JP2011046505A - クレーンのウインチ取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】連結ウインチユニットに作用するモーメントを軽減することにより、連結ウインチユニットと旋回台との連結部に作用する負荷を軽減する。
【解決手段】旋回台5には、先端にトップシーブを有するブーム6が設けられている。旋回台5の端部には、連結ウインチユニット12が回転可能に連結されている。連結ウインチユニット12には、下部シーブ32bを支持するシーブ支持部材25が回動可能に連結されている。シーブ支持部材25は、連結ウインチユニット12および旋回台5の上方に位置し、負荷支持部31を旋回台5の上面に接触させている。第2ウインチ14に巻き回された第2ロープ15をトップシーブと下部シーブ32bとの間に掛け回してバックテンションを作用させると、負荷支持部31を支点として連結ウインチユニット12を引き上げようとするモーメントがシーブ支持部材25に作用する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ブーム先端に設けられたシーブを介して掛け回されるロープを繰出しまたは繰入れするウインチの取り付け構造に関する。
従来、旋回台の後端にウインチユニットが連結されたクレーンとして、例えば、特許文献1に示すものが知られている。この特許文献1に示すクレーンにおいては、連結ウインチユニット(サブウインチユニット34)の上部連結部50および下部連結部51を、旋回台30の後端に着脱自在にしている。そして、連結ウインチユニット(サブウインチユニット34)によって荷吊りを行う場合には、ドラムに掛け回されたロープを、ブームの背面側に張り出すとともに、トップシーブを介して前記ブームの腹面側に掛け回す。このとき、連結ウインチユニット(サブウインチユニット34)にはカウンタウエイト32が取り付けられており、このカウンタウエイト32による荷重によって、荷吊りの際にクレーンが安定保持されるようにしている。
このように、連結ウインチユニット(サブウインチユニット34)を用いる場合として、例えばメインウインチとともに最大荷重を吊り上げる場合が考えられる。最大荷重吊り上げ時には、連結ウインチユニット(サブウインチユニット34)の上面に下部シーブ(特許文献1においては不図示)を取り付けるとともに、連結ウインチユニット(サブウインチユニット34)およびメインウインチから張り出されたロープを、下部シーブとブーム先端に設けられたトップシーブとの間で掛け回した後に、ブームの腹面側に掛け回す。これにより、ブームにバックテンションが作用することとなり、最大荷重吊り上げ時において、ブームを所定の角度に維持するための負荷が軽減されるようにしている。
特開2007−223787号公報
上記のように、旋回台に連結ウインチユニットを連結すると、荷吊りの際の荷重によって連結ウインチユニットにモーメントが作用する。具体的には、ドラムから張り出されるロープが、連結ウインチユニット(サブウインチユニット34)を上方に引き上げようとするため、上部連結部50を軸として連結ウインチユニット(サブウインチユニット34)を回転させる力が作用する。こうしたモーメントは、荷吊りの際の荷重が増すほど大きくなり、特に、最大荷重吊り上げ時には、下部シーブとトップシーブとの間で掛け回されたロープによって過大なモーメントが連結ウインチユニット(サブウインチユニット34)に作用することとなる。
そして、連結ウインチユニット(サブウインチユニット34)を上方に回転させようとするモーメントが、カウンタウエイト32によって作用する連結ウインチユニット(サブウインチユニット34)を下方に回転させようとするモーメントに打ち勝つと、連結ウインチユニット(サブウインチユニット34)は、上部連結部50を軸として上方に引き上げられるように回転しようとする。このとき、連結ウインチユニット(サブウインチユニット34)の回転は、下部連結部51によってのみ規制されるため、下部連結部51に大きな負荷が作用することとなり、下部連結部51が破損しやすくなってしまうという問題があった。
本発明は、連結ウインチユニットに作用するモーメントを軽減することにより、連結ウインチユニットと旋回台との連結部に作用する負荷を軽減して、連結部の劣化、破損を防止するクレーンのウインチ取付構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、旋回自在な旋回台と、該旋回台に設けられ、先端にトップシーブを有するブームと、前記旋回台の端部に連結部を介して連結され、前記ブームの背面側に張り出すとともに前記トップシーブを介して前記ブームの腹面側に吊下するロープを繰出しまたは繰入れする連結ウインチユニットと、該連結ウインチユニットに一体または別体で設けられ、前記トップシーブとの間で前記ロープが掛け回される下部シーブを支持するシーブ支持部材と、を備え、前記シーブ支持部材は、少なくとも荷重吊り上げ時に前記旋回台に負荷を作用させる負荷支持部を有するとともに、該負荷支持部を支点とするモーメントを前記シーブ支持部材に作用させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明において、旋回台に設けられるブームは、起伏自在すなわち起伏支点を軸として接地面に対する傾斜角度を変化可能としてもよいし、接地面に対して所定の角度を維持した状態で固定的に設けるようにしてもよい。本発明において、ブームの腹面とは、ウインチから張り出されたロープによって荷吊りされる吊荷が吊り下げられる側に位置するブームの面、すなわち、所定角度で起立するブームにおいて接地面に臨む側に位置する面を示すものである。これに対して、ブームの背面とは、ブームの腹面と反対側に位置する面を示すものである。
