JP2011040853A - 携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011040853A
JP2011040853A JP2009184173A JP2009184173A JP2011040853A JP 2011040853 A JP2011040853 A JP 2011040853A JP 2009184173 A JP2009184173 A JP 2009184173A JP 2009184173 A JP2009184173 A JP 2009184173A JP 2011040853 A JP2011040853 A JP 2011040853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
sheet metal
terminal device
disposed
electronic component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009184173A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Uchiumi
祥広 内海
Kenji Abe
賢治 阿部
Shinji Kawamura
真二 川村
Yoshio Ishida
美穂 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2009184173A priority Critical patent/JP2011040853A/ja
Publication of JP2011040853A publication Critical patent/JP2011040853A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】小型化を向上させることができる携帯端末装置を実現する。
【解決手段】携帯電話機1の第2筐体5は、閉状態において第1筐体3に対向する方向において互いに対向するフロントケース29及びリアケース37を有する。フロントケース29は、樹脂により形成された樹脂部55と、金属により形成され、樹脂部55に少なくとも一部が埋設された板金部57とを有する。板金部57は、メイン表示装置27を収納する収納凹部29aと収納凹部29aの筐体外部より連結部7側に延設された延設部57bとを有する。この延設部57bに対応する筐体内部にカメラユニット33が配設される。
【選択図】図4

Description

本発明は、携帯電話機、デジタルカメラ、PDA、ノートパソコン、ゲーム機等の携帯
端末装置に関する。
近年、携帯電話機等の携帯端末装置は、撮像装置を備えて、所望時にカメラ撮影可能に構成されている。例えば、折り畳みタイプのカメラ付き携帯端末装置は、表示部側の第1筺体と、操作キー側の第2筺体とを折り畳みにより開閉可能に構成されており、画面表示部側の第1筺体は、折り畳んだ閉状態で外側に位置する第1ケース部材と、折り畳んだ閉状態で内側に位置する第2ケース部材とにより形成されている。
第1ケース部材は所定の撮像窓を備えるとともに、第2ケース部材は画面配置用の開口を形成しており、第1ケース部材と第2ケース部材との間には、開口に配置されるLCD(液晶ディスプレイ)モジュールと、LCDモジュールに接続されるLCD基板とを、第1筺体内の厚み方向で重ねるように配置し、内部には、撮像窓から画像を取り込み得るよう撮像窓に配置されるカメラユニットを配置している。
特開2003−333420号公報
このカメラ付き携帯端末装置のような携帯端末装置においては、小型化が要求されているのに対して、LCDモジュールとカメラユニットとが第1筐体内の厚み方向で重ねるように配置されているため、筐体が大型化してしまうといった問題があった。
本発明の目的は、小型化(薄型化)を可能とした携帯端末装置を提供することにある。
この発明は、表示部と、開口部が形成された第1ケース部材と該第1ケース部材に厚さ方向で結合される第2ケース部材とを有する表示筐体と、前記開口部に対応した筐体内部に配設されて前記表示部を前記開口部から露出した状態で収納可能な収納凹部を有し、前記第1ケース部材に一体成形される板金部材と、前記筐体内部の前記厚さ方向に略垂直な方向で前記表示部に隣設される電子部品と、を備え、前記板金部材は、前記収納凹部の筐体外側縁部より前記厚さ方向に略垂直な方向に延設される延設部を備え、前記延設部は、前記電子部品に対応する位置まで延設されていることを特徴とする。
この発明の携帯端末装置にあっては、筐体の小型化、特に薄型化を図ることができる。
