JP4896806B2 - 通信機器 - Google Patents

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本発明は、携帯電話機等の通信機器に関する。
従来、通信機器としての携帯電話機として、操作部材としてのキートップと、キートップが配設されたキーシートと、補強部材としてのキーフレームと、キートップに対応して配置されるキースイッチと、を有する電子機器が知られている(特許文献1参照)。
また、近年、携帯電話機等において、小型化や薄型化が求められている。特に、携帯電話機等の通信機器は、使用者が携帯することからも、小型化や薄型化の要請が強くなっている。また、携帯電話機等の通信機器における高機能化により、携帯電話機の内部に複数のアンテナが収納配置される場合が生じている。このような場合には、アンテナ数の増加が携帯電話機等の通信機器における小型化や薄型化を阻害している場合があった。また、アンテナ数の増加は、部品点数の増加や組立工数の増加を生じさせる場合があった。
特開2007−73445号公報
これに対し、特許文献1の電子機器においては、小型化や薄型化の提案はなされていない。特に、アンテナ数の増加に対応できる小型化や薄型化の提案はなされていない。更には、アンテナ数の増加による部品点数の増加や組立工数の増加等を抑制するものではなかった。
本発明は、補強部材の一部にアンテナ部を形成することで、部品点数の増加や組立工数の増加が抑制された通信機器を提供することを目的とする。
本発明は、第1開口部を有する筐体と、前記筐体内に配置される可撓性のシート部材と、前記筐体と前記シート部材との間に配置され第2開口部を有する導電性の補強部材と、前記シート部材における前記補強部材側の面に、少なくとも前記第1開口部を介して外部に露出するように配置される操作部材と、前記シート部材における前記補強部材側と反対側に配置され前記操作部材に対応する位置に配置されるスイッチ部材と、前記補強部材の一部に形成され所定周波数帯の信号を送受信可能なアンテナ部と、前記筐体内に配置され前記アンテナ部により送受信される信号を処理する信号処理部と、を備えることを特徴とする通信機器に関する。
また、前記アンテナ部は、前記補強部材の前記筐体における端部側に形成されることが好ましい。
また、前記スイッチ部材における前記補強部材側と反対の側には、前記信号処理部が実装された回路基板が配置されることが好ましい。
また、前記筐体は、内部に基準電位部を有し、前記補強部材は、前記基準電位部と電気的に接続されることが好ましい。
また、前記筐体は、内部に基準電位部を有し、前記スイッチ部材と前記回路基板との間には、前記基準電位部と電気的に接続される導電性のケース部材が配置され、前記補強部材は、前記ケース部材と電気的に接続され、前記ケース部材を介して前記基準電位部と電気的に接続されることが好ましい。
本発明によれば、補強部材の一部にアンテナ部を形成することで、部品点数の増加や組立工数の増加が抑制された通信機器を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、以下、通信機器として携帯電話機1について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、PHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等であってもよい。
図1により、電子機器としての携帯電話機1における基本構造を説明する。図1は、携帯電話機1を開いた状態における外観斜視図を示す。
図1に示すように、携帯電話機1は、操作部側筐体2(筐体)と、表示部側筐体3と、を備える。操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、ヒンジ機構を備える連結部4を介して開閉可能に連結されている。具体的には、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、連結部4を介して連結されている。これにより、携帯電話機1は、ヒンジ機構を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に動かすことが可能になる。つまり、携帯電話機1は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが開いた状態(開状態)にしたり、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが折り畳まれた状態(閉状態)にしたりすることができる。ここで、閉状態とは、両筐体が互いに重なるように配置された状態であり、開状態とは、両筐体が互いに重ならないように配置された状態をいう。
