JP2009135714A - 携帯電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、操作キーが載置されたシート部材におけるケースと取付プレートとが積層された部分に対応する位置に所定の凹部を形成することで、筐体における厚みの増加が抑制された携帯電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】携帯電話機1は、第1開口16aを有するフロントケース2aと第1開口16aから露出面17が露出された状態でフロントケース2aに取り付けられる化粧プレート16とを有する操作部側筐体2と、キーシート40Cとキーシート40Cに載置される決定操作キー部材15bとを有し操作部側筐体2の内部に配置されるキー構造体40と、を備える。化粧プレート16は、該化粧プレート16における外縁部がフロントケース2aの内面に結合され、キーシート40Cは、化粧プレート16における外縁部に対応した位置に操作部側筐体2内部側に窪む凹部45aを有する。
【選択図】図4
【解決手段】携帯電話機1は、第1開口16aを有するフロントケース2aと第1開口16aから露出面17が露出された状態でフロントケース2aに取り付けられる化粧プレート16とを有する操作部側筐体2と、キーシート40Cとキーシート40Cに載置される決定操作キー部材15bとを有し操作部側筐体2の内部に配置されるキー構造体40と、を備える。化粧プレート16は、該化粧プレート16における外縁部がフロントケース2aの内面に結合され、キーシート40Cは、化粧プレート16における外縁部に対応した位置に操作部側筐体2内部側に窪む凹部45aを有する。
【選択図】図4
Description
本発明は、携帯電話機等の携帯電子機器に関する。
従来、携帯電子機器としての携帯電話機には、複数の操作キーが配置されている。この複数の操作キーが配置された携帯電話機において、薄型化や組み立て性の向上という視点から、操作キーをラバーシートに載置してキー操作群を構成し、ラバーシート上の操作キーをケースに形成された開口部から露出させて配置する構成を有する携帯電話機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、近年、操作キーが露出される開口部が形成されたケースに化粧プレート等の別部材を取り付けた携帯電話機が提案されている。しかし、化粧プレートをケースの外側から取り付けた場合には、取り付け後に化粧プレートが浮くという問題や、防水構造がとりにくいという問題や、筐体が厚くなるという問題があった。これに対し、化粧プレートをケースの内側から取り付ける構造を有する携帯電話機が提案されている。
特開2005−340891号公報
しかし、化粧プレートをケースの内部から取り付けた場合においても、化粧プレートの浮きや防水構造については解決されるが、筐体が厚くなるという問題は解決されていなかった。具体的には、ケースと、化粧プレートと、操作キーが載置されたラバーシートとが筐体における厚さ方向に積層配置されるので、筐体がその分だけ厚くなるという問題があった。
本発明は、操作キーが載置されたシート部材におけるケースと取付プレートとが積層された部分に対応する位置に所定の凹部を形成することで、筐体における厚みの増加が抑制された携帯電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、プレート開口部を有するケース本体と前記プレート開口部から所定領域が露出された状態で前記ケース本体に取り付けられるキー開口部が形成された取付プレートとを有する筐体と、シート部材と前記シート部材における一方の面に載置される操作キーとを有すると共に前記操作キーが前記キー開口部から外部に露出された状態で前記筐体の内部に配置される操作部材と、を備え、前記取付プレートは、外縁部が前記ケース本体の内面に結合され、前記シート部材は、前記取付プレートにおける前記外縁部に対応した位置に筐体内部側に窪む凹部を有することを特徴とする携帯電子機器に関する。
また、前記シート部材は、前記凹部における前記操作キー側と反対側の端部に肉厚部を有することが好ましい。
また、前記シート部材は、前記肉厚部の端部であって前記ケース本体における前記プレート開口部が形成された側の内面に対向する端部が前記内面に当接された状態で前記筐体の内部に配置されることが好ましい。
また、前記肉厚部は、前記シート部材における一方の面から前記ケース本体における前記プレート開口部が形成された側の内面に向かって突出するように形成されることが好ましい。
また、前記取付プレートは、前記外縁部が前記筐体の内部側に窪んだ屈曲形状を有してに形成され、前記凹部は、前記取付プレートの屈曲形状に沿った屈曲部を有して構成されることが好ましい。