連結ウインチユニットは、例えば、ロープが掛け回されたドラム、ドラムを回転させるモータ、モータの出力をドラムに伝達する減速機等をケースに収容しているが、ブームの背面側に張り出したロープを繰出しまたは繰入れすることができれば、その具体的な構造や構成要素は特に限定されない。
連結ウインチユニットに一体または別体で設けられるシーブ支持部材は、下部シーブを支持している。このシーブ支持部材に支持される下部シーブは、トップシーブとの間でロープが掛け回されるものであるが、下部シーブとトップシーブとの間で掛け回されるロープは、連結ウインチユニットから張り出されるロープに限らず、連結ウインチユニットとは別に設けられたウインチから張り出されるロープであっても構わない。トップシーブと下部シーブとの間で掛け回されたロープは、最終的にトップシーブを介して、ブームの腹面側に掛け回されるが、このとき、トップシーブおよび下部シーブは、1つであってもよいし複数であってもよい。
また、請求項1に記載の発明においては、シーブ支持部材は、連結ウインチユニットと一体で構成してもよいし別体で構成してもよく、また、その形状や配置等も特に限定されることはない。シーブ支持部材が連結ウインチユニットに別体で設けられるというのは、シーブ支持部材が連結ウインチユニットに対して連結、接続、固定されている場合を広く含むものである。
ただし、シーブ支持部材は、少なくとも荷重吊り上げ時の負荷が負荷支持部を介して旋回台に作用することにより、負荷支持部を支点とするモーメントが作用するものでなければならない。本発明において「旋回台に負荷を作用させる」構成としては、少なくともロープによる荷重吊り上げ時に、シーブ支持部材に生じるモーメントが旋回台に作用する関係にあることを示すものであり、例えば、負荷支持部を旋回台に連結等によって固定してもよいし、あるいは、負荷支持部が旋回台に接触するものであってもよい。また、少なくとも荷重吊り上げ時に負荷支持部を介して旋回台に負荷が作用すればよいため、荷重吊り上げ時以外のときには、負荷支持部と旋回台とが非接触状態に維持されるようにしてもよい。
請求項2に記載の発明は、前記連結ウインチユニットが、前記連結部を軸として回動可能に前記旋回台に連結され、前記シーブ支持部材に負荷支持部を支点とするモーメントが作用したとき、該シーブ支持部材が前記連結ウインチユニットを引き上げるとともに、該連結ウインチユニットに対して前記連結部を軸とするモーメントを作用させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記シーブ支持部材が、前記ブームの起伏支点に向かって延伸するとともに、該延伸した部分に前記負荷支持部が設けられたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記シーブ支持部材が、前記連結ウインチユニットおよび旋回台の上方に配置され、前記下部シーブは、前記連結部を境にして連結ウインチユニット側に位置するとともに、前記負荷支持部は、前記旋回台の上面に臨んで位置してなることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記シーブ支持部材が、前記連結ウインチユニットと別体で構成されるとともに、回動連結部を介して前記連結ウインチユニットに回動可能に連結されてなることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記連結ウインチユニットにはカウンタウエイトが設けられ、前記負荷支持部、前記連結部および前記回動連結部は、前記ロープによる最大荷重吊り上げ時に、前記連結部を軸として前記連結ウインチユニットを引き上げる方向に作用するモーメントが、前記連結部を軸として前記連結ウインチユニットを押し下げる方向に作用するモーメントの範囲内に保たれる相対位置関係を維持してなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、荷重吊り上げ時にシーブ支持部材に作用するモーメントを、負荷支持部を介して旋回台に支持させるようにしたので、連結ウインチユニットに作用するモーメントが軽減される。これにより、連結ウインチユニットと旋回台との連結部に作用する負荷が軽減されて、当該連結部の劣化、破損を防止することができる。
特に請求項2に記載の発明によれば、連結ウインチユニットにモーメントが作用したときに、当該連結ウインチユニットが連結部を軸として回動するので、連結ウインチユニットのモーメントが旋回台に直接作用することがなくなり、特に連結部への負荷を軽減することができる。
