JP2003018264A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JP2003018264A
JP2003018264A JP2001199384A JP2001199384A JP2003018264A JP 2003018264 A JP2003018264 A JP 2003018264A JP 2001199384 A JP2001199384 A JP 2001199384A JP 2001199384 A JP2001199384 A JP 2001199384A JP 2003018264 A JP2003018264 A JP 2003018264A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置に対する静電気の侵入による誤動作
等や、表示装置部分から発生するノイズが無線特性に悪
影響を及ぼすことを効果的に防止する。 【解決手段】 回路基板22の表面側上部にLCDモジ
ュール24を取付け、このとき、回路基板22にLCD
モジュール24との電気的接続を図るコネクタ部28を
設ける。LCDモジュール24に、金属薄板からなるシ
ールド用プレート29を被せてその周囲を覆うと共に、
その係合部29aを、回路基板22の裏面側のシールド
ケース25の被係合部25aに係合させる。回路基板2
2に、グランドパターンに接続されたシールドフィンガ
ーと称される接触子30を3か所に設け、それらに接触
する接触片部31をシールド用プレート29に一体に設
ける。また、シールド用プレート29に、コネクタ部2
8のはみ出し部分の上方を隙間をもって覆うひさし部3
2を一体に設ける。シールド用プレート29にねじ止め
部33を一体に設け、回路基板22と共に外装ケースに
共締めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外装ケース内に、
表示装置を回路基板上に取付けられた状態で備える携帯
電話機などの無線通信装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】無線通信装置例えば携
帯電話機においては、近年の、表示装置(LCD)の大
型化、カラー化に伴い、次のような問題が発生してい
る。第1に、表示サイズが大きくなって信号線の本数も
多くなったため、外部からの静電気が、LCD及びその
ドライバに侵入しやすくなり、静電気による誤動作(最
悪の場合破壊)が起こりやすくなっている。第2に、L
CDは外装ケースの上部のアンテナに近い位置に配設さ
れる事情があるが、表示サイズが大きくなって制御部
(CPU)との信号のやり取りが頻繁に行われるため、
信号線から電気的ノイズが発生し、無線特性に悪影響を
及ぼす虞が大きくなっていた。
【0003】従来、携帯電話機のLCD周りの静電気対
策としては、LCDに導電テープを貼付けて何らかの手
段(ばね,導電クッション等)により回路基板のGND
パターン(アース)に接続する、あるいは、LCD及び
基板が収容される外装ケースに蒸着やイオンプレーティ
ングを施してやはり何らかの手段により回路基板のGN
Dパターンと接続するといったことが行われていた。こ
のとき、外部からの静電気を回路基板上のGNDパター
ンに逃がすことで効果があり、更に、基板のGNDと接
続することで電話機全体のGND容量が増加し無線特性
を安定させることが判っている。ところが、上記対策で
は、いずれも作業性が悪く、部品コストが高くなる等の
欠点があった。
【0004】そこで、近年では、別の対策として、図1
8に示すように、回路基板(プリント配線基板)1の上
部に実装されたLCDモジュール2に対し、例えば金属
薄板をLCDモジュール2の外形に対応した枠状にプレ
ス加工したシールド用プレート3を被せるように設ける
ことも行われている。この場合、回路基板1の裏面側に
は、無線部を構成する電子部品(図示せず)が実装され
ると共に、その部品実装部を覆うように箱状のシールド
ケース4が被せられるようになっている。
【0005】これに対し、前記シールド用プレート3の
左右の側面部には、奥方に延びるばね性を有する係合部
3aが一体に設けられ(図18(b)に一方のみ図
示)、この係合部3aが、前記シールドケース4の側壁
部に凹状に形成された被係合部4aに係合することによ
り、シールド用プレート3の機械的な固定及び電気的な
接続(シールドケース4を介した回路基板1のGNDパ
