JP2010081570A - 携帯電子機器 - Google Patents

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祥広 内海
Kazuyoshi Suda
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Abstract

【課題】筐体の組立技術の豊富化を図ることができる携帯電子機器を提供する。
【解決手段】携帯電話機1は、互いに対向するフロントケース21とリアケース23とを有する筐体本体29と、フロントケース21とリアケース23との対向方向に交差する方向においてフロントケース21とリアケース23とに対してスライド可能に筐体本体29に取り付けられると共に、フロントケース21とリアケース23とを対向方向において挟持するサイドパーツ25とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、携帯電話機、PDA、ゲーム機等の携帯電子機器に関する。
互いに対向するフロントケース(第1筐体部材)及びリアケース(第2筐体部材)を有する携帯電子機器の筐体が知られている(例えば特許文献1)。フロントケースとリアケースとは、一方に挿通されたネジが他方に螺合されることにより互いに固定される。
特開2006−238204号公報
しかし、特許文献1の技術は、第1筐体部材と第2筐体部材とを確実に固定するためには多くのネジを要する。
本発明は、多くのネジを使わずとも、第1筐体部材と第2筐体部材とを確実に固定することのできる携帯電子機器を提供することを目的とする。
本発明の携帯電子機器は、互いに対向する第1筐体部材と第2筐体部材とを有する筐体と、前記第1筐体部材と前記第2筐体部材との対向方向に交差する方向において前記第1筐体部材と前記第2筐体部材とに対してスライド可能に前記筐体に取り付けられると共に、前記第1筐体部材と前記第2筐体部材とを前記対向方向において挟持する挟持部と、を有する。
好適には、前記挟持部は、前記第1筐体部材と前記第2筐体部材との合わせ目を覆う。
好適には、前記挟持部は、前記第1筐体部材及び前記第2筐体部材を構成する材料よりも剛性の高い材料により構成されている。
好適には、前記挟持部は、前記対向方向の平面視における、前記筐体の一端部に取り付けられる第1構成部を有する。
好適には、前記挟持部は、前記筐体の前記一端部に交差する2つの他の端部の少なくとも一方に取り付けられると共に、前記第1構成部と一体形成される第2構成部を有する。
好適には、前記第1筐体部材と前記第2筐体部材とに挟持される弾性部材を有する。
好適には、前記弾性部材は、前記挟持部が前記第1筐体部材及び第2筐体部材を挟持する位置において前記第1筐体部材と前記第2筐体部材とに挟持される。
好適には、前記挟持部は、導電部を有して構成され、前記導電部は、所定の周波数の電磁波に共振される。
好適には、筐体内部に配設され、給電可能に構成される給電部と、前記挟持部を前記筐体に固定すると共に、前記導電部及び前記給電部に電気的に接続される導電性の固定部と、を有し、前記導電部は、前記固定部を介して前記給電部から給電される。
本発明によれば、多くのネジを使わずとも第1筐体部材と第2筐体部材とを確実に固定することができる。
携帯電話への本発明の適用を例として、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
<第1の実施の形態>
図1(a)及び図1(b)は、第1の実施の形態に係る携帯電話機1の外観を開状態で示す正面図及び側面図である。
携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機として構成されている。具体的には、携帯電話機1は、回転軸RA回りに回転可能に連結された送話筐体3及び受話筐体5を有し、図1において図示されている開状態と、送話筐体3及び受話筐体5が互いに重ね合わされる閉状態との間で遷移可能である。
送話筐体3及び受話筐体5は、それぞれ概ね薄型直方体状に形成されており、閉状態では互いの輪郭が略一致する。回転軸RAは、送話筐体3及び受話筐体5の長手方向の一端側に位置している。
送話筐体3及び受話筐体5の連結は、連結部7によってなされている。連結部7は、送話筐体3の端部に形成された連結突部3eと、受話筐体5の端部に形成され、連結突部3eが挿入される連結凹部5eとを有している。連結突部3e及び連結凹部5eの、回転軸RA方向において互いに対向する面には、連結突部3e及び連結凹部5eの回転軸RA回りの相対回転を許容する不図示のヒンジ部材が挿通されている。また、当該対向する面には、送話筐体3及び受話筐体5の電子回路を互いに接続する不図示の信号線が挿通されている。
送話筐体3には、例えば、通話用のマイクロフォン87(図8参照)、通信のための内蔵アンテナ81(図8参照)、ユーザの操作を受け付ける操作部9が設けられている。受話筐体5には、例えば、通話用のスピーカ83(図8参照)、報知用のスピーカ85(図8参照)、画像や文字を表示する表示部11が設けられている。表示部11は、例えば、液晶表示装置又は有機EL表示装置を含んでいる。
図2は、受話筐体5を背面側(図1(a)の紙面裏側)から見た斜視図である。図3は、受話筐体5の分解斜視図である。図4は、図2のIV−IV線における断面図である。図5は、図2のV−V線における断面図である。なお、図2〜図5では、不図示のヒンジ部材が挿通される連結凹部5eの孔部等の構造の詳細は省略されている。
図2に示すように、受話筐体5は、平面視において概ね矩形状に形成されており、連結凹部5eとは反対側の開閉端部5aと、開閉端部5aに交差(より具体的には直交)する2つの側部5cとを有している。連結凹部5eは、受話筐体5の長手方向の一端に設けられているから、開閉端部5aは、矩形の短手側の端部となっており、また、側部5cは、矩形の長手側の端部となっている。
図2及び図3に示すように、受話筐体5は、互いに対向するフロントケース21及びリアケース23と、フロントケース21及びリアケース23を固定するサイドパーツ25と、受話筐体5の内部を密閉するためのパッキン27とを有している。なお、以下では、フロントケース21及びリアケース23により構成される部分を筐体本体29ということがある。
フロントケース21は、主として受話筐体5の正面側(表示部11が露出する側)部分を構成し、リアケース23は、主として受話筐体5の背面側部分を構成する。フロントケース21及びリアケース23により囲まれる空間、すなわち、筐体本体29の内部空間には、表示部11を構成する不図示の表示装置等の電子部品が配置される。フロントケース21及びリアケース23は、例えば、それぞれ非導電性の樹脂により一体成形されている。
図3に示すように、フロントケース21は、第1空間形成部31と、第1空間形成部31に隣接する第2空間形成部33とを有している。第1空間形成部31は、表示装置等の電子部品を収容する第1空間S1(図4及び図5)を形成する部分であり、第2空間形成部33は、信号線等の電子部品やヒンジ部材を収容する第2空間S2(図5)を形成する部分である。
