JP2004051237A - エレベータのスプリング緩衝器 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧縮時の必要なストロークを確保しつつスプリング緩衝器14,15の全長を小さくする。
【解決手段】エレベータの昇降路の底部に、かご下面およびカウンタウェイト下面に対向して、それぞれスプリング緩衝器14,15が配置される。スプリング緩衝器14,15は、ベース21とこれに溶接された円錐コイルスプリング22とからなる。円錐コイルスプリング22は、下端が最もコイル径Dが大きく、上方へ向かってコイル径Dが徐々に縮小する。特に、圧縮時に、各コイルの内周に次のコイルが順次収容されるように、素線径dおよびコイル径Dが設定されており、圧縮時の長さが非常に小さくなる。従って、所定のストロークを得るために必要なコイルスプリング全長Lが円筒コイルスプリングの場合よりも小さくなる。
【選択図】 図2
【解決手段】エレベータの昇降路の底部に、かご下面およびカウンタウェイト下面に対向して、それぞれスプリング緩衝器14,15が配置される。スプリング緩衝器14,15は、ベース21とこれに溶接された円錐コイルスプリング22とからなる。円錐コイルスプリング22は、下端が最もコイル径Dが大きく、上方へ向かってコイル径Dが徐々に縮小する。特に、圧縮時に、各コイルの内周に次のコイルが順次収容されるように、素線径dおよびコイル径Dが設定されており、圧縮時の長さが非常に小さくなる。従って、所定のストロークを得るために必要なコイルスプリング全長Lが円筒コイルスプリングの場合よりも小さくなる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベータの昇降路の底部に配置される緩衝器、特にスプリング緩衝器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばロープ式のエレベータにおいて、何らかの原因でロープが切断したような場合にも、種々の安全機構によって、かごが自由落下するようなことはなく、停止もしくは減速される。しかし、万一、かごが昇降路の底部に衝突した場合でも、乗客が安全であるように、エレベータの昇降路の底部つまりピットに、緩衝器を設けることが、一般に法令でもって義務付けられている。
【0003】
かごとカウンタウェイトとをロープで接続したトラクション式エレベータにあっては、かごに対して緩衝器が設けられるとともに、カウンタウェイトに対しても、同様に緩衝器が設けられる。
【0004】
緩衝器としては、単純なスプリング緩衝器と、油圧式緩衝器と、があり、例えば、定格速度が60m/分以下の低速エレベータでは、主に、スプリング緩衝器が用いられている。このスプリング緩衝器は、例えば、特開平6−115848号公報に記載されているように、垂直方向に沿って配置された円筒コイルスプリングからなり、このコイルスプリングの下端部が、ピットに取り付けられる円柱状のベースに固定され、かつ上端の自由端がエレベータのかごに対向するようになっている。
【0005】
このスプリング緩衝器のコイルスプリングの圧縮時に必要なストロークは、やはり一般に各国の法令等で定まっている。例えば、日本の建築基準法の告示では、定格速度が60m/分の場合には、必要なストロークが100mm以上である。そのため、コイルスプリングの全長は、例えば470mm程度となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のスプリング緩衝器の円筒コイルスプリングにおいては、圧縮時の必要なストロークを確保するために、コイルスプリングの全長が大きくなり、従って、昇降路の底部に設けられるピットの深さがそれだけ深く必要となる欠点がある。
【0007】
また、上記のようにコイルスプリングの全長が大きく必要であることから、トラクション式エレベータにおいては、カウンタウェイトに対し設けられるスプリング緩衝器の高さが高くなり、必然的に、カウンタウェイトが昇降路の上端に達したときの上方の間隙つまりカウンタウェイト上端と昇降路天井面との間の距離が小さくなってしまう。
