JP2010081515A - 携帯電子機器 - Google Patents

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元紀 今村
Izumi Arai
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Abstract

【課題】開方向への更なる回転を規制する規制部の強度を簡素な構成で向上できる携帯電子機器を提供する。
【解決手段】携帯電話機1は、開状態と閉状態との間で相対回転可能に連結された第1筐体3及び第2筐体5を有する。第1筐体3は、インナーケース13と、インナーケース13を包む外装筐体10とを有する。外装筐体10は、開状態において第2筐体5に当接して開方向への更なる回転を規制する規制部56を有する。インナーケース13は、規制部56を介して第2筐体5の開方向への荷重を支持する支持部58を有する。
【選択図】図11

Description

本発明は、携帯電話機、PDA、ゲーム機等の携帯電子機器に関する。
開閉可能に連結された2つの筐体を有する携帯電子機器が知られている。このような携帯電子機器においては、開状態から更に開方向へ2つの筐体が相対回転することを規制するための規制部が設けられる。規制部は、例えば、一方の筐体に設けられており、開状態において他方の筐体に当接(係合)することにより、開状態からの更なる開方向への回転を規制する。規制部は、比較的大きな力が加えられることから、場合によっては破損するおそれがある。特許文献1では、特殊なヒンジ部品を設けることにより、規制部に加わる荷重を緩和する技術が開示されている。
特開2007−150437号公報
しかし、特許文献1のように特殊な部品を設けるとすれば、筐体構造が複雑化するとともに、コストも高くなる。
本発明の目的は、開方向への更なる回転を規制する規制部の強度を簡素な構成で向上できる携帯電子機器を提供することにある。
本発明の携帯電子機器は、開状態と閉状態との間で相対回転可能に連結された第1筐体及び第2筐体を有し、前記第1筐体は、内包筐体と、前記内包筐体を包む外装筐体と、を有し、前記外装筐体は、前記開状態において前記第2筐体に当接して開方向への更なる回転を規制する規制部を有し、前記内包筐体は、前記規制部を介して前記第2筐体の前記開方向への荷重を支持する支持部を有する。
好適には、前記内包筐体及び前記外装筐体は樹脂により形成され、前記規制部又は前記支持部には、第1の金属部材が固定されている。
好適には、アンテナと、前記第2筐体に設けられ、前記第1の金属部材と容量結合される第2の金属部材と、を有する。
好適には、前記外装筐体は、前記規制部が前記支持部に係合することにより前記内包筐体に取り付けられている。
好適には、前記第2筐体は、前記第1筐体及び前記第2筐体の相対回転の回転軸回りの筒状に形成されたヒンジ外郭部を有し、前記第1筐体は、前記ヒンジ外郭部の外周面に対向し、前記ヒンジ外郭部側を凹とする凹面を有し、前記内包筐体は、前記外装筐体に形成された開口部から露出して前記凹面を構成する凹面構成部を有し、前記規制部は、前記外装筐体の前記開口部の縁部に設けられ、前記支持部は、前記凹面構成部の端部に設けられ、前記凹面に沿う方向において、前記規制部を介して前記第2筐体の荷重を支持する。
好適には、前記内包筐体は、前記外装筐体よりも強度の高い材料により構成されている。
本発明によれば、開方向への更なる回転を規制する規制部の強度を簡素な構成で向上できる。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯電話機1の外観を開状態で示す斜視図である。図2は、携帯電話機1の外観を閉状態で示す斜視図である。
携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機として構成されている。すなわち、携帯電話機1は、回転軸RA回りに相対回転可能に連結された第1筐体3及び第2筐体5を有し、開状態と閉状態との間で遷移可能である。第1筐体3及び第2筐体5は、それぞれの端部が回転の中心となる連結部6により連結されることにより携帯電話機1全体の筐体を構成する。閉状態では、第1筐体3及び第2筐体5が重ね合わされる。開状態では、第1筐体3及び第2筐体5の閉状態において互いに対向していた面が離間して、第1筐体3及び第2筐体5は概ね並列に配置される。第1筐体3及び第2筐体5は、それぞれ概ね薄型直方体状に形成されており、閉状態では互いの輪郭が略一致する。