操作部側筐体2は、外面がフロントケース2aとリアケース2bとにより構成される。この操作部側筐体2は、フロントケース2a側に、操作キー群11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイクとしての音声入力部12とがそれぞれ露出するように構成される。
操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キー14、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う操作部材としての決定操作キー15により構成されている。操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や各種モード、或いは起動されているアプリケーション等の種類に応じて所定の機能が割り当てられている(キー・アサイン)。そして、使用者が各キーを押圧することにより、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
音声入力部12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4側と反対の外端部側に配置される。つまり、音声入力部12は、携帯電話機1が開状態において一方の外端部側に配置される。
操作部側筐体2における一方側の側面には、外部機器(例えば、ホスト装置)と通信を行うためのインターフェース(図示せず)が配置されており、インターフェースは、キャップ16により覆われている。操作部側筐体2の他方側の側面には、所定の機能が割り当てられているサイドキー30と、外部メモリの挿入及び取り出しが行われるインターフェース(図示せず)とが配置されており、インターフェースは、キャップ31により覆われている。
表示部側筐体3は、外面がフロントケース3bとリアケース3cとにより構成される。表示部側筐体3におけるフロントケース3bには、各種情報を表示するための表示部21と、通話の相手側の音声を出力するレシーバとしての音声出力部22と、が露出するように構成される。ここで、表示部21は、液晶パネルと、この液晶パネルを駆動する駆動回路と、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部とから構成される。
次いで、図2及び図3により、操作部側筐体2及び表示部側筐体3の内部構造について説明する。図2は、操作部側筐体2に内蔵される部材の分解斜視図である。図3は、表示部側筐体3に内蔵される部材の分解斜視図である。
図2に示すように、操作部側筐体2は、フロントケース2aと、キー構造部40と、フレキシブル配線基板50と、ケース体60と、基準電位パターン層及び携帯電話機用のRF(Radio Frequency)モジュール等の各種電子部品を備える回路基板70と、音声入力部12と、バッテリリッド2cを備えたリアケース2bと、バッテリ80とを備える。
フロントケース2aとリアケース2bとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。また、フロントケース2aとリアケース2bとの間には、キー構造部40と、フレキシブル配線基板50と、ケース体60と、回路基板70とが挟まれるようにして内蔵される。つまり、回路基板70を覆うようにしてケース体60が積層配置され、また、ケース体60の上面側にフレキシブル配線基板50が積層配置され、また、フレキシブル配線基板50の上面にキー構造部40が積層配置される。
フロントケース2aには、携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3の表示部21と対向する内側面に、第1開口部としてのキー孔13a、14a、15aが形成される。キー孔13a、14a、15aそれぞれからは、機能設定操作キー13を構成する機能設定操作キー部材13bの押圧面、入力操作キー14を構成する入力操作キー部材14bの押圧面、及び決定操作キー15を構成する決定操作キー部材15bの押圧面が露出される。この露出した機能設定操作キー部材13b、入力操作キー部材14b及び決定操作キー部材15bの押圧面を押し下げるように押圧することで、対応するキースイッチ51、52、53それぞれに設けられる後述のメタルドーム(椀状形状)の頂点が押圧され、スイッチ端子に接触して電気的に導通する。
