JP5306774B2 - 携帯端末 - Google Patents
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Description
このように無線通信を行う携帯端末は、アンテナを有する。
このような携帯端末において、できるだけよいアンテナ特性を得るため、アンテナは通常携帯端末の筐体端部に配設される。
開状態では、2つの筐体の高周波的な接続の程度によって、アンテナから見た筐体の長さ等が変化する、等の理由により、閉状態と比較してアンテナ特性が低下してしまう場合があった。
このような事態を防止する技術として、例えば特許文献1に開示された技術がある。
特許文献1に開示された通信端末では、第1プリント基板と第2プリント基板との間が高インピーダンスとなって容量結合される。これにより、アンテナ特性の向上を図っている。
以下、本発明の実施形態の携帯端末100について説明する。
図1は、携帯端末100の外観を示す斜視図である。
図1に示すように、携帯端末100は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機として構成されている。
図1は携帯端末100が開かれた状態(以下開状態)を示す。
図2は携帯端末100が閉じられた状態(以下閉状態)を示す。
第1筐体3及び第2筐体5は、それぞれの端部が回転の中心となる連結部6により連結されることにより携帯端末100全体の筐体を構成する。
閉状態では、第1筐体3及び第2筐体5が重ね合わされる。
開状態では、第1筐体3及び第2筐体5の閉状態において互いに対向していた面が離間して、第1筐体3及び第2筐体5は概ね並列に配置される。
第1筐体3及び第2筐体5は、それぞれ概ね薄型直方体状に形成されており、閉状態において互いの輪郭が略一致する。
操作部7は、複数のキー35を含んで構成されている。
第2筐体5には、例えば、通話用のスピーカ83(図13参照)、画像や文字を表示する表示部9(図1)が設けられている。
図3は、第1筐体3の分解斜視図である。また、図4(a)は、図3のIVa−IVa線における第1筐体3の模式的な断面図である。図4(b)は、図4(a)の領域IVbの拡大図である。図4(c)は、図4(a)の領域IVcの拡大図である。
リアケース15の背面側には、バッテリ27を出し入れするための開口部が形成されている。
リアケース15は、インナーケース13に対して背面側から被せられ、インナーケース13の背面側を覆うとともに、壁部13wの背面側部分を囲む。
また、インナーケース13は、外装筐体10よりも厚く形成されている。従って、インナーケース13は、外装筐体10に比較して、剪断や曲げに対する強度が高くなっている。
具体的には、これらの部材は、第1筐体3の長手方向の両側において、フロントケース11とインナーケース13の背面部13vとにより挟持される。
バッテリ27は、インナーケース13に嵌合するとともに、蓋体17によってインナーケース13からの脱落が防止される。
一方、キーシート19は、外周縁に亘って延びるパッキン部19eを有している。キーシート19は、パッキン部19eが溝部13eに圧入されることにより、インナーケース13に取り付けられるとともに、インナーケース13を密閉する。
一方、蓋体17は、蓋体17の蓋体本体17aに接着され、蓋体本体17aの外周に沿って延びるパッキン部17fを有している。蓋体17は、パッキン部17fが溝部13fに圧入されることにより、インナーケース13に取り付けられるとともに、インナーケース13を密閉する。
。キー構成部11bは、比較的剛性の低い材料により形成されることにより、若しくは、肉薄に形成されることにより、又は、その双方により、ユーザの押圧に伴って容易に撓むことが可能に形成されている。
そして、複数のキー35は、キー構成部11bに押圧位置を示す指標(凹凸や模様等)が形成されることにより形成されている。
グランドパターン層33は、少なくともメイン基板23の周縁部に配設されていることが望ましい。
連結部6は、回転軸RAを軸とする円筒状に形成され、回転軸RA回りに互いに相対回転する第1外郭部51及び第2外郭部53を有している。
第1外郭部51は、第1筐体3の一部であり、第2外郭部53は、第2筐体5の一部である。第1外郭部51は、例えば、回転軸RA方向において2つ設けられ、第2外郭部53は、2つの第1外郭部51間に配置されている。
