JP5031478B2 - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP5031478B2
JP5031478B2 JP2007207757A JP2007207757A JP5031478B2 JP 5031478 B2 JP5031478 B2 JP 5031478B2 JP 2007207757 A JP2007207757 A JP 2007207757A JP 2007207757 A JP2007207757 A JP 2007207757A JP 5031478 B2 JP5031478 B2 JP 5031478B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rib
opening
case member
case
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007207757A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009044498A (ja
Inventor
雄剛 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2007207757A priority Critical patent/JP5031478B2/ja
Publication of JP2009044498A publication Critical patent/JP2009044498A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5031478B2 publication Critical patent/JP5031478B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Description

本発明は、携帯電話機、デジタルカメラ、PDA、ノートパソコン、ゲーム機等の電子機器に関する。
種々の目的で筐体に開口が形成された電子機器が知られている。例えば、特許文献1の携帯電話機では、通話用のマイクロフォンの収音孔や通話用のスピーカの放音孔が筐体に形成されている。なお、携帯電話機の収音孔や放音孔は、携帯電話機を小型化しつつ収音及び放音を好適に行うために、筐体の端部に設けられている。
また、種々の目的で筐体にリブが形成された電子機器も知られている。例えば、特許文献2の携帯電話機では、互いに対向するフロントケースとリアケースとにより筐体が構成されており、フロントケース及びリアケースには、これらの嵌合を強固にするために、対向方向に突出し、互いに当接するリブが設けられている。
特開2001−111659号公報 特開2005−12738号公報
筐体を落下させたときなど、筐体の端部に衝撃が加えられると、開口の周囲では応力集中が生じることから、開口から割れが発生し易い。このような割れを防止するためには、例えば、開口を筐体の端部から離れた位置に設け、衝撃が開口に到達するまでに衝撃を分散させることが考えられる。しかし、この場合、携帯電話機の通話用の収音孔や放音孔を筐体の端部に設けることができない等、好ましくない設計上の制約が生じる。また、開口と端部との間に電子部品等を配置できないデッドスペースが生じやすい。
本発明の目的は、筐体に形成された開口から筐体の割れが発生することを抑制できる電子機器を提供することにある。
本発明の電子機器は、互いに対向して固定される第1ケース部材及び第2ケース部材により構成される筐体を有し、当該筐体の前記第1ケース部材及び前記第2ケース部材の対向方向に直交する方向の一端部寄りの位置において、前記対向方向に貫通する第1開口が前記第1ケース部材に形成された電子機器であって、前記一端部から前記第1開口の方向へ順に、前記第1ケース部材の一部であって、前記第1ケース部材から前記第2ケース部材の方向へ突出し、前記筐体の前記一端部側の外側面を構成する外周面部と、前記第2ケース部材の一部であって、前記第2ケース部材から前記第1ケース部材の方向へ突出し、前記外周面部の内側面に当接可能な第1リブと、前記第1ケース部材の一部であって、前記第1ケース部材から前記第2ケース部材の方向へ突出し、前記第1リブの内側面に当接可能な第2リブと、前記第1ケース部材と前記第2ケース部材との間に収容され、前記第2リブの内側面に前記第1開口よりも前記一端部側の位置にて当接可能な部品と、が設けられ、前記第1リブは、前記対向方向において、前記第1開口の位置まで延びている。
好適には、前記第1ケース部材の一部であって、前記第1開口を挟んで前記第2リブと対向し、前記第2リブとの間に前記部品が嵌合される第3リブが設けられている。
好適には、前記部品は、前記第1開口を音道に含む電気音響変換部品である。
