JPWO2013011616A1 - 携帯端末 - Google Patents

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Abstract

携帯端末10は、筐体12のケース13に板状部材18を固定する固定部材20を備えている。固定部材20は、ケース13の第1側面35ないし第4側面38に沿う第1部材21ないし第5部材25を有することにより略枠状に形成されている。第1部材21ないし第5部材25は、板状部材18の縁部18Bに係合するとともに、ケース13の段差面46に係合する断面形状を有し、かつ、第4部材24および第5部材25間の離間寸法L1が増減するように変形可能に形成されている。

Description

本発明は、筐体の厚み方向に沿った載置面に板状部材が載置され、板状部材を筐体に固定する固定部材が設けられた携帯端末に関する。
図31に示すように、携帯電子機器200は、筐体201に収容された表示装置と、表示装置を保護するための板状部材203と、筐体201に板状部材203を固定するための固定部材205とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
固定部材205は、筐体201の第1側面201Aに沿う第1部材206と、第1側面201Aに隣り合う第2側面201Bおよび第3側面201Cにそれぞれ沿う第2部材207および第3部材208とを有する平面略コ字状に形成されている。
この固定部材205は、パネルの表面の縁部に係合するとともに、第1側面201A、第2側面201B、第3側面201Cに設けられた溝209に係合する略コ字状の断面形状を有する。
従って、特許文献1の携帯電子機器200は、第2側面201Bおよび第3側面201Cに沿った組付方向に沿って固定部材205を筐体201に差し込むように組み付けることにより、筐体201に板状部材203を固定する。
日本国特開2010−081570号公報(要約、図3)
ここで、特許文献1の携帯電子機器200は、筐体201に板状部材203を固定部材205で固定した状態において、筐体201の4角201D〜201Gのうち2角201D、201Eで板状部材203が固定されている。
このため、筐体201の4角201D〜201Gで板状部材203を固定するためには複数の固定部材が必要になる。
しかし、筐体201の4角201D〜201Gを複数の板状部材で固定すると、複数部材の境界付近において強度差が生じてしまい、この観点から改良の余地が残されていた。
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、板状部材を筐体に固定するために複数部材を用いることを不要とし、複数部材の境界付近における強度差を解消できる携帯端末を提供することにある。
また、本発明は、大型の表示装置を採用できる携帯端末を提供することにある。
さらに、本発明は、携帯端末を薄型化できるとともに、携帯端末の平面積に対して表示装置を大画面化できる携帯端末を提供することにある。
本発明の携帯端末は、所定厚みを有する平面略矩形状の筐体と、前記筐体の厚み方向に沿った片側の載置面に載置される板状部材と、前記筐体に前記板状部材を固定する固定部材とを備え、前記固定部材が、前記筐体における前記載置面に対して交差する第1側面に沿う第1部材と、前記第1部材に連結され、前記第1側面にそれぞれ隣り合う第2側面および第3側面にそれぞれ沿う第2部材および第3部材と、前記第2部材に連結され、前記第2側面に隣り合うとともに前記第1側面とは反対側の第4側面の一部に沿う第4部材と、前記第3部材に連結され、前記第4側面の一部に沿う第5部材と、前記第4部材および前記第5部材間に設けられた分断部とを有する略枠状とされ、前記第1部材ないし前記第5部材が、前記板状部材における前記筐体とは反対側を向く表面の縁部に係合するとともに、前記筐体における前記板状部材とは反対側を向く段差面に係合する断面形状を有し、かつ、前記第4部材および前記第5部材間の離間寸法が増減するように前記固定部材が変形可能に構成されている。
固定部材を第1部材、第2部材、第3部材、第4部材、第5部材で略枠状に形成した。
よって、第1部材、第2部材、第3部材、第4部材、第5部材により、平面略矩形状の筐体における4つの角部をそれぞれ挟む一対の側面において板状部材を筐体に確実に固定できる。
これにより、一部材の固定部材を備えるだけで筐体に板状部材を固定できる。
従って、従来のように、板状部材を筐体に固定するために複数部材を用いる構造が不要となり、複数部材の境界付近における強度差を解消できる。
また、構造を簡略にできるため、部品コストの低減や組立工程を簡略にできる。
また、本発明の携帯端末は、前記筐体の平面角部が円弧状に形成されているとともに、前記固定部材が前記角部に対応して設けられた湾曲部を有し、前記湾曲部が前記板状部材の前記表面および前記段差面に係合する断面形状である。
筐体の角部に対応させて固定部材に湾曲部を形成し、この湾曲部を板状部材の表面および段差面に係合する断面形状とした。
これにより、筐体の4つの角部においても、板状部材を固定部材で筐体に確実に固定できる。
さらに、本発明の携帯端末は、前記第2部材および前記第3部材のうちの少なくとも一方における長手方向中央部が長手方向両端部よりも前記筐体に対する接触圧力が高くなるような平面形状である。
第2部材および第3部材のうちの少なくとも一方における長手方向中央部の接触圧力を高くすることにより、第2部材や第3部材を筐体に一層良好に保持できる。
これにより、比較的長尺に形成された第2部材や第3部材に浮きが生じることを一層好適に防止できる。
また、本発明の携帯端末は、所定厚みを有する筐体と、前記筐体の厚み方向に沿った片側の載置面に載置される板状部材と、前記板状部材における前記筐体とは反対側を向く表面の縁部に係合するとともに、前記筐体における前記板状部材とは反対側を向く段差面に係合する断面略C字状の固定部材と、を備え、前記固定部材が、前記筐体の側面に沿って周回するとともに一部に分断部が設けられた略枠状であるとともに、前記表面に対して平行な組付方向に沿って前記筐体に対して組付可能であり、前記固定部材における一端および他端が、前記表面に沿うとともに前記組付方向に対して直交する前記筐体の幅方向最大寸法よりも大きく離反可能である。
固定部材を筐体の側面に沿って周回するとともに一部に分断部を設けた略枠状に形成した。このように、固定部材を筐体の側面に沿って周回することにより筐体の側面において板状部材を筐体に確実に固定できる。
これにより、一部材の固定部材を備えるだけで筐体に板状部材を固定できる。
従って、従来のように、板状部材を筐体に固定するために複数部材を用いる構造が不要となり、複数部材の境界付近における強度差を解消できる。
また、構造を簡略にできるため、部品コストの低減や組立工程を簡略にできる。
さらに、本発明の携帯端末は、筐体と、前記筐体に支持される表示装置と、前記表示装置に積層される保護パネルと、前記筐体に前記表示装置および前記保護パネルを固定するための支持部材と、を備え、前記支持部材が、互いに同一面に沿う前記表示装置の表示端面および前記保護パネルの保護端面に対して平行な第1部材と、前記第1部材に連結され、前記保護パネルの表面における縁部を覆う第2部材と、前記第1部材における前記第2部材とは反対側に設けられ、前記筐体に固定される第3部材とを有する。
筐体に表示装置を支持し、表示装置に保護パネルを積層し、表示装置および保護パネルを支持部材で一括して筐体に固定するように構成した。
これにより、保護パネルと略同一寸法の表示装置を用いることができるので大型の表示装置を採用できる。
また、本発明の携帯端末は、前記支持部材が、前記第2部材と前記第3部材とが略平行な断面略コ字状であるとともに、前記筐体の側面に前記第3部材が係合可能な段差面が設けられている。
支持部材に第3部材を設け、第3部材を筐体の側面の段差面に係合することにより、表示装置および保護パネルを支持部材で筐体に確実に固定できる。
さらに、本発明の携帯端末は、前記表示端面および前記保護端面が同一面に沿う。
ここで、保護パネルは筐体の外形寸法と略同一形状に形成されている。
よって、表示装置の端面および保護パネルの端面を同一面に沿わせることにより、筐体の外形寸法と略同一形状の最大寸法の表示装置を採用できる。
また、本発明の携帯端末は、前記支持部材が金属製である。
支持部材を金属製の部材とすることにより、支持部材の強度を向上させることができる。さらに、支持部材の強度を向上させることにより支持部材の板厚寸法を小さくできる。
このように、支持部材の板厚寸法を小さくすることにより、支持部材により保護パネルの表側に生ずる段差を小さくできる。
さらに、本発明の携帯端末は、前記保護パネルの表面にシートが積層されている。
保護パネルの表面にシートを積層することにより、保護パネルの表面を支持部材の高さに合わせることができる。
これにより、支持部材により保護パネルの表側に生ずる段差をなくすこと、あるいは段差を小さくできる。
また、本発明の携帯端末は、筐体と、前記筐体に収容される表示装置と、前記表示装置の表側に積層される保護パネルと、前記表示装置の側面を覆うとともに、前記筐体および前記保護パネル間に介装される弾性部材と、前記筐体に前記保護パネルを固定するための支持部材と、を備え、前記支持部材が、前記保護パネルの側面および前記弾性部材に対面する第1部材と、前記第1部材に連結され、前記保護パネルの表面における縁部を覆う第2部材と、前記第1部材における前記第2部材とは反対側に設けられ、前記筐体に固定される第3部材とを有する。
表示装置の側面を弾性部材で覆うとともに、弾性部材を筐体および保護パネル間に介装した。これにより、表示装置および筐体間や、保護パネルおよび筐体間のシール材を除去できるので携帯端末を薄型化できる。
さらに、弾性部材に対応する位置に支持部材の第2部材を設けることができる。よって、第2部材を保護パネルの側面に寄せることができる。これにより、第2部材の幅寸法を小さくできるので、携帯端末の平面積に対して表示装置を大画面化できる。
加えて、筐体および保護パネル間の空間を弾性部材で密封でき、表示装置の防水性を確保できる。
また、支持部材を断面略コ字状のフレームとすることにより、支持部材で保護パネルを筐体で確実に固定でき、かつ、支持部材で保護パネルの側面や筐体の側面を保護できる。
さらに、支持部材の第2部材を、保護パネルの表面における縁部に回りこませることにより保護パネルの縁部に段差が形成される。よって、掌の腹部が保護パネルに接触しないように、掌の腹部を第2部材で支えることができるので誤操作を防止できる。
加えて、第2部材で保護パネルの縁部に段差を形成することにより、段差に指の腹部を接触させて指が携帯端末の端部に位置していることを認識できる。
さらに、本発明の携帯端末は、前記弾性部材に接続され、前記表示装置および前記保護パネル間に介装される帯部を有する。
よって、表示装置および保護パネル間の隙間を帯部で密封でき、表示装置および保護パネル間の防塵性能をより一層高めることができる。
また、本発明の携帯端末は、前記支持部材が金属製であるとともに、前記筐体に収容された回路基板と電気的に接続されている。
金属製の支持部材を回路基板と電気的に接続させることにより、静電気が印可された際に、支持部材を避雷針として活用でき、表示装置の動作異常等の発生を防ぎ、かつ、アンテナ特性への影響を低減させることができる。
本発明の携帯端末によれば、固定部材を第1部材、第2部材、第3部材、第4部材、第5部材で略枠状に形成することにより、固定部材により筐体における4つの角部をそれぞれ挟む一対の側面において板状部材を筐体に確実に固定できる。
よって、一部材の固定部材を備えるだけで筐体に板状部材を固定できるので、複数部材を用いる構造が不要となる。
これにより、複数部材の境界付近における強度差を解消でき、また、構造を簡略にできるため、部品コストの低減や組立工程を簡略にできるという効果を有する。
または、固定部材を筐体の側面に沿って周回するように略枠状に形成することにより、固定部材を筐体の側面に沿って周回することにより筐体の側面において板状部材を筐体に確実に固定できる。
すなわち、この固定部材は、第1部材ないし第5部材で略枠状に形成した固定部材と同様の役割を果たすことができるという効果を有する。
また、本発明の携帯端末によれば、筐体に表示装置を支持し、表示装置に保護パネルを積層し、表示装置および保護パネルを支持部材で一括して筐体に固定することにより、保護パネルと略同一寸法の表示装置を用いることができるので大型の表示装置を採用できる。
さらに、本発明の携帯端末によれば、表示装置の側面を弾性部材で覆い、かつ弾性部材を筐体および保護パネル間に介装することにより、携帯端末を薄型化できるとともに携帯端末の平面積に対して表示装置を大画面化できる。
本発明に係る第1実施形態の携帯端末を示す斜視図 図1のI−I線断面図 図1の携帯端末を示す分解斜視図 第1実施形態の携帯端末の筐体に固定部材を組み付ける例を示す斜視図 第1実施形態の携帯端末の筐体に固定部材を嵌め込んだ例を示す斜視図 第1実施形態の携帯端末を組み付けた状態を示す斜視図 本発明に係る第2実施形態の固定部材を示す平面図 図7の固定部材を示す斜視図 図7のII部拡大図 本発明に係る第3実施形態の固定部材を示す平面図 図10の固定部材を示す斜視図 図10のIII部拡大図 本発明に係る第4実施形態の固定部材を示す斜視図 本発明に係る第5実施形態の携帯端末を分解した状態を示す平面図 本発明に係る第6実施形態の携帯端末を示す断面図 本発明に係る第7実施形態の携帯端末を示す断面図 (A)は第8実施形態の携帯端末の筐体に固定部材を組み付ける例を示す平面図、(B)は第8実施形態の携帯端末の筐体に固定部材を嵌め込んだ例を示す平面図 (A)は変形例の携帯端末の筐体に固定部材を組み付ける例を示す平面図、(B)は変形例の携帯端末の筐体に固定部材を嵌め込んだ例を示す平面図 本発明に係る第9実施形態の携帯端末を示す斜視図 図19の携帯端末を示す分解斜視図 図19のIV−IV線断面図 図19のV部拡大図 本発明に係る第10実施形態の携帯端末を示す断面図 (A)は本発明に係る第11実施形態の携帯端末を示す断面図、(B)は第11実施形態の支持部材を示す斜視図 本発明に係る第12実施形態の携帯端末を示す断面図 本発明に係る第13実施形態の携帯端末を示す斜視図 第13実施形態の携帯端末を示す分解斜視図 図26のVI−VI線断面図 第13実施形態の支持部材を回路基板に接続する状態を示す分解斜視図 本発明に係る第14実施形態の携帯端末を示す断面図 従来の携帯端末を示す斜視図