ターンへの接続)が図られるようになっている。
【0006】しかしながら、図18に示す従来構成で
は、係合部3aのばね性を利用した被係合部4aに対す
る接触のみによって、シールド用プレート3の機械的固
定及び電気的接続の双方を行うものであるため、電気的
な接続の確実性に劣り、例えば回路基板1に振動やひね
り等が加えられると、係合部3aと被係合部4aとの接
触が不安定となってしまい、静電気等に対するシールド
効果が十分に得られない虞があった。
【0007】尚、前記回路基板1の表面部には、LCD
モジュール2との電気的接続を行うためのコネクタ部5
(図18(a)に一部のみ図示)が設けられるが、この
コネクタ部5がシールド用プレート3からはみ出した位
置にあると、その部分のシールドができずに、コネクタ
部5(信号線)から発生するノイズによって、無線特性
に悪影響を及ぼす虞もあった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、表示装置に対する静電気の侵入による
誤動作等を効果的に防止すると共に、表示装置部分から
発生するノイズが無線特性に悪影響を及ぼすことを防止
することができる無線通信装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の無線通信装置は、回路基板上に、該回路基
板のグランドパターンに接続されたばね性を有する接触
子を実装すると共に、表示装置の周囲を囲むように取付
けられるシールド用プレートに、外側に突出し前記接触
子に接触する接触片部を設けるようにしている(請求項
1の発明)。
【0010】これによれば、シールド用プレートの接触
片部が、回路基板の接触子に接触することによって、シ
ールド用プレートの機械的固定とは別に、シールド用プ
レートのグランドパターンとの電気的な接続が図られる
ので、シールド用プレートを確実に回路基板のグランド
パターンに接続することが可能となる。この結果、表示
装置に対する静電気の侵入による誤動作等を効果的に防
止すると共に、表示装置部分から発生するノイズが無線
特性に悪影響を及ぼすことを防止することができる。
【0011】このとき、回路基板上に表示装置との電気
的接続を行うコネクタ部を設けたものにあっては、シー
ルド用プレートに、コネクタ部の上方を隙間をもって覆
うひさし部を、接触片部を兼ねるように設けることがで
きる(請求項2の発明)。これによれば、シールド用プ
レートのひさし部によって、コネクタ部の電磁シールド
を図ることができ、ノイズ発生に起因して無線特性に悪
影響を及ぼすことを効果的に防止することができる。
【0012】また、シールド用プレートを機械的に固定
するために、外装ケースに対し、回路基板と共にねじに
より共締めする構成を採用することもでき(請求項3の
発明)、これによれば、シールド用プレートの固定が確
実となって、接触片部を接触子に対し安定して接触させ
ることができ、また組付け作業の工程や部品数が増える
ことなく済ませることができる。さらには、複数個の接
触子及び接触片部を、表示装置の周囲にほぼ均等に配置
する構成とすれば(請求項4の発明)、シールド用プレ
ートと回路基板との電気的接続をより一層確実とするこ
とができ、より効果的となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を携帯電話機に適用
した一実施例について、図1ないし図9を参照しながら
説明する。まず、図8及び図9を参照して、無線通信装
置たる携帯電話機11の全体構成について簡単に述べ
る。この携帯電話機11は、携帯可能な大きさの縦長形
状をなす外装ケース12内に、各種部品を配設して構成
される。前記外装ケース12は、厚み方向に縦割りほぼ
二分割状とされた上ケース13と下ケース14とからな
り、図9に示すように、内部に後述する基板ユニット1
5を配設した状態で、両ケース13,14を突合わせ、
爪等による嵌合及びねじ16によるねじ止めにより結合
して構成されている。
【0014】前記外装ケース12(上ケース13)の前
面部には、そのほぼ下半部に位置してキー操作部17が
設けられている。詳しい説明は省略するが、このキー操
作部17は、上ケース13の下半部に複数個のキー孔を
形成すると共にその裏面側からキーパッドを配して成
り、複数個のダイヤルキーや、終了/電源キー、開始
(着信)キー、各種の機能キーなどを備えて構成されて
いる。そして、外装ケース12の前記キー操作部17の
