JP2002265170A - エレベータ - Google Patents

エレベータ

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JP2002265170A
JP2002265170A JP2001065299A JP2001065299A JP2002265170A JP 2002265170 A JP2002265170 A JP 2002265170A JP 2001065299 A JP2001065299 A JP 2001065299A JP 2001065299 A JP2001065299 A JP 2001065299A JP 2002265170 A JP2002265170 A JP 2002265170A
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JP
Japan
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air conditioner
elevator
light
shielding cover
sunlight
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Pending
Application number
JP2001065299A
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English (en)
Inventor
Kenji Yoshii
謙二 吉井
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Elevator Co Ltd filed Critical Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エレベータに取付けられた空調装置7の寿命の
長期化にある。 【解決手段】エレベータ用かご2の天井5に、取付台6
を設置し、空調装置7をこの取付台6に載置し、この取
付台6に、遮光カバー10を設置した構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調装置を取り付
けたエレベータ、特に展望用エレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】展望用エレベータは、展望という目的
上、昇降路の一部に光透過性の材料,例えばガラスが使
用されている。また、エレベータ用かごは、光透過性の
材料、例えばガラスで構成されているか、あるいは不透
明の材料が用いられている場合には展望用の小窓が設け
られている。よって、展望用エレベータは、昇降路を構
成するガラス壁から入射する太陽光にさらされているこ
とになる。その結果、気候によっては、エレベータ用か
ご内の温度が上昇し、エレベータ利用者が、快適に利用
できにくくなる虞もある。
【0003】そこで、以上のような不具合を改善するた
めに、エレベータ用かごの上部に空調装置が設置されて
いる。しかしながら、エレベータ用かごに設置された空
調装置は、昇降路を構成するガラス壁を通して直接太陽
光にさらされることから、空調装置自体が性能を十分発
揮することが出来きにくい。因みに、空調装置の運転保
証範囲は、室外機で通常21℃〜45℃程度となってい
るが、展望用エレベータの空調装置は、昇降路ガラスを
通して直接太陽光が当たることから、運転保証範囲を超
える場合がある。その結果、空調装置は、過負荷状態と
なり、エレベータ用かご内が適正な温度に制御できなく
なる。さらに、空調装置の寿命を著しく低下させる虞が
ある。
【0004】また、既存のエレベータに空調装置を増設
する場合や能力アップのために空調装置を交換する場
合、空調機自体が既存のエレベータに設置された外装板
で覆われないことがあり、このような場合には、空調装
置が運転保証範囲を超えた温度となり、空調装置の寿命
を早める問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、以上のような
展望用エレベータでは、昇降路を形成するガラス壁を透
過した太陽光が直接空調装置に当たることから、空調装
置自体の温度が上昇し、しばしば空調装置の運転保証範
囲を超えてしまう。
【0006】よって、空調装置に用いられているモータ
が、過負荷状態で運転されることとなり、空調装置の寿
命を著しく縮める問題がある。
【0007】本発明は上記事情を鑑みてなされたもの
で、空調装置の安定な運転を確保し、かつ空調装置自体
の長寿化を図る展望用エレベータを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、空調装置を取付けた本発明に係るエレベータは、前
記空調装置の光入射側に遮光用の遮光カバーを設けた構
成である。
【0009】本発明は、以上のような構成とすることに
より、遮光カバーが太陽光を遮るので、空調装置内部の
温度上昇を抑えることにより、空調装置の安定動作およ
び寿命の長期化を図ることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1および図2を参照して説明する。
