JP2010147551A - 筐体防水構造及び携帯機器 - Google Patents

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Takahiro Sakai
貴弘 酒井
Seiichiro Goto
晴一朗 後藤
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Abstract

【課題】筐体を小型化することが可能であるとともに、十分な防水性能を得ることが可能な筐体防水構造を提供する。
【解決手段】相互に対向するように組み付けられて筐体1aを構成するフロント側筐体構成部材(例えば、フロント側板金筐体構成部9及びフロント側樹脂筐体構成部10からなる)及びリア側筐体構成部材5と、筐体1aの内側に配設される内側配設部材と、フロント側筐体構成部材及びリア側筐体構成部材5の双方に対して密着する筐体防水ガスケット12とを備える。筐体防水ガスケット12の配設領域40は、少なくとも、内側配設部材の外周面15と、フロント側筐体構成部材の天板の内面14と、により画定されている。配設領域40に配設された筐体防水ガスケット12が、フロント側筐体構成部材の天板の内面14と、リア側筐体構成部材5の天板の内面16と、に挟まれることにより圧縮状態となって、これら双方の内面14、16に対して密着している。
【選択図】図6

Description

本発明は、筐体防水構造、これを備える携帯機器、これを備える携帯電子機器、筐体防水構造の組み立て方法、及び、携帯機器の製造方法に関する。
携帯電子機器などの携帯機器の使用状況を鑑みれば、該携帯機器が水没する事故の発生を完全に防ぐことは難しい。携帯電子機器が水没し、その筐体内部に導電性を有する液体が侵入すると、例えば、電気回路のショート(短絡)、デバイスの機能劣化、腐食等が起き、携帯電子機器の一部又は全ての機能が使用不可能となる事態を引き起こす場合がある。同様に、電子機器以外の携帯機器であっても、その筐体内部への浸水が発生すると、例えば、内部の部品の腐食等が起き、その携帯機器の一部又は全ての機能が使用不可能となる事態を引き起こす場合がある。
このため、携帯機器が水没しても筐体内部へ浸水が起きないよう、携帯機器の筐体は防水構造(以下、筐体防水構造)を備えることが望ましい。
図7は一般的な筐体防水構造を示す図であり、携帯電子機器の要部の断面を示す。
図7の筐体防水構造では、相互に組み付けられて筐体を構成する表裏一対の筐体構成部材101、102のうち、筐体防水ガスケット19を組み込む側の筐体構成部材101には筐体防水ガスケット19が入り込む溝20が、他方の筐体構成部材102には筐体防水ガスケット19を押さえ付けるリブ21が、それぞれの周縁部に環状に形成されている。
筐体構成部材101、102は、例えば、樹脂材料(高分子材料)、或いは、マグネシウムなどの成型品からなる。筐体防水ガスケット19としては、例えば、断面形状が、図7に示すような若葉形状(溝20の底面への接触面が凹であり、リブ21の頂部への接触面が凸である形状)、或いはダイヤ形状などのものが用いられる。
このような筐体防水構造では、溝20内に筐体防水ガスケット19を配置した状態で、筐体構成部材101、102を相互に嵌合させて組み付けることにより、リブ21が筐体防水ガスケット19を溝20の底面へ押し付けて、該筐体防水ガスケット19を圧縮状態にさせる。これにより、筐体防水ガスケット19は、溝20の底面及びリブ21の頂部の双方に対して密着状態となって、シール機能を果たす。よって、筐体構成部材101と筐体構成部材102との嵌合部の隙間からの浸水を抑制することが可能となる。
また、特許文献1には、相互に組み付けられて筐体を構成する表裏一対の半筐体のうち、一方の半筐体の開口端面の全周に亘って形成されたU字溝内にパッキンを配置し、このパッキンを他方の半筐体の開口端面により押圧した構造の筐体防水構造が開示されている。
また、特許文献2には、その段落番号0007に記載されているように、表示パネル収納部に配置されたパッキン内に、表示パネルを上側から圧入することにより、表示パネルをパッキンを介して表示パネル収容部に固定する筐体防水構造が開示されている。
また、特許文献3には、アンテナコネクタと、アンテナコネクタの接地導体が取り付けられる取付金具と、取付金具が取り付けられる金属製の筐体片と、取付金具と筐体片との間に介挿されるOリングと、を備える無線端末が開示されている。特許文献3の技術の取付作業では、その段落番号0019〜0020に記載されているように、先ず、筐体片に形成されたOリング配置部にOリングを配置する。次に、取付金具と筐体片とによりOリングを押しつぶしながら取付金具を筐体片にねじで止着する。次に、取付金具に形成された孔を介してアンテナコネクタの係止部を取付金具と筐体片との隙間に入れ込み、Oリングの内側に配置させる。
また、特許文献4には、ガスケットをそれぞれ金属板からなる表裏一対の筐体構成部材(特許文献4の図2等の本体16、キャップ30)により挟む構造の防水構造が開示されている。
実開平06−60027号公報 特開2000−223858号公報 特開2008−252718号公報 特開2006−146235号公報
ところで、携帯電子機器などの携帯機器に対しては、その携帯性の向上のため、常に、小型化の要求がある。
しかしながら、図7の筐体防水構造では、溝20の内側に内壁103が必要となるため、その内壁103の分だけ、筐体の平面寸法が増大してしまうという課題があるため、筐体の小型化に際しての制約となっていた。
特許文献1の技術でも、図7の構造と同様の課題がある。
また、特許文献2の技術では、表示パネル収納部に配置されたパッキン内に表示パネルを上側から圧入する際に、パッキンがよじれてしまい、所望の防水性能が得られないことがあるという課題がある。
また、特許文献3の技術では、上述したような手順で取付を行うため、Oリングを配置する段階ではOリングの内側には何もない状態である。このため、Oリングの位置決めが困難である。Oリングの位置がずれると、Oリングが他の部分に干渉してしまい、所望の防水性能が得られないことがあるという課題がある。なお、特許文献3の技術は、そもそも、筐体を構成する一対の筐体構成部材の間の防水を図る技術とは異なる。
また、特許文献4の技術では、ガスケットを金属板(特許文献4の図2等の本体16)の端面で押圧する構成であるため、ガスケットに対して局所的に強い圧力が加わる。このため、ガスケットの材質によっては、ガスケットが切断されてしまい、所望の防水性能が得られないという課題がある。
以上のような課題を解決するため、本発明は、筐体を小型化することが可能であるとともに、十分な防水性能を得ることが可能な筐体防水構造、これを備える携帯機器、これを備える携帯電子機器、筐体防水構造の組み立て方法、及び、携帯機器の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、相互に対向するように組み付けられて筐体を構成する第1及び第2筐体構成部材と、前記筐体の内側に配設される内側配設部材と、前記第1及び第2筐体構成部材の双方に対して密着する筐体防水ガスケットと、を備え、前記筐体防水ガスケットの配設領域は、少なくとも、前記内側配設部材の外周面と、前記第1筐体構成部材の天板の内面と、により画定され、前記配設領域に配設された前記筐体防水ガスケットが、前記第1筐体構成部材の天板の前記内面と、前記第2筐体構成部材の天板の内面と、に挟まれることにより圧縮状態となって、これら双方の内面に対して密着していることを特徴とする筐体防水構造を提供する。