第1筐体3には、例えば、通話用のマイクロフォン87(図13参照)、通信のための内蔵アンテナ81(図13参照)、報知用のスピーカ85(図13参照)、撮像部89(図13参照)、ユーザの操作を受け付ける操作部7(図1)が設けられている。操作部7は、複数のキー35を含んで構成されている。第2筐体5には、例えば、通話用のスピーカ83(図13参照)、画像や文字を表示する表示部9(図1)が設けられている。
なお、以下では、第1筐体3及び第2筐体5において、閉状態において互いに対向する側及びその背面側を、正面側及び背面側ということがある。
図3は、第1筐体3の分解斜視図である。また、図4(a)は、図3のIVa−IVa線における第1筐体3の模式的な断面図である。図4(b)は、図4(a)の領域IVbの拡大図である。図4(c)は、図4(a)の領域IVcの拡大図である。
携帯電話機1は、第1筐体3の正面側部分を構成するフロントケース11と、第1筐体3の内部側部分を構成するインナーケース13と、第1筐体3の背面側部分を構成するリアケース15及び蓋体17とを有している。
また、携帯電話機1は、第1筐体3内部において、フロントケース11側から順に積層的に配置された、キーシート19、フレキシブルプリント配線板(FPC)43(図4(a))、シールドケース21、メイン基板23、サブ基板アセンブリ25(図3)、及び、バッテリ27を有している。
インナーケース13は、概ね、フロントケース11側が開放された箱体状に形成されており、メイン基板23等の背面側に対向する背面部13v(図3)と、背面部13vの周縁においてフロントケース11側に立設された壁部13wとを有している。背面部13vには、バッテリ27を出し入れするための開口部が形成されている。
フロントケース11は、概ね、インナーケース13側が開放された、インナーケース13よりも薄い箱体状に形成されている。フロントケース11は、インナーケース13に対して正面側から被せられ、インナーケース13の正面側を覆うとともに、壁部13wの正面側部分を囲む。
リアケース15は、概ね、インナーケース13側が開放された、インナーケース13よりも薄い箱体状に形成されている。リアケース15の背面側には、バッテリ27を出し入れするための開口部が形成されている。リアケース15は、インナーケース13に対して背面側から被せられ、インナーケース13の背面側を覆うとともに、壁部13wの背面側部分を囲む。
蓋体17は、リアケース15の背面側の開口と概ね同様の形状及び大きさを有する概ね板状に形成されている。蓋体17は、リアケース15の背面側の開口内に配置され、インナーケース13の背面部13vの開口を塞ぐ。
このように、インナーケース13は、フロントケース11、リアケース15及び蓋体17によって包まれる。すなわち、フロントケース11、リアケース15及び蓋体17は、内包筐体であるインナーケース13を包む外装筐体10を構成している。
フロントケース11、インナーケース13、リアケース15及び蓋体17は、例えば、主として非導電性の樹脂によりそれぞれ成形されている。ただし、インナーケース13は、樹脂にガラスフィラーが混ぜ込まれることなどにより、外装筐体10を構成する樹脂よりも剛性の高い樹脂により形成されている。また、インナーケース13は、外装筐体10よりも厚く形成されている。従って、インナーケース13は、外装筐体10に比較して、せん断や曲げに対する強度が高くなっている。
フロントケース11、インナーケース13及びリアケース15は、例えば、ネジ若しくは係合部又はその双方により互いに固定される。蓋体17は、係合部等によりインナーケース13若しくはリアケース15又はその双方に着脱可能に固定される。
図3に示すように、キーシート19、FPC43、シールドケース21、メイン基板23及びサブ基板アセンブリ25は、フロントケース11及びインナーケース13によって、これらの部材の積層方向において挟持される。具体的には、これらの部材は、第1筐体3の長手方向の両側において、フロントケース11とインナーケース13の背面部13vとにより挟持される。バッテリ27は、インナーケース13に嵌合するとともに、蓋体17によってインナーケース13からの脱落が防止される。
