JP2009296275A - 携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体の小型化を図りつつ操作部を大きく確保でき、表示器の保護を図ることができる携帯電子機器を提供する。
【解決手段】
携帯電話機1は、筐体3と、筐体3内に設けられ、グランドに接続された導電性のフレーム部材27と、フレーム部材27に固定され、表示面41aが筐体3から露出する表示パネル41と、表示パネル41の端部側部分の表示面41a側の面に固定され、表示パネル41を駆動するドライバ43と、ドライバ43を覆い、フレーム部材27に導通状態で固定された板金部材30と、表示面41aの向く方向と同一方向に実装面31pを向けて、表示パネル41に対してドライバ43側に並び、フレーム部材27及び板金部材30に亘って積層された正面基板部31aと、実装面31pに設けられたスイッチ33と、スイッチ33に被せられ、筐体3から露出する操作部材17とを有する。
【選択図】図8

Description

本発明は、携帯電話機、デジタルカメラ、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機等の携帯電子機器に関する。
液晶表示ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示器を有する携帯電子機器が知られている。例えば、特許文献1では、表示器を有する携帯電話機が開示されている。特許文献1の携帯電話機は、表示器の周囲を囲み、グランドに接続された板金部材を有することにより、表示器への静電気の侵入が抑制されている。
特開2003−18264号公報
携帯電子機器は、筐体の小型化が要求されている。しかし、その一方で、操作性を向上させるために、操作部を広く確保することも要求されている。そして、操作部を広くして表示器に隣接させると、種々の不都合が生じる。例えば、操作部に加えられる荷重が表示器にも伝達されることにより、表示器が破損するおそれがある。また、操作部と筐体との隙間から侵入した静電気が表示器まで到達して、画像にノイズが混入するおそれがある。
本発明の目的は、筐体の小型化を図りつつ操作部を大きく確保でき、表示器の保護を図ることができる携帯電子機器を提供することにある。
本発明の携帯電子機器は、筐体と、前記筐体内に設けられ、グランドに接続された導電性のフレーム部材と、前記フレーム部材に固定され、表示面が前記筐体から露出する表示パネルと、前記表示パネルの端部側に固定され、前記表示パネルを駆動するドライバと、前記ドライバを覆い、前記フレーム部材に導通状態で固定された板金部材と、前記表示面の向く方向と同一方向に実装面を向けて、前記フレーム部材及び前記板金部材に亘って積層されたキー基板と、前記実装面に設けられたスイッチと、前記スイッチに被せられ、前記筐体から露出する操作部材と、を有する。
好適には、前記操作部材は、前記スイッチに被せられたシートと、前記スイッチの配置位置に開口を有する枠状に形成され、前記シートに積層されて前記シートの前記実装面からの離間を規制し、前記板金部材に導通状態で当接している導電性の補強部材と、を有する。
好適には、前記キー基板は、当該キー基板の前記表示パネル側の縁部から前記板金部材の前記キー基板が載置される面の一部が露出するように前記板金部材に積層されており、前記操作部材は、前記スイッチ上に位置し、前記筐体から露出するキートップを有し、前記補強部材は、前記表示面側へ前記キートップの外縁よりも突出し、前記板金部材の前記一部に当接する突片を有する。
好適には、前記突片及び前記板金部材は、互いの積層方向において、前記ドライバと重畳しない位置において互いに当接する。
好適には、前記突片には、前記板金部材側へ突出する突部が形成され、前記板金部材には、前記突部が挿入され、当該突部よりも開口面積の狭い孔部が形成されている。
好適には、前記フレーム部材は、前記表示面の側方且つ前記表示面及び前記実装面の並び方向の側方に向く両側面にそれぞれ係合突起を有し、前記板金部材は、前記ドライバを覆い、前記両側面間において延びる被覆部と、当該被覆部の両端から屈曲して延びて前記フレーム部材の両側面に対向する側面対向部を有し、前記側面対向部には、前記係合突起が係合する係合孔部が形成されている。
本発明によれば、筐体の小型化を図りつつ操作部を大きく確保でき、表示器への静電気の侵入を抑制できる。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯電話機1の斜視図である。