特に請求項3に記載の発明によれば、シーブ支持部材に作用するモーメントを、旋回台において強度が要求されるブームの起伏支点近傍で支持することができる。したがって、連結ウインチユニットのモーメントを受けるための専用の補強部材等を特段設けることなく、荷重吊り上げ時にシーブ支持部材および連結ウインチユニットを安定的に支持することが可能となる。
特に請求項4に記載の発明によれば、シーブ支持部材が連結ウインチユニットと旋回台とに跨がるように配置され、荷重吊り上げ時には、シーブ支持部材の負荷支持部が旋回台の上面を押し付けるようにして連結ウインチユニットを支持することとなる。したがって、連結ウインチユニットに作用するモーメントを支持する構造が簡素化されるとともに、さまざまな旋回台に対して、高強度の部分に容易にモーメントを支持させることが可能となる。
特に請求項5に記載の発明によれば、トップシーブと下部シーブとの間に掛け回されたロープによってシーブ支持部材にモーメントを作用させ、連結ウインチユニットからトップシーブに向かって張り出したロープによって連結ウインチユニットに直接モーメントを作用させることができる。このように、荷吊りの際に生じるモーメントを、シーブ支持部材を介して連結ウインチユニットに作用させたり、連結ウインチユニットに直接作用させたりするので、連結ウインチユニットやシーブ支持部材の各箇所に力を分散させることができ、耐用性を向上することができる。
特に請求項6に記載の発明によれば、最大荷重吊り上げ時においても、ロープによって連結ウインチユニットに作用するモーメントが、カウンタウエイトによって連結ウインチユニットに作用するモーメントの範囲内に保たれるので、連結ウインチユニットの回転を規制するための規制手段を特に設ける必要がなくなる。したがって、連結ウインチユニットの連結工程が簡潔化されるとともに、製造コストの低減を実現することができる。また、安全性を向上する等の目的から、連結ウインチユニットの回転を規制するための規制手段を設けたとしても、この規制手段が劣化、破損するおそれが軽減される。
移動式クレーンの側面図である。 図1の部分拡大図である。 シーブ支持部材の斜視図である。 ウインチから張り出されるロープの掛け回しを説明する図であり、(a)はクレーン装置の側面図、(b)はクレーン装置をA方向から見た図、(c)はクレーン装置をB方向から見た図である。 連結ウインチユニットに作用するモーメントの説明図である。
図1〜図5を用いて、本実施形態のクレーンのウインチ取付構造について説明する。
図1は、移動式クレーンの側面図であり、本実施形態においては、本発明のウインチ取付構造をオール・テレーン・クレーンに適用している。移動式クレーン1は、複数の車輪2を有する車台3の先端に、走行およびクレーン操作が行われるキャビン4を備えている。そして、車台3上には、油圧モータによって旋回可能な旋回台5が設けられており、この旋回台5にブーム6が起伏自在に取り付けられている。このブーム6は、ベースブーム6a内に、セカンドブーム6b、サードブーム6c、フォースブーム6d、およびトップブーム6eを入れ子にして収納した5段式であって、ベースブーム6aを旋回台5の起伏支点7に起伏自在に連結している。このブーム6を起伏させるのが起伏シリンダ8であるが、この起伏シリンダ8は、一端が旋回台5の端部に回動可能に連結され、他端がベースブーム6aの腹面に回動可能に連結されている。したがって、ブーム6は、起伏シリンダ8を伸縮させることで、接地面に対する傾斜角度を変化させるように起伏することとなる。
また、旋回台5には第1ウインチ9が設けられている。この第1ウインチ9は、油圧モータの回転動力が減速機を介してドラムに伝達され、ドラムに掛け回された第1ロープ10を繰出しまたは繰入れする。この第1ウインチ9に掛け回された第1ロープ10は、第1ウインチ9からブーム6の背面側に張り出すとともに、ブーム6すなわちトップブーム6eの先端に設けられた複数のトップシーブ11を介して、ブーム6の腹面側に掛け回される。
さらに、起立したブーム6の背面側であって、起伏支点7および第1ウインチ9と同一直線上に位置する旋回台5の端部には、連結ウインチユニット12が連結されている。この連結ウインチユニット12について、図2を用いて詳細に説明する。
図2は、図1の部分拡大図であり、車台3に架装されたクレーン装置の側面を示している。連結ウインチユニット12は、ケース13内に第2ウインチ14を収容している。この第2ウインチ14は、油圧モータの回転動力が減速機を介してドラムに伝達され、ドラムに掛け回された第2ロープ15を繰出しまたは繰入れする。
連結ウインチユニット12のケース13は、その両側面13aを略矩形状にしており、その端部から旋回台5側に向かって連結片16および掛け止め片17を突出させている。このとき、連結片16はケース13の上方に位置しており、掛け止め片17は連結片16の下方に位置している。
