JP4468116B2 - 無線通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話機等の無線通信端末に関するものであり、より詳細には、二つの筐体を開閉可能に連結した無線通信端末に関するものである。
近年、第1の筐体と、第2の筐体と、第1の筐体及び第2の筐体とを回動可能に連結するヒンジ部とを備え、開閉可能に構成された携帯電話機が普及している。このような携帯電話機では、一方の筐体に設けられたアンテナと他方の筐体との位置関係が端末の開閉により変化するため、開状態と閉状態とでアンテナ特性が変化することが知られている。
当該問題の対策として、第1筐体に設けられた第1のアンテナと、第2筐体に設けられた第2のアンテナと、第1のアンテナと第2のアンテナとの間で、端末の開閉状態に応じて通信を行うアンテナを切り替える切換手段とを備える携帯無線機が提案されている(特許文献1参照)。
なお、携帯無線機内部にアンテナを設ける技術も提案されている(特許文献2、3参照)。
特開2003−101623号公報 特開平10−163748号公報 特開平11−312912号公報
しかし、特許文献1には、開閉によるアンテナ利得の低下を第1、第2のアンテナ間で補完し、送受信効率の低下を防止する技術については開示されているものの、アンテナ利得の低下自体を防止する技術については開示されていない。
本発明の目的は、端末の開閉によるアンテナ特性の変化量を縮小可能な無線通信端末を提供することにある。
本発明の第1の観点の無線通信端末は、第1筐体及び第2筐体が開閉可能に連結された無線通信端末であって、前記第1筐体は、開状態にて前記第2筐体と重ならない端部の内部にアンテナ素子を備え、前記第2筐体は、閉状態にて前記第1筐体と対向する面に画像を表示する第1表示部と、前記第1表示部を駆動する第1駆動手段と、前記対向する面の背面に画像を表示する第2表示部と、前記第2表示部を駆動する駆動手段と、前記第1表示部及び前記第2表示部間に設けられ、前記第1表示部の背面が当接する基体とを備え、前記基体、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段は、閉状態で前記アンテナ素子と重ならない位置に設けられ、前記第2表示部は、閉状態にて前記アンテナ素子と重なる位置に、前記基体に積層して設けられている。
好適には、前記第2表示部を保持する非導電材質のホルダであって、前記第2表示部の前記アンテナ素子と重なる位置を保持可能に形成され、かつ、前記第2表示部の前記連結される側の外方に突出する舌片が形成されたホルダを備え、前記第2駆動手段は前記舌片に設けられている。
好適には、前記第2表示部を保持する非導電材質のホルダであって、前記第2表示部の前記アンテナ素子と重なる位置を保持可能に形成され、かつ、前記第2表示部の前記連結される側の外方に突出する舌片が形成されたホルダを備え、前記舌片には前記第2筐体の前記背面側から押圧操作される押圧スイッチが設けられ、前記押圧スイッチ上には、前記第2筐体の前記背面に露出され、前記背面側から押圧されたときに前記押圧スイッチを押圧可能な押圧部材が設けられている。
好適には、前記第2表示部は、前記第1筐体の外側へ面する端部が、前記背面側から見て面取りされた形状に形成され、前記アンテナ素子は、前記第2筐体と連結される側の反対側の端部が、閉状態で前記背面側から見て、前記第2表示部の面取りされた端部を囲む円弧状になるように形成されている。
本発明の第2の観点の無線通信端末は、第1筐体及び第2筐体それぞれの端部を支点として開閉可能に連結された無線通信端末であって、前記第1筐体の内部には、前記連結される端部と反対側の端部内側にアンテナ素子が設けられ、前記第2筐体の内部には、閉状態にて前記第1筐体と対向する面に沿って配置される第1表示部と、前記第1表示部を駆動する第1駆動手段と、前記対向する面の背面に沿って配置される第2表示部と、前記第2表示部を駆動する第2駆動手段と、前記第1表示部及び前記第2表示部間において前記第1表示部に沿って配置され、前記第1表示部の背面が当接する基体とが設けられ、前記基体、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段は、閉状態で前記アンテナ素子と重ならない位置に設けられ、前記第2表示部は、閉状態にて前記アンテナ素子と重なる位置に、前記基体に積層して設けられている。
なお、第2の観点の無線通信端末においても、上述した第1の観点の無線通信端末における好適な態様を含んでいてもよい。
本発明によれば、無線通信端末の開閉によるアンテナ特性の変化量が縮小される。
