JP2009290564A - 携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】強度の高いハウジングを有する携帯電子機器を提供する。
【解決手段】携帯電話機1は、ハウジング3と、ハウジング3に収容される電子部品とを有し、ハウジング3は、第1対向部3aを構成する部分と、当該部分の縁部から第2対向部3b側へ突出し、側壁部3caを構成する第1壁部5cとを有するフロントケース5と、第2対向部3bを構成する部分と、当該部分の縁部から第1対向部3a側へ突出し、第1壁部5cの内側に重なる第2壁部7cとを有するリアケース7とを有し、第1壁部5cには、開口部3fを形成する切り欠き部5fと、切り欠き部5fよりも下端部3d側に溝部33とが形成され、第2壁部7cには、上端部3e側から下端部3d側の方向へ溝部33に係合するリブ35が形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、携帯電話機、デジタルカメラ、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機等の携帯電子機器に関する。
ハウジングの端部に開口部が形成された電子機器が知られている。例えば、特許文献1では、充電端子を露出させるための開口部がハウジングの端部に形成された携帯電話機が開示されている。
特開平07−273849号公報
ハウジングの端部は衝撃を受けやすい。例えば、携帯電子機器が落下したときには、ハウジングは、端部から地面等に衝突し、衝撃を受ける。また、ハウジングに開口部が形成されると、ハウジングの強度が低下する。従って、ハウジングは、端部の開口部周辺において変形が生じ易い。
図9は、ハウジングの端部が衝撃によって変形する様子を説明する図である。図9(a)に示すように、ハウジング203は、不図示の電子部品を挟んで対向するフロントケース205及びリアケース207を有している。フロントケース205の壁部には、端子を露出させるための開口部を形成する切り欠き部205aが形成されている。
図9(b)に示すように、切り欠き部205aの配置部分205cにおいては、切り欠き部205aが形成されることにより、矢印y1方向への曲げに対する剛性が低下している。従って、ハウジング203の端部に力Fが加えられると、ハウジング203は、切り欠き部205aよりも端部側の壁部205bが矢印y1方向へ移動するように変形するおそれがある。
本発明の目的は、強度の高いハウジングを有する携帯電子機器を提供することにある。
本発明の電子機器は、互いに対向する第1及び第2対向部と、前記第1及び第2対向部の周囲を囲む周壁部とを有し、前記周壁部のうち所定方向に延びる側壁部に開口部が形成されたハウジングと、前記ハウジングに収容される電子部品と、を有し、前記ハウジングは、前記第1対向部を構成する部分と、当該部分の縁部から前記第2対向部側へ突出し、前記側壁部を構成する第1壁部とを有する第1ケースと、前記第2対向部を構成する部分と、当該部分の縁部から前記第1対向部側へ突出し、前記第1壁部と共に前記側壁部を構成する第2壁部と有する第2ケースと、を有し、前記第1壁部には、前記開口部を形成する切り欠き部と、当該切り欠き部よりも前記所定方向の一端側に第1係合部とが形成され、前記第2壁部には、前記所定方向の一端側へ前記第1係合部に係合する第2係合部が形成されている。
好適には、前記第1及び第2係合部の一方は、溝部であり、前記第1及び第2係合部の他方は、前記溝部に嵌合するリブである。
好適には、前記第1ケース及び前記第2ケースは、前記第1及び第2対向部の対向方向を組み込み方向として嵌合されるように構成されており、前記溝部は、前記第1及び第2対向部の対向方向に延び、前記第1壁部及び前記第2壁部のうち当該溝部が形成される壁部の頂部まで到達しており、前記リブは、前記第1及び第2対向部の対向方向に延び、前記溝部が形成される壁部の頂部から前記溝部に挿入可能である。
好適には、前記電子部品は、前記ハウジングに対して固定され、前記第2壁部の内側に当接している。
好適には、前記電子部品は、アンテナである。
好適には、前記ハウジングは、前記第1壁部の外側に被せられ、前記第1壁部とともに前記側壁部を構成し、前記切り欠き部とともに前記開口部を構成する窓部が形成された外装部材を有し、前記第1壁部は、前記外装部材が取り付けられる凹部が形成されている。
好適には、前記電子部品と電気的に接続され、前記開口部から露出する端子を有する。
