JP4705527B2 - 携帯端末装置 - Google Patents

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本発明は、携帯電話機などの電話機能を有する携帯端末装置に関し、特に、カメラ機能などを有する多機能化された携帯端末装置に関するものである。
近年の携帯電話機には、多機能化を図るべく高画素のデジタルカメラ(カメラ機能)やラジオ機能などが搭載されており、今後もさらなる多機能化された携帯電話機の登場が予想される。ここで、近年の携帯電話機には多機能化された種々の機能が要求される反面、部品の高密度実装化とともに、携帯電話機の小型化、軽量化が求められているため、携帯電話機の内部に設ける電子部品の部品点数や周辺モジュールの配置(レイアウト)が重要な課題となっている。具体的には、携帯電話機の小型化、軽量化を達成すべく携帯電話機の種々の機能を損なうことなく携帯電話機の内部に実装する部品点数を削減することが要求されている。
[従来の携帯電話機の内部構成]
ここで、本発明の実施例を示す図1及び図9〜図11を参照して、従来の携帯電話機の内部構成を簡単に説明する。図9は、従来の携帯電話機を構成する固定リアケースの内部構成を、図10は、同じく携帯電話機を構成する固定フロントケースの内部構成を示す図である。また、図11は、従来のアンテナと回路基板との当接状態を示す斜視図である。また、図12は、図11のアンテナと回路基板との当接状態を示す平面図を示している。
携帯電話機は、送話用に用いられるテンキー(0〜9)ダイヤルキー111や機能キー(モード設定キー)112などの各種操作キーを備える固定側筐体100と、この固定側筐体100と、ほぼ同等サイズに形成されたLCD(液晶表示装置)211を備える可動側筐体200とを、ヒンジ300により折り畳み自在に連結して構成されている。
このうち、固定側筐体100は、ダイヤルキー111などの各種操作キー側に位置する固定フロントケース110と、背面側に位置する固定リアケース120との2分割構造により構成されている(図1参照)。
図9に示すように、固定側筐体100を構成する固定リアケース120の上部位置には、電波の送信及び外部からの電波の受信を行なうアンテナ130aが設けられている。また、この固定リアケース120の下部位置には、外部に警報を報知するための警報スイッチ150が設けられている。
一方、図10に示すように、固定側筐体100を構成する固定リアケース120の上部位置には、固定板180に取り付け固定されたスピーカ170が配設されている。また、このスピーカ170の下側には回路基板160が設けられている。固定板180の一端部(図10の右側)の角部には、円孔134aを有する接続バネ部材134が設けられ、この接続バネ部材134の下端部は、回路基板160の一端部(図11の右端部)の角部に形成された接続端子161に当接している。
図11及び図12に示すように、アンテナ130aは、長尺状に形成されたアンテナ本体131aと、このアンテナ本体131aの一端部(図11、12の右端部)からほぼ90度屈曲する屈曲部132aとで構成されている。また、この屈曲部132aの下方には、取り付けネジ400(図6参照)を挿通させるための円孔133aが形成されている。
図9及び図10に示す固定フロントケース110と固定リアケース120とを組み付ける場合には、4本の取り付けネジ400(図6)を固定リアケース120の取り付け部128に形成した通孔127、アンテナ130aの円孔133a、接続バネ部材134の円孔134aにそれぞれ挿通させ、さらに、この取り付けネジ400を固定フロントケース110の取り付け部103に形成した4箇所のネジ孔102に螺合させ固定する。
これにより、アンテナ130aと回路基板160との信号経路は、接続バネ部材134を介して導通させることができる。このように、上述した従来の携帯電話機10の場合、部品の高密度実装化による携帯電話機の小型化を図るとともに、アンテナ130aとスピーカ170との干渉を接続バネ部材134を設けることにより回避する構成としている。
すなわち、従来の携帯電話機10では、携帯電話機の小型化、部品の高密度実装化を図るべくアンテナ130aやスピーカ170や他の周辺モジュール類の配置を考慮したレイアウト設計がなされている。