図4(b)に示すように、壁部13wのフロントケース11側の頂部には、壁部13wによって形成されるフロントケース11側の開口を囲む溝部13eが形成されている。一方、キーシート19は、外周縁に亘って延びるパッキン部19eを有している。キーシート19は、パッキン部19eが溝部13eに圧入されることにより、インナーケース13に取り付けられるとともに、インナーケース13を密閉する。
また、図4(c)に示すように、インナーケース13には、蓋体17側に、インナーケース13の蓋体17側の開口を囲む溝部13fが形成されている。一方、蓋体17は、蓋体17の蓋体本体17aに接着され、蓋体本体17aの外周に沿って延びるパッキン部17fを有している。蓋体17は、パッキン部17fが溝部13fに圧入されることにより、インナーケース13に取り付けられるとともに、インナーケース13を密閉する。
そして、インナーケース13、キーシート19及び蓋体17により形成された密閉空間には、FPC43、シールドケース21、メイン基板23、サブ基板アセンブリ25及びバッテリ27が収容されている。
フロントケース11においては、ユーザの操作を受け付ける複数のキー35が露出している。複数のキー35は、例えば、フロントケース11に設けられている。例えば、フロントケース11は、枠状に形成されたケース本体11aと、ケース本体11aの開口を塞ぐようにケース本体11aに接着されたキー構成部11bとを有している。キー構成部11bは、比較的剛性の低い材料により形成されることにより、若しくは、肉薄に形成されることにより、又は、その双方により、ユーザの押圧に伴って容易に撓むことが可能に形成されている。そして、複数のキー35は、キー構成部11bに押圧位置を示す指標(凹凸や模様等)が形成されることにより形成されている。
メイン基板23は、例えば、硬質の樹脂をベースとしたリジッド式の回路基板により構成されている。メイン基板23には、複数の電子部品29が設けられている。また、メイン基板23には、実装面を複数の領域に区画するように縦横に延びるグランドパターン層33(図3)が形成されている。
シールドケース21は、例えば金属により形成されている。又は、シールドケース21は、樹脂等の非導電性の基体の表面に金属層等の導電層が設けられて構成されている。シールドケース21は、メイン基板23をフロントケース11側から覆ってシールドする。
FPC43には、例えば、複数のスイッチ41(図4(a))が設けられている。スイッチ41は、例えば、固定接点45と、固定接点45を覆うドーム状の可動接点47とを有する押圧式のスイッチである。
キーシート19は、例えば、ゴム等の遮水性を有する(水を透さない)非導電性の弾性部材により構成されている。キーシート19は、複数のスイッチ41を覆っている。キーシート19のスイッチ41の位置には、スイッチ41側に突出する押し子19g(図4(a))が形成されている。ユーザの押圧力は、押し子19gにより、可動接点47の中央に集中する。
図5は、携帯電話機1の連結部6を閉状態において示す斜視図である。
連結部6は、回転軸RAを軸とする円筒状に形成され、回転軸RA回りに互いに相対回転する第1外郭部51及び第2外郭部53を有している。第1外郭部51は、第1筐体3の一部であり、第2外郭部53は、第2筐体5の一部である。第1外郭部51は、例えば、回転軸RA方向において2つ設けられ、第2外郭部53は、2つの第1外郭部51間に配置されている。第1外郭部51及び第2外郭部53は、概ね同一径に形成されるとともに、同軸状に配置されており、全体として一つの円筒形状を構成している。第1外郭部51及び第2外郭部53の直径は、第1筐体3の厚さと第2筐体5の厚さとの和よりも小さく、第2筐体5の厚さよりも大きい。また、第1外郭部51及び第2外郭部53は、背面側(図5の紙面上方側)の表面位置が第2筐体5の背面と概ね一致するように配置されている。第1筐体3には、第2外郭部53の背面側の表面位置が第2筐体5の背面と概ね一致するように、第2外郭部53を収容するための凹部3aが形成されている。