また、前記操作部材の前記シート部材における他方の面側に積層配置され前記操作キーに対応した位置に該操作キー側に突出する所定高さのスイッチが配設された回路基板を有し、前記シート部材には、該シート部材における他方の面に前記スイッチに向かって突出する所定高さの突起部が形成され、前記凹部は、該凹部における窪みの深さが前記スイッチと前記突起部との高さの和に応じた深さになるよう形成されることが好ましい。
また、前記取付プレートにおける前記所定領域と前記シート部材との間には、補強板部材が配置されることが好ましい。
また、前記操作部材の前記シート部材における他方の面側に積層配置され前記操作キーに対応した位置に該操作キー側に突出する所定高さのスイッチが配設された回路基板を有し、前記肉厚部は、前記取付プレートと、前記ケース本体と、前記回路基板とに囲まれる位置に配置されることが好ましい。
本発明によれば、操作キーが載置されたシート部材におけるケースと取付プレートとが積層された部分に対応する位置に所定の凹部を形成することで、筐体における厚みの増加が抑制された携帯電子機器を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1により、携帯電子機器としての携帯電話機1における基本構造を説明する。図1は、携帯電話機1を開いた状態における外観斜視図を示す。
図1により、携帯電子機器としての携帯電話機1における基本構造を説明する。図1は、携帯電話機1を開いた状態における外観斜視図を示す。
図1に示すように、携帯電話機1は、筐体としての操作部側筐体2と、表示部側筐体3と、を備える。操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、ヒンジ機構を備える連結部4を介して開閉可能に連結される。具体的には、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、連結部4を介して連結される。これにより、携帯電話機1は、ヒンジ機構を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に動かすことが可能に構成される。つまり、携帯電話機1は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが開いた状態(開状態)と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが折り畳まれた状態(閉状態)とにすることができる。ここで、閉状態とは、両筐体が互いに重なるように配置された状態であり、開状態とは、両筐体が互いに重ならないように配置された状態をいう。
操作部側筐体2は、外面がフロントケース2aとリアケース2bとにより構成される。操作部側筐体2は、フロントケース2a側に、操作キー群11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイクとしての音声入力部12とがそれぞれ露出するように構成される。
操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キー14と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う操作部材としての決定操作キー15とにより構成される。操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や各種モード、或いは起動されているアプリケーション等の種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。そして、使用者が各キーを押圧することにより、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
音声入力部12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4側と反対の外端部側に配置される。つまり、音声入力部12は、携帯電話機1が開状態において一方の外端部側に配置される。
操作部側筐体2における一方側の側面には、外部機器(例えば、ホスト装置)と通信を行うためのインターフェース(図示せず)が配置される。操作部側筐体2の他方側の側面には、所定の機能が割り当てられているサイドキーと、外部メモリの挿入及び取り出しが行われるインターフェース(図示せず)とが配置される。インターフェースは、キャップにより覆われている。各インターフェースは、不使用時にはキャップにより覆われる。