【0008】
本発明は、圧縮時に必要な所定のストロークを確保しつつ、昇降路垂直方向に沿った全長つまり高さが小さいエレベータのスプリング緩衝器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のエレベータのスプリング緩衝器は、エレベータの昇降路の底部に、かご下面に対向して配置され、非常時のかごの衝突を緩衝する。また、このスプリング緩衝器は、トラクション式エレベータないしはリニア式エレベータのカウンタウェイトに対して用いられる場合もあり、この場合には、カウンタウェイトの下端に対向して配置される。
【0010】
本発明のスプリング緩衝器は、従来の円筒コイルスプリングに代えて、上方に向かってコイル径が徐々に縮小する円錐コイルスプリングを含み、この円錐コイルスプリングの大径側の端部が上記昇降路の底部に取り付けられ、小径側の端部がかごもしくはカウンタウェイトに対向する。
【0011】
従来の円筒コイルスプリングでは、圧縮時に完全に押し潰された状態で、各コイル(円形をなす一巻きのそれぞれ)が互いに重なり合うため、素線径とコイル巻き数とで、圧縮時の最小の長さが定まり、従って、所定のストロークを得るために必要なスプリングの全長が大きい。これに対し、本発明が用いる円錐コイルスプリングでは、1巻き目、2巻き目といった各コイルの径が僅かずつ異なるので、圧縮時に、隣接するコイルの素線がコイルの半径方向にずれて重なり、従って、圧縮時の最小の長さが短くなる。そのため、所定のストロークを得るために必要なスプリングの全長が短くなる。
【0012】
より好ましくは、上記円錐コイルスプリングは、圧縮時に、各コイルの内周に次のコイルが順次収容されるように、素線径およびコイル径が設定される。つまり、大径側端部の1巻き目のコイルの内周に次の2巻き目のコイルが収容され、この2巻き目のコイルの内周に次の3巻き目のコイルが収容される、といった形に順次収容される。これにより、圧縮時に、各コイルが互いに干渉せず、コイル長さが非常に短くなる。換言すれば、円錐コイルスプリングを軸方向から見たときに、素線が互いに重なり合わない渦巻状となるように、素線径および各コイルのコイル径が設定される。
【0013】
本発明のスプリング緩衝器は、ロープを用いたトラクション式エレベータや巻胴式エレベータのみならず、ロープを用いない油圧駆動式やリニア式等の種々のエレベータに適用することができるが、特に、トラクション式エレベータやリニア式エレベータにおけるカウンタウェイトの緩衝用として好適である。カウンタウェイト用のスプリング緩衝器として、本発明の全長が短いスプリング緩衝器を用いることで、かごが最上階にあるときのカウンタウェイトの位置をより低くすることが可能となる。従って、カウンタウェイトが昇降路の上端に達したとき(かごが最下階にあるとき)の上方の間隙つまりカウンタウェイト上端と昇降路天井面との間の距離を、より大きく確保することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】
図1は、代表的なトラクション式エレベータの全体的な構成を示しており、ビルの内部に昇降路1が設けられているとともに、この昇降路1の内部に、かご2とカウンタウェイト3とが収容されている。上記かご2は、かごフレーム4とかご室5とを有し、図示せぬ一対のかごガイドレールによって上下動可能に案内されている。同様に、カウンタウェイト3は、図示せぬ一対のカウンタウェイトガイドレールによって上下動可能に案内されている。上記かご2と上記カウンタウェイト3とは、ロープ6によって互いに連結されており、このロープ6が、巻き上げ機7の駆動シーブ8に巻き掛けられている。図示例では、昇降路1の上方に機械室9が設けられており、この機械室9内に上記巻き上げ機7が配置されている。また、上記駆動シーブ8とカウンタウェイト3との間には、転向シーブ10が設けられている。また昇降路1は、各階の乗り場11に対応する複数の出入り口12を備えている。
【0016】
なお、この実施例では、1:1のローピングの例が示されているが、2:1あるいは3:1等の他のローピングとして構成することもできる。