第1外郭部51及び第2外郭部53は、概ね同一径に形成されるとともに、同軸状に配置されており、全体として一つの円筒形状を構成している。
第1外郭部51及び第2外郭部53の直径は、第1筐体3の厚さと第2筐体5の厚さとの和よりも小さく、第2筐体5の厚さよりも大きい。
また、第1外郭部51及び第2外郭部53は、背面側(図5の紙面上方側)の表面位置が第2筐体5の背面と概ね一致するように配置されている。
第1筐体3には、第2外郭部53の背面側の表面位置が第2筐体5の背面と概ね一致するように、第2外郭部53を収容するための凹部3aが形成されている。
または、ヒンジパーツは、第1筐体3及び第2筐体5に対して回転軸RA方向に挿通される軸部材であり、第1筐体3及び第2筐体5の少なくとも一方に対して回転可能となっている。
第1外郭部51及び第2外郭部53内には、第1筐体3内の電子回路と第2筐体5内の電子回路とを接続する信号線も挿通されている。
凹面3bは、例えば、第2外郭部53の外周面と概ね一定の微小隙間で対向する面であり、第2外郭部53の外周部と概ね同心円状に形成されている。凹面3bは、主として、インナーケース13の、外装筐体10の開口部10h(図11及び図12参照)から露出する凹面構成部13bにより構成されている。
なお、凹面3bの縁部は、凹面構成部13bの縁部に隣接するフロントケース11の縁部11c(図6)及びリアケース15の縁部15cにより構成されている。従って、第1外郭部51が凹部3aに配置された状態では、凹面構成部13bは、全く若しくは殆ど外部へ露出しない。
また、縁部15cには、筐体内側に突出する複数の規制部56A〜56C(以下、A〜Cを省略することがある。)を有する。規制部56A〜56Cは、第1筐体3及び第2筐体5の、開状態からの更なる開方向への回転を規制するための構成である。なお、複数の規制部56の筐体外側面は、第1受け面55の一部である。
インナーケース13の端部には、第1筐体3と第2筐体5との容量結合を行うために、板金部材59と、金属棒61(図10(b))とが取り付けられる。
板金部材59と金属棒61による第1筐体3と第2筐体5との容量結合については、詳しくは後述する。
なお、板金部材59と金属棒61とを一体としてとらえた構成が、本発明における第1導電部に相当する。
リアケース15は、規制部56が凹面構成部13bに係合することにより、インナーケース13に取り付けられている。具体的には、規制部56は、筐体内側面(第1受け面55の背面)が、第2受け面57に当接することにより、凹面構成部13bに係合している。
なお、第1受け面55、その背面、及び、第2受け面57は、概ね平行であり、リアケース15をインナーケース13に被せる方向(図11及び図12の紙面上下方向)に対して傾斜している。また、図12に示すように、規制部56Cは、板金部材59を介して凹面構成部13bに係合している。
ネジ69は、第1筐体3及び第2筐体5の閉状態における対向方向において第1外郭部51と重なる位置に、当該対向方向に挿通されている。
パネル部材65は、表示装置を露出させる透光性の部材であり、例えば、両面テープ等の接着部材により第2フロントケース63に固定されている。なお、第2外郭部53は、第2フロントケース63に形成されている。
金属フレーム63bは、例えば、一枚の板金に対してプレス加工を施すことにより形成され、第2フロントケース63の概ね全面に広がっている。
ただし、第2フロントケース63は、表示装置を露出可能に概ね枠状に形成されており、金属フレーム63bも概ね枠状に形成されている。金属フレーム63bは、第2外郭部53内若しくは第2外郭部53に隣接する位置まで延びている。
また、金属フレーム63bは、第2フロントケース63内に設けられた電子回路のグランドに接続されている。
なお、被規制部67は、第2フロントケース63により、筐体内側から支持されている。
なお、凹面構成部13bの端部は、規制部56を介して第2筐体5の荷重を支持する支持部58を構成している。支持部58は、板金部材59の非配置位置においては直接的に、また、板金部材59により被覆される位置においては間接的に、規制部56からの荷重を支持する。
携帯端末100は、CPU71、メモリ73、通信処理部75、音響処理部77及び画像処理部79、内蔵アンテナ81を有する。これら各部は、メイン基板23等に設けられた電子部品29等により構成されている。