本発明の実施形態の携帯電話機の折畳状態での外観を示す図。 本発明の実施形態の携帯電話機の展開状態での外観を示す図。 図1,2の携帯電話機の第2筐体の分解斜視図。 図2(a)のIV−IV線矢視方向の断面図。 図1の携帯電話機の信号処理系の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態(変形例)における携帯電話機の一部断面図。
本発明である携帯端末装置の実施形態として、携帯端末装置の一例である電子機器としての携帯電話機1について説明する。
この携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機として構成されており、開閉可能に連結された第1筐体(連結筐体)3及び第2筐体(表示筐体)5を備えている。図1は、携帯電話機1が折り畳まれた状態(閉状態)での外観を示す図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は側面図、図1(c)は背面図である。第1筐体3及び第2筐体5は、連結部(ヒンジ部)7により回動可能に連結されており、回転軸RA(図1(a))回りに回転可能である。
図2は、携帯電話機1が展開された状態(開状態)での外観を示す図であり、図2(a)は正面図、図1(b)は側面図である。第1筐体3及び第2筐体5は、例えば、概ね同様の形状に形成されており、閉状態では互いに重ねあわされて互いの輪郭が略一致する。第1筐体3及び第2筐体5は、例えば、薄型直方体状に形成されている。
以下では、開状態における第1筐体3及び第2筐体5の配列方向(図2(a)の紙面上下方向)を長さ方向(筐体長手方向)、当該長さ方向に直交する方向を幅方向(筐体幅方向)ということがある。また、閉状態における第1筐体3及び第2筐体5の重なり合う方向(図1(b)の紙面左右方向)を筐体厚さ方向ということがある。
第1筐体3には、例えば、通話用のマイクロフォン117(図5参照)の収音孔9(図2(a))、着信音等を出力する報知用のスピーカ115(図5参照)の放音孔11(図1(c))、ユーザの操作を受け付ける操作部13(図2(a))、撮像を行う撮像部15(図1(a))が設けられている。
第2筐体5には、例えば、通話用のスピーカ33(図5参照)の放音孔17(図2(a))、図形や文字情報等を含む画像を表示するメイン表示部19(図2(a))及びサブ表示部21(図1(a))が設けられている。メイン表示部19は、第2筐体5のうち、閉状態において第1筐体3に対向する対向面部5aにおいて画像を表示する。サブ表示部21は、第2筐体5のうち、対向面部5aの背面側の背面部5bにおいて画像を表示する。
図3は、第2筐体5の分解斜視図である。第2筐体5においては、対向面部5a側(図2(b)の紙面左側)から順に、パネル25、メイン表示部19を構成するメイン表示装置27、フロントケース(第1ケース部材)29、サブ表示部21を構成するサブ表示装置31、回路基板35、カメラユニット33、並びに、リアケース(第2ケース部材)37が積層されている。なお、一部の部品は筐体厚さ方向に垂直な方向に並列に配置されている。
第2筐体5は、フロントケース29及びリアケース37により構成されている。なお、パネル25も第2筐体5の一部と捉えられてもよい。フロントケース29(及びパネル25)は、第2筐体5の対向面部5a側の部分を構成している。リアケース37は、第2筐体5の背面部5b側を構成している。
フロントケース29とリアケース37とは、閉状態において第2筐体5が第1筐体3に対して対向する方向(図1(b)の左右方向)において対向している。フロントケース29及びリアケース37は、例えば、フロントケース29に形成された複数の孔部(図示省略)に挿通された複数のネジ(図示省略)が、リアケース37に形成された複数のネジボス(図示省略)に螺合されることにより、互いに固定される。なお、両ケースの結合部位は、例えば、回路基板35の外周に配置されている。
フロントケース29とリアケース37との間に配置される、スピーカ33や回路基板35やカメラユニット33等の電子部品は、フロントケース29とリアケース37とが互いに結合されることにより、フロントケース29とリアケース37とに挟持され、第2筐体5内に保持される。
フロントケース29は、強度を保ちつつ薄型化を図るために、板金部材がいわゆるインサート成形によって一体形成されている。すなわち、フロントケース29は、樹脂により形成された樹脂部55と、樹脂部55に埋設された板金部57とを有している。
