JP2011064259A - 内燃機関用チェーンテンショナ - Google Patents

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Abstract

【課題】チェーンテンショナを内燃機関に組み付ける際の作業性を向上する。
【解決手段】フロント・リヤバンクBf、Brに固定されたベースフレーム211を有し、ベースフレーム211の延出方向に移動自在なスライダプレート212を付勢し、ベースフレーム211とスライダプレート212との間に跨設されたテンショナ213を弾性変形させて弓状に湾曲されるように構成され、クランク軸2の回転を伝達するカムチェーン37f、37rに張力を作用させるチェーンテンショナ210において、ベースフレーム211の上部に、テンショナ213の湾曲方向に沿ってフロント・リヤバンクBf、Brに固定される上部固定部219を設け、ベースフレーム211の下端をクランクケース3内に臨む位置まで延長して、テンショナ213の湾曲方向に垂直にフロント・リヤバンクBf、Brに固定される下部固定部220を設けた。
【選択図】図4

Description

本発明は、クランクシャフトの回転をシリンダヘッドに伝達する無端チェーンに張力を作用させる内燃機関用チェーンテンショナに関する。
従来、内燃機関用チェーンテンショナとして、内燃機関のケース本体に固定される固定部材と、固定部材の延出方向に移動自在な可動部材とを有し、ばねによって付勢された可動部材の付勢方向への移動に伴って、固定部材と可動部材との間に跨設されたテンショナ部材を弾性変形させて弓状に湾曲するように構成され、この湾曲されたテンショナ部材を無端チェーンに接触させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実公昭58−36915号公報
ところで、上記従来のチェーンテンショナは、ピンによってテンショナ部材の下端部をケース本体に固定した後、固定部材をボルトでケース本体に固定して取り付けられている。上記固定部材はばねによって可動部材側に引き寄せられているため、ケース本体の取り付け穴と固定部材の取り付け穴とを位置合せする際には、テンショナ部材を変形させて両者の取り付け穴を合わせながらボルトを装着する必要があった。このため、チェーンテンショナをケース本体に組み付ける際の作業性に課題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、内燃機関用チェーンテンショナを内燃機関に組み付ける際の作業性を向上することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、内燃機関本体に固定された固定部材を有し、前記固定部材の延出方向に移動自在な可動部材を付勢し、該可動部材の付勢方向への移動に伴って前記固定部材と前記可動部材との間に跨設されたテンショナ部材を弾性変形させて弓状に湾曲されるように構成され、クランクシャフトの回転をシリンダヘッドに伝達する無端チェーンに張力を作用させる内燃機関用チェーンテンショナにおいて、前記固定部材の上部に、前記テンショナ部材の湾曲方向に沿って内燃機関本体に固定される上部固定部を設け、前記固定部材の下端を前記クランクケース内に臨む位置まで延長して、前記テンショナ部材の湾曲方向に垂直に内燃機関本体に固定される下部固定部を設けたことを特徴とする。
この構成によれば、固定部材の下部固定部が内燃機関本体に固定されるため、チェーンテンショナを内燃機関本体に組み付けする際に、可動部材の付勢力やテンショナ部材の弾性力を受けたとしても固定部材の位置がずれることがない。このため、固定部材の上部固定部と内燃機関側の取付部との位置がずれることがなく、チェーンテンショナの組み付けの作業性を向上できる。また、クランクケース内に臨む位置にある下部固定部をテンショナ部材の湾曲方向に対して垂直に固定するため、テンショナ部材を回動自在に固定できると共に、テンショナ部材が邪魔にならないため、組み付けの作業性を向上できる。
また、上記構成において、前記テンショナ部材の下端固定部は、クランク軸近傍に回転自在に軸支され、前記下部固定部は、前記テンショナ部材の下端が軸支される位置より上方で固定されても良い。
この場合、テンショナ部材の下端固定部がクランク軸近傍に軸支され、固定部材の下部固定部が下端固定部より上方に位置するため、固定部材の長さを短くでき、軽量化を図ることができる。
また、前記固定部材は、前記下部固定部によって回動自在に固定されても良い。
この場合、テンショナ部材及び固定部材が回動自在に支持され、チェーンテンショナが回動自在であり、シリンダヘッドを組み付ける際に、チェーンテンショナを回動させてチェーンテンショナの位置を調整できるため、組み付けの作業性を向上できる。
また、前記可動部材は、前記テンショナ部材の上端固定部と前記下端固定部との間に設けられたばねによって前記下部固定部の側に付勢され、前記固定部材の下部固定部は、前記テンショナ部材の下端固定部と上端固定部とを結ぶ線分に対して、前記テンショナ部材の反対側に位置しても良い。
この場合、固定部材の下部固定部がテンショナ部材の上端固定部と下端固定部とを結ぶ線分より内側にあると、チェーンテンショナを回動させた際に固定部材の下部固定部とテンショナ部材の上端固定部との間の距離が短くなり、ばねが外れる可能性があるが、下部固定部を上記線分に対しテンショナ部材の反対側に設けたため、ばねの外れを防止できる。
また、前記可動部材の上端に、該可動部材を引き上げる工具を挿入するための穴部を設けても良い。
この場合、可動部材の上端の穴部に工具を挿入してチェーンテンショナを引き上げることができ、無端チェーンを取り外す際などに、チェーンテンショナを伸張状態にする作業が容易になる。
本発明に係る内燃機関用チェーンテンショナでは、固定部材の下部固定部が内燃機関本体に固定されるため、チェーンテンショナを内燃機関本体に組み付けする際に、可動部材の付勢力やテンショナ部材の弾性力を受けたとしても固定部材の位置がずれることがない。このため、固定部材の上部固定部と内燃機関側の取付部との位置がずれることがなく、チェーンテンショナの組み付けの作業性を向上できる。また、クランクケース内に臨む位置にある下部固定部をテンショナ部材の湾曲方向に対して垂直に固定するため、テンショナ部材を回動自在に固定できると共に、テンショナ部材が邪魔にならないため、組み付けの作業性を向上できる。
また、テンショナ部材の下端固定部がクランク軸近傍に軸支され、固定部材の下部固定部が下端固定部より上方に位置するため、固定部材の長さを短くでき、軽量化を図ることができる。