キー構造部40は、操作部材40Aと、補強部材としてのキーフレーム40Bと、シート部材としてのキーシート40Cと、により構成される。
操作部材40Aは、複数のキー操作部材により構成される。具体的には、機能設定操作キー部材13bと、入力操作キー部材14bと、決定操作キー部材15bとにより構成される。操作部材40Aを構成する各操作キー部材それぞれは、後述するキーフレーム40Bを挟んでキーシート40Cに接着される。キーシート40Cに接着された各操作キー部材それぞれにおける押圧面は、上述の通り、キー孔13a、14a、15aそれぞれから外部に露出して配置される。具体的には、機能設定操作キー部材13bは、キー孔13aを介して押圧面が露出するように配置される。また、入力操作キー部材14bは、キー孔14aを介して押圧面が露出するように配置される。また、決定操作キー部材15bは、キー孔15aを介して押圧面が露出するように配置される。
キーフレーム40Bは、第2開口部としての孔部14cが複数形成された金属性の板状部材である。キーフレーム40Bは、入力操作キー部材14bの押圧による回路基板70等への悪影響を防ぐための補強部材である。また、キーフレーム40Bは導電性の部材であり、入力操作キー部材14bにおける静電気を逃がすための部材としても機能する。キーフレーム40Bに形成される複数の孔部14cには、後述するキーシート40Cに形成される凸部14dが嵌合するように配置される。そして、この凸部14dに入力操作キー部材14bが接着される。
孔部14cは、凸部14dの外周よりも大きく、かつ、入力操作キー部材14bの外周よりも小さくなるように形成される。孔部14cがこのように形成されるので、孔部14cの周囲に形成される格子部14eには、入力操作キー部材14bの外周が載置される。
入力操作キー部材14bの押圧面が押下された場合、押圧面が撓むと共に、格子部14eに載置された外周は格子部14eに支持される。つまり、キーフレーム40Bにより、キー操作に必要な変形が得られると共に、回路基板70に過剰な圧力が加えられることを抑制できる。
キーフレーム40Bは、後述するケース体60に固定孔42に挿通された導電性の固定部材により固定される。キーフレーム40bは、ケース体60と電気的に接続される。ここで、入力操作キー部材14bは、入力操作キー部材14bの外周が当接する格子部14eを介してケース体60に電気的に接続される。そして、後述のようにケース体60は基準電位部としての基準電位パターン層75に電気的に接続されるので、キーフレーム40Bは、ケース体60を介して基準電位パターン層75と電気的に接続される。
キーフレーム40Bにおける一部には、所定周波数帯の信号を受信可能な送受信用アンテナ部108が形成される。送受信用アンテナ部108は、キーフレーム40Bにおける端部側に形成される。具体的には、送受信用アンテナ部108は、操作部側筐体2における連結部4側と反対の端部側に形成される。更に具体的には、送受信用アンテナ部108は、入力操作キー部材14bに対応する孔部14cが形成される領域から上述の端部側に延在するようにして形成される。
キーフレーム40Bの一部に形成される送受信用アンテナ部108は、後述するフレキシブル配線基板50に配置される給電端子107から給電される。送受信用アンテナ部108は、給電端子107と協働して送受信用アンテナ109を構成する。
キーフレーム40Bの一部に形成される送受信用アンテナ部108は、入力操作キー部材14bに対応する孔部14cが形成される領域と一体的に形成される。つまり、送受信用アンテナ部108を含むキーフレーム40Bは、一の金型により一体的に成型されることで得られる。ここで、実施形態において、送受信用アンテナ部108の形状は逆F形状であるが、これに限定されず、要求される送受信機能等に基づいて所定形状に形成される。
キーシート40Cは、可撓性を有するシリコンゴム製のシート状部材である。キーシート40Cには、上述の通り、複数の凸部14dが形成される。複数の凸部14dは、キーシート40Cにおけるキーフレーム40Bが配置される側の面に形成される。この複数の凸部14dそれぞれは、後述するキースイッチ52に対応する位置に形成される。
複数の凸部14dそれぞれは、キーフレーム40Bに形成される複数の孔部14cそれぞれに嵌合するようにして配置される。複数の孔部14cそれぞれに嵌合するように配置される複数の凸部14dにおける頂面には、入力操作キー部材14bが接着剤により接合される。
凸部14dに接合された入力操作キー部材14bの押圧面が押下されることで押圧面の中央部が撓む。これにより、凸部14dも押下方向に変形される。この変形により、後述する凸部14dの押下方向に配置されるキースイッチ52が接続状態となる。
スイッチ部材としてのフレキシブル配線基板50は、キーシート40C側に配置される複数のキースイッチ51、52、53を有する。複数のキースイッチ51、52、53それぞれは、各操作部材40Aに対応する位置に配置される。
フレキシブル配線基板50に配置されるキースイッチ51、52、53は、椀状に湾曲して立体的に形成された金属板のメタルドームを有する構造になっている。メタルドームは、その椀状形状の頂点が押圧されると、フレキシブル配線基板50の表面に印刷された電気回路(図示せず)に形成されるスイッチ端子に接触して電気的に導通するように構成される。なお、フレキシブル配線基板50は、複数の絶縁フィルムの間に配線を挟み込んだものである。
フレキシブル配線基板50は、上述の送受信用アンテナ部108に当接するように配置される給電端子107を有する。上述のように、給電端子107は、アンテナ部108と協働して送受信用アンテナ109を構成する。給電端子107は、複数のキースイッチ51、52、53と同じ面に配置される。また、給電端子107は、フレキシブル配線基板50における端部側に配置される。具体的には、給電端子107は、送受信用アンテナ部108に当接可能な位置である操作部側筐体2の連結部4側と反対の端部側に配置される。
本実施形態における給電端子107は、容器部に収容されるバネと端子部とを有し、端子部が突出及び押し込み自在に構成されるスプリングコネクタである。このスプリングコネクタにおける端子部は、送受信用アンテナ部108の厚さへの移動に追従して当接状態を維持する。
ここで、フレキシブル配線基板50は、後述するケース体60における平板部61に載置される。フレキシブル配線基板50がケース体60における平板部61に載置されるので、操作部材40Aそれぞれが押圧されることによる圧力や撓みは、ケース体60の下方に配置される回路基板70に伝達されにくい。
ケース体60は、薄型の直方体における一の広い面が開口した形状を有する導電性の部材である。ケース体60は、平板部61における開口側の面に略垂直に形成されるリブを有する。リブは、回路基板70に実装される各種電子部品のうち最も高さのある電子部品の高さと同等又はそれよりも十分に高くなるよう形成される。リブは、平板部61の周縁及び内側に基準電位パターン層75に対応するように形成される。具体的には、ケース体60が回路基板70に載置された状態で、基準電位パターン層75上に配置されるようにリブが形成される。なお、ケース体60は、金属により形成するほか、骨格を樹脂により形成し、その表面に導体膜を形成したものでもよい。
ケース体60は、リブの底面が基準電位パターン層75に当接されることで、基準電位パターン層75と電気的に接続される。ケース体60は、基準電位パターン層75と電気的に導通して該基準電位パターン層75と同じ大きさの電位を有するようになる。つまり、ケース体60は、シールドケースとして機能する。ケース体60は、シールドケースとして外部からのノイズが回路基板70に配置される不図示の各種電子部品に作用するのを防ぐと共に、RF(Radio Frequency)回路等の高周波回路から放出されるノイズを吸収して、他の電子部品に作用することを防ぐ。具体的には、ケース体60におけるリブの底面が基準電位パターン層75上に配置されることで、後述する各回路はリブにより囲われると共に平坦部の一部により覆われる。リブは、各回路における隔壁として機能し、ケース体60の一部と共に各回路をシールドする。
ケース体60にはフレキシブル配線基板50が載置されると共に、キーフレーム40Bが固定孔42において金属性のネジ部材等により固定される。つまり、キーフレーム40Bは、ケース体60に電気的に接続される。
回路基板70には、アンテナ部108が送受信する信号を処理する信号処理部101aを含む不図示の各種電子部品や回路が配置される。各種電子部品は、所定の組み合わせにより複数の回路ブロックを形成する。例えば、RF(Radio Frequency)回路、電源回路等を含む各種回路ブロックが形成される。
回路基板70には、基準電位部としての基準電位パターン層75が形成される。基準電位パターン層75は、各回路ブロックを区画するように形成される。基準電位パターン層75は、導電性の部材を回路基板70の表面に所定パターンで印刷することで形成される。
回路基板70とケース体60とは複数の連結部Aにおいて着脱可能に部分的に固定される。具体的には、図2に示す回路基板70の4隅に形成される回路基板側ネジ孔と、ケース体60の4隅に所定の部材を配置して形成したケース体側ネジ孔(不図示)を重ね合わせた状態で、該重なり合わされたネジ孔にネジ部材を螺合させることで、回路基板70とケース体60とは着脱可能に固定される。
具体的には、基準電位パターン層75にリブの底面が当接された状態でケース体60は回路基板70と固定される。つまり、回路基板70における基準電位パターン層75とケース体60とは電気的に接続される。ここで、上述のように、キーフレーム40Bはケース体60と電気的に接続されるので、キーフレーム40Bは、ケース体60を介して基準電位パターン層75と電気的に接続される。
リアケース2bには、取り外し可能なバッテリリッド2cが設けられており、バッテリ80をリアケース2bの外側から収納した後、リアケース2bに装着される。また、リアケース2bには、ユーザの音声を入力する音声入力部12が収容される。
図3に示すように、表示部側筐体3は、フロントパネル3aと、音声出力部22と、フロントケース3bと、スピーカ23と、表示部21と、表示部21が接続されたプリント基板85と、リアケース3cと、リアパネル3dと、を備える。
表示部側筐体3は、フロントパネル3aと、フロントケース3bと、表示部21と、プリント基板85と、リアケース3cと、リアパネル3dとがそれぞれが積層的に配置される。具体的には、フロントケース3bとリアケース3cとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。
そして、フロントケース3bとリアケース3cとの間には、表示部21が接続されたプリント基板85が挟まれるようにして内蔵される。プリント基板85には、不図示のアンプと接続されるスピーカ23が接続される。
なお、本実施形態においては、連結部4により折り畳み可能な携帯電話機1の説明をしているが、このような折り畳み式ではなく、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転(リボルバ)式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが一つの筐体に配置され連結部を有さない型式(ストレートタイプ)でもよい。
次に、図4により、携帯電話機1の構成について説明する。図4は、携帯電話機1の構成を説明するブロック図である。図4に示すように、携帯電話機1は、CPU100、RF(Radio Frequency)回路部101、音声処理部102、メモリ部103、電源回路部104、画像処理部105、操作部106、バッテリ80を有する。
RF回路部101は、不図示の基地局を介した無線通信動作、例えば、電話番号の発呼動作や電子メールの送受信動作等を行う。RF回路部101は、送受信用アンテナ109を含んで構成され、電波を利用した無線通信で行うために後述のCPU100で処理された音声情報、画像情報、電子メール等を変調して送受信用アンテナ109により基地局(図示せず)に送信する。なお、本実施形態においては、送受信用アンテナ109は、操作部側筐体2に内蔵され、操作部側筐体2の外部に露出されていない構成となっている。具体的には、上述の通り、送受信用アンテナ109は、キーフレーム40Bの一部であるアンテナ部108とフレキシブル配線基板50に配置される給電端子107とにより構成され、操作部側筐体2に収納される。
送受信用アンテナ109は、所定の使用周波数帯(例えば、800MHz)で外部装置(基地局)と通信を行う。所定の使用周波数帯として、800MHzを例示したが、これ以外の周波数帯であってもよい。また、送受信用アンテナ109は、所定の使用周波数帯の他に、第2の使用周波数帯(例えば、2GHz)に対応できる、いわゆるデュアルバンド対応型による構成であっても良いし、さらに、第3の使用周波数帯にも対応できる複数バンド対応型により構成されていてもよい。
信号処理部101aは、送受信用アンテナ109により受信された信号を復調処理し、送受信用アンテナ109から送信される信号を変調する。
音声処理部102は、音声入力部12と、音声出力部22と、スピーカ23と、を含んで構成される。音声入力部12は、集音したユーザの音声を音声処理部102に供給する。音声入力部12により集音された音声は、音声処理部102において、アナログ音声信号からデジタル音声信号に変換される。そして、変換されたデジタル音声信号は、CPU100において、フィルタ処理や符号化処理等の所定の処理がなされる。また、音声処理部102は、CPU100により供給された着信音データ等のデジタル音声情報に対して所定の処理を行うことによりアナログ音声信号に変換し、音声出力部22から出力させる。
メモリ部103は、EEPROM等の不揮発性メモリを含んで構成され、通話やメールの送受信のための制御プログラム、インターネットブラウザ、メッセージデータ、名前および電話番号等が登録されたアドレス帳等を記憶する。
電源回路部104は、バッテリ80からの電力が一定になるように電源を調整する。
画像処理部105は、表示部21に接続される。表示部21は、液晶表示装置(LCD)等の表示ディバイスを有し、例えば、電子メールのテキストやメモリ部103に格納された様々なテキストを表示する。画像処理部105は、ユーザが操作部106を操作することにより得られた各種データを表示可能に処理し、表示部21に表示させる。
操作部106は、各種操作キー群11を含んで構成される。操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や各種モード、或いは起動されているアプリケーション等の種類に応じて所定の機能が割り当てられており、ユーザが各キーを押下することにより、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
CPU100は、マイクロコンピュータを主体として構成され、携帯電話機1の全体の制御を行う。CPU100は、後述する算出手段として機能するほか、RF回路部101における各種情報の無線による送受信の制御、音声情報の出力変換等の制御、表示部21へ情報表示に関する制御、操作部106の入力情報に応じた処理等の制御を行う。
本実施形態によれば、操作部を構成するキーフレーム40Bの一部にアンテナ部108を一体的に形成することで、部品点数の増加や組立工数の増加を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、キーフレーム40Bの一部にアンテナ部108を形成したので、該携帯電話機1を小型や薄型化することができる。
また、本実施形態によれば、キーフレーム40Bの一部にアンテナ部を形成することができるので、複数のアンテナ部を一の部材に形成することができる。また、アンテナ部の形成位置における自由度が向上される。
また、本実施形態によれば、アンテナ部108は、厚さの薄いキーフレーム40Bの一部により構成されるので、このアンテナ部108を部材同士の隙間に配置することも可能である。これにより、設計上の自由度が向上されると共に、携帯電話機1を小型化や薄型化することができる。
また、本実施形態によれば、アンテナ部108が操作部側筐体2における端部側に延在して形成されるので、使用時において人の手による影響を受けにくい。これにより、アンテナ感度の低下を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、回路基板70から離間するキーフレーム40Bの一部にアンテナ部108が形成されるので、電子部品や金属等が配置される回路基板70から離間した位置にアンテナ部108が形成される。これにより、アンテナ感度の低下を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、従来から静電気対策がなされているキーフレーム40Bの一部にアンテナ部108を形成したので、改めて静電気対策のために部材や部位を設ける必要がない。
また、本実施形態によれば、アンテナ部108が形成されるキーフレーム40Bと回路基板70との間にフレキシブル配線基板50が配置されるので、アンテナ部108と回路基板70との距離を確保することができる。これにより、アンテナ感度の低下を抑制することができる。
更に、本実施形態によれば、フレキシブル配線基板50と回路基板70との間に静電対策がなされているケース体60が配置されるので、回路基板70基板の保護及び静電対策の強化を好適に図ることができる。
以上、本形態の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。例えば、本実施形態において、キーフレーム40Bには一のアンテナ部108が形成されるが、これに限定されず、図5に示すように、キーフレームには複数のアンテナ部401、402、403、404が形成されてもよい。また、アンテナ部の位置や形成も限定されない。また、複数のアンテナ部401、402、403、404それぞれにおける機能が異なるように構成してもよい。例えば、複数のアンテナ部401、402、403、404それぞれを通信用のメインアンテナ、サブアンテナ、GPS用アンテナ、BLUETOOTH用アンテナのいずれかとするように構成できる。このようにすることで、異なる機能を有する複数のアンテナを一の部材で形成できる。これにより、部品点数の増加や組立工数の増加を抑制できると共に、携帯電話機1の小型化や薄型化を図ることができる。
また、本実施形態において、給電端子として、容器部に収容されるバネと端子部とを有し、端子部が突出及び押し込み自在に構成されるスプリングコネクタを用いているが、これに限定されず、所定の弾性を有する部材であればよい。例えば、板状の金属部材を折り曲げて弾性を生じさせた弾性部材等を例示できる。
携帯電話機1を開いた状態における外観斜視図を示す。 操作部側筐体2に内蔵される部材の分解斜視図である。 表示部側筐体3に内蔵される部材の分解斜視図である。 携帯電話機1の構成を説明するブロック図である。 アンテナ部における他の実施形態を説明する斜視図を示す。
符号の説明
1 携帯電話機
2 操作部側筐体
3 表示部側筐体
11 操作キー群
14a キー孔
14c 孔部
40 キー構造部
40A 操作部材
40B キーフレーム
40C キーシート
50 フレキシブル配線基板
60 ケース体
70 回路基板
75 基準電位パターン層
101a 信号処理部
106 操作部
107 給電端子
108 アンテナ部
109 送受信用アンテナ

Claims (6)

  1. 第1開口部を有する筐体と、
    前記筐体内に配置される可撓性のシート部材と、
    前記筐体と前記シート部材との間に配置され導電性の補強部材と、
    前記筐体と前記補強部材との間に配置され、少なくとも前記第1開口部を介して外部に露出するように配置される操作部材と、
    前記シート部材における前記補強部材側と反対側に配置され前記操作部材に対応する位置に配置されるスイッチ部材を実装するスイッチ基板と
    前記スイッチ基板における前記補強部材側に配置される給電部と、
    前記補強部材における前記給電部に対向する領域に形成され、前記給電部に接続され、所定周波数帯の信号を送受信するアンテナ部と、
    前記筐体内に配置され前記アンテナ部により送受信される信号を処理する信号処理部と、を備えることを特徴とする通信機器。
  2. 前記アンテナ部は、前記補強部材の前記筐体における端部側に形成される請求項1に記載の通信機器。
  3. 前記スイッチ部材が実装されたスイッチ基板における前記補強部材側と反対の側には、前記信号処理部が実装された第2回路基板が配置される請求項1又は2に記載の通信機器。
  4. 前記筐体は、内部に基準電位部を有し、
    前記補強部材は、前記基準電位部と電気的に接続される請求項1から3のいずれか1項に記載の通信機器。
  5. 前記筐体は、内部に基準電位部を有し、
    前記スイッチ部材が実装されたスイッチ基板と前記第2回路基板との間には、前記基準電位部と電気的に接続される導電性のケース部材が配置され、
    前記補強部材は、前記ケース部材と電気的に接続され、前記ケース部材を介して前記基準電位部と電気的に接続される請求項3に記載の通信機器。
  6. 第1開口部を有する筐体と、
    前記筐体内に配置される可撓性のシート部材と、
    前記筐体と前記シート部材との間に配置され、前記シート部材から延在する領域を有する導電性の補強部材と、
    前記筐体と前記補強部材との間に配置され、少なくとも前記第1開口部を介して外部に露出するように配置される操作部材と、
    前記シート部材における前記補強部材側と反対側に配置され、前記操作部材に対応する位置に配置されるスイッチ部材を実装すると共に、前記シート部材から延在する領域を有するスイッチ基板と、
    前記スイッチ基板における前記シート部材から延在する領域の前記補強部材側に配置される給電部と、
    前記補強部材における前記シート部材から延在する領域の前記給電部に対向する領域に形成され、前記給電部に接続され、所定周波数帯の信号を送受信するアンテナ部と、
    前記筐体内に配置され前記アンテナ部により送受信される信号を処理する信号処理部と、を備えることを特徴とする通信機器。
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