JP2011069045A - 道路用標示体 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両などが接触してもその移動を阻害しない道路用標示体を提供する。
【解決手段】柱状の標識部を2個並設させ、この柱状の標識部のポールの間にビーム状の標識部を架設させ、このビーム状の標識部の一方の端部を他方の端部より小さな係止力で前記柱状の標識部に結合させる。
道路用標示体に車両などが接触して、車両の一部がビーム状の標識部を架設させた各柱状の標識部の間に入り込んでも、小さな係止力で結合させたビーム状の標識部の端部が柱状の標識部から外れ、その力を逃がすので、車両の移動を妨げない。また、小さな係止力で結合されたビーム状の標識部の端部が柱状の標識部から外れやすく構成されることで、外部から衝撃などの力を受けた際にその力を逃がしやすくなり、道路用標示体が破損しにくいものとなる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、歩道沿い、或いは公園や公共施設,駐車場,商業施設の入口などに設けられ、また走行車線と対向車線との間に道路方向に沿って設置させて車線分離体としても利用可能な道路用標示体に関するものである。
公園や公共施設,その他人々が往来する商業施設の入口や駐車場などにおいて車両の進入を阻止,誘導するため、あるいは歩道沿いに設置して歩道への車両の乗り入れや駐停車を防ぐ目的で設置される道路用標示体製品については、種々の発明が開示されている。
例えば特許文献1には、立設用の脚部2aを下端に備えた柱用の芯材2と、その芯材2を被覆する弾性緩衝体3とを備えた柵柱であって、前記芯材2の高さhを設定柵柱高さHよりも小に構成し、前記弾性緩衝体3に、前記芯材2を被覆する被覆部3aの上端から棚柱上端にまで達する延長部3bを一体に具備させ、前記被覆部3aとの連設部を視点とする前記延長部3bの弾性に抗した揺動変位が許容される状態に前記弾性緩衝体3を芯材2に取り付けてある棚柱が開示されている。
実開平03−018216号公報
特許文献1の中の図5において、前記の弾性緩衝体3をコの字形状に形成させて、それぞれの端部に設けた脚部2aで立設させている実施形態が開示されているが、このような棚柱は車両等が接触する際にコの字形状の2本の柱の間に車両の一部が入り込むと、その部分が棚柱に保持されて車両の移動を阻害する場合がある。特に自転車やオートバイなどの場合は、これらの車両を棚柱が保持して、運転手を車両から放り出すような事故となる可能性が懸念される。
そこで本発明は、車両などが接触してもその移動を阻害しない道路用標示体を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係る道路用標示体は、車両の接触によって弾性的に曲がる可撓性を有するポールを備えた柱状の標識部が2個並設され、該柱状の標識部のポールの間にビーム状の標識部が架設されており、
該ビーム状の標識部の一方の端部が他方の端部より小さな係止力で前記柱状の標識部に結合されていることを特徴としている。
本発明に係る道路用標示体によれば、各柱状の標識部のポールの間にビーム状の標識部が架設されるので、この間を歩行者などの人や車両などが横切ることを防止できる。また、このビーム状の標識部の一方の端部が他方の端部より小さな係止力で前記柱状の標識部に結合されるので、道路用標示体に車両などが接触して、車両の一部がビーム状の標識部を架設させた各柱状の標識部の間に入り込んでも、上記の小さな係止力で結合させたビーム状の標識部の端部が柱状の標識部から外れるとともに、各柱状の標識部は車両からの押圧を受けても撓んでその力を逃がすので、車両の移動を妨げない。また、小さな係止力で結合されたビーム状の標識部の端部が柱状の標識部から外れやすく構成されることで、外部から衝撃などの力を受けた際にその力を逃がしやすくなり、道路用標示体が破損しにくいものとなる。