連結片16には、本発明の連結部を構成する連結孔18が形成されており、この連結孔18を旋回台5の端部に形成された孔に一致させた状態で、両孔に連結ピン19を挿通させる。これにより、連結ウインチユニット12が旋回台5に回転可能に連結されることとなる。
また、掛け止め片17には、鉛垂方向に貫通する掛け止め孔20が形成されており、旋回台5の端部には、連結ウインチユニット12に向かって突出した後、先端を接地面(下方)に向けて屈曲させた鉤片21が設けられている。そして、連結ウインチユニット12が旋回台5の端部に回転可能に連結された状態で、掛け止め片17の掛け止め孔20に、鉤片21が掛け止められるようにしている。これにより、連結ウインチユニット12は、連結孔18を軸として回転可能であるものの、掛け止め孔20と鉤片21とによって、その回転が規制されることとなる。
なお、連結ウインチユニット12が旋回台5の端部に連結された状態では、掛け止め片17の先端が、旋回台5の端部に接触するようにしている。連結ウインチユニット12には、ケース13の下方に臨むウエイト取付部22が設けられており、このウエイト取付部22にカウンタウエイトWが取り付けられると、連結孔18を軸として連結ウインチユニット12に図中x方向のモーメントが作用する。上記のように、掛け止め片17の先端を旋回台5の端部に接触させておけば、カウンタウエイトWを取り付けた際に連結ウインチユニット12のがたつきを防止することができ、連結ウインチユニット12を図示のように水平に支持することができる。
一方で、掛け止め孔20と鉤片21との間には遊びが設けられており、連結孔18を軸として連結ウインチユニット12に図中y方向のモーメントが作用したときに、連結ウインチユニット12のy方向への回転を僅かに許容するようにしている。これにより、連結ウインチユニット12に対してy方向のモーメントが作用しても、即座には鉤片21に負荷が作用しないようにしている。
そして、ケース13の両側面13aには、上方に突出する回動連結片23が一体に形成されており、この回動連結片23には、シーブ支持部材25が一対の取付板24を介して回動可能に支持されている。
シーブ支持部材25は、図2および図3に示すように、所定の間隔をもって対面する一対のアーム部26,26、および、これら一対のアーム部26,26間に架け渡された基端連結部27が一体成形されている。一対のアーム部26,26間の距離は、ケース13の両側面13a,13a間の距離とほぼ等しくしており、また、アーム部26,26の幅方向の厚さは、ケース13の両側面13a,13aの厚さよりも大きくしている。
そして、アーム部26,26の長手方向略中央には、当該アーム部26,26の下面に開口する断面略台形状の保持穴28,28が形成されている。
そして、ケース13の両側面13a,13aに連続して形成された回動連結片23を、アーム部26,26の下面に所定の間隔をもって対面配置させた状態で、シーブ支持部材25が連結ウインチユニット12に回動可能に支持されるようにしている。
具体的には、回動連結片23にはピン挿通孔23aが形成されており、一対の取付板24,24には、回動連結片23のピン挿通孔23aに一致するピン固定孔24a,24aが形成されている。
また、アーム部26,26には、保持穴28をアーム部26の厚さ方向に貫通する回動孔29がそれぞれ形成されており、一対の取付板24,24には、上記の回動孔29に一致する回動連結孔24bがそれぞれ形成されている。なお、回動孔29によって本発明の回動連結部が構成される。
そして、回動連結片23を両側から挟み込むようにして一対の取付板24,24を配置するとともに、回動連結片23に形成されたピン挿通孔23a,23aに、取付板24,24に形成されたピン固定孔24a,24aを一致させる。
また、このとき同時に、一対の取付板24,24の一方がアーム部26の保持孔28に進入しており、この保持孔28に進入した一方の取付板24と、他方の取付板24とによって、アーム部26の側壁が挟み込まれるようにし、かつ、保持穴28を貫通する回動孔29と、一対の取付板24,24の回動連結孔24b,24bとを一致させる。
この状態で、ピン挿通孔23a,23aおよびピン固定孔24a,24aに固定ピンを挿通させることにより、連結ウインチユニット12に一対の取付板24,24が固定される。また、アーム部26に形成された回動孔29および一対の取付板24,24に形成された回動連結孔24b,24bには、連結ピン30を回動自在に挿通させている。
これにより、連結ウインチユニット12の上方において、シーブ支持部材25は連結ピン30を軸として回動自在に連結されることとなる。
上記のようにして連結ウインチユニットに回動自在に連結されたシーブ支持部材25は、アーム部26,26を連結ウインチユニット12と旋回台5とに跨がせるようにして位置しているが、アーム部26,26と、連結ウインチユニット12(ケース13)および旋回台5の上面との間には、所定の間隔が維持されるようにしている。
ただし、アーム部26,26の先端には、無負荷状態において旋回台5の上面に接触する負荷支持部31,31が設けられている。両アーム部26,26は、その先端をブーム6の起伏支点7に向かわせるように延伸しており、負荷支持部31,31を起伏支点7の近傍において旋回台5の上面に接触させている。