表示部側筐体3は、外面がフロントパネル3aと、フロントケース3bと、リアケース3cと、リアパネル3dとにより構成される。表示部側筐体3におけるフロントケース3bには、各種情報を表示するための表示部21と、通話の相手側の音声を出力するレシーバとしての音声出力部22と、が露出するように配置される。ここで、表示部21は、液晶パネルと、この液晶パネルを駆動する駆動回路と、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部とから構成される。
次いで、図2から図7により、操作部側筐体2及び表示部側筐体3の内部構造について説明する。
図2は、操作部側筐体2に内蔵される部材の分解斜視図である。図3は、表示部側筐体3に内蔵される部材の分解斜視図である。図4は、フロントケース2aと取付プレートとしての化粧プレート16とが重なる位置に凹部45aが形成された状態を説明する図1におけるA―A断面図である。図5は、フロントケース2aの内面を説明する部分拡大図である。図6は、図5におけるフロントケース2aの内面から化粧プレート16が取り付けられた状態を説明する図である。図7は、図6における化粧プレート16の内面側からキー構造体40を取り付けた状態を説明する図である。
図2は、操作部側筐体2に内蔵される部材の分解斜視図である。図3は、表示部側筐体3に内蔵される部材の分解斜視図である。図4は、フロントケース2aと取付プレートとしての化粧プレート16とが重なる位置に凹部45aが形成された状態を説明する図1におけるA―A断面図である。図5は、フロントケース2aの内面を説明する部分拡大図である。図6は、図5におけるフロントケース2aの内面から化粧プレート16が取り付けられた状態を説明する図である。図7は、図6における化粧プレート16の内面側からキー構造体40を取り付けた状態を説明する図である。
図2に示すように、操作部側筐体2は、フロントケース2aと、キー構造体40と、第2回路基板としてのキー基板50と、ケース部材としてのケース体60と、基準電位パターン層75及び携帯電話機用のRF(Radio Frequency)モジュール等の各種電子部品を備える第1回路基板としての回路基板70と、バッテリリッド2cを備えたリアケース2bと、バッテリ80とを備える。
フロントケース2aとリアケース2bとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。また、フロントケース2aとリアケース2bとの間には、キー構造体40と、キー基板50と、ケース体60と、回路基板70とが挟まれるようにして内蔵される。
フロントケース(ケース本体)2aには、携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3の表示部21と対向する内側面に、第1開口(プレート開口部)16aが形成される。また、フロントケース2aの内面には、第1開口16aの外周に沿うようにして被結合部118a〜118cが形成される。被結合部118a〜118cそれぞれは、フロントケース2aにおける内面が窪むようにして形成される。本実施形態において、被結合部118a〜118cそれぞれは、フロントケース2aにおける厚さが薄くなるようにして形成される。また、被結合部118a〜118cそれぞれは、化粧プレート16がフロントケース2aに取り付けられた状態における結合部18a〜18cそれぞれの外縁よりもひとまわり大きく形成される。
フロントケース2aには、後述する化粧プレート16が取り付けられる。フロントケース2aには、第1開口16aから所定領域である後述する露出面17が露出するように化粧プレート16が取り付けられる。
第1開口16aに化粧プレート16が取り付けられた状態において、図6に示すように、キー開口部としてのキー孔13a、14a、15aが形成される。キー孔13a、14a、15aそれぞれからは、機能設定操作キー13を構成する機能設定操作キー部材13bの押圧面、入力操作キー14を構成する入力操作キー部材14bの押圧面、及び決定操作キー15を構成する決定操作キー部材15bの押圧面が露出される。この露出した機能設定操作キー部材13b、入力操作キー部材14b及び決定操作キー部材15bの押圧面を押し下げるように押圧することで、対応するキースイッチ51、52、53それぞれに設けられる後述する椀状形状のメタルドームにおける頂点が押圧され、スイッチ端子に接触して電気的に導通する。