なお、内蔵アンテナ81は、アンテナ特性の確保のために、第1筐体3の連結部6とは反対側の端部に配設される。以下、第1筐体3の長さ方向において、連結部6の方向を一方側、その反対の方向を他方側と称する。
すなわち、内蔵アンテナ81は、メイン基板23の他方側の端部に配設される。
スピーカ83及びスピーカ85は、音響処理部77からの電気信号を音響に変換し、その音響を出力する。
一方、マイクロフォン87は、入力された音響を電気信号に変換し、その信号を音響処理部77に出力する。
音響処理部77は、マイクロフォン87からの電気信号を音響データに変換し、その音響データをCPU71に出力する。
また、画像処理部79は、撮像部89から出力される撮像信号(画像データ)を所定のフォーマットの画像データに変換し、その画像データをCPU71へ出力する。
図14は、板金部材59と金属棒61に第1筐体3における位置を示す図である。
図14(a)は、第1筐体3を正面側から見た平面図であり、メイン基板23に金属棒61及び板金部材59が接続されている様子を示している。
板金部材59は、図14に示すように、メイン基板23の一方側端部より一方側に配設される。
そして、図14に示すように、金属棒61は、ネジ91によりメイン基板23に接続されている。
また、ネジ91は例えば金属部材等導電性を有する物質によって構成され、金属棒61はメイン基板23のグランドパターン層33に電気的に接続される。
図14(b)は、図14(a)の紙面上下方向における断面図である。図14(b)において、紙面左方向が図14(a)の紙面上方向、すなわち連結部6が設けられた方向となる。
蒸着部92は、図14(b)に示すように、リアケース15の内壁面に沿って導電性を有する金属が真空蒸着されたものである。
蒸着部92は、図14(a)のαに示す範囲に配設される。
蒸着部92と板金部材59は、図14(b)に示すように距離が近くなるように配設されており、従って蒸着部92と板金部材59とは容量結合される。
そして、板金部材59は、金属棒61によってメイン基板23のグランドパターン層33に接続されている。
さらに、板金部材59は、リアケース15の内壁面に配設された蒸着部92と容量結合されている。
図15に示すように、第1筐体3においては、メイン基板23のグランドパターン部33と板金部材59が金属棒61により電気的に接続されており、さらに、板金部材59とリアケース15の内壁部に配設された蒸着部92とが容量結合により電気的に接続されている。
このため、第1筐体3において、メイン基板23の他方側端部に配設された内蔵アンテナ81から見て、そのグランド長はメイン基板23のグランドパターン33の長さだけでなく、板金部材59及び蒸着部92まで含んだ長さとなる。
従って、グランド長が長くなり、内蔵アンテナ81のアンテナ特性を向上させることができる。
すなわち、例えば図15に示すように、グランド長をnλ/4(nは正の整数)となるように構成する。
λは、内蔵アンテナ81が送受信する周波数の波長である。
図16には、824MHz、875MHz、925MHzの各周波数帯でのグランド長とアンテナ利得との関係を示している。
図16に示すように、グランド長が108mmを超えると、十分な利得を得られる。108mmは図16に示した各周波数帯の波長の約1/2波長となるため、内蔵アンテナ81が第1所定周波数として824MHz、875MHz、925MHzの各周波数帯を使用する場合は上述のn=2とすればよい。
グランド長の調節は、例えばメイン基板23のグランドパターン33の第1筐体3における長さ方向での長さを調節したり、板金部材59とグランドパターン33までの距離を決定する金属棒61の長さを調節したり、蒸着部92の位置を調節したりすることにより行えばよい。
この際、内蔵アンテナ81の送受信する周波数の波長λに応じてグランド長をnλ/4に調節することにより、良好なアンテナ利得を得ることができるようになる。
これにより、内蔵アンテナ81からみたグランド長は、第1筐体3における上記説明したグランド長の長さに加えて、第2筐体5の導体部(金属フレーム63bや図示しない回路基板等)の長さを加えることができる。このため、携帯端末100の開状態においても、良好なアンテナ特性を確保することができる。
以下、上述した実施形態の携帯端末100の変形例について説明する。
以下の変形例では、特に断らない限り、上述した実施形態の携帯端末100と同様の構成を有する携帯端末について説明する。
<変形例1>