また、この種の携帯端末装置の多機能化及び小型化を両立させる携帯端末装置の構成については、上述した従来の構成以外にも、例えば、特許文献1には、カメラモジュールの取り付けを工夫し、カメラモジュールを支持して回路基板とともにシャーシに固定されるカメラホルダを備えることにより、携帯端末装置の多機能化と小型化を両立させる技術が開示されている。本公知例の場合、カメラホルダを備えているため、カメラモジュールは、カメラモジュールをシャーシに直接固定する場合に必要となるシャーシに設けられる枠などが不要となり、部品点数の低減を図ることができる。さらに、シャーシ上にフレキシブル基板等が広がっていても高精度に固定することが可能である。
特開2006−60396号公報
ところが、上述した従来例で示した携帯電話機の場合には、携帯電話機内に配設する部品の高密度実装化を図るという観点からアンテナ130aと回路基板160との間に別途、別部品(接続バネ部材134)を介在させる必要が生じるため、部品点数が2部品となり、依然として、部品点数を削減することができないうえ、接点間に粉塵などの異物が介在した場合には、携帯電話機10による送受信時に信号の途絶など送受信時の不具合が発生する恐れがあるという問題がある。また、この場合、接続用の別部品(接続バネ部材134)の組み付け作業が必要となり、これにより、作業工程の簡素化を図ることができないという問題がある。
また、特許文献1に開示された公知例の場合には、アンテナの取り付けについて着目するとともに、さらなる高密度の部品実装を考慮すると、アンテナと回路基板の電極端子との接触位置がスピーカの配設位置と近接し重なった場合、このスピーカとの干渉を回避するとともに、アンテナと回路基板との電気的接触を図るべく、前述した従来例と同様にアンテナと回路基板との間に別部品(接続バネ部材)を介在させる必要があり、この結果、依然として、部品点数を削減することができないという問題がある。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、アンテナと回路基板との電気接続に関する部品点数を削減しコストダウンを図ることのできる携帯端末装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、発明は、表示装置を有する可動側筐体と連結部を介して重ね合わせ自在に連結される固定側筐体とを備える携帯端末装置であって、前記固定側筐体は、スピーカと、当該スピーカを支持固定する固定板と、当該固定板の下部に設けた回路基板とを有する第一の筐体ケースと、上部の位置にアンテナエレメントを有する第二の筐体ケースとから構成され、前記アンテナエレメントは、アンテナ本体と、当該アンテナ本体の一端部から延出されるとともに、アンテナ本体と一体的に形成される延出部材とで構成され、前記回路基板の一端部であって、前記アンテナエレメントの配設位置と対向する位置には、接続端子が設けられ、前記第一の筐体ケースと前記第二の筐体ケースとの組み付け時には、前記アンテナエレメントの延出部材と前記回路基板の一端部に形成された接続端子とが当接することを特徴とする。
また、発明は、上記発明において、前記スピーカは、前記回路基板の一端部に形成された接続端子の配設位置よりも所定量離隔した下方の位置に配設されることを特徴とする。
また、発明は、上記発明において、前記スピーカを支持固定する固定板の一端部には、切り欠き部が形成され、前記第一の筐体ケースと前記第二の筐体ケースとの組み付け時に、前記アンテナエレメントの延出部材は、前記固定板の切り欠き部を通じて、前記回路基板の接続端子に当接することを特徴とする。
また、発明は、上記発明において、前記アンテナエレメントは、当該アンテナエレメントの材料を櫛歯状に形成することにより構成されていることを特徴とする。
また、発明は、上記発明において、前記第二の筐体ケースの上部側であって、且つ、前記スピーカの配設位置より上部位置には、当該スピーカから所定の警報音を出力させるための警報スイッチが設けられることを特徴とする。
