JP5294921B2 - 電子機器 - Google Patents

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本発明は、携帯電話機等の電子機器に関する。
従来、携帯電話機等の電子機器における筐体には、CPUや送受信部等の複数の電子部品が搭載された回路基板が内蔵されている。この回路基板に搭載される電子部品には、例えば、無線通信用の高周波回路部品のように、電磁波等のノイズに影響を受けやすいものも多い。また、これら電子部品は、作動時に電子部品自体がノイズを放射する。そのため、放射されるノイズが筐体内の他の電子部品に影響を及ぼさないように、回路基板の電子部品が配置された側の面に、これら複数の電子部品を覆うと共に、電子部品同士を隔離するシールドケース(ケース部材)が配置された電子機器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の電子機器によれば、複数の電子部品がシールドケースにより覆われると共に、電子部品同士も互いに隔離されるので、電子部品から放射されるノイズが他の電子部品に影響を及ぼし、その機能が低下することを防止できる。
特開2006−238204号公報
ところで、電子機器は、コネクタを有し、このコネクタに接続されたケーブルを介して信号を伝送するものが知られている。しかし、このコネクタは、ノイズを放射するノイズ源となりやすい。
一方、ケーブルが接続されたコネクタは、ケーブルの配置位置によっては、ケース部材の内部に配置できず、ケース部材の外部に配置せざるをえない場合がある。
そのため、コネクタから放射されるノイズをケース部材で好適に抑制することができず、電気的設計の困難を招くおそれがあった。
本発明は、コネクタから放射されるノイズに基づく電気的設計の困難を低減できる電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、一方の面に基準電位パターンが形成された回路基板と、前記回路基板の前記一方の面側に配置される板状のベース部と、前記ベース部から前記基準電位パターン側に突出して形成されるリブ部と、を有する導電性のケース部材と、前記ケース部材の内部に配置されるコネクタと、前記ケース部材の内部と外部とに跨って延び、前記コネクタに接続されると共に外面に導電部を有するケーブルと、を備え、前記リブ部は、前記基準電位パターンに対向して配置される対向部を有し、前記ケーブルは、前記基準電位パターンと前記対向部との間に挟持された状態で、前記導電部が前記対向部及び前記基準電位パターンに電気的に接続される電子機器に関する。
また、前記対向部は、前記基準電位パターンと接触可能な接触部と、前記回路基板から前記回路基板の厚さ方向に離間して窪む凹部とを有し、前記ケーブルは、前記凹部と前記基準電位パターンとの間に配設された状態で、前記導電部が前記凹部及び前記基準電位パターンに電気的に接続されることが好ましい。
また、前記基準電位パターンと前記ケーブルとの間には、導電性を有するシール材が配設されることが好ましい。
また、前記シール材は、弾性変形可能に構成されることが好ましい。
前記シール材は、前記回路基板の前記一方の面に実装可能な表面実装型ガスケットからなることが好ましい。
また、前記ベース部における前記リブ部が設けられる面と反対側の面には、複数のキースイッチを有するキー基板が配置されており、前記複数のキースイッチは、前記ベース部の厚み方向から視て、前記シール材と前記複数のキースイッチとが重ならない位置に配置されることが好ましい。
本発明によれば、コネクタから放射されるノイズに基づく電気的設計の困難を低減できる電子機器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る携帯電話機1を、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを開いた状態で示す斜視図である。 図1に示す携帯電話機1の操作部側筐体2の分解斜視図である。 図1に示す携帯電話機1における回路基板70の第1面72側にケース部材60が配置された状態を示す平面図である。 図3のA−A線断面図である。 図4の部分拡大図である。 図3のB−B線断面図である。 図1に示す携帯電話機1における回路基板70の第1面72に複数の電子部品71が配置された状態を示す図であって、(A)は、第1面72側から見た図であり、(B)は、図7(A)のC−C線断面図である。 図1に示す携帯電話機1におけるケース部材60の図であって、(A)は、平面図であり、(B)は、図8(A)のD−D線断面図であり、(C)は、図8(A)のE−E線断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、本発明の携帯電子機器の一実施形態としての携帯電話機1の基本構造について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る携帯電話機1を、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを開いた状態で示す斜視図である。