樹脂部55は、主としてフロントケース29の外周部分を構成している。板金部57は、特に図示しないが、メイン表示装置27が対向して配置される筐体外部側(図3の紙面上側)を凹とする矩形箱状の本体部57aを有するととともに、その本体部57aの縁部(筐体外側縁部)から外周側(筐体厚さ方向に略垂直な方向)に突出するように延設されるフランジ部(延設部)57bを有している。本体部57aは、その外周面が樹脂部55により被覆されており、フランジ部57bは、少なくとも外周部が樹脂部55に埋設される。なお、板金部57の本体部57aにより形成されるメイン表示装置27側の収納凹部29aには、メイン表示装置27が嵌合する。また、板金部57の図3において樹脂部55から露出している部分は、本体部57aの底面57cである。
板金部57は、回路基板35のグランドライン(基準電位部)と電気的に接続されている。例えば、板金部57には、回路基板35側に突出する接点用突部(図示省略)が複数形成されており、第2筐体5が組み立てられたときに、接点用突部が、回路基板35のフロントケース29側の実装面に設けられたグランドパターン層に当接することにより、板金部57は、回路基板35のグランドラインに接続される。
なお、板金部57は、筐体を構成するフロントケース29の一部ではあるが、筐体内部に固設されているといえる。例えば、パネル25を筐体の一部と捉えれば、板金部57は、明らかに筐体内部に設けられているといえる。また、パネル25を筐体の一部と捉えなくても、板金部57は、第2筐体5及び第2筐体5に保持される電子部品(メイン表示装置27)によって構成される第2筐体5の外部側の面よりも筐体内部側に位置しているから、筐体内部に設けられているといえる。
リアケース37は、本体部材59と、サブ表示部21の窓部を構成する透光部材61とを有している。
本体部材59は、リアケース37の大部分を構成している。本体部材59は、例えば、フロントケース29と概ね同等の大きさ及び形状を有している。本体部材59は、例えば、遮光性の樹脂により形成されている。
透光部材61は、本体部材59に形成された、サブ表示装置31を露出させるための不図示の開口を塞ぐ部材である。透光部材61は、例えば、両面テープや接着剤等の適宜な固定部材により、本体部材59の背面部5b側(図3の紙面下方側)の表面に対して、外周部が固定されている。透光部材61は、例えば、ガラスや透光性の樹脂により形成されている。なお、透光部材61は、サブ表示装置31の保護の観点から、比較的硬度の高い部材により形成されることが好ましい。透光部材61は、例えば、本体部材59よりも弾性係数が高い部材により形成されている。透光部材61は、幅方向(図1(a)の左から右への方向)において、本体部材59の中央に配置されている。透光部材61は、例えば、長さ方向(図1(a)の下から上への方向)を長手方向とする矩形に形成されている。
パネル25は、例えば、透光性を有する樹脂により形成された板状部材である。パネル25は、メイン表示装置27の表示面を覆う広さを有しており、フロントケース29の樹脂部55に形成された開口部55aを閉塞するように、例えば、両面テープや接着剤等の適宜な固定部材によりフロントケース29の対向面部5a側(図2の紙面下方側)の面に固定されている。
メイン表示装置27は、メイン表示部19を構成している。メイン表示装置27は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイにより構成されている。メイン表示装置27は、例えば、対向面部5aの半分以上の面積を有するなど、比較的広い面積を有している。メイン表示装置27は、フロントケース29の収納凹部29aに嵌合される。
回路基板35は、例えば、硬質の樹脂をベースとしたプリント配線基板により構成されている。回路基板35には、カメラユニット33が嵌合する開口部(切り欠き部)35hが形成されている。回路基板35には種々の電子部品が配置されており、電子回路が構成されている。例えば、メイン表示装置27やサブ表示装置31やカメラユニット33などの動作を制御する制御回路が構成されている。回路基板35の実装面には、回路基板35(電子回路)のグランドラインを構成するグランドパターン層が所定のパターンで配置されている。

本体部57aは、リアケース37に対向する基部(底面)57cと、基部57cの縁部において基部57cに対して立設された壁部57dと、壁部57dの頂部から板金部57の外周側に突出する鍔部とを有している。なお、基部57c及び壁部は、メイン表示装置27が収納される収納凹部29aを構成している。
基部57cは、例えば、メイン表示装置27と同等の大きさ及び形状を有する平板状に形成されている。基部57cは、例えば矩形である。基部57cは、軽量化のために複数の開口部が形成されて肉抜きされている。また、基部57cは、電子部品の配置領域を確保するために、切り欠き部及び/又は孔部が形成されている。
