JP2011062353A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】低確RT状態など遊技者側の有利度合いが低い遊技状態への移行後の遊技性を向上することで、有利度合いの低い遊技状態の発生中であっても遊技者の遊技意欲を維持することが可能なスロットマシンを提供すること。
【解決手段】スロットマシン1は、不利な第1遊技状態の契機となる第1特定図柄の停止表示を回避するための回避情報を遊技者に報知する報知手段71と、回避情報の報知が実行される状態であるATを発動するか否かを決定するためのAT発動抽選を前記第1遊技状態において実行するAT発動抽選手段46と、AT発動抽選での当選確率を決定するためのAT確率抽選をAT発動抽選に当選しなかった場合に実行するAT確率抽選手段471と、を備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、有利度合いの低い遊技状態及び有利度合いの高い遊技状態が非ボーナス状態として設定されたスロットマシンに関する。
従来より、例えば、通常状態よりも有利度合いの低い遊技状態としてリプレイ役の入賞確率が低い低確RT状態を設定する一方、通常状態よりも有利度合いの高い遊技状態としてリプレイ役の入賞確率が高い高確RT状態を設定したスロットマシンが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このようなスロットマシンとしては、高確RT状態あるいは低確RT状態への移行後の消化ゲーム数が所定ゲーム数に到達したときに通常状態へ復帰するスロットマシンがある。この種のスロットマシンは、通常状態のほかに低確RT状態及び高確RT状態を設定することで非ボーナス状態における遊技者側の有利度合いに起伏を与えて遊技の単調さを解消し、興趣を高めようとしている。
しかしながら、前記従来のスロットマシンでは、次のような問題がある。すなわち、前記低確RT状態など有利度合いの低い遊技状態へ移行すると、所定ゲーム数を消化しない限り通常状態へ復帰できないため、有利度合いの低い遊技状態への移行を契機として遊技者の遊技意欲が一気に低下し、遊技を止めてしまうおそれがある。
特開2007−275377号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、低確RT状態など遊技者側の有利度合いが低い遊技状態への移行後の遊技性を向上することで、有利度合いの低い遊技状態の発生中であっても遊技者の遊技意欲を維持することが可能なスロットマシンを提供しようとするものである。
本発明は、複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
該ゲーム開始操作手段が操作されたときに、複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
該停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
該入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
通常状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第1特定図柄である場合に、予め定められた第1継続期間に渡って第1遊技状態を発生させ、当該第1継続期間が経過したときに通常状態へ復帰させる第1遊技状態発生手段と、
通常状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第2特定図柄である場合に、予め定められた第2継続期間に渡って前記第1遊技状態よりも遊技者側の有利度合いが高い第2遊技状態を発生させ、当該第2継続期間が経過したときに通常状態へ復帰させる第2遊技状態発生手段と、
通常状態において前記第1特定図柄の停止表示を回避するための回避情報を遊技者に報知する報知手段と、
前記報知手段による前記回避情報の報知が実行される状態であるATを発動するか否かを決定するためのAT発動抽選を前記第1継続期間において実行するAT発動抽選手段と、
前記AT発動抽選の当選確率を決定するためのAT確率抽選を実行するAT確率抽選手段と、
前記AT発動抽選に当選した際、前記第1継続期間が経過して通常状態に復帰するに際して前記ATを発動させて、前記回避情報の報知を実行するように前記報知手段を制御する報知制御手段と、を備え、
前記AT確率抽選手段は、前記AT発動抽選の結果が非当選であった場合に前記AT確率抽選を実行し、
前記AT発動抽選手段は、前回の前記第1継続期間に実行された前記AT確率抽選により決定された当選確率で前記AT発動抽選を実行するように構成されていることを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
本発明のスロットマシンにおける前記第1遊技状態は、前記第2遊技状態よりも遊技者側の有利度合いが低い遊技状態である。この第1遊技状態への移行は、前記第1特定図柄の停止表示に応じて発生する。一方、前記スロットマシンでは、前記第1特定図柄の停止表示を回避するための前記回避情報が報知される前記ATが発動する場合がある。前記ATが発動すれば、前記第1特定図柄の停止表示を回避でき前記第1遊技状態への移行を確実性高く回避できるようになる。前記第1遊技状態への移行を回避できれば、相対的に、有利度合いの高い前記第2遊技状態への移行可能性を向上させ得る。
前記第1遊技状態が継続する前記第1継続期間では、通常状態への復帰に際して前記ATを発動するか否かを決定するための前記AT発動抽選が実行される。それ故、前記第1遊技状態が発生しても、通常状態に復帰するまで前記ATの発動に対する遊技者の期待感を高く維持できる。さらに、前記AT発動抽選に当選せず通常状態への復帰時に前記ATが発動しない場合には、前記AT確率抽選が実行される。このAT確率抽選に当選すれば、次回の前記第1継続期間における前記AT発動抽選の当選確率が有利となる可能性がある。そのため、前記のようにATが発動しなかった場合にも、遊技者の遊技意欲を減退させることなく遊技者の期待感を高く持続させることができる。