本実施形態の携帯電話機1は、折り畳み型の携帯電話機であって、略直方体形状の操作部側筐体2と、略直方体形状の表示部側筐体3と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを連結する連結部4と、を備える。
操作部側筐体2は、その外面が、フロントケース21及びリアケース22を主体として構成されている。フロントケース21は、操作部側筐体2の前面2a側を構成する。操作部側筐体2の前面2aは、携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3と向かい合う面である。リアケース22は、前面2aと反対側の面である背面2b側を構成する。
フロントケース21は、操作キー群11が前面2aに露出するように構成されている。操作キー群11は、各種設定、電話帳機能、メール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字、メール等の文字等を入力するためのテンキー等の入力操作キー14と、各種操作における決定、上下左右方向のスクロール等を行う決定操作キー15と、から構成されている。
操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。携帯電話機1は、操作キー群11を構成する各キーが使用者により押圧されることで、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
操作部側筐体2の前面2aには、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力される音声入力部12が形成されている。音声入力部12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4とは反対側の端部近傍に配置される。つまり、音声入力部12は、携帯電話機1の開状態において長手方向の一方の端部側に配置される。
操作部側筐体2の側面2cには、例えば、外部機器(例えば、ホスト装置)とデータの送受信を行うためのインターフェース、ヘッドホン/マイク端子、着脱可能な外部メモリのインターフェース、バッテリを充電するための充電端子が設けられている。
次に、表示部側筐体3について説明する。表示部側筐体3は、図1に示すように、その外面が、フロントケース30a及びリアケース30bを主体として構成されている。表示部側筐体3の前面3aは、フロントケース30a及びカバー部材33を主体として構成されている。前面3aは、携帯電話機1を折り畳んだ状態で操作部側筐体2と向かい合う面である。表示部側筐体3の背面3bは、リアケース30bを主体として構成されている。表示部側筐体3の背面3bは、前面3aとは反対側の面である。
表示部側筐体3内には、各種情報を表示させる不図示の液晶モジュールが配置されており、液晶モジュールは、その一方の面に設けられた表示部が、透明部分を主体とするカバー部材33を介して、フロントケース30aに形成された開口部から表示部側筐体3の前面3aに露出するように配置されている。
また、フロントケース30aには、通話の相手側の音声を出力する音声出力部31が形成されている。音声出力部31は、表示部側筐体3の長手方向における連結部4とは反対の端部側に配置される。つまり、音声出力部31は、携帯電話機1の開状態における表示部側筐体3側の端部近傍に配置される。
操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、図1に示すように、連結部4を介して開閉可能に連結されている。つまり、連結部4は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを開閉軸Iを中心に開閉可能に連結している。
携帯電話機1は、連結部4を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に回転(回動)することにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを互いに開いた状態(開放状態)にしたり、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを折り畳んだ状態(折畳み状態)にしたりできる。