また、本発明は、本発明の筐体防水構造を備えることを特徴とする携帯機器を提供する。
また、本発明は、本発明の筐体防水構造を備えることを特徴とする携帯電子機器を提供する。
また、本発明は、第1及び第2筐体構成部材を相互に対向するように組み付けることにより構成される筐体内に位置するように、前記第1筐体構成部材に内側配設部材を配設する工程と、前記第1及び第2筐体構成部材の双方に対して密着する筐体防水ガスケットを、少なくとも、前記内側配設部材の外周面と、前記第1筐体構成部材の天板の内面と、により画定された配設領域に配設する工程と、前記配設領域に配設された前記筐体防水ガスケットを、前記第1筐体構成部材の天板の前記内面と、前記第2筐体構成部材の天板の内面と、により挟んで圧縮状態とし、これら双方の内面に対して密着させる工程と、を備えることを特徴とする筐体防水構造の組み立て方法を提供する。
また、本発明は、第1及び第2筐体構成部材を相互に対向するように組み付けることにより構成される筐体を備える携帯機器の前記筐体内に位置するように、前記第1筐体構成部材に内側配設部材を配設する工程と、前記第1及び第2筐体構成部材の双方に対して密着する筐体防水ガスケットを、少なくとも、前記内側配設部材の外周面と、前記第1筐体構成部材の天板の内面と、により画定された配設領域に配設する工程と、前記配設領域に配設された前記筐体防水ガスケットを、前記第1筐体構成部材の天板の前記内面と、前記第2筐体構成部材の天板の内面と、により挟んで圧縮状態とし、これら双方の内面に対して密着させる工程と、を備えることを特徴とする携帯機器の製造方法を提供する。
本発明によれば、筐体を小型化することが可能となり、ひいては携帯機器、携帯電子機器を小型化することが可能となる。しかも、十分な防水性能を得ることが可能である。
以下、図面を用いて実施形態を説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
図1は実施形態に係る筐体防水構造を備える携帯機器(特に携帯電子機器)の好適な一例としての携帯電話機100の全体斜視図、図2及び図3は携帯電話機100が備える一対のユニット2、3のうち一方のユニット2の分解斜視図である。また、図4はユニット2の要部拡大の分解斜視図、図5は図4の状態から筐体防水ガスケット12を配設領域40(図4)へ配設した状態を示す斜視図、図6は筐体構成部材4、5を組み付けた状態での図2のA−A線に沿った断面図である。
本実施形態に係る筐体防水構造は、相互に対向するように組み付けられて筐体1aを構成する第1及び第2筐体構成部材(フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5)と、筐体1aの内側に配設される内側配設部材と、内側配設部材の外周の外側で第1及び第2筐体構成部材(フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5)の双方に対して密着する筐体防水ガスケット12と、を備える。筐体防水ガスケット12の配設領域40は、少なくとも、内側配設部材の外周面15と、第1筐体構成部材(例えば、フロント側筐体構成部材4)の天板の内面14と、により画定されている。配設領域40に配設された筐体防水ガスケット12が、第1筐体構成部材(例えば、フロント側筐体構成部材4)の天板の内面14と、第2筐体構成部材(例えば、リア側筐体構成部材5)の天板の内面16と、に挟まれることにより圧縮状態となって、これら双方の内面14、16に対して密着している。また、本実施形態に係る携帯機器(例えば、携帯電話機100)は、本実施形態に係る筐体防水構造を備える。また、本実施形態に係る携帯電子機器(例えば、携帯電話機100)は、本実施形態に係る筐体防水構造を備える。また、本実施形態に係る筐体防水構造の組み立て方法は、第1及び第2筐体構成部材(フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5)を相互に対向するように組み付けることにより構成される筐体1a内に位置するように、第1筐体構成部材(例えば、フロント側筐体構成部材4)に内側配設部材を配設する工程と、第1及び第2筐体構成部材(フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5)の双方に対して密着する筐体防水ガスケット12を、少なくとも、内側配設部材の外周面15と、第1筐体構成部材(例えば、フロント側筐体構成部材4)の天板の内面14と、により画定された配設領域40に配設する工程と、配設領域40に配設された筐体防水ガスケット12を、第1筐体構成部材(例えば、フロント側筐体構成部材4)の天板の内面14と、第2筐体構成部材(例えば、リア側筐体構成部材5)の天板の内面16と、により挟んで圧縮状態とし、これら双方の内面14、16に対して密着させる工程と、を備える。また、本実施形態に係る携帯機器の製造方法は、第1及び第2筐体構成部材(フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5)を相互に対向するように組み付けることにより構成される筐体1aを備える携帯機器(例えば、携帯電話機100)の筐体1a内に位置するように、第1筐体構成部材(例えば、フロント側筐体構成部材4)に内側配設部材を配設する工程と、第1及び第2筐体構成部材(フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5)の双方に対して密着する筐体防水ガスケット12を、少なくとも、内側配設部材の外周面15と、第1筐体構成部材(例えば、フロント側筐体構成部材4)の天板の内面14と、により画定された配設領域40に配設する工程と、配設領域40に配設された筐体防水ガスケット12を、第1筐体構成部材(例えば、フロント側筐体構成部材4)の天板の内面14と、第2筐体構成部材(例えば、リア側筐体構成部材5)の天板の内面16と、により挟んで圧縮状態とし、これら双方の内面14、16に対して密着させる工程と、を備える。以下、詳細に説明する。
本実施形態に係る携帯電話機100は、レシーバー機能(受話機能)を有するRECユニット1と、マイク機能(送話機能)を有するMICユニット2と、を備える。これらRECユニット1とMICユニット2とは、両ユニット1、2を携帯電話機100の長手方向(図1のトップ側又はボトム側)へ相対的にスライド可能とさせる機能を有するスライドユニット3により相互に連結されている。RECユニット1及びMICユニット2は、それぞれ扁平な直方体形状に形成され、例えば、それらの角の部分には丸みが付けられている(R形状とされている)。