第1外郭部51及び第2外郭部53内には、不図示のヒンジユニットが配置され、第1筐体3及び第2筐体5の回転軸RA回りの相対回転を可能としている。例えば、特に図示しないが、ヒンジユニットは、第1筐体3に固定された第1パーツと、第2筐体5に固定され、第1パーツに対して回転軸RA回りに回転可能に連結された第2パーツとを有する。または、ヒンジパーツは、第1筐体3及び第2筐体5に対して回転軸RA方向に挿通される軸部材であり、第1筐体3及び第2筐体5の少なくとも一方に対して回転可能となっている。第1外郭部51及び第2外郭部53内には、第1筐体3内の電子回路と第2筐体5内の電子回路とを接続する信号線も挿通されている。
図6は、第1筐体3を連結部6側から見た分解斜視図である。また、図7は、インナーケース13及びリアケース15の連結部6付近を示す斜視図である。
なお、図6では、蓋体17やフロントケース11のキー構成部11bは図示が省略されている。また、第1筐体3の第1外郭部51は、フロントケース11のケース本体11aに固定される部材であり(図3参照)、図6では図示が省略されている。
第1筐体3は、第2筐体5の第2外郭部53を収容する凹部3aを構成し、第2外郭部53の外周面(回転軸RA回りの面)を囲む凹面3b(図7)を有している。凹面3bは、例えば、第2外郭部53の外周面と概ね一定の微小隙間で対向する面であり、第2外郭部53の外周部と概ね同心円状に形成されている。凹面3bは、主として、インナーケース13の、外装筐体10の開口部10h(図11及び図12参照)から露出する凹面構成部13bにより構成されている。なお、凹面3bの縁部は、凹面構成部13bの縁部に隣接するフロントケース11の縁部11c(図6)及びリアケース15の縁部15cにより構成されている。従って、第1外郭部51が凹部3aに配置された状態では、凹面構成部13bは、全く若しくは殆ど外部へ露出しない。
携帯電話機1では、第1筐体3及び第2筐体5の、開状態からの更なる開方向への回転を規制するための構成が第1筐体3及び第2筐体5に設けられる。具体的には、以下のとおりである。
図8は、リアケース15の縁部15cを筐体外側から見た斜視図である。図9は、リアケース15の縁部15cを筐体内側から見た斜視図である。
縁部15cの筐体外側には、概ね平面状の第1受け面55が形成されている。第1受け面55(図8)は、回転軸RAに沿う方向を長手方向とする比較的細長い矩形状に形成されている。また、縁部15cには、筐体内側に突出する複数の突出部が形成されることにより、複数の規制部56A〜56C(以下、A〜Cを省略することがある。)が設けられている。なお、複数の規制部56の筐体外側面は、第1受け面55の一部である。
図10(a)は、インナーケース13の凹面構成部13b付近を示す斜視図である。図10(b)は、凹面構成部13b付近の一部の部材を示す分解斜視図である。
インナーケース13の端部には、第1筐体3と第2筐体5との容量結合を行うために、板金部材59と、金属棒61(図10(b))とが取り付けられる。
板金部材59は、インナーケース13の長手方向端面に当接する第1板金部59aと、インナーケース13の凹面構成部13bの端面及び背面(凹面3bの背面側)に当接する第2板金部59bとを有している。
金属棒61は、板金部材59の第1板金部59aに固定されるとともに、インナーケース13に形成された孔部13h(図7)に挿通され、第1筐体3内の基準電位に接続される。例えば、金属棒61は、メイン基板23のグランドパターン層33、サブ基板アセンブリ25の不図示のグランドパターン層、又は、シールドケース21に当接する。金属棒61と孔部13hとの隙間にはパッキン62(図10(b))が配置される。
凹面構成部13bの端部には、筐体外側に第2受け面57が設けられている。第2受け面57は、両端部分が凹面構成部13bの端面(凹面3bに交差する面)により構成され、中央側部分が第2板金部59bの、凹面構成部13bの端面を覆う部分により構成されている。
図11は、図9のXI−XI線における開状態の携帯電話機1の断面図である。図12は、図9のXII−XII線における開状態の携帯電話機1の断面図である。