また、前記ビーム状の標識部の小さな係止力で結合された端部が柱状の標識部から外れ道路用標示体の受ける力を逃がすとき、他方の端部はより大きな係止力で結合されているので柱状の標識部との結合が外れず、ビーム状の標識部が柱状の標識部からはじき飛ばされ他の物品に衝突して破損させるなどの問題が生じないので、好ましい。
また、前記ビーム状の標識部を中空の筒形状に形成し、前記柱状の標識部の結合部を前記ビーム状の標識部の端部から中空部分に挿入させ、このビーム状の標識部に形成させた挿通部に外方から挿通させた固定ねじの雄ねじ部を前記柱状の標識部の結合部に締結させて前記柱状の標識部とビーム状の標識部とを固定させれば、前記柱状の標識部の結合部がビーム状の標識部の内側に挿入されてビーム状の標識部の落下などを防止し、前記挿通部に挿通させて柱状の標識部の結合部に締結させた固定ねじによって、風や小さな外力ではビーム状の標識部と柱状の標識部との固定を外れないものとできる。
また、前記挿通部を前記ビーム状の標識部の端末に至る切欠き形状に形成させて、前記柱状の標識部と前記ビーム状の標識部との係止力を小さくすれば、ビーム状の標識部の端末に切欠き形状の挿通部を形成させるという簡易な構造でビーム状の標識部の係止力を適度に抑制させ、挿抜可能に設けることができ、好ましい。
本発明の道路用標示体によれば、車両などが接触してもその移動を阻害しない。
本発明に係る道路用標示体の実施の一形態を示す(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、(ハ)は側面図である。 図1の道路用標示体を構成する各部材に分解した状態を示す正面図である。 図1の道路用標示体の柱状の標識部付近の断面図である。 図1の柱状の標識部のジョイント付近を示す、(イ)は正面図であり、(ロ)は(イ)のA−A断面図である。 図4の柱状の標識部にビーム状の標識部を固定させた状態を示す挿通部付近の断面図であり、(イ)はビーム状の標識部の挿入前の状態を示し、(ロ)はビーム状の標識部の切欠き形状の挿通部に固定ねじを挿入した状況を示す図であり、(ハ)はビーム状の標識部の貫通穴形状の挿通部に固定ねじを挿入した状況を示す図である。
本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
まず最初に、図1および図2によって、本発明に係る道路用標示体の全体的な構成について説明する。
図面において、1は道路用標示体の柱部分を構成する柱状の標識部である。
柱状の標識部1は、ベース2の上方にポール11を突設させて構成されている
本実施形態の柱状の標識部1は、ポール11をベース2の上方から着脱自在に立設できるように構成させている。
本実施形態のベース2はその下面を路面に当接させて設置固定されるが、路面に設置固定させる方法として、ベース2の下面に接着剤を塗布して路面へ接着固定させる方法を用いることができる。また、ベース2の設置固定方法はこれに限るものではなく、ベース部2の底面から雄ねじ部分を下方に突出させてアンカーボルトを取り付け、路面に埋設固定させたアンカーナットに螺結させて固定させてもよいし、他の固定方法を用いてもよい。
このようなベース2は、例えば射出成型により形成され、その材質としては合成樹脂、例えば、HDPE、ABS、ASA、PP、PS、PC、PET、硬質PVCなどの硬質な合成樹脂を使用することができ、本実施形態ではASA樹脂を用いて形成させているが、熱可塑性ポリウレタンや軟質ポリオレフィン、エラストマーなどの軟質な合成樹脂を用いてもよい。