壁部57dは、基部57cから対向面部5a側(図3の紙面上方側)へ突出している。壁部57dは、例えば、基部57cに対して直交している。ただし、壁部57dは、基部57cに直交する方向に対して傾斜していてもよい。壁部57dは、基部57cの、概ね全周を囲んでいる。すなわち、壁部57dは、回転軸RA(図1(a))に直交する方向に延びて筐体幅方向に配置される第1壁部及び第2壁部と、回転軸RAに平行な方向に延びて、連結部7側に配置される第3壁部及び連結部とは反対側の筐体長手方向の端部側に配置される第4壁部とを有している。
鍔部は、例えば、基部57cに対して平行である。ただし、鍔部は、基部57cに対して傾斜していてもよい。鍔部は、第1壁部、第2壁部、及び第4壁部それぞれから、板金部57の外周側(筐体厚さ方向に略垂直な方向)へ突出する、第1鍔部、第2鍔部、及び第4鍔部を有している。
連結部7側に配置される第3壁部から筐体厚さ方向に略垂直な方向である連結部側へ突出して形成される延設部57bは、フロントケース29の連結部側端部近傍まで基部57cと略平行に延設されており、その端部がフロントケース29の樹脂部55に埋設されている。
図3に示すように、板金部57は、本体部57aの鍔部が樹脂部55に埋設されている。すなわち、本体部57aの鍔部は、対向面部5a側(図3の紙面上側)の面及び背面部5b側(図3の紙面下側)の面の双方が樹脂部55により被覆されている。本体部57aの基部57c及び壁部57dは、樹脂部55に埋設されていない。具体的には、基部57cは、対向面部5a側の面及び背面部5b側の面の双方が樹脂部55により被覆されておらず、樹脂部55から露出している。壁部57dは、外周側(鍔部や延設部57b側)の面は樹脂部55により被覆されているが、内周側(基部57c側)の面は樹脂部55により被覆されておらず、樹脂部55から露出している(図3参照)。なお、メイン表示装置27を収納する収納凹部29aは、板金部57の本体部57aの基部57c及び壁部57dにより構成されている。
板金部57の本体部57aの幅方向の長さは、樹脂部55の幅方向の長さと概ね同等である。板金部57の本体部57aの長さ方向の長さは、樹脂部55の長さ方向の長さよりも小さい。板金部57の長さ方向の長さは、例えば、樹脂部55の長さの半分以上である。
板金部57の延設部57bは、外周端部が樹脂部55により被覆されており、対向面部5a側(図3の紙面上側)の面及び背面部5b側(図3の紙面下側)の面の双方は樹脂部55により被覆されていない。
フロントケース29とリアケース37との間には、筐体長手方向(図3の紙面左右方向)の連結部7とは反対側の端部より、サブ表示装置31及び回路基板35が並設されて、それぞれが板金部57の背面部5b側に対向して配置されている。回路基板35は、筐体長手方向で板金部57の基部57cと延設部57bとに跨って配置されている。回路基板35は、連結部7側の延設部57bに対応する部位の中央部に矩形状の切り欠き35hが形成されており、この切り欠き35hには電子部品としてカメラユニット33が挿設されている。延設部57bに対応して形成される切り欠き35hの内部に配置されるカメラユニット33は、延設部57bに対応した位置でフロントケース29とリアケース37とに挟持されることとなる。つまり、板金部57延設部57bは、カメラユニット33に対応する位置(又は対応する位置よりも連結部7側)まで連結部7側に延設されている。
カメラユニット33は、撮像素子や撮像レンズなどを有するカメラモジュール33a、カメラモジュール33aを筐体内部で保持するホルダー33b、及びホルダー33bとリアケース37の撮影窓との間に配置される板金製の化粧パネル33cとが結合されて、一体的に構成されている。また、カメラホルダー33bは、樹脂部材にて形成されているが、外面に金属塗装が施されており、回路基板35の実装面(図3の紙面下面)に配設された基準電位部と導通されるとともに、リアケース37の撮影窓近傍の筐体内面に金属蒸着が施された部位と当接されている。また、金属製の化粧パネル33cも、ホルダー33b及び筐体内面の金属蒸着部位に当接されて、導通されている。
フロントケース29には、収納凹部29aに収納配置されるメイン表示装置27に対向面部5a側で対向して配置され、開口部55aを被覆するパネル25が取り付け固定される。よって、メイン表示装置27は、フロントケース29内で板金部57の基部57cとパネル25との間に配置されている。