上部に位置して表示部が設けられる。この表示部は、上
ケース13に設けられた透明の表示窓部13aの裏面側
に、後述するように、比較的大形でフルカラー表示可能
な表示装置(LCDモジュール)を配して構成されてい
る。
【0015】前記外装ケース12(上ケース13)の前
面の下端部には、送話音声を入力するための送話口18
が設けられ、上ケース13内には、その送話口18の裏
面側に位置して図示しないマイクが設けられている。ま
た、前記表示部の上部に位置して、受話音声を出力する
ための受話口19が設けられ、その受話口19の裏面側
に位置して音声を出力するためのスピーカ(図示せず)
が設けられている。尚、図示はしないが、前記下ケース
14の下部背面側には、電源となる電池パックが収容さ
れるようになっている。また、下ケース14内には、着
信音等を出力するためのスピーカ20が設けられてい
る。
【0016】さらに、外装ケース12の左側上部には、
無線通信用のアンテナ(ホイップアンテナ)21が設け
られている。このアンテナ21は、図9に示すように、
下ケース14内のアンテナ支持部14aに支持されてお
り、周知のように、ほとんどが外装ケース12内に収納
され上端のキャップ部21aのみが外装ケース12の上
面から突出している収納位置と、下端部を除くほぼ全体
が外装ケース12から上方に引出された引出位置との間
で、収納.引出し操作が可能とされている。
【0017】ここで、前記基板ユニット15について、
図1ないし図7も参照して述べる。この基板ユニット1
5は、回路基板(両面プリント配線基板)22に、大き
く分けて無線部及び制御部からなる電子回路を設けると
共に、図9に示すように、スイッチシート23及び表示
装置たるLCDモジュール24を取付けて構成されてい
る。この場合、前記スイッチシート23は、回路基板2
2の表面(上面)側下部に取付けられており、前記キー
操作部17(キーパッド)が押圧操作されることに応じ
て動作するようになっている。
【0018】また、図示は省略しているが、前記電子回
路(無線部及び制御部)は、回路基板22の主として裏
面側に多数の電子部品を実装して構成されている。この
とき、回路基板22の上部側には無線部が配設されるの
であるが、回路基板22の裏面部には、図1及び図2に
示すように、該無線部を構成する電子部品などを覆うシ
ールドケース25が被せられるように取付けられてい
る。このシールドケース25は、回路基板22と同等の
幅方向寸法を有し前面側が開放する薄形矩形箱状をなす
と共に、詳しく図示はしないが、プラスチックの表面に
メッキを施して構成されており、そのメッキ部分が、回
路基板22の図示しないグランドパターン(アース)に
電気的に接続されている。
【0019】そして、図2に示すように、前記LCDモ
ジュール24は、液晶パネル、ドライバIC、バックラ
イト等からなる周知のLCD本体26を、プラスチック
(例えばPC)製のLCDホルダ27により固定して構
成され、前記回路基板22と同等の幅寸法を有する矩形
状に構成されている。このLCDモジュール24は、前
記回路基板22の表面(上面)側の上部(前記表示窓部
13aに裏面側の位置)に、4か所の爪(図示せず)に
より固定されるようになっているのであるが、この場
合、図5に示すように、前記回路基板22には、2個の
位置決め用の穴22aが形成されており、LCDモジュ
ール24(LCDホルダ27)の裏面側に形成された2
本のピン27a(図2(a)に1個のみ図示)が、それ
ら穴22aに夫々挿入されて実装位置の位置決めがなさ
れるようになっている。
【0020】また、図5に示すように、前記回路基板2
2の上面には、前記LCDモジュール24との電気的接
続を図るためのコネクタ部28が設けられている。この
コネクタ部28は、回路基板2上の前記LCDモジュー
ル24の実装部分の上辺部に対応して、下部側にばね接
点を有する金属製の端子28aを横方向に多数個並べて
実装すると共に、それらをプラスチック製のホルダ28
bにより押さえて構成されている。
【0021】これに対し、詳しく図示はしないが、LC
Dモジュール24の裏面側には、コネクタ部28の各端
子28aに対応した接点が設けられており、LCDモジ
ュール24の取付状態で、各接点が各端子にばね接触す
ることにより電気的接続が図られるようになっている。
このとき、本実施例では、図1(a)に一部示すよう
に、LCDモジュール24の取付状態で、コネクタ部2