【0011】図1は本発明のエレベータの一実施例であ
る展望用エレベータの外観図、図2は本発明のエレベー
タの一実施例である展望用エレベータの一実施の形態を
示す構成図である。
【0012】これらの図において1は長方形状に骨組み
された支持枠であって、この支持枠1には人や物を乗せ
て昇降するエレベータ用かご2が取付けられ、図示され
ていないがワイヤにより昇降可能に吊下されている。
【0013】このエレベータ用かご2の乗降側には開閉
扉3が設けられ、この開閉扉3の取付面とは反対側、つ
まり外側と面する側には外部と遮断し利用者が安心して
利用可能とするための外装板4が設けられている。
【0014】このエレベータ用かご2を構成する四方の
外装壁のうち、少なくとも展望可能な外側に設けられる
外装板4或いは外装板4が存在しない場合にはかご外側
に面する外装壁には、外部を展望できるように透明な材
質の壁、例えばガラス等で形成されているか、或いは不
透明な材質で形成されている場合には展望用の小窓が設
けられている。
【0015】前記エレベータ用かご2の天井5から所要
の距離を隔ててなる位置にある前記支持枠1の上梁には
天井5とほぼ平行をなすように取付台6が取付けられ、
この取付台6には空調装置7が設置されている。この空
調装置7は、利用者が快適な状態で利用できるように、
エレベータ用かご2の天井5からエレベータ用かご2内
に所要の温度の送風を行い、エレベータ用かご2内の温
度を調節する機能をもっている。
【0016】一方、エレベータの昇降路を構成するとと
もに展望用エレベータの外観となる部分は、エレベータ
用かご2内から外部を展望可能なように透明な材質、例
えばガラスなどの透明壁8によって形成されている。こ
の透明壁8は、図面上では、円柱状に形成されている
が、角柱状であってもよく、その形状には、拘らない。
【0017】また、前記外装板4は、外部から空調装置
7が直に見えることは外観上好ましくないので、エレベ
ータ用かご2から空調装置7の上部位置まで延在するよ
うに設けられている。
【0018】その結果、太陽光9が斜め上方から透明壁
8を通って直進し外装板4の上端部よりも高い位置から
入射してくることは上述のとおりである。
【0019】そこで、本発明のエレベータにおいては、
太陽光9が入射する側に位置する取付台6から空調装置
7の一側面及び上面からなる2面に対し、斜め上方から
入射する太陽光9を遮光するために、空調装置7と所要
の距離を隔てて日陰が形成されるように逆くの字状の遮
光カバー10が取付けられている。
【0020】次に、以上のような実施の形態によれば、
斜め上方から太陽光9が入射してくると、エレベータ用
かご2の昇降路を構成する外壁となる透明壁8を透過
し、外装板4の上端を超えて空調装置7側に直接入射し
てくる。このとき、空調装置7の光入射側に遮光カバー
10を設置すれば、この遮光カバー10によって入射さ
れてくる太陽光9が遮光され、空調装置7に直接降り注
ぐことがなくなり、温度上昇を未然に回避できる。しか
も、遮光カバー10は、空調装置7から所要とする距離
を隔てて設けているので、遮光カバー10自体が暖めら
れても、その熱が空調装置7に直接伝達されることがな
く、少なくとも運転保証範囲内の温度に維持することが
でき、安定な運転状態を確保できる。
【0021】また、夏至の南中時等のごとき、太陽がほ
とんど真上に来るような場合、一般的には遮光カバー1
0を取付台6と直交する方向に高くすることで解決する
ことが可能であるが、この場合には外側から見たときに
美観を損ねる問題がある。この点、遮光カバー10を外
装板4とほぼ同じ高さ位置から空調装置7の上面方向に
折曲させることによって、外側から見え難い状態とな
り、美観を損なうことなく遮光カバー10を取付けるこ
とができ、しかもほとんど真上から太陽光9が入射する
ような場合でも、十分に遮光することができ、空調装置
7の安定動作に大きく貢献する。
【0022】(1) 上記実施の形態では、取付台6に
遮光カバー10を取付けたが、その遮光カバー10の材
質によって熱を吸収し、空調装置7を徐々に暖めていく
ことが考えられる。
【0023】そこで、本発明のエレベータの一実施例で
ある展望用エレベータでは、図3に示すように遮光カバ
ー10の遮光カバー10の光入射面側又は両面側に断熱
材11を施す構成とする。
【0024】このような構成にすれば、遮光カバー10
に断熱材11を設けることにより、遮光カバー10に熱
の吸収率が大きい材質を用いた場合でも、吸収される熱
量を減少させ、結果として遮光カバー10からの輻射熱
を減少させる。断熱材11は空調装置7の周囲の温度の
上昇を防ぎ、空調装置7からの放熱を妨げないので、空
調装置7の寿命を長期化することに貢献する。
【0025】(2) 空調装置の周囲の温度には、遮光
カバー10の色も重要な要因となっている。もし、遮光
カバー10が熱を吸収してしまう黒系の色であったなら
ば、遮光カバー10は、太陽光9によって暖められてし
まう。この結果、遮光カバー10の輻射熱によって空調
装置7の周囲が暖められ、空調装置7からの放熱が充分
行われなくなるので、空調装置7は過負荷状態となり、