以上のように本発明のスロットマシンによれば、有利度合いの低い前記第1継続期間において前記ATに対する期待感を煽ることができる。さらに、前記第1継続期間が経過して通常状態へ復帰するに際して前記ATが発動しなかったような場合にも、次回の前記AT発動抽選に対する期待感を煽ることができ遊技意欲を高く維持できる。
本発明のスロットマシンとしては、メダルやコインを遊技媒体とした狭義のスロットマシンのほか、パチンコ玉を遊技媒体としたパロット(R)などであっても良い。
また、前記ATを伴う通常状態下での前記第2特定図柄の停止表示に応じて前記第2遊技状態が発生した場合に、当該第2遊技状態の終了に応じて通常状態へ復帰するに際して前記ATを発動するか否かを決定するためのAT再発動抽選を実行するAT再発動抽選手段と、
前記AT発動抽選で当選したときに設定されていた当選確率に応じて、次回の前記AT再発動抽選の当選確率を設定するAT再突入確率決定手段と、を備えていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、前記ATを伴う通常状態から前記第2遊技状態を経て再度、通常状態に復帰する際に前記ATが発動する可能性が、前記AT発動抽選に当選した際の当選確率に応じて変動するようになり遊技の興趣が高まる。前記AT発動抽選に当選した際の当選確率が高いほど、前記AT再発動抽選の当選確率を高く設定すれば、前記AT確率抽選の当否に応じた有利度合いの格差を拡大でき遊技の興趣を一層、向上できる。
本発明のスロットマシンは、低確RT状態など遊技者側の有利度合いが低い遊技状態への移行後の遊技性を向上することで、有利度合いの低い遊技状態の発生中であっても遊技者の遊技意欲を維持することが可能なスロットマシンである。
実施例1における、スロットマシンの外観を示す正面図。 実施例1における、入賞ラインを説明する説明図。 実施例1における、スロットマシンの役、入賞図柄、利益を示す説明図。 実施例1における、リールの外周に配置された図柄の配列を展開して示す展開図。 実施例1における、スロットマシンの電気的な構成を示すブロック図。 実施例1における、内部当選役抽選テーブルを示す説明図。 実施例1における、AT発動抽選テーブルを示す説明図。 実施例1における、AT確率抽選テーブルを示す説明図。 実施例1における、10枚役の同時当選パターン毎の第1停止リールに応じた入賞可能役の振り分けを説明するための説明図。 実施例1における、リプレイ役の同時当選パターン毎の第1停止リールに応じた入賞可能役の振り分けを説明するための説明図。 実施例1における、AT発動中の通常状態画面を示す正面図。 実施例1における、AT発動中のRT中画面を示す正面図。 実施例1における、AT非発動中のRT中画面を示す正面図。 実施例1における、遊技状態が遷移する様子を説明するための状態遷移図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、リプレイ役の内部当選確率が高いRT2状態(第2遊技状態)、及びリプレイ役の内部当選確率が低いRT1状態(第1遊技状態)を発生可能なスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図14を用いて説明する。
まず、本例のスロットマシン1の外観的な構成について、図1を参照して説明する。スロットマシン1では、遊技者に対面する前面部分が、略矩形状の図柄表示窓11を略中央に設けた前面枠体10によって形成されている。前面枠体10は、図柄表示窓11の上側に、液晶表示部53、左右一対のスピーカ520及び装飾ランプ部56を配置してなる。図柄表示窓11の下側には、スロットマシン1の基部をなすベース部100が形成されている。図柄表示窓11の右側には、メダル(遊技媒体)の払出数を表示する払出数表示部551、及びクレジット数を表示するクレジット表示部552が配置されている。
ベース部100は、遊技者から奥まって位置する図柄表示窓11に対して相対的に張り出すように形成されている。ベース部100は、図柄表示窓11に隣り合う上端部にテーブル状の操作面14を有し、メダルを払い出すメダル受け皿15を下端部に有し、操作面14とメダル受け皿15との間に操作パネル13を有している。
操作面14には、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダルを投入するためのベットボタン64と、クレジットされたメダルを払い出させるための精算ボタン65と、メダルを直接投入するためのメダル投入口630とが配置されている。操作パネル13には、リール21の図柄変動を開始させるためのスタートレバー62(ゲーム開始操作手段)と、図柄変動を停止させるためのストップボタン61(停止操作手段)とが配置されている。
ベットボタン64は、クレジットされたメダルの中から所定数のメダルを投入するためのボタンである。3枚賭け遊技の非ボーナス状態では、ベットボタン64の操作に応じて投入数3を表す3ベット信号が発生する。一方、2枚賭け遊技のボーナス状態では、ベットボタン64の操作に応じて2ベット信号が発生する。ただし、残りのクレジットが不足している場合には、1ベット信号等が発生し、クレジットがゼロの場合は、ベット信号は発生しない。
スタートレバー62は、遊技者の操作に応じてリール21の制御信号であるゲーム開始信号を発生する操作レバーである。スロットマシン1では、メダルの直接投入、あるいはベットボタン64の操作によるメダルの投入に応じてスタートレバー62が有効状態に設定される。なお、リプレイ役が入賞した場合には、メダルの直接投入、あるいはベット操作がされなくても自動的にメダルが投入された状態、すなわち次のゲームを開始可能な状態が設定される。
図柄表示窓11は、図柄表示領域110L、C、Rを含む表示窓である。各図柄表示領域110L、C、Rは、いずれも3図柄分の図柄表示領域である。図柄表示窓11全体では、3行3列よりなる2次元マトリクス状に配置された9図柄分の図柄表示領域が形成されている。図柄表示窓11は、遊技者側から図柄20が見えるように、窓全体が透明な樹脂プレートにより形成されている。2次元マトリクス状に9個の図柄20が配置される図柄表示領域においては、入賞の対象となる入賞図柄の並び方向である入賞ライン211〜215が設定されている。