好適には、前記端子は充電端子である。
本発明によれば、強度の高いハウジングを有する携帯電子機器を提供できる。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯電話機1の外観斜視図である。なお、図1では、携帯電話機1を充電するための充電台101も模式的に示されている。
携帯電話機1は、いわゆるストレートタイプの携帯電話機により構成されており、一のハウジング3を有している。ハウジング3は、例えば、薄型直方体状に形成されており、互いに対向する第1対向部3a及び第2対向部3bと、第1対向部3a及び第2対向部3bの周囲を囲む周壁部3cとを有している。なお、以下では、図1の紙面の上方側(第1対向部3a側)、下方側(第2対向部3b側)、並びに、左下側及び右上側を、それぞれ、正面側、背面側、側方ということがある。
ハウジング3には、種々の電子部品等が設けられている。例えば、ハウジング3には、第1対向部3aの上端部3e側において開口する第1放音孔3gから音響を出力する通話用の第1スピーカ83(図8参照)、第1対向部3aの下端部3d側において開口する収音孔3hから音響が入力される通話用のマイクロフォン87(図8参照)、第1対向部3a側からユーザの操作を受け付ける操作部11,第1対向部3a側に画像を表示する表示部13、携帯電話機1のバッテリ23(図2参照)を充電するための充電端子15が設けられている。
充電端子15は、例えば、第1対向部3a及び第2対向部3bに沿う所定方向(本実施形態ではハウジング3の長手方向)の一端(下端部3d)側において、周壁部3cのうち前記所定方向に延びる側壁部3caに開口する開口部3fから露出している。充電端子15及び開口部3fは、2つの側壁部3caに対応して2つ設けられている(紙面奥手側の側壁部3ca、開口部3f及び充電端子15はハウジング3に隠れて不図示。)。
開口部3fの形状は、適宜に設定されてよいが、例えば、ハウジング3の長手方向に長い矩形である。また、開口部3fの大きさも適宜に設定されてよいが、例えば、開口部3fは、ハウジング3の長手方向の中央から下端部3dまでの間に収まる大きさである。
充電台101は、充電ハウジング103と、充電ハウジング103から突出する給電端子105とを有している。充電ハウジング103は、載置面103aを下方にして且つ概ね水平にして机上等に載置される。携帯電話機1を保持する保持部103bは、載置面103a(水平面)に対して傾斜する傾斜面103cと、傾斜面103cの少なくとも下方側(図1の紙面右側)において傾斜面103cを囲んで立設された壁部103dとを有している。
給電端子105は、壁部103dの内側面から不図示のバネ若しくは給電端子105のハウジング内部側部分の弾性力によって突出している。給電端子105は、充電台101の左右側方に1つずつ合計2つ設けられている(紙面手前側の給電端子105は壁部103dに隠れて不図示。)。
携帯電話機1は、充電ハウジング103の保持部103bに第2対向部3bを傾斜面103cに向けて載置される。この際、携帯電話機1の下端部3d側部分は、壁部103dによって形成された凹部に嵌合される。携帯電話機1の側壁部3caは、壁部103dの内側面に対向し、給電端子105は、弾性力によって充電端子15に当接する。
図2は、携帯電話機1の分解斜視図である。
携帯電話機1は、正面側(図2の紙面上方側)から順に、ハウジング3の第1対向部3a側部分を構成するフロントケース5、ハウジング3の周壁部3c側部分を構成する第1〜第4サイドパーツ6A〜6D(以下、単に「サイドパーツ6」といい、これらを区別しないことがある。)、操作部11を構成する操作部材17、種々の電子部品が互いに固定されてモジュール化されたシールドモジュール19、アンテナ21,ハウジング3の第2対向部3b側部分を構成するリアケース7、バッテリ23、及び、リアケース7と共にハウジング3の第2対向部3b側部分を構成するリッド9とを有している。
フロントケース5、サイドパーツ6、リアケース7及びリッド9は、例えば、それぞれ樹脂(例えばガラス入り樹脂)により構成されている。フロントケース5及びリアケース7は、例えば、不図示のネジにより互いに固定される。これにより、フロントケース5及びリアケース7との間には、操作部材17、シールドモジュール19及びアンテナ21が扶持される。サイドパーツ6は、例えば、接着剤や両面テープ等の接着部材によりフロントケース5に固定されている。なお、サイドパーツ6は、リアケース7にも固定されていてよい。リッド9は、バッテリ23をハウジング3内に挿脱するためのものである。リッド9は、例えば、複数の係合部9aによりリアケース7に固定される。これにより、リアケース7の背面側に形成された凹部に装着されたバッテリ23の脱落が防止される。