また、シーブ支持部材25の基端連結部27には、それぞれ第1ウインチ9から張り出された第1ロープ10および第2ウインチ14から張り出された第2ロープ15が掛け回される下部シーブ32a,32bが回転自在に支持されている。
ここで、第1ロープ10および第2ロープ15の掛け回しについて図4を用いて説明する。なお、本実施形態に示すロープの掛け回しは一例に過ぎず、ロープの掛け回し方や、トップシーブとして用いるシーブの数や配置等は本実施形態に限定されるものではない。
図4に示すように、トップブーム6eの先端には、複数のシーブを支持するシーブブロック33が固定されている。本実施形態においては、シーブブロック33に支持される複数のシーブのうち、トップシーブ11a〜11aに第1ロープ10を掛け回すとともに、トップシーブ11b〜11bに第2ロープ15を掛け回している。トップシーブ11a〜11aおよびトップシーブ11b〜11bは、それぞれ対面配置されており、ブーム6の背面側から腹面側に向かって一直線に整列している。
第1ウインチ9に巻き回された第1ロープ10は、ブーム6の背面側に張り出されるとともに、トップシーブ11aと下部シーブ32aとの間を掛け回された後に、トップシーブ11aおよびトップシーブ11aを介して、ブーム6の腹面側に掛け回される。このように、トップシーブ11aと下部シーブ32aとの間に第1ロープ10を掛け回すことにより、ブーム6にバックテンションが作用することとなり、ブーム6を起立させる方向に力が付与されて、特に起伏シリンダ8の負荷が軽減されることとなる。
一方、第2ウインチ14に巻き回された第2ロープ15は、ブーム6の背面側に張り出されるとともに、トップシーブ11bと下部シーブ32bとの間を掛け回された後に、トップシーブ11bおよびトップシーブ11bを介して、ブーム6の腹面側に掛け回される。このように、トップシーブ11bと下部シーブ32bとの間に第2ロープ15を掛け回すことにより、第1ロープ10と同様、第2ロープ15によってもブーム6にバックテンションを作用させるようにしている。
なお、周知技術であるため詳しい説明は省略するが、上記のようにしてブーム6の腹面側に掛け回される第1ロープ10および第2ロープ15は、フックブロック34に設けられたシーブと、その上方に設けられたシーブとの間でさらに掛け回された後にフックブロック34に係止されている。ただし、第1ロープ10および第2ロープ15は、ブーム6の腹面側においてフックブロック34に直接係止させてもよく、ブーム6の腹面側においても、その掛け回し方は適宜決定すればよい。
次に、連結ウインチユニット12に作用するモーメントについて、図4および図5を用いて説明する。フックブロック34に吊荷35を掛け止めた状態で、第1ウインチ9および第2ウインチ14を作動させて第1ロープ10および第2ロープ15を繰入れすると、フックブロック34が上昇して、フックブロック34に掛け止められた吊荷35が吊り上げられる。
このとき、第1ロープ10および第2ロープ15によって、下部シーブ32a,32bを上方に引き上げようとする力が作用する。この力は、吊荷35の荷重が大きくなるほど増大するが、下部シーブ32a,32bに対して、それを上方に引き上げようとする力が作用すると、シーブ支持部材25に対して、回動孔29を挿通する連結ピン30を軸とする図中y方向のモーメントFが作用する。
このように、シーブ支持部材25が連結ピン30を軸として図中y方向に回動すると、負荷支持部31が旋回台5の上面に圧接するとともに、シーブ支持部材25は、負荷支持部31を支点として図中y方向に回動しようとする。このとき、シーブ支持部材25には、連結ピン30によって連結ウインチユニット12が連結されている。したがって、シーブ支持部材25にモーメントFが作用すると、連結ピン30を介して連結ウインチユニット12を上方に持ち上げようとする力が生じることとなる。
これにより、連結ウインチユニット12には、シーブ支持部材25(連結ピン30)によって、連結ピン19を軸とする図中y方向のモーメントFがもたらされることとなる。このように、ブーム6に対してバックテンションを作用させるために、トップシーブと下部シーブとの間にロープを掛け回すと、荷吊りの際に、負荷支持部31を支点とする図中y方向のモーメントFがシーブ支持部材25に作用するとともに、連結ピン19を軸とする図中y方向のモーメントFが連結ウインチユニット12に作用することとなる。
また、連結ウインチユニット12には、第2ウインチ14から張り出す第2ロープ15、つまり、第2ロープ15のうち第2ウインチ14とトップシーブ11bとの間の掛け回し部分からも、連結ピン19を軸とする図中y方向のモーメントFが作用する。このように、連結ウインチユニット12には、シーブ支持部材25を介して作用する図中y方向のモーメントFと、第2ウインチ14から張り出される第2ロープ15によってもたらされる図中y方向のモーメントFとが合算して作用することとなる。