第1空間形成部31は、例えば、概ね矩形の枠状に形成され、フロントケース21の大部分を占めている。第2空間形成部33は、例えば、第1空間形成部31の連結部7側に隣接しており、連結凹部5eを形成するために平面視において概ねU字状に形成されている。また、第2空間形成部33は、リアケース23側が開口された凹部を有する凹状(箱状)に形成されている。
リアケース23は、例えば、概ね矩形の板状に形成されている。リアケース23がフロントケース21の背面側に被せられると、第1空間形成部31の開口が塞がれ、第1空間S1が形成される。また、第2空間形成部33のリアケース23側が開口された凹部の開口面が塞がれ、第2空間S2が形成される。第1空間S1と第2空間S2とは、第1空間形成部31の一部である隔壁部35によって仕切られる。
図4及び図5に示すように、第1空間S1の正面側は、表示装置を露出させるための透光性の表示パネル37によって塞がれる。表示パネル37は、例えば、非導電性の樹脂又はガラスにより構成され、両面テープや接着材等の接着部材によりフロントケース21に固定される。
サイドパーツ25は、フロントケース21及びリアケース23を、これらの対向方向において挟持することにより、フロントケース21及びリアケース23を固定するものである。サイドパーツ25は、例えば、金属により構成されている。従って、サイドパーツ25は、導電性を有し、また、フロントケース21及びリアケース23を構成する材料よりも剛性が高い材料により構成されている。
図3に示すように、サイドパーツ25は、概ねU字状に形成されており、開閉端部5a側の第1構成部25aと、第1構成部25aに交差(より具体的には直交)する2つの第2構成部25bとを有している。サイドパーツ25の内周面には、第1構成部25a及び2つの第2構成部25bに亘って、サイドパーツ25の延びる方向に沿って延びる溝部25cが形成されている。換言すれば、サイドパーツ25の内周面には2本のレール25dが形成され、2本のレール25dとサイドパーツ25の枠体内面とによって溝部25cが形成されている。溝部25cは、重ね合わされたフロントケース21及びリアケース23の開閉端部5a側及び側部5c側の縁部が嵌合する幅に形成されている。
サイドパーツ25は、筐体本体29に対して、フロントケース21及びリアケース23の対向方向に交差(具体的には直交)する方向にスライドして取り付けられる。具体的には、図3及び図4に示すように、サイドパーツ25は、2本のレール25dによりフロントケース21及びリアケース23の側部5c側の縁部を挟持しつつ、開閉端部5a側から連結部7側へスライドされる。図3及び図5に示すように、サイドパーツ25は、さらにスライドされると、2本のレール25dにより開閉端部5a側の縁部も挟持する。このとき、第2構成部25bは、筐体本体29の側部の概ね全体に亘って配置される。従って、サイドパーツ25は、矩形状の第1空間形成部31の3辺全体を囲むことになる。
なお、図2に示すように、筐体本体29及びサイドパーツ25は、組み立てられたときに、サイドパーツ25によって受話筐体5の表面に凹凸が生じないように構成されている。すなわち、筐体本体29には、サイドパーツ25が嵌合する凹部が形成されている。
具体的には、図3に示すように、リアケース23の開閉端部5a側の縁部及び側部5c側の縁部は、平面視において、サイドパーツ25の溝部25cの底面の厚さと同等の大きさでフロントケース21よりも内側に切り欠かれている。さらに、その切り欠かれた部分の大部分は、リアケース23側のレール25dの大きさと同等の大きさで背面側部分が切り欠かれている。換言すれば、溝部25cに挿入される、他の部分よりも薄いフランジ23cが形成されている。
また、フロントケース21の開閉端部5a側の縁部及び側部5c側の縁部は、リアケース23側が、サイドパーツ25の溝部25cの底面の厚さと同等の大きさでリアケース23とは反対側よりも内側に切り欠かれている。さらに、その切り欠かれた部分は、図3〜図5に示すように、フロントケース21側のレール25dが嵌合する形状となっている。換言すれば、フロントケース21の縁部のリアケース23側には、溝部25cに挿入される、フランジ21cが形成されている。フロントケース21のフランジ21c及びリアケース23のフランジ23cは、サイドパーツ25の溝部25cに共に嵌合する。
サイドパーツ25は、筐体本体29へ取り付けられた後は、適宜な方法により、筐体本体29に対するスライドが禁止される。例えば、図3に示すように、筐体本体29に固定されるネジ26A及び26B(以下、A、Bを省略することがある。)によって、筐体本体29に対するスライドが禁止される。ネジ26は、第2構成部25bの、第1構成部25aとは反対側の端部に挿通され、フロントケース21の、第1空間形成部31と第2空間形成部33との境界部分において螺合される。また、ネジ26は、サイドパーツ25のスライド方向に交差(具体的には直交)するとともに、フロントケース21及びリアケース23の対向方向に交差(具体的には直交)するように挿通される。
なお、フロントケース21及びリアケース23は、リアケース23に挿通されてフロントケース21に固定されるネジ39A及び39B(以下、A、Bを省略することがある。)によっても固定される。ネジ39は、第1空間形成部31と第2空間形成部33との境界位置において、フロントケース21及びリアケース23を固定する。なお、ネジ39は、フロントケース21及びリアケース23の固定において補助的なものであり、省略することも可能である。
パッキン27は、フロントケース21とリアケース23との合せ目から第1空間S1へ塵や水が侵入することを防止するためのものである。パッキン27は、例えば、ゴムにより形成されている。パッキン27は、第1空間S1を囲む環状、より具体的には、第1空間形成部31と同等の大きさの概ね矩形状に形成されている。第1空間形成部31には、パッキン27が嵌合する溝部28が第1空間S1を囲むように形成されている。パッキン27及び溝部28の断面形状は例えば円形や矩形である。
パッキン27が溝部28に嵌め込まれ、フロントケース21とリアケース23とがサイドパーツ25によって挟持されると、図4及び図5に示すように、パッキン27は、フロントケース21及びリアケース23によって圧縮される。そして、パッキン27は、フロントケース21及びリアケース23に対して全周に亘って密着する。
なお、図3に示すように、サイドパーツ25は、筐体本体29の外周3方においてフロントケース21及びリアケース23を挟持しており、パッキン27は、その筐体本体29の外周3方に一部が位置している。従って、パッキン27は、サイドパーツ25がフロントケース21及びリアケース23を挟持する位置に配置されていることになる。さらに詳細には、図4及び図5に示すように、パッキン27は、2本のレール25dと重なる位置に配置されている。