発明によれば、第一の筐体ケースに設けられるアンテナエレメントは、アンテナ本体と、当該アンテナ本体の一端部から延出されるとともに、アンテナ本体と一体的に形成される延出部材とで構成され、第二の筐体ケースに設けられる回路基板の一端部には、延出部材と当接自在な接続端子が設けられるので、第一の筐体ケースと第二の筐体ケースとの組み付け時には、アンテナエレメントの延出部材と回路基板の一端部に形成された接続端子とが当接するので、アンテナと回路基板との間に別途、接続用の別部材(接続バネ部材)介在させる必要がなくなるため、部品数の低減によりコストダウンを図ることができる。また、従来必要であった接続用の別部品の組み付け作業が不要となり、これにより、作業工程の簡素化を図ることができる。
また、アンテナの延出部材と当接する回路基板の接続端子との接点数は、1箇所となり、これにより、接点間での異物が介在することを回避することができ、これにより、携帯端末装置による信号の送受信時に信号の途絶などの送受信時の不具合を回避することができる。
また、発明によれば、スピーカは、回路基板の一端部に形成された接続端子の配設位置よりも所定量離隔した下方の位置に配設されるので、第一の筐体ケースと第二の筐体ケースとの組み付け時に、アンテナエレメントの延出部材とスピーカとが干渉することはなく、アンテナエレメントと回路基板との電気的接続を容易に行なうことができる。また、アンテナエレメントとスピーカとを所定量離隔させるレイアウト構成としたので、第一の筐体ケースと第二の筐体ケースとの組み付け時に、アンテナエレメントにスピーカが近接することによるアンテナ特性の弊害を回避することができる。
また、発明によれば、スピーカを支持固定する固定板の一端部には、切り欠き部が形成され、第一の筐体ケースと前記第二の筐体ケースとの組み付け時に、アンテナエレメントの延出部材は、固定板の切り欠き部を通じて、回路基板の接続端子に当接するので、第一の筐体ケースと第二の筐体ケースとの組み付け時に、アンテナエレメントの延出部材とスピーカとが干渉することはなく、アンテナエレメントと回路基板との接続を容易に行なうことができる。
また、発明によれば、アンテナエレメントは、当該アンテナエレメントの材料を櫛歯状に形成することにより構成されているので、アンテナエレメント自体の長さ形状を短くさせることなく、通常のアンテナエレメントと同様の送受信機能を備えることができるうえ、アンテナエレメント自体のサイズ(横幅の寸法)を小型化とすることができる。
また、発明によれば、第二の筐体ケースの上部側であって、且つ、スピーカの配設位置より上部位置には、当該スピーカから所定の警報音を出力させるための警報スイッチが設けられるので、携帯端末装置の使用時に警報スイッチの操作を容易に行なうことができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る携帯端末装置の好適な実施例を詳細に説明する。本実施例は、携帯端末装置として携帯電話機への適用例を示す。
ここで、図1〜図3は、本発明における実施例に係る携帯電話機10を示す外観斜視図である。図1〜図3に示すように、携帯電話機10は、折り畳み式に構成されており、図1は、開いた状態の携帯電話機10を示す斜視図を、図2は、閉じた状態の携帯電話機10の表面を示す斜視図を、図3は、閉じた状態の携帯電話機10の裏面を示す斜視図をそれぞれ示している。なお、以下に示す実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1に示すように、携帯電話機10は、送話用に用いられるとともに、テンキー(0〜9)を有するダイヤルキー111や機能キー(モード設定キー)112などの各種操作キーを備える固定側筐体100と、この固定側筐体100と、ほぼ同等サイズに形成されたLCD(液晶表示装置)211を備える可動側筐体200とを、ヒンジ300により折り畳み自在に連結して構成されている。同図に示すように、これら固定側筐体100及び可動側筐体200は、箱形状に形成され、その材料には、例えば、軽量で高強度のマグネシウム合金などが使用される。