フロントケース5は、第1対向部3aと、第1対向部3aの縁部から第2対向部3b側へ突出し、側壁部3caを構成する第1壁部5cとを有している。サイドパーツ6は、第1壁部5cの外側に配置され、第1壁部5cとともに側壁部3caを構成する。リアケース7は、第2対向部3bの一部を構成する部分と、当該部分の縁部から第1対向部3a側に突出し、側壁部3caを構成する第2壁部7c(図7も参照)とを有している。上述の開口部3fは、第1壁部5cに形成された切り欠き部5fと、第1サイドパーツ6Aに形成された窓部6fにより構成されている。
切り欠き部5fの形状は、適宜に設定されてよいが、例えば、ハウジング3の長手方向に長い矩形である。また、切り欠き部5fの大きさも適宜に設定されてよいが、例えば、切り欠き部5fは、ハウジング3の長手方向の中央から下端部3dまでの間に収まる大きさである。窓部6fは、ハウジング3の外側から見た開口部3fの形状を規定している。
シールドモジュール19は、例えば、シールドケース27、シールドケース27の背面側に配置される不図示の回路基板、表示部13を構成する表示装置29、シールドケース27に巻き回されて固定されたFPC31を有している。充電端子15は、FPC31の、シールドケース27の側面に配置された部分に実装されている。
図3は、第1サイドパーツ6A及び第2サイドパーツ6Bを取り外した状態の携帯電話機1を示す斜視図である。図4は、図1のIV−IV線における断面図である。
フロントケース5及びリアケース7の、側壁部5caを構成する部分には、サイドパーツ6が嵌合する凹部4が形成されている。フロントケース5の第1壁部5cは、凹部4を形成するように、第2対向部3b側部分の厚さt2が第1対向部3a側部分の厚さt1よりも薄く形成されている。リアケース7の第2壁部7cも同様に、凹部4を形成するように、第1対向部3a側部分が第2対向部3b側部分よりも薄く形成されている。なお、第1壁部5cの厚さは、リアケース7の他の壁部(周壁部3cのうち、側壁部3caに直交する部分)よりも薄くなっている。
図5は、図3の切り欠き部5f付近の拡大図である。図6は、フロントケース5の切り欠き部5f付近の拡大図である。図7は、リアケース7の、フロントケース5の切り欠き部5fに対応する部分付近の拡大図である。なお、図7では、アンテナ21も図示されている。
フロントケース5の第1壁部5cと、リアケース7の第2壁部7cの一部とは、第1対向部3a及び第2対向部3bの対向方向において突き当てられている(図4も参照)。第1壁部5c及び第2壁部7cの突き当て面は、図5に示すように、段差dを有しており、フロントケース5及びリアケース7の長手方向の相対移動は規制されている。図5〜図7の紙面奥手側の第1壁部5c及び第2壁部7cにおいても同様である。
第2壁部7cは、第1壁部5cの、切り欠き部5fよりも下端部3d側の第1壁部構成部5cbの内側に当接する第2壁部構成部7cbを有している。図5〜図7の紙面奥手側の第1壁部5c及び第2壁部7cにおいても同様である。従って、2つの第2壁部構成部7cbは、2つの第1壁部構成部5cb間へ嵌合され、フロントケース5及びリアケース7の短手方向の相対移動は規制される。また、フロントケース5は、係合孔5hを有し、リアケース7は、係合孔5hに挿入される係合爪7hを有する。係合孔5h及び係合爪7hの係合により、フロントケース5及びリアケース7の対向方向及び長手方向の相対移動は規制される。
フロントケース5及びリアケース7は、段差dにおける嵌合、係合孔5h及び係合爪7hの係合、及び、第2壁部構成部7cb及び第1壁部構成部5cbの嵌合がなされるように、第1対向部3a及び第2対向部3bの対向方向において互いに近接させて組み立てられる。すなわち、第1対向部3a及び第2対向部3bの対向方向は、フロントケース5及びリアケース7の組み込み方向である。
なお、フロントケース5及びリアケース7は、上記の嵌合以外にも、適宜な部分において、組み込み方向に嵌合がなされるように構成されていてよい。例えば、第1壁部5c及び第2壁部7cにおいて、第2壁部構成部7cb及び第1壁部構成部5cbと同様の部分が、上端部3e側に設けられてもよい。また、周壁部3cのうち側壁部3caに直交する壁部に、第2壁部構成部7cb及び第1壁部構成部5cbと同様の部分が設けられ、フロントケース5及びリアケース7の長手方向の移動が規制されてもよい。