【0017】
最下階の乗り場11よりも下方となる昇降路1の底部には、ピット13が形成されており、このピット13の底面に、かご用スプリング緩衝器14とカウンタウェイト用スプリング緩衝器15とが配置されている。上記かご用スプリング緩衝器14は、非常時のかご2の衝突を緩衝するために、かごフレーム4の下面あるいはかご2側部下面に対向して配置される。なお、必要に応じて、複数個のかご用スプリング緩衝器14を並べて配置してもよい。上記カウンタウェイト用スプリング緩衝器15は、非常時のカウンタウェイト3の衝突を緩衝するために、カウンタウェイト3の下面に対向して配置される。
【0018】
上記かご用スプリング緩衝器14と上記カウンタウェイト用スプリング緩衝器15とは、基本的に同一の構成を有しており、従って、以下では、例として図2に基づいてカウンタウェイト用スプリング緩衝器15を詳しく説明するが、かご用スプリング緩衝器14もこれと同様である。図2に示すように、スプリング緩衝器15は、円柱状のベース21とテーパ状をなす円錐コイルスプリング22とから構成され、上記ベース21が上記ピット13の底面に図示せぬボルトによって固定されている。上記円錐コイルスプリング22は、下端が最もコイル径が大きく(素線中心でのコイル径をD1として示す)、上方へ向かってコイル径Dが徐々に縮小し、上端が最もコイル径が小さい(素線中心でのコイル径をD2として示す)。円錐コイルスプリング22の両端は、該コイルスプリング22の中心軸に直交する平面に沿うように、それぞれ平坦面に研削されている。円錐コイルスプリング22の下端部の外径は、上記ベース21の直径にほぼ等しく、ベース21の頂面に上記円錐コイルスプリング22の下端が溶接されている。なお、溶接以外の方法で、円錐コイルスプリング22をベース21に取り付けることもできる。
【0019】
また、上記円錐コイルスプリング22は、圧縮時に、各コイルの内周に次のコイルが順次収容されるように、素線径dおよびコイル径Dが設定されている。つまり、この円錐コイルスプリング22を軸方向から見たときに、素線が互いに重なり合わない渦巻状となるように、素線径dおよび各コイルのコイル径Dが設定される。従って、仮に、この円錐コイルスプリング22が軸方向に完全に押し潰された状態では、大径側の1巻き目のコイル23−1の内周に、2巻き目のコイル23−2が入り、かつこの2巻き目のコイル23−2の内周に、次の3巻き目のコイル23−3が入る、といった形で、互いに干渉せずに順次いわゆる入れ子状態に入り込む。そのため、圧縮時に軸方向の長さが非常に短くなり、理論上は、素線径dと同じ長さにまで縮小可能となる。
【0020】
従って、圧縮時に所定のストロークを得るのに必要なコイルスプリングの全長Lが、従来の円筒コイルスプリングの場合よりも短くなる。なお、素線径dやコイルの巻き数は、支持すべき荷重(例えば1〜3トン程度である)や必要なストローク(例えば定格速度60m/分のエレベータでは100mm以上となる)を考慮して、選択される。
【0021】
図3は、本発明のかご用スプリング緩衝器14がかごフレーム4に対向して配置されている状態を示しており、図(A)に示すように、かご2が最下階にあるときに、かごフレーム4の緩衝器受部25と円錐コイルスプリング22上端との間に、所定の間隔Aが与えられている。一方、かご2が落下した場合には、図(B)に示すように、円錐コイルスプリング22が圧縮され、かご2に対する衝撃が緩衝される。本発明では、上記の円錐コイルスプリング22の長さLを短くできることから、ピット13の深さBを小さくすることが可能である。例えば、かごフレーム3から下方へ突出するガイドシュー16などの他の部品や機器によって制限される限界まで深さBを小さくすることができる。
【0022】