このうち、固定側筐体100は、ダイヤルキー111などの各種操作キー側(図1の上側)に位置する固定フロントケース110と、背面側(図1の下側)に位置する固定リアケース120との2分割構造から構成されている。同図に示すように、固定フロントケース110には、ダイヤルキー111、機能キー(モード設定キー)112、メニューキー113、電話帳キー114、テレビ電話キー115、カメラキー116などの各種操作キーと、携帯電話機10の利用者の音声を電気信号に変換するマイクロホンが内部に配設された送話口117と発音口118とが設けられている。
また、後述するように、この固定フロントケース110の内部には、音声などを出力するためのスピーカ170などを備えている。また、固定リアケース120の内部には、電波の送受信を行なうためのアンテナ130などを備えている。これら両ケース110、120は、それぞれ4箇所の位置で取り付けネジ400(図3参照)によるネジ止め固定により組み付けられている。
同様に、可動側筐体200は、LCD211(液晶表示装置)の表示部側に位置する可動フロントケース210と、背面側に位置する可動リアケース220との2分割構造から構成されている。これら、両ケース210、220もそれぞれ4箇所の位置で取り付けネジ(図示せず)により取り付け固定される。
このうち、可動フロントケース210には、前述したLCD211(液晶表示装置)が設けられており、さらに、このLCD211の上部側には、携帯電話機10の使用者の耳を当てて音声を聞き取るための受話口212と撮影を行なうために内蔵されたカメラの撮影窓213とが設けられている。すなわち、受話口212の内側に相当する位置には、レシーバが、撮影窓213の内側に相当する位置には、カメラが設けられている。また、LCD211の下部側には3個の押しボタン214が配設されている。
また、図2に示すように、可動フロントケース210の表面のほぼ中央部には、液晶表示画面を視認するための表示窓215が設けられている。また、図3に示すように、固定リアケース120の裏面には、外部に警報を報知するための警報スイッチ150と、内部にバッテリが収納されたバッテリ収納部190とを設けている。
次に、図4〜図6を参照して、固定側筐体100を構成する固定フロントケース110及び固定リアケース120の内部構成について説明する。図4は、固定リアケース120の内部を示す構成図を、図5は、固定フロントケース110の内部を示す構成図をそれぞれ示している。
[固定リアケース120の内部構成]
先ず、図4を参照して、固定リアケース120の内部構成の詳細を説明する。図4に示すように、固定リアケース120は、薄型の箱形状に形成された筐体シャーシ121により構成され、この筐体シャーシ121の内部には、上から順に電波の送信及び外部からの電波の受信を行なうアンテナ130を埋設した樹脂製のホルダ140を固定するためのホルダ保持部122と、警報スイッチ150を固定するためのスイッチ保持部123と、スピーカ170(図5)用の通孔124と、回路基板160(図5)を保護するシールド部125とがそれぞれ形成されている。
そして、ホルダ保持部122にアンテナ130を埋設したホルダ140が取り付け固定されている。このように、アンテナ130を携帯電話機10のヒンジ300側に配設するのは、バッテリによるアンテナ感度の悪影響を回避するためである。なお、アンテナ130の構成の詳細については、本発明の特徴部分であるため、後述する。また、ホルダ140の角部(図4の右端部)には、取り付けネジ400(図6)を挿通させるための通孔141が形成されている。また、スイッチ保持部123には、警報スイッチ150が取り付け固定されている。
前述したように、警報スイッチ150をON操作することにより、所定の警報音を外部に報知することができる。同図に示すように、本実施例では、警報スイッチ150は、携帯電話機10の上部位置に設けられているため、使用者による使い勝手を容易とすることができる。
また、同図に示すように、固定リアケース120(筐体シャーシ121)の角部(図4の4箇所の位置)には、この固定リアケース120に固定フロントケース110を組み付け時に、取り付けネジ400により締結するための通孔127が形成された取り付け部128が立設されている。
[固定フロントケース110の内部構造]