5は道路用標示体のビーム状の標識部である。ビーム状の標識部5は中空の円筒形状に形成されており、その端部をポール11の上端に取り付けられたジョイント4に取り付けられて柱状の標識部1に固定される。ビーム状の標識部5は、その両端をそれぞれ並設して設置された2体の柱状の標識部1に架け渡されて固定され、各柱状の標識部1の間を人が通過することを防止している。
本実施形態の道路用標示体は、上記のようにビーム状の標識部5を架け渡した2個1組の柱状の標識部1を、車の通過を防止したい場所に単体で設置させて車止めとして利用してもよい。また走行車線と対向車線との間に本実施形態の道路用標示体を複数組並設させて車線を分離するとともに、設置した道路を歩行者が横断することを防止するように用いることもできる。この場合、並設された異なる組の柱状の標識部1間の隙間を、人が通過不能な大きさに設置させて、この間を歩行者が横断することを防止する。
ビーム状の標識部5の外側面には、反射シートが巻旋されて全周に亘って貼り付けられた反射部53が設けられており、これによって正面からの視認性を向上させるとともに、トラックのように車高の高い車両の運転手によって斜め上方から視認される場合でも、視認性を高いものとすることができる。
図3は図1の道路用標示体の柱状の標識部1の断面図である。
柱状の標識部1のポール11は円筒形の中空柱状体に形成されており、その上端にジョイント4が融着によって固定され、ポール部11の下端に補強用部材12が固定されている。
柱状の標識部1は、車両などに踏み倒された後に元の状態に復元する可撓性を有するように、ポール11を熱可塑性ポリウレタン樹脂で形成しているが、これに限らず、軟質ポリオレフィン、エラストマー、などを好適に用いることができる。
ポール11の外側面には反射シートが巻旋されて全周に亘って貼り付けられた反射部13が設けられており、正面や側方からの視認性を高いものとすることができる。
ポール11は補強用部材12が固定された下端部分をベース2の上面に設けた円形のくぼみ21に挿入させて、着脱可能に固定できるように構成されている。具体的には、ベース2に設けられた前記のくぼみ21にポール11の下端部分が挿入された後、ベース2の外側面からポール11の下端部分に向けてポール固定ねじNの雄ねじを挿入させて、ポール11を貫通させて補強用部材12に螺入させ、ベース2とポール11とを固定させている。上記のように固定させることで、前記のポール固定ねじNを取り外せば、ポール11とベース2との固定を解除でき、ポール11とベース2とを着脱自在に固定できる。本実施形態では補強用部材12が螺入されたポール固定ねじNの雄ねじ部分と強固に結合できるように、補強用部材12を硬質の樹脂材料で形成させている。また、補強用部材12を硬質の樹脂材料で形成させることで、ポール11の下端部分の変形が抑制され、道路用標示体が外力を受けてもポール11とベース2との固定が容易に外れなくなる。
ポール11とベース2との固定方法は上記の方法に限るものではなく、ポール11の下端とベース2のくぼみ21とにそれぞれ係合可能な係合部と係止部とを設け、これらの係合によって着脱可能に固定させてもよいし、ポール11とベース2とは別に形成させた固定部材をポール11とベース2とに架け渡して取り付けることでこれらを固定させてもよいし、他の方法を用いて固定させても良い。
ジョイント4は、円筒形をアールを付けて90度の角度に曲げたようなエルボ状のL字型に形成されており、その両端において、下方向を向いた端部に下方結合部41を、水平方向を向いた端部に水平結合部42をそれぞれ形成されている。
下方結合部41は、下方に向いたジョイント4の外周面が縮径して突出するように形成されており、円筒形のポール11の中空部分に上方から挿入可能に形成されている。下方結合部41の外周面はポール11の内周面に当接するように形成され、下方結合部41とポール11とは融着によって強固に固着されている。