化粧プレート16は、露出面17と、結合部18a〜18cと、キー孔15aと、凹状部16b、16bとを有する。化粧プレート16は、フロントケース2aにおける第1開口16aに、露出面17が外部に露出するようにして取り付けられる。化粧プレート16は、該フロントケース2aの内面側から取り付けられる。化粧プレート16は、露出面17の外周縁に形成され該露出面17から段差を有して形成される結合部18a〜18cがフロントケース2aの内面に結合されることで取り付けられる。化粧プレート16における露出面17を有する部分と、結合部18a〜18cとをつなぐように形成される部分は、操作部側筐体2の内部側に窪んだ屈曲形状部19aから19cを有する。
露出面17は、フロントケース2aとは色や質感が異なるように形成された部材である。上述のように、露出面17は、化粧プレート16が取り付けられた状態で外面に露出する部分である。
露出面17における中央には、キー孔(キー開口部)15aが形成される。キー孔15aには、化粧プレート16がフロントケース2aに取り付けられた状態で、決定操作キー部材15bが外部に露出するよう挿入される。
露出面17における両側(携帯電話機1における幅方向外側)には、幅方向内側に窪む凹状部16b、16bが形成される。凹状部16b、16bは、化粧プレート16が取り付けられた状態でキー孔13、13の一部を構成する。具体的には、露出面17が第1開口16aを介して外部に露出するようフロントケース2aに取り付けられた状態で、凹状部16b、16b及び第1開口16aの外周部によりキー孔13、13が形成される。また、化粧プレート16がフロントケース2aに取り付けられた状態で、化粧プレート16における連結部4と反対側の外縁部と第1開口16aの外周縁とによりキー孔14が形成される。
結合部18a〜18cは、露出面17の外縁部に連続して形成される。結合部18a〜18cは、露出面17の外縁部に連続して形成されると共に、露出面17とは反対側(操作部側筐体2における内部側)に向かって低くなる段差を有して形成される。
結合部18aは、化粧プレート16における連結部4側に配置される側の外縁に沿って形成される。結合部18aは、化粧プレートにおける連結部4側の外縁全体に沿うように形成される。結合部18aは、フロントケース2aにおける内面に第1開口16aの外周に沿う位置に形成される被結合部118aに当接して結合される。結合部18aは、不図示の融着ボスにより被結合部118aに固定される。
結合部18b、18cは、化粧プレート16における結合部18aが形成された外縁と交差する外縁である側縁に形成される。結合部18b、18cそれぞれは、フロントケース2aにおける内面に第1開口16aの外周に沿う位置に形成される被結合部118b、118cに当接して結合される。結合部18aは、フロントケース2aの内面における第1開口16aの連結部4側の辺全てに沿って配置されるが、結合部18b、18cは、第1開口16aにおける側方の辺の一部に沿って配置される。
結合部18a〜18cがフロントケース2aにおける内面に形成される被結合部118a〜118cに結合されることで、化粧プレート16は露出面17が外面に露出された状態でフロントケース2aに結合される。
この状態において、図6に示すように、結合部18a〜18cそれぞれと被結合部118a〜118cそれぞれとにより溝部119〜119cが形成される。溝部119a〜119cそれぞれは、結合部18a〜18cそれぞれにおける外縁の外側に形成されると共に、結合部18a〜18cそれぞれにおける外縁に沿って形成される。溝部119a〜119cには、後述するキーシート40Cの外周縁に形成される肉厚部43が嵌合するようにして配置される。
操作部材としてのキー構造体40は、操作部材40Aと、補強板部材としてのキーフレーム40Bと、シート部材としてのキーシート40Cと、により構成される。
操作部材40Aは、複数のキー操作部材により構成される。具体的には、機能設定操作キー部材13bと、入力操作キー部材14bと、決定操作キー部材15bとにより構成される。操作部材40Aを構成する各操作キー部材それぞれは、後述するキーフレーム40Bを挟んでキーシート40Cに接着される。キーシート40Cに接着された各操作キー部材それぞれにおける押圧面は、上述の通り、化粧プレート16が取り付けられた状態で形成されるキー孔13a、14a、15aそれぞれから外部に露出して配置される。
キーフレーム40Bは、孔部13cと、複数の孔部14cと、孔部15cとが形成された金属性の板状部材である。キーフレーム40Bは、機能設定操作キー部材13bと、入力操作キー部材14bと、決定操作キー部材15bの押圧による回路基板70等への悪影響を防ぐための補強部材である。また、キーフレーム40Bは導電性の部材であり、入力操作キー部材14bにおける静電気を逃がすための部材としても機能する。