以下では、RECユニット1の構造を詳述することにより、このRECユニット1が備える筐体防水構造を説明する。
図2及び図3に示すように、RECユニット1の筐体1aは、表裏一対のフロント側筐体構成部材(第1筐体構成部材)4及びリア側筐体構成部材(第2筐体構成部材)5を相互に対向するように組み付けることにより構成されている。筐体1aは、RECユニット1の外形を形成するため、扁平な直方体形状に形成され、該筐体1aの角の部分には丸みが付けられている。
筐体1aの内側には内側配設部材(後述)が配設されている。RECユニット1は、更に、この内側配設部材の外周の外側でフロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5の双方に対して密着する筐体防水ガスケット12を備える。
本実施形態の場合、例えば、フロント側筐体構成部材4は、ステンレスなどの金属板金をプレス成型することにより形成されたフロント側板金筐体構成部9と、このフロント側板金筐体構成部9の側壁部を包むような形状に成型された樹脂からなるフロント側樹脂筐体構成部10と、により構成されている。
このようなフロント側筐体構成部材4は、例えば、フロント側樹脂筐体構成部10を成型するための金型内にフロント側板金筐体構成部9を配置した状態で、金型内に溶融樹脂を射出することにより、フロント側樹脂筐体構成部10となる樹脂材料内にフロント側板金筐体構成部9を一体成型(インサート成型)することにより作成することができる(図6参照)。図2及び図3では、便宜上、フロント側板金筐体構成部9の単体での外形を示しているが、実際には、例えば、フロント側板金筐体構成部9の一部は、フロント側樹脂筐体構成部10の内部に埋設されている。
例えば、フロント側板金筐体構成部9は天板及び側壁部(この側壁部は、後述する起立部17aを構成する)からなり、フロント側板金筐体構成部9の天板はフロント側筐体構成部材4の天板を構成する。また、フロント側樹脂筐体構成部10の側壁部は、フロント側板金筐体構成部9の側壁部の内周側及び外周側を包んでおり(図6参照)、フロント側筐体構成部材4の側壁部、ひいては筐体1aの側壁部を構成する。
このようなフロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5からなる筐体1aは、表示デバイスモジュール7を含む各種機能デバイス及び各種構造部品を内蔵している。
図2及び図3に示すように、フロント側板金筐体構成部9において、表示デバイスモジュール7の表示画面と対応する位置には開口部9aが形成されている。フロント側板金筐体構成部9の天面の外側表面には、開口部9aを閉塞するように保護スクリーン8が貼付されている。
内側配設部材は、例えば、スピーカ22を含む電気部品が搭載された主回路FPC(フレキシブルプリント回路)基板6と、スピーカ22を位置決めするスピーカフレーム24と、表示デバイスモジュール7と、この表示デバイスモジュール7を保持するLCD(Liquid Crystal Display)フレーム25と、タッチセンサーモジュール23と、このタッチセンサーモジュール23を保持するタッチセンサーフレーム26と、を備えて構成されている。
この内側配設部材は、フロント側筐体構成部材4の側壁部の内側に配設されている。すなわち、フロント側筐体構成部材4の天板の内面には、それぞれ樹脂製のスピーカフレーム24、LCDフレーム25、及びタッチセンサーフレーム26が、例えば両面テープ等により固定されている。これらスピーカフレーム24、LCDフレーム25、及びタッチセンサーフレーム26が、それぞれスピーカ22、表示デバイスモジュール7、及びタッチセンサーモジュール23を、フロント側筐体構成部材4に対して拘束し位置決めする。
スピーカフレーム24、LCDフレーム25、及びタッチセンサーフレーム26はこの順で互いに隣接するよう相互に重ねられて一体的に配置されている。
これらフレーム24、25、26の総体部分の外周面15(図4、図6参照)は、一連のループ形状をなしている。そして、この外周面15は、内側配設部材の外周面でもある。このため、「内側配設部材の外周面15」のような記載も用いる。
なお、内側配設部材の外周面15は、フレーム24、25、26の総体部分の外周面15であるため、複数の部品(例えば、フレーム24、25、26)が総体として内側配設部材の外周面15を構成している、と言える。さらには、内側配設部材の少なくとも一部分は、筐体1aの厚さ方向において相互に重ねられた複数の部品(例えば、フレーム24、25、26)により構成された層構造をなし、この層構造の外周面により、内側配設部材の外周面の少なくとも一部(例えば、全体)が構成されている、と言える。
また、リア側筐体構成部材5は、ステンレスなどの金属板金をプレス成型することにより形成されている。リア側筐体構成部材5は、天板及び側壁部からなる。
このように、フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5の天板には金属板金のプレス成型品を用いているため、樹脂材料(高分子材料)或いはマグネシウム材を用いる場合と比べ、天板の肉厚を格段に薄くすることができる。
なお、フロント側筐体構成部材4は、その天板の内面14(図6)で筐体防水ガスケット12を圧縮する。また、リア側筐体構成部材5は、その天板の内面16(図6)で筐体防水ガスケット12を圧縮する。本実施形態の場合、これら内面14、16は、それぞれリブ21(図7)に相当するような凸部を有さない平坦面に形成されている。これにより、筐体1aの薄型化が実現されている。
ここで、表示デバイスモジュール7の配設領域でのRECユニット1(筐体1a)の厚さは、保護スクリーン8、表示デバイスモジュール7、主回路FPC基板6及びリア側筐体構成部材5の天板のみの厚さを足し合わせた厚さとし、且つ、主回路FPC基板6において表示デバイスモジュール7の配設領域と対応する位置には電気部品を搭載しないようにしたことにより、極力薄くされている。本実施形態に係る筐体防水構造は、このように極力厚みを小さくした構成の筐体1aに対しても好適に適用することができる。
筐体防水ガスケット12は、例えば、内側配設部材の外周面15に沿って(ただし、後述するように、例えば、外周面15から間隔を空けて)配設されるループ形状のものである。具体的には、筐体防水ガスケット12は、例えば、図2及び図3に示すように、矩形枠状に形成され、且つ、例えば、角の部分に丸みが形成されている(R形状とされている)。従って、筐体防水ガスケット12の全体的な平面形状は、例えば、左右対称且つ上下対称となっている。
本実施形態の場合、筐体防水ガスケット12の断面形状は、例えば、円形であるものとする。なお、図6では、筐体防水ガスケット12が圧縮された状態を示しているため、筐体防水ガスケット12の断面形状が楕円形となっている。
この筐体防水ガスケット12の断面の寸法(例えば、円の径)は、該筐体防水ガスケット12の全周に亘って一定であるものとする。筐体防水ガスケット12の断面の直径は、フロント側筐体構成部材4とリア側筐体構成部材5とを組み付けた状態でのフロント側筐体構成部材4の内面14とリア側筐体構成部材5の内面16との距離に、筐体防水ガスケット12がこれら内面14、16の間でシール機能を発揮及び維持するため該筐体防水ガスケット12に与えられる圧縮量を足した寸法に設定されている。