第1壁部構成部5cbには、フロントケース5及びリアケース7の組み込み方向に延び、第1壁部構成部5cbの頂部に到達する溝部33が形成されている。一方、第2壁部構成部7cbには、ハウジング3の外部側に突出し、フロントケース5及びリアケース7の組み込み方向に延びるリブ35が形成されている。フロントケース5及びリアケース7の組み込みにおいては、リブ35が、溝部33に、第1壁部構成部5cbの頂部から組み込み方向に挿入される。そして、リブ35は、第1壁部構成部5cb(溝部33)に対して、上端部3eから下端部3dへの方向、及び、その反対方向へ係合する。
溝部33の長さとリブ35の長さとは、例えば、同等である。リブ35の第2壁部構成部7cbからの突出量は、例えば、第1壁部構成部5cbの厚さと同等である。従って、リブ35が溝部33に嵌合されると、第1壁部構成部5cb及びリブ35は、隙間及び凹凸のない、第1サイドパーツ6Aが配置される壁部を構成する。
アンテナ21は、例えば、樹脂により構成されたアンテナモールド37と、アンテナモールド37の表面に張り巡らされた所定パターンの導電層(不図示)とを有している。アンテナモールド37は、例えば、リアケース7に形成された凹部39に嵌合されて、第2対向部3bに沿う全ての方向の移動が規制されるとともに、リアケース7及びフロントケース5により挟持されることにより、ハウジング3に固定される。第2壁部7cの、第2壁部構成部7cbの内側の面を含む部分は、凹部39を構成している。従って、アンテナモールド37の、図7においてハッチングして示す面は、第2壁部構成部7cbの内側面に当接している。図7の紙面奥手側においても同様である。
図8は、携帯電話機1の信号処理系の構成を示すブロック図である。
携帯電話機1は、CPU71、メモリ73、通信処理部75、音響処理部77及び画像処理部79を有している。これら各部は、例えば、ハウジング3内に設けられた不図示の回路基板に設けられた不図示のICにより構成されている。
CPU71及びメモリ73は、操作部11等の各種手段からの信号に基づいて所定の演算を行い、画像処理部79等の各種手段の制御を実行する制御部として機能する。
通信処理部75は、高周波回路を含んで構成されている。通信処理部75は、電波を利用した無線通信により、通信システム(電話網やインターネット)を介した他の携帯端末装置やサーバとの通信を行うために、CPU71で処理された音響データ、画像データ等の各種データを変調して、アンテナ21を介して送信する。また、通信処理部75は、アンテナ21を介して受信した信号を復調してCPU71に出力する。
音響処理部77は、CPU71からの音響データを電気信号に変換して、通話用の第1スピーカ83、又は、報知音等を出力する第2スピーカ85に出力する。第1スピーカ83及び第2スピーカ85は、音響処理部77からの電気信号を音響に変換して出力する。一方、マイクロフォン87は、入力された音響を電気信号に変換して音響処理部77に出力する。音響処理部77は、マイクロフォン87からの電気信号を音響データに変換してCPU71に出力する。
画像処理部79は、CPU71からの画像データを画像信号に変換して表示部13等の表示部へ出力する。また、撮像部89から出力される撮像信号(画像データ)を所定のフォーマットの画像データに変換してCPU71へ出力する。
上記の各部は、バッテリ23から電力が供給されることによって動作する。バッテリ23は、充電台101の給電回路107から、給電端子105、充電端子15、及び、充電回路91を介して電力が供給され、その供給された電力を蓄える。給電回路107は、例えば、商用電源からの交流電力を適宜な電圧の直流電圧に変換して給電端子105に出力する。充電回路91は、例えば、給電回路107から給電端子105及び充電端子15を介して供給された電力を、そのまま、又は、適宜な電圧の直流電力に変換してバッテリ23に供給する。なお、給電回路107及び充電回路91の役割分担は、適宜に設定されてよい。充電回路91は、例えば、FPC31に設けられている。