また、チェーンテンショナが回動自在であり、シリンダヘッドを組み付ける際に、チェーンテンショナを回動させてチェーンテンショナの位置を調整できるため、組み付けの作業性を向上できる。
さらに、チェーンテンショナを回動させた際に固定部材の下部固定部とテンショナ部材の上端固定部との間の距離が短くならないため、ばねの外れを防止できる。
さらにまた、可動部材の穴部に工具を挿入してチェーンテンショナを引き上げることができ、無端チェーンを取り外す際などに、チェーンテンショナを伸張状態にする作業が容易になる。
本発明の実施の形態に係る内燃機関用チェーンテンショナを備えた自動二輪車を示す側面図である。 内燃機関を示す断面図である。 図2におけるIII−III断面図である。 内燃機関を車両右側から見た一部破断断面図である。 チェーンテンショナの一部破断側面図である。 ベースフレームを示す図である。 スライダプレートを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る内燃機関用チェーンテンショナを備えた自動二輪車を示す側面図である。なお、以下の説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は車体に対してのものとする。
自動二輪車100の車体フレーム111は、車体前部に位置するヘッドパイプ112と、このヘッドパイプ112から車体中央まで後方に延びる左右一対のメインフレーム114と、メインフレーム114の後端部から下方に延びる左右一対のピボットプレート115と、メインフレーム114の後端部から車両後部まで延びるリヤフレーム(不図示)とを備えている。
ヘッドパイプ112には、フロントフォーク116が回動自在に取り付けられ、このフロントフォーク116の下端に前輪117が回転自在に支持されている。また、ヘッドパイプ112の上部には、操舵用ハンドル118が取り付けられている。
メインフレーム114の下方には、前後V型4気筒の内燃機関(エンジン、パワーユニットとも言う)1が配置されている。この内燃機関1は、クランク軸2を左右水平方向に指向させる横置き配置であって、OHC型の水冷式で、クランクケース3を備え、このクランクケース3から2気筒ずつ前後に傾いたフロントバンクBf(内燃機関本体)と、リヤバンクBr(内燃機関本体)とがV型に構成され、互いのバンク角が90度よりも小さい狭角V型エンジンである。
フロントバンクBfの排気口には、左右一対の排気パイプ119の一端が接続され、排気口から下側に延びた後に、車体後方に向かって引き回され、リヤバンクBrの排気口から延びる左右一対の排気パイプ120に接続されて集合され、一本の排気管(不図示)を介して、内燃機関1の後方に設けられたマフラー(不図示)に連結されている。
内燃機関1の後方には、ピボット軸121が設けられており、このピボット軸121には、リヤフォーク122がピボット軸121を中心に上下方向に揺動自在に取り付けられている。リヤフォーク122の後端部には、後輪131が回転自在に支持されている。後輪131と内燃機関1とは、リヤフォーク122内に設けられたドライブシャフト123によって連結されており、内燃機関1からの回転動力がドライブシャフト123を介して後輪131へと伝達される。また、リヤフォーク122と車体フレーム111との間には、リヤフォーク122からの衝撃を吸収するリヤクッション124が掛け渡されている。
内燃機関1の後部には、車体を停めるためのスタンド125が設けられている。また、内燃機関1の左側面の下部には、サイドスタンド126が設けられている。
メインフレーム114の上部には、内燃機関1の上方を覆うようにして燃料タンク141が搭載されている。この燃料タンク141の後方には、シート142が位置し、該シート142は上記リヤフレームに支持されている。シート142の後方には、テールランプ143が配置され、テールランプ143の下方には、後輪131の上方を覆うリヤフェンダ144が配置されている。
また、自動二輪車100は、車体を覆う樹脂製の車体カバー150を有し、この車体カバー150は、車体フレーム111の前方から内燃機関1の前部までを連続的に覆うフロントカバー151と、シート142の下方を覆うリヤカバー152とを備えている。フロントカバー151の上部には、左右一対のミラー153が取り付けられている。また、フロントフォーク116には、前輪117の上方を覆うフロントフェンダ146が取り付けられている。
図2は、内燃機関1を示す断面図である。なお、図2では、図の上下を内燃機関1の上下、図の左側を内燃機関1の前側、図の右側を内燃機関1の後側として説明する。
フロントバンクBfとリヤバンクBrとの間には側面視でV字状に形成された空間であるVバンク空間Kが形成されている。
クランクケース3は上下割りで構成され、上クランクケース3Uと下クランクケース3Lとを有している。クランク軸2はクランクケース3U,3Lにより挟まれるようにして回転自在に軸支され、上クランクケース3Uには、それぞれ左右に2気筒が配列される前シリンダブロック3fと後シリンダブロック3rとが、側面視でV字をなすように斜め上方に延出されて一体に形成されている。
下クランクケース3Lの下部には、内燃機関1のオイルが貯留されるオイルパン3Gが下方に膨出するように設けられている。内燃機関1内にオイルを循環させるオイルポンプ50は、下クランクケース3L内においてクランク軸2の下方に位置している。
前シリンダブロック3fには前シリンダヘッド4f(シリンダヘッド)が前方斜め上に重ねられて締結ボルト(不図示)により締結され、前シリンダヘッド4fの上を前シリンダヘッドカバー5fが覆っている。同様に、後シリンダブロック3rには後シリンダヘッド4r(シリンダヘッド)が後方斜め上に重ねられて締結ボルト(不図示)により締結され、後シリンダヘッド4rの上を後シリンダヘッドカバー5rが覆っている。
前シリンダブロック3f及び後シリンダブロック3rには、それぞれシリンダボア3aが形成され、シリンダボア3aにはシリンダボア3a内を往復運動するピストン6が配置されている。各ピストン6は、各ピストン6に共通な1本のクランク軸2に対し、各コンロッド7f,7rを介して連結されている。
また、各シリンダブロック3f,3rには、各シリンダブロック3f,3rを冷却する冷却水が流れるウォータージャケット8が、シリンダボア3aを囲うようにそれぞれ設けられている。
前シリンダヘッド4f及び後シリンダヘッド4rには、シリンダボア3aの上方に位置する燃焼室20、吸気ポート21及び排気ポート22が設けられている。各吸気ポート21には、各吸気ポート21に流れる混合気の量を調整するスロットルボディ23がそれぞれ接続されている。