次に、図5、6を参照して、固定フロントケース110の内部構成の詳細を説明する。図6は、アンテナ130と回路基板160との当接状態を示す側面図を示している。図5、6に示すように、固定フロントケース110は、固定リアケース120と同様に薄型の箱形状に形成された筐体シャーシ101により構成され、この筐体シャーシ101の内部には、携帯電話機10全体の制御を行なう回路基板160と、この回路基板160の上面側(図6の上側)に位置するスピーカ170を所定の位置に固定する固定板180とが設けられている。
この固定板180の一端部(図5の右側)には、切り欠き部181が形成されている。後述するように、固定フロントケース110と固定リアケース120の組み付け時に、アンテナ130の延出部132は、固定板180の切り欠き部181を通じて、回路基板160の接続端子161に当接することができる。また、固定板180には、スピーカ170の配設位置に隣接して、回路基板160よりも小型に形成された補助基板165が取り付け固定されている。
また、同図に示すように、固定フロントケース110(筐体シャーシ101)の角部(図5の4箇所の位置)には、この固定フロントケース110と固定リアケース120との組み付け時に、取り付けネジ400(図6)により両ケース110、120を締結するためのネジ孔102が形成された取り付け部103が立設されている。
ここで、本実施例に示す携帯電話機10の特徴は、アンテナ130の構成及びスピーカ170との位置関係に特徴がある。概略的には、固定フロントケース110内のスピーカ170の配設位置を下側にレイアウト変更(調整)することにより、アンテナ130とスピーカ170との干渉を回避する構成としている。このため、以下、前述した図6と図7及び図8を参照して、このアンテナ130の構成及びスピーカ170の位置関係の詳細について説明する。図7は、アンテナ130と回路基板160との当接状態を示す斜視図を、図8は、図6の平面図をそれぞれ示している。
すなわち、図6〜図8に示すように、アンテナ130は、長尺状に形成されたアンテナ本体131と、このアンテナ本体131の一端部(図4の左端部、図7、8の右端部)から延出されるとともに、アンテナ本体131と一体的に形成される延出部132とで構成されている。また、アンテナ本体131と延出部132との間には、取り付けネジ400を挿通させるための円孔133が形成されている。
アンテナ130の材料には、強度、電気伝導度、耐磨耗性、ばね特性が優れている「りん青銅」が使用され、アンテナ本体131から延出された延出部132の先端部には、金メッキが施されている。
ここで、アンテナ本体131は、全体が櫛歯状に構成されているため、アンテナ自体の長さ形状を短くさせることなく、通常のアンテナと同様の送受信機能を備えることができるうえ、アンテナ自体のサイズ(長さ寸法)を小型とすることができる。
そして、同図に示すように、固定フロントケース110と固定リアケース120とを組み付けた時に、スピーカ170の配設位置は、アンテナ130の配設位置及び回路基板160の接続端子161の配置位置よりも所定量下方(図5の下側、図6の左側)に位置する構成としている。このように、アンテナ130とスピーカ170とを所定量離隔させるレイアウト構成とすることにより、アンテナ130とスピーカ170との干渉を回避するとともに、アンテナ130とスピーカ170とが近接することによるアンテナ特性の弊害を回避することができる。
すなわち、固定フロントケース110と固定リアケース120を組み付ける場合には、固定リアケース120の4箇所の取り付け部128に形成した通孔127から取り付けネジ400(図6)を4本挿通させ、この取り付けネジ400を固定フロントケース110に設けた取り付け部103に形成した4箇所のネジ孔102に螺合させることにより締結固定する。
図6に示すように、取り付けネジ400は、固定リアケース120の取り付け部128に形成された通孔127とアンテナ130の円孔133、ホルダ140の通孔141を挿通し、固定フロントケース110の取り付け部103に形成されたネジ孔102に螺合するため、これにより、固定フロントケース110と固定リアケース120とを組み付け固定することができる。