一方で、連結ウインチユニット12には、その自重とカウンタウエイトWの荷重とにより、連結ピン19を軸とする図中x方向のモーメントFが作用している。したがって、連結ウインチユニット12は、上記した図中y方向のモーメントF+Fと、連結ウインチユニット12の自重およびカウンタウエイトWによってもたらされる図中x方向のモーメントFとの相対関係によって回転または静止することとなる。
そして、図中y方向のモーメントF+F≦図中x方向のモーメントFの場合には、連結ウインチユニット12は連結ピン19を軸として図中x方向に回転しようとする。この場合には、連結ウインチユニット12のケース13に設けられた掛け止め片17の先端が、旋回台5の端面に圧接するため、掛け止め片17を介して旋回台5から連結ウインチユニット12に、図中左方向の反力、すなわち連結ピン19を軸とする図中y方向のモーメントFが作用する。これにより、モーメントF+F+F=モーメントFとなり、連結ウインチユニット12は図示の位置に静止することとなる。
これに対して、図中y方向のモーメントF+F>図中x方向のモーメントFの場合には、連結ウインチユニット12は連結ピン19を軸として図中y方向に回転する。ただし、図示の状態から図中y方向に僅かに連結ウインチユニット12が回転すると、旋回台5に設けられた鉤片21がケース13の掛け止め孔20に係止する。このとき、連結ウインチユニット12には、鉤片21を介して旋回台5から図中右方向の反力、すなわち連結ピン19を軸とする図中x方向のモーメントFが作用する。これにより、モーメントF+F=モーメントF+Fとなり、連結ウインチユニット12は、図示の状態から掛け止め孔17の遊び分だけ図中y方向に回転した位置で、その回転が規制されて静止することとなる。
ここで、本実施形態においては、シーブ支持部材25の負荷支持部31を、旋回台5の上面に位置させることにより、連結ウインチユニット12に作用する図中y方向のモーメントFが軽減されている。具体的には、従来、下部シーブ32a,32bは、連結ウインチユニットに直接固定することが多く、また、連結ウインチユニットとは別体からなる支持部材を介して下部シーブを取り付ける場合であっても、当該支持部材は連結ウインチユニットの範囲内に収まる構造であった。つまり、従来は、荷吊りの際に、ロープによって作用する下部シーブを上方に引き上げようとする力の全てが、連結ウインチユニットに直接作用していたところ、本実施形態においては、下部シーブ32a,32bを引き上げようとする力を、負荷支持部31を介して旋回台5に負担させるようにしている。これにより、下部シーブ32a,32bを引き上げようとする力、すなわち、バックテンションを作用させることによって連結ウインチユニット12を引き上げようとする方向のモーメントFの軽減が実現されることとなる。
そして、連結ウインチユニット12を引き上げようとする方向のモーメントFが軽減されれば、カウンタウエイトWを軽くすることができ、また、連結ウインチユニット12が引き上げられたときに、その回転を規制する掛け止め片17や鉤片21における負荷も軽減されることとなる。
なお、連結ウインチユニット12に作用するモーメントF〜Fは、吊荷35の荷重およびカウンタウエイトWの荷重によって変化するが、本実施形態においては、これに加えて、シーブ支持部材25と連結ウインチユニット12とを連結する回動連結部(回動孔29)、旋回台5と連結ウインチユニット12とを連結する連結部(連結孔18)、負荷支持部31の3点の相対位置関係によっても変化する。
例えば、吊荷35の荷重を一定とした場合、下部シーブ32a,32bと負荷支持部31との距離Lが大きくなるほど、シーブ支持部材25に作用する図中y方向のモーメントFが大きくなり、その結果として連結ウインチユニット12に作用する図中y方向のモーメントFも大きくなる。一方で、カウンタウエイトWの荷重を一定とした場合、シーブ支持部材25と連結ウインチユニット12との回動連結部(回動孔29)から負荷支持部31までの距離Lが大きくなるほど、連結ウインチユニット12に作用する図中x方向のモーメントFが大きくなる。
荷吊りの際の鉤片21や掛け止め片17(掛け止め孔20)への負荷の軽減やカウンタウエイトWを軽減するといった観点からすれば、モーメントF−Fを小さくすることが望ましい。本実施形態においては、下部シーブ32a,32bが、連結ウインチユニット12と旋回台5との連結部(連結孔18)を境にして連結ウインチユニット12側に位置するとともに、負荷支持部31が上記連結部(連結孔18)を境にして下部シーブ32a,32bと反対側すなわち旋回台5の上面に臨んで位置している。この負荷支持部31がブーム6の起伏支点7に近づくほど、言い換えれば、シーブ支持部材25のアーム部26を延伸させるほど、次の理由によりモーメントF−Fを小さくすることができる。すなわち、モーメントFは距離Lに比例し、モーメントFは距離Lに比例するところ、本実施形態においては両距離がL>Lとなっている。負荷支持部31を起伏支点7に近づけると、距離Lだけでなく距離Lも長くなってしまうが、本実施形態のシーブ支持部材25の構造によれば、距離L,Lがともに長くなれば、両距離の比=L:Lが小さくなり、その結果としてモーメントF−Fが小さくなる。