以下、本発明の実施形態に係る携帯端末について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明の第1実施形態である携帯端末10は、所定厚みを有する平面略矩形状の筐体12と、筐体12に収納された表示部16と、表示部16を覆う板状部材(パネル)18と、板状部材18を筐体12に固定する固定部材20とを備えている。
この携帯端末10は、筐体12に操作部(キーシート)31、通話用受信部32および通話用送信部(図示せず)とを備えた携帯電子機器である。
図2に示すように、筐体12は、表示部16を収納する凹部17(図3参照)が形成されたケース13と、ケース13の底部を形成するプレート14と、ケース13およびプレート14を覆うカバー15とを備えている。
図3に示すように、ケース13は、第1側面35、第2側面36、第3側面37および第4側面38で平面略矩形状に形成されることにより4角を有する。
ケース13に4角を有することにより、ケース13に4つの平面角部39が円弧状に形成されている。
また、ケース13は、厚み方向(矢印A方向)に沿った片側に載置面41(図2も参照)を有する。
載置面41は、ケース13の第1側面35、第2側面36、第3側面37および第4側面38に沿って略矩形枠状に形成されている。
図2に示すように、載置面41に板状部材18が両面テープ42を介して載置されている。
図2に示すように、第3側面37は、載置面41に対して交差する側面であり、第3溝部45を有する。
第3溝部45は、載置面41に対して平行に形成され、板状部材18とは反対側を向く第3段差面(段差面)46を有する。
なお、図2は第3側面37の部分断面図であるが、第1側面35、第2側面36および第4側面38も基本的には第3側面37と同様の構成となっている。
図3に示すように、第2側面36および第3側面37は、第1側面35にそれぞれ隣り合う側面であり、第1側面35および第2側面36も第3側面37と同様に、第1溝部および第2溝部をそれぞれ有する。
第1溝部および第2溝部は、第3溝部45と同様に、載置面41に対して平行に形成され、板状部材18とは反対側を向く第1段差面(段差面)および第2段差面(段差面)を有する。
第4側面38は、第2側面36に隣り合うとともに第1側面35とは反対側の側面であり、第3側面37と同様に、第4溝部を有する。
第4溝部は、第3溝部45と同様に、載置面41に対して平行に形成され、板状部材18とは反対側を向く第4段差面(段差面)を有する。
以下、構成の理解を容易にするため、第3溝部45、第1溝部、第2溝部および第4溝部を溝部45とし、第3段差面46、第1段差面、第2段差面および第4段差面を段差面46として説明する。
再び図2に示すように、板状部材18は、筐体12の載置面41に載置可能な略矩形状に形成され、載置面41に両面テープ42を介して載置されている。
この板状部材18は、筐体12とは反対側を向く表面18Aの縁部18Bを有する。
図3に示すように、固定部材20は、第1側面35に沿う第1部材21と、第2側面36および第3側面37に沿う第2部材22および第3部材23と、第4側面38に沿う第4部材24および第5部材25と、第4部材24および第5部材25間に設けられた分断部26とを有する。
さらに、固定部材20は、ケース13の平面角部39に対応して設けられた4つの湾曲部29を有する。
第1部材21、第2部材22、第3部材23、第4部材24および第5部材25で固定部材20が略枠状に形成され、第4部材24および第5部材25間に分断部26が形成されている。
第2部材22および第3部材23が湾曲状に形成されることにより、固定部材20の初期形状(未組付状態)において分断部26が大きく開いた状態で固定部材20が開脚状態に形成されている。
この固定部材20は、第4部材24および第5部材25間の離間寸法L1が増減するように変形可能な部材である。
第1部材21は、ケース13の第1側面35に沿うように設けられている。
第2部材22は、第1部材21の一端部21Aに連結され、第1側面35に隣り合う第2側面36に沿うように設けられている。
第3部材23は、第1部材21の他端部21Bに連結され、第1側面35に隣り合う第3側面37に沿うように設けられている。
第4部材24は、第2部材22に連結され、第4側面38の一部38Aに沿うように設けられている。
この第4部材24は、係止片27を有する。
第4部材24の係止片27は、第4側面38の一部38Aにビス(図示せず)で係止されている。
第5部材25は、第3部材23に連結され、第4側面38の一部38Bに沿うように設けられている。
この第5部材25は、係止片28を有する。
第5部材25の係止片28は、第4側面38の一部38Bにビス(図示せず)で係止されている。
分断部26は、第4部材24および第5部材25間に設けられている。
固定部材20が筐体12への未取付状態において、分断部26の離間寸法L1がケース13の幅寸法より大きく開かれている。
一方、固定部材20が筐体12への取付状態において、固定部材20が変形されて分断部26の離間寸法L1が狭められる。
これにより、固定部材20をケース13に容易に組み付けることが可能になる。
この固定部材20は、第1部材21ないし第5部材25および湾曲部29が同一断面に形成されている。
すなわち、固定部材20は、図2に示すように、板状部材18における表面18Aの縁部18Bに係合し、かつ、ケース13の段差面46に係合する断面形状を有する。
第1部材21ないし第5部材25および湾曲部29は、同一断面形状に形成されている。
以下、固定部材20の断面形状を第3部材23を例にして図2に基づいて説明する。
固定部材20の第3部材23は、ケース13の第3側面37に沿って設けられたウエブ47と、ウエブ47の上端から折り曲げられた第1フランジ48と、ウエブ47の下端から折り曲げられた第2フランジ49とを有する。
この固定部材20は、ウエブ47、第1フランジ48および第2フランジ49で断面C字(コ字)形状に形成されている。
第2フランジ49が溝部45に差し込まれることにより、第2フランジ49が段差面46に係合されている。
さらに、第1フランジ48が、板状部材18の縁部18Bに係合されている。
固定部材20を第1部材21、第2部材22、第3部材23、第4部材24、第5部材25で略枠状に形成した。
よって、第1部材21ないし第5部材25により、平面略矩形状のケース13における4つの平面角部39をそれぞれ挟む第2側面36および第3側面37(一対の側面)において確実に板状部材18をケース13に固定できる。
よって、一部材の固定部材20を備えるだけでケース13(すなわち、筐体12)に板状部材18を固定できる。
これにより、従来のように、板状部材を筐体に固定するために複数部材を用いる構造が不要となり、複数部材の境界付近における強度差を解消できる。
また、構造を簡略にできるため、部品コストの低減や組立工程を簡略にできる。
さらに、湾曲部29を板状部材18の表面18Aおよび段差面46に係合する断面形状とした。
これにより、ケース13の4つの平面角部39においても、板状部材18を固定部材20でケース13に確実に固定できる。
次に、筐体12に板状部材18を固定部材20で固定する手順を図4〜図6および図2に基づいて説明する。
図4に示すように、ケース13の載置面41に板状部材18を両面テープ42(図2参照)を介して載置する。
この状態において、筐体12および板状部材18側に分断部26を向けて固定部材20を配置する。
分断部26の離間寸法L1がケース13の幅寸法より大きく開かれているので、配置した固定部材20をそのままの状態で、筐体12および板状部材18に向けて矢印B方向に移動できる。
図5に示すように、固定部材20の第2部材22および第3部材23で筐体12(板状部材18を含む)を挟み込むことにより、固定部材20の第1部材21をケース13の第1側面35に接触させる。
第1部材21を第1側面35に接触させた後、固定部材20の第2部材22を矢印C方向に変形し、かつ、固定部材20の第3部材23を矢印C方向に変形する。
固定部材20を変形させることにより、第2部材22を第2側面36に接触させ、第3部材23を第3側面37に接触させる。
さらに、第4部材24が第4側面38の一部38Aに接触し、かつ、第5部材25が第4側面38の一部38Bに接触する。
図2に示すように、固定部材20の第2フランジ49が溝部45に差し込まれることにより、第2フランジ49が段差面46に係合される。
さらに、第1フランジ48が板状部材18の縁部18Bに係合される。
これにより、ケース13(すなわち、筐体12)に板状部材18を固定部材20で固定できる。
図6に示すように、第4部材24の係止片27(図5参照)を第4側面38の一部38Aにビス(図示せず)で係止し、係止したビスを筐体12の外部から見えないように隠す。
第5部材25の係止片28(図5参照)を第4側面38の一部38Bにビス(図示せず)で係止し、係止したビスを筐体の外部から見えないように隠す。
これにより、固定部材20を筐体12(板状部材18を含む)に組み付ける手順が完了する。
このように、固定部材20を分断部26の離間寸法L1が大きく開くように形成し、固定部材20を筐体12に取り付ける際に、固定部材20を変形して分断部26の離間寸法L1を狭めることにより、固定部材20をケース13に容易に組み付けることができる。
次に、第2実施形態〜第14実施形態を図7〜図30に基づいて説明する。
なお、第2実施形態〜第14実施形態において第1実施形態の携帯端末10と同一類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
(第2実施形態)
図7、図8に示す第2実施形態の固定部材60は、第1実施形態の湾曲部29を湾曲部62に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の固定部材20と同様である。
図9に示すように、湾曲部62は、第1実施形態のウエブ47のみを有する。
すなわち、湾曲部62は、第1実施形態の湾曲部29から第1フランジ48および第2フランジ49が除去された部位である。
湾曲部62をウエブ47のみで形成することにより固定部材60を容易に変形(弾性変形)することが可能になる。
これにより、固定部材60を筐体12に取り付ける作業を一層容易にできる。
(第3実施形態)
図10、図11に示す第3実施形態の固定部材70は、第1実施形態の湾曲部29を湾曲部72に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の固定部材20と同様である。
図12に示すように、湾曲部72は、第1実施形態のウエブ47と、ウエブ47の上端から折り曲げられた第1フランジ73と、ウエブ47の下端から折り曲げられた第2フランジ74とを有する。
すなわち、湾曲部72は、第1実施形態の第1フランジ48を第1フランジ73に代え、第1実施形態の第2フランジ49を第2フランジ74に代えたものである。
第1フランジ73は、第1実施形態の第1フランジ48より幅寸法が小さく形成されている。
また、第2フランジ74は、第1実施形態の第2フランジ49より幅寸法が小さく形成されている。
湾曲部72は、ウエブ47、第1フランジ73および第2フランジ74で断面C字(コ字)形状に形成されている。
第1フランジ73および第2フランジ74の幅寸法を小さくすることにより、固定部材70を容易に変形(弾性変形)することが可能になる。
これにより、固定部材70を筐体12に取り付ける作業を一層容易にできる。
さらに、湾曲部72に第1フランジ73および第2フランジ74を設けることにより、第1フランジ73および第2フランジ74でケース13に板状部材18保持できる。
これにより、第2実施形態の固定部材60に比してケース13に板状部材18を一層確実に保持できる。
(第4実施形態)
図13に示す第4実施形態の固定部材80は、第1実施形態の第2部材22および第3部材23を第2部材82および第3部材83に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の固定部材20と同様である。
ここで、第1実施形態の第2部材22および第3部材23は比較的長尺な部位である。
このため、第2部材22の中央部や第3部材23の中央部をケース13に好適に押圧することが難しいことが考えられる。
そこで、第2部材82および第3部材83を湾曲状に形成した。
具体的には、第2部材82は、未組付時に、ケース13の第2側面36に向けて膨出するように湾曲状に形成され、組付時に、直線状に弾性変形可能に形成されている。
第2部材82を湾曲状に形成することにより、第2部材82の長手方向中央部82Aが長手方向両端部82B、82Cよりもケース13(第2側面36)に対する接触圧力が高くなるような平面形状に形成されている。
第3部材83は、未組付時に、ケース13の第3側面37に向けて膨出するように湾曲状に形成され、組付時に、直線状に弾性変形可能に形成されている。
第3部材83を湾曲状に形成することにより、第3部材83の長手方向中央部83Aが長手方向両端部83B、83Cよりもケース13(第3側面37)に対する接触圧力が高くなるような平面形状に形成されている。
このように、第2部材82の長手方向中央部82Aの接触圧力を高くし、かつ第3部材83の長手方向中央部83Aの接触圧力を高くすることにより、第2部材82を第2側面36に一層確実に保持し、第3部材83を第3側面37に一層確実に保持できる。
これにより、比較的長尺に形成された第2部材82および第3部材83に浮きが生じることを一層確実に防止できる。
なお、第1実施形態では、第2部材82の長手方向中央部82Aおよび第3部材83の長手方向中央部83Aで接触圧力を高くする例について説明したが、長手方向中央部82Aおよび長手方向中央部83Aの一方のみで接触圧力を高くすることも可能である。
また、第1部材21を湾曲状に形成した形態も本発明に含まれる。
(第5実施形態)