このような筐体防水ガスケット12は、フロント側筐体構成部材4の天板の内面14と、リア側筐体構成部材5の天板の内面16と、の双方に対して密着してシール機能を発揮できるものであれば、その材質は問わない。例えば、軟質ガスケット、セミメタルガスケット、メタルガスケットの何れでも良いし、それ以外のガスケットであっても良い。
筐体防水ガスケット12が配設される配設領域40は、本実施形態の場合、例えば、フロント側筐体構成部材4に形成されている。この配設領域40は、例えば、内側配設部材の外周面15と、フロント側筐体構成部材4の天板の内面14と、フロント側筐体構成部材4の側壁部の内周面13と、により画定された、ループ状の溝状の領域である。なお、配設領域40は、筐体1aの周縁部に沿って位置することにもなる。
図6に示すように、例えば、フロント側板金筐体構成部9の天板の内面14において、外周面15よりも外側の部分は、その全周に亘って、筐体1aの内側へ露出している。また、このように露出する内面14の外周端は、フロント側筐体構成部材4の側壁部の内周面13に連なっている。これにより、配設領域40は、外周面15を内壁、内面14を底面、内周面13を外壁とする溝状の閉ループ形状に形成されている。
なお、上述のように、フレーム24、25、26の総体部分の外周面15は、内側配設部材の外周面15である。従って、内側配設部材を構成する全ての部品は、配設領域40には配設されないこととなる。
また、リア側筐体構成部材5の側壁部(後述する起立部17b)は、フロント側筐体構成部材4の側壁部の内周面13に隣接して配置されている。また、リア側筐体構成部材5において側壁部(起立部17a)よりも内側の部分は、リア側筐体構成部材5の天板を構成し、該天板の内面16が筐体防水ガスケット12に相対して該筐体防水ガスケット12に接触する。
配設領域40に筐体防水ガスケット12を配設した状態で、フロント側筐体構成部材4とリア側筐体構成部材5とを相互に対向させて組み付けることにより、筐体防水ガスケット12は、フロント側筐体構成部材4の天板の内面14と、リア側筐体構成部材5の天板の内面16と、に挟まれることにより圧縮状態となって、これら双方の内面に対して密着している。すなわち、筐体防水ガスケット12は、筐体1aの周縁部において、内面14、16の双方に対して、それぞれ閉ループとなる線状面(極小幅の面)で密着し、シール機能を発揮する。
ここで、筐体防水ガスケット12を配設領域40に配設した状態で、かつ、少なくとも筐体防水ガスケット12を内面14と内面16とにより挟んで圧縮状態とする前の状態では、内側配設部材の外周面15と筐体防水ガスケット12の内周面との間にはクリアランス27(図6参照)が、筐体防水ガスケット12の外周面とフロント側筐体構成部材4の側壁部の内周面13との間にはクリアランス28(図6参照)が、それぞれ存在するように、フロント側筐体構成部材4、リア側筐体構成部材5及び筐体防水ガスケット12の寸法及び形状がそれぞれ設定されている。
本実施形態の場合、例えば、図6に示すように、配設領域40に配設した筐体防水ガスケット12を内面14と内面16とにより挟んで圧縮状態した状態でも、内側配設部材の外周面15と筐体防水ガスケット12の内周面との間にはクリアランス27が、筐体防水ガスケット12の外周面とフロント側筐体構成部材4の側壁部の内周面13との間にはクリアランス28が、それぞれ存在するように、フロント側筐体構成部材4、リア側筐体構成部材5及び筐体防水ガスケット12の寸法及び形状がそれぞれ設定されている。
なお、本実施形態の場合、フロント側筐体構成部材4の内面14は、金属板金からなるフロント側板金筐体構成部9により構成され、リア側筐体構成部材5は内面16を含む全体が金属板金からなる。すなわち、フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5の各々において、少なくとも筐体防水ガスケット12を圧縮する双方の内面14、16は、金属板金からなる、と言える。このため、これら内面14、16の剛性が増すので、フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5によって、より強い力で筐体防水ガスケット12を圧縮できるようになっている。
また、フロント側筐体構成部材4の、金属板金からなるフロント側板金筐体構成部9は、筐体防水ガスケット12の近傍位置から筐体防水ガスケット12を圧縮する方向に向けて起立するように折り曲げ形成された起立部17aを有する。他方、金属板金からなるリア側筐体構成部材5は、筐体防水ガスケット12の近傍位置から筐体防水ガスケット12を圧縮する方向の反対方向に向けて起立するように折り曲げ形成された起立部17bを有する。すなわち、フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5の双方の金属板金は、筐体防水ガスケット12の近傍位置から筐体防水ガスケット12を圧縮する方向又はその反対方向に向けて起立するように折り曲げ形成された起立部17a、17bを有する、と言える。なお、起立部17aは、フロント側筐体構成部材4の外周に沿ってループ状に延在するように形成され、フロント側筐体構成部材4の側壁部内に埋設されている。また、起立部17bは、リア側筐体構成部材5の外周に沿ってループ状に延在するように形成され、フロント側筐体構成部材4の側壁部の内周面13に沿って配設されている。
これら起立部17a、17bを備えることにより、フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5はそれぞれ筐体防水ガスケット12を圧縮する方向の剛性が増すので、これらフロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5によって、より強い力で筐体防水ガスケット12を圧縮できるようになっている。
また、リア側筐体構成部材5の起立部17bの先端面が突き当てられて、該起立部17bに対し反力を与える反力付与面41が、フロント側筐体構成部材4に形成されている。すなわち、フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5のうちの何れか一方の筐体構成部材(例えば、リア側筐体構成部材5)の起立部(例えば、起立部17b)の先端面が突き当てられて、当該起立部17bに対し反力を与える反力付与面41が、フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5のうちの何れか他方の筐体構成部材(例えば、フロント側筐体構成部材4)に形成されている。
この反力付与面41により、起立部17bに対して反力を付与できるため、リア側筐体構成部材5によって強い力で筐体防水ガスケット12を圧縮することができるとともに、筐体防水ガスケット12の圧縮に伴って生じる筐体防水ガスケット12の反発力のためにフロント側筐体構成部材4とリア側筐体構成部材5との間隔が広がってしまうことを抑制できるようになっている。