リアケース15は、規制部56が凹面構成部13bに係合することにより、インナーケース13に取り付けられている。具体的には、規制部56は、筐体内側面(第1受け面55の背面)が、第2受け面57に当接することにより、凹面構成部13bに係合している。なお、第1受け面55、その背面、及び、第2受け面57は、概ね平行であり、リアケース15をインナーケース13に被せる方向(図11及び図12の紙面上下方向)に対して傾斜している。また、図12示すように、規制部56Cは、板金部材59を介して凹面構成部13bに係合している。
また、リアケース15は、ネジ69がリアケース15に形成された不図示の孔部に挿通されるとともに、インナーケース13に形成された不図示の雌ネジ部に螺合することによってもインナーケース13に固定される。ネジ69は、第1筐体3及び第2筐体5の閉状態における対向方向において第1外郭部51と重なる位置に、当該対向方向に挿通されている。
第2筐体5は、例えば、第2フロントケース63、第2リアケース64及びパネル部材65を有している。第2フロントケース63及び第2リアケース64は、その間に回路基板や表示装置等を挟持しつつ、ネジや係合部により互いに固定されている。パネル部材65は、表示装置を露出させる透光性の部材であり、例えば、両面テープ等の接着部材により第2フロントケース63に固定されている。なお、第2外郭部53は、第2フロントケース63に形成されている。
第2フロントケース63は、インサート成形により形成されており、樹脂基体63aに金属フレーム63b(図12)を埋設した構造となっている。金属フレーム63bは、例えば、一枚の板金に対してプレス加工を施すことにより形成され、第2フロントケース63の概ね全面に広がっている。ただし、第2フロントケース63は、表示装置を露出可能に概ね枠状に形成されており、金属フレーム63bも概ね枠状に形成されている。金属フレーム63bは、第2外郭部53内若しくは第2外郭部53に隣接する位置まで延びている。また、金属フレーム63bは、第2フロントケース63内に設けられた電子回路のグランドに接続されている。
第2リアケース64は、開状態において、被規制部67が回転軸RAの回りの円周方向において第1受け面55に当接して係合する。これにより、第2筐体5の第1筐体3に対する開状態からの更なる開方向への移動が禁止される。なお、被規制部67は、第2フロントケース63により、筐体内側から支持されている。
第1受け面55に加えられた荷重は、規制部56により第2受け面57に伝達される。そして、その荷重は、凹面構成部13bを含むインナーケース13によって支持される。なお、凹面構成部13bの端部は、規制部56を介して第2筐体5の荷重を支持する支持部58を構成している。支持部58は、板金部材59の非配置位置においては直接的に、また、板金部材59により被覆される位置においては間接的に、規制部56からの荷重を支持する。
金属フレーム63bは、開状態において、板金部材59に近接する。これにより、金属フレーム63bと板金部材59とは容量結合される。ひいては、第1筐体3内のグランドに接続され、第1筐体内のほぼ全面に広がる導電部材群(シールドケース21等)と、第2筐体3内のグランドに接続され、第2筐体内のほぼ全面に広がる導電部材群(金属フレーム63b等)とが容量結合される。
図13は、携帯電話機1の信号処理系の構成の一例を示すブロック図である。
携帯電話機1は、CPU71、メモリ73、通信処理部75、音響処理部77及び画像処理部79を有している。これら各部は、メイン基板23等に設けられた電子部品29等により構成されている。
CPU71及びメモリ73は、キー35を含む操作部7等の各種手段からの信号に基づいて所定の演算を行い、画像処理部79等の各種手段の制御を実行する制御部として機能する。
通信処理部75は、電波を利用した無線通信により、通信システム(電話網やインターネット)を介した他の携帯端末装置やサーバとの通信を行うために、CPU71で処理された音響データ、画像データ等の各種データを変調して、変調された信号をアンテナ81を介して送信する。また、通信処理部75は、アンテナ81を介して受信した信号を復調し、復調したデータをCPU71に出力する。
音響処理部77は、CPU71からの音響データを電気信号に変換して、その信号を、通話用のスピーカ83、又は、報知音等を出力するスピーカ85に出力する。スピーカ83及びスピーカ85は、音響処理部77からの電気信号を音響に変換し、その音響を出力する。一方、マイクロフォン87は、入力された音響を電気信号に変換し、その信号を音響処理部77に出力する。音響処理部77は、マイクロフォン87からの電気信号を音響データに変換し、その音響データをCPU71に出力する。