好適には、前記第1ケース部材の前記第2ケース部材とは反対側の面に固定され、前記第1開口に連通する第2開口が形成されたパネル部材を更に有し、前記第2リブは、前記第2開口よりも前記一端部側に位置している。
好適には、前記第1ケース部材の前記第2ケース部材に対向する対向面部には、前記パネル部材が嵌合する凹部が形成されるように段差が形成されており、前記第1開口は前記凹部の底部に開口しており、前記第1リブは前記凹部の外周側且つ前記一端部側に当接可能に設けられている。
本発明によれば、筐体に形成された開口から筐体の割れが発生することを抑制できる。
図1は、本発明の実施形態に係る電子機器としての携帯電話機1の外観を示す斜視図である。
携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機として構成されており、開閉可能に連結された第1筐体3及び第2筐体5を備えている。第1筐体3及び第2筐体5は、連結部7により連結されている。第1筐体3及び第2筐体5は、回転軸RA回りに相対回転可能である。なお、図1は、開状態を示している。
第1筐体3及び第2筐体5は、携帯電話機1全体の筐体を構成している。第1筐体3及び第2筐体5は、例えば、それぞれ概ね薄型直方体状に形成されており、閉状態では互いに重ねあわされて互いの輪郭が略一致する。
第1筐体3には、例えば、通話用のスピーカ27(図2参照)の放音孔9、図形や文字情報等を含む画像を表示するメイン表示部11及びサブ表示部(不図示)、並びに、ユーザの操作を受け付けるサブ操作部13が設けられている。放音孔9は、第1筐体3のうち、連結部7とは反対側の端部3e寄りに設けられている。また、放音孔9は、閉状態において第2筐体5と対向する対向面部3aに開口している。メイン表示部11は、対向面部3aに画像を表示する。サブ表示部は、対向面部3aとは反対側の背面部3cに画像を表示する。サブ操作部13は、対向面部3aに露出し、押し込み操作される複数のキートップ15を有している。
第2筐体5には、例えば、通話用のマイクロフォン101(図5参照)の収音孔17、ユーザの操作を受け付けるメイン操作部19が設けられている。収音孔17は、第2筐体5のうち、閉状態において第1筐体3と対向する対向面部5aに開口している。メイン操作部19は、対向面部5aから露出し、押し込み操作される複数のキートップ21を有している。
図2は、第1筐体3の分解斜視図である。
第1筐体3においては、対向面部3a側(図2の紙面上方側)から、パネル部材23、フロントケース25、スピーカ27、メイン表示装置29、回路基板31、サブ表示装置33、リアケース35が積層的に(厳密には一部並列に)配置されている。
第1筐体3は、メイン表示部11の窓部を構成するパネル部材23と、スピーカ27等の電子部品を収納する部分を構成するフロントケース25及びリアケース35とにより構成されている。第1筐体3の対向面部3aは、パネル部材23及びフロントケース25により構成されている。第1筐体3の側面部3b(図1)は、フロントケース25及びリアケース35により構成されている。第1筐体3の背面部3cは、リアケース35により構成されている。パネル部材23、フロントケース25及びリアケース35は、例えば、絶縁性の樹脂により構成されている。
フロントケース25及びリアケース35は、例えば、それぞれ、筐体内部側を凹とする箱状に形成されている。すなわち、フロントケース25は、リアケース35に対向する対向面部25aと、対向面部25aの縁部からリアケース35側に突出し、対向面部25aを囲む外周面部25bとを有しており、リアケース35は、フロントケース25に対向する対向面部35aと、対向面部35aの縁部からフロントケース25側に突出し、対向面部35aを囲む外周面部35bとを有している。また、フロントケース25及びリアケース35は、積層方向に見た外周の輪郭が概ね同等の大きさ及び形状に形成されている。
フロントケース25とリアケース35とは、例えば、一方(例えばフロントケース25)に挿通された不図示の複数のネジが他方(例えばリアケース35)に形成された複数のネジボス35dに螺合することにより、互いに固定される。このとき、フロントケース25の外周面部25bとリアケース35の外周面部35bとは頂部同士が突き合わされ、フロントケース25の対向面部25aとリアケース35の対向面部35aとの間には、スピーカ27、メイン表示装置29、回路基板31及びサブ表示装置33等の電子部品を収容する空間が確保される。
スピーカ27、メイン表示装置29、回路基板31及びサブ表示装置33等の電子部品は、フロントケース25とリアケース35とが互いに固定されることにより、フロントケース25の対向面部25aとリアケース35の対向面部35aとにより挟持され、第1筐体3内部に固定される。なお、これらの電子部品の、対向面部25a及び対向面部35aに沿う方向の位置決めは、外周面部25b、外周面部35b、フロントケース25及び/又はリアケース35の筐体内部側に設けられたリブやボス等によりなされる。
