JP5122306B2 - 携帯電子機器 - Google Patents
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Description
シールドケース12は回路基板13とほぼ同一の広さを有している。
この回路基板13には、高周波回路等の外に、実装マイクロフォン(以下、単にマイクという)131等の電子部品が実装されている。
なお、実装マイク131は接点マイクに比較して製造コスト、組立工数の面で有利である。また、回路基板13の端部にはメインアンテナ14との電気的導通のためにアンテナ用タブ132が設けられている。
フロントケース11とリアケース16とは一方に挿通された複数のねじ(図示せず)が他方に形成されたねじボス(図示)に螺合することにより、互いに固定される。
バッテリー17は開口162から筐体内部へ挿入され、バッテリーリッド18が開口162を塞ぐようにリアケース16が係合されることにより、バッテリー17は筐体内に装着される。
具体的には、携帯電話機10は、第1筐体20、第2筐体30と、連結筐体40とを有している。
連結筐体40は、第1筐体20と第1回転軸AX回りに回転可能に連結され、第2筐体30と第2回転軸BX回りに回転可能に連結されている。
なお、第1筐体20が本発明の筐体を構成している。
第1筐体20及び第2筐体30は、閉状態において互いの輪郭が略一致するように形成されている。
第1筐体20は、図1(B)に示すように、連結筐体40とは反対側の第1領域部20aと、連結筐体40側の、第1領域部20aよりも厚い第2領域部20bと、第1領域部20aと第2領域部20bとの境界部20cとを有している。
シールドケース22は回路基板23とほぼ同一の広さを有している。
この回路基板23には、高周波回路等の外に、実装マイク(実装マイクロフォン)231が実装されている。
本実施形態においては、回路基板23において、実装マイク231の周囲の一部たとえば外側に切込み23aが形成されている。
この切込みについては、後でさらに詳述する。
フロントケース21とリアケース26とは一方に挿通された複数のねじ(図示せず)が他方に形成されたねじボス(図示)に螺合することにより、互いに固定される。
バッテリー27は開口262から筐体内部へ挿入され、バッテリーリッド28が開口262を塞ぐようにリアケース26が係合されることにより、バッテリー27は筐体内に装着される。
図3は本発明の第1の実施形態に係る第1筐体の詳細を示し、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B’線断面図、(C)は(A)のC−C’線断面図である。
また、図4は、図3の回路基板23における端部であって、シールドケースに対向していない領域となるはみだし領域Rを説明する平面図である。
また、実装マイク231の音圧確保のために、実装マイク231とフロントケース21との間にはゴム製のマイクスポンジ231aが設けられている。
この切込み23aにより周囲からの負荷に起因する回路基板23への変形が実装マイク231への伝播を遮断する。この場合、実装マイク231はリアケース26及びメインアンテナ24によるz方向下側からの抑え込みが低減され、実装マイク231が振動するが、この振動はマイクスポンジ231aによって減衰するのでその影響は小さい。
この場合も、携帯電話機を誤って落下させると、フロントケース21のリブによって回路基板23を押し下げることがある。
この結果、図3の(B)に示すごとく、当接部周囲に形成されるB−B’線断面における大きなはみ出し領域Rにおける回路基板23’は落下衝撃による煽りを大きく受けることになるが、この部分には実装マイク231は存在しないので実装マイク231の脱落に影響しない。
このように、メインアンテナ24の特性の確保と実装マイク231の脱落の防止とは両立することになる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る第1筐体の詳細を示し、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B’線断面図、(C)は(A)のC−C’線断面図である。
また、図6は、図5のシールドケースのはみだし領域を説明する平面図である。
すなわち、図6に示すように、回路基板23Bにおいて、実装マイク231の周囲の一部たとえば外側に切欠き23bが形成されている。
切欠き23bの作用は図3、図4の切込み23aの作用とほぼ同一である。
この場合も、携帯電話機を誤って落下させると、フロントケース21のリブによって回路基板23Bを押し下げることがある。
この結果、図5の(B)に示すごとく、当接部周囲に形成されるB−B’線断面における大きなはみ出し領域Rにおける回路基板23Bは落下衝撃による煽りを大きく受けることになるが、この部分には実装マイク231は存在しないので実装マイク231の脱落に影響しない。
このように、メインアンテナ24の特性の確保と実装マイク231の脱落の防止とは両立することになる。
これにより、筐体外部からの負荷による回路基板に実装された電子部品の回路基板からの剥離が抑制される。
これにより、最も振動しやすい回路基板の端部に電子部品が実装された場合であっても、例えば筐体外部からの負荷による回路基板に実装された電子部品の回路基板からの剥離が抑制される。
これにより、その機能に基づきシールドケース22に囲繞されておらず、筐体外部からの負荷により回路基板から剥離されやすい電子部品、例えば外部の照度を検出する必要のあるフォトセンサや外部と通信する必要のあるIrDAモジュール等の回路基板からの剥離が抑制される。
これにより、シールドケース22からアンテナ24が離間されるためアンテナ24の感度が向上する。アンテナ24が回路基板23,23Bの端部に形成されていると、さらにアンテナ感度が向上すると共に、回路基板における電子部品が実装された面とは反対面であって電子部品が実装された部位に対応する部位に配設されて電子部品に筐体外部からの負荷を伝達しやすいアンテナを筐体内面に配設することができ、筐体の薄型化を図ることができる。
これにより、音圧が確保されると共に、筐体外部からの負荷による回路基板に実装された電子部品の回路基板からの剥離がさらに抑制される。
また、実装マイク231以外のシールドケース22のはみ出し領域Rにおける実装部品たとえばフォトセンサ、IrDAモジュール等の周囲に切込みもしくは切欠きを形成することもできる。
さらに、本発明は携帯電話機以外の電子機器たとえばデジタルカメラ、PDA等にも適用し得る。
Claims (5)
- 筐体と、
前記筐体内に配設されると共に、電子部品が実装された回路基板と、
を有し、
前記回路基板の前記電子部品の周囲の少なくとも一部に切欠きが形成されており、
前記回路基板において前記切欠きによって区画され前記電子部品が実装される領域は、前記回路基板の厚さ方向で前記筐体と直接的に又は間接的に当接される
携帯電子機器。 - 前記回路基板に取り付けられるシールドケースをさらに有し、
前記電子部品は、前記シールドケースに囲繞されない
請求項1に記載の携帯電子機器。 - 前記回路基板の前記領域に前記電子部品と反対側から当接すると共に前記筺体と当接するアンテナを有する
請求項1または2に記載の携帯電子機器。 - 前記電子部品は音声変換部品であり、当該音声変換部品と前記筐体との間に弾性部材を設けた
請求項1から3のいずれか一に記載の携帯電子機器。 - 前記音声変換部品はマイクロフォンである
請求項4に記載の携帯電子機器。
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