8の各端子28aの上端部が、LCDモジュール24の
上縁部から僅かにはみ出して位置するようになってい
る。
【0022】さて、前記LCDモジュール24には、図
1ないし図3に示すように、静電気及び電磁ノイズをシ
ールドするためのシールド用プレート29が装着される
ようになっている。このシールド用プレート29は、図
4にも示すように、導電性を有する材料、例えばステン
レス製の金属薄板をプレス加工して形成され、前記LC
Dモジュール24の前面の外縁部全周を覆うような前面
枠状部と、その四辺部から後方に立下がりLCDモジュ
ール24の周壁面を覆うように位置される周壁部とを有
した枠状をなしている。
【0023】このシールド用プレート29は、図9にも
示すように、回路基板22上のLCDモジュール24に
被せられてその周囲を囲むように設けられるのである
が、このとき、図1(b)及び図2(b)に示すよう
に、シールド用プレート29の左右の側面部には、後方
に延びるばね性を有する係合部29aが一体に設けら
れ、この係合部29aが、前記シールドケース25の側
壁部に凹状に形成された被係合部25aに係合するよう
になっている。これにて、シールド用プレート29の一
定の固定及び一定の電気的な接続(シールドケース25
を介した回路基板22のGNDパターンへの接続)が図
られるようになっている。
【0024】そして、前記回路基板22には、図1及び
図5等に示すように、複数個この場合3個のばね性を有
する接触子30が実装されている。この接触子30は、
金属薄板材を折曲げて構成されるシールドフィンガーと
称されるものからなり、図6及び図7に示すように、底
部30aの前後に立上り壁部30b,30bを一体に有
すると共に、前記底部30aの図で右端部から上方左側
に折返されるようにして前記立上り壁部30bよりも上
方に凸となるばね接触部30cを一体に有して構成され
る。
【0025】この接触子30は、回路基板22の上面
に、前記底部20aが例えばリフローはんだ付けされる
ことにより実装され、グランドパターンに電気的に接続
されるようになっている。本実施例では、図1,図5に
示すように、これら接触子30が、回路基板24のLC
Dモジュール24の実装部分の周囲のうち、上側の左右
両端側部分及び下側の右寄り部分の3か所に設けられて
おり、LCDモジュール24の周囲にバランス良く(ほ
ぼ均等に)配置されている。
【0026】これに対し、図1〜図4に示すように、前
記シールド用プレート29には、前記各接触子30の実
装位置に対応して、各接触子30(ばね接触部30c)
に上方から接触する接触片部31が一体に設けられてい
る。この接触片部31は、シールド用プレート29の周
壁部の下部から直角に折曲げられて外側に突出し、回路
基板22の表面と平行に延びるように設けられ(図1
(b)及び図2(a)参照)、シールド用プレート29
の取付状態でばね接触部30cに圧接(弾接)するよう
に設けられている。これにて、シールド用プレート29
の取付状態で、シールド用プレート29と各接触子30
(ひいては回路基板22のグランドパターン)との電気
的接続が図られるようになっている。
【0027】また、本実施例では、図1(a)及び図4
に示すように、前記シールド用プレート29の上辺部に
は、周壁部の下部から直角に折曲げられて外側に突出
し、前記コネクタ部28のはみ出し部分の上方を隙間を
もって覆うひさし部32が一体に設けられている。この
場合、ひさし部32は、前記接触片部31と同等の高さ
で、シールド用プレート29の上辺部左右の接触片部3
1と連続して設けられており、それら接触片部31部分
においては、接触片部31がひさし部32の一部を兼用
するようになっている。
【0028】さらに、本実施例では、図1(a)及び図
4に示すように、前記シールド用プレート29の上辺部
の左右両端部から上方に延びるように、ねじ挿通孔33
aを有したねじ止め部33が一体に設けられている。こ
のとき、図5に示すように、回路基板22にも、左右の
ねじ止め部33(ねじ挿通孔33a)に対応した位置に
2個のねじ挿通孔22bが形成されており、シールド用
プレート29の取付状態で、ねじ止め部33が回路基板
22上に重なると共に、ねじ挿通孔33aとねじ挿通孔
22bとがラップするようになっている。
【0029】そして、図9に示すように、2本のねじ3
4が、下方から各ねじ挿通孔22b及びねじ挿通孔33
aに順に通された状態で、上ケース13の裏面側に形成