以上の実施形態によれば、携帯電話機1は、ハウジング3と、ハウジング3に収容されるアンテナ21やFPC31等の電子部品を有する。ハウジング3は、互いに対向する第1対向部3a及び第2対向部3bと、第1対向部3a及び第2対向部3bの周囲を囲む周壁部3cとを有し、第1対向部3a及び第2対向部3bに沿う所定方向(本実施形態では携帯電話機1の長手方向)の一端(下端部3d)側において、周壁部3cのうち長手方向に延びる側壁部3caに開口部3fが形成されている。また、ハウジング3は、第1対向部3aを構成する部分と、当該部分の縁部から第2対向部3b側へ突出し、側壁部3caを構成する第1壁部5cとを有するフロントケース5と、第2対向部3bを構成する部分と、当該部分の縁部から第1対向部3a側へ突出し、第1壁部5cの内側に重なる第2壁部7c(第2壁部構成部7cb)とを有するリアケース7と、を有する。第1壁部5cには、開口部3fを形成する切り欠き部5fが形成されるとともに、切り欠き部5fよりも下端部3d側(第1壁部構成部5cb)に溝部33が形成されている。第2壁部7cには、上端部3e側から下端部3d側の方向へ溝部33に係合するリブ35が形成されている。従って、フロントケース5の第1壁部構成部5cbの上端部3e側(切り欠き部5f側)への移動が、リアケース7の第2壁部7cによって規制される。換言すれば、フロントケース5に加えられた衝撃は、リアケース7にも分散される。その結果、図9(b)を参照して説明した変形の発生が抑制される。しかも、リアケース7への衝撃の分散により、実質的な強度を向上させていることから、フロントケース5の厚み増加や補強部材の追加を避けることができる。
上述のような、第1壁部5c及び第2壁部7cにおける係合を行う係合部は、溝部33及びリブ35であることから、第1壁部5c及び第2壁部7cそれぞれの形状は設計変更が必要であるが、第1壁部5c及び第2壁部7c全体の形状は、設計変更が不要であり、若しくは、設計変更が抑制される。すなわち、本実施形態の強度向上のための構造は、ハウジング3の設計変更に及ぼす影響が少ない。
フロントケース5及びリアケース7は、第1対向部3a及び第2対向部3bの対向方向を組み込み方向として嵌合されるように構成されており、溝部33は、第1対向部3a及び第2対向部3bの対向方向に延び、第1壁部5cの頂部まで到達しており、リブ35は、第1対向部3a及び第2対向部3bの対向方向に延び、第1壁部5cの頂部から溝部33に挿入可能であることから、フロントケース5及びリアケース7の組み込みに伴って溝部33及びリブ35を容易に係合させることが可能であるとともに、溝部33及びリブ35の、係合方向(図9(b)の矢印y1で示す方向)における接触長さが大きく確保され、係合が堅固になされる。
ハウジング3に収容される電子部品(アンテナ21)は、ハウジング3に対して固定され、第2壁部7cの内側に当接していることから、第2壁部7cの、ハウジング3内部側へ倒れこむような変形が抑制される。換言すれば、第1壁部5cから第2壁部7cへ逃がすことができる衝撃を大きくすることができ、図9(b)を参照して説明した変形が一層効果的に抑制される。
第2壁部7cの内側に当接する電子部品は、アンテナ21であることから、アンテナ特性を向上させるためにハウジング3の端部に配置されることが好ましいアンテナ21によって、上述のような第2壁部7cの強度補強がなされることになる。その結果、ハウジング3内部のスペースの有効活用が可能となり、携帯電話機1の小型化が図られる。
ハウジング3は、第1壁部5cの外側に被せられ、第1壁部5cとともに側壁部3caを構成し、切り欠き部5fとともに開口部3fを構成する窓部6fが形成されたサイドパーツ6を有し、第1壁部5cは、サイドパーツ6が嵌合する凹部4が形成されるように、第1対向部3a側よりも第2対向部3b側が薄く形成されていることから、サイドパーツ6によりデザインの多様化を図ることができ、且つ、そのために第1壁部5cが薄くなっても、上述の溝部33及びリブ35による強度向上により、ハウジング3の破損は抑制される。
携帯電話機1は、電子部品としてのFPC31やアンテナ21等と電気的に接続され、開口部3fから露出する端子(充電端子15)を有する。一方、上述のように、ハウジング3は、端部の強度が向上され、開口部3fを、より端部側に配置することができる。従って、携帯電話機1は、端子を、より端部側に配置することができる。その結果、例えば、端子に接続される電子部品を端部側に配置して、ハウジング3内のスペースを有効利用することができる。