本変形例では、板金部材59を第2のアンテナとして利用する場合について説明する。
図17は、板金部材59を第2のアンテナとして利用する場合の概念図である。
図17に示すように、本変形例1では、メイン基板23上に給電回路94が配置され、金属棒61とグランドパターン33との接点であるネジ91に給電端子93が配設されている。
このような構成とすることにより、板金部材59に対して給電回路94による給電が可能となる。
これにより、板金部材59が内蔵アンテナ81とは別の第2のアンテナ(モノポールアンテナ)として動作することが可能となる。
すなわち、例えば、内蔵アンテナ81において800MHz帯の送受信を行う場合には、板金部材59による第2のアンテナでは2GHz帯の送受信を行うことにより、携帯端末100を所謂デュアルバンド携帯端末として動作させることが可能となる。
具体的には、板金部材59の形状をミアンダ形状(ジグザグ形状)、ループ状、ヘリカル状等にしてもよい。
本変形例2では、上述した変形例1を若干変形した例について説明する。
本変形例2では、板金部材59を第2のアンテナとして使用するかしないかをスイッチにより切り替えることができる構成について説明する。
図18は、板金部材59を第2のアンテナとして使用するかしないかをスイッチにより切り替える場合の概念図である。
図18に示すように、本変形例2においては、給電端子93と給電回路94との間に、第1スイッチ95及びマッチング回路96が配設される。第1スイッチ95及びマッチング回路96は、メイン基板23上に配設されればよい。
マッチング回路96は、板金部材59が第2のアンテナとして動作する場合のマッチング(共振周波数の調整)を行う。
CPU71は、例えば図19に示すフローチャートに従って板金部材59に電源を供給するか否かを決定する。
ステップST1:
CPU71は、板金部材59を第2のアンテナとして使用するか否かを、例えば第2のアンテナを使用する機能(RFID機能、GPS機能、Bluetooth(商標)機能等)の動作状態に基づいて判断する。
板金部材59を第2のアンテナとして使用すると判断した場合(上述した機能が動作している場合)はステップST2に進み、第2のアンテナとして使用しないと判断した場合(上述した機能が動作していない場合)はステップST4に進む。
ステップST2:
CPU71は、第1スイッチ95を給電回路94側に切り替える。
ステップST3:
ステップST2により、板金部材59は第2のアンテナとして機能する。
CPU71は、第1スイッチ95をグランド側に切り替える。
ステップST5:
ステップST4により、板金部材59は第2のアンテナとしては機能しない。
この場合には、上述した実施形態において説明したように板金部材59はグランドとしての役割を果たすことになる。
本変形例3では、板金部材59の形状を逆Fアンテナ形状にした場合について説明する。
図20は、板金部材59の形状を逆Fアンテナ形状にした場合について説明するための概念図である。
図20に示すように、変形例3では、板金部材59、金属棒61及び導電部材97により、逆Fアンテナが構成される。
金属棒61は、変形例2と同様に、給電端子93、第1スイッチ95、マッチング回路96を介して給電回路94に接続される。
導電部材97は、第2スイッチ98を介してメイン基板23のグランドパターン33に接続される。第2スイッチ98は、一方がグランドパターン33に接続され、他方はどこにも接続されない。第2スイッチ98は、例えばCPU71により制御され、いずれに接続されるかが決定される。
まず、第1スイッチ95が給電回路94側に、第2スイッチ98がグランド側に切り替えられている場合、板金部材59、金属棒61及び導電部材97により、逆Fアンテナが構成される。
この場合、上述した変形例1及び2と同様に、第2所定周波数に共振する逆Fアンテナとして機能する。
図21は、CPU71による第1スイッチ95及び第2スイッチ98の切替制御の際のフローチャートである。
ステップST11:
CPU71は、板金部材59を第2のアンテナとして使用するか否かを、変形例2における動作例のステップST1と同様にして判断する。
板金部材59を第2のアンテナとして使用すると判断した場合はステップST12に進み、第2のアンテナとして使用しないと判断した場合はステップST18に進む。
ステップST12:
CPU71は、板金部材59を第2所定周波数に共振するアンテナとして使用するか否かを判断する。