携帯電話機1は、いわゆるストレートタイプの携帯電話機により構成されており、一の筐体3を有している。筐体3は、例えば、薄型直方体状に形成されている。なお、以下では、筐体3の、厚み方向(図1の紙面上下方向)において互いに対向する部分を正面部3a及び背面部3b、正面部3a及び背面部3bの側方の部分を側面部3cということがある。また、筐体3の長手方向の一方側(図1の紙面左上側)の端部を上端部3d、他方側の端部を下端部3eということがある。
筐体3には、種々の電子部品等が設けられている。例えば、筐体3には、正面部3aの上端部3d側において開口する放音孔3gから音響を出力する通話用のスピーカ83(図10参照)、正面部3aの下端部3e側において開口する収音孔3hから音響が入力される通話用のマイクロフォン87(図10参照)、正面部3a側からユーザの操作を受け付ける操作部11、正面部3a側に画像を表示する表示部13が設けられている。操作部11及び表示部13は、例えば、それぞれ正面部3aの概ね半分の面積を有し、筐体3の長手方向において並んでいる。
図2は、携帯電話機1の分解斜視図である。
携帯電話機1は、正面部3a側(図2の紙面上方側)から順に、筐体3の正面部3a側部分を構成するフロントケース5、操作部11を構成する操作部材17、種々の電子部品が互いに固定されてモジュール化されたシールドモジュール19、アンテナ部材21、筐体3の背面部3b側部分を構成するリアケース7、バッテリ23、及び、リアケース7と共に筐体3の背面部3b側部分を構成するリッド9とを有している。
フロントケース5、リアケース7及びリッド9は、例えば、それぞれ非導電性の樹脂により構成されている。フロントケース5及びリアケース7は、例えば、不図示のネジにより互いに固定される。これにより、フロントケース5とリアケース7との間には、操作部材17、シールドモジュール19及びアンテナ部材21が挟持される。リッド9は、バッテリ23を筐体3内に挿脱するためのものである。リッド9は、例えば、複数の係合部9aによりリアケース7に固定される。これにより、リアケース7の背面部3b側に形成された凹部に装着されたバッテリ23の脱落が防止される。
図3は、シールドモジュール19の正面部3a側から見た分解斜視図である。図4は、シールドモジュール19の正面部3a側から見た分解斜視図である。
シールドモジュール19は、背面部3b側(図3の紙面下方側、図4の紙面上方側)から順に、メイン基板25、フレーム部材27、表示部13を構成する表示器29、板金部材30、サブ基板31を有している。
フレーム部材27は、例えば、全体として概ね、筐体3の正面部3aの内側面(操作部材17の内側部)に対向する板状に形成されている。また、フレーム部材27は、例えば、筐体3の正面部3aに対して広い範囲に亘って配置されるように、筐体3を平面視したときに(正面部3aに直交する方向から見たときに)筐体3の輪郭と同様の形状を有している。すなわち、本実施形態では、概ね矩形に形成されている。フレーム部材27は、例えば、全体が金属等の導電性の材料により形成されている。若しくは、フレーム部材27は、樹脂等の非導電性の基体と、基体表面に積層された金属膜等の導電膜とにより構成されている。なお、フレーム部材27は、携帯電話機1全体の強度を向上させるために、全体が金属により構成されていることが好ましい。
フレーム部材27は、筐体3内の電子回路のグランドに接続されている。例えば、フレーム部材27は、メイン基板25側に形成されたリブ27r(図4)が、メイン基板25に形成されたグランドパターン25g(図3において一部のみ示す)に当接することなどにより、グランドに接続されている。そして、フレーム部材27は、メイン基板25のグランドパターン25gを介して、表示器29やサブ基板31等の不図示のグランドとも接続されている。
メイン基板25は、例えば、硬質の樹脂をベースとしたリジッドタイプのプリント基板により構成されている。メイン基板25は、例えば、両面実装型の基板であり、実装面には種々の電子部品が実装されている。メイン基板25は、例えば、フレーム部材27の概ね半分の面積を有している。メイン基板25は、例えば、フレーム部材27のリアケース7側の面に対してネジにより固定される。
表示器29は、例えば、液晶表示装置又は有機EL装置により構成されている。表示器29は、例えば、図3に示すように、表示パネル41と、表示パネル41を駆動するドライバ43と、ドライバ43とサブ基板31とを接続するためのFPC45と、表示パネル41を保持する保持部47とを有している。