されたねじボス部(図示せず)に締付けられるようにな
っており、もって、回路基板22が上ケース13に対し
てねじ止めにより取付けられ、このとき、シールド用プ
レート29が共締めにより回路基板22(上ケース1
3)に固定されるようになっている。尚、このとき、図
示はしていないが、回路基板22上のねじ挿通孔22b
の周囲には、グランドパターンに接続されたランドが形
成されており、該ランドとねじ止め部33との電気的な
接続も図られるようになっている。
【0030】上記構成においては、LCDモジュール2
4の周囲を囲むようにシールド用プレート29が設けら
れていると共に、そのシールド用プレート29が回路基
板22のグランドパターン(アース)に電気的に接続さ
れているので、外部からの静電気がシールドされてLC
Dモジュール24に侵入することが未然に防止され、こ
れと共に、LCDモジュール24の信号線(コネクタ部
28)から発生する電気的ノイズがシールドされるよう
になる。この場合、外部からの静電気を回路基板22上
のグランドパターンに逃がすことで効果があり、更に、
回路基板22のグランドパターンと接続することで携帯
電話機1全体のGND容量が増加し無線特性を安定させ
る。
【0031】このとき、シールド用プレート29は、従
来と同様に、左右の係合部29aがシールドケース25
の被係合部25aに係合することによって機械的及び電
気的な接続が図られるのであるが、これに加えて、シー
ルド用プレート29に形成した接触片部31が、回路基
板22の接触子30に接触することによって、シールド
用プレート29の機械的固定とは別に、シールド用プレ
ート29のグランドパターンとの電気的な接続が図られ
るので、シールド用プレート29を確実に回路基板22
のグランドパターンに接続することが可能となる。
【0032】また、複数個の接触子30及び接触片部3
1をLCDモジュール24の周囲にバランス良く配置し
たことにより、例えばシールド用プレート29が傾き
(部分的な浮上り)が生じたような場合でも、少なくと
もいずれかの接触子30と接触片部31との接触状態が
確保されるので、シールド用プレート29と回路基板2
2との電気的接続を一層確実とすることができる。
【0033】さらに、シールド用プレート29は、上辺
部の接触子30と接触片部31との接触部分の近傍に位
置されたねじ止め部33によって回路基板22(上ケー
ス13)に固定されるので、シールド用プレート29の
固定が確実となってシールド用プレート29の上辺部に
おける浮上りを防止することができ、上辺部における接
触子30と接触片部31とを、一定の圧力で安定して接
触させることができる。しかも本実施例では、ねじ止め
部33においても、電気的な接続が図られることによ
り、より一層接続を確実とすることができる。
【0034】そして、本実施例では、回路基板22のコ
ネクタ部28の一部が、LCDモジュール24の上辺部
からはみ出している構成とされているが、シールド用プ
レート29にひさし部32を設けてそのはみ出し部分の
上方を覆うようにしたので、コネクタ部28から発生す
るノイズをシールドすることができる。
【0035】このように本実施例によれば、係合部3a
の被係合部4aに対する接触のみによってシールド用プ
レート3の機械的固定及び電気的接続の双方を行うよう
にしていた従来のものと異なり、接触子30と接触片部
31とにより、シールド用プレート29の回路基板22
のグランドパターンに対する電気的接続を確実に行うこ
とができる。この結果、LCDモジュール24に対する
静電気の侵入による誤動作等を効果的に防止することが
できると共に、LCDモジュール24がアンテナ21に
近い位置に配設される事情があっても、LCDモジュー
ル24部分から発生するノイズが無線特性に悪影響を及
ぼすことを防止することができるという優れた効果を奏
する。
【0036】また、特に本実施例では、シールド用プレ
ート29に、コネクタ部28の上方を隙間をもって覆う
ひさし部32を接触片部31の一部を兼ねるように設け
たので、コネクタ部28のシールドを効果的に図ること
ができる。さらには、シールド用プレート29を、回路
基板22と共にねじ34により上ケース13に共締めす
る構成を採用したので、シールド用プレート29の固定
が確実となって接触片部31を接触子30に対し安定し
て接触させることができ、また組付け作業の工程や部品
数が増えることなく済ませることができるといった利点