画像処理部79は、CPU71からの画像データを画像信号に変換し、その信号を表示部9へ出力する。また、画像処理部79は、撮像部89から出力される撮像信号(画像データ)を所定のフォーマットの画像データに変換し、その画像データをCPU71へ出力する。
以上の実施形態によれば、携帯電話機1は、開状態と閉状態との間で相対回転可能に連結された第1筐体3及び第2筐体5を有する。第1筐体3は、インナーケース13と、インナーケース13を包む外装筐体10とを有する。外装筐体10は、開状態において第2筐体5に当接して開方向への更なる回転を規制する規制部56を有する。インナーケース13は、規制部56を介して第2筐体5の開方向への荷重を支持する支持部58を有する。従って、規制部56だけでなく、支持部58によっても、第2筐体5の荷重が支持されることになり、実質的に規制部56の強度が高くなる。その結果、簡素な構成で、規制部56の破損を抑制することができる。また、このような伝達がなされることから、規制部56に加えられた荷重により外装筐体10がインナーケース13から外れてしまうことも抑制される。その結果、例えば、ネジ69を、リアケース15の縁部15c付近ではなく、縁部15cから離れたリアケース15の背面に配置することができ、デザイン上の自由度が向上する。
インナーケース13及び外装筐体10は樹脂により形成され、支持部58には、板金部材59が固定されている。従って、支持部58及び規制部56の強度が高くなり、規制部56等の破損が一層抑制される。
携帯電話機1は、アンテナ81と、第2筐体5に設けられ板金部材59と容量結合される金属フレーム63bとを有する。従って、携帯電話機1は、第1筐体3及び第2筐体5に亘って高周波電流を流し易くし、アンテナ特性を向上させる板金部材59により、規制部56等の強度向上が図られる。その結果、部品点数の削減が図られる。
外装筐体10は、規制部56が支持部58に係合することによりインナーケース13に取り付けられている。従って、インナーケース13及び外装筐体10を係合させるための係合部により、規制部56及び支持部58が構成されることになり、筐体構造が簡素化される。さらに、開状態における第2筐体5からの荷重は、規制部56及び支持部58の係合を堅固にすることに寄与する。
第2筐体5は、第1筐体3及び第2筐体5の相対回転の回転軸RA回りの筒状に形成された第2外郭部53を有し、第1筐体3は、第2外郭部53の外周面に対向し、第2外郭部53側を凹とする凹面3bを有する。インナーケース13は、外装筐体10に形成された開口部10hから露出して凹面3bを構成する凹面構成部13bを有する。規制部56は、外装筐体10の開口部10hの縁部15cに設けられている。支持部58は、凹面構成部13bの端部に設けられ、凹面3bに沿う方向において、規制部56を介して第2筐体5の荷重を支持する。従って、外観に影響しないところで外装筐体10を切り開くことにより凹面3bを構成する筐体厚みを薄くし、連結部6の小型化を図ることができる。さらに、インナーケース13は、第2筐体5からの荷重を、凹面構成部13bを圧縮変形させる力として受けるから、ケースに曲げ変形を生じさせる力として受ける場合に比較して、大きな荷重を受けることができる。上記のように、外装筐体10をインナーケース13に係合させる係合部により規制部56及び支持部58を構成することも容易化される。
インナーケース13は、外装筐体10よりも強度の高い材料により構成されている。換言すれば、外装筐体10は、デザイン性のみが追及されている。その結果、第1筐体3全体としての強度を確保しつつ外装筐体10のコストを抑えることができる。
なお、以上の実施形態において、携帯電話機1は本発明の携帯電子機器の一例であり、インナーケース13は本発明の内包筐体の一例であり、板金部材59は本発明の第1の金属部材の一例であり、金属フレーム63bは本発明の第2の金属部材の一例であり、第2外郭部53は本発明のヒンジ外郭部の一例である。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