表示パネル41は、例えば、表示パネル41が液晶パネルである場合、特に図示しないが、互いに対向する2枚のガラス基板、2枚のガラス基板間に封入された液晶、並びに、ガラス基板に積層された配向膜、偏光板、カラーフィルタ、共通電極及び複数の画素電極を有する。表示パネル41は、共通電極及び複数の画素電極により液晶に電圧を印加することにより、液晶の配向方向を配向膜により規定される向きから変化させる。これにより、表示パネル41は、反射光若しくはバックライトからの光を任意の透過率で透過させ、画像の表示を行う。表示パネル41は、表示面41aを正面部3a側に向けて配置される。表示面41aは、フロントケース5の、正面部3aを構成する部分に設けられた透光部材6(図2)を介して筐体3の外側に露出する。
ドライバ43は、例えば、ICにより構成されている。ICは、特に図示しないが、半導体チップと、半導体チップを内包するパッケージとを有している。パッケージは、例えば、セラミックや樹脂により形成されている。なお、セラミックは、一般に、表示パネル41のガラス基板よりも硬質であり、ガラス基板よりも曲げ変形に弱い。
表示器29は、例えば、COG(Chip On Glass)式の表示装置により構成されており、ドライバ43は、表示パネル41に実装されている。具体的には、例えば、表示パネル41を構成する2枚のガラス基板のうちフレーム部材27側のガラス基板は、表示面41a側のガラス基板よりも操作部11側(フレーム部材27の長手方向中央側)に延びている。ドライバ43は、その延びている部分の正面部3a側の面に実装されている。すなわち、ドライバ43は、表示パネル41の端部側部分(表示面41aよりも外側部分)の表示面41a側の面に固定されている。なお、COGによりドライバ43が表示パネル41と一体化している例を示すが、表示パネル41への電力および信号供給を行うFPC上にドライバ43が設けられていてもよい。
ドライバ43は、例えば、長尺状に形成されており、表示パネル41の操作部11側の縁部に沿う方向を長手方向として配置されている。ドライバ43は、FPC45からの信号に基づいて、表示パネル41の共通電極及び複数の画素電極に選択的に電圧を印加する。すなわち、ドライバ43は、表示パネル41を駆動する。
FPC45は、ドライバ43よりも更に操作部11側において表示パネル41のガラス基板に実装されている。FPC45は、表示パネル41に実装された端部とは反対側の端部がサブ基板31に接続され、サブ基板31からの信号をドライバ43に出力する。
保持部47は、例えば、金属、樹脂又はゴムにより構成されている。保持部47は、例えば、概ね箱状に形成されており、表示パネル41は、保持部47に嵌合して保持される。なお、表示パネル41は、保持部47に接着部材等により固定されてもよい。保持部47は、例えば、フレーム部材27に形成された凹部27a(図3)に嵌合するとともに、接着剤や両面テープ等の接着部材によりフレーム部材27に固定される。これにより、表示パネル41は、フレーム部材27に対して固定される。なお、保持部47は、係止部やネジなどより、フレーム部材27に固定されてもよい。
サブ基板31は、例えば、図3の紙面上方側の実装面31pに電子部品を実装する片面実装タイプのFPCにより構成されている。サブ基板31は、接続部31cにおいて折り曲げられることにより、フレーム部材27に巻き回される。すなわち、サブ基板31は、フレーム部材27の正面側に配置される正面基板部31aと、フレーム部材27の背面側に配置される背面基板部31bとを有している。正面基板部31aは、正面部3a側(操作部材17の内側部)に実装面31pを向けて配置され、背面基板部31bは、背面部3b側に実装面31pを向けて配置される。正面基板部31a及び背面基板部31bは、例えば、フレーム部材27の概ね半分の面積を有し、接着剤や両面テープ等の接着部材により、フレーム部材27に固定される。接続部31cにより正面基板部31aおよび背面基板部31bが接続される例を示すが、互いに独立し、コネクタ等で接続されていてもよい。
正面基板部31aには、例えば、図3に示すように、操作部材17を介して操作され、操作部11を構成する複数のスイッチ33と、操作部材17を照明するための複数のLED34とが設けられている。複数のスイッチ33は、例えば、押圧されることにより可動接点が固定接点に接触してオンされるドームスイッチにより構成されている。フレーム部材27は、正面基板部31aが載置される載置面27bを有している。載置面27bは、例えば、概ね平面状に形成されている。従って、複数のスイッチ33は、正面基板部31aを介して載置面27bにより支持され、押圧による操作が確実に行われるとともに、操作感覚(クリック感)も適切に生じる。