また、図4に示すように、カウンタウェイト3が最も下方にあるとき(かご2が最上階に位置するとき)に、該カウンタウェイト3とカウンタウェイト用スプリング緩衝器15との間に、やはり所定の間隔Cが与えられているが、本発明では、円錐コイルスプリング22の長さLが短くなることから、円筒コイルスプリングを用いる場合に比べて、カウンタウェイト3の下端位置を、より下方に設定することが可能となる。そのため、仮想線で示すようにカウンタウェイト3が昇降路1の上端に達したとき(かご2が最下階にあるとき)の上方の間隙つまりカウンタウェイト3上端と昇降路1天井面との間の距離Dを、より大きく確保することが可能となる。なお、エレベータの運転に伴うカウンタウェイト3の移動量Eは、一定である。従って、昇降路1の上部に種々の機器を配置する上で有利となる。図1では、一例として機械室9を備えたエレベータを示しているが、特に、最近の機械室を具備しないエレベータの場合には、昇降路1の上部空間を有効に利用する上で有利となる。また、距離Dを十分に確保しつつカウンタウェイト3の上下方向の寸法を拡大することも可能である。この場合、同じ重量のカウンタウェイト3について、昇降路1の平面図上での幅寸法もしくは厚さ寸法をより小さくできる利点が得られる。
【0023】
また、円錐コイルスプリング22を用いた本発明のスプリング緩衝器14,15においては、荷重−変位特性が非線形となり、変位の小さな領域でのばね定数が小さく、変位の増加に伴って、ばね定数が徐々に大きくなる。従って、かご2もしくはカウンタウェイト3が衝突する際に、乗客に与える衝撃をより緩和することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、この発明に係るスプリング緩衝器によれば、所定のストロークを得るのに必要なコイルスプリングの全長ひいてはスプリング緩衝器の高さを従来のものよりも小さくすることができる。従って、例えば、ピットの深さの低減、あるいは、カウンタウェイト上方の空間の拡大を、達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るスプリング緩衝器が用いられたトラクション式エレベータの概略図。
【図2】この発明に係るスプリング緩衝器の正面図。
【図3】かご用スプリング緩衝器に対し、かごが最下階に位置する状態(A)およびかごが衝突した状態(B)の説明図。
【図4】カウンタウェイトに対するスプリング緩衝器の位置関係の説明図。
【符号の説明】
1…昇降路
2…かご
3…カウンタウェイト
14…かご用スプリング緩衝器
15…カウンタウェイト用スプリング緩衝器
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベータの昇降路の底部に配置される緩衝器、特にスプリング緩衝器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばロープ式のエレベータにおいて、何らかの原因でロープが切断したような場合にも、種々の安全機構によって、かごが自由落下するようなことはなく、停止もしくは減速される。しかし、万一、かごが昇降路の底部に衝突した場合でも、乗客が安全であるように、エレベータの昇降路の底部つまりピットに、緩衝器を設けることが、一般に法令でもって義務付けられている。
【0003】
かごとカウンタウェイトとをロープで接続したトラクション式エレベータにあっては、かごに対して緩衝器が設けられるとともに、カウンタウェイトに対しても、同様に緩衝器が設けられる。
【0004】
緩衝器としては、単純なスプリング緩衝器と、油圧式緩衝器と、があり、例えば、定格速度が60m/分以下の低速エレベータでは、主に、スプリング緩衝器が用いられている。このスプリング緩衝器は、例えば、特開平6−115848号公報に記載されているように、垂直方向に沿って配置された円筒コイルスプリングからなり、このコイルスプリングの下端部が、ピットに取り付けられる円柱状のベースに固定され、かつ上端の自由端がエレベータのかごに対向するようになっている。
【0005】
このスプリング緩衝器のコイルスプリングの圧縮時に必要なストロークは、やはり一般に各国の法令等で定まっている。例えば、日本の建築基準法の告示では、定格速度が60m/分の場合には、必要なストロークが100mm以上である。そのため、コイルスプリングの全長は、例えば470mm程度となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のスプリング緩衝器の円筒コイルスプリングにおいては、圧縮時の必要なストロークを確保するために、コイルスプリングの全長が大きくなり、従って、昇降路の底部に設けられるピットの深さがそれだけ深く必要となる欠点がある。