ジョイント4は、車両などが接触する等して変形しても元の状態に復元するように弾性を有する材料で形成するのが好ましく、本実施形態では熱可塑性ポリウレタン樹脂で形成しているが、これに限らず、軟質ポリオレフィン、エラストマー、などを好適に用いることができ、他の材料を用いてもよい。
ジョイント4の水平方向を向いた端部には、ジョイント4の外周面を形成する円筒形状の壁部43の内側に、壁部43より小さな筒形に形成された内壁部44が形成されている。具体的には、壁部43と内壁部44とはそれぞれの断面形状が同心となるように設けられており、ジョイント4が90度の角度に曲がる曲部45の付近において、壁部43の内周面の一部が径の内側へ縮径するように変形するとともに水平方向に突出して内壁部44が形成されている。
それぞれ筒状に形成された壁部43と内壁部44とは、その間に環状のビーム挿入溝部46が形成されるようにそれぞれの筒の径の大きさを異ならせて設けられている。本実施形態では、ビーム状の標識部5は円筒のパイプ形状に形成されており、その端部を前記のビーム挿入溝部46に挿入させて固定されるように形成されている。すなわち、ジョイント4の水平方向に向く端部に形成された壁部43、内壁部44、ビーム挿入溝部46がビーム状の標識部5を固定するための水平結合部42として機能するように、壁部43はその内側にビーム状の標識部5の端部を挿入して収納可能に形成され、内壁部44はパイプ形状のビーム状の標識部5の内部に挿入可能な大きさに形成されている。
図4は図1の柱状の標識部1のジョイント4付近を示す、(イ)は正面図であり、(ロ)は(イ)のA−A断面図である。
本実施形態において、ジョイント4に設けられた水平結合部42の内壁部44は、側面視からの断面形状が略正八角形の筒状に形成されており、それぞれ対向する4面をジョイント4の向きに対して真上、真下、水平横方向へ向けるように形成されている。そして、前記の面の間に形成された斜め方向に向かう4面において、ビーム挿入溝部46から内壁部44の内部へ至るように内壁部44を貫通する雄ねじ挿通孔44aが設けられている。
また、ジョイント4に設けられた水平結合部42の壁部43において、前記の雄ねじ挿通孔44aに対応する位置に、壁部43の外周面から内周面に至るねじ頭部挿通孔43aが設けられている。
本実施形態では、ジョイント4とビーム状の標識部5とを固定ねじ9によって固定するように設けており、前記の雄ねじ挿通孔44aは固定ねじ9の雄ねじ部91が挿通可能な大きさに形成され、前記のねじ頭部挿通孔43aは固定ねじ9のねじ頭部92が挿通可能な大きさに形成されている。
図5は図4の柱状の標識部1にビーム状の標識部5を固定させた状態を示す挿通部52付近の断面図であり、(イ)はビーム状の標識部5の挿入前の状態を示し、(ロ)はビーム状の標識部5の切欠き形状の挿通部52aに固定ねじ9を挿入させた状況を示す図であり、(ハ)はビーム状の標識部5の貫通穴形状の挿通部52bに固定ねじ9を挿入させた状況を示す図である。
本実施形態のジョイント4は固定ねじ9の雄ねじ部91と螺結可能なナット82を備えたクリップナット8を内壁部44に取り付けることで、固定ねじ9によるビーム状の標識部5の着脱可能な固定を可能に形成されている。
前記のクリップナット8は、平板状のバネを、コの字形状に曲げて形成されたクリップ部81と、このクリップ部81に固定されたナット82から構成されている。
クリップナット8は、コの字形状に形成されたクリップ部81で、ジョイント4の水平結合部42の内壁部44を挟み込み、ジョイント4内に内装されて取り付けられる。このとき、ナット82がジョイント4の内壁部44の内側に収納されるように、クリップナット8は取り付けられる。また本実施形態では、クリップナット8は、ねじ頭挿通孔43aから挿通させた固定ねじ9の雄ねじ部91を、雄ねじ挿通孔44aを挿通させてナット82に螺結可能な位置に取り付けられており、略正八角形の筒形状に形成された内壁部44の8つの面の中で、雄ねじ挿通孔44aが形成された4面にそれぞれ1個づつ合計4個取り付けられている。本実施形態では上記のようにクリップナット8を合計4個取り付けているが、これに限るものではなく、ジョイント4の大きさや形状に応じて個数を調整して取り付けて良い。