本例の入賞ラインは、図2に示すごとく、中段水平方向の入賞ライン211、対角方向の入賞ライン212、213、V字状の入賞ライン214、及び逆V字状の入賞ライン215よりなる変則5ラインにより構成されている。両側の図柄表示領域110L、Rにおいては上段中段下段の3図柄全てがいずれかの入賞ライン上の図柄に当たる一方、中央の図柄表示領域110Cにおいては中段の1図柄のみが入賞ライン上の図柄に当たっている。
各図柄表示領域110L、C、Rの裏側には、図柄変動表示手段2を構成するリール21L、C、Rがそれぞれ配置されている。詳しくは図4を参照して後述するごとくリール21L、C、Rは、円柱形状をなし、その外周面に略一定の間隔を空けて21個の図柄20が配置された回転式のリールである。なお、リール21としては、本例の回転式のリールに代えて、液晶ディスプレイに図柄を変動表示する画像式のリールを採用することもできる。
ストップボタン61は、図1に示すごとく、遊技者の操作に応じてリール21の制御信号である変動停止信号を発生させる操作ボタンである。本例のストップボタン61は、左リール21Lに対応する左ストップボタン61L、中リール21Cに対応する中ストップボタン61C、及び右リール21Rに対応する右ストップボタン61Rを組み合わせてなる。
スピーカ520及び装飾ランプ部56は、音あるいは光により遊技を演出するための演出手段である。
払出数表示部551は、入賞時のメダル払出数を表示する表示部である。
クレジット表示部552は、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダル数を表示する表示部である。
液晶表示部53は、液晶ディスプレイよりなる。液晶表示部53は、遊技を演出するための各種の演出画面を表示可能である。
次に、本例のスロットマシン1の役、各リール21における図柄配列、遊技性の概略について説明する。
本例のスロットマシン1では、図3に示すごとく、ボーナス役(BIG、REG)、10枚役A〜Dを含む複数種類の小役、及びリプレイ役A〜Dが設定されている。図3では、左列に各役の名称を、中列に各役に対応する図柄20の組合せである入賞図柄を、右列に入賞に応じて遊技者に付与される利益を示してある。
ここで、10枚役A〜D及びリプレイ役A〜Dの入賞図柄を説明する。10枚役Aの入賞図柄を構成する役図柄としては、各リール21L、C、Rにおいて「黒オレンジ」及び「白オレンジ」が設定されている。10枚役Aの入賞図柄は、2種類の「オレンジ」の全組み合わせである8通り8種類である。本例では、これら8種類の入賞図柄に対応する8種類の10枚役Aが必ず同時に内部当選するようになっている。
10枚役B〜Dの入賞図柄を構成する役図柄は、いずれか1箇所の特定リールで図柄「R」であり、他のリールでは2種類の図柄「オレンジ」のうちのいずれかとなっている。例えば、10枚役Bの入賞図柄としては、右リール21R及び中リール21Cにおける2種類の「オレンジ」の全組合せである4通りを左リール21Lの図柄「R」に対して組み合わせた4種類の入賞図柄が設定されている。なお、1回のゲームで内部当選可能な10枚役Bは、これら4種類の入賞図柄に対応する4種類の10枚役Bのうちのいずれか1種類となっている。10枚役C(D)についても同様に4種類の入賞図柄があり、これら4種類の10枚役C(D)のいずれか1種類が個別に内部当選し得る。
リプレイ役Aの入賞図柄は、図柄「R」のゾロ目である。リプレイ役Aの入賞図柄を元にして右リール21Rを図柄「チェリー」に置換すればリプレイ役Bの入賞図柄となり、右リール21Rを図柄「太陽」に置換すればリプレイ役Cの入賞図柄となり、左リール21L及び右リール21Rを図柄「太陽」に置換すればリプレイ役Dの入賞図柄となる。ここで、リプレイ役Aの入賞図柄がRT1状態への移行契機となるRT1図柄(第1特定図柄)となっており、リプレイ役Dの入賞図柄がRT2状態への移行契機となるRT2図柄(第2特定図柄)となっている。なお、RT1図柄としては、リプレイ役Aの入賞図柄に加えて1枚役の入賞図柄が設定されている。
各リール21L、C、Rでは、図4に示すごとく図柄が配列されている。
左リール21Lでは、図柄「太陽」の最大間隔、及び図柄「R」の最大間隔がいずれも6図柄となっている。ここで、本例のスロットマシン1では、後述するごとくリール21が停止する際の引込範囲として4図柄分に相当する範囲が設定されている。また、前述するごとく図柄表示領域110Lでは、上段中段下段の3図柄分に渡って入賞ラインが設定されている。したがって、左リール21Lにおける「太陽」及び「R」は、停止操作のタイミングに関わらず必ず引込範囲内に存在し、入賞ライン上に停止表示させ得る図柄となっている。
右リール21Rでは、図柄「太陽」の最大間隔、図柄「チェリー」の最大間隔、及び図柄「R」の最大間隔がいずれも6図柄となっている。前記左リール21Lの場合と同様、右リール21Rにおける「太陽」、「チェリー」及び「R」は、停止操作のタイミングに関わらず必ず引込範囲内に存在し、入賞ライン上に停止表示させ得る図柄となっている。
また、左リール21L及び右リール21Rでは、特定の種類の図柄「オレンジ」の最大間隔が13図柄以上、種類を問わない場合の最大間隔が6図柄となっている。したがって、左リール21L及び右リール21Rにおける「オレンジ」は、停止操作のタイミングによらず2種類のうちのいずれかが必ず引込範囲内に存在し得る。一方、特定の種類の「オレンジ」については、停止操作のタイミングによっては、引込範囲内に存在しない場合がある。左リール21L及び右リール21Rにおいて特定の種類の「オレンジ」を停止表示させるためには、対応するストップボタン61L、Rをタイミング良く操作する必要がある。
中リール21Cでは、図柄「R」の最大間隔が4図柄となっている。リール21が停止する際の引込範囲が4図柄分である一方、前述するごとく図柄表示領域110Cでは、中段の1図柄のみに入賞ラインが設定されている。それ故、中リール21Cにおける「R」は、停止操作のタイミングに関わらず必ず引込範囲内に存在し、入賞ライン上に停止表示させ得る図柄となっている。
中リール21Cでは、2種類の「オレンジ」については、種類を問わない場合の最大間隔が4図柄、特定の種類の図柄「オレンジ」の最大間隔が13図柄以上となっている。それ故、中リール21Cにおける「オレンジ」は、種類を問わなければ目押しの必要がない一方、特定の種類の「オレンジ」は、目押しが必要な図柄となっている。