携帯電話機1は、非接触型ICカードと同様に使用可能に構成されている。すなわち、携帯電話機1は、受話筐体5の正面又は背面をリーダライタに対向させることにより、電磁波を利用した近距離無線通信が可能に構成されている。そして、サイドパーツ25は、近距離無線通信用のループアンテナとして機能する。すなわち、サイドパーツ25は、所定の周波数(例えば13.56MHz)の電磁波に共振される。そして、携帯電話機1は、図3に示すように、サイドパーツ25と第1空間S1に設けられた近距離通信処理部89(図8)と接続するための接続板金41を有している。
接続板金41は、概ねL字状に形成されており、第1延在部41aと、第1延在部41aに直交する第2延在部41bとを有している。第1延在部41aは、隔壁部35に挿通され、先端が第1空間S1内の電子回路に接続される部分である。第2延在部41bは、第2空間S2において、サイドパーツ25に接続される部分である。
携帯電話機1は、接続板金41の配置位置においても第1空間S1への塵や水の侵入を防止する構成を有している。具体的には、以下のとおりである。パッキン27は、パッキン27の隔壁部35に沿って延びる部分の一部が肉厚に形成されることにより形成された肉厚部27bを有している。肉厚部27bは、例えば、概ね直方体状に形成されている。隔壁部35には、肉厚部27bが嵌合する切り欠き部35bが形成されている。切り欠き部35bは、例えば、隔壁部35の端部に設けられている。肉厚部27bには、接続板金41が挿通される孔部が形成されている。当該孔部は、例えば、第1延在部41aが嵌合する形状、すなわち、奥行きのあるスリット状に形成されている。
第1延在部41aが肉厚部27bに挿通され、肉厚部27bが切り欠き部35bに嵌合され、フロントケース21及びリアケース23がサイドパーツ25により挟持されると、肉厚部27bは、パッキン27の他の部分と同様に、フロントケース21及びリアケース23により圧縮される(図7も参照)。そして、肉厚部27bは、外周部がフロントケース21及びリアケース23に密着するとともに、孔部を形成する内周部が第1延在部41aに密着する。
図6は、接続板金41付近の分解斜視図である。また、図7は、図6のVII−VII線における断面図である。
図6に示すように、携帯電話機1は、近距離通信処理部89等が設けられる回路基板43と、接続板金41とサイドパーツ25とを接続するための雌ネジ部品45とを有している。なお、雌ネジ部品45は、フロントケース21の一部として捉えられてもよいが、以下では、説明の便宜上、フロントケース21とは別個の部材であるものとする。
回路基板43は、例えば、硬質の樹脂をベースとしたプリント配線基板により構成されている。なお、回路基板43は、フレキシブル基板により構成されてもよい。回路基板43には、近距離通信処理部89を構成する電子部品47と、電子部品47に接続された配線パターン層49とが設けられている。
雌ネジ部品45は、導電性の材料により形成されている。例えば、金属により形成されている。又は、金属の粉末が混ぜ込まれて導電性が付与された樹脂により形成されている。雌ネジ部品45は、例えば、概ね直方体状に形成されており、一の面と、当該面に交差する面とに雌ネジ部が形成されている。雌ネジ部品45は、隔壁部35に隣接してフロントケース21に配置される。フロントケース21には、雌ネジ部品45が嵌合する凹部が形成されている。
接続板金41は、第1延在部41aが配線パターン層49上に積層される。そして、図6及び図7に示すように、ネジ51が、第1延在部41aに形成された孔部、及び、回路基板43の、配線パターン層49の配置位置に形成された孔部に挿通され、フロントケース21に形成されたネジボス53に螺合される。これにより、接続板金41は、電子部品47と電気的に接続される。なお、ネジ51は、金属等の導電性を有する材料により構成されていることが好ましい。
また、接続板金41は、第2延在部41bが雌ネジ部品45に積層される。そして、上述した、リアケース23をフロントケース21に固定するネジ39Bは、リアケース23の孔部とともに第2延在部41bに形成された孔部にも挿通され、雌ネジ部品45に螺合される。これにより、接続板金41は、雌ネジ部品45に導通される。なお、ネジ39Bとは反対側に配置されるネジ39Aは、フロントケース21に形成された雌ネジ部に螺合される。
上述した、サイドパーツ25を筐体本体29に固定するネジ26Bは、金属等の導電性を有する材料により構成されている。そして、ネジ26Bは、サイドパーツ25及びフロントケース21に形成された孔部に挿通され、雌ネジ部品45に螺合される。これにより、サイドパーツ25の固定がなされるとともに、雌ネジ部品45とサイドパーツ25とが導通される。ひいては、電子部品47とサイドパーツ25とが導通される。なお、ネジ26Bとは反対側に配置されるネジ26Aは、フロントケース21に形成された雌ネジ部に螺合される。
図8は、携帯電話機1の信号処理系の構成を示すブロック図である。
携帯電話機1は、CPU71、メモリ73、遠距離通信処理部75、音響処理部77及び画像処理部79を備えている。これら各部は例えばICにより構成されている。
CPU71及びメモリ73は、操作部9等の各種手段からの信号に基づいて所定の演算を行い、画像処理部79等の各種手段の制御を実行する制御部として機能する。
遠距離通信処理部75は、通話やメール等の電波を利用した遠距離無線通信を行う。具体的には、遠距離通信処理部75は、CPU71からの信号を変調し、その変調した信号を、アンテナ81を介して送信する。また、遠距離通信処理部75は、アンテナ81を介して受信した信号を復調し、その復調した信号をCPU71に出力する。
音響処理部77は、CPU71から送られた音響データを音響信号に変換し、その信号を通話用のスピーカ83、着信等を報知するためのスピーカ85に出力する。又、音響処理部77は、マイクロフォン87からの音響信号を音響データに変換し、そのデータをCPU71に出力する。
画像処理部79は、CPU71からの画像データを画像信号に変換し、その信号を表示部11に出力する。
近距離通信処理部89は、携帯電話機1を非接触型ICカードとして機能させるための近距離無線通信を行う。具体的には、サイドパーツ25を介して受信した信号を復調し、その復調した信号をCPU71に出力する。また、近距離通信処理部89は、CPU71からの信号を変調し、その変調した信号をサイドパーツ25に出力する。換言すれば、近距離通信処理部89は、サイドパーツ25に接続板金41を介して給電する。近距離通信処理部89から信号が入力されたサイドパーツ25は、リーダライタにおいて負荷変動を生じさせ、又は、リーダライタに電波を出力する。
なお、近距離通信処理部89は、サイドパーツ25の形成する開口を通過する磁束の変化によって生じる電流によって給電されてもよいし、携帯電話機1の不図示のバッテリにより給電されてもよい。また、近距離通信において動作するCPU及びメモリは、CPU71及びメモリ73とは別個に設けられ、サイドパーツ25の形成する電流により駆動されてもよい。
以上の第1の実施の形態によれば、携帯電話機1は、フロントケース21及びリアケース23との対向方向に交差する方向においてフロントケース21及びリアケース23とに対してスライド可能に筐体本体29に取り付けられるサイドパーツ25を有する。サイドパーツ25は、フロントケース21とリアケース23とを対向方向において挟持する。