また、キーフレーム40Bにおける孔部13c及び孔部15c近傍の領域は、化粧プレート16における露出面17に対応する位置と、キーシート40Cとの間に配置される。このキーフレーム40Bにおける露出面17とキーシート40Cとの間に配置された部分は、化粧プレート16が外れないための補強部材として機能する。また、キーフレーム40Cは、化粧プレート16が取り付けられた領域における剛性を向上させることができる。
キーシート40Cは、可撓性を有するシリコンゴム製のシート状部材である。キーシート40Cには、上述の通り、複数の凸部14dが形成される。複数の凸部14dは、キーシート40Cにおけるキーフレーム40Bが配置される側の面に形成される。この複数の凸部14dそれぞれは、後述するキースイッチ52に対応する位置に形成される。また、複数の凸14dが形成された面と反対側の面には、キースイッチ52に対応する位置に押子46が形成される。また、キーシート40Cにおけるキースイッチ51、53に対応する位置にも押子46がそれぞれ形成される。
キーシート40Cは、肉薄部41と、肉薄部41の外周縁に形成される肉厚部43とを有する。肉薄部41は、キーシート40Cにおける中央領域に形成される。肉薄部41には、上述した凸部14dが形成される。
肉厚部43は、肉薄部41の外周縁に形成される。肉厚部43は、肉薄部41よりも厚さが厚い部分である。肉厚部43は、厚さ方向における複数の凸部14dが突出する方向と同じ方向に突出して形成される。肉厚部43における突出した部分である突起部43aは、図4に示すように、溝部119aに嵌合するようにして配置される。ここで、肉厚部43は、キーシート40Cを製造する際やキーシート40Cの強度面から必要な部分である。本実施形態においては、このキーシート40Cに必要な肉厚部43の形状や組立時における配置を工夫している。
図4に示すように、組み立てられた状態において、キーシート40Cは、化粧プレート16の外縁に形成される結合部18aに対応した位置に操作部側筐体2における内部側に窪む凹部45aを有する。凹部45aは、化粧プレート16における屈曲形状部19a及び結合部18aの形状に沿って形成される。言い換えると、凹部45aは、該凹部45aにおける凹状に窪んだ部分が化粧プレート16における結合部18a及び屈曲形状部19aを囲むように位置して形成される。更には、凹部45aは、フロントケース2aと化粧プレート16とが積層された部分に対応して形成される。
凹部45aは、化粧プレート16における屈曲形状部19aの形状に沿って屈曲する屈曲部145aを有する。屈曲部145aは、キーシート40Cにおける肉薄部41がキーフレーム40Bの一部と屈曲形状部19aにより屈曲するように変形された部分である。この屈曲部145aと、肉厚部43における突起部43aと、屈曲部145aと肉厚部43とをつなぐ肉薄部41とにより凹部45aが形成される。
凹部45aにおける操作キーとしての決定操作キー部材15b側と反対側に端部には、肉厚部43が配置される。肉厚部43は、該肉厚部43における突起部43aが化粧プレート16における結合部18aとフロントケース2aにおける被結合部118aとにより形成された溝部119aに嵌合するようにして配置される。
肉厚部43における突起部43aは、肉薄部41における一面側からフロントケース2aの内面側に向かって突出するように形成される。フロントケース2aの内面側に向かって突出した肉厚部43における突起部43aは、該肉厚部43の操作部側筐体2における厚さ方向の端部であって第1開口16aが形成された側の内面に対向する端部が該内面に当接した状態で配置される。
また、肉厚部43は、後述するキー基板50と、化粧プレート16と、フロントケース2aとにより囲まれるようにして配置される。
凹部45aにおける窪みの深さは、キーシート40Cにおける押子46の高さと、キー基板50に配置されるキースイッチ53の高さとの和に応じた深さになるように形成される。
また、キーシート40Cは、化粧プレート16の外縁に形成される結合部18b、18cに対応した位置に操作部側筐体2における内部側に窪む凹部45b、45cを有する。この凹部45b、45cにおける形状等は、凹形状の長さと形成される位置を除き凹部45aと同様である。
スイッチが配設された回路基板としてのキー基板50は、キーシート40C側に配置される複数のキースイッチ51、52、53を有する。複数のキースイッチ51、52、53、それぞれは、各操作部材40Aに対応する位置に配置される。キー基板50に配置されるキースイッチ51、52、53は、所定高さを有すると共に椀状に湾曲して立体的に形成された金属板のメタルドームを有する構造になっている。メタルドームは、その椀状形状の頂点が押圧されると、キー基板50の表面に印刷された電気回路(図示せず)に形成されるスイッチ端子に接触して電気的に導通するように構成される。なお、キー基板50は、複数の絶縁層(絶縁フィルム)の間に配線を挟み込んだものである。