背面基板部31bには、例えば、図3に示すように、不図示のICカードを装着するためのスロット部品35、サブ基板31とメイン基板25とを接続するコネクタ37、アンテナ部材21に接続される接続端子39が設けられている。
板金部材30は、ドライバ43の保護等を行うためのものである。板金部材30は、例えば、一枚の板金に対して、打ち抜き加工や折り曲げ加工等のプレス加工を施すことにより形成される。板金部材30は、例えば、ドライバ43に被せられる被覆部30aと、被覆部30aに対して屈曲して延び、フレーム部材27の側面27cに対向する側面対向部30bとを有している。なお、側面27cは、筐体3の側面部3cの内側面に対向する面であり、表示面41aの側方、且つ、表示面41a及び正面基板部31aの実装面31pの並び方向の側方に向いている。
被覆部30aは、例えば、表示器29の操作部11側の縁部に沿う方向を長手方向とする長尺状に形成されており、フレーム部材27の両側面27c間に亘って延びている。側面対向部30bは、例えば、被覆部30aの両端において被覆部30aに直交し、表示器29及び操作部11の配列方向を長手方向とする概ね矩形状に形成されている。側面対向部30bには、係合孔部30h、及び、固定孔部30gが形成されている。係合孔部30h及び固定孔部30gは、例えば、表示器29及び操作部11の配列方向に並んでいる。
図5は、板金部材30の取り付けを説明する斜視図である。
図5(a)は、フレーム部材27に表示器29が取り付けられた状態を示している。板金部材30、サブ基板31、操作部材17は取り付けられておらず、ドライバ43及びFPC45は露出している。
図5(b)は、図5(a)の状態から、フレーム部材27に板金部材30が取り付けられた状態を示している。ドライバ43の全体及びFPC45の一部は、板金部材30の被覆部30aによって覆われる。なお、被覆部30aは、長手方向中央が表示面41a側へ幅広になるように形成されている。幅広に形成された部分は、ドライバ43を覆う部分となっており、その両側の凹部は、表示パネル41の樹脂封止部分等を露出させる逃げとなっている。板金部材30の側面対向部30bは、フレーム部材27の側面27cに対向する。換言すれば、2つの側面対向部30bは、フレーム部材27を挟み込む。
図5(c)は、図5(a)の状態から、サブ基板31及び操作部材17が配置された状態を示している。操作部材17の表示器29側の端部は、板金部材30の一部、及び、FPC45の板金部材30から露出していた部分を覆う。
図6は、図5(b)のVI−VI線矢視方向における断面図である。
板金部材30の被覆部30aは、一端がフレーム部材27の凹部27aを構成する外周部に支持されている。被覆部30aの他端も同様である。従って、被覆部30aは、フレーム部材27に両端支持されている。そして、被覆部30aは、ドライバ43から離間している。なお、ドライバ43と被覆部30aとの間には、絶縁性のシートが、被覆部30a及びドライバ43の少なくとも一方に当接して配置されていてもよい。
図5及び図6に示すように、フレーム部材27の側面27cには、板金部材30の係合孔部30hに対向する位置に係合突起27hが形成されている。板金部材30は、係合突起27hが係合孔部30hに挿入されて係合することにより、フレーム部材27に対して固定される。また、図5に示すように、フレーム部材27の側面27cには、板金部材30の固定孔部30gに対向する位置に雌ネジ部27gが形成されている。板金部材30は、不図示のネジが固定孔部30gに挿通され、雌ネジ部27gに螺合されることによっても、フレーム部材27に対して固定される。
板金部材30は、被覆部30aや側面対向部30bがフレーム部材27に当接することにより、フレーム部材27と導通状態となっている。従って、板金部材30は、フレーム部材27を介して、筐体3内の電子回路のグランドに接続されている。
図7は、操作部材17の分解斜視図である。操作部材17は、複数のスイッチ33に被せられるキーシート51と、キーシート51に積層される補強部材53と、キーシート51に固着される複数のキートップ55とを有している。