なお、反力付与面41は、リア側筐体構成部材5の周囲に沿って延在するようにフロント側筐体構成部材4に形成されたループ状の面であっても良いが、本実施形態の場合、例えば、リア側筐体構成部材5の周囲に沿って間欠的にフロント側筐体構成部材4に形成された、フック形状の嵌合フック18a(図6、図3参照)に、それぞれ反力付与面41が形成されている。対して、リア側筐体構成部材5の起立部17bにおいて各嵌合フック18aと相対する部位には、切り欠き部18b(図3、図6参照)がそれぞれ形成されている。つまり、フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5のうちの前記何れか他方の筐体構成部材(例えば、フロント側筐体構成部材4)には、前記何れか一方の筐体構成部材(例えば、リア側筐体構成部材5)の起立部17bの先端面に形成された切り欠き部18bに対して嵌合する嵌合フック18aが形成され、該嵌合フック18aに反力付与面41が形成されている。このため、フロント側筐体構成部材4とリア側筐体構成部材5とを組み付けた状態では、各嵌合フック18aは、対応する切り欠き部18bに対してそれぞれ嵌合し、その反力付与面41により、切り欠き部18b(つまり起立部17bの先端面でもある)に対して反力を付与できるようになる。
フロント側筐体構成部材4とリア側筐体構成部材5とは、例えば、複数(図3に示すように、例えば4つ)の筐体締結ねじ31により相互に締結されている。そして、上述の嵌合フック18aと切り欠き部18bとの嵌合、並びに、これら筐体締結ねじ31による締結によって、リア側筐体構成部材5の外側への開き(膨らみ)は規制され、フロント側筐体構成部材4とリア側筐体構成部材5との組み付け状態が維持される。
なお、起立部17aの先端は、少なくとも反力付与面41よりも図6の下方まで伸びている。このため、起立部17aの先端部により嵌合フック18aの強度が向上し、その反力付与面41によって好適に起立部17bの先端面へ反力を付与できるようになっている。
また、保護スクリーン8とフロント側筐体構成部材4との間の防水は、例えば、防水両面テープ32を介して保護スクリーン8をフロント側筐体構成部材4に対して貼付することにより実現する。
次に、RECユニット1の組み立て方法の一例を説明する。この説明は、本実施形態に係る筐体防水構造の組み立て方法、及び携帯機器の製造方法の説明を兼ねる。
先ず、フロント側筐体構成部材4の側壁部の内側の所定位置に、内側配設部材(例えば、主回路FPC基板6(スピーカ22を含む)、スピーカフレーム24、表示デバイスモジュール7、LCDフレーム25、タッチセンサーモジュール23、タッチセンサーフレーム26を含む)を配設する(図4の状態)。
次に、フロント側筐体構成部材4の配設領域40に筐体防水ガスケット12を配設する(図5の状態)。
ここで、上述のように、内側配設部材の外周面15と筐体防水ガスケット12の内周面との間にはクリアランス27が、筐体防水ガスケット12の外周面とフロント側筐体構成部材4の側壁部の内周面13との間にはクリアランス28が、それぞれ存在する。このため、配設領域40への筐体防水ガスケット12の配設作業は、筐体防水ガスケット12を引き伸ばして張力を付与しながらの作業ではなく、単に筐体防水ガスケット12を配設領域40へ落とし込むだけの作業で良い。
しかも、筐体防水ガスケット12の断面形状は円形であるとともに、筐体防水ガスケット12の全体的な平面形状は、左右対称且つ上下対称であるため、筐体防水ガスケット12の上下と左右とを間違えないということだけに留意して、該筐体防水ガスケット12を配設領域40へ落とし込めばよい。
また、筐体防水ガスケット12の内側には、内側配設部材の外周面15が位置するため、この外周面15により好適に筐体防水ガスケット12を配設領域40に位置決めすることができる。
次に、フロント側筐体構成部材4とリア側筐体構成部材5とを、嵌合フック18aと切り欠き部18bとを相互に嵌合させながら相互に組み合わせて、筐体締結ねじ31によりフロント側筐体構成部材4とリア側筐体構成部材5とを相互に締結する。これにより、フロント側筐体構成部材4とリア側筐体構成部材5とが相互に組み付けられて、筐体1aが構成される(図6の状態)。
この組付けにより、フロント側筐体構成部材4の天板の内面14とリア側筐体構成部材5の内面16とは、それぞれ筐体防水ガスケット12に対して接触して、該筐体防水ガスケット12を両側から挟んで圧縮し合い、該筐体防水ガスケット12にシール機能を生じさせる。すなわち、筐体防水ガスケット12は、内面14及び内面16の双方に対し、それぞれ閉ループ形状の線状面(極小幅の面)で密着するので、この密着箇所33、34(図6)よりも内側への浸水が好適に抑制された筐体防水構造が実現される。
なお、ここでの動作は、フロント側筐体構成部材4の天板の内面14とリア側筐体構成部材5の内面16とにより筐体防水ガスケット12を挟んで圧縮するだけである。より具体的には、それぞれ平坦面である内面14と内面16とを互いに平行に保ったままで、これら内面14と内面16との距離を近づけることにより、筐体防水ガスケット12を挟んで圧縮するだけである。このため、筐体防水ガスケット12がよじれてしまう問題は発生しにくい。よって、所望の防水性能を確実に得ることができる。しかも、筐体防水ガスケット12に対して局所的に強い圧力が加わることも抑制できるため、筐体防水ガスケット12が切断されてしまうことにより所望の防水性能が得られないという問題の発生も好適に抑制できる。
次に、動作(シール機能の発生メカニズム)を説明する。
圧縮状態の筐体防水ガスケット12は反発力を生じ、フロント側筐体構成部材4の内面14とリア側筐体構成部材5の内面16との間隔を押し広げようとするが、筐体締結ねじ31、嵌合フック18aの反力付与面41、起立部17a、17bのそれぞれの機能により、その間隔の広がりは抑制されて、筐体防水ガスケット12は圧縮状態に維持される。
また、筐体防水ガスケット12によるシール箇所(上述の閉ループ形状の線状面)は、フロント側筐体構成部材4の天板の内面14と筐体防水ガスケット12との密着箇所33と、リア側筐体構成部材5の天板の内面16と筐体防水ガスケット12との密着箇所34と、の2箇所である。また、上述のように、保護スクリーン8とフロント側筐体構成部材4との間は、防水両面テープ32により防水が施されている。このため、保護スクリーン8、フロント側筐体構成部材4、筐体防水ガスケット12、及びリア側筐体構成部材5によって囲まれた空間が、外部から防水された防水空間となる。
なお、MICユニット2の筐体防水構造については、その詳細な説明は省略するが、例えば、上述したような、RECユニット1と同様の筐体防水構造とすることができる。これにより、MICユニット2の筐体2aについても、好適に外部から防水することができる。