キー基板50がケース体60における平板部61に載置されるので、操作部材40Aそれぞれが押圧されることによる圧力や撓みは、ケース体60の下方に配置される回路基板70に伝達されにくい。
ケース体60は、薄型の直方体における一の広い面が開口した形状を有する導電性の部材である。ケース体60は、平板部61における開口側の面に略垂直に形成されるリブ62を有する。リブ62は、回路基板70に実装される各種電子部品のうち最も高さのある電子部品の高さと同等又はそれよりも十分に高くなるよう形成される。リブ62は、平板部61の周縁及び内側に基準電位部を構成する基準電位パターン層75に対応するように形成される。具体的には、ケース体60が回路基板70に載置された状態で、基準電位パターン層75上に配置されるようにリブ62が形成される。なお、ケース体60は、金属により形成するほか、骨格を樹脂により形成し、その表面に導体膜を形成したものでもよい。
ケース体60は、リブの底面が基準電位パターン層75に当接されることで、該基準電位パターン層75と電気的に接続される。ケース体60は、基準電位パターン層75と電気的に導通して該基準電位パターン層75と同じ大きさの電位を有するようになる。つまり、ケース体60は、シールドケースとして機能する。ケース体60は、シールドケースとして外部からの高周波等のノイズが回路基板70に配置される各種電子部品に作用するのを抑制すると共に、RF(Radio Frequency)回路、CPU回路、電源回路等から放出されるノイズを遮蔽して、他の電子部品やアンテナ108に接続される受信回路等に作用することを抑制する。具体的には、ケース体60におけるリブ62の底面が基準電位パターン層75上に配置されることで、後述する各回路はリブ62により囲われると共に平板部61の一部により覆われる。リブ62は、各回路における隔壁として機能し、平板部61の一部と共に各回路をシールドする。
回路基板70には、アンテナ108が送受信する信号を処理する信号処理部を含む不図示の各種電子部品や回路が配置される。各種電子部品は、所定の組み合わせにより複数の回路ブロックを形成する。例えば、RF(Radio Frequency)回路、電源回路等を含む各種回路ブロックが形成される。
回路基板70におけるケース体60側の第1面70aには、上述の各種電子部品のほか、基準電位部を構成する基準電位パターン層75が形成される。基準電位パターン層75は、上述の各回路ブロックを区画するように形成される。基準電位パターン層75は、回路基板70の第1面70aの表面に導電性の部材を所定パターンで印刷することで形成される。
リアケース2bの一端側(図2において)には、取り外し可能なバッテリリッド2cが設けられており、バッテリ80をリアケース2bの外側から収納した後、リアケース2bに装着される。また、リアケース2bにおける一端側には、ユーザの音声を入力する不図示の音声入力部12(特にマイク)が収容される。
図3に示すように、表示部側筐体3は、フロントパネル3aと、音声出力部22と、フロントケース3bと、音声出力部22と、表示部21と、表示部21が接続されたプリント基板85と、リアケース3cと、リアパネル3dと、を備える。
表示部側筐体3は、フロントパネル3aと、フロントケース3bと、表示部21と、プリント基板85と、リアケース3cと、リアパネル3dとがそれぞれが積層的に配置される。具体的には、フロントケース3bとリアケース3cとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。
そして、フロントケース3bとリアケース3cとの間には、表示部21が接続されたプリント基板85が挟まれるようにして内蔵される。プリント基板85には、不図示のアンプと接続されるスピーカが接続される。
続けて、図5から図7により、フロントケース2aに化粧プレート16とキーシート40Cとを取り付ける手順を説明する。
図5に示すように、フロントケース2aの内面における第1開口16aの周縁には、厚さ方向における外方に向かって窪むように形成される被結合部118a〜118cが形成される。化粧プレート16は、図5に示すフロントケース2aにおける内面側から取り付けられる。
具体的には、図6に示すように、露出面17を第1開口16aに挿入すると共に、結合部18a〜18cそれぞれが被結合部118a〜118cそれぞれに当接するようにして化粧プレート16をフロントケース2aに取り付ける。これにより、露出面17が第1開口16aを介して外部に露出した状態で化粧プレート16がフロントケース2aに取り付けられる。化粧プレート16がフロントケース2aに取り付けられた状態において、結合部18a〜18cそれぞれの外縁に沿って、溝部119〜19cそれぞれが形成される。