従って、新たな筐体の組立技術が実現される。この組立技術は、フロントケース21及びリアケース23の一方に挿通されて他方に螺合されるネジにより、フロントケース21及びリアケース23を固定する組立技術に比較して、以下に例示する効果を奏する。
フロントケース21及びリアケース23を固定するネジの数を減らす、又は、ネジを不要とすることが可能である。サイドパーツ25を大きくすることなどにより、広い範囲に亘ってフロントケース21及びリアケース23の接触圧を高めることができる。サイドパーツ25を利用してデザインの向上を図ることができる。
サイドパーツ25は、フロントケース21とリアケース23との合わせ目を覆うことから、フロントケース21とリアケース23との合せ目から塵や水が侵入すること防止することにも寄与する。本例のサイドパーツ25は、フロントケース21とリアケース23の3方縁部で、両ケースの合わせ目をより強く押し当てる力(押圧力)を均一に付与できる。よって、数箇所をネジ止めするときの押圧の仕方に比べると、押圧力の均一性が高く、その分、水分等の浸入防止能力も高くできる。
サイドパーツ25は、フロントケース21及びリアケース23を構成する材料よりも剛性の高い材料により構成されていることから、受話筐体5の強度向上にも寄与している。
サイドパーツ25は、フロントケース21及びリアケース23の対向方向の平面視における、筐体本体29の一端部(開閉端部5a側の端部)に取り付けられる第1構成部25aを有する、従って、落下等による筐体本体29の破損がサイドパーツにより抑制される。
さらに、サイドパーツ25は、筐体本体29の一端部(開閉端部5a側の端部)に交差する両端部(側部5c側の端部)に取り付けられると共に、第1構成部25aと一体形成される第2構成部25bを有する。従って、サイドパーツ25は、フロントケース21及びリアケース23の外周を広い範囲に亘って挟持することになる。その結果、確実に、且つ、ガタ付きなく固定される。また、上述した防塵、防水、ネジの本数削減、強度向上、及び、落下による破損防止の効果等も向上する。
携帯電話機1は、フロントケース21とリアケース23とに挟持されるパッキン27を有することから、フロントケース21とリアケース23とのガタ付きが防止される。また、筐体内への塵及び水の侵入抑制が図られる。筐体内外の絶縁性も向上し、アンテナとしてのサイドパーツ25と筐体内部の電子回路との干渉も抑制される。
パッキン27は、サイドパーツ25がフロントケース21及びリアケース23を挟持する位置においてフロントケース21とリアケース23とに挟持されることから、サイドパーツ25による圧縮力を直接的に受ける。その結果、フロントケース21及びリアケース23に対する密着性が向上し、防塵及び防水効果が向上する。特に、上述のように、サイドパーツ25が第1構成部25a及び第2構成部25bを有している場合には、ネジの数を減らし、若しくは、ネジを用いずに、広い範囲に亘ってパッキン27を均等に圧縮することができ、簡素な構造で防塵及び防水効果が向上する。
サイドパーツ25は、導電性を有しており、換言すれば、導電部を有して構成されており、導電部は、所定の周波数の電磁波に共振される。従って、フロントケース21及びリアケース23を固定するためのサイドパーツ25が、アンテナとしても利用されることになり、部材の有効活用が図られる。特に、上述のように、サイドパーツ25が筐体本体29の外周に亘って設けられるものである場合には、近距離無線通信用のループアンテナとして好適に利用可能である。すなわち、受話筐体5における小型化の要求を満たしつつ、ループアンテナの開口を大きくして、ループアンテナを通過する磁束を多くすることができる。
携帯電話機1は、筐体本体29内部に配設され、給電可能に構成される電子部品47と、サイドパーツ25を筐体本体29に固定すると共に、サイドパーツ25及び電子部品47に電気的に接続される導電性のネジ26Bとを有する。そして、サイドパーツ25は、ネジ26Bを介して電子部品47から給電される。従って、サイドパーツ25の筐体本体29への取り付け後のスライドを阻止する部材が、アンテナの導通にも利用され、部品点数の削減及びアンテナ給電構造の簡素化が図られる。
なお、以上の実施の形態において、携帯電話機1は本発明の電子機器の一例であり、筐体本体29は本発明の筐体の一例であり、フロントケース21及びリアケース23は本発明の第1筐体部材及び第2筐体部材の一例であり、サイドパーツ25は本発明の挟持部の一例であり、パッキン27は本発明の弾性部材の一例であり、電子部品47及び近距離通信処理部89は本発明の給電部の一例であり、ネジ26Bは本発明の固定部の一例である。
本発明は、以上の実施の形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
携帯電子機器は、携帯電話機に限定されない。例えば、携帯電子機器は、PDA、音楽プレーヤー、ノートパソコン、ゲーム機であってもよい。携帯の筐体は、折り畳み式のものに限定されない。例えば、スライド式のものであってもよいし、筐体が一つのみのいわゆるストレートタイプのものであってもよい。
筐体の形状は、直方体状のもの、又は、第1筐体部材及び第2筐体部材の対向方向の平面視において矩形状のものに限定されない。例えば、筐体は、球形のものであってもよいし、平面視において、一端部(実施の形態における開閉端部5a)が弧状に形成された長円形のものであってもよい。なお、平面視において矩形状の筐体は、角部が平面や曲面によって面取りされたものも含む。
挟持部は、第1筐体部材及び第2筐体部材の縁部に沿って設けられるものに限定されない。例えば、図9(a)に示す挟持部125のように、第1筐体部材121及び第2筐体部材123の中央側においてこれらを挟持するものであってもよい。また、挟持部が第1筐体部材及び第2筐体部材の縁部に沿って設けられるものである場合、挟持部125は、第1筐体部材及び第2筐体部材の対向方向の平面視において、筐体の3方を囲む形状に限定されない。図9(b)に示す挟持部225のように、筐体の一端部のみにおいて第1筐体部材221及び第2筐体部材223の合わせ目を覆うものであってもよい。換言すれば、挟持部は、第1構成部のみを有するものであってもよい。また、この場合に、挟持部225(第1構成部)のスライド方向は、実施の形態と同様であってもよいし、図9(b)のように異なっていてもよい。
挟持部の筐体への取り付け後のスライドを禁止する部材は、ネジに限定されない。例えば、挟持部及び筐体の一方に形成され、他方に係合する係合部であってもよいし、挟持部及び筐体の一方に挿通され、他方に係合する係合ピンであってもよいし、挟持部及び筐体を接着する接着部材であってもよい。
挟持部の材料は適宜に選択されてよく、第1筐体部材及び第2筐体部材を構成する材料よりも剛性の高い材料に限定されない。例えば、第1筐体部材及び第2筐体部材と同一の材料により構成されてもよい。また、挟持部は、全体が非導電性の材料により形成されてもよい。