図14に示す第5実施形態の携帯端末90は、第1実施形態の筐体12、表示部16、板状部材18および固定部材20を筐体91、表示部92、板状部材93および固定部材95に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の携帯端末10と同様である。
筐体91、表示部92および板状部材93は、平面形状が楕円に形成されている。
固定部材95は、筐体91の側面に沿って周回可能に平面形状が略円形に形成され、一端および他端(一部)95A、95B間に分断部96が形成された略枠状の部材である。
分断部96の離間寸法L2が筐体91の幅寸法Wより大きく開かれている。
固定部材95が筐体91への未取付状態において、分断部96の離間寸法L2が筐体91より大きく開かれている。
一方、固定部材95が筐体91への取付状態において、固定部材95が変形されて分断部96の離間寸法L2が狭められる。
これにより、固定部材95を筐体91に容易に組み付けることが可能になる。
第5実施形態の携帯端末90によれば、固定部材95を筐体91の側面に沿って周回するとともに一端および他端95A、95B間に分断部96を設けた略枠状に形成した。このように、固定部材95を筐体91の側面に沿って周回することにより筐体91の側面において板状部材93を筐体に確実に固定できる。
これにより、一部材の固定部材95を備えるだけで筐体91に板状部材93を固定できる。
従って、従来のように、板状部材を筐体に固定するために複数部材を用いる構造が不要となり、複数部材の境界付近における強度差を解消できる。
また、構造を簡略にできるため、部品コストの低減や組立工程を簡略にできる。
すなわち、第5実施形態の携帯端末90によれば、第1実施形態の携帯端末10と同様の効果が得られる。
なお、第5実施形態の携帯端末90では、筐体91等の平面形状を楕円に形成した例について説明したが、これに限らないで、筐体91等の平面形状を四角(矩形)以外の角形等に形成することも可能である。
(第6実施形態)
図15に示す第6実施形態の携帯端末100は、第1実施形態の段差面46を段差面104に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の携帯端末10と同様である。
第6実施形態の段差面104は、筐体102の底部周縁102Aを凹ませることにより形成されている。
すなわち、第1実施形態の段差面46は、ケース13の溝部45を利用して形成した例について説明したが、これに代えて、第6実施形態の段差面104においては筐体102の底部周縁102Aに形成するようにした。
第6実施形態の段差面104に固定部材20の第2フランジ49を係止することにより、第1実施形態と同様に、固定部材20で筐体102に板状部材18を取り付けることができる。
(第7実施形態)
図16に示す第7実施形態の携帯端末110は、第1実施形態の筐体12、板状部材18および固定部材20を筐体112、板状部材113および固定部材115に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の携帯端末10と同様である。
筐体112は、表面112Aが湾曲状に形成され、底部周縁112Bに段差面117が形成されている。
板状部材113は、筐体112の表面112Aに沿って載置可能に湾曲状に形成されている。
固定部材115は、第1フランジ118および第2フランジ119で断面形状が略V字状に形成されている。
この固定部材105は、第2フランジ119が段差面117に係合され、第1フランジ118が板状部材113の縁部113Aに係合されている。
第1実施形態の携帯端末10と同様に、第2フランジ119が段差面117に係合され、第1フランジ118が板状部材113の縁部113Aに係合されることにより、固定部材115で板状部材113を筐体112に固定できる。
(第8実施形態)
図17(A)、図17(B)に示す第8実施形態の携帯端末120は、第1実施形態の筐体12、板状部材18および固定部材20を筐体122、板状部材123および固定部材125に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の携帯端末10と同様である。
筐体122は、第2側面122Aおよび第3側面122Bが半径R1で凹状の湾曲に形成されたもので、その他の形状は第1実施形態の筐体12と同様である。
板状部材123は、筐体122の第2側面122Aおよび第3側面122Bに対応する縁部123A、123Bが、筐体122と同様に半径R1で凹状の湾曲に形成されている。
固定部材125は、第2部材126および第3部材127が半径R2で凹状の湾曲に形成されたもので、その他の形状は第1実施形態の固定部材20と同様である。
第2部材126および第3部材127の半径R2は、第2側面122Aおよび第3側面122Bの半径R1より小さく形成されている。
よって、第2部材126の長手方向中央部126Aが長手方向両端部126B、126Cよりも筐体122(第2側面122A)に対する接触圧力が高くなるような平面形状に形成されている。
さらに、第3部材127の長手方向中央部127Aが長手方向両端部127B、127Cよりも筐体122(第3側面122B)に対する接触圧力が高くなるような平面形状に形成されている。
このように、第2部材126の長手方向中央部126Aの接触圧力を高くし、第3部材127の長手方向中央部127Aの接触圧力を高くして、第2部材126を第2側面122Aに一層確実に保持し、第3部材127を第3側面122Bに一層確実に保持できる。
これにより、比較的長尺に形成された第2部材126および第3部材127に浮きが生じることを一層確実に防止できる。
なお、筐体122の第1側面122Cが凹状の湾曲に形成され、かつ、固定部材20の第1部材128を湾曲状に形成した形態も本発明に含まれる。
(第8実施形態の変形例)
図18(A)、図18(B)に示す変形例の携帯端末130は、第8実施形態の筐体122、板状部材123および固定部材125を筐体132、板状部材133および固定部材135に代えたもので、その他の構成は第8実施形態の携帯端末120と同様である。
筐体132は、第2側面132Aおよび第3側面132Bが半径R3で凸状の湾曲に形成されたもので、その他の形状は第8実施形態の筐体122と同様である。
板状部材133は、筐体132の第2側面132Aおよび第3側面132Bに対応する縁部133A、133Bが、筐体132と同様に半径R3で凸状の湾曲に形成されている。
固定部材135は、第2部材136および第3部材137が半径R4で凸状の湾曲に形成されたもので、その他の形状は第8実施形態の固定部材125と同様である。
第2部材136および第3部材137の半径R4は、第2側面132Aおよび第3側面132Bの半径R3より大きく形成されている。
よって、第2部材136の長手方向中央部136Aが長手方向両端部136B、136Cよりも筐体132(第2側面132A)に対する接触圧力が高くなるような平面形状に形成されている。
さらに、第3部材137の長手方向中央部137Aが長手方向両端部137B、137Cよりも筐体132(第3側面132B)に対する接触圧力が高くなるような平面形状に形成されている。
このように、第2部材136の長手方向中央部136Aの接触圧力を高くし、第3部材137の長手方向中央部137Aの接触圧力を高くして、第2部材136を第2側面132Aに一層確実に保持し、第3部材137を第3側面132Bに一層確実に保持できる。
これにより、第8実施形態の携帯端末120と同様に、比較的長尺に形成された第2部材136および第3部材137に浮きが生じることを一層確実に防止できる。
なお、筐体132の第1側面132Cが凹状の湾曲に形成され、かつ、固定部材135の第1部材138を湾曲状に形成した形態も本発明に含まれる。
(第9実施形態)
図19に示すように、携帯端末310は、所定厚みを有する平面略矩形状の筐体311と、筐体311の上端部311Aに設けられた通話用受信部312と、筐体311の下端部311Bに設けられた通話用送信部313とを備えている。
また、図20に示すように、携帯端末310は、筐体311の収容部331の上半部に収容された回路基板314およびカメラデバイス315と、筐体311の収容部331の下半部に収容された電池316と、筐体311に支持されたシャーシ317とを備えている。
さらに、携帯端末310は、シャーシ317に支持された表示装置(表示デバイス)318と、表示装置318に積層された保護パネル319と、表示装置318および保護パネル319を筐体311に固定する一対の支持部材320とを備えている。
筐体311は、両側の側壁(筐体311の側面)311Cに段差部325が形成され、側壁311Cの外面に溝部(段差面)326(図21も参照)が形成されている。
溝部326は、側壁311Cの外面において筐体311の底部311Dに沿って形成されている。この溝部326に支持部材320の第3部材323(図21も参照)が差し込まれることにより、第3部材323が溝部326に係合される。
シャーシ317は、平面視略矩形状に形成され、回路基板314、カメラデバイス315および電池316を覆うように配置された状態で筐体311に支持されている。
図21に示すように、表示装置318は、有機ELや液晶で略矩形状に形成され、両側の辺318A(片側の辺318Aのみを図示)が筐体311の段差部325に両面テープ328を介して張り付けられている。
保護パネル319は、略矩形状に形成され(図20参照)、両側の面319A(以下、「保護端面」という)が表示装置318の両側の面318B(以下、「表示端面」という)に対して略面一に形成されている。
すなわち、表示端面318Bおよび保護端面319Aが互いに同一面に沿うように形成されている。
よって、保護パネル319と略同一寸法L3(具体的には、幅方向の寸法)の表示装置318を用いることが可能になり、大型の表示装置318を採用できる。
ところで、図20に示すように、保護パネル319の上端面319Dに対して表示装置318の上端面318Cが段差状に設けられている。すなわち、保護パネル319の上端面319Dおよび表示装置318の上端面318Cは同一面状に形成されていない。
同様に、保護パネル319の下端面319Eに対して表示装置318の下端面318Dが段差状に設けられている。すなわち、保護パネル319の下端面319Eおよび表示装置318の下端面318Dは同一面状に形成されていない。
表示装置318および保護パネル319が筐体311に支持部材320で固定されている。
図20、図22に示すように、支持部材320は、金属製の部材であって、筐体311の段差部325に配置されている。
この支持部材320は、上端部320Aが筐体311の上端部311Aに沿うように折り曲げられ、下端部320Bが筐体311の下端部311Bに沿うように折り曲げられている(図19も参照)。
支持部材320の上端部320Aを筐体311の上端部311Aに沿わせて折り曲げ、支持部材320の下端部320Bを筐体311の下端部311Bに沿わせて折り曲げることにより、支持部材320の強度を十分に確保できる。
図21に示すように、支持部材320は、表示端面318Bおよび保護端面319Aに対して平行に配置された第1部材321と、第1部材321に連結された第2部材322と、第1部材321における第2部材322とは反対側に設けられた第3部材323とを有する。
第2部材322と第3部材323とが略平行に折り曲げられることにより、第1部材321、第2部材322および第3部材323で支持部材320が断面略コ字状に形成されている。
第1部材321は、表示端面318Bおよび保護端面319Aに沿って平行に配置されることにより表示端面318Bおよび保護端面319Aを覆う部材である。
ここで、表示端面318Bおよび保護端面319Aが互いに同一面に沿うように形成されることにより、表示端面318Bを第1部材321に隣接させて配置できる。
また、第1部材321は、筐体311の側壁311Cに対して面一に配置されている。
よって、表示装置318の最大寸法L3を筐体311の外形寸法L4と略同一形状に設定できる。
第2部材322は、保護パネル319の表面319Bにおける縁部319Cを覆う部材であり、筐体311の表面311Eと略面一に配置されている(図22参照)。
保護パネル319の表面319B(縁部319C)を第2部材322で覆うことにより、保護パネル319の表面319Bに対して第2部材322が段差状に形成される。
ここで、支持部材320が金属製の部材で形成されている。よって、支持部材320の強度を向上させることができるので支持部材320の板厚寸法Tを小さくできる。
これにより、保護パネル319の表面319Bおよび第2部材322で形成される段差を小さくできる。
ところで、保護パネル319の表面319Bにシート329を積層することが可能である。
このように、保護パネル319の表面319Bにシート329を積層することにより、支持部材320により保護パネル319の表面319Bに生ずる段差をなくすことや、段差を小さくできる。
第3部材323は、溝部326に係合されることにより筐体311に固定される部材である。
第3部材323が溝部326に係合されることにより筐体311に固定され、第2部材322が保護パネル319の表面319Bにおける縁部319Cを覆うことにより、表示装置318および保護パネル319が支持部材320で一括して筐体311に固定される。
このように、表示装置318に保護パネル319を積層することにより、保護パネル319と略同一寸法L3(具体的には、幅方向の寸法)の表示装置318を用いることが可能になる。
さらに、表示端面318Bを第1部材321に隣接させて配置することが可能になり、第1部材321を筐体311の側壁311Cに対して面一に配置できる。
これにより、表示装置318の最大寸法L3を筐体311の外形寸法L4と略同一形状に設定できるので、大型の表示装置318を採用できる。
特に、支持部材320の第3部材323を筐体311の溝部326に係合させて筐体311に固定させることにより、表示装置318および保護パネル319を支持部材320で筐体311に確実に固定できる。
(第10実施形態)
図23に示す第10実施形態の携帯端末350は、第9実施形態の保護パネル319を保護パネル352に代えたもので、その他の構成は第9実施形態の携帯端末310と同じである。