以上のことから、本例のスロットマシン1における10枚役Aは、全てのリール21において、必ず入賞ライン上に引き込める間隔で役図柄が配置された役となっている。10枚役Bは、左リール21Lのみにおいて、必ず入賞ライン上に引き込める間隔で役図柄が配置された役である。10枚役Cは、中リール21Cのみにおいて、必ず入賞ライン上に引き込める間隔で役図柄が配置された役である。10枚役Dは、右リール21Rのみにおいて、必ず入賞ライン上に引き込める間隔で役図柄が配置された役である。
リプレイ役A〜Dは、いずれも、単独で内部当選した場合には必ず入賞可能な役となっている。但し、後述するごとく2種類以上のリプレイ役が同時に内部当選した場合には、3箇所のストップボタン61L、C、Rのうちの停止操作の順番に応じて入賞可能なリプレイ役が変動するようになっている。なお、リプレイ役Aの入賞図柄と同様、RT1図柄となっている1枚役の入賞図柄「黒7−BAR−白7」については、タイミング良く停止操作を行うことで停止表示を回避可能である。
次に、本例のスロットマシン1の遊技性の概略を説明する。スロットマシン1が発生する遊技状態としては、通常状態、RT2状態、RT1状態、及びボーナス状態の4種類がある。本例のスロットマシン1では、通常状態、RT2状態、RT1状態が非ボーナス状態となっている。非ボーナス状態においてボーナス役が入賞するとボーナス状態が発生する。RT2状態及びRT1状態は、通常状態におけるRT2図柄、RT1図柄の停止表示に応じて発生する。RT2状態は、リプレイ役の内部当選確率がRT1状態よりも高く遊技者にとって有利になっている。
RT1状態下で実行されるAT発動抽選に当選すれば、通常状態への復帰に際して、RT1図柄の回避情報が報知されるATが発動する。AT発動抽選に当選しなかった場合には、AT確率抽選が実行され、当選すれば次回のRT1状態においてAT抽選高確率状態が設定され有利となる。なお、遊技状態の遷移については、図14を参照して後で詳しく説明する。
次に、本例のスロットマシン1の電気的な構成について、図5を参照して説明する。スロットマシン1の全体動作を制御する制御部3に対しては、既出の構成のほか、メダル投入口630(図1)を介して直接投入されたメダルを検知する投入メダル検知部63、リール21と共に図柄変動表示手段2を構成するリール駆動部22、リール21の回転位置を検知する基準位置検知部66、メダルを払い出すメダル払出部54、払出数表示部551やクレジット数表示部552を含む各種表示部55、遊技者の有利度合いを表す設定値を設定するための設定値操作部68、及びスピーカ520を制御する音声出力部52等が電気的に接続されている。
投入メダル検知部63は、メダル投入口630から直接投入されたメダルの検知部である。投入メダル検知部63は、メダル投入部630からメダルが投入される毎にインサート信号を出力する。なお、本例のスロットマシン1では、メダルの直接投入、あるいはベットボタン64の操作等により所定数のメダルが投入された際、スタートレバー62が有効な状態に設定され、新たなゲームを開始可能な状態となる。
リール駆動部22は、ステップ単位で制御可能なステッピングモータ(図示略)を含み、このステッピングモータの回転駆動力によりリール21を回転駆動する手段である。
基準位置検知部66は、各リール21L、C、Rについて基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力する検知部である。
メダル払出部54は、入賞に応じて所定数(図3参照。)のメダルを払い出す払出部である。
設定値操作部68は、設定キー680を利用して、ボーナス役等の内部当選確率が異なる6段階の設定値を変更するための操作部である。
制御部3に接続された液晶表示部53は、前記回避情報を報知する報知手段71としての機能を実現する。報知手段71による通常状態画面710・RT中画面720、730の内容については、図11〜図13を参照して後で詳しく説明する。
制御部3は、図5に示すごとく、CPU31と、メモリ手段であるROM33、RAM34と、入出力インターフェースとしてのI/O部32と、内部当選役抽選用の乱数を抽出する乱数抽出部35と、乱数を発生する乱数発生部350と、を有している。CPU31は、ROM33から読み込みしたソフトウェアプログラムを実行することにより、内部当選役を抽選する内部抽選手段41、内部当選役に対応する内部当選フラグを制御するフラグ制御手段410、リール21を制御する表示制御手段42、入賞図柄を判定する入賞判定手段43、入賞に応じて利益を付与する利益付与手段44、第1継続期間(64ゲーム)に渡るRT1状態を発生させる第1遊技状態発生手段451、第2継続期間(20ゲーム)に渡るRT2状態を発生させる第2遊技状態発生手段452、ATを発動するか否かを決定するAT発動抽選を実行するAT発動抽選手段46、AT発動抽選の当選確率を決定するためのAT確率抽選を実行するAT確率抽選手段471、AT発動抽選の当選確率を設定するAT確率設定手段472、RT2状態から通常状態への復帰時にATを継続させるか否かのAT再突入抽選を実行するAT再発動抽選手段481、AT再突入抽選の当選確率を設定するAT再突入確率決定手段482、AT発動抽選での当選に応じてATを発動させる報知制御手段49としての各機能を実現する。
メモリ手段であるROM33は、内部抽選手段41が内部当選役の抽選に用いる内部当選役抽選テーブル(図6)、表示制御手段42がリール21の停止制御に用いるリール制御テーブル(図示略)、AT発動抽選のためのAT発動抽選テーブル(図7)、AT確率抽選のためのAT確率抽選テーブル(図8)、AT再発動抽選のための再発動抽選テーブル(図示略)を記憶している。
リール制御テーブルは、入賞ライン上に停止可能な停止位置が規定されたデータテーブルである。
内部当選役抽選テーブルは、図6に示すごとく、0〜65535の内部当選役抽選用の乱数のうち、各役の当選乱数の範囲が規定されたデータテーブルである。内部当選役抽選テーブルとしては、通常状態に適用されるテーブル、RT1状態に適用されるテーブル、RT2状態に適用されるテーブルのほか、図示しないボーナス状態に適用されるテーブルがある。ボーナス状態を除く各遊技状態の内部当選役抽選テーブルは、設定値毎に用意されている。なお、同図中、各遊技状態に対応する欄のうち、縦方向の左列は当選乱数の個数を示し、同右列は内部当選確率を分母(1/xのx。)により示している。