第1筐体部材及び第2筐体部材に挟持される弾性部材は、パッキンに限定されない。弾性部材は、第1筐体部材及び第2筐体部材のガタ付きを防止する機能を有するものであってもよい。また、弾性部材は、ゴムにより構成されるものに限定されない。例えば、弾性部材は、スポンジにより構成されてもよい。
弾性部材は、挟持部が第1筐体部材及び第2筐体部材を挟持する位置において第1筐体部材と第2筐体部材とに挟持されるものに限定されない。また、弾性部材は、電子部品の収容空間を囲むように設けられなくてもよい。例えば、弾性部材は、挟持部がケースの縁部を挟持しているのに対し、ケースの中央側に配置されていてもよい。
挟持部がアンテナとして機能する場合、当該アンテナは、近距離無線通信を行うものに限定されない。通話やメール等の遠距離無線通信を行うためのアンテナであってもよい。
本発明における挟持部により挟持される第1筐体部材と第2筐体部材は、フロントケース21やリアケース23などのケース体に限定されない。第1筐体部材と第2筐体部材は、受話筐体5側の筐体部材に限らず、送話筐体3側の筐体部材であってもよい。
例えば、ケースの一部となる蓋の取り付け部分にも、本発明の挟持部による挟持構造が適用できる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態では、第1筐体部材と第2筐体部材の一方が蓋部である場合を例示する。より具体的な例として、以下の説明では、第1筐体部材が送話筐体3のリアケースである場合、そのリアケースの裏面に取り付けられるバッテリー蓋を第2筐体部材の例とする。
図10は、送話筐体3のリアケースの分解斜視図である。図10には、送話筐体3内に収容される回路基板も併せて示す。
図10に図解する送話筐体3のリアケースは、リアケース本体60と、バッテリー蓋61と、サイドパーツ90を有する。
図11に、サイドパーツの上面視を示す。
図10に示すように、リアケース本体60は、平面視において概ね矩形状に形成されている。
ただし、リアケース本体60の長手方向の一端部側から、他端部に至るリアケース本体60の途中(例えば中央付近)にかけて開口部62が形成されている。開口部62は、筐体の短手方向においては、バッテリー蓋61のサイズより一回り小さい程度のサイズを有し、比較的大きく開口している。開口部62は、不図示の矩形板状のバッテリーを収容するバッテリー収容部の着脱口として利用される。
リアケース本体60は、不図示のフロントケースと厚さ方向(ケースの対向方向)に付き合わされて送話筐体3を形成する。
送話筐体3内部には、メイン回路基板72を中心として、これに実装または積層される多数の部品(不図示)が収容される。
ここでリアケース本体60が本発明の第1筐体部材の一例であり、バッテリー蓋61が第2筐体部材の一例である。また、バッテリー収容部の開口部62が、第1筐体部材の開口部の一例である。
図10において、バッテリー収容部は、バッテリー蓋61で開口部62が塞がれると、ほぼ閉じられるような空間を有する。このとき該空間の一部がリアケース本体60と不図示のフロントケースとの内部空間に連通している。あるいは、メイン回路基板72が、バッテリー収容部の底面の全部または一部となるようにしてもよい。
バッテリー蓋61は、開口部62より一回り大きいことで開口部62を塞ぐ、おおむね矩形の形状を有し、蓋としての機能と筐体の一部としての機能を備える。このため、バッテリー蓋61の外面はコーナー等がラウンドしており、リアケース本体60と一体の意匠を構成するように外面処理が施されている。
バッテリー蓋61は、外面に露出される蓋板61Aと、蓋板61Aから下方(開口部62の周囲側)に垂設された周壁部61Bとを有する。バッテリー蓋61の周壁部61Bは、リアケース本体60の一端部側(短手側)と、2つの他の端部側(長手側)との3方に形成されている。
サイドパーツ90は、本発明の挟持部の一例である。
サイドパーツ90は、バッテリー蓋61にスライド可能に取り付けられる構造を有する。
詳細には、サイドパーツ90は、図11に示すように、全体でU字状に成形された導電性部材である。サイドパーツ90は、図10に示すバッテリー蓋61の周壁部61Bの3方で外側に装着されることから、このようなU字の形状を有する。
ここでサイドパーツ90において、筐体の短手に対応した中央のほぼ直線状の部分を“第1構成部90A”と呼ぶ。また、第1構成部90Aの両端から、第1構成部90Aと交差する方向の一方側にほぼ直線状に延在する2つの部分を“第2構成部90B”と呼ぶ。
図11には、第1構成部90Aの一部と第2構成部90Bの一部について、その内側の側面図も併せて示している。これら側面図には、図10との対応を示すアップ“up”およびダウン“down”の向きを矢印で示している。
2つの第2構成部90Bのそれぞれには、ダウン(down)側にスライド突起91が設けられ、その斜めの上方側(アップ(up)側)に位置決め突起92が設けられている。以下、スライド突起91と位置決め突起92を突起対(91,92)とも呼ぶ。
突起対(91,92)は、2つの第2構成部90Bのそれぞれにおいて、等間隔で3つ配設されている。
なお、2つの第2構成部90Bのそれぞれには、さらに、その自由端付近のダウン側に押圧突起93が配設されている。
サイドパーツ90の第1構成部90Aには、図11に示すように、ダウン側に配設され比較的大きく突出する鍵部94と、アップ側に配設された位置決め突起92とが、上面視で交互に、ほぼ等間隔で形成されている。
以上のスライド突起91、位置決め突起92、押圧突起93、鍵部94の位置や個数に、特に限定はない。
ただし、押圧突起93については、サイドパーツ90をアンテナとして利用する場合、そのアンテナ接続部(42,44)との位置関係が予め決められている。
鍵部94は、第1構成部90Aの中央に1つでもよい。しかし、鍵部94は、後述するように第2係止部としてリアケース本体60とバッテリー蓋61の結合をロックする作用がある。このため、ロックを強固にするとの意味では、鍵部94を複数設けることが望ましく、さらに望ましくは、図示のように3個、または、それ以上設けるとよい。
一方、スライド突起91は、サイドパーツ90をバッテリー蓋61に一端側から押し込んだときに、バッテリー蓋61とサイドパーツ90が逆にスライドして外れることがないように両者を固定する力を発生させる作用がある。そのため、スライド突起91は、そのスライド固定力をどの程度に設定するかに応じて、スライド突起91の形状や個数等も決められることが望ましい。
図11に示すスライド突起91がスライド可能に収容される凹部として、図10に一部拡大して示すように、バッテリー蓋61の周壁部61Bには、そのダウン側辺の一部が切り欠かれてスライド長孔64が形成されている。
また、図11に示す位置決め突起92がスライド可能に収容される凹部として、図10に一部拡大して示すように、位置決め長孔65が周壁部61Bに形成されている。さらに、図11に示す押圧突起93のスライドを邪魔しないための切欠部(押圧窓部66)が周壁部61Bに形成されている。
これらスライド長孔64、位置決め長孔65および押圧窓部66の位置、形状および個数は、サイドパーツ90のスライド突起91、位置決め突起92および押圧突起93に対応している。