また、各シリンダヘッド4f,4rには、各シリンダヘッド4f,4rを冷却する冷却水が流れるウォータージャケット9が、吸気ポート21及び排気ポート22を囲うようにそれぞれ設けられている。
また、各シリンダヘッド4f,4rには、一対の吸気バルブ11がバルブスプリング11aによって吸気ポート21を閉鎖する方向(弁閉方向)に付勢されて開閉可能に配置され、一対の排気バルブ12がバルブスプリング12aによって排気ポート22を閉鎖する方向に付勢されて開閉可能に配置されている。
これらの吸気バルブ11および排気バルブ12は、各シリンダヘッド4f,4rごとに1本ずつ配設されたカムシャフト25で駆動されるユニカム方式の動弁装置10によって開閉駆動される。
動弁装置10は、吸気バルブ11の上方の各シリンダヘッド4f,4rに回転自在に軸支されるカムシャフト25と、カムシャフト25と平行な軸線を有して各シリンダヘッド4f,4rに固定されるロッカシャフト26と、ロッカシャフト26に揺動可能に軸支されるロッカアーム27とを有している。
カムシャフト25は、カムシャフト25の外周側に突出した吸気カム30及び排気カム31を有し、クランク軸2の回転に同期して回転させられる。吸気カム30および排気カム31は、中心から外周までの距離(半径)が一定でないカムプロフィールを有し、吸気カム30及び排気カム31が回転した際の半径の変化によって、吸気バルブ11及び排気バルブ12を上下運動させる。
また、カムシャフト25と吸気バルブ11との間には、カムシャフト25の下方で各シリンダヘッド4f,4rに摺動可能に嵌合されるバルブリフタ13が設けられている。
ロッカシャフト26に軸支されたロッカアーム27の一端には排気カム31に転がり接触するローラ27aが設けられ、他端には排気バルブ12の上端に当接するタペットねじ27bが進退位置を調節可能として螺合されている。
そして、カムシャフト25と一体に吸気カム30及び排気カム31が回転されると、吸気カム30がバルブリフタ13を介して吸気バルブ11を押し下げ、排気カム31がロッカアーム27を介して排気バルブ12を押し下げ、吸気カム30及び排気カム31の回転の位相によって定まる所定のタイミングで吸気ポート21及び排気ポート22が開閉される。
図3は、図2におけるIII−III断面図である。この図3では、リヤバンクBrの断面を示しているが、フロントバンクBf内部はリヤバンクBr内部と同様に構成されているため、フロントバンクBfの説明は省略する。
図3に示すように、シリンダヘッド4rの各気筒には、シリンダボア3aの中心軸線であるシリンダ軸線C上に、プラグ差込孔15が形成されており、このプラグ差込孔15には点火プラグ16(右側の気筒の点火プラグは不図示)がその先端を燃焼室20内に臨ませて配置されている。
クランク軸2は、軸方向の両端部及び中間部に設けられたメタルベアリング2Aを介してクランクケース3内に回転自在に支持されている。
クランク軸2の一端側には、クランク軸2の回転を出力するカムシャフト駆動スプロケット17が設けられている。内燃機関1のカムシャフト駆動スプロケット17側には、各バンクBf,Br内で上下に延在するカムチェーン室35が設けられており、カムシャフト25と一体に回転する従動スプロケット36は、カムシャフト25の一端に固定されてカムチェーン室35内に位置している。従動スプロケット36とカムシャフト駆動スプロケット17とには、無端状のカムチェーン37が巻き回されており、カムシャフト25はカムチェーン37及び従動スプロケット36を介して、クランク軸2の回転の半分の回転速度で回転されるようになっている。
また、クランク軸2の他端側には、発電機としてのジェネレータ18が設けられている。
さらに、クランクケース3には、クランク軸2の近傍を車両側方から覆うクランクケースサイドカバー3Hが取り付けられている。クランクケースサイドカバー3Hは、上クランクケース3U及び下クランクケース3Lに跨って設けられている。
クランクケース3内には、クランク軸2とそれぞれ平行に配置されるメイン軸41、カウンタ軸42、及び、出力軸43が設けられている。クランク軸2を含むこれらの軸41,42,43は、クランク軸2の回転をメイン軸41、カウンタ軸42、及び、出力軸43の順に伝達する歯車伝達機構を構成している。
クランク軸2は、図3に示すように、上クランクケース3Uと下クランクケース3Lとの合わせ面3S上に配置されている。このクランク軸2の後方にメイン軸41が配置され、メイン軸41の後方にカウンタ軸42が配置されている。メイン軸41及びカウンタ軸42は、合わせ面3S上に配置されている。また、カウンタ軸42の前方かつ下方に出力軸43が配置されている。すなわち、メイン軸41及びカウンタ軸42の軸心O1,O2は合わせ面3S上に前後に位置し、出力軸43の軸心O3は、メイン軸41の軸心O1の後方であって、カウンタ軸42の軸心O2の前方かつ下方に位置している。
ここで、図3は、リヤバンクBr、クランク軸2、メイン軸41、カウンタ軸42、及び、出力軸43を各々直線で結ぶ断面で切断した断面図である。
クランク軸2のカムチェーン室35側の端には、メイン軸41を回転させるクランク側駆動歯車2Bが固定され、クランク側駆動歯車2Bはメイン軸41のメイン軸側被動歯車41Aと噛み合っている。メイン軸41は、両端に設けられた軸受41Cを介して支持されている。
メイン軸側被動歯車41Aは、メイン軸41上にメイン軸41と相対回転自在に設けられるとともに、クラッチ機構44に接続されており、このクラッチ機構44の作動によってクランク軸2とメイン軸41との間の動力の伝達が断続可能となっている。
また、メイン軸側被動歯車41Aには、オイルポンプ50(図2参照)を駆動するオイルポンプ駆動歯車41Bが設けられている。オイルポンプ駆動歯車41Bは、クラッチ機構44のオンオフとは無関係にメイン軸側被動歯車41Aと一体に回転し、図2に示すように、オイルポンプ50の駆動軸50Aに固定された被動歯車に駆動チェーンを介してクランク軸2の回転を伝達し、オイルポンプ50を駆動する。
図3に示すように、カウンタ軸42は両端に設けられた軸受42Cによって支持されている。カウンタ軸42とメイン軸41との間には、変速歯車群が跨って配置され、これらによって変速装置46が構成される。詳述すると、メイン軸41には、6速分の駆動歯車m1〜m6が設けられ、カウンタ軸42には6速分の被動歯車n1〜n6が設けられ、各駆動歯車m1〜m6及び被動歯車n1〜n6は、対応する変速段同士で互いに噛み合い、それぞれ各変速段に対応する変速歯車対(歯車の組み合わせ)を構成する。なお、各変速歯車対は、1速から6速の順に減速比が小さくなる(高速ギヤとなる)。最も変速比の大きい1速歯車対m1,n1はメイン軸側被動歯車41Aが支持されるメイン軸41の一端側に配置され、2速歯車対m2,n2はメイン軸41の他端側に配置されている。1速歯車対m1,n1と2速歯車対m2,n2との間には、一端側から順に、5速歯車対m5,n5、4速歯車対m4,n4、3速歯車対m3,n3、及び6速歯車対m6,n6が配置されている。