以上説明したように、本実施例の携帯電話機10の場合、固定フロントケース110と固定リアケース120との組み付け時に、固定リアケース120に設けたアンテナ130の延出部132は、固定板180の切り欠き部181を通じて、回路基板160の接続端子161に当接することができ、これにより、アンテナ130と回路基板160との信号経路を導通させることができる。そして、この場合、固定フロントケース110に配設されているスピーカ170の位置は、アンテナ130の配設位置から離隔するとともに、このアンテナ130の延出部132と干渉しない位置に選定されているため、従来例で示したようなアンテナ130と回路基板160との間に介在する別部品(接続バネ部材)を不要とすることができる。
[他の実施例]
なお、本実施例では、ヒンジによる折り畳み方式の携帯電話機への適用例として説明したが、図示例のヒンジ構造に限らず各種ヒンジ構造に適用でき、さらには、ヒンジ構造による折り畳み方式に限らず、例えばスライド方式や平面内回転方式の連結部構成によって固定側筐体に対して可動側筐体を重ね合わせ自在としたものであっても同様に適用することができる。
また、本実施例では、携帯端末装置として、携帯電話機への適用例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、PDA(PersonalDigitalAssistants)のような小型情報処理端末、小型音楽再生装置、携帯テレビ、携帯型ゲーム機等の他の各種携帯端末装置の場合にも適用することができる。
(付記1)表示装置を有する可動側筐体と連結部を介して重ね合わせ自在に連結される固定側筐体とを備える携帯端末装置であって、
前記固定側筐体は、スピーカと、当該スピーカを支持固定する固定板と、当該固定板の下部に設けた回路基板とを有する第一の筐体ケースと、上部の位置にアンテナエレメントを有する第二の筐体ケースとから構成され、
前記アンテナエレメントは、アンテナ本体と、当該アンテナ本体の一端部から延出されるとともに、アンテナ本体と一体的に形成される延出部材とで構成され、
前記回路基板の一端部であって、前記アンテナエレメントの配設位置と対向する位置には、接続端子が設けられ、
前記第一の筐体ケースと前記第二の筐体ケースとの組み付け時には、前記アンテナエレメントの延出部材と前記回路基板の一端部に形成された接続端子とが当接することを特徴とする携帯端末装置。
(付記2)前記スピーカは、前記回路基板の一端部に形成された接続端子の配設位置よりも所定量離隔した下方の位置に配設されることを特徴とする付記1に記載の携帯端末装置。
(付記3)前記スピーカを支持固定する固定板の一端部には、切り欠き部が形成され、前記第一の筐体ケースと前記第二の筐体ケースとの組み付け時に、前記アンテナエレメントの延出部材は、前記固定板の切り欠き部を通じて、前記回路基板の接続端子に当接することを特徴とする付記1または2に記載の携帯端末装置。
(付記4)前記アンテナエレメントは、当該アンテナエレメントの材料を櫛歯状に形成することにより構成されていることを特徴とする付記1、2または3に記載の携帯端末装置。
(付記5)前記第二の筐体ケースの上部側であって、且つ、前記スピーカの配設位置より上部位置には、当該スピーカから所定の警報音を出力させるための警報スイッチが設けられることを特徴とする付記1〜4の何れか一つに記載の携帯端末装置。
(付記6)前記アンテナエレメントの延出部材は、前記第一の筐体ケースと前記第二の筐体ケースとの組み付け時に、前記回路基板の接続端子に対して弾性的に当接することを特徴とする付記1〜5の何れか一つに記載の携帯端末装置。
(付記7)前記アンテナエレメントの材料には、りん青銅が使用されるとともに、当該アンテナエレメントの延出部材には、金メッキが施されていることを特徴とする付記1〜6の何れか一つに記載の携帯端末装置。
以上のように、本発明に係る携帯端末装置は、多機能化された携帯電話機等の携帯端末装置に有用であり、特に、アンテナと回路基板との電気接続に関する部品点数を削減しコストダウンを図ることのできる携帯端末装置に適している。