パネル部材23は、概ね板状に構成されている。パネル部材23は、例えば、透光性の樹脂基板に対して、適宜な位置(例えば外周)に遮光性又は透光性の着色層が形成されることにより構成されている。パネル部材23は、例えば、フロントケース25の対向面部25aの筐体外側(リアケース35とは反対側)に形成された凹部25cに嵌合されるとともに、両面テープや接着剤等の接着部材により接着されることにより、フロントケース25に対して固定される。
スピーカ27は、筐体27aと、筐体27aから露出する端子27b(図3参照)とを有している。また、スピーカ27は、例えば、ダイナミックスピーカにより構成されており、特に図示しないが、筐体27a内に、永久磁石と、端子に接続された電磁石(コイル)と、永久磁石又は電磁石に固定された振動板とを有している。筐体27aは、例えば、概ね直方体状に構成されている。
スピーカ27は、放音面27dをフロントケース25の対向面部25aの内側面に対向させ、放音面27dとは反対側に設けられた端子27bを回路基板31に対向させて配置される。スピーカ27は、フロントケース25とリアケース35とが固定されることにより、フロントケース25と回路基板31とに挟持される。この際、端子27bは、回路基板31のフロントケース25側の実装面に設けられた不図示の端子部に当接する。
フロントケース25の対向面部25aには、スピーカ27の音道を構成する第1開口37が形成されている。第1開口37には、パネル部材23が被せられるが、パネル部材23の第1開口37に重なる位置には、スピーカ27の音道を構成する第2開口39が形成されている。第1開口37及び第2開口39は連通しており、スピーカ27の放音孔9を構成している。なお、第1開口37及び第2開口39の大きさや形状は適宜に設定されてよいが、図2では、第1開口37及び第2開口39が概ね長円又は面取りされた矩形に形成されており、また、第2開口39が第1開口37よりも小さい場合を例示している。
メイン表示装置29は、例えば、液晶表示装置や有機EL表示装置により構成され、表示面29aを構成するパネル29bと、パネル29bから延出するFPC29cと、パネル29bの背面や外周面を覆う筐体(若しくはホルダ)29dとを有している。メイン表示装置29は、概ね矩形の板状に構成されている。
メイン表示装置29は、表示面29aをフロントケース25の対向面部25aの内側面に対向させて配置される。メイン表示装置29は、フロントケース25とリアケース35とが固定されることにより、筐体29dがフロントケース25と回路基板31とに挟持される。FPC29cは、不図示のコネクタ等を介して回路基板31に対して接続される。
フロントケース25の対向面部25aには、表示面29aを露出させるための表示用開口41が形成されている。表示用開口41には、パネル部材23が被せられる。上述のように、パネル部材23は透光性を有しており、表示面29aに表示された画像は、パネル部材23を介してユーザに視認される。なお、表示用開口41やパネル部材23の透光領域の形状及び大きさは適宜に設定されてよい。
回路基板31は、例えば、可撓性を有しない、いわゆるリジッド基板により構成されている。例えば、回路基板31は、硬質の樹脂をベースとしたプリント配線基板により構成されている。回路基板31は、第1筐体3の広さに近い広さを有している。回路基板31は、フロントケース25とリアケース35とが固定されることにより、メイン表示装置29とリアケース35とにより挟持される。回路基板31の実装面には、例えば、キートップ15により押圧操作される複数のスイッチが設けられている。
サブ表示装置33は、例えば、液晶表示装置や有機EL表示装置により構成されている。サブ表示装置33は、表示面をリアケース35の内側に対向させて、回路基板31に形成された開口内に配置される。サブ表示装置33は、フロントケース25とリアケース35とが互いに固定されることにより、メイン表示装置29とリアケース35とにより挟持される。サブ表示装置33の表示面は、リアケース35に形成された開口及び当該開口を塞ぐ不図示の透光性のパネル部材を介して、第1筐体3の背面部3c側に露出する。
図3は、フロントケース25の内側面のうち、連結部7とは反対側の一部を、スピーカ27及びメイン表示装置29を装着した状態で示す図である。また、図4は、図3のIV−IV線における断面図である。
図4に示すように、リアケース35の外周面部35bの頂部には、リアケース35とフロントケース25の対向方向であって、リアケース35からフロントケース25の方向へ突出する第1リブ35xが設けられている。第1リブ35xは、リアケース35の対向面部35aや外周面部35bと一体形成されている。すなわち、第1リブ35xは、リアケース35の一部である。