保護パネル352は、表面352Bのうち保護端面352Aに沿って段差部353を形成したもので、その他の構成は第9実施形態の保護パネル319と同様である。
保護パネル352の段差部353は、保護パネル352がガラス製の場合、切削加工により形成され、保護パネル352が樹脂製の場合一体成形または切削加工によって形成される。
このように、表面352Bの保護端面352Aに沿って段差部353を形成することにより、支持部材320により保護パネル352の表面352Bに生ずる段差をなくすことや、段差を小さくできる。
なお、保護端面352Aおよび表示端面318Bは、第9実施形態と同様に、互いに同一面に沿うように形成されている。
(第11実施形態)
図24(A)、(B)に示す第11実施形態の携帯端末360は、第9実施形態の支持部材320を支持部材362に代えたもので、その他の構成は第9実施形態の携帯端末310と同じである。
支持部材362は、表示端面318Bおよび保護端面319Aに対して平行に配置された第1部材363と、第1部材363に連結された第2部材364と、第1部材363における第2部材364とは反対側に設けられた第3部材365とを有する。
第2部材364が折り曲げられることにより、第1部材363および第2部材364で支持部材362が断面略L字状に形成されている。
第1部材363は、第9実施形態の第1部材321と同様に、表示端面318Bおよび保護端面319Aを覆う部材である。
第2部材364は、第9実施形態の第2部材322と同様に、保護パネル319の表面319Bにおける縁部319Cを覆う部材である。
第3部材365は、溝部366に沿わせて所定間隔をおいて複数個形成され、溝部366に係合可能に溝部366に向けて折り曲げられている。
第3部材365を溝部366に係合することにより、第3部材365が筐体311に固定され、第2部材364が保護パネル319の表面319Bにおける縁部319Cを覆うことにより、表示装置318および保護パネル319が支持部材362で一括して筐体311に固定される。
これにより、第9実施形態と同様に、大型の表示装置318を採用できる。
(第12実施形態)
図25に示す第12実施形態の携帯端末370は、第9実施形態に備えた支持部材320の第3部材323を両面テープ328に貼り付けたもので、その他の構成は第9実施形態の携帯端末310と同じである。
両面テープ328を介して第3部材323を筐体311の段差部325に固定できる。
よって、第2部材322で保護パネル319の表面319Bにおける縁部319Cを覆った状態で、表示装置318および保護パネル319が支持部材320で一括して筐体311に固定される。これにより、第9実施形態と同様に、大型の表示装置318を採用できる。
さらに、筐体311の側壁311Cから溝部326を除去できるので、筐体311の形状を簡素化できる。
(第13実施形態)
図26、図27に示す第13実施形態の携帯端末400は、筐体401と、筐体401に収容される基板ユニット402と、筐体401に収容される表示装置404と、表示装置404の表側404A(図28参照)に積層される保護パネル405とを備えている。
さらに、携帯端末400は、筐体401および保護パネル405間に介装される弾性部材407と、筐体401に保護パネル405を固定する一対の支持部材411とを備えている。
加えて、携帯端末400は、一対の支持部材411の一端部411Aを支える樹脂製の第1フレーム415と、一対の支持部材411の他端部411Bを支える樹脂製の第2フレーム416とを備えている。
弾性部材407は、表示装置404の両側面404Bや両端部404Cを覆うように略矩形の枠状に形成されている。
図28に示すように、弾性部材407は、筐体401の周辺部401A(図27も参照)および保護パネル405の周辺部405A(図27参照)間に介装されている。
筐体401および保護パネル405間の空間を弾性部材407で密封でき、表示装置404の防水性を確保できる。
支持部材411は、金属製の部材であって、第1部材412、第2部材413および第3部材414で断面略コ字状に形成されたメタルフレームである。
第1部材412は、保護パネル405の側面405B、弾性部材407の側面407Aおよび筐体401の側面401Bに対面する部材である。
第2部材413は、第1部材412の上辺412Aから保護パネル405に向けて折り曲げられ、保護パネル405の表面405Cにおける縁部405Dを覆う部材である。
第3部材414は、第1部材412の下辺412B、すなわち第1部材412における第2部材413とは反対側から筐体401に向けて折り曲げられた部材である。
表示装置404の側面404Bを弾性部材407で覆うとともに、弾性部材407を筐体401および保護パネル405間に介装した。これにより、表示装置404および筐体401間や、保護パネル405および筐体401間のシール材(例えば、両面テープ)を除去できるので携帯端末400を薄型化できる。
さらに、弾性部材407に対応する位置に第2部材413を設けることができるので、第2部材413を保護パネル405の側面405B側に寄せることができる。
これにより、第2部材413の幅寸法を小さくできるので、携帯端末400の平面積に対して表示装置404を大画面化できる。
支持部材411を断面略コ字状のメタルフレームとすることにより支持部材411の剛性を高めることができる。これにより、第2部材413の幅寸法を小さく抑えることができるので携帯端末10の小型化が図れる。
さらに、支持部材411を断面略コ字状のメタルフレームとすることにより、支持部材411で保護パネル405を筐体401で確実に固定でき、かつ、支持部材411で保護パネル405の両側面405Bや筐体401の両側面401Bを保護できる。
加えて、支持部材411の第2部材413を、保護パネル405の表面405Cにおける縁部405Dに回りこませることにより保護パネル405の縁部405Dに段差が形成される。よって、掌の腹部が保護パネル405に接触しないように、掌の腹部を第2部材413で支えることができるので誤操作を防止できる。
また、第2部材413で保護パネル405の縁部405Dに段差を形成することにより、段差に指の腹部を接触させて指が携帯端末400の端部に位置していることを認識できる。
図29に示すように、第3部材414の端部414Aがビス418およびナット419で筐体401に固定され、ビス418およびナット419間にOリング421が介在されている。
筐体401の周辺部401A(図28も参照)から矢印方向の範囲が防水領域となる。
また、第3部材414の端部414Aがビス418で筐体401に固定された状態でビス418の端部418Aがグランド部材423の一端部423Aに接触されている。
グランド部材423は、板金で形成され、一端部423Aがビス418の端部418Aに接触され、かつ他端部423Bが基板ユニット402の回路基板403に接触されている。
よって、支持部材411がビス418およびグランド部材423を介して基板ユニット402の回路基板403と電気的に接続されることにより、アンテナ特性への影響を低減させることができる。
さらに、例えば、静電気が印可された際に、支持部材411を避雷針として活用でき、表示装置404(図28参照)の動作異常等の発生を防ぐことができる。
(第14実施形態)
図30に示す第14実施形態の携帯端末450は、弾性部材407に接続された帯部452を有するもので、その他の構成は第13実施形態の携帯端末400と同じである。
帯部452は、弾性部材407に接続され、表示装置404および保護パネル405間に介装されている。
具体的には、帯部452は矩形枠状に形成され、表示装置404(表側404A)のうち周辺部404Dの全周および保護パネル405(裏側405E)のうち周辺部405Aの全周間に介装されている。
これにより、表示装置404および保護パネル405間の隙間を帯部452で密封でき、表示装置404および保護パネル405間の防塵性能をより一層高めることができる。
なお、本発明に係る携帯端末は、前述した各実施形態に限定されるものではなく適宜変更、改良等が可能である。
例えば、第1実施形態〜第8実施形態では、固定部材の初期形状が開脚形状だが、筐体の平面形状に対応した初期形状で、組付作業にあたって分断部を広げるように変形させてもよい。
また、第1実施形態〜第8実施形態で使用した携帯端末、筐体、表示部、板状部材、固定部材、第1部材ないし第5部材、湾曲部、第1側面ないし第4側面、平面角部、載置面および段差面等の形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
例えば、前記第9実施形態〜第12実施形態では、保護パネル319の上端面319Dに対して表示装置318の上端面318Cを段差状に設け、保護パネル319の下端面319Eに対して表示装置318の下端面318Dを段差状に設けた例について説明したが、これに限定するものではない。
例えば、保護パネル319の上端面319Dおよび表示装置318の上端面318Cを同一面状に形成し、保護パネル319の下端面319Eおよび表示装置318の下端面318Dを同一面状に形成することも可能である。
また、前記第9実施形態〜第12実施形態では、表示装置318の表示端面318Bおよび保護パネル319の保護端面319Aを互いに同一面に沿うように形成した例について説明したが、これに限らないで、表示端面318Bおよび保護端面319Aを段差状に形成することも可能である。
さらに、前記第9実施形態〜第12実施形態で使用した携帯端末、筐体、表示装置、保護パネル、支持部材およびシート等の形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
また、前記第13実施形態〜第14実施形態で使用した携帯端末、筐体、表示装置、保護パネル、支持部材、弾性部材、回路基板および帯部等の形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本出願は、2011年7月15日出願の日本国特許出願(特願2011-156535)および2011年12月12日出願の日本国特許出願(特願2011-271249)に基づくものであり、それらの内容はここに参照として取り込まれる。
本発明は、筐体の厚み方向に沿った載置面に載置される板状部材が設けられ、板状部材を筐体に固定する固定部材が設けられた携帯端末への適用に好適である。
本発明は、筐体に表示装置が支持され、表示装置に保護パネルが積層され、表示装置および保護パネルが筐体に固定された携帯端末への適用に好適である。
本発明は、筐体に表示装置が収容され、表示装置に保護パネルが積層され、保護パネルが筐体に固定された携帯端末への適用に好適である。
10、90、100、110、120、130、310、400、450 携帯端末
12、91、102、112、122、132、311、401 筐体
16、92 表示部
18、93、113、123、133 板状部材(パネル)
18A 板状部材の表面
18B 表面の縁部
20、60、70、80、95、115、125、135 固定部材
21、128、138、321、363、412 第1部材
22、82、126、136、322、364、413 第2部材
23、83、127、137、323、365、414 第3部材
24 第4部材
25 第5部材
26、96 分断部
29、62、72 湾曲部
35、122C、132C 第1側面
36、122A、132A 第2側面
37、122B、132B 第3側面
38 第4側面
38A、38B 第4側面の一部
39 平面角部
41 載置面
46、104 段差面
82A、83A、126A、127A、136A、137A 長手方向中央部
82B、82C、126B、126C、136B、136C 長手方向両端部
95A 固定部材の一端
95B 固定部材の他端
L1、L2 離間寸法
318、404 表示装置
318B 表示端面
319、405 保護パネル
319A 保護端面
319B、405C 保護パネルの表面
405B 保護パネルの側面
320、362、411 支持部材
329 シート
404A 表示装置の表側
404B 表示装置の側面
407 弾性部材
403 回路基板
452 帯部
本発明は、筐体の厚み方向に沿った載置面に板状部材が載置され、板状部材を筐体に固定する固定部材が設けられた携帯端末に関する。
図31に示すように、携帯電子機器200は、筐体201に収容された表示装置と、表示装置を保護するための板状部材203と、筐体201に板状部材203を固定するための固定部材205とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
固定部材205は、筐体201の第1側面201Aに沿う第1部材206と、第1側面201Aに隣り合う第2側面201Bおよび第3側面201Cにそれぞれ沿う第2部材207および第3部材208とを有する平面略コ字状に形成されている。
この固定部材205は、パネルの表面の縁部に係合するとともに、第1側面201A、第2側面201B、第3側面201Cに設けられた溝209に係合する略コ字状の断面形状を有する。
従って、特許文献1の携帯電子機器200は、第2側面201Bおよび第3側面201Cに沿った組付方向に沿って固定部材205を筐体201に差し込むように組み付けることにより、筐体201に板状部材203を固定する。
日本国特開2010−081570号公報(要約、図3)
ここで、特許文献1の携帯電子機器200は、筐体201に板状部材203を固定部材205で固定した状態において、筐体201の4角201D〜201Gのうち2角201D、201Eで板状部材203が固定されている。
このため、筐体201の4角201D〜201Gで板状部材203を固定するためには複数の固定部材が必要になる。
しかし、筐体201の4角201D〜201Gを複数の板状部材で固定すると、複数部材の境界付近において強度差が生じてしまい、この観点から改良の余地が残されていた。
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、板状部材を筐体に固定するために複数部材を用いることを不要とし、複数部材の境界付近における強度差を解消できる携帯端末を提供することにある。