【0007】
また、上記のようにコイルスプリングの全長が大きく必要であることから、トラクション式エレベータにおいては、カウンタウェイトに対し設けられるスプリング緩衝器の高さが高くなり、必然的に、カウンタウェイトが昇降路の上端に達したときの上方の間隙つまりカウンタウェイト上端と昇降路天井面との間の距離が小さくなってしまう。
【0008】
本発明は、圧縮時に必要な所定のストロークを確保しつつ、昇降路垂直方向に沿った全長つまり高さが小さいエレベータのスプリング緩衝器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のエレベータのスプリング緩衝器は、エレベータの昇降路の底部に、かご下面に対向して配置され、非常時のかごの衝突を緩衝する。また、このスプリング緩衝器は、トラクション式エレベータないしはリニア式エレベータのカウンタウェイトに対して用いられる場合もあり、この場合には、カウンタウェイトの下端に対向して配置される。
【0010】
本発明のスプリング緩衝器は、従来の円筒コイルスプリングに代えて、上方に向かってコイル径が徐々に縮小する円錐コイルスプリングを含み、この円錐コイルスプリングの大径側の端部が上記昇降路の底部に取り付けられ、小径側の端部がかごもしくはカウンタウェイトに対向する。
【0011】
従来の円筒コイルスプリングでは、圧縮時に完全に押し潰された状態で、各コイル(円形をなす一巻きのそれぞれ)が互いに重なり合うため、素線径とコイル巻き数とで、圧縮時の最小の長さが定まり、従って、所定のストロークを得るために必要なスプリングの全長が大きい。これに対し、本発明が用いる円錐コイルスプリングでは、1巻き目、2巻き目といった各コイルの径が僅かずつ異なるので、圧縮時に、隣接するコイルの素線がコイルの半径方向にずれて重なり、従って、圧縮時の最小の長さが短くなる。そのため、所定のストロークを得るために必要なスプリングの全長が短くなる。
【0012】
より好ましくは、上記円錐コイルスプリングは、圧縮時に、各コイルの内周に次のコイルが順次収容されるように、素線径およびコイル径が設定される。つまり、大径側端部の1巻き目のコイルの内周に次の2巻き目のコイルが収容され、この2巻き目のコイルの内周に次の3巻き目のコイルが収容される、といった形に順次収容される。これにより、圧縮時に、各コイルが互いに干渉せず、コイル長さが非常に短くなる。換言すれば、円錐コイルスプリングを軸方向から見たときに、素線が互いに重なり合わない渦巻状となるように、素線径および各コイルのコイル径が設定される。
【0013】
本発明のスプリング緩衝器は、ロープを用いたトラクション式エレベータや巻胴式エレベータのみならず、ロープを用いない油圧駆動式やリニア式等の種々のエレベータに適用することができるが、特に、トラクション式エレベータやリニア式エレベータにおけるカウンタウェイトの緩衝用として好適である。カウンタウェイト用のスプリング緩衝器として、本発明の全長が短いスプリング緩衝器を用いることで、かごが最上階にあるときのカウンタウェイトの位置をより低くすることが可能となる。従って、カウンタウェイトが昇降路の上端に達したとき(かごが最下階にあるとき)の上方の間隙つまりカウンタウェイト上端と昇降路天井面との間の距離を、より大きく確保することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】