第1リブ35xは、リアケース35の外周面部35bに沿って延びており、リアケース35の概ね全周に亘って延びている。また、第1リブ35xは、リアケース35の外周面部35bの頂部のうち、フロントケース25の外周面部25bの頂部に対して突き当てられる部分の内周側に設けられている。フロントケース25とリアケース35とを固定する際には、第1リブ35xの外周にフロントケース25の外周面部25bが嵌合する。これにより、フロントケース25の外周面部25bの頂部とリアケース35の外周面部35bの頂部との位置ずれが抑制される。
図3及び図4に示すように、フロントケース25の内側面には、対向面部25aからリアケース35へ突出するリブにより、スピーカ27を保持するホルダ部が形成されている。ホルダ部のリブは、スピーカ27を囲むように延びており、連結部7から端部3eの方向(図3及び図4の紙面上下方向)において第1開口37を挟んで対向する第2リブ25x及び第3リブ25yを含んでいる。
第2リブ25x及び第3リブ25yは、フロントケース25の対向面部25aや外周面部25bと一体成形されている。すなわち、第2リブ25x及び第3リブ25yは、フロントケース25の一部である。スピーカ27は、第2リブ25xと第3リブ25yとの間に嵌合することにより、連結部7から端部3eの方向においてフロントケース25に対して位置決めされる。
第3リブ25yは、メイン表示装置29の位置決めにも寄与している。すなわち、フロントケース25の内側面には、メイン表示装置29を挟んで第3リブ25yに対向する不図示のリブが設けられており、メイン表示装置29は、その不図示のリブと第3リブ25yとの間に嵌合することにより、連結部7から端部3eの方向においてフロントケース25に対して位置決めされる。
図4に示すように、第2リブ25xは、リアケース35の外周面部35b及び第1リブ35xの内側面に隣接して設けられている。換言すれば、リアケース35の第1リブ35xは、フロントケース25の外周面部25bと第2リブ25xとの間(凹部25k)に嵌合している。
フロントケース25の対向面部25aには、段差が形成されることにより上述のパネル部材23が嵌合する凹部25cが形成されており、第2リブ25xは、当該凹部25cを形成するための段差に連続して形成されている。そして、フロントケース25の外周面部25bと第2リブ25xとの間に形成された凹部25kは、第1開口37が形成されている凹部25cの底部よりもパネル部材23側(図4の紙面右側)に到達している。また、当該凹部25kに挿入される第1リブ35xは、凹部25cの底部側方まで延びている。
図3に示すように、フロントケース25の外周面部25bは、端部3e側において、筐体外側が凸となるように湾曲して形成されている。一方、スピーカ27は矩形状であり、スピーカ27を保持するための第2リブ25xは直線状である。従って、外周面部25bと第2リブ25xとの間には、電子部品等を配置することができないデッドスペースが生じることになる。第1リブ35xは、このデッドスペースを含む凹部25kに挿入される。
図5は、携帯電話機1の信号処理系の構成を示すブロック図である。
携帯電話機1は、CPU85、メモリ86、通信処理部87、音響処理部91及び画像処理部93を備えている。これら各部は例えば第2筐体5内に設けられた不図示の回路基板や第1筐体3内の回路基板31に設けられた不図示のIC等により構成されている。
CPU85及びメモリ86は、メイン操作部19やサブ操作部13等の各種手段からの信号に基づいて所定の演算を行い、画像処理部93等の各種手段の制御を実行する制御部として機能する。
通信処理部87は、高周波回路を含んで構成されている。通信処理部87は、電波を利用した遠距離無線通信を行うために、CPU85で処理された音響データ、画像データ等の各種データを変調して、アンテナ88を介して送信する。また、通信処理部87は、アンテナ88を介して受信した信号を復調してCPU85に出力する。
音響処理部91は、CPU85からの音響データを電気信号に変換して通話用のスピーカ27、着信等を報知するためのスピーカ99に出力する。スピーカ27及びスピーカ99は、音響処理部91からの電気信号を音響に変換して出力する。一方、マイクロフォン101は、入力された音響を電気信号に変換して音響処理部91に出力する。音響処理部91は、マイクロフォン101からの電気信号を音響データに変換してCPU85に出力する。
画像処理部93は、CPU85からの画像データを画像信号に変換してメイン表示部11やサブ表示部へ出力する。また、所定のカメラモジュール95から出力される撮像信号(画像データ)を所定のフォーマットの画像データに変換してCPU85へ出力する。