図1及び図2は、本発明の無線通信端末としての携帯電話機の一実施形態を示す外観斜視図である。図1は開状態を、図2は閉状態を示している。
携帯電話機1は、第1筐体(第1筐体)2と、第2筐体(第2筐体)3とを備え、第1筐体2の端部2aと、第2筐体3の端部3aとをヒンジ部4により回動可能に連結することにより、開閉可能に構成されている。
第1筐体2及び第2筐体3は、閉状態で互いに対向する面(正面)側の正面側ケース2c、3cと、その背面側の背面側ケース2d、3dとをそれぞれ備えている。これら正面側、背面側ケース2c、3c、2d、3dは、閉状態で一方の筐体側から他方の筐体側を見たときに、互いの輪郭が略一致するように形成されており、第1筐体2及び第2筐体3の連結される側と反対側(開閉側)の端部2b、3bの位置も閉状態で互いに一致する。
第1筐体2は正面に操作部11を備えている。操作部11には、テンキーボタン11a等の携帯電話機1を操作するための各種ボタン(押圧部)が配置されている。また、操作部11には、集音するための開口部12がテンキーボタン11aの配置領域に設けられている。なお、開口部12には、第1筐体2内へ塵が侵入するのを防止する等の目的で保護膜が設けられていてもよい。
第2筐体3には、正面に画像を表示するメイン表示部(第1表示部)21と、その背面に画像を表示するサブ表示部(第2表示部)22とが、それぞれ各面に沿って設けられている。サブ表示部22を露出させるための背面側ケース3dの開口窓は円形に形成されている。メイン表示部21及びサブ表示部22は、例えば透過型又は反射型の液晶表示ディスプレイによって構成される。なお、有機EL等、他のデバイスを用いてもよい。
また、第2筐体3の背面には、サブ表示部22の動作を制御するための押しボタン(押圧部材)23が設けられる。押しボタン23は、例えば樹脂や硬質のゴムにより構成され、背面側ケース3dのサブ表示部22配置面に対して垂直方向に移動可能に配置される。
図3及び図4は、それぞれ携帯電話機1の内部構成を閉状態で示す斜視図及び平面図である。なお、図3及び図4はいずれも構成要素の一部を省略して図示している。
第1筐体2の内部には、高周波回路等の各種回路が配置される回路基板31と、電波を送受信するためのアンテナ部32とが設けられている。アンテナ部32は、回路基板31の端部に設けられており、第1筐体2の端部2bの内部に位置する。
第2筐体3の内部には、メイン表示部21の周囲及び背面を保持するメイン表示部ホルダ41と、メイン表示部ホルダ41の背面に沿って設けられ、メイン表示部21及びメイン表示部ホルダ41を構造的な強度面で補強するメイン表示部フレーム42と、サブ表示部22の周囲及び背面を保持するサブ表示部ホルダ51と、が設けられている。メイン表示部ホルダ41及びサブ表示ホルダ51には、例えば非導電性の合成樹脂が用いられ、メイン表示部フレーム42には、例えば金属が用いられる。なお、メイン表示部ホルダ41及びメイン表示部フレーム42により、第1表示部の背面が当接する基体が構成される。
図4に示すように、メイン表示部21、メイン表示部ホルダ41、メイン表示部フレーム42は、閉状態においてアンテナ部32と重ならない位置に設けられている。サブ表示部22、サブ表示部ホルダ51は、その開閉側の端部22a、51aがアンテナ部32の筐体連結側の端部32aと閉状態において重なる位置に設けられている。なお、サブ表示ホルダ51は、アンテナ部32と重なる位置でもサブ表示部22を保持している。
サブ表示部22及びサブ表示ホルダ51は、それぞれ開閉側の端部22a、51aが第2筐体の背面側から見て面取りされ、一方、アンテナ部32は、開閉側の(背面側から見て第1筐体の外側に面する)端部32bがサブ表示部22及びサブ表示部ホルダ51の端部22a、51aを囲む円弧状になるように形成されている。なお、アンテナ部の詳細については後述する。
サブ表示部ホルダ51の筐体連結側には、筐体連結側に突出する舌片51bが設けられ、当該舌片51b上(第2筐体3の背面側)には、サブ表示部22の通電制御等の所定の制御を行うための駆動部52と、駆動部52に接続され、押圧操作に応じて接点の開閉がなされる押圧スイッチ53とが設けられている。駆動部52は例えばICによって構成される。押圧スイッチ53上には押しボタン23が配置されており、押しボタン23の押し込み操作により、押圧スイッチ53は押圧される。