通常状態、RT1状態及びRT2状態用のテーブルでは、リプレイ役以外の役の当選乱数が共通する一方、リプレイ役の当選乱数の設定が異なっている。通常状態用のテーブルでは、リプレイ役Aを含む2種類以上のリプレイ役が同時当選する乱数のみが設定されている。通常状態用のテーブルでは、いずれかのリプレイ役の内部当選確率が1/1.5であり、RT2状態の契機となるリプレイ役Dの内部当選確率が約1/22である。RT1状態用のテーブルでは、いずれかのリプレイ役の内部当選確率が1/7.3となっている。RT2状態用のテーブルでは、リプレイ役Aが単独で内部当選する乱数のみが設定され、そのリプレイ役Aの内部当選確率が1/1.5となっている。
前記AT発動抽選テーブルは、図7に示すごとく、AT発動抽選の当選乱数が規定されたデータテーブルである。本例では、当選確率が異なる2種類のAT発動抽選テーブルが用意されている。一方は、RT1状態下でAT抽選低確率状態が設定されたときに適用されるAT抽選低確率状態用のテーブルであり、他方は、RT1状態下でAT抽選高確率状態が設定されたときに適用されるAT抽選高確率状態用のテーブルである。
これら2種類のAT発動抽選テーブルでは、3枚役及び2枚役の内部当選乱数の一部がAT発動抽選の当選乱数(AT当選乱数)となっている。したがって、スロットマシン1では、3枚役又は2枚役が内部当選した際にAT発動抽選が実行されることになる。例えば、AT抽選高確率状態用のテーブルでは、3枚役の内部当選乱数500個のうち、400個がAT当選乱数となっており、残りの100個がハズレのAT非当選乱数となっている。一方、AT抽選低確率状態用のテーブルでは、3枚役の内部当選乱数500個のうち、200個がAT当選乱数となっており、残りの300個がAT非当選乱数となっている。このようにAT抽選高確率状態用のテーブルの方がAT当選乱数の数が多く設定され有利となっている。
前記AT確率抽選テーブルは、図8に示すごとく、AT発動抽選の当選確率を決定するためのAT確率抽選に用いるデータテーブルである。AT確率抽選テーブルとしては、AT抽選高確率状態下で適用されるテーブルと、AT抽選低確率状態下で適用されるテーブルと、がある。AT確率抽選テーブルでは、AT抽選高確率状態に対応する乱数(高確率当選乱数)、及びAT抽選低確率状態に対応するハズレの乱数が規定されている。本例では、AT非当選乱数の一部が高確率当選乱数として設定されている。
例えば、AT抽選高確率状態用のテーブルでは、3枚役に対応するAT非当選乱数100個のうちの17個が高確率当選乱数となっている。また、例えば、AT抽選低確率状態用のテーブルでは、3枚役に対応するAT非当選乱数300個のうちの50個が高確率当選乱数となっている。したがって、AT発動抽選が非当選となった場合、AT抽選高確率状態及びAT抽選低確率状態において、ほぼ同程度の確率でAT確率抽選に当選する。これに代えて、AT抽選低確率状態下のAT確率抽選の当選確率がAT抽選高確率の場合よりも高くなるように差を設けることも良い。
前記再発動抽選テーブル(図示略)は、RT2状態から通常状態への復帰時にATを継続させるか否かのAT再発動抽選の当選乱数が規定されたデータテーブルである。本例では、全ての内部当選役抽選用の乱数65536個のうちの51000個がAT再発動抽選の当選乱数となっている。それ故、AT再発動抽選の当選確率は、51000/65536≒1/1.29(78%)となる。
前記乱数抽出部35は、図5に示すごとく、内部当選役抽選用の乱数を抽出する部分である。乱数抽出部35は、乱数発生部350が発生する整数の中から乱数を抽出する。乱数発生部350は、所定範囲に属する整数を発生する部分である。乱数抽出部35は、乱数発生部350が発生する整数を乱数として抽出する。本例では、内部当選役抽選用の乱数を利用して、AT発動抽選、AT確率抽選、AT再発動抽選を実行している。
内部抽選手段41は、図5に示すごとく、内部抽選により内部当選役を決定し、その内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる手段である。内部抽選手段41は、内部当選役抽選テーブル(図6)に規定された各役の当選乱数に対して内部当選役抽選用の乱数を照合し、内部当選役を決定する。内部抽選手段41は、前記内部当選役抽選テーブルのうちのいずれかを遊技状態に応じて選択的に利用する。
フラグ制御手段410は、内部抽選手段41が決定した内部当選役に対応する内部当選フラグを制御する手段である。フラグ制御手段410は、ボーナス役以外の他の役の内部当選フラグについては、当該内部当選フラグが初めて成立したゲームで入賞したか否かに関わらず次のゲームを開始するまでにオフ状態(ゼロ)にリセットする。したがって、ボーナス役以外の各役が内部当選したゲームで入賞しなかった場合、全て取りこぼしとなる。一方、ボーナス役の内部当選フラグであるボーナス役フラグについては、入賞するまで、内部当選フラグの成立状態が次回のゲームに順次、持ち越され、入賞に応じてオフ状態にリセットされる。
AT発動抽選手段46は、ATを発動させるか否かのAT発動抽選を実行する手段である。AT発動抽選手段46は、RT1状態下の各ゲームで抽出された内部当選役抽選用の乱数をAT発動抽選テーブルと照合してAT発動抽選を実行する。AT発動抽選に当選した場合には、RT1状態から通常状態への復帰に伴いATが発動する。
AT確率抽選手段471は、AT発動抽選の当選確率を抽選により決定するためのAT確率抽選を実行する手段である。AT確率抽選手段471は、AT発動抽選に非当選となったときの内部当選役抽選用の乱数(AT非当選乱数)をAT確率抽選テーブルと照合してAT確率抽選を実行する。AT確率抽選に当選すれば、次回のRT1状態においてAT高確率状態が設定される。
AT再発動抽選手段481は、ATを伴うRT2状態から通常状態への復帰時にATを継続させるか否かのAT再発動抽選を実行する手段である。AT再発動抽選手段481は、RT2状態の1ゲーム目で抽出された内部当選役抽選用の乱数を前記再発動抽選テーブルと照合することでAT再発動抽選を実行する。AT再発動抽選に当選した場合には、AT有りのRT2状態の終了に応じた通常状態への復帰時にATが継続的に発動する。