また、シーブ支持部材25に作用するモーメントFを一定とした場合、シーブ支持部材25と連結ウインチユニット12とを連結する回動連結部(回動孔29)から、旋回台5と連結ウインチユニット12とを連結する連結部(連結孔18)までの距離Lが小さくなるほど、連結ウインチユニット12に作用するモーメントFが小さくなり、よってモーメントF−Fを小さくすることができる。したがって、シーブ支持部材25と連結ウインチユニット12とを連結する回動連結部(回動孔29)は、旋回台5と連結ウインチユニット12とを連結する連結部(連結孔18)の近傍に設けることが望ましい。
このように、距離Lを大きくするとともに、距離Lを小さくすることができれば、荷吊りの際に連結ウインチユニット12を引き上げようとするモーメントFが一層軽減され、鉤片21および掛け止め片17をはじめとして、連結ウインチユニット12と旋回台5との間に生じる負荷を軽減することができる。
また、連結ウインチユニット12に作用するモーメントFが軽減されれば、カウンタウエイトWの軽量化や小型化も実現可能であり、さらには、クレーンによって吊り上げ可能な最大荷重を大きくすることもできる。
そして、最大吊り上げ荷重およびカウンタウエイトWの荷重を予め設定したうえで、第1ロープ10および第2ロープ15によって最大荷重を吊り上げたときに、モーメントF+F≦モーメントFとなる関係が保たれるように、負荷支持部31、連結部(連結孔18)および回動連結部(回動孔29)を配置することが望ましい。このようにすれば、最大荷重吊り上げ時においても、連結ウインチユニット12が、連結部(連結孔18)を軸として引き上げられるように回転してしまうことがなく、掛け止め片17および鉤片21のように、連結ウインチユニット12の回転を規制する規制手段が不要となる。ただし、このような場合においても、安全性の確保という観点で見れば、連結ウインチユニット12の回転を規制する規制手段を補助的に設けておくことが望ましい。この場合には、最大荷重の範囲内すなわち通常の使用状態において、連結ウインチユニット12の回転を規制する掛け止め片17や鉤片21といった規制手段に負荷が作用することはないため、これら規制手段は強度の弱いもので足りる。
以上のように、本実施形態によれば、荷重吊り上げ時にシーブ支持部材25に作用するモーメントFを、負荷支持部31を介して旋回台5に支持させるようにしたので、連結ウインチユニット12に作用するモーメントFが軽減される。これにより、連結ウインチユニット12と旋回台5との連結部、特には連結ウインチユニット12の回転を規制する鉤片21や掛け止め片17に作用する負荷が軽減されて、これら連結部の劣化、破損を防止することができる。
なお、本実施形態においては、連結ウインチユニット12を、連結ピン19によって旋回台5に回転可能に連結するとともに、この連結ウインチユニット12の回転を、掛け止め片17および鉤片21によって規制するようにしたが、連結ウインチユニット12は、必ずしも旋回台5に対して回転可能に連結する必要はない。例えば、連結ウインチユニット12のケース13を、旋回台5の端部に完全に固定してもよい。ただし、本実施形態のように、連結ウインチユニット12を旋回台5に対して回転可能に連結すれば、連結ウインチユニット12にモーメントが作用したときに、連結部に作用する負荷を軽減することができ、当該連結部の耐用性を向上することができる。
また、本実施形態においては、負荷支持部31をブーム6の起伏支点7の近傍まで延伸させたが、旋回台5のいずれの部位に負荷支持部31から負荷を作用させることとしてもよい。
ただし、ブーム6には過大な負荷が作用するため、旋回台5においては、ブーム6を支持する起伏支点7の近傍が高強度に設計されている。したがって、起伏支点7の近傍に負荷支持部31を配置すれば、連結ウインチユニット12のモーメントを受けるための専用の補強部材等を特段設けることなく、シーブ支持部材25および連結ウインチユニット12を安定的に支持することが可能となる。
また、負荷支持部31は、少なくとも荷吊りの際に旋回台5に負荷を作用させればよいので、例えば、無負荷状態においては旋回台5と未接触状態となり、荷吊りがされたときにのみ両者が接触して負荷が作用するようにしてもよく、さらには、負荷支持部31を旋回台5のいずれかの部位(例えば側面に形成された孔等)に固定することとしてもよい。いずれにしても、シーブ支持部材25は、少なくとも荷吊りの際に負荷支持部31が旋回台5に負荷を作用させるとともに、当該負荷支持部31がモーメントの支点となる構成であればよい。
ただし、本実施形態のように、シーブ支持部材25を、連結ウインチユニット12および旋回台5の上方に跨がせるとともに、荷重吊り上げ時に、負荷支持部31が旋回台5の上面を押し付けるように構成すれば、構造が簡素化されるとともに、さまざまな旋回台5に対して、高強度の部分にモーメントを支持させることが可能となる。