図5は、第2筐体3の内部構成の一部を示す分解斜視図である。図5にも示すように、メイン表示部フレーム42の背面には、絶縁シート43と、メイン表示部21の通電制御等の所定の制御を行うための回路基板44とが設けられている。絶縁シート43及び回路基板44は、開閉側に切り欠き部43a、44aが設けられており、サブ表示部ホルダ51は、切り欠きにより形成された空所を介して、背面の半分以上がメイン表示部フレーム42の背面に当接するように配置されている。なお、当該当接する背面同士は、両面テープ等の接合部材により接合されてもよいし、接合されなくてもよい。
メイン表示フレーム42には、サブ表示部ホルダ51が当接する側方の位置に凸部42aが設けられ、凸部42aが絶縁シート43の孔部43bを介して回路基板44に接触することにより、回路基板44は電気的に導通される。
図6、図7は、第1筐体2内部の一部の構成を示す分解斜視図である。図6では、紙面左側が第1筐体2の連結側、紙面上側が第1筐体2の背面側であり、図7では、図6と左右、上下を逆にしている。
回路基板31の正面側(紙面下側)には高周波回路61等の各種の回路が配置され、その上には各回路から放出される又は外部から侵入する電磁波を遮断するためのシールドケース(シールド体)62が被せられる。さらに、シールドケース62上にはフレキシブル配線板71が配置される。
シールドケース62は、プレート部62aと、プレート部の周囲や内部に設けられてプレート部を区画する隔壁62bと、マイクロフォン(電気/音響変換手段。以下、単に「マイク」という。)63を保持するためのマイクホルダ62cと、マイクホルダ62cに隣接して設けられたネジボス62dとを備えている。
回路基板31とシールドケース62とは、ネジ500を回路基板31の背面側から孔部31aを介してネジボス62dに螺着することにより固定される。また、正面側ケース2cと背面側ケース2dとは、正面側ケース2cの裏側に設けられたネジボス2eに、背面側ケース2dを貫通するネジ501を螺着することにより固定される。回路基板31及びシールドケース62には、ネジボス2eが嵌め込まれる切り欠き部31b、62eが設けられており、回路基板31及びシールドケース62は、正面側ケース2cと背面側ケース2dとを固定することによっても互いに固定される。なお、シールドケース62は、樹脂で成形された上で、表面にメッキ処理が施されており、導電性を有している。そして、シールドケース62は回路基板31のグランドラインに導通状態で固定される。
図8(a)は、第1筐体2の正面側(図6の紙面下側)からマイクホルダ62c及びマイク63を見た図、図8(b)は、第1筐体2の背面側からマイクホルダ62c及びマイク63を見た図、図8(c)は、回路基板31のマイクホルダ部62cと対向する位置を見た図である。
マイク63は、集音部63a、電極部63bをそれぞれ端面に有する円柱状に構成されている。一方、マイクホルダ62cは、マイク63を受け入れ可能な大きさの円筒状に形成された壁部62hを有している。壁部62hは隔壁62bと連続し、厚さ及び高さも隔壁62bと略同じである(図6参照)。なお、隔壁62bは、回路基板31の各回路を互いに隔離するために、あるいはシールドケース62の構造的な強度を補強する目的で設けられるものである。
マイク63は、ゴム等の弾性部材によって形成されたパッキン505を装着したうえで、集音部63a側からマイクホルダ62cに嵌め込まれ、マイクホルダ62cに固定される。さらに、上述のように回路基板31及びシールドケース62が互いに固定されることにより、マイク63は振動して音声を電気信号に変換する振動板を有する集音部63a側のシールドケース62のプレート部62aと電極部63b側の回路基板31とに挟まれて固定される。なお、パッキン505を装着せずに、マイク63を直接にマイクホルダ62cに嵌め込んで固定できるようにマイク63の外径、マイクホルダ62cの内径を設定してもよい。集音部63aとプレート部62aとの間にゴム等の弾性部材を配置してもよい。
シールドケース62のマイクホルダ62c内のプレート部62aには、マイク63の外径よりも小さい内径の開口部81が設けられている。なお、開口部81は、マイク63を集音部側から支持可能であれば、形状、大きさを適宜に設定してよい。
マイク63の電極部63bには、当該電極部63bの中心に第1の接点63c、第1の接点63cから距離rだけ離れた位置に第2の接点63dが設けられている。一方、回路基板31には、マイクホルダ62cと対向する位置の中心に第3の接点82が、第3の接点82を中心として、半径rの円周上に第4の接点83が設けられている。回路基板31とシールドケース62によりマイク63を挟み込むと、第1の接点63cは第3の接点82と、第2の接点63dは第4の接点83と接触する。なお、第4の接点は、第3の接点から距離r分離してあれば、円周状につながっておらずともよい場合がある。円柱状で示したマイク63が正四角柱等、第3の接点に対して回転対称の形状であれば、マイクをマイクホルダに嵌め込み可能な向きそれぞれに対応して、第2の接点と対向する位置に第4の接点を設けておけばよい。これは結果的に、半径rの円周上に第4の接点が設けられることに違いはない。