また、本発明は、大型の表示装置を採用できる携帯端末を提供することにある。
さらに、本発明は、携帯端末を薄型化できるとともに、携帯端末の平面積に対して表示装置を大画面化できる携帯端末を提供することにある。
本発明の携帯端末は、所定厚みを有する平面略矩形状の筐体と、前記筐体の厚み方向に沿った片側の載置面に載置される板状部材と、前記筐体に前記板状部材を固定する固定部材とを備え、前記固定部材が、前記筐体における前記載置面に対して交差する第1側面に沿う第1部材と、前記第1部材に連結され、前記第1側面にそれぞれ隣り合う第2側面および第3側面にそれぞれ沿う第2部材および第3部材と、前記第2部材に連結され、前記第2側面に隣り合うとともに前記第1側面とは反対側の第4側面の一部に沿う第4部材と、前記第3部材に連結され、前記第4側面の一部に沿う第5部材と、前記第4部材および前記第5部材間に設けられた分断部とを有する略枠状とされ、前記第1部材ないし前記第5部材が、前記板状部材における前記筐体とは反対側を向く表面の縁部に係合するとともに、前記筐体における前記板状部材とは反対側を向く段差面に係合する断面形状を有し、かつ、前記第4部材および前記第5部材間の離間寸法が増減するように前記固定部材が変形可能に構成されている。
固定部材を第1部材、第2部材、第3部材、第4部材、第5部材で略枠状に形成した。
よって、第1部材、第2部材、第3部材、第4部材、第5部材により、平面略矩形状の筐体における4つの平面角部をそれぞれ挟む一対の側面において板状部材を筐体に確実に固定できる。
これにより、一部材の固定部材を備えるだけで筐体に板状部材を固定できる。
従って、従来のように、板状部材を筐体に固定するために複数部材を用いる構造が不要となり、複数部材の境界付近における強度差を解消できる。
また、構造を簡略にできるため、部品コストの低減や組立工程を簡略にできる。
また、本発明の携帯端末は、前記筐体の平面角部が円弧状に形成されているとともに、前記固定部材が前記平面角部に対応して設けられた湾曲部を有し、前記湾曲部が前記板状部材の前記表面および前記段差面に係合する断面形状である。
筐体の平面角部に対応させて固定部材に湾曲部を形成し、この湾曲部を板状部材の表面および段差面に係合する断面形状とした。
これにより、筐体の4つの平面角部においても、板状部材を固定部材で筐体に確実に固定できる。
さらに、本発明の携帯端末は、前記第2部材および前記第3部材のうちの少なくとも一方における長手方向中央部が長手方向両端部よりも前記筐体に対する接触圧力が高くなるような平面形状である。
第2部材および第3部材のうちの少なくとも一方における長手方向中央部の接触圧力を高くすることにより、第2部材や第3部材を筐体に一層良好に保持できる。
これにより、比較的長尺に形成された第2部材や第3部材に浮きが生じることを一層好適に防止できる。
また、本発明の携帯端末は、所定厚みを有する筐体と、前記筐体の厚み方向に沿った片側の載置面に載置される板状部材と、前記板状部材における前記筐体とは反対側を向く表面の縁部に係合するとともに、前記筐体における前記板状部材とは反対側を向く段差面に係合する断面略C字状の固定部材と、を備え、前記固定部材が、前記筐体の側面に沿って周回するとともに一部に分断部が設けられた略枠状であるとともに、前記表面に対して平行な組付方向に沿って前記筐体に対して組付可能であり、前記固定部材における一端および他端が、前記表面に沿うとともに前記組付方向に対して直交する前記筐体の幅方向最大寸法よりも大きく離反可能である。
固定部材を筐体の側面に沿って周回するとともに一部に分断部を設けた略枠状に形成した。このように、固定部材を筐体の側面に沿って周回することにより筐体の側面において板状部材を筐体に確実に固定できる。
これにより、一部材の固定部材を備えるだけで筐体に板状部材を固定できる。
従って、従来のように、板状部材を筐体に固定するために複数部材を用いる構造が不要となり、複数部材の境界付近における強度差を解消できる。
また、構造を簡略にできるため、部品コストの低減や組立工程を簡略にできる。
さらに、本発明の携帯端末は、筐体と、前記筐体に支持される表示装置と、前記表示装置に積層される保護パネルと、前記筐体に前記表示装置および前記保護パネルを固定するための支持部材と、を備え、前記支持部材が、互いに同一面に沿う前記表示装置の表示端面および前記保護パネルの保護端面に対して平行な第1部材と、前記第1部材に連結され、前記保護パネルの表面における縁部を覆う第2部材と、前記第1部材における前記第2部材とは反対側に設けられ、前記筐体に固定される第3部材とを有する。
筐体に表示装置を支持し、表示装置に保護パネルを積層し、表示装置および保護パネルを支持部材で一括して筐体に固定するように構成した。
これにより、保護パネルと略同一寸法の表示装置を用いることができるので大型の表示装置を採用できる。
また、本発明の携帯端末は、前記支持部材が、前記第2部材と前記第3部材とが略平行な断面略コ字状であるとともに、前記筐体の側面に前記第3部材が係合可能な段差面が設けられている。
支持部材に第3部材を設け、第3部材を筐体の側面の段差面に係合することにより、表示装置および保護パネルを支持部材で筐体に確実に固定できる。
さらに、本発明の携帯端末は、前記表示端面および前記保護端面が同一面に沿う。
ここで、保護パネルは筐体の外形寸法と略同一形状に形成されている。
よって、表示装置の端面および保護パネルの端面を同一面に沿わせることにより、筐体の外形寸法と略同一形状の最大寸法の表示装置を採用できる。
また、本発明の携帯端末は、前記支持部材が金属製である。
支持部材を金属製の部材とすることにより、支持部材の強度を向上させることができる。さらに、支持部材の強度を向上させることにより支持部材の板厚寸法を小さくできる。
このように、支持部材の板厚寸法を小さくすることにより、支持部材により保護パネルの表側に生ずる段差を小さくできる。
さらに、本発明の携帯端末は、前記保護パネルの表面にシートが積層されている。
保護パネルの表面にシートを積層することにより、保護パネルの表面を支持部材の高さに合わせることができる。
これにより、支持部材により保護パネルの表側に生ずる段差をなくすこと、あるいは段差を小さくできる。
また、本発明の携帯端末は、筐体と、前記筐体に収容される表示装置と、前記表示装置の表側に積層される保護パネルと、前記表示装置の側面を覆うとともに、前記筐体および前記保護パネル間に介装される弾性部材と、前記筐体に前記保護パネルを固定するための支持部材と、を備え、前記支持部材が、前記保護パネルの側面および前記弾性部材に対面する第1部材と、前記第1部材に連結され、前記保護パネルの表面における縁部を覆う第2部材と、前記第1部材における前記第2部材とは反対側に設けられ、前記筐体に固定される第3部材とを有する。
表示装置の側面を弾性部材で覆うとともに、弾性部材を筐体および保護パネル間に介装した。これにより、表示装置および筐体間や、保護パネルおよび筐体間のシール材を除去できるので携帯端末を薄型化できる。
さらに、弾性部材に対応する位置に支持部材の第2部材を設けることができる。よって、第2部材を保護パネルの側面に寄せることができる。これにより、第2部材の幅寸法を小さくできるので、携帯端末の平面積に対して表示装置を大画面化できる。
加えて、筐体および保護パネル間の空間を弾性部材で密封でき、表示装置の防水性を確保できる。
また、支持部材を断面略コ字状のフレームとすることにより、支持部材で保護パネルを筐体で確実に固定でき、かつ、支持部材で保護パネルの側面や筐体の側面を保護できる。
さらに、支持部材の第2部材を、保護パネルの表面における縁部に回りこませることにより保護パネルの縁部に段差が形成される。よって、掌の腹部が保護パネルに接触しないように、掌の腹部を第2部材で支えることができるので誤操作を防止できる。
加えて、第2部材で保護パネルの縁部に段差を形成することにより、段差に指の腹部を接触させて指が携帯端末の端部に位置していることを認識できる。
さらに、本発明の携帯端末は、前記弾性部材に接続され、前記表示装置および前記保護パネル間に介装される帯部を有する。
よって、表示装置および保護パネル間の隙間を帯部で密封でき、表示装置および保護パネル間の防塵性能をより一層高めることができる。
また、本発明の携帯端末は、前記支持部材が金属製であるとともに、前記筐体に収容された回路基板と電気的に接続されている。
金属製の支持部材を回路基板と電気的に接続させることにより、静電気が印可された際に、支持部材を避雷針として活用でき、表示装置の動作異常等の発生を防ぎ、かつ、アンテナ特性への影響を低減させることができる。
本発明の携帯端末によれば、固定部材を第1部材、第2部材、第3部材、第4部材、第5部材で略枠状に形成することにより、固定部材により筐体における4つの平面角部をそれぞれ挟む一対の側面において板状部材を筐体に確実に固定できる。
よって、一部材の固定部材を備えるだけで筐体に板状部材を固定できるので、複数部材を用いる構造が不要となる。
これにより、複数部材の境界付近における強度差を解消でき、また、構造を簡略にできるため、部品コストの低減や組立工程を簡略にできるという効果を有する。
または、固定部材を筐体の側面に沿って周回するように略枠状に形成することにより、固定部材を筐体の側面に沿って周回することにより筐体の側面において板状部材を筐体に確実に固定できる。
すなわち、この固定部材は、第1部材ないし第5部材で略枠状に形成した固定部材と同様の役割を果たすことができるという効果を有する。
また、本発明の携帯端末によれば、筐体に表示装置を支持し、表示装置に保護パネルを積層し、表示装置および保護パネルを支持部材で一括して筐体に固定することにより、保護パネルと略同一寸法の表示装置を用いることができるので大型の表示装置を採用できる。
さらに、本発明の携帯端末によれば、表示装置の側面を弾性部材で覆い、かつ弾性部材を筐体および保護パネル間に介装することにより、携帯端末を薄型化できるとともに携帯端末の平面積に対して表示装置を大画面化できる。
本発明に係る第1実施形態の携帯端末を示す斜視図 図1のI−I線断面図 図1の携帯端末を示す分解斜視図 第1実施形態の携帯端末の筐体に固定部材を組み付ける例を示す斜視図 第1実施形態の携帯端末の筐体に固定部材を嵌め込んだ例を示す斜視図 第1実施形態の携帯端末を組み付けた状態を示す斜視図 本発明に係る第2実施形態の固定部材を示す平面図 図7の固定部材を示す斜視図 図7のII部拡大図 本発明に係る第3実施形態の固定部材を示す平面図 図10の固定部材を示す斜視図 図10のIII部拡大図 本発明に係る第4実施形態の固定部材を示す斜視図 本発明に係る第5実施形態の携帯端末を分解した状態を示す平面図 本発明に係る第6実施形態の携帯端末を示す断面図 本発明に係る第7実施形態の携帯端末を示す断面図 (A)は第8実施形態の携帯端末の筐体に固定部材を組み付ける例を示す平面図、(B)は第8実施形態の携帯端末の筐体に固定部材を嵌め込んだ例を示す平面図 (A)は変形例の携帯端末の筐体に固定部材を組み付ける例を示す平面図、(B)は変形例の携帯端末の筐体に固定部材を嵌め込んだ例を示す平面図 本発明に係る第9実施形態の携帯端末を示す斜視図 図19の携帯端末を示す分解斜視図 図19のIV−IV線断面図 図19のV部拡大図 本発明に係る第10実施形態の携帯端末を示す断面図 (A)は本発明に係る第11実施形態の携帯端末を示す断面図、(B)は第11実施形態の支持部材を示す斜視図 本発明に係る第12実施形態の携帯端末を示す断面図 本発明に係る第13実施形態の携帯端末を示す斜視図 第13実施形態の携帯端末を示す分解斜視図 図26のVI−VI線断面図 第13実施形態の支持部材を回路基板に接続する状態を示す分解斜視図 本発明に係る第14実施形態の携帯端末を示す断面図 従来の携帯端末を示す斜視図
以下、本発明の実施形態に係る携帯端末について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明の第1実施形態である携帯端末10は、所定厚みを有する平面略矩形状の筐体12と、筐体12に収納された表示部16と、表示部16を覆う板状部材(パネル)18と、板状部材18を筐体12に固定する固定部材20とを備えている。
この携帯端末10は、筐体12に操作部(キーシート)31、通話用受信部32および通話用送信部(図示せず)とを備えた携帯電子機器である。
図2に示すように、筐体12は、表示部16を収納する凹部17(図3参照)が形成されたケース13と、ケース13の底部を形成するプレート14と、ケース13およびプレート14を覆うカバー15とを備えている。
図3に示すように、ケース13は、第1側面35、第2側面36、第3側面37および第4側面38で平面略矩形状に形成されることにより4角を有する。
ケース13に4角を有することにより、ケース13に4つの平面角部39が円弧状に形成されている。
また、ケース13は、厚み方向(矢印A方向)に沿った片側に載置面41(図2も参照)を有する。
載置面41は、ケース13の第1側面35、第2側面36、第3側面37および第4側面38に沿って略矩形枠状に形成されている。
図2に示すように、載置面41に板状部材18が両面テープ42を介して載置されている。
図2に示すように、第3側面37は、載置面41に対して交差する側面であり、第3溝部45を有する。
第3溝部45は、載置面41に対して平行に形成され、板状部材18とは反対側を向く第3段差面(段差面)46を有する。
なお、図2は第3側面37の部分断面図であるが、第1側面35、第2側面36および第4側面38も基本的には第3側面37と同様の構成となっている。
図3に示すように、第2側面36および第3側面37は、第1側面35にそれぞれ隣り合う側面であり、第1側面35および第2側面36も第3側面37と同様に、第1溝部および第2溝部をそれぞれ有する。
第1溝部および第2溝部は、第3溝部45と同様に、載置面41に対して平行に形成され、板状部材18とは反対側を向く第1段差面(段差面)および第2段差面(段差面)を有する。
第4側面38は、第2側面36に隣り合うとともに第1側面35とは反対側の側面であり、第3側面37と同様に、第4溝部を有する。
第4溝部は、第3溝部45と同様に、載置面41に対して平行に形成され、板状部材18とは反対側を向く第4段差面(段差面)を有する。