また、フロントケース29には、パネル25(メイン表示装置27)と連結部7との間に3つのキーボタンが筐体幅方向に並設されるサブ操作部40が配設される。このサブ操作部40は、パネル25と同一平面となるようにフロントケース29の対向面部5a側に接着などにより取り付けられて、3つのキー押下部41aが形成されたキーシート部材41と、3つのキー押下部41aの背面部5b側に対向して配置される3つのキースイッチ42aが対向面部5a側の面に実装されてFPCにて構成されるキー基板42とを有して構成されている。このキー基板42は、背面部5b側が板金部57の対向面部5a側の表面(樹脂部55に埋設されていない部位)に接着などにより取り付け固定されている。
サブ操作部40のキー押下部41aのいずれかのキーを筐体内部側に向かって押下すると、押下されたキー押下部41aに対向して配置されるキースイッチ42aが押下動作され、キースイッチ42aの動作に応じた所望の処理が実行される。
第2筐体5の内部に配置されるメイン表示装置27、キー基板42、サブ表示装置31、及びカメラユニット33などの各種電子部品は、夫々に接続されているFPなどの配線部材により回路基板35に電気的に接続されており、回路基板35からの信号等により動作制御される。
図4は、第2筐体5の連結部7側端部の筐体幅方向中央における筐体長手方向断面図であり、図2(a)のIV−IV線に基づく断面図である。
図4に示されるように、第2筐体5を構成するフロントケース29とリアケース37との間には、カメラユニット33と回路基板35などが両ケースに挟持された状態で配設されている。また、フロントケース29には、樹脂部55に外周が埋設されて、本体部57aと延設部57bとを有する板金部57が一体的に成形されている。本体部57aの基部57cは、壁部とともに収納凹部29aを対向面部5a側に形成しており、この収納凹部29aには、メイン表示装置27が収納されている。このメイン表示装置27の対向面部5a側には、外周内面が樹脂部55の開口部55a縁部に取り付け固定されるパネル25が対向して配置されて、開口部55aがパネル25により閉塞される。そして、メイン表示装置27は、板金部57の基部(底面)57cとパネル25とにより筐体厚さ方向で挟持される。なお、メイン表示装置27の背面部5b側には、板金部57の基部57cに形成された係止孔に挿嵌される係止部が形成され、この係止部の係止孔への係合によりメイン表示装置27がフロントケース29に取り付けられる構成となっている。
フロントケース29に一体成形される板金部57は、収納凹部29aを形成する本体部57aと延設部57bとを有して構成されている。この延設部57bは、本体部57aの連結部7側に配置される第3壁部の筐体外部側縁部から連結部7側へ突出して形成されて、フロントケース29の連結部側端部近傍まで基部57cと略平行に延設されている。そして、延設部57bは、外周端部に樹脂部55に埋設された埋設部を有している。板金部57は、この本体部57aの基部57c、第3壁部、及び延設部57bによって、図4における断面形状が段差状に形成されており、筐体外部側(図4の紙面左側)を凹とする矩形箱状の本体部57a(収納凹部29a)にメイン表示装置27が対向して収納配置され、筐体内部側(図4の紙面右側)を凹とする延設部57bに対向する部位にカメラユニット33が収納配置されている。なお、延設部57bは、少なくともカメラユニット33に対応する位置まで連結部7側に延設されており、このカメラユニット33は、収納凹部29aと延設部57bの埋設部との間に対応して配置されている。
なお、第3壁部は、図4の断面図に示される筐体幅方向の中央部位に、メイン表示装置27と回路基板37とを接続する配線部材を挿通させるための配線孔が形成されており、図4には第3壁部の図示が省略されている。
図5は、携帯電話機1の信号処理系の構成を示すブロック図である。
携帯電話機1は、CPU101、メモリ103、通信処理部105、音響処理部107及び画像処理部109を備えている。これら各部は例えば第1筐体3内の不図示の回路基板や第2筐体5内の回路基板35等に設けられたICにより構成されている。
CPU101及びメモリ103は、操作部13等の各種手段からの信号に基づいて所定の演算を行い、画像処理部109等の各種手段の制御を実行する制御部として機能する。
通信処理部105は、高周波回路を含んで構成されている。通信処理部105は、電波を利用した遠距離無線通信を行うために、CPU101で処理された音響データ、画像データ等の各種データを変調して、アンテナ111を介して送信する。また、通信処理部105は、アンテナ111を介して受信した信号を復調してCPU101に出力する。
音響処理部107は、CPU101からの音響データを電気信号に変換して通話用のスピーカ33、着信等を報知するためのスピーカ115に出力する。スピーカ33及びスピーカ115は、音響処理部107からの電気信号を音響に変換して出力する。一方、マイクロフォン117は、入力された音響を電気信号に変換して音響処理部107に出力する。音響処理部107は、マイクロフォン117からの電気信号を音響データに変換してCPU101に出力する。