本発明の実施例に係る携帯電話機を開いた時の状態を示す斜視図である。 本発明の実施例に係る携帯電話機を閉じた時の表面を示す斜視図である。 本発明の実施例に係る携帯電話機を閉じた時の裏面を示す斜視図である。 固定側筐体を構成する固定リアケースの内部を示す構成図である。 固定側筐体を構成する固定フロントケースの内部を示す構成図である。 アンテナと回路基板との当接状態を示す側面図である。 アンテナと回路基板との当接状態を示す斜視図である。 図6のアンテナと回路基板との当接状態を示す平面図である。 従来の固定側筐体を構成する固定リアケースの内部を示す構成図である。 従来の固定側筐体を構成する固定フロントケースの内部を示す構成図である。 従来のアンテナと回路基板との当接状態を示す斜視図である。 図11のアンテナと回路基板との当接状態を示す平面図である。
符号の説明
10 携帯電話機
100 固定側筐体
101、121 筐体シャーシ
110 固定フロントケース
111 ダイヤルキー
112 機能キー
113 メニューキー
114 電話帳キー
115 テレビ電話キー
116 カメラキー
117 送話口
118 発音口
120 固定リアケース
130、130a アンテナ
131、131a アンテナ本体
132 延出部
133 円孔
134 接続バネ部材
140 ホルダ
141 通孔
150 警報スイッチ
160 回路基板
161 接続端子
170 スピーカ
180 固定板
181 切り欠き部
190 バッテリ収納部
200 可動側筐体
210 可動フロントケース
211 LCD(液晶表示装置)
212 受話口
213 撮影窓
220 可動リアケース
300 ヒンジ
400 取り付けネジ

Claims (5)

  1. 表示装置を有する可動側筐体と連結部を介して重ね合わせ自在に連結される固定側筐体とを備える携帯端末装置であって、
    前記固定側筐体は、スピーカと、当該スピーカを支持固定する固定板と、当該固定板の下部に設けた回路基板とを有する第一の筐体ケースと、上部の位置にアンテナエレメントを有する第二の筐体ケースとから構成され、
    前記第一の筐体ケースおよび前記第二の筐体ケースは、前記第一の筐体ケースと前記第二の筐体ケースとを締結するための取り付けネジを螺合するためのネジ孔が設けられており、
    前記アンテナエレメントは、アンテナ本体と、当該アンテナ本体の一端部から延出されるとともに、アンテナ本体と一体的に形成される延出部材とで構成され、かつ、前記ネジ孔に螺合された前記取り付けネジを挿通させるための円孔が設けられており、
    前記回路基板の一端部であって、前記アンテナエレメントの配設位置と対向する位置には接続端子が設けられ、
    前記第一の筐体ケースと前記第二の筐体ケースとの組み付け時には、前記アンテナエレメントの延出部材と前記回路基板の一端部に形成された接続端子とが当接するとともに、前記取り付けネジが前記円孔を挿通して前記ネジ孔に螺合されることを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記スピーカは、前記回路基板の一端部に形成された接続端子の配設位置よりも所定量離隔した下方の位置に配設されることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記スピーカを支持固定する固定板の一端部には、切り欠き部が形成され、前記第一の筐体ケースと前記第二の筐体ケースとの組み付け時に、前記アンテナエレメントの延出部材は、前記固定板の切り欠き部を通じて、前記回路基板の接続端子に当接することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記アンテナエレメントは、当該アンテナエレメントの材料を櫛歯状に形成することにより構成されていることを特徴とする請求項1、2または3に記載の携帯端末装置。
  5. 前記第二の筐体ケースの上部側であって、且つ、前記スピーカの配設位置より上部位置には、当該スピーカから所定の警報音を出力させるための警報スイッチが設けられることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の携帯端末装置。
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