次に、操作部側筐体2の内部構造について、図2を参照しながら説明する。図2は、操作部側筐体2の分解斜視図である。
図2に示すように、操作部側筐体2は、フロントケース21と、上述した操作キー群11を構成するキーシート40と、フレキシブル配線基板50と、ケース部材60と、回路基板70と、メインアンテナ90と、リアケース22と、バッテリ80と、バッテリカバー81と、を備える。
フロントケース21とリアケース22とは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。フロントケース21とリアケース22との間には、キーシート40と、フレキシブル配線基板50と、ケース部材60と、回路基板70と、メインアンテナ90とが挟まれるようにして内蔵される。つまり、回路基板70の一方の面である第1面72を覆うようにケース部材60が積層配置され、ケース部材60の上面側にキー基板としてのフレキシブル配線基板50が積層配置され、フレキシブル配線基板50の上面にキーシート40が積層配置される。
フレキシブル配線基板50は、図2に示すように、フロントケース21側の面に複数のキースイッチ51,52,53を有し、ケース部材60のベース部61上に載置される。フレキシブル配線基板50のキースイッチ51,52,53は、椀状に湾曲して立体的に形成された金属板のメタルドームを有する構造になっている。メタルドームは、その椀状形状の頂点が押圧されると、フレキシブル配線基板50の表面に印刷された不図示の電気回路に形成されるスイッチ端子に接触して電気的に導通する。なお、フレキシブル配線基板50は、複数の絶縁フィルムの間に配線を挟み込んだものである。また、フレキシブル配線基板50からは、後述の回路基板70に接続されるフレキシブルケーブル75が延出する。
キーシート40は、シリコンゴム製のシート41の表面に複数のキートップ42,43,44が接着剤により貼り付けられて構成される。キーシート40における複数のキートップ42,43,44は、フレキシブル配線基板50のキースイッチ51,52,53とそれぞれ重なり合う位置に配置されると共に、フロントケース21に形成されるキー孔21a,21b,21cからそれぞれ露出するように配置される。
メインアンテナ90は、不図示の配線を介して回路基板70に接続される。メインアンテナ90は、高周波信号を受信又は送信する。
リアケース22の外側には、開口が設けられており、この開口には、バッテリ80が装脱可能に収納される。バッテリ80の外側は、バッテリカバー81に覆われる。
次に、図3から図8により、前述の回路基板70及びケース部材60について、更に詳述する。図3は、図1に示す携帯電話機1における回路基板70の第1面72側にケース部材60が配置された状態を示す平面図である。図4は、図3のA−A線断面図である。図5は、図4の部分拡大図である。図6は、図3のB−B線断面図である。図7は、図1に示す携帯電話機1における回路基板70の第1面72に複数の電子部品71が配置された状態を示す図であり、(A)は、第1面72側から見た図であって、(B)は、図7(A)のC−C線断面図である。図8は、図1に示す携帯電話機1におけるケース部材60の図であって、(A)は、平面図であり、(B)は、図8(A)のD−D線断面図であり、(C)は、図8(A)のE−E線断面図である。
図3から図6に示すように、ケース部材60は、回路基板70の第1面72に載置される。回路基板70は、長方形状に形成される。回路基板70の第1面72には、複数の電子部品71と、基準電位パターン73と、コネクタ74と、が配置される。電子部品71及びコネクタ74は、ケース部材60が回路基板70に載置された状態において、ケース部材60の内部に配置される。回路基板70に搭載される電子部品71としては、RF(Radio Frequency)回路、CPU回路、電源回路等の回路ブロックが挙げられる。これら複数の電子部品71は、回路基板70上及び回路基板70の内部に設けられた配線(図示せず)等により電気的に接続される。
図7に示すように、回路基板70における第1面72には、複数の電子部品71を区画するように、基準電位パターン73が形成される。本実施形態においては、基準電位パターン73は、回路基板70の周縁及び内側に配置され、回路基板70の第1面72を3つの領域に区画するように配置される。基準電位パターン73は、例えば、無線回路とこれに隣接する電源回路との間や、無線回路とこれに隣接するデジタル回路との間に形成される。