メイン軸41上の3速駆動歯車m3及び4速駆動歯車m4は、一体となってメイン軸41にスプライン結合されており、シフタとなって軸方向に移動して、隣接する5速駆動歯車m5又は6速駆動歯車m6に選択的に着脱可能に構成されている。カウンタ軸42上の5速被動歯車n5及び6速被動歯車n6は、それぞれカウンタ軸42にスプライン結合されており、シフタとなって軸方向に移動して、それぞれ隣接する4速被動歯車n4、3速被動歯車n3に着脱可能に構成されている。
シフタとなるメイン軸41上の3速駆動歯車m3及び4速駆動歯車m4と、カウンタ軸42上の5速被動歯車n5及び6速被動歯車n6とを変速切換機構47(図2参照)によって移動して変速がなされる。
図2に示すように、変速切換機構47は、軸41〜43に平行なシフトドラム47Aを備えている。シフトドラム47Aは、このシフトドラム47Aの回転量を制御するラチェット機構47D(図3参照)を介してシフトスピンドル(シフトシャフトとも言う)47E(図3参照)に連結される。シフトスピンドル47Eの端部(車体左側端部)には、運転者が変速操作を行うチェンジペダル(不図示)が取り付けられ、チェンジペダルの変速操作に伴い回動し、ラチェット機構47Dを介してシフトドラム47Aを回動させる。
シフトドラム47Aは、メイン軸41及びカウンタ軸42の間、かつ、上方に配置されるとともに、その軸心O4が出力軸43の軸心O3より後方となるように配置されている。このシフトドラム47Aの前後には、フォーク軸47B,47Cがシフトドラム47Aに平行に配置されている。フォーク軸47Bは、シフトドラム47Aの前方に配置されるとともに、その軸心O5がシフトドラム47Aの軸心O4よりもやや下方になるように配置されている。フォーク軸47Cは、シフトドラム47Aの後方に配置されるとともに、その軸心O6がシフトドラム47Aの軸心O4と略同じ高さとなるように配置されている。
フォーク軸47Bにはメイン軸41のシフタに係合するシフトフォーク47B1が支持され、フォーク軸47Cにはカウンタ軸42のシフタに係合するシフトフォーク47C1が支持されている。変速歯車対は、変速切換機構47のシフトフォーク47B1,47C1を移動させることによって変更され、変更された変速歯車対を介して、メイン軸41の回転がカウンタ軸42に伝達される。図3に示すように、カウンタ軸42は、カウンタ軸42の回転を出力軸43に伝達する中間駆動歯車42Aを有している。
出力軸43は、カウンタ軸42の両端に設けられた軸受43Cによって支持され、中間駆動歯車42Aと噛み合う被動歯車43Aを有している。出力軸43には、被動歯車43Aに隣接してカム式トルクダンパ51が配置されている。カム式トルクダンパ51は、トルク変動が加わった場合にそれを緩和するものであり、出力軸43に軸方向に移動可能にスプライン結合された円筒部材52を備えている。円筒部材52の被動歯車43A側の端面には、被動歯車43Aに形成された凹カム43Bに噛み合う凸カム52Aが形成されている。出力軸43の略中央には、ばね受け部材53が固定され、円筒部材52とばね受け部材53との間にコイルばね54が設けられ、円筒部材52が被動歯車43Aに付勢されている。カム式トルクダンパ51は、円筒部材52、ばね受け部材53及びコイルばね54を備えて構成されている。
出力軸43の左端部には駆動傘歯車48が一体的に設けられ、この駆動傘歯車48は、車体の前後方向に延びるドライブシャフト49の前端に一体に設けられた被動傘歯車49Aに噛み合う。これによって、出力軸43の回転がドライブシャフト49に伝達される。
次に、図2を参照して、内燃機関1の内部レイアウトについて説明する。
この内燃機関1では、クランク軸2の後方にメイン軸41を配置し、メイン軸41の後方にカウンタ軸42を配置したため、クランク軸2、メイン軸41、及びカウンタ軸42は、この順で前後に配置されるので、クランクケース3の上下長を短く抑えることができる。この構成では、メイン軸41に固定されるメイン軸側被動歯車41Aの直径が大きくても、メイン軸がクランク軸及びカウンタ軸の上方に配置される場合に比べ、メイン軸側被動歯車41Aが上方に突出せず、クランクケース3が上方に張り出すのを抑制することが可能となる。したがって、リヤバンクBrとクランクケース3の上面3bとの間に補記類を配置することも可能となる。
さらに、メイン軸41及びカウンタ軸42は、上下クランクケース3U,3Lの合わせ面3S上に配置されるので、メイン軸41及びカウンタ軸42の軸受41C,42Cの構造が単純化し、メイン軸41及びカウンタ軸42の組み付けが容易になる。
出力軸43は、カウンタ軸42の前方に配置されるので、カウンタ軸42の後方に配置される場合に比べ、クランクケース3の前後長を短く抑えることができる。この出力軸43は、カウンタ軸42の下方に位置してメイン軸41及びカウンタ軸42とともに三角形の頂点に配置されており、メイン軸41及びカウンタ軸42間の空間を有効利用して配置されるので、出力軸43がカウンタ軸42の前方に配置されることによるクランクケース3の下方への張り出しを抑制できる。したがって、クランクケース3の前後長を短く抑えた上で、クランクケース3の上下長も短く抑えることができ、内燃機関1を小型化、軽量化できる。
このように、クランクケース3の前後長を短く抑えたことで、ホイールベースが短くなるので、自動二輪車100(図1参照)をコンパクトにすることができるとともに、自動二輪車100の旋回性能も向上する。
シフトドラム47Aは、メイン軸41及びカウンタ軸42の間、かつ、上方に配置されるので、カウンタ軸42の後方に配置される場合に比べ、クランクケース3の前後長を短く抑えることができる。このシフトドラム47Aは、メイン軸41及びカウンタ軸42とともに三角形の頂点に配置されており、メイン軸41及びカウンタ軸42の間の空間を有効利用して配置されるので、シフトドラム47Aがメイン軸41及びカウンタ軸42の上方に配置されることによるクランクケース3の上方への張り出しを抑制でき、クランクケース3の上下長を短く抑えることができる。したがって、リヤバンクBrとクランクケース3の上面3bとの間に補記類を配置することも可能となる。また、シフトドラム47Aと、メイン軸41及びカウンタ軸42との距離を短くできるので、フォーク軸47B,47Cに支持されるシフトフォーク47B1,47C1を短くでき、内燃機関1の小型化、軽量化を図ることができる。