キーシート51は、例えば、シリコンゴム等の非導電性且つ可撓性を有する材料により構成されている。キーシート51は、補強部材53側に突出する台座部51aと、台座部51aの裏面において突出する押し子51b(図8参照)とを有している。台座部51a及び押し子51bは、複数のスイッチ33に対応して複数設けられている。
補強部材53は、例えば、一枚の板金に対してプレス加工を施すことにより形成されている。補強部材53は、複数のスイッチ33に対応する位置に複数の開口53aを有する枠状に形成されている。複数の開口53aは、キーシート51の複数の台座部51aを挿入可能な大きさを有している。また、補強部材53は、表示器29側の縁部から突出する突片53cを有している。
複数のキートップ55は、例えば、硬質の樹脂により形成されている。複数のキートップ55は、補強部材53の複数の開口53aを介してキーシート51の台座部51aに固着される。複数のキートップ55は、フロントケース5の正面部3aを構成する部分に形成された開口3k(図2)から筐体3の外部へ露出する(図1参照)。複数のキートップ55が押下されることにより、複数のスイッチ33はキーシート51の押し子51bに押圧されてオンされる。
操作部材17は、例えば、補強部材53の側方縁部からフレーム部材27側へ突出した係合部53bが、フレーム部材27の側面27cに形成された被係合部に係合することなどにより、フレーム部材27に固定される。また、操作部材17は、フロントケース5の開口3kの縁部により、補強部材53及びキーシート51がフレーム部材27に対して押さえつけられることにより、筐体3及びフレーム部材27に対して固定される。
補強部材53は、キーシート51をサブ基板31の正面基板部31aの実装面31p側へ係止して、キーシート51の浮き上がりを抑制する。これにより、複数のキートップ55を一の開口3kから共に露出させる、いわゆるフレームレスキーが実現されている。
図8は、図5(c)のVIII−VIII線矢視方向における模式的な断面図である。
板金部材30は、天面(正面部3a側)が、フレーム部材27の載置面27bと面一となっている。これは、フレーム部材27の被覆部30aを両端支持する部分(図6)が、載置面27bよりも板金部材30の厚さ分低く形成されることによる。
サブ基板31の正面基板部31aは、表示器29側の端部が板金部材30に積層されている。すなわち、正面基板部31aは、載置面27b及び板金部材30の天面に亘って積層されている。
なお、正面基板部31aの端部は、ドライバ43と重なる位置に配置されていてもよいし、重ならない位置に配置されていてもよい。図8では、重なる位置に配置されている場合を例示している。
また、正面基板部31aに実装された複数のスイッチ33のうち、表示器29側に配置されたスイッチ33は、板金部材30及びドライバ43の双方に重なる位置に配置されていてもよいし、板金部材30に重なり、ドライバ43に重ならない位置に配置されていてもよいし、板金部材30及びスイッチ33の双方に重ならない位置に配置されていてもよい。図8では、表示器29側のスイッチ33が、板金部材30に重なり、ドライバ43に重ならない位置に配置されている場合を例示している。
キーシート51、補強部材53、及び/又は、複数のキートップ55のうち表示器29側のキートップ55も、表示器29側のスイッチ33と同様に、板金部材30及びドライバ43の双方に重なる位置に配置されていてもよいし、板金部材30に重なり、ドライバ43に重ならない位置に配置されていてもよいし、板金部材30及びスイッチ33の双方に重ならない位置に配置されていてもよい。図8では、キーシート51、補強部材53、及び、複数のキートップ55が、板金部材30及びドライバ43の双方に重なる位置に配置されている場合を例示している。
図9は、補強部材53と板金部材30との導通を説明する図である。
図9(a)は、図7の領域IXaの拡大図である。補強部材53の突片53cには、板金部材30側(操作部材17の背面側)に突出する突部53dが形成されている。突部53dは、例えば、プレス加工(例えば絞り加工)により形成されている。突部53dの形状は適宜である。例えば、突部53dは、ドーム状に形成されており、先端側へ徐々に縮径するとともに、平面視において円形である。なお、図9(a)では、補強部材53の表示器29側の縁部の一端側のみを図示しているが、他端側においても突部53dを有する突片53cが形成されている。