図1は、代表的なトラクション式エレベータの全体的な構成を示しており、ビルの内部に昇降路1が設けられているとともに、この昇降路1の内部に、かご2とカウンタウェイト3とが収容されている。上記かご2は、かごフレーム4とかご室5とを有し、図示せぬ一対のかごガイドレールによって上下動可能に案内されている。同様に、カウンタウェイト3は、図示せぬ一対のカウンタウェイトガイドレールによって上下動可能に案内されている。上記かご2と上記カウンタウェイト3とは、ロープ6によって互いに連結されており、このロープ6が、巻き上げ機7の駆動シーブ8に巻き掛けられている。図示例では、昇降路1の上方に機械室9が設けられており、この機械室9内に上記巻き上げ機7が配置されている。また、上記駆動シーブ8とカウンタウェイト3との間には、転向シーブ10が設けられている。また昇降路1は、各階の乗り場11に対応する複数の出入り口12を備えている。
【0016】
なお、この実施例では、1:1のローピングの例が示されているが、2:1あるいは3:1等の他のローピングとして構成することもできる。
【0017】
最下階の乗り場11よりも下方となる昇降路1の底部には、ピット13が形成されており、このピット13の底面に、かご用スプリング緩衝器14とカウンタウェイト用スプリング緩衝器15とが配置されている。上記かご用スプリング緩衝器14は、非常時のかご2の衝突を緩衝するために、かごフレーム4の下面あるいはかご2側部下面に対向して配置される。なお、必要に応じて、複数個のかご用スプリング緩衝器14を並べて配置してもよい。上記カウンタウェイト用スプリング緩衝器15は、非常時のカウンタウェイト3の衝突を緩衝するために、カウンタウェイト3の下面に対向して配置される。
【0018】
上記かご用スプリング緩衝器14と上記カウンタウェイト用スプリング緩衝器15とは、基本的に同一の構成を有しており、従って、以下では、例として図2に基づいてカウンタウェイト用スプリング緩衝器15を詳しく説明するが、かご用スプリング緩衝器14もこれと同様である。図2に示すように、スプリング緩衝器15は、円柱状のベース21とテーパ状をなす円錐コイルスプリング22とから構成され、上記ベース21が上記ピット13の底面に図示せぬボルトによって固定されている。上記円錐コイルスプリング22は、下端が最もコイル径が大きく(素線中心でのコイル径をD1として示す)、上方へ向かってコイル径Dが徐々に縮小し、上端が最もコイル径が小さい(素線中心でのコイル径をD2として示す)。円錐コイルスプリング22の両端は、該コイルスプリング22の中心軸に直交する平面に沿うように、それぞれ平坦面に研削されている。円錐コイルスプリング22の下端部の外径は、上記ベース21の直径にほぼ等しく、ベース21の頂面に上記円錐コイルスプリング22の下端が溶接されている。なお、溶接以外の方法で、円錐コイルスプリング22をベース21に取り付けることもできる。
【0019】
また、上記円錐コイルスプリング22は、圧縮時に、各コイルの内周に次のコイルが順次収容されるように、素線径dおよびコイル径Dが設定されている。つまり、この円錐コイルスプリング22を軸方向から見たときに、素線が互いに重なり合わない渦巻状となるように、素線径dおよび各コイルのコイル径Dが設定される。従って、仮に、この円錐コイルスプリング22が軸方向に完全に押し潰された状態では、大径側の1巻き目のコイル23−1の内周に、2巻き目のコイル23−2が入り、かつこの2巻き目のコイル23−2の内周に、次の3巻き目のコイル23−3が入る、といった形で、互いに干渉せずに順次いわゆる入れ子状態に入り込む。そのため、圧縮時に軸方向の長さが非常に短くなり、理論上は、素線径dと同じ長さにまで縮小可能となる。
【0020】
従って、圧縮時に所定のストロークを得るのに必要なコイルスプリングの全長Lが、従来の円筒コイルスプリングの場合よりも短くなる。なお、素線径dやコイルの巻き数は、支持すべき荷重(例えば1〜3トン程度である)や必要なストローク(例えば定格速度60m/分のエレベータでは100mm以上となる)を考慮して、選択される。
【0021】
図3は、本発明のかご用スプリング緩衝器14がかごフレーム4に対向して配置されている状態を示しており、図(A)に示すように、かご2が最下階にあるときに、かごフレーム4の緩衝器受部25と円錐コイルスプリング22上端との間に、所定の間隔Aが与えられている。一方、かご2が落下した場合には、図(B)に示すように、円錐コイルスプリング22が圧縮され、かご2に対する衝撃が緩衝される。本発明では、上記の円錐コイルスプリング22の長さLを短くできることから、ピット13の深さBを小さくすることが可能である。例えば、かごフレーム3から下方へ突出するガイドシュー16などの他の部品や機器によって制限される限界まで深さBを小さくすることができる。