上記のようにクリップナット8をジョイント4に取り付けることにより、ジョイント4のビーム挿入溝部46にビーム状の標識部5の端部を挿入させた後、ジョイント4の壁部43の外側からねじ頭部挿通孔43aに固定ねじ9を挿通させ、前記の固定ねじ9の雄ねじ部91をビーム状の標識部5に貫通させ、ジョイント4の内壁部44の雄ねじ挿通孔44aを挿通させて、クリップナット8のナット82に螺結させ、ジョイント4とビーム状の標識部5とを固定させる。ビーム状の標識部5には固定ねじ9の雄ねじ部91が貫通する位置に、あらかじめ挿通部52が設けてある。また、ジョイント4の水平結合部を構成する壁部43、内壁部44,ビーム挿入溝部46は、ビーム状の標識部5を固定する固定ねじ9がクリップナット8に螺結されたときに、固定ねじ9のねじ頭部92の上端が、ジョイント4のねじ頭部挿通孔43aから突出させずに、ジョイント4の壁部43の外周面より内側に位置するように、固定ねじ9をジョイント4の内部に収納可能に形成されている。上記のようにジョイント4を形成させることで、道路用標示体に車両などが接触した際に、固定ねじ9のねじ頭部91が車両に接触して傷つけるなどの問題の発生を防止することができる。
また上記のように、クリップナット8のナット82と固定ねじ9との螺結によって、ジョイント4とビーム状の標識部5とを固定することで、ジョイント4とビーム状の標識部5との固定を着脱自在で、強固なものとできる。
また上記のように、ジョイント4とビーム状の標識部5との固定にクリップナット8を用いることで、固定ねじ9を螺結させる雌ねじ部を容易にジョイント4に設けることができると共に、柱状の標識部1が破損などして交換する場合には、クリップナット8を容易にジョイント4から取り外して分別し、再利用や再生利用などを行うことができる。
本実施形態では、固定ねじ9をジョイント4に取り付けたクリップナット8に螺結させて、ビーム状の標識部5とジョイント4の水平結合部47とを固定させているが、固定方法はこれに限るものではなく、雄ねじ91と螺結可能な雌ねじ部分を有する固定部材をジョイント4に内装固定させる、ジョイント4の内壁部44に雄ねじ91と螺結可能な雌ねじを直接形成させるなどの方法を用いてもよい。
ビーム状の標識部5はその両端にそれぞれ挿通部52が設けられ、ここに雄ねじ部92を挿通させた固定ねじ9をジョイント4に螺結させて、各柱状の標識部1に着脱自在に固定されるが、本実施形態の道路用標示体のビーム状の標識部5には、図2に示すように、正面右側の挿通部52bは貫通穴形状に形成され、正面左側の挿通部52aはビーム状の標識部5の端部から長手方向へ向いた切欠き形状に形成されている。
挿通部52aに固定ねじ9の雄ねじ部92を挿通させて、ビーム状の標識部5と柱状の標識部1とを固定させれば、道路用標示体に車両などが接触して柱状の標識部1からビーム状の標識部5を引き離すような力が働いたときに、切欠き形状の挿通部52aの縁が固定ねじ9の雄ねじ部92に掛止されずにビーム状の標識部5の端末から固定ねじ9が外れ、ビーム状の標識部5が柱状の標識部1から脱抜される。
上記のようにビーム状の標識部5を脱抜可能に構成することで、道路用標示体に車両などが接触して、車両の一部がビーム状の標識部5を架設させた各柱状の標識部1の間に入り込んでも、ビーム状の標識部5の端部が柱状の標識部1から外れるとともに、各柱状の標識部1が撓んで車両からの押圧の力を逃がすので、道路用標示体が車両の移動を妨げない。