画像処理部109は、CPU101からの画像データを画像信号に変換してメイン表示部19及びサブ表示部21へ出力する。また、撮像部15から出力される撮像信号(画像データ)を所定のフォーマットの画像データに変換してCPU101へ出力する。
以上の実施形態の携帯電話機1によれば、フロントケース29の強度を高めて薄型化を図るためにインサート成形によって一体成形された板金部材57が、筐体長手方向(図2(a)の紙面上下方向)で段差状に形成されており、この段差形状となる板金部57の筐体外部側を凹とする基部57cの筐体外部側に対向してメイン表示装置27を配設し、筐体内部側を凹とする延設部57bの筐体内部側に対向してカメラユニット33を配設したことにより、メイン表示装置27とカメラユニット33とを筐体厚さ方向に重ねて配置することを回避することができ、第2筐体5の薄型化を図った構成とすることが出来る。
また、メイン表示装置27とカメラユニット33とを、本体部57aの第3壁部を隔てて筐体長手方向(筐体厚さ方向に略垂直な方向)で隣設した配置構造としたことにより、筐体長手方向の小型化も図った構成となっている。
つまり、メイン表示装置27とカメラユニット33とを筐体内部の形状に沿ってスペースを有効的に使用した配置したことにより、筐体を小型化することが出来る。
また、カメラユニット33を、板金部57の延設部57bの背面部5b側に対向して配置したことにより、カメラユニット33を筐体強度が高められた部位に配置することができ、カメラユニット33の筐体内部への取り付け強度を高めることができ、カメラ装置の撮影性能を高めることができる。また、カメラユニット33への筐体外部からの衝撃に対して板金部57の一部である延設部57bにより保護することができる。そして、カメラユニット33を回路基板35の基準電位部に導通されている板金部57の一部である延設部57bに対向して配置することにより、カメラユニット33の基準電位部への導通を確実に且つ容易に行うことができ、静電対策などを向上させることができる。
また、フロントケース29の表示部19(パネル25)と連結部7との間に筐体内部側への操作を伴うサブ操作部40を配置し、このサブ操作部40のキースイッチ42aを延設部57bの対向面部5a側に対向して配置したことにより、筐体内部側への操作が伴うサブ操作部40の支持強度を高めることができ、サブ操作部40の操作性を高めることができる。また、筐体の薄型化が図れた延設部57bに対応する部位にサブ操作部40などの外装品やその他の電子部品を配置することができ、携帯電話機1の小型化や機能向上を図ることができる。
次に、実施形態の変形例について、図6を用いて説明する。図6は、図4同様に、変形例での第2筐体5の連結部7側端部の筐体幅方向中央における筐体長手方向断面図である。
この変形例に基づく実施形態では、上述した実施形態に対して、第2筐体5の連結部7側端部における筐体厚さ方向の衝撃に対する強度を向上させる構成となっている。具体的には、図6の断面図に示されるように、延設部57bの連結部側先端部を埋設しているフロントケース29の樹脂部55が、延設部57bの先端を筐体内面側でカメラユニット33の近傍まで埋設し、筐体内面の埋設部位の端部からリアケース37側に向かって筐体厚さ方向にと突出して形成されるリブ(突出部)29bが配設される。そして、このリブ29bは、先端部がリアケース37の筐体内面に当接している。
このように、フロントケース29に、筐体内部側でリアケース37に向かって突出して形成されるリブ29bが配設され、このリブ29bがリアケース37の筐体内面に当接することで、衝撃などによりフロントケース29とリアケース37との少なくとも何れかに筐体内部方向(筐体厚さ方向)への応力が作用した場合に、リブ29bによりフロントケース29及びリアケース37の筐体厚さ方向への支持を強固に行うことができ、筐体の破損や撓みなどを抑制することができる。
また、リブ29bが、カメラユニット33の連結部7側に隣設した位置に配設されるため、カメラユニット33は、筐体長手方向で板金部57及びリブ29bの間に配置されることとなり、カメラユニット33の筐体内部での保持を強化することができる。
なお、リブ29bの外面には金属蒸着が施されて、リブ29bの金属蒸着部位が延設部57b及びリアケース37の筐体内面における金属蒸着部位に当接することにより、リアケース37の筐体内面の金属蒸着部位を回路基板35の基準電位部に確実に導通させることができ、静電対策を向上させることができる。