更に、図6に示す化粧プレート16が取り付けられた状態におけるフロントケース2aにキーシート40Cを含むキー構造体40を取り付ける。キーシート40Cにおける外縁部であって結合部18a〜18cそれぞれに対応する分部には、操作部側筐体2の内部側に窪む凹部45a〜45cそれぞれが形成される。キーシート40Cの外縁に形成される肉厚部43における突起部43aは、上述の溝部119〜19cに嵌合するようにして配置される。
更に、キー基板50、ケース体60、回路基板70等を組み込んでリアケース2bを組み合わせることで、携帯電話機1における操作部側筐体2が組み立てられる。この状態における結合部18a(18b、18c)の断面の構造は、図4に示す通りである。
本実施形態によれば、キーシート40Cにおけるフロントケース2aと化粧プレート16とが積層された部分に対応する位置に凹部45a〜45cが形成されるので、操作部側筐体2における厚みの増加を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、キーシート40Cの一部によりフロントケース2aと化粧プレート16とが積層された部分を囲むよう凹部45a〜45cが形成されるので、防水性を確保することができる。また、突起部43aにおけるフロントケース2a側の端部をフロントケース2aの内面に当接した状態で配置することで、防水性を更に向上させることができる。
また、本実施形態によれば、化粧プレート16をフロントケース2aの内面側から取り付けているので、化粧プレート16の浮きを抑制できる。
また、本実施形態によれば、化粧プレート16における露出面17を有する部分とキーシート40Cとの間に補強部材としてのキーフレーム40Bが配置されるので、外部から加えられる力による化粧プレート16の脱離を抑制できる。また、化粧プレート16が取り付けられた領域における剛性を向上させることができる。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。例えば、本実施形態において、携帯電子機器として携帯電話機1について説明しているが、これに限定されず、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等であってもよい。
また、本実施形態においては、連結部4により折り畳み可能な携帯電話機1の説明をしているが、このような折り畳み式ではなく、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転(ターン)式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが一つの筐体に配置され連結部を有さない型式(ストレートタイプ)でもよい。
また、本実施形態においては、化粧プレート16の外縁に形成される凹部として凹部45aから凹部45cが形成されるが、これに限定されない。化粧プレート16の形状や該化粧プレート16におけるフロントケース2aに結合される部分の位置や範囲により、本実施形態における凹部とは異なる個数、位置、大きさや形状してもよい。
また、本実施形態においては、化粧プレート16やキーシート40Cは操作部側筐体2側に配置されるが、これに限定されず、表示部側筐体3側に配置されていてもよい。この場合、表示部側筐体3は、上述した操作部側筐体2における作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
1 携帯電話機
2 操作部側筐体
3 表示部側筐体
15a キー孔
16 化粧プレート
16a 第1開口
18a 結合部
19a 屈曲形状部
40 キー構造体
40B キーフレーム
40C キーシート
41 肉薄部
43 肉厚部
43a 突起部
45a 凹部
50 キー基板
60 ケース体
62a 切り欠き部
75 基準電位パターン層
70 回路基板
118a 被結合部
119a 溝部
145 屈曲部
2 操作部側筐体
3 表示部側筐体
15a キー孔
16 化粧プレート
16a 第1開口
18a 結合部
19a 屈曲形状部
40 キー構造体
40B キーフレーム
40C キーシート
41 肉薄部
43 肉厚部
43a 突起部
45a 凹部
50 キー基板
60 ケース体
62a 切り欠き部
75 基準電位パターン層
70 回路基板
118a 被結合部
119a 溝部
145 屈曲部
Claims (8)
- プレート開口部を有するケース本体と前記プレート開口部から所定領域が露出された状態で前記ケース本体に取り付けられるキー開口部が形成された取付プレートとを有する筐体と、