図9(b)は、図3の領域IXbの拡大図である。板金部材30は、被覆部30aの端部に孔部30dが形成されている。孔部30dの形状は適宜である。例えば、孔部30dは、突部53dの根元部分よりも径の小さい円形に形成されている。なお、図9(b)では、被覆部30aの一端側のみを図示しているが、他端側においても孔部30dが形成されている。
図9(c)は、図5(c)のIXc−IXc線矢視方向における断面図である。板金部材30の、サブ基板31の正面基板部31aが積層される面(天面)は、正面基板部31aの端部や操作部材17の端部から露出している(図5(c)も参照)。そして、孔部30dは、当該露出部分に形成されている。突片53cは、正面基板部31a、キーシート51及びキートップ55の表示器29側の縁部よりも突出している。そして、突片53cは、突部53dが孔部30dに挿入されて板金部材30に当接している。これにより、補強部材53は、板金部材30と導通状態となり、ひいては、筐体3内の電子回路のグランドに接続される。
図5(c)のIXc−IXc線の位置等から理解されるように、突片53cは、被覆部30aの端部の、幅が狭い部分に当接している。従って、突片53cと板金部材30とは、ドライバ43の長手方向においてドライバ43よりも外側の位置、すなわち、表示面41aの平面視においてドライバ43の外方となる位置において互いに当接している。また、図9(c)に示すように、突片53cと板金部材30とは、ドライバ43の短手方向においても、ドライバ43よりも外側の位置において互いに当接している。
図10は、携帯電話機1の信号処理系の構成を示すブロック図である。
携帯電話機1は、CPU71、メモリ73、通信処理部75、音響処理部77及び画像処理部79を有している。これら各部は、例えば、筐体3内に設けられたメイン基板25やサブ基板31に設けられたICにより構成されている。
CPU71及びメモリ73は、操作部11等の各種手段からの信号に基づいて所定の演算を行い、画像処理部79等の各種手段の制御を実行する制御部として機能する。
通信処理部75は、高周波回路を含んで構成されている。通信処理部75は、電波を利用した無線通信により、通信システム(電話網やインターネット)を介した他の携帯端末装置やサーバとの通信を行うために、CPU71で処理された音響データ、画像データ等の各種データを変調して、アンテナ部材21を介して送信する。また、通信処理部75は、アンテナ部材21を介して受信した信号を復調してCPU71に出力する。
音響処理部77は、CPU71からの音響データを電気信号に変換して、通話用のスピーカ83、又は、報知音等を出力するスピーカ85に出力する。スピーカ83及びスピーカ85は、音響処理部77からの電気信号を音響に変換して出力する。一方、マイクロフォン87は、入力された音響を電気信号に変換して音響処理部77に出力する。音響処理部77は、マイクロフォン87からの電気信号を音響データに変換してCPU71に出力する。
画像処理部79は、CPU71からの画像データを画像信号に変換して表示部13等の表示部へ出力する。具体的には、例えば、画像処理部79は、メイン基板25又はサブ基板31に設けられたICにより構成され、FPC45を介して画像信号をドライバ43に出力する。ドライバ43は、受信した画像信号に応じた電圧を表示パネル41に印加する。また、画像処理部79は、撮像部89から出力される撮像信号(画像データ)を所定のフォーマットの画像データに変換してCPU71へ出力する。
なお、以上の実施形態において、携帯電話機1は本発明の携帯電子機器の一例であり、サブ基板31又は正面基板部31aは本発明のキー基板の一例である。
以上の実施形態によれば、携帯電話機1は、筐体3と、筐体3内に設けられ、グランドに接続された導電性のフレーム部材27と、フレーム部材27に固定された表示器29とを有している。表示器29は、フレーム部材27に固定され、表示面41aが筐体3から露出する表示パネル41と、表示パネル41の端部の表示面41a側の面に固定され、表示パネル41を駆動するドライバ43とを有する。また、携帯電話機1は、ドライバ43を覆い、フレーム部材27に導通状態で固定された板金部材30と、表示面41aの向く方向と同一方向に実装面31pを向けて、表示パネル41に対してドライバ43側に並び、フレーム部材27及び板金部材30に亘って積層されたサブ基板31(正面基板部31a)と、サブ基板31の実装面31pに設けられたスイッチ33と、スイッチ33に被せられ、前記筐体から露出する操作部材17とを有する。従って、ドライバ43の配置位置又はその付近まで、スイッチ33が設けられたサブ基板31を配置することができ、操作部11を広く確保しやすい。そして、操作部材17を介してサブ基板31に加えられる荷重がドライバ43に伝達されることが板金部材30により抑制される。さらに、板金部材30は、フレーム部材27を介してグランドに接続されていることから、表示器29を保護する透光部材6と操作部材17との隙間からドライバ43等へ静電気が侵入することが抑制される。携帯電話機1は、フレーム部材27に表示器29やサブ基板31等を固定してアセンブリ化したシールドモジュール19が筐体3に組み込まれる組立手順となっているところ、板金部材30が表示器29に被せられていることから、組立時に表示器29がフレーム部材27から外れることが抑制される。