以上の実施形態によれば、互いに対向して固定されるフロントケース25及びリアケース35により構成される第1筐体3を有し、第1筐体3のフロントケース25及びリアケース35の対向方向に直交する方向の一端部(端部3e)寄りの位置において、フロントケース25及びリアケース35の対向方向に貫通する第1開口37がフロントケース25に形成された携帯電話機1では、端部3eから第1開口37の方向へ順に、フロントケース25の一部であって、フロントケース25からリアケース35の方向へ突出し、第1筐体3の端部3eを構成する外周面部25bと、リアケース35の一部であって、リアケース35からフロントケース25の方向へ突出し、フロントケース25の外周面部25bの内側面に当接可能な第1リブ35xと、フロントケース25の一部であって、フロントケース25からリアケース35の方向へ突出し、第1リブ35xの内側面(外周面部25bとは反対側の面)に当接可能な第2リブ25xと、フロントケース25とリアケース35との間に収容され、第2リブ25xの内側面(第1リブ35xとは反対側の面)に第1開口37よりも端部3e側の位置にて当接可能なスピーカ27とが設けられていることから、図4において矢印y1〜y3で示すように、携帯電話機1の落下等により端部3eのフロントケース25側に加えられた衝撃(矢印y1)は、フロントケース25、リアケース35、フロントケース25の順で伝達される。この間に、衝撃は緩和され、第1開口37の周囲において生じるフロントケース25の割れが抑制される。さらに、矢印y3で示すフロントケース25に伝達された衝撃は、矢印y4で示すように、その一部が第2リブ25xを介してスピーカ27に伝達されることになり、第1開口37の周囲に伝達される衝撃が低減され、フロントケース25の割れが一層抑制される。
携帯電話機1では、フロントケース25の一部であって、第1開口37を挟んで第2リブ25xと対向し、第2リブ25xとの間にスピーカ27が嵌合される第3リブ25yが設けられていることから、スピーカ27は、衝撃による第1開口37の縮径を抑制するスペーサとして機能する。従って、矢印y1で示す衝撃により第1開口37からフロントケース25の割れが生じることが一層抑制される。
第2リブ25xに当接する部品は、第1開口37を音道に含むスピーカ27であることから、第1開口37を利用する部品により第1開口37からフロントケース25に割れが生じることが防止されることになり、部品点数の増加がなく、また、第1筐体3の小型化が図られる。
第1リブ35xは、フロントケース25及びリアケース35の対向方向において、第1開口37の位置まで延びていることから、対向方向に直交する方向において第1開口37に向かう衝撃を確実に第1リブ35xにより緩和することができる。
携帯電話機1は、フロントケース25のリアケース35とは反対側の面に固定され、第1開口37に連通する第2開口39が形成されたパネル部材23を更に有し、第2リブ25xは、第2開口39よりも端部3e側に位置していることから、端部3eから第2開口39の周囲へ伝達される衝撃(矢印y5)も、第1開口37の周囲へ伝達される衝撃と同様に、第1リブ35xや第2リブ25x等により低減され、パネル部材23の割れも防止される。なお、パネル部材23は、フロントケース25よりも割れやすい傾向にある。これは、パネル部材23がフロントケース25よりも脆性破壊が生じやすい材質で形成されることがあること、第2開口39が第1開口37よりも小さく設定され、応力集中が生じやすいことが原因と考えられるが、このようなパネル部材23の割れが効果的に抑制され、ひいては、第1筐体3全体の衝撃に対する強度が向上する。
フロントケース25のリアケース35に対向する対向面部25aには、パネル部材23が嵌合する凹部25cが形成されるように段差が形成されており、第1開口37は凹部25cの底部に開口しており、第1リブ35xは凹部25cの外周側且つ端部3e側に当接可能に設けられていることから、対向方向に直交する方向において、第1開口37及び第2開口39に向かう衝撃を確実に緩和することができる。
なお、携帯電話機1では、第1筐体3に対して外部から矢印y1で示すような荷重が加えられていない状態において、フロントケース25の外周面部25bの内側面に第1リブ35xが当接し、第1リブ35xの内側面に第2リブ25xが当接し、第2リブ25xの内側面にスピーカ27が当接し、スピーカ27に第3リブ25yが当接し、且つ、これらの接触圧が0となることが好ましい。しかし、実際には、フロントケース25、リアケース35、スピーカ27には公差が生じるから、一部において当接していない部分が生じ得る。この場合であっても、例えば、携帯電話機1を2m程度の高さから落下させて矢印y1で示すような荷重を受けたとき等において、各部の弾性変形により各部が当接すれば、上述の衝撃を緩和する効果が得られる。すなわち、フロントケース25の外周面部25b、第1リブ35x、第2リブ25x、スピーカ27、第3リブ25yは、荷重が加えられていない状態において当接していなくても、荷重が加えられたときに弾性変形により当接可能であればよい。