なお、本実施の形態における位置決め長孔65は、周壁部61Bが肉薄のため貫通孔となっているが、位置決めのための案内溝(単なる窪み)であってもよい。また、スライド長孔64も案内溝であってもよい。ただし、本実施の形態では、スライド突起91が、スライド長孔64と係合してスライドをある程度の力で固定するだけでなく、リアケース本体60とも係合してバッテリー蓋61の浮きを防止する力も付与する。そのため、スライド長孔64は貫通孔が望ましい。
本実施の形態におけるスライド突起91とスライド長孔64の形状、および、リアケース本体60側の係止部分(浮き防止嵌合溝68)については、以後の説明中で述べる。
リアケース本体60には、バッテリー蓋61の周壁部61Bを、サイドパーツ90を固定した状態で収容する切欠部を有する。
より詳細には、図10に示す例では、リアケース本体60の3つの外側面、即ち、“一端部”に位置する短手側面と、“2つの他の端部”に位置する2つの長手側面とに切欠部が形成されている。
ここで短手側面の切欠部を“切欠部63A”と表記し、2つの長手側面の切欠部を“切欠部63B”と表記する。
切欠部63Aと2つの切欠部63Bは連続しており、全体でほぼ、サイドパーツ90と周壁部61Bの結合体の形状に合致する。以下、切欠部63Aと2つの切欠部63B全体を切欠部63と表記する。
切欠部63は、リアケース本体60の開口部62の周囲3方の外側面から、そのアップ側の一部を3方の周回部分で切り欠いたように形成されている。
図10に示すように、切欠部63Aには、鍵部94(図11参照)に嵌合する大きさの鍵穴67が3個形成されている。
また、切欠部63Bには、長靴形状の浮き防止嵌合溝68が、スライド突起91(図11参照)に対応する位置、形状および個数で形成されている。浮き防止については後述する。
開口部62の周囲4辺のうち、一辺側には切欠部63が形成されていない。この開口部62の一辺側には、リアケース本体60の表面から一段下がった肉厚の仕切り壁60Cが配設されている。仕切り壁60Cは、バッテリー収容部と他のリアケース本体内部空間とを仕切る壁であり、組み立て後は、バッテリー蓋61により覆われるため、その上面が筐体外面より一段下がっている。
この仕切り壁60Cの上面に、バッテリー蓋61の爪(不図示)をスライドして落とし込む傾斜面69Aと爪穴69Bからなる爪受け部69が、爪の個数に対応して3個設けられている。爪受け部69と爪により、本発明の“第1係止部”の例を構成する。
また、図10では細かくなるため図示していないが、リアケース本体60の開口部62周囲の4方に、パッキン27Aを落とし込む溝部が形成されている。
パッキン27Aは、リアケース本体60とバッテリー蓋61との合せ目からバッテリー収容部内の空間へ塵や水が侵入することを防止するためのものである。
パッキン27Aは、例えば、ゴムにより形成されている。パッキン27A及び溝部28の断面形状は例えば円形や矩形である。
第1の実施の形態と同様、挟持部(本例ではサイドパーツ90)を、例えば非接触ICカードの通信用のループアンテナとして利用できる。
その場合、サイドパーツ90が導電性の金属等から形成されている。アンテナとしてのサイドパーツ90は、例えば図8に示す近距離通信処理部89に接続された“給電部”と電気的に接続する必要がある。第1の実施の形態では、図6に示す接続構造が採用されていた。
図12に、第2の実施の形態におけるアンテナ接続構造を示す。図12は、図10中の矢印Cで示す向きの分解斜視図である。
図6では回路基板43、電子部品47および配線パターン層49が“給電部”である。この給電部に相当するものは図12では図示していないが、同様に、メイン回路基板72に形成された電子部品や配線パターン層が、本実施の形態の給電部に相当する。
この給電部と電気的接触がとられた“第1接続部”として、図11および図12に示す形状の接続板金42が、図10に示すようにメイン回路基板72に固定されている。接続板金42は、L字状の板バネ部材(弾性導電部材)から形成されている。より詳細に接続板金42は、メイン回路基板72に固定される固定部42Aと、固定部42Aの一方端から立設する接触部42Bとから形成されている。
接続板金42は、その接触部42Bが、リアケース本体60の開口部コーナー付近の肉厚部(仕切り壁60Cの延在部)に形成された板金挿入部61C内に挿入される。
板金挿入部61Cにはピン穴61Dが開口され、ピン穴61Dに、変形可能で防水効果が高いゴム等の弾性気密材料からなるパッキンチューブ70が挿入されている。パッキンチューブ70に対し、“第2接続部”として導電性のピン44が外側から差し込まれ、該ピン44がピン穴の軸方位に移動可能となっている。ピン44は、パッキンチューブ70の弾性反発力により外側に絞り出されるが、ピン頭が押されるとパッキンチューブ70内に弾性反発力に抗して押し込まれ、このとき接続板金42の接触部42Bがピン44の先端面と接触する。接触部42Bのピン接触部分は、接触面積を大きくするため平皿状の窪みが形成されている。
ピン頭を押し込む部材としては、サイドパーツ90に設けた押圧突起93が、その役目を果たす(図11も参照)。
図12には、リアケース本体60の切欠部63Bにサイドパーツ90の第2構成部90Bが収容されたときのサイドパーツ外形を破線により示す。このサイドパーツ90とバッテリー蓋61との間に隙間があるが、実際には、この隙間に図10に示すバッテリー蓋61の周壁部61Bが位置する。
サイドパーツ90は図に示す双頭矢印の向きにスライド可能である。サイドパーツ90を切欠部に完全に収容するため、サイドパーツ90が図12の右側限度まで移動すると、サイドパーツ90に設けた押圧突起93がピン44の頭を押すように作用する。
その結果、ピン44がパッキンチューブ70内に押し込まれ、ピン44の先端が接触部42Bに当接する。このとき接続板金42は板バネとして働き、多少のガタや振動があってもピン44と接続板金42が離れることがない。
以上より、図12で細い斜線により示す導電性部材同士の電気的接続が達成され、サイドパーツ90が給電部と接触するためのアンテナ接続経路が形成される。
つぎに、図13〜図17を用いて、送話筐体3のリアケースの組み立てについて説明する。
図13(a)〜図13(c)は、リアケースの蓋取り付け手順を状態S1〜S3により示す側面図である。図14と図15は、図13の状態S1〜状態S2に移行する過程における、図10のA−A線の断面から見た図である。図16と図17は、図13の状態S2と状態S3(組み立て完了)でスライド係止状態の変化を示す図である。図16は図10のD−D線の断面から見た図、図17は図10のB方向からの側面図(ただし、リアケース本体は省略)である。なお、図17にはピン44と接続板金42との非接触時と接触時の様子も併せて示す。
図13(a)に示す状態1では、予め、バッテリー蓋61の周壁部61Bにサイドパーツ90を取り付ける。具体的には、図11に示す位置決め突起92を、図10に示す位置決め長孔65に収容する。この突起と孔の係合を、全ての位置決め突起92と位置決め長孔65で行う。このとき位置決め長孔65が切欠部でなく完全な孔であるため、バッテリー蓋61からサイドパーツ90が脱落しないが、位置決め長孔65内の長手方向に位置決め突起92が自由に動くことで、スライドフリーとなっている。