表示制御手段42は、図5に示すごとく、ゲーム開始信号に応じてリール21の図柄変動を開始すると共に、変動停止信号に応じてリール21の図柄変動を停止させる手段である。表示制御手段42は、リール駆動部22を構成するステッピングモータに制御パルスを入力し、1パルス毎に1ステップずつステッピングモータを回転させる。表示制御手段42は、リール駆動部22に入力した制御パルス数、すなわちステッピングモータが回転したステップ数をカウントする。特に、本例の表示制御手段42は、各リール21の基準位置片の検知信号を取り込むごとにステップ数をゼロリセットすることで、直近の検知信号の後に生じたステップ数をカウントしている。
表示制御手段42は、規則(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)等が定める所定の引込範囲内の図柄を入賞ライン上に停止させる、いわゆる引込制御を実行する。本例では、前記のごとく、引込範囲として4図柄分に相当する範囲が設定されている。表示制御手段42は、入賞ライン上に停止可能な停止位置が規定されたリール制御テーブルに対して変動停止信号を取り込みした際のステップ数を照合し、停止位置を決定する。表示制御手段42は、内部当選フラグに対応する図柄を決定した停止位置に引き込んでリール21を停止させる。
入賞判定手段43は、3基のリール21L、C、Rが停止表示する図柄の組合せが所定の入賞図柄であるか否かを判定する手段である。具体的には、入賞判定手段43は、3基のリール21L、C、Rを横断するように設定された入賞ライン211〜215上に停止した図柄の組合せに応じて入賞役を判定する。入賞判定手段43は、各リール21L、C、Rが停止した後、対応する各ステッピングモータ(リール駆動部22)のステップ数を取り込む。入賞判定手段43は、このステップ数に基づき入賞ライン211〜215上に停止した図柄20の種類を求め、その図柄20の組合せについて入賞役が成立するか否かを判定する。
利益付与手段44は、入賞判定手段43により判定された入賞役に応じた利益を付与する手段である。例えば、ボーナス役が入賞役である場合には、利益付与手段44は、ボーナス状態の発生という利益を付与する。また、例えば、10枚役が入賞役である場合には10枚のメダルの払い出しという利益を付与する。
第1遊技状態発生手段451は、遊技者にとって不利なRT1状態を発生させる手段である。RT1状態におけるリプレイ役の内部当選確率は1/7.3であり、通常状態よりも低確率となっている。RT1状態は、リプレイ役Aの入賞図柄等のRT1図柄が通常状態において停止表示されたときに発生する。RT1状態の継続期間(第1継続期間)は、64ゲームである。第1遊技状態発生手段451は、64ゲームの消化により第1継続期間が満了したときにRT1状態を終了させて通常状態へ復帰させる。
第2遊技状態発生手段452は、遊技者にとって有利なRT2状態を発生させる手段である。RT2状態は、リプレイ役の内部当選確率が1/1.5と高く、RT1状態よりも有利である。RT2状態は、RT2図柄であるリプレイ役Dの入賞図柄が通常状態において停止表示されたときに発生する。RT2状態の継続期間(第2継続期間)は、20ゲームである。第2遊技状態発生手段452は、20ゲームの消化により第2継続期間が満了したときにRT2状態を終了させて通常状態へ復帰させる。
AT確率設定手段472は、RT1状態下で実行されるAT発動抽選の当選確率を2段階に設定する手段である。AT確率設定手段472は、前回のRT1状態でAT確率抽選に当選していれば新たなRT1状態の発生に当たってAT抽選高確率状態を設定し、ハズレである場合にはAT抽選低確率状態を設定する。
報知制御手段49は、報知手段71を制御する手段である。報知制御手段49は、AT発動中の通常状態では、リプレイ役の同時当選に応じてリプレイ役Aの回避情報の報知を実行する。具体的には、入賞図柄がRT1図柄であるリプレイ役Aの入賞を回避するための第1停止リールを回避情報として報知する。AT発動中のRT2状態では、10枚役が同時当選した際、目押しが不要で確実に入賞させ得る10枚役Aを入賞させるための報知演出を実行する。具体的には、10枚役Aを入賞させるための第1停止リールを報知する。
ここで、10枚役、リプレイ役が同時当選した際の第1停止リールに応じた入賞可能役の振り分けについて、図9及び図10を参照して説明する。図9は、10枚役の同時当選の場合を示し、図10は、リプレイ役の同時当選の場合を示している。
本例のスロットマシン1では、前述したごとくボーナス状態を除く遊技状態において、10枚役B〜Dのうちのいずれか2つの役と、10枚役Aとが同時当選し得る。10枚役の同時当選パターンとしては、同図中「組合せ」欄に示すごとく、10枚役A・B・Cが同時当選するパターン、10枚役A・B・Dが同時当選するパターン、及び10枚役A・C・Dが同時当選するパターンがある。
前記のごとく10枚役B、C、Dについては、それぞれ、左リール21L、中リール21C、右リール21Rが目押しの不要な「R」に対応する特定リールとなっている。それ故、同図中「第1停止振分け」欄に示すごとく、最初に停止操作されたリール21に応じて入賞可能性が残る10枚役が振り分けられる。例えば、10枚役A・B・Cが同時当選した場合、第1停止リールが左リール21Lであるときは10枚役Bの役図柄が入賞ライン上に停止し得る。第1停止リールが中リール21Cであるときは10枚役Cの役図柄が入賞ライン上に停止し得る。第1停止リールが右リール21Rであるときは10枚役Aの役図柄が入賞ライン上に停止し得る。
リプレイ役の同時当選パターンとしては、図10に示すごとく、リプレイ役A・Bの同時当選パターン、リプレイ役A・Cの同時当選パターン、リプレイ役A・B・Cの当時当選パターン等、6種類の同時当選パターンが設定されている。各同時当選パターンにおいて、同図に示すごとく第1停止リールに応じて入賞するリプレイ役が振り分けられる。例えば、リプレイ役A・B・Cの同時当選パターンにおいて第1停止リールが中リール21C又は右リール21Rであった場合には、リプレイ役Aが入賞し得る。一方、第1停止リールが左リール21Lであった場合には、リプレイ役Bが入賞し得る。このとき、左リール21Lを第1停止リールとすべき旨は、RT1図柄であるリプレイ役Aの入賞図柄の停止表示を回避するための回避情報となる。