安定な運転状態を保てず、寿命を縮めることとなる。
【0026】そこで、本発明のエレベータの一実施例で
ある展望用エレベータでは、図4に示すように遮光カバ
ー10の光入射面側に太陽光9を反射するような塗料、
例えば白色系の塗料を塗布した塗料層12を設けた構成
とする。
【0027】このような構成とすれば、遮光カバー10
は塗料を塗布したことにより、斜め上方から入射する太
陽光9を効率良く反射するので、斜め上方から太陽光9
が空調装置7の光入射面側から入射するのを防止する。
また、この太陽光9を反射する塗料は、熱をほとんど吸
収しないので、遮光カバー10の吸収する熱量を減少さ
せ、結果として遮光カバー10の輻射熱を減少させる。
この結果、空調装置7は、太陽光9により直接暖められ
ることもなく、また遮光カバー10からの輻射熱による
加熱も抑えられるので、空調装置7の周囲及び内部の温
度上昇を抑えることが出来る。これにより、空調装置7
の安定運転及び寿命の長期化を図ることが出来る。
【0028】また、本構成による太陽光9を反射する効
果をより一層高めるため、塗料の塗布後の表面を鏡面状
に仕上げても良い。
【0029】更に、近隣に他の建物等が存在する場合、
塗料を塗布した遮光カバー10の反射光が他の建物等に
よって反射され、空調装置7の入射光側から入ってくる
ことを防止するため、遮光カバー10は折曲部に傾斜を
もたせておいたほうが良い。
【0030】このような構成としたことにより、遮光カ
バー10に設けた塗料層12により、遮光カバー10が
太陽光9に映え、ビル設備及び展望用エレベータの審美
性の向上に寄与させるという効果も期待できる。
【0031】(3)上記実施の形態に係る展望用エレベ
ータでは、遮光カバー10の縁端の折曲部は平面状であ
るが、折曲部は曲面を形成していても良い。
【0032】さらに、上記実施形態には、種々の段階の
発明が含まれており、開示されている複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で
述べられている効果が得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出できる。
【0033】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、空
調装置の安定な運転状態の維持ができ、かつ寿命の長期
化が可能なエレベータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータの一実施例である展望用エ
レベータの概観図。
【図2】本発明のエレベータの一実施例である展望用エ
レベータの一実施の形態を示す構成図。
【図3】本発明のエレベータの一実施例である展望用エ
レベータの他の実施形態を示す構成図。
【図4】本発明のエレベータの一実施例である展望用エ
レベータのさらに他の実施形態を示す構成図。
【符号の説明】
1:支持枠 2:エレベータ用かご 3:開閉扉 4:外装板 5:天井 6:取付台 7:空調装置 8:透明壁 9:太陽光 10:遮光カバー 11:断熱材 12:塗料層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調装置を取付け、昇降路外部より自然
    光が入光し得る昇降路内を走行するかごを有するエレベ
    ータにおいて、 前記空調装置の光入射側に遮光用の遮光カバーを設けた
    ことを特徴とするエレベータ。
  2. 【請求項2】 前記遮光カバーに断熱材を貼設したこと
    を特徴とする請求項1記載のエレベータ。
  3. 【請求項3】 前記遮光カバーに太陽光を反射させる塗
    料を塗布したことを特徴とする請求項1記載のエレベー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記遮光カバーの縁端に折曲部を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータ。
JP2001065299A 2001-03-08 2001-03-08 エレベータ Pending JP2002265170A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006129358A1 (ja) * 2005-06-02 2006-12-07 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha エレベータ装置
JP2011073823A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Mitsubishi Electric Corp エレベータの緩衝器

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WO2006129358A1 (ja) * 2005-06-02 2006-12-07 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha エレベータ装置
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