回路基板70は、コネクタ74及び配線用ケーブルとしてのフレキシブルケーブル75を介して前述のフレキシブル配線基板50に接続される(図2参照)。
コネクタ74は、回路基板70に実装される第1コネクタ74aと、第1コネクタ74aに接続される第2コネクタ74bと、により構成される。第1コネクタ74aは、回路基板70における第1面72に実装される。第1コネクタ74aは、回路基板70に設けられた不図示の配線を介して所定の電子部品71に接続される。
第2コネクタ74bには、フレキシブルケーブル75の一端部が接続される。フレキシブルケーブル75における第2コネクタ74bが接続されてない側の他端部は、前述のフレキシブル配線基板50に接続される(図2参照)。フレキシブルケーブル75は、所定の幅で帯状に形成され、柔軟性を有するシート状の配線である。
フレキシブルケーブル75は、第2コネクタ74bから回路基板70の縁部までの間においては、第2コネクタ74bから回路基板70の面方向に沿って回路基板70の外方へ延びるように配置される。フレキシブルケーブル75は、回路基板70の周縁に配置される基準電位パターン73に対して交差するように配置される。そして、フレキシブルケーブル75は、回路基板70にケース部材60が載置された場合に、ケース部材60の内部と外部とに跨って延びるように配置される。
フレキシブルケーブル75は、ケーブル本体76と、ケーブル本体76の外面の一部を被覆する導電部77と、を有する。ケーブル本体76は、内部に配設される複数の導線(図示せず)と、ケーブル本体76の外面を構成する絶縁部(図示せず)とを有する。複数の導線は、絶縁部に被覆される。複数の導線は、ケーブル本体76の内部において、ケーブル本体76の幅方向に並んで配設されると共に、長さ方向に沿って配設される。
図7に示すように、導電部77は、導電性の部材により形成され、フレキシブルケーブル75の外面の一部を構成する。導電部77は、ケーブル本体76の外面を構成する第1面76A及び第1面の反対側の第2面76Bを被覆する。導電部77は、ケーブル本体76の第1面76Aを被覆する第1導電部77Aと、ケーブル本体76の第2面76Bを被覆する第2導電部77Bとを有する。第1導電部77A及び第2導電部77Bは、互いに環状に接続されて導通する。フレキシブルケーブル75の導電部77は、例えば、ケーブル本体76の第1面76A及び第2面76Bに、金メッキ処理が施されることにより形成される。
導電部77は、フレキシブルケーブル75が基準電位パターン73に対して直交するように配置された場合に、基準電位パターン73に対向して配置される。導電部77は、回路基板70の厚さ方向における第1面72側の上方から見た場合に、基準電位パターン73と重なる範囲に配置される。本実施形態においては、導電部77は、基準電位パターン73の幅と同程度の長さでフレキシブルケーブル75の幅方向の全域に亘って配置される。
図3から図6に示すように、ケース部材60は、回路基板70の厚さ方向から見た場合、長方形状に形成される。ケース部材60は、回路基板70側の面が開放された薄型の直方体形状である。ケース部材60は、金属材料により形成されており、導電性を有する。
図8に示すように、ケース部材60は、上面を構成する板状のベース部61と、ベース部61から基準電位パターン73側に向かって略直角に突出して形成されるリブ部62と、備える。リブ部62は、ベース部61の外縁及び内側に設けられる。
リブ部62は、図3から図6に示すように、回路基板70に設けられた基準電位パターン73に対応するように形成される。図4に示すように、リブ部62は、回路基板70に実装される複数の電子部品71のうち最も高さのある電子部品71の高さと同等又はそれよりも十分に高くなるよう形成される。
ケース部材60は、金属材料により形成する以外にも、骨格を樹脂により形成し、その表面に導体膜を形成することで形成することもできる。
リブ部62は、基準電位パターン73に対向して配置される対向部63を有する。具体的には、ケース部材60が回路基板70に載置された状態において、対向部63は、基準電位パターン73に対向するように配置される。
図8に示すように、対向部63は、基準電位パターン73と接触可能な接触部64と、回路基板70から回路基板70の厚さ方向に離間して窪む凹部65と、を有する。凹部65は、ベース部61の長手方向に沿うように配置された2つのリブ部62、62の一方のリブ部62に形成される。凹部65は、一方のリブ部62の長手方向の中央部におけるフレキシブルケーブル75の幅と同等又はそれよりも長い範囲において、ベース部61側に窪むように形成される。凹部65は、回路基板70上にケース部材60が配置された場合に、フレキシブルケーブル75の厚さと同等又はそれよりも長い距離だけ回路基板70の厚さ方向に離間して形成される。