以下、構成の理解を容易にするため、第3溝部45、第1溝部、第2溝部および第4溝部を溝部45とし、第3段差面46、第1段差面、第2段差面および第4段差面を段差面46として説明する。
再び図2に示すように、板状部材18は、筐体12の載置面41に載置可能な略矩形状に形成され、載置面41に両面テープ42を介して載置されている。
この板状部材18は、筐体12とは反対側を向く表面18Aの縁部18Bを有する。
図3に示すように、固定部材20は、第1側面35に沿う第1部材21と、第2側面36および第3側面37に沿う第2部材22および第3部材23と、第4側面38に沿う第4部材24および第5部材25と、第4部材24および第5部材25間に設けられた分断部26とを有する。
さらに、固定部材20は、ケース13の平面角部39に対応して設けられた4つの湾曲部29を有する。
第1部材21、第2部材22、第3部材23、第4部材24および第5部材25で固定部材20が略枠状に形成され、第4部材24および第5部材25間に分断部26が形成されている。
第2部材22および第3部材23が湾曲状に形成されることにより、固定部材20の初期形状(未組付状態)において分断部26が大きく開いた状態で固定部材20が開脚状態に形成されている。
この固定部材20は、第4部材24および第5部材25間の離間寸法L1が増減するように変形可能な部材である。
第1部材21は、ケース13の第1側面35に沿うように設けられている。
第2部材22は、第1部材21の一端部21Aに連結され、第1側面35に隣り合う第2側面36に沿うように設けられている。
第3部材23は、第1部材21の他端部21Bに連結され、第1側面35に隣り合う第3側面37に沿うように設けられている。
第4部材24は、第2部材22に連結され、第4側面38の一部38Aに沿うように設けられている。
この第4部材24は、係止片27を有する。
第4部材24の係止片27は、第4側面38の一部38Aにビス(図示せず)で係止されている。
第5部材25は、第3部材23に連結され、第4側面38の一部38Bに沿うように設けられている。
この第5部材25は、係止片28を有する。
第5部材25の係止片28は、第4側面38の一部38Bにビス(図示せず)で係止されている。
分断部26は、第4部材24および第5部材25間に設けられている。
固定部材20が筐体12への未取付状態において、分断部26の離間寸法L1がケース13の幅寸法より大きく開かれている。
一方、固定部材20が筐体12への取付状態において、固定部材20が変形されて分断部26の離間寸法L1が狭められる。
これにより、固定部材20をケース13に容易に組み付けることが可能になる。
この固定部材20は、第1部材21ないし第5部材25および湾曲部29が同一断面に形成されている。
すなわち、固定部材20は、図2に示すように、板状部材18における表面18Aの縁部18Bに係合し、かつ、ケース13の段差面46に係合する断面形状を有する。
第1部材21ないし第5部材25および湾曲部29は、同一断面形状に形成されている。
以下、固定部材20の断面形状を第3部材23を例にして図2に基づいて説明する。
固定部材20の第3部材23は、ケース13の第3側面37に沿って設けられたウエブ47と、ウエブ47の上端から折り曲げられた第1フランジ48と、ウエブ47の下端から折り曲げられた第2フランジ49とを有する。
この固定部材20は、ウエブ47、第1フランジ48および第2フランジ49で断面C字(コ字)形状に形成されている。
第2フランジ49が溝部45に差し込まれることにより、第2フランジ49が段差面46に係合されている。
さらに、第1フランジ48が、板状部材18の縁部18Bに係合されている。
固定部材20を第1部材21、第2部材22、第3部材23、第4部材24、第5部材25で略枠状に形成した。
よって、第1部材21ないし第5部材25により、平面略矩形状のケース13における4つの平面角部39をそれぞれ挟む第2側面36および第3側面37(一対の側面)において確実に板状部材18をケース13に固定できる。
よって、一部材の固定部材20を備えるだけでケース13(すなわち、筐体12)に板状部材18を固定できる。
これにより、従来のように、板状部材を筐体に固定するために複数部材を用いる構造が不要となり、複数部材の境界付近における強度差を解消できる。
また、構造を簡略にできるため、部品コストの低減や組立工程を簡略にできる。
さらに、湾曲部29を板状部材18の表面18Aおよび段差面46に係合する断面形状とした。
これにより、ケース13の4つの平面角部39においても、板状部材18を固定部材20でケース13に確実に固定できる。
次に、筐体12に板状部材18を固定部材20で固定する手順を図4〜図6および図2に基づいて説明する。
図4に示すように、ケース13の載置面41に板状部材18を両面テープ42(図2参照)を介して載置する。
この状態において、筐体12および板状部材18側に分断部26を向けて固定部材20を配置する。
分断部26の離間寸法L1がケース13の幅寸法より大きく開かれているので、配置した固定部材20をそのままの状態で、筐体12および板状部材18に向けて矢印B方向に移動できる。
図5に示すように、固定部材20の第2部材22および第3部材23で筐体12(板状部材18を含む)を挟み込むことにより、固定部材20の第1部材21をケース13の第1側面35に接触させる。
第1部材21を第1側面35に接触させた後、固定部材20の第2部材22を矢印C方向に変形し、かつ、固定部材20の第3部材23を矢印C方向に変形する。
固定部材20を変形させることにより、第2部材22を第2側面36に接触させ、第3部材23を第3側面37に接触させる。
さらに、第4部材24が第4側面38の一部38Aに接触し、かつ、第5部材25が第4側面38の一部38Bに接触する。
図2に示すように、固定部材20の第2フランジ49が溝部45に差し込まれることにより、第2フランジ49が段差面46に係合される。
さらに、第1フランジ48が板状部材18の縁部18Bに係合される。
これにより、ケース13(すなわち、筐体12)に板状部材18を固定部材20で固定できる。
図6に示すように、第4部材24の係止片27(図5参照)を第4側面38の一部38Aにビス(図示せず)で係止し、係止したビスを筐体12の外部から見えないように隠す。
第5部材25の係止片28(図5参照)を第4側面38の一部38Bにビス(図示せず)で係止し、係止したビスを筐体の外部から見えないように隠す。
これにより、固定部材20を筐体12(板状部材18を含む)に組み付ける手順が完了する。
このように、固定部材20を分断部26の離間寸法L1が大きく開くように形成し、固定部材20を筐体12に取り付ける際に、固定部材20を変形して分断部26の離間寸法L1を狭めることにより、固定部材20をケース13に容易に組み付けることができる。
次に、第2実施形態〜第14実施形態を図7〜図30に基づいて説明する。
なお、第2実施形態〜第14実施形態において第1実施形態の携帯端末10と同一類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
(第2実施形態)
図7、図8に示す第2実施形態の固定部材60は、第1実施形態の湾曲部29を湾曲部62に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の固定部材20と同様である。
図9に示すように、湾曲部62は、第1実施形態のウエブ47のみを有する。
すなわち、湾曲部62は、第1実施形態の湾曲部29から第1フランジ48および第2フランジ49が除去された部位である。
湾曲部62をウエブ47のみで形成することにより固定部材60を容易に変形(弾性変形)することが可能になる。
これにより、固定部材60を筐体12に取り付ける作業を一層容易にできる。
(第3実施形態)
図10、図11に示す第3実施形態の固定部材70は、第1実施形態の湾曲部29を湾曲部72に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の固定部材20と同様である。
図12に示すように、湾曲部72は、第1実施形態のウエブ47と、ウエブ47の上端から折り曲げられた第1フランジ73と、ウエブ47の下端から折り曲げられた第2フランジ74とを有する。
すなわち、湾曲部72は、第1実施形態の第1フランジ48を第1フランジ73に代え、第1実施形態の第2フランジ49を第2フランジ74に代えたものである。
第1フランジ73は、第1実施形態の第1フランジ48より幅寸法が小さく形成されている。
また、第2フランジ74は、第1実施形態の第2フランジ49より幅寸法が小さく形成されている。
湾曲部72は、ウエブ47、第1フランジ73および第2フランジ74で断面C字(コ字)形状に形成されている。
第1フランジ73および第2フランジ74の幅寸法を小さくすることにより、固定部材70を容易に変形(弾性変形)することが可能になる。
これにより、固定部材70を筐体12に取り付ける作業を一層容易にできる。
さらに、湾曲部72に第1フランジ73および第2フランジ74を設けることにより、第1フランジ73および第2フランジ74でケース13に板状部材18保持できる。
これにより、第2実施形態の固定部材60に比してケース13に板状部材18を一層確実に保持できる。
(第4実施形態)
図13に示す第4実施形態の固定部材80は、第1実施形態の第2部材22および第3部材23を第2部材82および第3部材83に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の固定部材20と同様である。
ここで、第1実施形態の第2部材22および第3部材23は比較的長尺な部位である。
このため、第2部材22の中央部や第3部材23の中央部をケース13に好適に押圧することが難しいことが考えられる。
そこで、第2部材82および第3部材83を湾曲状に形成した。
具体的には、第2部材82は、未組付時に、ケース13の第2側面36に向けて膨出するように湾曲状に形成され、組付時に、直線状に弾性変形可能に形成されている。
第2部材82を湾曲状に形成することにより、第2部材82の長手方向中央部82Aが長手方向両端部82B、82Cよりもケース13(第2側面36)に対する接触圧力が高くなるような平面形状に形成されている。
第3部材83は、未組付時に、ケース13の第3側面37に向けて膨出するように湾曲状に形成され、組付時に、直線状に弾性変形可能に形成されている。
第3部材83を湾曲状に形成することにより、第3部材83の長手方向中央部83Aが長手方向両端部83B、83Cよりもケース13(第3側面37)に対する接触圧力が高くなるような平面形状に形成されている。
このように、第2部材82の長手方向中央部82Aの接触圧力を高くし、かつ第3部材83の長手方向中央部83Aの接触圧力を高くすることにより、第2部材82を第2側面36に一層確実に保持し、第3部材83を第3側面37に一層確実に保持できる。
これにより、比較的長尺に形成された第2部材82および第3部材83に浮きが生じることを一層確実に防止できる。
なお、第1実施形態では、第2部材82の長手方向中央部82Aおよび第3部材83の長手方向中央部83Aで接触圧力を高くする例について説明したが、長手方向中央部82Aおよび長手方向中央部83Aの一方のみで接触圧力を高くすることも可能である。
また、第1部材21を湾曲状に形成した形態も本発明に含まれる。
(第5実施形態)
図14に示す第5実施形態の携帯端末90は、第1実施形態の筐体12、表示部16、板状部材18および固定部材20を筐体91、表示部92、板状部材93および固定部材95に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の携帯端末10と同様である。
筐体91、表示部92および板状部材93は、平面形状が楕円に形成されている。
固定部材95は、筐体91の側面に沿って周回可能に平面形状が略円形に形成され、一端および他端(一部)95A、95B間に分断部96が形成された略枠状の部材である。
分断部96の離間寸法L2が筐体91の幅寸法Wより大きく開かれている。
固定部材95が筐体91への未取付状態において、分断部96の離間寸法L2が筐体91より大きく開かれている。
一方、固定部材95が筐体91への取付状態において、固定部材95が変形されて分断部96の離間寸法L2が狭められる。
これにより、固定部材95を筐体91に容易に組み付けることが可能になる。
第5実施形態の携帯端末90によれば、固定部材95を筐体91の側面に沿って周回するとともに一端および他端95A、95B間に分断部96を設けた略枠状に形成した。このように、固定部材95を筐体91の側面に沿って周回することにより筐体91の側面において板状部材93を筐体に確実に固定できる。
これにより、一部材の固定部材95を備えるだけで筐体91に板状部材93を固定できる。
従って、従来のように、板状部材を筐体に固定するために複数部材を用いる構造が不要となり、複数部材の境界付近における強度差を解消できる。
また、構造を簡略にできるため、部品コストの低減や組立工程を簡略にできる。
すなわち、第5実施形態の携帯端末90によれば、第1実施形態の携帯端末10と同様の効果が得られる。
なお、第5実施形態の携帯端末90では、筐体91等の平面形状を楕円に形成した例について説明したが、これに限らないで、筐体91等の平面形状を四角(矩形)以外の角形等に形成することも可能である。
(第6実施形態)
図15に示す第6実施形態の携帯端末100は、第1実施形態の段差面46を段差面104に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の携帯端末10と同様である。
第6実施形態の段差面104は、筐体102の底部周縁102Aを凹ませることにより形成されている。
すなわち、第1実施形態の段差面46は、ケース13の溝部45を利用して形成した例について説明したが、これに代えて、第6実施形態の段差面104においては筐体102の底部周縁102Aに形成するようにした。
第6実施形態の段差面104に固定部材20の第2フランジ49を係止することにより、第1実施形態と同様に、固定部材20で筐体102に板状部材18を取り付けることができる。
(第7実施形態)