バッテリー蓋61とサイドパーツ90の組立体を、状態1(図13(a))から状態2(図13(b))のようにしてリアケース本体60に装着する。
より詳細には、バッテリー蓋61の蓋板61Aの先端部に爪61Eが設けられている(図14および図15も参照)。爪61Eは図13〜図15では1つであるが、実際には、3つ設けられている。
3つの爪61Eが図10に示す3つの爪受け部69において、それぞれ、傾斜面69Aから爪穴69Bに挿入される。この3つの爪61Eと爪受け部69は“第1係止部”と呼ばれ、3つの爪が爪穴に挿入された状態で第1係止部を支点に、その反対側(第1構成部90A側)が上下動(開閉)可能である。
図14には、図13(a)の状態1でパッキン27Aの装着の様子を示している。
仕切り壁60Cの上面には傾斜面69Aが形成されているが、開口部寄りの上面位置に溝部60Dが配設されている。溝部60Dは、開口部62の周囲にほぼ矩形状の平面視となるように形成されている。
パッキン27Aを溝部60Dに落とし込み、図13(a)の状態S1から図13(b)の状態S2となるようにバッテリー蓋61を閉める。その過程で、図14に示すように、パッキン27Aの上面が蓋板61Aのフリンジ部下面で押し当てられる。図15は、実際に蓋板61Aの下面でパッキン27Aが押さえつけられ始めるときの様子を示す。
このとき以後、パッキン27Aが圧縮され、パッキン27Aはバッテリー蓋61全周に亘ってリアケース本体60と密着する。その結果、バッテリー蓋61周囲に水分やゴミの侵入する隙間がパッキン27Aにより閉じられる。
このバッテリー蓋61を閉じた状態では、通常、図13(b)のようにサイドパーツ90が一方端側に飛び出た状態となる。これは、図14に図示されているスライド突起91が第1構成部90Aと反対側の向き(以下、押圧方向)ほど、バッテリー蓋61とリアケース本体60の対向方向のサイズが細くなり、それに合わせてスライド長孔64の形状も決められているからである。
より詳細に図示例では、スライド突起91の下面は蓋と平行であるが、その上面が押圧方向ほど下がった斜めに傾斜している。この傾斜面に対応してスライド長孔64の押圧方向の先端側にも斜めの傾斜天井面が形成されている。この2つの傾斜面同士が接触しない間、サイドパーツ90はフリーであるが、接触させるにはある程度の力でサイドパーツ90を押し込む必要がある。
また、図12に図示されている長靴状の浮き防止嵌合溝68は、その縦の溝部分が、図13(a)のようにバッテリー蓋61を装着するときにスライド突起91の先端部分を案内するガイドとなる。このスライド突起91の先端部分が浮き防止嵌合溝68に落とし込まれた時点では、スライド突起91の先端部は、長靴状の浮き防止嵌合溝68の底面付近を左右に自由に動くことができる。しかし、スライド突起91の先端部分を浮き防止嵌合溝68の靴先部分(傾斜面部分)に押し込むには、ある程度の力を必要とする。
図13(b)のように第1構成部90Aを押してサイドパーツ90をスライドさせて、図13(c)の状態S3に移行させる。
すると、図16(a)の状態から図16(b)の状態に第1構成部90Aの断面部分の係止状態が変化する。より詳細には、鍵部94が鍵穴67に挿入される。この挿入によって、鍵部94と鍵穴67に設けられた傾斜面が接触して両者がしっかりと嵌合する。
これと同時に、図17(a)の状態から図17(b)の状態に第2構成部90B側のスライド係止状態が変化する。このとき、スライド長孔64の傾斜面による細い先端部にスライド突起91の先端部が押し込まれ傾斜面同士が接触し、両者がしっかりと嵌合する。また、図12に示す浮き防止嵌合溝68において、その靴先の斜めの傾斜天井面がある部分に、スライド突起91の先端部が押し込まれ傾斜面同士が接触する。これにより、スライド突起91とリアケース本体60がしっかりと結合する。スライド突起91はバッテリー蓋61と組みつけられているため、結果として、バッテリー蓋61がリアケース本体60と、浮き防止嵌合溝68を介して直接結合する。そのため、爪61Eと爪受け部69(第1係止部)、および、その反対側の鍵部94と鍵穴67(第2係止部)のみでは完全に防止できないバッテリー蓋61の浮きがある場合でも、その浮きが発生しない。あるいは、浮きまで至らないでも、第1係止部と第2係止部による係止構造において、そのサイド側でパッキン27Aにかかる圧縮力を均一に与えることができ、その分、気密性を向上できる。
第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様な変形が可能である。
つまり、携帯電子機器は、携帯電話機に限定されない。例えば、携帯電子機器は、PDA、音楽プレーヤー、ノートパソコン、ゲーム機であってもよい。携帯の筐体は、折り畳み式のものに限定されない。
筐体の形状は、直方体状のもの、又は、第1筐体部材及び第2筐体部材の対向方向の平面視において矩形状のものに限定されない。
挟持部の材料は適宜に選択されてよく、第1筐体部材及び第2筐体部材を構成する材料よりも剛性の高い材料に限定されない。
第1筐体部材及び第2筐体部材に挟持される弾性部材は、パッキン27Aに限定されない。弾性部材は、第1筐体部材及び第2筐体部材のガタ付きを防止する機能を有するものであってもよい。また、弾性部材は、ゴムにより構成されるものに限定されない。
挟持部がアンテナとして機能する場合、当該アンテナは、近距離無線通信を行うものに限定されない。通話やメール等の遠距離無線通信を行うためのアンテナであってもよい。
第2の実施の形態では、挟持部の構造を、レール状のスライド溝による形態(第1の実施の形態)以外でも実現できることを示すものである。
具体的に、第2の実施の形態では、第1係止部と第2係止部による対向型の係止構造と、さらには、そのサイドの浮き防止構造とで2つの筐体部材の挟持構造を実現した。この第2の実施の形態は、ケース本体(第1筐体部材)と、その一部の開口部を覆う蓋部(第2の筐体部材)との固定に適している。
以上の第1および第2の実施の形態によれば、多くのネジを使わずとも2つの筐体部材を確実に固定することができる。
第1および第2の実施の形態に関わる携帯電話機の外観を示す正面図及び側面図 第1の実施の形態に関わる携帯電話機の受話筐体の斜視図 図2の受話筐体の分解斜視図 図2のIV−IV線における断面図 図2のV−V線における断面図 図2の受話筐体の接続板金付近における分解斜視図 図6のVII−VII線における断面図 図1の携帯電話機の信号処理系の構成を示すブロック図 第1の実施の形態における変形例を示す図 第2の実施の形態に関わる携帯電話機の送話筐体のリアケースの分解斜視図 図10のサイドパーツ(挟持部)の上面図 図10の矢印Cから見たアンテナ接続構造の分解斜視図 図10のリアケースの蓋取り付け手順を示す側面図 図13の状態S1からS2に移行する直前の図10の断面A−Aから見た図。 バッテリー蓋を接触させたときの図10の断面A−Aから見た図 図13の状態S2とS3のスライド係止状態の変化を第2構成部先端側(図10の矢印B)から見た図 図13の状態S2とS3のスライド係止状態の変化を第1構成部断面(図10のB―B線断面)から見た図