接触部64は、対向部63のうち凹部65が形成されない領域の全域に亘って形成される。接触部64は、回路基板70に配置された場合に、基準電位パターン73に直接接触する。
次に、図3から図6により、ケース部材60が、回路基板70の第1面72側に載置される場合について更に詳述する。
図3から図6に示すように、ケース部材60におけるリブ部62の対向部63は、回路基板70における基準電位パターン73に対向するように配置される。
対向部63における接触部64は、基準電位パターン73に接触する。対向部63における凹部65と回路基板70との間には、表面実装型ガスケット100及び外面に導電部77を有するフレキシブルケーブル75が配置される。従って、凹部65に対向する基準電位パターン73上には、表面実装型ガスケット100と、外面に導電部77を有するフレキシブルケーブル75と、ケース部材60の凹部65と、が積層配置される。
凹部65に対向する基準電位パターン73上には、表面実装型ガスケット100が積層するように実装される。表面実装型ガスケット100上には、外面に導電部77を有するフレキシブルケーブル75が基準電位パターン73に対して交差するように積層配置される。フレキシブルケーブル75の導電部77上には、凹部65が積層配置される。本実施形態においては、表面実装型ガスケット100は、回路基板70に自動実装可能なガスケットである。表面実装型ガスケット100は、回路基板70上に自動実装可能なので、基準電位パターン73上に高精度で実装することができる。
また、基準電位パターン73上に実装される表面実装型ガスケット100、凹部65及びフレキシブルケーブル75の導電部77は、図2に示すように、ケース部材60の厚み方向から視て、前述の複数のキースイッチ51、52、53と重ならない位置に配置される。
表面実装型ガスケット100は、本実施形態においては、例えば、導電性を有する密着性の高いシール材により構成され、回路基板70とケース部材60との間に挟まれるように配置されることにより、ケース部材60のシールド効果を高めることができる。また、表面実装型ガスケット100は、復元力を発現する材料により弾性変形可能に構成される。ガスケットとしては、例えば、液状シリコン樹脂により形成されたシールド効果を有するシール材等が挙げられる。
フレキシブルケーブル75は、基準電位パターン73に対向する位置に前述の導電部77が位置するように配置される。フレキシブルケーブル75の導電部77は、基準電位パターン73に実装された表面実装型ガスケット100と凹部65との間に挟持されることにより、ケース部材60と基準電位パターン73の間に挟持される。本実施形態においては、表面実装型ガスケット100は、前述の通り復元力を発現する材料により弾性変形可能に構成される。そのため、フレキシブルケーブル75の導電部77は、復元力を発現した表面実装型ガスケット100に押圧されて、凹部65及び表面実装型ガスケット100に密着して接触する。
接触部64は、基準電位パターン73に接触して電気的に接続される。凹部65は、凹部65に配置されたフレキシブルケーブル75の導電部77及び表面実装型ガスケット100を介して基準電位パターン73に電気的に接続される。
このように、上述したケース部材60は、回路基板70の第1面72側に、リブ部62が基準電位パターン73上に位置するように配置される。これにより、複数の電子部品71は、リブ部62により囲われると共に、ベース部61により覆われる。
ケース部材60は、リブ部62の対向部63が回路基板70の基準電位パターン73に直接的又は間接的に接触して、基準電位パターン73と電気的に接続される。そして、ケース部材60は、基準電位パターン73と同じ大きさの電位を有するようになる。つまり、ケース部材60は、シールドケースとして機能する。
具体的には、接触部64は、基準電位パターン73と直接接触して基準電位パターン73と電気的に接続される。凹部65は、フレキシブルケーブル75の導電部77及び表面実装型ガスケット100を介して基準電位パターン73と確実に電気的に接続される。その結果、ケース部材60と回路基板70の基準電位パターン73とが導通し、ケース部材60は、シールドケースとして機能する。
回路基板70上に載置されたケース部材60は、シールドケースとして外部からの高周波等のノイズが、回路基板70に搭載される複数の電子部品71に作用するのを抑制する。また、ケース部材60は、RF(Radio Frequency)回路、CPU回路、電源回路等の回路基板上に搭載された複数の電子部品71から放射されるノイズを遮蔽して、他の電子部品やメインアンテナ90に接続される受信回路等に作用することを抑制する。