以上のような実施形態によれば、筐体防水構造は、相互に対向するように組み付けられて筐体1aを構成するフロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5と、筐体1aの内側に配設される内側配設部材と、フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5の双方に対して密着する筐体防水ガスケット12と、を備える。そして、筐体防水ガスケット12の配設領域40は、内側配設部材の外周面15と、フロント側筐体構成部材4の天板の内面14と、フロント側筐体構成部材4の側壁部の内周面13と、により画定されている。そして、配設領域40に配設された筐体防水ガスケット12が、フロント側筐体構成部材4の天板の内面14と、リア側筐体構成部材5の天板の内面16と、に挟まれることにより圧縮状態となって、これら双方の内面14、16に対して密着している。よって、その密着箇所33、34よりも内側の空間(具体的には、例えば、保護スクリーン8、フロント側筐体構成部材4、筐体防水ガスケット12、及びリア側筐体構成部材5によって囲まれた空間)を好適に外部から防水し、十分な防水性能を得ることができる。
ここで、一般の筐体防水構造では、図7に示すように、溝20を筐体に形成していた。しかし、この構造は、本質的に小型化の点で不利である。これは、溝20を形成するには、筐体に外壁、底面部及び内壁103の3要素が必要であるからである。これら3要素のうち、外壁と内壁では型成型での最小肉厚が、底面部では筐体防水ガスケット19の幅の最小寸法が、小型化に際して制約となる。しかし、携帯電話機100などの携帯電子機器をはじめとする携帯機器に対しては、その携帯性の向上のため、常に、薄型化並びに小型化の要求がある。例えば、携帯電話機100などの携帯電子機器の場合、筐体及び各種機能デバイス自体の小型化、薄型化が進んでおり、それに伴い、筐体1aの内部空間も薄型化、小型化されている。
このような事情に対し、本実施形態では、筐体に形成した溝20(図7)に筐体防水ガスケットを配設するのではなく、内側配設部材の外周面15と、フロント側筐体構成部材4の天板の内面14と、フロント側筐体構成部材4の側壁部の内周面13と、により画定された配設領域40に筐体防水ガスケット12を配設するため、筐体1aが溝20(図7)の内壁103(図7)に相当する構成を備える必要がない。よって、筐体1aの平面寸法、ひいては携帯電話機100の平面寸法を小型化することができる。
また、一般の筐体防水構造では、図7に示すように、筐体に溝20及びリブ21が形成されているが、これは、筐体の材料に、樹脂材料(高分子材料)、マグネシウム等の、型成型により成型できる材料を使用してきたからである。これに対し、薄型化及び小型化された携帯電子機器の筐体材料として用いられるステンレスなどの金属板金材料の場合、プレス成型により成型されるため、溝20及び溝20内に嵌るリブ21を閉ループ形状で高精度に形成するのは容易ではない。しかも、リブ21が存在する場合、筐体の薄型化に際しての制約となる。
このような事情に対し、本実施形態では、筐体防水ガスケット12を圧縮する内面14、16は、金属板金により構成し、それぞれリブ21(図7)に相当するような凸部を有さない平坦面に形成されている。これにより、筐体1aの薄型化、ひいては携帯電話機100の薄型化が実現されている。しかも、リア側筐体構成部材5はリブを形成する樹脂部を必要とせず金属板金のみで構成することができ、リア側筐体構成部材5の製造を、一体成型を含むものと比べ簡易にすることができる。
このように、本実施形態に係る筐体防水構造により、筐体1aの小型化、薄型化が実現されている。換言すれば、本実施形態に係る筐体防水構造は、極力厚みを小さくし、小型化した構成の筐体にも好適に適用できる。
ところで、一般の筐体防水構造では、図7に示すように、溝20(図7)の内周よりも筐体防水ガスケット19の内周を短く設定していた。これは、筐体防水ガスケット19に張力を付与した状態で該筐体防水ガスケット19を溝20内に配設することにより、溝20内に筐体防水ガスケット19を保持させるとともに、筐体防水ガスケット19の傾きを矯正させるためでもある。しかし、このように筐体防水ガスケット19に張力を付与しながら該筐体防水ガスケット19を溝20内に実装する場合、筐体防水ガスケット19が小型化、薄型化するほど、その実装作業は困難なものとなる。
これに対し、本実施形態では、筐体防水ガスケット12を配設領域40に配設した状態で、かつ、少なくとも筐体防水ガスケット12を内面14と内面16とにより挟んで圧縮状態とする前の状態では、内側配設部材の外周面15と筐体防水ガスケット12の内周面との間にはクリアランス27(図6参照)が、筐体防水ガスケット12の外周面とフロント側筐体構成部材4の側壁部の内周面13との間にはクリアランス28(図6参照)が、それぞれ存在するように、フロント側筐体構成部材4、リア側筐体構成部材5及び筐体防水ガスケット12の寸法及び形状がそれぞれ設定されている。このため、筐体防水ガスケット12を配設領域40へ配設する作業は、筐体防水ガスケット12を引き伸ばして張力を付与しながらの作業ではなく、単に筐体防水ガスケット12を配設領域40へ落とし込むだけの作業で良い。筐体防水ガスケット12の配設作業は、筐体1aの小型化、薄型化が進むほど、小さい寸法の筐体防水ガスケット12を狭い配設領域40へ配設するという困難な作業となるが、このように、配設作業を容易化することにより、筐体防水構造の小型化、薄型化、ひいては携帯電話機100の小型化、薄型化を問題なく進めることが可能となる。
なお、このようなクリアランス27、28を設定したことにより、筐体防水ガスケット12の圧縮を、内面14と内面16とを相互に近づける方向の1軸方向の動作のみで行うようにでき、筐体防水ガスケット12を圧縮動作の挙動を複雑なものとしない利点がある。
また、一般の筐体防水ガスケット19の断面形状はダイヤ形状、若葉形状(図7)等であるが、この断面形状では、筐体防水ガスケット19が筐体の溝20内で傾くと、筐体防水ガスケット19と筐体との接触及び筐体防水ガスケット19の圧縮が不十分となり、シール機能が不足する場合がある。このため、このような筐体防水ガスケット19は、筐体の溝20の内部での傾きに対する許容量が小さいので、溝20への配設作業時に筐体防水ガスケット19が傾かないように留意する必要がある。一般の形状の筐体防水ガスケット19の断面寸法を、薄型化及び小型化した筐体の内部に実装可能となるような小さい寸法とした場合、その筐体防水ガスケット19を傾かないように留意しながら溝20内へ配設する作業の難度が増大する。このため、携帯機器の薄型化及び小型化に伴い、筐体防水ガスケット19の断面寸法も小型化していくと、ますます筐体防水ガスケット19の配設作業の難度も増大し、その配設作業の実施は現実的でなくなる。
これに対し、本実施形態の場合の筐体防水ガスケット12の形状により筐体組み付け作業の段階で生じる効果を説明すると、筐体防水ガスケット12の断面形状は、単純な円形状である。円形状は傾いても(回転しても)断面形状は同じ円形状なので、配設領域40内での筐体防水ガスケット12の傾きの許容量が、若葉形状(図7)或いはダイヤ形状と比べ増大する。これにより、配設領域40への筐体防水ガスケット12の配設作業時の筐体防水ガスケット12の傾きへの留意を緩和させ、作業の難易度を下げることができるとともに、携帯電話機100の使用状況下での防水機能の信頼性を維持することにも繋がる。