シフトドラム47Aは、その軸心O4が出力軸43の軸心O3より後方となるように配置されているので、シフトドラムの軸心と出力軸の軸心が上下に並んで配置される場合に比べ、クランクケース3の上下長を短く抑えることができる。したがって、リヤバンクBrとクランクケース3の上面3bとの間に補記類を配置することも可能となる。
これに加え、フォーク軸47Bは、メイン軸41及びシフトドラム47Aとともに三角形の頂点に配置されており、メイン軸41及びシフトドラム47Aの間の空間を有効利用して配置されるので、フォーク軸47Bがメイン軸41の上方に配置されることによるクランクケース3の上方への張り出しを抑制でき、クランクケース3の上下長を短く抑えることができる。したがって、リヤバンクBrとクランクケース3の上面3bとの間に補記類を配置することも可能となる。また、フォーク軸47Bと、メイン軸41及びシフトドラム47Aとの距離を短くできるので、フォーク軸47Bに支持されるシフトフォーク47B1を短くでき、内燃機関1の小型化、軽量化を図ることができる。
同様に、フォーク軸47Cは、カウンタ軸42及びシフトドラム47Aとともに三角形の頂点に配置されており、カウンタ軸42及びシフトドラム47Aの間の空間を有効利用して配置されるので、フォーク軸47Cがカウンタ軸42の上方に配置されることによるクランクケース3の上方への張り出しを抑制でき、クランクケース3の上下長を短く抑えることができる。したがって、リヤバンクBrとクランクケース3の上面3bとの間に補記類を配置することも可能となる。また、フォーク軸47Cと、カウンタ軸42及びシフトドラム47Aとの距離を短くできるので、フォーク軸47Cに支持されるシフトフォーク47C1を短くでき、内燃機関1の小型化、軽量化を図ることができる。
図4は、内燃機関1を車両右側から見た一部破断断面図である。ここで、図4では、クランクケースサイドカバー3Hを取り外し、カムチェーン37及びクラッチ機構44等が露出した状態を示している。また、符号3Jはクランクケースサイドカバー3Hとクランクケース3との合せ面である。
図4に示すように、フロントバンクBf及びリヤバンクBrの各々には、クランク軸2の回転を各カムシャフト25に伝達するチェーン伝導機構200f、200rが設けられている。各チェーン伝導機構200f、200rは、車幅方向において共にクラッチ機構44の側に設けられている。また、各チェーン伝導機構200f、200rが収容されるフロントバンクBf及びリヤバンクBrのカムチェーン室35f、35rもクラッチ機構44の側に形成されている。カムチェーン室35f、35rは、各シリンダヘッド4f,4rを上下に貫通し、上クランクケース3Uの側部と各シリンダヘッドカバー5f、5r内とを連通している。
フロントバンクBfのチェーン伝導機構200fは、クランク軸2の右端部に設けられたカムシャフト駆動スプロケット17fと、フロントバンクBfのカムシャフト25fに固定された従動スプロケット36fと、カムシャフト駆動スプロケット17fと従動スプロケット36fとに巻き掛けられたカムチェーン37f(無端チェーン)とを備えている。
リヤバンクBrのチェーン伝導機構200rは、クランク軸2の右端部においてカムシャフト駆動スプロケット17fよりも内側に設けられたカムシャフト駆動スプロケット17r(図3参照)と、リヤバンクBrのカムシャフト25rに固定された従動スプロケット36rと、カムシャフト駆動スプロケット17rと従動スプロケット36rとに巻き掛けられたカムチェーン37r(無端チェーン)とを備えている。
チェーン伝導機構200f、200rには、カムチェーン37f、37rに張力を作用させるチェーンテンショナ210、210(内燃機関用チェーンテンショナ)が設けられている。カムチェーン37f、37rはチェーンテンショナ210、210によって弛緩が解消されて、タイミングチェーンとしての機能が維持されると共に、作動時の騒音低減及び長寿命化が図られる。
チェーンテンショナ210、210は長尺状の外形を有し、フロントバンクBfのカムチェーン室35f及びリヤバンクBrのカムチェーン室35r内にそれぞれ設けられている。チェーンテンショナ210、210は、各カムチェーン室35f、35rの後壁201の内面に沿って配設され、カムチェーン37f、37rの後面に接触するように設けられている。詳細には、カムチェーン37f、37rは、それぞれ長手方向を上下に指向させて、カムチェーン37f、37rにおける上下のスプロケット間に位置する直線状部分に対して略平行に設けられ、クランク軸2の近傍から各シリンダヘッド4f,4r内の上部まで延びている。
また、各カムチェーン室35f、35rの前壁202の内面には、カムチェーン37f、37rの前面に沿って延在し、カムチェーン37f、37rをガイドするカムチェーンガイド203がそれぞれ設けられている。
図5は、チェーンテンショナ210の一部破断側面図である。
チェーンテンショナ210は、長手方向に延出して各カムチェーン室35f、35rの後壁201に固定されるベースフレーム211(固定部材)と、ベースフレーム211の延出方向に沿って移動自在なスライダプレート212(可動部材)と、スライダプレート212に連結され、ベースフレーム211とスライダプレート212との間に跨設されたテンショナ213(テンショナ部材)と、スライダプレート212とベースフレーム211との間に取り付けられた引張りコイルばね214(ばね)と、スライダプレート212の移動を規制するロック機構部215とを備えて構成されている。
ロック機構部215は、スライダプレート212の上部に連結されたスライド片230と、スライド片230に係合する楔片231と、楔片231をスライド片230の側に押し付ける圧縮コイルばね232と、楔片231の位置を規制する規制部233とを備えている。
図6は、ベースフレーム211を示す図であり、図6(a)は平面図、図6(b)は図6(a)のVI−VI断面図である。
図5及び図6に示すように、ベースフレーム211は、帯状に延在する基壁216と、基壁216の長手方向に延びる辺縁から垂直に延びて互いに対向する側壁217、218とを有して構成されている。ベースフレーム211は、基壁216と側壁217、218とに囲まれて断面コ字状に形成されたガイド溝部211Aを有し、このガイド溝部211Aにはスライダプレート212が収容される。