なお、以上の実施形態において、携帯電話機1は本発明の電子機器の一例であり、第1筐体3は本発明の筐体の一例であり、フロントケース25は本発明の第1ケース部材の一例であり、リアケース35は本発明の第2ケース部材の一例であり、端部3eは本発明の筐体の、第1ケース部材及び第2ケース部材の対向方向に直交する方向の一端部の一例であり、放音孔9は本発明の音道の一例であり、スピーカ27は本発明の電気音響変換部品の一例である。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
電子機器は、携帯電話機に限定されない。例えば、デジタルカメラ、PDA、ノートパソコン、ゲーム機等の携帯電子機器であってもよいし、プリンタ、テレビ等の据え付けの電子機器であってもよい。
筐体は、開閉可能に構成された2以上の筐体の一つの筐体に限定されず、例えば、電子機器の筐体全体を構成するものであってもよいし、3以上の筐体を有する電子機器の一つの筐体であってもよい。パネル部材は本発明の必須の要件ではなく、第1ケース部材及び第2ケース部材のみにより筐体が構成されてもよいし、逆に、他の部材を含んで筐体が構成されてもよい。
第1開口及び第2開口は、音道を構成するものに限定されない。例えば、カメラやフラッシュの光道を構成するものであってもよいし、操作キーを露出させるためのものであってもよい。部品は、電気音響変換部品等の電子部品のように動作するものに限定されず、単なる部材であってもよい。電気音響変換部品は、スピーカに限定されず、例えば、マイクロフォンであってもよい。
第1ケース部材及び第2ケース部材の対向方向における、第1ケース部材の外周面部、第1リブ、第2リブ及び第2リブに当接可能な部品と、第1開口及び第2開口との位置関係は適宜に設定されてよく、第1リブが第1開口側方まで延びる位置関係に限定されない。
本発明の実施形態の携帯電話機の外観を示す斜視図。 図1の携帯電話機の第1筐体の分解斜視図。 図2の第2筐体の内部の一部を示す図。 図3のIV−IV線における断面図。 図1の携帯電話機の信号処理系の構成を示すブロック図。
符号の説明
1…携帯電話機(電子機器)、3…第1筐体、3e…端部(一端部)、9…放音孔、23…パネル部材、25…フロントケース、25b…外周面部、25c…凹部、25x…第2リブ、25y…第3リブ、27…スピーカ(部品、電気音響変換部品)、35…リアケース、35x…第1リブ、37…第1開口、39…第2開口。

Claims (5)

  1. 互いに対向して固定される第1ケース部材及び第2ケース部材により構成される筐体を有し、当該筐体の前記第1ケース部材及び前記第2ケース部材の対向方向に直交する方向の一端部寄りの位置において、前記対向方向に貫通する第1開口が前記第1ケース部材に形成された電子機器であって、
    前記一端部から前記第1開口の方向へ順に、
    前記第1ケース部材の一部であって、前記第1ケース部材から前記第2ケース部材の方向へ突出し、前記筐体の前記一端部側の外側面を構成する外周面部と、
    前記第2ケース部材の一部であって、前記第2ケース部材から前記第1ケース部材の方向へ突出し、前記外周面部の内側面に当接可能な第1リブと、
    前記第1ケース部材の一部であって、前記第1ケース部材から前記第2ケース部材の方向へ突出し、前記第1リブの内側面に当接可能な第2リブと、
    前記第1ケース部材と前記第2ケース部材との間に収容され、前記第2リブの内側面に前記第1開口よりも前記一端部側の位置にて当接可能な部品と、
    が設けられ
    前記第1リブは、前記対向方向において、前記第1開口の位置まで延びている
    電子機器。
  2. 前記第1ケース部材の一部であって、前記第1開口を挟んで前記第2リブと対向し、前記第2リブとの間に前記部品が嵌合される第3リブが設けられている
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記部品は、前記第1開口を音道に含む電気音響変換部品である
    請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記第1ケース部材の前記第2ケース部材とは反対側の面に固定され、前記第1開口に連通する第2開口が形成されたパネル部材を更に有し、
    前記第2リブは、前記第2開口よりも前記一端部側に位置している