図9は操作部11を示す平面図、図10は図9のX−X線における断面図である。なお、図10では、シールドケース62から上側のみを示している。
図10に示すように、フレキシブル配線板71上には、テンキーボタン11a等の操作部11のキーに対応して配置され、押圧操作に応じて接点の開閉がなされる押圧スイッチ91と、操作部11のキーを照明するための発光素子92と、が配置される。その上には、操作部11のキーを有するキーシート101と、正面側カバー2bとが配置される。なお、テンキーボタン11aは、例えば光が透過可能な樹脂によって形成される。
フレキシブル配線板71、キーシート101及び上部カバー2bには、シールドケース62の開口部81に対応する位置にそれぞれ開口部93、102及び12が設けられる。上部ケース2bには、開口部12の縁部からキーシート101側に筒状に延びてキーシート102の開口部102に挿入される壁部2hが設けられている。壁部2hは、開口部12の全周に亘って設けられていてもよいし、発光素子92が配置されている側だけ設けられていてもよい。
図9に示すように、テンキー11aは、縦に3列になるように配列されており、発光素子92は各列の間に配置されている。また、発光素子92は、縦方向に関し、テンキー11aの間に一つ置きに配置されている。各4つのテンキー11a間の位置のうち、発光素子92が配置されなかった位置の一つには、開口部12が設けられている。
図11に示すように、フレキシブル配線板71は、シールドケース62の外方に突出する舌片71aと、当該舌片71aに設けられた接続部112とを備えている。舌片71aが折り返されて、接続部112と回路基板31上に設けられた接続部111とが接続されることにより、フレキシブル配線板71と回路基板31とは電気的に接続される。
図12に示すように、回路基板31の背面側(紙面上側)には、カメラモジュール(電子部品)121と、フラッシュ用の発光部(電子部品)122とが設けられる。カメラモジュール121及び発光部122には、フレキシブル配線板71の端部に設けられた舌片71bが折り返されて電気的に接続され、カメラモジュール121及び発光部122はフレキシブル配線板71の回路又はフレキシブル配線板を介して他の基板の回路により制御される。
図13(a)はアンテナ部32を図3と同一方向から見た斜視図、図13(b)はアンテナ部32を第1筐体2の開閉側のやや上方から見た図である。アンテナ部32は、回路基板31に取り付けられるベース部131と、ベース部に配置されたアンテナ素子132と、アンテナ素子132に給電するための給電端子133とを備えている。
ベース部131は、例えば樹脂等の非導電性部材で形成され、第1筐体2の端部2b(図1参照)の内壁に対向する曲面131aと、曲面131aの内側に設けられたフレーム部131bとを有している。曲面131aは、例えば、第1筐体2の背面側の方向から開閉側の方向まで面し、かつ、背面側から見て開閉側に凸状になる曲面として形成され、シールドケース62の外側に配置される。
フレーム部131bは、回路基板31の背面及び開閉側端部と当接するように形成されており、回路基板31の背面と対向する位置には、給電端子133が設けられている。給電端子133は回路基板31の背面側に設けられた給電端子134(図6参照)と電気的に接続される。
アンテナ素子132は、リン青銅等の板金が所定のパターン形状に形成されたものであり、曲面131aの全面に亘って張り巡らされるように設けられている。なお、アンテナ素子132は、曲面131aの全面に亘って配置され、第1筐体2の正面側から見たアンテナ素子132の投影部はアンテナ部32の投影部に略一致するため、図3及び図4の説明におけるアンテナ部32の配置についての記載は、アンテナ素子132の配置についての記載とみなしてよい。
図14は、携帯電話機1の信号処理系の構成の一例を示すブロック図である。携帯電話機1は、CPU141、メモリ142、通信処理部143、アンテナ素子132、音声処理部144、マイク63、スピーカ145、開閉検出部146、押圧スイッチ91、53、メイン表示部21、サブ表示部22、駆動部147、52を備えている。
CPU141及びメモリ142は例えば回路基板31に設けられるICとして構成され、各種手段からの信号に基づいて所定の演算を行い、各種手段の制御を実行する。