基壁216の中央部には、ベースフレーム211を後壁201に固定する上部固定部219が上下に並べて2箇所に設けられている。各上部固定部219は、基壁216を貫通するボルト挿入孔216Aと、基壁216の内面にボルト挿入孔216Aと同軸に溶接固定されたナット216Bとにより構成されている。各上部固定部219は、各カムチェーン室35f、35rの後壁201を貫通する複数のボルト孔206に対応した位置に設けられ、ベースフレーム211は、各ボルト孔206に挿通される上部固定ボルト207によって固定される。
側壁218には、基壁216及び側壁217の下端よりも下方に延出した下部固定部220が形成され、下部固定部220は側壁218を貫通する固定孔220Aを有している。この固定孔220Aには、ベースフレーム211をクランクケース3に固定する下部固定ボルト204(図4参照)が挿通される。ベースフレーム211は、下部固定ボルト204と共に固定孔220Aに挿通されるカラー(不図示)を介して、下部固定ボルト204を軸に回動自在に固定されている。
また、側壁217の下端の位置は、基壁216の下端に略一致している。
側壁217、218は、基壁216とは反対側で長手方向に延在する側壁縁部217A、218Aを備え、各側壁縁部217A、218Aは、ベースフレーム211の長手方向の中間部に直線状の直線状縁部222を有し、長手方向の上部に直線状縁部222よりも基壁216の反対側にさらに突出した突出縁部223を有している。
側壁218の下端には、側壁縁部218Aを側壁縁部217Aの側に折り曲げるようにして形成された下部ばね支持部221が設けられている。下部ばね支持部221には、引張りコイルばね214の下端が引っ掛けられる孔221Aが形成されている。
また、各側壁縁部217A、218Aの直線状縁部222には、舌状に突出した突出片217B、218Bが複数形成されている。
側壁217、218の長手方向の上端には、側壁217と側壁218との間に、ロック機構部215の規制部233が配置されている。規制部233は円筒のローラ状に形勢され、規制部233を貫通するピン234によって支持されている。側壁217、218には、ピン234を支持する貫通孔217C、218Cがそれぞれ形成されている。
貫通孔217C、218Cの下方には、図6(a)に示すように、側壁縁部218Aの一部を側壁217の側に折り曲げて形成された折り曲げ部235が設けられている。図6(b)に示す側面視では、折り曲げ部235はU字状に形成され、基壁216の側に位置する折り曲げ部235の先端は、上方を指向した圧縮ばね支持部235Aとなっている。圧縮コイルばね232は、その軸部に下方から挿通された圧縮ばね支持部235Aによって支持されている。
また、貫通孔217C、218Cの下方において、各側壁217、218の突出縁部223と基壁216との間には、各側壁217、218を貫通する開口224が形成されている。
図7は、スライダプレート212を示す図であり、図7(a)は平面図、図7(b)は図7(a)のVII−VII断面図である。
図5及び図7に示すように、スライダプレート212は帯状に延在する基板部240と、基板部240の長手方向に延びる辺縁から垂直に延びて互いに対向する側壁部241、242とを有して構成されている。スライダプレート212は、ベースフレーム211のガイド溝部211A内に上下に摺動自在に収容され、各側壁部241、242がベースフレーム211の基壁216に当接した状態で組み付けられる。また、チェーンテンショナ210の組み立て時には、突出片217B、218Bが内側に折り曲げられて基板部240に当接し、スライダプレート212はガイド溝部211Aに保持される。
各側壁部241、242の下部には、基壁216に当接してスライドする当接部243が形成されている。また、各側壁部241、242において当接部243の上方には、ナット216Bを避けるようにして当接部243よりも低く形成された逃げ部249が設けられている。
基板部240の長手方向の中間部には、基板部240を当接部243とは反対側に切り起こして形成された上部ばね支持部244が設けられている。上部ばね支持部244には、引張りコイルばね214の上端が引っ掛けられる孔244Aが形成されている。
スライダプレート212の上部には、各側壁部241、242が基板部240の上端よりもさらに上方に延出された音叉状の延出部241A、242Aがそれぞれ形成されている。各延出部241A、242Aは互いに対向して設けられ、側壁部241、242間の間隔よりも幅広な間隔をあけて設けられている。
延出部241A、242Aの上端には、延出部241A、242Aを貫通するスライド片連結孔245が形成され、スライド片230は、スライド片連結孔245に挿通される連結ピン246に回動自在に軸支される。
延出部241A、242Aにおいてスライド片連結孔245の下方には、延出部241A、242Aを貫通するテンショナ連結孔247が形成されている。テンショナ213は、テンショナ連結孔247に挿通されるテンショナ連結ピン248に回動自在に軸支される。
図5に示すように、テンショナ213は、弾性変形可能な帯状の金属板を弓状に湾曲させた本体プレート250により骨格が形成されている。詳細には、テンショナ213の湾曲方向Xは、図5中に矢印で示すように、ベースフレーム211の延出方向に対して略垂直な方向、すなわち、基壁216の面に対する略法線方向である。
本体プレート250の長手方向の中間部250Aの外面には、ゴム製のシュー251が焼き付けられている。シュー251の外面には、カムチェーン37f、37rとの間の滑り接触面を形成する合成樹脂製のシート材が取り付けられており、シュー251の保護とカムチェーン37f、37rとの摩擦抵抗の低減が図られている。
テンショナ213の上端には、テンショナ連結ピン248が挿通されるピン連結孔252(上端固定部)が形成されており、テンショナ213は、ピン連結孔252を軸にしてスライダプレート212に回動自在に支持される。また、ピン連結孔252及びスライド片連結孔245は、各側壁217、218の開口224から露出する位置に設けられている。
スライダプレート212に上端を固定されたテンショナ213は、ベースフレーム211の下部固定部220を越えて下方に延び、テンショナ213の下端には、テンショナ213を貫通する下端連結孔253(下端固定部)が形成されている。下端連結孔253は、図4に示すように、下端連結孔253に挿通された下端固定ボルト205によってクランクケース3の側面に固定されている。テンショナ213は、下端固定ボルト205と共に下端連結孔253に挿通されるカラー205Aを介して軸支され、下端固定ボルト205を中心に回動自在に支持されている。