また、本実施形態においては、第1ロープ10および第2ロープ15を、それぞれ下部シーブ32a,32bに掛け回すこととしたが、第1ロープ10のみを下部シーブ32a,32bに掛け回すこととしてもよいし、第2ロープ15のみを下部シーブ32a,32bに掛け回すこととしてもよい。いずれにしても、ブームの先端に設けられた少なくとも1つのトップシーブと、シーブ支持部材に支持された少なくとも1つの下部シーブとの間でロープを掛け回すことで、ブームにバックテンションを作用させればよい。したがって、本実施形態における第1ウインチ9は必須ではなく、連結ウインチユニット12に搭載されたウインチのみを備えることとしてもよい。
また、本実施形態においては、シーブ支持部材25と連結ウインチユニット12とを回動可能に連結したが、下部シーブを支持するシーブ支持部材を、連結ウインチユニット12に固定するように設けてもよいし、さらには、シーブ支持部材と連結ウインチユニットとを一体成形してもよい。
ただし、本実施形態のように、シーブ支持部材25と連結ウインチユニット12とを回動可能に連結することにより、連結ウインチユニット12に作用するモーメントを分散させることができる。具体的には、トップシーブ11a,11bと下部シーブ32a,32bとの間に掛け回された両ロープ10,15によって、シーブ支持部材25にモーメントFを作用させ、第2ウインチ14からトップシーブ11bに向かって張り出した第2ロープ15によって、連結ウインチユニット12に直接モーメントFを作用させている。
仮に、シーブ支持部材25と連結ウインチユニット12とを固定したり一体成形したりすると、連結ウインチユニット12に作用するモーメントFが、シーブ支持部材25に伝達することとなり、負荷支持部31における負荷が増大してしまう。本実施形態のように、シーブ支持部材25と連結ウインチユニット12とを回動可能に連結すれば、連結ウインチユニット12に直接作用するモーメントFがシーブ支持部材25に伝達することがなく、力を分散させて耐用性を向上することができる。
なお、本実施形態においては、オール・テレーン・クレーンに連結ウインチユニット12を連結する場合について説明したが、本発明のウインチ取付構造は、オール・テレーン・クレーンに限らず、他の移動式クレーンや、さらには固定式クレーンにも適用可能である。
1 移動式クレーン
5 旋回台
6 ブーム
11a〜11a,11b〜11b トップシーブ
10 第1ロープ
12 連結ウインチユニット
14 第2ウインチ
15 第2ロープ
18 連結孔
25 シーブ支持部材
29 回動孔
31 負荷支持部
32a,32b 下部シーブ
〜F モーメント
W カウンタウエイト

Claims (6)

  1. 旋回自在な旋回台と、
    該旋回台に設けられ、先端にトップシーブを有するブームと、
    前記旋回台の端部に連結部を介して連結され、前記ブームの背面側に張り出すとともに前記トップシーブを介して前記ブームの腹面側に吊下するロープを繰出しまたは繰入れする連結ウインチユニットと、
    該連結ウインチユニットに一体または別体で設けられ、前記トップシーブとの間で前記ロープが掛け回される下部シーブを支持するシーブ支持部材と、を備え、
    前記シーブ支持部材は、少なくとも荷重吊り上げ時に前記旋回台に負荷を作用させる負荷支持部を有するとともに、該負荷支持部を支点とするモーメントを前記シーブ支持部材に作用させることを特徴とするクレーンのウインチ取付構造。
  2. 前記連結ウインチユニットは、前記連結部を軸として回転可能に前記旋回台に連結され、前記シーブ支持部材に負荷支持部を支点とするモーメントが作用したとき、該シーブ支持部材が前記連結ウインチユニットを引き上げるとともに、該連結ウインチユニットに対して前記連結部を軸とするモーメントを作用させることを特徴とする請求項1記載のクレーンのウインチ取付構造。
  3. 前記シーブ支持部材は、前記ブームの起伏支点に向かって延伸するとともに、該延伸した部分に前記負荷支持部が設けられたことを特徴とする請求項1または2記載のクレーンのウインチ取付構造。
  4. 前記シーブ支持部材は、前記連結ウインチユニットおよび旋回台の上方に配置され、
    前記下部シーブは、前記連結部を境にして連結ウインチユニット側に位置するとともに、前記負荷支持部は、前記旋回台の上面に臨んで位置してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のクレーンのウインチ取付構造。
  5. 前記シーブ支持部材は、前記連結ウインチユニットと別体で構成されるとともに、回動連結部を介して前記連結ウインチユニットに回動可能に連結されてなることを特徴とする請求項4記載のクレーンのウインチ取付構造。
  6. 前記連結ウインチユニットにはカウンタウエイトが設けられ、
    前記負荷支持部、前記連結部および前記回動連結部は、
    前記ロープによる最大荷重吊り上げ時に、前記連結部を軸として前記連結ウインチユニットを引き上げる方向に作用するモーメントが、前記連結部を軸として前記連結ウインチユニットを押し下げる方向に作用するモーメントの範囲内に保たれる相対位置関係を維持してなることを特徴とする請求項5記載のクレーンのウインチ取付構造。
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