通信処理部143は、高周波回路61を含んで構成され、電波を利用した無線通信を行うために、CPU141で処理された音声データ、画像データ等の各種データを変調して、アンテナ素子132を介して送信する。また、通信処理部143は、アンテナ素子132を介して受信した信号を復調してCPU141に出力する。
音声処理部144は、CPU141からの音声データを音声信号に変換してスピーカ143に出力し、又、マイク63からの音声信号を音声データに変換してCPU141に出力する。
開閉検出部146は、例えば、第1筐体2と第2筐体3との角度が所定以上になったときにCPU141にオン信号を出力するスイッチとして構成される。
駆動部147、52は、CPU141からの信号に基づいてそれぞれメイン表示部21、サブ表示部22の制御を行う。駆動部147は、例えば回路基板44に設けられるICによって構成され、閉状態にてアンテナ素子132と重ならない位置に設けられる。
以上に述べた携帯電話機1によれば、閉状態においては、アンテナ特性へ及ぼす影響が比較的小さい要素がアンテナ素子132寄りに配置されるとともに、アンテナ特性に及ぼす影響が比較的大きい要素がアンテナ素子132から離されて配置されることになるため、従来の携帯電話機に比較して、閉状態において第2筐体3がアンテナ特性に及ぼす影響が緩和される。
つまり、アンテナ素子132と重なる位置にサブ表示部22が配置され、第1筐体2の端部2b内にアンテナ素子132が設けられた場合でも、サブ表示部22もアンテナ素子132も互いに干渉することを極力減らせるため、これと対向する第2筐体3の端部3b内部のスペースを有効利用できる。換言すれば、開閉側端部2b、3bが互いに一致するように両筐体2、3の外形を形成しつつ、サブ表示部22を端部3b側に配置することができる等、デザイン上の自由度が向上する。
サブ表示ホルダ51の背面がメイン表示フレーム42の背面に当接して設けられているため、サブ表示ホルダ51が安定して固定され、また、メイン表示フレーム42によりサブ表示ホルダ51の構造的な強度も補強される。
舌片51bに駆動部52が設けられるため、従来のようにサブ表示部に接続されたフレキシブル配線板に駆動部を設ける場合に比較して、製造過程においてフレキシブル配線板がめくれ上がることがない等、作業が容易になる。また、3次元的な部品レイアウトの自由度も向上する。
舌片51b上に押圧スイッチ53が設けられているため、第2筐体3の背面と押圧スイッチ53との距離が短い。従って、筐体の厚さが多少大きくても押しボタン23を押圧方向に対して厚くしたり、押圧スイッチ53を嵩上げする必要がない。また、舌片51bはアンテナ素子132とは重ならない位置に設けられているため、押しボタン23を押圧操作するユーザの手がアンテナ素子132のアンテナ特性に影響を及ぼす可能性が低い。
サブ表示部22はアンテナ素子132と重なる部分が面取りされているため、サブ表示部22がアンテナ素子132のアンテナ特性に及ぼす影響が極力緩和される。
本発明の無線通信端末は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施してよい。
開閉可能な無線通信端末は、本実施例のような折り畳み式のものに限定されない。2以上の筐体が互いに重ね合わされた閉状態と、当該閉状態にて互いに対向していた部分のうち少なくとも一部が露出する開状態との間で、各筐体が互いに移動できればよい。従って、例えば、第1筐体及び第2筐体を平行移動又は回転移動によって互いにスライドさせ、開閉するものも含む。
第1表示部の背面が当接する基体は、第1表示部を保持する部材だけでもよいし、当該部材に取り付けられる部材を含んでもよい。なお、上述の実施形態においては、メイン表示部ホルダ41及びメイン表示フレーム42が本発明の基体に相当する。
第2表示部は、基体に対して積層して設けられるものであれば、第2表示部自体が基体に当接してもよいし、第2表示部を保持するホルダが基体に当接してもよい。また、基体に当接する部分の形状、大きさは問わない。なお、好適には、上述の実施形態のように、所定の面積(例えば第2表示部の半分以上の面積)に亘って面で当接する。
シールド体はケース状のものに限られない。例えば、隔壁を有しない板状のものであってもよい。