このように端部側に配置可能な端子は、充電端子15であることから、充電端子15に接続される給電端子105も、充電台101の端部側に配置することが可能となる。その結果、例えば、充電台101の設計の自由度の向上、壁部103dの傾斜面103cに沿う方向の長さの短縮化を図ることができる。
なお、以上の実施形態において、携帯電話機1は本発明の電子機器の一例であり、アンテナ21、FPC31、バッテリ23、表示装置29等の電子部品はそれぞれ本発明の電子部品の一例であり、携帯電話機1の長手方向は本発明の第1及び第2対向部に沿う所定方向の一例であり、側壁部3caは本発明の所定方向に延びる壁部の一例であり、フロントケース5は本発明の第1ケースの一例であり、リアケース7、又は、リアケース7及びリッド9の組み合わせは本発明の第2ケースの一例であり、下端部3dは本発明のハウジングの所定方向の一端の一例であり、上端部3eは本発明の他端の一例であり、溝部33は本発明の第1係合部の一例であり、リブ35は本発明の第2係合部の一例であり、サイドパーツ6は本発明の外装部材の一例である。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
携帯電子機器は、携帯電話機に限定されない。例えば、携帯電子機器は、デジタルカメラ、PDA、ゲーム機であってもよい。ハウジングは、ストレートタイプのものに限定されない。例えば、折り畳み式、水平ターン式、スライド式等の、2以上のハウジングが相対移動可能に連結される形式のハウジングであってもよい。
開口部は、端子を露出させることを目的としたものに限定されない。例えば、開口部は、操作部材を配置するためのものであってもよいし、記憶媒体を挿脱するためのものであってもよいし、音響を入力及び/又は出力するための音口であってもよい。
開口部が端子を露出させるためのものである場合、端子は、充電端子に限定されない。例えば、端子は、本発明の携帯電子機器と他の電子機器(例えば、携帯電話機、充電台、マイクロフォン、スピーカ、ディスプレイ、外部記憶装置)との間で、種々の情報(例えば、音響の情報、画像の情報)を有する電気信号を入力及び/又は出力するためのものであってもよい。
開口部(及び/又は切り欠き部)の形状は矩形に限定されない。例えば、開口部の形状は、円形であってもよい。開口部の大きさは、開口部が、側壁部の長手方向の中央から一端に収まる大きさに限定されない。例えば、開口部は、側壁部の長さの半分以上の長さを有していてもよい。開口部は、第1及び第2の対向部に沿う所定方向の一端において設けられるものに限定されない。例えば、開口部は、所定方向の一端側に配置されてよい。すなわち、開口部は、他端よりも一端に近い位置に配置されてよい。また、開口部は、所定方向の中央に配置されてもよい。第1及び第2係合部は、ハウジングの所定方向の端部のうち、開口部から遠い端部側(実施形態では上端部3e側)に設けられていてもよい。
第1及び第2係合部は、互いに嵌合する溝部及びリブに限定されない。例えば、第1及び第2係合部は、双方がリブであってもよい。また、第1及び第2係合部は、第1及び第2対向部に沿う所定方向(実施形態では携帯電話機1の長手方向)における、双方向において係合していなくてもよい。図9(b)から理解されるように、第1壁部(5c)の端部側部分(第1壁部構成部5cb)の、一端(下端部3d)側から他端(上端部3e)側への移動(矢印y1で示す方向への移動)が規制されるように、第2係合部が第1係合部に対して他端側から一端側への方向へ係合すればよい。
第1及び第2係合部が溝部及びリブである場合、溝部及びリブは、リブが溝部に組み込み方向に挿入されるように構成されていなくてもよい。例えば、溝部及びリブは、組み込み方向へ直交する方向に延びていてもよい。また、例えば、溝部は、組み込み方向に延び、第1壁部の頂部に到達していないものであってもよい。このような場合であっても、例えば、樹脂等のある程度の弾性を有する材料により第1ケース及び第2ケースが構成されているときは、第1ケース及び第2ケースを弾性変形させてリブを溝部に係合させることが可能である。また、実施形態とは逆に、第1係合部がリブにより構成され、第2係合部が溝部により構成されてもよい。
第1及び第2係合部は、複数設けられてもよい。例えば、実施形態において、溝部33及びリブ35の組み合わせは、第1壁部構成部5cbにおいて、ハウジング3の長手方向に複数配列されてよい。
