JP2011073823A - エレベータの緩衝器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、簡単な構成によりフォーム緩衝部の劣化を抑制することができ、点検や交換の手間を軽減できるとともに、ランニングコストを低減できるエレベータの緩衝器を得ることを目的とするものである。
【解決手段】かご緩衝器8は、緩衝器本体11と、緩衝器本体11に被せられたカバー12とを有している。緩衝器本体11は、ピット底部に固定されたベース13と、ベース13上に固定されたフォーム緩衝部14とを有している。フォーム緩衝部14は、ウレタンフォームからなり、かご6の衝突により圧縮される。カバー12は、紫外線と空気中の水分及びオゾンとを遮断する可撓性の材料からなっている。
【選択図】図2

Description

この発明は、プラスチックフォームからなるフォーム緩衝部を有するエレベータの緩衝器に関するものである。
エレベータの緩衝器は、何らかの異常原因により、かご又は釣合おもりが最下階を行き過ぎて昇降路のピット部へ下降したとき、かご又は釣合おもりのピット部への衝突の衝撃を緩和する装置である。この種の緩衝器としては、ばね緩衝器及び油入緩衝器が一般的であるが、例えば欧州地区等では、低速エレベータ用にウレタン製緩衝器が用いられることがある。
ウレタン製緩衝器は、エネルギー蓄積型非線形緩衝器に分類され、全高の90%をストロークとみなせることが海外法規で規定されている。このため、ウレタン製緩衝器を用いることにより、緩衝器全高を小さくでき、ピット深さを浅くすることができる。また、ウレタン製緩衝器と通常の緩衝器とを組み合わせた緩衝器も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2006/033135号公報
上記のような従来のウレタン製緩衝器では、空気中の水分やオゾン、紫外線などによる劣化が経時的に進行するため、定期的な(例えば半年毎の)点検が必要である。また、設置環境にもよるが、5〜10年程度での交換が必要となる。このような点検や交換を怠ると、劣化が進み、本来の緩衝器としての性能を十分に満足できなくなる可能性もある。また、ウレタン製緩衝器の価格はばね緩衝器と同等あるいはそれよりも安いため、ウレタン製緩衝器の適用はコスト低減になるが、5〜10年の交換サイクルでは、エレベータの寿命内に2〜4回程度の交換が必要となり、ランニングコストが嵩むという問題もある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡単な構成によりフォーム緩衝部の劣化を抑制することができ、点検や交換の手間を軽減できるとともに、ランニングコストを低減できるエレベータの緩衝器を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータの緩衝器は、プラスチックフォームからなり、昇降体の衝突により圧縮されるフォーム緩衝部、及び紫外線と空気中の水分及びオゾンとを遮断する材料からなり、フォーム緩衝部を覆うカバーを備えている。
この発明のエレベータの緩衝器は、紫外線と空気中の水分及びオゾンとを遮断する材料からなるカバーによりフォーム緩衝部を覆ったので、簡単な構成によりフォーム緩衝部の劣化を抑制することができ、点検や交換の手間を軽減できるとともに、ランニングコストを低減できる。
この発明の実施の形態1によるエレベータを示す構成図である。 図1のかご緩衝器を拡大して示す側面図である。 図2の緩衝器本体を示す平面図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータの緩衝器の断面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータを示す構成図である。図において、昇降路1の上部には、巻上機2が設置されている。巻上機2は、駆動シーブ3と、駆動シーブ3を回転させるモータ(図示せず)と、駆動シーブ3の回転を制動する巻上機ブレーキ(図示せず)とを有している。
昇降路1の上部の巻上機2の近傍には、そらせ車4が設けられている。駆動シーブ3及びそらせ車4には、懸架手段5が巻き掛けられている。懸架手段5としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。
懸架手段5の一端部は、昇降体であるかご6の上部に接続されている。懸架手段5の他端部は、昇降体である釣合おもり7の上部に接続されている。かご6及び釣合おもり7は、懸架手段5により昇降路1内に吊り下げられており、巻上機2により昇降路1内を昇降される。
昇降路1のピット底部には、かご緩衝器8及び釣合おもり緩衝器9が設置されている。かご緩衝器8及び釣合おもり緩衝器9は、図1ではピット底部に直接設置されているが、緩衝器台又は支持台を介して設置してもよい。
図2は図1のかご緩衝器8を拡大して示す側面図、図3は図2の緩衝器本体11を示す平面図であり、釣合おもり緩衝器9も同様の構成である。図において、かご緩衝器8は、緩衝器本体11と、緩衝器本体11に被せられたカバー12とを有している。緩衝器本体11は、ピット底部に固定されたベース13と、ベース13上に固定されたフォーム緩衝部14とを有している。フォーム緩衝部14は、ウレタンフォームからなり、かご6の衝突により圧縮される。
カバー12は、紫外線と空気中の水分及びオゾンとを遮断する可撓性の材料からなっている。このような材料としては、例えばポリエステル100%(ウレタン樹脂加工)等を用いることができる。また、カバー12は、空気中の水分やオゾンがフォーム緩衝部14に(継続的に)接触しないようにフォーム緩衝部14を気密に覆っている。
このようなエレベータの緩衝器では、フォーム緩衝部14が耐候性に優れるカバー12で密封して覆われているため、簡単な構成によりウレタン素材の劣化速度を遅らせることが可能となり、定期点検期間の延長、交換頻度の減少が可能となり、ランニングコストを含めたコストダウンを図ることができる。このため、ばね緩衝器に代わり、ウレタン製緩衝器の適用を今以上に拡大できる。
また、ウレタン製緩衝器の適用により、昇降路1のピットを浅くすることができ、昇降路1の構築コストを低減させることができるとともに、他社との差別化、競争力の強化を図ることができる。
実施の形態2.
次に、図4はこの発明の実施の形態2によるエレベータの緩衝器の断面図である。図において、エネルギー吸収型緩衝器である油入緩衝器21の上部には、エネルギー蓄積型緩衝器であるフォーム緩衝部22が直列に固定されている。フォーム緩衝部22は、ウレタンフォームからなり、かご6の衝突により圧縮される。
また、フォーム緩衝部22には、カバー23が被せられている。カバー23は、紫外線と空気中の水分及びオゾンとを遮断する可撓性の材料からなっている。また、カバー23は、空気中の水分やオゾンがフォーム緩衝部22に(継続的に)接触しないようにフォーム緩衝部22を気密に覆っている。
このようなエレベータの緩衝器では、フォーム緩衝部22がカバー23で覆われているので、簡単な構成によりフォーム緩衝部22の劣化を抑制することができ、点検や交換の手間を軽減できるとともに、ランニングコストを低減できる。
なお、上記の例では、緩衝器がピット底部に設置されているが、かご6や釣合おもり7に搭載されている緩衝器にもこの発明は適用できる。
また、エレベータのレイアウトやタイプも図1に限定されるものではなく、例えば、巻上機2がピット底部に設置されているエレベータ、2:1ローピングのエレベータ、油圧エレベータ等にもこの発明は適用できる。
さらに、上記の例では、ウレタンフォームからなるフォーム緩衝部14,22を示したが、プラスチックフォームは必ずしもウレタンフォームに限定されるものではない。
6 かご(昇降体)、7 釣合おもり(昇降体)、14,22 フォーム緩衝部、12,23 カバー。

Claims (1)

  1. プラスチックフォームからなり、昇降体の衝突により圧縮されるフォーム緩衝部、及び
    紫外線と空気中の水分及びオゾンとを遮断する材料からなり、前記フォーム緩衝部を覆うカバー
    を備えていることを特徴とするエレベータの緩衝器。
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