シート部材と前記シート部材における一方の面に載置される操作キーとを有すると共に前記操作キーが前記キー開口部から外部に露出された状態で前記筐体の内部に配置される操作部材と、を備え、
前記取付プレートは、外縁部が前記ケース本体の内面に結合され、
前記シート部材は、前記取付プレートにおける前記外縁部に対応した位置に筐体内部側に窪む凹部を有することを特徴とする携帯電子機器。 - 前記シート部材は、前記凹部における前記操作キー側と反対側の端部に肉厚部を有する
請求項1に記載の携帯電子機器。 - 前記シート部材は、前記肉厚部の端部であって前記ケース本体における前記プレート開口部が形成された側の内面に対向する端部が前記内面に当接された状態で前記筐体の内部に配置される請求項2に記載の携帯電子機器。
- 前記肉厚部は、前記シート部材における一方の面から前記ケース本体における前記プレート開口部が形成された側の内面に向かって突出するように形成される請求項2又は3に記載の携帯電子機器。
- 前記取付プレートは、前記外縁部が前記筐体の内部側に窪んだ屈曲形状を有して形成され、
前記凹部は、前記取付プレートの屈曲形状に沿った屈曲部を有して構成される請求項1から4のいずれか1項に記載の携帯電子機器。 - 前記操作部材の前記シート部材における他方の面側に積層配置され前記操作キーに対応した位置に該操作キー側に突出する所定高さのスイッチが配設された回路基板を有し、
前記シート部材には、該シート部材における他方の面に前記スイッチに向かって突出する所定高さの突起部が形成され、
前記凹部は、該凹部における窪みの深さが前記スイッチと前記突起部との高さの和に応じた深さになるよう形成される請求項1から5のいずれか1項に記載の携帯電子機器。 - 前記取付プレートにおける前記所定領域と前記シート部材との間には、補強板部材が配置される請求項1から6のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
- 前記操作部材の前記シート部材における他方の面側に積層配置され前記操作キーに対応した位置に該操作キー側に突出する所定高さのスイッチが配設された回路基板を有し、
前記肉厚部は、前記取付プレートと、前記ケース本体と、前記回路基板とに囲まれる位置に配置される請求項2から4のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007309504A JP2009135714A (ja) | 2007-11-29 | 2007-11-29 | 携帯電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007309504A JP2009135714A (ja) | 2007-11-29 | 2007-11-29 | 携帯電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009135714A true JP2009135714A (ja) | 2009-06-18 |
Family
ID=40867177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007309504A Pending JP2009135714A (ja) | 2007-11-29 | 2007-11-29 | 携帯電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009135714A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016197361A (ja) * | 2015-04-06 | 2016-11-24 | カシオ計算機株式会社 | 電子機器 |
-
2007
- 2007-11-29 JP JP2007309504A patent/JP2009135714A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016197361A (ja) * | 2015-04-06 | 2016-11-24 | カシオ計算機株式会社 | 電子機器 |
US9972463B2 (en) | 2015-04-06 | 2018-05-15 | Casio Computer Co., Ltd. | Electronic device, printing device and electronic device production method |
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