符号の説明
1…携帯電話機(携帯電子機器)、21…フロントケース(第1筐体部材又は第2筐体部材)、23…リアケース(第1筐体部材又は第2筐体部材)、25…サイドパーツ(挟持部)、27,27A…パッキン(弾性部材)、29…筐体本体(筐体)、42…接続板金(固定接続部)、44…ピン(可動接続部)、60…リアケース本体(第1筐体部材)、61…バッテリー蓋(第2筐体部材)、61B…周壁部、61E,61D,70…第1係止部、64…スライド長孔(凹部)、65…位置決め長孔(位置決め凹部)、67…鍵穴(第2係止部)、90…サイドパーツ(挟持部)、90A…第1構成部、90B…第2構成部、91…スライド突起、92…位置決め突起、93…押圧突起、94…鍵部(第2係止部)、68…浮き防止嵌合溝

Claims (18)

  1. 互いに対向する第1筐体部材と第2筐体部材とを有する筐体と、
    前記第1筐体部材と前記第2筐体部材との対向方向に交差する方向において前記第1筐体部材と前記第2筐体部材とに対してスライド可能に前記筐体に取り付けられると共に、前記第1筐体部材と前記第2筐体部材とを前記対向方向において挟持する挟持部と、
    を有する携帯電子機器。
  2. 前記挟持部は、前記第1筐体部材と前記第2筐体部材との合わせ目を覆う
    請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記挟持部は、前記第1筐体部材及び前記第2筐体部材を構成する材料よりも剛性の高い材料により構成されている
    請求項1又は2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記挟持部は、前記対向方向の平面視における、前記筐体の一端部に取り付けられる第1構成部を有する
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記挟持部は、前記筐体の前記一端部に交差する2つの他の端部の少なくとも一方に取り付けられると共に、前記第1構成部と一体形成される第2構成部を有する
    請求項4に記載の携帯電子機器。
  6. 前記第1筐体部材と前記第2筐体部材とに挟持される弾性部材を有する
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  7. 前記弾性部材は、前記挟持部が前記第1筐体部材及び第2筐体部材を挟持する位置において前記第1筐体部材と前記第2筐体部材とに挟持される
    請求項6に記載の携帯電子機器。
  8. 前記挟持部は、導電部を有して構成され、
    前記導電部は、所定の周波数の電磁波に共振される
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  9. 筐体内部に配設され、給電可能に構成される給電部と、
    前記挟持部を前記筐体に固定すると共に、前記導電部及び前記給電部に電気的に接続される導電性の固定部と、
    を有し、
    前記導電部は、前記固定部を介して前記給電部から給電される
    請求項8に記載の携帯電子機器。
  10. 前記筐体は、前記2つの他の端部に形成されたフリンジ部を有し、
    前記挟持部は、前記フリンジ部を前記対向方向の両側から挟む溝部を前記第2構成部の筐体側面に有し、
    前記挟持部は、前記第1構成部が前記筐体に近づく向きに押し込まれたときに前記第2構成部の前記溝部が前記フリンジ部を挟んだ状態で前記対向方向と交差する方向にスライドする、スライド溝による挟持構造を有する
    請求項5に記載の携帯電子機器。
  11. 前記第1筐体部材は、
    前記第2筐体部材によって塞がれる開口部と、
    前記第1筐体部材の一端部側に形成され、前記挟持部を収容する切欠部と
    を有し、
    前記切欠部が形成されていない筐体箇所に第1係止部が形成され、
    前記切欠部に前記挟持部が収容されたときに前記第2筐体部材を、前記第1係止部を軸として開閉可能な状態から閉状態にロックする第2係止部が、前記切欠部を有する筐体箇所に形成されている
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  12. 前記挟持部は、前記第1筐体部材の一端部側で前記切欠部に収容されたときに、前記第2係止部の鍵部として前記第1筐体部材および前記第2筐体部材と嵌合し、前記第2筐体部材を前記閉状態にロックする形状の第1構成部を有する
    請求項11に記載の携帯電子機器。
  13. 前記切欠部は、前記第1筐体部材の前記一端部から、該一端部に交差する方向の2つの他の端部に延在しており、
    前記挟持部は、前記第1構成部を前記第1筐体部材に近づく向きに押して該第1構成部を切欠部に収容したときに、前記2つの他の端部で切欠部内をスライドして前記第1筐体部材に取り付けられると共に、前記第1構成部と一体形成される第2構成部を有する
    請求項12に記載の携帯電子機器。
  14. 前記第2筐体部材は、前記挟持部とともに前記第1筐体部材の前記切欠部に収容可能な形状の周壁部を有し、
    前記第2構成部の前記周壁部側の内面にスライド突起が設けられ、
    前記第2構成部の前記内面と摺接する前記第2筐体部材の前記周壁部の面に、前記スライド突起を収容し、該スライド突起の移動範囲に対応した長さの凹部が形成されている
    請求項13に記載の携帯電子機器。
  15. 前記スライド突起は、スライド方向先端側ほど、前記第1筐体部材と前記第2筐体部材の対向方向のサイズが細く形成され、
    前記スライド突起の形状に対応して前記凹部のスライド方向先端部分が先端側ほど細く形成されている
    請求項14に記載の携帯電子機器。
  16. 前記第2構成部と前記第2筐体部材の2つの摺接面に、前記スライド突起とともにスライドする位置決め突起と、該位置決め突起を収容して、該位置決め突起の移動方向に長い形状の位置決め凹部とが形成されている
    請求項14または15に記載の携帯電子機器。
  17. 前記挟持部は、導電部を有して構成され、
    前記導電部は、所定の周波数の電磁波に共振される
    請求項11乃至16のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  18. 筐体内部に配設され、給電可能に構成される給電部と、
    前記給電部と電気的に接続された導電性の固定接続部と、
    前記挟持部を前記筐体にスライドして固定するときに、前記挟持部の前記導電部と電気的接触がとられて筐体内に押し込まれ、前記固定接続部と電気的に接続されることにより前記挟持部と前記給電部との電気的接続経路を形成する導電性の可動接続部と、
    を有する請求項17に記載の携帯電子機器。
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