また、ピン連結孔252及び下端連結孔253は、その軸線がテンショナ213の湾曲方向Xに対して略垂直な向きで設けられている。
引張りコイルばね214は、ピン連結孔252と下端連結孔253との間において、ベースフレーム211の下部ばね支持部221とスライダプレート212の上部ばね支持部244との間に掛け渡されており、各カムチェーン室35f、35rに取り付けられた状態では、スライダプレート212を下部ばね支持部221の側に引っ張る方向に付勢されている。すなわち、テンショナ213は、引張りコイルばね214によって、スライダプレート212を介して下部ばね支持部221の側に付勢されており、その湾曲度合いが大きくなる方向に力を受けている。
ロック機構部215のスライド片230は、板状に形成され、基壁216に当接するスライド面230Aと、上方に向かって先細りに形成されたテーパ面230Bと有している。また、スライド片230は、スライダプレート212の上端に連結され、ベースフレーム211の上端よりも上方に突出した上部突出部236を有している。この上部突出部236には、スライド片230を介してスライダプレート212を引き上げ可能な工具Tが挿入される穴部236Aが形成されている。
ロック機構部215の楔片231は、楔状に形成され、スライド片230のテーパ面230Bに当接する係合面231Aと、上方に向かって先細りに形成され、規制部233に当接する楔側テーパ面231Bとを有している。また、楔片231には、円筒状のばね収容穴231Cが形成されており、この収容穴231Cには圧縮コイルばね232の上部が収容されている。楔片231は圧縮コイルばね232によって常に上方に付勢されており、スライド片230と規制部233との間に入り込む楔として作用するように力を受けている。
図4に示すように、リヤバンクBrにおいて下部固定ボルト204が締結されるケース側固定部3Wは、上クランクケース3Uの上部に設けられ、側面視においてクラッチ機構44の奥側に位置し、クラッチ機構44にオーバーラップしている。また、リヤバンクBrにおいて下端固定ボルト205が締結されるケース側固定部3Xは、クランク軸2の前方近傍に設けられると共にクラッチ機構44の奥側に位置し、側面視でクラッチ機構44にオーバーラップしている。
フロントバンクBfにおいて、下部固定ボルト204が締結されるケース側固定部3Yは、フロントバンクBfとリヤバンクBrとの間における上クランクケース3Uの上部に設けられている。また、フロントバンクBfにおいて下端固定ボルト205が締結されるケース側固定部3Zは、クランク軸2の上部近傍に設けられ、側面視において、上下に掛け渡されたカムチェーン37rの内側に位置している。
次に、チェーンテンショナ210の動作について説明する。
チェーンテンショナ210は、引張りコイルばね214の引っ張り力によって湾曲方向Xの方向に湾曲させられてカムチェーン37f、37rの後面に押し当てられ、カムチェーン37f、37rに所定の張力を付与している。
ここで、カムチェーン37f、37rが伸び等によって弛んだ場合、引張りコイルばね214によってスライダプレート212が下部固定部220の側に牽引され、これに伴い、テンショナ213はカムチェーン37f、37rに所定の張力を与えるまでさらに大きく湾曲される。同時に、スライダプレート212と共にスライド片230が下方に移動され、圧縮コイルばね232に付勢された楔片231がスライド片230と規制部233との間にさらに深く入り込んでロック状態となり、一度下方に移動したスライダプレート212が上方に再び移動することが防止される。これにより、テンショナ213によってカムチェーン37f、37rを押圧し、カムチェーン37f、37rの張力を常に所定の状態に保つことができる。
また、メンテナンス時等の場合に、チェーンテンショナ210を取り外す場合は、楔片231を上方から押圧することでスライダプレート212のロック状態を解除できる。
ここで、チェーンテンショナ210をリヤバンクBr及びフロントバンクBfに組付ける手順について説明する。
まず、チェーンテンショナ210の下部固定部220及び下端連結孔253を、下部固定ボルト204及び下端固定ボルト205によって、上クランクケース3Uのケース側固定部3W、3Xにそれぞれ締結する。この状態では、クランクケースサイドカバー3Hが取り付けられていないため、上クランクケース3Uの側面からテンショナ213の湾曲方向Xに対して垂直方向に下部固定ボルト204及び下端固定ボルト205を締め込むことができる。また、チェーンテンショナ210は、下部固定部220及び下端連結孔253によって回動自在に支持されているため、下部固定部220及び下端連結孔253を支点として前後に回動可能である。
次に、クランク軸2及びメイン軸41を上クランクケース3Uの取り付け部にセットし、同時に、カムチェーン37rをカムシャフト駆動スプロケット17rに巻き掛け、メイン軸41にクラッチ機構44をセットする。クラッチ機構44をセットした後は、下部固定ボルト204及び下端固定ボルト205を締め込むことはできないため、下部固定ボルト204及び下端固定ボルト205の締結は完全に行われる。このように、クラッチ機構44と下部固定ボルト204及び下端固定ボルト205とをオーバーラップさせたため、下部固定ボルト204及び下端固定ボルト205をコンパクトに配置できる。
そして、下クランクケース3Lを上クランクケース3Uに組付ける。続いて、カムチェーン37r及びチェーンテンショナ210を同時に後シリンダヘッド4rのカムチェーン室35rに通しながら、後シリンダヘッド4rを後シリンダブロック3rに組み付ける。この際、チェーンテンショナ210が前後に回動可能であるため、チェーンテンショナ210及びカムチェーン37rをカムチェーン室35rに通す際に、チェーンテンショナ210及びカムチェーン37rを回動させて通し易いように位置を調整できるため、組み立て作業が容易である。また、コイルばね214は、基壁216が後壁201の内面に当接した状態で所定の付勢力を生ずるように設定されている。さらに、図5に示すように、下部固定部220の固定孔220Aの中心は、ピン連結孔252の中心と下端連結孔253の中心とを結ぶ線分Lに対して、テンショナ213の反対側に位置している。このため、チェーンテンショナ210を回動させた際に、固定孔220Aとピン連結孔252との間の距離が短くなることがないため、チェーンテンショナ210の回動に伴うコイルばね214の外れを防止できる。