も得ることができるものである。
【0037】図10〜図17は、各々本発明の他の実施
例(互いに異なる実施例)を示しており、シールド用プ
レートに一体に形成される接触片部(それに伴い回路基
板に設けられる接触子)の個数や位置、ひさし部の形
状、ねじ止め部の個数等が上記した実施例と相違してい
る。従って、上記実施例と同一部分については同一符号
を付して詳しい説明を省略し、以下、上記実施例と異な
る点についてのみ述べる。尚、便宜上、シールド用プレ
ートについては全てに符号「29」を付し、回路基板に
ついても符号「22」を付すこととする。
【0038】図10に示すシールド用プレート29は、
その上辺部の左右部に接触片部31が設けられ、下辺部
においては、中央部に1個の接触片部41が設けられて
いる。このとき、回路基板22には、その接触片部41
の位置に応じた接触子42が設けられている。これによ
れば、接触子30,42及び接触片部31,41の配置
のバランスがより良くなる(LCDモジュール24の周
囲により均等に配置される)。
【0039】図11に示すシールド用プレート29は、
その上辺部の左右部に接触片部31が設けられ、下辺部
においても、その左右部に接触片部43,43が設けら
れており、それに対応して回路基板22に接触子44が
設けられている。これによれば、接触子30,44及び
接触片部31,43の配置のバランスがより一層良くな
り、安定した接触状態が得られる。
【0040】図12に示すシールド用プレート29は、
図10のものと同様に、下辺部の中央部に1個の接触片
部41を有すると共に、ねじ挿通孔45aを有するねじ
止め部45が、下辺部の左右の端部にも夫々設けられ、
合計4か所でねじ止め(共締め)されるようになってい
る。このとき、回路基板22には、ねじ挿通孔45aに
対応したねじ挿通孔22bが設けられていると共に、上
ケース13にはそれに対応したねじボス部が設けられて
いることも勿論である。これによれば、シールド用プレ
ート29をより確実に固定でき、全ての接触片部31,
41の接触子30,42に対するより安定した接触状態
を確保することができる。
【0041】図13に示すシールド用プレート29は、
図11のものと同様に、その下辺部の左右部に接触片部
43が設けられ、それに加え、図12と同様に、ねじ挿
通孔45aを有するねじ止め部45を、下辺部の左右の
端部にも夫々設けるようにしている。これによれば、接
触子30,44と接触片部31,43との安定した接触
状態が得られると共に、シールド用プレート29をより
確実に固定できる。
【0042】図14に示すシールド用プレート29は、
上辺部に一体に設けられるひさし部46を、上記一実施
例のひさし部32よりも更に左右に長く構成している。
従って、シールド用プレート29の上辺部の接触片部3
1は、ひさし部46の途中部から突出するように設けら
れていることになる。これにより、コネクタ部28全体
をひさし部46にてシールドすることができ、コネクタ
部28に対するシールド効果を高めることができる。
【0043】図15に示すシールド用プレート29は、
ひさし部47を、接触子30に接するような幅広に(突
出方向の寸法を全体に長く)構成しており、この場合、
ひさし部47の左右部位が、接触子30に接触する接触
片部を兼用するようになる。これにより、ひさし部47
が大きくなってコネクタ部28に対するシールド効果を
高めることができる。
【0044】図16に示すシールド用プレート29は、
ひさし部48の中央部に、さらに外側に突出するように
して接触片部49を連続して有しており、回路基板22
には、その接触片部49に対応して接触子50が設けら
れている。このように、回路基板22の接触子30,5
0と、シールド用プレート29の接触片部31,49と
の接触を、LCDモジュール24の上辺部側にて1か
所、下辺部側にて1か所の計2か所としても良く、これ
によっても同様の効果を得ることができる。
【0045】図17に示すシールド用プレート29は、
図15に示すものと同様の幅広なひさし部47を有して
おり、また回路基板22には、図16に示すものと同様
にLCDモジュール24の上辺部の中央部に対応して1
個の接触子50が設けられている。これにて、ひさし部
47の中央部が接触子50に接触する接触片部を兼用す
るようになる。これにより、やはり大きなひさし部47
によりコネクタ部28に対するシールド効果を高めるこ
とができる。