【0022】
また、図4に示すように、カウンタウェイト3が最も下方にあるとき(かご2が最上階に位置するとき)に、該カウンタウェイト3とカウンタウェイト用スプリング緩衝器15との間に、やはり所定の間隔Cが与えられているが、本発明では、円錐コイルスプリング22の長さLが短くなることから、円筒コイルスプリングを用いる場合に比べて、カウンタウェイト3の下端位置を、より下方に設定することが可能となる。そのため、仮想線で示すようにカウンタウェイト3が昇降路1の上端に達したとき(かご2が最下階にあるとき)の上方の間隙つまりカウンタウェイト3上端と昇降路1天井面との間の距離Dを、より大きく確保することが可能となる。なお、エレベータの運転に伴うカウンタウェイト3の移動量Eは、一定である。従って、昇降路1の上部に種々の機器を配置する上で有利となる。図1では、一例として機械室9を備えたエレベータを示しているが、特に、最近の機械室を具備しないエレベータの場合には、昇降路1の上部空間を有効に利用する上で有利となる。また、距離Dを十分に確保しつつカウンタウェイト3の上下方向の寸法を拡大することも可能である。この場合、同じ重量のカウンタウェイト3について、昇降路1の平面図上での幅寸法もしくは厚さ寸法をより小さくできる利点が得られる。
【0023】
また、円錐コイルスプリング22を用いた本発明のスプリング緩衝器14,15においては、荷重−変位特性が非線形となり、変位の小さな領域でのばね定数が小さく、変位の増加に伴って、ばね定数が徐々に大きくなる。従って、かご2もしくはカウンタウェイト3が衝突する際に、乗客に与える衝撃をより緩和することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、この発明に係るスプリング緩衝器によれば、所定のストロークを得るのに必要なコイルスプリングの全長ひいてはスプリング緩衝器の高さを従来のものよりも小さくすることができる。従って、例えば、ピットの深さの低減、あるいは、カウンタウェイト上方の空間の拡大を、達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るスプリング緩衝器が用いられたトラクション式エレベータの概略図。
【図2】この発明に係るスプリング緩衝器の正面図。
【図3】かご用スプリング緩衝器に対し、かごが最下階に位置する状態(A)およびかごが衝突した状態(B)の説明図。
【図4】カウンタウェイトに対するスプリング緩衝器の位置関係の説明図。
【符号の説明】
1…昇降路
2…かご
3…カウンタウェイト
14…かご用スプリング緩衝器
15…カウンタウェイト用スプリング緩衝器
Claims (3)
- エレベータの昇降路の底部に、かごもしくはカウンタウェイトに対向して配置され、非常時のかごもしくはカウンタウェイトの衝突を緩衝するエレベータのスプリング緩衝器であって、
上方に向かってコイル径が徐々に縮小する円錐コイルスプリングを含み、この円錐コイルスプリングの大径側の端部が上記昇降路の底部に取り付けられ、小径側の端部がかごもしくはカウンタウェイトに対向することを特徴とするエレベータのスプリング緩衝器。 - 上記円錐コイルスプリングは、圧縮時に、各コイルの内周に次のコイルが順次収容されるように、素線径およびコイル径が設定されていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータのスプリング緩衝器。
- 上記スプリング緩衝器は、カウンタウェイトの緩衝用に用いられることを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータのスプリング緩衝器。
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