次に、報知手段71による通常状態画面710、RT中画面720、RT中画面730について、図11〜図13を用いて説明する。
図11に示す通常状態画面710は、AT発動中の通常状態下におけるリプレイ役の同時当選時の報知演出画面である。通常状態画面710は、AT発動中の通常状態下でリプレイ役A・Cが同時当選した際、報知手段71が実行する報知演出による表示画面の例である。
通常状態画面710は、リプレイ役B〜Dに対応する第1停止リールを報知する第1停止報知欄711と、RT2状態のループ回数(継続回数)を表示するループ回数表示欄712と、1回目のRT2状態が開始されてからの差枚数(払出数−投入数)を表示する差枚数表示欄713と、報知対象のリプレイ役の種類を報知するリプレイ役報知欄714と、を組み合わせてなる。図11の例では、リプレイ役Cに対応する第1停止リールが中リール21Cである旨が表示されている。同図の第1停止報知欄711は、リプレイ役Cの入賞によりリプレイ役Aの入賞を回避するための回避情報を報知する。
図12に示すRT中画面720は、AT発動中のRT2状態における10枚役の同時当選時の報知演出画面である。RT中画面720は、RT2状態が発生中である旨を報知する状態報知欄724と、目押し不要の10枚役Aに対応する第1停止リールを報知する第1停止報知欄721と、RT2状態のループ回数(継続回数)を表示するループ回数表示欄722と、1回目のRT2状態が開始されてからの差枚数(払出数−投入数)を表示する差枚数表示欄723と、を組合せてなる。同図は、10枚役A・B・Cの同時当選時において10枚役Aに対応する第1停止リールが右リール21Rであるときの報知例である。
図13に示すRT中画面730は、AT非発動中のRT2状態における10枚役の同時当選時の報知演出画面である。RT中画面720との相違点は、第1停止報知欄731にある。第1停止報知欄731では、10枚役Aの入賞図柄の下段に3つの?マークが並んでおり、10枚役Aに対応する第1停止リールが報知されない。同図のRT中画面730では、10枚役の同時当選が発生した旨のみが報知される。
次に、スロットマシン1における遊技状態の遷移について、図14を参照して説明する。スロットマシン1では、以下の各遊技状態が発生する。
(ボーナス状態)
ボーナス状態としては、BIGボーナス状態とREGボーナス状態とがある。BIGボーナス状態は、BBの入賞に応じて発生する最も有利な遊技状態である。このBIGボーナス状態は、メダルの払出数が360枚を超えると終了する。REGボーナス状態は、RBの入賞に応じて発生する有利な遊技状態である。このREGボーナス状態は、メダルの払出数が50枚を超えると終了する。これらのボーナス状態が終了すると、初期状態である通常状態に復帰する。
(通常状態)
通常状態は、ボーナス状態の終了後に発生する。RT2図柄(リプレイ役Dの入賞図柄)、RT1図柄(リプレイ役A及び1枚役の入賞図柄)の停止表示に応じて終了し、RT2状態、RT1状態への移行が発生する。また、BIGもしくはREGが入賞したときは、BIGボーナス状態もしくはREGボーナス状態へ移行する。なお、通常状態において、いずれかのリプレイ役が内部当選する確率は1/1.5となっている。
(RT1状態)
RT1状態では、3枚役又は2枚役が内部当選した際にAT発動抽選が実行される。このAT発動抽選は、当選するまで何度でも実行されるが、1度当選した後は実行されない。AT発動抽選に当選したときは、通常状態へ復帰する際のATが確定する。また、AT確率抽選も当選するまで何度でも実行されるが、1度当選した後は実行されない。AT確率抽選に当選したときは、次回のRT1状態において、AT抽選高確率状態下のAT発動抽選が確定する。なお、AT確率抽選で当選した後にAT発動抽選で当選する場合もあり得るが、この場合であっても次回のRT1状態がAT抽選高確率状態となるように構成されている。これに代えて、AT確率抽選に当選した後でAT発動抽選に当選した場合は、AT確率抽選の当選を無効化してもよい。
(AT)
通常状態及びRT2状態においてATが発動する。通常状態下のATでは、入賞図柄がRT1図柄であるリプレイ役Aの入賞を回避するための第1停止リールが回避情報として報知される(図11参照。)。さらに、入賞図柄がRT2図柄であるリプレイ役Dを含む同時当選が発生した場合には、リプレイ役Dを入賞させるための第1停止リールが回避情報として報知される。RT2状態下のATでは、10枚役Aを入賞させるための第1停止リールが報知される(図12参照。)。通常状態でATが発動していた場合には、RT2状態への移行後にそのATが継続される。なお、入賞図柄がRT1図柄である1枚役が内部当選したときにその旨を報知し、1枚役を入賞させないように注意を促すようにしても良い。
(RT2状態)
AT発動中にRT2状態へ移行した場合、RT2状態の最初のゲームでAT再発動抽選が実行される。このAT再発動抽選に当選すれば、RT2状態の終了に応じて通常状態に復帰する際、ATが継続的に発動する。
以上のような構成の本例のスロットマシン1によるRT1状態では、通常状態へ復帰する際にATを発動するか否かを決定するためのAT発動抽選が実行される。このRT1状態が継続する第1継続期間では、ATに対する遊技者の期待感を煽ることができる。AT発動抽選に当選しなかった場合には、次回のRT1状態でAT抽選高確率状態を設定するかAT抽選低確率状態を設定するかを決定するためのAT確率抽選が実行される。それ故、AT発動抽選に当選せず通常状態への復帰時にATが発動しない場合においても、次回のAT発動抽選に対する遊技者の期待感を持続でき、遊技意欲を維持できる。
このように本例のスロットマシン1では、RT1状態など遊技者側の有利度合いが低い遊技状態への移行後の遊技性を向上することで、有利度合いの低い遊技状態の継続中であっても遊技者の遊技意欲を維持することが可能である。
なお、本例では、内部当選役抽選用の乱数を用いてAT発動抽選、AT確率抽選、AT再発動抽選を実行している。これに代えて、それぞれ専用の乱数を用いて各抽選を実行しても良い。