図16に示す第7実施形態の携帯端末110は、第1実施形態の筐体12、板状部材18および固定部材20を筐体112、板状部材113および固定部材115に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の携帯端末10と同様である。
筐体112は、表面112Aが湾曲状に形成され、底部周縁112Bに段差面117が形成されている。
板状部材113は、筐体112の表面112Aに沿って載置可能に湾曲状に形成されている。
固定部材115は、第1フランジ118および第2フランジ119で断面形状が略V字状に形成されている。
この固定部材105は、第2フランジ119が段差面117に係合され、第1フランジ118が板状部材113の縁部113Aに係合されている。
第1実施形態の携帯端末10と同様に、第2フランジ119が段差面117に係合され、第1フランジ118が板状部材113の縁部113Aに係合されることにより、固定部材115で板状部材113を筐体112に固定できる。
(第8実施形態)
図17(A)、図17(B)に示す第8実施形態の携帯端末120は、第1実施形態の筐体12、板状部材18および固定部材20を筐体122、板状部材123および固定部材125に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の携帯端末10と同様である。
筐体122は、第2側面122Aおよび第3側面122Bが半径R1で凹状の湾曲に形成されたもので、その他の形状は第1実施形態の筐体12と同様である。
板状部材123は、筐体122の第2側面122Aおよび第3側面122Bに対応する縁部123A、123Bが、筐体122と同様に半径R1で凹状の湾曲に形成されている。
固定部材125は、第2部材126および第3部材127が半径R2で凹状の湾曲に形成されたもので、その他の形状は第1実施形態の固定部材20と同様である。
第2部材126および第3部材127の半径R2は、第2側面122Aおよび第3側面122Bの半径R1より小さく形成されている。
よって、第2部材126の長手方向中央部126Aが長手方向両端部126B、126Cよりも筐体122(第2側面122A)に対する接触圧力が高くなるような平面形状に形成されている。
さらに、第3部材127の長手方向中央部127Aが長手方向両端部127B、127Cよりも筐体122(第3側面122B)に対する接触圧力が高くなるような平面形状に形成されている。
このように、第2部材126の長手方向中央部126Aの接触圧力を高くし、第3部材127の長手方向中央部127Aの接触圧力を高くして、第2部材126を第2側面122Aに一層確実に保持し、第3部材127を第3側面122Bに一層確実に保持できる。
これにより、比較的長尺に形成された第2部材126および第3部材127に浮きが生じることを一層確実に防止できる。
なお、筐体122の第1側面122Cが凹状の湾曲に形成され、かつ、固定部材20の第1部材128を湾曲状に形成した形態も本発明に含まれる。
(第8実施形態の変形例)
図18(A)、図18(B)に示す変形例の携帯端末130は、第8実施形態の筐体122、板状部材123および固定部材125を筐体132、板状部材133および固定部材135に代えたもので、その他の構成は第8実施形態の携帯端末120と同様である。
筐体132は、第2側面132Aおよび第3側面132Bが半径R3で凸状の湾曲に形成されたもので、その他の形状は第8実施形態の筐体122と同様である。
板状部材133は、筐体132の第2側面132Aおよび第3側面132Bに対応する縁部133A、133Bが、筐体132と同様に半径R3で凸状の湾曲に形成されている。
固定部材135は、第2部材136および第3部材137が半径R4で凸状の湾曲に形成されたもので、その他の形状は第8実施形態の固定部材125と同様である。
第2部材136および第3部材137の半径R4は、第2側面132Aおよび第3側面132Bの半径R3より大きく形成されている。
よって、第2部材136の長手方向中央部136Aが長手方向両端部136B、136Cよりも筐体132(第2側面132A)に対する接触圧力が高くなるような平面形状に形成されている。
さらに、第3部材137の長手方向中央部137Aが長手方向両端部137B、137Cよりも筐体132(第3側面132B)に対する接触圧力が高くなるような平面形状に形成されている。
このように、第2部材136の長手方向中央部136Aの接触圧力を高くし、第3部材137の長手方向中央部137Aの接触圧力を高くして、第2部材136を第2側面132Aに一層確実に保持し、第3部材137を第3側面132Bに一層確実に保持できる。
これにより、第8実施形態の携帯端末120と同様に、比較的長尺に形成された第2部材136および第3部材137に浮きが生じることを一層確実に防止できる。
なお、筐体132の第1側面132Cが凹状の湾曲に形成され、かつ、固定部材135の第1部材138を湾曲状に形成した形態も本発明に含まれる。
(第9実施形態)
図19に示すように、携帯端末310は、所定厚みを有する平面略矩形状の筐体311と、筐体311の上端部311Aに設けられた通話用受信部312と、筐体311の下端部311Bに設けられた通話用送信部313とを備えている。
また、図20に示すように、携帯端末310は、筐体311の収容部331の上半部に収容された回路基板314およびカメラデバイス315と、筐体311の収容部331の下半部に収容された電池316と、筐体311に支持されたシャーシ317とを備えている。
さらに、携帯端末310は、シャーシ317に支持された表示装置(表示デバイス)318と、表示装置318に積層された保護パネル319と、表示装置318および保護パネル319を筐体311に固定する一対の支持部材320とを備えている。
筐体311は、両側の側壁(筐体311の側面)311Cに段差部325が形成され、側壁311Cの外面に溝部(段差面)326(図21も参照)が形成されている。
溝部326は、側壁311Cの外面において筐体311の底部311Dに沿って形成されている。この溝部326に支持部材320の第3部材323(図21も参照)が差し込まれることにより、第3部材323が溝部326に係合される。
シャーシ317は、平面視略矩形状に形成され、回路基板314、カメラデバイス315および電池316を覆うように配置された状態で筐体311に支持されている。
図21に示すように、表示装置318は、有機ELや液晶で略矩形状に形成され、両側の辺318A(片側の辺318Aのみを図示)が筐体311の段差部325に両面テープ328を介して張り付けられている。
保護パネル319は、略矩形状に形成され(図20参照)、両側の面319A(以下、「保護端面」という)が表示装置318の両側の面318B(以下、「表示端面」という)に対して略面一に形成されている。
すなわち、表示端面318Bおよび保護端面319Aが互いに同一面に沿うように形成されている。
よって、保護パネル319と略同一寸法L3(具体的には、幅方向の寸法)の表示装置318を用いることが可能になり、大型の表示装置318を採用できる。
ところで、図20に示すように、保護パネル319の上端面319Dに対して表示装置318の上端面318Cが段差状に設けられている。すなわち、保護パネル319の上端面319Dおよび表示装置318の上端面318Cは同一面状に形成されていない。
同様に、保護パネル319の下端面319Eに対して表示装置318の下端面318Dが段差状に設けられている。すなわち、保護パネル319の下端面319Eおよび表示装置318の下端面318Dは同一面状に形成されていない。
表示装置318および保護パネル319が筐体311に支持部材320で固定されている。
図20、図22に示すように、支持部材320は、金属製の部材であって、筐体311の段差部325に配置されている。
この支持部材320は、上端部320Aが筐体311の上端部311Aに沿うように折り曲げられ、下端部320Bが筐体311の下端部311Bに沿うように折り曲げられている(図19も参照)。
支持部材320の上端部320Aを筐体311の上端部311Aに沿わせて折り曲げ、支持部材320の下端部320Bを筐体311の下端部311Bに沿わせて折り曲げることにより、支持部材320の強度を十分に確保できる。
図21に示すように、支持部材320は、表示端面318Bおよび保護端面319Aに対して平行に配置された第1部材321と、第1部材321に連結された第2部材322と、第1部材321における第2部材322とは反対側に設けられた第3部材323とを有する。
第2部材322と第3部材323とが略平行に折り曲げられることにより、第1部材321、第2部材322および第3部材323で支持部材320が断面略コ字状に形成されている。
第1部材321は、表示端面318Bおよび保護端面319Aに沿って平行に配置されることにより表示端面318Bおよび保護端面319Aを覆う部材である。
ここで、表示端面318Bおよび保護端面319Aが互いに同一面に沿うように形成されることにより、表示端面318Bを第1部材321に隣接させて配置できる。
また、第1部材321は、筐体311の側壁311Cに対して面一に配置されている。
よって、表示装置318の最大寸法L3を筐体311の外形寸法L4と略同一形状に設定できる。
第2部材322は、保護パネル319の表面319Bにおける縁部319Cを覆う部材であり、筐体311の表面311Eと略面一に配置されている(図22参照)。
保護パネル319の表面319B(縁部319C)を第2部材322で覆うことにより、保護パネル319の表面319Bに対して第2部材322が段差状に形成される。
ここで、支持部材320が金属製の部材で形成されている。よって、支持部材320の強度を向上させることができるので支持部材320の板厚寸法Tを小さくできる。
これにより、保護パネル319の表面319Bおよび第2部材322で形成される段差を小さくできる。
ところで、保護パネル319の表面319Bにシート329を積層することが可能である。
このように、保護パネル319の表面319Bにシート329を積層することにより、支持部材320により保護パネル319の表面319Bに生ずる段差をなくすことや、段差を小さくできる。
第3部材323は、溝部326に係合されることにより筐体311に固定される部材である。
第3部材323が溝部326に係合されることにより筐体311に固定され、第2部材322が保護パネル319の表面319Bにおける縁部319Cを覆うことにより、表示装置318および保護パネル319が支持部材320で一括して筐体311に固定される。
このように、表示装置318に保護パネル319を積層することにより、保護パネル319と略同一寸法L3(具体的には、幅方向の寸法)の表示装置318を用いることが可能になる。
さらに、表示端面318Bを第1部材321に隣接させて配置することが可能になり、第1部材321を筐体311の側壁311Cに対して面一に配置できる。
これにより、表示装置318の最大寸法L3を筐体311の外形寸法L4と略同一形状に設定できるので、大型の表示装置318を採用できる。
特に、支持部材320の第3部材323を筐体311の溝部326に係合させて筐体311に固定させることにより、表示装置318および保護パネル319を支持部材320で筐体311に確実に固定できる。
(第10実施形態)
図23に示す第10実施形態の携帯端末350は、第9実施形態の保護パネル319を保護パネル352に代えたもので、その他の構成は第9実施形態の携帯端末310と同じである。
保護パネル352は、表面352Bのうち保護端面352Aに沿って段差部353を形成したもので、その他の構成は第9実施形態の保護パネル319と同様である。
保護パネル352の段差部353は、保護パネル352がガラス製の場合、切削加工により形成され、保護パネル352が樹脂製の場合一体成形または切削加工によって形成される。
このように、表面352Bの保護端面352Aに沿って段差部353を形成することにより、支持部材320により保護パネル352の表面352Bに生ずる段差をなくすことや、段差を小さくできる。
なお、保護端面352Aおよび表示端面318Bは、第9実施形態と同様に、互いに同一面に沿うように形成されている。
(第11実施形態)
図24(A)、図24(B)に示す第11実施形態の携帯端末360は、第9実施形態の支持部材320を支持部材362に代えたもので、その他の構成は第9実施形態の携帯端末310と同じである。
支持部材362は、表示端面318Bおよび保護端面319Aに対して平行に配置された第1部材363と、第1部材363に連結された第2部材364と、第1部材363における第2部材364とは反対側に設けられた第3部材365とを有する。
第2部材364が折り曲げられることにより、第1部材363および第2部材364で支持部材362が断面略L字状に形成されている。
第1部材363は、第9実施形態の第1部材321と同様に、表示端面318Bおよび保護端面319Aを覆う部材である。
第2部材364は、第9実施形態の第2部材322と同様に、保護パネル319の表面319Bにおける縁部319Cを覆う部材である。
第3部材365は、溝部366に沿わせて所定間隔をおいて複数個形成され、溝部366に係合可能に溝部366に向けて折り曲げられている。
第3部材365を溝部366に係合することにより、第3部材365が筐体311に固定され、第2部材364が保護パネル319の表面319Bにおける縁部319Cを覆うことにより、表示装置318および保護パネル319が支持部材362で一括して筐体311に固定される。
これにより、第9実施形態と同様に、大型の表示装置318を採用できる。
(第12実施形態)
図25に示す第12実施形態の携帯端末370は、第9実施形態に備えた支持部材320の第3部材323を両面テープ328に貼り付けたもので、その他の構成は第9実施形態の携帯端末310と同じである。
両面テープ328を介して第3部材323を筐体311の段差部325に固定できる。
よって、第2部材322で保護パネル319の表面319Bにおける縁部319Cを覆った状態で、表示装置318および保護パネル319が支持部材320で一括して筐体311に固定される。これにより、第9実施形態と同様に、大型の表示装置318を採用できる。
さらに、筐体311の側壁311Cから溝部326を除去できるので、筐体311の形状を簡素化できる。