なお、上述した実施形態では、筐体内部に配設される電子部品としてカメラユニット33を例に挙げて説明したが、バイブモータやサブ表示装置などの他の電子部品をカメラユニット33が配設される位置に配設するようにしてもよく、この場合にも筐体の小型化(薄型化)を向上させることができる。なお、バイブモータを配設した場合には、延設部57bを介してフロントケース29に発生される振動を効率よく伝達することができる。
さらに、上述した実施形態では、携帯端末装置として携帯電話機を示したが、これに代えて、例えばコードレス電話機や携帯テレビや携帯情報端末や音楽再生端末にも適用可能である。
1 携帯電話機(携帯端末装置)
3 第1筐体(連結筐体)
5 第2筐体(表示筐体)
7 連結部(ヒンジ部)
13 メイン操作部
19 メイン表示部
29 フロントケース
29a 収納凹部
33 カメラユニット
35 回路基板
37 リアケース
40 サブ操作部
55 樹脂部
57 板金部
57a 本体部
57b 延設部

Claims (6)

  1. 表示部と、
    開口部が形成された第1ケース部材と該第1ケース部材に厚さ方向で結合される第2ケース部材とを有する表示筐体と、
    前記開口部に対応した筐体内部に配設されて前記表示部を前記開口部から露出した状態で収納可能な収納凹部を有し、前記第1ケース部材に一体成形される板金部材と、
    前記筐体内部の前記厚さ方向に略垂直な方向で前記表示部に隣設される電子部品と、
    を備え、
    前記板金部材は、前記収納凹部の筐体外側縁部より前記厚さ方向に略垂直な方向に延設される延設部を備え、
    前記延設部は、前記電子部品に対応する位置まで延設されている
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記延設部は、前記第1ケース部材に埋設される埋設部を有し、
    前記電子部品は、前記収納凹部と前記埋設部との間の前記延設部に対応する位置に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記電子部品が対応して配置される前記延設部の筐体外部側に筐体内部側に向かって操作される操作部材が配設される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記板金部材の前記収納凹部の筐体内部側に対向して配置され、前記表示部及び前記電子部品に電気接続される回路基板を備え、
    前記板金部材は、前記回路基板に備えられた基準電位部に導通されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
  5. 回転軸を有するヒンジ部を介して前記表示筐体と前記回転軸を中心に回動可能に連結される連結筐体を備え、
    前記電子部品は、前記表示部に対して前記ヒンジ部側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
  6. 前記第1ケース部材は、前記電子部品の前記表示部とは反対側の位置で前記第2ケース部材に向かって突出形成され、先端が前記第2ケース部材の内面に当接する突出部を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
JP2009184173A 2009-08-07 2009-08-07 携帯端末装置 Pending JP2011040853A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009184173A JP2011040853A (ja) 2009-08-07 2009-08-07 携帯端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009184173A JP2011040853A (ja) 2009-08-07 2009-08-07 携帯端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011040853A true JP2011040853A (ja) 2011-02-24

Family

ID=43768205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009184173A Pending JP2011040853A (ja) 2009-08-07 2009-08-07 携帯端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011040853A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013118164A1 (ja) * 2012-02-06 2013-08-15 パナソニック株式会社 携帯端末装置