操作部材17は、スイッチ33に被せられたキーシート51と、スイッチ33の配置位置に開口53aを有する枠状に形成され、キーシート51に積層されてキーシート51の実装面31pからの離間を規制し、板金部材30に導通状態で当接している導電性の補強部材53とを有することから、板金部材30は、キーシート51の浮き上がりを抑制する補強部材53の電位安定にも寄与する。しかも、表示部13と操作部11との間において補強部材53をグランドに接続することから、補強部材53をグランドに接続するためのスペースを筐体外方に確保する必要がなく、筐体3の小型化に有利である。また、補強部材53により板金部材30に流れた静電気を効率的に分散させることもできる。
サブ基板31は、当該サブ基板31の表示パネル41側の縁部から、板金部材30のサブ基板31が載置される面の一部が露出するように板金部材30に積層されており、操作部材17は、スイッチ33上に位置し、筐体3から露出するキートップ55を更に有する。そして、補強部材53は、表示面41a側へキートップ55の外縁よりも突出し、板金部材30のサブ基板31の縁部から露出する面に当接する突片53cを有する。従って、補強部材53の一部を板金部材30の天面に載置するだけで導通が図られ、板金部材30の形状等を簡素にすることができる。また、キートップ55の外縁よりも突出した突片53cが板金部材30に当接していることから、キートップ55への操作により導通状態が影響を受けることが抑制される。
突片53c及び板金部材30は、表示面41aの平面視においてドライバ43の外方となる位置において互いに当接していることから、補強部材53を板金部材30に導通させつつも、操作部材17への荷重がドライバ43に伝達されることが抑制される。
突片53cには、板金部材30側へ突出する突部53dが形成され、板金部材30には、突部53dが挿入される孔部30dが形成されていることから、補強部材53及び板金部材30の導通を図る構成により、補強部材53及び板金部材30の位置決めを行うことができる。さらに、補強部材53は、突部53dの外周に亘って板金部材30に当接することになるから、補強部材53を板金部材30に点接触させる場合に比較して確実に導通を図ることができる。
フレーム部材27は、表示面41aの側方且つ表示面41a及び実装面31pの並び方向の側方に向く両側面27cにそれぞれ係合突起27hを有し、板金部材30は、ドライバ43を覆い、両側面27c間において延びる被覆部30aと、被覆部30aの両端から屈曲して延びてフレーム部材27の両側面27cに対向する側面対向部30bを有し、側面対向部30bには、係合突起27hが係合する係合孔部30hが形成されていることから、簡素な構成で確実に板金部材30をフレーム部材27に固定且つ接続することができる。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
携帯電子機器は、携帯電話機に限定されない。例えば、携帯電子機器は、デジタルカメラ、PDA、ゲーム機であってもよい。筐体は、ストレートタイプのものに限定されない。例えば、折り畳み式、水平ターン式、スライド式等の、2以上の筐体が相対移動可能に連結される形式の筐体であってもよい。
キー基板は、可撓性を有するものに限定されない。リジッド式のものであってもよい。スイッチは、押圧式のドームスイッチに限定されない。例えば、静電式のタッチセンサであってもよい。
操作部材は、キートップとキーシートとが別部材により構成されているものに限定されない。キートップとキーシートとは一体形成されていてもよい。例えば、実施形態において、キートップ55が省略されて、台座部51aがキートップとして機能してもよい。また、キーシートがキートップを含む場合において、キートップは他の部分に対して突出している必要はない。例えば、実施形態において、キートップ55が省略され、且つ、台座部51aも形成されず、キーシートが平面状であっても、そのキーシートのスイッチ上に配置されている部分をキートップとして捉えることができる。