その後、ベースフレーム211の上部固定部219をカムチェーン室35rの後壁201の外面から、テンショナ213の湾曲方向Xに沿って挿通される複数の上部固定ボルト207によって固定する。この際、ベースフレーム211は下部固定部220によって回動可能な状態で位置決めされており、コイルばね214の付勢力が生じたとしても、各ボルト孔206の位置に対して上部固定部219の位置がずれることがないため、組み付けの作業性を向上できる。
次に、従動スプロケット36rと一体の状態のカムシャフト25rを後シリンダヘッド4rに組み付ける。最後に、ロック機構部215を解除した状態で、工具Tをスライダプレート212の穴部236Aに引っ掛けてスライダプレート212を上方に引き上げ、テンショナ213の湾曲度を減少させることでカムチェーン37rに弛みを生じさせ、カムチェーン37rを従動スプロケット36rに掛ける。
フロントバンクBfのチェーンテンショナ210の組み付けは、上述したリヤバンクBrのチェーンテンショナ210と同様の手順で組み付けされる。図3に示すように、フロントバンクBfのカムシャフト駆動スプロケット17fは、リヤバンクBrのカムシャフト駆動スプロケット17rよりも車幅方向外側に位置するため、ケース側固定部3W、3Xの組み付けよりも後にケース側固定部3Y、3Zの組み付けが行われる。フロントバンクBfにおいては、ケース側固定部3Zをカムチェーン37rの間に設けたため、カムチェーン37rの間から下端固定ボルト205を着脱でき、作業性が良い。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、ベースフレーム211の下部固定部220の固定孔220Aが上クランクケース3Uに固定されるため、チェーンテンショナ210の上部固定部219を後壁201のボルト孔206に固定する際に、引張りコイルばね214の付勢力やテンショナ213の弾性力を受けたとしてもベースフレーム211の位置がずれることがない。このため、上部固定部219とボルト孔206との位置がずれることがなく、チェーンテンショナ210の組み付けの作業性を向上できる。また、上クランクケース3U内に臨む位置にある下部固定部220をテンショナ213の湾曲方向Xに対して垂直に固定するため、テンショナ213を回動自在に固定できると共に、テンショナ213が邪魔にならないため、組み付けの作業性を向上できる。
また、テンショナ213の下端連結孔253がクランク軸2の近傍に軸支され、ベースフレーム211の固定孔220Aが下端連結孔253より上方に位置するため、ベースフレーム211の長さを短くでき、軽量化を図ることができる。さらに、テンショナ213の下端連結孔253は、下部固定部220よりも下方に延在するため、テンショナ213の長さを確保して、テンショナ213の最大湾曲量を大きく確保でき、カムチェーン37f、37rのより大きな弛みに対応できる。
また、テンショナ213及びベースフレーム211が、下端固定ボルト205及び下部固定ボルト204によって回動自在に支持され、チェーンテンショナ210が回動自在である。これにより、チェーンテンショナ210及びカムチェーン37f、37rをカムチェーン室35f、35rに通す際に、チェーンテンショナ210及びカムチェーン37f、37rを回動させて通し易いように位置を調整できるため、組み立ての作業性を向上できる。
さらに、下部固定部220の固定孔220Aは、ピン連結孔252と下端連結孔253とを結ぶ線分Lに対して、テンショナ213の反対側に位置している。このため、チェーンテンショナ210を回動させた際に、固定孔220Aとピン連結孔252との間の距離が短くなることがなく、チェーンテンショナ210の回動に伴うコイルばね214の外れを防止できる。
さらにまた、スライダプレート212の上部突出部236の236Aに工具Tを挿入してチェーンテンショナ210を引き上げることができ、カムチェーン37f、37rを取り外す際などに、チェーンテンショナ210を伸張状態にする作業が容易になる。
なお、上記実施の形態は本発明の一態様であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能であるのは勿論である。
2 クランク軸
3 クランクケース
4f 前シリンダヘッド(シリンダヘッド)
4r 後シリンダヘッド(シリンダヘッド)
37f、37r カムチェーン(無端チェーン)
210 チェーンテンショナ(内燃機関用チェーンテンショナ)
211 ベースフレーム(固定部材)
212 スライダプレート(可動部材)
213 テンショナ(テンショナ部材)
219 上部固定部
220 下部固定部
236A 穴部
252 ピン連結孔(上端固定部)
253 下端連結孔(下端固定部)
Bf フロントバンク(内燃機関本体)
Br リヤバンク(内燃機関本体)
L 線分
T 工具
X 湾曲方向

Claims (5)

  1. 内燃機関本体に固定された固定部材を有し、前記固定部材の延出方向に移動自在な可動部材を付勢し、該可動部材の付勢方向への移動に伴って前記固定部材と前記可動部材との間に跨設されたテンショナ部材を弾性変形させて弓状に湾曲されるように構成され、クランクシャフトの回転をシリンダヘッドに伝達する無端チェーンに張力を作用させる内燃機関用チェーンテンショナにおいて、
    前記固定部材の上部に、前記テンショナ部材の湾曲方向に沿って内燃機関本体に固定される上部固定部を設け、前記固定部材の下端をクランクケース内に臨む位置まで延長して、前記テンショナ部材の湾曲方向に垂直に内燃機関本体に固定される下部固定部を設けたこと、
    を特徴とする内燃機関用チェーンテンショナ。
  2. 前記テンショナ部材の下端固定部は、クランク軸近傍に回転自在に軸支され、前記下部固定部は、前記テンショナ部材の下端が軸支される位置より上方で固定されること、
    を特徴とする請求項1記載の内燃機関用チェーンテンショナ。
  3. 前記固定部材は、前記下部固定部によって回動自在に固定されたこと、
    を特徴とする請求項2記載の内燃機関用チェーンテンショナ。
  4. 前記可動部材は、前記テンショナ部材の上端固定部と前記下端固定部との間に設けられたばねによって前記下部固定部の側に付勢され、
    前記固定部材の下部固定部は、前記テンショナ部材の下端固定部と上端固定部とを結ぶ線分に対して、前記テンショナ部材の反対側に位置すること、
    を特徴とする請求項3記載の内燃機関用チェーンテンショナ。
  5. 前記可動部材の上端に、該可動部材を引き上げる工具を挿入するための穴部を設けたこと、
    を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の内燃機関用チェーンテンショナ。
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