【0046】尚、上記実施例では、シールド用プレート
29を回路基板22と共に外装ケース12に対しねじ3
4により共締めするようにしたが、例えば回路基板に対
してのみねじ止めしたり、LCDモジュール24のLC
Dホルダ27に対して爪により嵌合固定する等、シール
ド用プレート29の機械的な固定は、他の手段により行
うようにしても良い。その他、本発明は携帯電話機に限
らず、PHS端末機や、トランシーバ、PDA、携帯型
ナビゲーション装置、ハンディタイプのバーコードリー
ダ等、表示装置を備えまた無線通信機能を有する小型の
無線通信装置全般に適用することができるなど、要旨を
逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、基板ユニット
の上半部の正面図(a)及び右側面図(b)
【図2】図1(a)のX−X線に沿う断面図(a)及び
Y−Y線に沿う断面図(b)
【図3】基板ユニットの上半部の斜視図
【図4】シールド用プレートの正面図
【図5】LCDモジュール実装前の回路基板の上半部の
正面図
【図6】接触子の正面図(a),上面図(b),側面図
(c)
【図7】接触子の断面図(図6(b)のZ−Z線に沿う
断面図)
【図8】携帯電話機の正面図(a)及び側面図(b)
【図9】携帯電話機の分解斜視図
【図10】本発明の他の実施例(その1)を示す図1
(a)相当図
【図11】本発明の他の実施例(その2)を示す図1
(a)相当図
【図12】本発明の他の実施例(その3)を示す図1
(a)相当図
【図13】本発明の他の実施例(その4)を示す図1
(a)相当図
【図14】本発明の他の実施例(その5)を示す図1
(a)相当図
【図15】本発明の他の実施例(その6)を示す図1
(a)相当図
【図16】本発明の他の実施例(その7)を示す図1
(a)相当図
【図17】本発明の他の実施例(その8)を示す図1
(a)相当図
【図18】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】 図面中、11は携帯電話機(無線通信装置)、12は外
装ケース、13は上ケース、14は下ケース、15は基
板ユニット、21はアンテナ、22は回路基板、22b
はねじ挿通孔、24はLCDモジュール(表示装置)、
25はシールドケース、25aは被係合部、28はコネ
クタ部、28aは端子、29はシールド用プレート、2
9aは係合部、30,42,44,50は接触子、3
1,41,43,49は接触片部、32,46,47,
48はひさし部、33,45はねじ止め部、33a,4
5aはねじ挿通孔、34はねじを示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装ケース内に、表示装置を回路基板上
    に取付けられた状態で備える無線通信装置において、 前記表示装置の周囲を囲むように、導電性を有する枠状
    のシールド用プレートを取付け、 前記回路基板上に、該回路基板のグランドパターンに接
    続されたばね性を有する接触子を実装すると共に、 前記シールド用プレートに、外側に突出し前記接触子に
    接触する接触片部を設けたことを特徴とする無線通信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記回路基板上には、前記表示装置との
    電気的接続を行うコネクタ部が設けられており、前記シ
    ールド用プレートには、前記コネクタ部の上方を隙間を
    もって覆うひさし部が形成されていると共に、そのひさ
    し部が前記接触片部を兼ねていることを特徴とする請求
    項1記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記シールド用プレートは、前記外装ケ
    ースに対し、前記回路基板と共にねじにより共締めされ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の無線通信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記接触子及び接触片部は、複数個が前
    記表示装置の周囲にほぼ均等に配置されていることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の無線通信
    装置。
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