次に、組み付け状態の筐体1aと筐体防水ガスケット12との関係による効果を説明する。筐体防水ガスケット12にシール機能を発揮させるには筐体防水ガスケット12の圧縮が必要である。しかし、圧縮された筐体防水ガスケット12は反発力を発生するので、圧縮を維持するには組み付け状態の筐体1aに、この反発力に対する耐力が求められる。このような事情に対し、フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5の各々の内面14、16は金属板金により構成している。さらに、圧縮された筐体防水ガスケット12の近傍位置に、嵌合フック18aを配置し、圧縮された筐体防水ガスケット12の反発力による筐体1aの内面14、16の間隔の拡張を抑制している。さらに、筐体防水ガスケット12の近傍位置に、起立部17a、17bを配置し、筐体1aの剛性を増加させている。
すなわち、フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5の各々において、少なくとも筐体防水ガスケット12を圧縮する双方の内面14、16は、金属板金からなるので、これら内面14、16の剛性が増し、フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5によって、より強い力で筐体防水ガスケット12を圧縮することができる。
また、フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5の双方の金属板金は、筐体防水ガスケット12の近傍位置から筐体防水ガスケット12を圧縮する方向又はその反対方向に向けて起立するように折り曲げ形成された起立部17a、17bを有するので、フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5はそれぞれ筐体防水ガスケット12を圧縮する方向の剛性が増し、これらフロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5によって、より強い力で筐体防水ガスケット12を圧縮することができる。
また、リア側筐体構成部材5の起立部17bの先端面が突き当てられて、該起立部17bに対し反力を与える反力付与面41が、フロント側筐体構成部材4に形成されているので、この反力付与面41により、起立部17bに対して反力を付与できる。よって、リア側筐体構成部材5によって強い力で筐体防水ガスケット12を圧縮することができるとともに、筐体防水ガスケット12の圧縮に伴って生じる筐体防水ガスケット12の反発力のためにフロント側筐体構成部材4とリア側筐体構成部材5との間隔が広がってしまうことを抑制できる。
また、フロント側筐体構成部材4には、リア側筐体構成部材5の起立部17bの先端面に形成された切り欠き部18bに対して嵌合する嵌合フック18aが形成され、該嵌合フック18aに反力付与面41が形成されている。このため、各嵌合フック18aは、対応する切り欠き部18bに対してそれぞれ嵌合し、その反力付与面41により、切り欠き部18b(つまり起立部17bの先端面でもある)に対して反力を付与することができる。また、このような嵌合構造を備えるため、筐体締結ねじ31の必要数を削減することができる。具体的には、例えば、筐体1aの4隅でのみ筐体締結ねじ31による締結を行い(図3参照)、その他の部分に適宜に嵌合フック18aと切り欠き部18bとからなる嵌合構造を配置することにより、筐体1aの周縁部の全域に亘って、筐体1aの組み付け状態を好適に維持し、筐体の防水機能も維持することができるようになっている。
また、複数の部品(例えば、フレーム24、25、26)が総体として内側配設部材の外周面15を構成しているので、単一の部材により外周面15を構成する必要が無く、内部配設部のレイアウト構造の自由度を高めることができる。特に、内側配設部材の少なくとも一部分は、筐体1aの厚さ方向において相互に重ねられた複数の部品(例えば、フレーム24、25、26)により構成された層構造をなし、この層構造の外周面により、内側配設部材の外周面の少なくとも一部(例えば、外周面15の全体)が構成されているので、筐体1aの厚さ方向における内部配設部のレイアウト構造の自由度も高めることができる。
上記の実施形態で説明した各構成要素には以下に説明するような変形を加えることも可能である。
例えば、リア側筐体構成部材5の天板の内面16に内側配設部材を固定して保持させた後、内側配設部材の外周面15とリア側筐体構成部材5の天面の内面16とにより画定されたL字形状の配設領域へ筐体防水ガスケット12を組み込むようにしても良い(この場合、リア側筐体構成部材5が第1筐体構成部材)。この場合、筐体防水ガスケット12の内周長を内側配設部材の外周面15の周長より短くし、筐体防水ガスケット12に張力を付与しながら外周面15の周囲に筐体防水ガスケット12を配置することも好ましい。なお、この場合も、フロント側筐体構成部材4の側壁部が筐体防水ガスケット12の周囲に位置する。更に、この場合も、筐体防水ガスケット12を配設領域に配設した状態で、かつ、少なくとも筐体防水ガスケット12を圧縮状態とする前の状態では、内側配設部材の外周面15と筐体防水ガスケット12の内周面との間にはクリアランスが存在する構造とすることができる。
また、筐体防水ガスケット12の断面形状を、筐体1aの厚さ方向を長軸とする長円、又は楕円形状としても良い。この場合、筐体防水ガスケット12の断面における高さ寸法(筐体1aの厚さ方向の寸法)と、幅寸法(筐体1aの平面方向の寸法)とが異なるので、筐体1aの厚さ寸法及び平面寸法に応じて、筐体防水ガスケット12の断面における高さ寸法と幅寸法とをそれぞれ独立的に、適宜の寸法に調節し最適化することができ、また、筐体防水ガスケット12の断面形状の自由度も高まる。
また、フロント側筐体構成部材4の内面14とリア側筐体構成部材5の内面16とのうち少なくとも何れか一方に、他方に向けて突出する絞り段差形状(他方に向けて縮径する凸部)を設けることにより、筐体防水ガスケット12が接触する内面14と内面16との間隔を、筐体1aにおける他の部分での内面14と内面16との間隔よりも狭めても良い。
また、フロント側筐体構成部材4の内面14とリア側筐体構成部材5の内面16とのうち少なくとも何れか一方に、スペーサを(例えば貼付によって)配設することにより、筐体防水ガスケット12が接触する内面14と内面16との間隔を、筐体1aにおける他の部分での内面14と内面16との間隔よりも狭めても良い。ただし、スペーサと内面14、16との境界は防水する必要があるため、例えば、防水両面テープを用いてスペーサを内面14、16に貼り付けると良い。
また、フロント側筐体構成部材4及びリア側筐体構成部材5は、金属板金を含まない構成としても良い。例えば、樹脂材料(高分子材料)、マグネシウム等のように、型成型で作成するものであっても良い。