板金部材59を第2所定周波数に共振するアンテナとして使用する場合はステップST13に進み、そうでない場合はステップST15に進む。
CPU71は、第1スイッチ95を給電回路94側に、第2スイッチ98をグランド側に切り替える。
ステップST14:
ステップST13により、板金部材59は逆Fアンテナとして機能する。
CPU71は、板金部材59を第3所定周波数に共振するアンテナとして使用するか否かをステップST11と同様にして判断する。
板金部材59を第3所定周波数に共振するアンテナとして使用すると判断した場合はステップST16に進み、そうでない場合はステップST18に進む。
ステップST16:
CPU71は、第1スイッチ95を給電回路94側に、第2スイッチ98をオープンに切り替える。
ステップST16により、板金部材59は第3所定周波数に共振するモノポールアンテナとして機能する。
ステップST18:
CPU71は、第1スイッチ95をグランド側に切り替える。
ステップST19:
ステップST18により、板金部材59は第2のアンテナとしては機能しない。
この場合には、上述した実施形態において説明したように板金部材59はグランドとしての役割を果たすことになる。
そして、導電部材97をグランドと接続させるか否かを切り替える第2スイッチ98を配設したため、板金部材59を、第2所定周波数に共振する逆Fアンテナとして使用するか、第3所定周波数に共振するアンテナとして使用するかを第2スイッチ98を切り替えることにより選択することが可能となる。このため、携帯端末100をマルチバンドの携帯端末として使用することが可能となる。
すなわち、本発明の実施に際しては、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し様々な変更並びに代替を行ってもよい。
すなわち、例えば上述した実施形態における第1筐体3のみを構成として有する携帯端末に対しても本発明は適用が可能である。このような構成の携帯端末では、第1筐体3内においてグランド長を長くとったことによるアンテナ特性の向上や、板金部材59を第2のアンテナとして活用する効果を得ることができる。
Claims (5)
- 第1筐体と、
第2筐体と、
前記第1筐体と前記第2筐体とを開閉可能に連結する連結部と、
前記第1筐体及び前記第2筐体の少なくとも一方に配設されたアンテナと、
前記第1筐体に配設され、基準電位部及び前記アンテナに給電する給電回路を有する回路基板と、
前記第1筐体に配設されると共に、前記回路基板の前記基準電位部に電気的に接続されて前記連結部近傍まで延設された第1導電部と、
前記第2筐体に配設されると共に、前記連結部近傍に配設されて前記第1導電部と電気的に接続される第2導電部と、
を有し、
前記第1導電部は、前記開状態において前記第2筐体の前記第1筐体に対する開方向への荷重を支持する支持部の少なくとも一部を構成する
ことを特徴とする携帯端末。 - 前記アンテナは第1所定周波数にかかる信号に共振可能に構成され、
前記第1導電部及び前記回路基板の前記基準電位部は、電気的に接続されることにより前記第1所定周波数の信号のnλ/4に相当するグランド長を形成する
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
n:正の整数
λ:第1所定周波数の信号の波長 - 前記第1導電部は、第2所定周波数に係る信号に共振可能に構成され、
前記回路基板の前記給電回路は、前記第1導電部に給電する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末。 - 前記第1導電部は、前記回路基板の前記基準電位部に接続される第1端部と、前記回路基板の前記給電回路に接続されて給電を受ける第2端部と、を有する逆Fアンテナであり、
前記第1導電部の前記第1端部と前記回路基板の前記基準電位部との接続状態と非接続状態とを切り替え可能に構成される第1スイッチを有する
ことを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。 - 前記第1導電部と前記回路基板の前記給電回路との接続状態と非接続状態とを切り替え可能に構成される第2スイッチを有する
ことを特徴とする請求項3または4に記載の携帯端末。
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