    請求項1〜のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記第1ケース部材の前記第2ケース部材に対向する対向面部には、前記パネル部材が嵌合する凹部が形成されるように段差が形成されており、
    前記第1開口は前記凹部の底部に開口しており、
    前記第1リブは前記凹部の外周側且つ前記一端部側に当接可能に設けられている
    請求項1〜のいずれか1項に記載の電子機器。
JP2007207757A 2007-08-09 2007-08-09 電子機器 Expired - Fee Related JP5031478B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007207757A JP5031478B2 (ja) 2007-08-09 2007-08-09 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007207757A JP5031478B2 (ja) 2007-08-09 2007-08-09 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009044498A JP2009044498A (ja) 2009-02-26
JP5031478B2 true JP5031478B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=40444748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007207757A Expired - Fee Related JP5031478B2 (ja) 2007-08-09 2007-08-09 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5031478B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6541988B2 (ja) * 2015-02-25 2019-07-10 京セラ株式会社 電子機器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002287116A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd Lcdの保持構造及びこれを備えた電子機器
JP2007143086A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Kyocera Corp 無線通信端末

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009044498A (ja) 2009-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4833130B2 (ja) 電子機器
JP2008067236A (ja) 電子機器
JP2006186691A (ja) 電子機器における防塵構造及び防塵方法、並びに電子機器
JP5131737B2 (ja) 携帯電子機器
JP5085223B2 (ja) 電子機器
JP5364914B2 (ja) 携帯電子機器
JP5031478B2 (ja) 電子機器
JP4606886B2 (ja) 電子機器
JP2007150839A (ja) 携帯端末
JP5063186B2 (ja) 携帯端末装置
JP4436292B2 (ja) 電子機器
JP5477882B2 (ja) 携帯電子機器
JP5071101B2 (ja) 携帯電話機
JP4947582B2 (ja) 電子機器
JP2011040853A (ja) 携帯端末装置
JP4994114B2 (ja) 携帯端末装置
JP2009296275A (ja) 携帯電子機器
JP4699404B2 (ja) 携帯電子機器
JP4818954B2 (ja) 携帯電子機器
JP5158500B2 (ja) 携帯無線装置
JP2007300231A (ja) 携帯電子機器
JP2009260461A (ja) 電子機器
JP5122306B2 (ja) 携帯電子機器
JP2008067022A (ja) 携帯通信端末の薄型化構造及び携帯通信端末
JP4694518B2 (ja) 携帯電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110809

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5031478

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees