JP2009089060A - 携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、回路基板の実装面積を確保しつつ、ケース部材の剛性の低下を抑制することのできる携帯電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】携帯電話機1は、基準電位パターン層75が形成された回路基板70と、平板部61及び平板部61における基準電位パターン層75側に略垂直に形成されるリブ62を有する導電性のケース体60と、基準電位パターン層75に弾性力を有した状態で当接されるバネ部94を有すると共にバネ部94がリブ62の側面に並んで配置された状態でリブ62に取り付けられる複数の接触端子91と、を備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、携帯電話機等の携帯電子機器に関する。
従来、携帯電子機器としての携帯電話機におけるグランド導通構造として、回路基板に形成された基準電位パターン上に導電性のケース部材を配置する構造が知られている。また、この導電性のケース部材と回路基板とのグランド導通における確実性を向上させるため、基準電位パターンと、基準電位パターンに電気的に接続された接触端子とを有する回路基板と、前記基準電位パターン及び接触端子に当接されて回路基板に取り付けられる導電性のケース部材と、を有する電子機器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
更には、グランド導通における確実性を向上させると共に回路基板における実装面積を確保するため、接触端子を導電性のケース部材に配置させる構造が知られている。具体的には、導電性のケース部材に形成されるリブを大きく切り欠いて切り欠き部を形成すると共に、この切り欠き部に接触端子を配置する構造が知られている。
特開2006−66280号公報
しかし、回路基板に接続端子を実装する場合には、回路基板の実装面積の確保が困難となり、また導電性のケース部材のリブにバネ接点を配置するため、バネ接点が配置可能である切り欠き部をリブに形成する場合、導電性のケース部材の剛性が低下するという問題があった。
本発明は、回路基板の実装面積を確保しつつ、ケース部材の剛性の低下を抑制することのできる携帯電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、基準電位パターンが形成された第1回路基板と、前記基準電位パターン側に突出して形成されるリブ部を有する導電性のケース部材と、前記リブ部に沿って前記ケース部材に取り付けられると共に、前記基準電位パターンに当接される接触端子と、を備える携帯電子機器に関する。
また、前記ケース部材における前記第1回路基板側と反対側に配置されると共に押圧可能に構成される複数のスイッチ部が配置された第2回路基板と、を備え、前記の接触端子は、前記ケース部材における前記スイッチ部に対応する位置に配置されることが好ましい。
また、前記第2回路基板には、前記スイッチ部が複数個配置され、前記複数のスイッチ部への押圧に応じて所定の動作を制御する制御部と、を有し、前記複数のスイッチ部は、前記制御部が前記所定の動作を制御するために必要な押圧時間が他のスイッチ部よりも長い特定のスイッチ部と、を有し、前記接続端子は、前記ケース部材における前記特定のスイッチ部に対応する位置に配置される、ことを特徴とすることが好ましい。
また、前記ケース部材の前記平板部における前記第1回路基板側と反対側に配置される導電性の接着シートと、前記接着シートを介して前記ケース部材に取り付けられる第2回路基板と、を備え、前記接着シートには、前記ケース部材の外周に形成される前記リブ部の外側面に沿って前記第1回路基板側に延出すると共に、前記リブの底面を介して前記リブ部の内側面に沿って配置される延出部が形成され、前記延出部における前記リブの内面に沿って配置された部分には、前記複数の接触端子が取り付けられ、前記延出部における前記リブの底面に配置された部分は、前記ケース部材と前記第1回路基板とを固定することが好ましい。
また、前記ケース部材における前記第1回路基板側と反対側に配置される導電性の接着シートと、前記接着シートを介して前記ケース部材に取り付けられる第2回路基板と、を備え、前記接着シートには、前記ケース部材の前記リブ部の外側面に沿って前記第1回路基板側に延出する延出部が形成され、前記延出部は、前記接触端子を前記リブに沿って取り付けると共に、前記ケース部材と前記第1回路基板とを固定することが好ましい。
本発明によれば、接触端子が導電性のケース部材に形成されたリブ部に沿って導電性のケース部材に取り付けられるため、回路基板の実装面積を確保しつつ、ケース部材の剛性の低下を抑制することができる携帯電子機器を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1により、携帯電子機器としての携帯電話機1における基本構造を説明する。図1は、携帯電話機1を開いた状態における外観斜視図を示す。
図1に示すように、携帯電話機1は、筐体としての操作部側筐体2と、表示部側筐体3と、を備える。操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、ヒンジ機構を備える連結部4を介して開閉可能に連結される。具体的には、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、連結部4を介して連結される。これにより、携帯電話機1は、ヒンジ機構を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に動かすことが可能に構成される。つまり、携帯電話機1は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが開いた状態(開状態)と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが折り畳まれた状態(閉状態)とにすることができる。ここで、閉状態とは、両筐体が互いに重なるように配置された状態であり、開状態とは、両筐体が互いに重ならないように配置された状態をいう。
操作部側筐体2は、外面がフロントケース2aとリアケース2bとにより構成される。操作部側筐体2は、フロントケース2a側に、操作キー群11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイクとしての音声入力部12とがそれぞれ露出するように構成される。
操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キー14と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う操作部材としての決定操作キー15とにより構成される。操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や各種モード、或いは起動されているアプリケーション等の種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。そして、使用者が各キーを押圧することにより、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
音声入力部12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4側と反対の外端部側に配置される。つまり、音声入力部12は、携帯電話機1が開状態において一方の外端部側に配置される。
操作部側筐体2における一方側の側面には、外部機器(例えば、ホスト装置)と通信を行うためのインターフェース(図示せず)が配置される。操作部側筐体2の他方側の側面には、所定の機能が割り当てられているサイドキーと、外部メモリの挿入及び取り出しが行われるインターフェース(図示せず)とが配置される。インターフェースは、キャップにより覆われている。各インターフェースは、不使用時にはキャップにより覆われる。
表示部側筐体3は、外面がフロントパネル3aと、フロントケース3bと、リアケース3c(図示せず)と、リアパネル3dとにより構成される。表示部側筐体3におけるフロントケース3bには、各種情報を表示するための表示部21と、通話の相手側の音声を出力するレシーバとしての音声出力部22と、が露出するように配置される。ここで、表示部21は、液晶パネルと、この液晶パネルを駆動する駆動回路と、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部とから構成される。
次いで、図2から図9により、操作部側筐体2及び表示部側筐体3の内部構造について説明する。図2は、操作部側筐体2に内蔵される部材の分解斜視図である。図3は、表示部側筐体3に内蔵される部材の分解斜視図である。図4は、連結部材97により複数の接触端子91が連結された接触端子群90の底面図である。図5は、接触端子群90がケース体60に取り付けられた状態を説明する図である。図6は、図5における領域Aの拡大図である。図7は、図6における側面図である。図8は、回路基板70における平面図である。図9は、接触端子91における端子部95が基準電位パターン層75における被接触部75aに接触した状態を説明する図である。
図2に示すように、操作部側筐体2は、フロントケース2aと、キー構造部40と、第2回路基板としてのキー基板50と、ケース部材としてのケース体60と、基準電位パターン層75及び携帯電話機用のRF(Radio Frequency)モジュール等の各種電子部品を備える第1回路基板としての回路基板70と、バッテリリッド2cを備えたリアケース2bと、バッテリ80とを備える。
フロントケース2aとリアケース2bとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。また、フロントケース2aとリアケース2bとの間には、キー構造部40と、キー基板50と、ケース体60と、回路基板70とが挟まれるようにして内蔵される。
フロントケース2aには、携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3の表示部21と対向する内側面に、第1開口部としてのキー孔13a、14a、15aが形成される。キー孔13a、14a、15aそれぞれからは、機能設定操作キー13を構成する機能設定操作キー部材13bの押圧面、入力操作キー14を構成する入力操作キー部材14bの押圧面、及び決定操作キー15を構成する決定操作キー部材15bの押圧面が露出される。この露出した機能設定操作キー部材13b、入力操作キー部材14b及び決定操作キー部材15bの押圧面を押し下げるように押圧することで、対応するキースイッチ51、52、53(スイッチ部、特定のスイッチ部)それぞれに設けられる椀状形状のメタルドームの頂点が押圧され、スイッチ端子に接触して電気的に導通する。
キー構造部40は、操作部材40Aと、補強部材としてのキーフレーム40Bと、シート部材としてのキーシート40Cと、により構成される。
操作部材40Aは、複数のキー操作部材により構成される。具体的には、機能設定操作キー部材13bと、入力操作キー部材14bと、決定操作キー部材15bとにより構成される。操作部材40Aを構成する各操作キー部材それぞれは、後述するキーフレーム40Bを挟んでキーシート40Cに接着される。キーシート40Cに接着された各操作キー部材それぞれにおける押圧面は、上述の通り、キー孔13a、14a、15aそれぞれから外部に露出して配置される。
キーフレーム40Bは、孔部14cが複数形成された金属性の板状部材である。キーフレーム40Bは、入力操作キー部材14bの押圧による回路基板70等への悪影響を防ぐための補強部材である。また、キーフレーム40Bは導電性の部材であり、入力操作キー部材14bにおける静電気を逃がすための部材としても機能する。キーフレーム40Bに形成される複数の孔部14cには、後述するキーシート40Cに形成される凸部14dが嵌合するように配置される。そして、この凸部14dに入力操作キー部材14bが接着される。
キーシート40Cは、可撓性を有するシリコンゴム製のシート状部材である。キーシート40Cには、上述の通り、複数の凸部14dが形成される。複数の凸部14dは、キーシート40Cにおけるキーフレーム40Bが配置される側の面に形成される。この複数の凸部14dそれぞれは、後述するキースイッチ52に対応する位置に形成される。
キー基板50は、キーシート40C側に配置される複数のキースイッチ51、52、53を有する。複数のキースイッチ51、52、53、それぞれは、各操作部材40Aに対応する位置に配置される。キー基板50に配置されるキースイッチ51、52、53は、椀状に湾曲して立体的に形成された金属板のメタルドームを有する構造になっている。メタルドームは、その椀状形状の頂点が押圧されると、キー基板50の表面に印刷された電気回路(図示せず)に形成されるスイッチ端子に接触して電気的に導通するように構成される。そして、図示しない制御部が、キースイッチへの押圧に伴うスイッチ端子への電気的導通に応じて所定の動作、例えば、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を制御する。なお、制御部は、この所定の動作を制御するために必要なキースイッチへの押圧時間をキースイッチごとに異ならせてもよい。なお、キー基板50は、複数の絶縁層(絶縁フィルム)の間に配線を挟み込んだものである。
キー基板50がケース体60における平板部61に載置されるので、操作部材40Aそれぞれが押圧されることによる圧力や撓みは、ケース体60の下方に配置される回路基板70に伝達されにくい。また、後述のように、キースイッチ51、52、53の押圧方向に接触端子91のバネ部94が配置されるので、押圧されることによる圧力等が回路基板70に伝達されにくい。
ケース体60は、薄型の直方体における一の広い面が開口した形状を有する導電性の部材である。ケース体60は、平板部61における開口側の面に略垂直に突出して形成されるリブ62を有する。リブ62は、回路基板70に実装される各種電子部品のうち最も高さのある電子部品の高さと同等又はそれよりも十分に高くなるよう形成される。リブ62は、平板部61の周縁及び内側に基準電位部を構成する基準電位パターン層75に対応するようにして基準電位パターン層75側に突出して形成される。具体的には、ケース体60が回路基板70に載置された状態で、基準電位パターン層75上に配置されるようにリブ62が形成される。なお、ケース体60は、金属により形成するほか、骨格を樹脂により形成し、その表面に導体膜を形成したものでもよい。
ケース体60におけるリブ62には、複数の接触端子91を有する接触端子群90が取り付けられる。図4に示すように、接触端子群90は、複数の接触端子91と、該複数の接触端子91同士を連結する連結部材97とを有して構成される。
図5に示すように、接触端子群90は、ケース体60におけるリブ62が形成された側に取り付けられる。具体的には、接触端子群90は、該接触端子群90を構成する接触端子91がケース体60におけるリブ62に沿って取り付けられることで、ケース体60に取り付けられる。この状態において、連結部材97は、複数の接触端子91それぞれを連結した状態を維持する。
図6及び図7に示すように、接触端子91は、取り付け部材92と、繰り出し部92aと、端子保持部93と、バネ部94と、端子部95とを有して構成される。接触端子91は、導電性を有する金属製の部材により構成される。
取り付け部材92は、板状の部材がコの字状に形成された部材である。取り付け部材92は、リブ62を挟むように配置されると共に、リブ62に形成された切り欠き部62aに嵌合して配置される。これにより、接触端子91は、リブ62に取り付けられる。ここで、リブ62の底面側に形成された切り欠き部62aは、取り付け部材92を構成する板状の部材における厚さ分だけ切り欠くことで形成される。切り欠き部62aにおける深さは、従来の接触端子全体を配置する場合に比べて極めて浅い。なお、ケース体60は、製造工程において金型成型等する際に凹部が形成されてしまうことがあるが、この製造工程において形成された凹部を切り欠き部62aとして利用してもよい。こうすることにより、製造工程において形成された凹部を有効利用でき、かつ、切り欠き部62aを改めて成型する工程を省略することができる。
繰り出し部92aは、取り付け部材92の側面(リブ62の側面に配置された部分)から繰り出すように形成される。繰り出し部92aにおける取り付け部材92側と反対の端部には、端子部95等を保持する端子保持部93が配置される。繰り出し部92aは、端子保持部93に保持される端子部95をリブ62から離間させる。
端子保持部93は、バネ部94と、バネ部94に形成される端子部95とを保持する。具体的には、端子保持部93は、端子部95が回路基板70側に向くようにバネ部94及び端子部95を保持する。
バネ部94は、端子保持部93における回路基板70側に保持される。バネ部94は、端子保持部93に一端側が固定されると共に、他端側が固定されない自由端となる状態で保持される。バネ部94は、リブ62の側面と平行な方向でかつ回路基板70における鉛直方向に移動可能であると共に、弾性力を有した状態で端子保持部93に保持される。言い換えると、バネ部94は、端子保持部93に回路基板70における鉛直方向に弾性力を有した状態で保持される。
バネ部94は、端子部95を回路基板70側に向かうように付勢する。バネ部94は、自然状態において、図7に示すように、端子部95がリブ62の底面から突出する位置配置させると共に、組み立て後において、図9に示すように、リブ62の底面と同じ位置に配置させる。バネ部94は、組み立て後において、弾性力により端子部95を回路基板70側に向かうように付勢する。
端子部95は、バネ部94に形成され回路基板70における基準電位パターン層75に当接される部分である。端子部95は、図7において、バネ部94におけるリブ62の底面側に最も突出した部分である。端子部95は、バネ部94の変形に追従して移動する。そして、端子部95は、バネ部94に生じた弾性力により回路基板70側に向かうように付勢される。
複数の接触端子91それぞれにおける端子部95は、基準電位パターン層75に当接される。詳細には、複数の接触端子91それぞれにおける端子部95は、基準電位パターン層75における被接触部75aに当接される。導電性を有する金属製の部材である接触端子91における端子部95が基準電位パターン層75における被接触部75aに当接されることで、ケース体60と基準電位パターン層75との電気的導通における確実性は向上する。
ここで、複数の接触端子91における所定の接触端子91は、ケース体60におけるキー基板50に配置されるキースイッチ51、52、53に対応する位置に配置される。詳細には、所定の接触端子91は、バネ部94が平板部61におけるキースイッチ51、52、53側と反対側であって、キースイッチ51、52、53に対応する位置に配置される。言い換えると、所定の接触端子91は、バネ部94が平板部61におけるキースイッチ51、52、53側と反対側であって、厚さ方向(押圧方向)においてキースイッチ51、52、53と重なるように配置される。なお、キースイッチ51、52、53のうち、例えば、押圧操作頻度の高いキースイッチ(特定のスイッチ)や、操作時における押圧時間が長いキースイッチすなわち、前述の制御部が所定の動作を制御するために必要な押圧時間が最も長いキースイッチ(特定のスイッチ)に対応して、接触端子91のバネ部94が平板部61に配置されるのが好ましい。
連結部材97は、導電性を有する金属製の部材で構成される。連結部材97は、図4に示すように、複数の接触端子91同士を連結する。具体的には、連結部材97は、複数の接触端子91同士を各接触端子91がリブ62に取り付けられた状態における位置関係で連結される。言い換えると、複数の接触端子91それぞれは、リブ62に取り付けられた状態における位置関係になるよう連結部材97により位置決めされる。そして、図5に示すように、連結部材97により複数の接触端子91同士が連結されてなる接触端子群90は、ケース体60におけるリブ62が形成された側に取り付けられる。
連結部材97における一部は、リブ62に形成された連結部材用切り欠き部62bに嵌合される。具体的には、所定のリブ62における一方側に位置する接触端子91と他方側に位置する接触端子91とをつなぐように配置される連結部材97の一部は、リブ62に形成される連結部材用切り欠き部62bに嵌合するように配置される。
ケース体60は、リブの底面が及び接触端子91における端子部95が基準電位パターン層75及び被接触部75aに当接されることで、該基準電位パターン層75及び被接触部75aと電気的に接続される。ケース体60は、基準電位パターン層75及び被接触部75aと電気的に導通して該基準電位パターン層75及び被接触部75aと同じ大きさの電位を有するようになる。つまり、ケース体60は、シールドケースとして機能する。ケース体60は、シールドケースとして外部からの高周波等のノイズが回路基板70に配置される各種電子部品に作用するのを抑制すると共に、RF(Radio Frequency)回路、CPU回路、電源回路等から放出されるノイズを遮蔽して、他の電子部品やアンテナ108に接続される受信回路等に作用することを抑制する。具体的には、ケース体60におけるリブ62の底面が基準電位パターン層75上に配置されることで、後述する各回路はリブ62により囲われると共に平板部61の一部により覆われる。リブ62は、各回路における隔壁として機能し、平板部61の一部と共に各回路をシールドする。
回路基板70には、アンテナ108が送受信する信号を処理する信号処理部を含む不図示の各種電子部品や回路が配置される。各種電子部品は、所定の組み合わせにより複数の回路ブロックを形成する。例えば、RF(Radio Frequency)回路、電源回路等を含む各種回路ブロックが形成される。
回路基板70におけるケース体60側の第1面70aには、上述の各種電子部品のほか、基準電位部を構成する基準電位パターン層75が形成される。基準電位パターン層75は、上述の各回路ブロックを区画するように形成される。基準電位パターン層75は、回路基板70の第1面70aの表面に導電性の部材を所定パターンで印刷することで形成される。また、基準電位パターン層75には、複数の接触端子91それぞれに形成される端子部95に接触される被接触部75aが形成される。
図8に示すように、被接触部75aは、基準電位パターン層75における幅方向に突出するように形成される領域である。被接触部75aは、ケース体60が回路基板70に取り付けられた状態で接触端子91に形成される端子部95に当接される領域に形成される。また、被接触部75aは、ケース体60が回路基板70に取り付けられた状態でリブ62に当接されない領域に形成される。
被接触部75aは、接触端子91における端子部95が当接される領域にさえ形成されていればよい。したがって、接触端子等を回路基板70に実装した場合にくらべ、回路基板70における被接触部75aの実装面積は極めて小さい。被接触部75aは、基準電位パターン層75に物理的及び電気的に連続して形成される。詳細には、被接触部75aは、基準電位パターン層75と一体的に形成される。
リアケース2bの一端側(図2において)には、取り外し可能なバッテリリッド2cが設けられており、バッテリ80をリアケース2bの外側から収納した後、リアケース2bに装着される。また、リアケース2bにおける一端側には、ユーザの音声を入力する不図示の音声入力部12(特にマイク)が収容される。
図3に示すように、表示部側筐体3は、フロントパネル3aと、音声出力部22と、フロントケース3bと、音声出力部22と、表示部21と、表示部21が接続されたプリント基板85と、リアケース3cと、リアパネル3dと、を備える。
表示部側筐体3は、フロントパネル3aと、フロントケース3bと、表示部21と、プリント基板85と、リアケース3cと、リアパネル3dとがそれぞれが積層的に配置される。具体的には、フロントケース3bとリアケース3cとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。
そして、フロントケース3bとリアケース3cとの間には、表示部21が接続されたプリント基板85が挟まれるようにして内蔵される。プリント基板85には、不図示のアンプと接続されるスピーカが接続される。
続けて、図4から図9により、複数の接触端子91が取り付けられたケース体60を回路基板70に積層配置させる手順について説明する。
図4に示すように、複数の接触端子91は、連結部材97により一体的に連結される。複数の接触端子91が連結部材97により一体的に連結されることで、接触端子群90が形成される。連結部材97により連結された複数の接触端子91における取り付け部92それぞれの位置は、ケース体60に形成された複数の切り欠き部62aそれぞれに対応する位置である。
図5に示すように、接触端子群90は、ケース体60に取り付けられる。具体的には、接触端子群90を構成する複数の接触端子91それぞれは、リブ62に取り付けられる。詳細には、複数の接触端子91それぞれは、取り付け部材92がリブ62の底面に形成された複数の切り欠き部62aに嵌合して取り付けられる。複数の接触端子91それぞれは、連結部材97により切り欠き部62aに対応する位置で位置決め固定されているので、複数の接触端子91それぞれは、ケース体60におけるリブ62に一体的に取り付けられる。
図5に示される接触端子群90が取り付けられたケース体60は、図8に示される回路基板70に積層配置される。具体的には、ケース体60は、複数の接触端子91それぞれにおける端子部95が回路基板70における複数の被接触部75aそれぞれに当接するように積層配置される。
これにより、複数の接触端子91それぞれは、図6及び図7に示す状態から図9に示す状態に変形され基準電位パターン層75における被接触部75aに当接される。具体的には、接触端子91におけるバネ部94が変形されて弾性力を有した状態で被接触部75aに当接される。
接触端子91における端子部95は、被接触部75aに当接されると共に、バネ部94により被接触部75aに向かうように付勢される。これにより、複数の接触端子91それぞれと基準電位パターン層75に形成される複数の被接触部75aそれぞれとの当接における確実性が向上される。
本実施形態によれば、バネ部94がリブ62の側面に並んで配置されるよう接触端子91を取り付けるので、回路基板70の実装面積を確保しながらグランド導通の確実性を向上させることができる。これにより、電子部品等の実装面積を大きくとることができるので、結果として回路基板70を小型化することができる。また、これにより、コストを低減させることや、携帯電話機1を小型化させることができる。また、基準電位パターン層75の形状を微調整するだけで、接触端子91における端子部95に当接される被接触部75aを形成することができる。
また、本実施形態によれば、リブ62の底面において取り付け部材92を構成する部材(例えば、板金)の厚さ分だけ切り欠くことで、該取り付け部材92を嵌合して接触端子91が取り付けられるので、ケース体60における剛性を大きく低下させることなく接触端子91をリブ62に取り付けることができる。
また、本実施形態によれば、複数の接触端子91を一体的に連結する連結部材97を備えるので、複数の接触端子91を一体的に扱うことができる。これにより、組立時における実装工程を少なくすることができる。また、複数の接触端子91は、リブ62の切り欠き部に対応した位置関係で連結されるので、ケース体60に簡易に取り付けすることができる。これにより、複数の接触端子91を簡易な作業でケース体60に取り付けることができる。
また、本実施形態によれば、所定の接触端子91におけるバネ部94は、平板部61における該所定のスイッチと反対側であって所定のスイッチに対応する位置に配置されるので、スイッチが押圧された場合における押圧力が接触端子91にけるバネ部94により緩衝される。これにより、ケース体60及び回路基板70における押圧力に対する耐久力が向上される。また、所定のスイッチが押圧頻度が高いスイッチ又は押圧時間が長いスイッチである場合には、上述の効果がより大きいので好ましい。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。例えば、本実施形態において、携帯電子機器として携帯電話機1について説明しているが、これに限定されず、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等であってもよい。
また、本実施形態においては、連結部4により折り畳み可能な携帯電話機1の説明をしているが、このような折り畳み式ではなく、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転(ターン)式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが一つの筐体に配置され連結部を有さない型式(ストレートタイプ)でもよい。
また、本実施形態においては、ケース体60に取り付けられる全ての接触端子91が連結部材97により一体的に連結されているが、これに限定されない。例えば、図10に示すように、リブ62により区画される区画X1からX5に配置される接触端子91同士を複数の連結部材97aから97eにより連結してもよい。また、単数の接触端子91のみがケース体60に取り付けられる構成であってもよい。また、接触端子がケース体60そのものに形成されるようにしてもよい。これにより、リブ62に連結部材用の切り欠き部を形成する必要がないというメリットがある。つまり、上述の本実施形態におけるケース体60の剛性低下の抑制効果を更に奏することができる。
また、図11に示すように、接触端子91をリブ62に取り付ける構造として、キー基板50と回路基板70とを固定する接着シート65を利用した構造を採ることができる。具体的には、携帯電話機1は、キー基板50をケース体60に取り付けるため、ケース体60の外面に配置される導電性の接着シート65を有する。接着シート65は、平板部61上に配置されるシート本体65Aと、回路基板70側に延出する延出部66を有するように形成する。シート本体65Aは、平板部61の外面に沿って配置され、キー基板50とケース体60とを固定する。延出部66は、ケース体60の外周に形成されるリブ62の外面に沿って配置される。具体的には、延出部66は、リブ62の外面に沿って配置されると共に、リブ62の底面を構成する切り欠き部67を介してリブ62の内面に沿って配置される。
延出部66におけるリブ62の底面に配置された部分は、ケース体60と回路基板70とを固定する。また、延出部におけるリブ62の底面に配置される部分は基準電位パターン層75に当接されるので、延出部66が導電性を有していれば、ケース体60と基準電位パターン層75とはより確実に電気的に導通されると共にその導通状態が維持されやすい。
接触端子は、延出部66におけるリブ62の内面に沿って配置される部分に取り付けられる。具体的には、バネ部94及び端子部95を保持する端子保持部93は、延出部66におけるリブ62の内面に配置された部分に直接取り付けられる。このような構成を採ることで、取り付け部材を必要とすることなく容易に接触端子91をリブ62取り付けることができる。
また、キー基板50と回路基板70とを固定する接着シートを利用するので、簡易に接触端子をリブ62の側面に取り付けることができる。このような構成を採ることで、リブ62の底面に切り欠き部を形成することなく接触端子91をリブ62に取り付けることができる。これにより、ケース体60における剛性を低下させることなく、バネ部94がリブ62の側面に並ぶようにした状態で接触端子をリブに取り付けることができる。
携帯電話機1を開いた状態における外観斜視図を示す。 操作部側筐体2に内蔵される部材の分解斜視図である。 表示部側筐体3に内蔵される部材の分解斜視図である。 連結部材97により複数の接触端子91が連結された接触端子群90の底面図である。 接触端子群90がケース体60に取り付けられた状態を説明する図である。 図5における領域Aの拡大図である。 図6における側面図である。 回路基板70における平面図である。 接触端子91における端子部95が基準電位パターン層75における被接触部75aに接触した状態を説明する図である。 複数の連結部材97aからeそれぞれにより接触端子91が連結された状態を説明する底面図である。 接着シート65に形成された延出部66に接触端子が取り付けられた状態を説明する断面図である。
符号の説明
1 携帯電話機
2 操作部側筐体
3 表示部側筐体
50 キー基板
60 ケース体
62a 切り欠き部
75 基準電位パターン層
75a 被接触部
70 回路基板
90 接触端子群
91 接触端子
92 取り付け部材
94 バネ部
95 端子部

Claims (4)

  1. 基準電位パターンが形成された第1回路基板と、
    前記基準電位パターン側に突出して形成されるリブ部を有する導電性のケース部材と、
    前記リブ部に沿って前記ケース部材に取り付けられると共に、前記基準電位パターンに当接される接触端子と、を備える携帯電子機器。
  2. 前記ケース部材における前記第1回路基板側と反対側に配置されると共に押圧可能に構成されるスイッチ部が配置された第2回路基板と、を備え、
    前記の接触端子は、前記ケース部材における前記スイッチ部に対応する位置に配置される請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記第2回路基板には、前記スイッチ部が複数個配置され、
    前記複数のスイッチ部への押圧に応じて所定の動作を制御する制御部と、を有し、
    前記複数のスイッチ部は、前記制御部が前記所定の動作を制御するために必要な押圧時間が他のスイッチ部よりも長い特定のスイッチ部を有し、
    前記接続端子は、前記ケース部材における前記特定のスイッチ部に対応する位置に配置されることを特徴とする請求項2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記ケース部材における前記第1回路基板側と反対側に配置される導電性の接着シートと、
    前記接着シートを介して前記ケース部材に取り付けられる第2回路基板と、を備え、
    前記接着シートには、前記ケース部材の前記リブ部の外側面に沿って前記第1回路基板側に延出する延出部が形成され、
    前記延出部は、前記接触端子を前記リブに沿って取り付けると共に、前記ケース部材と前記第1回路基板とを固定する請求項1に記載の携帯電子機器。
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