また、挿通部52bに固定ねじ9の雄ねじ部92を挿通させて、ビーム状の標識部5と柱状の標識部1とを固定させれば、道路用標示体に車両などが接触して柱状の標識部1からビーム状の標識部5を引き離すような力が働いても、挿通部52bの縁に固定ねじ9の雄ねじ部92が当接されて、柱状の標識部1からビーム状の標識部5が脱抜されるのを防止する。
上記のようにビーム状の標識部5に片方の端部を脱抜不能に構成することで、前記のように車両などが道路用標示体に接触して、ビーム状の標識部5の挿通部52a側の端部が柱状の標識部1から脱抜されても、挿通部52b側の固定が外れないので、ビーム状の標識部5がはじき飛ばされて他の物品に衝突して損傷させたり、新たな事故の要因となるのを防止できる。
本実施形態では、挿通部52aをビーム状の標識部5の端末に至る切欠き形状に形成することで、ビーム状の標識部5をジョイント4に結合させる係止力を、貫通穴形状に形成した挿通部52bより小さなものとしているが、前記の係止力を他方の端部より小さなものとできればその形状は上記のものに限るものではない。例えば、挿通部52aをビーム状の標識部の端末近傍に位置する貫通穴形状に形成させ、道路用標示体に外力を受けたときに、ビーム状の標識部5の端部側の挿通部52aの縁に固定ねじ9の雄ねじ部分が強く当たってこれを破断させ、ジョイント4からビーム状の標識部5が脱抜されるように構成させても良い。ただし上記の構成は、ビーム状の標識部5の脱抜の際に端末が破断するので、図2に示すように挿通部52aを端末に至る切欠き形状とするのが好ましい。
また、本実施形態の道路用標示体は、ビーム状の標識部5の一方の端部に設けた挿通部52aを切欠き形状にするという簡易な方法で柱状の標識部1から脱抜可能に構成させているが、柱状の標識部1のジョイント4に設けた水平結合部42において、壁部43と内壁部44との間に形成させたビーム挿入溝部46にビーム状の標識部5の端部を挿入させて固定させている。このような構造とすることで、ビーム状の標識部5の両端に形成させた挿通部52a、52bがそれぞれジョイント4の壁部43に覆われ、外側から両者の形状の違いが視認されないようになされ、美観が向上すると共に、故意に挿通部52a側のビーム状の標識部5を脱抜させようといういたずらなどを抑制できる。
1 柱状の標示部
11 ポール
12 補強用部材
13 反射部
14 補強筒
2 ベース
4 ジョイント
41 下方結合部
42 水平結合部
43 壁部
43a ねじ頭挿通孔
44 内壁部
44a 雄ねじ挿通孔
46 ビーム挿入溝部
5 ビーム状の標示部
52 挿通部
53 反射部
8 クリップナット
81 クリップ部
82 ナット
83 クリップ部貫通孔
84 雌ねじ部
9 固定ねじ
91 雄ねじ部
92 ねじ頭部
N ポール固定ねじ

Claims (2)

  1. 車両の接触によって弾性的に曲がる可撓性を有するポールを備えた柱状の標識部が2個並設され、該柱状の標識部のポールの間にビーム状の標識部が架設されており、
    該ビーム状の標識部の一方の端部が他方の端部より小さな係止力で前記柱状の標識部に結合されていることを特徴とする道路用標示体。
  2. 前記ビーム状の標識部は中空の筒形状に形成され、
    前記柱状の標識部の結合部が前記ビーム状の標識部の端部から中空部分に挿入され、該ビーム状の標識部に形成された挿通部に外方から挿通された固定ねじの雄ねじ部が前記柱状の標識部の結合部に締結されて前記柱状の標識部とビーム状の標識部とが固定されると共に、
    前記挿通部が前記ビーム状の標識部の端末に至る切欠き形状に形成され、前記柱状の標識部と前記ビーム状の標識部との係止力が小さくなされていることを特徴とする請求項1に記載の道路用標示体。
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