本発明を適用した携帯電話機の開状態を示す外観斜視図である。 本発明を適用した携帯電話機の閉状態を示す外観斜視図である。 本発明を適用した携帯電話機の内部構成を閉状態で示す斜視図である。 本発明を適用した携帯電話機の内部構成を閉状態で示す平面図である。 本発明を適用した携帯電話機の第2筐体内部の構成を示す分解斜視図である。 本発明を適用した携帯電話機の第1筐体内部の構成を示す分解斜視図である。 本発明を適用した携帯電話機の第1筐体内部の構成を示す分解斜視図である。 本発明を適用した携帯電話機のマイクロフォン近傍を示す平面図である。 本発明を適用した携帯電話機の操作部を示す平面図である。 本発明を適用した携帯電話機の操作部を示す断面図である。 本発明を適用した携帯電話機のフレキシブル配線板の導通手段を示す側面図である。 本発明を適用した携帯電話機のカメラモジュールを示す斜視図である。 本発明を適用した携帯電話機のアンテナ部を示す図である。 本発明を適用した携帯電話機の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…携帯電話機(無線通信端末)、2…第1筐体(第1筐体)、3…第2筐体(第2筐体)、132…アンテナ素子、21…メイン表示部(第1表示部)、22…サブ表示部(第2表示部)、52…駆動部(駆動手段)、41…メイン表示部ホルダ(基体)、42…メイン表示部フレーム(基体)。

Claims (5)

  1. 第1筐体及び第2筐体が開閉可能に連結された無線通信端末であって、
    前記第1筐体は、開状態にて前記第2筐体と重ならない端部の内部にアンテナ素子を備え、
    前記第2筐体は、閉状態にて前記第1筐体と対向する面に画像を表示する第1表示部と、前記第1表示部を駆動する第1駆動手段と、前記対向する面の背面に画像を表示する第2表示部と、前記第2表示部を駆動する第2駆動手段と、前記第1表示部及び前記第2表示部間に設けられ、前記第1表示部の背面が当接する基体とを備え、
    前記基体、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段は、閉状態で前記アンテナ素子と重ならない位置に設けられ、
    前記第2表示部は、閉状態にて前記アンテナ素子と重なる位置に、前記基体に積層して設けられている
    ことを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記第2表示部を保持する非導電材質のホルダであって、前記第2表示部の前記アンテナ素子と重なる位置を保持可能に形成され、かつ、閉状態にて前記アンテナ素子と重ならない位置に突出する舌片が形成されたホルダを備え、
    前記第2駆動手段は前記舌片に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 前記第2表示部を保持する非導電材質のホルダであって、前記第2表示部の前記アンテナ素子と重なる位置を保持可能に形成され、かつ、閉状態にて前記アンテナ素子と重ならない位置に突出する舌片が形成されたホルダを備え、
    前記舌片には前記第2筐体の前記背面側から押圧操作される押圧スイッチが設けられ、
    前記押圧スイッチ上には、前記第2筐体の前記背面に露出され、前記背面側から押圧されたときに前記押圧スイッチを押圧可能な押圧部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信端末。
  4. 前記第2表示部は、閉状態にて前記アンテナ素子と重なるとともに、前記背面側から見て面取りされた端部を有し、
    前記アンテナ素子は、閉状態で前記背面側から見て、前記第1筐体の外側へ面する端部が、前記第2表示部の面取りされた端部を囲む円弧状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の無線通信端末。
  5. 第1筐体及び第2筐体それぞれの端部を支点として開閉可能に連結された無線通信端末であって、
    前記第1筐体の内部には、前記連結される端部と反対側の端部内側にアンテナ素子が設けられ、
    前記第2筐体の内部には、閉状態にて前記第1筐体と対向する面に沿って配置される第1表示部と、前記第1表示部を駆動する第1駆動手段と、前記対向する面の背面に沿って配置される第2表示部と、前記第2表示部を駆動する第2駆動手段と、前記第1表示部及び前記第2表示部間において前記第1表示部に沿って配置され、前記第1表示部の背面が当接する基体とが設けられ、
    前記基体、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段は、閉状態で前記アンテナ素子と重ならない位置に設けられ、
    前記第2表示部は、閉状態にて前記アンテナ素子と重なる位置に、前記基体に積層して設けられている
    ことを特徴とする無線通信端末。
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