なお、本例は、AT確率抽選での当選によりAT抽選高確率状態が設定されたRT1状態では、AT抽選低確率状態への移行が発生しない例である。これに代えて、RT1状態が継続する第1継続期間内で、AT抽選高確率状態からAT抽選低確率状態へ移行する場合を設定しても良い。例えば、RT1状態下で所定条件が成立する毎にAT確率抽選を実行し、その結果に応じてAT抽選高確率状態とAT抽選低確率状態との切換を実行しても良い。
なお、本例では、AT発動抽選について、2段階の当選確率(AT抽選高確率状態、AT抽選低確率状態)を設定している。これに代えて、3段階以上の当選確率を設定することも良い。
なお、本例に代えて、AT発動抽選及びAT確率抽選の結果を直ちに遊技者に報知する場合を設けることも良い。また、AT発動抽選に当選したときは、AT発動抽選の当選確率が高確率であったか低確率であったかを遊技者に報知しても良い。さらに、AT発動抽選に当選したときの状態が低確率であったのか高確率であったのかに応じて、AT再突入抽選の当選確率を設定することも良い。例えば、AT抽選低確率状態下のAT発動抽選に当選した場合にAT再突入抽選の当選確率を高くし、AT抽選高確率状態下で当選した場合にはAT再突入抽選の当選確率を低くすることも良い。その逆の設定であっても良い。
なお、RT1状態の継続ゲーム数(周期)は何ゲームであっても良いが、周期が長すぎると遊技者の緊張感・期待感を維持するのが難しくなる。そこで、本例の64ゲームを含む10〜100ゲーム程度の範囲に設定することが好ましい。RT2状態の継続ゲーム数についても適宜、設定することができる。
なお、本例では、ATなしの通常状態からRT2状態へ移行した場合には10枚役Aの第1停止リールを報知していないが、これに代えて、10枚役Aの第1停止リールを報知する場合を設定しても良い。
また、本例では、RT1図柄としてリプレイ役A及び1枚役の入賞図柄を設定すると共に、RT2図柄としてリプレイ役Dの入賞図柄を設定したが、RT1図柄・RT2図柄としてはどのような図柄組合せであっても良い。
以上、実施例1のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形あるいは変更した技術を包含している。
1 スロットマシン
11 図柄表示窓
110 図柄表示領域
2 図柄変動表示手段
21 リール
20 図柄
3 制御部
35 乱数抽出部
41 内部抽選手段
410 フラグ制御手段
42 表示制御手段
43 入賞判定手段
44 利益付与手段
451 第1遊技状態発生手段
452 第2遊技状態発生手段
46 AT発動抽選手段
471 AT確率抽選手段
472 AT確率設定手段
481 AT再発動抽選手段
482 AT再突入確率決定手段
49 報知制御手段
53 液晶表示部
61 停止操作手段(ストップボタン)
62 ゲーム開始操作手段(スタートレバー)
71 報知手段
710 通常状態画面
720、730 RT中画面

Claims (2)

  1. 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
    遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
    該ゲーム開始操作手段が操作されたときに、複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
    前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
    該停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
    前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
    該入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
    通常状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第1特定図柄である場合に、予め定められた第1継続期間に渡って第1遊技状態を発生させ、当該第1継続期間が経過したときに通常状態へ復帰させる第1遊技状態発生手段と、
    通常状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第2特定図柄である場合に、予め定められた第2継続期間に渡って前記第1遊技状態よりも遊技者側の有利度合いが高い第2遊技状態を発生させ、当該第2継続期間が経過したときに通常状態へ復帰させる第2遊技状態発生手段と、
    通常状態において前記第1特定図柄の停止表示を回避するための回避情報を遊技者に報知する報知手段と、
    前記報知手段による前記回避情報の報知が実行される状態であるATを発動するか否かを決定するためのAT発動抽選を前記第1継続期間において実行するAT発動抽選手段と、
    前記AT発動抽選の当選確率を決定するためのAT確率抽選を実行するAT確率抽選手段と、
    前記AT発動抽選に当選した際、前記第1継続期間が経過して通常状態に復帰するに際して前記ATを発動させて、前記回避情報の報知を実行するように前記報知手段を制御する報知制御手段と、を備え、
    前記AT確率抽選手段は、前記AT発動抽選の結果が非当選であった場合に前記AT確率抽選を実行し、
    前記AT発動抽選手段は、前回の前記第1継続期間に実行された前記AT確率抽選により決定された当選確率で前記AT発動抽選を実行するように構成されていることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記ATを伴う通常状態下での前記第2特定図柄の停止表示に応じて前記第2遊技状態が発生した場合に、当該第2遊技状態の終了に応じて通常状態へ復帰するに際して前記ATを発動するか否かを決定するためのAT再発動抽選を実行するAT再発動抽選手段と、
    前記AT発動抽選で当選したときに設定されていた当選確率に応じて、次回の前記AT再発動抽選の当選確率を設定するAT再突入確率決定手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
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