つまり、リブ部62は、複数の電子部品71を区画する隔壁として機能し、ベース部61と共に、回路基板70上に搭載された他の電子部品71から放射されるノイズをシールドする。
また、ケース部材60は、接触部64においては、回路基板70に直接接触し、凹部65においては、復元力を発現する材料により変形可能に構成されるシール材としての表面実装型ガスケット100を介して接触している。そのため、ケース部材60と、回路基板70に形成された基準電位パターン73との密着度が向上し、ケース部材60のシールド効果が向上する。
本実施形態の携帯電話機1によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態の携帯電話機1によれば、ケース部材60の内部に配置されるコネクタ74を備え、コネクタ74に接続されると共に外面に導電部77を有するフレキシブルケーブル75を、ケース部材60における対向部63と基準電位パターン73との間に挟持させた状態で、導電部77を介して対向部63と基準電位パターン73とを電気的に接続させる。そのため、ケース部材60は、コネクタ74をケース部材60の内部に収納した状態で、導電部77を介して基準電位パターン73と電気的に接続される。従って、ケース部材60のシールド効果を高めることができる。そして、コネクタ74から放射されるノイズよる電子部品の機能低下を抑制することができ、電気的設計の困難が抑制される。
また、コネクタ74に接続されると共に外面に導電部77を有するフレキシブルケーブル75は、ケース部材60における対向部63と基準電位パターン73との間に挟持されている。そのため、フレキシブルケーブル75を、ケース部材60における対向部63と基準電位パターン73との間に保持させることができる。従って、例えば、落下等により電子機器に衝撃が加わった場合であっても、フレキシブルケーブル75に接続された回路基板70上のコネクタ74の回路基板70からの外れを低減できる。
また、ケース部材60における対向部63は、凹部65を有しているので、フレキシブルケーブル75を、凹部65と基準電位パターン73との間に保持できる。そのため、導電部77により、ケース部材60と基準電位パターン73とは確実に電気的に接続される。従って、コネクタ74から放射されるノイズよる電子部品の機能低下を防止することができる。
また、基準電位パターン73とフレキシブルケーブル75の導電部77との間には、導電性を有する表面実装型ガスケット100が配置される。そのため、ケース部材60と、フレキシブルケーブル75における導電部77と、基準電位パターン73とは、確実に導通して電気的に接続される。従って、コネクタ74から放射されるノイズよる電子部品の機能低下を抑制することができる。
また、表面実装型ガスケット100は、密着性が高いシール性を有するシール材により構成されるので、ケース部材60のシールド効果をより高めることができる。
また、表面実装型ガスケット100は、復元力を有する材料により弾性変形可能に構成される。そのため、ケース部材60と回路基板70に形成された基準電位パターン73との密着度が向上し、ケース部材60によるシールド効果をより高めることができる。
具体的には、フレキシブルケーブル75と回路基板70とが復元力を有する表面実装型ガスケット100を介して接続されることで、例えば、回路基板70が若干反ったり変形したりした場合でも、ケース部材60とフレキシブルケーブル75と回路基板70との接触状態を保つことができる。
また、ケース部材60が回路基板70に対してわずかにずれて配置され、回路基板70から若干浮き上がった場合にも、ケース部材60とフレキシブルケーブル75と回路基板70との接触状態を保つことができる。
また、フレキシブルケーブル75は、表面実装型ガスケット100の復元力によりケース部材60側へ徐々に押圧される。そのため、ケース部材60とフレキシブルケーブル75とが接触することによるフレキシブルケーブル75の破損を軽減することができる。
また、シール材は、回路基板70の第1面72に実装可能な表面実装型ガスケット100からなる。そのため、表面実装型ガスケット100は、回路基板70上に実装できるので、シール材が液状の樹脂により構成される場合と比べて、回路基板70上への配置が容易である。具体的には、表面実装型ガスケット100を基準電位パターン73上に自動実装機により高精度で実装することができる。