携帯電子機器は、携帯電話機に限定されない。例えば、携帯電子機器は、ノートパソコン、PDA、ゲーム機、カメラであってもよい。また、携帯電子機器が携帯電話機である場合、第1筐体(内包筐体及び外装筐体を有する筐体)と、第2筐体との役割分担(収容する電子部品)は、実施形態と逆であってもよい。
内包筐体(インナーケース13)は、外装筐体よりも強度が高い材料により形成されたり、外装筐体よりも厚く形成される必要はない。例えば、内装筐体と外装筐体は、同一材料により同等の厚さで形成されてもよい。第1の金属部材(板金部材59)や第2の金属部材(金属フレーム63b)は設けられなくてもよい。第2の金属部材は、第2筐体に埋設されるものに限定されない。シールドケース等の第2筐体内に設けられるものであってもよい。ヒンジ外郭部(第2外郭部53)や凹面(3b)は、円形状のものに限定されず、例えば、楕円状のものであってもよい。
本発明の実施形態の携帯電話機を開状態で示す外観斜視図。 図1の携帯電話機を閉状態で示す外観斜視図。 図1の携帯電話機の第1筐体の分解斜視図。 図3のIVa−IVa線における第1筐体の断面図及びその一部拡大図。 図1の携帯電話機の連結部を示す斜視図。 図1の携帯電話機の第1筐体を連結部側から見た分解斜視図。 図6の第1筐体の一部を筐体内部側から見た斜視図。 図6の第1筐体のリアケースの一部を筐体外側から見た斜視図。 図6の第1筐体のリアケースの一部を筐体内側から見た斜視図。 図6の第1筐体のインナーケースの一部を筐体外側から見た斜視図。 図9のXI−XI線における携帯電話機1の断面図。 図9のXII−XII線における携帯電話機1の断面図。 図1の携帯電話機の信号処理系の構成を示すブロック図。
符号の説明
1…携帯電話機(携帯電子機器)、3…第1筐体(筐体)、5…第2筐体、10…外装筐体、13…インナーケース(内包筐体)、56…規制部、58…支持部。

Claims (6)

  1. 開状態と閉状態との間で相対回転可能に連結された第1筐体及び第2筐体を有し、
    前記第1筐体は、
    内包筐体と、
    前記内包筐体を包む外装筐体と、
    を有し、
    前記外装筐体は、前記開状態において前記第2筐体に当接して開方向への更なる回転を規制する規制部を有し、
    前記内包筐体は、前記規制部を介して前記第2筐体の前記開方向への荷重を支持する支持部を有する
    携帯電子機器。
  2. 前記内包筐体及び前記外装筐体は樹脂により形成され、
    前記規制部又は前記支持部には、第1の金属部材が固定されている
    請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. アンテナと、
    前記第2筐体に設けられ、前記第1の金属部材と容量結合される第2の金属部材と、
    を有する請求項2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記外装筐体は、前記規制部が前記支持部に係合することにより前記内包筐体に取り付けられている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記第2筐体は、前記第1筐体及び前記第2筐体の相対回転の回転軸回りの筒状に形成されたヒンジ外郭部を有し、
    前記第1筐体は、前記ヒンジ外郭部の外周面に対向し、前記ヒンジ外郭部側を凹とする凹面を有し、
    前記内包筐体は、前記外装筐体に形成された開口部から露出して前記凹面を構成する凹面構成部を有し、
    前記規制部は、前記外装筐体の前記開口部の縁部に設けられ、
    前記支持部は、前記凹面構成部の端部に設けられ、前記凹面に沿う方向において、前記規制部を介して前記第2筐体の荷重を支持する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  6. 前記内包筐体は、前記外装筐体よりも強度の高い材料により構成されている
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
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