JP2020095029A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 メレキシス テクノロジーズ エス エーMelexis Technologies SA 電流センサ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006270830A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nec Access Technica Ltd カメラユニット取付け構造及びカメラ付き携帯電子機器
JP2007165561A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Fujitsu Ltd 携帯端末装置
JP2008177275A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 放熱構造体及び携帯端末
JP2008294650A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Kyocera Corp 携帯電子機器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006270830A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nec Access Technica Ltd カメラユニット取付け構造及びカメラ付き携帯電子機器
JP2007165561A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Fujitsu Ltd 携帯端末装置
JP2008177275A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 放熱構造体及び携帯端末
JP2008294650A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Kyocera Corp 携帯電子機器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013118164A1 (ja) * 2012-02-06 2013-08-15 パナソニック株式会社 携帯端末装置
JP2020095029A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 メレキシス テクノロジーズ エス エーMelexis Technologies SA 電流センサ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4355652B2 (ja) 電子機器及びその防塵構造
JP4833130B2 (ja) 電子機器
JP5576821B2 (ja) 電子機器
JP4498999B2 (ja) 携帯端末装置
US20180218194A1 (en) Key module and mobile terminal having the same
JP5131737B2 (ja) 携帯電子機器
JP4569904B2 (ja) 携帯型電子機器
JP2007143086A (ja) 無線通信端末
JP2011040853A (ja) 携帯端末装置
JP2008182596A (ja) 携帯端末装置
JP5085223B2 (ja) 電子機器
JP4606886B2 (ja) 電子機器
JP2011250076A (ja) 携帯電子機器
JP4947582B2 (ja) 電子機器
JP5063186B2 (ja) 携帯端末装置
JP5477882B2 (ja) 携帯電子機器
JP4436292B2 (ja) 電子機器
JP5031478B2 (ja) 電子機器
JP5122306B2 (ja) 携帯電子機器
JP5202414B2 (ja) 携帯電子機器
JP2005136877A (ja) 配置構造、及び、携帯通信機器
JP4722986B2 (ja) 携帯電子機器
JP5131752B2 (ja) 携帯電子機器
JP4694518B2 (ja) 携帯電子機器
JP2009290564A (ja) 携帯電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Written amendment

Effective date: 20130308

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130514