、LD駆動部506'は表示素子511'が表示する画像色に応じてレーザ光源301、305、203を点灯させる。
なお、透過型液晶表示素子、反射型液晶表示素子の場合には、カラー画像を表示するものがある。表示素子511'としてカラー表示を行う表示素子が使用される場合には、LD駆動部506'は、レーザ光源301、305、309を同時に点灯させる。
上記のように構成されるプロジェクタでは、照明光学系から順次出力される各色の照明光により各色に対応した画像を表示する表示素子511'が照明され、表示素子511'の反射画像もしくは透過画像が投影光学系(不図示)を介して順次投射される。
以上説明した各実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
101 レーザ光源
102 光学素子
103 ライトトンネル
104 蛍光ホイール
105 反射プリズム

Claims (6)

  1. 励起光を発生するレーザ光源と、
    前記励起光により蛍光を発生する蛍光体と、
    一端に入射された前記励起光を他端より前記蛍光体へ向けて出射し、前記蛍光体にて発生した蛍光を前記一端より出射するライトトンネルと、
    前記レーザ光源と前記ライトトンネルとの光路中に設けられ、前記励起光を反射し、前記蛍光を通過させる光学素子と、を備え、
    前記光学素子は、斜辺が空気層を介して互いに対向するように配置された2つの三角プリズムを有する、照明光学系。
  2. 請求項1に記載の照明光学系において、
    前記レーザ光源は複数ある、照明光学系。
  3. 請求項1または請求項2に記載の照明光学系において、
    前記蛍光体は、それぞれ異なる波長の蛍光を発生する複数の蛍光領域を備え、回転により前記ライトトンネルより照射される位置が各蛍光領域上を移動する蛍光ホイールであることを特徴とする照明光学系。
  4. 請求項1または請求項2に記載の照明光学系のユニットを複数備え、
    各ユニットの蛍光体はそれぞれ異なる波長の蛍光を発生し、
    各ユニットの出射光を入射して同じ方向に向けて出射するクロスダイクロイックプリズムを有することを特徴とする照明光学系。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の照明光学系において、
    前記蛍光体に対するライトトンネルの反対側から励起光を前記蛍光体に向けて照射する第2のレーザ光源を具備し、
    前記蛍光体は前記第2のレーザ光源側に設けられ、前記励起光を通過させ前記蛍光を反射する反射層と、ライトトンネル側に設けられた蛍光体層とを有することを特徴とする照明光学系。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の照明光学系を備えたプロジェクタ。
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