また、表面実装型ガスケット100は、ケース部材60の厚み方向から視て、複数のキースイッチ51、52、53と重ならない位置に配置される。そのため、複数のキースイッチ51、52、53の押圧時における表面実装型ガスケット100の弾性変形に起因するクリック感が損なわれることを防止できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。
例えば、基準電位パターン73とフレキシブルケーブル75との間には、前述の実施形態ではシール材として表面実装型ガスケット100が配設されるが、これに限定されない。基準電位パターン73とフレキシブルケーブル75の導電部77とは、他の導電性を有する部材を介して電気的に接続されていてもよい。例えば、液状シリコン樹脂により形成されたシールド効果を有するガスケットにより電気的に接続されていてもよい。また、フレキシブルケーブル75の導電部77が基準電位パターン73と接触して直接的に電気的に接続されていてもよい。
また、フレキシブルケーブル75は、前述の実施形態ではフレキシブル配線基板50に接続される構成としているが、これに限定されない。フレキシブルケーブル75は、フレキシブル配線基板50以外の回路基板に接続されてもよい。
また、ケース部材60の内部に配置されるコネクタ74に接続されるケーブルは、前述の実施形態ではフレキシブルケーブル75であるが、これに限定されない。ケーブルは、同軸ケーブル等であってもよい。
また、前述の実施形態においては、連結部4により折り畳み可能な携帯電話機1の説明をしているが、このような折り畳み式ではなく、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転(ターン)式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが一つの筐体に配置され連結部を有さない型式(ストレートタイプ)でもよい。
また、前述の実施形態は、本発明を携帯電話機に適用したものであるが、本発明は、これに限定されない。本発明は、携帯電子機器以外の電子機器、例えば、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等に適用することができる。
1 携帯電話機(電子機器)
2 操作部側筐体
3 表示部側筐体
60 ケース部材
61 ベース部
62 リブ部
63 対向部
64 接触部
65 凹部
70 回路基板
72 第1面(一方の面)
73 基準電位パターン
74 コネクタ
75 フレキシブルケーブル(ケーブル)
77 導電部
100 表面実装型ガスケット(シール材)

Claims (6)

  1. 一方の面に基準電位パターンが形成された回路基板と、
    前記回路基板の前記一方の面側に配置される板状のベース部と、前記ベース部から前記基準電位パターン側に突出して形成されるリブ部と、を有する導電性のケース部材と、
    前記ケース部材の内部に配置されるコネクタと、
    前記ケース部材の内部と外部とに跨って延び、前記コネクタに接続されると共に外面に導電部を有するケーブルと、
    を備え、
    前記リブ部は、前記基準電位パターンに対向して配置される対向部を有し、
    前記ケーブルは、前記基準電位パターンと前記対向部との間に挟持された状態で、前記導電部が前記対向部及び前記基準電位パターンに電気的に接続される
    電子機器。
  2. 前記対向部は、前記基準電位パターンと接触可能な接触部と、前記回路基板から前記回路基板の厚さ方向に離間して窪む凹部とを有し、
    前記ケーブルは、前記凹部と前記基準電位パターンとの間に配設された状態で、前記導電部が前記凹部及び前記基準電位パターンに電気的に接続される
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記基準電位パターンと前記ケーブルとの間には、導電性を有するシール材が配設される請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記シール材は、弾性変形可能に構成される請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記シール材は、前記回路基板の前記一方の面に実装可能な表面実装型ガスケットからなる請求項3又は4に記載の電子機器。
  6. 前記ベース部における前記リブ部が設けられる面と反対側の面には、複数のキースイッチを有するキー基板が配置されており、
    前記複数のキースイッチは、前記ベース部の厚み方向から視て、前記シール材と前記複数のキースイッチとが重ならない位置に配置される
    請求項3から5のいずれかに記載の電子機器。
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