実施形態に係る携帯機器の好適な一例としての携帯電話機の全体斜視図である。 図1の携帯電話機が備える一対のユニットのうち一方のユニットの分解斜視図である。 図1の携帯電話機が備える一対のユニットのうち一方のユニットの分解斜視図であり、図2の反対側を見せている。 図1の携帯電話機が備える一対のユニットのうち一方のユニットの要部拡大の分解斜視図である。 図4の状態から筐体防水ガスケットを配設領域へ配設した状態を示す斜視図である。 筐体構成部材を組み付けた状態での図2のA−A線に沿った断面図である。 一般的な筐体防水構造を示す図であり、携帯電子機器の要部の断面を示す。
符号の説明
1 RECユニット
1a 筐体
2 MICユニット
2a 筐体
3 スライドユニット
4 フロント側筐体構成部材
5 リア側筐体構成部材
6 主回路FPC基板
7 表示デバイスモジュール
8 保護スクリーン
9 フロント側板金筐体構成部
9a 開口部
10 フロント側樹脂筐体構成部
12 筐体防水ガスケット
13 内周面
14 フロント側筐体構成部材の天板の内面
15 内側配設部材の外周面
16 リア側筐体構成部材の天板の内面
17a 起立部
17b 起立部
18a 嵌合フック
18b 切り欠き部
22 スピーカ
23 タッチセンサーモジュール
24 スピーカフレーム
25 LCDフレーム
26 タッチセンサーフレーム
27 クリアランス
28 クリアランス
31 筐体締結ねじ
32 防水両面テープ
33 密着箇所
34 密着箇所
40 配設領域
41 反力付与面
100 携帯電話機

Claims (15)

  1. 相互に対向するように組み付けられて筐体を構成する第1及び第2筐体構成部材と、前記筐体の内側に配設される内側配設部材と、前記第1及び第2筐体構成部材の双方に対して密着する筐体防水ガスケットと、を備え、
    前記筐体防水ガスケットの配設領域は、少なくとも、前記内側配設部材の外周面と、前記第1筐体構成部材の天板の内面と、により画定され、
    前記配設領域に配設された前記筐体防水ガスケットが、前記第1筐体構成部材の天板の前記内面と、前記第2筐体構成部材の天板の内面と、に挟まれることにより圧縮状態となって、これら双方の内面に対して密着していることを特徴とする筐体防水構造。
  2. 前記筐体防水ガスケットを前記配設領域に配設した状態で、かつ、少なくとも前記筐体防水ガスケットを前記圧縮状態とする前の状態では、
    前記内側配設部材の前記外周面と前記筐体防水ガスケットの内周面との間にはクリアランスが存在することを特徴とする請求項1に記載の筐体防水構造。
  3. 前記配設領域は、前記内側配設部材の前記外周面と、前記第1筐体構成部材の天板の前記内面と、前記第1筐体構成部材の側壁部の内周面と、により画定されていることを特徴とする請求項1に記載の筐体防水構造。
  4. 前記筐体防水ガスケットを前記配設領域に配設した状態で、かつ、少なくとも前記筐体防水ガスケットを前記圧縮状態とする前の状態では、
    前記内側配設部材の前記外周面と、前記筐体防水ガスケットの内周面との間、
    並びに、
    前記筐体防水ガスケットの外周面と、前記第1筐体構成部材の前記側壁部の前記内周面との間に、
    それぞれクリアランスが存在することを特徴とする請求項3に記載の筐体防水構造。
  5. 前記筐体防水ガスケットの断面形状は円形であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の筐体防水構造。
  6. 前記第1及び第2筐体構成部材の各々において、少なくとも前記筐体防水ガスケットを圧縮する双方の内面は、金属板金からなることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の筐体防水構造。
  7. 前記第1及び第2筐体構成部材の双方の前記金属板金は、前記筐体防水ガスケットの近傍位置から前記筐体防水ガスケットを圧縮する方向又はその反対方向に向けて起立するように折り曲げ形成された起立部を有することを特徴とする請求項6に記載の筐体防水構造。
  8. 前記第1及び第2筐体構成部材のうちの何れか一方の筐体構成部材の前記起立部の先端面が突き当てられて、当該起立部に対し反力を与える反力付与面が、
    前記第1及び第2筐体構成部材のうちの何れか他方の筐体構成部材に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の筐体防水構造。
  9. 前記第1及び第2筐体構成部材のうちの前記何れか他方の筐体構成部材には、前記何れか一方の筐体構成部材の前記起立部の先端面に形成された切り欠き部に対して嵌合する嵌合フックが形成され、該嵌合フックに前記反力付与面が形成されていることを特徴とする請求項8に記載の筐体防水構造。
  10. 複数の部品が総体として前記内側配設部材の前記外周面を構成していることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の筐体防水構造。
  11. 前記内側配設部材の少なくとも一部分は、前記筐体の厚さ方向において相互に重ねられた複数の部品により構成された層構造をなし、
    前記層構造の外周面により、前記内側配設部材の前記外周面の少なくとも一部が構成されていることを特徴とする請求項10に記載の筐体防水構造。
  12. 請求項1乃至11の何れか一項に記載の筐体防水構造を備えることを特徴とする携帯機器。
  13. 請求項1乃至11の何れか一項に記載の筐体防水構造を備えることを特徴とする携帯電子機器。
  14. 第1及び第2筐体構成部材を相互に対向するように組み付けることにより構成される筐体内に位置するように、前記第1筐体構成部材に内側配設部材を配設する工程と、
    前記第1及び第2筐体構成部材の双方に対して密着する筐体防水ガスケットを、少なくとも、前記内側配設部材の外周面と、前記第1筐体構成部材の天板の内面と、により画定された配設領域に配設する工程と、
    前記配設領域に配設された前記筐体防水ガスケットを、前記第1筐体構成部材の天板の前記内面と、前記第2筐体構成部材の天板の内面と、により挟んで圧縮状態とし、これら双方の内面に対して密着させる工程と、
    を備えることを特徴とする筐体防水構造の組み立て方法。
  15. 第1及び第2筐体構成部材を相互に対向するように組み付けることにより構成される筐体を備える携帯機器の前記筐体内に位置するように、前記第1筐体構成部材に内側配設部材を配設する工程と、
    前記第1及び第2筐体構成部材の双方に対して密着する筐体防水ガスケットを、少なくとも、前記内側配設部材の外周面と、前記第1筐体構成部材の天板の内面と、により画定された配設領域に配設する工程と、
    前記配設領域に配設された前記筐体防水ガスケットを、前記第1筐体構成部材の天板の前記内面と、前記第2筐体構成部材の天板の内面と、により挟んで圧縮状態とし、これら双方の内面に対して密着させる工程と、
    を備えることを特徴とする携帯機器の製造方法。
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