(第13実施形態)
図26、図27に示す第13実施形態の携帯端末400は、筐体401と、筐体401に収容される基板ユニット402と、筐体401に収容される表示装置404と、表示装置404の表側404A(図28参照)に積層される保護パネル405とを備えている。
さらに、携帯端末400は、筐体401および保護パネル405間に介装される弾性部材407と、筐体401に保護パネル405を固定する一対の支持部材411とを備えている。
加えて、携帯端末400は、一対の支持部材411の一端部411Aを支える樹脂製の第1フレーム415と、一対の支持部材411の他端部411Bを支える樹脂製の第2フレーム416とを備えている。
弾性部材407は、表示装置404の両側面404Bや両端部404Cを覆うように略矩形の枠状に形成されている。
図28に示すように、弾性部材407は、筐体401の周辺部401A(図27も参照)および保護パネル405の周辺部405A(図27参照)間に介装されている。
筐体401および保護パネル405間の空間を弾性部材407で密封でき、表示装置404の防水性を確保できる。
支持部材411は、金属製の部材であって、第1部材412、第2部材413および第3部材414で断面略コ字状に形成されたメタルフレームである。
第1部材412は、保護パネル405の側面405B、弾性部材407の側面407Aおよび筐体401の側面401Bに対面する部材である。
第2部材413は、第1部材412の上辺412Aから保護パネル405に向けて折り曲げられ、保護パネル405の表面405Cにおける縁部405Dを覆う部材である。
第3部材414は、第1部材412の下辺412B、すなわち第1部材412における第2部材413とは反対側から筐体401に向けて折り曲げられた部材である。
表示装置404の側面404Bを弾性部材407で覆うとともに、弾性部材407を筐体401および保護パネル405間に介装した。これにより、表示装置404および筐体401間や、保護パネル405および筐体401間のシール材(例えば、両面テープ)を除去できるので携帯端末400を薄型化できる。
さらに、弾性部材407に対応する位置に第2部材413を設けることができるので、第2部材413を保護パネル405の側面405B側に寄せることができる。
これにより、第2部材413の幅寸法を小さくできるので、携帯端末400の平面積に対して表示装置404を大画面化できる。
支持部材411を断面略コ字状のメタルフレームとすることにより支持部材411の剛性を高めることができる。これにより、第2部材413の幅寸法を小さく抑えることができるので携帯端末10の小型化が図れる。
さらに、支持部材411を断面略コ字状のメタルフレームとすることにより、支持部材411で保護パネル405を筐体401で確実に固定でき、かつ、支持部材411で保護パネル405の両側面405Bや筐体401の両側面401Bを保護できる。
加えて、支持部材411の第2部材413を、保護パネル405の表面405Cにおける縁部405Dに回りこませることにより保護パネル405の縁部405Dに段差が形成される。よって、掌の腹部が保護パネル405に接触しないように、掌の腹部を第2部材413で支えることができるので誤操作を防止できる。
また、第2部材413で保護パネル405の縁部405Dに段差を形成することにより、段差に指の腹部を接触させて指が携帯端末400の端部に位置していることを認識できる。
図29に示すように、第3部材414の端部414Aがビス418およびナット419で筐体401に固定され、ビス418およびナット419間にOリング421が介在されている。
筐体401の周辺部401A(図28も参照)から矢印方向の範囲が防水領域となる。
また、第3部材414の端部414Aがビス418で筐体401に固定された状態でビス418の端部418Aがグランド部材423の一端部423Aに接触されている。
グランド部材423は、板金で形成され、一端部423Aがビス418の端部418Aに接触され、かつ他端部423Bが基板ユニット402の回路基板403に接触されている。
よって、支持部材411がビス418およびグランド部材423を介して基板ユニット402の回路基板403と電気的に接続されることにより、アンテナ特性への影響を低減させることができる。
さらに、例えば、静電気が印可された際に、支持部材411を避雷針として活用でき、表示装置404(図28参照)の動作異常等の発生を防ぐことができる。
(第14実施形態)
図30に示す第14実施形態の携帯端末450は、弾性部材407に接続された帯部452を有するもので、その他の構成は第13実施形態の携帯端末400と同じである。
帯部452は、弾性部材407に接続され、表示装置404および保護パネル405間に介装されている。
具体的には、帯部452は矩形枠状に形成され、表示装置404(表側404A)のうち周辺部404Dの全周および保護パネル405(裏側405E)のうち周辺部405Aの全周間に介装されている。
これにより、表示装置404および保護パネル405間の隙間を帯部452で密封でき、表示装置404および保護パネル405間の防塵性能をより一層高めることができる。
なお、本発明に係る携帯端末は、前述した各実施形態に限定されるものではなく適宜変更、改良等が可能である。
例えば、第1実施形態〜第8実施形態では、固定部材の初期形状が開脚形状だが、筐体の平面形状に対応した初期形状で、組付作業にあたって分断部を広げるように変形させてもよい。
また、第1実施形態〜第8実施形態で使用した携帯端末、筐体、表示部、板状部材、固定部材、第1部材ないし第5部材、湾曲部、第1側面ないし第4側面、平面角部、載置面および段差面等の形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
例えば、前記第9実施形態〜第12実施形態では、保護パネル319の上端面319Dに対して表示装置318の上端面318Cを段差状に設け、保護パネル319の下端面319Eに対して表示装置318の下端面318Dを段差状に設けた例について説明したが、これに限定するものではない。
例えば、保護パネル319の上端面319Dおよび表示装置318の上端面318Cを同一面状に形成し、保護パネル319の下端面319Eおよび表示装置318の下端面318Dを同一面状に形成することも可能である。
また、前記第9実施形態〜第12実施形態では、表示装置318の表示端面318Bおよび保護パネル319の保護端面319Aを互いに同一面に沿うように形成した例について説明したが、これに限らないで、表示端面318Bおよび保護端面319Aを段差状に形成することも可能である。
さらに、前記第9実施形態〜第12実施形態で使用した携帯端末、筐体、表示装置、保護パネル、支持部材およびシート等の形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
また、前記第13実施形態〜第14実施形態で使用した携帯端末、筐体、表示装置、保護パネル、支持部材、弾性部材、回路基板および帯部等の形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本出願は、2011年7月15日出願の日本国特許出願(特願2011-156535)および2011年12月12日出願の日本国特許出願(特願2011-271249)に基づくものであり、それらの内容はここに参照として取り込まれる。
本発明は、筐体の厚み方向に沿った載置面に載置される板状部材が設けられ、板状部材を筐体に固定する固定部材が設けられた携帯端末への適用に好適である。
本発明は、筐体に表示装置が支持され、表示装置に保護パネルが積層され、表示装置および保護パネルが筐体に固定された携帯端末への適用に好適である。
本発明は、筐体に表示装置が収容され、表示装置に保護パネルが積層され、保護パネルが筐体に固定された携帯端末への適用に好適である。
10、90、100、110、120、130、310、400、450 携帯端末
12、91、102、112、122、132、311、401 筐体
16、92 表示部
18、93、113、123、133 板状部材(パネル)
18A 板状部材の表面
18B 表面の縁部
20、60、70、80、95、115、125、135 固定部材
21、128、138、321、363、412 第1部材
22、82、126、136、322、364、413 第2部材
23、83、127、137、323、365、414 第3部材
24 第4部材
25 第5部材
26、96 分断部
29、62、72 湾曲部
35、122C、132C 第1側面
36、122A、132A 第2側面
37、122B、132B 第3側面
38 第4側面
38A、38B 第4側面の一部
39 平面角部
41 載置面
46、104 段差面
82A、83A、126A、127A、136A、137A 長手方向中央部
82B、82C、126B、126C、136B、136C 長手方向両端部
95A 固定部材の一端
95B 固定部材の他端
L1、L2 離間寸法
318、404 表示装置
318B 表示端面
319、405 保護パネル
319A 保護端面
319B、405C 保護パネルの表面
405B 保護パネルの側面
320、362、411 支持部材
329 シート
404A 表示装置の表側
404B 表示装置の側面
407 弾性部材
403 回路基板
452 帯部

Claims (12)

  1. 所定厚みを有する平面略矩形状の筐体と、
    前記筐体の厚み方向に沿った片側の載置面に載置される板状部材と、
    前記筐体に前記板状部材を固定する固定部材とを備え、
    前記固定部材が、
    前記筐体における前記載置面に対して交差する第1側面に沿う第1部材と、
    前記第1部材に連結され、前記第1側面にそれぞれ隣り合う第2側面および第3側面にそれぞれ沿う第2部材および第3部材と、
    前記第2部材に連結され、前記第2側面に隣り合うとともに前記第1側面とは反対側の第4側面の一部に沿う第4部材と、
    前記第3部材に連結され、前記第4側面の一部に沿う第5部材と、
    前記第4部材および前記第5部材間に設けられた分断部とを有する略枠状とされ、
    前記第1部材ないし前記第5部材が、前記板状部材における前記筐体とは反対側を向く表面の縁部に係合するとともに、前記筐体における前記板状部材とは反対側を向く段差面に係合する断面形状を有し、かつ、前記第4部材および前記第5部材間の離間寸法が増減するように前記固定部材が変形可能な携帯端末。
  2. 請求項1に記載の携帯端末において、
    前記筐体の平面角部が円弧状に形成されているとともに、
    前記固定部材が前記角部に対応して設けられた湾曲部を有し、
    前記湾曲部が前記板状部材の前記表面および前記段差面に係合する断面形状である携帯端末。
  3. 請求項1または請求項2に記載の携帯端末において、
    前記第2部材および前記第3部材のうちの少なくとも一方における長手方向中央部が長手方向両端部よりも前記筐体に対する接触圧力が高くなるような平面形状である携帯端末。
  4. 所定厚みを有する筐体と、
    前記筐体の厚み方向に沿った片側の載置面に載置される板状部材と、
    前記板状部材における前記筐体とは反対側を向く表面の縁部に係合するとともに、前記筐体における前記板状部材とは反対側を向く段差面に係合する断面略C字状の固定部材と、を備え、
    前記固定部材が、前記筐体の側面に沿って周回するとともに一部に分断部が設けられた略枠状であるとともに、前記表面に対して平行な組付方向に沿って前記筐体に対して組付可能であり、
    前記固定部材における一端および他端が、前記表面に沿うとともに前記組付方向に対して直交する前記筐体の幅方向最大寸法よりも大きく離反可能である携帯端末。
  5. 筐体と、
    前記筐体に支持される表示装置と、
    前記表示装置に積層される保護パネルと、
    前記筐体に前記表示装置および前記保護パネルを固定するための支持部材と、を備え、
    前記支持部材が、
    互いに同一面に沿う前記表示装置の表示端面および前記保護パネルの保護端面に対して平行な第1部材と、
    前記第1部材に連結され、前記保護パネルの表面における縁部を覆う第2部材と、
    前記第1部材における前記第2部材とは反対側に設けられ、前記筐体に固定される第3部材とを有する携帯端末。
  6. 請求項5に記載の携帯端末において、
    前記支持部材が、
    前記第2部材と前記第3部材とが略平行な断面略コ字状であるとともに、
    前記筐体の側面に前記第3部材が係合可能な段差面が設けられている携帯端末。
  7. 請求項5または請求項6に記載の携帯端末において、
    前記表示端面および前記保護端面が同一面に沿う携帯端末。
  8. 請求項5ないし請求項7のうちのいずれか1項に記載の携帯端末において、
    前記支持部材が金属製である携帯端末。
  9. 請求項5ないし請求項8のうちのいずれか1項に記載の携帯端末において、
    前記保護パネルの表面にシートが積層されている携帯端末。
  10. 筐体と、
    前記筐体に収容される表示装置と、
    前記表示装置の表側に積層される保護パネルと、
    前記表示装置の側面を覆うとともに、前記筐体および前記保護パネル間に介装される弾性部材と、
    前記筐体に前記保護パネルを固定するための支持部材と、を備え、
    前記支持部材が、
    前記保護パネルの側面および前記弾性部材に対面する第1部材と、
    前記第1部材に連結され、前記保護パネルの表面における縁部を覆う第2部材と、
    前記第1部材における前記第2部材とは反対側に設けられ、前記筐体に固定される第3部材とを有する携帯端末。
  11. 請求項10に記載の携帯端末において、
    前記弾性部材に接続され、前記表示装置および前記保護パネル間に介装される帯部を有する携帯端末。
  12. 請求項10または請求項11に記載の携帯端末において、
    前記支持部材が金属製であるとともに、前記筐体に収容された回路基板と電気的に接続されている携帯端末。
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