補強部材は、キーシートに被せられることにより、補強部材を実装面側へ係止するものに限定されない。例えば、補強部材は、キーシートの実装面側の面に固着されるものであってもよい。この場合であっても、キーシートの実装面からの離間を規制することができる。
本発明の実施形態に係る携帯電話機の外観斜視図。 図1の携帯電話機の分解斜視図。 図1の携帯電話機のシールドモジュールの正面側から見た分解斜視図。 図3のシールドモジュールを背面側から見た分解斜視図。 図3のシールドモジュールの板金部材の取り付けを説明する斜視図。 図5(b)のVI−VI線矢視方向における断面図。 図1の携帯電話機の操作部材の分解斜視図。 図5(c)のVIII−VIII線矢視方向における断面図。 補強部材53と板金部材30との導通を説明する図。 図1の携帯電話機の信号処理系の構成を示すブロック図。
符号の説明
1…携帯電話機(携帯電子機器)、3…筐体、17…操作部材、27…フレーム部材、29…表示器、30…板金部材、31…キー基板、31a…正面基板部、31p…実装面、34…スイッチ、41…表示パネル、41a…表示面、43…ドライバ。

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に設けられ、グランドに接続された導電性のフレーム部材と、
    前記フレーム部材に固定され、表示面が前記筐体から露出する表示パネルと、
    前記表示パネルの端部側に固定され、前記表示パネルを駆動するドライバと、
    前記ドライバを覆い、前記フレーム部材に導通状態で固定された板金部材と、
    前記表示面の向く方向と同一方向に実装面を向けて、前記フレーム部材及び前記板金部材に亘って積層されたキー基板と、
    前記実装面に設けられたスイッチと、
    前記スイッチに被せられ、前記筐体から露出する操作部材と、
    を有する携帯電子機器。
  2. 前記操作部材は、
    前記スイッチに被せられたシートと、
    前記スイッチの配置位置に開口を有する枠状に形成され、前記シートに積層されて前記シートの前記実装面からの離間を規制し、前記板金部材に導通状態で当接している導電性の補強部材と、
    を有する
    請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記キー基板は、当該キー基板の前記表示パネル側の縁部から前記板金部材の前記キー基板が載置される面の一部が露出するように前記板金部材に積層されており、
    前記操作部材は、前記スイッチ上に位置し、前記筐体から露出するキートップを有し、
    前記補強部材は、前記表示面側へ前記キートップの外縁よりも突出し、前記板金部材の前記一部に当接する突片を有する
    請求項2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記突片及び前記板金部材は、互いの積層方向において、前記ドライバと重畳しない位置において互いに当接する
    請求項3に記載の携帯電子機器。
  5. 前記突片には、前記板金部材側へ突出する突部が形成され、
    前記板金部材には、前記突部が挿入され、当該突部よりも開口面積の狭い孔部が形成されている
    請求項4に記載の携帯電子機器。
  6. 前記フレーム部材は、前記表示面の側方且つ前記表示面及び前記実装面の並び方向の側方に向く両側面にそれぞれ係合突起を有し、
    前記板金部材は、前記ドライバを覆い、前記両側面間において延びる被覆部と、当該被覆部の両端から屈曲して延びて前記フレーム部材の両側面に対向する側面対向部を有し、前記側面対向部には、前記係合突起が係合する係合孔部が形成されている
    請求項1から5のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012138237A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Casio Comput Co Ltd キーボード装置
JP2017132112A (ja) * 2016-01-27 2017-08-03 ブラザー工業株式会社 印刷装置

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