第2壁部の内側に当接する電子部品は設けられなくてもよい。第2壁部の内側に当接する電子部品が設けられる場合、当該電子部品はアンテナに限定されない。例えば、回路基板であってもよい。また、当該電子部品は、嵌合及び扶持によってハウジングに固定されるものに限定されない。ハウジングの、第2壁部以外の部分により、第2壁部の内側面が向く方向への移動が規制されていればよい。例えば、電子部品は、第1又は第2対向部にネジにより固定されていてもよい。
外装部材は、設けられなくてもよい。例えば、第1ケースの第1壁部によりハウジングの外側面が構成され、第1ケースの切り欠き部のみにより開口部が構成されてもよい。
本発明の実施形態に係る携帯電話機の外観斜視図。 図1の携帯電話機の分解斜視図。 図1の携帯電話機をサイドパーツを取り外した状態で示す斜視図。 図1のIV−IV線の断面図。 図3の充電端子付近の拡大図。 図1の携帯電話機のフロントケースを拡大して示す斜視図。 図1の携帯電話機のリアケースを拡大して示す斜視図。 図1の携帯電話機の信号処理系の構成を示すブロック図。 従来のハウジングの変形を説明する図。
符号の説明
1…携帯電話機(携帯電子機器)、3…ハウジング、3a…第1対向部、3b…第2対向部、3c…周壁部、3d…下端部(一端)、3e…上端部(他端)、3f…開口部、5…フロントケース(第1ケース)、5c…第1壁部、7…リアケース(第2ケース)、7c…第2壁部、5f…切り欠き部、21…アンテナ(電子部品)、31…FPC(電子部品)、33…溝部(第1係合部)、35…リブ(第2係合部)。

Claims (8)

  1. 互いに対向する第1及び第2対向部と、前記第1及び第2対向部の周囲を囲む周壁部とを有し、前記周壁部のうち所定方向に延びる側壁部に開口部が形成されたハウジングと、
    前記ハウジングに収容される電子部品と、
    を有し、
    前記ハウジングは、
    前記第1対向部を構成する部分と、当該部分の縁部から前記第2対向部側へ突出し、前記側壁部を構成する第1壁部とを有する第1ケースと、
    前記第2対向部を構成する部分と、当該部分の縁部から前記第1対向部側へ突出し、前記第1壁部と共に前記側壁部を構成する第2壁部とを有する第2ケースと、
    を有し、
    前記第1壁部には、前記開口部を形成する切り欠き部と、当該切り欠き部よりも前記所定方向の一端側に第1係合部とが形成され、
    前記第2壁部には、前記所定方向の一端側へ前記第1係合部に係合する第2係合部が形成されている
    携帯電子機器。
  2. 前記第1及び第2係合部の一方は、溝部であり、
    前記第1及び第2係合部の他方は、前記溝部に嵌合するリブである
    請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記第1ケース及び前記第2ケースは、前記第1及び第2対向部の対向方向を組み込み方向として嵌合されるように構成されており、
    前記溝部は、前記第1及び第2対向部の対向方向に延び、前記第1壁部及び前記第2壁部のうち当該溝部が形成される壁部の頂部まで到達しており、
    前記リブは、前記第1及び第2対向部の対向方向に延び、前記溝部が形成される壁部の頂部から前記溝部に挿入可能である
    請求項2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記電子部品は、前記ハウジングに対して固定され、前記第2壁部の内側に当接している
    請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記電子部品は、アンテナである
    請求項4に記載の携帯電子機器。
  6. 前記ハウジングは、前記第1壁部の外側に被せられ、前記第1壁部とともに前記側壁部を構成し、前記切り欠き部とともに前記開口部を構成する窓部が形成された外装部材を有し、
    前記第1壁部は、前記外装部材が取り付けられる凹部が形成されている
    請求項1から5のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  7. 前記電子部品と電気的に接続され、前記開口部から露出する端子を有する
    請求項1から6のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  8. 前記端子は充電端子である
    請求項7に記載の携帯電子機器。
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